JP2021047160A - 振動再現装置 - Google Patents

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稲川 敏規
Toshiki Inagawa
敏規 稲川
阿久津 進
Susumu Akutsu
進 阿久津
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Abstract

【課題】 路面の上下方向の起伏に加えて突起又は凹部を有する所定の道路を検査車両が走行した際の振動を再現することができる振動再現装置を提供する。【解決手段】 振動再現装置2は、回転ローラ3、支持ローラ4、回転モータ11及びコントローラ12を備える。回転ローラ3は、タイヤVaが載せられる載置台6と、載置台6を回転ローラ3の径方向に移動させるためのサーボモータ7と、減速機8とを備える。コントローラ12は、回転ローラ3の載置台6の突出を制御し、さらに、検査車両VのタイヤVaに当接する載置台6を、さらに径方向外側に突出させるように、サーボモータ7を駆動する。このような制御により、検査車両Vが上下方向の起伏及び突起を有する所定の道路を走行した際の振動を再現することができる。【選択図】 図2

Description

本発明は、検査車両への振動を再現する振動再現装置に関する。
検査車両の検査として、検査車両が所定の道路を走行した際の振動を再現する振動再現装置を用いた検査が知られている。
特許文献1に記載の振動再現装置(ロードテスタ)では、外周面に突起(突部)が設けられて検査車両のタイヤが載せられる回転ローラと、回転ローラとの間で検査車両のタイヤを支持する支持ローラとを備え、回転ローラの回転により、突起が検査車両のタイヤに当接するので、検査車両が路面に突起がある所定の道路を走行した際の振動を再現することができる。
特開2017−009545号公報
特許文献1に記載の振動再現装置では、回転ローラに設けられた突起は固定されており、突起はなく上下方向に起伏(アップダウン)している道路を再現することができない。さらに、突出量の異なる突起を検査車両のタイヤに当接させて検査する場合には、回転ローラを取り換える必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、路面の上下方向の起伏に加えて突起又は凹部を有する所定の道路を検査車両が走行した際の振動を再現することができる振動再現装置を提供することを目的とする。
本発明の振動再現装置は、検査車両への振動を再現する振動再現装置であって、前記検査車両の車輪の回転軸線に平行な回転軸線を有し、周方向に並べられる複数の載置部を備える回転ローラと、前記複数の載置部のうちの所定数の前記載置部を前記回転ローラの径方向に変位させる変位機構と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、回転ローラの載置部を径方向に変位させることで、載置部に車輪が載せられた検査車両を上下方向に傾斜させることができ、この傾斜させた状態で回転ローラ及び車輪を回転させることで、上下方向の起伏を有する所定の道路を再現することができる。さらに、検査車両の車輪に当接する載置部において、隣り合う載置部との変位量を変えることで、突起又は凹部を有する所定の道路を再現することができる。これにより、路面の車両走行方向における上下方向の起伏に加えて、突起又は凹部を有する所定の道路を検査車両が走行した際の振動を再現することができ、さらには、突起が検査車両の車輪に当接する際の振動として高周波の振動を再現することができる。
また、前記回転ローラを所定の回転数で回転させる回転制御手段を備えることが好ましい。
この構成によれば、回転ローラを回転させることで検査車両の車輪を回転させることができ、回転ローラを所定の回転数で回転させた場合に応じた回転速度で検査車両の車輪を回転させることができる。これにより、回転ローラの所定の回転数を変えることで、検査車両の走行速度を変えることができる。
さらに、前記変位機構は、前記所定数の前記載置部の変位量を外部から制御可能なアクチュエータで構成され、前記検査車両の車輪と前記回転ローラとを回転させた状態で、前記所定数の前記載置部を前記アクチュエータにより前記回転ローラの径方向に変位させる変位制御手段を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、変位制御手段によりアクチュエータの駆動を制御することで、所定数の載置部を自動で変位させることができ、さらに、所定数の載置部の変位量も自動で制御することができる。これにより、所定の道路の再現性を向上することができる。
また、前記変位機構により、隣り合う前記載置部の前記回転ローラの径方向への変位量を変えることで、前記検査車両の車輪に当接する突起の突出量、又は、前記検査車両の車輪に当接する凹部の凹量を変えることが好ましい。
この構成によれば、再現する突起の突出量、又は、凹部の凹量を容易に換えることができ、突出量の異なる突起、又は、凹量の異なる凹部に検査車両のタイヤが当接した際の振動を容易に再現することができる。
さらに、前記複数の載置部は、取り外し可能であることが好ましい。
この構成によれば、形状が異なる載置部を取り付けることができるので、様々な突起を再現することができる。
本発明の振動再現装置を概略的に示す側面図。 車両が登り坂を登っている状況を再現したときの振動再現装置を概略的に示す側面図。 車両が下り坂を下っている状況を再現したときの振動再現装置を概略的に示す側面図。 上下方向にうねり、突起がある道路を車両が走行している状態を概略的に示すタイムチャート。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
先ず、振動再現装置2の構造の一例について説明する。
振動再現装置2は、回転ローラ3と、支持ローラ4とを備え、検査車両Vが所定の道路を走行した際の振動を再現するものである。回転ローラ3及び支持ローラ4は、4輪である検査車両Vの4本のタイヤVa(車輪)に応じて4個設けられ、タイヤVaの回転軸線に平行な回転軸線を有するように配置されている。支持ローラ4は、タイヤVaに接するように移動機構(図示せず)により移動可能に設けられている。
回転ローラ3は、タイヤVaが載せられる載置台6(載置部)と、載置台6を回転ローラ3の径方向に移動させるためのサーボモータ7と、減速機8とを備え、軸部3aを回転中心として回転可能に設けられている。減速機8は、サーボモータ7の回転を減速して、載置台6を径方向に移動する力に変換する。載置台6は、減速機8の径方向に移動可能な軸部8aに取り外し可能に取り付けられている。
載置台6は、回転ローラ3の周方向に30°ピッチで12個配置され、それぞれタイヤVaの幅方向において複数列(例えば、3列)配置されている。すなわち、載置台6は、36個配置され、36個の載置台6に対応してサーボモータ7及び減速機8も36個配置されている。36個の載置台6のそれぞれは、隣り合う部分の角部が鋭角(例えば、90°)に形成されている。本実施形態では、サーボモータ7及び減速機8によりアクチュエータ(変位機構)が構成される。
振動再現装置2は、4個の回転ローラ3の軸部3aのそれぞれを回転させる4個の回転モータ11と、36個のサーボモータ7及び回転モータ11を制御するコントローラ12(制御手段)とを備える。回転ローラ3は、サーボモータ7及び回転モータ11に電力を伝達するための周知の外ストップリング15及び内ストップリング16を備える。
[振動再現]
図2〜図4に示すように、振動再現装置2を用いて、検査車両Vが所定の道路を走行した際の振動を再現するときの制御フローについて説明する。なお、図4では、載置台6の基準位置からの突出量を誇張して描いている。また、図4では、t1〜t21の各タイミングを簡易的に示している。
先ず、図1に示すように、ギアをニュートラルに設定した状態の検査車両Vの前側のタイヤVaを、前側の回転ローラ3及び支持ローラ4に載せ、後側のタイヤVaを、後側の回転ローラ3及び支持ローラ4に載せる。これにより、4個の回転ローラ3の回転により、4本のタイヤVaが回転可能な状態となる。
[時刻:t1]
次に、コントローラ12は、4個の回転モータ11を駆動して、4個の回転ローラ3を所定の回転数で回転させる(時刻:t1)。コントローラ12は、メモリ(図示せず)に記憶された駆動データに基いて、4個の回転モータ11の駆動を制御する。本実施形態では、例えば、上下方向にうねり(登った後に下る、を繰り返す道路)、路面に第1〜第4突起がある所定の道路を検査車両Vが走行する状況を再現する駆動データである。また、上記した回転ローラ3の所定の回転数を変えることで、検査車両が所定の道路を走行する際に走行速度を変えることができる。
t1では、前側の2個の回転ローラ3の載置台6、及び後側の2個の回転ローラ3の載置台6は、基準位置(図1参照)に位置する。
[時刻:t2]
コントローラ12は、前側の2個の回転ローラ3の載置台6を、t1からt2までの間で徐々に、基準位置(図1参照)から第1突出位置(図2参照)まで径方向外側に突出させるように、サーボモータ7を駆動する。サーボモータ7の駆動により、減速機8の軸部8aが径方向外側に突出し、前側の載置台6が径方向外側に突出する。なお、t1からt6に到達するまでの間、後側の2個の回転ローラ3の載置台6は、基準位置に位置する。
コントローラ12は、t2で、前側の回転ローラ3の載置台6のうち、前側のタイヤVaに当接する載置台6を、第2突出位置まで突出させるように、サーボモータ7を駆動する。
サーボモータ7の駆動により、減速機8の軸部8aが径方向外側に突出し、前側の回転ローラ3の載置台6のうち、前側のタイヤVaに当接する載置台6第2突出位置まで突出する。前側の支持ローラ4は、前側のタイヤVaに接するように移動機構により移動される。
[時刻:t3]
コントローラ12は、t2からt3に到達するまでの間、前側の回転ローラ3の載置台6のうち、前側のタイヤVaに当接する載置台6を第2突出位置に保った後、t3で、第1突出位置まで引っ込むように、サーボモータ7を駆動する。t2からt3までの間、第2突出位置に位置する載置台6は、所定の道路における前側のタイヤVaに当接する第1突起を再現する。
[時刻:t4]
コントローラ12は、t3からt4に到達するまでの間、前側の2個の回転ローラ3の載置台6を第1突出位置に保ち、t4で、前側の回転ローラ3の載置台6のうち、前側のタイヤVaに当接する載置台6を、第2突出位置まで径方向外側に突出させるように、サーボモータ7を駆動する。
サーボモータ7の駆動により、減速機8の軸部8aが径方向外側に突出し、前側の回転ローラ3の載置台6のうち、前側のタイヤVaに当接する載置台6が、第2突出位置まで突出する。
[時刻:t5]
コントローラ12は、t4からt5に到達するまでの間、前側の回転ローラ3の載置台6のうち、前側のタイヤVaに当接する載置台6を第2突出位置に保った後、t5で、第1突出位置まで引っ込むように、サーボモータ7を駆動する。t4からt5までの間、第2突出位置に位置する載置台6は、所定の道路における前側のタイヤVaに当接する第2突起を再現する。
このような制御により、検査車両Vが突起を有する登り坂を登っている(所定の道路を走行している)状況を再現することができる。なお、前側の2個の回転ローラ3の載置台6の突出量を変えることで、再現する登り坂の角度を変えることができる。また、第2突出位置における載置台6の突出量を変えることで、再現する突起の突出量を変えることができる。
[時刻:t6]
コントローラ12は、t1からt6に到達するまでの間、後側の2個の回転ローラ3の載置台6を基準位置に保ち、t6で、後側の回転ローラ3の載置台6のうち、後側のタイヤVaに当接する載置台6を、第3突出位置まで突出させるように、サーボモータ7を駆動する。
サーボモータ7の駆動により、減速機8の軸部8aが径方向外側に突出し、後側の回転ローラ3の載置台6のうち、後側のタイヤVaに当接する載置台6が、第3突出位置まで突出する。後側の支持ローラ4は、後側のタイヤVaに接するように移動機構により移動される。
[時刻:t7]
コントローラ12は、t6からt7に到達するまでの間、後側の回転ローラ3の載置台6のうち、後側のタイヤVaに当接する載置台6を第3突出位置に保った後、t7で、基準位置まで引っ込むように、サーボモータ7を駆動する。t6からt7までの間、第3突出位置に位置する載置台6は、所定の道路における後側のタイヤVaに当接する第1突起を再現する。
後側の回転ローラ3の載置台6のうち、後側のタイヤVaに当接する載置台6を第3突出位置に位置させて、突起を再現する制御(t6からt7)は、t2からt3で再現された第1突起が、検査車両Vの走行に伴って後側のタイヤVaに当接することを再現させるものである。以下でも同様に、コントローラ12は、路面に形成された同じ突起が、前側のタイヤVaと後側のタイヤVaとに当接するように制御する。
[時刻:t8、t11]
コントローラ12は、t5からt8に到達するまでの間、前側の2個の回転ローラ3の載置台6を第1突出位置に保ち、t8からt11までの間で徐々に、第1突出位置から基準位置まで径方向内側に引っ込ませるように、サーボモータ7を駆動する。
[時刻:t9]
コントローラ12は、t7からt9に到達するまでの間、後側の2個の回転ローラ3の載置台6を基準位置に保ち、t9で、後側の回転ローラ3の載置台6のうち、後側のタイヤVaに当接する載置台6を、第3突出位置まで突出させるように、サーボモータ7を駆動する。
サーボモータ7の駆動により、減速機8の軸部8aが径方向外側に突出し、後側の回転ローラ3の載置台6のうち、後側のタイヤVaに当接する載置台6が、第3突出位置まで突出する。
[時刻:t10]
コントローラ12は、t9からt10に到達するまでの間、後側の回転ローラ3の載置台6のうち、後側のタイヤVaに当接する載置台6を第3突出位置に保った後、t10で、基準位置まで引っ込むように、サーボモータ7を駆動する。t9からt10までの間、第3突出位置に位置する載置台6は、所定の道路における後側のタイヤVaに当接する第2突起を再現する。
[時刻:t12]
コントローラ12は、t11からt12に到達するまでの間、前側の2個の回転ローラ3の載置台6を基準位置に保ち、t12で、前側の回転ローラ3の載置台6のうち、前側のタイヤVaに当接する載置台6を、第3突出位置まで突出させるように、サーボモータ7を駆動する。
サーボモータ7の駆動により、減速機8の軸部8aが径方向外側に突出し、前側の回転ローラ3の載置台6のうち、前側のタイヤVaに当接する載置台6が、第3突出位置まで突出する。
[時刻:t13]
コントローラ12は、t12からt13に到達するまでの間、前側の回転ローラ3の載置台6のうち、前側のタイヤVaに当接する載置台6を第3突出位置に保った後、t13で、基準位置まで引っ込むように、サーボモータ7を駆動する。t12からt13までの間、第3突出位置に位置する載置台6は、所定の道路における前側のタイヤVaに当接する第3突起を再現する。
[時刻:t14]
コントローラ12は、t10からt11に到達するまでの間、後側の2個の回転ローラ3の載置台6を基準位置に保ち、t11からt14までの間で徐々に、基準位置(図1参照)から第1突出位置(図3参照)まで径方向外側に突出させるように、サーボモータ7を駆動する。
[時刻:t15]
コントローラ12は、t13からt15に到達するまでの間、前側の2個の回転ローラ3の載置台6を基準位置に保ち、t15で、前側の回転ローラ3の載置台6のうち、前側のタイヤVaに当接する載置台6を、第3突出位置まで突出させるように、サーボモータ7を駆動する。
サーボモータ7の駆動により、減速機8の軸部8aが径方向外側に突出し、前側の回転ローラ3の載置台6のうち、前側のタイヤVaに当接する載置台6が、第3突出位置まで突出する。
[時刻:t16]
コントローラ12は、t15からt16に到達するまでの間、前側の回転ローラ3の載置台6のうち、前側のタイヤVaに当接する載置台6を第3突出位置に保った後、t16で、基準位置まで引っ込むように、サーボモータ7を駆動する。t15からt16までの間、第3突出位置に位置する載置台6は、所定の道路における前側のタイヤVaに当接する第4突起を再現する。
[時刻:t17]
コントローラ12は、t14からt17に到達するまでの間、後側の2個の回転ローラ3の載置台6を第1突出位置に保ち、t17で、後側の回転ローラ3の載置台6のうち、後側のタイヤVaに当接する載置台6を、第2突出位置まで突出させるように、サーボモータ7を駆動する。
サーボモータ7の駆動により、減速機8の軸部8aが径方向外側に突出し、後側の回転ローラ3の載置台6のうち、後側のタイヤVaに当接する載置台6が、第2突出位置まで突出する。
[時刻:t18]
コントローラ12は、t17からt18に到達するまでの間、後側の回転ローラ3の載置台6のうち、後側のタイヤVaに当接する載置台6を第2突出位置に保った後、t20で、第1突出位置まで引っ込むように、サーボモータ7を駆動する。t17からt18までの間、第2突出位置に位置する載置台6は、所定の道路における後側のタイヤVaに当接する第3突起を再現する。
[時刻:t19、t21]
コントローラ12は、t19からt21までの間で徐々に、後側の2個の回転ローラ3の載置台6を、第1突出位置から基準位置まで径方向内側に引っ込ませるように、サーボモータ7を駆動する。
[時刻:t20]
コントローラ12は、t20で、後側の回転ローラ3の載置台6のうち、後側のタイヤVaに当接する載置台6を、第3突出位置まで突出させるように、サーボモータ7を駆動する。
サーボモータ7の駆動により、減速機8の軸部8aが径方向外側に突出し、後側の回転ローラ3の載置台6のうち、後側のタイヤVaに当接する載置台6が、第3突出位置まで突出する。
[時刻:t21]
コントローラ12は、t20からt21に到達するまでの間、後側の回転ローラ3の載置台6のうち、後側のタイヤVaに当接する載置台6を第3突出位置に保った後、t21で、基準位置まで引っ込むように、サーボモータ7を駆動する。t20からt21までの間、第3突出位置に位置する載置台6は、所定の道路における後側のタイヤVaに当接する第4突起を再現する。
このような制御により、検査車両Vが突起を有する下り坂を下っている(所定の道路を走行している)状況を再現することができる。なお、後側の2個の回転ローラ3の載置台6の突出量を変えることで、再現する下り坂の角度を変えることができる。
以上の制御を繰り返し行うことで、上下方向にうねり(登った後に下る道路)、路面に突起がある道路(所定の道路)を検査車両Vが走行した際の振動を再現することができる。
そして、上下方向にうねり、路面に突起がある道路(所定の道路)を検査車両Vが走行した際の振動を再現した状況における検査(騒音、取付部品の緩み等)を行う。
本実施形態では、載置台6は、タイヤVaに当接する部分が90°の角部で形成されているので、載置台6がタイヤVaに当接するときの振動として、高周波の振動をより一層正確に再現することができる。なお、載置台6は、取外し可能であり、形状の異なる載置台を取り付けることで、様々な突起を再現することができ、さらに、加える振動の周波数を変えることができる。また、載置部は、載置台に限らず、例えば、棒状や球体状のものでもよい。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、回転ローラ3を回転させることで検査車両VのタイヤVaを回転させているが、検査車両VのタイヤVaを回転させることで、回転ローラ3を回転させるようにしてもよい。この場合、前側のタイヤVaと後側のタイヤVaとのうち、一方のタイヤVaが回転された場合に他方のタイヤVaが追従して回転するようなリンク機構等を設けることが好ましい。
また、上記実施形態では、各回転ローラ3の各載置台6のそれぞれを、個別に移動可能にしているが、再現する振動を加えるのに必要な所定数の載置台6を移動可能にすればよい。
また、上記実施形態では、サーボモータ7及び減速機8により構成されるアクチュエータにより、載置台6を回転ローラ3の径方向に移動させているが、載置台6を回転ローラ3の径方向に移動可能に支持する支持部(変位機構)を設け、作業者が手動で載置台6を回転ローラ3の径方向に移動させるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、路面に突起がある道路(所定の道路)を検査車両Vが走行した際の振動を再現しているが、隣り合う載置台6の突出状態を変えることで、路面に凹部がある道路(所定の道路)を検査車両Vが走行した際の振動を再現することができる。この場合、載置台6の突出量を変えることで、凹部の凹量を変えることができる。
また、上記実施形態では、前側の2個の回転ローラ3の載置台6を同じように突出制御しているが、前側の2個の回転ローラ3の載置台6を異なる態様で突出制御するようにしてもよい。これにより、例えば、検査車両Vの左前のタイヤVaに当接する突起があり、検査車両Vの右前のタイヤVaに当接する突起はない所定の道路を検査車両Vが走行した際の振動を再現することができる。同様に、後側の2個の回転ローラ3の載置台6を異なる態様で突出制御するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、4輪の車両が走行した際の振動を再現する振動再現装置に本発明を実施しているが、1〜3輪及び5輪以上の車両に対する振動再現装置にも本発明は実施可能である。
2…振動再現装置、3…回転ローラ、6…載置台(載置部)、7…サーボモータ、8…減速機、11…回転モータ、12…コントローラ(回転制御手段、変位制御手段)、V…検査車両、Va…タイヤ(車輪)

Claims (5)

  1. 検査車両への振動を再現する振動再現装置であって、
    前記検査車両の車輪の回転軸線に平行な回転軸線を有し、周方向に並べられる複数の載置部を備える回転ローラと、
    前記複数の載置部のうちの所定数の前記載置部を前記回転ローラの径方向に変位させる変位機構と、
    を備えることを特徴とする振動再現装置。
  2. 請求項1に記載の振動再現装置において、
    前記回転ローラを所定の回転数で回転させる回転制御手段を備えることを特徴とする振動再現装置。
  3. 請求項2に記載の振動再現装置において、
    前記変位機構は、前記所定数の前記載置部の変位量を外部から制御可能なアクチュエータで構成され、
    前記検査車両の車輪と前記回転ローラとを回転させた状態で、前記所定数の前記載置部を前記アクチュエータにより前記回転ローラの径方向に変位させる変位制御手段を更に備えることを特徴とする振動再現装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の振動再現装置において、
    前記変位機構により、隣り合う前記載置部の前記回転ローラの径方向への変位量を変えることで、前記検査車両の車輪に当接する突起の突出量、又は、前記検査車両の車輪に当接する凹部の凹量を変えることを特徴とする振動再現装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の振動再現装置において、
    前記複数の載置部は、取り外し可能であることを特徴とする振動再現装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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