JP2021046282A - エレベータの利用者検知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアの開閉状態に応じて、利用者または物を正しく検知する。【解決手段】一実施形態に係るエレベータの利用者検知システムは、撮像手段と、検知エリア設定手段と、検知処理手段と、検知エリア変更手段とを備える。上記撮像手段は、乗りかご11から乗場15に向けてドアを含む所定の範囲内を撮影する。上記検知エリア設定手段は、上記撮影手段によって得られた撮影画像上に上記乗場15を含む検知エリアを設定する。上記検知処理手段は、上記検知エリア設定手段によって設定された上記検知エリア内の画像を用いて利用者または物を検知する。上記検知エリア変更手段は、上記ドアが戸閉方向または戸開方向に移動したときに、撮影画像上における上記ドアの先端部の位置を検出し、この検出された上記ドアの先端部の位置に基づいて上記検知エリアの範囲を変更する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータの利用者検知システムに関する。
通常、エレベータの乗りかごが乗場に到着して戸開すると、所定時間経過後に戸閉して出発する。その際、エレベータの利用者は乗りかごがいつ戸閉するのか分からないため、乗場から乗りかごに乗車するときに戸閉途中のドアにぶつかることがある。
このような乗車時のドアの衝突を回避するため、カメラの撮影画像を用いて乗りかごに乗車する利用者を検知し、その検知結果をドアの開閉制御に反映させるシステムがある。
特許第6092433号公報
上述したシステムでは、ドア全開時に予め設定された検知エリア内で利用者の有無を検知することを前提としており、例えば戸閉途中つまりドアが閉まりかけたとき、あるいは、ドアが戸閉途中から全開位置にリオープンするときの状況は想定されていない。このため、戸閉が開始されたときに、例えば間口の内側に移動するドアが検知エリア内に入り込まないように、十分な余裕を持って検知エリア全体を細長く縮小することが一般的である。
本発明が解決しようとする課題は、ドアの開閉状態に応じて、利用者または物を正しく検知することのできるエレベータの利用者検知システムを提供することである。
一実施形態に係るエレベータの利用者検知システムは、撮像手段と、検知エリア設定手段と、検知処理手段と、検知エリア変更手段とを備える。
上記撮像手段は、乗りかごから乗場に向けてドアを含む所定の範囲内を撮影する。上記検知エリア設定手段は、上記撮影手段によって得られた撮影画像上に上記乗場を含む検知エリアを設定する。上記検知処理手段は、上記検知エリア設定手段によって設定された上記検知エリア内の画像を用いて利用者または物を検知する。上記検知エリア変更手段は、上記ドアが戸閉方向または戸開方向に移動したときに、撮影画像上における上記ドアの先端部の位置を検出し、この検出された上記ドアの先端部の位置に基づいて上記検知エリアの範囲を変更する。
図1は一実施形態に係るエレベータの利用者検知システムの構成を示す図である。 図2は同実施形態における乗りかご内の出入口周辺部分の構成を示す図である。 図3は同実施形態におけるカメラの撮影画像の一例を示す図である。 図4は同実施形態における利用者検知システムの戸開時の利用者検知処理を示すフローチャートである。 図5は同実施形態における実空間での座標系を説明するための図である。 図6は同実施形態における撮影画像をブロック単位で区切った状態を示す図である。 図7は同実施形態における乗りかごのドアの全開時に設定された検知エリアの一例を示す図である。 図8は同実施形態における乗りかごのドアが図7の状態から戸閉方向に移動したときの検知エリアの一例を示す図である。 図9は同実施形態における乗りかごのドアが図8の状態からさらに戸閉方向に移動したときの検知エリアの一例を示す図である。 図10は同実施形態における世界座標系から画像座標系への透視投影変換するための図であり、図10(a)は画像座標系と、同図(b)は世界座標系を示している。 図11は同実施形態における撮影画像上におけるドア領域を説明するための図である。 図12は同実施形態におけるドア開閉機構の一例を示す図である。 図13は同実施形態におけるドアモータの回転量を用いた検知エリア変更処理(1)を示すフローチャートである。 図14は同実施形態におけるエッジ検出を用いた検知エリア変更処理(2)を示すフローチャートである。 図15は同実施形態における機械学習を用いた検知エリア変更処理(3)を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、以下の実施形態に記載した内容により発明が限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。説明をより明確にするため、図面において、各部分のサイズ、形状等を実際の実施態様に対して変更して模式的に表す場合もある。複数の図面において、対応する要素には同じ参照数字を付して、詳細な説明を省略する場合もある。
図1は一実施形態に係るエレベータの利用者検知システムの構成を示す図である。なお、ここでは、1台の乗りかごを例にして説明するが、複数台の乗りかごでも同様の構成である。
乗りかご11の出入口上部にカメラ12が設置されている。具体的には、カメラ12は、乗りかご11の出入口上部を覆う幕板11aの中にレンズ部分を直下方向、もしくは、乗場15側あるいは乗りかご11内部側に所定の角度だけ傾けて設置される。
カメラ12は、例えば車載カメラ等の小型の監視用カメラであり、広角レンズもしくは魚眼レンズを有し、1秒間に数コマ(例えば30コマ/秒)の画像を連続的に撮影可能である。カメラ12は、乗りかご11が各階の乗場15に到着したときに起動され、かごドア13付近を含めて撮影する。
このときの撮影範囲はL1+L2に調整されている(L1≫L2)。L1は乗場側の撮影範囲であり、かごドア13から乗場15に向けて所定の距離を有する。L2はかご側の撮影範囲であり、かごドア13からかご背面に向けて所定の距離を有する。なお、L1,L2は奥行き方向の範囲であり、幅方向(奥行き方向と直交する方向)の範囲については少なくとも乗りかご11の横幅より大きいものとする。
各階の乗場15において、乗りかご11の到着口には乗場ドア14が開閉自在に設置されている。乗場ドア14は、乗りかご11の到着時にかごドア13に係合して開閉動作する。なお、動力源(ドアモータ)は乗りかご11側にあり、乗場ドア14はかごドア13に追従して開閉するだけである。以下の説明においては、かごドア13を戸開している時には乗場ドア14も戸開しており、かごドア13が戸閉している時には乗場ドア14も戸閉しているものとする。
カメラ12によって連続的に撮影された各画像(映像)は、画像処理装置20によってリアルタイムに解析処理される。なお、図1では、便宜的に画像処理装置20を乗りかご11から取り出して示しているが、実際には、画像処理装置20はカメラ12と共に幕板11aの中に収納されている。
画像処理装置20には、記憶部21と検知部22とが備えられている。記憶部21は、カメラ12によって撮影された画像を逐次保存すると共に、検知部22の処理に必要なデータを一時的に保存しておくためのバッファエリアを有する。なお、記憶部21には、撮影画像に対する前処理として、歪み補正や拡大縮小、一部切り取り等の処理が施された画像が保存されるとしても良い。
検知部22は、カメラ12の撮影画像を用いてかごドア13付近にいる利用者を検知する。この検知部22を機能的に分けると、検知エリア設定部22a、検知処理部22b、検知エリア変更部22cで構成される。
検知エリア設定部22aは、カメラ12によって撮影された画像上に乗場15を含む検知エリアE1を設定する。詳しくは、後述するように、検知エリア設定部22aは、乗りかご11の出入口からシル18,47を含み、乗場15に向けて所定の距離L3を有する検知エリアE1を設定する(図3参照)。
検知処理部22bは、検知エリア設定部22aによって設定された検知エリアE1内の画像を用いて利用者または物を検知する。ここで言う「物」とは、例えば利用者の衣服や荷物、さらに車椅子等の移動体を含む。
検知エリア変更部22cは、かごドア13の開閉動作に応じて検知エリアE1の範囲を動的に変更する処理を行う。詳しくは、検知エリア変更部22cは、かごドア13の移動時に画像上における当該かごドア13の先端部の位置を検出し、この検出されたかごドア13の先端部の位置に基づいて検知エリアE1のX軸方向(戸開閉方向)のサイズを変更する。なお、画像処理装置20の一部あるいは全部の機能をかご制御装置30に持たせることでも良い。
かご制御装置30は、乗りかご11に設置される各種機器類(行先階ボタンや照明等)の動作を制御する。また、かご制御装置30は、戸開閉制御部31を備える。戸開閉制御部31は、乗りかご11が乗場15に到着したときのかごドア13の戸開閉を制御する。詳しくは、戸開閉制御部31は、乗りかご11が乗場15に到着したときにかごドア13を戸開し、所定時間経過後に戸閉する。ただし、かごドア13の戸閉動作中のときに、検知処理部22bによって利用者が検知された場合には、戸開閉制御部31は、かごドア13の戸閉動作を禁止して、かごドア13を全開方向にリオープンして戸開状態を維持する。
図2は乗りかご11内の出入口周辺部分の構成を示す図である。
乗りかご11の出入口にかごドア13が開閉自在に設けられている。図2の例では2枚戸両開きタイプのかごドア13が示されており、かごドア13を構成する2枚のドアパネル13a,13bが間口方向(水平方向)に沿って互いに逆方向に開閉動作する。なお、「間口」とは、乗りかご11の出入口と同じである。
乗りかご11の出入口の両側に正面柱41a,41bが設けられており、幕板11aと共に乗りかご11の出入口を囲っている。「正面柱」は、出入口柱あるいは出入口枠とも言い、裏側にはかごドア13を収納するための戸袋が設けられているのが一般的である。図2の例では、かごドア13が戸開したときに、一方のドアパネル13aが正面柱41aの裏側に設けられた戸袋42aに収納され、他方のドアパネル13bが正面柱41bの裏側に設けられた戸袋42bに収納される。
正面柱41a,41bの一方あるいは両方に表示器43や、行先階ボタン44などが配設された操作盤45、スピーカ46が設置されている。図3の例では、正面柱41aにスピーカ46、正面柱41bに表示器43、操作盤45が設置されている。ここで、乗りかご11の出入口上部の幕板11aの中央部に、広角レンズを有するカメラ12が設置されている。
図3はカメラ12の撮影画像の一例を示す図である。上側は乗場15、下側は乗りかご11内である。図中のE1は検知エリアを表している。
かごドア13は、かごシル47上を互いに逆方向に移動する2枚のドアパネル13a,13bを有する。乗場ドア14も同様であり、乗場シル18上を互いに逆方向に移動する2枚のドアパネル14a,14bを有する。乗場ドア14のドアパネル14a,14bは、かごドア13のドアパネル13a,13bと共に戸開閉方向に移動する。
カメラ12は乗りかご11の出入口上部に設置されている。したがって、乗りかご11が乗場15で戸開したときに、図1に示したように、乗場側の所定範囲(L1)とかご内の所定範囲(L2)が撮影される。このうち、乗場側の所定範囲(L1)に、乗りかご11に乗車する利用者を検知するための検知エリアE1が設定されている。
実空間において、検知エリアE1は、出入口(間口)の中心から乗場方向に向かってL3の距離を有する(L3≦乗場側の撮影範囲L1)。全開時における検知エリアE1の横幅W1は、出入口(間口)の横幅W0以上の距離に設定されている。検知エリアE1は、図3に斜線で示すように、シル18,47を含み、三方枠17a,17bの死角を除いて設定される。後述するように、検知エリアE1の横方向(X軸方向)のサイズは、かごドア13の開閉動作に合わせて変更される。
以下に、本システムの動作について、(a)利用者検知処理、(b)検知エリア変更処理に分けて説明する。
(a)利用者検知処理
図4は本システムにおける戸開時の利用者検知処理を示すフローチャートである。
まず、初期設定として、画像処理装置20に備えられた検知部22の検知エリア設定部22aによって検知エリア設定処理が実行される(ステップS10)。この検知エリア設定処理は、例えばカメラ12を設置したとき、あるいは、カメラ12の設置位置を調整したときに、以下のようにして実行される。
すなわち、検知エリア設定部22aは、乗りかご11が全開した状態で、出入口から乗場15に向けて距離L3を有する検知エリアE1を設定する。図3に示したように、検知エリアE1は、シル18,47を含み、三方枠17a,17bの死角を除いて設定される。ここで、乗りかご11が全開した状態では、検知エリアE1の横方向(X軸方向)のサイズはW1であり、出入口(間口)の横幅W0以上の距離を有する。
ここで、乗りかご11が任意の階の乗場15に到着すると(ステップS11のYes)、かご制御装置30は、かごドア13を戸開して乗りかご11に乗車する利用者を待つ(ステップS12)。
このとき、乗りかご11の出入口上部に設置されたカメラ12によって乗場側の所定範囲(L1)とかご内の所定範囲(L2)が所定のフレームレート(例えば30コマ/秒)で撮影される。画像処理装置20は、カメラ12で撮影された画像を時系列で取得し、これらの画像を記憶部21に逐次保存しながら(ステップS13)、以下のような利用者検知処理をリアルタイムで実行する(ステップS14)。なお、撮影画像に対する前処理として、歪み補正や、拡大縮小、画像の一部の切り取りなどを行っても良い。
利用者検知処理は、画像処理装置20に備えられた検知部22の検知処理部22bによって実行される。検知処理部22bは、カメラ12によって時系列で得られる複数の撮影画像から検知エリアE1内の画像を抽出することにより、これらの画像に基づいて利用者または物の有無を検知する。
具体的には、図5に示すように、カメラ12は、乗りかご11の出入口に設けられたかごドア13と水平の方向をX軸、かごドア13の中心から乗場15の方向(かごドア13に対して垂直の方向)をY軸、乗りかご11の高さ方向をZ軸とした画像を撮影する。このカメラ12によって撮影された各画像において、検知エリアE1の部分をブロック単位で比較することで、かごドア13の中心から乗場15の方向、つまりY軸方向に移動中の利用者の足元位置の動きを検知する。
図6に撮影画像を所定のブロック単位でマトリックス状に分割した例を示す。原画像を一辺Wblockの格子状に区切ったものを「ブロック」と呼ぶ。図6の例では、ブロックの縦横の長さが同じであるが、縦と横の長さが異なっていても良い。また、画像全域に渡ってブロックを均一な大きさとしても良いし、例えば画像上部ほど縦(Y軸方向)の長さを短くするなどの不均一な大きさにしても良い。
検知処理部22bは、記憶部21に保持された各画像を時系列順に1枚ずつ読み出し、これらの画像の平均輝度値をブロック毎に算出する。その際、初期値として最初の画像が入力されたときに算出されたブロック毎の平均輝度値を記憶部21内の図示せぬ第1のバッファエリアに保持しておくものとする。
2枚目以降の画像が得られると、検知処理部22bは、現在の画像のブロック毎の平均輝度値と上記第1のバッファエリアに保持された1つ前の画像のブロック毎の平均輝度値とを比較する。その結果、現在の画像の中で予め設定された閾値以上の輝度差を有するブロックが存在した場合には、検知処理部22bは、当該ブロックを動きありのブロックとして判定する。現在の画像に対する動きの有無を判定すると、検知処理部22bは、当該画像のブロック毎の平均輝度値を次の画像との比較用として上記第1のバッファエリアに保持する。以後同様にして、検知処理部22bは、各画像の輝度値を時系列順にブロック単位で比較しながら動きの有無を判定することを繰り返す。
検知処理部22bは、検知エリアE1内の画像に動きありのブロックがあるか否かをチェックする。その結果、検知エリアE1内の画像に動きありのブロックがあれば、検知処理部22bは、検知エリアE1内に人または物が存在するものと判断する。
このような方法により、かごドア13の戸開時に検知エリアE1内で利用者または物の存在が検知されると(ステップS15のYes)、画像処理装置20からかご制御装置30に対して利用者検知信号が出力される。かご制御装置30の戸開閉制御部31は、この利用者検知信号を受信することにより、かごドア13の戸閉動作を禁止して戸開状態を維持する(ステップS16)。
詳しくは、かごドア13が全開状態になると、戸開閉制御部31は戸開時間のカウント動作を開始し、所定の時間T(例えば1分)分をカウントした時点で戸閉を行う。この間に利用者が検知され、利用者検知信号が送られてくると、戸開閉制御部31はカウント動作を停止してカウント値をクリアする。これにより、上記時間Tの間、かごドア13の戸開状態が維持されることになる。
なお、この間に新たな利用者が検知されると、再度カウント値がクリアされ、上記時間Tの間、かごドア13の戸開状態が維持されることになる。ただし、上記時間Tの間に何度も利用者が来てしまうと、かごドア13をいつまでも戸閉できない状況が続いてしまうので、許容時間Tx(例えば3分)を設けておき、この許容時間Txを経過した場合にかごドア13を強制的に戸閉することが好ましい。
上記時間T分のカウント動作が終了すると、戸開閉制御部31はかごドア13を戸閉し、乗りかご11を目的階に向けて出発させる(ステップS17)。
なお、図4のフローチャートでは、かごドア13の戸開時に利用者を検知する場合を想定して説明したが、戸閉時も同様であり、戸閉が開始されて全閉するまでの間(戸閉動作中)に検知エリアE1内で利用者または物が検知された場合に戸閉動作が一時中断される。その際、下記(b)の検知エリア変更処理で説明するように、かごドア13が全開した状態から戸閉方向に移動したときに、検知エリアE1の範囲が変更される。
(b)検知エリア変更処理
検知エリア変更処理は、かごドア13の開閉動作に応じて検知エリアE1の範囲を動的に変更する処理である。「検知エリアE1の範囲を動的に変更する」とは、具体的には、かごドア13が戸閉方向または戸開方向に移動したときに、予め全開時に撮影画像上に設定された検知エリアE1のX軸方向(戸開閉方向)のサイズをかごドア13の先端部に合わせて縮小あるいは拡大することである。
この検知エリア変更処理は、かごドア13が全開している状態から戸閉方向に移動して全閉するまでの間(戸閉途中から戸開方向へリオープンする場合も含む)に実行される。また、かごドア13が全閉した状態から戸開方向へ移動して全開するまでの間(戸開途中から戸閉方向へリクローズする場合も含む)に検知エリア変更処理を実行することでも良い。図7乃至図9の例では、かごドア13が全開している状態から戸閉方向に移動したときに変更される検知エリアE1の一例を示している。
以下に、検知エリア変更処理について詳しく説明する。
図10は世界座標系から画像座標系への透視投影変換するための図であり、図10(a)は画像座標系と、同図(b)は世界座標系を示している。
3次元空間の座標を2次元画像の座標に変換するための1つの手法として、透視投影変換がある。透視投影変換は、視点をz軸上に置いて、z軸に垂直な面に投影する変換である。カメラ座標系と画像座標系、世界座標系とカメラ座標系との関係は、下記のような概略式で表される。
[画像座標系]=[内部パラメータ]・[カメラ座標系] …(1)
[カメラ座標系]=[外部パラメータ]・[世界座標系] …(2)
上記(1)式および(2)式により、透視投影変換は、下記のような概略式で表される。
[画像座標系]=[内部パラメータ]・[外部パラメータ]・[世界座標系]…(3)
内部パラメータとは、カメラ座標系から画像座標系に変換するための値である。外部パラメータとは、世界座標系からカメラ座標系に変換するための値である。これらのパラメータは、キャリブレーション処理によって予め算出されている。上記(3)式より、世界座標系の座標点から画像座標系の座標点が得られる。また、逆変換すれば、画像座標系の座標点から世界座標系の座標点が得られる。
図10に示すように、予め設定された検知エリアE1内の任意の点Aは、3次元の世界座標系では(Xa,Ya,Za)であり、2次元の画像座標系では(ua,va)で表される。世界座標系の座標(Xa,Ya,Za)から画像座標系の座標(ua,va)への変換は、上記(3)式に示した透視投影変換式を用いて行える。
全開時に乗場15に設定された検知エリアE1には、三方枠17a,17bなどのエレベータ構造物によって隠れる部分がある(図3参照)。この部分は撮影画像に映っている領域であって、その奥にある乗場15の床面16ではないため、検知エリアE1から除外する必要がある。そこで、除外対象部分の各点の世界座標に対応する画像座標を算出することにより、検知エリアE1から当該除外対象部分を除外しておく。なお、上記三方枠17a,17bなどの除外対象部分が占める3次元空間範囲は、エレベータの設計値として予め与えられている。
ここで、本実施形態では、かごドア13が全開状態から戸閉方向に移動したとき、そのときのかごドア13の移動に合わせて検知エリアE1の範囲を変更する。その際、下記に示す3つの方法のいずれかを用いてかごドア13の先端部の位置(ドア先端位置)を検出し、そのドア先端位置に基づいて検知エリアE1の範囲を動的に変更することを特徴である。
方法a:ドアモータの回転量
方法b:エッジ検出
方法c:機械学習
「かごドア13の先端部」とは、図11に示すように、具体的にはドアパネル13a,13bの先端部13a−1,13b−1のことであり、撮影画像上では、かごシル47上から外側に放射状に延びる斜めエッジとして検出される。「かごドア13の先端部の位置」とは、ドアパネル13a,13bの先端部13a−1,13b−1がかごシル47と接触する下端51a,51bの位置のことであり、撮影画像上では、かごシル47を横切るY軸方向(戸開閉方向と直交する方向)のエッジ(以下、縦エッジと称す)として検出される。「エッジ」とは、画像内の直線や曲線に加えて、色・輝度・模様などの特徴が異なる領域間の境界線を意味する。
なお、図中の14a−1,14b−1は、乗場ドア14を構成する2枚のドアパネル13a,13bの先端部である。52a,52bは、先端部14a−1,14b−1の下端である。実際には、この乗場ドア14を含めて撮影画像に映るドア領域を検出し、全開時に設定された検知エリアE1から当該ドア領域を除くことで、検知エリアE1の範囲を変更する。斜線で示す部分がドア領域である。ドア領域内の任意の点Dは、世界座標では(Xd,Yd,Zd)、画像座標では(ud,vd)で表せる。
以下に、方法a,方法b,方法cを用いた検知エリア変更処理について、詳しく説明する。
[方法a]
図12はドア開閉機構の一例を示す図である。
かごドア13は、ドアモータ61の駆動によりドア開閉機構62を介して開閉動作する。この場合、ドア方式が中央両開き方式であれば、かごドア13を構成する2枚のドアパネル13a,13bは互いに逆方向に開閉動作する。片開き方式であれば、かごドア13を構成する2枚のドアパネル13a,13bは同じ方向に開閉動作する。
乗場ドア14もかごドア13と同じドア方式であり、かごドア13の開閉動作に追従して同時に移動する。ドア開閉機構62は、例えば複数の滑車63やこれらの滑車63に巻回されたベルト64などを備え、ドアモータ61の回転力を戸開力に変換してかごドア13に伝える。
ここで、ドアモータ61の回転量からかごドア13が移動した距離を算出できるので、その移動距離からドア先端位置がどこにあるのかが分かる。なお、ドアモータ61の回転量の他に、例えばベルト64の移動量をセンサ65で光学的あるいは機械的に検出し、そのベルト64の移動量からドア先端位置を検出することもできる。
図13は上記方法a(ドアモータの回転量)を用いた検知エリア変更処理(1)を示すフローチャートである。
いま、かごドア13が全開した状態から戸閉方向に移動を開始したとする。検知部22に備えられた検知エリア変更部22cは、かご制御装置30からドアモータ61の回転量を取得し(ステップS21)、その回転量に基づいてかごドア13が全開位置から戸閉方向に移動した距離を算出する(ステップS22)。
検知エリア変更部22cは、かごドア13の移動距離に基づいてドア先端位置を検出する(ステップS23)。ここで検出されたドア先端位置の座標は、3次元空間である世界座標系の情報である。したがって、検知エリア変更部22cは、前述の透視投影変換処理によって当該ドア先端位置の座標を画像座標系に変換し(ステップS24)、その変換後のドア先端位置に基づいて移動後のドア領域を検出する(ステップS25)。
具体的に説明すると、例えばドアモータ61の回転量からかごドア13がX軸方向(戸開閉方向)にxmだけ移動したとする(ここでは簡単のため、かごドア13の開閉方向を世界座標のX軸方向とする)。この場合ドア領域内の任意の点Dの世界座標(Xd,Yd,Zd)が(Xd+xm,Yd,Zd)に移動したことになる。
前述の透視投影変換処理によって、世界座標(Xd+xm,Yd,Zd)から画像座標(um,vm)を求める。これにより、ドア領域が画像上で(um,vm)に移動したことが分かる。このような処理をドア領域内のすべての点に対して行うことで、移動後のドア領域を検出することができる。
移動後のドア領域が検出されると、検知エリア変更部22cは、全開時に設定された検知エリアE1から上記ドア領域を除外することで、検知エリアE1の範囲を変更する(ステップS26)。このときの検知エリアE1の状態が図8、図9であり、かごドア13の開口に合わせてX軸方向に狭まっている。
[方法b]
図11で説明したように、かご先端部の位置は、かごシル47上では縦エッジ(画像座標)として検出される。したがって、縦エッジからかごドア13の移動距離を求め、その移動量からドア領域(画像座標)を決定することで、検知エリアE1の範囲を変更することでも良い。
図14は上記方法b(エッジ検出)を用いた検知エリア変更処理(2)を示すフローチャートである。
いま、かごドア13が全開した状態から戸閉方向に移動を開始したとする。検知エリア変更部22cは、撮影画像上でシル領域上を移動するかごドア13の縦エッジをドア先端部の位置として検出する(ステップS31)
エッジの検出は、例えばSobelフィルタやLaplacianフィルタやCannyフィルタなどの一般的な画像処理を用いれば良い。また、ハフ変換やエッジ追跡処理などを追加することで、より安定した検出結果が得られるようにしても良い。また、差分検知やオプティカルフローの処理を用いることで、動きのあるドア先端部のエッジだけを検出することでも良い。これらの処理により、ドア先端部の一部が人物の進入によって隠される場合でも、他の部分のエッジからドア先端部の位置を正しく検出することができる。
ここで検出されたドア先端位置は、2次元の画像座標系で得られた情報である。したがって、検知エリア変更部22cは、前述の透視投影変換の逆変換を行うことで、ドア先端位置の世界座標を求める(ステップS32)。例えば、ドア先端位置が2次元の画像座標系では(um,vm)とした場合に、世界座標系では(Xd+xm,Yd,Zd=0)として求められる。これにより、3次元空間において、かごドア13がX軸方向にxmだけ移動したことが分かる。
なお、一般的には、画像座標(u,v)から世界座標(X,Y,Z)への逆変換では、自由度があるために、(X,Y,Z)の値を一意に決定できない。しかし、本実施形態では、かごシル47と接触する下端51a,51bの位置をドア先端位置としているため、Z方向は床面(Z=0)にあるという制約がある。したがって、世界座標(X,Y,0)として一意に決めることができる。
このようにして、かごドア13が移動した距離が得られると(ステップS33)、以後は、検知エリア変更部22cは、上記方法aと同様の手順によって、その移動距離からドア領域(画像座標)を検出し、そのドア領域を検知エリアE1から除外することで検知エリアE1の範囲を変更する(ステップS34〜S37)。
(エッジ検出による別の方法)
かごドア13の縦エッジをドア先端位置として検出し、そのドア先端位置からドア領域を検出する場合について説明したが、別の方法として、かごドア13の斜めエッジからドア先端位置を検出することも可能である。
すなわち、図11で説明したように、かごドア13の先端部13a−1,13b−1は、撮影画像上では、かごシル47から放射状に延びる斜めエッジ(画像座標)として検出される。したがって、この斜めエッジの下端をドア先端位置(画像座標)として検出し、そのドア先端位置を基準にして当該斜めエッジよりも外側に存在する領域をドア領域(画像座標)として検出することができる。
[方法c]
ドア先端の検出に機械学習を用いても良い。具体的には、例えばUnet(文献1)やSegNet(文献2)など、ディープラーニング(deep learning)によるセマンティックセグメンテーション手法を用いることができる。
(文献1)
"U-Net: Convolutional Networks for Biomedical Image Segmentation", Olaf Ronneberger, Philipp Fischer, Thomas Brox, Medical Image Computing and Computer-Assisted Intervention (MICCAI), Springer, LNCS, Vol.9351: 234--241, 2015.
(文献2)
"SegNet: A Deep Convolutional Encoder-Decoder Architecture for Image Segmentation.", Vijay Badrinarayanan, Alex Kendall and Roberto Cipolla, PAMI, 2017.。
図15は上記方法c(機械学習)を用いた検知エリア変更処理(3)を示すフローチャートである。
予めカメラ12によって撮影された多数の画像を用いて、少なくとも戸開閉に関わるエレベータ構造物を上述したディープラーニングによって学習し、その学習結果を例えば画像処理装置20の記憶部21に蓄積しておく(ステップS41)。「戸開閉に関わるエレベータ構造物」には、かごドア13、乗場ドア14、これからの移動経路上に設けられたかごシル47、乗場シル18などが含まれる。
ここで、戸閉時にカメラ12によって撮影された画像が画像処理装置20に入力されると(ステップS42)、検知エリア変更部22cは、上記学習結果に基づいて撮影画像上に映るエレベータ構造物を認識し、所定の色で区別表示する(ステップS43)。この場合、例えばエレベータ構造物を「ドア部」、「シル部」、「床面部」などに分類して、それぞれに異なる色で区別表示できる。なお、このような区別表示は、ディープラーニングの学習結果を表示する方法として一般的に知られている。
検知エリア変更部22cは、上記区別表示されたエレベータ構造物の中で「ドア部」と「シル部」との境界をドア先端位置(um,vm)として検出する(ステップS44)。以後は、上記方法aと同様に、検知エリア変更部22cは、ドア先端位置(um,vm)に基づいてドア領域を検出し(ステップS45)、当該ドア領域を検知エリアE1から除外することで検知エリアE1の範囲を変更する(ステップS46)。
このように、上記方法a,b,cのいずれかの方法を用いて、かごドア13の先端位置を検出することで、かごドア13の移動に合わせて検知エリアE1の範囲を動的に変更することができる。
ここで、一般的な方法として、戸閉が開始されてからの経過時間によってかごドア13の先端位置を検出する方法がある。しかし、このような方法では、例えば何らかの原因でかごドア13が正常に移動しなかった場合に、上記経過時間から検出されたドア先端位置と実際のドア先端位置との間に誤差が生じる。このような誤差を含んだドア先端位置に基づいて検知エリアE1の範囲を変更すると、検知エリアE1が実際のかごドア13の開口状態と合わず、例えばかごドア13の開口よりも外側に存在する利用者や物を誤検知してしまう可能性がある。
一方、本実施形態では、上述したような時間経過でエリア変更する方法とは違って、実際のかごドア13の開口状態に合わせて、検知エリアE1の範囲を的確に変更することができる。すなわち、上記方法aであれば、モータ回転量から実際のかごドア13の移動距離を求めているので、先端位置を正確に検出できる。上記方法b、上記方法cでも同様である。上記方法bであれば、かごドア13のエッジ情報(縦エッジあるいは斜めエッジ)に基づいて、実際のかごドア13の先端位置を正確に検出できる。上記方法cであれば、ディープラーニングによってエレベータ構造物を学習した結果に基づいて、実際のかごドア13の先端位置を正確に検出できる。
これらの方法によって検出されたドア先端位置に基づいて検知エリアE1の範囲を変更すれば、実際のかごドア13の開口状態と検知エリアE1を合わせることができる。したがって、例えばかごドア13の先端部が戸閉動作に従って間口の内側へ進入する動きを誤検知することなく、また、その一方でかごドア13の先端部に合わせた検知エリアE1を確保して、当該検知エリアE1内の利用者または物の接近を正しく検知して戸開閉制御に反映させることができる。
なお、上記実施形態では、かごドア13の戸閉時を想定して説明したが、戸開時でも同様にエリア変更しても良い。この場合、かごドア13が全閉した状態から戸開方向へ移動して全開するまでの間(戸開途中から戸閉方向へリクローズする場合も含む)に、上記同様の手法にて検知エリアE1を変更すれば良い。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、ドアの開閉状態に応じて、利用者または物を正しく検知することのできるエレベータの利用者検知システムを提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…乗りかご、11a…幕板、12…カメラ、13…かごドア、13a,13b…ドアパネル、14…乗場ドア、14a,14b…ドアパネル、15…乗場、17a,17b…三方枠、18…乗場シル、47…かごシル、20…画像処理装置、21…記憶部、22…検知部、22a…検知エリア設定部、22b…検知処理部、22c…検知エリア変更部、30…かご制御装置、31…戸開閉制御部、E1…検知エリア。
上記撮像手段は、乗りかごから乗場に向けてドアを含む所定の範囲内を撮影する。上記検知エリア設定手段は、上記撮像手段によって得られた撮影画像上に上記乗場を含む検知エリアを設定する。上記検知処理手段は、上記検知エリア設定手段によって設定された上記検知エリア内の画像を用いて利用者または物を検知する。上記検知エリア変更手段は、上記ドアが戸閉方向または戸開方向に移動したときに、撮影画像上における上記ドアの先端部の位置を検出し、この検出された上記ドアの先端部の位置に基づいて上記検知エリアの範囲を変更する。
上記構成において、上記検知エリア変更手段は、上記撮影画像から上記ドアがシル上を移動したときに上記シル上から外側に放射状に延びる斜めエッジを検出し、上記斜めエッジの下端を上記ドアの先端部の位置として検出することを特徴とする。

Claims (11)

  1. 乗りかごから乗場に向けてドアを含む所定の範囲内を撮影する撮像手段と、
    この撮影手段によって得られた撮影画像上に上記乗場を含む検知エリアを設定する検知エリア設定手段と、
    この検知エリア設定手段によって設定された上記検知エリア内の画像を用いて利用者または物を検知する検知処理手段と、
    上記ドアが戸閉方向または戸開方向に移動したときに、上記撮影画像上における上記ドアの先端部の位置を検出し、この検出された上記ドアの先端部の位置に基づいて上記検知エリアの範囲を変更する検知エリア変更手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータの利用者検知システム。
  2. 上記検知エリア変更手段は、
    上記ドアを駆動するためのモータの回転量から上記ドアの移動距離を求め、上記ドアの移動距離に基づいて上記ドアの先端部の位置を検出することを特徴とする請求項1記載のエレベータの利用者検知システム。
  3. 上記検知エリア変更手段は、
    上記ドアを開閉方向に移動させるための開閉機構に設置されたセンサから上記ドアの移動距離を取得し、上記ドアの移動距離に基づいて上記ドアの先端部の位置を検出することを特徴とする請求項1記載のエレベータの利用者検知システム。
  4. 上記検知エリア変更手段は、
    上記撮影画像から上記ドアがシル上を移動したときの戸開閉とは直交する方向の縦エッジを検出し、上記縦エッジの位置を上記ドアの先端部の位置として検出することを特徴とする請求項1記載のエレベータの利用者検知システム。
  5. 上記検知エリア変更手段は、
    上記撮影画像から上記ドアがシル上を移動したときに上記シル上から外側に放射状に延びる斜めエッジを検出し、上記斜めエッジの下端を上記ドアの先端部の位置として検出することを特徴とする請求項1記載のエレベータの利用者検知システム。
  6. 上記検知エリア変更手段は、
    予め戸開閉に関わるエレベータ構造物を機械学習した結果に基づいて、上記撮影画像から上記ドアが移動したときの上記ドアの先端部の位置を検出することを特徴とする請求項1記載のエレベータの利用者検知システム。
  7. 上記エレベータ構造物には、少なくとも上記ドアと上記ドアの移動経路上に設けられたシルとを含み、
    上記検知エリア変更手段は、
    上記ドアと上記シルとの境界を上記ドアの先端部の位置として検出することを特徴とする請求項6記載のエレベータの利用者検知システム。
  8. 上記機械学習として、ディープラーニングが用いられることを特徴とする請求項6記載のエレベータの利用者検知システム。
  9. 上記検知エリア変更手段は、
    上記ドアの先端部の位置から上記ドアが映る領域を検出し、上記ドアの全開時に設定された上記検知エリアから上記ドアが映る領域を除外することを特徴とする請求項1記載のエレベータの利用者検知システム。
  10. 上記撮像手段は、
    上記乗りかごの出入口上部に設置されることを特徴とする請求項1記載のエレベータの利用者検知システム。
  11. 上記検知処理手段の検知結果に基づいて、上記ドアの開閉動作を制御する戸開閉制御手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの利用者検知システム。
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