JP2021044604A - 光mosfetリレー駆動電流制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光MOSFETリレーを適用している装置の運用中においても、光MOSFETリレーの駆動電流の調整を行うことができる光MOSFETリレー駆動電流制御装置を提供することを目的としている。【解決手段】デジタルポテンショメータの抵抗値を調整することによって光MOSFETリレーの駆動電流を制御する駆動電流制御部と、光MOSFETリレーのオン及びオフを制御する光MOSFETリレー制御部と、光MOSFETリレー制御部からのオン開始制御信号に基づき、設定された時刻に光MOSFETリレーの出力電圧を測定し、出力電圧がオン動作時の基準電圧に達すると推定される時刻をオン時刻として、オン時刻が目標とするオン時刻に対して遅延した時間を検出するオン時刻遅延検出部と、で構成され、遅延した時間に基づいて抵抗値を調整することによってオン時刻の遅延を解消する。【選択図】図1

Description

本願は、光MOSFETリレーを制御するための駆動電流を制御する光MOSFETリレー駆動電流制御装置に関するものである。
光MOSFETリレーは、大電流のスイッチングが可能であり、また、その出力特性は入力電流値に依存しないので、電子スイッチとして広く用いられている。光MOSFETリレーは、LED、光電素子とその制御回路及びMOSFETで構成され、LEDは一定以上の電流が流れると発光し、それ以下では発光しない。したがって、この発光した光は、光電素子により検出され、MOSFETのゲート電圧を制御する。これによりLEDからの光を検出した場合には、MOSFETはオン動作となり、LEDからの光を検出しない場合には、MOSFETはオフ動作となる。LEDに流す電流を制御することで、出力接点をオン、オフすることができる。
しかしながら、光MOSFETリレーは、駆動電流の大きさ、素子のばらつき、使用環境温度、素子の経年変化などによって、そのオン時刻、オフ時刻が変化するという課題があった。
そこで、光MOSFETリレーに所定の電圧を印加し、光MOSFETリレーの出力電圧を規定のタイミングで比較することで、オン時刻及びオフ時刻を測定し、それに基づいて、定期的に光MOSFETリレーの駆動電流を調整することで、オン時刻、オフ時刻のばらつきを少なくすることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−205685号公報
しかしながら、特許文献1の従来の光MOSFETリレー駆動回路は、光MOSFETリレーに電圧を与える電圧発生部と、光MOSFETリレーの出力電圧を所定値と比較する比較部と、比較部に比較タイミングを規定するストローブ信号を出力し、このストローブ信号をずらしながら比較部の出力を参照することにより、光MOSFETリレーのオン時刻及び/またはオフ時刻を測定するタイミング信号発生部と、光MOSFETリレーに駆動電流を出力し、タイミング信号発生部が測定したオン時刻及び/またはオフ時刻に基づいて駆動電流が調整される可変電流駆動部とで構成されており、ストローブ信号を少しずつずらしながら、光MOSFETリレーの出力電圧を比較して、オン時刻及びオフ時刻を検出するようにしているので、光MOSFETリレーのオン時刻を測定するためには、複数回、光MOSFETリレーをオン、オフする必要があり、光MOSFETリレーを適用している装置の運用中にオン時刻を測定することはできず、装置の運用開始前、あるいは装置の運用停止時に、光MOSFETリレーのオン時刻およびオフ時刻の測定と、光MOSFETリレーの駆動電流の調整を行う必要があるという課題があった。
本願は、上記の課題を解決するためになされたものであり、光MOSFETリレーを適用している装置の運用中においても、光MOSFETリレーが経年劣化等により、オン時刻が遅延した場合に、光MOSFETリレーの駆動電流の調整を行うことができる光MOSFETリレー駆動電流制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願に開示される光MOSFETリレー駆動電流制御装置は、デジタルポテンショメータの抵抗値を調整することによって光MOSFETリレーの駆動電流を制御する駆動電流制御部と、前記光MOSFETリレーのオン及びオフを制御する光MOSFETリレー制御部と、前記光MOSFETリレー制御部からのオン開始制御信号に基づき、設定された時刻に前記光MOSFETリレーの出力電圧を測定し、前記出力電圧がオン動作時の基準電圧に達すると推定される時刻をオン時刻として、前記オン時刻が目標とするオン時刻に対して遅延した時間を検出するオン時刻遅延検出部と、を備え、前記遅延した時間に基づいて前記抵抗値を調整することによって前記オン時刻の遅延を解消することを特徴とするものである。
本願に開示される光MOSFETリレー駆動電流制御装置によれば、設定された時刻で光MOSFETリレーの出力電圧を測定し、出力電圧がオン動作時の基準電圧に達すると推定されるオン時刻が目標とするオン時刻に対して遅延した時間を検出して調整することで、光MOSFETリレーを使用している装置の運用中においても、オン時刻の遅延を解消し、光MOSFETリレーのオン時刻を一定に保つことができるという効果がある。
実施の形態1に係る光MOSFETリレー駆動電流制御装置を含む光MOSFETリレーシステムの全体の構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態1に係る光MOSFETリレー駆動電流制御装置の概略構成図である。 実施の形態1における光MOSFETリレーの出力電圧Vの時間変化を示す図である。 実施の形態2に係る光MOSFETリレー駆動電流制御装置を含む光MOSFETリレーシステムの全体の構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態2における光MOSFETリレーの出力電圧Vの時間変化を示す図である。 実施の形態3に係る光MOSFETリレー駆動電流制御装置を含む光MOSFETリレーシステムの全体の構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態4に係る光MOSFETリレー駆動電流制御装置を含む光MOSFETリレーシステムの全体の構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態4における複数の光MOSFETリレーの各チャネルの出力電圧Vの時間変化を示す図である。 実施の形態4における複数の光MOSFETリレーの出力をラッチする時刻を説明するための図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る光MOSFETリレー駆動電流制御装置を含む光MOSFETリレーシステムの全体の構成を示す機能ブロック図である。図2は、実施の形態1に係る光MOSFETリレー駆動電流制御装置の概略構成図である。図3は、実施の形態1における光MOSFETリレーの出力電圧Vの時間変化を示す図である。
次に、図1を用いて、実施の形態1に係る光MOSFETリレー駆動電流制御装置を含む光MOSFETリレーシステムの全体の構成について説明する。光MOSFETリレーシステム1は、本実施の形態1における制御対象である光MOSFETリレー2と、光MOSFETリレー2の駆動電流を制御するデジタルポテンショメータ3と、光MOSFETリレー2にアナログ信号を出力するアナログ信号出力装置4と、アナログ信号をデジタル信号に変換して光MOSFETリレー駆動電流制御装置5に出力するADコンバータ6と、必要に応じて光MOSFETリレー駆動電流制御装置5からの出力を受け取る外部制御装置7と、で構成されている。
また、光MOSFETリレー駆動電流制御装置5は、デジタルポテンショメータ3の抵抗値制御を行う駆動電流制御部51と、光MOSFETリレー2のオン、オフを制御する光MOSFETリレー制御部52と、ADコンバータ6からの出力電圧を測定し、出力電圧がオン動作時の基準電圧に達すると推定される時刻をオン時刻として、オン時刻が目標とするオン時刻に対して遅延した時間を検出するオン時刻遅延検出部53と、必要に応じて外部制御装置7にデータを出力するデータ処理部54と、で構成されている。
ここで、光MOSFETリレー制御部52は、上述した機能以外に光MOSFETリレー駆動電流制御装置5の全体の制御を統括している。
図2に示すように、光MOSFETリレー駆動電流制御装置5が備える各機能部51から54等は、処理装置80、記憶装置81、入力装置82、出力装置83、及び表示装置84により実現される。
ここで、処理装置80は、専用のハードウェアであっても、記憶装置81に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSPともいう)であってもよい。
処理装置80が専用のハードウェアである場合、処理装置80は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。駆動電流制御部51、光MOSFETリレー制御部52、オン時刻遅延検出部53及びデータ処理部54の各部の機能それぞれを処理装置80で実現してもよいし、各部の機能をまとめて処理装置80で実現してもよい。
処理装置80がCPUの場合、駆動電流制御部51、光MOSFETリレー制御部52、オン時刻遅延検出部53及びデータ処理部54の各部の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアは処理プログラムとして記述され、記憶装置81に格納される。処理装置80は、記憶装置81に記憶された処理プログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、光MOSFETリレー駆動電流制御装置5は、処理装置80により実行されるときに、光MOSFETリレー2からのアナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバータ6からデジタル信号を取り込むための処理工程、取得されたデジタル信号により光MOSFETリレー2のオン時刻の遅延を検出する処理工程、検出されたオン時刻の遅延結果に基づいて光MOSFETリレー2のLEDに流す駆動電流を調整する処理工程、及び外部制御装置7にデータ処理結果を出力する処理工程が結果的に実行されることになる処理プログラムを格納するための記憶装置81を備える。また、これらの処理プログラムは、駆動電流制御部51、光MOSFETリレー制御部52、オン時刻遅延検出部53及びデータ処理部54の手順あるいは方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、記憶装置81とは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等が該当する。
なお、オン時刻遅延検出部53の機能については、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。例えば、オン時刻遅延検出部53については専用のハードウェアとしての処理装置80でその機能を実現し、駆動電流制御部51については処理装置80が記憶装置81に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
このように、処理装置80は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または、これらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
記憶装置81は、上述の処理工程を実行するプログラムを格納するほか、ADコンバータ6から取得したデジタル信号データ(光MOSFETリレーの出力電圧)、オン時刻遅延検出部53においてデジタル信号データを用いて、基準電圧と比較することで推定されたオン時刻、駆動電流制御部51の指令により調整された抵抗値等を格納する。
また、入力装置82は、ADコンバータ6から出力された光MOSFETリレー2からの出力電圧(デジタル信号データ)を予め決められた時刻に定期的に取得する。出力装置83は、駆動電流制御部51及びデータ処理部54に相当し、光MOSFETリレー制御部52の制御指令に基づき駆動電流制御部51はデジタルポテンショメータ3の抵抗値の調整の実行あるいは停止を指令する。表示装置84は、処理装置80において実行される状況等を適宜表示する。
次に、図3の光MOSFETリレーの出力電圧Vの時間変化を参照して、実施の形態1に係る光MOSFETリレー駆動電流制御装置における光MOSFETリレーのオン時刻を調整する方法について説明する。
Tonは、光MOSFETリレー制御部52により光MOSFETリレー2をオンにする開始時刻を示す。また、設定時刻T1,T2は、オン時刻遅延検出部53が、ADコンバータ6によりデジタル変換された光MOSFETリレー2の出力電圧Vを測定する時刻を示す。TLは、測定された出力電圧Vがデータ処理部54によって外部制御装置7に出力される設定時刻を示す。ここで、TLは、光MOSFETリレー2の駆動電流調整後で、オン動作が安定する時刻とするため、TL≧T1,T2を満足させる必要がある。
まず、光MOSFETリレー制御部52は、時刻Tonに光MOSFETリレー2をオンにするよう駆動電流制御部51に指令を出す。駆動電流制御部51は、デジタルポテンショメータ3を介して光MOSFETリレー2のLEDに駆動電流を流すことで、光MOSFETリレー2のオン動作を開始させるが、実際には立ち上がりに時間を要する。
そこで、オン時刻遅延検出部53は、まず、第一の設定時刻T1において光MOSFETリレー2の出力電圧V1を測定し(図3の破線は、駆動電流調整前を示す。)、続いて、第二の設定時刻T2(>T1)において光MOSFETリレー2のオン動作時の基準電圧となる出力電圧V2を測定する。ここで、設定時刻T2は、光MOSFETリレー2が安定したオン動作となる時刻を設定する。その後、オン時刻遅延検出部53は、出力電圧V1が、基準電圧V2に達すると推定される時刻であるオン時刻Tmを算出する(図3の例では、オン時刻Tmは、T1とT2の間にある。)。その結果、V1<V2である場合には、算出されたオン時刻Tmが目標とするオン時刻Tt(ここでは、Tt=T1である。)より遅延していると判定し、オン時刻遅延検出部53は、光MOSFETリレー制御部52にその旨通知する。
駆動電流制御部51は、光MOSFETリレー制御部52からの指令に基づき、デジタルポテンショメータ3の抵抗値を一段下げる調整を行い、光MOSFETリレー2のLEDに流す駆動電流を増加させて、光MOSFETリレー2のオン時刻を早める。設定時刻T1での出力電圧V1が基準電圧V2に対して許容範囲内に収まるように、光MOSFETリレー2をオンにする度に、この作業を繰り返し、駆動電流を制御するため抵抗値を調整する(図3の実線は、駆動電流調整後を示す。)。すなわち、設定時刻T1における出力電圧V1が基準電圧V2となるよう調整して、設定時刻T1が目標とするオン時刻Ttとなるようにする。これにより、光MOSFETリレー2の劣化等によりオン時刻の遅延が発生する場合においても、一定のオン時刻で光MOSFETリレー2を動作させることができる。なお、設定時刻T1,T2は、光MOSFETリレー2の動作特性及び目的とするオン時刻に応じて決めればよい。
このように、実施の形態1では、光MOSFETリレーからの出力電圧に基づいて、光MOSFETリレーのオン時刻の遅延時間を検出し、調整することで、光MOSFETリレーを適用している装置の運用中においても、光MOSFETリレーのオン時刻の遅延を解消し、光MOSFETリレーのオン時刻を一定に保つことができる。
ここで、実施の形態1では、光MOSFETリレーのオン時刻の遅延を安定して検出するため、光MOSFETリレーからのアナログ出力電圧をADコンバータでアナログ値をデジタル値に変換しているが、アナログ出力電圧のまま、処理を行って光MOSFETリレーのオン時刻を調整することも可能である。
これにより、光MOSFETリレー駆動電流制御装置内で出力電圧と基準電圧の値を比較することができ、アナログ信号出力装置からのアナログ電圧が変動する場合においても、オン時刻を測定するために所定の電圧を出力する回路を追加することなく、オン時刻の遅延を検出することが可能であり、自動的に光MOSFETリレーの駆動電流を調整することができる。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2に係る光MOSFETリレー駆動電流制御装置を含む光MOSFETリレーシステムの全体の構成を示す機能ブロック図である。図5は、実施の形態2における光MOSFETリレーの出力電圧Vの時間変化を示す図である。実施の形態1との相違点は、実施の形態2に係る光MOSFETリレー駆動電流制御装置では、初回起動時の光MOSFETリレーのオン時刻と出力電圧を記憶する記憶部55が備えられている点である。他の構成は、実施の形態1の図1及び図2と同様であるので説明を省略する。
図4に示すように、実施の形態2では、光MOSFETリレー2の初回起動時のオン時刻を初期値として、目標とするオン時刻T0と出力電圧V2(=V0)が記憶部55に記憶されている。実施の形態1と同様、設定時刻T1及びT2における出力電圧V1とV2とを比較し、V1<V2である場合には、オン時刻Tmが目標とするオン時刻T0より遅延していると判定し、設定時刻T1における出力電圧V1がV2と同じ値となるようデジタルポテンショメータ3の抵抗値を調整する(図5参照。)。すなわち、実施の形態1では、出力電圧V1とV2とを比較し、オン時刻Tmが設定時刻T1より前になるように調整したのに対して、実施の形態2では、オン時刻Tmが目標とするオン時刻T0より前になるように調整する。これにより、目標とするオン時刻T0は、出力電圧を測定する設定時刻T2に依らず決定されるので、固定値となり、光MOSFETリレーのオン時刻が遅延した場合において、デジタルポテンショメータ3の抵抗値の調整を繰り返す必要がなく、少ない回数の調整で、いつでも初回起動時のオン時刻T0に戻すことができる。
このように、実施の形態2では、実施の形態1の機能に加え、さらに光MOSFETリレーのオン時刻が遅延した場合において、初回起動時のオン時刻に戻すことが可能となる。したがって、次回の駆動電流の調整までに時間的に余裕があるため、デジタルポテンショメータの調整回数を減らすことができ、ポテンショメータの劣化を抑制することができる。
実施の形態3.
図6は、実施の形態3に係る光MOSFETリレー駆動電流制御装置を含む光MOSFETリレーシステムの全体の構成を示す機能ブロック図である。実施の形態2との相違点は、実施の形態3に係る光MOSFETリレー駆動電流制御装置では、さらに光MOSFETリレーあるいはデジタルポテンショメータの劣化を判定する劣化判定部56が備えられている点である。他は、実施の形態2の図4と同様であるので説明を省略する。
光MOSFETリレー2の駆動電流を制御するためデジタルポテンショメータ3の抵抗値を調整してから、次の駆動電流を調整するまでの時間間隔が短くなり既定時間以内となった場合、デジタルポテンショメータ3の抵抗値の調整回数が既定値を超えた場合、あるいはデジタルポテンショメータ3の抵抗値の値が小さくなり光MOSFETリレー2の駆動電流が既定値以上となった場合は、劣化判定部56は光MOSFETリレー2あるいはデジタルポテンショメータ3が劣化していると判定する。さらに、データ処理部54は、その判定結果を外部制御装置7に送信する。
このように、実施の形態3では、実施の形態1及び2の機能に加え、劣化判定部を備えているため、光MOSFETリレーあるいはデジタルポテンショメータの劣化を検知することができ、光MOSFETリレーシステムの障害発生を未然に防止することができる。
実施の形態4.
図7は、実施の形態4に係る光MOSFETリレー駆動電流制御装置を含む光MOSFETリレーシステムの全体の構成を示す機能ブロック図である。図8は、実施の形態4における光MOSFETリレーの出力電圧Vの時間変化を示す図である。図9は、複数の光MOSFETリレーの出力をラッチする時刻を説明するための図である。実施の形態3との相違点は、実施の形態4に係る光MOSFETリレーシステム100では、制御対象とする光MOSFETリレー21,22,…,2nが複数である場合に対応して、遅延した時間に合わせて出力電圧を取り込む時刻を調整するラッチ時間制御部57が備えられている点である。また、光MOSFETリレー21,22,…,2nに対応して、デジタルポテンショメータ3,31,32,…,3n及びアナログ信号出力装置41,42,…,4nも複数設けられている。他は、実施の形態3の図6と同様であるので説明を省略する。実施の形態4における各チャネル間のオン時刻を設定時間で調整する説明を示す図である。
図8では、光MOSFETリレー21,22,…,2nからの出力チャンネルの内、CH1,CH2及びCH3のオン時刻TL1,TL2,TL3のみを表示している。また、図9に示すように、それぞれの調整前のオン時刻TL1,TL2,TL3は、調整されたオン時刻(正常時)と比較して、目標とするオン時刻TLに対して、TL1>TL,TL2=TL,TL3<TLと、ばらついている。そのため、ラッチ時間制御部57により、光MOSFETリレー21,22,…,2nからの出力を取り込む時刻を調整する。データ処理部54は、調整された時刻で取り込まれたオン時刻を送信時刻TSにて外部制御装置7へ送信する。
通常は、すべての光MOSFETリレーのオン時刻が調整された後に取り込み、送信時刻TSで外部制御装置7へ送信される。これに対して、光MOSFETリレー21,22,…,2nからの出力チャンネルのオン時刻にばらつきが生じ、特定の光MOSFETリレーのオン時刻が設定されたオン時刻TLを超えた場合であっても、他の光MOSFETリレーのオン時刻が設定時刻TL以下であり、オン時刻TL1,TL2,…,TLnの合計がTL×nを超えず、外部制御装置7へのデータを送信する送信時刻TSまでに全チャンネルのデータをセットすることができる場合は(TS≧TL×nを満たす場合)その状態で出力を取り込み、外部制御装置7へ送信される。特定の光MOSFETリレーのオン時刻が設定時刻TLを超えた状態であっても、そのままの設定を利用することが可能であり、オン時刻の遅延が大きくなってもそのまま動作を継続することが可能であるので、光MOSFETリレー駆動電流制御装置の寿命を延長させることができる。
このように、実施の形態4では、外部制御装置へのデータを送信する際、特定の光MOSFETリレーのオン時刻が設定時刻を超えた場合であっても、合計のオン時刻が外部制御装置へのデータを送信する送信時刻を超えなければ、そのまま動作を継続することが可能である。光MOSFETリレー駆動電流制御装置の寿命を延長させることができる。
また、本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施態様例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
また、図において、同一符号は、同一または相当部分を示す。
1,100 光MOSFETリレーシステム、2,21,22,…,2n 光MOSFETリレー、3,31,32,…,3n デジタルポテンショメータ、4,41,42,…,4n アナログ信号出力装置、5 光MOSFETリレー駆動電流制御装置、51 駆動電流制御部、52 光MOSFETリレー制御部、53 オン時刻遅延検出部、54 データ処理部、55 記憶部、56 劣化判定部、57 ラッチ時間制御部、6 ADコンバータ、7 外部制御装置、80 処理装置、81 記憶装置、82 入力装置、 83 出力装置、84 表示装置

Claims (4)

  1. デジタルポテンショメータの抵抗値を調整することによって光MOSFETリレーの駆動電流を制御する駆動電流制御部と、
    前記光MOSFETリレーのオン及びオフを制御する光MOSFETリレー制御部と、
    前記光MOSFETリレー制御部からのオン開始制御信号に基づき、設定された時刻に前記光MOSFETリレーの出力電圧を測定し、前記出力電圧がオン動作時の基準電圧に達すると推定される時刻をオン時刻として、前記オン時刻が目標とするオン時刻に対して遅延した時間を検出するオン時刻遅延検出部と、
    を備え、
    前記遅延した時間に基づいて前記抵抗値を調整することによって前記オン時刻の遅延を解消することを特徴とする光MOSFETリレー駆動電流制御装置。
  2. 前記光MOSFETリレーの初回起動時のオン動作時の前記出力電圧を記憶する記憶部を備え、記憶された前記出力電圧を前記基準電圧とすることを特徴とする請求項1に記載の光MOSFETリレー駆動電流制御装置。
  3. 前記抵抗値の調整回数に基づいて前記光MOSFETリレーあるいは前記デジタルポテンショメータの劣化を判定する劣化判定部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光MOSFETリレー駆動電流制御装置。
  4. 制御対象とする前記光MOSFETリレーが複数である場合に対応して、前記遅延した時間に合わせて前記出力電圧を取り込む時刻を調整するラッチ時間制御部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光MOSFETリレー駆動電流制御装置。
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