JP2021042790A - 湿式多板クラッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】クラッチ内に供給される潤滑油の淀みを抑制して、潤滑油の劣化防止、クラッチの冷却性の向上を図れる湿式多板クラッチを提供すること。【解決手段】軸方向において、ピストン30と反対側から供給される潤滑油がクラッチディスクとクラッチプレートの内径側を通り、かつ、ピストンの作動油室34の内側を通る内側油路6と、ピストンと反対側から供給される潤滑油がクラッチディスクとクラッチプレートの外径側を通り、かつ、作動油室の外側を通る外側油路7とを備え、内側油路におけるクラッチハブ20とピストンとが対向する部位に、ピストンの動作に伴って流路面積を変化させる可変絞り部40を設ける。クラッチ係合時には、可変絞り部の流路面積を広げて外側油路に多くの潤滑油を流し、クラッチ非係合時には、流路面積を狭めて内側油路に多くの潤滑油を流す。【選択図】図2
Description
この発明は、湿式多板クラッチに関するものである。
この種の湿式多板クラッチにおいては、発熱が大きいため、クラッチを収容するハウジング内に供給される潤滑油を流動させてクラッチを冷却する構造が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1では、潤滑油は、軸中央からピストンとハブ部材とで画成された油路を通ってクラッチ部に供給されて、クラッチ部を潤滑した後、ハウジングの内壁とハウジングの内径部から外径側に延在している遮蔽部材とで画成された排出油路を流れる構造である。
特許文献2では、潤滑油は、ハブ部材とハウジングとの間に画成された油路を通ってクラッチ部に供給されてクラッチ部を潤滑した後、ハウジングのスプライン部を介して軸方向に向かい、トランスミッションケースの側壁に設けられた排出口を流れる構造である。
しかしながら、特許文献1に記載のクラッチにおいては、潤滑油は、常にピストンの内側を軸中央からピストンと反対側の外側に流れるため、高温となるクラッチのピストン側外周部には流れず、淀みが生じる。このように淀みが生じると、淀みの部分の潤滑油が劣化する懸念があると共に、潤滑油の流れによる冷却機能が低下する懸念がある。
また、特許文献1に記載のクラッチにおいては、ピストンの内側のみ油路があり、ピストン内側を加熱源のクラッチディスクより先に潤滑油が通過する。この構造により、冷間時には、ピストン周辺は温まりにくい。ピストン周辺の温度が低いため、ピストンを動作させる作動油の粘度が高く、ピストン作動油室に油圧がかかりにくくピストンの動作が悪化する懸念がある。
一方、特許文献2に記載のクラッチにおいては、ピストンの外側は潤滑されているが、積極的に潤滑油が流れる構造ではない。つまり、クラッチの外側の油路がクラッチに対して固定されたハウジング間で形成されているので、クラッチのカバーとハウジング間では潤滑油に遠心力が働かないため、ピストンの外側に積極的に潤滑油は流れない。このように、ピストンの外側に積極的に潤滑油が流れないことにより、クラッチ内部の潤滑油の淀みが生じ易くなり、潤滑油が劣化する懸念があると共に、潤滑油の流れによる冷却機能が低下する懸念がある。また、淀んだ潤滑油は温まりにくく、ピストン周りの暖機に時間がかかる。
この発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、クラッチ内に供給される潤滑油の淀みを抑制して、潤滑油の劣化防止、クラッチの冷却性の向上を図れる湿式多板クラッチを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、この発明は、駆動軸に接続されたハウジングと、前記ハウジング内に軸方向摺動自在に接続されたクラッチディスクと、被動軸に接続されたクラッチハブと、前記クラッチハブに軸方向摺動自在に配置されたクラッチプレートと、前記クラッチディスクと前記クラッチプレートとを軸方向に係合させるピストンとを備えた湿式多板クラッチであって、 軸方向において、前記クラッチディスクと前記クラッチプレートに対して、前記ピストンと反対側から供給される潤滑油が前記クラッチディスクと前記クラッチプレートの内径側を通り、かつ、前記ピストンの作動油室の内側を通る内側油路と、 軸方向において、前記クラッチディスクと前記クラッチプレートに対して、前記ピストンと反対側から供給される潤滑油が前記クラッチディスクと前記クラッチプレートの外径側を通り、かつ、前記作動油室の外側を通る外側油路とを備え、 前記内側油路における前記クラッチハブと前記ピストンとが対向する部位に、前記ピストンの動作に伴って流路面積を変化させる可変絞り部を設けた、ことを特徴とする。
このように構成することにより、クラッチ係合時にピストンが作動すると、可変絞り部の流路面積が狭くなり、内側油路の潤滑油の流量が少なくなる一方、外側油路の潤滑油の流量が多くなり、ピストンの作動油室の外側に多くの潤滑油が流れる。これにより、熱が発生するクラッチ係合時には熱を温度の低い外側に逃がして冷却することができる。
また、クラッチ非係合時にピストンが非作動位置に復帰すると、可変絞り部の流路面積が広くなり、内側油路の潤滑油の流量が多くなる一方、外側油路の潤滑油の流量が少なくなる。これにより、クラッチ非係合時は潤滑油の外側油路への流動を維持しつつ、クラッチ内側の熱を冷却することができる。
この発明によれば、クラッチの係合時、非係合時のピストンの動作に伴って可変絞り部の流路面積を変化させて、潤滑油の内側油路と外側油路の流量を制御させることができるので、潤滑油の淀みを抑制して、潤滑油の劣化を防止することができると共に、クラッチの冷却性の向上を図ることができる。
以下に、この発明を実施するための形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
この発明に係る湿式多板クラッチ1(以下に、クラッチ1という)は、モータージェネレータ(図示せず)の動力を伝達する駆動軸2に接続されたハウジング10と、ハウジング10内に軸方向摺動自在に配置されたクラッチディスク4と、トランスミッション(図示せず)に動力を伝達する被動軸3に接続されたクラッチハブ20と、クラッチハブ20に軸方向摺動自在に配置されたクラッチプレート5と、交互に配置されたクラッチディスク4とクラッチプレート5とを軸方向に係合させるピストン30とを備えている。
この発明に係る湿式多板クラッチ1(以下に、クラッチ1という)は、モータージェネレータ(図示せず)の動力を伝達する駆動軸2に接続されたハウジング10と、ハウジング10内に軸方向摺動自在に配置されたクラッチディスク4と、トランスミッション(図示せず)に動力を伝達する被動軸3に接続されたクラッチハブ20と、クラッチハブ20に軸方向摺動自在に配置されたクラッチプレート5と、交互に配置されたクラッチディスク4とクラッチプレート5とを軸方向に係合させるピストン30とを備えている。
ハウジング10は、駆動軸2と一体に回転する先端側が開口したクラッチドラム11と、クラッチドラム11の開口部を塞ぐクラッチカバー12とで構成されている。なお、クラッチカバー12は被動軸3との間にシール部材13が介在され、被動軸3に対して回転自在に形成されている。また、クラッチドラム11の後述する垂直壁部11cの外側に、後述する外側油路7を形成する隙間をおいて外側カバー14が被着されている。
クラッチドラム11の円筒状の外筒部11aの内周面には軸方向に沿って駆動側スプライン15が形成されており、この駆動側スプライン15に複数(例えば4枚)のクラッチディスク4が軸方向摺動自在に嵌挿されている。隣接するクラッチディスク4の間には、後述するクラッチハブ20の円筒部20bの外周面に軸方向に沿って形成された被動側スプライン21に軸方向摺動自在に嵌挿された複数(例えば3枚)のクラッチプレート5が介在されている。ここでは、4枚のクラッチディスク4と3枚のクラッチプレート5が交互に配置される場合について説明したが、クラッチディスク4とクラッチプレート5の枚数はこれに限定されるものではなく、必要なトルクに応じた摩擦係合にすべく任意の枚数に配置にしてもよい。
この場合、一端側に位置するクラッチディスク4はピストン30と係脱可能に形成されており、他端側のクラッチディスク4は、駆動側スプライン15に嵌合された保持プレート16により外方への移動が阻止されている。なお、保持プレート16は駆動側スプライン15に設けられたCリング溝18に嵌合するCリング17によって固定されている。
クラッチディスク4は、図6に示すように、外周に適宜間隔をおいて外歯スプライン4bを突設した略環状のディスク本体4aと、ディスク本体4aの表面に接着等によって固着される摩擦材4cとで形成されている。また、クラッチディスク4の表面には、半径方向に延在する複数の溝4dが周方向に適宜間隔をおいて形成されている。この場合、溝4dは、摩擦材4cに形成されると共に、隣接する摩擦材4c間に形成されている。
クラッチハブ20は、被動軸3に軸方向に摺動自在に接続する円筒軸部20aと、円筒軸部20aに連結する前記円筒部20bと、円筒部20bの開口側端部に形成される外向きフランジ部20cとで構成されており、円筒部20bの外周面に被動側スプライン21が形成されている。被動側スプライン21にクラッチプレート5が軸方向摺動自在に嵌挿されている。なお、クラッチハブ20の内筒軸部20aに軸受22を介してクラッチドラム11の内筒部11bが相対回転可能に嵌合されている。
クラッチプレート5は、図7に示すように、内周に適宜間隔をおいて内歯スプライン5bを突設した略環状のプレート本体5aと、プレート本体5aの表面に接着等によって固着される摩擦材5cとで形成されている。また、クラッチプレート5の表面には、半径方向に延在する複数の溝5dが周方向に適宜間隔をおいて形成されている。この場合、溝5dは、摩擦材5cに形成されると共に、隣接する摩擦材5c間に形成されている。
ピストン30は、クラッチディスク4に係脱可能な突部31が設けられたフランジ部32を有しており、クラッチドラム11の外筒部11aと内筒部11bとを連結する垂直壁部11cに設けられた凹凸段部11dの外周側水平下面と内筒部11bの外周面にそれぞれオイルシールやOリング等のシール材33a,33bを介して軸方向に摺動自在に嵌挿されている(図2(a)参照)。
ピストン30とクラッチドラム11の凹凸段部11dとの間には、ピストン30に油圧を与えるための作動油室34が形成されている。作動油室34は、作動油供給路35を介してクラッチドラム11と被動軸3の先端部との間に設けられた隙間36と連通しており、供給源(図示せず)から供給される作動油は、被動軸3とクラッチドラム11との間の隙間36から作動油供給路35を通り、作動油室34に供給される。ピストン30の作動油室34と反対側には、環状のプレート37がクラッチドラム11の円筒軸部20aに固定されており、プレート37とピストン30との間には、ピストン30を作動油室34方向へ、すなわちクラッチ1の非係合方向へ常時弾性力を付勢するリターンスプリング38が縮設されている。
また、ピストン30のフランジ部32の内周側の角部には、外方すなわちクラッチディスク4側に向かって拡径するテーパ面40aが形成されている。ピストン30と対向するクラッチハブ20の外向きフランジ部20cの外周側の端部には、クラッチディスク4側に向かって拡径し、かつテーパ面40aと平行なテーパ面40bが形成されている。これらテーパ面40a,40bの隙間によって後述する可変絞り部40が形成されている。
次に、クラッチ部に供給される潤滑油の油路構造と潤滑油の流れについて説明する。油路は、トランスミッション(図示せず)の潤滑油でクラッチ1の潤滑、冷却、作動が可能なように構成されており、潤滑油がクラッチ1の内径側とピストン30の作動油室34の内側を通る内側油路6と、潤滑油がクラッチ1の外径側とピストン30の作動油室34の外側を通る外側油路7とで構成されている。
具体的には、内側油路6を流れる潤滑油は、図4に示すように、軸方向において、クラッチディスク4とクラッチプレート5に対して、ピストン30と反対側から被動軸3とクラッチカバー12との隙間から供給され、クラッチディスク4とクラッチプレート5の内径側、すなわち、クラッチプレート5と被動側スプライン21間の隙間を通り、かつ、ピストン30の作動油室34の内側を通る。その後、潤滑油はトランスミッション側へ流れる。
一方、外側油路7を流れる潤滑油は、図4に示すように、軸方向において、クラッチディスク4とクラッチプレート5に対して、ピストン30と反対側から供給され、クラッチディスク4とクラッチプレート5の外径側、すなわち、クラッチディスク4と駆動側スプライン15間の隙間を通り、かつ、作動油室34の外側、すなわち、クラッチドラム11の垂直壁部11cの外周側に設けられた連通孔19を介してクラッチドラム11の垂直壁部11cの外側に被着された外側カバー14との間に形成された外側油路7を通る。その後、潤滑油はモータージェネレータ室8内に流れ、モータージェネレータの潤滑、冷却に供される。なお、モータージェネレータ室8から排出された潤滑油と、トランスミッション側へ流れた潤滑油は、図示しない熱交換器によって冷却されて、再度クラッチ1の潤滑、冷却、作動に供される。
また、内側油路6におけるクラッチハブ20とピストン30とが対向する部位に、ピストン30の動作に伴って流路面積を変化させて潤滑油の流量を制御する可変絞り部40が設けられている。この場合、可変絞り部40は、図2,図5A,図5Bに示すように、ピストン30のフランジ部32の内周側の角部に形成されるテーパ面40aとピストン30と対向するクラッチハブ20の外向きフランジ部20cの外周側の端部に形成されるテーパ面40bとで形成されている。この場合、両テーパ面40a,40bは互いに平行に形成されている。
このように形成される可変絞り部40は、クラッチ非係合時、すなわち、リターンスプリング38の付勢力によってピストン30が非作動位置に復帰している状態では、図5Aに示すように、テーパ面40aとテーパ面40bとの隙間S1が広くなり、内側油路6を流れる潤滑油の流量を、外側油路7を流れる潤滑油の流量より多くする。
また、クラッチ係合時、すなわち、作動油室34に作動油が供給されて、ピストン30がリターンスプリング38の付勢力に抗してクラッチディスク4側に移動し、突部31がクラッチディスク4に係合(当接)した状態では、図5Bに示すように、テーパ面40aとテーパ面40bとの隙間S2が狭くなり、外側油路7を流れる潤滑油の流量を、内側油路6を流れる潤滑油の流量より多くする。
前記のように構成される実施形態のクラッチ1によれば、クラッチ係合時に、作動油室34内に作動油が供給されてピストン30が作動してクラッチディスク4に係合すると、可変絞り部40の流路面積が狭くなり、内側油路6の潤滑油の流量が少なくなる一方、外側油路7の潤滑油の流量が多くなり、ピストン30の作動油室34の外側、すなわち、クラッチドラム11と外側カバー14との間に形成された外側油路7に多くの潤滑油が流れ、外側カバー14での放熱を促進する。これにより、熱が発生するクラッチ係合時には熱を温度の低い外側に逃がして冷却することができる。また、外周流をつくることで、ピストン30の外周部分の淀みを抑制し潤滑油の熱交換を促進でき、潤滑油の劣化を防止することができる。
また、クラッチ非係合時にピストン30がリターンスプリング38の付勢力によって非作動位置に復帰すると、可変絞り部40の流路面積が広くなり、内側油路6の潤滑油の流量が多くなる一方、外側油路7の潤滑油の流量が少なくなる。なお、クラッチ非係合時には、ピストン30の突部31はクラッチディスク4から解放されて離れているため、潤滑油は外側油路7側へ流れることで、潤滑油の環流が可能となる。これにより、クラッチ非係合時には、潤滑油の外側油路7への流動を維持しつつ、クラッチ内側の熱を冷却してクラッチ温度を均一に保つことができる。
また、半クラッチ状態、すなわち、クラッチディスク4とクラッチプレート5が完全に係合(連結)せずに接合面を滑らせて、クラッチディスク4とクラッチプレート5との間に隙間が無い状態において、高速回転する駆動側のクラッチディスク4と低速回転する被動側のクラッチプレート5の圧力差により、クラッチディスク4の溝4dとクラッチプレート5の溝5dを利用して潤滑油の外周側への流動と内周側への流動によって対流を発生させることができる。
潤滑油の外周側への流動と内周側への流動によって対流を発生させる理由は、図6,図7及び図8に示すように、駆動側のクラッチディスク4は高速回転するため、遠心力によりクラッチディスク4の溝4dに沿って外周側への潤滑油の流動が起こり、内周側が圧力が下がると、回転の低い被動側のクラッチプレート5では圧力差によりクラッチプレート5の溝5dに沿って内周側への潤滑油の流動が起こる現象による。このように、半クラッチ状態において、クラッチディスク4とクラッチプレート5との間に対流を起こさせることにより、クラッチ内部の潤滑油の淀みを抑制し、冷却を促進することができる。
また、冷間時においては、外側油路7に多量の潤滑油を流すことにより、放熱の大きなピストン30の外側を暖めることができるので、ピストン30周辺の潤滑油の粘度を低くしてピストン30の動作を促進することができる。また、負荷運転に入る前に軽負荷で運転してエンジンを暖めることができるので、暖機性を確保することができる。
また、実施形態のクラッチ1によれば、特別な制御バルブを用いずに、ピストン30とクラッチハブ20とで可変絞り部40を形成することができるので、クラッチ製造コストを低廉にすることができる。
なお、上述した実施形態では、モータージェネレータの動力源とトランスミッションの被動側との間で動力を断続するクラッチに適用した場合について説明したが、この発明に係るクラッチはこれに限定されるものではなく、この発明の目的を達成する範囲で適宜変更してもよい。例えば、モータジェネレータ以外の動力源と発電機などの被動側との間で動力を断続するクラッチにも適用できるものである。
1…クラッチ、 2…駆動軸、 3…被動軸、 4…クラッチディスク、 4d…溝、 5…クラッチプレート、 5d…溝、 6…内側油路、 7…外側油路、 10…ハウジング、 15…駆動側スプライン、 20…クラッチハブ、 21…被動側スプライン、 30…ピストン、 31…突部、 34…作動油室、 40…可変絞り部、 40a,40b…テーパ面、 S1,S2…隙間。
Claims (1)
- 駆動軸に接続されたハウジングと、前記ハウジング内に軸方向摺動自在に配置されたクラッチディスクと、被動軸に接続されたクラッチハブと、前記クラッチハブに軸方向摺動自在に配置されたクラッチプレートと、前記クラッチディスクと前記クラッチプレートとを軸方向に係合させるピストンとを備えた湿式多板クラッチであって、
軸方向において、前記クラッチディスクと前記クラッチプレートに対して、前記ピストンと反対側から供給される潤滑油が前記クラッチディスクと前記クラッチプレートの内径側を通り、かつ、前記ピストンの作動油室の内側を通る内側油路と、
軸方向において、前記クラッチディスクと前記クラッチプレートに対して、前記ピストンと反対側から供給される潤滑油が前記クラッチディスクと前記クラッチプレートの外径側を通り、かつ、前記作動油室の外側を通る外側油路とを備え、
前記内側油路における前記クラッチハブと前記ピストンとが対向する部位に、前記ピストンの動作に伴って流路面積を変化させる可変絞り部を設けた、
ことを特徴とする湿式多板クラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019163809A JP2021042790A (ja) | 2019-09-09 | 2019-09-09 | 湿式多板クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019163809A JP2021042790A (ja) | 2019-09-09 | 2019-09-09 | 湿式多板クラッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021042790A true JP2021042790A (ja) | 2021-03-18 |
Family
ID=74863041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019163809A Pending JP2021042790A (ja) | 2019-09-09 | 2019-09-09 | 湿式多板クラッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021042790A (ja) |
-
2019
- 2019-09-09 JP JP2019163809A patent/JP2021042790A/ja active Pending
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