JPH04337153A - 自動変速機の摩擦締結装置の潤滑装置 - Google Patents

自動変速機の摩擦締結装置の潤滑装置

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JPH04337153A
JPH04337153A JP3133592A JP13359291A JPH04337153A JP H04337153 A JPH04337153 A JP H04337153A JP 3133592 A JP3133592 A JP 3133592A JP 13359291 A JP13359291 A JP 13359291A JP H04337153 A JPH04337153 A JP H04337153A
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JP
Japan
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lubricating
automatic transmission
drive
side hub
lubricating oil
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Pending
Application number
JP3133592A
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English (en)
Inventor
Mitsuhide Kato
光英 加藤
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JATCO Corp
Original Assignee
JATCO Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動変速機の摩擦締結
装置のとくに回転摩擦部分の潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機内における変速機構要素とし
ての摩擦締結装置では、相対回転可能なドライブプレー
トとドリブンプレートの締結解除が行なわれる。しかし
これらのプレートは所望の変速段を達成する際締結し、
それ以外のときは一方が空転して相対回転状態にあり、
しかも摩擦締結装置の解除状態でも互いに接触状態にあ
り、ドライブプレートとドリブンプレート間の辷り摩擦
による高温の発生およびトルク損失の発生がある。
【0003】このため例えば実開昭63ー53930は
、図4のようにドライブプレート1を間に挟んで隣接す
るドリブンプレート2、2に互いに向き合う爪3、3を
形成して当接させ、間に挟んだドライブプレート1の厚
さより余裕のある間隔を保持するようにしたものを提案
している。このほか、図5に示すようにドリブンプレー
ト2’、2’間にスプリング4を挿入して、クリアラン
スを確保しようとするもの、あるいはディッシュプレー
トを予圧してクリアランスを確保しようとするものなど
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のように爪
3を形成したりスプリング4を挿入するものは、加工す
る対象部品点数が多いこと、あるいは追加部品が多数に
なることから、構造を複雑にし、また予圧を施すものは
、そのために組立作業が困難になるという問題を有する
【0005】したがってこの発明は、自動変速機の摩擦
締結装置の構造を複雑にすることなく、あるいは困難な
組立作業も要することもなく、摩擦締結装置の回転摩擦
部分における高温の発生、トルク損失の発生を低減する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】ここで摩擦締結装置にお
ける温度上昇およびトルク損失発生の原因についてみる
と、図6、図7、図8に示されるように、摩擦締結装置
におけるトルク損失は常用域の中速回転数において大き
く、高回転域では低いこと、またプレートの回転摩擦部
分へ供給される潤滑油量は中速域において多量であるが
、高速域では少ないことがわかった。そしてとくにこの
高回転が車両前進時にあたるところ、潤滑油の供給量が
不足気味であるためにドライブプレートおよびドリブン
プレートの両プレートの摩擦による発熱を許し、これら
プレートの損傷が急速に進展する恐れがある。また低回
転の時は過剰な潤滑油量のために、大きな粘性抵抗が生
じ損失トルクを大きくしているものである。
【0007】このため本発明は、自動変速機内に設けら
れ、支持軸周りに回転する駆動側ハブおよび被駆動側部
材にそれぞれ係止した複数のプレートからなる摩擦締結
装置の、前記駆動側ハブには潤滑油ギャラリーと前記プ
レート部分とを連通する油通路が形成されており、該油
通路には前記駆動側ハブが低回転のときは閉じ高回転の
ときは開くチェック弁が設けられた摩擦締結装置の潤滑
装置とした。これにより駆動側ハブの回転速度域に応じ
て適切な潤滑油量が摩擦締結装置の回転摩擦部分に供給
されるので、高温発熱やトルク損失の増大がない。
【0008】
【実施例】図1はギヤ切り換えのため図外のたとえばプ
ラネタリギヤキャリアなどを固定するブレーキに適用し
た本発明の実施例を示す。駆動側ハブ10は回転摺動面
16において支持軸30に支持されている。駆動側ハブ
10の外周面には、支持軸30と同方向にスプライン1
1が形成されており、このスプライン11には複数枚の
リング形状のドライブプレート12が、その内周縁に形
成された係合歯13によって係止され、軸方向には相対
移動可能で、支持軸30周りの回転方向には一体となっ
て回転する。
【0009】この実施例では回転しないが被駆動側部材
としてのトランスミッションケース20には駆動側ハブ
10と同軸に、歯が内方に向いたスプライン21が形成
されている。
【0010】外周縁にトランスミッションケース20の
スプライン21に係止する係合歯23を持つ複数のドリ
ブンプレート22が、前記ドライブプレート12を交互
に挟んで配置される。トランスミッションケース20に
は、前記スプライン21と隣接してシリンダ25が形成
されており、該シリンダ25内を軸方向に変位するピス
トン26が、シリンダ25内への油圧供給を受けてドリ
ブンプレート22を押圧することにより、ドリブンプレ
ート22とドライブプレート12が締結される。
【0011】駆動側ハブ10には、支持軸30との前記
回転摺動面16とドライブプレート12を係止している
プレート部分との中間に凹部空間15が形成されており
、回転摺働面16と凹部空間15とを連結する連通孔1
7と、凹部空間15と前記プレート部分とを連結する連
通孔18とが設けられ、これら連通孔17、凹部空間1
5および連通孔18が回転摺動面16からプレート部分
への油通路をなしている。そして前記連通孔17にはボ
ール42と押圧スプリング43からなるチェック弁40
が設けられている。
【0012】回転摺動面16においては、前記連通孔1
7の開口を挟んで支持軸30の軸方向両側に油漏れを防
止するシールリング32、32が配置されている。支持
軸30にはシールリング32、32に挟まれた部分の外
周にリング状の凹部空間33が形成されており、軸内部
には潤滑油ギャラリーとしての油供給穴34が形成され
、供給孔35により凹部空間33に開口している。
【0013】この構成によれば駆動側ハブ10が低回転
の時はチェック弁40のボール42は押圧スプリング4
3によって回転中心方向に押しつけられ供給油圧に抗し
て連通孔17を閉じた状態に保持する一方、駆動側ハブ
10が高回転になるとボール42に遠心力が加わってチ
ェック弁40が開く。
【0014】この結果図2に示されるように、常用域で
ある低中速回転の時には回転摩擦部分に過剰な潤滑油が
供給されることがないので、図3のように潤滑油粘性抵
抗による損失トルクが減少することとなる。
【0015】他方高回転の時は、チェック弁40が開い
た連通孔17によって該連通孔17、凹部空間15、連
通孔18からなる油通路が開通し、潤滑油が油供給穴3
4からドライブプレート12、ドリブンプレート22が
位置する回転摩擦部分に送られるので、従来のような潤
滑油不足による高温発熱が発生することがなく、ドライ
ブプレート12およびドリブンプレート22の損傷が未
然に防止される。この際粘性抵抗はやや増加するものの
、高速で高出力状態にあるからほとんど影響がない。
【0016】なお、実施例は被駆動側部材が回転しない
ブレーキについて示したがこれに限定されることなく、
それぞれが回転する要素部材間に設けられる他の摩擦締
結装置にも適用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上のとおり本発明は、自動変速機の摩
擦締結装置においてプレートの回転摩擦部分への油通路
に駆動側ハブが低回転のときは閉じ高回転のときは開く
チェック弁を設けたので、高回転域で高温発熱が生じる
原因となる潤滑油不足にならず、常用域では過大な粘性
抵抗のもととなる潤滑油過剰がないので、摩擦締結装置
の構造を複雑にすることなく高温の発生、トルク損失の
発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】本発明による回転数と潤滑油量との関係を示す
図である。
【図3】本発明による回転数と損失トルクとの関係を示
す図である。
【図4】従来例を示す図である。
【図5】他の従来例を示す図である。
【図6】従来の回転数と損失トルクとの関係を示す図で
ある。
【図7】従来の回転数と潤滑油量との関係を示す図であ
る。
【図8】潤滑油量と損失トルクとの関係を示す図である
【符号の説明】
10  駆動側ハブ 11、21  スプライン 12  ドライブプレート 13、23  係合歯 15、33  凹部空間 16  回転摺動面 17、18  連通孔 20  トランスミッションケース 23  ドリブンプレート 25  シリンダ 26  ピストン 30  支持軸 32  シールリング 34  油供給穴 35  供給孔 40  チェック弁 42  ボール 43  押圧スプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  自動変速機内に設けられ、支持軸周り
    に回転する駆動側ハブ及び被駆動側部材にそれぞれ係止
    した複数のプレートからなる摩擦締結装置の、前記駆動
    側ハブには該駆動側ハブと接する面に開口する潤滑油ギ
    ャラリーと前記プレート部分とを連通する油通路が形成
    されており、該油通路には前記駆動側ハブが低回転のと
    きは閉じ高回転のときは開くチェック弁が設けられてい
    ることを特徴とする自動変速機の摩擦締結装置の潤滑装
    置。
  2. 【請求項2】  前記潤滑油ギャラリーが、前記支持軸
    内に形成され、駆動側ハブとの回転摺動面に開口して設
    けられており、駆動側ハブの前記油通路は回転摺動面に
    ギャラリーの開口と対応して開口していることを特徴と
    する請求項1記載の自動変速機の摩擦締結装置の潤滑装
    置。
  3. 【請求項3】  前記潤滑油ギャラリーの開口が前記支
    持軸の外周に形成されたリング状の第1の凹部空間を含
    むことを特徴とする請求項2記載の自動変速機の摩擦締
    結装置の潤滑装置。
  4. 【請求項4】  前記油通路は、前記プレート部分と前
    記回転摺働面との中間に形成された第2の凹部空間と、
    該第2の凹部空間と前記プレート部分とを連結する第1
    の連通孔と、前記第2の凹部空間と前記潤滑油ギャラリ
    ーとを連結する第2の連通孔とを有し、該第2の連通孔
    に前記チェック弁が設けられていることを特徴とする請
    求項2または3記載の自動変速機の摩擦締結装置の潤滑
    装置。
JP3133592A 1991-05-09 1991-05-09 自動変速機の摩擦締結装置の潤滑装置 Pending JPH04337153A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000111