JP2021042766A - 蒸気タービン弁駆動装置 - Google Patents
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Abstract
Description
[A]構成
第1実施形態において、蒸気タービン発電設備を構成する蒸気弁部10および蒸気タービン弁駆動装置20の要部に関して、図1を用いて説明する。図1では、蒸気タービン弁駆動装置20が蒸気弁部10について、通常の開動作および通常の閉動作を行う場合の様子を示している。
蒸気弁部10は、蒸気弁本体であって、図1に示すように、蒸気タービン弁駆動装置20によって弁棒14が移動することによって、弁箱部11の内部において弁座13と弁体15との間の開度が変動する。蒸気弁部10は、蒸気タービンへ流れる蒸気の流路に設置されており、たとえば、蒸気タービンの起動時に蒸気流量を制御するために開度が制御される。
蒸気タービン弁駆動装置20は、蒸気弁部10を動作させるために設置されている。蒸気タービン弁駆動装置20は、油圧駆動部30が油圧回路部50によって駆動することによって、蒸気弁部10について開閉動作を行う。蒸気タービン弁駆動装置20では、制御装置70が油圧回路部50の動作を制御することで、油圧駆動部30の動作が制御される。
蒸気タービン弁駆動装置20において、油圧駆動部30は、油圧駆動装置であって、図1に示すように、蒸気弁部10に設置されている。油圧駆動部30は、蒸気弁部10を操作する操作ロッド31にピストン35が設けられており、そのピストン35がシリンダ32に収容されている。油圧駆動部30は、シリンダ32の内部においてピストン35が作動油の作用によって駆動することで、操作ロッド31が蒸気弁部10を操作するように構成されている。
油圧駆動部30のうち、操作ロッド31は、棒状体であって、弁棒14と同軸であって、一端がカップリング311を介して弁棒14に連結されている。操作ロッド31は、他端に開度検出器38が設けられている。そして、操作ロッド31は、中央部分にピストン35が設けられている。なお、本実施形態では、操作ロッド31と弁棒14とが同軸である場合を例示しているが、例えば一般的なレバー駆動型の蒸気タービン弁駆動装置のように、操作ロッドと弁棒とが同軸でない構成としてもよい。
油圧駆動部30のうち、シリンダ32は、内部空間C32にピストン35を収容している。シリンダ32の内部空間C32は、ピストン35によって、負荷側油室C32aと反負荷側油室C32bとに区画されている。また、シリンダ32には、第1作動油ポートP32a、第2作動油ポートP32b、および、第3作動油ポートP32cが形成されている。
油圧駆動部30のうち、ピストン35は、シリンダ32の内部空間C32において、作動油の作用により操作ロッド31の軸方向に沿って摺動するように構成されている。
上記の他に、油圧駆動部30においては、閉鎖用バネ82が設けられている。閉鎖用バネ82は、たとえば、金属線が螺旋状に巻かれたコイルスプリングであって、弁箱部11とシリンダ32との間に設置されたバネ箱部81の内部に収容されている。閉鎖用バネ82は、操作ロッド31が内部を貫通するように設置されている。閉鎖用バネ82は、ピストン35により操作される操作ロッド31によって伸縮するように構成されている。
蒸気タービン弁駆動装置20において、油圧回路部50は、双方向ポンプ51、貯油部52、制御油用チェック弁V52a、制御油用チェック弁V52b、急閉用ダンプ弁V53、急閉用電磁弁V54、非常油用チェック弁V56b、非常油用チェック弁V56bを備えており、作動油が流れる油路を介して各部が接続されている。
油圧回路部50のうち、双方向ポンプ51は、負荷側油室C32aに作動油を供給することで蒸気弁部10について通常の開動作を実行すると共に、反負荷側油室C32bに作動油を供給することで蒸気弁部10について通常の閉動作を実行するように構成されている。
貯油部52は、たとえば、アキュムレータであって、内部に作動油を貯蔵している。ここでは、貯油部52において貯蔵された作動油が、油路L52(貯油部油路)を経由して、油路L51aに接続された油路L52a(負荷側制御油用油路)、および、油路L51bに接続された油路L52b(反負荷側制御油用油路)のそれぞれに供給されるように構成されている。
制御油用チェック弁V52a(第1の制御油用チェック弁)は、油路L52aに設置されている。制御油用チェック弁V52aは、油路L52aにおいて貯油部52の側から油路L51aの側へ作動油が流れるが、油路L51aの側から貯油部52の側へ作動油が流れないように構成されている。
急閉用ダンプ弁V53は、油路L51aの接続部J3aと油路L51bの接続部J3bとのそれぞれに両端が接続された油路L53(急閉用油路)に設置されている。
急閉用電磁弁V54は、油路L51cの接続部J4と急閉用ダンプ弁V53のパイロットポートとのそれぞれに両端が接続された油路L54(電磁弁設置油路)に設置されている。
非常油用チェック弁V56a(第1の非常油用チェック弁)は、油路L56aに設置されている。油路L56aは、一端が接続部J8において油路L56cに接続されており、他端が接続部J2aにおいて油路L51aに接続されている。非常油用チェック弁V56aは、油路L56aにおいて接続部J2aの側から接続部J8の側へ作動油が流れるが、接続部J8の側から接続部J2aの側へ作動油が流れないように構成されている。
制御装置70は、演算器(図示省略)とメモリ装置(図示省略)とを含み、メモリ装置が記憶しているプログラムを用いて演算器が演算処理を行うことによって、各部の制御を行う。制御装置70は、各部の状態を検出することで得られた検出信号が入力される。この他に、制御装置70は、たとえば、操作装置(図示省略)に操作者が入力した操作指令信号が入力される。制御装置70は、入力された各種信号に基づいて、油圧回路部50に油圧駆動部30を駆動することによって、蒸気弁部10の動作を制御する。
以下より、上記の蒸気弁部10について、通常の開動作を行う場合(ケース1)、通常の閉動作を行う場合(ケース2)、および、急閉動作を行う場合(ケース3)に関して順次説明を行う。
まず、上記の蒸気弁部10について蒸気タービン弁駆動装置20が通常の開動作を行う場合(ケース1)に関して、図2を用いて説明する。図2では、蒸気弁部10を開けるための作動油の主要な流れを実線の矢印で示していると共に、急閉用ダンプ弁V53を閉じるための作動油の主要な流れを破線の矢印で示している。
つぎに、上記の蒸気弁部10について蒸気タービン弁駆動装置20が通常の閉動作を行う場合(ケース2)に関して、図3を用いて説明する。図3では、蒸気弁部10を閉めるための作動油の流れを実線の矢印で示していると共に、急閉用ダンプ弁V53を閉じるための作動油の流れを破線の矢印で示している。
つぎに、上記の蒸気弁部10について蒸気タービン弁駆動装置20が急閉動作を行う場合(ケース3)に関して、図4を用いて説明する。つまり、通常の閉動作で蒸気弁部10を閉める速度よりも高い速度で蒸気弁部10を急速に閉める場合について説明する。図4では、蒸気弁部10を急速に閉めるための作動油の流れを実線の矢印で示していると共に、急閉用ダンプ弁V53を開けるための作動油の流れを破線の矢印で示している。
以上のように、本実施形態において、蒸気弁部10について急閉動作を行う際には、作動油が急閉用ダンプ弁V53のパイロット油室P53から急閉用電磁弁V54を介して貯油部52に排出されることによって、急閉用ダンプ弁V53が開いた状態になる。そして、急閉用ダンプ弁V53が設置された油路L53を経由して作動油が負荷側油室C32aから反負荷側油室C32bに流れる。これにより、蒸気弁部10について急閉動作が実行される。このように、本実施形態では、急閉用電磁弁V54を用いて急閉用ダンプ弁V53を開けることによって蒸気弁部10の急閉動作を実行している。したがって、本実施形態では、急閉用電磁弁V54のサイズを大型化しなくても、十分に高い速度で急閉動作を実行することができる。
なお、本実施形態において、たとえば、タービン起動時に蒸気弁部10の急閉動作を解除する解除動作(リセット動作)を実行する場合には、通常の開動作および通常の閉動作を行う場合と同様に、急閉用電磁弁V54を励磁状態に戻した状態で双方向ポンプ51を駆動させる。これにより、急閉用ダンプ弁V53のパイロット油室P53に作動油を非常油として供給して、急閉用ダンプ弁V53を閉じる。本実施形態では、負荷側開度制御用油路L51aおよび反負荷側開度制御用油路L51bのそれぞれから急閉用ダンプ弁V53のパイロット油室P53に作動油を供給することができる。
[A]構成
第2実施形態において、蒸気タービン発電設備を構成する蒸気弁部10および蒸気タービン弁駆動装置20の要部に関して、図6を用いて説明する。図6では、図1と同様に、蒸気タービン弁駆動装置20が蒸気弁部10について、通常の開動作および通常の閉動作を行う場合の様子を示している。
2つの急閉用ダンプ弁V53,V53_2のうち、急閉用ダンプ弁V53_2は、第1実施形態における急閉用ダンプ弁V53と同様に設置されている。
また、2つの急閉用電磁弁V54,V54_2のうち、急閉用電磁弁V54_2は、第1実施形態における急閉用電磁弁V54と同様に設置されている。
急閉用ダンプ弁V53_2および急閉用電磁弁V54_2を備える急閉機構は、たとえば、急閉用ダンプ弁V53および急閉用電磁弁V54を備える他の急閉機構において異常が生じたときに、急閉動作を行うために用いられる。つまり、急閉動作を行う際には、急閉用電磁弁V54_2は、無励磁状態であり、TポートとAポートとの間が連通して、油路L54_2が連通状態になる。そして、急閉用ダンプ弁V53_2は、AポートとBポートとの間が連通状態になって開けられる。これにより、シリンダ32の内部空間C32においては、ピストン35が負荷側油室C32aの側から反負荷側油室C32bの側へ急速に移動する。その結果、蒸気弁部10が急速に全て閉じられる。
以上のように、本実施形態においては、急閉用ダンプ弁V53および急閉用電磁弁V54を備える急閉機構の他に、急閉用ダンプ弁V53_2および急閉用電磁弁V54_2を備える急閉機構を備えている。このため、2つの急閉機構のうち、一方において動作不良が生じた場合であっても、他方を用いて急閉動作を実行することができる。したがって、本実施形態では、急閉動作をより確実に実行可能であるので、信頼性を向上することができる。
[A]構成
第2実施形態における急閉用電磁弁V54について、図7を用いて説明する。図7では、図1と同様に、蒸気タービン弁駆動装置20が蒸気弁部10について、通常の開動作および通常の閉動作を行う場合の様子を示している(図1参照)。
このため、本実施形態では、たとえば、2つのソレノイド部のうち一方のソレノイド部において励磁用の電線が断線した場合であっても、急閉動作を実行しないので、緊急時以外の場合に、タービンが停止することを防止可能である。その結果、本実施形態では、発電機会の喪失や電力系統の外乱などの不具合が発生することを防止することができる。
[A]構成
第4実施形態において、蒸気タービン発電設備を構成する蒸気タービン弁駆動装置20の要部に関して、図8を用いて説明する。
フィルタ91は、双方向ポンプ51においてリークした作動油がドレン油として貯油部52に流れる油路L51c(ドレン用油路)に設けられている。
油路L51cにおいては、フィルタ91を挟むように接続部J91aと接続部J91bとが設けられており、フィルタ91をバイパスする油路L91(フィルタパイパス油路)の両端が接続部J91aと接続部J91bとに接続されている。そして、フィルタ91をバイパスする油路L91には、フィルタバイパスチェック弁V91が設けられている。フィルタバイパスチェック弁V91は、油路L91において双方向ポンプ51の側から貯油部52の側へ作動油が流れるが、貯油部52の側から双方向ポンプ51の側へ作動油が流れないように構成されている。このため、フィルタ91が捕捉した異物によって閉塞状態になった場合には、作動油は、フィルタ91をバイパスする油路L91を介して、貯油部52の側へ流れる。
フィルタ92は、貯油部52において貯蔵された作動油が、油路L52aおよび油路L52bのそれぞれを介して、油路L51aおよび油路L51bのそれぞれに流れる油路L52に設けられている。
油路L52においては、フィルタ92を挟むように接続部J92aと接続部J92bとが設けられており、フィルタ92をバイパスする油路L92(フィルタパイパス油路)の両端が接続部J92aと接続部J92bとに接続されている。そして、フィルタ92をバイパスする油路L92には、フィルタバイパスチェック弁V92が設けられている。フィルタバイパスチェック弁V92は、油路L92において、貯油部52の側から双方向ポンプ51の側へ作動油が流れるが、双方向ポンプ51の側から貯油部52の側へ作動油が流れないように構成されている。このため、フィルタ92が捕捉した異物によって閉塞状態になった場合には、作動油は、フィルタ92をバイパスする油路L92を介して、双方向ポンプ51の側へ流れる。
以上のように、本実施形態においては、フィルタ91およびフィルタ92が設けられている。このため、本実施形態では、油圧回路部50において発生したスラッジなどの異物をフィルタ91およびフィルタ92によって作動油から除去し、作動油の清浄度を好適な状態に保持可能である。その結果、本実施形態では、スラッジなどの異物によって双方向ポンプ51の性能および急閉用電磁弁V54の性能が低下することを防止可能である。
[A]構成
第5実施形態における油圧回路部50の要部に関して、図9を用いて説明する。
負荷側リリーフ弁V93aは、油路L93a(負荷側リリーフ弁設置油路L93a)に設置されている。油路L93aは、一端が油路L54の接続部J54aに接続され、他端が油路L51aの接続部J93aに接続されている。
反負荷側リリーフ弁V93bは、油路L93b(反負荷側リリーフ弁設置油路)に設置されている。油路L93bは、一端が油路L52の接続部J5に接続され、他端が油路L51bの接続部J93bに接続されている。
本実施形態において、油路L51a(負荷側開度制御用油路)の圧力が予め定められた値を超えたときには、負荷側リリーフ弁V93aが閉じた状態から開いた状態になる。これにより、油路L51aから作動油が、油路L93aの負荷側リリーフ弁V93aを介して、貯油部52へ流れる。
したがって、本実施形態では、蒸気タービン弁駆動装置20の油圧回路部50について適切に保護することができる。
[A]構成
第6実施形態における油圧回路部50の要部に関して、図10を用いて説明する。
負荷側圧力検出器94aは、負荷側開度制御用油路L51aにおける作動油の圧力を検出するために設置されている。ここでは、負荷側開度制御用油路L51aにおいて接続部J3aと第1作動油ポートP32aとの間の圧力を検出するように、負荷側圧力検出器94aが設けられている。
反負荷側圧力検出器94bは、反負荷側開度制御用油路L51bにおける作動油の圧力を検出するために設置されている。ここでは、反負荷側開度制御用油路L51bにおいて接続部J3bと第3作動油ポートP32bとの間の圧力を検出するように、反負荷側圧力検出器94bが設けられている。
したがって、本実施形態では、蒸気タービン弁駆動装置20の油圧回路部50について適切に保護することができる。
[A]構成
第7実施形態における油圧回路部50の要部に関して、図11を用いて説明する。
したがって、本実施形態では、貯油部52に作動油を容易に補充可能であるので、蒸気弁部10の開度を適切に制御することができる。
[A]構成
第8実施形態における油圧回路部50の要部に関して、図12を用いて説明する。
このため、本実施形態では、冷却部96がサーボモータ512を冷却するので、サーボモータ512の熱によって作動油の粘度が低下することを防止することができる。
[A]構成
第9実施形態における油圧回路部50の要部に関して、図13を用いて説明する。
したがって、本実施形態では、作動油の粘度が上昇した場合に、作動油の粘度を適正な状態にすることができる。
[A]構成
第10実施形態に係る油圧回路部50の要部に関して、図14を用いて説明する。
したがって、本実施形態では、双方向ポンプ51の回転数およびサーボモータ512の回転数が、許容可能な回転数を超えることを防止することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Claims (13)
- 蒸気タービンへ蒸気を供給する蒸気流路に設置された蒸気弁部を駆動する蒸気タービン弁駆動装置であって、
前記蒸気弁部を操作する操作ロッドに設けられたピストンを収容し、前記ピストンによって負荷側油室と反負荷側油室とに区画されるシリンダと、
負荷側開度制御用油路を介して作動油を前記負荷側油室に供給することで前記蒸気弁部の開動作を実行すると共に、反負荷側開度制御用油路を介して作動油を前記反負荷側油室に供給することで前記蒸気弁部の閉動作を実行する双方向ポンプと、
作動油が貯蔵される貯油部と、
前記負荷側開度制御用油路および前記反負荷側開度制御用油路のそれぞれに接続されている急閉用油路に設置され、前記開動作および前記閉動作を行う際には、パイロット油室に作動油が供給されることによって閉じた状態になるように構成されている急閉用ダンプ弁と、
前記貯油室および前記パイロット油室を連結する電磁弁設置油路に設けられる急閉用電磁弁と、
を備え、
前記開動作および前記閉動作を行う際には、前記急閉用電磁弁を励磁状態にして前記貯油部からの作動油が前記パイロット油室に供給されることによって、前記急閉用ダンプ弁を閉じた状態とし、
前記急閉動作を行う際には、前記急閉用電磁弁を無励磁状態にして前記パイロット油室からの作動油が前記貯油部に排出されることによって、前記急閉用ダンプ弁を開いた状態とし、前記急閉用油路を経由して前記負荷側油室の作動油が前記反負荷側油室へ流れる、
蒸気タービン弁駆動装置。 - 前記蒸気弁部を閉める方向に付勢する閉鎖用バネ
をさらに備え、
前記急閉動作を行う際には、前記閉鎖用バネの作用によって、作動油が前記負荷側油室から前記急閉用油路を経由して前記反負荷側油室に流れる、
請求項1に記載の蒸気タービン弁駆動装置。 - 前記負荷側開度制御用油路に接続された負荷側制御油用油路に第1の制御油用チェック弁が設置されていると共に、
前記反負荷側開度制御用油路に接続された反負荷側制御油用油路に第2の制御油用チェック弁が設置されており、
前記第1の制御油用チェック弁は、作動油が前記貯油部から前記負荷側開度制御用油路に流れるように構成されており、
前記第2の制御油用チェック弁は、作動油が前記貯油部から前記反負荷側開度制御用油路に流れるように構成されている、
請求項1または2に記載の蒸気タービン弁駆動装置。 - 前記開動作および前記閉動作を行う際に、前記負荷側開度制御用油路を流れる作動油が第1の非常油用チェック弁を介して前記パイロット油室に供給されると共に、前記反負荷側開度制御用油路を流れる作動油が第2の非常油用チェック弁を介して前記パイロット油室に供給されるように構成されている、
請求項1から3のいずれかに記載の蒸気タービン弁駆動装置。 - 前記急閉用ダンプ弁および前記急閉用電磁弁が複数である、
請求項1から4のいずれかに記載の蒸気タービン弁駆動装置。 - 前記急閉用電磁弁は、複数のソレノイド部を有し、複数のソレノイド部の全てが無励磁状態であるときに、前記急閉用ダンプ弁が開いた状態に変わるように構成されている、
請求項1から5のいずれかに記載の蒸気タービン弁駆動装置。 - 前記双方向ポンプにおいてリークした作動油がドレン油として前記貯油部に流れるドレン用油路
を備え、
前記ドレン用油路には、第1のフィルタが設けられている、
請求項1から6のいずれかに記載の蒸気タービン弁駆動装置。 - 前記貯油部において貯蔵された作動油を前記負荷側開度制御用油路および前記反負荷側開度制御用油路へ供給する貯油部油路
を備え、
前記貯油部油路には、第2のフィルタが設けられている、
請求項1から7のいずれかに記載の蒸気タービン弁駆動装置。 - 前記負荷側開度制御用油路の圧力が予め定められた値を超えたときに前記負荷側開度制御用油路から作動油が負荷側リリーフ弁を介して前記貯油部へ流れると共に、
前記反負荷側開度制御用油路の圧力が予め定められた値を超えたときに前記反負荷側開度制御用油路から作動油が反負荷側リリーフ弁を介して前記貯油部へ流れるように構成されている、
請求項1から8のいずれかに記載の蒸気タービン弁駆動装置。 - 前記負荷側開度制御用油路の圧力を検出する負荷側圧力検出器と、
前記反負荷側開度制御用油路の圧力を検出する反負荷側圧力検出器と
を有し、
前記負荷側圧力検出器によって検出された圧力および前記反負荷側圧力検出器によって検出された圧力に基づいて、前記双方向ポンプを駆動するサーボモータの動作を制御する、
請求項1から9のいずれかに記載の蒸気タービン弁駆動装置。 - 前記サーボモータを冷却する冷却部
を備える、
請求項10に記載の蒸気タービン弁駆動装置。 - 前記貯油部に貯蔵された作動油を加熱する加熱部
を備える、
請求項1から11のいずれかに記載の蒸気タービン弁駆動装置。 - ダイナミックブレーキ装置と、
前記サーボモータがサーボドライバとダイナミックブレーキ装置とのいずれか一方に電気的に接続するように切り替えを行うスイッチと
を備え、
前記サーボドライバに異常が生じたときには、前記サーボモータと前記ダイナミックブレーキ装置とが電気的に接続するように、前記スイッチが切り替えを行うことによって、前記ダイナミックブレーキ装置が前記サーボモータの動作を止める、
請求項10から12のいずれかに記載の蒸気タービン弁駆動装置。
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