JP2021042627A - 天井材支持構造、及びその施工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】用いる部材(支持部材)が簡易で、しかも施工を極めて容易に行うことができる天井材支持構造、及びその施工法を提供する。【解決手段】本発明の天井材支持構造は、外装材4が直接的又は間接的に固定される頂部11の左右から下方へ延在して下端13が躯体6に固定される脚部12を有する支持部材1と、少なくとも一方の脚部12の下端13の外側に設けられて上方へ延在させた立上り部14に、その側端が立ち上げられた取付部22及び取付重合部24を係合させる天井材2と、からなることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、用いる部材(支持部材)が簡易で、しかも施工を極めて容易に行うことができる天井材支持構造、及びその施工法に関する。
鉄骨躯体からなる横梁(躯体)に対してタイトフレームを固定し、該タイトフレームに折板を敷設する屋根構造は広く知られている。
このような屋根構造では、横梁の長手方向に対して直交する方向に折板が敷設されている。また、横梁は、屋根材の形状等から3〜5mの間隔で構築されるため、タイトフレームの取付、屋根材の敷設等の作業時に室内側に足場を設置するためスペースが必要となる。
また、この場合の天井構造は、一般に、前記屋根構造の施工とは、別々に行われている。
そのため、屋根を施工後に、体育館などで、天井施工を行おうとすると、その天井施工のみで、足場などが必要であった。
例えば特許文献1には、ユ型構造材2の上フランジ21に縦長の外装材保持部材4を固定し、前記構造材2,2間に化粧材3を架設した構造が提案されている。
また、特許文献2には、天井材の側縁を取り付けるための支持具と、外装材を都立結ための支持具とがほぼ同一位置に二階建て状に固定された構造が提案されている。
特開2019−19557号公報 特許第5973749号公報
しかしながら、前記特許文献1では、例えば縦長の外装材保持部材4などが、前記特許文献2では、二階建て状に固定された支持具などが、何れも複雑な部材であって、これらの部材を用いる必要があった。また、外装材の接続位置と天井材の接続位置とが上下に連なっているため、極めて施工が困難であるという問題をも有するものであった。
そこで、本発明は、用いる部材(支持部材)が簡易で、しかも施工を極めて容易に行うことができる天井材支持構造、及びその施工法を提案することを目的とする。
本発明は、外装材が直接的又は間接的に固定される頂部の左右から下方へ延在して下端が躯体に固定される脚部を有する支持部材と、少なくとも一方の前記脚部の下端の外側に設けられて上方へ延在させた立上り部に、その側端が立ち上げられた取付部及び取付重合部を係合させる天井材と、からなることを特徴とする天井材支持構造に関するものである。
また、本発明は、前記天井材支持構造において、支持部材の頂部にて、隣り合う外装材が接続されて山状部が形成され、該山状部の内側に天井材が位置することを特徴とする天井材支持構造をも提案する。
また、本発明は、前記天井材支持構造において、天井材は、取付部と取付重合部間が多孔性であることを特徴とする天井材支持構造をも提案する。
さらに、本発明は、躯体に脚部の下端が固定されて支持部材が立設される工程を行った後、左右に隣り合う前記支持部材に設けられた立上り部に、天井材の取付部及び取付重合部が係合される工程を行うことを特徴とする天井材支持構造の施工法をも提案するものである。
また、本発明は、前記天井材支持構造の施工法において、天井材が配設される工程を行った後、支持部材の頂部に外装材が直接的に又は間接的に固定される工程を行うことを特徴とする天井材支持構造の施工法をも提案する。
本発明の天井材支持構造は、流れ方向にそれぞれ広幅に延在する外装材と天井材との間に、帯状の、狭幅の支持部材が配置される構成であって、用いられる支持部材等が簡易であるため、実用的価値が極めて高く、各種の屋根構造や天井構造に適用することができる。
また、支持部材の頂部にて、隣り合う外装材が接続されて山状部が形成され、該山状部の内側に天井材が位置する場合、外装材の接続位置と天井材の接続位置とが一致していないため、施工を極めて容易に行うことができる。
また、天井材が、取付部と取付重合部間が多孔性である場合、例えばパンチングメタルにて当該部分(天井面部)を形成することができ、断熱材や機能性材を配設しても配設しなくてもよいが、吸音や軽量等を考慮したものとなる。
さらに、本発明の天井材支持構造の施工法は、躯体に支持部材を立設させる工程を行った後に、左右に隣り合う前記支持部材間に、天井材を配設する工程を行うので、それぞれの工程を極めて容易に上方側から行うことができる。そのため、足場を組み付ける等の作業を必要とすることがなく、実用的価値が極めて高いものである。
また、天井材が配設される工程を行った後、支持部材の頂部に外装材が直接的に又は間接的に固定される工程を行う場合、天井材施工を先に、屋根施工が最後に行われるので、室内側の点検を行いつつ屋根を施工することができる。
(a)本発明の第1実施例の天井材支持構造を示す正面図、(b)用いた天井材を示す斜視図である。 (a)第1実施例に用いた支持部材を示す正面図、(b)用いた外装材を示す正面図、(c)躯体に支持部材が立設される工程の後、天井材を配設する工程を示す正面図である。 (a)本発明の第2実施例の天井材支持構造を示す正面図、(b)用いた支持部材を示す正面図、(c)用いた天井材を示す正面図である。
本発明の天井材支持構造は、外装材が直接的又は間接的に固定される頂部の左右から下方へ延在して下端が躯体に固定される脚部を有する支持部材と、少なくとも一方の前記脚部の下端の外側に設けられて上方へ延在させた立上り部に、その側端が立ち上げられた取付部及び取付重合部を係合させる天井材と、からなることを特徴とする。
前記天井材支持構造における支持部材と、天井材とは、それぞれ以下の構成を備えるものである。
まず、前記支持部材は、外装材が直接的又は間接的に固定される頂部の左右から下方へ延在して下端が躯体に固定される脚部を有し、少なくとも一方の前記脚部の下端の外側に設けられて上方へ延在させた立上り部を備えている。
また、前記天井材は、前記支持部材の立上り部に、その側端が立ち上げられた取付部及び取付重合部を係合させる構成であり、取付部と取付重合部間を天井面部とすると、該天井面部のそれぞれ側端に形成された取付部と取付重合部とが、前記支持部材の立上り部に係合する構成である。
前記支持部材について、詳細に説明すると、外装材が直接的又は間接的に固定される頂部と、その左右から下方へ延在して下端が躯体に固定される脚部を備える従来品は、例えばタイトフレーム等の名称にて多くの市販品が提供されている。
それらの従来品に対し、本発明における支持部材は、少なくとも一方の前記脚部の下端の外側に設けられて上方へ延在させた立上り部を備えている点で市販品(従来品)とは明らかに相違する。特に限定するものではないが、従来品と同様に帯状鋼材を変形させてこの支持部材を加工させてもよい。なお、前記立上り部の上端には、外側へ向く、或いは内側へ向く横片状の受面部が設けられていることが好ましい。
前記支持部材の頂部には、外装材が直接的又は間接的に固定されるための補助材を取り付けてもよい。例えば後述する図示実施例のように受け金具を固定し、該受け金具に外装材の側縁部を弾性的に嵌合(係合)させるようにしてもよい。このように、受け金具としては、敷設する外装材の側縁部形状に応じて多種の態様が想定される。
また、前記外装材は、その側縁部同士が前記支持部材の頂部にて接続されるものであれば、特に限定するものではない。例えば後述する図示実施例のように平坦状の面板部(谷状部)の両側端が傾斜状に立ち上がり、隣り合う外装材が接続されて山状部を形成する縦葺き外装材が好ましい。
前記支持部材の脚部の下端が固定される躯体は、後述する図示実施例では横梁であるが、特に限定するものではない。
また、後述する図示実施例では、頂部に固定した受け金具にて縦葺き外装材の側縁部を弾性的に嵌合させると共に側縁端同士を重合させてかしめて接続する構成を採用しているが、特にこれに限定するものではない。例えば外装材同士の接続構造についても、特に限定するものではない。
前記天井材について、詳細に説明すると、前述のように取付部と取付重合部との間を天井面部とすると、この天井材は、中央に位置する天井面部の一方端に取付部が、他方端に取付重合部が形成され、隣り合う前記支持部材の立上り部間に係合するように配設される。
この天井面部は、室内側から見上げた際に、天井面を形成する部分であって、平板状でも波板状でも曲面状でもよいし、非通気面状でも通気面状でもよい。通気面状の天井面部の場合には、その上面側に断熱材やその他の機能性材が配設されていてもよいし、全く配設されていなくてもよい。
前記天井材の取付部及び取付重合部は、天井面部の側端が立ち上げられたものであって、前記支持部材の立上り部に係合状に取り付けられる構成であれば、特にその具体的構成を限定するものではなく、左右対称状でもよいし非対称状でもよい。例えば後述する図示実施例では、取付部及び取付重合部をそれぞれ逆L字状に形成したので、隣り合う支持部材の立上り部に天井材を係合状に取り付けることができる。
更に、後述する図示実施例では、取付部及び取付重合部の更に外側に係止片を設けることで、取付部側を、下方が開放する狭幅の溝状(ワ字状)に形成し、取付重合部側を、下方が開放する広幅の溝状に形成したので、取付部側は、上方から立上り部の上端にすっぽりと嵌合状に取り付けられ、取付重合部側は、左右方向に位置調整しながら余裕を持って取り付けることができる。
そして、一つの支持部材の立上り部に、隣り合う天井材のそれぞれの取付部、取付重合部を係合状に取り付けた際に、下側に位置する部位を取付部、上側に位置する部位を取付重合部とするが、図示実施例では天井面部の右側に取付部が、左側に取付重合部が、位置するように配設され、複数の天井材を左側から順に右側へ配設されるようにしている。
なお、前記天井面部は、吸音や軽量等を考慮して多孔性(通気面状)であることが望ましく、例えばパンチングメタル等の素材にて加工して形成してもよく、平板状でも波板状でもよく、特にその具体的構成を限定するものではない。この天井面部には、前述のように断熱材や機能性材が全く配設されていなくてもよいが、後述する図示実施例のようにその上面側に一定厚みのボード状の断熱材を配設してもよいし、連続する不定形の断熱材が配設されていてもよい。
これらの構成を有する本発明の天井材支持構造は、流れ方向にそれぞれ広幅に延在する外装材と天井材との間に、帯状の、狭幅の支持部材が配置される構成であって、用いられる支持部材等が極めて簡易であるため、前述の従来例等に比べて実用的価値が極めて高く、各種の屋根構造や天井構造に適用することができる。
また、支持部材には、少なくとも一方の脚部の下端の外側に設けられて上方へ延在させた立上り部が設けられているので、外装材の接続位置と天井材の接続位置とが一致していないため、それぞれの施工を極めて容易に行うことができる。
さらに、このような天井材支持構造の施工法は、躯体に脚部の下端が固定されて支持部材が立設される工程(以下、第一の工程という)を行った後、左右に隣り合う前記支持部材に設けられた立上り部に、天井材の取付部及び取付重合部が係合される工程(以下、第二の工程という)を行うことを特徴とする。
前記第一の工程は、横梁等の躯体に、所定間隔にて支持部材が立設される工程であって、予め外装材や天井材の寸法に応じた位置に複数の支持部材を固定する。その固定手段は、特に限定するものではなく、図示実施例のように溶接でもよいし、上方からの固定具の打ち込みでもよい。
前記第二の工程は、左右に隣り合う支持部材間に天井材を配設するが、それぞれの立上り部に、取付部及び取付重合部が係合されるように天井材を配設する。
これらの各工程は、極めて容易に上方側から行うことができる。そのため、足場を組み付ける等の作業を必要とすることがなく、実用的価値が極めて高いものである。
特に天井材が配設される工程を行った後、支持部材の頂部に外装材が直接的に又は間接的に固定される工程を行う場合には、天井材施工を先に、屋根施工が最後に行われるので、室内側の点検を行いつつ屋根を施工することができる。
本発明の天井材支持構造は、図1(a)に示すように外装材4が直接的又は間接的に(当該第1実施例では間接的に)固定される頂部11の左右から下方へ延在して下端13,13が躯体6に固定される脚部12,12を有する支持部材1と、少なくとも一方の前記脚部12の下端13の外側に設けられて上方へ延在させた立上り部14に、その側端が立ち上げられた取付部22及び取付重合部23を係合させる天井材2と、からなることを特徴とする。
前記支持構造に用いられる支持部材1は、図2(a)に示すように帯状鋼材を屈曲加工して形成したものであって、外装材4が直接的又は間接的に固定される頂部11と、その左右から下方へ延在して下端が躯体4に固定される脚部12,12を備える点では、従来のタイトフレーム等と同様であるが、少なくとも一方(当該第1実施例では右側)の脚部12の下端13の外側(躯体6との接地面より更に右側)に設けられて上方へ延在させた立上り部14を備えている。
なお、前記立上り部14の上端には折返し状、即ち内側へ向く横片状の受面部15が設けられている。
この支持部材1の脚部12,12の下端13,13は、横梁である躯体4に接地する固定部であって、図中の13wは躯体4への溶接部分を示している。
また、前記立上り部14は、当該第1実施例では前記脚部12の半分程度の高さに形成され、この立上り部14は略鉛直状、受面部15は略水平状になるように形成されている。
また、前記支持部材1の頂部11には、受け金具3を固定することで、縦葺き外装材である外装材4を敷設できる構成であり、この受け金具3は、外装材4を係合させて取り付けることができる係合部を備える本体3Aと、該本体3Aを取り付けるための取付金具3Bと、それらを頂部11に固定するボルトナット3Cからなる。
この受け金具3に取り付けられる外装材4は、図2(b)に示すように平坦状の面板部(谷状部)41の両側端が傾斜状に立ち上がり(立ち上がり部42)、その上端を外側へ膨出状に屈曲させると共に更に折返し、その側端縁を隣り合う外装材4の側端縁とかしめて接続している。図1(a)中の符号43は、受け金具3へ係合される部位、即ち被係合部を簡易的に指しているが、この被係合部とは、詳細には図2(b)に示すように外側へ膨出させた部分に形成される下方く字状部分43aと、上方く字状部分43bとを併せたものである。なお、符号44は、受け金具3の上面に取り付けられる載置部であって、符号45,46は、側端を重合してかしめ(巻き締め)する部位(かしめ部)を指している。また、前記面板部41が谷状部を形成することは示したが、隣り合う外装材4,4の立ち上がり部42,42にて山状部が形成されるので、「山状部の内側」とは、立ち上がり部42の裏面側を指すものである。
次に、前記支持構造に用いられる天井材2は、図1(b)に示すように中央に位置する天井面部21の一方(当該第1実施例では右方)端に取付部22が、他方(当該第1実施例では左方)端に取付重合部24が形成され、隣り合う前記支持部材1,1の立上り部14,14間に係合するように配設される。
この天井材2の天井面部21は、多数の円孔21aが開設された平板状のパンチングメタルであって、その上面側には、グラスウールボード等の断熱材5が載置状に配設されている。なお、図中、符号26は、支持部材1の脚部12,12が当接する部分であって、図1(a)には同符号を付記していないが、脚部12,12の真下あたりに相当する。
また、この天井材2の取付部22及び取付重合部24は、前記天井面部21の側端が立ち上げられて更に外側へ延在させたものであり、符号22a,24aがその延在面を指している。
なお、この第1実施例では、前記延在面22a,24aの端縁を更に折り下げて係止片23,25とした。
即ち当該第1実施例では、取付部22と係止片23とで、下方が開放する狭幅の溝状(ワ字状)が形成され、取付重合部24と係止片25とで、下方が開放する広幅の溝状が形成されるので、取付部22及び係止片23は、上方から立上り部14の上端15にすっぽりと嵌合状に取り付けられ、取付重合部24及び係止片25は、左右方向に位置調整しながら余裕を持って前記嵌合部分の外側へ取り付けることができる。
そして、図2(c)に示すように天井面部21の右側に取付部22が、左側に取付重合部23が位置するように形成されているので、躯体6に所定間隔にて複数の支持部材1を固定した後、天井材2を左側から順に右側へ配設することで、全ての取付部22と取付重合部24との配置関係を統一させることができる。
図2(c)には、躯体6に脚部12の下端13が固定されて支持部材1が立設される第一の工程の後、左右に隣り合う前記支持部材1,1に設けられた立上り部14,14に、天井材2の取付部22及び取付重合部24が係合される第二の工程を示している。
この天井材2を取り付ける第二の工程は、図示するように左側から順に右側へ配設することで、取付部22が下側に、その上面側に取付重合部24を重合するように取り付けられるので、極めて容易に行うことができる。
なお、当該図2(c)には、予め断熱材5を取り付けた状態の天井材2を配設するように記載しているが、天井材2の配設を完了した後、断熱材5を配設するようにしてもよい。
天井材2を施工した後、支持部材1の頂部11に受け金具3を固定する作業、更にその後に外装材4を敷設する作業を順次行うことができる。
この第1実施例における受け金具3は、前述のように本体3Aと取付金具3Bとボルトナット3Cからなるが、予め本体3Aと取付金具3Bとを一体化させ、頂部11の上方からボルトを打ち込み、裏面側にナットを配設して締め付けて固定する。この受け金具3は、支持部材1の立設後に、その頂部11に固定するようにしてもよいし、予め支持部材1の頂部11に受け金具3を固定した状態で躯体6に支持部材1を固定するようにしてもよい。
外装材4の敷設作業も、公知の手法を用いて容易に行うことができ、例えば立ち上がり部42が弾性的に受け金具3に対して押圧するような成形を行うことにより、安定して敷設作業を行うことができる。
その際、受け金具3の左右の隆状肩部である係合部に対し、被係合部43を構成する下方く字状部分43a及び上方く字状部分43bのそれぞれが弾性的に係合するように取り付ける。その安定した状態で、左右に隣り合う外装材4,4の側端45,46を重合してかしめる作業を行うことができる。
このように施工された第1実施例の天井材支持構造は、流れ方向にそれぞれ広幅に延在する外装材4と天井材2との間に、帯状の、狭幅の支持部材1が配置される構成であって、用いられる支持部材1の形状が簡易であるため、実用的価値が極めて高く、各種の屋根構造や天井構造に適用することができる。
また、支持部材1の頂部にて、隣り合う外装材4,4が接続されて山状部が形成され、該山状部の内側、即ち立ち上がり部42の裏面側に天井材2が位置するので、外装材4の接続位置と天井材2の接続位置とが一致していないため、施工を極めて容易に行うことができる。
また、この第1実施例では、天井材2の天井面部21がパンチングメタルからなる多孔性であるため、吸音を考慮したものとなり、しかも軽量であるため断熱材5やその他の機能性材を用いることも可能(機能性材の機能を室内側へ通過させる)である。
さらに、その施工法は、躯体6に支持部材1を立設させる第一の工程の後に、左右に隣り合う前記支持部材1,1間に、天井材2を配設する第二の工程を行うので、それぞれの工程を極めて容易に上方側から行うことができる。そのため、足場を組み付ける等の作業を必要とすることがなく、実用的価値が極めて高いものである。
また、天井材2が配設される工程を行った後、支持部材1の頂部11に外装材4が直接的に又は間接的に固定される工程を行う場合、天井材施工を先に、屋根施工が最後に行われるので、室内側の点検を行いつつ屋根を施工することができる。
図3(a)に示す第2実施例は、横梁である躯体6に図3(b)に示される、より縦長の支持部材1'を立設させ、隣り合う支持部材1',1'の立上り部14',14'間に、図3(c)に示される天井材2'が配設された構造であり、それ以外の受け金具3や外装材4などについては全く同様であるから図面に同一符号を付して説明を省略する。
この第2実施例における支持部材1'は、前記第1実施例の支持部材1では拡開状で左右対称状の脚部12,12を備えていたが、図3(b)に示すように左右非対称状であって、左側の脚部12'が拡開状であるのに対し、右側の脚部12"は鉛直状に配設され、その外側に、上方へ延在させた立上り部14'が設けられている。また、この立上り部14'の上端には外側へ向く横片状の受面部15'が設けられている。なお、この第2実施例における受面部15'は、前記第1実施例における受面部15と逆向きであって、横幅も狭く形成されている。
この第2実施例における天井材2'は、図3(c)に示すように中央に位置する天井面部21'の一方(当該第2実施例でも右方)端に取付部22'が、他方(当該第2実施例でも左方)端に取付重合部24'が形成され、隣り合う前記支持部材1',1'の立上り部14',14'間に係合するように配設される点では共通する。但し、この第2実施例では、立上り部14'の上端の受面部15'が幅狭な分だけ、受面部22a'や重合面部24a'も幅狭に形成されている。
また、この第2実施例における断熱材5'は、図3(a)に示すように不定形の断熱材であって、屈曲自在に連続しているため、前記第1実施例の断熱材5のように予め天井材2に取り付けた状態で配設することはできないが、天井材2'の配設後に上方から容易に配設することができる。
特に言及しない手順等については、前記第1実施例と全く同様に行うことができ、全く同様に室内側に足場等を組み付ける作業を必要とせず、全ての作業を上方、即ち屋根側から容易に行うことができる。
この第2実施例における天井材支持構造でも、前記第1実施例と同様に流れ方向にそれぞれ広幅に延在する外装材4と天井材2'との間に、帯状の、狭幅の支持部材1'が配置される構成であって、用いられる支持部材1'の形状が簡易であるため、実用的価値が極めて高く、各種の屋根構造や天井構造に適用することができる。
特にこの第2実施例では、不定形の断熱材5'を用いて屈曲自在に連続する断熱層を形成したので、断熱層の欠損部分を生ずることがなく、優れた断熱性能を付与することができる。
1,1' 支持部材
11,11' 頂部
12,12' 脚部
13,13' 固定部(下端)
14,14' 立上り部
15,15' 係合片
2,2' 天井材
21,21' 天井面部
22,22' 取付部
22a,22a' 受面部
23,23' 係止片
24,24' 取付重合部
24a,24a' 重合面部
25,25' 係止片
3 受け金具
3A 本体
3B 取付金具
3C ボルトナット
4 外装材
41 面板部(谷部)
42 立ち上がり部
43 係合部
44 載置部
45 かしめ部(重合受部)
46 かしめ部(重合部)
5,5' 断熱材
6 躯体(横梁)

Claims (5)

  1. 外装材が直接的又は間接的に固定される頂部の左右から下方へ延在して下端が躯体に固定される脚部を有する支持部材と、少なくとも一方の前記脚部の下端の外側に設けられて上方へ延在させた立上り部に、その側端が立ち上げられた取付部及び取付重合部を係合させる天井材と、からなることを特徴とする天井材支持構造。
  2. 支持部材の頂部にて、隣り合う外装材が接続されて山状部が形成され、該山状部の内側に天井材が位置することを特徴とする請求項1に記載の天井材支持構造。
  3. 天井材は、取付部と取付重合部間が多孔性であることを特徴とする請求項1又は2に記載の天井材支持構造。
  4. 躯体に脚部の下端が固定されて支持部材が立設される工程を行った後、
    左右に隣り合う前記支持部材に設けられた立上り部に、天井材の取付部及び取付重合部が係合される工程を行うことを特徴とする天井材支持構造の施工法。
  5. 天井材が配設される工程を行った後、支持部材の頂部に外装材が直接的に又は間接的に固定される工程を行うことを特徴とする請求項4に記載の天井材支持構造の施工法。
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JPS50153424A (ja) * 1974-05-31 1975-12-10
JPH02248565A (ja) * 1989-03-20 1990-10-04 Sanko Metal Ind Co Ltd 吸音断熱屋根及び天井構造
JP2016089352A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 株式会社 セキノ興産 折板屋根、下葺板、及びタイトフレーム

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