JP2021041730A - 車両用の内装材の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】内装材を取付部に連結する連結部材の剪断方向に外力が加わった場合に連結部材の損傷や抜けを抑制する。【解決手段】車両用の内装材1と、内装材1が取り付けられる取付部2と、内装材1を取付部2に連結する連結部材3と、を有し、内装材1と取付部2とには、互いに重なり合う位置にそれぞれ孔部1a,2aが設けられている。連結部材3は、内装材1と取付部2とのそれぞれの孔部1a,2aを貫通した状態で保持されている。内装材1には、外力Fが加わる負荷位置Pと、連結部材3が貫通する孔部1aとの間に、リブ4が設けられている。リブ4は、少なくとも負荷位置Pに外力Fが加わる状態で取付部2の対向部分2bに当接する当接板部4aと、当接板部4aの対向部分2bに当接する面と反対側に接続された1対の支持板部4bとを含む。【選択図】図1

Description

本発明は車両用の内装材の取付構造に関する。
車両の内部にサービスプラグカバー等の内装材を配設する場合に、車体パネルに設けられたブラケット状の取付部に、内装材の一部を重ねて、それらをクリップ等の連結部材によって固定することが一般的である。具体的には、特許文献1に記載されているように、取付部と内装材の互いに重なり合う位置にそれぞれ孔部を形成しておく。そして、クリップを、重なり合う両孔部を貫通するように配置して保持する。このようにして内装材がクリップによって取付部に固定される。
特許文献2に記載された構成でも、車体パネルと、内装材であるリヤパーセルシェルフに取り付けられたクリップ用ブラケットとの互いに重なり合う位置に、それぞれ孔部が形成されている。そして、クリップを、重なり合う両孔部を貫通するように配置して保持する。さらに、特許文献2では、リヤパーセルシェルフに、クリップ用ブラケットに加えてセンターブラケットとアウターブラケットが取り付けられている。センターブラケットにはフックと上下方向規制リブが設けられ、アウターブラケットには上下方向規制リブが設けられている。フックは、車両の前後方向においてリヤパーセルシェルフと車体パネルとの相対位置を規制している。上下方向規制リブは、車両の上下方向、すなわちクリップの長手方向であってその貫通方向において、リヤパーセルシェルフと車体パネルとが近づき過ぎないように規制している。
特開2010−173412号公報 特開2003−312370号公報
特許文献1,2に記載されている構成では、車体パネルと内装材とがクリップによって固定されている。例えば車両の内部に露出している内装材に乗員の身体や荷物等が当たった際に、内装材に加わる外力がクリップに伝わってクリップが破損したり孔部から抜けたりすると、内装材が車体パネルから離脱してしまうおそれがある。特に、クリップの剪断方向、すなわちクリップの長手方向(貫通方向)に垂直な方向に外力が加わると、クリップの内装材との接触点、具体的には内装材の孔部の内周縁との接触点に応力が集中し、クリップの破損や抜けが生じやすくなる。
特許文献1に記載された構成のように、内装材と車体パネルの相対位置がクリップのみを基準として規定されていると、内装材に加わる外力がそのままクリップに伝わりやすい。そして、特許文献1に記載された構成では、剪断方向の外力によるクリップへの応力集中に対する対策は取られていない。
特許文献2に記載された構成の上下方向規制リブは、剪断方向の外力に抗するものではない。フックは車両の前後方向の位置を規制するものであるが、クリップへの応力集中を緩和する機能を持つものではない。
そこで、本発明の目的は、内装材を取付部に連結する連結部材の剪断方向に外力が加わった場合に、連結部材の破損や抜けを抑制できる、車両用の内装材の取付構造を提供することにある。
本発明の車両用の内装材の取付構造は、車両用の内装材と、内装材が取り付けられる取付部と、内装材を取付部に連結する連結部材と、を有し、内装材と取付部とには、互いに重なり合う位置にそれぞれ孔部が設けられており、連結部材は、内装材と取付部とのそれぞれの孔部を貫通した状態で保持されており、内装材には、外力が加わる負荷位置と、連結部材が貫通する孔部との間に、リブが設けられており、リブは、少なくとも負荷位置に外力が加わる状態で取付部の対向部分に当接する当接板部と、当接板部の対向部分に当接する面と反対側に接続された1対の支持板部とを含むことを特徴とする。
負荷位置に外力が加わる状態で、連結部材の、内装材の孔部内に挿入されている部分の外周面の、当該孔部の内周縁への当接に先立って、リブは取付部の対向部分に当接してもよい。
リブと取付部の対向部分との間の間隔は、連結部材の、内装材の孔部内に挿入されている部分の外周面と、当該孔部の内周縁との間の間隔よりも小さくてもよい。
本発明のもう1つの車両用の内装材の取付構造は、車両用の内装材と、内装材が取り付けられる取付部と、内装材を取付部に連結する連結部材と、を有し、内装材と取付部とには、互いに重なり合う位置にそれぞれ孔部が設けられており、連結部材は、内装材と取付部とのそれぞれの孔部を貫通した状態で保持されており、内装材には、少なくとも負荷位置に外力が加わる状態で取付部の対向部分に当接する当接板部と、当接板部の対向部分に当接する面と反対側に接続された1対の支持板部とを含むリブが設けられており、リブと取付部の対向部分との間の間隔は、連結部材の、内装材の孔部内に挿入されている部分の外周面と、孔部の内周縁との間の間隔よりも小さいことを特徴とする。
内装材の取付部への取付動作において、リブが取付部の対向部分に沿って移動することで、連結部材の貫通方向に沿う内装材の移動が案内されてもよい。
本発明によると、内装材を取付部に連結する連結部材の剪断方向に外力が加わった場合に、連結部材の破損や抜けを抑制できる。
本発明の一実施形態の車両用の内装材の取付構造を示す断面図である。 図1に示す取付構造のクリップの拡大断面図である。 図1に示す取付構造の内装材およびクリップの平面図である。 図3に示す内装材およびクリップの、不織布を外した状態の平面図である。 図4と同様に不織布を外した状態の内装材の要部およびクリップの拡大斜視図である。 図1に示す内装材の取付構造の取り付け動作の一部を示す正面図である。 本発明の内装材の取付構造において、負荷位置に外力が加わった時にクリップに加わる応力を測定した結果を示す斜視図およびグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本発明の車両用の内装材の取付構造は、図1に示すように、車両用の内装材1(例えばサービスプラグカバー)を、車体パネルに設けられた取付部であるブラケット2に、連結部材の一種であるクリップ3を介して取り付けるものである。具体的には、内装材1の一部とブラケット2の一部とが互いに重なり合い、この重なり合う部分に孔部1a,2aがそれぞれ設けられている。すなわち、孔部1a,2a同士が互いに重なり合うように、内装材1がブラケット2の上に配置されている。そして、両孔部1a,2aを貫通するように、ピン状の連結部材であるクリップ3が配置されている。内装材1は、図示しないが基材の表面に表皮を備えたものである。基材は樹脂(例えばポリプロピレンまたはTSOP−5(商品名))の射出成形によって形成されている。クリップ3も樹脂(例えばポリアセタール(POM))の射出成形によって形成されている。
図2に拡大して示すように、クリップ3は、先細の弾丸状の形状を有する本体部3aと、本体部3aに続いて設けられた小径部3bと、小径部3bから径方向外側に延びる弾性片部3cと、小径部3bから本体部3aと反対側に延びる脚部3dと、脚部3dの先端に位置する係止部3eと、を有する。このクリップ3の、内装材1およびブラケット2への取り付け方法について説明する。クリップ3の脚部3dが、図1に示すように、内装材1の切り欠き部1bから孔部1a内に挿入される。孔部1aの上方において、係止部3eが内装材1の一方の平面(図1の上側の面)1cに係止している。そして、脚部3dが孔部1aの内部に位置している。さらに、弾性片部3cが内装材1の他方の平面(図1の下側の面)1dに接している。従って、クリップ3は内装材1に対して、脚部3dが孔部1a内に入り、係止部3eと弾性片部3cとによって内装材1の一部を挟み込んだ状態で保持される。
さらに、内装材1に保持されたクリップ3の本体部3aが、弾性変形させられてブラケット2の孔部2aを貫通している。クリップ3の弾性片部3cが、僅かに弾性変形させられた状態で、内装材の下方の平面1dと、ブラケット2との間に挟まれる。弾性片部3cが弾性力によって内装材1とブラケット2とに圧接するため、内装材1とブラケット2との間の間隔が維持される。従って、内装材1がブラケット2に対して上下方向に位置合わせされる。クリップ3の本体部3aは、ブラケット2の内装材1に対向する面と反対側(図1の下側)に位置している。クリップ3の小径部3bは、ブラケット2の孔部2a内に挿入されている。クリップ3の弾性片部3cは、内装材1とブラケット2との間に保持されている。クリップ3の脚部3dは、内装材1の孔部1a内に挿入されている。クリップ3の係止部3eは、内装材1のブラケット2と対向する面1dと反対側の面1cに係止している。このようにしてクリップ3が内装材1およびブラケット2に対して位置が規定された状態で保持されることにより、内装材1はクリップ3を介してブラケット2に対して位置決めされて固定される。
以上説明したようにクリップ3を用いて内装材1をブラケット2に取り付ける取付構造において、本発明では、内装材1の孔部1aの近傍にリブ4が設けられている。このリブ4の構造および技術的意義について説明する。
図1,4,5に示すように、リブ4は、ブラケット2の一部(ここでは便宜上「対向部分2b」と言う)と近接対向する当接板部4aと、当接板部4aの、ブラケットに対向する面と反対側の面に接続された1対の支持板部4bとを有する。1対の支持板部4bは互いに間隔をおいて平行に配置されており、平面的に見ると、リブ4はコの字形の部分を含む。図1,3,6に示すように、当接板部4aのブラケット側の面から支持板部4bにかけて、不織布4cが貼り付けられている。不織布4cは、リブ4がブラケット2の対向部分2bに当接する際に発生する音(異音)を抑えるために設けられている。ただし、不織布4cは必ずしも設けなくても構わない。
このようなリブ4を有することによって、内装材1に外力(特にクリップ3の剪断方向の力)が加わった場合に、クリップ3に応力が集中して破損したり孔部1a,2aから抜けたりすることを抑えられる。その理由について説明する。内装材1に外力が加わると、その力が内装材1からクリップ3に伝わる。クリップ3に長手方向(貫通方向)の力が加わっても、図2に示すように本体部3a、小径部3b、弾性片部3c、脚部3dおよび係止部3eを有するクリップ3は、破損や抜け等の不具合を生じる可能性は低い。しかし、クリップ3の長手方向(貫通方向)に直交する剪断方向の力がクリップ3に加わると、クリップ3の破損や孔部1a,2aからの抜けを生じるおそれがある。図1に示すようにクリップ3の剪断方向の力Fが内装材1に加わることによって、内装材1がその力の方向に移動し、それに伴って、内装材1がクリップ3に当接する。クリップ3の、剪断方向に沿って内装材1の孔部1aの内周縁と当接して押圧される部分、すなわち孔部1a内に挿入されている脚部3dに、剪断方向の応力が集中して加わる。その結果、クリップ3が破損するか、あるいは脚部3dが弾性変形して脚部3dおよび係止部3eが孔部1aから抜け出してしまうおそれがある。このようなクリップ3の破損や抜けを抑えるために、本発明では、内装材1にリブ4を設け、リブ4の当接板部4aおよび不織布4cがブラケット2の対向部分2bに当接することによって、クリップ3の一部(脚部3d)への応力集中を緩和している。
前述したようにクリップ3の一部への応力集中を緩和するためには、内装材1がクリップ3に当接する前にブラケット2に当接することが好ましい。すなわち、内装材1の孔部1aの内周縁がクリップ3の脚部3dの外周面に当接するのに先立って、内装材1のリブ4がブラケット2の対向部分2bに当接すると、内装材1から伝えられた応力はクリップ3とブラケット2とに分散し、クリップ3の脚部3dに集中することはない。従って、クリップ3の破損や弾性変形による孔部1aからの抜けは生じにくい。
このように、内装材1の孔部1aの内周縁がクリップ3の脚部3dの外周面に当接するのに先立って、内装材1のリブ4がブラケット2の対向部分2bに当接するようにするために、以下のような構成を採用することが考えられる。すなわち、内装材1に外力が加わっていない初期状態において、リブ4とブラケット2の対向部分2bとの間の間隔D1が、クリップ3の、内装材1の孔部1a内に挿入されている脚部3dの外周面と、孔部1aの内周縁との間の間隔D2よりも小さい構成にする。その構成によると、内装材1の孔部1aの内周縁がクリップ3の脚部3dの外周面に当接するよりも前に、リブ4がブラケット2の対向部分2bに当接するため、クリップ3に応力が加わるよりも前にブラケット2に応力が加わる。その結果、クリップ3への応力集中が緩和され、クリップ3の破損や抜けが抑制できる。ブラケット2は容易に破損したり脱落したりしないような構造にしておくことが可能である。なお、本発明では、初期状態においてリブ4が対向部分2bに既に接している構成、すなわち間隔D1=0である構成であってもよい。
また、クリップ3への応力集中を緩和するための構成として、リブ4を、内装材1の、外力Fが加わる負荷位置Pと、クリップ3が貫通する孔部1aとの間に設けることが考えられる。この点について説明すると、車両用の内装材1は、例えばフロアの特定の位置に配置され、車両内における乗員の移動(いわゆるウォークスルーなど)の際に乗員の身体(特に足)が当たったり、持ち運ばれた荷物が当たったりして、外力が加えられることがある。このように乗員の身体が当たったり、荷物等が当たったりして外力が加えられる位置は、車両内における内装材1の位置や姿勢等から概ね推定される。少なくとも、クリップ3の剪断方向の外力Fが加わりやすい位置を特定することは可能である。便宜上、この位置を負荷位置Pという。この負荷位置Pと、クリップ3が配置される孔部1aとの間にリブ4が設けられていると、負荷位置Pから応力が伝わる経路において、孔部1aよりも上流側にリブ4が位置する。従って、負荷位置Pからの応力が、孔部1a内に挿入されたクリップ3に伝わる前に、リブ4を介してブラケット2に伝わる。その結果、クリップ3への応力集中が緩和され、クリップ3の破損や抜けが抑制できる。なお、この構成においても、前述したように、内装材1の孔部1aの内周縁がクリップ3の脚部3dの外周面に当接するのに先立って、内装材1のリブ4がブラケット2の対向部分2bに当接することが好ましい。
以上説明したように、リブ4は、クリップ3の剪断方向における応力の集中を緩和する効果がある。それに加えて、本発明のリブ4は、内装材1をブラケットに取り付ける際のガイド部として機能する。すなわち、内装材1をブラケット2に取り付ける動作において、内装材1は上下方向、すなわちクリップ3の貫通方向に移動させられてブラケット2に部分的に重ね合わせられる。この時、リブ4がブラケット2の対向部分2bに沿って移動することで、クリップ3の貫通方向に沿う内装材1の移動が案内される。図6では、相対移動中のブラケット2を2点鎖線で図示し、ブラケット2が相対的に内装材1に近づく様子を示している。実際には、車体パネルに設けられたブラケット2に対して内装材1を取り付ける構造である。こうして、図6に示すように、リブ4と対向部分2bとによって、内装材1のブラケット2への取り付けの位置合わせおよび案内が行われる。すなわち、リブ4が対向部分2bに沿うように内装材1とブラケット2とが互いに近接して重ね合わせられることにより、容易に位置精度よく内装材1をブラケット2に取り付けることができる。このように、本発明のリブ4は、クリップ3への応力集中を緩和してクリップ3の破損や抜けを抑えるという効果とともに、内装材1を位置精度良くブラケット2に取り付けることを容易に実現できるという優れた効果を奏する。
なお、リブ4は、外力Fが加わった時に対向部分2bに当接したり、内装材1のブラケット2への取り付け時に対向部分2bに接しながら摺動したりするため、ある程度の強度が必要である。そこで、図1,4、5に示すように、対向部分2bに当接する当接板部4aを、対向部分2aと接する面の反対側に接続された1対の支持板部4bによって支持する構成にして、リブ4の強度を高めている。特に、平面的に見てコの字形であるから、リブ4の強度が高く、対向部分2bに接しながらの摺動や、対向部分2bへの当接によって、リブ4が変形したり破損したりすることを抑えている。
図7には、以上説明した構成のリブ4を有する内装材1の取付構造において、負荷位置Pに外力が加わった時にクリップ3に加わる応力を測定した結果を示している。図7(a)は、ポリプロピレン製の内装材1を用い、負荷位置Pに加える外力(荷重)を徐々に高くした時の、基準位置および副基準位置のクリップ3とその他の2つのクリップ3とに加わる荷重を測定した結果である。負荷位置Pに近接する基準位置では、外力(荷重)の大きさに応じて、ある程度高い荷重が測定されているが、負荷位置Pにあるリブ4により荷重が低減されている。副基準位置およびその他のクリップ3には荷重がほとんどかかっていない。図7(b)は、TSOP−5製の内装材1を用い、負荷位置Pに加える外力(荷重)を徐々に高くした時の、基準位置および副基準位置のクリップ3とその他の2つのクリップ3とに加わる荷重を測定した結果である。図7(a)に示す実験結果と同様に、負荷位置Pに近接する基準位置では、外力(荷重)の大きさに応じて高い荷重が測定されているが、負荷位置Pにあるリブ4により荷重が低減されている。副基準位置およびその他のクリップ3には荷重がほとんどかかっていない。
本発明は、サービスプラグカバーに限られず、クリップ等の連結部材によって取り付けられる様々な内装材の取付構造に広く適用可能である。
1 内装材
1a,2a 孔部
1b 切り欠き部
1c 一方の平面
1d 他方の平面
2 ブラケット(取付部)
2b 対向部分
3 クリップ(連結部材)
3a 本体部
3b 小径部
3c 弾性片部
3d 脚部
3e 係止部
4 リブ
4a 当接板部
4b 支持板部
4c 不織布
D1,D2 間隔
F 剪断方向の力
P 負荷位置

Claims (5)

  1. 車両用の内装材と、前記内装材が取り付けられる取付部と、前記内装材を前記取付部に連結する連結部材と、を有し、
    前記内装材と前記取付部とには、互いに重なり合う位置にそれぞれ孔部が設けられており、
    前記連結部材は、前記内装材と前記取付部とのそれぞれの前記孔部を貫通した状態で保持されており、
    前記内装材には、外力が加わる負荷位置と、前記連結部材が貫通する前記孔部との間に、リブが設けられており、前記リブは、少なくとも前記負荷位置に外力が加わる状態で前記取付部の対向部分に当接する当接板部と、前記当接板部の前記対向部分に当接する面と反対側に接続された1対の支持板部とを含むことを特徴とする、車両用の内装材の取付構造。
  2. 前記負荷位置に外力が加わる状態で、前記連結部材の、前記内装材の前記孔部内に挿入されている部分の外周面の、当該孔部の内周縁への当接に先立って、前記リブは前記取付部の対向部分に当接する、請求項1に記載の車両用の内装材の取付構造。
  3. 前記リブと前記取付部の対向部分との間の間隔は、前記連結部材の、前記内装材の前記孔部内に挿入されている部分の外周面と、当該孔部の内周縁との間の間隔よりも小さい、請求項1または2に記載の車両用の内装材の取付構造。
  4. 車両用の内装材と、前記内装材が取り付けられる取付部と、前記内装材を前記取付部に連結する連結部材と、を有し、
    前記内装材と前記取付部とには、互いに重なり合う位置にそれぞれ孔部が設けられており、
    前記連結部材は、前記内装材と前記取付部とのそれぞれの前記孔部を貫通した状態で保持されており、
    前記内装材には、少なくとも前記負荷位置に外力が加わる状態で前記取付部の対向部分に当接する当接板部と、前記当接板部の前記対向部分に当接する面と反対側に接続された1対の支持板部とを含むリブが設けられており、
    前記リブと前記取付部の前記対向部分との間の間隔は、前記連結部材の、前記内装材の前記孔部内に挿入されている部分の外周面と、当該孔部の内周縁との間の間隔よりも小さいことを特徴とする、車両用の内装材の取付構造。
  5. 前記内装材の前記取付部への取付動作において、前記リブが前記取付部の前記対向部分に沿って移動することで、前記連結部材の貫通方向に沿う前記内装材の移動が案内される、請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用の内装材の取付構造。
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