JP2021041428A - レーザ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワーメータを用いたレーザ光の出力補正が正確に行われるレーザ加工装置を提供する。【解決手段】レーザマーカ1では、CPU41が、レーザ発振器21が発振するレーザ光の出力を所定の設定値に設定する設定処理と、パワーメータ100の受光部上におけるレーザ光を照射可能な任意の測定位置にレーザ光が照射するようにガルバノスキャナを駆動させる駆動処理と、設定された設定値に基づいてレーザ発振器21にレーザ光を発振させる発振処理と、パワーメータ100によって測定されたレーザ光の出力を測定値として取得する取得処理と、測定値に基づいて実測値を決定する決定処理と、実測値と設定値との差が縮まるように、レーザ発振器21におけるレーザ光の出力を変更する変更処理と、を実行する。【選択図】図8

Description

本開示は、パワーメータを用いてレーザ光の出力補正を行うレーザ加工装置に関するものである。
従来より、上記のレーザ加工装置に関し、種々の技術が提案されている。例えば、下記特許文献1に記載の技術は、レーザ光学系を通してレーザ光を集光し被処理体に照射するレーザ照射方法であって、前記被処理体に照射される前記レーザ光の照射出力と前記被処理体に照射される前記レーザ光の焦点位置とをそれぞれ検出し、前記レーザ光の照射出力および前記レーザ光の焦点位置の前記検出結果に基づき、前記レーザ光の照射出力と、前記レーザ光の焦点位置とがそれぞれ同時に所定条件を満たすように調整することを特徴とする。
パワーメータは、レーザ光の照射条件を調整する際に、レーザ光の光路上に移動して、レーザ光を受光してその照射出力を検出する。パワーメータの受光面は、被照射体の照射面よりもやや低い位置にあるが、被処理体の照射面上を想定した測定を行うことができる。測定結果と照射面上の照射出力とは、予め相関関係を得ておくことで、測定結果から照射面上の照射出力を判定し、照射出力の所定条件に調整することができる。また、測定位置における測定結果を基にして適正な所定条件を定めることができる。
特開2013−248656号公報
しかしながら、パワーメータの受光面において、ゴミ・傷等がある不良箇所でレーザ光の受光が行われると、測定結果が小さくなる傾向があるので、そのような異常箇所でレーザ光の照射出力が検出されると、照射出力の調整に支障を来す虞があった。
そこで、本開示は、上述した点を鑑みてなされたものであり、パワーメータを用いたレーザ光の出力補正が正確に行われるレーザ加工装置を提供する。
本明細書は、レーザ光を発振するレーザ発振器と、レーザ光を走査する光学系と、光学系により走査されたレーザ光を出射する出射口を有する筐体と、筐体に取り付けられ、受光部を有し、光学系によって受光部に照射されたレーザ光の出力値を測定するパワーメータと、制御部と、を備え、制御部は、レーザ発振器が発振するレーザ光の出力を所定の設定値に設定する設定処理と、受光部上におけるレーザ光を照射可能な任意の測定位置にレーザ光が照射するように光学系を駆動させる駆動処理と、設定された設定値に基づいてレーザ発振器にレーザ光を発振させる発振処理と、パワーメータによって測定されたレーザ光の出力を測定値として取得する取得処理と、測定値に基づいて実測値を決定する決定処理と、実測値と設定値との差が縮まるように、レーザ発振器におけるレーザ光の出力を変更する変更処理と、を実行することを特徴とするレーザ加工装置を開示する。
本開示によれば、レーザ加工装置では、パワーメータを用いたレーザ光の出力補正が正確に行われる
第1実施形態のレーザマーカがエンクロージャーに備え付けられた状態で表された斜視図である。 同レーザマーカがエンクロージャーに備え付けられた状態で表された平面図である。 同レーザマーカとエンクロージャーとを図2の線I−Iで切断した断面が表された図である。 図3の部分IIが拡大して表された図である。 同レーザマーカに備えられたパワーメータと取付部が表された斜視図である。 パワーメータと取付部が表された平面図である。 パワーメータと取付部を図6の線III−IIIで切断した断面が表された図である。 同レーザマーカの電気的構成が表されたブロック図である。 同レーザマーカが実行する各処理が表されたフローチャートである。 同レーザマーカが実行する各処理が表されたフローチャートである。 パワーメータの受光部上に設定された測定位置を説明する図である。 同レーザマーカが実行する各処理が表されたフローチャートである。 同レーザマーカが実行する各処理が表されたフローチャートである。 同レーザマーカが実行する各処理が表されたフローチャートである。 同レーザマーカが実行する各処理が表されたフローチャートである。
以下、本開示のレーザマーカについて、具体化した各実施形態に基づき、図面を参照しつつ説明する。以下の説明に用いる図1乃至図7では、基本的構成の一部が省略されて描かれており、描かれた各部の寸法比等は必ずしも正確ではない。尚、以下の説明において、上下方向は、図1、図3乃至図5、及び図7に示された通りである。
[1.第1実施形態]
図1及び図2に表されたように、第1実施形態のレーザマーカ1は、エンクロージャーEにその上側から取り付けられており、外カバー10及びレーザ発振器21等を備えている。レーザ発振器21は、そのレーザヘッド側が外カバー10から突き出したように設けられている。レーザ発振器21は、ファイバーレーザ、YAGレーザ等で構成されており、レーザ光を発振する。
図3に表されたように、レーザマーカ1では、外カバー10内において、ガルバノスキャナ12及びfθレンズ14,15等が配設されている。fθレンズ14,15は、エンクロージャーEに貫装された筐体70内に設けられている。これにより、レーザマーカ1は、レーザ発振器21で発振させたレーザ光を、ガルバノスキャナ12で走査しつつfθレンズ14,15で集光することによって、エンクロージャーE内に設置される加工対象物(不図示)に対し、マーキング(印字)加工を行うことができる。
レーザマーカ1では、レーザ発振器21で発振させたレーザ光の出力補正を行う際、レーザ光の出力測定を行うパワーメータ100が、取付部200を介して、筐体70に取り付けられる。
図4に表されたように、筐体70は、本体72、キャップ74、及び入射面76等を備えている。本体72は、円筒状であり、その上下方向の略中央において、一方のfθレンズ14が内装されている。キャップ74は、本体72の下端に外嵌されている。入射面76は、本体72の上面を構成し、その中央には、入射口78が設けられている。入射口78には、その上方から、ガルバノスキャナ12で走査されたレーザ光Rが入射する。入射口78と一方のfθレンズ14との間では、他方のfθレンズ15が本体72の内部に備え付けられている。
キャップ74は、平板部82と突縁部84とで構成されている。平板部82は、リング状であって、本体72の下端と相対している。突縁部84は、平板部82の外周縁から上方へ延出すると共に本体72の外面に接している。本体72の下端と平板部82との間には、Oリング86を介してカバーガラス88が挟装されている。これにより、カバーガラス88は、本体72の下端内縁で形成される出射口90を覆っている。
よって、ガルバノスキャナ12で走査されたレーザ光Rは、筐体70の入射口78に入射すると、筐体70内でfθレンズ14,15、及びカバーガラス88を通過し、筐体70の出射口90から出射する。
パワーメータ100は、筐体70の出射口90から出射したレーザ光Rの出力測定を行うが、そのために、取付部200によって、筐体70に取り付けられ、筐体70の出射口90と対向する状態にされる。以下では、パワーメータ100及び取付部200について、上記図4に加えて、図5乃至図7を参照にして説明する。
パワーメータ100は、ケース102、上カバー104、3つのネジ106、及びセンサディスク108等を備えている。ケース102は、円筒状であり、その上側において、上カバー104が各ネジ106で固定されている。センサディスク108は、パワーメータ100のセンサヘッドであって、ケース102と上カバー104との間に挟装されている。上カバー104は、円板状であって、その中央に円形開口部110が設けられている。これにより、円形開口部110内は、センサディスク108が露出し、受光部112を形成している。従って、受光部112よりも上方側において、上カバー104が設けられている。
ケース102の内部には、基板114及びセンサ116等が格納されている。基板114は、受光部112がレーザ光Rを受光したときにセンサディスク108から出力される信号を、所定様式の電気信号に置き換えて、外部へ出力するものである。尚、センサディスク108から出力される情報には、レーザ光Rの出力値に加えて、パワーメータ100の温度(例えば、センサディスク108に内蔵されたサーモカップルによる測定値)等がある。センサ116は、プランジャ式のリミットスイッチであって、そのプランジャ118が上カバー104から突き出すようにしてケース102に設けられている。
取付部200は、第1アーム部202A、第2アーム部202B、第3アーム部202C、及びツマミ付ネジ204等を備えている。以下の説明において、第1アーム部202A、第2アーム部202B、及び第3アーム部202Cを区別せずに総称する場合は、アーム部202と表記する。
アーム部202は、ケース102と上カバー104とに挟まれた状態で各ネジ106の締結力によって固定され、ケース102と上カバー104との間からケース102の外方へ放射線状に延び出ている。第1アーム部202A、第2アーム部202B、及び第3アーム部202Cには、それらの先端が上方へ曲折することによって、第1曲折部203A、第2曲折部203B、及び第3曲折部203Cが形成されている。第1アーム部202Aの第1曲折部203Aには、埋込式ナット206が貫装されている。埋込式ナット206には、ツマミ付ネジ204が、そのツマミ205を第1アーム部202Aよりも外側に位置する状態で螺挿されている。
パワーメータ100が筐体70に取り付けられる際は、パワーメータ100の上カバー104が筐体70のカバーガラス88に向き合って接した状態にされる。これにより、パワーメータ100の上カバー104は、筐体70において、キャップ74が備えるリング状の平板部82の内側に配置される。
取付部200では、第1アーム部202Aの第1曲折部203Aに設けられたツマミ付ネジ204が、そのツマミ205の回転によって、埋込式ナット206内を筐体70側へねじ込まれる。これにより、ツマミ付ネジ204の先端が、筐体70のキャップ74が備える突縁部84の外面に圧接されると、ツマミ付ネジ204の締付力によって、第2アーム部202Bの第2曲折部203B及び第3アーム部202Cの第3曲折部203Cが、筐体70の本体72の外面と、筐体70のキャップ74が備える突縁部84の外面とに圧接される。
つまり、取付部200は、筐体70の本体72の外面と、筐体70のキャップ74が備える突縁部84の外面とを、アーム部202で挟んで支持する。このようにして、筐体70に対しては、本体72の外面と、キャップ74が備える突縁部84の外面とに、取付部200が装着されることによって、上カバー104の外周面が、キャップ74が備えるリング状の平板部82の内周面の内側に配置され、パワーメータ100がインロー構造で取り付けられる。
筐体70に取り付けられたパワーメータ100では、その受光部112に対して、筐体70のカバーガラス88と出射口90とを通過したレーザ光Rが照射されることによって、レーザ光Rの出力測定が可能となる。
また、パワーメータ100が筐体70に取り付けられると、パワーメータ100の上カバー104と筐体70のカバーガラス88とが接して当着しているので、パワーメータ100のセンサ116のプランジャ118が、パワーメータ100のケース102の内方へ向かって移動する。これに対して、パワーメータ100が筐体70から取り外されると、パワーメータ100の上カバー104と筐体70のカバーガラス88とが離れるので、パワーメータ100のセンサ116のプランジャ118が、パワーメータ100のケース102の外方(上方)へ向かって移動する。
これにより、パワーメータ100のセンサ116は、パワーメータ100の上カバー104と筐体70のカバーガラス88との距離に応じた電気信号を出力することから、パワーメータ100の上カバー104と筐体70のカバーガラス88とが当着した状態にあるか否か、つまり、パワーメータ100が筐体70に取り付けられているか否かを検出することが可能である。
次に、レーザマーカ1の回路構成について説明する。図8に表されたように、レーザマーカ1は、印字情報作成部2とレーザ加工部3とを有している。先ず、レーザ加工部3の回路構成について説明する。
レーザ加工部3は、レーザコントローラ6、ガルバノコントローラ35、ガルバノドライバ36、レーザドライバ37、半導体レーザドライバ38、センサ116、及びパワーメータ100等から構成されている。レーザコントローラ6は、レーザ加工部3の全体を制御する。レーザコントローラ6には、ガルバノコントローラ35、レーザドライバ37、半導体レーザドライバ38、センサ116、及びパワーメータ100等が電気的に接続されている。また、レーザコントローラ6には、外部の印字情報作成部2が双方向通信可能に接続されている。レーザコントローラ6は、印字情報作成部2から送信された各情報(例えば、印字情報、レーザ加工部3に対する制御パラメータ、ユーザからの各種指示情報等)を受信可能に構成されている。
レーザコントローラ6は、CPU41、RAM42、及びROM43等を備えている。CPU41は、レーザ加工部3の全体の制御を行う演算装置及び制御装置である。CPU41、RAM42、及びROM43は、不図示のバス線により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
RAM42は、CPU41により演算された各種の演算結果や印字パターンの(XY座標)データ等を一時的に記憶させておくためのものである。
ROM43は、各種のプログラムを記憶させておくものであり、例えば、印字情報作成部2から送信された印字情報に基づいて印字パターンのXY座標データを算出してRAM42に記憶するプログラム等が記憶されている。尚、各種プログラムには、上述したプログラムに加えて、例えば、印字情報作成部2から入力された印字情報に対応する印字パターンの太さ、深さ及び本数、レーザ発振器21のレーザ出力、レーザ光Rのレーザパルス幅、ガルバノスキャナ12によるレーザ光Rを走査する速度等を示す各種制御パラメータをRAM42に記憶するプログラム等がある。更に、ROM43には、フォントの種類別に、直線と楕円弧とで構成された各文字のフォントの始点、終点、焦点、曲率等のデータが記憶されている。
CPU41は、ROM43に記憶されている各種のプログラムに基づいて各種の演算及び制御を行う。
CPU41は、印字情報作成部2から入力された印字情報に基づいて算出した印字パターンのXY座標データ、及びガルバノスキャナ12によるレーザ光Rを走査する速度等を示すガルバノ走査速度情報等を、ガルバノコントローラ35に出力する。また、CPU41は、印字情報作成部2から入力された印字情報に基づいて設定したレーザ発振器21のレーザ出力、及びレーザ光Rのレーザパルス幅等を示すレーザ駆動情報を、レーザドライバ37に出力する。
CPU41は、可視半導体レーザ28の点灯開始を指示するオン信号又は消灯を指示するオフ信号を半導体レーザドライバ38に出力する。可視半導体レーザ28は、可視可干渉光である可視レーザ光、例えば、赤色レーザ光を出射する。尚、可視レーザ光は、例えば、レーザ光Rでマーキング(印字)加工すべき印字パターンの像又はその像を取り囲んだ矩形の像を加工対象物に対して投影するものである。
ガルバノコントローラ35は、レーザコントローラ6から入力された各情報(例えば、印字パターンのXY座標データ、ガルバノ走査速度情報等)に基づいて、ガルバノX軸モータ31とガルバノY軸モータ32の駆動角度、回転速度等を算出して、駆動角度及び回転速度を示すモータ駆動情報をガルバノドライバ36に出力する。ガルバノドライバ36は、ガルバノコントローラ35から入力されたモータ駆動情報に基づいて、ガルバノX軸モータ31とガルバノY軸モータ32を駆動制御する。
ガルバノX軸モータ31とガルバノY軸モータ32は、ガルバノスキャナ12において、それぞれのモータ軸が互いに直交するように取り付けられ、各モータ軸の先端部に取り付けられた走査ミラーが内側で互いに対向している。そして、各モータ31、32の回転制御で、各走査ミラーを回転させることによって、レーザ光R又は上記の可視レーザ光を2次元走査する。
レーザドライバ37は、レーザコントローラ6から入力されたレーザ発振器21のレーザ出力、及びレーザ光Rのレーザパルス幅等を示すレーザ駆動情報等に基づいて、レーザ発振器21を駆動させる。半導体レーザドライバ38は、レーザコントローラ6から入力されたオン信号又はオフ信号に基づいて、可視半導体レーザ28を点灯駆動又は、消灯させる。
次に、印字情報作成部2の回路構成について説明する。印字情報作成部2は、制御部51、入力操作部55、液晶ディスプレイ(LCD)56、及びCD−ROMドライブ58等を備えている。制御部51には、不図示の入出力インターフェースを介して、入力操作部55、液晶ディスプレイ56、及びCD−ROMドライブ58等が接続されている。
入力操作部55は、不図示のマウス及びキーボード等から構成されており、例えば、各種指示情報をユーザが入力する際に使用される。
CD−ROMドライブ58は、各種データ、及び各種アプリケーションソフトウェア等をCD−ROM57から読み込むものである。
制御部51は、印字情報作成部2の全体を制御するものであって、CPU61、RAM62、ROM63、及びハードディスクドライブ(以下、「HDD」という。)66等を備えている。CPU61は、印字情報作成部2の全体の制御を行う演算装置及び制御装置である。CPU61、RAM62、及びROM63は、不図示のバス線により相互に接続されており、相互にデータのやり取りが行われる。更に、CPU61とHDD66とは、不図示の入出力インターフェースを介して接続されており、相互にデータのやり取りが行われる。
RAM62は、CPU61により演算された各種の演算結果等を一時的に記憶させておくためのものである。ROM63は、各種のプログラム等を記憶させておくものである。
HDD66には、各種アプリケーションソフトウェアのプログラム、及び各種データファイル等が記憶される。
図9及び図10のフローチャートで表されたプログラムは、レーザコントローラ6のROM43に記憶されており、パワーメータ100を用いたレーザ光Rの出力補正が行われる際に、レーザコントローラ6のCPU41により実行される。尚、パワーメータ100は、上述したようにして、取付部200を介し、筐体70に取り付けられている。
また、パワーメータ100の受光部112上には、複数の測定位置が予め設定されている。測定位置とは、パワーメータ100によってレーザ光Rの出力測定が行われるときに、レーザ光Rが照射されている受光部112上の位置をいい、その位置データは、ガルバノ走査情報として、レーザコントローラ6のROM43にXY座標で記憶されている。第1実施形態では、図11に表されたように、受光部112上において、少なくとも、第1測定位置M1、第2測定位置M2、第3測定位置M3、第4測定位置M4、及び第5測定位置M5が予め設定されている。第1測定位置M1、第2測定位置M2、第3測定位置M3、第4測定位置M4、及び第5測定位置M5は、受光部112上に想定された矩形120の各頂点と、矩形120の中心とに配置されることによって、偏らないようにされている。そのため、パワーメータ100によるレーザ光Rの出力測定が正確に行われる。尚、以下の説明において、第1測定位置M1、第2測定位置M2、第3測定位置M3、第4測定位置M4、及び第5測定位置M5等を区別せずに総称する場合は、複数の測定位置Mと表記する。
図9及び図10のフローチャートで表されたプログラムでは、先ず、ステップ(以下、単に「S」と表記する。)10において、設定処理が行われる。この処理では、レーザドライバ37に対してレーザ駆動情報が送信されることによって、レーザ発振器21で発振させるレーザ光Rの出力値として、所定の設定値が設定される。
第1駆動処理(S12)では、ガルバノコントローラ35に対してガルバノ走査情報が送信されることによって、レーザ発振器21で発振させるレーザ光Rが第1測定位置M1を照射するように、ガルバノスキャナ12を駆動させる。発振処理(S14)では、レーザドライバ37に対してレーザ駆動情報が送信されることによって、レーザ発振器21において、レーザ光Rの発振が行われる。これにより、第1測定位置M1には、レーザ光Rが照射される。第1取得処理(S16)では、パワーメータ100でレーザ光Rの出力値が測定されると共に、その測定値が第1測定値として取得される。
第2駆動処理(S18)では、ガルバノコントローラ35に対してガルバノ走査情報が送信されることによって、レーザ発振器21で発振させているレーザ光Rが第2測定位置M2を照射するように、ガルバノスキャナ12を駆動させる。第2取得処理(S20)では、パワーメータ100でレーザ光Rの出力値が測定されると共に、その測定値が第2測定値として取得される。
第3駆動処理(S22)では、ガルバノコントローラ35に対してガルバノ走査情報が送信されることによって、レーザ発振器21で発振させているレーザ光Rが第3測定位置M3を照射するように、ガルバノスキャナ12を駆動させる。第3取得処理(S24)では、パワーメータ100でレーザ光Rの出力値が測定されると共に、その測定値が第3測定値として取得される。
続いて、取得された複数の測定値(以下、「決定対象の各測定値」と表記する。)のうち、最大値と最小値との差が閾値以下であるかが判定される(S100)。ここで、最大値と最小値との差が閾値よりも大きい場合には(S100:NO)、次回駆動処理(S102)が行われる。この処理では、ガルバノコントローラ35に対してガルバノ走査情報が送信されることによって、予め設定された複数の測定位置Mのうち、既に扱われた測定位置とは異なる測定位置に対し、レーザ発振器21で発振させているレーザ光Rが照射するように、ガルバノスキャナ12を駆動させる。
次回取得処理(S104)では、パワーメータ100でレーザ光Rの出力値が測定されると共に、その測定値が別の測定値として取得される。書換処理(S106)では、「決定対象の各測定値」のうち、最小値として扱われた測定値が、別の測定値に書き換えられる。その後は、上述したS100の処理が繰り返し行われる。
具体的に説明すると、例えば、第1測定値、第2測定値、及び第3測定値のうち、第3測定値が最小値である場合に、最大値と最小値との差が閾値よりも大きいときは(S100:NO)、レーザ発振器21で発振させているレーザ光Rが第4測定位置M4を照射するように、ガルバノスキャナ12を駆動させ(S102)、パワーメータ100でレーザ光Rの出力値が測定されると共に、その測定値が第4測定値として取得され(S104)、「決定対象の各測定値」のうち、第3測定値が第4測定値に書き換えられる(S106)。尚、引き続いて、最大値と最小値との差が閾値よりも大きいときは(S100:NO)、例えば、第5測定位置M5に関し、上述したS102乃至S106の各処理が繰り返し行われる。
これに対して、最大値と最小値との差が閾値以下である場合には(S100:YES)、決定処理(S108)が行われる。この処理では、「決定対象の各測定値」の平均値が算出され、その算出値が実測値として決定される。
続いて、決定された実測値が、レーザ発振器21で発振させるレーザ光Rの出力値として設定されている設定値(以下、「レーザ発振器21の設定値」と表記する場合がある。)と等しいかが判定される(S110)。この処理では、決定された実測値が、例えば、レーザ発振器21の設定値に対して3%程度の差で異なっていても、レーザ発振器21の設定値と等しいと判定されてもよい。その程度の差は、予め設定されていてもよいし、ユーザが入力操作部55の操作によって設定してもよい。
ここで、決定された実測値がレーザ発振器21の設定値と等しい場合には(S110:YES)、記憶処理(S112)が行われる。この処理では、レーザ発振器21の設定値が、レーザコントローラ6のRAM42に記憶される。その後、図9及び図10のフローチャートで表されたプログラムは、終了する。
これに対して、決定された実測値がレーザ発振器21の設定値と異なる場合には(S110:NO)、変更処理(S114)が行われる。この処理では、決定された実測値とレーザ発振器21の設定値との差が縮まるように、レーザ発振器21で発振させるレーザ光Rの出力値として設定されている設定値が、別の設定値に変更される。つまり、この変更に関する情報を含んだレーザ駆動情報が、レーザドライバ37に対して送信される。
その後は、上述したS12以降の各処理が繰り返し行われる。但し、最大値と最小値との差が閾値よりも大きい場合(S100:NO)があったとき、つまり、書換処理(S106)が行われたときは、予め設定された複数の測定位置Mのうち、最小値が取得された測定位置を除く各測定位置に対して、上述したS12以降の各処理が繰り返し行われる。
具体的に説明すると、例えば、第1測定値、第2測定値、及び第3測定値が「決定対象の各測定値」であり、第3測定値が最小値である場合を想定する。このような場合において、最大値と最小値との差が閾値以下にならなかったため(S100:YES)、書換処理(S106)が行われ、これによって、最大値と最小値との差が閾値以下となり(S100:YES)、上述したS12に戻るときは、予め設定された第1測定位置M1、第2測定位置M2、第3測定位置M3、第4測定位置M4、及び第5測定位置M5等のうち、第3測定値を除く複数の測定位置Mに対して、上述したS12以降の各処理が繰り返し行われる。そのため、第3測定位置M3に対する各処理S22,S24は、例えば、第4測定位置M4に対して行われる。
このようにすれば、予め設定された複数の測定位置Mのうち、書換対象の最小値が取得された測定位置を除外して、上述したS12以降の各処理が繰り返し行われるので、レーザ光Rの出力補正がより正確に行われる。
更に、図12のフローチャートで表されたプログラムが、レーザコントローラ6のROM43に記憶されており、パワーメータ100を用いたレーザ光Rの出力補正が行われる際に、レーザコントローラ6のCPU41により実行される。
図12のフローチャートで表されたプログラムでは、先ず、S50において、パワーメータ100の温度が所定温度以上であるかが判定される。この判定は、パワーメータ100からの出力信号に基づいて行われる。ここで、パワーメータ100の温度が所定温度以上である場合には(S50:YES)、禁止処理(S52)が行われる。この処理では、レーザドライバ37に対して、レーザ光Rの発振を禁止する旨の情報を含んだレーザ駆動情報が送信されることによって、レーザ発振器21において、レーザ光Rの発振が禁止にされる。
尚、禁止処理(S52)が行われた後に、パワーメータ100の温度が所定温度よりも小さくなると(S50:NO)、レーザドライバ37に対して、レーザ光Rの発振禁止を解除する旨の情報を含んだレーザ駆動情報が送信されることによって、レーザ発振器21において、レーザ光Rの発振禁止が解除される。
続いて、レーザ発振器21におけるレーザ光Rの発振時間の累積時間(以下、「累積発振時間」と表記する。)が所定時間を超えたかが判定される(S54)。この判定は、パワーメータ100の温度が所定温度よりも小さい場合(S50:NO)にも行われる。尚、「累積発振時間」は、例えば、レーザドライバ37に対して送信されるレーザ駆動情報に基づいて算出されると共に、レーザコントローラ6のRAM42に記憶されたものが使用されるが、レーザ発振器21側で算出された値が使用されてもよい。
ここで、「累積発振時間」が所定時間を超えている場合には(S54:YES)、報知処理(S56)が行われる。この処理では、印字情報作成部2に対して制御情報が送信されることによって、「累積発振時間」が所定時間を超えている旨の報知画面が、印字情報作成部2の液晶ディスプレイ56に表示される。その際、報知音が発せられてもよい。
その後は、上述したS50の処理が繰り返し行われる。また、「累積発振時間」が所定時間以下である場合にも(S54:NO)、上述したS50の処理が繰り返し行われる。
従って、第1実施形態のレーザマーカ1では、パワーメータ100の温度が所定温度以上であると(S50:YES)、レーザ発振器21において、レーザ光Rの発振が禁止にされるので(S52)、パワーメータ100によるレーザ光Rの出力測定が安全に行われる。また、「累積発振時間」が所定時間を超えていると(S54:YES)、その旨の報知画面が液晶ディスプレイ56に表示されるので(S56)、レーザ発振器21の出力点検の定期的な実施を促すことができる。出力点検が実施されると、「累積発振時間」の判定(S54)に用いられる所定時間が、更新される。
尚、第1実施形態の「決定対象の各測定値」は、予め設定された複数の測定位置Mのうち、2つの測定位置でそれぞれ取得された2つの測定値で構成されてもよい。
[2.第2実施形態]
第2実施形態では、上述した図10のフローチャートで表されたプログラムに代えて、図13のフローチャートで表されたプログラムが、レーザコントローラ6のCPU41により実行される以外は、第1実施形態と同じである。尚、図13のフローチャートで表されたプログラムは、レーザコントローラ6のROM43に記憶されている。
図13のフローチャートで表されたプログラムでは、先ず、S208において、決定処理が行われる。この処理では、「決定対象の各測定値」の最大値が選択され、その選択値が実測値として決定される。
続いて、決定された実測値がレーザ発振器21の設定値と等しいかが判定される(S210)。ここで、決定された実測値がレーザ発振器21の設定値と等しい場合には(S210:YES)、記憶処理(S212)が行われる。この処理では、レーザ発振器21の設定値が、レーザコントローラ6のRAM42に記憶される。その後、図13のフローチャートで表されたプログラムは、終了する。
これに対して、決定された実測値がレーザ発振器21の設定値と異なる場合には(S210:NO)、変更処理(S214)が行われる。この処理では、決定された実測値とレーザ発振器21の設定値との差が縮まるように、レーザ発振器21で発振させるレーザ光Rの出力値として設定されている設定値が、別の設定値に変更される。つまり、この変更に関する情報を含んだレーザ駆動情報が、レーザドライバ37に対して送信される。
その後は、上述したS12以降の各処理が繰り返し行われる。
尚、第2実施形態の「決定対象の各測定値」は、予め設定された複数の測定位置Mのうち、2つの測定位置でそれぞれ取得された2つの測定値で構成されてもよい。
[3.第3実施形態]
第3実施形態では、上述した図10のフローチャートで表されたプログラムに代えて、図14のフローチャートで表されたプログラムが、レーザコントローラ6のCPU41により実行される以外は、第1実施形態と同じである。尚、図14のフローチャートで表されたプログラムは、レーザコントローラ6のROM43に記憶されている。
図14のフローチャートで表されたプログラムでは、先ず、S300において、「決定対象の各測定値」のうち、最大値と最小値との差が閾値以下であるかが判定される。ここで、最大値と最小値との差が閾値以下である場合には(S300:YES)、第1決定処理(S308)が行われる。この処理では、「決定対象の各測定値」の平均値が算出され、その算出値が実測値として決定される。これに対して、最大値と最小値との差が閾値よりも大きい場合には(S300:NO)、第2決定処理(S309)が行われる。この処理では、「決定対象の各測定値」の最大値が選択され、その選択値が実測値として決定される。
続いて、決定された実測値がレーザ発振器21の設定値と等しいかが判定される(S310)。ここで、決定された実測値がレーザ発振器21の設定値と等しい場合には(S310:YES)、記憶処理(S312)が行われる。この処理では、レーザ発振器21の設定値が、レーザコントローラ6のRAM42に記憶される。その後、図14のフローチャートで表されたプログラムは、終了する。
これに対して、決定された実測値がレーザ発振器21の設定値と異なる場合には(S310:NO)、変更処理(S314)が行われる。この処理では、決定された実測値とレーザ発振器21の設定値との差が縮まるように、レーザ発振器21で発振させるレーザ光Rの出力値として設定されている設定値が、別の設定値に変更される。つまり、この変更に関する情報を含んだレーザ駆動情報が、レーザドライバ37に対して送信される。
その後は、上述したS12以降の各処理が繰り返し行われる。但し、最大値と最小値との差が閾値よりも大きい場合(S300:NO)があったときは、予め設定された複数の測定位置Mのうち、「決定対象の各測定値」の最小値が取得された測定位置を除く各測定位置に対して、上述したS12以降の各処理が繰り返し行われる。これにより、パワーメータ100の受光部112上における異常箇所を避けて、パワーメータ100によるレーザ光Rの出力測定を行うことが可能である。
尚、第3実施形態の「決定対象の各測定値」は、予め設定された複数の測定位置Mのうち、2つの測定位置でそれぞれ取得された2つの測定値で構成されてもよい。
[4.第4実施形態]
第4実施形態では、上述した図10のフローチャートで表されたプログラムに代えて、図15のフローチャートで表されたプログラムが、レーザコントローラ6のCPU41により実行される以外は、第1実施形態と同じである。尚、図15のフローチャートで表されたプログラムは、レーザコントローラ6のROM43に記憶されている。
図15のフローチャートで表されたプログラムでは、先ず、S400において、「決定対象の各測定値」のうち、最大値と最小値との差が閾値以下であるかが判定される。ここで、最大値と最小値との差が閾値以下である場合には(S400:YES)、第1決定処理(S408)が行われる。この処理では、「決定対象の各測定値」の平均値が算出され、その算出値が実測値として決定される。これに対して、最大値と最小値との差が閾値よりも大きい場合には(S400:NO)、第2決定処理(S409)が行われる。この処理では、「決定対象の各測定値」のうち最小値を除いた平均値が算出され、その算出値が実測値として決定される。
続いて、決定された実測値がレーザ発振器21の設定値と等しいかが判定される(S410)。ここで、決定された実測値がレーザ発振器21の設定値と等しい場合には(S410:YES)、記憶処理(S412)が行われる。この処理では、レーザ発振器21の設定値が、レーザコントローラ6のRAM42に記憶される。その後、図15のフローチャートで表されたプログラムは、終了する。
これに対して、決定された実測値がレーザ発振器21の設定値と異なる場合には(S410:NO)、変更処理(S414)が行われる。この処理では、決定された実測値とレーザ発振器21の設定値との差が縮まるように、レーザ発振器21で発振させるレーザ光Rの出力値として設定されている設定値が、別の設定値に変更される。つまり、この変更に関する情報を含んだレーザ駆動情報が、レーザドライバ37に対して送信される。
その後は、上述したS12以降の各処理が繰り返し行われる。但し、最大値と最小値との差が閾値よりも大きい場合(S400:NO)があったときは、予め設定された複数の測定位置Mのうち、「決定対象の各測定値」の最小値が取得された測定位置を除く各測定位置に対して、上述したS12以降の各処理が繰り返し行われる。これにより、パワーメータ100の受光部112上における異常箇所を避けて、パワーメータ100によるレーザ光Rの出力測定を行うことが可能である。
[5.まとめ]
以上詳細に説明したように、各実施の形態のレーザマーカ1では、その筐体70に取り付けられたパワーメータ100の受光部112上に対して予め設定された複数の測定位置Mのうち、少なくとも2つの測定位置で取得された各測定値に基づいて実測値が決定され、その実測値と、レーザ発振器21で発振させるレーザ光Rの出力値として設定されている設定値との比較に応じて、その設定値が別の設定値に変更される。このようにして、パワーメータ100を用いたレーザ光Rの出力補正が正確に行われる。
ちなみに、各実施形態において、レーザマーカ1は、「レーザ加工装置」の一例である。ガルバノスキャナ12は、「光学系」の一例である。CPU41は、「制御部」の一例である。次回駆動処理(S102)、次回取得処理(S104)、書換処理(S106)、及び決定処理(S108)は、各請求項6,11の「決定処理」の一例である。第1決定処理(S308)及び第2決定処理(S309)は、請求項4の「決定処理」の一例である。第1決定処理(S408)及び第2決定処理(S409)は、各請求項5,10の「決定処理」の一例である。
[6.その他]
尚、本開示は、本実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、各測定位置については、入力操作部55を操作するユーザによって、複数の測定位置Mの中から任意に選択されてもよいし、パワーメータ100の受光部112上の新たな測定位置(つまり、複数の測定位置Mとは異なる測定位置)が任意に設定されてもよい。
また、各実施の形態のレーザマーカ1とは異なり、その筐体70に取り付けられたパワーメータ100の受光部112上において、レーザ光Rの照射可能な1つの測定位置が任意に設定され、その測定位置で取得された測定値に基づいて実測値が決定され、その実測値と、レーザ発振器21で発振させるレーザ光Rの出力値として設定されている設定値との比較に応じて、その設定値が別の設定値に変更されてもよい。このようにしても、パワーメータ100の受光部112上における異常箇所を避けて、パワーメータ100によるレーザ光Rの出力測定を行うことが可能であることから、パワーメータ100を用いたレーザ光Rの出力補正が正確に行われる。
1:レーザマーカ、12:ガルバノスキャナ、21:レーザ発振器、41:CPU、70:筐体、90:出射口、100:パワーメータ、112:受光部、120:矩形、M:測定位置、M1:第1測定位置、M2:第2測定位置、M3:第3測定位置、M4:第4測定位置、M5:第5測定位置、R:レーザ光、S10:設定処理、S12:第1駆動処理、S14:発振処理、S16:第1取得処理、S18:第2駆動処理、S20:第2取得処理、S22:第3駆動処理、S24:第3取得処理、S52:禁止処理、S54:報知処理、S108:決定処理、S114:変更処理、S208:決定処理、S214:変更処理、S308:第1決定処理、S309:第2決定処理、S314:変更処理、S408:第1決定処理、S409:第2決定処理、S414:変更処理

Claims (17)

  1. レーザ光を発振するレーザ発振器と、
    前記レーザ光を走査する光学系と、
    前記光学系により走査された前記レーザ光を出射する出射口を有する筐体と、
    前記筐体に取り付けられ、受光部を有し、前記光学系によって前記受光部に照射された前記レーザ光の出力値を測定するパワーメータと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記レーザ発振器が発振する前記レーザ光の出力を所定の設定値に設定する設定処理と、
    前記受光部上における前記レーザ光を照射可能な任意の測定位置に前記レーザ光が照射するように前記光学系を駆動させる駆動処理と、
    設定された前記設定値に基づいて前記レーザ発振器に前記レーザ光を発振させる発振処理と、
    前記パワーメータによって測定された前記レーザ光の出力を測定値として取得する取得処理と、
    前記測定値に基づいて実測値を決定する決定処理と、
    前記実測値と前記設定値との差が縮まるように、前記レーザ発振器における前記レーザ光の出力を変更する変更処理と、を実行することを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記制御部は、
    前記駆動処理において、前記受光部上の複数の測定位置毎に前記レーザ光が照射されるように前記光学系を駆動させ、
    前記取得処理において、前記複数の測定位置毎に前記測定値を取得し、
    前記決定処理において、前記複数の測定位置毎に取得された前記測定値に基づいて前記実測値を決定することを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記制御部は、
    前記決定処理において、前記複数の測定位置毎に取得された前記測定値のうち最大値を前記実測値として決定することを特徴とする請求項2に記載のレーザ加工装置。
  4. 前記制御部は、
    前記決定処理において、前記複数の測定位置毎に取得された前記測定値のうち最大値と最小値との差が閾値以下の場合、前記複数の測定位置毎に取得された前記測定値の平均値を前記実測値として決定し、前記差が前記閾値よりも大きい場合、前記最大値を前記実測値として決定することを特徴とする請求項2に記載のレーザ加工装置。
  5. 前記制御部は、
    前記決定処理において、前記複数の測定位置毎に取得された前記測定値のうち最大値と最小値との差が閾値以下の場合、前記複数の測定位置毎に取得された前記測定値の平均値を前記実測値として決定し、前記差が前記閾値よりも大きい場合、前記複数の測定位置毎に取得された前記測定値のうち前記最小値を除いた平均値を前記実測値として決定することを特徴とする請求項2に記載のレーザ加工装置。
  6. 前記制御部は、
    前記決定処理において、前記複数の測定位置毎に取得された前記測定値のうち最大値と最小値との差が閾値以下の場合、前記複数の測定位置毎に取得された前記測定値の平均値を前記実測値として決定する一方、
    前記決定処理において、前記差が前記閾値よりも大きい場合、前記受光部上の前記複数の測定位置とは異なる別の測定位置に前記レーザ光が照射するように前記光学系を駆動させた後で、前記パワーメータによって測定された前記レーザ光の出力を別の測定値として取得し、前記複数の測定位置毎に取得された前記測定値のうち前記最小値を除いた前記測定値と前記別の測定値との平均値を前記実測値として決定することを特徴とする請求項2に記載のレーザ加工装置。
  7. 前記駆動処理は、
    前記受光部上の第1測定位置に前記レーザ光が照射するように前記光学系を駆動させる第1駆動処理と、
    前記受光部上において前記第1測定位置とは異なる第2測定位置に前記レーザ光が照射するように前記光学系を駆動させる第2駆動処理と、を含み、
    前記取得処理は、
    前記第1測定位置に前記レーザ光が照射している際において前記パワーメータによって測定された前記レーザ光の出力を第1測定値として取得する第1取得処理と、
    前記第2測定位置に前記レーザ光が照射している際において前記パワーメータによって測定された前記レーザ光の出力を第2測定値として取得する第2取得処理と、を含み、
    前記制御部は、
    前記決定処理において、前記第1測定値と前記第2測定値とに基づいて前記実測値を決定することを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  8. 前記制御部は、
    前記決定処理において、前記第1測定値と前記第2測定値とのうち最大値を前記実測値として決定することを特徴とする請求項7に記載のレーザ加工装置。
  9. 前記制御部は、
    前記決定処理において、前記第1測定値と前記第2測定値との差が閾値以下の場合、前記第1測定値と前記第2測定値との平均値を前記実測値として決定し、前記差が前記閾値よりも大きい場合、前記第1測定値と前記第2測定値とのうち最大値を前記実測値として決定することを特徴とする請求項7に記載のレーザ加工装置。
  10. 前記駆動処理は、
    前記受光部上において前記第1測定位置と前記第2測定位置とは異なる第3測定位置に前記レーザ光が照射するように前記光学系を駆動させる第3駆動処理を含み、
    前記取得処理は、
    前記第3測定位置に前記レーザ光が照射している際において前記パワーメータによって測定された前記レーザ光の出力を第3測定値として取得する第3取得処理を含み、
    前記制御部は、
    前記決定処理において、前記第1測定値と前記第2測定値と前記第3測定値とのうち最大値と最小値との差が閾値以下の場合、前記第1測定値と前記第2測定値と前記第3測定値との平均値を前記実測値として決定し、前記差が前記閾値よりも大きい場合、前記第1測定値と前記第2測定値と前記第3測定値とのうち前記最小値を除いた前記第1測定値と前記第2測定値と前記第3測定値との平均値を前記実測値として決定することを特徴とする請求項7に記載のレーザ加工装置。
  11. 前記駆動処理は、
    前記受光部上において前記第1測定位置と前記第2測定位置とは異なる第3測定位置に前記レーザ光が照射するように前記光学系を駆動させる第3駆動処理を含み、
    前記取得処理は、
    前記第3測定位置に前記レーザ光が照射している際において前記パワーメータによって測定された前記レーザ光の出力を第3測定値として取得する第3取得処理を含み、
    前記制御部は、
    前記決定処理において、前記第1測定値と前記第2測定値と前記第3測定値とのうち最大値と最小値との差が閾値以下の場合、前記第1測定値と前記第2測定値と前記第3測定値との平均値を前記実測値として決定する一方、
    前記決定処理において、前記差が前記閾値よりも大きい場合、前記受光部上の前記第1測定値と前記第2測定値と前記第3測定値とは異なる第4測定位置に前記レーザ光が照射するように前記光学系を駆動させた後で、前記パワーメータによって測定された前記レーザ光の出力を第4測定値として取得し、前記第1測定値と前記第2測定値と前記第3測定値と前記第4測定値とのうち前記最小値を除いた前記第1測定値と前記第2測定値と前記第3測定値と前記第4測定値との平均値を前記実測値として決定することを特徴とする請求項7に記載のレーザ加工装置。
  12. 前記変更処理が実行された後において、
    前記制御部は、
    前記差が前記閾値以下の場合のみのときは、前記複数の測定位置に対して、前記駆動処理乃至前記変更処理を繰り返し実行する一方、
    前記差が前記閾値よりも大きい場合があったときは、前記複数の測定位置と、前記受光部上の前記複数の測定位置とは異なる追加の測定位置とのうち、前記最小値が取得された測定位置を除いた各測定位置に対して、前記駆動処理乃至前記変更処理を繰り返し実行することを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか一つに記載のレーザ加工装置。
  13. 前記変更処理が実行された後において、
    前記制御部は、
    前記差が前記閾値以下の場合、前記第1測定位置と前記第2測定位置とに対して、前記駆動処理乃至前記変更処理を繰り返し実行する一方、
    前記差が前記閾値よりも大きい場合、前記最大値が取得された測定位置と、前記受光部上の前記第1測定位置と前記第2測定位置とは異なる追加の測定位置とに対して、前記駆動処理乃至前記変更処理を繰り返し実行することを特徴とする請求項9に記載のレーザ加工装置。
  14. 前記変更処理が実行された後において、
    前記制御部は、
    前記差が前記閾値以下の場合のみのときは、前記第1測定位置と前記第2測定位置と前記第3測定位置とに対して、前記駆動処理乃至前記変更処理を繰り返し実行する一方、
    前記差が前記閾値よりも大きい場合があったときは、前記第1測定位置と前記第2測定位置と前記第3測定位置と、前記受光部上の前記第1測定位置と前記第2測定位置と前記第3測定位置とは異なる追加の測定位置とのうち、前記最小値が取得された測定位置を除いた各測定位置に対して、前記駆動処理乃至前記変更処理を繰り返し実行することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のレーザ加工装置。
  15. 前記複数の測定位置は、前記受光部上に設定された矩形の各頂点と、前記矩形の中心とで構成されることを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか一つに記載のレーザ加工装置。
  16. 前記パワーメータは、前記パワーメータの温度を測定し、
    前記制御部は、前記パワーメータで測定された温度が所定温度以上の場合、前記レーザ発振器における前記レーザ光の発振を禁止する禁止処理を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれか一つに記載のレーザ加工装置。
  17. 報知部を備え、
    前記制御部は、前記レーザ発振器における前記レーザ光の発振時間の累計時間が所定時間を超えた場合、前記報知部を作動させる報知処理を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか一つに記載のレーザ加工装置。
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