JP2021040909A - 靴乾燥機及びその制御方法 - Google Patents

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博音 大成
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Toshiyuki Fujiyoshi
俊行 藤吉
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Daisuke Fukuoka
大輔 福岡
一利 竹之下
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Abstract

【課題】靴の履き口部の位置に関係なく同じ方向に送風することによる乾燥不足や過乾燥を抑制する。【解決手段】筐体と、筐体内に設けられ、靴を収容する靴収容部と、靴収容部に収容された靴の履き口部の面に向けて送風する送風部と、撮影により画像を取得する画像取得部と、画像取得部により取得された画像内の靴の情報に基づいて、送風部により送風される方向を制御する制御部とを備えた靴乾燥機。【選択図】図18

Description

本発明は、靴乾燥機及びその制御方法に関する。
箱体内の靴乾燥室に靴を載せる棚板を設け、棚板上の靴に対して斜め上方から温風を吹き出す温風吹き出し口を棚板の上方に設けて成る乾燥機能付下駄箱は、知られている(例えば、特許文献1)。
実開平3−13831号公報
靴の履き口部の位置に関係なく同じ方向に送風する構成を採用した場合には、靴の履き口部以外に大半の風が当たって、例えば靴のつま先部が乾燥不足となる可能性がある。一方で、例えば靴のつま先部が乾燥不足とならないように送風温度を高くしたり送風量を増加させたりすると、靴が過乾燥状態となる可能性がある。
本発明の目的は、靴の履き口部の位置に関係なく同じ方向に送風することによる乾燥不足や過乾燥を抑制することにある。
かかる目的のもと、本発明は、筐体と、筐体内に設けられ、靴を収容する靴収容部と、靴収容部に収容された靴の履き口部の面に向けて送風する送風部と、撮影により画像を取得する画像取得部と、画像取得部により取得された画像内の靴の情報に基づいて、送風部により送風される方向を制御する制御部とを備えた靴乾燥機を提供する。
制御部は、駆動電力波形に基づいて移動量を決定する電動機を用いて、送風部により送風される方向を変化させる、ものであってよい。その場合、制御部は、送風部による送風の方向を初期値に戻した後に変化させる、ものであってよい。
靴乾燥機は、靴収容部に収容された靴から出た空気が通過する位置で温度及び湿度を検知する温湿度検知手段を更に備え、制御部は、温湿度検知手段の検知結果に基づいて、送風部により送風される方向を制御する、ものであってよい。
制御部は、送風部により送風される風量及び風速を更に制御する、ものであってよい。
送風部は、右足用の靴に向けて空気を送風する第1の送風ノズルと、左足用の靴に向けて空気を送風する第2の送風ノズルとを含む、ものであってよい。その場合、制御部は、第1の送風ノズルの方向と第2の送風ノズルの方向とをそれぞれ独立に制御する、ものであってよい。
送風部は、履き口部の面に関して靴とは反対側に設けられている、ものであってよい。
筐体は、断熱構造を有する、ものであってよい。
画像取得部は、靴収容部の壁面又は筐体外に設けられたカメラであってよい。
送風部は、靴収容部の壁面に設けられている、ものであってよい。その場合、壁面は、靴のかかと部に対向する壁面であってよい。また、送風部は、壁面から靴収容部に収容された靴に向けて滑らかな曲率を持つ形状を有する送風ノズルを備えた、ものであってよい。そして、送風部は、送風ノズルの流路中央付近に、風をガイドするガイド板であって、前縁部の断面が半円形状又は半楕円形状を有し、後縁部の断面が上辺と後縁端部との接続部分が滑らかな曲率でつながった形状を有するガイド板を更に備えた、ものであってよい。
送風部は、仕切りに収容された靴内まで延長可能な送風ノズルを備えた、ものであってよい。
送風部は、仕切りに収容された靴に向けて送風する空気の流路を開閉する開閉機構を備えた、ものであってよい。
靴収容部は、1足の靴を収容可能な第1の仕切りを有する第1の靴収容部と、第1の靴収容部の下段に設けられ、1足の靴を収容可能な第2の仕切りを有する第2の靴収容部とを含む、ものであってよい。その場合、靴収容部は、第1の仕切りが取り外し可能に構成されている、ものであってよい。
靴乾燥機は、筐体内に、靴アクセサリを収容するアクセサリ収容部を備えた、ものであってよい。
靴乾燥機は、靴の情報又は送風部により送風される方向を表す表示要素を表示し、指又は音声で表示要素に対する操作が行われる操作部を更に備えた、ものであってよい。
靴乾燥機は、画像取得部により得られた画像が表示され、ユーザにより自機の運転条件を調整する操作が行われる操作部を更に備えた、ものであってよい。その場合、操作部は、運転条件のうち未設定の項目が第1の表示態様で表示され、運転条件のうち設定済の項目が第1の表示態様とは異なる第2の表示態様で表示される、ものであってよい。
靴乾燥機は、靴収容部から空気を吸引するファンと、ファンにより吸引された空気を除湿する蒸発器と、蒸発器を通過した空気を加熱する凝縮器と、凝縮器を通過した空気を靴収容部に収容された靴に向けて送風する送風部とを含む循環型流路と、循環型流路内に設けられ、筐体内の菌を殺菌する殺菌部と、循環型流路内に設けられ、筐体内の臭気を脱臭する脱臭部とを更に備え、制御部は、画像取得部により取得された画像内の靴の情報に基づいて、自機の運転条件を制御する、ものであってよい。
その場合、運転条件は、殺菌部による殺菌の強弱、送風部により送風される空気の温度、風量、及び風速、並びに自機の運転時間の少なくとも1つであってよい。
循環型流路は、凝縮器の直後の吹き出し位置の流路面積よりも、吹き出し位置と送風部との間の流路面積が大きくなるように構成されている、ものであってよい。
靴乾燥機は、靴収容部の靴を収容可能な仕切りの周辺部又は靴収容部の靴を収容可能な仕切り内に、ファンにより吸引された空気の流路を備えた、ものであってよい。その場合、仕切りの周辺部又は仕切り内の空気の流路は、送風部に対向する壁面の下部に設置されている、ものであってよい。また、仕切りの周辺部又は仕切り内の空気の流路は、送風部の吹き出し位置の流路面積よりも大きい流路面積を有する、ものであってよい。
殺菌部は、放電電極と、接地電極とを有し、放電電極と接地電極との間に電圧を印加してプラズマを生成することにより筐体内の菌を殺菌する、ものであってよい。
靴乾燥機は、運転条件を表す表示要素を表示し、指又は音声で表示要素に対する操作が行われる操作部を更に備えた、ものであってよい。
靴乾燥機は、循環型流路内に、蒸気を生成する蒸気生成部を備えた、ものであってよい。
また、本発明は、筐体と、筐体内に設けられ、靴を収容する靴収容部と、靴収容部に収容された靴の履き口部の面に対して送風する送風部とを備えた靴乾燥機の制御方法であって、撮影により画像を取得するステップと取得された画像内の靴の情報に基づいて、送風部により送風される方向を制御するステップとを含む、靴乾燥機の制御方法も提供する。
本発明によれば、靴の履き口部の位置に関係なく同じ方向に送風することによる乾燥不足や過乾燥を抑制することができる。
本発明の第1の実施の形態における靴乾燥機の外観を示した斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における靴乾燥機の側面図である。 本発明の第1の実施の形態における靴乾燥機の正面図である。 本発明の第1の実施の形態における靴乾燥機の側面図に、循環型流路における風の流れと、カメラによる撮影範囲とを、重ねて示した図である。 図4に示した靴乾燥機の側面図の領域Xの拡大図である。 本発明の実施の形態における送風ユニットの外観を示した斜視図である。 (a)は、本発明の実施の形態における送風ノズルの断面図であり、(b),(c)は、その前縁部の断面形状を示した図であり、(d)は、その後縁部の断面形状を示した図である。 (a),(b)は、本発明の実施の形態における送風ノズルに対する延長ノズルの挿入について示した図である。 本発明の実施の形態における靴乾燥機の上面図である。 (a)は、殺菌ユニットが配置された送風ユニットの構成を示した図であり、(b)は、殺菌ユニットの構成を示した図である。 図4に示した靴乾燥機の側面図の領域Yの拡大図である。 本発明の実施の形態における靴乾燥機の仕切りを外したときの状態を示した斜視図である。 (a),(b)は、ブーツアタッチメントを用いた延長ノズルの取り付けの様子を拡大して示した図である。 本発明の実施の形態における靴乾燥機のドアの外側の外観を示した図である。 本発明の実施の形態における靴乾燥機のタッチパネルの表示内容の具体例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態における靴乾燥機の制御装置の初期制御時の機能構成例を示したブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における靴乾燥機の制御装置の運転中制御時の機能構成例を示したブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における靴乾燥機の制御装置の動作例を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における靴乾燥機の側面図である。 本発明の第2の実施の形態における靴乾燥機の側面図に、循環型流路における風の流れと、カメラによる撮影範囲とを、重ねて示した図である。 靴画像に基づく送風ノズルの風向の調整について示した模式図である。 温湿度情報に基づく送風ノズルの風向の調整について示した模式図である。 (a)は、送風ノズルの角度を下向きの角度に設定した場合の送風ユニットの斜視図であり、(b)は、その場合の送風ユニットの側面図である。 (a)は、送風ノズルの角度を前向きの角度に設定した場合の送風ユニットの斜視図であり、(b)は、その場合の送風ユニットの側面図である。 第1の駆動方法で駆動される送風ユニットの外観を示した斜視図である。 (a)は、送風ノズルの角度を靴収容部の背壁面に直交する角度とした場合の斜視図であり、(b)は、その場合の側面図である。 (a)は、送風ノズルの角度を靴収容部の背壁面に平行で下向きの角度とした場合の斜視図であり、(b)は、その場合の側面図である。 第2の駆動方法で駆動される送風ユニットの外観を示した斜視図である。 (a),(b)は、靴と送風ユニットの位置関係の例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態における靴乾燥機の制御装置の初期制御時の機能構成例を示したブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における靴乾燥機の制御装置の運転中制御時の機能構成例を示したブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における靴乾燥機の制御装置の動作例を示したフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
(靴乾燥機の全体構成)
図1は、第1の実施の形態における靴乾燥機1の外観を示した斜視図である。図2は、第1の実施の形態における靴乾燥機1の側面図である。図3は、第1の実施の形態における靴乾燥機1の正面図である。
図示するように、本実施の形態における靴乾燥機1は、外郭を構成する筐体10を備えている。筐体10は、断熱構造を有するものが好ましいが、断熱構造を有しないものであってもよい。筐体10は、正面側に設けられて靴を出し入れするために開閉されるドア11と、左側面を構成する左側面板12と、右側面を構成する右側面板13と、背面を構成する背面板14と、上面を構成する上面板15と、底面を構成する底面板16とから構成されている。そして、ドア11の内側には、靴アクセサリを収容するアクセサリ収容部17が設けられている。但し、靴アクセサリの1つであるブーツアタッチメント382a,382b(後述)は、図では、筐体10の下方の機械室内に収納されている。
また、図示するように、本実施の形態における靴乾燥機1は、靴を収容する靴収容部20(1)〜20(3)を備えている。尚、ここでは、靴収容部20(1)〜20(3)を示したが、これらを区別する必要がない場合は、単に靴収容部20と表記することもある。また、図には、3つの靴収容部20を示したが、1つ、2つ又は4つ以上の靴収容部20を設けてもよい。
靴収容部20(1)〜20(3)には、それぞれ、1足の靴を収容可能な仕切り21(1)〜21(3)が設けられており、この仕切り21(1)〜21(3)に1足ずつ靴を収容することにより、最大3足の靴を収容できるようになっている。尚、ここでは、仕切り21(1)〜21(3)を示したが、これらを区別する必要がない場合は、単に仕切り21と表記することもある。また、図には、3つの仕切り21を示したが、これは3つの靴収容部20が設けられているためであり、靴収容部20の数に応じて仕切り21の数も変更してよい。ここで、仕切り21は、筐体10に直接設置されていてもよいし、スライドレールで稼働可能になっていてもよい。
靴収容部20(1)〜20(3)には、左側面側に左側壁面22(1)〜22(3)が、右側面側に右側壁面23(1)〜23(3)が、背面側に背壁面24(1)〜24(3)が、それぞれ設けられている。尚、左側壁面22(1)〜22(3)、右側壁面23(1)〜23(3)、背壁面24(1)〜24(3)は、それぞれ、靴収容部20(1)〜20(3)に共通の一体化した左側壁面22、右側壁面23、背壁面24であってよいが、ここでは便宜上、靴収容部20(1)〜20(3)のそれぞれに面した部分を区別して示している。また、図には、3つの左側壁面22、右側壁面23、背壁面24を示したが、これは3つの靴収容部20が設けられているためであり、靴収容部20の数に応じて左側壁面22、右側壁面23、背壁面24の数も変更してよい。
更に、図示するように、本実施の形態における靴乾燥機1は、筐体10内で空気を循環させることにより、靴収容部20を除湿乾燥させる循環型流路30を備えている。そして、循環型流路30は、ファン31と、蒸発器32と、凝縮器33と、吐出流路34と、背面流路35と、送風ユニット36(1)〜36(3)と、前面流路37とを含む。
ファン31は、靴収容部20から空気を吸引する。図では、ファン31を1つしか示していないが、複数設けられていてもよい。
蒸発器32は、ファン31の下流部に配置され、膨張弁315により膨張されて低温低圧となった冷媒を蒸発させることにより、ファン31により吸引された空気を冷却させて除湿する。凝縮器33は、圧縮機325により圧縮されて高温高圧となった冷媒を凝縮することにより、蒸発器32を通過した空気を再加熱する。
吐出流路34は、凝縮器33を通過した直後の空気が背面流路35へ吹き出す部分の流路である。背面流路35は、筐体10の背面板14と靴収容部20の背壁面24との間に設けられ、凝縮器33を通過して吐出流路34から吹き出した空気を靴収容部20に再度分流するための流路である。
送風ユニット36(1)〜36(3)は、それぞれ、靴収容部20(1)〜20(3)の背壁面24(1)〜24(3)に設けられ、背面流路35からの空気を、仕切り21(1)〜21(3)に収容された靴に向けて送風する。尚、ここでは、送風ユニット36(1)〜36(3)を示したが、これらを区別する必要がない場合は、単に送風ユニット36と表記することもある。また、図には、3つの送風ユニット36を示したが、これは3つの靴収容部20が設けられているためであり、靴収容部20の数に応じて送風ユニット36の数も変更してよい。更に、送風ユニット36は、背壁面24に限らず、左側壁面22、右側壁面23、天面(図示せず)等、他の壁面に設けられてもよい。本実施の形態では、送風部の一例として、送風ユニット36を設けている。
前面流路37は、ファン31により靴収容部20から吸引された空気が流れるドア11側の流路である。
図4の側面図には、このような循環型流路30における風の流れを白抜き矢印で示している。ここで、白抜き矢印のうち、脱臭装置50から蒸発器32への矢印は、湿度の高い空気の流れを示しており、蒸発器32から凝縮器33への矢印は、湿度の低い空気の流れを示しており、凝縮器33又は蒸気生成器60から背面流路35への矢印は、高温の空気の流れを示している。尚、この循環型流路30においては、ファン31を蒸発器32の上流部に設けることとしたが、これには限らない。ファン31は、凝縮器33の下流部に設けてもよいし、各送風ユニット36内に設けてもよい。
尚、図には示さなかったが、靴乾燥機1は、筐体10外の空気を靴収容部20内に送風した後、靴収容部20内の空気を筐体10外に排出するダクトを備えていてもよい。
更にまた、図示するように、本実施の形態における靴乾燥機1は、殺菌ユニット40(1)〜40(3)と、脱臭装置50と、蒸気生成器60と、排水タンク71と、給水タンク72とを備えている。
殺菌ユニット40(1)〜40(3)は、それぞれ、送風ユニット36(1)〜36(3)内に設けられ、筐体10内の菌を殺菌する。尚、ここでは、殺菌ユニット40(1)〜40(3)を示したが、これらを区別する必要がない場合は、単に殺菌ユニット40と表記することもある。また、図には、3つの殺菌ユニット40を示したが、これは3つの靴収容部20が設けられているためであり、靴収容部20の数に応じて殺菌ユニット40の数も変更してよい。本実施の形態では、殺菌部の一例として、殺菌ユニット40を設けている。
脱臭装置50は、循環型流路30内に設けられ、筐体10内の臭気を脱臭する。本実施の形態では、脱臭部の一例として、脱臭装置50を設けている。
蒸気生成器60は、循環型流路30内に設けられ、循環型流路30内に蒸気を生成する。本実施の形態では、蒸気生成部の一例として、蒸気生成器60を設けている。
排水タンク71は、蒸発器32において結露した水分を貯留する。給水タンク72は、蒸気生成器60に供給する水を貯留する。
加えて、図示するように、本実施の形態における靴乾燥機1は、カメラ80(1)〜80(3)と、制御装置90とを備えている。
カメラ80(1)〜80(3)は、それぞれ、靴収容部20(1)〜20(3)の壁面に設置され、靴収容部20(1)〜20(3)に収容された靴の画像(靴画像)を撮影する。ここで、壁面は、常時靴収容部20の壁面となっているものでもよいし、一時的に靴収容部20の壁面となるものでもよい。前者の例としては、靴収容部20の左側壁面22、右側壁面23、背壁面24があるが、天面(図示せず)であってもよい。後者の例としては、ドア11を閉めた際に靴収容部20の正面側の壁面となるドア11の内側面がある。図では、このようにドア11の内側面にカメラ80(1)〜80(3)を設置した場合について示している。更に、カメラ80は、鏡を利用して多角的に靴画像を取得するものであってもよい。
図4の側面図には、カメラ80(1)〜80(3)による撮影範囲についても、カメラ80(1)〜80(3)を中心とした扇形で示している。尚、ここでは、カメラ80(1)〜80(3)を示したが、これらを区別する必要がない場合は、単にカメラ80と表記することもある。また、図には、3つのカメラ80を示したが、これは3つの靴収容部20が設けられているためであり、靴収容部20の数に応じてカメラ80の数も変更してよい。
或いは、カメラ80は、靴の情報(靴情報)を持つ商品タグやバーコード等の画像を撮影してもよい。この場合、カメラ80は、必ずしも筐体10内における靴収容部20の壁面に設ける必要はなく、筐体10外に設けてもよい。
本実施の形態では、撮影により画像を取得する画像取得部の一例として、カメラ80を設けている。
制御装置90は、カメラ80で撮影した画像から靴情報を判別する。ここで、靴情報には、例えば、靴の種類、形状、サイズ、素材等がある。カメラ80で撮影した画像が靴画像である場合は、例えば、撮影した画像と予め登録された画像との画像マッチング処理により、靴情報を判別するとよい。また、カメラ80で撮影した画像が商品タグやバーコード等の画像である場合は、例えば、商品タグに記載された文字の文字認識処理や、バーコードで表現された情報の解析処理により、靴情報を判別するとよい。そして、制御装置90は、この判別された靴情報に応じた運転モードを靴乾燥機1に設定する。運転モードは、これに限られるものではないが、例えば、殺菌ユニット40による殺菌の強弱、送風ユニット36により送風される空気の温度、風量、及び風速、並びに靴乾燥機1の運転時間の少なくとも1つであってよい。
例えば、制御装置90は、初期制御時には、カメラ80で撮影した画像に対して、ユーザが素材を判断した結果を登録する。そして、除湿乾燥の初期条件(ファン31の回転数、圧縮機325の周波数等)及び殺菌ユニット40の初期運転条件(電流や電圧の値等)を自動的に決定する。
また、制御装置90は、運転中制御時には、筐体10内に設置されたセンサの値に応じて、除湿乾燥の条件(ファン31の回転数、圧縮機325の周波数、膨張弁315の開度)及び殺菌ユニット40の運転条件(電流や電圧の値等)を決定する。そして、決定した条件で運転するように自動制御したり、運転を停止したりする。
本実施の形態では、運転条件の一例として、運転モードを用いており、画像内の靴の情報に基づいて自機の運転条件を制御する制御部の一例として、制御装置90を設けている。
これにより、靴への殺菌や熱によるダメージを抑えながら、靴のケアを行うことが可能となる。
尚、制御装置90は、ソフトウェアで実現してもよいし、ハードウェアで実現してもよい。ソフトウェアで実現する場合、制御装置90は、CPU、RAM、ROM等を備え、例えば、CPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに読み込んで実行するものとすればよい。或いは、OSを搭載したシステムで、RAMにロードするソフトウェアはHDDやSD(登録商標)カード等の外部記憶装置に記憶されたものでもよい。
以下に、靴乾燥機1が備える構成要素について詳述する。
(吐出流路及び背面流路)
図5は、図4に示した靴乾燥機1の側面図の領域Xの拡大図である。図からも明らかなように、本実施の形態では、吐出流路34の面積Aよりも、背面流路35の面積Bが大きくなるように構成している。ここで、吐出流路34の面積Aとは、換言すれば、凝縮器33の直後の吹き出し位置の流路面積であり、背面流路35の面積Bとは、換言すれば、吹き出し位置と送風ユニット36との間の流路面積である。尚、吐出流路34から背面流路35への流路面積の拡大の態様としては、流路面積が徐々に拡大するものが好ましいが、流路面積が急拡大するものであってもよい。
このように吐出流路34から背面流路35へ流路面積が拡大することにより、吐出流路34を通過する空気の動圧の一部が静圧に変換され、背面流路35を通過する静圧が上昇し、背面流路35から靴収容部20に分流する際に動圧の影響を抑えることができる。従って、各送風ユニット36から風を均一に分流し易くなり、その結果、各靴収容部20に均一な風量で風を分流し易くなる。
(送風ユニット)
送風ユニット36は、背面流路35から靴収容部20への送風を可能とするものであれば、如何なる構成を有していてもよい。例えば、複数の薄い板を平行に並べたルーバ形状のものであってもよい。但し、本実施の形態では、送風ユニット36を、送風ノズルを有するものとする。
図6は、本実施の形態における送風ユニット36の外観を示した斜視図である。図示するように、送風ユニット36は、右足用の靴に送風するための送風ノズル38aと、左足用の靴に送風するための送風ノズル38bとを備えている。尚、送風ノズル38a,38bを区別する必要がない場合は、単に送風ノズル38と表記することもある。従って、換言すれば、送風ユニット36には、靴1足に対して、2個の送風ノズル38が設けられ、左右それぞれの靴に対して送風できるようになっていると言える。本実施の形態では、右足用の靴に向けて空気を送風する第1の送風ノズルの一例として、送風ノズル38aを設けており、左足用の靴に向けて空気を送風する第2の送風ノズルの一例として、送風ノズル38bを設けている。
このように左右の靴ごとに送風ノズル38を設置することにより、必要な部分のみに送風することが可能となり、靴のケア(殺菌や乾燥等)の効率が向上する。
また、送風ノズル38a,38bには、その流路中央付近に、風に対するガイド板39a,39bが、それぞれ設置されている。尚、ガイド板39a,39bを区別する必要がない場合は、単にガイド板39と表記することもある。
図7(a)は、本実施の形態における送風ノズル38の断面図である。本実施の形態では、送風ノズル38の断面が、背壁面24から斜め下方に、つまり、靴収容部20に収容された靴に向けて滑らかな曲率を持った形状を有している。また、ガイド板39の前縁部391の断面が、図7(b)に示す半円形状又は図7(c)に示す半楕円形状を有している。更に、ガイド板39の後縁部392の断面が、図7(d)に示す形状を有している。つまり、上辺393と後縁端部395との接続部分が滑らかな曲率で繋がった形状となっている。一方で、下辺394は平面形状となっている。尚、下辺394は、必ずしも平面形状としなくてもよいが、平面形状とすることが好ましい。
このように送風ノズル38の断面を滑らかな曲率を持った形状とすることにより、流路内の剥離等の損失を抑制し、かつ効率よく靴に送風することが可能となる。また、ガイド板39を設けることにより、流路内の剥離を更に抑制することが可能となる。そして、ガイド板39の前縁部391の断面を図7(b),(c)の形状とすることにより前縁剥離を、後縁部392の断面を図7(d)の形状とすることにより後縁剥離を、それぞれ抑制することが可能となり、その結果、送風効率が向上する。
図8(a),(b)は、送風ノズル38に対する延長ノズル381の挿入について示した図である。まず、図8(a)に示すように、延長ノズル381を準備する。ここでは、仕切り21にまだ靴は収容されていない。また、延長ノズル381としては、蛇腹形状のものを想定しているが、この時点ではまだ伸びきっていないので、蛇腹は見えていない。その後、図8(b)に示すように、送風ノズル38をその先端に延長ノズル381を設置することで延長し、靴内に延長ノズル381を挿入する。或いは、送風ノズル38を機械的に伸縮可能な構造とすることで延長し、靴内に送風ノズル38を挿入するようにしてもよい。このように送風ノズル38を延長することにより、特殊な形状の靴や開口部が極端に狭くなっているような靴に対しても、靴内部に送風することが可能となる。
更に、本実施の形態では、送風ノズル38の吸入口又は吐出口にその流路を開閉するための開閉機構の一例としてダンパーを設けてもよい。そして、各靴収容部20内の温湿度センサからの情報により、靴の殺菌や乾燥具合を判断し、靴のケアが完了した靴収容部20に対応する送風ノズル38のダンパーを閉める。これにより、靴のケアが完了した靴収容部20への不必要な送風を止めることが可能となり、複数足の状態が異なる靴を同時に入れて運転しても、靴収容部20ごとに適切な状態で送風を止めることが可能となる。
これを実現するには、制御装置90が、靴乾燥機1の運転を開始した後、例えば、一定時間ごとに各靴収容部20の温湿度センサからの情報を確認する。そして、靴のケアが完了していることを示す情報を出力した温湿度センサがあれば、その温湿度センサに対応する靴収容部20について、送風ノズル38のダンバーを閉じる信号を出力する。また、画像を撮影するためのトリガーがあったと判定した場合も、制御装置90が、温湿度センサからの情報を確認する。そして、靴のケアが完了していることを示す情報を出力した温湿度センサがあれば、その温湿度センサに対応する靴収容部20については、送風ノズル38のダンパーを閉じた状態で、以降の処理を行わないようにしてもよい。
(前面流路)
仕切り21とドア11とは接触しないようにするとよい。これにより、仕切り21とドア11との間の空間が前面流路37となり、靴を経由して流れてきた空気がファン31に吸い込まれていき易くなる。ここで、前面流路37は、靴内の湿度の高い風が靴収容部20内に滞ることなく靴収容部20外に排出することで乾燥効率を高めるため、送風ユニット36に対向する壁面の下部に設置されていることが望ましい。また、乾燥時の圧損の観点から、つまり、送風ユニット36の吹出し位置における風圧よりも、前面流路37における風圧を低くするために、送風ユニット36の吹出し位置の流路面積よりも、前面流路37の流路面積が大きくなるように構成されていることが望ましい。図9に示した靴乾燥機1の上面図に、送風ユニット36の吹出し位置の流路面積はS1として、前面流路37の流路面積はS2として示している。尚、前面流路37は、仕切り21とドア11との間に限らず、仕切り21の周辺部の如何なる箇所に設けてもよい。この場合、前面流路37は、仕切りの周辺部の空気の流路の一例である。
或いは、仕切り21とドア11とが接触するようにし、仕切り21に開口部を設けてもよい。これにより、仕切り21に設けられた開口部が前面流路37となり、靴を経由して流れてきた空気がファン31に吸い込まれていき易くなる。この場合、前面流路37は、仕切り内の空気の流路の一例である。
(殺菌ユニット)
殺菌ユニット40は、背面流路35及び送風ユニット36のどちらに配置してもよいが、靴収容部20の背壁面24に設置された送風ユニット36の送風ノズル38内に配置するのが好ましい。従って、ここでは、送風ノズル38a,38b内に配置された殺菌ユニット40をそれぞれ殺菌ユニット40a,40bとして説明する。
図10(a)は、殺菌ユニット40a,40bが配置された送風ユニット36の構成を示した図である。送風ユニット36は、殺菌ユニット40a,40bと、殺菌ユニット40a,40bに高周波電圧を印加する高周波電源45とを備えている。
図10(b)は、殺菌ユニット40の構成を示した図である。図示するように、殺菌ユニット40は、放電電極41と、接地電極42とを備えている。そして、図10(a)に示した高周波電源45により放電電極41と接地電極42との間に電圧を印加してプラズマを生成することにより、筐体10内の菌を殺菌する。このように靴の臭いの原因菌を殺菌することで、靴を消臭することができる。
(脱臭装置)
図11は、図4に示した靴乾燥機1の側面図の領域Yの拡大図であり、脱臭装置50の設置例を示している。図示するように、脱臭装置50は、フィルタガード51と、プレフィルタ52と、脱臭フィルタ53とを備えている。フィルタガード51は、プレフィルタ52及び脱臭フィルタ53を保護する。プレフィルタ52は、靴に付着した埃や土等を取り除く。脱臭フィルタ53は、プレフィルタ52では取り除くことができない空気中の臭気を取り除く。ここで、脱臭フィルタ53は、臭気吸着式、臭気分解式のどちらでもよい。尚、脱臭装置50は、循環型流路30内で靴収容部20からファン31までの間に設置するのが好ましいが、これには限らない。循環型流路30内のどこに設置してもよい。このように循環型流路30内に脱臭装置50を設置することにより、靴から生じる臭いを脱臭することが可能となる。
(靴収容部)
靴収容部20(1)〜20(3)は、仕切り21(1)〜21(3)の何れかを外して、ロングブーツ等の丈が高い靴を収容可能になっている。
図12は、このときの靴乾燥機1の状態を示した斜視図である。ここでは、仕切り21(2)を取り外して、靴収容部20(2),(3)にロングブーツを収容した状態を示している。この場合、仕切り21(2)は第1の仕切りの一例であり、靴収容部20(2)は第1の靴収容部の一例である。また、仕切り21(3)は第2の仕切りの一例であり、靴収容部20(3)は第2の靴収容部の一例である。
ここで、本実施の形態における靴乾燥機1では、送風ノズル38ごとに、延長ノズル381が用意されている。以下では、送風ノズル38a(1),38b(1),38a(2),38b(2),38a(3),38b(3)に挿入するために用意された延長ノズル381を、それぞれ、延長ノズル381a(1),381b(1),381a(2),381b(2),381a(3),381b(3)と表記することにする。
仕切り21(3)に収容されたロングブーツが自立可能なものであれば、延長ノズル381a(2),381b(2)をそれぞれ送風ノズル38a(2),38b(2)に設置してロングブーツに挿入するだけで十分な場合はある。一方で、仕切り21(3)に収容されたロングブーツが自立可能でないものであれば、延長ノズル381a(2),381b(2)をそれぞれ送風ノズル38a(2),38b(2)に設置してロングブーツに挿入するだけは十分でない場合がある。その場合は、図12で左足用のロングブーツについて切り開いて示すように、延長ノズル381a(2),381b(2)の先にブーツアタッチメント382a,382bをそれぞれ取り付ける。そして、その先に更に、元々送風ノズル38a(3),38b(3)に挿入するために用意されていた延長ノズル381a(3),381b(3)をそれぞれ取り付ける。
図13(a),(b)は、ブーツアタッチメント382を用いた延長ノズル381(2),381(3)の取り付けの様子を拡大して示した図である。
図13(a)は、ブーツアタッチメント382を取り付ける途中の断面図である。ブーツアタッチメント382は、一旦ロングブーツの開口部面積よりも狭くした状態でロングブーツに挿入され、挿入後に開放することで弾力により広がってロングブーツに固定される。
図13(b)は、延長ノズル381(3)を取り付けた後の斜視図である。ブーツアタッチメント382を介して、延長ノズル381(2),381(3)が接続されている。
このように何れかの仕切り21を取り外し可能とすることにより、丈が高い靴も容易に収納して、靴乾燥機1を使用することが可能となる。
(ドア)
本実施の形態における靴乾燥機1のドア11の内側に配置されたアクセサリ収容部17は、靴アクセサリとして、靴用ブラシ、クロス、クリーム等を上から差し込んだり、引っ掛けたりすることで収容可能な上部開放型の構造を有している。しかしながら、アクセサリ収容部17の構造はこれには限らず、上部に蓋を設けたボックス形状を有するものであってもよい。また、アクセサリ収容部17は、ドア11の内側に限らず、筐体10内の他の場所に設けてもよい。例えば、靴アクセサリとして、送風ノズル38に接続する延長ノズル381は、靴収容部20の右側壁面23に収容してもよい。また、靴アクセサリには、ブーツアタッチメント382もあるが、これを収容するアクセサリ収容部17も同様に筐体10内の何れかの場所に設けてよい。
このようにアクセサリ収容部17を筐体10内に設けることにより、筐体10内に靴ケア用品を全て格納することが可能となり、筐体10外に靴ケア用品を管理するための場所を別途確保する必要がなくなる。
図14−1は、本実施の形態における靴乾燥機1のドア11の外側の外観を示した図である。図示するように、ドア11の外側にはタッチパネル18が設けられている。このタッチパネル18は、カメラ80が撮影した靴画像や、制御装置90が設定した運転モードを表示する。そして、例えば、ユーザが靴画像を見ながら運転モードを確認し、靴画像から分かる靴の種類、形状、サイズ、素材等に対して運転モードが適切でなかった場合に、表示された運転モードを指でタッチして変更できるようになっている。或いは、タッチパネル18に表示されたボタン等の表示要素を、音声で選択して、運転モードを変更できるようにしてもよい。この場合は、ボタン等の表示要素をタッチするわけではないので、より一般化して、ドア11の外側には操作部が設けられていると言うことができる。
これを実現するには、制御装置90が、タッチパネル18に運転モードが表示された状態で操作部からのユーザ指示を受け付ける。そして、ユーザ指示が運転モードを変更しない旨を示すものであれば、制御装置90は、表示された運転モードを靴乾燥機1に設定する。一方、ユーザ指示が運転モードを変更する旨を示すものであれば、制御装置90は、表示された運転モードを変更した後の運転モードを靴乾燥機1に設定する。
このようにドア11の外側に操作部を設けることにより、設定された運転モードをユーザが一目で確認することができ、操作がし易くなる。
ここで、タッチパネル18上での操作について、より詳細に説明する。
図14−2は、タッチパネル18の表示内容の具体例を示した図である。タッチパネル18には、靴画像領域181(1)〜181(3)と、テキスト領域182と、運転モードボタン183a〜183dと、靴ケア種別ボタン184a,184bと、運転温度領域185と、運転時間領域186と、停止ボタン187と、開始ボタン188とが表示されている。
靴画像領域181(1)〜181(3)は、それぞれ、靴収容部20(1)〜20(3)に収容された靴の画像(靴画像)を表示する領域である。また、靴画像領域181(1)〜181(3)には、それぞれ、点滅又は点灯可能な枠191(1)〜191(3)も表示されている。
テキスト領域182は、ユーザに通知するテキストのメッセージを表示する領域である。
運転モードボタン183a〜183dは、靴の種類に応じた運転モードを設定するためのボタンである。尚、運転モードボタン183a〜183dを区別しない場合は、単に運転モードボタン183と表記することもある。
靴ケア種別ボタン184a,184bは、靴ケア種別、つまり、日常的な靴ケアであるか、水に濡れた場合の靴ケアであるかを設定するためのボタンである。尚、靴ケア種別ボタン184a〜184dを区別しない場合は、単に靴ケア種別ボタン184と表記することもある。
運転温度領域185は、靴乾燥機1を運転する際の設定された靴乾燥機1内の温度を表示する領域である。運転時間領域186は、靴乾燥機1の設定された運転時間を表示する領域である。
停止ボタン187は、靴乾燥機1の運転を停止するためのボタンである。開始ボタン188は、靴乾燥機1の運転を開始するためのボタンである。また、開始ボタン188には、点滅又は点灯可能な枠198も表示されている。
以下、図14−2の表示が行われたタッチパネル18上での操作の流れについて、具体的に説明する。
まず、ユーザは、ドア11を開けて靴収容部20(1)〜20(3)に靴を収容する。
ユーザがドア11を閉めたり、認識開始ボタンを押したりすると、制御装置90は、カメラ80で撮影した靴画像を靴画像領域181(1)〜181(3)に表示し、靴認識を開始する。このとき、制御装置90は、テキスト領域182に、例えば、「認識中」というテキストを表示し、靴認識の進捗状況を0%〜100%で表示する。靴認識が終了した後、ユーザが靴画像領域181(1)〜181(3)に表示された靴画像の何れかをタッチして選択すると、制御装置90は、テキスト領域182に、靴の情報を示すテキストを表示する。ここで、靴の情報を示すテキストには、例えば、「靴がありません」、「登録していない靴です」、「革靴です」等がある。また、制御装置90は、靴画像領域181(1)〜181(3)の枠191(1)〜191(3)を、対応する靴画像領域181に表示された靴画像に運転モードが設定されるまで点滅させ、対応する靴画像領域181に表示された靴画像に運転モードが設定されると点灯に変更する。
次に、ユーザは、運転モードボタン183a〜183dの何れかをタッチして選択することにより、靴種類に応じた運転モードを設定する。
靴画像領域181(1)〜181(3)に表示された靴画像のうちの選択された靴画像が初めて靴認識されるものである場合、制御装置90は、運転モードボタン183a〜183dを4つとも点滅させ、テキスト領域182に、例えば「運転モードを選択して下さい」等のテキストを表示する。この状態で、ユーザが運転モードボタン183a〜183dの何れかをタッチして選択すると、制御装置90は、選択されていない運転モードボタン183を消灯させ、選択された運転モードボタン183を点灯に変更する。
靴画像領域181(1)〜181(3)に表示された靴画像のうちの選択された靴画像が以前に靴認識済のものである場合、制御装置90は、運転モードボタン183a〜183dのうち、以前の靴認識時に登録した運転モードに対応する運転モードボタン183を点滅させ、テキスト領域182に、例えば「以前登録した運転モードで運転しますか?」等のテキストを表示する。以前登録した運転モードで運転する場合、ユーザは、点滅している運転モードボタン183をタッチして選択する。すると、制御装置90は、選択された運転モードボタン183を点灯に変更した後、選択された運転モードボタン183に対応する運転モードを登録する。一方、以前登録した運転モードを変更する場合、ユーザは、運転モードボタン183a〜183dのうち、点滅していない運転モードボタン183をタッチして選択する。すると、制御装置90は、点滅していた運転モードボタン183を消灯させ、選択された運転モードボタン183を点灯させた後に、選択された運転モードボタン183に対応する運転モードを登録する。
次に、ユーザは、靴ケア種別ボタン184a,184bの何れかをタッチして選択することにより、靴ケア種別を設定し、この靴ケア種別に応じた運転温度及び運転時間を更新する。
靴ケア種別が設定されていない場合、制御装置90は、靴ケア種別ボタン184a,184bの両方を点滅させる。この状態で、ユーザは、日常的な靴ケアの場合は靴ケア種別ボタン184aを選択し、水に濡れている場合は靴ケア種別ボタン184bを選択する。このようにユーザが靴ケア種別ボタン184a又は靴ケア種別ボタン184bを選択すると、制御装置90は、選択されていない靴ケア種別ボタン184を消灯させ、選択された靴ケア種別ボタン184を点灯に変更した後、運転温度及び運転時間を更新する。そして、制御装置90は、テキスト領域182に、靴ケア種別と、靴画像領域181(1)〜181(3)に表示された靴画像に基づいて設定された運転モードとを表示する。例えば、「日常的靴ケア、革靴モードで運転します」というテキストを表示する。
その後、ユーザは、運転開始の操作を行う。
上記で点滅していた運転モードボタン183及び靴ケア種別ボタン184が全て点灯に変更されると、制御装置90は、開始ボタン188の枠198を点滅させる。この状態で、ユーザが開始ボタン188を押下すると、制御装置90は、開始ボタン188の枠198を点灯に変更する。そして、制御装置90は、登録された運転モードで靴乾燥機1を稼働させる。
一方、靴乾燥機1は、運転が終了すると、自動で運転停止の操作を行い、制御装置90は、靴乾燥機1の運転を停止する。その際、第2の実施の形態で後述するように送風ユニット36が風向調整を行う場合には、送風ノズル38をホームポジションに戻す。
ユーザが停止ボタン187を押下すると、制御装置90は、靴乾燥機1の運転を停止する。その際、第2の実施の形態で後述するように送風ユニット36が風向調整を行う場合には、送風ノズル38をホームポジションに戻す。
尚、上記では、運転モードボタン183及び枠191を、運転モードが設定されるまでは点滅させ、運転モードが設定されると点灯に変更したが、この限りではない。運転モードボタン183及び枠191を、運転モードが設定されるまでは第1の表示態様で表示し、運転モードが設定されると第1の表示態様とは異なる第2の表示態様で表示するようにしてもよい。
また、上記では、靴ケア種別ボタン184を、靴ケア種別が設定されるまでは点滅させ、靴ケア種別が設定されると点灯に変更するようにしたが、この限りではない。靴ケア種別ボタン184を、靴ケア種別が設定されるまでは第1の表示態様で表示し、靴ケア種別が設定されると第1の表示態様とは異なる第2の表示態様で表示するようにしてもよい。
更に、運転モードボタン183及び靴ケア種別ボタン184が全て点灯に変更されると、開始ボタン188の枠198を点滅させ、開始ボタン188が押下されると開始ボタン188の枠198を点灯に変更するようにしたが、この限りではない。運転モードボタン183及び靴ケア種別ボタン184が全て点灯に変更されると、開始ボタン188の枠198を第1の表示態様で表示し、開始ボタン188が押下されると、開始ボタン188の枠198を第1の表示態様とは異なる第2の表示態様で表示するようにしてもよい。
更にまた、図14−2のタッチパネル18の各ボタンの配置は一例であり、どこに配置されていてもよい。運転モードも一例であり、他の靴の種類が記載されていてもよい。靴ケア種別も一例であり、水濡れの程度や脱臭モード等が記載されていてもよい。更に、靴画像の中にテキストや運転モード、靴ケア種別、温度、時間を記載するなどしてもよい。
(蒸気生成器)
本実施の形態における靴乾燥機1では、循環型流路内に、蒸気を生成して靴収容部20に送風する蒸気生成器60を設けている。具体的には、筐体10内に設けられた湿度センサの値に基づき、筐体10内の湿度が著しく低下したと判定した場合に、給水タンク72の水を加熱して蒸気を生成し、靴収容部20に送風する。
このように蒸気生成器60を設けることにより、筐体10内の適切な湿度環境を実現することができる。
(制御装置)
図15は、制御装置90の初期制御時の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、制御装置90は、初期制御時の機能として、靴形状判定部911と、靴情報記憶部912と、素材判定部913と、除湿条件決定部916と、殺菌条件決定部917と、運転モード設定部918とを備える。尚、図15には、厳密には制御装置90の機能ではないが、カメラ80も示している。
靴形状判定部911は、カメラ80で撮影された画像が靴情報記憶部912に登録されているかどうかを判定する靴認識を行う。そして、靴情報記憶部912に画像が登録されていない場合、つまり非登録の場合、運転モード決定後に靴情報記憶部912に靴IDと画像と運転モードとが自動保存されるようにする。また、過去に靴乾燥機1に収容したことがある靴については靴情報記憶部912に靴IDと画像と運転モードとが登録済であるので、この登録済の場合、靴認識後に自動で過去に登録された運転モードを提示する。
靴情報記憶部912は、画像にその画像が表す靴の靴IDを付与し、この靴IDに画像と運転モードとを対応付けて保存する(図中、「既存」として示す)。また、靴認識で非登録の場合、新規に靴IDを付与して、画像と、その靴に対し決定した運転モード又はその運転モードをユーザが任意に更新した場合は更新後の運転モードとを保存する(図中、「新規/更新」として示す)。
素材判定部913は、非登録の靴についてユーザが手動で素材を判断して入力すると、この入力された判断結果に基づいて素材を判定する。
除湿条件決定部916は、素材判定部913による素材判定の結果に基づき、除湿条件を決定する。具体的には、適した除湿乾燥の初期条件(ファン31の回転数、圧縮機325の周波数等)を決定する。
殺菌条件決定部917は、素材判定部913による素材判定の結果に基づき、殺菌ユニット40の条件を決定する。具体的には、適した殺菌ユニット40の初期運転条件(電流や電圧の値等)を決定する。
運転モード設定部918は、除湿条件決定部916及び殺菌条件決定部917が決定した条件をユーザに提示し、これに応答したユーザ操作に基づいて運転モードを設定する。ユーザが別の運転モードを希望する場合に手動で運転モードを更新すると、運転モード設定部918は、その更新後の運転モードを設定し、この運転モードを靴情報記憶部912に記憶する。
図16は、制御装置90の運転中制御時の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、制御装置90は、運転中制御時の機能として、除湿条件決定部921と、殺菌条件決定部922と、運転モード変更部923とを備える。尚、図16には、厳密には制御装置90の機能ではないが、環境センサ81、冷媒センサ82、及び靴水分センサ83も示している。
環境センサ81は、靴収容部20の温度及び湿度を測定するセンサである。冷媒センサ82は、除湿制御に関わる冷媒の温度及び圧力を測定するセンサである。靴水分センサ83は、靴に電極を接触させて電気抵抗で水分率を測定するセンサである。
除湿条件決定部921は、環境センサ81、冷媒センサ82、及び靴水分センサ83の値に基づいて冷媒状態を推測し、除湿乾燥の条件(ファン31の回転数、圧縮機325の周波数、膨張弁315の開度)を制御する。
殺菌条件決定部922は、環境センサ81、冷媒センサ82、及び靴水分センサ83の値に基づいて、靴収容部20の温度及び湿度に適した運転条件(電流や電圧の値等)を制御する。
運転モード変更部923は、除湿条件決定部916及び殺菌条件決定部917が決定した条件に基づき、運転モードを変更する。また、除湿条件決定部916及び殺菌条件決定部917が決定した条件に基づき、運転を停止することもある。
図17は、制御装置90の動作例を示したフローチャートである。尚、この動作例は、初期制御時の動作例であり、カメラ80が撮影する画像は靴画像としている。また、カメラ80は、靴画像を常時撮影しており、静止画のフレーム間の差分が存在した場合に、状態が変化したと判断し、画像認識処理を開始するのが基本である。但し、画像データの転送スループットが十分でなく、処理するCPUも非力で、常時撮影ができない場合には、何らかのトリガーにより撮影を開始することも有効なので、以下では、このトリガーによる撮影開始を例にとって説明する。
制御装置90は、まず、靴画像を撮影するためのトリガーがあったかどうかを判定する(ステップ901)。ここで、トリガーとしては、タイマが一定時間経過を検知したこと、カメラ80以外のセンサが状態変化を検知したこと(例えば、ドア11が閉められたことをドアスイッチが検知したこと、靴収容部20の仕切り21に靴が収容されたことを仕切り21に設けられた重量センサが検知したこと)、ユーザからの指示があったこと(例えば、ドア11が閉められた後に運転開始を指示する旨の指示があったこと)等が考えられる。トリガーがないと判定した場合、制御装置90は、ステップ901を繰り返し、トリガーがあったと判定した場合、制御装置90は、処理をステップ902へ進める。
このようにステップ901で靴画像を撮影するためのトリガーがあったと判定すると、制御装置90は、カメラ80により、靴収容部20の仕切り21に収容された靴画像を撮影する(ステップ902)。具体的には、制御装置90が、カメラ80に対して撮影を指示する信号を送信し、カメラ80が靴画像を撮影する。
次に、制御装置90は、ステップ902でカメラ80により撮影された靴画像から靴情報を認識する(ステップ903)。具体的には、靴形状判定部911が、カメラ80から靴画像を取得し、例えば画像マッチング処理により靴情報を認識する。その際、カメラ80から取得した靴画像が靴情報記憶部912に記憶されていれば、靴形状判定部911は、靴情報として靴IDを認識する。一方、カメラ80から取得した靴画像が靴情報記憶部912に記憶されていなければ、素材判定部913が、靴情報としてユーザにより入力された素材を認識する。
次いで、制御装置90は、ステップ903で認識した靴情報に応じた運転モードを設定する(ステップ904)。具体的には、カメラ80から取得した靴画像が靴情報記憶部912に記憶されていれば、運転モード設定部918が、靴IDに対応付けられた運転モードを設定する。一方、カメラ80から取得した靴画像が靴情報記憶部912に記憶されていなければ、除湿条件決定部916及び殺菌条件決定部917が、素材判定部913により認識された素材と、どの素材に対してどのような除湿条件及び殺菌条件が適切であるかを定義した定義情報とに基づいて、除湿条件及び殺菌条件を決定する。そして、運転モード設定部918が、決定された除湿条件及び殺菌条件に応じて、運転モードを設定する。
最後に、制御装置90は、ステップ904で設定した運転モードで靴乾燥機1の運転を行う(ステップ905)。具体的には、制御装置90は、靴乾燥機1の各構成要素に対して、この設定した運転モードでの運転を指示する信号を送信する。
尚、ここでは、ステップ904及びステップ905において、靴画像から認識した靴情報に応じた運転モードを設定し、この運転モードで靴乾燥機1の運転を行うこととしたが、これはあくまで一例である。靴画像から認識した靴情報を用いて如何なる処理を行ってもよい。
[第2の実施の形態]
(靴乾燥機の全体構成)
図18は、第2の実施の形態における靴乾燥機2の側面図である。尚、第2の実施の形態における靴乾燥機2の外観を示した斜視図は図1と同様であり、第2の実施の形態における靴乾燥機2の正面図は図3と同様である。
図示するように、本実施の形態における靴乾燥機2は、外郭を構成する筐体10を備えている。筐体10の構成は、第1の実施の形態で述べたものと同様である。
また、図示するように、本実施の形態における靴乾燥機2は、靴を収容する靴収容部20(1)〜20(3)を備えている。尚、ここでは、靴収容部20(1)〜20(3)を示したが、これらを区別する必要がない場合は、単に靴収容部20と表記することもある。また、図には、3つの靴収容部20を示したが、1つ、2つ又は4つ以上の靴収容部20を設けてもよい。靴収容部20の構成及び靴収容部20に対して設けられた壁面の構成は、第1の実施の形態で述べたものと同様である。
更に、図示するように、本実施の形態における靴乾燥機2は、筐体10内で空気を循環させることにより、靴収容部20を除湿乾燥させる循環型流路30を備えている。そして、循環型流路30は、ファン31と、蒸発器32と、凝縮器33と、吐出流路34と、背面流路35と、送風ユニット36(1)〜36(3)と、前面流路37とを含む。第2の実施の形態における循環型流路30は、送風ユニット36(1)〜(3)のみが第1の実施の形態における循環型流路30と異なるので、ここでは、送風ユニット36(1)〜(3)についてのみ説明する。
送風ユニット36(1)〜36(3)は、それぞれ、靴収容部20(1)〜20(3)の背壁面24(1)〜24(3)に設けられ、背面流路35からの空気を、仕切り21(1)〜21(3)に収容された靴に向けて送風する。尚、ここでは、送風ユニット36(1)〜36(3)を示したが、これらを区別する必要がない場合は、単に送風ユニット36と表記することもある。また、図には、3つの送風ユニット36を示したが、これは3つの靴収容部20が設けられているためであり、靴収容部20の数に応じて送風ユニット36の数も変更してよい。更に、送風ユニット36は、背壁面24に限らず、左側壁面22、右側壁面23、天面(図示せず)等、他の壁面に設けられてもよい。
また、第2の実施の形態において、送風ユニット36(1)〜36(3)は、それぞれ、送風ノズル38(1)〜38(3)の風向を調整する風向調整機能を有している。これは、送風ノズル38(1)〜38(3)をその回転軸を中心としてそれぞれ所定の範囲内で回転させる駆動部361(1)〜361(3)により実現される。尚、ここでは、送風ノズル38(1)〜38(3)、駆動部361(1)〜361(3)を示したが、これらを区別する必要がない場合は、単に送風ノズル38、駆動部361と表記することもある。また、図には、3つの送風ノズル38、駆動部361を示したが、これは3つの靴収容部20が設けられているためであり、靴収容部20の数に応じて送風ノズル38、駆動部361の数も変更してよい。本実施の形態では、送風部の一例として、送風ユニット36を設けている。
図19の側面図には、このような循環型流路30における風の流れを白抜き矢印で示している。ここで、白抜き矢印のうち、脱臭装置50から蒸発器32への矢印は、湿度の高い空気の流れを示しており、蒸発器32から凝縮器33への矢印は、湿度の低い空気の流れを示しており、凝縮器33又は蒸気生成器60から背面流路35への矢印は、高温の空気の流れを示している。尚、この循環型流路30においては、ファン31を蒸発器32の上流部に設けることとしたが、これには限らない。ファン31は、凝縮器33の下流部に設けてもよいし、各送風ユニット36内に設けてもよい。
更にまた、図示するように、本実施の形態における靴乾燥機2は、殺菌ユニット40(1)〜40(3)と、脱臭装置50と、蒸気生成器60と、排水タンク71と、給水タンク72とを備えている。これらは、第1の実施の形態で述べたものと同様である。
加えて、図示するように、本実施の形態における靴乾燥機2は、カメラ80(1)〜80(3)と、制御装置90とを備えている。
カメラ80(1)〜80(3)は、それぞれ、靴収容部20(1)〜20(3)の壁面に設置され、靴収容部20(1)〜20(3)に収容された靴の画像(靴画像)を撮影する。ここで、壁面は、常時靴収容部20の壁面となっているものでもよいし、一時的に靴収容部20の壁面となるものでもよい。前者の例としては、靴収容部20の左側壁面22、右側壁面23、背壁面24があるが、天面(図示せず)であってもよい。後者の例としては、ドア11を閉めた際に靴収容部20の正面側の壁面となるドア11の内側面がある。図では、このようにドア11の内側面にカメラ80(1)〜80(3)を設置した場合について示している。更に、カメラ80は、鏡を利用して多角的に靴画像を取得するものであってもよい。
図19の側面図には、カメラ80(1)〜80(3)による撮影範囲についても、カメラ80(1)〜80(3)を中心とした扇形で示している。尚、ここでは、カメラ80(1)〜80(3)を示したが、これらを区別する必要がない場合は、単にカメラ80と表記することもある。また、図には、3つのカメラ80を示したが、これは3つの靴収容部20が設けられているためであり、靴収容部20の数に応じてカメラ80の数も変更してよい。
或いは、カメラ80は、靴の情報(靴情報)を持つ商品タグやバーコード等の画像を撮影してもよい。この場合、カメラ80は、必ずしも筐体10内における靴収容部20の壁面に設ける必要はなく、筐体10外に設けてもよい。
本実施の形態では、撮影により画像を取得する画像取得部の一例として、カメラ80を設けている。
制御装置90は、カメラ80で撮影した画像から靴情報を判別する。ここで、靴情報には、例えば、靴の種類、形状、サイズ、素材、履き口の位置等がある。カメラ80で撮影した画像が靴画像である場合は、例えば、撮影した画像と予め登録された画像との画像マッチング処理により、靴情報を判別するとよい。また、カメラ80で撮影した画像が商品タグやバーコード等の画像である場合は、例えば、商品タグに記載された文字の文字認識処理や、バーコードで表現された情報の解析処理により、靴情報を判別するとよい。そして、制御装置90は、この判別された靴情報に応じた運転モード及び送風ノズル38の風向を靴乾燥機2に設定する。運転モードは、これに限られるものではないが、例えば、殺菌ユニット40による殺菌の強弱、送風ユニット36により送風される空気の温度、風量、及び風速、並びに靴乾燥機2の運転時間の少なくとも1つであってよい。
例えば、制御装置90は、初期制御時には、カメラ80で撮影した画像に対して、靴の寸法及び履き口の位置を判定した結果と、ユーザが素材を判断した結果とを登録する。そして、除湿乾燥の初期条件(ファン31の回転数、圧縮機325の周波数等)、殺菌ユニット40の初期運転条件(電流や電圧の値等)、及び送風ノズル38の駆動条件を自動的に決定する。
また、制御装置90は、運転中制御時には、筐体10内に設置されたセンサの値に応じて、除湿乾燥の条件(ファン31の回転数、圧縮機325の周波数、膨張弁315の開度)、殺菌ユニット40の運転条件(電流や電圧の値等)、及び送風ノズル38の駆動条件を決定する。そして、決定した条件で運転するように自動制御したり、運転を停止したりする。
本実施の形態では、運転条件の一例として、運転モードを用いており、画像内の靴の情報に基づいて自機の運転条件を制御する制御部及び画像内の靴の情報に基づいて送風部により送風される方向を制御する制御部の一例として、制御装置90を設けている。
これにより、靴への殺菌や熱によるダメージを抑えながら、靴のケアを行うことが可能となる。
尚、制御装置90は、ソフトウェアで実現してもよいし、ハードウェアで実現してもよい。ソフトウェアで実現する場合、制御装置90は、CPU、RAM、ROM等を備え、例えば、CPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに読み込んで実行するものとすればよい。或いは、OSを搭載したシステムで、RAMにロードするソフトウェアはHDDやSD(登録商標)カード等の外部記憶装置に記憶されたものでもよい。
また、第1の実施の形態で図5乃至図14−2を参照して説明した構成は全て、第2の実施の形態にも適用可能である。
以下に、靴乾燥機2が備える機能及び構成要素について詳述する。
(カメラの画像に基づく送風ユニットの風向調整)
靴を乾燥させるためには、靴のつま先まで風を送風させる必要がある。しかし、延長ノズル381がない場合や、送風ノズル38が固定されている場合は、靴のサイズや靴の置き方によって、濡れた靴が乾燥しなかったり、乾燥に時間を要したりする。そのため、靴の画像から靴の履き口部の位置情報を認識し、送風ノズル38の風向が靴の履き口部に向くように調整する。これにより、特に靴内部を効率よく短時間で乾燥させることを実現すると共に、靴外側等の不必要な場所に送風することによる靴の過乾燥を抑制する。
図20は、靴画像に基づく送風ノズル38の風向の調整について示した模式図である。この場合は、まず、カメラ80が、靴収容部20に収容された靴の画像(靴画像)を撮影する。この靴画像は、靴の履き口部P1の画像を含むものとする。従って、靴画像からは、履き口部P1の位置情報D1が算出される。ここで、履き口部P1の位置情報D1としては、例えば、履き口部P1の上面の形状を円又は楕円で近似した場合の円又は楕円の中心の座標を用いればよい。これにより、送風ユニット36は、履き口部P1の位置情報D1に基づく送風ノズル38の風向調整C1を行い、矢印F1で示すように履き口部P1に向けて送風する。
尚、送風ユニット36は、風向調整C1を機械的に行ってもよいし手動で行ってもよい。前者については、後述する。後者については、例えば、ユーザがタッチパネル18(図14−1参照)上で靴の画像に対して、履き口部P1や履き口部P1以外の位置を指定してもよいし、風向の調整の角度を選択するようにしてもよい。
また、カメラ80は、靴の情報(靴情報)を持つ商品タグやバーコード等の画像を撮影し、この画像から履き口部P1の位置情報D1を取得してもよい。この場合、カメラ80は、必ずしも筐体10内における靴収容部20の壁面に設ける必要はなく、筐体10外に設けてもよい。即ち、カメラ80は、筐体10内外のどの場所に設置されていてもよい。また、カメラ80は、筐体10内外に複数設置されていてもよい。
ここで、送風ユニット36が風向調整C1を機械的に行う方法について詳細に説明する。
例えば、送風ユニット36は、パルス電力に同期して送風ノズル38の風向調整C1を行う。具体的には、履き口部P1の位置の判定結果に応じたステッピングモータ等の回転数をパルス単位で指定して送風ノズル38を動作させることで、履き口部P1に向けた風向調整C1を行う。尚、その際、初期動作においては、判定結果に関係なく送風ノズル38をホームポジション(初期値)に戻した後に駆動を開始するとよい。これは、例えば靴を収納する操作等により送風ノズル38の方向がずれた場合に、そのずれた位置を基準に履き口部P1の位置の判定結果に応じて送風ノズル38を動作させても、履き口部P1に向けた風向調整C1を行えない可能性があるからである。
このように、送風ユニット36が風向調整C1を機械的に行う方法としては、まず、移動量と駆動電圧波形との相関に基づいて動作する駆動部361、つまり、駆動電力波形に基づいて移動量を決定する駆動部361を用いて風向調整C1を行うという方法がある。このような駆動部361の代表例は上述したようにステッピングモータであるが、ステッピングモータに代えて、DCブラシレスモータ、同期モータ、リラクタンスモータ等を用いてもよい。ここで、ステッピングモータ、DCブラシレスモータ、同期モータ、リラクタンスモータ等は、駆動電圧波形に基づいて移動量を決定する電動機の一例である。
また、送風ユニット36が風向調整C1を機械的に行う方法としては、電流を制御することにより動作する駆動部361を用いて風向調整C1を行うという方法もある。このような駆動部361としては、DCモータに複数の電圧波形(矩形波、三角波、PMW等の直流バイアスを持つ任意の波形)の組み合わせを与えて動作させる場合が考えられる。
更に、送風ユニット36が風向調整C1を機械的に行う方法としては、移動量と駆動電圧波形との相関を用いずに移動量をエンコーダで検知してフィードバック制御を行うことにより風向調整C1を行うという方法もある。
(環境センサの情報に基づく送風ユニットの風向調整)
図21は、温湿度情報に基づく送風ノズル38の風向の調整について示した模式図である。この場合は、靴乾燥機2が、温度及び湿度を検知する温湿度検知手段の一例としての環境センサ81を備える。この環境センサ81は、循環型流路30内のどこに設置されているものであってもよいが、例えば、筐体10内の矢印F2で示す靴から出た空気の流れが通過する流路又は壁面に設けるとよい。そして、図20のようにカメラ80が撮影した靴画像から履き口部P1の位置情報D1が算出されるのに加えて、環境センサ81からは温湿度情報D2が出力される。これにより、送風ユニット36は、履き口部P1の位置情報D1と温湿度情報D2とに基づく送風ノズル38の風向調整C2を行う。
具体的には、筐体10内に設置された環境センサ81の温湿度の情報に基づいて、靴の乾燥完了状態を判断し、靴の乾燥が完了していれば、送風ノズル38の風向を靴の履き口部P1から靴の履き口部P1以外の部分に向くようにするとよい。また、好ましくは、送風ノズル38の風向を靴に風が当たらない方向にするとよい。
尚、靴の過乾燥を抑制する手法としては、筐体10外の空気を筐体10内に注入して筐体10内部の湿度を外気と同じ水準に保つ手法を採用してもよい。或いは、筐体10内を加湿して筐体10内部の湿度を10〜60%に保つ手法を採用してもよい。
(送風ユニットから送風される風量及び風速の調整)
次に、送風ノズル38から送風される風量及び風速の調整について説明する。ここでは、送風ユニット36が、送風ノズル38の角度によって、送風される風量及び風速を調整するものとする。
図22(a)は、送風ノズル38の角度を下向きの角度に設定した場合の送風ユニット36の斜視図であり、図22(b)は、その場合の送風ユニット36の側面図である。これらの図では、送風ノズル38bを切り開いて示しており、図22(b)では、風の流れも示している。この場合、図22(b)に太矢印383で示すように、送風ノズル38bから送風される風量及び風速は大きくなっている。また、図示しないが、送風ノズル38aについても同様である。
図23(a)は、送風ノズル38の角度を前向きの角度に設定した場合の送風ユニット36の斜視図であり、図23(b)は、その場合の送風ユニット36の側面図である。これらの図でも、送風ノズル38bを切り開いて示しており、図23(b)では、風の流れも示している。この場合、図23(b)に太矢印384及び×印385で示すように、送風ノズル38bからの送風は停止されている。また、図示しないが、送風ノズル38aについても同様である。
或いは、送風ノズル38の角度を、図22(a),(b)の角度と図23(a),(b)の角度との間の角度に設定した場合、送風ノズル38からの送風は停止されないまでも、送風ノズル38から送風される風量及び風速は小さくなる。即ち、図21に示した環境センサ81で乾燥完了を検知すると送風ノズル38から送風される風速を低下させたり、送風ノズル38からの送風を停止したりすることで、靴の過乾燥を抑制する。
尚、送風ノズル38から送風される風量及び風速は、ダンパーによって調整してもよい。具体的には、送風ノズル38の内部又は出入口にダンパーを設けて開閉させることで、風量及び風速を調整してもよい。
(風向調整装置の駆動方法)
図24は、第1の駆動方法で駆動される送風ユニット36の外観を示した斜視図である。
図6に示したのと同様に、送風ユニット36は、右足用の靴に送風するための送風ノズル38aと、左足用の靴に送風するための送風ノズル38bとを備えている。尚、送風ノズル38a,38bを区別する必要がない場合は、単に送風ノズル38と表記することもある。従って、換言すれば、送風ユニット36には、靴1足に対して、2個の送風ノズル38が設けられ、左右それぞれの靴に対して送風できるようになっていると言える。本実施の形態では、右足用の靴に向けて空気を送風する第1の送風ノズルの一例として、送風ノズル38aを設けており、左足用の靴に向けて空気を送風する第2の送風ノズルの一例として、送風ノズル38bを設けている。
このように左右の靴ごとに送風ノズル38を設置することにより、必要な部分のみに送風することが可能となり、靴のケア(殺菌や乾燥等)の効率が向上する。
また、第1の駆動方法では、送風ユニット36が1つの駆動部361を備える。そして、この駆動部361が、送風ノズル38a,38bを同時に駆動して、送風ノズル38a,38bの風向を調整する。
尚、図24では、送風ノズル38の角度を、正面斜め下向きの角度としたが、この限りでない。
図25(a)は、送風ノズル38の角度を、靴収容部20の背壁面24に直交する角度とした場合の斜視図であり、図25(b)は、その場合の側面図である。この場合、送風ノズル38から、靴収容部20の背壁面24に直交する方向に送風される。
図26(a)は、送風ノズル38の角度を、靴収容部20の背壁面24に平行で下向きの角度とした場合の斜視図であり、図26(b)は、その場合の側面図である。この場合、送風ノズル38から、靴収容部20の背壁面24に平行に下方向に送風される。
また、送風ノズル38の角度は、このように、靴収容部20の背壁面24に垂直な鉛直面上で前後に変化させてもよいが、この限りではない。例えば、靴収容部20の背壁面24に垂直な水平面上で左右に変化させてもよい。或いは、靴収容部20の背壁面24に垂直な平面であるが鉛直面でも水平面でもない平面上で斜めに変化させてもよい。
図27は、第2の駆動方法で駆動される送風ユニット36の外観を示した斜視図である。
ここでも、図6に示したのと同様に、送風ユニット36は、右足用の靴に送風するための送風ノズル38aと、左足用の靴に送風するための送風ノズル38bとを備えている。
このように左右の靴ごとに送風ノズル38を設置することにより、必要な部分のみに送風することが可能となり、靴のケア(殺菌や乾燥等)の効率が向上する。
また、第2の駆動方法では、送風ユニット36が、送風ノズル38aを駆動する駆動部361aと、送風ノズル38bを駆動する駆動部361bとを備える。そして、駆動部361aが、送風ノズル38aを駆動して、送風ノズル38aの風向を調整し、駆動部361bが、送風ノズル38bを駆動して、送風ノズル38bの風向を調整する。即ち、送風ノズル38aの風向と送風ノズル38bの風向とがそれぞれ独立に制御される。
尚、図27では、送風ノズル38の角度を、正面斜め下向きの角度としたが、この限りでない。送風ノズル38の角度を、靴収容部20の背壁面24に直交する角度とし、送風ノズル38から、靴収容部20の背壁面24に直交する方向に送風されるようにしてもよい。或いは、送風ノズル38の角度を、靴収容部20の背壁面24に平行で下向きの角度とし、靴収容部20の背壁面24に平行に下方向に送風されるようにしてもよい。
また、送風ノズル38の角度は、このように、靴収容部20の背壁面24に垂直な鉛直面上で前後に変化させてもよいが、この限りではない。例えば、靴収容部20の背壁面24に垂直な水平面上で左右に変化させてもよい。或いは、靴収容部20の背壁面24に垂直な平面であるが鉛直面でも水平面でもない平面上で斜めに変化させてもよい。
(靴の位置と送風ユニットの位置との関係)
図28(a),(b)は、靴と送風ユニット36の位置関係の例を示した図である。
このうち、図28(a)は、靴のかかと部P2が例えば靴収容部20の背壁面24の近くに来るように靴を水平に置いた場合の例である。この場合、送風ユニット36は靴収容部20の背壁面24に設置すればよい。
また、図28(b)は、靴のかかと部P2を下にして例えば靴収容部20の左側壁面22に靴を立てかけるように置いた場合の例である。この場合、送風ユニット36は靴収容部20の底面に設置すればよい。
即ち、送風ユニット36は、靴収容部20の壁面のうち靴のかかと部P2の近傍の壁面に設置するとよい。これは、換言すれば、送風ユニット36が、靴のかかと部に対向する靴収容部20の壁面に設けられていると言える。また、図20及び図21では、送風ユニット36を靴の履き口部P1の面に対して上方後ろ側に設けたが、この図28(a),(b)のような配置も考えると、送風ユニット36は、履き口部P1の面に関して靴とは反対側に設ければよいと言える。
このように、靴のかかと部P2の近傍の壁面に送風ユニット36を設置することにより、効率よく靴のつま先まで風を送風することができる。
(制御装置)
図29は、制御装置90の初期制御時の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、制御装置90は、初期制御時の機能として、靴形状判定部961と、靴情報記憶部962と、素材判定部963と、寸法判定部964と、履き口位置判定部965と、除湿条件決定部966と、殺菌条件決定部967と、運転モード設定部968と、風向条件決定部969と、風向設定部970とを備える。尚、図29には、厳密には制御装置90の機能ではないが、カメラ80も示している。
靴形状判定部961は、カメラ80で撮影された画像が靴情報記憶部962に登録されているかどうかを判定する靴認識を行う。そして、靴情報記憶部962に画像が登録されていない場合、つまり非登録の場合、運転モード決定後に靴情報記憶部962に靴IDと画像と運転モードと風向とが自動保存されるようにする。また、過去に靴乾燥機2に収容したことがある靴については靴情報記憶部962に靴IDと画像と運転モードと風向とが登録済であるので、この登録済の場合、靴認識後に自動で過去に登録された運転モード及び風向を提示する。
靴情報記憶部962は、画像にその画像が表す靴の靴IDを付与し、この靴IDに画像と運転モードと風向とを対応付けて保存する(図中、「既存」として示す)。また、靴認識で非登録の場合、新規に靴IDを付与して、画像と、その靴に対し決定した運転モード及び風向又はその運転モード及び風向をユーザが任意に更新した場合は更新後の運転モード及び風向とを保存する(図中、「新規/更新」として示す)。
素材判定部963は、第1の実施の形態における素材判定部913と同様である。
寸法判定部964は、カメラ80で撮影された画像から靴の寸法情報を抽出して判定する。
履き口位置判定部965は、カメラ80で撮影された画像から靴の履き口の位置情報を抽出して判定する。
除湿条件決定部966、殺菌条件決定部967、及び運転モード設定部968は、第1の実施の形態における除湿条件決定部916、殺菌条件決定部917、及び運転モード設定部918と同様である。
風向条件決定部969は、寸法判定部964による寸法情報の判定結果及び履き口位置判定部965による履き口の位置情報の判定結果に基づき、適した送風ノズル38の駆動部361による駆動条件を決定する。尚、初期動作においては、判定結果に関係なく送風ノズル38をホームポジションに戻した後に駆動を開始するように駆動条件を決定する。
風向設定部970は、風向条件決定部969が決定した条件をユーザに提示し、これに応答したユーザ操作に基づいて送風ノズル38の風向を設定する。ユーザが別の風向を希望する場合に手動で風向を更新すると、風向設定部970は、その更新後の風向を設定し、この風向を靴情報記憶部962に記憶する。尚、このような手動での風向の更新は、例えば、風向条件決定部969が決定した風向をタッチパネル18(図14−1参照)に表示し、ユーザがこの風向が適切でないと判断した場合に、表示された風向を指でタッチして変更することにより、行えばよい。
図30は、制御装置90の運転中制御時の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、制御装置90は、運転中制御時の機能として、除湿条件決定部971と、殺菌条件決定部972と、運転モード変更部973と、風向条件決定部974と、風向変更部975とを備える。尚、図30には、厳密には制御装置90の機能ではないが、環境センサ81、冷媒センサ82、及び靴水分センサ83も示している。
環境センサ81、冷媒センサ82、及び靴水分センサ83は、第1の実施の形態で述べたものと同様である。
除湿条件決定部971、殺菌条件決定部972、及び運転モード変更部973は、第1の実施の形態における除湿条件決定部921、殺菌条件決定部922、及び運転モード変更部923と同様である。
風向条件決定部974は、環境センサ81、冷媒センサ82、及び靴水分センサ83の値に基づいて、適した送風ノズル38の駆動部361による駆動条件を決定する。
風向変更部975は、風向条件決定部974が決定した条件に基づき、送風ノズル38の風向を変更する。
図31は、制御装置90の動作例を示したフローチャートである。尚、この動作例は、初期制御時の動作例であり、カメラ80が撮影する画像は靴画像としている。また、カメラ80は、靴画像を常時撮影しており、静止画のフレーム間の差分が存在した場合に、状態が変化したと判断し、画像認識処理を開始するのが基本である。但し、画像データの転送スループットが十分でなく、処理するCPUも非力で、常時撮影ができない場合には、何らかのトリガーにより撮影を開始することも有効なので、以下では、このトリガーによる撮影開始を例にとって説明する。
制御装置90は、まず、靴画像を撮影するためのトリガーがあったかどうかを判定する(ステップ951)。ここで、トリガーとしては、タイマが一定時間経過を検知したこと、カメラ80以外のセンサが状態変化を検知したこと(例えば、ドア11が閉められたことをドアスイッチが検知したこと、靴収容部20の仕切り21に靴が収容されたことを仕切り21に設けられた重量センサが検知したこと)、ユーザからの指示があったこと(例えば、ドア11が閉められた後に運転開始を指示する旨の指示があったこと)等が考えられる。トリガーがないと判定した場合、制御装置90は、ステップ951を繰り返し、トリガーがあったと判定した場合、制御装置90は、処理をステップ952へ進める。
このようにステップ951で靴画像を撮影するためのトリガーがあったと判定すると、制御装置90は、カメラ80により、靴収容部20の仕切り21に収容された靴画像を撮影する(ステップ952)。具体的には、制御装置90が、カメラ80に対して撮影を指示する信号を送信し、カメラ80が靴画像を撮影する。
次に、制御装置90は、ステップ952でカメラ80により撮影された靴画像から靴情報を認識する(ステップ953)。具体的には、靴形状判定部961が、カメラ80から靴画像を取得し、例えば画像マッチング処理により靴情報を認識する。その際、カメラ80から取得した靴画像が靴情報記憶部962に記憶されていれば、靴形状判定部961は、靴情報として靴IDを認識する。一方、カメラ80から取得した靴画像が靴情報記憶部962に記憶されていなければ、素材判定部963が、靴情報としてユーザにより入力された素材を認識する。また、寸法判定部964が、靴情報として靴の寸法を認識する。更に、履き口位置判定部965が、靴情報として靴の履き口の位置を認識する。
次いで、制御装置90は、ステップ953で認識した靴情報のうち靴の素材に応じた運転モードを設定する(ステップ954)。具体的には、カメラ80から取得した靴画像が靴情報記憶部962に記憶されていれば、運転モード設定部968が、靴IDに対応付けられた運転モードを設定する。一方、カメラ80から取得した靴画像が靴情報記憶部962に記憶されていなければ、除湿条件決定部966及び殺菌条件決定部967が、素材判定部963により認識された素材と、どの素材に対してどのような除湿条件及び殺菌条件が適切であるかを定義した定義情報とに基づいて、除湿条件及び殺菌条件を決定する。そして、運転モード設定部968が、決定された除湿条件及び殺菌条件に応じて、運転モードを設定する。
次いで、制御装置90は、ステップ953で認識した靴情報のうち靴の寸法及び履き口の位置に応じた風向を設定する(ステップ955)。具体的には、カメラ80から取得した靴画像が靴情報記憶部962に記憶されていれば、風向設定部970が、靴IDに対応付けられた風向を設定する。一方、カメラ80から取得した靴画像が靴情報記憶部962に記憶されていなければ、風向条件決定部969が、寸法判定部964により認識された寸法と、履き口位置判定部965により認識された履き口の位置とに基づいて、駆動部361の駆動条件を決定する。そして、風向設定部970が、決定された駆動条件に応じて、風向を設定する。
最後に、制御装置90は、ステップ954で設定した運転モード及びステップ955で設定した送風ノズル38の風向で靴乾燥機2の運転を行う(ステップ956)。具体的には、制御装置90は、靴乾燥機2の各構成要素に対して、この設定した運転モードでの運転を指示する信号を送信すると共に、送風ユニット36の駆動部361に対して、この設定した風向に送風するように送風ノズル38を駆動する信号を送信する。
尚、ここでは、ステップ954〜ステップ956において、靴画像から認識した靴情報に応じた運転モード及び風向を設定し、この運転モードで靴乾燥機2の運転を行うと共にこの風向に送風ノズル38から送風することとしたが、これはあくまで一例である。靴画像から認識した靴情報を用いて如何なる処理を行ってもよい。
1…靴乾燥機、10…筐体、20…靴収容部、21…仕切り、30…循環型流路、31…ファン、32…蒸発器、33…凝縮器、34…吐出流路、35…背面流路、36…送風ユニット、361…駆動部、37…前面流路、38…送風ノズル、40…殺菌ユニット、50…脱臭装置、60…蒸気生成器、71…排水タンク、72…給水タンク、80…カメラ、81…環境センサ、82…冷媒センサ、83…靴水分センサ、90…制御装置、911,961…靴形状判定部、912,962…靴情報記憶部、913,963…素材判定部、916,921,966,971…除湿条件決定部、917,922,967,972…殺菌条件決定部、918,968…運転モード設定部、923,973…運転モード変更部、964…寸法判定部、965…履き口位置判定部、969,974…風向条件決定部、970…風向設定部、975…風向変更部


Claims (32)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設けられ、靴を収容する靴収容部と、
    前記靴収容部に収容された靴の履き口部の面に向けて送風する送風部と、
    撮影により画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部により取得された前記画像内の靴の情報に基づいて、前記送風部により送風される方向を制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする靴乾燥機。
  2. 前記制御部は、駆動電力波形に基づいて移動量を決定する電動機を用いて、前記送風部により送風される方向を変化させることを特徴とする請求項1に記載の靴乾燥機。
  3. 前記制御部は、前記送風部による送風の方向を初期値に戻した後に変化させることを特徴とする請求項2に記載の靴乾燥機。
  4. 前記靴収容部に収容された靴から出た空気が通過する位置で温度及び湿度を検知する温湿度検知手段を更に備え、
    前記制御部は、前記温湿度検知手段の検知結果に基づいて、前記送風部により送風される方向を制御することを特徴とする請求項1に記載の靴乾燥機。
  5. 前記制御部は、前記送風部により送風される風量及び風速を更に制御することを特徴とする請求項1に記載の靴乾燥機。
  6. 前記送風部は、右足用の靴に向けて空気を送風する第1の送風ノズルと、左足用の靴に向けて空気を送風する第2の送風ノズルとを含むことを特徴とする請求項1に記載の靴乾燥機。
  7. 前記制御部は、前記第1の送風ノズルの方向と前記第2の送風ノズルの方向とをそれぞれ独立に制御することを特徴とする請求項6に記載の靴乾燥機。
  8. 前記送風部は、前記履き口部の面に関して靴とは反対側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の靴乾燥機。
  9. 前記筐体は、断熱構造を有することを特徴とする請求項1に記載の靴乾燥機。
  10. 前記画像取得部は、前記靴収容部の壁面又は前記筐体外に設けられたカメラであることを特徴とする請求項1に記載の靴乾燥機。
  11. 前記送風部は、前記靴収容部の壁面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の靴乾燥機。
  12. 前記壁面は、靴のかかと部に対向する壁面であることを特徴とする請求項11に記載の靴乾燥機。
  13. 前記送風部は、前記壁面から前記靴収容部に収容された靴に向けて滑らかな曲率を持つ形状を有する送風ノズルを備えたことを特徴とする請求項11に記載の靴乾燥機。
  14. 前記送風部は、前記送風ノズルの流路中央付近に、風をガイドするガイド板であって、前縁部の断面が半円形状又は半楕円形状を有し、後縁部の断面が上辺と後縁端部との接続部分が滑らかな曲率でつながった形状を有するガイド板を更に備えたことを特徴とする請求項13に記載の靴乾燥機。
  15. 前記送風部は、前記靴収容部に収容された靴内まで延長可能な送風ノズルを備えたことを特徴とする請求項1に記載の靴乾燥機。
  16. 前記送風部は、前記靴収容部に収容された靴に向けて送風する空気の流路を開閉する開閉機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の靴乾燥機。
  17. 前記靴収容部は、1足の靴を収容可能な第1の仕切りを有する第1の靴収容部と、当該第1の靴収容部の下段に設けられ、1足の靴を収容可能な第2の仕切りを有する第2の靴収容部とを含むことを特徴とする請求項1に記載の靴乾燥機。
  18. 前記靴収容部は、前記第1の仕切りが取り外し可能に構成されていることを特徴とする請求項17に記載の靴乾燥機。
  19. 前記筐体内に、靴アクセサリを収容するアクセサリ収容部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の靴乾燥機。
  20. 前記靴の情報又は前記送風部により送風される方向を表す表示要素を表示し、指又は音声で当該表示要素に対する操作が行われる操作部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の靴乾燥機。
  21. 前記画像取得部により得られた前記画像が表示され、ユーザにより自機の運転条件を調整する操作が行われる操作部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の靴乾燥機。
  22. 前記操作部は、前記運転条件のうち未設定の項目が第1の表示態様で表示され、前記運転条件のうち設定済の項目が当該第1の表示態様とは異なる第2の表示態様で表示されることを特徴とする請求項21に記載の靴乾燥機。
  23. 前記靴収容部から空気を吸引するファンと、当該ファンにより吸引された空気を除湿する蒸発器と、当該蒸発器を通過した空気を加熱する凝縮器と、当該凝縮器を通過した空気を前記靴収容部に収容された靴に向けて送風する前記送風部とを含む循環型流路と、
    前記循環型流路内に設けられ、前記筐体内の菌を殺菌する殺菌部と、
    前記循環型流路内に設けられ、前記筐体内の臭気を脱臭する脱臭部と
    を更に備え、
    前記制御部は、前記画像取得部により取得された前記画像内の靴の情報に基づいて、自機の運転条件を制御することを特徴とする請求項1に記載の靴乾燥機。
  24. 前記運転条件は、前記殺菌部による殺菌の強弱、前記送風部により送風される空気の温度、風量、及び風速、並びに自機の運転時間の少なくとも1つであることを特徴とする請求項23に記載の靴乾燥機。
  25. 前記循環型流路は、前記凝縮器の直後の吹き出し位置の流路面積よりも、当該吹き出し位置と前記送風部との間の流路面積が大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項23に記載の靴乾燥機。
  26. 前記靴収容部の靴を収容可能な仕切りの周辺部又は前記靴収容部の靴を収容可能な仕切り内に、前記ファンにより吸引された空気の流路を備えたことを特徴とする請求項23に記載の靴乾燥機。
  27. 前記仕切りの周辺部又は前記仕切り内の空気の流路は、前記送風部に対向する壁面の下部に設置されていることを特徴とする請求項26に記載の靴乾燥機。
  28. 前記仕切りの周辺部又は前記仕切り内の空気の流路は、前記送風部の吹き出し位置の流路面積よりも大きい流路面積を有することを特徴とする請求項26に記載の靴乾燥機。
  29. 前記殺菌部は、放電電極と、接地電極とを有し、当該放電電極と当該接地電極との間に電圧を印加してプラズマを生成することにより前記筐体内の菌を殺菌することを特徴とする請求項23に記載の靴乾燥機。
  30. 前記運転条件を表す表示要素を表示し、指又は音声で当該表示要素に対する操作が行われる操作部を更に備えたことを特徴とする請求項23に記載の靴乾燥機。
  31. 前記循環型流路内に、蒸気を生成する蒸気生成部を備えたことを特徴とする請求項23に記載の靴乾燥機。
  32. 筐体と、
    前記筐体内に設けられ、靴を収容する靴収容部と、
    前記靴収容部に収容された靴の履き口部の面に対して送風する送風部と
    を備えた靴乾燥機の制御方法であって、
    撮影により画像を取得するステップと
    取得された前記画像内の靴の情報に基づいて、前記送風部により送風される方向を制御するステップと
    を含むことを特徴とする、靴乾燥機の制御方法。
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