JP2021040096A - 放熱機構および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】受熱板に接する電子部品の局所に力が集中して作用するのを抑制できる放熱機構および電子機器を提供する。【解決手段】放熱機構40は、矩形状の熱伝達領域22aを有する電子部品20からの熱を受ける受熱板41と、受熱板41を冷却する熱輸送部材42と、を備える。受熱板41は、熱伝達領域22aに接触して電子部品20からの熱を受ける受熱面41bを有する。受熱面41bに、受熱面41bと垂直な方向から見て熱伝達領域22aの少なくとも1つの角部を包含する1または複数の凹部43が形成されている。【選択図】図2
Description
本発明は、放熱機構および電子機器に関する。
ノートブック型パーソナル・コンピュータ(ノートPC)などの電子機器には、筐体内の電子部品が発する熱を排出するため、放熱機構が搭載されることがある(例えば、特許文献1参照)。発熱量が大きい電子部品としては、例えば、セントラル・プロセッシング・ユニット(CPU)、およびグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)がある。
放熱機構は、例えば、金属製の受熱板と、熱輸送部材(ヒートパイプ等)とを備える。受熱板は、電子部品(例えば、CPUおよびGPU)に接触して設けられ、電子部品の熱が伝えられる。熱輸送部材は、受熱板の熱を放熱体(ヒートシンク、放熱フィン等)に輸送する。受熱板は、電子部品との間の伝熱効率を高めるため、電子部品に面的に接触して設置される。
前記放熱機構は、構成部品の寸法のばらつきなどを原因として、一部の電子部品に対してわずかに傾いた姿勢となることがある。その場合、電子部品が狭小な部位で受熱板に接触するため、受熱板によって電子部品の局所に大きな力が集中して作用する可能性があった。
本発明の一態様は、受熱板に接する電子部品の局所に力が集中して作用するのを抑制できる放熱機構および電子機器を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、矩形状の熱伝達領域を有する電子部品からの熱を受ける受熱板と、前記受熱板を冷却する熱輸送部材と、を備え、前記受熱板は、前記熱伝達領域に接触して前記電子部品からの熱を受ける受熱面を有し、前記受熱面に、前記受熱面と垂直な方向から見て前記熱伝達領域の少なくとも1つの角部を包含する1または複数の凹部が形成されている、放熱機構を提供する。
前記凹部は、前記受熱面と垂直な方向から見て前記熱伝達領域の全周縁を包含する溝状に形成されていることが好ましい。
前記凹部は、複数形成され、前記複数の凹部は、それぞれ前記熱伝達領域の角部を包含する構成であってもよい。
本発明の他の態様は、前記放熱機構を搭載した電子機器を提供する。
前記電子機器は、前記電子部品を複数備え、複数の電子部品は、共通の主基板に搭載された構成であってよい。
本発明の一態様によれば、受熱板の受熱面に接する電子部品の局所に力が集中して作用するのを抑制できる放熱機構および電子機器を提供する。
[電子機器](第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る放熱機構40の斜視図である。図2は、放熱機構40の斜視図である。図3は、放熱機構40を模式的に示す側面図である。図4は、放熱機構40の受熱板41の平面図である。図5は、放熱機構40の受熱板41の断面図である。図5は、図4のI−I断面図である。
図1は、第1実施形態に係る放熱機構40の斜視図である。図2は、放熱機構40の斜視図である。図3は、放熱機構40を模式的に示す側面図である。図4は、放熱機構40の受熱板41の平面図である。図5は、放熱機構40の受熱板41の断面図である。図5は、図4のI−I断面図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る電子機器100は、セントラル・プロセッシング・ユニット10(第1の電子部品)と、グラフィックス・プロセッシング・ユニット20(第2の電子部品)と、マザーボード30(主基板)(図3参照)と、放熱機構40とを備える。
セントラル・プロセッシング・ユニット(Central Processing Unit)は、「CPU」という。グラフィックス・プロセッシング・ユニット(Graphics Processing Unit)は、「GPU」という。CPU10と、GPU20と、マザーボード30と、放熱機構40とは、筐体(図示略)に収容される。
電子機器100は、例えば、ノートブック型パーソナル・コンピュータ(ノートPC)、ワークステーション、サーバ等であってよい。
電子機器100は、例えば、ノートブック型パーソナル・コンピュータ(ノートPC)、ワークステーション、サーバ等であってよい。
CPU10は、アプリケーション・プログラムを実行して全般的な処理を行うプロセッサである。CPU10は、基板11と、半導体チップ12(ダイ)とを備える。基板11は、例えば、プリント基板(PCB)である。基板11には、メモリ、コンデンサ等を併せて実装してもよい。
半導体チップ12は、基板11の一方の面に設けられる。半導体チップ12は、矩形板状に形成されている。
図3に示すように、半導体チップ12の第1主面12aは、受熱板41(第1受熱板41A)に熱を伝える熱伝達領域である。第1主面12aを熱伝達領域12aという。熱伝達領域12aは、矩形状とされる。熱伝達領域12aは、基板11に対向する第2主面12bとは反対の面である。熱伝達領域12aは、受熱板41(第1受熱板41A)に面的に接触することで、半導体チップ12の熱を受熱板41(第1受熱板41A)に伝達する。
図3に示すように、半導体チップ12の第1主面12aは、受熱板41(第1受熱板41A)に熱を伝える熱伝達領域である。第1主面12aを熱伝達領域12aという。熱伝達領域12aは、矩形状とされる。熱伝達領域12aは、基板11に対向する第2主面12bとは反対の面である。熱伝達領域12aは、受熱板41(第1受熱板41A)に面的に接触することで、半導体チップ12の熱を受熱板41(第1受熱板41A)に伝達する。
図1に示すように、GPU20は、描画処理を行うプロセッサである。GPU20は、基板21と、半導体チップ22(ダイ)とを備える。基板21は、例えば、プリント基板(PCB)である。基板21には、メモリ、コンデンサ等を併せて実装してもよい。
半導体チップ22は、基板21の一方の面に設けられる。半導体チップ22は、矩形板状に形成されている。
図3に示すように、半導体チップ22の第1主面22aは、受熱板41(第2受熱板41B)に熱を伝える熱伝達領域である。第1主面22aを熱伝達領域22aという。熱伝達領域22aは、矩形状とされる。熱伝達領域22aは、基板21に対向する第2主面22bとは反対の面である。熱伝達領域22aは、受熱板41(第2受熱板41B)に面的に接触することで、半導体チップ22の熱を受熱板41(第2受熱板41B)に伝達する。
図3に示すように、半導体チップ22の第1主面22aは、受熱板41(第2受熱板41B)に熱を伝える熱伝達領域である。第1主面22aを熱伝達領域22aという。熱伝達領域22aは、矩形状とされる。熱伝達領域22aは、基板21に対向する第2主面22bとは反対の面である。熱伝達領域22aは、受熱板41(第2受熱板41B)に面的に接触することで、半導体チップ22の熱を受熱板41(第2受熱板41B)に伝達する。
図4に示すように、熱伝達領域22aの4つの角部をそれぞれ第1角部22d,第2角部22e,第3角部22f,第4角部22gという。第1角部22dおよび第2角部22eは、第3角部22fおよび第4角部22gに比べてCPU10に近い位置にある。
図3に示すように、CPU10と、GPU20とは、共通のマザーボード30の第1主面30aに搭載されている。
図1に示すように、放熱機構40は、受熱板41,41と、ヒートパイプ(熱輸送部材)42とを備える。受熱板41は、銅、アルミニウムなどの金属で構成される。
図3に示すように、受熱板41,41は、ヒートパイプ42に伝熱可能に設置されている。受熱板41,41は、ヒートパイプ42に接触することで、ヒートパイプ42と熱的に結合している。受熱板41,41は、ヒートパイプ42の長さ方向に位置を違えて設置されている。
2つの受熱板41,41のうち一方の受熱板41(第1受熱板41A)の一方の面を受熱面41aという。第1受熱板41Aは、CPU10に重ねられる。受熱面41aはCPU10の熱伝達領域12aに接触する。これにより、第1受熱板41Aは、CPU10と熱的に結合する。
2つの受熱板41,41のうち他方の受熱板41(第2受熱板41B)の一方の面を受熱面41bという。第2受熱板41Bは、GPU20に重ねられる。受熱面41bはGPU20の熱伝達領域22aに接触する。これにより、第2受熱板41Bは、GPU20と熱的に結合する。
図2および図4に示すように、第2受熱板41Bの受熱面41bには、凹部43が形成されている。凹部43は、受熱面41bと垂直な方向から見て矩形状の溝である。凹部43の溝幅は均一である。なお、受熱面41bと垂直な方向から見ることを「平面視」という。
図4に示すように、凹部43の外周縁43aの第1長さW1は、GPU20の熱伝達領域22aの第1長さW2より大である。凹部43の内周縁43bの第1長さW3は、熱伝達領域22aの第1長さW2より小である。外周縁43aの第1長さW1は、矩形状の外周縁43aの第1辺43a1の長さである。内周縁43bの第1長さW3は、矩形状の内周縁43bの第1辺43b1の長さである。
凹部43の外周縁43aの第2長さH1は、GPU20の熱伝達領域22aの第2長さH2より大である。凹部43の内周縁43bの第2長さH3は、熱伝達領域22aの第2長さH2より小である。外周縁43aの第2長さH1は、外周縁43aの第1辺43a1に隣接する第2辺43a2の長さである。内周縁43bの第2長さH3は、内周縁43bの第1辺43b1に隣接する第2辺43b2の長さである。
平面視において、熱伝達領域22aの周縁22cは、外周縁43aの内側、かつ内周縁43bの外側に位置する。そのため、凹部43は、熱伝達領域22aの周縁22cの全てを包含する。熱伝達領域22aの角部22d〜22gは、平面視において凹部43に包含される。
図5に示すように、凹部43の長さ方向に直交する断面の形状は、例えば、矩形状である。なお、凹部の断面形状は特に限定されず、半円状、V字状などであってもよい。
GPU20と受熱板41(第2受熱板41B)との間には、グリスを充填してもよい。CPU10と受熱板41(第1受熱板41A)との間には、グリスを充填してもよい。
図1に示すように、ヒートパイプ42は、密閉空間が形成された管体で構成される。ヒートパイプ42は、例えば、銅、アルミニウムなどの金属で構成される。ヒートパイプ42内の密閉空間には、作動流体が流動可能に封入されている。ヒートパイプ42内部には、例えば、ウィックが設けられている。
ヒートパイプ42は、例えば、放熱ユニット(図示略)に接続されている。放熱ユニットは、例えば、ヒートシンクと放熱ファンとを備える。ヒートシンクはヒートパイプ42に接続される。放熱ファンは、送風によりヒートシンクを冷却する。
図3に示すように、CPU10とGPU20とは、共通のマザーボード30に設けられているため、独立して位置または姿勢を調整するのが難しい場合がある。そのため、CPU10と第1受熱板41Aとが隙間なく接触するようにCPU10の位置および姿勢を設定すると、構成部品の寸法のばらつき、マザーボード30の反り変形などを原因として、GPU20が第2受熱板41Bに対してわずかに傾いた姿勢となることがある。
図4に示すように、放熱機構40では、第2受熱板41Bの受熱面41bに凹部43が形成されているため、熱伝達領域22aの周縁22cは受熱面41bに当接しない。そのため、GPU20が傾いた姿勢となった場合でも、熱伝達領域22aの周縁22cに力が集中して作用するのを抑制できる。よって、GPU20に破損が起こりにくい。
放熱機構40では、受熱面41bに凹部43が形成されているため、凹部43がない場合に比べて、熱伝達領域22aと受熱面41bとの面的な接触を確保しやすい。よって、熱伝達領域22aと受熱面41bとの間の伝熱効率を良好にすることができる。
第1比較形態として、受熱面に凹部がない受熱板を備えた放熱機構(図示略)を想定する。この放熱機構では、電子部品の熱伝達領域が傾斜していると、熱伝達領域が1つの角部のみで受熱面に接し、当該角部に大きな力が集中して作用する可能性がある。
第2比較形態として、第1比較形態の放熱機構において、電子部品と受熱板との間に軟質材層を設けた構成を想定する。第2比較形態では、軟質材層によって、電子部品にかかる力を軽減できるが、電子部品と受熱板との間の伝熱特性は低下する。
放熱機構40では、凹部43が、平面視において熱伝達領域22aの全周縁を包含する溝状に形成されている。そのため、GPU20の傾斜の向きによらず、受熱面41bに接する熱伝達領域22aの局所に力が集中するのを抑制できる。
[電子機器](第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る放熱機構140の斜視図である。図7は、放熱機構140を模式的に示す側面図である。図8は、放熱機構140の受熱板141の平面図である。図9は、放熱機構140の受熱板141の断面図である。図9は、図8のII−II断面図である。なお、第1の実施形態との共通構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図6は、第2実施形態に係る放熱機構140の斜視図である。図7は、放熱機構140を模式的に示す側面図である。図8は、放熱機構140の受熱板141の平面図である。図9は、放熱機構140の受熱板141の断面図である。図9は、図8のII−II断面図である。なお、第1の実施形態との共通構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、第2実施形態に係る電子機器200は、凹部143の形状が、図2に示す凹部43の形状と異なる。
放熱機構140は、受熱板41(第1受熱板41A)(図7参照)と、受熱板141(第2受熱板141B)と、ヒートパイプ42とを備える。
放熱機構140は、受熱板41(第1受熱板41A)(図7参照)と、受熱板141(第2受熱板141B)と、ヒートパイプ42とを備える。
図7に示すように、受熱板141は、ヒートパイプ42に伝熱可能に設置されている。受熱板141は、ヒートパイプ42に接触することで、ヒートパイプ42と熱的に結合している。受熱板41(第1受熱板41A)と、受熱板141(第2受熱板141B)とは、ヒートパイプ42の長さ方向に位置を違えて設置されている。
第2受熱板141Bの一方の面を受熱面141bという。第2受熱板141Bは、GPU20に重ねられる。受熱面141bはGPU20の第1主面22a(熱伝達領域22a)に接触する。これにより、第2受熱板141Bは、GPU20と熱的に結合する。
図6および図8に示すように、第2受熱板141Bには、複数(例えば4つ)の凹部143が形成されている。凹部143は、平面視において円形状の凹部である。4つの凹部143は、互いに離れて形成されている。4つの凹部143は、平面視において、それぞれ熱伝達領域22aの角部22d〜22gを包含する。平面視において、凹部143の中心は、それぞれ角部22d〜22gに位置することが好ましい。
なお、平面視における凹部の形状は、円形状に限らず、矩形状、楕円形状などであってもよい。
なお、平面視における凹部の形状は、円形状に限らず、矩形状、楕円形状などであってもよい。
図9に示すように、凹部143の、受熱面141bに垂直な断面の形状は、例えば、半円状である。なお、凹部の断面形状は特に限定されず、矩形状、V字状などであってもよい。
放熱機構140では、第2受熱板141Bの受熱面141bに凹部143が形成されているため、熱伝達領域22aの角部22d〜22gは受熱面141bに当接しない。そのため、GPU20が傾いた姿勢となった場合でも、熱伝達領域22aの局所に力が集中して作用するのを抑制できる。よって、GPU20に破損が起こりにくい。
放熱機構140では、受熱面141bに凹部143が形成されているため、熱伝達領域22aと受熱面141bとの面的な接触を確保しやすい。よって、熱伝達領域22aと受熱面141bとの間の伝熱効率を良好にすることができる。
凹部143は、円形状であるため、溝状の凹部に比べて容易に形成することができる。
この発明の具体的な構成は上述の実施形態に限られず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。上述の実施形態において説明した各構成は、任意に組み合わせることができる。
前記実施形態では、電子機器としてノート型PC等を例示したが、電子機器としては、スマートフォン、携帯電話端末なども挙げられる。
前記実施形態では、電子機器としてノート型PC等を例示したが、電子機器としては、スマートフォン、携帯電話端末なども挙げられる。
図2に示す凹部43は、熱伝達領域22aの4つの角部22d〜22gをすべて包含するが、凹部は、平面視において、熱伝達領域の4つの角部のうち少なくとも1つを包含すればよい。例えば、4つの角部22d〜22gのうち2つの角部22d,22eを包含する構成であってもよい。
図2に示す凹部43、および、図6に示す凹部143は、受熱板41,141を貫通しない凹部であるが、凹部は、受熱板を厚さ方向に貫通する貫通孔によって形成されていてもよい。図10は、受熱板141の変形例である受熱板241の断面図である。受熱板241に形成された凹部243は、受熱板241を厚さ方向に貫通する貫通孔244によって形成されている。
図1に示す電子機器100は、2つの電子部品、すなわち、CPU10(第1の電子部品)と、GPU20(第2の電子部品)とを備えるが、電子機器が備える電子部品の数は1であってもよいし、3以上の任意の数であってもよい。受熱板の数は電子部品の数と同数とされる。
10…CPU(第1の電子部品)、20…GPU(第2の電子部品)、22a…熱伝達領域、22c…周縁、22d,22e,22f,22g…角部、30…マザーボード(主基板)、40,140…放熱機構、41,141,241…受熱板、41B…第2受熱板、41b,141b…受熱面、42…ヒートパイプ(熱輸送部材)、43,143,243…凹部、100…電子機器。
Claims (5)
- 矩形状の熱伝達領域を有する電子部品からの熱を受ける受熱板と、前記受熱板を冷却する熱輸送部材と、を備え、
前記受熱板は、前記熱伝達領域に接触して前記電子部品からの熱を受ける受熱面を有し、
前記受熱面に、前記受熱面と垂直な方向から見て前記熱伝達領域の少なくとも1つの角部を包含する1または複数の凹部が形成されている、放熱機構。 - 前記凹部は、前記受熱面と垂直な方向から見て前記熱伝達領域の全周縁を包含する溝状に形成されている、請求項1記載の放熱機構。
- 前記凹部は、複数形成され、
前記複数の凹部は、それぞれ前記熱伝達領域の角部を包含する、請求項1記載の放熱機構。 - 請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の放熱機構と、前記電子部品とを搭載した、電子機器。
- 前記電子部品を複数備え、
前記複数の電子部品は、共通の主基板に搭載される、請求項4記載の電子機器。
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