JP2021039397A - 投票システムおよび投票方法 - Google Patents

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潤 新木
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亘 渋谷
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Abstract

【課題】投票を行う際に制限を設ける。【解決手段】投票システム90は、投票端末10と、情報処理装置20とを含む。投票端末10は、投票を行う利用者から投票金額の入力を受け付け、利用者の識別情報を媒体から取得する。情報処理装置20は、投票金額と、識別情報とを投票端末10から受信し、識別情報に対応する利用者の管理情報50を記憶部21から取得し、投票金額と管理情報50に含まれる利用者が投票した履歴情報である投票履歴情報とに基づき、利用者が管理情報50に含まれる警告条件または限度条件を満たすか否かを判定し、警告条件を満たす場合に警告画面30を投票端末10に表示させ、限度条件を満たす場合に投票不可画面31を投票端末10に表示させるとともに利用者の投票を不可とする制御部22を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、投票システムおよび投票方法に関する。
公営競技(競馬、競輪、競艇、オートレース等)が開催される競技場や場外投票券売場では、投票券の発売や払戻しが行われる。投票券を発券する投票券発売機や、的中した投票券を払い戻す払戻機およびその両方の機能を備えた投票券発払機が知られている。
利用者(投票者、ファン、顧客とも記載する)は、投票内容に応じてマークを記入した投票カード(マークカード)と現金とを投票端末に投入し、馬券等の投票券を購入することができる。また、利用者が、投票端末が備えるタッチパネルに投票情報の入力を行うことで、投票カードの記入を省略することも可能である。また、利用者が公営競技の投票を行うシステムの会員となり、利用者ごとの会員カードおよび口座を用いることで、利用者が現金を投票端末に投入せずに投票を行うことが可能なシステムも知られている。
なお、投票券の購入の際に、ファンが設定した購入上限金額内に投票券購入合計金額が計算されるように、購入状況の確認が容易に行える購入合計金額確認機能を備えた投票券発券機に係る技術が知られている。
特許第5878861号公報
従来技術は、ファンが、購入合計金額が判らない場合に対処するため、マークカードに上限金額を記入し、購入合計金額が上限金額を超えていることを端末の画面に表示し、金額の調整の指示をボタンで受け付けるものであり、その他の機能は考慮されていなかった。
このため、利用者は、本人の状況等に関わらず際限なく投票することが可能であり、ギャンブル依存症に陥る危険性があった。このため、利用者が適度に投票を行うことができるように、投票を行う際に制限を設けることができる技術が望まれている。
一側面では、本発明は、投票を行う際に制限を設ける投票システムおよび投票方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、以下に示すような投票システムを提供する。投票システムは、投票端末と、情報処理装置とを含む。投票端末は、投票を行う利用者から投票金額の入力を受け付け、利用者の識別情報を媒体から取得する。情報処理装置は、記憶部と、制御部とを備える。制御部は、投票金額と、識別情報とを投票端末から受信し、識別情報に対応する利用者の管理情報を記憶部から取得し、投票金額と管理情報に含まれる利用者が投票した履歴情報である投票履歴情報とに基づき、利用者が管理情報に含まれる警告条件または限度条件を満たすか否かを判定し、警告条件を満たす場合に警告画面を投票端末に表示させ、限度条件を満たす場合に投票不可画面を投票端末に表示させるとともに利用者の投票を不可とする。
一態様によれば、投票を行う際に制限を設ける。
第1の実施形態の投票システムの構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の投票システムの構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の会員情報管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の投票端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の画面遷移の一例を示す図である。 第2の実施形態の限度額および警告額の説明図(種別A)の一例である。 第2の実施形態の会員管理情報(種別A)の一例を示す図である。 第2の実施形態の限度額および警告額の説明図(種別B)の一例である。 第2の実施形態の会員管理情報(種別B)の一例を示す図である。 第2の実施形態の限度額および警告額の説明図(種別C)の一例である。 第2の実施形態の会員管理情報(種別C)の一例を示す図である。 第2の実施形態の会員情報管理サーバ処理のフローチャートの一例を示す図である。 第2の実施形態の投票確認処理のフローチャートの一例を示す図である。 第2の実施形態の購入要求処理のフローチャートの一例を示す図である。 第2の実施形態のレース確定処理のフローチャートの一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態の投票システムの構成について図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の投票システムの構成の一例を示す図である。
投票システム90は、公営競技における投票を行うシステムである。投票システム90は、投票端末10と、情報処理装置20とを含むシステムである。以下の説明において、公営競技の一例として競馬を対象に説明するが、その他の公営競技に適用してもよい。
投票システム90は、利用者が自身の識別情報(会員番号等)を記録した媒体(会員カード)および口座を利用して投票を行う投票システムであり、投票券(馬券等)の発券を省略することが可能である。情報処理装置20において、利用者ごとの投票内容を記録し、的中した場合には、払戻金額を利用者の口座に入金する処理を行う。このため、利用者は、投票券を発券する必要は無く、投票券を払戻装置に投入せずとも、払戻金額を口座に対する入金により取得することができる。以下、説明の都合上、「投票を行う」ことを「投票券を購入する」と記載する場合もあるが、両者はほぼ同一の意味である。
投票端末10は、投票を行う利用者から投票内容や投票金額を受け付け、利用者が用いる媒体から識別情報を取得する装置である。なお、投票端末10は、ネットワークを介して情報処理装置20とアクセス可能である。
投票端末10は、入力部(たとえば、タッチパネル)、表示部(たとえば、ディスプレイ、液晶パネル)、媒体読取部(たとえば、カードリーダ)、制御部(たとえば、プロセッサ)、記憶部(たとえば、メモリ)等の各種の処理部を備えるが、図示を省略する。
情報処理装置20は、投票端末10と情報通信を行う機能や、利用者の情報を管理する機能を備えたコンピュータである。情報処理装置20は、記憶部21と、制御部22とを備える。記憶部21は、情報を記録するものであり、たとえば、メモリやハードディスクである。記憶部21は、管理情報50を記録する。管理情報50は、利用者ごとに識別情報(会員番号等)、警告条件、限度条件、投票履歴情報を記録した情報である。
警告条件は、利用者に対して投票を行うことができる限度(投票を行えなくなる条件)に迫っていることを報知する条件である。報知には、画面表示や音声による警告や注意喚起等を含むものとする。また、限度条件は、利用者が投票を行うことができる限度となる条件であり、言い換えると、限度条件に達した場合に投票を行うことができなくなる条件である。さらに、限度条件には、利用者が投票を行うことができなくなった後、再度投票が可能となる条件も含む。限度条件には、たとえば、利用者の不的中回数や、利用者の累計投票金額や、利用者の1日あたりの投票金額等を設定する。また、警告条件は、限度条件に迫っていることを報知する条件であるため、限度条件よりも低い値が設定される。
情報処理装置20は、利用者が行う投票、投票に対する払戻、利用者が投票で用いる口座への入金等の情報を投票履歴情報として管理情報50に記録する。
制御部22は、情報処理装置20全体を制御するものであり、たとえば、プロセッサである。なお、情報処理装置20は、公営競技におけるレース情報を管理するコンピュータとアクセス可能に接続しているが、図示を省略する。
ここで、利用者が、投票端末10を用いて投票を行う処理について説明する。まず、利用者は、投票を行うため、媒体を投票端末10に読み取らせ、投票内容と投票金額を投票端末10に入力する。
投票端末10は、利用者から投票内容や投票金額の入力を受け付け、利用者の識別情報を媒体から取得する。投票端末10は、入力された情報と、識別情報とを情報処理装置20に送信する。
情報処理装置20の制御部22は、投票金額と、識別情報とを投票端末10から受信する。制御部22は、識別情報に対応する利用者の管理情報50を記憶部21から取得する。また、制御部22は、投票金額と管理情報50に含まれる利用者が投票した履歴情報である投票履歴情報とに基づき、利用者が管理情報50に含まれる警告条件または限度条件を満たすか否かを判定する。
警告条件は、投票が不可となる条件に迫っていることを報知する条件であり、投票が不可となる条件に迫っていることを報知する画面である警告画面30を表示させる条件である。限度条件は、利用者に対して投票を不可とするとともに、利用者に対して投票が不可であることを報知する画面である投票不可画面31を表示させる条件と、利用者に対して投票を不可とした後において利用者に対して投票を可能とする条件(再び投票が可能となる条件)とを含む。
警告条件および限度条件は、利用者の過去の投票金額の累計金額や、利用者の過去の投票における1日あたりの平均投票金額や、利用者が連続して不的中となった回数を設定した情報である。また、警告条件は、限度条件よりも低い値を設定した情報である。これは、警告条件は、限度条件に至る前に投票が不可となる旨を利用者に報知するための条件であり、限度条件に達する前の事前通知を行うためのものである。
たとえば、限度条件として、利用者の不的中回数50回が設定された場合、警告条件は、不的中回数50回よりも少ない値(たとえば、30回)が設定される。不的中回数とは、利用者が以前に行った投票において不的中となった回数であり、連続して不的中となった回数でもよいし、不的中となった回数の累計の回数であってもよいし、どちらでもよい。また、限度条件として、利用者の投票金額の累計金額100万円が設定された場合、警告条件は、累計金額100万円よりも少ない値(たとえば、80万円)が設定される。
なお、限度条件に再び投票が可能となる条件が含まれる理由は、利用者が限度条件を満たした後、投票券の販売が不可能となる状態が永続することを回避するための措置である。このように、限度条件において、投票を不可とした後に、再び投票が可能となる条件を加えることで、投票システム90において、投票の抑制と促進(投票券の販売抑制と販売促進)とのバランスを図ることができる。
制御部22は、警告条件を満たす場合に、警告画面30を投票端末10に表示させる。投票端末10は、制御部22の指示に従い警告画面30を表示する。警告画面30は、たとえば、「購入限度に迫っています。ご注意ください。(限度額まで残りX円)(連続不的中回数Y回)」という情報を含む画面である。
また、制御部22は、限度条件を満たす場合に投票不可画面31を投票端末10に表示させるとともに利用者の投票を不可とする。投票端末10は、制御部22の指示に従い投票不可画面31を表示する。投票不可画面31は、たとえば、「「投票不可」限度額をオーバーしていますので投票できません!」という情報を含む画面である。
利用者は、投票端末10が表示した警告画面30を目視した後、限度条件を満たさない範囲で投票を行うことが可能である。また、利用者は、投票端末10が表示した投票不可画面31を目視した後、投票端末10が投票を受け付けないため、投票を行うことができない。
このように、投票システム90は、投票が不可となる前に、事前にその旨を警告画面30で利用者に報知することで、利用者に対して注意を喚起することができる。また、投票システム90は、限度条件を満たす場合には投票を不可とすることができる。
こうして、投票システム90は、利用者が投票を行う際に制限を設けることができる。また、投票システム90は、利用者が際限なく投票を継続することを抑止し、利用者が健全に公営競技を楽しめることを目的とするものであり、長期的なファンの獲得を図ることができる。また、投票システム90は、投票を抑止することで、利用者がギャンブル依存症に陥る危険性の低減を図ることができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態の投票システムについて図2を用いて説明する。図2は、第2の実施形態の投票システムの構成の一例を示す図である。
投票システム400は、会員情報管理サーバ100と、投票サーバ200と、投票端末300とがネットワーク210を介して接続する構成を有する。なお、投票システム400は、投票端末300、複数の会員情報管理サーバ100、複数の投票サーバ200を備えることができる。なお、投票システム400は、複数の投票端末300を備えることも可能であるが、図示を省略する。
会員情報管理サーバ100は、公営競技の投票システム400を利用する会員(会員カードを利用して投票券を購入する利用者)を管理する機能を備えたコンピュータである。たとえば、会員情報管理サーバ100は、会員の個人情報や、会員による投票券の購入の履歴や、投票券を購入するための口座(投票を行うために用いる口座)を管理する機能を備える。会員を管理する情報については、後で図7、図9、図11を用いて説明する。また、会員情報管理サーバ100が、情報を更新する処理については、後で図12〜図15を用いて説明する。
投票サーバ200は、公営競技の投票を管理する機能を備えたコンピュータである。投票サーバ200は、投票端末300から投票情報(投票内容、投票金額等)を受け付け、投票情報を蓄積および分析し、オッズや売上等を管理する機能を備える。また、投票サーバ200は、レースに関する情報を管理する機能も備えており、レース開始時間、レース終了時間、レース結果、投票可能時間等も管理する機能を備える。
ネットワーク210は、たとえば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワーク、あるいは、それらが混在するネットワークである。たとえば、投票端末300と、会員情報管理サーバ100と、投票サーバ200との間は公営競技専用ネットワークで接続してもよいし、他の接続構成であってもよい。ネットワーク210は、有線ネットワークだけでなく、無線ネットワーク等も含む。
投票端末300は、利用者が会員カードを用いて現金を投入することなく投票を行うことができる装置である。利用者は、会員カードを投票端末300に読み取らせ、投票情報を入力することで投票を行うことができる。なお、投票端末300は、現金を用いることなく投票を行うことができる端末であり、キャッシュレス投票端末とも呼ばれる。
ここで、会員カードについて説明する。会員カードは、利用者が現金を用いることなく(キャッシュレスで)、投票を行う際に用いるカードである。たとえば、会員カードは、IC(Integrated Circuit)カードや、磁気カードのような情報を記録可能なカードである。なお、会員カードは、これらのものに限られず、他の技術を適用したカードであってもよい。会員カードは、会員番号、会員氏名等を記録するが、会員カードに記録する情報の種別はシステムの仕様に応じて変更することも可能である。
ここで、投票端末300が、利用者から投票の受け付けを行った場合について説明する。以下、投票対象となる公営競技が競馬として説明するが、その他の競技であってもよい。
投票端末300は、会員カードを用いた投票を利用者から受け付けた場合、受け付けた投票情報を会員情報管理サーバ100に送信し、投票券(馬券等)の代わりに投票を行った記録となる完了レシートを発行する。完了レシートには、投票情報が印刷される。
利用者は、マークカードに記入した投票情報を投票端末300に読み取らせてもよいし、投票端末300が備えるタッチパネルで投票情報を入力してもよい。
また、利用者は、投票を行うためのアプリケーションプログラム(投票アプリ)を実行可能な携帯端末やスマートフォン等を用いて投票情報を入力することで、筆記用具で投票情報を投票カードに記入する手間を省くことも可能であるが、詳細な説明は省略する。
次に、第2の実施形態の会員情報管理サーバのハードウェア構成について図3を用いて説明する。図3は、第2の実施形態の会員情報管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
会員情報管理サーバ100は、制御部110を含む。制御部110は、プロセッサ111、RAM(Random Access Memory)112、HDD(Hard Disk Drive)113、画像信号処理部114、入力信号処理部115、媒体リーダ116、通信インタフェース117を含む。会員情報管理サーバ100は、プロセッサ111によって装置全体が制御されている。プロセッサ111には、バス118を介してRAM112と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ111は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ111は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。また、プロセッサ111は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM112は、会員情報管理サーバ100の主記憶装置として使用される。RAM112には、プロセッサ111に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に記憶される。また、RAM112には、プロセッサ111による処理に必要な各種データが記憶される。
バス118に接続されている周辺機器としては、HDD113、画像信号処理部114、入力信号処理部115、媒体リーダ116および通信インタフェース117がある。
HDD113は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD113は、会員情報管理サーバ100の補助記憶装置として使用される。HDD113には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが記憶される。なお、HDD113に限らず、SSD(Solid State Drive)を使用することもできる。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を使用することもできる。
画像信号処理部114は、プロセッサ111からの命令に従って、会員情報管理サーバ100に接続されたディスプレイ114aに画像を出力する。ディスプレイ114aとしては、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイ、有機EL(OEL:Organic Electro-Luminescence)ディスプレイ等、任意の種類のディスプレイを用いることができる。
入力信号処理部115は、会員情報管理サーバ100に接続された入力デバイス115aから入力信号を取得し、プロセッサ111に出力する。入力デバイス115aとしては、マウス、タッチパネル、タッチパッド、トラックボール、キーボード、リモートコントローラ、ボタンスイッチ等、任意の種類の入力デバイスを用いることができる。また、会員情報管理サーバ100に、複数の種類の入力デバイスが接続されていてもよい。
媒体リーダ116は、記録媒体119に記録されたプログラムやデータを読み取る読み取り装置である。記録媒体119として、たとえば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等を使用できる。磁気ディスクには、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)やHDDが含まれる。光ディスクには、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)が含まれる。
媒体リーダ116は、たとえば、記録媒体119から読み取ったプログラムやデータを、RAM112やHDD113等の他の記録媒体にコピーする。読み取られたプログラムは、たとえば、プロセッサ111によって実行される。なお、記録媒体119は可搬型記録媒体であってもよく、プログラムやデータの配布に用いられることがある。また、記録媒体119やHDD113を、コンピュータ読み取り可能な記録媒体と言うことがある。
通信インタフェース117は、ネットワーク210に接続されている。通信インタフェース117は、他のコンピュータ、記憶装置、または通信機器との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施形態の会員情報管理サーバ100の処理機能を実現することができる。また、第2の実施形態の投票サーバ200も会員情報管理サーバ100と同様のハードウェア構成により実現することができる。なお、上記の構成は一例であり、構成部の組み合わせは適宜決定できる。たとえば、上記構成のうち必要のないものを削除するとしてもよい。
会員情報管理サーバ100は、たとえばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施形態の処理機能を実現する。会員情報管理サーバ100に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。たとえば、会員情報管理サーバ100に実行させるプログラムをHDD113に記憶しておくことができる。プロセッサ111は、HDD113内のプログラムの少なくとも一部をRAM112にロードし、プログラムを実行する。また、会員情報管理サーバ100に実行させるプログラムを、光ディスク、メモリ装置、メモリカード等の可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に記憶されたプログラムは、たとえばプロセッサ111からの制御により、HDD113にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ111が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
次に、第2の実施形態の投票端末のハードウェア構成について図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態の投票端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
投票端末300は、制御部310と、顧客用ディスプレイ311とを備える。投票端末300は、顧客用ディスプレイ311に設置された顧客用タッチパネル321を備える。また、投票端末300は、会員カード読取ユニット322と、レシート処理ユニット323と、マークカード読取ユニット324と、二次元コード読取ユニット325を備える。
制御部310はプロセッサ310aを含み、プロセッサ310aによって投票端末300全体が制御されている。プロセッサ310aは、会員情報管理サーバ100のプロセッサ111と同様、プログラムの命令を実行する演算回路を含むプロセッサである。
プロセッサ310aには、バス310hを介してRAM310bと、HDD310c、グラフィック処理部310d、入出力インタフェース310e、ディスクドライブ310f、通信制御部310gが接続されている。
RAM310bには、プロセッサ310aに実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM310bには、プロセッサ310aによる処理に必要な各種データが格納される。HDD310cには、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理部310dには、顧客用ディスプレイ311が接続されている。グラフィック処理部310dは、プロセッサ310aからの命令にしたがって、画像を顧客用ディスプレイ311の画面に表示させる。なお、顧客用ディスプレイ311は、利用者(投票者)向けの情報表示装置である。
入出力インタフェース310eには、顧客用タッチパネル321と、会員カード読取ユニット322、レシート処理ユニット323、マークカード読取ユニット324と、二次元コード読取ユニット325が接続されている。
入出力インタフェース310eは、顧客用タッチパネル321と、会員カード読取ユニット322と、レシート処理ユニット323と、マークカード読取ユニット324と、二次元コード読取ユニット325から送られてくる信号を、バス310hを介してプロセッサ310aに送信する。
顧客用タッチパネル321は、利用者(投票者)向けの入力装置である。会員カード読取ユニット322は、会員カードに記録された情報を読み取るユニットである。会員カード読取ユニット322は、非接触型のICカードを読み取るための近距離無線通信の機能を備えてもよいし、磁気カードを読み取る機能を備えてもよいし、他のカードを読み取る機能を備えてもよい。
レシート処理ユニット323は、プロセッサ310aから受信した指示に従って、レシートを印刷し、排出する機能を備える。マークカード読取ユニット324は、投票カードから投票内容を読み取るユニットである。二次元コード読取ユニット325は、二次元コードを読み取るユニットである。
ディスクドライブ310fは、可搬型記録媒体330への情報の書き込み、および、可搬型記録媒体330からの情報の読出しが可能な装置である。ディスクドライブ310fは、可搬型記録媒体330から読み取った信号を、バス310hを介してプロセッサ310aに送信し、プロセッサ310aからバス310hを介して受け付けた信号を可搬型記録媒体330に書き込む。
通信制御部310gは、ネットワーク210に接続されており、会員情報管理サーバ100との間で情報の送受信を行う。
なお、上述の投票端末300の構成は、一例に過ぎず、他の構成であってもよい。たとえば、投票端末300が、会員カードを読み取り後、利用者の生体認証を実行する仕様である場合、生体認証ユニットを入出力インタフェース310eに接続してもよい。
次に、第2の実施形態の投票内容確認時における画面遷移について図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態の画面遷移の一例を示す図である。
図5は、投票端末300において利用者が投票内容を確認する際に顧客用ディスプレイ311に表示される画面の一例である。投票端末300は、利用者から投票情報を受け付けた後、投票内容を確認する画面を顧客用ディスプレイ311に表示する。
投票内容確認画面500は、利用者が入力した投票内容を確認する画面である。投票内容確認画面500は、レース番号、馬番号、賭式、掛金等の投票に関する情報を含む画面である。また、投票内容確認画面500は、投票内容を入力する画面にもどる指示を行う「もどる」ボタンと、投票内容を確定させ投票を終了する「確定」ボタンとを含む画面である。
利用者は、投票内容確認画面500を目視で確認後、「もどる」ボタンを押下することで投票内容を入力する画面にもどり、投票内容を修正することができる。また、利用者は、投票内容確認画面500を目視で確認後、「確定」ボタンを押下することで投票内容を確定させ、投票を行うことができる。
利用者が「確定」ボタンを押下した際に、投票の限度条件を満たす場合、限度画面501が表示される。また、利用者が「確定」ボタンを押下した際に、投票の警告条件を満たす場合、警告画面502が表示される。なお、利用者の投票の可否を判定する限度条件、投票者に対する警告表示の可否を判定する警告条件については、後で図6〜図11を用いて説明する。
限度画面501は、利用者が限度条件を満たす場合、投票内容確認画面500の次に顧客用ディスプレイ311に表示される画面である。限度画面501は、利用者に対して投票を行うことができない旨を報知する画面である。たとえば、限度画面501は、「「購入不可」限度額(限度条件)に達しているため購入できません!」という情報を表示する。また、投票端末300は、限度画面501を表示した場合、投票を受け付けない。なお、限度額(限度条件)については、利用者ごとに異なる情報を表示することが可能である。
警告画面502は、利用者が警告条件を満たす場合、投票内容確認画面500の次に顧客用ディスプレイ311に表示される画面である。警告画面502は、利用者に対して投票を行うことに対する警告を報知する画面である。たとえば、警告画面502は、「警告額(警告条件)に達しました。限度額(限度条件)に迫っています。今後の投票は、購入金額にご注意ください。」という情報を表示する。なお、警告額(警告条件)については、利用者ごとに異なる情報を表示することが可能である。
警告画面502は、「投票しない(中止)」ボタンと、「投票する」ボタンとを含む。投票端末300は、「投票しない(中止)」ボタンの押下を受け付けた場合、投票の受け付けを行わずに処理を終了する。投票端末300は、「投票する」ボタンの押下を受け付けた場合、入力された投票を受け付け、投票サーバ200にデータを送信し、投票内容を印刷したレシートを排出する。
次に、第2の実施形態の限度額および警告額(種別A)について図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態の限度額および警告額の説明図(種別A)の一例である。
限度額および警告額の説明図(種別A)700は、投票不可となる限度額の金額と、投票の際に警告を表示する金額である警告額の金額と、不的中回数との関係について説明をする図である。以下、限度額および警告額の説明図(種別A)700を、説明図700と記載する。
なお、限度額および警告額の算出方法には、様々な方法(警告限度種別:種別A〜種別C)があり、図6および図7では、種別Aに係る限度額および警告額を説明する。また、種別Bについては、後で図8および図9を用いて説明する。また、種別Cについては、後で図10および図11を用いて説明する。
説明図700における左側縦軸は、ある会員カードの利用者(以下、会員と記載する)が投票券を購入した金額を累計した金額である累計購入金額の軸を示す。また、右側縦軸は、会員に対する投票券の購入の上限となる金額を定める限度額の軸を示す。また、横軸は、会員における不的中回数を示す。不的中回数とは、会員が連続して不的中になった回数をカウントした値であるものとする。
説明図700における棒グラフは、会員の累計購入金額を示す。A1〜A5は、累計購入金額の値を示す。なお、累計購入金額A1〜A5は、A1<A2<A3<A4<A5の関係にあるものとする。また、不的中回数X回〜Z回は、X回<Y回<Z回の関係にあるものとする。
A1は、不的中回数1回の場合における累計購入金額を示す。A2は、不的中回数2回の場合における累計購入金額を示す。A3は、不的中回数X回の場合における累計購入金額を示す。A4は、不的中回数Y回の場合における累計購入金額を示す。A5は、不的中回数Z回の場合における累計購入金額を示す。
説明図700における折れ線グラフは、会員の限度額を示す。B1〜B4は、限度額の値を示す。限度額B1〜B4は、B1>B2>B3>B4(=0)の関係にあるものとする。折れ線グラフは、不的中回数が所定回数に達した場合に、所定回数に達する前よりも限度額が低減することを示している。また、不的中となった回数が、所定回数に達したことに伴い、投票を不可とする限度額を低減することを示す。また、複数の所定条件が設定されている場合、所定条件を満たすごとに、所定条件を満たす前よりも限度額が低減することを示している。
B1は、不的中回数が1回以上、X回未満における限度額であり、限度額の初期値である。B2は、不的中回数がX回以上、Y回未満における限度額であり、初期値の80%の値である。B3は、不的中回数がY回以上、Z回未満における限度額であり、初期値の50%の値である。B4は、不的中回数がZ回以上における限度額であり、値は「0」である。不的中回数がZ回に達した場合、その後は所定の期間において会員は投票券の購入が不可となる。
一般的に、公営競技で投票を行う利用者は、不的中の回数が多いほど、または、不的中の回数が連続するほど、損失分を埋め合わせるために投票券を購入する金額が高額になり、投票券を購入する頻度が高くなる傾向がある。このような、投票券の買い過ぎが発生する可能性が高い状況において、不的中回数に応じて限度額や警告額を設定して投票券の購入を制限する。言い換えると、投票システム400においては、不的中回数が所定回数に達した場合に、警告の表示や、累計購入金額の上限となる金額の低減を行うことにより、利用者が投票を行うことに対する制限を増やす。これにより、投票システム400は、利用者による投票券の過剰な購入の低減を図り、利用者がより健全に公営競技を楽しむことができるように図ることができる。また、公営競技の運営側は、投票券の購入について警告や制限を設けることにより、より長期的なファンの獲得を図ることができる。
次に、第2の実施形態の会員管理情報(種別A)について図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態の会員管理情報(種別A)の一例を示す図である。
会員管理情報(種別A)800は、図6で説明した限度額および警告額の条件(警告限度種別:種別A)を適用する場合における会員を管理する情報の具体例である。以下、会員管理情報(種別A)800を、会員管理情報800と記載する。
会員管理情報800は、会員情報管理サーバ100の記憶部に格納される情報であり、会員情報管理サーバ100が記録および更新を行う情報である。会員管理情報800は、会員ごとに設定される情報である。会員管理情報800は、会員基本情報801と、収支履歴情報802とを含む。投票システム400のシステム管理者等は、新規の会員を登録する際に、会員基本情報801を会員情報管理サーバ100の記憶部に登録する。なお、会員基本情報801に含まれる情報のうち、適宜変更される情報(累計購入金額、警告額、限度額等)については、会員情報管理サーバ100が更新する。また、収支履歴情報802は、入金や出金等が発生する毎に会員情報管理サーバ100が更新する。
会員基本情報801には、会員の基本的な情報が登録される。会員基本情報801は、会員番号、会員氏名、警告限度種別、累計購入金額、警告額、警告条件、限度額、限度条件の項目を含む。
会員番号の項目には、会員カードの利用者(会員)を識別する番号(会員番号)が登録される。会員氏名の項目には、会員の氏名が登録される。警告限度種別の項目には、警告や限度を設定する種別(種別A〜種別C)が登録される。なお、システム管理者は、会員ごとに新規入会時に種別を選択させてもよいし、全ての会員に同一の種別を割り当ててもよい。また、システム管理者は、会員が入会時の申請書に記入した個人情報に基づいて、種別を割り当ててもよいし、その他の方法で種別を登録してもよい。
累計購入金額の項目には、会員が投票券を購入した購入金額の累計金額が登録される。警告額の項目には、限度額や限度条件に迫っている旨の警告を表示する累計購入金額が登録される。警告条件の項目には、警告を表示する条件が登録される。限度額の項目には、投票券の購入を禁止する累計購入金額が登録される。限度条件の項目には、限度額の設定条件が登録される。
たとえば、会員基本情報801は、会員番号が「001」、会員氏名が「スズキ タロウ」、警告限度種別が「種別A」、累計購入金額が「45万円」、警告額が「40万円」、警告条件が「(1)累計購入金額が限度額の80%、(2)限度額の変更時」という情報が登録される。また、限度額が「50万円」、警告条件が「(1)限度額 初期値100万円、(2)不的中回数20回:初期値の80%、(3)不的中回数30回:初期値の50%、(4)不的中回数50回:0円、(5)不的中回数50回目の日時から3週間後、限度額を初期値に設定、累計購入金額を0円に設定」という情報が登録される。
これは、会員番号「001」の会員の氏名が「スズキ タロウ」であり、この会員に設定された警告限度種別が「種別A」であることを示す。また、会員番号「001」の会員について現在の累計購入金額が「45万円」であり、現在の警告額が「40万円」であることを示す。警告条件(1)は、累計購入金額が限度額の80%に達した場合に警告を表示することを示す。また警告条件(2)は、限度額が変更した場合に警告を表示することを示す。
また、会員番号「001」の会員について現在の限度額が「50万円」であることを示す。警告条件(1)は、限度額の初期値を100万円に設定することを示す。警告条件(2)は、会員の不的中回数が20回に達した場合に、限度額を初期値の80%の値に設定することを示す。警告条件(3)は、会員の不的中回数が30回に達した場合に、限度額を初期値の50%の値に設定することを示す。警告条件(4)は、会員の不的中回数が50回に達した場合に、限度額を0円に設定し、投票券の購入が不可となることを示す。
警告条件(5)は、会員の不的中回数50回目の日時から3週間後、限度額を初期値に設定し、累計購入金額を0円に設定することを示す。なお、所定期間(この場合は、3週間)の経過後、会員情報管理サーバ100は、限度額を初期値に設定し、累計購入金額を0円に設定するとともに、不的中回数も0回と設定し、投票について警告や制限を行う場合に必要となる変数の初期化を行う。これは、所定期間の経過後に、再度、利用者が、投票を行うことを可能とするためである。
このように、限度額を設定する条件を定めることにより、不的中の回数に応じて投票券を購入する上限の金額の制限を設定することができる。また、不的中となった回数が所定の回数以上となった場合に、限度額を0円に設定し、投票券の購入を不可とすることで、投票券の買い過ぎとなる状況を回避することができる。また、所定期間の経過後に、利用者が再度投票を行うことを可能とすることで、長期的なファンの獲得を図ることができる。
収支履歴情報802は、会員の入金や会員が行った投票に関する収支の履歴を記録した情報である。収支履歴情報802は、年月日時分、内容(購入/払戻/入金)、入金金額、購入金額、払戻金額、不的中回数、口座残高の項目を含む。
年月日時分の項目には、購入/払戻/入金が行われた年月日時分が登録される。内容(購入/払戻/入金)の項目には、会員の口座に対する処理の内容(購入/払戻/入金)が登録される。入金金額の項目には、会員の口座に対して入金された金額が登録される。購入金額の項目には、会員の口座から購入された投票券の金額が登録される。
払戻金額の項目には、会員の口座に対する払戻の金額が登録される。なお、投票システム400においては、会員カードを用いて投票を行った場合、会員ごとに投票情報が投票サーバ200に記録されており、レース結果の確定後、会員の口座に対して払戻処理が実行される。このため、会員は、紙の投票券を所持せず、紙の投票券を払戻端末に挿入せずとも、会員の口座に対して払戻を受けることができる。
不的中回数の項目には、連続で不的中となった回数が登録される。口座残高の項目には、入金金額、購入金額、払戻金額を踏まえた口座の残高が登録される。
ここで、不的中回数のカウント方法について説明する。不的中回数のカウント方法として、レース単位で収支がマイナスとなった場合に不的中回数を「1」加算する方法を採用する。たとえば、投票内容確認画面500のように、第5レースにおいて、3つの投票を行った場合を例に説明する。1つ目の投票として「馬番1、単勝、10000円」、2つ目の投票として「馬番2、単勝、10000円」、3つ目の投票として「馬番3、単勝、10000円」を行ったものとする。ここで、1つ目の投票のみ的中して払戻金額が20000円であり、他の投票が不的中であるものとする。この場合、第5レースでの購入金額が30000円であり、第5レースでの払戻金額が20000円であるため、収支は10000円のマイナスとなる。このため、第5レース払戻の時点において、不的中回数が1増加し「30回」となり、限度条件(3)に従い限度額が「50万円」となる。
なお、上述の不的中回数のカウント方法は一例に過ぎず、レース単位でなく、レース開催日の1日単位で収支がマイナスになる日を不的中回数としてカウントしてもよいし、1投票単位で不的中回数をカウントしてもよいし、その他の方法であってもよい。また、上述の条件、金額、不的中回数等は一例であり、その他のものでもよい。
次に、第2の実施形態の限度額および警告額(種別B)について図8を用いて説明する。図8は、第2の実施形態の限度額および警告額の説明図(種別B)の一例である。
図8は、投票不可となる限度額の金額と、投票の際に警告を表示する金額である警告額の金額と、不的中回数との関係について説明をする図である。また、図6と同様の内容については、適宜説明を省略する。以下、限度額および警告額の説明図(種別B)710を、説明図710と記載する。
説明図710における左側縦軸は、会員が投票券を購入した金額を示す。また、右側縦軸は、会員に対する投票券の購入の上限となる金額を定める限度額と、会員に対する警告を表示する金額である警告額とを示す。また、横軸は、会員における不的中回数を示す。不的中回数は、図6と同様である。
説明図710における棒グラフは、会員の投票1回における購入金額を示す。A1〜A5は、購入金額の値を示す。なお、購入金額A1〜A5は、A1<A2<A3<A4<A5の関係にあるものとする。また、不的中回数X回〜Z回は、X回<Y回<Z回の関係にあるものとする。
A1は、不的中回数1回の時点における購入金額を示す。A2は、不的中回数2回の時点における購入金額を示す。A3は、不的中回数X回の時点における購入金額を示す。A4は、不的中回数Y回の時点における購入金額を示す。A5は、不的中回数Z回の時点における購入金額を示す。
説明図710における実線水平グラフは、会員の警告額および限度額を示す。B1およびB2は、限度額の値を示す。限度額B3は、警告額の値を示す。
B1は、会員が投票日の前日までの1日平均購入金額のM倍の金額であり、会員が所定期間(たとえば、1日以上)投票券の購入を不可とする場合の限度額(1)である。なお、投票券の購入が所定期間不可となる条件は、1回の投票において、購入金額がB1に達し、かつ、不的中回数がZ回に達した場合である。
B2は、会員が投票日の前日までの1日平均購入金額のN倍の金額であり、会員が所定時間(たとえば、1時間以上)投票券の購入を不可とする場合の限度額(2)である。なお、投票券の購入が所定時間不可となる条件は、1回の投票において、購入金額がB2に達し、かつ、不的中回数がY回に達した場合である。
なお、NおよびMは、正数であり、N<Mであるものとする。言い換えると、B2は、B3の第1の倍数(N倍)である。また、B1は、B3の第2の倍数(M倍)である。また、1回の投票金額がB2に達した場合に購入不可となる期間(第1の期間)は、B3に達した場合に購入不可となる期間(第2の期間)よりも短い期間(時間)となる。
B3は、会員が投票日の前日までの1日平均購入金額であり、会員が投票券の購入を行う際に警告を表示する場合の警告額である。なお、投票券の購入の際に警告を表示する条件は、1回の投票において、購入金額がB3に達し、かつ、不的中回数がX回に達した場合である。
ここで、説明図710において、警告が表示される場合および購入不可となる場合について説明する。
会員が投票を行う際に、不的中回数がX回であり、かつ、購入金額がA3である場合、警告条件となる不的中回数を超過、かつ、警告額B3を超過しているため、投票端末300は警告画面502を表示する。
また、会員が投票を行う際に、不的中回数がY回であり、かつ、購入金額がA4である場合、限度条件(2)となる不的中回数であり、かつ、警告額B2を超過しているため、投票端末300は限度画面501を表示する。この場合、限度画面501には、所定時間(たとえば、1時間以上)において投票が不可である旨を表示する。
また、会員が投票を行う際に、不的中回数がZ回であり、かつ、購入金額がA5である場合、限度条件(1)となる不的中回数であり、かつ、警告額B1を超過しているため、投票端末300は限度画面501を表示する。この場合、限度画面501には、所定期間(たとえば、1日以上)において投票が不可である旨を表示する。
このように、種別Bを適用することで、投票する毎の購入料金に応じた警告および購入制限を行うことが可能となる。また、短時間(1時間等)や短期間(1日等)の単位において購入の制限を行うことで、投票券の販売抑制と販売促進とのバランスを図ることができる。なお、時間や期間については、適宜調整が可能であり、1時間や1日単位に限らずに所定時間や所定期間を設定してもよいし、週単位や公営競技の運営日を踏まえて設定してもよいし、その他のものでもよい。また、短時間の購入制限を行うことで、突発的な投票券の購入(いわゆる、衝動買い)の抑制を図ることができる。
次に、第2の実施形態の会員管理情報(種別B)について図9を用いて説明する。図9は、第2の実施形態の会員管理情報(種別B)の一例を示す図である。
会員管理情報(種別B)810は、図8で説明した限度額および警告額の条件(警告限度種別:種別B)を適用する場合における会員を管理する情報の具体例である。以下、会員管理情報(種別B)810を、会員管理情報810と記載する。なお、図7で説明した会員管理情報800と同様の内容については、適宜説明を省略する。
会員管理情報810は、会員基本情報811と、収支履歴情報812とを含む。
会員基本情報811において、会員基本情報801と異なる点は、前日までの1日平均購入金額を管理する点と、警告額および限度額との比較対象の金額が1回の投票における購入金額である点である。
前日までの1日平均購入金額の項目には、会員が投票日の前日までに投票券を購入した金額の1日平均金額が登録される。たとえば、ある会員について、7月6日の投票券購入金額が100円、7月13日の投票券購入金額が100円である場合について説明する。投票日が7月27日である場合、前日までの1日平均購入金額は(100+100)÷2=100円となる。
警告額の項目には、投票を行う際に警告が表示される条件となる金額が登録される。種別Bにおける警告額は、会員が投票を行う日の前日までの1日平均購入金額である。また、種別Bにおける警告額と比較対象となる金額は、1回の投票における投票券の購入金額である。
警告条件の項目には、警告を表示する条件が登録される。たとえば、種別Bにおける警告条件として、「前日までの1日平均購入金額、かつ、不的中回数が30回」という情報が登録される。これは、会員が投票券を購入した金額が、前日までの投票における1日平均購入金額であり、かつ、会員の連続不的中回数が30回を超過した場合に、警告を表示することを示す。
限度額の項目には、投票券の購入を禁止する金額が登録される。限度額は、条件に応じた金額が登録される。たとえば、限度額(1)は、限度条件(1)に対応した限度額である。また、限度額(2)は、限度条件(2)に対応した限度額である。
限度条件の項目には、限度額の設定条件が登録される。限度条件(1)は、投票券の購入後、所定期間において投票券の購入を不可とする限度条件である。たとえば、限度条件(1)として、「購入金額が、前日までの1日平均購入金額の3倍、かつ、不的中回数が50回の場合、当日購入不可」という情報が登録される。これは、会員が投票券を購入した金額が、前日までの投票における1日平均購入金額の3倍であり、かつ、会員の連続不的中回数が50回を超過した場合に、投票券の購入した日においてその後の投票を不可とすることを示す。
限度条件(2)は、投票券の購入後、所定時間において投票券の購入を不可とする限度条件である。たとえば、限度条件(2)として、「購入金額が、前日までの1日平均購入金額の2倍、かつ、不的中回数が40回の場合、1時間購入不可」という情報が登録される。これは、会員が投票券を購入した金額が、前日までの投票における1日平均購入金額の2倍であり、かつ、会員の連続不的中回数が40回を超過した場合に、投票券の購入した日時から1時間以内は投票を不可とすることを示す。収支履歴情報812は、収支履歴情報802と同様であるため、説明を省略する。
次に、第2の実施形態の限度額および警告額(種別C)について図10を用いて説明する。図10は、第2の実施形態の限度額および警告額の説明図(種別C)の一例である。
図10は、投票不可となる限度額の金額と、投票の際に警告を表示する金額である警告額の金額と、不的中回数との関係について説明をする図である。また、図6および図8と同様の内容については、適宜説明を省略する。以下、限度額および警告額の説明図(種別C)720を、説明図720と記載する。
説明図720における左側縦軸は、会員が投票券を購入した金額を累計した金額である累計購入金額の軸を示す。また、右側縦軸は、会員に対する投票券の購入の上限となる金額を定める限度額と、会員に対する警告を表示する金額である警告額とを示す。また、横軸は、会員における不的中回数を示す。不的中回数は、図6と同様である。
説明図720における棒グラフは、会員の累計購入金額を示す。A1〜A5は、累計購入金額の値を示す。なお、購入金額A1〜A5は、A1<A2<A3<A4<A5の関係にあるものとする。また、不的中回数X回〜Z回は、X回<Y回<Z回の関係にあるものとする。
A1は、不的中回数1回の時点における累計購入金額を示す。A2は、不的中回数2回の時点における累計購入金額を示す。A3は、不的中回数X回の時点における累計購入金額を示す。A4は、不的中回数Y回の時点における購入金額を示す。A5は、不的中回数Z回の時点における累計購入金額を示す。
説明図720における実線水平グラフは、会員の警告額および限度額を示す。B1およびB2は、限度額の値を示す。限度額B3およびB4は、警告額の値を示す。種別Cにおいては、収入等の個人の情報に応じて会員をランク分けし、ランクに応じた条件で警告表示、購入制限を行うものとする。このため、ランクごとに限度額、警告額を設ける。なお、警告額および限度額は、B4<B3<B2<B1の関係にあるものとするが、これらは一例であり、その他のものであってもよい。
B1は、ランクAの会員に対する限度額である。B2は、ランクBの会員に対する限度額である。B3は、ランクAの会員に対する警告額である。B4は、ランクBの会員に対する警告額である。
ここで、説明図720において、警告が表示される場合および購入不可となる場合について説明する。会員のランクが、ランクAであるものとする。
会員が投票を行う際に、不的中回数がY回であり、かつ、購入金額がA4である場合、ランクAの警告条件となる不的中回数を超過、かつ、警告額B3を超過しているため、投票端末300は警告画面502を表示する。
また、会員が投票を行う際に、不的中回数がZ回であり、かつ、購入金額がA5である場合、ランクAの限度条件となる不的中回数であり、かつ、警告額B2を超過しているため、投票端末300は限度画面501を表示する。この場合、限度画面501には、所定期間(たとえば、2週間以上)において投票が不可である旨を表示する。
次に、第2の実施形態の会員管理情報(種別C)について図11を用いて説明する。図11は、第2の実施形態の会員管理情報(種別C)の一例を示す図である。
会員管理情報(種別C)820は、図10で説明した限度額および警告額の条件(警告限度種別:種別C)を適用する場合における会員を管理する情報の具体例である。以下、会員管理情報(種別C)820を、会員管理情報820と記載する。なお、図7で説明した会員管理情報800や、図9で説明した会員管理情報810と同様の内容については、適宜説明を省略する。
会員管理情報820は、会員基本情報821と、収支履歴情報822とを含む。会員基本情報821において、会員基本情報811と大きく異なる点は、ランク決定情報(個人情報)を管理する点と、会員のランクに対応して警告額および限度額を設定する点である。
ランク決定情報(個人情報)の項目には、会員のランクを決定する情報が登録される。たとえば、ランク決定情報とは、会員の収入、結婚有無、子供有無等の個人情報である。なお、これらはランク決定情報の一例に過ぎず、その他の情報を登録してもよい。
警告額の項目には、投票を行う会員のランクに応じた警告額が登録される。
警告条件の項目には、警告を表示する条件が登録される。たとえば、ランクAの会員に対応する警告条件として、「[ランクA]不的中回数40回、累計購入金額が限度額の70%」という情報が登録される。これは、ランクAの会員の連続不的中回数が40回を超過し、ランクAの会員が投票券を購入した累計購入金額が限度額の70%を超過した場合に、警告を表示することを示す。
限度額の項目には、投票券の購入を禁止する金額が登録される。限度額は、会員のランクに応じた金額が登録される。たとえば、会員番号「003」の会員は、ランク決定情報の収入が「1000万円」、結婚有無が「未婚」、子供有無が「無」であるため、限度条件に従い、ランクAと決定する。ランクAの会員の限度条件は、「[ランクA]収入の10%、不的中回数50回、4週間購入不可」である。これは、ランクAの会員の累計購入金額が収入の10%を超過し、ランクAの会員の連続不的中回数が50回を超過した場合に、投票券の購入を4週間不可とすることを示す。限度条件に対応して、限度額の項目には、収入の10%である100万円が登録される。
なお、会員は、投票券の購入が不可となる期間が経過した後、再び投票券の購入が可能となる。会員情報管理サーバ100は、投票券の購入が不可となる期間が経過時に、累計購入金額と不的中回数を初期化(ゼロクリア)する。収支履歴情報822は、収支履歴情報802と同様であるため、説明を省略する。
このように、個人情報に基づいて警告条件、限度条件を設定することで、会員個別の事情に応じた警告や制限を行うことが可能となる。
次に、第2の実施形態の会員情報管理サーバ処理について図12を用いて説明する。図12は、第2の実施形態の会員情報管理サーバ処理のフローチャートの一例を示す図である。
会員情報管理サーバ処理は、会員情報管理サーバ100が、電文の送信元や電文の種類を判定し、電文の判定結果に応じた処理を実行する処理である。会員情報管理サーバ100の制御部110(プロセッサ111)は、起動後に電文の受信待ち状態となり、電文を受信して会員情報管理サーバ処理を実行する。
なお、利用者は、会員カードを所持し、会員カードを投票端末300に読み取らせて、キャッシュレスで投票を行うものとする。
[ステップS11]制御部110は、電文を受信し、電文の送信元を判定する。制御部110は、電文の送信元が投票端末300である場合、ステップS12にすすむ。制御部110は、電文の送信元が投票サーバ200である場合、ステップS15にすすむ。
[ステップS12]制御部110は、投票端末300から受信した電文の種類を判定する。制御部110は、電文が投票確認電文である場合、ステップS13にすすむ。制御部110は、電文が購入要求電文である場合、ステップS14にすすむ。
投票確認電文は、投票端末300が、投票券の購入の可否を確認する電文である。投票端末300は、利用者から投票を受け付けた場合に投票確認電文を生成し、会員情報管理サーバ100に送信する。投票確認電文には、少なくとも、会員番号、年月日時分(投票端末300が利用者から操作を受け付けた時間情報)、投票内容(レース番号、賭式、馬番、掛金(投票券の購入予定金額))、投票券の購入の可否を確認する旨の情報が含まれているものとする。
購入要求電文は、投票端末300が、投票券の購入を要求する電文である。投票端末300は、利用者から投票を受け付けた投票内容に基づき購入要求電文を生成し、会員情報管理サーバ100に送信する。購入要求電文には、少なくとも、会員番号、年月日時分(投票端末300が利用者から操作を受け付けた時間情報)、投票内容(レース番号、賭式、馬番、掛金(投票券の購入予定金額))、が含まれているものとする。
[ステップS13]制御部110は、投票確認処理を実行する。投票確認処理は、投票端末300を操作する利用者が警告条件または限度条件を満たすか否かを判定し、条件に応じた応答電文を投票端末300に送信する処理である。投票確認処理は、後で図13を用いて説明する。
[ステップS14]制御部110は、購入要求処理を実行する。購入要求処理は、投票端末300から受け付けた投票券の購入の要求に応じて、会員管理情報800,810,820を更新し、投票内容を投票サーバ200に送信し、購入応答電文を投票端末300に送信する処理である。購入要求処理は、後で図14を用いて説明する。
[ステップS15]制御部110は、電文を受信し、電文がレース確定電文であるかを判定する。制御部110は、電文がレース確定電文でない場合、ステップS11にもどる。制御部110は、電文がレース確定電文である場合、ステップS16にすすむ。
レース確定電文は、投票サーバ200が会員情報管理サーバ100にレースが確定したことを通知する電文である。レース確定電文には、少なくとも、レース結果に関する情報(レース番号、馬番、順位、オッズ等)、レースの結果が確定した時間情報、が含まれているものとする。
[ステップS16]制御部110は、レース確定処理を実行する。レース確定処理は、確定したレースの結果に応じて会員管理情報800,810,820を更新する処理である。レース確定処理は、後で図15を用いて説明する。
次に、第2の実施形態の投票確認処理について図13を用いて説明する。図13は、第2の実施形態の投票確認処理のフローチャートの一例を示す図である。
投票確認処理は、投票端末300を操作する利用者が警告条件または限度条件を満たすか否かを判定し、条件に応じた応答電文を投票端末300に送信する処理である。投票確認処理は、会員情報管理サーバ処理のステップS13で会員情報管理サーバ100の制御部110が実行する処理である。
[ステップS21]制御部110は、投票確認電文に含まれる会員番号に対応する会員管理情報800,810,820を記憶部から読み出し、会員番号に対応する警告限度種別を特定する。
[ステップS22]制御部110は、警告限度種別に対応した比較対象額を求める。たとえば、ステップS21で「種別A」を特定した場合、比較対象額は、投票確認電文に含まれる掛金(投票券の購入予定金額)と、会員管理情報800に登録された累計購入金額とを加算することで求める。
また、ステップS21で「種別B」を特定した場合、比較対象額は、投票確認電文に含まれる掛金となる。また、ステップS21で「種別C」を特定した場合、比較対象額は、投票確認電文に含まれる掛金(投票券の購入予定金額)と、会員管理情報820に登録された累計購入金額とを加算することで求める。
[ステップS23]制御部110は、比較対象額が警告額未満であるか判定する。制御部110は、比較対象額が警告額未満である場合はステップS26にすすみ、警告額未満でない場合はステップS24にすすむ。
[ステップS24]制御部110は、比較対象額が限度額以上であるか判定する。制御部110は、比較対象額が限度額以上である場合はステップS28にすすみ、限度額以上でない場合はステップS25にすすむ。
[ステップS25]制御部110は、会員番号に対応する会員が警告条件(不的中回数、限度額の変更等)を満たすか判定する。制御部110は、会員が警告条件を満たす場合はステップS27にすすみ、警告条件を満たさない場合はステップS26にすすむ。
[ステップS26]制御部110は、投票応答電文の状態情報に「警告未満」をセットする。投票応答電文とは、会員情報管理サーバ100が生成する電文であり、投票確認電文を送信した投票端末300に応答する電文である。投票応答電文には、少なくとも、状態情報と、投票可否の情報が含まれているものとする。投票可否については、以降で説明する。
なお、投票端末300は、状態情報に「警告未満」がセットされた投票応答電文を受信した場合、限度画面501や警告画面502を表示せず、通常の投票受付を実行する。
[ステップS27]制御部110は、投票応答電文の状態情報に「警告」をセットする。なお、投票端末300は、状態情報に「警告」がセットされた投票応答電文を受信した場合、警告画面502を表示する。
[ステップS28]制御部110は、投票応答電文の状態情報に「限度額以上」をセットする。
[ステップS29]制御部110は、投票応答電文の状態情報に「限度額以上」がセットされているか判定する。制御部110は、状態情報に「限度額以上」がセットされている場合はステップS30にすすみ、「限度額以上」がセットされていない場合はステップS31にすすむ。
[ステップS30]制御部110は、限度条件に対応する不的中回数を満たすか判定する。制御部110は、限度条件に対応する不的中回数を満たす場合はステップS32にすすみ、限度条件に対応する不的中回数を満たさない場合はステップS31にすすむ。
[ステップS31]制御部110は、投票応答電文の投票可否に「可」をセットする。なお、投票可否に「可」がセットされた投票応答電文を受信した投票端末300は、通常の投票受付を実行する。
[ステップS32]制御部110は、投票応答電文の投票可否に「不可」をセットする。なお、投票端末300は、投票可否に「不可」がセットされた投票応答電文を受信した場合、限度画面501を表示し、投票を受け付けない。
[ステップS33]制御部110は、生成した投票応答電文を投票端末300に送信し、処理を終了する。
次に、第2の実施形態の購入要求処理について図14を用いて説明する。図14は、第2の実施形態の購入要求処理のフローチャートの一例を示す図である。
購入要求処理は、投票端末300から受け付けた投票券の購入の要求に応じて、会員管理情報800,810,820を更新し、投票内容を投票サーバ200に送信し、購入応答電文を投票端末300に送信する処理である。購入要求処理は、会員情報管理サーバ処理のステップS14で会員情報管理サーバ100の制御部110が実行する処理である。
[ステップS41]制御部110は、受信した購入要求電文に基づき会員管理情報800,810,820を更新する。具体的には、制御部110は、購入要求電文に基づき収支履歴情報802,812,822に投票券の購入を行う旨のエントリを追加する。また、制御部110は、会員管理情報800,820について累計購入金額を更新する。
[ステップS42]制御部110は、購入要求電文を投票サーバ200に送信する。なお、投票端末300が、会員情報管理サーバ100を介さずに投票サーバ200に投票内容を送信する仕様である場合、本ステップを省略してもよい。
[ステップS43]制御部110は、購入応答電文を投票端末300に送信する。購入応答電文は、会員情報管理サーバ100が生成する電文であり、購入要求電文の処理を完了した旨を通知する電文である。制御部110は、購入応答電文の送信後、処理を終了する。
次に、第2の実施形態のレース確定処理について図15を用いて説明する。図15は、第2の実施形態のレース確定処理のフローチャートの一例を示す図である。
レース確定処理は、確定したレースの結果に応じて会員管理情報800,810,820を更新する処理である。レース確定処理は、会員情報管理サーバ処理のステップS16で会員情報管理サーバ100の制御部110が実行する処理である。
[ステップS51]制御部110は、レース確定電文に基づき、各会員の払戻金額を算出する。
[ステップS52]制御部110は、会員管理情報800,810,820を更新する。具体的には、制御部110は、購入要求電文に基づき収支履歴情報802,812,822に投票券の払戻を行う旨のエントリを追加し、不的中回数を更新する。また、会員基本情報801,821の累計購入金額を更新する。
[ステップS53]制御部110は、レース確定応答電文を投票サーバ200に送信し、処理を終了する。
なお、上述の処理およびシステム構成は一例に過ぎず、他のものでもよい。たとえば、投票システム400において、会員情報管理サーバ100で実行する処理および投票サーバ200で実行する処理は、1台の情報処理装置において実現してもよいし、2台以上の情報処理装置において分散して実現してもよい。
このように、投票システム400において、会員管理情報800,810,820を設定し、警告条件および限度条件に応じて、警告を表示し、投票の制限を行うことにより、投票を行う際に制限を設けることができる。
これにより、投票システム400は、会員カードを用いて投票を行う利用者に対して投票券の過剰な購入を回避させ、ギャンブル依存症に対する対策を図ることができる。また、投票システム400は、投票券の購入を不可とする前に、事前通知(警告の表示)を行うことにより、利用者に対して注意を喚起することができる。また、投票システム400が、事前通知を行うことにより、突然に投票が不可である旨が投票端末300に表示されるようなユーザーフレンドリーとは言えない状態を回避できる。
また、投票システム400が、投票券の購入を不可とした後、所定時間(所定期間)の経過後、再び投票券の購入を可能とすることで、投票券の販売抑制と販売促進(投票の抑制と促進)とのバランスを保ち、長期的なファンの獲得を図ることができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、会員情報管理サーバ100、投票サーバ200、投票端末300が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等がある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)/RW(ReWritable)等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)等がある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP、ASIC、PLD等の電子回路で実現することもできる。
また、上述の実施形態は、実施形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。
10 投票端末
20 情報処理装置
21 記憶部
22 制御部
30 警告画面
31 投票不可画面
50 管理情報
90 投票システム

Claims (8)

  1. 投票システムであって、
    投票を行う利用者から投票金額の入力を受け付け、前記利用者の識別情報を媒体から取得する投票端末と、
    前記投票金額と、前記識別情報とを前記投票端末から受信し、前記識別情報に対応する前記利用者の管理情報を記憶部から取得し、前記投票金額と前記管理情報に含まれる前記利用者が投票した履歴情報である投票履歴情報とに基づき、前記利用者が前記管理情報に含まれる警告条件または限度条件を満たすか否かを判定し、前記警告条件を満たす場合に警告画面を前記投票端末に表示させ、前記限度条件を満たす場合に投票不可画面を前記投票端末に表示させるとともに前記利用者の投票を不可とする制御部を備える情報処理装置と、
    を含む投票システム。
  2. 前記警告画面は、
    前記投票が不可となる条件に迫っていることを報知する画面であり、
    前記投票不可画面は、
    前記投票が不可であることを報知する画面である、
    請求項1記載の投票システム。
  3. 前記警告条件は、前記投票が不可となる条件に迫っていることを報知する条件を含み、
    前記限度条件は、前記利用者に対して投票を不可とする条件と、前記利用者に対して投票を不可とした後において前記利用者に対して投票を可能とする条件とを含む、
    請求項1記載の投票システム。
  4. 前記投票履歴情報は、
    前記投票した日時、前記投票の前記投票金額、前記投票の払戻をした日時、前記投票の払戻金額、前記投票以前の投票における不的中の回数、前記投票を行うために用いる口座の残高、前記口座に対する入金金額を含む、
    請求項1記載の投票システム。
  5. 前記限度条件は、
    前記投票が不的中となった累計の回数が所定回数に達したことに伴い前記投票を不可とする限度額を、前記所定回数に達する以前の限度額よりも低減する条件と、
    前記投票が不可となった時点から所定期間後に前記利用者に対して前記投票を可能とする条件とを含む、
    請求項4記載の投票システム。
  6. 前記限度条件は、
    前記投票金額が、前記利用者が前記投票を行う前日までの1日平均の投票金額の第1の倍数である場合、第1の期間において前記投票を不可とする条件と、
    前記投票金額が、前記利用者が前記投票を行う前日までの1日平均の投票金額の第2の倍数である場合、第2の期間において前記投票を不可とする条件とを含むものであり、
    前記第1の倍数が、前記第2の倍数よりも少ない正数であり、
    前記第1の期間が、前記第2の期間よりも短い期間である、
    請求項4記載の投票システム。
  7. 前記限度条件は、
    前記管理情報に含まれる前記利用者の個人情報に応じて投票を不可とする限度額を設定する条件である、
    請求項4記載の投票システム。
  8. 投票方法であって、
    投票端末は、
    利用者から投票内容および投票金額とともに投票を行う旨の入力を受け付け、
    前記利用者の識別情報を媒体から取得し、
    情報処理装置は、
    前記投票内容と、前記投票金額と、前記識別情報とを前記投票端末から受信し、
    前記識別情報に対応する前記利用者の管理情報を記憶部から取得し、
    前記投票金額と前記管理情報に含まれる前記利用者が投票した履歴情報である投票履歴情報とに基づき、前記利用者が前記管理情報に含まれる警告条件または限度条件を満たすか否かを判定し、
    前記警告条件を満たす場合に警告画面を前記投票端末に表示させ、
    前記限度条件を満たす場合に投票不可画面を前記投票端末に表示させるとともに前記利用者の投票を不可とする、
    投票方法。
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