JP7218272B2 - 投票方法および投票処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、投票方法および投票処理装置に関する。
近年、バーコードは、様々なものを識別するために用いられている。たとえば、店舗においては、商品にバーコードを付与して商品を識別のためにバーコードを用いており、レジで商品の精算を行う際に商品に付与されたバーコードを読み取る。また、くじ売り場においては、バーコードが付与された用紙にくじ(投票券)を印刷して発券し、くじの当選の確認を行う際にくじに付与されたバーコードを読み取る。これらのバーコードは、読取装置によって光学的に読み取られ、バーコードから読み取った情報をサーバに送信して売上や投票の倍率等の管理に利用されるのが一般的である。バーコードから読み取った情報は、データとチェックコード(チェックディジット)とを含み、データの誤読をチェックするためにチェックコードが用いられている。
なお、バーコード読取装置において、読み取り効率を低下すること無く、ビットずれによるハーフセグメントコードの誤読を防止する技術が知られている。
特開平7-65105号公報
バーコードで用いるチェックコードは、通常、1桁の数値(0~9のいずれかの値)であり、チェックコードの値のみでバーコードの誤読の全てを検知することは難しい。また、上述の公知技術は、商品に付与されたバーコードを斜めに走査した場合の誤読を防止するための技術であり、その他については考慮されていない。
くじ(投票券)は、発券機でくじを発券する際に、投票内容とくじを特定する識別情報(くじに付与されたバーコードの情報)とを発券機からサーバに送信し、サーバは投票券ごとに、管理番号を採番し、管理番号に対応した、これらの情報(投票内容、識別情報)をサーバで登録する必要がある。仮に、くじを発券する際に、発券機でバーコードを誤読した状態で発券した場合、サーバに登録された管理番号に対応した識別情報と、投票券の識別情報が不一致となり、発券されたくじが特定できず、発券されたくじが存在しないくじとして扱われてしまう。
このように、くじが発売されたにも関わらず、当選の確認時において発売されたくじが存在しないくじとして扱われる状況を回避するため、くじを発券する際におけるバーコードの誤読防止、バーコードの精度の向上を図ることが望まれている。
一側面では、本発明は、くじの発券を行う際に、バーコードの精度の向上を図る投票方法および投票処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、以下に示すような投票方法を提供する。投票処理装置は、第1の投票情報を受け付け、くじを印刷する媒体であるくじ印刷媒体に付与されたバーコードを読み取り、バーコードから正しい値が読み取れたと判定した場合、第1の投票情報に基づき、第1のくじを印刷する。
一態様によれば、くじの発券を行う際に、バーコードの精度の向上を図る。
第1の実施形態の投票システムの一例を示す図である。 第2の実施形態の投票システムの一例を示す図である。 第2の実施形態のサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の投票処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のくじの一例を示す図である。 第2の実施形態のバーコード読取データ構造の一例を示す図である。 第2の実施形態の投票処理のシーケンスの一例を示す図である。 第2の実施形態のくじ印刷処理のフローチャートの一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態の投票システムについて図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の投票システムの一例を示す図である。
投票システム80は、スポーツくじ(サッカーくじ等)の投票サービス(投票方法)を提供するシステムである。投票システム80は、投票処理装置30と、情報処理装置10とがネットワークを介して接続されたシステムである。投票者端末20と投票処理装置30とは、無線通信によって情報通信が可能である。投票処理装置30と情報処理装置10とは、有線通信または無線通信によって情報通信が可能である。なお、投票システム80は、スポーツくじの投票に限らず、発券するチケット(くじ、投票券等)をバーコードが付与された用紙に印刷する場合に適用可能なシステムである。
情報処理装置10は、投票処理装置30から投票情報を受信および集計する機能を備えたコンピュータである。また、情報処理装置10は、スポーツくじの投票対象となるチームの情報や、チーム同士が対戦する試合の組合せの情報や、対戦成績等の情報を管理する機能も備える。また、情報処理装置10は、発券されたくじ(投票券)の投票情報や売上等を管理する機能も備える。
情報処理装置10は、投票処理装置30からの要求に応じて、情報を送信する。情報処理装置10は、プロセッサ等の制御部や、メモリやディスク等の記憶部を備えるが、図示を省略する。投票情報とは、投票対象のチームの組合せ、対戦するチームの予想結果(ホームチーム勝ち、ホームチーム負け、引分)を含む情報である。なお、投票情報に、くじの購入金額(購入する口数)も含むが、金額については説明を省略する。
また、情報処理装置10は、くじを識別する識別情報と投票情報を投票処理装置30から受信して記憶部に記憶し、発券されたくじを管理する。投票処理装置30において、発券されたくじに付与された識別情報が読み取れない場合、当該くじが存在しないものとして扱われる。また、投票処理装置30において、くじを発券する際に、くじに付与された識別情報が投票処理装置30によって誤読され、くじに付与された識別情報と異なる値が情報処理装置10に送信されて記憶された場合、当該くじが存在しないものとして扱われる。
このため、投票システム80において、投票処理装置30がくじに付与された識別情報を確実に読み取り、情報処理装置10に送信し、発券されたくじに付与された識別情報と、情報処理装置10で管理される識別情報との整合性を保持することが重要である。投票処理装置30は、くじの印刷前において、くじ印刷媒体40a,40b,40c,…に付与されたバーコードの読み取りチェックを行うことで、精度の向上を図る。
投票者端末20は、投票者が用いる端末であり、たとえば、スマートフォンや、タブレット端末や、ノートパソコン等のコンピュータである。投票者端末20は、制御部、記憶部、液晶パネル等の表示部、タッチパネル等の入力部を備えるが、図示を省略する。
投票処理装置30は、投票情報に基づく投票券(スポーツくじ)の発券を行う装置であり、たとえば、くじ売り場の窓口に設置され、係員が操作する装置である。投票処理装置30は、制御部、記憶部、バーコードリーダー等の読取部、くじを印刷して排出する発券部等を備えるが、図示を省略する。
また、投票処理装置30は、くじを印刷する媒体であるくじ印刷媒体40a,40b,40c,…を備える。くじ印刷媒体40a,40b,40c,…は、くじを一意に識別する識別情報が昇順に連続した数値でバーコードとして付与されている。
くじ印刷媒体40a,40b,40c,…の態様の一例として、識別情報の昇順に連続した一体型の媒体、たとえば、くじ印刷媒体40a,40b,40c,…が連なったロール紙や屏風状に折りたたまれた紙がある。
また、くじ印刷媒体40a,40b,40c,…の他の態様の一例として、くじ印刷媒体40a,40b,40c,…がそれぞれカード型の紙であり、識別情報の昇順に積層した媒体、たとえば、カット紙を重ねた状態(カット紙の積層体)がある。なお、昇順に積層した状態とは、カット紙を重ねた状態において、最上位置のカット紙に印刷されたバーコードが示す識別情報が最も小さい数値であり、最下位置のカット紙に印刷されたバーコードが示す識別情報が最も大きい数値であるよう、数値の順に重ねた状態である。
投票処理装置30は、くじ印刷媒体40a,40b,40c,…がロール紙等の連続した一体型の媒体である場合、くじを印刷するごとにくじの1枚単位の長さでロール紙から切り取り、くじとして1枚ずつ排出する。投票処理装置30は、くじ印刷媒体40a,40b,40c,…がカット紙の積層体である場合、積層した最上位置のカット紙を1枚ずつ取得してくじを印刷し、印刷したくじを1枚ずつ排出する。
ここで、投票システム80において、くじを発券する処理の流れについて説明する。投票を行う投票者は、マークカードに投票情報を記入し、くじ売り場の係員に提示する。また、投票者は、投票者端末20を用いて投票情報を入力し、入力した情報を変換した二次元コードを投票者端末20に表示し、二次元コードをくじ売り場の係員に提示することで、マークカードを用いずに投票することも可能である。
くじ売り場の係員は、提示されたマークカード、または、提示された二次元コードを投票処理装置30で読み取る。投票処理装置30は、マークカード、または、二次元コードから投票情報を読み取る。
投票処理装置30は、投票情報(第1の投票情報)を受け付け、くじ印刷媒体40aに付与されたバーコードを読み取り、バーコードから正しい値が読み取れたと判定した場合、投票情報に基づき、第1のくじを印刷する。
投票処理装置30が、バーコードから正しい値が読み取れたか否かを判定する方法として、(A)バーコードの2回読み取り値のチェック方法、(B)バーコードの読み取り値の連続性のチェック方法、の2通りがある。
まず、(A)の方法について説明する。投票処理装置30は、投票処理装置30の起動時または再起動時において、くじ印刷媒体40aに付与されたバーコードを読み取り位置を変更して2回読み取る。ここで、起動時または再起動時とは、投票処理装置30が起動後の最初の(1枚目の)くじ印刷媒体40aにくじを印刷する場合である。たとえば、投票処理装置30の起動時(または、再起動時)において、媒体がロール紙である場合、ロール紙の末端に位置するくじ印刷媒体40aにくじを印刷する場合であり、媒体がカット紙である場合、最上位置に位置するくじ印刷媒体40aにくじを印刷する場合である。
投票処理装置30は、バーコードを1回目に読み取った値と、同一のバーコードについて位置を変えて2回目に読み取った値とを比較し、比較した結果が同一の値である場合、バーコードから正しい値が読み取れたと判定し、くじ印刷媒体40aに第1の投票情報に基づき、第1のくじを印刷する。たとえば、投票処理装置30は、くじ印刷媒体40aに付与されたバーコードを1回目に読み取った値が「N」であり、2回目に読み取った値が「N」であり、同一の値(「N」)である場合、バーコードから正しい値が読み取れたと判定する。
上述のように、(A)の方法は、同一のバーコードについて読み取り位置を変更して2回読み取り、読み取った値が同一か否かを判定するため、くじ印刷媒体40aに誤読するバーコードが付与されていないことをくじの発券前に確認できる。
次に、(B)について説明する。投票処理装置30は、第1のくじの印刷後において、第2の投票情報を受け付け、第1のくじに付与されたバーコードから読み取った第1の値と、第1のくじを印刷したくじ印刷媒体の次のくじ印刷媒体に付与されたバーコードから読み取った第2の値とを比較する。投票処理装置30は、第2の値が第1の値に対して昇順かつ連続した値である場合、バーコードから正しい値が読み取れたと判定し、第2の投票情報に基づき、第2のくじを印刷する。たとえば、投票処理装置30は、くじ印刷媒体40aに付与されたバーコードから読み取った値が「N」であり、次のくじ印刷媒体40bに付与されたバーコードから読み取った値が「N+1」である場合、バーコードから正しい値が読み取れたと判定する。投票処理装置30は、くじ印刷媒体40cについても同様に、バーコードから読み取った値が昇順かつ連続の数値(「N+2」)である場合、バーコードから正しい値が読み取れたものと判定できる。
上述のように、(B)の方法は、くじ印刷媒体40a,40b,40c,…に付与された識別情報が、昇順の連続した数値であることを用いて、バーコードから正しい値を読み取れたか否かを判定する。(B)の方法は、印刷対象の媒体のバーコードを1回のみ読み取り、直前に印刷した媒体のバーコードから読み取った値と比較し、昇順かつ連続の数値であるか否かを判定する。このため、(B)の方法は、同一バーコードを2回読み取る(A)の方法よりも投票処理装置30における読み取り処理の負荷を低減できる。
こうして、投票処理装置30は、くじを印刷する媒体に付与されたバーコードを発券前にチェックし、投票情報に基づき、くじを発券する。係員は、投票者から料金を受け取り、発券されたくじを投票者に渡す。投票者は、くじを受け取る。
このように、投票処理装置30は、起動時、または、再起動時において(最初にくじを印刷する媒体について)くじ印刷媒体40aに印刷されたバーコードを2回読み取り、くじの印刷前にくじに付与されているバーコードの誤読の判定を行うことができる。また、投票処理装置30は、継続運用時において、バーコードから読み取った識別情報が昇順の連続番号であるか否かを確認し、バーコードの誤読の判定を行うことができる。このため、投票処理装置30は、全てのくじ印刷媒体40a,40b,40c,…について、バーコードの2回読み取りを実施することを回避しつつ、バーコードの誤読の有無の判定の精度を向上できる。
投票処理装置30は、くじに付与されているバーコードについて、くじの発券前に誤読の有無のチェックを行い、バーコードから読み取ったくじを識別する識別情報を投票情報とともに情報処理装置10に送信する。このため、投票システム80において、発券されたくじに付与された識別情報と、情報処理装置10で登録された識別情報との整合性を保持し、バーコードが認識できないくじの発券を低減することができる。
このようにして、投票システム80は、くじの発券を行う際に、バーコードの精度の向上を図ることができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態として、投票システムについて図2を用いて説明する。図2は、第2の実施形態の投票システムの一例を示す図である。
投票システム400は、たとえば、スポーツくじの投票に用いられるシステムであり、図2に示すように、サーバ100と、投票者端末200と、投票処理装置300とを含む。なお、投票システム400は、サッカーくじ等のスポーツくじに限らず、その他のくじや投票券の発売にも適用可能であるものとする。
サーバ100は、投票システム400におけるくじの売上や、くじの投票数等を管理するコンピュータである。投票者端末200は、投票者が投票の際に用いる携帯型のコンピュータであり、たとえば、スマートフォンや、タブレット端末等である。投票処理装置300は、くじを販売する窓口に設置され、サーバ100とネットワーク150を介して互いに通信可能に接続されている。なお、投票システム400のシステム構成は一例に過ぎず、投票者端末200、投票処理装置300、サーバ100がそれぞれ複数台含むものであってもよい。
ここで、くじを購入する処理について説明する。投票者(顧客)は、マークカードに試合の予想結果を記入し、くじ売り場の係員に渡す。係員は、マークカードを受け取り、投票処理装置300でマークカードを読み取る。投票処理装置300は、読み取ったマークカードに基づき、くじ(投票券)を発券する。また、投票処理装置300は、投票情報をサーバ100に送信する。係員は、投票処理装置300から発券されたくじを投票者に渡し、投票者から料金を受け取る。こうして、投票者は、マークカードに基づき、くじを購入することができる。
なお、投票者は、投票者端末200で入力することで、マークカードに記入する処理を省略することもできる。この場合、投票者端末200は、投票(くじの購入)を受け付けるアプリケーションプログラム(以下、投票アプリと記載する。)を実行し、試合の予想結果の入力を受け付け、予想結果を変換した二次元コードを表示する。投票者は、二次元コードを表示した投票者端末200を係員に提示する。係員は、投票処理装置300を用いて二次元コードを読み取る。投票処理装置300は、読み取った二次元コードに基づき、くじ(投票券)を発券する。また、投票処理装置300は、受け付けた投票情報をサーバ100に送信する。係員は、投票処理装置300が発券したくじを投票者に渡し、投票者から料金を受け取る。
次に、第2の実施形態のサーバのハードウェア構成について図3を用いて説明する。図3は、第2の実施形態のサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
サーバ100は、制御部110を含む。制御部110は、プロセッサ111、RAM(Random Access Memory)112、HDD(Hard Disk Drive)113、画像信号処理部114、入力信号処理部115、媒体リーダ116、通信インタフェース117を含む。サーバ100は、プロセッサ111によって装置全体が制御されている。プロセッサ111には、バス118を介してRAM112と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ111は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ111は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。また、プロセッサ111は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM112は、サーバ100の主記憶装置として使用される。RAM112には、プロセッサ111に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に記憶される。また、RAM112には、プロセッサ111による処理に必要な各種データが記憶される。
バス118に接続されている周辺機器としては、HDD113、画像信号処理部114、入力信号処理部115、媒体リーダ116および通信インタフェース117がある。
HDD113は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD113は、サーバ100の補助記憶装置として使用される。HDD113には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが記憶される。なお、HDD113に限らず、SSD(Solid State Drive)を使用することもできる。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を使用することもできる。
画像信号処理部114は、プロセッサ111からの命令にしたがって、サーバ100に接続されたディスプレイ114aに画像を出力する。ディスプレイ114aとしては、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイ、有機EL(OEL:Organic Electro-Luminescence)ディスプレイ等、任意の種類のディスプレイを用いることができる。
入力信号処理部115は、サーバ100に接続された入力デバイス115aから入力信号を取得し、プロセッサ111に出力する。入力デバイス115aとしては、マウス、タッチパネル、タッチパッド、トラックボール、キーボード、リモートコントローラ、ボタンスイッチ等、任意の種類の入力デバイスを用いることができる。また、サーバ100に、複数の種類の入力デバイスが接続されていてもよい。
媒体リーダ116は、記録媒体119に記録されたプログラムやデータを読み取る読み取り装置である。記録媒体119として、たとえば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等を使用できる。磁気ディスクには、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)やHDDが含まれる。光ディスクには、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)が含まれる。
媒体リーダ116は、たとえば、記録媒体119から読み取ったプログラムやデータを、RAM112やHDD113等の他の記録媒体にコピーする。読み取られたプログラムは、たとえば、プロセッサ111によって実行される。なお、記録媒体119は可搬型記録媒体であってもよく、プログラムやデータの配布に用いられることがある。また、記録媒体119やHDD113を、コンピュータ読み取り可能な記録媒体と言うことがある。
通信インタフェース117は、ネットワーク150に接続されている。通信インタフェース117は、他のコンピュータ、記憶装置、または通信機器との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施形態のサーバ100の処理機能を実現することができる。また、第2の実施形態の投票者端末200もサーバ100と同様のハードウェア構成により実現することができる。また、第1の実施形態の情報処理装置10、投票者端末20もサーバ100と同様のハードウェア構成により実現することができる。なお、上記の構成は一例であり、構成部の組み合わせは適宜決定できる。たとえば、上記構成のうち必要のないものを削除するとしてもよい。
サーバ100は、たとえばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施形態の処理機能を実現する。サーバ100に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。たとえば、サーバ100に実行させるプログラムをHDD113に記憶しておくことができる。プロセッサ111は、HDD113内のプログラムの少なくとも一部をRAM112にロードし、プログラムを実行する。また、サーバ100に実行させるプログラムを、光ディスク、メモリ装置、メモリカード等の可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に記憶されたプログラムは、たとえばプロセッサ111からの制御により、HDD113にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ111が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
次に、第2の実施形態の投票処理装置のハードウェア構成について図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態の投票処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
投票処理装置300は、制御部310と、顧客用ディスプレイ311、係員用ディスプレイ312を備える。投票処理装置300は、顧客用ディスプレイ311に設置された顧客用タッチパネル321と、係員用ディスプレイ312に設置された係員用タッチパネル322、紙幣処理ユニット331、硬貨処理ユニット332を備える。また、投票処理装置300は、投票券発券ユニット341と、払戻投票券読取ユニット342を備える。さらに、投票処理装置300は、マークカード読取ユニット350と、二次元コード読取ユニット360を備える。
制御部310はプロセッサ310aを含み、プロセッサ310aによって投票処理装置300全体が制御されている。プロセッサ310aは、サーバ100のプロセッサ111と同様、プログラムの命令を実行する演算回路を含むプロセッサである。プロセッサ310aには、バス310hを介してRAM310bと、HDD310c、グラフィック処理部310d、入出力インタフェース310e、ディスクドライブ310f、通信制御部310gが接続されている。
RAM310bには、プロセッサ310aに実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM310bには、プロセッサ310aによる処理に必要な各種データが格納される。HDD310cには、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理部310dには、顧客用ディスプレイ311と、係員用ディスプレイ312が接続されている。グラフィック処理部310dは、プロセッサ310aからの命令にしたがって、画像を顧客用ディスプレイ311の画面と、係員用ディスプレイ312の画面に表示させる。なお、顧客用ディスプレイ311は、くじ売り場の外側に表示面を向けて備えられる投票者向けの情報表示装置である。また、係員用ディスプレイ312は、くじ売り場の内側に表示面を向けて備えられる係員向けの情報表示装置である。
入出力インタフェース310eには、顧客用タッチパネル321と、係員用タッチパネル322、紙幣処理ユニット331、硬貨処理ユニット332が接続されている。また、入出力インタフェース310eには、投票券発券ユニット341と、払戻投票券読取ユニット342が接続されている。さらに、入出力インタフェース310eは、マークカード読取ユニット350と、二次元コード読取ユニット360が接続されている。入出力インタフェースは、顧客用タッチパネル321と、係員用タッチパネル322、紙幣処理ユニット331、硬貨処理ユニット332、投票券発券ユニット341、払戻投票券読取ユニット342、マークカード読取ユニット350、二次元コード読取ユニット360から送られてくる信号を、バス310hを介してプロセッサ310aに送信する。なお、顧客用タッチパネル321は、くじ売り場の外側に向けて備えられる投票者向けの入力装置である。また、係員用タッチパネル322は、くじ売り場の内側に備えられる係員向けの情報入力装置である。紙幣処理ユニット331は、紙幣の受け入れ、紙幣の真贋の鑑別、紙幣の収納、紙幣の返却、釣札(紙幣)の払い出しを行う。硬貨処理ユニット332は、硬貨の受け入れ、硬貨の真贋の鑑別、硬貨の収納、硬貨の返却、釣銭(硬貨)の払い出しを行う。
投票券発券ユニット341は、くじ(投票券)を印刷して発券する。投票券発券ユニット341は、くじを印刷する用紙(くじ印刷媒体)を備えている。くじ印刷媒体は、予め連続番号のチケットID(くじを特定する識別情報)がバーコードで裏面に一定間隔ごと(くじ1枚ごとの間隔)で印刷されたものであり、たとえば、くじ1枚ごとの長さでミシン目の入ったロール紙や屏風状に折りたたまれた紙であってもよい。
また、くじ印刷媒体は、くじ1枚ごとのカット紙であってもよい。この場合、カット紙の裏面にバーコードが印刷されており、カット紙をチケットIDの昇順かつ連続番号順に積層したもの(カット紙の積層体)を用いる。また、チケットIDは、くじを1枚ごとに特定する識別情報であるため、くじ1枚につき1つのバーコードが裏面に印刷されているものとする。
投票券発券ユニット341は、くじを発券する前に、くじ印刷媒体の裏面に印刷されたバーコードを読み取ってチケットIDを取得し、くじ印刷媒体のおもて面に投票情報を印刷して、くじを発券する。
払戻投票券読取ユニット342は、投票券を受け入れて投票情報を読み取る。マークカード読取ユニット350は、マークカードから投票情報を読み取るユニットである。二次元コード読取ユニット360は、投票者端末200が表示する二次元コードを読み取るユニットである。なお、二次元コードは、QR(Quick Response)コード(登録商標)、バーコード等の二次元で表される識別コードの総称である。
ディスクドライブ310fは、可搬型記録媒体370への情報の書き込み、及び、可搬型記録媒体370からの情報の読出しが可能な装置である。ディスクドライブ310fは、可搬型記録媒体370から読み取った信号を、バス310hを介してプロセッサ310aに送信し、プロセッサ310aからバス310hを介して受け付けた信号を可搬型記録媒体370に書き込む。通信制御部310gは、ネットワーク150に接続されており、サーバ100との間で情報の送受信を行う。
なお、第1の実施形態の投票処理装置30も投票処理装置300と同様のハードウェア構成により実現することができる。また、上記の構成は一例であり、構成部の組み合わせは適宜決定できる。
次に、第2の実施形態のくじについて図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態のくじの一例を示す図である。
図5(A)は、くじ(おもて面)500の一例を示す図である。以下、くじ(おもて面)500を、くじ500と記載する。
くじ500には、投票者がマークカードで記入した投票情報が印刷される。たとえば、対戦チーム(ホームチーム、アウェイチーム)の試合の予想結果が印刷される。予想結果「0」は、ホームチームが勝ち(アウェイチームが負け)を示す。予想結果「2」は、ホームチームが負け(アウェイチームが勝ち)を示す。予想結果「1」は、引分を示す。また、対戦するチーム名、試合の開催日も予想結果と対応づけて印刷される。
また、くじ500には、投票処理装置300がサーバ100から受信した管理番号も印刷される。なお、くじ500には、投票対象のスポーツくじの名称等が予め印字されている。
図5(B)は、くじ(裏面)501の一例を示す図である。以下、くじ(裏面)501を、くじ501と記載する。くじ501は、バーコードが印刷されている。バーコードは、予めくじを印刷する用紙(くじ印刷媒体)の裏面に印刷されたものである。
図5(C)は、くじ501に印刷されたバーコードを走査する一例を示す図である。バーコード走査例510は、くじ501に印刷されたバーコードを2回読み取る際におけるスキャナの走査の例を示したものである。1回目の読み取り時における走査位置と、2回目の読み取り時における走査位置とは、異なる位置である。
次に、第2の実施形態のバーコード読取データ構造について図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態のバーコード読取データ構造の一例を示す図である。
バーコード読取データ構造600は、くじ501に印刷されたバーコードを読み取った場合のデータ構造の一例である。バーコード読取データ構造600は、チケットIDとチェックコードとを含む。
チケットIDは、くじを1枚ずつ識別するための識別情報である。たとえば、チケットIDは、12桁の数値である。チケットIDは、連続番号であり昇順の数値である。たとえば、投票券発券ユニット341に設定されたくじを印刷する用紙(くじ印刷媒体)は、チケットIDとして昇順に連続する数値とチェックコードがバーコードに印刷されている。このため、同一の投票処理装置300から発券されるくじには、原則として、昇順に連続する番号のチケットIDが付与されていることとなる。なお、くじを印刷する用紙(くじ印刷媒体)に、よごれの付着やバーコード印刷ミス等のエラーが生じ、くじとして発券できない場合、使用できない用紙に付与されたチケットIDについて欠番が生じる。
チェックコードは、チケットIDが正しく読み取れたか否かをチェックする値である。たとえば、チケットIDに含まれる数値から求めた値とチェックコードの値とを対比することでチケットIDに誤読がないか否かを判定できる。チェックコード(チェックディジット)の利用方法は、バーコードの各種規格に基づくものであり、説明を省略する。
次に、第2の実施形態の投票処理について図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態の投票処理のシーケンスの一例を示す図である。
投票処理は、投票処理装置300が、マークカードまたは投票者端末200を読み取り、くじ(投票券)を発券する処理である。
なお、サーバ100が実行する処理は、サーバ100の制御部110(プロセッサ111)が実行する。投票者端末200が実行する処理は、制御部(プロセッサ)が実行する。投票処理装置300が実行する処理は、制御部310(プロセッサ310a)が実行する。
[ステップS11]投票処理装置300は、起動時に対戦情報(試合開催日、対戦チーム名等)を、サーバ100に要求し、受信し、HDD310c等の記憶部に記憶する。投票処理装置300は、起動するごとに最新の情報をサーバ100から取得するものとする。
[ステップS12]サーバ100は、ステップS11における投票処理装置300からの要求に基づき、対戦情報を、投票処理装置300に送信する。
[ステップS13]投票者端末200は、投票アプリを実行する。なお、投票者が、投票者端末200を利用せず、マークカードを記入する場合、本処理は不要である。
[ステップS14]投票者端末200は、投票アプリの機能を用いて、マークカードと同様の画面を投票者端末200が備えるディスプレイに表示し、投票者端末200が備えるタッチパネルを介して投票者から予想順位、投票方法の入力を受け付ける。また、投票者端末200は、くじを購入する金額(口数)の入力も受け付けるが、説明を省略する。
なお、投票者が、投票者端末200を利用せず、マークカードを利用する場合、投票者は、投票情報をマークカードに記入する。また、投票者は、くじを購入する金額(口数)も記入するが、説明を省略する。
[ステップS15]投票者端末200は、投票アプリの機能を用いて入力された情報を二次元コード化し、ディスプレイに表示する。投票者は、二次元コードをくじ売り場の係員に提示する。
なお、投票者が、投票者端末200を利用せず、マークカードを利用する場合、投票者は、記入済みのマークカードをくじ売り場の係員に提出する。
[ステップS16]投票処理装置300は、二次元コードまたはマークカードを読み取り、投票情報を取得し、記憶部に記憶する。
[ステップS17]投票処理装置300は、精算処理を実行する。ここで、投票者は、料金を支払う。くじ売り場の係員は、投票者から料金を受け取り、投票処理装置300に入金する。投票処理装置300は、紙幣処理ユニット331および硬貨処理ユニット332を介して、入金を受け付け、必要に応じて釣り銭を排出する。
[ステップS18]投票処理装置300は、投票券発券ユニット341を介して、くじ印刷媒体の裏面に印刷済みであるバーコードを読み取り、チケットIDを取得する。
[ステップS19]投票処理装置300は、投票情報の登録要求をサーバ100に送信する。この際、投票処理装置300は、投票情報のみではなく、チケットIDや精算処理が完了した旨の情報も送信する。
[ステップS20]サーバ100は、投票処理装置300から情報を受信し、投票情報を記憶部に登録する。具体的には、サーバ100は、投票処理装置300から受信したチケットIDおよび投票情報に、管理番号を付与して、記憶部に記憶する。なお、管理番号は、サーバ100が、販売されたくじを一意に識別するための識別情報であり、サーバ100が生成する。
[ステップS21]サーバ100は、管理番号を投票処理装置300に通知する。
[ステップS22]投票処理装置300は、管理番号をサーバ100から受信する。
[ステップS23]投票処理装置300は、くじを印刷し、排出して発券を行う。具体的には、投票処理装置300は、投票券発券ユニット341を用いて、投票情報、管理番号を印刷し、排出する。くじ売り場の係員は、発券されたくじを投票者に渡す。投票者が、くじを受け取る。
次に、第2の実施形態のくじ印刷処理について図8を用いて説明する。図8は、第2の実施形態のくじ印刷処理のフローチャートの一例を示す図である。
くじ印刷処理は、図7で示した投票処理のシーケンスにおけるステップS18、ステップS19、ステップS22、ステップS23の処理を具体化したものである。
くじ印刷処理は、投票処理装置300の制御部310(プロセッサ310a)が、投票券発券ユニット341や通信制御部310gを介して実行する処理である。
なお、投票券発券ユニット341には、昇順の連続番号であるチケットIDを含むバーコードが印刷されたくじ印刷媒体が予め備えられているものとする。
[ステップS31]投票処理装置300のプロセッサ310aは、投票処理のシーケンスにおけるステップS17の後、くじの発券指示を投票券発券ユニット341に送信する。投票券発券ユニット341は、発券指示を受信する。
[ステップS32]投票処理装置300は、HDD310c等の記憶部に記憶された読取済値を読み出し、読取済値にバーコードから読み取った値が設定されているか否かを判定する。
読取済値とは、投票券発券ユニット341において、これから印刷し発券するくじの裏面に印刷されたバーコード(くじ印刷媒体に印刷済みのバーコード)から読み取った値を設定するものであり、初期値は「0(ゼロ)」である。
なお、読取済値の値が「0(ゼロ)」の状態には、(A)投票処理装置300の最初の起動時、(B)エラーが発生して読取済値をゼロクリアした状態、(C)くじ印刷媒体の残りの用紙が僅かで(または、残りが無くなり)新規のくじ印刷媒体を投票券発券ユニット341に設定した場合、のいずれかの状態があり得る。言い換えると、上述(B)の状態は、エラー処理でリセットを行った後の再起動時であり、上述(C)の状態は、新規のくじ印刷媒体をセットした後の再起動時である。
投票処理装置300は、読取済値にバーコードから読み取った値が設定されていない場合、言い換えると、読取済値の値が「0(ゼロ)」である場合、ステップS33にすすむ。投票処理装置300は、読取済値にバーコードから読み取った値が設定されている場合、ステップS42にすすむ。
[ステップS33]投票処理装置300は、投票券発券ユニット341を介して、くじの裏面のバーコードの1回目の読取を行い、第1読取値を取得し、記憶部に記憶する。これは、図5(C)のバーコード走査例510の1回目読取に該当する。
[ステップS34]投票処理装置300は、投票券発券ユニット341を介して、くじの裏面のバーコードの2回目の読取を行い、第2読取値を取得し、記憶部に記憶する。これは、図5(C)のバーコード走査例510の2回目読取に該当する。
なお、投票券発券ユニット341は、くじを微小移動(数ミリ移動)させることで、ステップS33における読取位置と、ステップS34における読取位置とを異なる位置とする。また、投票券発券ユニット341は、バーコードの読取部の角度を変化させることで、くじを移動させることなく、1回目の読取位置と2回目の読取位置とを異なる位置にすることも可能である。
[ステップS35]投票処理装置300は、第1読取値と第2読取値とを比較し、値が一致するか否かを判定する。投票処理装置300は、値が一致する場合はステップS36にすすみ、値が一致しない場合はステップS40にすすむ。
[ステップS36]投票処理装置300は、バーコードから読み取った値を読取済値として設定する。
[ステップS37]投票処理装置300は、バーコードから読み取った値と投票情報をサーバ100に送信する。なお、投票処理装置300は、精算処理が完了した旨の情報も送信するが、説明を省略する。
[ステップS38]投票処理装置300は、管理番号をサーバ100から受信する。
[ステップS39]投票処理装置300は、投票情報と管理番号とをくじに印刷し、排出する。くじ売り場の係員は、印刷されたくじを投票者に渡す。その後、投票処理装置300は、ステップS31の処理にもどる。
[ステップS40]投票処理装置300は、読取済値に「0(ゼロ)」を設定し、初期化(ゼロクリア)する。
[ステップS41]投票処理装置300は、エラー券を印刷し、排出する。くじ売り場の係員は、排出されたエラー券は、顧客に渡さずに廃棄する。その後、投票処理装置300は、ステップS31の処理にもどる。
なお、投票処理装置300は、くじ裏面のバーコードの値の読取が異常((A)2回読み取った値が不一致、(B)読み取った値が連続番号でない状態)であり、印字できなかった投票情報が存在する場合、再度ステップS32以降の処理を実行することで、印字できなかった投票情報の印字を行うことが可能であるが、説明の詳細は省略する。
[ステップS42]投票処理装置300は、投票券発券ユニット341を介して、くじの裏面のバーコードの読取を行い、継続読取値を取得し、記憶部に記憶する。
継続読取値は、読取済値と比較する対象となる値である。継続読取値とは、投票券発券ユニット341において、これから印刷し発券するくじの裏面に印刷されたバーコード(くじ印刷媒体に印刷済みのバーコード)から読み取った値を設定するものである。
[ステップS43]投票処理装置300は、読取済値に含まれるチケットIDの値に1加算した値と、継続読取値に含まれるチケットIDの値が同一であるか否かを判定する。投票処理装置300は、同一でない場合はステップS40にすすみ、同一である場合はステップS44にすすむ。
ここで、本ステップの処理について更に説明する。くじ印刷媒体に印刷されたバーコードのチケットIDの値は、連続した昇順の数値である。このため、くじ印刷媒体にエラーが生じていない場合、読取済値に含まれるチケットIDと継続読取値に含まれるチケットIDとは昇順の連続番号となる。
つまり、読取済値に含まれるチケットIDの値に1加算した値と、継続読取値に含まれるチケットIDの値が不一致である場合、両値が連続した昇順の数値でないため、くじ印刷媒体のバーコードにエラーが生じた(バーコードの誤読が発生した)と判定できる。投票処理装置300は、エラーが生じた場合はステップS40にすすみ、エラー処理(読取済値を初期化、エラー券の印刷等)を行う。
[ステップS44]投票処理装置300は、継続読取値(ステップS42でバーコードから読み取った値)を読取済値として設定する。
[ステップS45]投票処理装置300は、ステップS42でバーコードから読み取った値と投票情報をサーバ100に送信する。なお、投票処理装置300は、精算処理が完了した旨の情報も送信するが、説明を省略する。
[ステップS46]投票処理装置300は、管理番号をサーバ100から受信する。
[ステップS47]投票処理装置300は、投票情報と管理番号とをくじに印刷し、排出する。くじ売り場の係員は、印刷されたくじを投票者に渡す。その後、投票処理装置300は、ステップS31の処理にもどる。
このように、投票処理装置300は、初回の起動時(または、再起動時)くじ印刷媒体に印刷されたバーコードを2回読み取り、くじの印刷前にくじに付与されているバーコードの誤読の判定を行うことができる。また、投票処理装置300は、継続運用時において、バーコードに含まれるチケットIDが昇順の連続番号であるか否かを確認し、バーコードの誤読の判定を行うことができる。このため、投票処理装置300は、全てのくじについて、バーコードの2回読み取りを実施することを回避しつつ、誤読の判定の精度を向上できる。
投票処理装置300は、くじに付与されているバーコードについて、くじの発券前に誤読の有無のチェックを行い、バーコードから読み取ったくじを識別する識別情報を投票情報とともにサーバ100に送信する。このため、投票システム400において、発券されたくじには、読取可能なバーコードが付与され、サーバ100に登録されており、付与されたバーコードが認識できないくじの発券を低減することができる。また、投票システム400において、くじに付与されたバーコードから読み取り可能な識別情報と、サーバ100で登録された識別情報との整合性を向上することができる。
このように、投票システム400は、くじの発券を行う際に、くじに付与されたバーコードの精度の向上を図ることができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、サーバ100、情報処理装置10、投票者端末20,200、投票処理装置30,300が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク、磁気テープ等がある。光ディスクには、DVD、DVD-RAM、CD-ROM/RW等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)等がある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD-ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP、ASIC、PLD等の電子回路で実現することもできる。
10 情報処理装置
20 投票者端末
30 投票処理装置
40a,40b,40c くじ印刷媒体
80 投票システム

Claims (5)

  1. 投票方法であって、
    投票処理装置は、
    第1の投票情報を受け付け、
    くじを印刷する媒体であるくじ印刷媒体に付与されたバーコードを読み取り、前記バーコードから正しい値が読み取れたと判定した場合、前記第1の投票情報に基づき、第1のくじを印刷し、
    前記第1のくじの印刷後において、第2の投票情報を受け付け、
    前記第1のくじに付与された前記バーコードから読み取った第1の値と、前記第1のくじを印刷したくじ印刷媒体の次のくじ印刷媒体に付与されたバーコードから読み取った第2の値とを比較し、
    前記第2の値が前記第1の値に対して昇順かつ連続した値である場合、前記第2の投票情報に基づき、第2のくじを印刷する、
    投票方法。
  2. 前記投票処理装置は、
    前記投票処理装置の起動時または再起動時において、前記くじ印刷媒体に付与された前記バーコードを読み取り位置を変更して2回読み取り、
    前記バーコードを1回目に読み取った値と、前記バーコードを2回目に読み取った値とを比較し、
    前記比較した結果が同一の値である場合、前記くじ印刷媒体に前記第1の投票情報に基づき、前記第1のくじを印刷する、
    請求項1記載の投票方法。
  3. 前記くじ印刷媒体は、
    前記投票処理装置に備えられており、前記くじを一意に識別する識別情報が昇順に連続した数値でバーコードとして付与されている、
    請求項1記載の投票方法。
  4. 前記投票処理装置は、
    複数の前記くじ印刷媒体が前記識別情報の昇順に連続した一体型の媒体として備え、または、複数の前記くじ印刷媒体が前記識別情報の昇順に積層されて備えている、
    請求項記載の投票方法。
  5. 投票処理装置は、
    第1の投票情報を受け付け、
    くじを印刷する媒体であるくじ印刷媒体に付与されたバーコードを読み取り、前記バーコードから正しい値が読み取れたと判定した場合、前記第1の投票情報に基づき、第1のくじを印刷し、
    前記第1のくじの印刷後において、第2の投票情報を受け付け、
    前記第1のくじに付与された前記バーコードから読み取った第1の値と、前記第1のくじを印刷したくじ印刷媒体の次のくじ印刷媒体に付与されたバーコードから読み取った第2の値とを比較し、
    前記第2の値が前記第1の値に対して昇順かつ連続した値である場合、前記第2の投票情報に基づき、第2のくじを印刷する、
    投票処理装置。
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