JP2021038930A - ガスメータ - Google Patents

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秀之 中尾
克行 山本
Katsuyuki Yamamoto
克行 山本
宜暁 鈴村
Nobuaki Suzumura
宜暁 鈴村
誠 亀井
Makoto Kamei
誠 亀井
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Abstract

【課題】フィルタに目詰まりが生じた場合でもガスが流れるガスメータを提供する。【解決手段】流量計測部(121)の上流側において流入開口部(101a)から流入したガスの塵埃を除去するフィルタ(113)を有するフィルタ装置(11)を備え、フィルタ装置(11)は、流入開口部(101a)を覆うように配置されるフィルタ(113)の少なくとも一部が、下流側に向けて互いに間隔をおいて配置された複数段のフィルタ隔壁(1131、1132、1133、1134)を形成し、複数段のフィルタ隔壁(1131、1132、1133、1134)のうち少なくとも2つのフィルタ隔壁は、下流側に向けて異なる位置に、前記フィルタ(113)に覆われない開口部を有するガスメータ(100)。【選択図】図5

Description

本発明は、ガスメータに関する。
従来、ガス中の塵埃を捕捉するためのフィルタを設けたガスメータが提案されている。図10(A)は従来のガスメータ200、図10(B)は従来のガスメータ300の内部構造を模式的に示した図である。入口201(301)と出口202(302)を有するガスメータ200(300)内に、フローセンサが組み込まれた流量計測ユニット203(303)が配置されている。入口201(301)には、ガスのガスメータ200(300)内へ流入を遮断するための遮断弁204(304)が設けられている。遮断弁204(304)の下流側にはフィルタ205(305)が設けられている。図10(A)では、ガスメータ内壁に沿った側面部と流路を遮る方向の底面部とを有する袋状のフィルタ205が用いられている。また、図10(B)では、流路を遮る方向に配置されるフィルタ305も用いられている。このように、従来のガスメータでは、塵埃を確実に捕捉するために、フィルタ205(305)がガスの流路を覆い、又は塞ぐように配置されていた。
このため、塵埃がフィルタに堆積してフィルタに目詰まりが発生することがあった。また、ガスメータに水分が入り込むと、特に、ガスメータが寒冷地に設置される場合に、このような水分が凍結し、フィルタの目詰まりを起こすことがあった。このような目詰まりが生じると、フィルタでの圧損が大きくなり、ガスメータのガスの流れが妨げられるという課題があった。
特開2011−183583号公報 特開2012−32132号公報
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、フィルタに目詰まりが生じた場合でもガスが流れるガスメータを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明は、
ガスの流量を計測するガスメータであって、
前記ガスが前記ガスメータに流入するメータ入口と、
前記ガスが前記ガスメータから流出するメータ出口と、
前記メータ入口に連通し前記ガスメータの内部に臨んで開口する流入開口部から流入して前記メータ出口から流出する前記ガスの流量を計測する流量計測部と、
前記流量計測部の上流側において前記流入開口部から流入した前記ガスの塵埃を除去するフィルタを有するフィルタ装置と、
を備えたガスメータにおいて、
前記フィルタ装置は、
前記流入開口部を覆うように配置される前記フィルタの少なくとも一部が、下流側に向けて互いに間隔をおいて配置された複数段のフィルタ隔壁を形成し、該複数段のフィルタ隔壁のうち少なくとも2つのフィルタ隔壁は、下流側に向けて異なる位置に、前記フィル
タに覆われない開口部を有することを特徴とするガスメータである。
本発明によれば、流入開口部から流入したガスに含まれる塵埃が、フィルタ装置によって除去される。このフィルタ装置は、流入開口部を覆うように配置されたフィルタの少なくとも一部が、下流側に向けて互いに間隔を置いて配された複数段のフィルタ隔壁を形成し、この複数段のフィルタ隔壁のうち少なくとも2つのフィルタ隔壁は、下流側に向けて異なる位置に、フィルタに覆われない開口部を有する。このため、仮に、フィルタに目詰まりが生じた場合であっても、フィルタ隔壁に設けられた開口部を通じるガスの流路を確保することができる。また、少なくとも2つのフィルタ隔壁の下流側に向けて異なる位置に設けられた開口部を通過する間にフィルタ隔壁に沿った流路が設けられることとなるため集塵除去効果も確保できる。
複数段のフィルタ隔壁のうち少なくとも2つのフィルタ隔壁のフィルタに覆われない開口部が下流側に向けて異なる位置に設けられていればよく、下流側に向けて同じ位置に開口部を有するフィルタ隔壁が隣り合って設けられている場合も含む。
また、本発明においては、
前記複数段のフィルタ隔壁のうち、隣り合う2つのフィルタ隔壁は互いに下流側に向けて異なる位置に、前記フィルタに覆われない開口部を有するようにしてもよい。
このようにすれば、隣り合う2つのフィルタ隔壁において、フィルタに覆われない前記開口部が下流側に向けて互いに異なる位置に配置されるので、隣り合うフィルタ隔壁の間で、開口部から次の開口部へ至るまでのフィルタ隔壁に沿ったガスの流路が設けられるので集塵除去効果が高い。
また、本発明においては、
前記流入開口部を開放及び閉鎖する遮断弁を備え、
前記フィルタ装置は、前記遮断弁を収容する収容部を有するようにしてもよい。
このようにフィルタ装置が遮断弁を収容するようにすれば、フィルタ装置は、流入開口部を開閉する遮断弁を含めて流入開口部を覆うこととなるので、流入開口部から流入するガスを漏らすことなく受け入れることができるので、集塵除去効果が高い。
また、本発明においては、
前記フィルタ装置は
前記流入開口部の下方に配置され、
前記複数段のフィルタ隔壁は、前記流入開口部の下方に向けて互いに間隔をおいて配置されているようにしてもよい。
このようにすれば、上方に配置された流入開口部から下方へガスが流れるように設置されるガスメータにおいて、ガスに含まれる水分が滴下するような場合にも、フィルタ隔壁によって捕捉することができ、下流側に設けられた流量計測部に影響を与えることを防止できる。
本発明によれば、フィルタに目詰まりが生じた場合でもガスが流れるガスメータを提供することができる。
図1は本発明の実施例1におけるガスメータの内部構造を模式的示す断面図である。 図2は本発明の実施例1におけるフィルタ装置の支持部の全体斜視図である。 図3(A)は本発明の実施例1におけるフィルタ装置の支持部の平面図、図3(B)は同支持部のD1方向側面図、図3(C)は同支持部のD2方向側面図、図3(D)は同支持部の段部の平面図である。 図4(A)は本発明の実施例1における1及び3段目の段部のフィルタ隔壁を示す図であり、図4(B)は2及び4段目の段部のフィルタ隔壁を示す図である。 図5は本発明の実施例1におけるガスメータに取り付けられたフィルタ装置の内部構造を示す模式図である。 図6は本発明の実施例1におけるセンサ素子の概略構成を示す断面図である。 図7(A)は本発明の実施例1における流量計測ユニットの分解斜視図であり、図7(B)は同全体斜視図であり、図7(C)は同断面図である。 図8(A)は本発明の実施例1における他の流量計測ユニットの分解斜視図であり、図8(B)は同全体斜視図であり、図8(C)は同断面図である。 図9は本発明の実施例1に係るガスメータのダスト試験結果を示すグラフである。 図10(A)及び図10(B)は、従来のガスメータの内部構造を模式的に示した断面図である。
<適用例>
以下、図面を参照して、本発明の適用例について説明する。
本発明は、図1に示すようなガスメータに適用される。図1に示すように、ガスメータ100のメータ入口101に連通しガスメータ本体103の内部に臨んで開口する開口部101aを開放及び閉鎖する遮断弁10と、開口部101aを覆い、メータ入口101から流入するガスから塵埃を除去するフィルタ装置11(図1では支持部110のみ表示している)が配置されている。フィルタ装置11によって塵埃が除去されるので、下流側に設けられた流量計測ユニット12において高精度な流量計測が可能となっている。ここで、開口部101aは本発明の流入開口部に対応する。
フィルタ装置11は、図2に示すような支持部110にフィルタ116を支持させた構造になっており、支持部110の下方は、4つの段部112〜115が積層された構造となっている。図4(A)及び図4(B)に示すように、この段部112、113には、開口部1121j、1131k及び1131lと重なるフィルタ隔壁1161、1162の開口部1161a、1162a及び1162bが設けられている(段部114、115についても同様)。これらの開口部1161a、1162a及び1162b等は、段部112と段部113のように隣り合う段部の間で互いに上下方向から見たときに異なる位置となるように配置される。
このようなフィルタ装置11の構成により、図5に示すように、開口部101aから流入したガスは、フィルタ装置11の側面を覆うフィルタ116を透過して下流側に流れるとともに、フィルタ隔壁1161〜1164に設けられた開口部1161a等を通過して下流側に流れる。
このため、ガスメータが寒冷地に設置され、ガスに含まれる水分が凍結してフィルタ116に目詰まりを生じさせる場合にも、開口部1161a等を通じた流路により圧損を抑制することができ、正確な流量計測が可能となる。
<実施例1>
以下、図面を参照して、本発明の実施例についてより詳細に説明する。
図1はガスメータ100の内部構造を模式的に示す側面部分断面図である。ガスメータ100は、メータ入口101とメータ出口102をガスメータ本体103の面(図では上面)に設けている。ガスメータ本体103の内部に、遮断弁10、フィルタ装置11、流量計測ユニット12が配置されている。
メータ入口101の下流側(「上流側」及び「下流側」は、メータ入口101からメータ出口102に向うガスの流れに対して定義する)には、メータ入口101に連通し、ガスメータ本体103の内部に開口するの下流側の開口部101aを開放及び閉鎖する遮断弁10が設けられている。そして、開口部101a及び遮断弁10を覆うようにフィルタ装置11が設けられている。図1では、フィルタ装置11の支持部110のみを表示し、フィルタ自体は省略している。以下の説明では、「上方」及び「下方」は、図1における上下を基準に定義するが、図1のようにガスメータ100を設置することにより、この上方及び下方は鉛直方向に対する上方及び下方と一致する。
フィルタ装置11の下流側の水平部には、流量計測ユニット12が配置されている。流量計測ユニット12は、水平方向の両端で開口する管状に形成されている。流量計測ユニット12の下流側の開口部は、メータ出口102の上流側の開口部に接合されたL字形の管状部材13の上流側開口部に接合されている。
図2は、フィルタ装置11の支持部110の外形を示す斜視図である。図3(A)は支持部110の平面図、図3(B)は支持部110のD1方向から見た側面図であり、図3(C)は支持部110のD2方向から見た側面図である。図3(D)は、支持部110の段部112の平面図である。
支持部110は、例えば、PLA(ポリ乳酸)によって形成することができるが、材質はこれに限られない。
支持部110は、本体部111と段部112、113、114、115からなる。支持部110はD1方法に扁平な略六角柱形状をなす。すなわち、本体部111の上面1111のD1方向の対向する二辺1111a及び1111dが他の四辺1111b、1111c、1111e、1111fより長い。上面1111の中央には開口部1111gが開設されている。開口部1111gは略円形でD2方向の対向する二か所で膨出する形状である。本体部111のD1方向の一方の側面には壁部1112が形成されている。本体部111の4つの角部には、柱1113、1114、1115、1116が形成されている。柱1113、1114、1115、1116のそれぞれの間と、柱1113及び柱1116と壁部1112との間は、開口部となっている。
本体部111の下方には、格子状の段部112、113、114、115の階層構造をなして結合されている。段部112は図3(D)の平面図に示すように、略六角形の枠体1121はD1方向の2辺の間に格子1121aを有する。格子1121aは、9個の長方形の開口部1121b、1121c、1121d、1121e、1121f、1121g、1121h、1121i、1121jを有するとともに、格子1121aのD2方向に隣接して三角形状の2つの開口部1121k、1121lが形成されている。段部112の上面を構成する枠体1121から下方には、D1方向の一方の側面に壁部1122が延び、4つの角部からは柱1123、1124、1125、1126が延びている。段部113及び段部114は、段部112と同じ形状に形成されているが、最下段の段部115は、上面の枠体のみからなり、下方に延びる壁部と柱を有しない。
フィルタ装置11は、シート状のフィルタ116を接着等により上述の支持部110に
支持させることにより構成される。フィルタ116は、ポリエステルによって形成することができるが、材質はこれに限られない。また、フィルタ116は210g/mで厚さ2.5mmのものを用いた。また、フィルタ116としては、樹脂製多孔質膜(例えば、日東電工製テミッシュ)を用いることもできる。
支持部110の側面を覆うようにフィルタ116を配置するとともに、段部112、113、114、115の上面を覆うようにフィルタ116を配置する。ただし、1段目の段部112と3段目の段部114については、図4(A)に示すように、格子1121aの中央の開口部1121j、1141jはフィルタ116で覆わずに、フィルタ116に開口部1121j、1141jの形状にそれぞれ倣った開口部1161a、1163aを設ける。また、2段目の段部113と4段目の段部115については、図4(B)に示すように、2つの三角形状の開口部1131k、1131l、1151k、1151lはフィルタで覆わずに、フィルタ116に開口部1131k、1131l、1151k、1151lの形状にそれぞれ倣った開口部1162a、1162b、1164a、1164bを設ける。ここで、段部112、113、114、115の上面に支持されたフィルタ116によって、フィルタ隔壁1161、1162、1163、1164が構成される。また、フィルタ116は、一体で構成されていてもよいし、複数の部分に分割して構成されていてもよい。なお、図4(A)及び図4(B)では、支持部110の柱1113等及び壁部1112とフィルタ116との関係は省略している。
このようにして構成されるフィルタ装置11をガスメータ100に取り付けた状態を図5に模式的に示す。図5は、D1方向の柱1113と柱1116とを通る中央部で切断した断面を図1の左側から見た状態を示す。フィルタ装置11をメータ入口101の下流側に取り付けた状態では、遮断弁10は支持部110の本体部111の内部1118に収容され、支持部110の開口部1111gを介して、開口部101aを開閉する。すなわち、フィルタ装置11は、遮断弁10の収容部として機能する。メータ入口から、開放された遮断弁10を通ってフィルタ装置11内部に流入したガスはフィルタ116を透過して下流側へと流れる。また、フィルタ装置11内部に流入したガスは、矢印で示すように、フィルタ隔壁1161の開口部1161a及びフィルタ116に覆われていない段部112の開口部1121jを通過する。続けて、ガスは、フィルタ隔壁1162の開口部1162a及び1162b並びに段部113の開口部1131k及び1131lを通過する。さらに、ガスは、フィルタ隔壁1163の開口部1163a及び段部114の開口部1141jを通過する。そして、ガスは、フィルタ隔壁1164の開口部1164a及び1164b並びに段部115の開口部1151k及び1151lを通過して下流へと流れる。
このようなフィルタ装置の構成により、フィルタ116によりガスメータ100内に進入する塵埃を捕捉するとともに、塵埃や凍結した水分によりフィルタ116の目詰まりが生じた場合でも、圧損の発生を抑制し、ガスの流れを維持できる。また、開口部1161a、1162a及び1162b、1163a、1164a及び1164bを積層方向(図1の上下方向)に、各段で異なる位置に配置することにより、段部112、113、114、115の上面に平行、すなわち、積層方向に交差する方向に、ガスの流路が形成される。従って、開口部1161a、1162a及び1162b、1163a、1164a及び1164bを通過するガスについても十分な集塵効果を確保できる。また、メータ入口101から流入したガスに含まれる水分が滴下しても、開口部1161a、1162a及び1162b、1163a、1164a及び1164bは、積層方向に、各段で交互に異なる位置に配置されているので、いずれかの段部のフィルタ116で捕捉される。段部112、113、114の柱により、段部112、113、114、115の上面に支持されたフィルタ隔壁1161、1162、1163、1164は互いに所定の間隔を有して配置される。
図3(A)、図3(C)、図3(D)に各部の寸法をmmで表記した。支持部110の
D2方向の長さが80mm、高さ(図1の上下方向)が71mmであり、段部112、113、114の高さは7mmである。また、長方形の開口部1121j、1141jは長辺の長さが14.2mm、短辺の長さが11.7mmである。また、三角形の開口部1131k、1131l、1151k、1151lの底辺の長さが39mm、高さが11.3mmである。
流量計測ユニット12について説明する。流量計測ユニット12は、管状の流管部材からなり、流管部材内部に形成される主流路を流れるガスまたはこれを分流して流量計測部121に導いて、ガスの流量を計測する。
流量計測部121には後述するセンサ素子1211が設けられている。センサ素子1211は、図6に示すようにマイクロヒータ1211aを挟んで2つのサーモパイル1211b、1211cが配置された構成を有する。センサ素子1211は、いわゆる熱式のフローセンサである。所定の方向に並んで配置されたマイクロヒータ1211aと2つのサーモパイル1211b、1211cの上下には絶縁薄膜1211eが形成され、マイクロヒータ1211a、サーモパイル1211b,1211c及び絶縁薄膜1211eはシリコン基台1211f上に設けられている。また、マイクロヒータ1211a及びサーモパイル1211b、1211cの下方のシリコン基台1211fには、エッチング等により形成されるキャビティ(空洞)1211gが設けられている。
マイクロヒータ1211aは、例えばポリシリコンで形成された抵抗である。図6においては、点線の楕円によって、マイクロヒータ1211aが発熱した場合の温度分布を模式的に示している。なお、内側の楕円がより温度が高い。流体の流れがない場合、図6(A)に示すようにマイクロヒータ1211aの周囲の温度分布はほぼ均等になる。一方、例えば図5(B)において矢印で示す方向に流体が流れた場合、周囲の空気が移動するため、マイクロヒータ1211aの上流側よりも下流側の方が温度は高くなる。センサ素子1211は、このようなヒータ熱の分布の偏りを利用して、流量を示す値を出力する。
センサ素子1211の出力電圧ΔVは、例えば次のような式(1)で表される。
Figure 2021038930
なお、Tはマイクロヒータ1211aの温度(サーモパイル1211b又は1211cにおけるマイクロヒータ1211a側の端部の温度)である。Tはサーモパイル1211bにおけるマイクロヒータ1211aから遠い側の端部の温度のうち低い方の温度(図6(A)ではサーモパイル1211cの左端の温度又はサーモパイル1211bの右端の温度であり、図6(B)では上流側の端部である左側のサーモパイル1211cの左端の温度)である。Vは流速の平均値、A及びbは所定の定数である。
また、流量計測部121の回路基板1212は、IC(Integrated Circuit)等により実現される制御部(図示せず)を備え、流量計測部121の出力に基づいて流量を算出する。
流量計測ユニット12の具体的な構成を以下に説明する。
図7(A)は流量計測ユニット22を模式的に示す分解斜視図、図7(B)は流量計測ユニット22の斜視図、図7(C)は流量計測ユニット22の断面図である。流量計測ユニット22は、センサ素子2211と、センサ素子2211及び制御部(不図示)が実装
される回路基板2212とを備える。流管部材223の中には、所定の流体が流れる。そして、流管部材223の上部には、流路部2231が1つ形成される。そして、流量計測ユニット22は、センサ素子2211が流路部2231内に位置するように、流管部材223に固定される。また、センサ素子2211には、マイクロヒータ及びマイクロヒータを跨いで並んで設けられるサーモパイルを備える。
図8(A)は流量計測ユニット32を模式的に示す分解斜視図、図8(B)は流量計測ユニット32の斜視図、図8(C)は流量計測ユニット32の断面図である。流量計測ユニット32は、流管部材323が主流路部3231と副流路部3232の2つの流路部を備える。流量計測ユニット32は、円盤状の回路基板3212と、回路基板3212の外表面を覆うカバー3213と、回路基板3212と流管部材323とを粘着させるシール3214を備える。また、図8(C)に示すように、流管部材323には、主流路部3231と副流路部3232の2つの流路部が備わる。主流路部3231は、管状部材である。副流路部3232は、主流路部3231の側方向に位置しており、その内部には、副流路3232aが形成されている。回路基板3212には、センサ素子3211と制御部(不図示)が実装されている。副流路3232aに臨むようにセンサ素子3211が配置されている。流管部材323には、副流路部3232の近傍に、抵抗体3233が設けられている。主流路部3231にガスが流れると、ガスの一部は抵抗体3233によって流れを妨げられ、流入用流路3232bを通って副流路部3232に流れ込み、流出用流路3232cから主流路部3231に合流する。
本実施例に係るガスメータにおけるダスト試験結果について説明する。ダスト試験は、EN14236の5.7Immunity to contaminants in gas streamに準拠して行った。、
図9(A)は流量とダスト試験後の誤差との関係を示すグラフであり、図9(B)は流量と誤差変動との関係を示すグラフである。図9(A)において、2MPE(平均パーセント誤差)を一点鎖線で示す。図9(A)に示すように、試験後の誤差は2MPEの範囲内に収まっている。ここでの最大誤差は−5.1%RDである。また、図9(B)において、±2%RDを一点鎖線で示す。図9(B)に示すように、誤差変動は±2%RDにの範囲内に収まっており、最大変動誤差は−0.8%RDである。
このように本実施例に係るガスメータは、EN14236の5.7に規定されるクラス1,5の性能を満たしており、塵埃除去性能に優れ、高精度の流量計測が可能となっている。
なお、以下には本発明の構成要件と実施例の構成とを対比可能とするために、本発明の構成要件を図面の符号付きで記載しておく。
<発明1>
ガスの流量を計測するガスメータ(100)であって、
前記ガスが前記ガスメータ(100)に流入するメータ入口(101)と、
前記ガスが前記ガスメータから流出するメータ出口(102)と、
前記メータ入口に連通し前記ガスメータの内部に臨んで開口する流入開口部(101a)から流入して前記メータ出口(102)から流出する前記ガスの流量を計測する流量計測部(121)と、
前記流量計測部(121)の上流側において前記流入開口部(101a)から流入した前記ガスの塵埃を除去するフィルタ(116)を有するフィルタ装置(11)と、
を備えたガスメータ(100)において、
前記フィルタ装置(11)は、
前記流入開口部(101a)を覆うように配置される前記フィルタ(116)の少なくとも一部が、下流側に向けて互いに間隔をおいて配置された複数段のフィルタ隔壁(1161、1162、1163、1164)を形成し、該複数段のフィルタ隔壁(1161、1162、1163、1164)のうち少なくとも2つのフィルタ隔壁は、下流側に向け
て異なる位置に、前記フィルタ(113)に覆われない開口部(1161a、1162a、1162b、1163a、1164a、1164b)を有することを特徴とするガスメータ(100)。
11・・・フィルタ装置
100・・ガスメータ
101・・・メータ入口
102・・・メータ出口
116・・・フィルタ
1161、1162、1163、1164・・・フィルタ隔壁
1161a、1162a、1162b、1163a、1164a、1164b・・・開口部
121・・・流量計測部

Claims (4)

  1. ガスの流量を計測するガスメータであって、
    前記ガスが前記ガスメータに流入するメータ入口と、
    前記ガスが前記ガスメータから流出するメータ出口と、
    前記メータ入口に連通し前記ガスメータの内部に臨んで開口する流入開口部から流入して前記メータ出口から流出する前記ガスの流量を計測する流量計測部と、
    前記流量計測部の上流側において前記流入開口部から流入した前記ガスの塵埃を除去するフィルタを有するフィルタ装置と、
    を備えたガスメータにおいて、
    前記フィルタ装置は、
    前記流入開口部を覆うように配置される前記フィルタの少なくとも一部が、下流側に向けて互いに間隔をおいて配置された複数段のフィルタ隔壁を形成し、該複数段のフィルタ隔壁のうち少なくとも2つのフィルタ隔壁は、下流側に向けて異なる位置に、前記フィルタに覆われない開口部を有することを特徴とするガスメータ。
  2. 前記複数段のフィルタ隔壁のうち、隣り合う2つのフィルタ隔壁は互いに下流側に向けて異なる位置に、前記フィルタに覆われない開口部を有することを特徴とする請求項1に記載のガスメータ。
  3. 前記流入開口部を開放及び閉鎖する遮断弁を備え、
    前記フィルタ装置は、
    前記遮断弁を収容する収容部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のガスメータ。
  4. 前記フィルタ装置は
    前記流入開口部の下方に配置され、
    前記複数段のフィルタ隔壁は、前記流入開口部の下方に向けて互いに間隔をおいて配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガスメータ。
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