JP2021038093A - 搬送装置および台車 - Google Patents

搬送装置および台車 Download PDF

Info

Publication number
JP2021038093A
JP2021038093A JP2020128142A JP2020128142A JP2021038093A JP 2021038093 A JP2021038093 A JP 2021038093A JP 2020128142 A JP2020128142 A JP 2020128142A JP 2020128142 A JP2020128142 A JP 2020128142A JP 2021038093 A JP2021038093 A JP 2021038093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engaging portion
engaging
chain
boarding
track
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020128142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7024019B2 (ja
Inventor
栄二 森田
Eiji Morita
栄二 森田
チェケッツ クイン
Checketts Quinn
チェケッツ クイン
和希 糸魚川
Kazuki Itoigawa
和希 糸魚川
英明 廣田
Hideaki Hirota
英明 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sansei Tech Inc
Sansei Technologies Inc
Original Assignee
Sansei Tech Inc
Sansei Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sansei Tech Inc, Sansei Technologies Inc filed Critical Sansei Tech Inc
Publication of JP2021038093A publication Critical patent/JP2021038093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7024019B2 publication Critical patent/JP7024019B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Abstract

【課題】構造が簡単な搬送装置を提供する。【解決手段】搬送装置1は、軌道200上を動く係合用ピン231と、軌道200上の台車100に設けられた係合用ローラ162と、台車100に設けられ、回動可能であり、係合用ローラ162を支持する回動プレート164を備える。係合用ローラ162は、台車100上で回動プレート164とともに所定方向に回動可能であり、係合用ピン231と係合可能な第一位置と、係合用ピン231と係合できない第二位置とのいずれかに位置決めされることが可能である。【選択図】図15

Description

この発明は、搬送装置および台車に関するものである。
従来、搬送装置は、たとえば特表平8−510893号公報(特許文献1)に開示されている。
特表平8−510893号公報
従来の搬送装置では、車両間に安全な間隔を保証して外部制御の下でレールに沿って自走車両を移動させるシステムが開示されている。
しかしながら、このような搬送装置では、構造が複雑化するという問題があった。そこでこの発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、構造が簡単な搬送装置を提供することを目的とするものである。
搬送装置は、軌道上を動く第一係合部と、軌道上の台車に設けられた第二係合部と、台車に設けられ、回動可能であり、第二係合部を支持する回動部材を備え、第二係合部は台車上で回動部材とともに所定方向に回動可能であり、第二部材は第一係合部と係合可能な第一位置と、第一係合部と係合できない第二位置とのいずれかに位置決めされることが可能であり、軌道上に設けられて回動部材を回動させることで第一係合部と第二係合部との係合を解除させることが可能な解除部材とを備える。
このように構成された搬送装置では、回動部材を回動させることで第一係合部と第二係合部との係合を解除させることが可能な解除部材を備えるため、解除部材により容易に係合を解除することができる。その結果、構造が簡単な搬送装置を提供することができる。
好ましくは、軌道上を第一係合部より遅い速度で動く第三係合部と、第三係合部に係合可能なように台車に設けられた第四係合部とをさらに備え、第三係合部から第四係合部に向かって一方向に力を伝達でき、第三係合部から第四係合部に向かって他方向に力を伝達できないように第三係合部と第四係合部が係合し、第一係合部と第二係合部が係合しているときには第三係合部が第四係合部に向かって他方向に移動するので第三係合部が第四係合部に力を伝達できず、第一係合部と第二係合部とが係合していないときに第三係合部が第四部材に向かって第一方向に移動するので第三係合部が第四係合部に力を伝達する。
この場合、第一係合部および第二係合部が係合しているときには第三係合部および第四係合部間で力が伝達されない。第一係合部および第二係合部が係合していないときには第三係合部および第四係合部間で力が伝達される。そのため、第一および第二係合部が係合しているときには搬送速度が速くなり、第三および第四係合部が係合しているときには搬送速度が遅くなる。このような搬送速度の切り替えを簡単な機構で実現することができる。
好ましくは、第二係合部に取り付けられた緩衝器をさらに備える。この場合、第一係合部および第二係合部が係合したときの衝撃を緩衝器で緩和することができる。
好ましくは、軌道に設けられたレールと、レールに案内されるように台車に設けられた案内部材とをさらに備える。
この場合、台車はレールにより案内されるため、確実に台車を搬送することが可能である。
好ましくは、搬送装置は、第一係合部を移動させる環状の動力伝達部材をさらに備える。
好ましくは、搬送装置は、環状の動力伝達部材を駆動する駆動装置をさらに備え、駆動装置は凹部または凸部を有し、凹部または凸部を動力伝達部材に係合させて動力伝達部材を駆動する。
好ましくは、環状の動力伝達部材はフィンを有し、フィンを両側から挟んで押し出すことで動力伝達部材を駆動する駆動装置をさらに備える。
台車は、上記のいずれかの搬送装置で用いられる。
簡単な構造の搬送装置を提供することができる。
実施の形態1に従った搬送装置1の平面図である。 図1中のII−II線に沿った軌道200と台車100の断面図である。 台車100の斜視図である。 図3中の矢印IVで示す方向から見た台車100の平面図である。 図3中の矢印Vで示す方向から見た台車100の正面図である。 図3中の矢印VIで示す方向から見た台車100の左側面図である。 図3中の矢印VIIで示す方向から見た台車100の底面図である。 図3中の矢印VIIIで示す方向から見た、左右を反転させた台車100の図である。 図1中のIX−IX線に沿った連続搬送用駆動装置300の断面図である。 図1中のX−X線に沿った連続搬送用駆動装置300の断面図である。 図1中のXI−XI線に沿った乗降場用駆動装置400の断面図である。 図1中のXII−XII線に沿った乗降場用駆動装置400の断面図である。 連続搬送用チェーン230の平面図である。 連続搬送用チェーン230の正面図である。 図7中の矢印XV−XV線に沿った断面図であって、係合用ローラ162と係合用ピン231の係合前の状態を示す図である。 係合用ピン231がストッパ161を乗り越えた状態を示す図である。 係合用ピン231が係合用ローラ162に係合して緩衝器163により係合時の衝撃が吸収された状態を示す図である。 係合用ピン231が係合用ローラ162に係合して連続搬送用チェーン230によりボギー台車121が連続搬送用チェーン230と同じ速度で動いている状態を示す図である。 乗降場410の解除用カム260に近づいた台車100を示す図である。 乗降場410の解除用カム260に接触した台車100を示す図である。 台車100に設けられた乗降場用係合フック142およびそれに係合する凸部405を示す図である。 実施の形態2に従った連続搬送用チェーン230の平面図である。 図22中の矢印XXIIIで示す方向から見た連続搬送用チェーン230の正面図である。 図23中のXXIV−XXIV線に沿った連続搬送用チェーン230の断面図である。 連続搬送用チェーン230、および、連続搬送用チェーン230を駆動させるための駆動装置600の斜視図である。 駆動装置600、および、駆動装置600に接続されるガイドレール250の斜視図である。 図26における矢印XXVIIで示す方向から見た駆動装置600の側面図である。 図27中のXXVIII−XXVIII線に沿ったレール641,642およびカバー631,632などの断面図である。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に従った搬送装置の平面図である。図1で示すように、実施の形態1に従った搬送装置1は、軌道200と、軌道200上に設けられた台車100とを有する。
軌道200は環状である。軌道200の表面の軌道面201上を台車100が搬送される。連続搬送用チェーン230は軌道200上で周回する。連続搬送用チェーン230は無端の環状である。連続搬送用チェーン230は軌道200に沿った経路を周回する。
軌道面201上に台車100が載置されている。台車100は連続搬送用チェーン230に設けられたピンに係合することで、連続搬送用チェーン230とともに軌道200を周回する。
台車100のフレーム110上には様々な架装が設けられる。人が乗車するための座席、荷物を積載するための荷台または荷室がフレーム110に架装されてもよい。さらに、クレーンなどの作業装置がフレーム110に架装されていてもよい。
連続搬送用チェーン230を駆動するための連続搬送用駆動装置300が設けられている。連続搬送用駆動装置300は、たとえばモータおよびスプロケットを有し、スプロケットが連続搬送用チェーン230に噛み合う。モータがスプロケットを回転させ、この回転が連続搬送用チェーン230に伝達されることで、連続搬送用チェーン230が駆動される。
乗降場410付近には、乗降場用駆動装置400が設けられている。乗降場410は、人が台車100上に乗るための場所である。乗降場用駆動装置400は、たとえばモータとスプロケットを有し、スプロケットが乗降場用チェーン(図1では示さず)に噛み合う。モータがスプロケットを回転させ、この回転が乗降場用チェーンに伝達されることで、乗降場用チェーンが駆動される。乗降場410付近には、軌道200に解除用カム260が設けられる。解除用カム260は連続搬送用チェーン230の両側に設けられている。
連続搬送用チェーン230に沿ってレール部材220が設けられている。レール部材220は台車100を案内するための経路である。台車100はレール部材220に沿って軌道面201上を動く。
図2は、図1中のII−II線に沿った軌道200と台車100の断面図である。図2で示すように、軌道200は、支柱210に支えられている。軌道200の軌道面201は平坦な面である。軌道面201は図2のように同じ高さに位置している必要はなく、ある部分の軌道面201の高さは高くされ、他の部分の軌道面201の高さは低くされていてもよい。軌道面201の高さが場所によって異なる場合には、軌道面201上を移動する台車100も高い部分と低い部分とを三次元的に走行することになる。
軌道面201に台車100の車輪131が接触している。台車100は、フレーム110と、フレーム110の下に位置するボギー台車121とを有する。ボギー台車121とフレーム110ととの間にはスラストベアリング111が設けられている。スラストベアリング111が設けられることで、ボギー台車121はフレーム110に対して回転することが可能である。車輪131はボギー台車121に取り付けられる。
フレーム110の下にステイ141が設けられている。ステイ141に乗降場用係合フック142が取り付けられている。乗降場用係合フック142は乗降場用チェーン404の凸部405に係合している。
ボギー台車121にはレール部材220を挟むようにローラ151,152が設けられている。ローラ151,152はシャフトを中心に回転可能に保持されている。ローラ151,152はレール部材220に接触している。台車100が移動するとローラ151,152はレール部材220に接触しながら回転する。
軌道面201には連続搬送用チェーン230が設けられている。連続搬送用チェーン230には係合用ピン231が設けられている。
連続搬送用チェーン230の両側に一対の解除用カム260が設けられている。係合用ローラ162は係合用ピン231と係合しない位置に位置決めされている。連続搬送用チェーン230はガイドレール250によりガイドされている。
図3は、台車100の斜視図である。図3で示すように、台車100は2つのボギー台車121,122を有する。台車100はいわゆるボギー車である。ボギー台車121,122は、いずれもフレーム110にスラストベアリング111,112を介在させて取り付けられている。ボギー台車121,122を有することでボギー台車121,122とフレーム110とが角度をなすことで軌道200の曲線部分をスムーズに通過することができる。曲線部分が緩い場合にはボギー台車121,122を設けない、ボルスターレス構造を採用することも可能である。
図4は、図3中の矢印IVで示す方向から見た台車100の平面図である。台車100は、ラダー構造のフレーム110を有する。この実施の形態ではフレーム110がラダー構造とされているが、フレーム110がモノコック構造とされていてもよい。フレーム110の前端と後端にスラストベアリング111,112が設けられる。スラストベアリング111,112はフレーム110の中心軸上に設けられる。
スラストベアリング111,112はボギー台車121,122を支持している。フレーム110の荷重はスラストベアリング111,112を介してボギー台車121,122に伝えられる。
図5は、図3中の矢印Vで示す方向から見た台車100の正面図である。図5で示すように、前側のボギー台車121には一つの車軸が設けられ,その車軸に車輪132が設けられる。車輪132の前後にローラ152が設けられている。後ろ側のボギー台車122には一つの車軸が設けられ,その車軸に車輪134が設けられる。車輪134の前後にローラ152が設けられている。
この実施の形態では一つのボギー台車121,122に一つの車軸が設けられるが、ボギー台車121,122にかかる荷重が大きい場合には一つのボギー台車121,122に複数の車軸を設けてもよい。車輪132,134の間にステイ141および乗降場用係合フック142が取り付けられている。
図6は、図3中の矢印VIで示す方向から見た台車100の左側面図である。図6は、台車100を前側から見た図である。一対のローラ151,152が互いに距離を隔てて位置決めされている。ローラ151,152の間にはレール部材220が挟まるための隙間が設けられている。2つの車輪131,132はスラストベアリング111の回転軸を中心として互いに対称な位置に設けられている。
図7は、図3中の矢印VIIで示す方向から見た台車100の底面図である。ボギー台車121には、連続搬送用チェーン230の係合用ピン231と係合するための係合用ローラ162が設けられている。係合用ローラ162は一対のプレートである回動プレート164により保持されている。
係合用ローラ162は一対の緩衝器163に接続されている。係合用ローラ162が係合用ピン231と衝突するときに係合用ローラ162に衝撃が加わる。この衝撃を緩衝器163により緩和することができる。なお、係合用ピン231と係合用ローラ162との相対速度差が小さく、係合用ローラ162に加わる衝撃が小さい場合には緩衝器163を設けなくてもよい。この実施の形態では4つの車輪131,132,133,134が台車100に設けられている。
図8は、図3中の矢印VIIIで示す方向から見た、左右を反転させた台車100の図である。図8で示すように、ステイ141の下側に乗降場用係合フック142が取り付けられている。図8は、台車100を後ろ側から見た図である。後ろ側から見ると台車100の下側に係合用ローラ162が見える。そのため台車100の後ろ側から係合用ピン231が係合用ローラ162に接触することが可能である。
図9は、図1中のIX−IX線に沿った連続搬送用駆動装置300の断面図である。連続搬送用駆動装置300は、2つのスプロケット302,303と、2つのスプロケット302,303に巻きかけられたチェーン304と、チェーン304に設けられる凸部305とを有する。連続搬送用チェーン230は、凸部305に係合する凹部238を有する。凹部238は2つのローラ232間に設けられる。チェーン304が矢印Rで示す方向に回転する。凸部305はチェーン304とともに移動するため、凹部238および連続搬送用チェーン230は矢印239で示す方向に移動する。
連続搬送用チェーン230は、矢印239で示す進行方向に対して直交する方向に互いに距離を隔てて配置される一対の第一プレート234aと、一対の第一プレート234aに回動可能に接続される、矢印239で示す進行方向に対して直交する方向に互いに距離を隔てて配置される一対の第二プレート234bと、第一プレート234aおよび第二プレート234bを貫通してこれらを互いに回動可能とするピン233とを有する。
この実施の形態では、連続搬送用チェーン230に凹部238が設けられ、連続搬送用駆動装置300側に凸部が設けられている。しかしながら、連続搬送用チェーン230に凸部が設けられ、連続搬送用駆動装置300に凹部が設けられてもよい。
図10は、図1中のX−X線に沿った連続搬送用駆動装置300の断面図である。連続搬送用駆動装置300は、モータ301と、モータ301に接続されてモータ301の回転が伝達されるシャフト311と、シャフト311に接続されてシャフト311とともに回転するスプロケット302とを有する。
一対の支柱210がスプロケット302の両側に設けられる。支柱210は軌道面201を支持している。連続搬送用チェーン230は凸部305によって駆動する。連続搬送用チェーン230は軌道面201上に設けられる。連続搬送用チェーン230とともに係合用ピン231は移動する。
図11は、図1中のXI−XI線に沿った乗降場用駆動装置400の断面図である。図11で示すように、乗降場用駆動装置400は、2つのスプロケット402,403と、2つのスプロケット402,403に巻きかけられた乗降場用チェーン404と、乗降場用チェーン404に設けられる凸部405とを有する。乗降場用チェーン404が矢印Rで示す方向に回転する。凸部405は台車100ステイ141に設けられた乗降場用係合フック142に係合する。凸部405は乗降場用チェーン404とともに移動するため、乗降場用係合フック142およびステイ141は乗降場用チェーン404とともに移動する。
台車100が凸部405よりも矢印239で示す方向に速く移動する場合には、乗降場用係合フック142が凸部405に係合せず、凸部405を乗り越えるように乗降場用係合フック142が回動する。すなわち、凸部405から乗降場用係合フック142へ矢印239で示す方向に力を加えることができるが、凸部405から乗降場用係合フック142へ矢印239と反対方向に力を加えることはできない。
図12は、図1中のXII−XII線に沿った乗降場用駆動装置400の断面図である。図12で示すように、乗降場用駆動装置400は、モータ401と、モータ401に接続されてモータ401の回転が伝達されるシャフト411と、シャフト411に接続されてシャフト411とともに回転するスプロケット402とを有する。
図13は、連続搬送用チェーン230の平面図である。図14は、連続搬送用チェーン230の正面図である。図13および図14で示すように、連続搬送用チェーン230は、複数のプレート234と、複数のプレート234の間に設けられて複数のプレート234の間の間隔を保持するローラ235と、ローラ235をプレート234の間に位置決めするピン233とを有する。プレート234に係合用ピン231が固定されている。連続搬送用チェーン230は平面方向に回動可能であるが、鉛直方向には回動しない。そのため、連続搬送用チェーン230を水平方向に曲げることができるが、垂直方向にはほとんど曲げることができない。なお、連続搬送用チェーン230をユニバーサルチェーンとすることで、平面方向および鉛直方向の両方に曲げることができる。
図15は、図7中の矢印XV−XV線に沿った断面図であって、係合用ローラ162と係合用ピン231の係合前の状態を示す図である。図15で示すように、台車100は、回動可能なプレートであるストッパ161を有する。係合用ローラ162はストッパ161から離れた位置に位置決めされている。台車100は停止している。係合用ピン231は矢印239で示す方向に移動している。ローラ232が軌道面201に接触している。これにより、連続搬送用チェーン230は軌道面201上を移動することが可能である。係合用ローラ162は回動プレート164により回動可能に保持されている。
図16は、係合用ピン231がストッパ161を乗り越えた状態を示す図である。図16で示すように、係合用ピン231は矢印239で示す方向に移動するが台車100は停止しているため、係合用ピン231はストッパ161に接触しながら移動する。
図17は、係合用ピン231が係合用ローラ162に係合して緩衝器163により係合時の衝撃が吸収された状態を示す図である。図17で示すように、図16の位置から係合用ピン231が矢印239で示す方向にさらに移動すると係合用ピン231は係合用ローラ162に接触する。このとき、係合用ピン231から緩衝器163に衝突時の力が加わる。この力を緩衝器163が減衰させることで台車100に大きな衝撃が加わることを防止できる。
図18は、係合用ピン231が係合用ローラ162に係合して連続搬送用チェーン230によりボギー台車121が連続搬送用チェーン230と同じ速度で動いている状態を示す図である。図18で示すように、係合用ピン231が係合用ローラ162に接触して係合用ローラ162を矢印239で示す方向に押し続けると係合用ピン231と台車100とが同じ速度で矢印239で示す方向に移動するようになる。
図19は、乗降場410の解除用カム260に近づいた台車100を示す図である。図19で示すように台車100は回動プレート164を有する。回動プレート164は係合用ローラ162を接続されている。回動プレート164の位置によって係合用ローラ162の位置が決定される。
図20は、乗降場410の解除用カム260に接触した台車100を示す図である。図20で示すように、回動プレート164が解除用カム260の斜面261に接触した後に解除用カム260に乗り上げる。これにより係合用ローラ162が係合用ピン231から離れるように移動して係合用ローラ162と係合用ピン231との係合が解除される。さらに、ストッパ161も解除用カム260に乗り上げる。
図21は、台車100に設けられた乗降場用係合フック142およびそれに係合する凸部405を示す図である。図21で示すように、図20の用に係合用ピン231と係合用ローラ162との係合状態が解除された場合であっても、乗車場用係合フックに凸部405が係合している。凸部405は乗降場用チェーン404とともに矢印239で示す方向に移動する。ただし、乗降場用チェーン404の移動速度は連続搬送用チェーン230の移動速度よりも小さい。台車100は、乗降場用チェーン404の移動速度と同じ移動速度で移動する。
搬送装置1は、軌道200上を動く第一係合部としての係合用ピン231と、軌道200上の台車100に設けられた第二係合部としての係合用ローラ162と、台車100に設けられ、回動可能であり、第二係合部を支持する回動部材としての回動プレート164を備える。係合用ローラ162は、台車100上で回動プレート164とともに所定方向に回動可能であり、係合用ピン231と係合可能な図15から図19で示す第一位置と、係合用ピン231と係合できない図20で示す第二位置とのいずれかに位置決めされることが可能である。さらに、軌道200上に設けられて回動プレート164を回動させることで係合用ピン231と係合用ローラ162との係合を解除させることが可能な解除部材としての解除用カム260をさらに備える。
搬送装置1は、軌道200上を係合用ピン231より遅い速度で動く第三係合部としての凸部405と、台車100に設けられた第四係合部としての乗降場用係合フック142とをさらに備える。凸部405から乗降場用係合フック142に向かって一方向(矢印239で示す方向)に力を伝達でき、第凸部405から乗降場用係合フック142に向かって他方向(矢印239で示す方向と反対方向)に力を伝達できないように凸部405と乗降場用係合フック142とが係合し、係合用ピン231と係合用ローラ162が係合しているときには凸部405が乗降場用係合フック142に向かって他方向に移動するので凸部405が乗降場用係合フック142に力を伝達できず、係合用ピン231と係合用ローラ162とが係合していないときに凸部405が乗降場用係合フック142に向かって矢印239に移動するので凸部405が乗降場用係合フック142に力を伝達する。
台車100は、係合用ローラ162に取り付けられた緩衝器163をさらに備える。
搬送装置1は、軌道200に設けられたレール部材220と、レール部材220に案内されるように台車100に設けられた案内部材としてのローラ151,152とをさらに備える。搬送装置1は、係合用ピン231を移動させる環状の動力伝達部材としての連続搬送用チェーン230をさらに備える。
(実施の形態2)
図22は実施の形態2に従った連続搬送用チェーン230の平面図である。図23は、図22中の矢印XXIIIで示す方向から見た連続搬送用チェーン230の正面図である。図24は、図23中のXXIV−XXIV線に沿った連続搬送用チェーン230の断面図である。
図22から図24で示すように、実施の形態2に従った連続搬送用チェーン230は、フィン290を有する点において、実施の形態1に従った連続搬送用チェーン230と異なる。フィン290は第一プレート234aに設けられている。
連続搬送用チェーン230の長手方向に対してフィン290の端部は傾斜するように構成されている。これは、フィン290の端部が長手方向に対して直交している場合には、フィン290と、フィン290を駆動するタイヤとが連続的に接触しない可能性があるためである。
図25は、連続搬送用チェーン230、および、連続搬送用チェーン230を駆動させるための駆動装置600の斜視図である。図26は、駆動装置600、および、駆動装置600に接続されるガイドレール250の斜視図である。
図25および図26で示すように、連続搬送用チェーン230はガイドレール250によってガイドされている。連続搬送用チェーン230は駆動装置600によって駆動される。
駆動装置600は、フレーム610と、フレーム610に取り付けられた一対のモータ601,602と、一対のモータ601,602に接続される一対の動力伝達装置603,604と、一対の動力伝達装置603,604に接続される一対のタイヤ605,606とを有する。
フレーム610は駆動装置600の骨格を構成する。フレーム610は、たとえば構造用鋼材により構成される。
フレーム610の中央部分付近に一対のモータ601,602が配置されている。一対のモータ601,602の出力シャフトは同じ速度で回転する。モータ601,602の出力シャフトは、駆動装置600内における連続搬送用チェーン230の進行方向と平行に延びる。モータ601,602に電力が供給される。これによりモータ601,602の出力シャフトが回転する。
一対の動力伝達装置603,604は図示しないギアを有する。複数枚のギアの組み合わせにより、入力された回転エネルギーの回転方向、回転速度および回転トルクを変更することができる。
タイヤ605側にレール641が設けられている。タイヤ606側にレール642が設けられている。レール641,642は、それぞれ保持部651,652によりフレーム610上に保持されている。レール641上に長ストレート樹脂板611および樹脂製トラフ612が設けられている。レール642上に長ストレート樹脂板639が設けられている。
図27は、図26における矢印XXVIIで示す方向から見た駆動装置600の側面図である。図28は、図27中のXXVIII−XXVIII線に沿ったレール641,642およびカバー631,632などの断面図である。図27および図28で示すように、フレーム610上に門型の保持部651が設けられている。保持部651の凹形状の部分に一対のレール641,642が取り付けられている。レール641,642の外側はカバー630,631,632により覆われている。
レール641,642はカバー630,632に接続されている。2つのタイヤ605,606の間の隙間607に図23から図25で示すフィン290が入る。フィン290とタイヤ605,606が接触する。タイヤ605,606が回転することによりフィン290がタイヤ605,606に押されてレール641,642の長手方向に沿って移動する。
この実施の形態では駆動装置600のタイヤ605,606がフィン290を挟んで押し出して駆動させる、いわゆるピンチドライブ方式を採用している。これにより、実施の形態1と比較して騒音を低減することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、搬送装置の分野において用いることができる。
1 搬送装置、100 台車、110 フレーム、111,112 スラストベアリング、121,122 ボギー台車、131,132,133,134 車輪、141 ステイ、142 乗降場用係合フック、151,152,232,235 ローラ、161 ストッパ、162 係合用ローラ、163 緩衝器、164 回動プレート、200 軌道、201 軌道面、210 支柱、220 レール部材、230 連続搬送用チェーン、231 係合用ピン、233 ピン、234 プレート、238 凹部、250 ガイドレール、260 解除用カム、261 斜面、300 連続搬送用駆動装置、301,401,601,602 モータ、302,303,402,403 スプロケット、304 チェーン、305,405 凸部、311,411 シャフト、400 乗降場用駆動装置、404 乗降場用チェーン、410 乗降場、603,604 動力伝達装置、605,606 タイヤ、607 隙間、611,639 長ストレート樹脂板、612 樹脂トラフ、630,631,632 カバー、641,642 レール、651,652 保持部。

Claims (8)

  1. 軌道上を動く第一係合部と、
    前記軌道上の台車に設けられた第二係合部と、
    前記台車に設けられ、回動可能であり、前記第二係合部を支持する回動部材を備え、
    前記第二係合部は前記台車上で前記回動部材とともに所定方向に回動可能であり、前記第一係合部と係合可能な第一位置と、前記第一係合部と係合できない第二位置とのいずれかに位置決めされることが可能であり、
    前記軌道上に設けられて前記回動部材を回動させることで前記第一係合部と前記第二係合部との係合を解除させることが可能な解除部材とを備えた、搬送装置。
  2. 前記軌道上を前記第一係合部より遅い速度で動く第三係合部と、
    前記第三係合部に係合可能なように前記台車に設けられた第四係合部とをさらに備え、
    前記第三係合部から前記第四係合部に向かって一方向に力を伝達でき、前記第三係合部から前記第四係合部に向かって他方向に力を伝達できないように前記第三係合部と前記第四係合部が係合し、
    前記第一係合部と前記第二係合部が係合しているときには前記第三係合部が前記第四係合部に向かって他方向に移動するので前記第三係合部が前記第四係合部に力を伝達できず、前記第一係合部と前記第二係合部とが係合していないときに前記第三係合部が第四部材に向かって第一方向に移動するので前記第三係合部が前記第四係合部に力を伝達する、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記第二係合部に取り付けられた緩衝器をさらに備えた、請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 前記軌道に設けられたレールと、前記レールに案内されるように前記台車に設けられた案内部材とをさらに備えた、請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送装置。
  5. 前記第一係合部を移動させる環状の動力伝達部材をさらに備えた、請求項1から4のいずれか1項に記載の搬送装置。
  6. 前記環状の動力伝達部材を駆動する駆動装置をさらに備え、前記駆動装置は凹部または凸部を有し、前記凹部または凸部を前記動力伝達部材に係合させて前記動力伝達部材を駆動する、請求項5に記載の搬送装置。
  7. 前記環状の動力伝達部材はフィンを有し、前記フィンを両側から挟んで押し出すことで前記動力伝達部材を駆動する駆動装置をさらに備えた、請求項5に記載の搬送装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の搬送装置で用いられる台車。
JP2020128142A 2019-08-30 2020-07-29 搬送装置および台車 Active JP7024019B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019158474 2019-08-30
JP2019158474 2019-08-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021038093A true JP2021038093A (ja) 2021-03-11
JP7024019B2 JP7024019B2 (ja) 2022-02-22

Family

ID=74848109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020128142A Active JP7024019B2 (ja) 2019-08-30 2020-07-29 搬送装置および台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7024019B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028482U (ja) * 1973-07-11 1975-04-01
JPS62120264A (ja) * 1985-11-18 1987-06-01 株式会社ダイフク 台車式搬送装置
JPH0386433A (ja) * 1989-08-24 1991-04-11 Honda Motor Co Ltd 物品組立ラインの物品の搬送装置
JPH0478071U (ja) * 1990-11-20 1992-07-08
JP2012040957A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Senyo Kogyo Kk 輸送システム
US20180072507A1 (en) * 2016-03-07 2018-03-15 Guangzhou Mino Automotive Equipment Co., Ltd. Friction conveying system

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028482U (ja) * 1973-07-11 1975-04-01
JPS62120264A (ja) * 1985-11-18 1987-06-01 株式会社ダイフク 台車式搬送装置
JPH0386433A (ja) * 1989-08-24 1991-04-11 Honda Motor Co Ltd 物品組立ラインの物品の搬送装置
JPH0478071U (ja) * 1990-11-20 1992-07-08
JP2012040957A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Senyo Kogyo Kk 輸送システム
US20180072507A1 (en) * 2016-03-07 2018-03-15 Guangzhou Mino Automotive Equipment Co., Ltd. Friction conveying system

Also Published As

Publication number Publication date
JP7024019B2 (ja) 2022-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5756095B2 (ja) 懸垂式車両用の軌道及びボギー台車
US6857374B2 (en) Guideway and vehicle for transportation system
CN102730009A (zh) 一种小型单轨道移动机构
CN103517862B (zh) 用于对物体特别是车辆车身进行处理、特别是阳离子电泳式浸渍涂装的系统
JP7024019B2 (ja) 搬送装置および台車
RU2011121774A (ru) Высокоскоростная транспортная система, полая ходовая балка (варианты), ходовая тележка (варианты), подвижной состав (варианты)
CN112141134B (zh) 轨道车走行装置
KR20140106094A (ko) 자기부상철도용모터카
JP2007230545A (ja) コイル搬送装置
JP4237297B2 (ja) キャリア式台車コンベヤの乗継機構
JP5008389B2 (ja) 搬送装置
CN202029850U (zh) 小型单轨道移动机构
JP3384424B2 (ja) 搬送設備
CN213568479U (zh) 多层堆垛小车及多层堆垛系统
KR20150124315A (ko) 로봇의 수평 및 수직 레일 주행장치
SU901242A1 (ru) Грузова тележка
RU222254U1 (ru) Грузовая платформа повышенной манёвренности
CN217151451U (zh) 一种运输母车及车辆搬运器
CN213169996U (zh) 一种用于热处理炉的台车行走装置
CN214826571U (zh) 一种集装箱转运板链输送机
CN210062965U (zh) 一种悬吊式轨道运输装置的行走及转向机构
JPS63125467A (ja) 台車式搬送装置
JP5470307B2 (ja) 作業ライン用コンベヤ設備
JP2004277017A (ja) 機械式搬送装置
JP2000355275A (ja) 有軌道台車システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7024019

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150