JP2021037603A - 回転センタおよび研削装置 - Google Patents

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宏樹 永田
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Abstract

【課題】固定プーリを適切に支持する回転センタを提供する。【解決手段】固定センタ21は、固定プーリ61に設けた軸内油路613に軸線X方向から挿入されて、軸内油路613に内嵌する支持部22を有している。テールセンタ25は、固定プーリ61に設けた嵌合穴614に軸線X方向から挿入されて、嵌合穴614に内嵌する支持部26を有している。支持部22は、球面状の外周221a、222aを持つ2つの嵌合部221、222が、軸線X方向に連なって形成されている。支持部26は、球面状の外周261a、262aを持つ2つの嵌合部261、262が、軸線X方向に連なって形成されている。支持部22では、先端22c側に位置する嵌合部221のほうが、基端側に位置する嵌合部222よりも半径が小さい。支持部26では、先端26c側に位置する嵌合部261のほうが、基端側に位置する嵌合部262よりも半径が小さい。【選択図】図1

Description

本発明は、旋削装置用の回転センタ、および研削装置に関する。
旋削装置において旋削対象物を支持する回転センタは、先端側が円錐形状となっているものが一般的であるが(例えば、特許文献1)、先端側が球形状となっているものも提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2018−099740号公報 特開昭58−206304号公報
回転センタは、旋削対象物であるワークの支持穴に回転軸方向から挿入されて、回転センタの外周を支持穴の内周に全周に亘って圧接させる。
この状態で回転センタを回転軸周りに回転させると、回転センタと一体にワークが回転するので、回転するワークに対してツールなどを用いて旋削加工を行うことができる。
ここで、ワークの回転を規制した状態で、ワークの外周に研削加工を施す場合には、ワークには回転軸の径方向から研削に起因する押圧力が作用する。
特許文献1の回転センタは、回転軸方向の圧接力でワークを支持しており、ワークを回転させながら旋削する場合のワークの支持に適している。
そのため、回転軸の径方向から作用する押圧力に対する支持安定性が劣るので、回転軸の径方向から押圧力が作用すると、ワークと回転センタとが、回転軸に対して傾くことがある。
かかる場合、回転センタは、当該回転センタの外周が、支持穴の内周に全周に亘って接触している状態から、外周の一部が接触している状態になる。
そうすると、回転センタとワークとの接触長が短くなって、ワークの支持が不安定になる結果、ワークの旋削加工に不都合が生じる場合がある。
ここで、先端側が球形状になった特許文献2の回転センタは、ワークと回転センタとが、回転軸に対して傾いた場合であっても、回転センタの外周が、支持穴の内周に全周に亘って接触している状態を保持できる。そのため、特許文献1の回転センタの場合の不都合は生じない。
研削対象物であるワークが、ベルト式の無段変速機の固定側プーリである場合、固定側プーリの軸部に設けた油路に、回転軸方向から回転センタが挿入されて、固定側プーリが、回転センタにより支持される。
ここで、ベルト式の無段変速機のプーリは、伝達トルク容量などの仕様の違いにより、固定プーリの軸部の外径(軸径)や、回転センタが挿入される軸内油路の内径(軸穴径)が異なる。
そのため、軸部の外径や油路の内径などが異なる仕様の固定プーリを、共通の研削装置を用いて旋削加工する場合には、研削対象の固定プーリの仕様が変わるたびに、回転センタを交換する必要がある。
そこで、ワークの支持安定性を確保しつつ、回転センタの交換頻度を抑えられるようにすることが求められている。
本発明は、
ワーク端部に設けた開口部に、前記開口部の開口方向から挿入し、前記開口部に内嵌する回転センタであって、
前記回転センタは、
前記開口部との嵌合部を持つ支持部を有しており、
前記嵌合部は、前記回転センタの軸線方向に半径が異なる球面状の外周を有しており、
前記球面状の外周の半径は、前記支持部の先端側に位置する外周ほど、前記支持部の基端側に位置する外周よりも小さい構成の回転センタとした。
本発明によれば、ワークの支持安定性を確保しつつ、回転センタの交換頻度を抑えることができる。
研削装置の支持装置による固定プーリの支持を説明する図である。 研削装置の支持軸で支持された砥石を説明する図である。 固定プーリのボール溝を説明する図である。 ベルト式の無段変速機のバリエータ周りの構成を説明する図である。 固定センタの支持部と、テールセンタの支持部と、固定プーリの嵌合面との関係を説明する図である。 研削装置の支持装置による固定プーリの支持を説明する図である。 固定センタの支持部と、テールセンタの支持部と、固定プーリの嵌合面との関係を説明する図である。 比較例にかかる固定センタの支持部とテールセンタの支持部の作用を説明する図である。 実施形態にかかる固定センタの支持部とテールセンタの支持部の作用を説明する図である。 実施形態にかかる固定センタの支持部とテールセンタの支持部の作用を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を、研削装置1(ボール溝研削盤)の回転センタに適用した場合を例に挙げて説明する。
図1は、研削装置1の支持装置2(テールセンタ21、固定センタ25、クランプ爪29)による固定プーリ61の支持を説明する図である。図1では、支持装置2(テールセンタ21、固定センタ25、クランプ爪29)により、加工対象物である固定プーリ61を支持した状態を説明するために、一部を断面で示している。
図2は、研削装置1の支持軸4で支持された砥石3を説明する図である。
図3は、固定プーリ61のボール溝615を説明する図である。
図4は、ベルト式の無段変速機10のバリエータ5周りの構成を説明する図である。
図1に示すように、研削装置1は、加工対象物であるワークを支持する支持装置2(テールセンタ21、固定センタ25、クランプ爪29)と、加工対象物であるワークの外周にボール溝を研削するための砥石3と、を有している。
本実施形態にかかる研削装置1は、ベルト式の無段変速機10(図4参照)のバリエータ5の構成部品を、加工対象物としている。具体的には、研削装置1は、一対のプーリ(プライマリプーリ6、セカンダリプーリ7)が備える固定プーリ61、71(図4参照)を加工対象物としている。研削装置1は、固定プーリ61、71の軸部611、711の外周に、ボール溝615、715を研削するために用いられる。
はじめに、加工対象物である固定プーリ61、71を備えるバリエータ5の構成を説明する。
図4に示すようにベルト式の無段変速機10は、エンジン(図示せず)の回転駆動力が、前後進切替機構11を介して入力されるバリエータ5を有している。
バリエータ5は、一対のプーリ(プライマリプーリ6、セカンダリプーリ7)と、一対のプーリに巻き掛けられたベルトVと、を有している。
バリエータ5では、一対のプーリ(プライマリプーリ6、セカンダリプーリ7)におけるベルトVの巻き掛け半径を変更することで、前後進切替機構11側から入力された回転が、所望の変速比で変速されて、駆動輪(図示せず)側に出力される。
プライマリプーリ6は、固定プーリ61と、可動プーリ62とを有している。
固定プーリ61は、回転軸X1に沿って配置された軸部611と、軸部611の外周から径方向外側に延びるシーブ部612とを、有している。
軸部611の長手方向の一端611aと他端611bには、それぞれベアリングB1、B2が外挿されて固定されている。
軸部611の一端611aと他端611bは、ベアリングB1、B2を介して、サイドカバー13側の支持部131と変速機ケース12側の支持部121で、それぞれ回転可能に支持されている。
図3に示すように、軸部611の外周には、軸部611の長手方向に沿うボール溝615が設けられている。
図4に示すように、軸部611におけるボール溝615が設けられた領域には、可動プーリ62の環状基部621が外挿されている。
可動プーリ62は、固定プーリ61の軸部611に外挿された環状基部621と、環状基部621の外周から径方向外側に延びるシーブ部622と、を有している。
可動プーリ62の環状基部621の内周と、固定プーリ61の軸部611の外周との間には、ボール溝615で支持されたボールBaが介在している。
可動プーリ62は、環状基部621の内周と軸部611の外周との間に介在するボールBaにより、固定プーリ61との相対回転が規制された状態で、軸部611の軸方向(回転軸X1方向)に移動可能に設けられている。
固定プーリ61のシーブ部612と、可動プーリ62のシーブ部622は、回転軸X1方向で間隔をあけて対向している。
プライマリプーリ6では、固定プーリ61のシーブ部612と、可動プーリ62のシーブ部622との間に、ベルトVが巻き掛けられるV溝63が形成されている。
シーブ部622の外径側では、固定プーリ61とは反対側の面に、円筒状のシリンダ部623が設けられている。
シリンダ部623の内周には、フロントプランジャ65の外周が当接している。
フロントプランジャ65の内周は、可動プーリ62の環状基部621の外周に当接している。
プライマリプーリ6では、フロントプランジャ65と、シーブ部622との間が、作動油圧が供給される油室R1となっている。
環状基部621では、フロントプランジャ65から見て、シーブ部622とは反対側の外周に、リング状のリアプランジャ66が圧入されている。リアプランジャ66は、環状基部621との相対回転が規制された状態で、回転軸X1方向に移動不能に設けられている。
リアプランジャ66の外周は、リアシリンダ67の円筒状の周壁部672の内周に当接している。
リアシリンダ67は、軸部611に外挿された円板部671と、円板部671の外周を全周に亘って囲む周壁部672と、から構成される。
円板部671の内周には、固定プーリ61の軸部611が圧入されている。
周壁部672は、前記した円筒状のシリンダ部623の内径よりも小さい外径で形成されており、周壁部672の先端は、シリンダ部623の内側で、回転軸X1方向からフロントプランジャ65に当接している。
周壁部672の先端は、フロントプランジャ65のシーブ部622から離れる方向(図中、右方向)への移動を規制している。
プライマリプーリ6では、リアプランジャ66とフロントプランジャ65とリアシリンダ67の周壁部672で囲まれた空間が、作動油圧が供給される2つめの油室R2となっている。
可動プーリ62では、シーブ部622における、固定プーリ61のシーブ部612とは反対側(図中、右側)で、油室R1と油室R2とが、フロントプランジャ65を間に挟んで隣接している。これら油室R1と油室R2とで、プライマリプーリ6側のプーリ受圧室を構成している。
固定プーリ61の軸部611では、油室R1、油室R2に作動用の油圧を供給するための軸内油路613が設けられている。
軸部611において軸内油路613は、サイドカバー13側(図中、右側)の一端611aに開口している。軸内油路613のサイドカバー13側(図中、右側)には、サイドカバー13に設けた支持筒132が遊嵌している。支持筒132には、円筒状のブッシュBSが外嵌しており、軸部611のサイドカバー13側は、軸内油路613に内嵌したブッシュBSで回転可能に支持されている。
支持筒132には、サイドカバー13内の油路133が開口している。支持筒132の内部には、図示しない油圧制御回路から油路133を介して油圧(オイルOL)が供給される。支持筒132に供給された油圧は、軸内油路613を通って、可動プーリ62に付設された油室R1、R2(プーリ受圧室)に供給される。
プライマリプーリ6では、油室R1、R2(プーリ受圧室)への供給圧を調節することで、可動プーリ62が回転軸X1方向に変位する。これにより、シーブ部612、622の間のV溝63の溝幅が、オイルOLの供給圧に応じて変更されて、プライマリプーリ6におけるベルトVの巻き掛け半径が変更される。
固定プーリ61の軸部611では、前後進切替機構11側の他端611bに、嵌合穴614が開口している。
嵌合穴614には、前後進切替機構11側の円筒状の出力軸110が、回転軸X1方向から挿入されている。出力軸110の外周は、嵌合穴614の内周にスプライン嵌合しており、前後進切替機構11側の出力軸110と、固定プーリ61とが、回転伝達可能に嵌合している。
前後進切替機構11は、図示しない駆動源の出力回転が入力されると、入力された回転を、順回転または逆回転で出力軸110からプライマリプーリ6に出力する。
プライマリプーリ6に入力された回転は、ベルトVを介してセカンダリプーリ7に伝達される。
セカンダリプーリ7は、固定プーリ71と、可動プーリ72とを有している。
固定プーリ71は、回転軸X2に沿って配置された軸部711と、軸部711の外周から径方向外側に延びるシーブ部712とを、有している。
軸部711の外周には、軸部711の長手方向に沿うボール溝715が設けられている。
軸部711におけるボール溝715が設けられた領域には、可動プーリ72の環状基部721が外挿されている。
可動プーリ72は、固定プーリ71の軸部711に外挿された環状基部721と、環状基部721の外周から径方向外側に延びるシーブ部722と、を有している。
可動プーリ72の環状基部721の内周と、固定プーリ71の軸部711の外周との間には、ボール溝715で支持されたボールBaが介在している。
可動プーリ72は、環状基部721の内周と軸部711の外周との間に介在するボールBaにより、固定プーリ71との相対回転が規制された状態で、軸部711の軸方向(回転軸X2方向)に移動可能に設けられている。
固定プーリ71のシーブ部712と、可動プーリ72のシーブ部722は、回転軸X2方向で間隔をあけて対向している。
セカンダリプーリ7では、固定プーリ71のシーブ部712と、可動プーリ72のシーブ部722との間に、ベルトVが巻き掛けられるV溝73が形成されている。
可動プーリ72のシーブ部722では、固定プーリ71のシーブ部712とは反対側に、シリンダ部723が設けられている。
シリンダ部723の内周には、プランジャ75の外周が当接している。
プランジャ75の内径側には、筒状の嵌合部751が設けられている。嵌合部751は、固定プーリ71の軸部711の外周にスプライン嵌合している。
セカンダリプーリ7では、プランジャ75と、シーブ部722との間が、作動油圧が供給される油室R3となっている。
プランジャ75は、嵌合部751に隣接する領域が、可動プーリ72の環状基部721の外径側を、シーブ部722に近づく方向(図中、右方向)に延びたのち、外径側に屈曲している。
プランジャ75では、この外径側に屈曲した領域に、スプリングSpの一端が、回転軸X2方向から当接している。スプリングSpの他端は、シーブ部722に当接している。スプリングSpは回転軸X2方向に圧縮された状態で設けられており、可動プーリ72は、スプリングSpから作用する付勢力で、V溝73の溝幅を狭める方向(バリエータ5の変速比を最High側にする方向)に付勢されている。
固定プーリ71の軸部711には、回転軸X2方向の一端711a側と、他端711bに、ベアリングB3、B4が外挿されている。
軸部711の一端711a側を支持するベアリングB3は、変速機ケース12に設けた円筒状の支持部122の内周に支持されている。
軸部711の他端711bを支持するベアリングB4は、サイドカバー13に設けた円筒状の支持部135で回転可能に支持されている。
支持部135の中央部には、支持筒136が設けられている。支持筒136は、変速機ケース12側(図中、左側)に突出しており、支持筒136の先端側は、固定プーリ71の軸内油路714に遊嵌している。
支持筒136には、円筒状のブッシュBSが外嵌しており、軸部711のサイドカバー13側は、軸内油路714に内嵌したブッシュBSで回転可能に支持されている。
軸内油路714は、軸部711の他端711bに開口している。軸内油路714は、軸部711内を固定プーリ71の回転軸X2に沿って直線状に延びている。軸内油路714は、軸部711に外挿された可動プーリ72の内径側を、回転軸X2方向に横切っている。
軸内油路714の先端側(図中、左側)には、軸内油路714と軸部711の外周とを連通させる油孔716が設けられている。
前記した支持筒136には、サイドカバー13内の油路137を介して図示しない油圧制御回路から油圧が供給される。支持筒136に供給された油圧は、軸内油路714を通って、軸部711の外径側に位置する油室R3に供給される。
セカンダリプーリ7では、可動プーリ72に付設された油室R3(プーリ受圧室)への供給圧を調節することで、可動プーリ72が回転軸X2方向に変位する。これにより、シーブ部712、722の間のV溝73の溝幅が、供給圧に応じて変更されて、セカンダリプーリ7におけるベルトVの巻き掛け半径が変更される。
固定プーリ71の軸部711には、長手方向の一端711aに開口する軸内油路713が設けられている。
軸内油路713は、軸部711内を固定プーリ71の回転軸X2に沿って直線状に延びている。軸内油路713は、軸部711に外挿されたベアリングB3の内径側を回転軸X2方向に横切って、前記した軸内油路714の近傍まで及んでいる。
軸内油路713は、軸内油路714と同軸に設けられている。
軸内油路713の先端側(図中、右側)には、軸内油路713と軸部711の外周とを連通させる油孔717が設けられている。
変速機ケース12では、回転軸X2方向で軸内油路713に対向する位置に、オイルの供給口129が開口している。
供給口129には、図示しない油圧制御回路から潤滑用のオイルOLが供給される。供給口129に供給されたオイルOLは、変速機ケース12の内部に向けて排出される。供給口129から排出されたオイルOLの一部が、軸内油路713内に流入する。
そして、軸内油路713に流入したオイルは、軸内油路713に連通する油孔717から、回転軸X2の径方向外側に排出されて、油孔717の外径側に位置する部品が潤滑される。
このように、ベルト式の無段変速機10のバリエータ5は、プライマリプーリ6側の固定プーリ61と、セカンダリプーリ7側の固定プーリ71と、を有している。
そして、固定プーリ61の軸部611の外周には、回転軸方向に沿うボール溝615が設けられていると共に、固定プーリ71の軸部711の外周にも、回転軸方向に沿うボール溝715が設けられている。
セカンダリプーリ7側の軸部711の外周のボール溝715と、プライマリプーリ6側の軸部611の外周のボール溝615は、本実施形態にかかる研削装置1を用いて研削される。
ここで、図4に示すように固定プーリ61の嵌合穴614は、トルク伝達にかかわる部分であり、強度が必要であるために、嵌合穴614は、最も大きい内径D1で形成されている。
固定プーリ61の軸内油路613は、油室R1、R2への作動用の油圧の供給路であり、固定プーリ71の軸内油路714は、油室R3への作動用の油圧の供給路である。
そのため、オイルOLの流量を確保する必要があり、軸内油路613、714の内径は、前記した嵌合穴614の内径D1よりも小さい内径D2となる。
さらに、固定プーリ71の軸内油路713は、潤滑用のオイルOLの流量を確保すればよいため、軸内油路613、714の内径D2よりも小さい内径D3となっている(D1>D2>D3)。
図5は、テールセンタ21の支持部22と、固定センタ25の支持部26と、固定プーリ61の嵌合面613a、614aとの関係を説明する図である。
図5の(a)は、テールセンタ21の支持部22と、固定プーリ61の嵌合面613aとの関係を説明する図であり、図5の(b)は、固定センタ25の支持部26と、固定プーリ61の嵌合面614aとの関係を説明する図である。
図6は、研削装置1の支持装置2(テールセンタ21、固定センタ25、クランプ爪29)による固定プーリ71の支持を説明する図である。図6では、支持装置2(テールセンタ21、固定センタ25、クランプ爪29)により、加工対象物である固定プーリ71を支持した状態を説明するために、一部を断面で示している。
図7は、テールセンタ21の支持部22と、固定センタ25の支持部26と、固定プーリ71の嵌合面713a、714aとの関係を説明する図である。
図7の(a)は、テールセンタ21の支持部22と、固定プーリ71の嵌合面713aとの関係を説明する図であり、図7の(b)は、固定センタ25の支持部26と、固定プーリ71の嵌合面714aとの関係を説明する図である。
図1および図2に示すように、本実施形態の支持装置2では、テールセンタ21と固定センタ25が、共通の軸線X上で、互いの支持部22、26同士を対向させた向きで配置されている。固定センタ25は、軸線X方向に移動可能に設けられている。
支持装置2では、固定プーリ61を支持する際には、一端611a側の軸内油路613に、テールセンタ21の支持部22を軸線X方向から挿入し、他端611b側の嵌合穴614に、固定センタ25の支持部26を軸線X方向から挿入する(図1参照)。
また、固定プーリ71を支持する際には、一端711a側の軸内油路713に、テールセンタ21の支持部22を軸線X方向から挿入し、他端711b側の軸内油路714に、固定センタ25の支持部26を軸線X方向から挿入する(図6参照)。
そのため、支持装置2では、固定プーリ61と固定プーリ71の一端611a、711aと、他端611b、711bを、共通の支持部22、26を用いて、支持できるようにしている。
ここで、固定プーリ61では、軸部611の一端611aに、軸内油路613の内径が広くなる向きの嵌合面613aと、支持部22との干渉を避けるための面取部613bとが、設けられている(図5の(a)参照)。
嵌合面613aと面取部613bは、軸線X方向で隣接しており、面取部613bのほうが、嵌合面613aよりも一端611a側に位置している。
なお、嵌合面613aの軸線Xに対する傾きθ1よりも、面取部613bの軸線Xに対する傾きθ2のほうが大きくなっている。
さらに、軸部611の他端611bには、嵌合穴614の内径が広くなる向きの嵌合面614aと、支持部26との干渉を避けるための面取部614bとが、設けられている(図5の(b)参照)。
嵌合面614aと面取部614bは、軸線X方向で隣接しており、面取部614bのほうが、嵌合面614aよりも他端611b側に位置している。
なお、嵌合面614aの軸線Xに対する傾きθ3よりも、面取部614bの軸線Xに対する傾きθ4のほうが大きくなっている。
そのため、固定プーリ61を支持装置2で支持する際には、固定センタ25の支持部26が、軸部611の嵌合穴614内で嵌合面614aに内嵌する一方で、テールセンタ21の支持部22が、軸部611の軸内油路613内で、嵌合面613aに内嵌する。
また、固定プーリ71では、軸部711の一端711aに、軸内油路713の内径が広くなる向きの嵌合面713aと、支持部22との干渉を避けるための面取部713bとが、設けられている(図7の(a)参照)。
嵌合面713aと面取部713bは、軸線X方向で隣接しており、面取部713bのほうが、嵌合面713aよりも一端711a側に位置している。
なお、嵌合面713aの軸線Xに対する傾きθ1よりも、面取部713bの軸線Xに対する傾きθ2のほうが大きくなっている。
さらに、軸部711の他端711bには、軸内油路714の内径が広くなる向きの嵌合面714aと、支持部26との干渉を避けるための面取部714bとが、設けられている(図7の(b)参照)。
嵌合面714aと面取部714bは、軸線X方向で隣接しており、面取部714bのほうが、嵌合面714aよりも他端711b側に位置している。
なお、嵌合面714aの軸線Xに対する傾きθ3よりも、面取部714bの軸線Xに対する傾きθ4のほうが大きくなっている。
固定プーリ71を支持装置2で支持する際には、固定センタ25の支持部26が、軸部711の軸内油路714内で嵌合面714aに内嵌する一方で、テールセンタ21の支持部22が、軸部711の軸内油路713内で、嵌合面713aに内嵌する。
これにより、固定プーリ61、71の軸部611、711が、軸線X上で、当該軸線Xに沿う向きで配置される。
さらに、軸線Xに沿う向きで設けられた固定プーリ61、71の他端611b、711b側の外周が、軸線Xの径方向に変位可能なクランプ爪29、29により把持されて、固定プーリ61、71の軸線X周りの回転が規制される(図1、図6参照)。
研削装置1では、固定プーリ61、71が、支持装置2により、軸線X回りの回転が規制された状態で、軸線X上で軸線Xに沿う向きで支持される。
この状態で、固定プーリ61、71の軸部611、711の外周に、砥石3を用いてボール溝615を研削する。
図2に示すように、研削装置1は、砥石3を回転可能に支持する支持軸4を有している。支持軸4は、研削装置1の中心軸(軸線X)に直交する軸線Yに沿う向きで設けられている。
支持軸4は、軸線Xから離れる方向に直線状に延びている。支持軸4の基端4bは、研削装置1の本体ケース45内で、モータMに回転伝達可能に連結されている。支持軸4は、長手方向の基端4bが片持ち支持されている。
支持軸4の先端4aには、円板状の砥石3が外挿されている。砥石3は、支持軸4の先端4aに締結されたロックナット41により、支持軸4に固定されている。
軸線Y方向から見て砥石3は、軸線Yを所定間隔で囲む円形の外周部を有している。砥石3の外周部は、研削粒から成る研削部31となっている。
研削装置1では、モータMが駆動されると支持軸4が軸線Y回りに回転し、支持軸4の先端4a側に装着された砥石3が、支持軸4と一体に軸線Y回りに回転する。
研削装置1には、支持軸4を軸線X、Y、Z方向に移動させる移動機構(図示せず)が設けられている。
研削装置1では、固定プーリ61の軸部611の外周にボール溝615を形成する際に、支持軸4(砥石3)を軸線Y回りに回転させた状態で、支持軸4(砥石3)を軸線X方向に変位させて、軸部611の外周にボール溝615を切削する。
なお、軸部611の外周では、最終的にボール溝615を形成する領域に、熱処理前に切削加工された溝(荒加工溝616:図2、図3参照)が形成されている。
ボール溝615を形成する際に、砥石3が、この荒加工溝616に沿って移動しつつ、荒加工溝616の周囲を研削することで、最終的にボール溝615が形成される。
なお、固定プーリ71のボール溝715もまた、同様にして研削される。
このボール溝615を研削する際に、テールセンタ21と固定センタ25で長手方向の両端が支持された固定プーリ61、71には、軸線X方向において砥石3と反対方向(図1における下方向)に向かう押圧力が作用する。
例えば、固定プーリ61の場合、研削装置1では、固定プーリ61の軸内油路613に内嵌したテールセンタ21の支持部22と、嵌合穴614に内嵌した固定センタ25の支持部26で、固定プーリ61の軸線Xに対する傾きを規制している(図1参照)。
そのため、砥石3側から作用する押圧力が大きくなると、固定プーリ61が軸線Xに対して傾く場合がある。
ここで、テールセンタ21や固定センタ25が備える支持部が、従来公知の円錐形状の支持部23、27(図8参照)である場合を例に挙げて説明する。
図8は、比較例にかかるテールセンタ21の支持部23と、固定センタ25の支持部27の作用を説明する図である。
図8の(a)、(b)に示すように、固定プーリ61の軸部611が軸線Xに沿う向きで配置されている状態では、軸内油路613の嵌合面613aに、円錐状の支持部23の外周23aが全周に亘って接している。
これに対して、固定プーリ61が、砥石3から作用する研削荷重により軸線Xに対して傾くと、軸内油路613の嵌合面613aに、円錐状の支持部23の外周23aの一部のみが接触した状態になる。
そうすると、固定プーリ61の傾きに起因して、軸内油路613の嵌合面613aと支持部23の外周23aとの接触点Pa1、Pa2が、軸線X方向で離れた状態になる(図8の(c)参照)。
この状態では、軸内油路613の嵌合面613aに円錐状の支持部23の外周23aが全周に亘って接している場合に比べて、固定プーリ61の支持安定性が低下する。
固定センタ25側の支持部27でも、同様である。
固定プーリ61が、砥石3から作用する研削荷重により軸線Xに対して傾くと、嵌合穴614の嵌合面614aに、支持部27の外周27aが全面に亘って接触していた状態(図8の(d)参照)から、一部のみが接触した状態になる(図8の(e)参照)。
そうすると、固定プーリ61の傾きに起因して、嵌合穴614の嵌合面614aと支持部27の外周27aとの接触点Pb1、Pb2が、軸線X方向で離れた状態になる。
この状態では、嵌合穴614の嵌合面614aに円錐状の支持部27の外周27aが全周に亘って接している場合に比べて、固定プーリ61の支持安定性が低下する。
本実施形態では、固定プーリ61、71が軸線Xに対して傾いた場合であっても、固定プーリ61、71の支持安定性が低下しないようにするために、テールセンタ21と固定センタ25の支持部22、26が、球状の嵌合部を有している(図5参照)。
図5の(a)に示すように、テールセンタ21の支持部22は、球面状の外周を持つ2つの嵌合部221、222が、軸線X方向に連なった形状を成している。
嵌合部221は、軸線X上に中心C1を持つ球面状の外周221aを有している。嵌合部222は、軸線X上に中心C2を持つ球面状の外周222aを有している。
嵌合部221の中心C1と、嵌合部222の中心C2は、軸線X方向で位置をずらして設けられている。中心C1の方が、中心C2よりも支持部22の先端22c側に位置している。
支持部22は、先端22c側から、前記した軸内油路613、713に挿入されるので、支持部22では、当該支持部22の先端22c側に位置する嵌合部221のほうが、支持部22の基端22bに位置する嵌合部222よりも小さい半径r1で形成されている。
本実施形態では、嵌合部222の半径r2は、以下の条件を満たすように設定されている。
(a)支持部22を固定プーリ61の軸内油路613に挿入した際に、嵌合部222の外周222aが、軸内油路613の嵌合面613aに内嵌する(図1参照)。
(b)嵌合部222の外周222aと、嵌合面613aとの接触点Paは、軸線X方向における嵌合面613aの一端613a1と他端613a2との中間点に位置する(図1参照)。
(c)接触点Paを通り嵌合面613aに直交する法線Nは、球状の嵌合部222の中心C2と、軸線X上で交差する(図1参照)。
また、嵌合部221の半径r1は、以下の条件を満たすように設定されている。
(a)支持部22を固定プーリ71の軸内油路713に挿入した際に、嵌合部221の外周221aが、軸内油路713の嵌合面713aに内嵌する(図6参照)。
(b)嵌合部221の外周221aと、嵌合面713aとの接触点Paは、軸線X方向における嵌合面713aの一端713a1と他端713a2との中間点に位置する(図6参照)。
(c)接触点Paを通り嵌合面713aに直交する法線Nは、球状の嵌合部221の中心C1と、軸線X上で交差する(図6参照)。
なお、図5の(a)に示すように、嵌合部221と嵌合部222との境界部には、頂点を軸線X側に向けた円弧状の湾曲部223(R加工部)が設けられている。湾曲部223は、嵌合部221と嵌合部222との境界部からの支持部22の破断を防止するために設けられている。
湾曲部223を設けない場合には、仮想円Im1に沿う外周221aと、仮想円Im2に沿う外周222aとの交点Pxが、嵌合部221、222の境界となる。
この場合、交点Pxを境にして、嵌合部221、222の形状が大きく異なることになるので、支持部22を軸内油路613、713に内嵌した際の衝突力が、交点Pxの部分に集中する。
そうすると、支持部22を繰り返し使用している過程で、交点Pxの部分に衝突力が集中する結果、交点Pxを起点として亀裂などが生じる可能性がある。
上記のように円弧状の湾曲部223で、嵌合部221と嵌合部222とを接続すると、支持部22を軸内油路613、713に内嵌した際の衝突力が、支持部22の特定の部位に集中することを防止できる。
図5の(b)に示すように、固定センタ25の支持部26は、球面状の外周を持つ2つの嵌合部261、262が、軸線X方向に連なった形状を成している。
嵌合部261は、軸線X上に中心C3を持つ球面状の外周261aを有している。嵌合部262は、軸線X上に中心C4を持つ球面状の外周262aを有している。
嵌合部261の中心C3と、嵌合部262の中心C4は、軸線X方向で位置をずらして設けられている。中心C3の方が、中心C3よりも支持部26の先端26c側に位置している。
支持部26では、当該支持部26の先端26c側に位置する嵌合部261のほうが、支持部26の基端26bに位置する嵌合部262よりも小さい半径r3で形成されている。
本実施形態では、嵌合部262の半径r4は、以下の条件を満たすように設定されている。
(a)支持部26を固定プーリ61の嵌合穴614に挿入した際に、嵌合部262の外周262aが、嵌合穴614の嵌合面614aに内嵌する(図1参照)。
(b)嵌合部262の外周262aと、嵌合面614aとの接触点Pbは、軸線X方向における嵌合面614aの一端614a1と他端614a2との中間点に位置する(図1参照)。
(c)接触点Pbを通り嵌合面614aに直交する法線Nは、球状の嵌合部262の中心C4と、軸線X上で交差する(図1参照)。
また、嵌合部261の半径r3は、以下の条件を満たすように設定されている。
(a)支持部22を固定プーリ71の軸内油路714に挿入した際に、嵌合部261の外周261aが、軸内油路714の嵌合面714aに内嵌する(図6参照)。
(b)嵌合部261の外周261aと、嵌合面714aとの接触点Pbは、軸線X方向における嵌合面714aの一端714a1と他端714a2との中間点に位置する(図6参照)。
(c)接触点Pbを通り嵌合面714aに直交する法線Nは、球状の嵌合部261の中心C3と、軸線X上で交差する(図6参照)。
なお、図7の(b)に示すように、嵌合部261と嵌合部262との境界部には、頂点を軸線X側に向けた円弧状の湾曲部263(R加工部)が設けられている。湾曲部263は、嵌合部261と嵌合部262との境界部からの支持部26の破断を防止するために設けられている。
湾曲部263を設けない場合には、仮想円Im3に沿う外周261aと、仮想円Im4に沿う外周262aとの交点Pyが、嵌合部261、262の境界となる。
この場合、支持部26を嵌合穴614や軸内油路714に内嵌した際の衝突力が、交点Pyの部分に集中して、交点Pyの部分に亀裂などが生じる可能性がある。
円弧状の湾曲部263で、嵌合部261と嵌合部262とを接続することで、支持部26を嵌合穴614や軸内油路714に内嵌した際の衝突力が、支持部26の特定の部位に集中することを防止している。
本実施形態では、支持部22における少なくとも嵌合部221、222の表面が、ロウ付けされた超硬合金で被覆されている。支持部26における少なくとも嵌合部261、262の表面が、ロウ付けされた超硬合金で被覆されている。
これにより、支持部22、26による固定プーリ61、71の支持を繰り返すにあたり、支持部22、26の耐久性を向上させている。
以下、支持部22、26の作用を説明する。
図9、および図10は、テールセンタ21の支持部22と、固定センタ25の支持部26の作用を説明する図である。
始めに、固定プーリ61の場合を説明する。
図9の(a)、(c)に示すように、ボール溝の研削を開始する前の状態では、テールセンタ21の支持部22と固定センタ25の支持部26で長手方向の両端が支持された固定プーリ61は、軸線X方向に沿う向きで配置されている。
この状態では、嵌合部222の外周222aが、軸線X周りの周方向の全周に亘って、軸内油路613の嵌合面613aに内嵌していると共に、嵌合部262の外周262aが、軸線X周りの周方向の全種に亘って、嵌合穴614の嵌合面614aに内嵌している。
ここで、固定プーリ61が、砥石3から作用する研削荷重により軸線Xに対して傾くと、支持部22、26の外周222a、262aと、嵌合面613a、614aとの接触点Pa、Pbは変化する。しかしながら、支持部22、26が、球面状の外周222a、262aを有しているので、支持部22、26の外周222a、262aが、軸線X周りの周方向の全周に亘って嵌合面613a、614aに接触している状態が保持される(図
9の(b)、(d)参照)。
そのため、テールセンタ21や固定センタ25が備える支持部が、従来公知の円錐形状の支持部23、27(図8参照)である場合のように、固定プーリ61の支持安定性が低下することがない。
次に、固定プーリ71の場合を説明する。
図10の(a)、(c)に示すように、ボール溝の研削を開始する前の状態では、テールセンタ21の支持部22と固定センタ25の支持部26で長手方向の両端が支持された固定プーリ71は、軸線X方向に沿う向きで配置されている。
この状態では、嵌合部221の外周221aが、軸線X周りの周方向の全周に亘って、軸内油路713の嵌合面713aに内嵌していると共に、嵌合部261の外周261aが、軸線X周りの周方向の全周に亘って、軸内油路714の嵌合面714aに内嵌している。
ここで、固定プーリ61が、砥石3から作用する研削荷重により軸線Xに対して傾くと、支持部22、26の外周221a、261aと、嵌合面713a、714aとの接触点Pa、Pbは変化する。しかしながら、支持部22、26が、球面状の外周221a、261aを有しているので、支持部22、26の外周221a、261aが、軸線X周りの周方向の全周に亘って嵌合面713a、714aに接触している状態が保持される。
そのため、テールセンタ21や固定センタ25が備える支持部が、従来公知の円錐形状の支持部23、27(図8参照)である場合のように、固定プーリ71の支持安定性が低下することがない。
また、テールセンタ21の支持部22は、球面状の外周を持つ2つの嵌合部221、222が、軸線X方向に連なった形状を成していると共に、固定センタ25の支持部26は、球面状の外周を持つ2つの嵌合部261、262が、軸線X方向に連なった形状を成している。
そのため、支持部22、26が嵌合する穴(開口部:軸内油路613、713と、嵌合穴614および軸内油路714)の内径が異なるワーク(固定プーリ61、71)の場合であっても、共通の支持部22、26を用いて、支持することができる。
以上の通り、本実施形態にかかる回転センタ(テールセンタ21、固定センタ25)は、以下の構成を有している。
(1)テールセンタ21は、ワーク(固定プーリ61、71)に設けた開口部(軸内油路613、713)に、開口部の開口方向に沿う軸線X方向から挿入されて、軸内油路613、713に内嵌する支持部22を有している。
固定センタ25は、ワーク(固定プーリ61、71)に設けた開口部(嵌合穴614、軸内油路714)に、開口部の開口方向に沿う軸線X方向から挿入されて、嵌合穴614、軸内油路713に内嵌する支持部26を有している。
支持部22は、半径が異なる球面状の外周221a、222aを持つ2つの嵌合部221、222が、軸線X方向に連なって一体的に形成されている。
嵌合部221、222は、開口部(軸内油路613、713)との嵌合部である。
支持部26は、半径が異なる球面状の外周261a、262aを持つ2つの嵌合部261、262が、軸線X方向に連なって一体的に形成されている。
嵌合部261、262は、開口部(嵌合穴614、軸内油路714)との嵌合部である。
支持部22では、先端22c側に位置する嵌合部221の外周221aのほうが、基端22b側に位置する嵌合部222の外周222aよりも半径が小さい。
支持部26では、先端26c側に位置する嵌合部261の外周261aのほうが、基端26b側に位置する嵌合部262の外周262aよりも半径が小さい。
このように構成すると、開口部の開口径の異なる複数種類のワークを、共通のテールセンタ21および固定センタ25を用いて適切に支持できる。
ワーク(固定プーリ61、71)が軸線Xに対して傾いても、支持部22の球面状の外周221a、222aが、開口部(軸内油路613、軸内油路713)に全周に亘って接触した状態を維持できる。支持部26の球面状の外周261a、262aが、開口部(嵌合穴614、軸内油路714)に全周に亘って接触した状態を維持できる。
これにより、共通の支持部22、26を用いて、開口部の開口径の異なる複数種類のワーク(固定プーリ61、71)を安定的に支持することができる。
本実施形態にかかる研削装置1は、以下の構成を有している。
(2)研削装置1は、共通の軸線X上で対向配置された一対の回転センタ(テールセンタ21、固定センタ25)を有する。
研削装置1では、固定プーリ61、71(ワーク)の軸部611、711の長手方向の一端611a、711aと他端611b、711bが、テールセンタ21と固定センタ25でそれぞれ支持されている。
研削装置1は、テールセンタ21と固定センタ25で支持された固定プーリ61、71(ワーク)の外周に、砥石3を用いた研削加工を施して、ボール溝615、715を形成する。
固定プーリ61、71は、軸部611、711の長手方向の一端611a、711aと他端611b、711bに、軸線X方向に開口する開口部(軸内油路613、軸内油路713)を有すると共に、他端611b、711bに、軸線X方向に開口する開口部(嵌合穴614、軸内油路714)を有する。
テールセンタ21は、固定プーリ61、71の軸内油路613、713に軸線X方向から挿入されて、軸内油路613、713に内嵌する支持部22を有している。
固定センタ25は、固定プーリ61、71の嵌合穴614、軸内油路714に、軸線X方向から挿入されて、嵌合穴614、軸内油路713に内嵌する支持部26を有している。
支持部22は、球面状の外周221a、222aを持つ2つの嵌合部221、222が、軸線X方向に連なって一体的に形成されている。
嵌合部221、222は、開口部(軸内油路613、713)との嵌合部である。
支持部26は、球面状の外周261a、262aを持つ2つの嵌合部261、262が、軸線X方向に連なって一体的に形成されている。
嵌合部261、262は、開口部(嵌合穴614、軸内油路714)との嵌合部である。
支持部22では、先端22c側に位置する嵌合部221の外周221aのほうが、基端22b側に位置する嵌合部222の外周222aよりも半径が小さい。
支持部26では、先端26c側に位置する嵌合部261の外周261aのほうが、基端26b側に位置する嵌合部262の外周262aよりも半径が小さい。
このように構成すると、固定プーリ61、71の軸部611、711の長手方向の一端611a、711aと他端611b、711bを、テールセンタ21と固定センタ25で適切に支持できる。
すなわち、開口部の開口径が異なる複数のワーク(固定プーリ)を、共通のテールセンタ21と固定センタ25を用いて適切に支持できる。
また、ボール溝615、715を研削する際の研削荷重により、ワーク(固定プーリ61、71)が軸線Xに対して傾いても、支持部22の球面状の外周221a、222aが、開口部(軸内油路613、軸内油路713)に全周に亘って接触した状態を維持できる。さらに、支持部26の球面状の外周261a、262aが、開口部(嵌合穴614、軸内油路714)に全周に亘って接触した状態を維持できる。
これにより、共通の支持部22、26を用いて、開口部の開口径の異なる複数種類のワーク(固定プーリ61、71)を安定的に支持することができる。
本実施形態にかかる研削装置1は、以下の構成を有している。
(3)ワークは、車両用の自動変速機の固定側のプーリ(固定プーリ61、71)である。
固定プーリ61は、軸部611の長手方向の一端611aに開口する開口部が、軸内油路713の開口であり、他端611bに開口する開口部が、他の回転体との連結部である嵌合穴614である。
固定プーリ71は、軸部711の長手方向の一端711aと他端711bに開口する開口部が、軸内油路713、714の開口である。
軸内油路613と軸内油路713は、バリエータ5の作動油圧(オイルOL)の供給路であり、軸内油路714は、潤滑用のオイルOLの供給路である。
軸内油路は、当該軸内油路を通流するオイルOLの用途に応じて内径が異なる。固定プーリ61の軸部611の一端611a側の開口部と、他端611b側の開口部、そして、固定プーリ71の軸部711の一端711a側の開口部と、他端711b側の開口部は、それぞれ内径が異なっている。
上記のように、球面状の外周221a、222aまでの半径が異なる2つの嵌合部221、222を有する支持部22と、球面状の外周261a、262aまでの半径が異なる2つの嵌合部261、262を有する支持部26を採用することで、開口部の開口径が異なる複数のワーク(固定プーリ)を、共通のテールセンタ21と固定センタ25を用いて適切に支持できる。
本実施形態にかかる研削装置1は、以下の構成を有している。
(4)嵌合部221、222の表面が、ロウ付けされた超硬合金により被覆されている。
嵌合部261、262の表面が、ロウ付けされた超硬合金により被覆されている。
このように構成すると、支持部22、26の耐久性が向上するので、支持部22、26の交換頻度を下げることができる。
支持部22、26の交換頻度が高くなると、研削装置1のランニングコストが高くなるが、支持部22、26の交換頻度を下げることができるので、ランニングコストの低減が可能になる。
本実施形態にかかる研削装置1は、以下の構成を有している。
(5)軸線X方向で隣接する嵌合部221、222同士の境界に、円弧状の湾曲部223(R加工部)が設けられている。
軸線X方向で隣接する嵌合部261、262同士の境界に、円弧状の湾曲部263(R加工部)が設けられている。
このように構成すると、支持部22を軸内油路613、713に内嵌した際の衝突力で、嵌合部221と嵌合部222との境界部から支持部22が破断することを好適に防止できる。さらに、支持部26を、嵌合穴614や軸内油路714に内嵌した際の衝突力で、嵌合部261と嵌合部262との境界部から支持部26が破断することを好適に防止できる。
これにより、破損に起因する支持部22、26の交換頻度を下げることができるので、研削装置1のランニングコストの低減が可能になる。
本実施形態にかかる研削装置1は、以下の構成を有している。
(6)固定プーリ61では、軸内油路613の開口部に、軸部611の一端611a側に向かうにつれて開口径が広くなる向きの傾斜面(嵌合面613a)が設けられている。
嵌合穴614の開口部に、軸部611の他端611b側に向かうにつれて開口径が広くなる向きの傾斜面(嵌合面614a)が設けられている。
嵌合部222の半径r2は、嵌合部222の外周222aと嵌合面613aとの接触点Paを通り嵌合面613aに直交する法線Nが、軸線X上で、嵌合部222の中心C2と交差する半径で形成されている。
嵌合部262の半径r4は、嵌合部262の外周262aと嵌合面614aとの接触点Pbを通り嵌合面614aに直交する法線Nが、軸線X上で、嵌合部262の中心C4と交差する半径で形成されている。
このように構成すると、研削荷重が作用した固定プーリ61が軸線Xに対して傾いても、固定プーリ61側の嵌合面613a、614aの内周が、軸線X周りの周方向の全周に亘って支持部22、26で支持されるので、固定プーリ61の支持安定性が向上する。
固定プーリ61の支持安定性が低下すると、軸部611の外周に研削したボール溝615の表面に縞模様(いわゆる、びびりに起因する縞模様)が生じる。固定プーリ61の支持安定性が向上することで、ボール溝615の表面に縞模様を生じさせることなく、適切にボール溝615を研削できる。
本実施形態にかかる研削装置1は、以下の構成を有している。
(7)固定プーリ71では、軸内油路713の開口部に、軸部711の一端711a側に向かうにつれて開口径が広くなる向きの傾斜面(嵌合面713a)が設けられている。
軸内油路714の開口部に、軸部711の他端711b側に向かうにつれて開口径が広くなる向きの傾斜面(嵌合面714a)が設けられている。
嵌合部221の半径r1は、嵌合部221の外周221aと嵌合面713aとの接触点Paを通り嵌合面713aに直交する法線Nが、軸線X上で、嵌合部221の中心C1と交差する半径で形成されている。
嵌合部261の半径r4は、嵌合部261の外周261aと嵌合面714aとの接触点Pbを通り嵌合面714aに直交する法線Nが、軸線X上で、嵌合部261の中心C3と交差する半径で形成されている。
このように構成すると、研削荷重が作用した固定プーリ71が軸線Xに対して傾いても、固定プーリ71側の嵌合面713a、714aの内周が、軸線X周りの周方向の全周に亘って支持部22、26で支持されるので、固定プーリ71の支持安定性が向上する。
固定プーリ71の支持安定性が低下すると、軸部711の外周に研削したボール溝715の表面に縞模様(いわゆる、びびりに起因する縞模様)が生じる。固定プーリ71の支持安定性が向上することで、ボール溝715の表面に縞模様を生じさせることなく、適切にボール溝715を研削できる
(8)本実施形態にかかる固定プーリ71では、嵌合面613aから見て軸部611の一端611a側に、嵌合面613aよりも軸線Xに対する傾きが大きい面取部613bが設けられている。嵌合面614aから見て軸部611の他端611b側に、嵌合面614aよりも軸線Xに対する傾きが大きい面取部614bが設けられている。
このように構成すると、支持部22の嵌合部221が軸部611の一端611aに干渉することなく、支持部22の嵌合部221が嵌合面613aに内嵌できる。さらに、支持部26の嵌合部261が軸部611の他端611bに干渉することなく、支持部26の嵌合部261が嵌合面614aに内嵌できる。
嵌合部221、261が、嵌合面613a、614aに適切に内嵌できるので、固定プーリ71の支持安定性が向上する。
前記した実施形態では、球面状の外周を持つ嵌合部221、222が、軸線X方向で2つ連なった支持部22を例示したが、嵌合部が3つ以上連なった支持部としてもよい。
開口径の異なるより多品種のワークの支持を適切に行うことができる。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は、これら実施形態に示した態様のみに限定されるものではない。発明の技術的な思想の範囲内で、適宜変更可能である。
1 研削装置
2 支持装置
21 固定センタ
22 支持部
221、222 嵌合部
221a、222a 外周
223 湾曲部
25 テールセンタ
26 支持部
261、262 嵌合部
261a、262a 外周
263 湾曲部
29 クランプ爪
3 砥石
31 研削部
4 支持軸
5 バリエータ
6 プライマリプーリ
61 固定プーリ
611 軸部
611a 一端
611b 他端
612 シーブ部
613 軸内油路
613a 嵌合面
613b 面取部
614 嵌合穴
614a 嵌合面
614b 面取部
615 ボール溝
62 可動プーリ
621 環状基部
622 シーブ部
7 セカンダリプーリ
71 固定プーリ
711 軸部
711a 一端
711b 他端
712 シーブ部
713 軸内油路
713a 嵌合面
713b 面取部
714 軸内油路
714a 嵌合面
714b 面取部
715 ボール溝
72 可動プーリ
721 環状基部
722 シーブ部
10 無段変速機
B1、B2、B3、B4 ベアリング
Ba ボール
R1、R2、R3 油室
V ベルト

Claims (5)

  1. ワーク端部に設けた開口部に、前記開口部の開口方向から挿入し、前記開口部に内嵌する回転センタであって、
    前記回転センタは、
    前記開口部との嵌合部を持つ支持部を有しており、
    前記嵌合部は、前記回転センタの軸線方向に半径が異なる球面状の外周を有しており、
    前記球面状の外周の半径は、前記支持部の先端側に位置する外周ほど、前記支持部の基端側に位置する外周よりも小さいことを特徴とする回転センタ。
  2. 共通の軸線上で対向配置された一対の回転センタを有し、
    長手方向の一端と他端が、前記回転センタでそれぞれ支持されたワークの外周に研削加工を施す研削装置であって、
    前記ワークは、前記長手方向の一端と他端に、前記軸線方向に開口する開口部を有しており、
    前記回転センタは、
    前記開口部に挿入されて嵌合する嵌合部を持つ支持部を有しており、
    前記嵌合部は、前記回転センタの軸線方向に半径が異なる球面状の外周を有しており、
    前記球面状の外周の半径は、前記支持部の先端側に位置する外周ほど、前記支持部の基端側に位置する外周よりも小さいことを特徴とする研削装置。
  3. 前記ワークは、車両用の自動変速機の固定側のプーリであり、
    前記開口部は、前記固定側のプーリの軸内油路および/または他の回転体との連結部の開口部であることを特徴とする請求項2に記載の研削装置。
  4. 前記嵌合部の表面が、ロウ付けされた超硬合金により被覆されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の研削装置。
  5. 前記軸線方向で隣接する前記球面状の外周同士の境界に、R加工が施されていることを特徴とする請求項2から請求項4の何れか一項に記載の研削装置。
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