JP2021035799A - 車両制御システム、車両制御方法、及びプログラム - Google Patents

車両制御システム、車両制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両をフェールセーフ制御することができる車両制御システム、車両制御方法、及びプログラムを提供すること。【解決手段】車両制御システムは、車両に搭載される第1制御部と、前記車両に搭載される複数の第2制御部であって、それぞれが、前記車両に搭載された複数の車載機器のうち自身に割り当てられた一以上の車載機器を、少なくとも前記第1制御部の指示に基づいて制御する複数の第2制御部と、前記車両に衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定する特定部と、を備え、前記第2制御部は、前記特定部により特定された箇所が、自身に割り当てられた前記車載機器の存在する箇所と合致する場合、自身に割り当てられた前記車載機器を所定状態に制御するものである。【選択図】図1

Description

本発明は、車両制御システム、車両制御方法、及びプログラムに関する。
従来、車両が搭載するECU(Electronic Control Unit)を所定のエリア毎に設け、所定のエリアに設けられた複数のECUをメインECUによって制御する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2019−031120号公報
ここで、車両の衝突時等において、車両はフェールセーフ制御されることが求められるが、従来の技術では、メインECUが他の複数のECUをフェールセーフ制御することまでは困難であった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、車両をフェールセーフ制御することができる車両制御システム、車両制御方法、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る車両制御システム、車両制御方法、及びプログラムは、以下の構成を採用した。
(1)この発明の一態様の車両制御システムは、車両に搭載される第1制御部と、前記車両に搭載される複数の第2制御部であって、それぞれが、前記車両に搭載された複数の車載機器のうち自身に割り当てられた一以上の車載機器を、少なくとも前記第1制御部の指示に基づいて制御する複数の第2制御部と、前記車両に衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定する特定部と、を備え、前記第2制御部は、前記特定部により特定された箇所が、自身に割り当てられた前記車載機器の存在する箇所と合致する場合、自身に割り当てられた前記車載機器を所定状態に制御するものである。
(2)の態様は、上記(1)の態様に係る車両制御システムにおいて、前記第2制御部は、前記特定部により特定された箇所が、自身に割り当てられた前記車載機器の存在する箇所と合致する場合、前記車載機器を電力供給が停止した状態に制御するものである。
(3)の態様は、上記(2)の態様に係る車両制御システムにおいて、前記第2制御部は、自身に割り当てられた前記車載機器に、第1電源からの電力と、前記第1電源に比して低圧の第2電源からの電力とが供給されている場合、まず前記第1電源からの電力の供給を停止し、前記第1電源からの電力の供給を停止した後、前記第2電源からの電力の供給を停止するものである。
(4)の態様は、上記(2)または(3)の態様に係る車両制御システムにおいて、前記第2制御部は、自身に割り当てられた前記車載機器のうち、衝突に対応する処理を行う前記車載機器以外の前記車載機器への電力の供給を停止するものである。
(5)この発明の他の態様の車両制御システムは、車両に搭載される第1制御部と、前記車両に搭載される複数の第2制御部であって、それぞれが、前記車両に搭載された複数の車載機器のうち自身に割り当てられた一以上の車載機器を、少なくとも前記第1制御部の指示に基づいて制御する複数の第2制御部と、前記車両に衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定する特定部とを備え、前記第1制御部は、前記特定部により特定された箇所に存在する前記車載機器が割り当てられた前記第2制御部に対して、前記車載機器を所定状態にする制御に係る指示を行うものである。
(6)この発明の他の態様の車両制御方法は、車両に搭載される第1制御部と、前記車両に搭載される複数の第2制御部であって、それぞれが、前記車両に搭載された複数の車載機器のうち自身に割り当てられた一以上の車載機器を、少なくとも前記第1制御部の指示に基づいて制御する複数の第2制御部とを備えるコンピュータが、前記車両に衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定し、前記第2制御部は、特定された箇所が、自身に割り当てられた前記車載機器の存在する箇所と合致する場合、自身に割り当てられた前記車載機器を所定状態に制御するものである。
(7)この発明の他の態様のプログラムは、車両に搭載される第1制御部と、前記車両に搭載される複数の第2制御部であって、それぞれが、前記車両に搭載された複数の車載機器のうち自身に割り当てられた一以上の車載機器を、少なくとも前記第1制御部の指示に基づいて制御する複数の第2制御部とを備えるコンピュータが、前記車両に衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定させ、前記第2制御部は、特定された箇所が、自身に割り当てられた前記車載機器の存在する箇所と合致する場合、自身に割り当てられた前記車載機器を所定状態に制御させるものである。
(1)〜(7)によれば、車両をフェールセーフ制御することができる。
車両制御システム1の構成の一例を示す図である。 第2制御部20の構成の一例を示す図である。 第1制御部10の構成の一例を示す図である。 メイン制御部12の構成の一例を示す図である。 特定部12Aの処理を模式的に示す図である。 実施形態の第1制御部10の処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態の第2制御部20の処理の一例を示すフローチャートである。 変形例に係る第2制御部20の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の車両制御システム、車両制御方法、及びプログラムの実施形態について説明する。
[全体構成]
図1は、車両制御システム1の構成の一例を示す図である。車両制御システム1は、例えば、車両Mに搭載されるシステムである。車両制御システム1は、例えば、一以上の第1制御部10と、複数の第2制御部20と、高圧電源BTと、降圧回路CTとを備える。図1の例では、一つの第1制御部と七つの第2制御部20とを示しているが、これはあくまで一例である。第2制御部20の符号の末尾のハイフン以下の数字は、第2制御部20を区別するための識別子である。いずれの第2制御部20であるかを区別しない場合、単に第2制御部20と称する。また、ハイフンを用いた識別子は、他の構成要素についても、ハイフン以下の数字が同じ構成要素を識別する識別子であることを示すものとする。第1制御部10や第2制御部20は、例えば、車両Mが備えるECU(Electronic Control Unit)である。第2制御部20は、より簡素な構成のプロセッサであってもよい。第1制御部10は、例えば、第2制御部20の動作に関する情報を、ネットワークを介して第2制御部20に送信する。第2制御部20は、例えば、ネットワークを介して第1制御部10によって送信された情報を受信し、受信した情報に基づいて車両Mが備える車載機器VCを制御する。ネットワークの詳細については後述する。
第2制御部20には、予め自身が制御する制御対象である車載機器VCが割り当てられている。第2制御部20に割り当てられる車載機器VCは、例えば、第2制御部20の近傍に設置されている車載機器VCである。例えば、車両Mの左側後方の第2制御部20−1には、車両Mの左側後方の範囲AR1に設置されている車載機器VCが制御対象として割り当てられ、車両Mの左側前方の第2制御部20−2には、車両Mの左側前方の範囲AR2に設置されている車載機器VCが制御対象として割り当てられ、車両Mの中央の第2制御部20−3には、車両Mの中央の範囲AR3に設置されている車載機器VCが制御対象として割り当てられ、車両Mの前方の第2制御部20−4には、車両Mの前方の範囲AR4に設置されている車載機器VCが制御対象として割り当てられ、車両Mの右側前方の第2制御部20−5には、車両Mの右側前方の範囲AR5に設置されている車載機器VCが制御対象として割り当てられ、車両Mの右側後方の第2制御部20−6には、車両Mの右側後方の範囲AR6に設置されている車載機器VCが制御対象として割り当てられ、車両Mの後方の第2制御部20−7には、車両Mの後方の範囲AR7に設置されている車載機器VCが制御対象として割り当てられる。
図1において、第2制御部20−3に割り当てられた一以上の車載機器VCには、SRS(Supplemental Restraint System)エアバックや、EPS(Electric Power Steering;電動パワーステアリング)装置や、カメラや、加速度センサが含まれ、第2制御部20−4に割り当てられた一以上の車載機器VCには、VSA(Vehicle Stability Assist)装置や、レーダ装置が含まれる。
SRSエアバックは、例えば、エアバッグ袋体と、インフレータとを備えている。エアバッグ袋体は、一以上の袋体と、一以上の流路とを備えている。一以上の袋体は、収納状態に折り畳まれ、車両Mのステアリングホイール内に収容(搭載)されている。また、袋体は、流路を介してインフレータに接続されており、インフレータは、第2制御部20−3の制御によって、流路を介して袋体にガスを注入する。これにより、SRSエアバックは、袋体にガスが供給(充填)され、袋体を全域において膨張展開させる。
EPS装置は、例えば、ステアリングホイールと、ステアリングシャフトと、タイロッドと、ステアリングギアとを備える。EPS装置は、ステアリングホイールが操作されると、タイロッドが進退し、車両Mの操舵車輪の向きが変わる。ステアリングシャフトには、操舵力を補助するアシストユニットが設けられている。アシストユニットは、モータとモータの駆動力をステアリングシャフトに伝達するウォームギアを含む。
カメラは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。カメラは、車両Mの任意の箇所に取り付けられる。例えば、車両Mの前方を撮像する場合、カメラは、フロントウインドシールド上部やルームミラー裏面等に取り付けられる。また、車両Mの後方を撮像する場合、カメラは、リアウィンドシールド上部等に取り付けられる。また、車両Mの右側方または左側方を撮像する場合、カメラは、車体やドアミラーの右側面または左側面等に取り付けられる。カメラは、例えば、周期的に繰り返し車両Mの周辺を撮像する。カメラは、ステレオカメラであってもよい。
加速度センサは、例えば、範囲AR3のうち車両Mの中央に設けられ、車両Mの速度の変化を計測する。なお、加速度センサは、範囲AR3の他の箇所にも備えられていてもよい。この場合、当該加速度センサは、存在する箇所に対応する第2制御部20に割り当てられる。
VSA装置は、第2制御部20の制御に基づいて、制動時のタイヤロックを防ぐABS(Antilock Brake System:アンチロックブレーキシステム)、加速時のホイールスピンを防ぐトラクションコントロール(Traction Control System:TCS)を統合制御する。具体的には、VSA装置は、車両Mが備える各種検出機器によってコーナリング時の横滑り(前輪からコーナーの外側に膨らむアンダーステア/後輪がスライドしてコーナーの内側に巻き込むオーバーステア)が検出された際、駆動輪毎に自動的にブレーキをかけたり、エンジンパワーを制御したりする。これにより、VSA装置は、横滑り時に車両Mの操縦安定性を向上させる。
レーダ装置は、車両Mの周辺にミリ波等の電波を放射すると共に、物体によって反射された電波(反射波)を検出して少なくとも物体の位置(距離および方位)を検出する。レーダ装置は、車両Mの任意の箇所に取り付けられる。レーダ装置は、FM−CW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式によって物体の位置および速度を検出してもよい。
高圧電源BTは、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池である。高圧電源BTには、車両Mの外部の充電器から供給される電力を蓄え、車両Mの走行のための放電を行う。高圧電源BTは、「第1電源」の一例である。
降圧回路CTは、例えば、DC―DCコンバータである。降圧回路CTは、高圧電源BTから供給される電力を降圧し、降圧した電力を車両Mの各部に供給する。降圧回路CTは、「第2電源」の一例である。
高圧電源BTは、例えば、電流センサ、電圧センサ、温度センサを備えており、第2制御部20のそれぞれは、高圧電源BTの各種センサの検出結果に基づいて、自身に対応付けられた車載機器VCに高圧電源BTが供給する電力を供給する。また、第2制御部20のそれぞれは、高圧電源BTの各種センサの検出結果に基づいて、自身に対応付けられた車載機器VCに降圧回路CTが降圧した電力を供給する。以降の説明において、高圧電源BTが供給する電力を「高圧の電力」とも記載し、降圧回路CTが供給する電力であって、高圧電源BTが供給する電力に比して低圧の電力を「低圧の電力」とも記載する。
[車両制御システム1のネットワーク構成]
以下、車両制御システム1のネットワーク構成について説明する。第1制御部10と、それぞれの第2制御部20とは、通常時には、第1種類のネットワークを介して第2制御部20の動作に関する通信を行う。第1種類のネットワークは、例えば、イーサネット(登録商標)に準拠したネットワークである。第2制御部20同士は、第2種類のネットワークを介して通信を行う。第2種類のネットワークは、例えば、CAN−FD(CAN with Flexible Data rate)に準拠したネットワークである。第2制御部20同士の通信は、例えば、第1制御部10に送信することが求められない情報(例えば、第1制御部10が関与する必要がない情報)である。また、第1制御部10と、それぞれの第2制御部20とは、異常が発生した場合には、第2種類のネットワークを介して第2制御部20の動作に関する通信を行う。
なお、上述では、第2制御部20同士のみがCANを介して通信する場合について説明したが、これに限られない。第1制御部10は、例えば、イーサネットに加えてCANを介して第2制御部20と接続可能であってもよい。以下、CAN−FDのネットワークには、第1制御部10も接続される場合について説明する。
また、上述では、第1種類のネットワークがイーサネットであり、第2種類のネットワークがCANである場合について説明したが、これに限られない。第1種類のネットワークが第2種類のネットワークよりもペイロードの伝送効率が高いネットワークであって、且つ第1種類のネットワークと第2種類のネットワークとが互いに異なる通信プロトコルのネットワークであれば、第1種類のネットワークと第2種類のネットワークとは、他の組合せであってもよい。また、第2種類のネットワークは、CAN−FDのほか、CAN(Controller Area Network)や、LIN(Local Interconnect Network)や、FlexRay等のネットワークであってもよい。
また、図1において、第1制御部10と、第2制御部20とは、イーサネットを介して通信する。また、第1制御部10と、第2制御部20とは、各イーサネットETの専用インターフェースケーブル(例えば、TP(Twisted pair)ケーブルや、光通信ケーブル等)を介して通信する。以下、専用インターフェースケーブルがTPケーブルであるものとする。例えば、第1制御部10と、第2制御部20−1とは、イーサネットET1の専用インターフェースケーブルを介して通信し、第1制御部10と、第2制御部20−2とは、イーサネットET2の専用インターフェースケーブルを介して通信し、第1制御部10と、第2制御部20−3とは、イーサネットET3の専用インターフェースケーブルを介して通信し、第1制御部10と、第2制御部20−4とは、イーサネットET4の専用インターフェースケーブルを介して通信し、第1制御部10と、第2制御部20−5とは、イーサネットET5の専用インターフェースケーブルを介して通信し、第1制御部10と、第2制御部20−6とは、イーサネットET6の専用インターフェースケーブルを介して通信し、第1制御部10と、第2制御部20−7とは、イーサネットET7の専用インターフェースケーブルを介して通信する。
なお、第2制御部20同士は、CAN−FD用のインターフェースケーブル(例えば、TPケーブル)を介して通信する。以下、CAN−FD用のインターフェースケーブルをCANバスbsと記載する。
[第2制御部20の構成]
以下、第1制御部10の説明に先立って、第2制御部20について説明する。図2は、第2制御部20の構成の一例を示す図である。第2制御部20は、例えば、メイン制御部22と、通信制御部24と、第1種類トランシーバ26と、第2種類トランシーバ28とを含む。メイン制御部22、及び通信制御部24は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
メイン制御部22は、第1制御部10の指示に基づいて、第2制御部20自身に割り当てられた車載機器VCの制御のための処理を行う。メイン制御部22は、割り当てられた車載機器VCが空調装置であり、第2制御部20自身が空調ECUであれば、空調装置の風量制御や温度制御のための処理を行い、割り当てられた車載機器VCがオーディオ装置であり、第2制御部20自身がオーディオECUであればコンテンツ選択制御や音量制御のための処理を行う。また、メイン制御部22は、第1制御部10が第2制御部20の制御に用いる情報を取得し、通信制御部24に出力する。第1制御部10が第2制御部20の制御に用いる情報は、例えば、第2制御部20に接続される車載機器VCの状態を検出した検出情報である。
また、メイン制御部22は、第1制御部10において車両Mが何らかの物体と衝突した、又は衝突の可能性が有ると判定された場合、第1制御部10の指示に基づいて、自身に割り当てられた車載機器VCへの電力の供給を停止する。メイン制御部22は、自身に割り当てられた車載機器VCに対して、高圧電源BTから供給される高圧の電力と、降圧回路CTから供給される低圧の電力とが供給される場合、少なくとも高圧の電力の車載機器VCへの供給を停止する。第2制御部20が車載機器VCへの電力の供給を停止することは、「車載機器VCを所定の状態に制御する」ことの一例である。
通信制御部24は、イーサネットETにおけるパケットの調停処理や、トレーラーのチェックなどの処理を行う。通信制御部24は、メイン制御部22から出力された検出情報に基づいてイーサネットフレームを生成する。通信制御部24は、例えば、メイン制御部22からの指示に応じたプトロコルのパケットを含むイーサネットフレームを生成する。通信制御部24は、生成したイーサネットフレームを、イーサネットETを介して第1制御部10に送信するように第1種類トランシーバ26を制御する。通信制御部24は、イーサネットETを介して第1種類トランシーバ26が第1制御部10から受信したイーサネットフレームのデータ(ペイロード)部分を取り出してメイン制御部22に出力する。この場合、ペイロード部分には、第1制御部10が第2制御部20の動作を指示する指示情報が含まれる。
また、通信制御部24は、CAN−FDにおける調停処理や、ビットスタッフィング、CRCチェックなどの処理を行う。通信制御部24は、メイン制御部22からの指示に応じて、送信先の第2制御部20のCAN−IDを含むCANフレームを、CANバスbsに出力するように第2種類トランシーバ28を制御する。CAN−IDとは、CANバスbsに接続される機器(この場合、第1制御部10、及び各第2制御部20)を識別可能な情報である。CAN−IDは、CANバスbsに接続される機器に予め設定される。以下、CANバスbsに接続されるいずれの機器も、他の機器のCAN−IDを認識しているものとする。また、通信制御部24は、CANバスbsを介して第2種類トランシーバ28受信したCANフレームのデータ部分を取り出してメイン制御部22に出力する。
メイン制御部22を構成するプロセッサと、通信制御部24を構成するプロセッサは、同一のものであってもよいし、別体のものであってもよい。すなわち、メイン制御部22と通信制御部24は、ソフトウェアとして別体であってもよいし、ハードウェアとして別体であってもよい。
第1種類トランシーバ26には、イーサネットETの専用インターフェースケーブルが接続される。第1種類トランシーバ26は、差動電圧により示される信号(データ)をイーサネットETの専用インターフェースケーブルに伝達するように構成されており、第1種類トランシーバ26は、差動電圧を作り出すことが可能な電圧発生器を含む。また、第1種類トランシーバ26は、差動電圧を検出する検出部を含み、検出した差動電圧を通信制御部24に出力する。以下、通信制御部24の制御に基づいて、第1種類トランシーバ26がイーサネットETを介して情報を送信することを、通信制御部24がイーサネットETを介して情報を送信するとも記載する。
第2種類トランシーバ28は、CANバスbsに接続される。CANバスbsは、差動電圧により信号(データ)を伝達するように構成されており、第2種類トランシーバ28は、差動電圧がゼロ付近の状態(ドミナント)と、差動電圧が一定電圧以上の状態(リセッシブ)とを作り出すことが可能な電圧発生器を含む。また、第2種類トランシーバ28は、差動電圧を検出する検出部を含み、検出した差動電圧を通信制御部24に出力する。以下、通信制御部24の制御に基づいて、第2種類トランシーバ28がCANバスbsを介して情報を送信することを、通信制御部24がCANバスbsを介して情報を送信するとも記載する。
[第1制御部10の構成]
図3は、第1制御部10の構成の一例を示す図である。第1制御部10は、例えば、メイン制御部12と、通信制御部14と、第1種類トランシーバ16と、第2種類トランシーバ18と、記憶部19とを備える。メイン制御部12、及び通信制御部24は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部を含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
記憶部19は、HDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)により実現されてもよく、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)により実現されてもよく、ドライブ装置に装着される記憶媒体であってもよい。記憶部19には、例えば、メイン制御部12を実現するためのプログラムの他、衝突情報19A等の情報が記憶される。
衝突情報19Aは、例えば、第2制御部20が取得する検出情報のうち、少なくとも一部の検出情報の閾値を示す情報であり、車両Mが何らかの物体と衝突した、又は衝突の可能性が有るか否かを識別可能な閾値を示す情報である。具体的には、衝突情報19Aには、レーダ装置によって検出された物体までの距離や、物体までの余裕時間(TTC:Time To Collision)や、加速度センサによって検出された車両Mの速度変化の閾値を示す情報が含まれる。
メイン制御部12は、第2制御部20に割り当てられた制御を指示するための処理を行う。メイン制御部12は、通信制御部14がイーサネットETを介して第2制御部20から受信した検出情報に基づいて、第2制御部20の動作に係る指示を決定する。そして、メイン制御部12は、決定した指示を示す情報(つまり、指示情報)を通信制御部14に出力する。メイン制御部12の詳細については、後述する。
なお、第1制御部10に第2制御部20の動作に係る処理以外の処理(例えば、第1制御部10に接続されている車載機器VCの制御に係る処理)が割り当てられている場合、メイン制御部12は、当該処理を実行してもよい。
通信制御部14は、イーサネットETにおけるパケットの調停処理や、トレーラーのチェックなどの処理を行う。通信制御部14は、メイン制御部12から出力された指示情報に基づいてイーサネットフレームを生成する。通信制御部14は、例えば、メイン制御部12からの指示に応じて、通信先の第2制御部20との通信に用いられるプロトコルのパケットを含むイーサネットフレームを生成する。通信制御部14は、生成したイーサネットフレームを、イーサネットETを介して第2制御部20に送信するように第1種類トランシーバ16を制御する。通信制御部14は、イーサネットETを介して第1種類トランシーバ16が第1制御部10から受信したイーサネットフレームのデータ(ペイロード)部分を取り出してメイン制御部12に出力する。この場合、ペイロード部分には、検出情報が含まれる。
また、通信制御部14は、CAN−FDにおける調停処理や、ビットスタッフィング、CRCチェックなどの処理を行う。通信制御部14は、メイン制御部12からの指示に応じて、送信先の第2制御部20のCAN−IDを含むCANフレームを、CANバスbsに出力するように第2種類トランシーバ18を制御する。通信制御部14は、CANバスbsを介して第2種類トランシーバ18受信したCANフレームのデータ部分を取り出してメイン制御部12に出力する。
メイン制御部12を構成するプロセッサと、通信制御部14を構成するプロセッサは、同一のものであってもよいし、別体のものであってもよい。すなわち、メイン制御部12と通信制御部14は、ソフトウェアとして別体であってもよいし、ハードウェアとして別体であってもよい。
第1種類トランシーバ16は、複数の第2制御部20のそれぞれと専用インターフェースケーブルによって接続される。第1種類トランシーバ16は、通信制御部14の指示に応じて、イーサネットフレームの送信対象の第2制御部20に対して、当該第2制御部20の専用インターフェースケーブルを介してイーサネットフレームを送信する。第1種類トランシーバ16は、差動電圧により示される信号(データ)をイーサネットETの専用インターフェースケーブルに伝達するように構成されており、第1種類トランシーバ26は、差動電圧を作り出すことが可能な電圧発生器を含む。また、第1種類トランシーバ26は、差動電圧を検出する検出部を含み、検出した差動電圧を通信制御部24に出力する。第2種類トランシーバ18は、第2種類トランシーバ28と同様の構成であるため、説明を省略する。
[メイン制御部12の詳細]
図4は、メイン制御部12の構成の一例を示す図である。メイン制御部12は、例えば、特定部12Aと、指示部12Bとを備える。
特定部12Aは、車両Mに衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定する。特定部12Aは、例えば、第2制御部20から受信した検出情報に基づいて、レーダ装置により検出された物体までの距離(或いは、余裕時間(TTC))が所定の閾値以下となった場合、カメラにより生成された画像を画像処理して画像に示される物体までの距離(或いは、余裕時間(TTC))が所定の閾値以下となった場合、又は加速度センサによって検出された車両Mの速度変化が所定の閾値上となった場合等に、車両Mに衝突が生じた、又は衝突が生じる可能性が有ると判定する。そして、特定部12Aは、車両Mに衝突が生じた、又は衝突が生じる可能性が有ると判定した場合、レーダ装置の検出結果や、カメラにより生成された画像に基づいて、車両Mに生じた衝突の箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定する。具体的には、特定部12Aは、検出結果を送信した第2制御部20が設けられる範囲ARや、カメラに撮像された物体から最も近い車両Mの範囲ARを特定し、特定した範囲ARを車両Mに生じた衝突の箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所とする。
指示部12Bは、特定部12Aによって車両Mに衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所として特定された範囲ARに対応する第2制御部20に対して、当該第2制御部20自身に割り当てられた車載機器VCへの電力の供給の停止を指示する。指示部12Bは、第2制御部20に割り当てられた車載機器VCへの電力の供給の停止を指示する指示情報を生成する。そして、指示部12Bは、生成した指示情報を特定部12Aによって特定された範囲ARに対応する第2制御部20に対して通信制御部14に送信させる。
図5は、特定部12Aの処理を模式的に示す図である。図5の場面において、特定部12Aは、レーダ装置やカメラにより、車両Mの右前方に物体が存在し、当該物体と車両Mとに衝突が生じた、又は衝突が生じる可能性が有ると判定する。そして、特定部12Aは、車両Mに衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所として、範囲AR4を特定する。指示部12Bは、特定部12Aによって特定された範囲AR4に対応する第2制御部20−4に対して、当該第2制御部20−4自身に割り当てられた車載機器VCへの電力の供給の停止を指示する指示情報を送信する。第2制御部20−4は、第1制御部10から受信した指示情報に基づいて、自身に対応付けられた車載機器VCに対する高圧電源BT、又は降圧回路CTからの電力の供給を停止させる。これにより、車両制御システム1は、車両Mに衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所に(特に高圧の)電力が供給され続けることを抑制し、車両Mに触れることに伴う感電を抑制することができる。
[動作フロー]
図6は、実施形態の第1制御部10の処理の一例を示すフローチャートである。まず、特定部12Aは、車両Mに衝突が生じた、又は衝突が生じる可能性が有るか否かを判定する(ステップS100)。特定部12Aは、車両Mに衝突が生じた、又は衝突が生じる可能性が有ると判定した場合、車両Mに生じた衝突の箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定する(ステップS102)。次に、特定部12Aは、車両Mに生じた衝突の箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所に対応する第2制御部20を特定する(ステップS104)。次に、特定部12Aは、特定した第2制御部20に対して指示情報を送信することにより、第2制御部20に割り当てられた車載機器VCへの電力の供給の停止を第2制御部20に指示する(ステップS106)。
図7は、実施形態の第2制御部20の処理の一例を示すフローチャートである。第2制御部20の通信制御部24は、第1制御部10から指示情報を受信したか否かを判定する(ステップS200)。メイン制御部22は、通信制御部24によって受信された指示情報の指示が、第2制御部20に割り当てられた車載機器VCへの電力の供給を停止させる指示であるか否かを判定する(ステップS204)。メイン制御部22は、第2制御部20に割り当てられた車載機器VCへの電力の供給を停止させる指示ではないと判定した場合、当該指示情報に基づいて、自身に割り当てられた車載機器VCを制御する(ステップS204)。メイン制御部22は、第2制御部20に割り当てられた車載機器VCへの電力の供給を停止させる指示であると判定した場合、車載機器VCに供給される電力のうち、高圧電源BTから供給される高圧の電力の供給を停止させる(ステップS206)。次に、メイン制御部22は、降圧回路CTから供給される低圧の電力の供給を停止させる(ステップS208)。
なお、第2制御部20に割り当てられた車載機器VCに高圧の電力のみが提供されている場合、ステップS208の処理が行われなくてもよい。また、第2制御部20は、少なくともステップS206の処理を行えば、ステップS208の処理を行わなくてもよい。
[実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の車両制御システム1は、車両Mに衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定する特定部12Aを備え、第1制御部10は、特定部12Aにより特定された箇所に存在する車載機器VCが割り当てられた第2制御部20に対して、車載機器VCを所定状態にする制御に係る指示を行うことにより、車両Mに衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所に(特に高圧の)電力が供給され続けることを抑制し、車両Mに触れることに伴う感電を抑制することができる。したがって、本実施形態の車両制御システム1は、車両Mをフェールセーフ制御することができる。
<変形例>
以下、図面を参照して上述した実施形態の変形例について説明する。上述した実施形態では、第1制御部10が、車両Mに衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定し、第2制御部20に対して、車載機器VCを所定状態にする制御に係る指示を行う場合について説明した。変形例では、第2制御部20が、車両Mに衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定し、そのような箇所が特定された場合に、車載機器VCを所定状態にする制御を行うことについて説明する。なお、上述した実施形態と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図8は、変形例に係る第2制御部20の処理の一例を示すフローチャートである。変形例のメイン制御部22は、第1制御部10からイーサネットETを介して、或いは他の第2制御部20からCANバスbsを介して検出情報を取得する。変形例のメイン制御部22は、特定部12Aと同様の機能を有する。まず、メイン制御部22は、取得した検出情報に基づいて、車両Mに衝突が生じた、又は衝突が生じる可能性が有るか否かを判定する(ステップS300)。メイン制御部22は、車両Mに衝突が生じた、又は衝突が生じる可能性が有ると判定した場合、車両Mに生じた衝突の箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所が、自身の第2制御部20に対応付けられた範囲ARであるか否かを判定する(ステップS302)。
メイン制御部22は、車両Mに生じた衝突の箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所が、自身の第2制御部20に対応付けられた範囲ARであると判定した場合、車載機器VCに供給される電力のうち、高圧電源BTから供給される高圧の電力の供給を停止させる(ステップS304)。次に、メイン制御部22は、降圧回路CTから供給される低圧の電力の供給を停止させる(ステップS306)。
[変形例のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の車両制御システム1は、車両Mに衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定する特定部を備え、第2制御部20は、特定部により特定された箇所が、自身に割り当てられた車載機器VCの存在する箇所と合致する場合、自身に割り当てられた車載機器VCを所定状態に制御することにより、車両Mに衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所に(特に高圧の)電力が供給され続けることを抑制し、車両Mに触れることに伴う感電を抑制することができる。したがって、本実施形態の車両制御システム1は、車両Mをフェールセーフ制御することができる。
[衝突に対応する車載機器VC]
なお、上述では、第2制御部20が、第1制御部10から割り当てられた車載機器VCへの電力の供給の停止を指示する指示情報を受信した場合、又は受信した検出情報に基づいて車両Mに衝突が生じた、又は衝突が生じる可能性が有ると判定した場合、車載機器VCに電力を供給する場合について説明したが、これに限られない。第2制御部20は、例えば、自身に割り当てられた車載機器VCのうち、衝突に対応する処理を行う車載機器VC以外の車載機器VCへの電力の供給を停止し、衝突に対応する処理を行う車載機器VCへの電力の供給は停止しなくてもよい。この場合、第2制御部20は、衝突に対応する処理を行う車載機器VCに係る情報(或いは、衝突に対応する処理を行う車載機器VC以外の車載機器VCに係る情報)に基づいて、電力の供給を停止するか否かを決定する。衝突に対応する処理を行う車載機器VCは、例えば、SRSエアバックや、EPS装置や、VSA装置等である。これにより、車両制御システム1は、車両Mに衝突が生じた、又は衝突が生じる可能性が有る場合であっても、衝突に対応する処理を行う車載機器VCを動作させて車両Mを停止させつつ、車両Mに触れることに伴う感電を抑制することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形および置換を加えることができる。
1…車両制御システム、10…第1制御部、12…メイン制御部、22…メイン制御部、12A…特定部、12B…指示部、14、24…通信制御部、16、26…第1種類トランシーバ、18、28…第2種類トランシーバ、19…記憶部、19A…衝突情報、20、20−1、20−2、20−3、20−4、20−5、20−6、20−7…第2制御部、AR、AR1、AR2、AR3、AR4、AR5、AR6、AR7…範囲、bs…CANバス、BT…高圧電源、CT…降圧回路、ET、ET1、ET2、ET3、ET4、ET5、ET6、ET7、ET8…イーサネット、VC…車載機器

Claims (7)

  1. 車両に搭載される第1制御部と、
    前記車両に搭載される複数の第2制御部であって、それぞれが、前記車両に搭載された複数の車載機器のうち自身に割り当てられた一以上の車載機器を、少なくとも前記第1制御部の指示に基づいて制御する複数の第2制御部と、
    前記車両に衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定する特定部と、を備え、
    前記第2制御部は、前記特定部により特定された箇所が、自身に割り当てられた前記車載機器の存在する箇所と合致する場合、自身に割り当てられた前記車載機器を所定状態に制御する、
    車両制御システム。
  2. 前記第2制御部は、前記特定部により特定された箇所が、自身に割り当てられた前記車載機器の存在する箇所と合致する場合、前記車載機器を電力供給が停止した状態に制御する、
    請求項1に記載の車両制御システム。
  3. 前記第2制御部は、自身に割り当てられた前記車載機器に、第1電源からの電力と、前記第1電源に比して低圧の第2電源からの電力とが供給されている場合、まず前記第1電源からの電力の供給を停止し、前記第1電源からの電力の供給を停止した後、前記第2電源からの電力の供給を停止する、
    請求項2に記載の車両制御システム。
  4. 前記第2制御部は、自身に割り当てられた前記車載機器のうち、衝突に対応する処理を行う前記車載機器以外の前記車載機器への電力の供給を停止する、
    請求項2または3に記載の車両制御システム。
  5. 車両に搭載される第1制御部と、
    前記車両に搭載される複数の第2制御部であって、それぞれが、前記車両に搭載された複数の車載機器のうち自身に割り当てられた一以上の車載機器を、少なくとも前記第1制御部の指示に基づいて制御する複数の第2制御部と、
    前記車両に衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定する特定部とを備え、
    前記第1制御部は、前記特定部により特定された箇所に存在する前記車載機器が割り当てられた前記第2制御部に対して、前記車載機器を所定状態にする制御に係る指示を行う、
    車両制御システム。
  6. 車両に搭載される第1制御部と、前記車両に搭載される複数の第2制御部であって、それぞれが、前記車両に搭載された複数の車載機器のうち自身に割り当てられた一以上の車載機器を、少なくとも前記第1制御部の指示に基づいて制御する複数の第2制御部とを備えるコンピュータが、
    前記車両に衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定し、
    前記第2制御部は、特定された箇所が、自身に割り当てられた前記車載機器の存在する箇所と合致する場合、自身に割り当てられた前記車載機器を所定状態に制御する、
    車両制御方法。
  7. 車両に搭載される第1制御部と、前記車両に搭載される複数の第2制御部であって、それぞれが、前記車両に搭載された複数の車載機器のうち自身に割り当てられた一以上の車載機器を、少なくとも前記第1制御部の指示に基づいて制御する複数の第2制御部とを備えるコンピュータが、
    前記車両に衝突が生じた箇所、又は衝突が生じる可能性がある箇所を特定させ、
    前記第2制御部は、特定された箇所が、自身に割り当てられた前記車載機器の存在する箇所と合致する場合、自身に割り当てられた前記車載機器を所定状態に制御させる、
    プログラム。
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