JP2021035186A - 固定子トルク伝達構造、電動機駆動システム、および固定子トルク伝達構造の組み立て方法 - Google Patents

固定子トルク伝達構造、電動機駆動システム、および固定子トルク伝達構造の組み立て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】固定子トルクの伝達を確実に行い、かつ、分解、組立てを容易にする。【解決手段】固定子トルク伝達構造200は、回転電機と、駆動部外被構造6とを備えた電動機駆動システムにおいて、固定子トルクを駆動部外被構造6に伝達する。固定子トルク伝達構造200は、回転トルクに抗して固定子を周方向に拘束する周方向拘束構造210と、固定子を軸方向に拘束する軸方向拘束構造とを具備する。軸方向拘束構造220は、部分円弧状の第1テーパキー221と、第1テーパキー221と密着しキー溝6x内に挿入可能な第2テーパキー223と、第1テーパキー221および第2テーパキー223の第1ボルト貫通孔221a、223aを貫通し、固定子フレーム40のねじ穴41sと螺合可能な第1ボルト222と、第2テーパキー223の第2ボルト貫通孔223bを貫通し駆動部外被構造6のねじ穴6sと螺合可能な第2ボルト224とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、固定子トルク伝達構造、これを備える電動機駆動システム、および固定子トルク伝達構造の組み立て方法に関する。
回転電機のうち、同期機においては、磁石としての機能を有する回転子が、固定子によって生成される回転磁界に追従して回転する。また、誘導機においては、固定子により生成される回転磁界により回転子側に誘導起電力が生じこの結果回転子に流れる誘導電流により、回転子が固定子による回転磁界に追従して回転する。
このように、固定子側の回転磁界により、回転子には回転トルクが生じ、固定子側と回転子側とは電磁気的に結合している。このため、回転子に回転トルクが生じているときは、固定子側にはその反力として逆方向のトルクが生じる。固定子側に付加されたこのトルクは、最終的には、回転電機を支持している構造物、さらには基礎に伝達される。
米国特許出願公開US2014/0077665A1明細書
大型機になると、回転トルクが大きくなることから、固定子からその支持構造物へのトルクの伝達を確実に行う必要がある。たとえば、圧力容器に内蔵された回転電機において、回転電機を軸方向に拘束する構造と、周方向に拘束する構造とを組み合わせて、トルクを伝達する例が知られている(特許文献1参照)。
この例に示す圧力容器のような外側の構造物、すなわち外被構造の中に収納されている回転電機の場合、通常の状態において、トルクを確実に伝達する構造であるとともに、回転電機のメンテナンス時には、分解、組立てが容易であることが重要である。
そこで、本発明は、固定子トルク伝達構造において、固定子トルクの伝達を確実に行い、かつ、固定子トルク伝達構造の分解、組立てを容易にすることを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係る固定子トルク伝達構造は、回転子と、固定子と、前記固定子を囲むように前記固定子の径方向および軸方向の外側に配されて前記固定子を支持する固定子フレームとを有する回転電機と、円筒状で内面に周方向にキー溝が形成され前記回転電機を収納する駆動部外被構造とを備えた電動機駆動システムにおいて、前記回転子を駆動する回転トルクの反力として前記固定子に付加されるトルクを前記外被に伝達する固定子トルク伝達構造であって、前記固定子を周方向に拘束する周方向拘束構造と、前記固定子を軸方向に拘束する軸方向拘束構造と、を具備し、前記軸方向拘束構造は、前記キー溝に嵌合するように部分円弧状に形成され、一方の面は径方向外側になるほど厚みが増すようなテーパが形成され、回転軸方向に貫通するように形成された第1ボルト貫通孔を有する第1テーパキーと、前記第1テーパキーの前記テーパが形成された面に軸方向に隣接するように配されて、前記キー溝に嵌合するように部分円弧状に形成され、前記第1テーパキーの前記テーパが形成された面に対向する面は径方向外側になるほど薄くなり前記第1テーパキーと密着するように形成され、回転軸方向に貫通するように形成された第1ボルト貫通孔および径方向に貫通するように形成された第2ボルト貫通孔を有し、前記キー溝内に挿入可能な第2テーパキーと、前記第1テーパキーおよび前記第2テーパキーのそれぞれの前記第1ボルト貫通孔を貫通し、前記固定子フレームに形成されたねじ穴と螺合可能な第1ボルトと、前記第2テーパキーの前記第2ボルト貫通孔を貫通し、前記駆動部外被構造に形成されたねじ穴と螺合可能な第2ボルトと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る電動機駆動システムは、回転子と、固定子と、前記固定子を囲むように前記固定子の径方向および軸方向の外側に配されて前記固定子を支持する固定子フレームとを有する回転電機と、円筒状で内面に円周に沿ってキー溝が形成され前記回転電機を収納する駆動部外被構造と、前記回転子を駆動する回転トルクの反力として前記固定子に付加されるトルクを前記外被に伝達する固定子トルク伝達構造と、を備えた電動機駆動システムであって、前記固定子トルク伝達構造は、前記固定子を周方向に拘束する周方向拘束構造と、前記固定子を軸方向に拘束する軸方向拘束構造と、を具備し、前記軸方向拘束構造は、前記キー溝に嵌合するように部分円弧状に形成され、一方の面は径方向外側になるほど厚みが増すようなテーパが形成され、回転軸方向に貫通するように形成された第1ボルト貫通孔を有する第1テーパキーと、前記第1テーパキーの前記テーパが形成された面に軸方向に隣接するように配されて、前記キー溝に嵌合するように部分円弧状に形成され、前記第1テーパキーの前記テーパが形成された面に対向する面は径方向外側になるほど薄くなり前記第1テーパキーと密着するように形成され、回転軸方向に貫通するように形成された第1ボルト貫通孔および径方向に貫通するように形成された第2ボルト貫通孔を有し、前記キー溝内に挿入可能な第2テーパキーと、前記第1テーパキーおよび前記第2テーパキーのそれぞれの前記第1ボルト貫通孔を貫通し、前記固定子フレームに形成されたねじ穴と螺合可能な第1ボルトと、前記第2テーパキーの前記第2ボルト貫通孔を貫通し、前記駆動部外被構造に形成されたねじ穴と螺合可能な第2ボルトと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る固定子トルク伝達構造の組み立て方法は、回転子と、固定子と、前記固定子を囲むように前記固定子の径方向および軸方向の外側に配されて前記固定子を支持する固定子フレームとを有する回転電機と、円筒状で内面に円周に沿ってキー溝が形成され前記回転電機を収納する駆動部外被構造とを備えた電動機駆動システムにおいて、前記回転子を駆動する回転トルクの反力として前記固定子に付加されるトルクを前記外被に伝達するために、前記固定子を周方向に拘束する周方向拘束構造と、前記固定子を軸方向に拘束する軸方向拘束構造とを具備する固定子トルク伝達構造の組み立て方法であって、第1テーパキーおよび第2テーパキーのそれぞれの第1ボルト貫通孔を貫通し、前記固定子フレームに形成されたねじ穴に第1ボルトを螺合させる第1ボルト締結ステップと、前記第2テーパキーの第2ボルト貫通孔を貫通し、前記駆動部外被構造に形成されたねじ穴に第2ボルトを螺合させる第2ボルト締結ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、固定子トルク伝達構造において、固定子トルクの伝達を確実に行い、かつ、固定子トルク伝達構造の分解、組立てを容易にすることができる。
実施形態に係る電動機駆動システムの構成を示す部分縦断面図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの構成を示す部分外形図である。 実施形態に係る固定子トルク伝達構造の周方向拘束構造の構成を示す縦断面図である。 実施形態に係る固定子トルク伝達構造の軸方向拘束構造の構成を示す図5のIV−IV線矢視断面図である。 実施形態に係る固定子トルク伝達構造の軸方向拘束構造の構成を示す図4のV−V線矢視断面図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の組み立て方法を示すフロー図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の組み立て方法のうち、周方向拘束構造の取り付けステップの詳細を示すフロー図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の組み立て方法のうち、周方向拘束構造の取り付けステップにおけるテーパピン挿入前の状態を示す部分縦断面図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の組み立て方法のうち、周方向拘束構造の取り付けステップにおけるテーパピン挿入後の状態を示す部分縦断面図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の組み立て方法のうち、周方向拘束構造の取り付けステップにおける押しねじによるテーパピンの押し込み後の状態を示す部分縦断面図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の組み立て方法のうち、周方向拘束構造の取り付けステップにおける回転電機との結合後の状態を示す部分縦断面図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の組み立て方法のうち、軸方向拘束構造の取り付けステップの詳細を示すフロー図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の組み立て方法のうち、軸方向拘束構造の取り付けステップにおける第1テーパキーおよび第2テーパキーの設定前の状態を示す部分横断面図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の組み立て方法のうち、軸方向拘束構造の取り付けステップにおける第1テーパキーおよび第2テーパキーの設定前の状態を示す部分縦断面図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の組み立て方法のうち、軸方向拘束構造の取り付けステップにおける第1ボルトを設定した状態を示す部分縦断面図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の組み立て方法のうち、軸方向拘束構造の取り付けステップにおける第2ボルトの設定前の状態を示す部分横断面図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の組み立て方法のうち、軸方向拘束構造の取り付けステップにおける第2ボルトを設定した状態を示す図16のXVII−XVII線矢視断面図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の分解方法を示すフロー図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の分解方法のうち、周方向拘束構造の取り外しステップの詳細を示すフロー図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の分解方法のうち、周方向拘束構造の取り外しステップにおいて押しねじを取り外した状態を示す部分縦断面図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の分解方法のうち、周方向拘束構造の取り外しステップにおいてねじ棒を取り付けた状態を示す部分縦断面図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の分解方法のうち、周方向拘束構造の取り外しステップにおいて押さえ板を設定し、ねじ棒にナットを螺合させた状態を示す部分縦断面図である。 実施形態に係る電動機駆動システムの回転電機側の分解方法のうち、周方向拘束構造の取り外しステップにおいてねじ棒に螺合させたナットを回してテーパピンを引き抜いた状態を示す部分縦断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る固定子トルク伝達構造、これを備える電動機駆動システム、固定子トルク伝達構造の組み立て・分解方法、および分解治具について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1は、実施形態に係る電動機駆動システム1の構成を示す縦断面図である。
電動機駆動システム1は、駆動対象2、駆動対象2を収納する駆動対象外被構造3、回転電機100、回転電機100を収納する駆動部外被構造5、および固定子トルク伝達構造200を有する。
以下、電動機駆動システム1として、駆動対象2および回転電機100が、それぞれ駆動対象外被構造3および駆動部外被構造5内に収納されている場合を例にとって示す。なお、駆動対象2および駆動対象外被構造3については、その一部のみを示しており、他の部分の表示を省略している。
駆動対象2は、たとえばポンプである。回転電機100は、駆動対象2を駆動する。ここで、駆動対象外被構造3および駆動部外被構造5は、たとえば圧力容器などである。
回転電機100は、回転子10、固定子20、軸受31、および固定子フレーム40を有する。
回転子10は、ロータシャフト11、ロータシャフト11に取り付けられた回転子鉄心12、周方向に互いに間隔をあけて配され回転子鉄心12を軸方向の両外側に貫通する複数の回転子バー13、および回転子バー13の両端をそれぞれ電気的に結合する2つのエンドリング14を有する。ロータシャフト11は、回転子鉄心12を挟んだ軸方向の両側の部分で、軸受31により回転可能に支持される。ロータシャフト11の一方の端部には、駆動対象2にトルクを伝達するためのカップリング部11aが設けられている。
固定子20は、回転子鉄心12の径方向外側に空隙を介して配され軸方向に積層された複数の電磁鋼板を有する円筒状の固定子鉄心21、固定子鉄心21内を貫通する固定子巻線22、固定子鉄心21を軸方向の両側から挟む2つの内側クランパ23、および内側クランパ23の両外側から固定子鉄心21を拘束する2つの外側クランパ24を有する。外側クランパ24により、固定子20は軸方向に締め付けられて一体化する。
固定子フレーム40は、円筒状の固定子外筒41および固定子外筒41の両端を閉止するように取り付けられた結合側軸受ブラケット42および反結合側軸受ブラケット43を有する。結合側軸受ブラケット42はカップリング部11aに近い側に、反結合側軸受ブラケット43はカップリング部11aに遠い側に配されている。結合側軸受ブラケット42および反結合側軸受ブラケット43は、それぞれ軸受31を静止支持する。固定子外筒41の内面には、外側クランパ24が接しており、外側クランパ24は、固定子外筒41を径方向外側から径方向内側に向かって貫通する複数のキー24kによって固定子外筒41に固定されている。
駆動部外被構造5は、円筒状の駆動部外被構造胴部6、駆動部外被構造胴部6の駆動対象外被構造3に近い側の端部に取り付けられた駆動部外被構造端板7、および、駆動部外被構造胴部6の他の端部に設けられた駆動部外被構造蓋8を有する。駆動部外被構造蓋8は、駆動部外被構造胴部6に複数の図示しないボルトにより脱着可能に取り付けられている。駆動部外被構造端板7には、その中央に、ロータシャフト11を貫通させ、かつ、駆動部外被構造5の内部空間と駆動対象外被構造3の内部空間とを連通する開口7hが形成されている。駆動部外被構造端板7は、径方向外側にフランジ7fが形成されている。
駆動部外被構造胴部6の内面には、回転電機100の駆動部外被構造蓋8に近い側の端部の近傍に、キー溝6aが形成されている。
駆動部外被構造5は、駆動部外被構造脚9(図2)を有するが、図1では表示を省略している。また、回転電気100の冷却のために、ポンプ等の駆動対象2から冷却用の流体の供給を受けるために、駆動部外被構造5のいずれかの部分に、駆動対象2の吐出側と接続するためのノズル等が設けられる場合があるが、図示は省略している。
駆動対象外被構造3は、駆動対象2を収納する。駆動対象外被構造3の駆動部外被構造5に近い側には、駆動部外被構造端板7のフランジ7fに対向するようにフランジ3aが形成されている。
固定子トルク伝達構造200は、周方向拘束構造210および軸方向拘束構造220を有する。
周方向拘束構造210は、固定子外筒41の結合側軸受ブラケット42側の部分と駆動部外被構造端板7とを結合し、回転方向に抗するように固定子外筒41を拘束する。軸方向拘束構造220は、駆動部外被構造胴部6に形成されたキー溝6aにおいて、固定子外筒41の反結合側軸受ブラケット43側の部分を軸方向および回転方向に拘束する。
図2は、実施形態に係る電動機駆動システム1の構成を示す外形図である。駆動対象外被構造3のフランジ3aの近傍には、アクセス用開口3hが形成されており、通常時は、図示しない蓋が取り付けられている。アクセス用開口3hは、周方向に互いに間隔をもって形成されている。回転電機100の停止状態において、この蓋を取り外すと、アクセス用開口3hから、周方向拘束構造210にアクセスが可能である。また、アクセス用開口3hからカップリング部11aの結合を外す作業を行うことが可能である。アクセス用開口3hの数および位置は、駆動対象外被構造3の強度および作業時のアクセス性から適切に設定すればよい。
駆動部外被構造5は、駆動部外被構造胴部6の外側の底部に取り付けられた、たとえば、4つの駆動部外被構造脚9を有する。駆動部外被構造脚9は、電動機駆動システム1の設置場所である基礎部分に固定されている。
図3は、実施形態に係る固定子トルク伝達構造200の周方向拘束構造210の構成を示す縦断面図である。
周方向拘束構造210は、テーパピン211、押しねじ212を有する。また、駆動部外被構造端板7に形成された外被側テーパ孔7aと外被側ねじ穴7b、および固定子フレーム40の固定子外筒41に形成された固定子フレームテーパ孔41hは、周方向拘束構造210を構成する。
テーパピン211は、図3において右側の端部から左側の端部に向けて、径が直線的に増加している。なお、テーパピン211は、全長にわたってテーパが形成されていなくともよく、少なくとも、一方の端部から直線的に径が増加している部分を有し、残る部分は一部円柱状でもよい。
外被側テーパ孔7aおよび外被側ねじ穴7bは、駆動部外被構造端板7に、周方向に互いに間隔をあけて複数が形成されている。また、固定子フレームテーパ孔41hは、固定子フレーム40の固定子外筒41の端部の外被側テーパ孔7aに対応する位置に形成されている。なお、固定子外筒41の端部を結合側軸受ブラケット42が覆っている場合には、固定子フレームテーパ孔41hは、結合側軸受ブラケット42に形成される。
駆動部外被構造端板7と固定子外筒41とが結合した状態において、外被側テーパ孔7aと固定子フレームテーパ孔41hとが相俟って、直線的に径が縮小しテーパ状のテーパピン211と嵌合可能なテーパ孔を形成する。テーパピン211の太径側の端部には、軸方向に、後述するねじ棒213(図21)と螺合可能なねじ穴211aが形成されている。この結果、ねじ棒213によりテーパピン211の軸方向への引き出しが可能となる。
外被側ねじ穴7bは外被側テーパ孔7aの軸方向の外側、すなわち、駆動部外被構造端板7の内側の部分(図3において左側)に形成されている。外被側ねじ穴7bと押しねじ212は、互いに螺合可能に形成されている。押しねじ212の第1の端面は平面状であり、この第1の端面がテーパピン211の太径側の平面状の端面に接触しながら、押しねじ212が回転可能である。押しねじ212の第2の端面側には、図示しないトルクレンチ等で押しねじ212を回せるように、取り合い穴212aが形成されている。
図4は、実施形態に係る固定子トルク伝達構造200の軸方向拘束構造220の構成を示す図5のIV−IV線矢視断面図であり、図5は、図4のV−V線矢視断面図である。
軸方向拘束構造220は、第1テーパキー221、第2テーパキー223、第1ボルト222、第2ボルト224、固定子フレーム40の固定子外筒41に形成された固定子フレームねじ穴41s、駆動部外被構造胴部6に形成されたキー溝6a、貫通孔6hおよびねじ穴6sを有する。
キー溝6aは、断面が矩形であり、駆動部外被構造胴部6の部分の内面に、周方向に形成されている。キー溝6aは、図1に示すように全周にわたり形成されていてもよいし、周方向の複数個所にそれぞれ形成されていてもよい。キー溝6aが形成されている軸方向の位置は、固定子フレーム40の固定子外筒41の、反結合側軸受ブラケット43(図1)側の端部の近傍である。
第1テーパキー221および第2テーパキー223は、部分円弧状であり、軸方向に見た形状は互いにほぼ同一である。第1テーパキー221の径方向外側の第1テーパキー外周面221eおよび第2テーパキー223の径方向外側の第2テーパキー外周面223eの曲率半径は、キー溝6aのキー溝内周面6xの曲率半径とほぼ等しい。すなわち、第1テーパキー221の第1テーパキー外周面221eが、キー溝6aのキー溝内周面6xに接触した場合には、大きなガタが生じない程度に接触できるものとする。
第1テーパキー221を回転電機100に近い側にして第1テーパキー221と第2テーパキー223とを同じ方向にして重ねたときの、互いに接触する面は、それぞれ、傾斜している。第1テーパキー221の第2テーパキー223に対向する第1テーパキーテーパ面221t、および第2テーパキー223の第1テーパキー221に対向する第2テーパキーテーパ面223tには、それぞれ、互いに反対方向に等しい傾斜のテーパ面が形成されている。
固定子外筒41には、それぞれの第1テーパキー221に対応する位置に2つずつの固定子フレームねじ穴41sが形成されている。また、第1テーパキー221には2つの第1ボルト貫通孔221aが、第2テーパキー223には2つの第1ボルト貫通孔223aが、それぞれ形成されている。また、第2テーパキー223の中央には、第1テーパキー221に向かう方向に貫通し、分解時に使用する第3ボルト(図示せず)と螺合するねじ穴223cが形成されている。なお、ねじ穴223cは、中央に一つに限定されず、たとえば、2つを左右に設けたり、3つ以上でもよい。
軸方向拘束構造220が取り付けられた状態において、第1テーパキー221と第2テーパキー223を、2つの第1ボルト222が貫通し、固定子フレームねじ穴41sと螺合している。第1ボルト貫通孔221aおよび第1ボルト貫通孔223aの内径は、第1ボルト222の外径よりも大きく、いわゆる馬鹿穴である。ただし、第1ボルト貫通孔221aおよび第1ボルト貫通孔223aの内径は、第1ボルト222の頭の径よりは小さいものとする。
駆動部外被構造胴部6には、2つの貫通孔6hが形成されている。また、その奥の延長方向には、ねじ穴6sが形成されている。また、第2テーパキー223には、2つの貫通孔6hに対応するように2つの第2ボルト貫通孔223bが形成されている。第2ボルト貫通孔223bの内径は、第2ボルト224の外径よりも大きく、いわゆる馬鹿穴である。ただし、第2ボルト貫通孔223bの内径は、第2ボルト224の頭の径よりは小さいものとする。軸方向拘束構造220が取り付けられた状態において、第2テーパキー223の第2ボルト貫通孔223bおよび駆動部外被構造胴部6の貫通孔6hを、それぞれ第2ボルト224が貫通し、駆動部外被構造胴部6のねじ穴6sと螺合している。
ここで、2つの第2ボルト224で第2テーパキー223を締め付けた場合に、第2テーパキー223は、径方向外側に移動するとともに、第1テーパキーテーパ面221tと第2テーパキーテーパ面223tが互いにスライドすることにより、第2テーパキー223は軸方向に固定子外筒41から離れていく。この場合に、第2テーパキー外周面223eが、キー溝6aの内部に移動し、かつ、第2テーパキー外周面223eがキー溝内周面6xに接触しないように、キー溝6aの端面6yと固定子フレーム端面41yとの間隔Lが設定されている。固定子フレーム端面41yは、固定子外筒41の端面である。
なお、固定子外筒41の端部を反結合側軸受ブラケット43が覆っている場合には、固定子フレームねじ穴41sは反結合側軸受ブラケット43に形成される。また、固定子フレーム端面41yは、固定子外筒41の端面ではなく、反結合側軸受ブラケット43の外側表面となる。
この状態においては、回転電機100が固定子外筒41の部分において、軸方向拘束構造220を介して駆動部外被構造胴部6により拘束される。この際、回転方向すなわち周方向の拘束は、第2テーパキー223とキー溝6aの端面との間の摩擦力によりなされる。
以上のように構成された本実施形態に係る固定子トルク伝達構造200において、周方向拘束構造210は、周方向を荷重すなわち、回転子10の回転トルクの反力として固定子20に付加される回転トルクを、駆動部外被構造5に確実に伝達する。また、軸方向拘束構造220は、回転電機100を駆動部外被構造5によって軸方向に拘束するとともに、周方向拘束構造210と相俟って固定子20に付加される回転トルクを、駆動部外被構造5に伝達する。
次に、以上のように構成された本実施形態による電動機駆動システム、固定子トルク伝達構造についての組み立て、分解方法を説明する。
図6は、実施形態に係る電動機駆動システム1の回転電機100側の組み立て方法を示すフロー図である。電動機駆動システム1の回転電機100側の組立てステップS100は、以下の通りである。
まず、駆動対象側および外被構造の設置を行う(ステップS110)。詳細には、駆動対象外被構造3、駆動対象2、および駆動部外被構造5を設置する。この際、駆動対象外被構造3と駆動部外被構造5とは、駆動対象外被構造3のフランジ3aと駆動部外被構造5側のフランジ7fとにより結合されている。また、駆動対象外被構造3については、アクセス用開口3hが開放されているものとする。また、駆動部外被構造5については、駆動部外被構造蓋8が外されているものとする。なお、特に記載しないが、最終的には、アクセス用開口3hの閉止、および駆動部外被構造蓋8の取り付けが行われるものとする。
次に、固定子トルク伝達構造200のうちの周方向拘束構造210の取り付けを行う(ステップS120)。
図7は、実施形態に係る電動機駆動システム1の回転電機100側の組み立て方法のうち、周方向拘束構造210の取り付けステップ(S120)の詳細を示すフロー図である。
ステップS120においては、まず、複数の外被側テーパ孔7aのそれぞれにテーパピン211を挿入する(ステップS121)。
図8は、テーパピン211挿入前の状態を示す部分縦断面図である。また、図9は、テーパピン211挿入後の状態を示す部分縦断面図である。
この際、テーパピン211の挿入の程度は、互いに同一である必要はない。
次に、押しねじ212をトルク管理しながら回転させ、テーパピン211の押込みを行う(ステップS122)。
具体的には、まず、図9に示す押しねじ212を外被側ねじ穴7bに螺合させる。次に、押しねじ212の取り合い穴212aでたとえばトルクレンチと結合させ、トルクレンチにより所定のトルクまで、押しねじ212を回して、テーパピン211を外被側テーパ孔7a内に押し込む。この結果、テーパピン211は、それぞれ、駆動部外被構造端板7の反対側の面から突出した状態となる。
図10は、押しねじによるテーパピンの押し込み後の状態を示す部分縦断面図である。
次に、図6に示すように、回転電機100の挿入、周方向拘束構造210との結合を行う(ステップS130)。具体的には、まず、回転電機100を駆動部外被構造5内に挿入する。回転電機100が駆動部外被構造5の駆動部外被構造端板7に近接する際に、駆動部外被構造端板7の反対側の面から突出したテーパピン211をガイドとして、固定子外筒41に形成された固定子フレームテーパ孔41hとテーパピン211とが嵌合するようにして、固定子外筒41と駆動部外被構造端板7とを結合する。
図11は、回転電機挿入後の状態を示す部分縦断面図である。
次に、図6に示すように、軸方向拘束構造220の取り付けを行う(ステップS140)。
図12は、軸方向拘束構造の取り付けステップ140の詳細を示すフロー図である。図13は、第1テーパキー221および第2テーパキー223の取り付け前の状態を示す。
軸方向拘束構造の取り付けステップ140においては、まず、第1テーパキー221および第2テーパキー223を、第1ボルト222により、固定子フレーム40に接続する(ステップS141)。具体的には、第1ボルト222を、第2テーパキー223の第1ボルト貫通孔223aおよび第1テーパキー221の第1ボルト貫通孔221aを貫通させ、第1ボルト222を固定子フレーム40の固定子外筒41に形成された固定子フレームねじ穴41sに螺合させ、第2テーパキー223と第1テーパキー221を固定子フレーム40に取り付ける。
図15は、第1ボルト222を設定した状態を示す部分断面図である。すなわち、第1テーパキー221および第2テーパキー223を、第1ボルト222により、固定子フレーム40の固定子外筒41に取り付けた状態を示す。
次に、図12に示すように、第2テーパキー223を、第2ボルト224により駆動部外被構造5に接続する(ステップS142)。図16は、第2ボルトの設定前の状態を示す部分横断面図である。具体的には、第2テーパキー223に形成された第2ボルト貫通孔223bおよび駆動部外被構造胴部6のキー溝内周面6xから径方向外側に向かって形成された貫通孔6hに、第2ボルト224を挿通させ、貫通孔6hの奥側に形成されたねじ穴6sと第2ボルト224を螺合させ、締め付ける。この結果、第2テーパキー223は、キー溝6a内に押し込まれる。
図17は、図16のXVII−XVII線矢視断面図であり、第2テーパキー223が第2ボルト224によってキー溝6a内に押し込まれた状態を示している。
以上のように構成された本実施形態による固定子トルク伝達構造200においては、周方向拘束構造210の組立てが容易であり、かつ複数のテーパピン211の押し込み力が互いに同じトルク管理値のもとに管理されていることから、外被側テーパ孔7a側へのテーパピン211の突出長さも互いに同等となる。この結果、周方向拘束構造210を介しての駆動部外被構造5と回転電機100との結合において周方向の結合力のばらつきを抑えることができ、安定なトルク伝達が可能となる。また、軸方向拘束構造220の組み立てについても、2段階で実施することにより確実にかつ容易に行うことができる。
図18は、実施形態に係る電動機駆動システム1の回転電機100側の分解方法を示すフロー図である。電動機駆動システム1の回転電機100側の分解ステップS200は、以下の通りである。
まず、駆動部外被構造5の駆動部外被構造蓋8の取り外しを行う(ステップS210)。具体的には、駆動部外被構造蓋8と駆動部外被構造胴部6とを結合しているボルトを取り外して、駆動部外被構造蓋8を駆動部外被構造胴部6から取り外す。
次に、軸方向拘束構造220の取り外しを行う(ステップS220)。具体的には、電動機駆動システム1の回転電機100側の組み立てステップS100における軸方向拘束構造220の取り付けステップ140の手順の逆の手順で行う。その後、第3ボルトを第2テーパキー223のねじ穴223cに螺合させ、第3ボルト(図示せず)の先端を駆動部外被構造胴部6の内周面6xに押し当てることで第2テーパキー223を取り外す。すると、第1テーパキー221を容易に取り外すことができる。
次に、周方向拘束構造210の取り外しを行う(ステップS230)。
図19は、周方向拘束構造の取り外しステップS230の詳細を示すフロー図である。
周方向拘束構造の取り外しステップS230においては、まず、押しねじ212を取り外す(ステップS231)。
図20は、軸方向拘束構造の取り外しステップS230において押しねじ212を取り外した状態を示す部分縦断面図である。
次に、ねじ棒213(図21)をテーパピン211に形成されたテーパピン側ねじ穴211aに螺合させる(ステップS232)。
図21は、周方向拘束構造の取り外しステップにおいてねじ棒213を取り付けた状態を示す部分縦断面図である。ねじ棒213はテーパピン側ねじ穴211aの奥まで届くように緩みなく螺合させる。また、次のステップのために、押さえ板214およびナット215を準備する。
ねじ棒213は、軸方向の一方の端部から軸方向の途中までには、テーパピン側ねじ穴211aに螺合する第1のおねじ213aが形成されている。また、ねじ棒213の軸方向の他方の端部から軸方向の途中までには、ナット215に螺合する第2のおねじ213bが形成されている。また、押さえ板214には、ねじ棒213が貫通する貫通孔が形成されている。
次に、押さえ板214とナット215により、ねじ棒213とテーパピン211を一体で引き出す(ステップS233)。具体的には、まず、押さえ板214を挟んで、ナット215とねじ棒213を螺合させる。図22は、周方向拘束構造の取り外しステップにおいて押さえ板214を設定し、ねじ棒213にナット215を螺合させた状態を示す部分縦断面図である。
なお、第1のおねじ213aと第2のおねじ213bのそれぞれのおねじの形成された方向は、ナット215により締め付ける際に、ねじ棒213とテーパピン211との螺合状態が緩まないような方向に、互いに形成されている。
次に、ナット215をさらに回転させることにより、ねじ棒213を軸方向の外側に移動させる。ねじ棒213はテーパピン211に螺合しねじ棒は213とテーパピン211とは一体となっていることから、テーパピン211が軸方向外側に引き抜かれ、テーパピン211を固定子フレームテーパ孔41hから外すことができる。
図23は、周方向拘束構造210の取り外しステップにおいてねじ棒213に螺合させたナット215を回してテーパピン211を引き抜いた状態を示す部分縦断面図である。
以上のように、周方向拘束構造210および軸方向拘束構造220の分解についても、確実にかつ容易に行うことができる。
以上のように、本実施形態に係る固定子トルク伝達構造は、トルクを確実に伝達するとともに、容易に分解、組立てが可能である。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。
さらに、実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…電動機駆動システム、2…駆動対象、3…駆動対象外被構造、3a…フランジ、3h…アクセス用開口、5…駆動部外被構造、6…駆動部外被構造胴部、6a…キー溝、6h…貫通孔、6s…ねじ穴、6x…キー溝内周面、6y…キー溝端面、7…駆動部外被構造端板、7a…外被側テーパ孔、7b…外被側ねじ穴、7f…フランジ、7h…開口、8…駆動部外被構造蓋、9…駆動部外被構造脚、10…回転子、11…ロータシャフト、11a…カップリング部、12…回転子鉄心、13…回転子バー、14…エンドリング、20…固定子、21…固定子鉄心、22…固定子巻線、23…内側クランパ、24…外側クランパ、24k…キー、31…軸受、40…固定子フレーム、41…固定子外筒、41a…固定子フレームねじ穴、41h…固定子フレームテーパ孔、41s…固定子フレームねじ穴、41y…固定子フレーム端面、42…結合側軸受ブラケット、43…反結合側軸受ブラケット、100…回転電機、200…固定子トルク伝達構造、210…周方向拘束構造、211…テーパピン、211a…ねじ穴、212…押しねじ、212a…取り合い穴、213…ねじ棒、213a…第1のおねじ、213b…第2のおねじ、214…押さえ板、215…ナット、220…軸方向拘束構造、221…第1テーパキー、221a…第1ボルト貫通孔、221e…第1テーパキー外周面、221t…第1テーパキーテーパ面、222…第1ボルト、223…第2テーパキー、223a…第1ボルト貫通孔、223b…第2ボルト貫通孔、223c…ねじ穴、223e…第2テーパキー外周面、223t…第2テーパキーテーパ面、224…第2ボルト

Claims (4)

  1. 回転子と、固定子と、前記固定子を囲むように前記固定子の径方向および軸方向の外側に配されて前記固定子を支持する固定子フレームとを有する回転電機と、円筒状で内面に周方向にキー溝が形成され前記回転電機を収納する駆動部外被構造とを備えた電動機駆動システムにおいて、前記回転子を駆動する回転トルクの反力として前記固定子に付加されるトルクを前記外被に伝達する固定子トルク伝達構造であって、
    前記固定子を周方向に拘束する周方向拘束構造と、
    前記固定子を軸方向に拘束する軸方向拘束構造と、
    を具備し、
    前記軸方向拘束構造は、
    前記キー溝に嵌合するように部分円弧状に形成され、一方の面は径方向外側になるほど厚みが増すようなテーパが形成され、回転軸方向に貫通するように形成された第1ボルト貫通孔を有する第1テーパキーと、
    前記第1テーパキーの前記テーパが形成された面に軸方向に隣接するように配されて、前記キー溝に嵌合するように部分円弧状に形成され、前記第1テーパキーの前記テーパが形成された面に対向する面は径方向外側になるほど薄くなり前記第1テーパキーと密着するように形成され、回転軸方向に貫通するように形成された第1ボルト貫通孔および径方向に貫通するように形成された第2ボルト貫通孔を有し、前記キー溝内に挿入可能な第2テーパキーと、
    前記第1テーパキーおよび前記第2テーパキーのそれぞれの前記第1ボルト貫通孔を貫通し、前記固定子フレームに形成されたねじ穴と螺合可能な第1ボルトと、
    前記第2テーパキーの前記第2ボルト貫通孔を貫通し、前記駆動部外被構造に形成されたねじ穴と螺合可能な第2ボルトと、
    を有することを特徴とする固定子トルク伝達構造。
  2. 前記第2テーパキーには、第1テーパキーに向かう方向に貫通し、分解時に使用するボルトと螺合する少なくとも一つのねじ穴が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の固定子トルク伝達構造。
  3. 回転子と、固定子と、前記固定子を囲むように前記固定子の径方向および軸方向の外側に配されて前記固定子を支持する固定子フレームとを有する回転電機と、
    円筒状で内面に円周に沿ってキー溝が形成され前記回転電機を収納する駆動部外被構造と、
    前記回転子を駆動する回転トルクの反力として前記固定子に付加されるトルクを前記外被に伝達する固定子トルク伝達構造と、
    を備えた電動機駆動システムであって、
    前記固定子トルク伝達構造は、
    前記固定子を周方向に拘束する周方向拘束構造と、
    前記固定子を軸方向に拘束する軸方向拘束構造と、
    を具備し、
    前記軸方向拘束構造は、
    前記キー溝に嵌合するように部分円弧状に形成され、一方の面は径方向外側になるほど厚みが増すようなテーパが形成され、回転軸方向に貫通するように形成された第1ボルト貫通孔を有する第1テーパキーと、
    前記第1テーパキーの前記テーパが形成された面に軸方向に隣接するように配されて、前記キー溝に嵌合するように部分円弧状に形成され、前記第1テーパキーの前記テーパが形成された面に対向する面は径方向外側になるほど薄くなり前記第1テーパキーと密着するように形成され、回転軸方向に貫通するように形成された第1ボルト貫通孔および径方向に貫通するように形成された第2ボルト貫通孔を有し、前記キー溝内に挿入可能な第2テーパキーと、
    前記第1テーパキーおよび前記第2テーパキーのそれぞれの前記第1ボルト貫通孔を貫通し、前記固定子フレームに形成されたねじ穴と螺合可能な第1ボルトと、
    前記第2テーパキーの前記第2ボルト貫通孔を貫通し、前記駆動部外被構造に形成されたねじ穴と螺合可能な第2ボルトと、
    を有することを特徴とする電動機駆動システム。
  4. 回転子と、固定子と、前記固定子を囲むように前記固定子の径方向および軸方向の外側に配されて前記固定子を支持する固定子フレームとを有する回転電機と、円筒状で内面に円周に沿ってキー溝が形成され前記回転電機を収納する駆動部外被構造とを備えた電動機駆動システムにおいて、前記回転子を駆動する回転トルクの反力として前記固定子に付加されるトルクを前記外被に伝達するために、前記固定子を周方向に拘束する周方向拘束構造と、前記固定子を軸方向に拘束する軸方向拘束構造とを具備する固定子トルク伝達構造の組み立て方法であって、
    第1テーパキーおよび第2テーパキーのそれぞれの第1ボルト貫通孔を貫通し、前記固定子フレームに形成されたねじ穴に第1ボルトを螺合させる第1ボルト締結ステップと、
    前記第2テーパキーの第2ボルト貫通孔を貫通し、前記駆動部外被構造に形成されたねじ穴に第2ボルトを螺合させる第2ボルト締結ステップと、
    を有することを特徴とする固定子トルク伝達構造の組み立て方法。
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