JP2002345183A - 水中モータにおけるステータコアの回り止め構造 - Google Patents
水中モータにおけるステータコアの回り止め構造Info
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- JP2002345183A JP2002345183A JP2001147320A JP2001147320A JP2002345183A JP 2002345183 A JP2002345183 A JP 2002345183A JP 2001147320 A JP2001147320 A JP 2001147320A JP 2001147320 A JP2001147320 A JP 2001147320A JP 2002345183 A JP2002345183 A JP 2002345183A
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- stator core
- motor
- motor frame
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モータフレーム外周面から貫通孔を穿設する
必要がなく、作業性と防水性に優れた、水中モータにお
けるステータコアの回り止め構造を提供すること。 【構成】 モータフレーム1の内周面と嵌合するステー
タコア2の外周面にキー溝3を凹設し、該キー溝3に嵌
装されたキー4の外側端部をステータコア2の側端縁2
eへ係止する係止爪4fに形成し、該係止爪4fの係合
する窩所6を保有して余部がステータコア2の側端縁2
eへ当接する係止体5をモータフレーム1の内周面に凸
設し、係止爪4fが窩所6へ係合するようステータコア
2をモータフレーム1内へ圧入することにより、モータ
駆動時の反力で回転しようとするステータコア2と一体
構成の係止爪4fが窩所6内で係止するよう構成した。
必要がなく、作業性と防水性に優れた、水中モータにお
けるステータコアの回り止め構造を提供すること。 【構成】 モータフレーム1の内周面と嵌合するステー
タコア2の外周面にキー溝3を凹設し、該キー溝3に嵌
装されたキー4の外側端部をステータコア2の側端縁2
eへ係止する係止爪4fに形成し、該係止爪4fの係合
する窩所6を保有して余部がステータコア2の側端縁2
eへ当接する係止体5をモータフレーム1の内周面に凸
設し、係止爪4fが窩所6へ係合するようステータコア
2をモータフレーム1内へ圧入することにより、モータ
駆動時の反力で回転しようとするステータコア2と一体
構成の係止爪4fが窩所6内で係止するよう構成した。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、水中モータにおけるステ
ータコアの回り止め構造に関するものである。
ータコアの回り止め構造に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】モータ駆動時の反力によりス
テータコアが回転することを防止する手段として、従来
は例えば図9に示すよう、モータフレーム11の外周面
からドリル穿孔された貫通孔Hより、ステータコア12
内へ達する有底孔S1へピン14を打込んで、その後部
に溶接を施したり、防水のためのシール剤を充填してい
る。また、図10に示すよう、モータフレーム11の外
周面から穿設された貫通孔Hより、ステータコア12内
へ達する有底ねじ孔S2へゴムリングを介してボルト2
4を螺装させることもある。
テータコアが回転することを防止する手段として、従来
は例えば図9に示すよう、モータフレーム11の外周面
からドリル穿孔された貫通孔Hより、ステータコア12
内へ達する有底孔S1へピン14を打込んで、その後部
に溶接を施したり、防水のためのシール剤を充填してい
る。また、図10に示すよう、モータフレーム11の外
周面から穿設された貫通孔Hより、ステータコア12内
へ達する有底ねじ孔S2へゴムリングを介してボルト2
4を螺装させることもある。
【0003】しかしこのような構造では加工および組立
作業に手数が掛って非能率であるばかりでなく、水中で
使用される回転機器の原動機とされる水中モータにおい
ては、貫通孔Hからの浸水に不安が残る。
作業に手数が掛って非能率であるばかりでなく、水中で
使用される回転機器の原動機とされる水中モータにおい
ては、貫通孔Hからの浸水に不安が残る。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、モータフレーム外周面
から貫通孔を穿設することを必要とせず、作業性と防水
性に優れた水中モータにおけるステータコアの回り止め
構造を提供することにある。
から貫通孔を穿設することを必要とせず、作業性と防水
性に優れた水中モータにおけるステータコアの回り止め
構造を提供することにある。
【0005】
【発明の構成】本発明に係る水中ポンプにおけるステー
タコアの回り止め構造では、モータフレームの内周面と
嵌合するステータコアの外周面に軸方向へ伸延されたキ
ー溝を凹設し、該キー溝に嵌挿されたキーの外側端部を
前記ステータコアの側端縁へ係止する内向き段付の係止
爪に形成し、該係止爪の係合する窩所を保有して余部が
前記ステータコアの側端縁へ当接する係止体をモータフ
レームの内周面に凸設し、前記係止爪が窩所へ係合する
ようステータコアをモータフレーム内へ圧入することに
より、モータ駆動時の反力で回転しようとするステータ
コアと一体構成の係止爪が窩所内で係止するよう構成し
た。
タコアの回り止め構造では、モータフレームの内周面と
嵌合するステータコアの外周面に軸方向へ伸延されたキ
ー溝を凹設し、該キー溝に嵌挿されたキーの外側端部を
前記ステータコアの側端縁へ係止する内向き段付の係止
爪に形成し、該係止爪の係合する窩所を保有して余部が
前記ステータコアの側端縁へ当接する係止体をモータフ
レームの内周面に凸設し、前記係止爪が窩所へ係合する
ようステータコアをモータフレーム内へ圧入することに
より、モータ駆動時の反力で回転しようとするステータ
コアと一体構成の係止爪が窩所内で係止するよう構成し
た。
【0006】
【実施例】以下実施例の図1ないし図8により説明をす
る。
る。
【0007】1はモータフレーム、2はモータフレーム
1の内周面と嵌合するステータコアであり、その外周面
には軸方向へ伸延されたキー溝3が凹設されている。4
はキー溝3に嵌挿されたキーであり、その外側端部はス
テータコア2の側端縁2eへ係止する内向き段付の係止
爪4fに形成されている。5はモータフレーム1内周面
に設けられた係止体、6は前記係止爪4fが係入される
よう係止体5の一部に設けられた窩所であって、その余
部が前記ステータコア2の側端縁2eへ当接する係止体
5としてステータコア嵌合時の位置決め機能を果たすこ
とになる。
1の内周面と嵌合するステータコアであり、その外周面
には軸方向へ伸延されたキー溝3が凹設されている。4
はキー溝3に嵌挿されたキーであり、その外側端部はス
テータコア2の側端縁2eへ係止する内向き段付の係止
爪4fに形成されている。5はモータフレーム1内周面
に設けられた係止体、6は前記係止爪4fが係入される
よう係止体5の一部に設けられた窩所であって、その余
部が前記ステータコア2の側端縁2eへ当接する係止体
5としてステータコア嵌合時の位置決め機能を果たすこ
とになる。
【0008】係止体5に設けられる窩所6は、図1、図
5および図6に示すよう係止体5の内端側から不貫通に
穿設されていてもよく、或いは図7に示すよう係止体5
の内端側から外端側へ貫通状に穿設されていてもよい。
そして窩所6が不貫通状に穿設されている場合には図1
および図8に示すよう、係止爪4fはキー4の一方の外
側端部にのみ設けられてステータスコア2の一方の側端
縁2eと係止することで、キー4の脱出が防止される。
また、図示はしないがキー4の両外側端部にそれぞれ係
止爪4fを配設した場合には、窩所6が貫通状に穿設さ
れていてもキー4は脱出することがない。
5および図6に示すよう係止体5の内端側から不貫通に
穿設されていてもよく、或いは図7に示すよう係止体5
の内端側から外端側へ貫通状に穿設されていてもよい。
そして窩所6が不貫通状に穿設されている場合には図1
および図8に示すよう、係止爪4fはキー4の一方の外
側端部にのみ設けられてステータスコア2の一方の側端
縁2eと係止することで、キー4の脱出が防止される。
また、図示はしないがキー4の両外側端部にそれぞれ係
止爪4fを配設した場合には、窩所6が貫通状に穿設さ
れていてもキー4は脱出することがない。
【0009】
【作用】係止爪4fが窩所6へ嵌合するようステ−タコ
ア2をモータフレーム1内へ圧入すれば、ステータコア
2の側端縁2eが係止体5に当接して所定の位置で静合
状態となってモータフレーム1内に固定され、キー4の
係止爪4fは窩所6内へ係入された状態となる。このと
き係止爪4fの左右側縁部は必ずしも窩所6の側壁部6
wへ接触していることを要しないのであり、僅かな間隙
を有して非接触の状態であってもよい。モータ駆動時の
反力で回転しようとするステータコア2の外周面とモー
タフレーム1の内周面との嵌合面に滑りを生じてステー
タコア2が僅かに回転した時点で図4に示すよう係止爪
4fの側縁部が窩所6の側壁部6wへ係止してそれ以上
の回転を阻止することになる。また、キー4の外側端部
は内向き段付の係止爪4fに形成されてステータコア2
の側端縁2eへ係止するので、振動などによりステータ
コア2の内部へ入り込むおそれはない。
ア2をモータフレーム1内へ圧入すれば、ステータコア
2の側端縁2eが係止体5に当接して所定の位置で静合
状態となってモータフレーム1内に固定され、キー4の
係止爪4fは窩所6内へ係入された状態となる。このと
き係止爪4fの左右側縁部は必ずしも窩所6の側壁部6
wへ接触していることを要しないのであり、僅かな間隙
を有して非接触の状態であってもよい。モータ駆動時の
反力で回転しようとするステータコア2の外周面とモー
タフレーム1の内周面との嵌合面に滑りを生じてステー
タコア2が僅かに回転した時点で図4に示すよう係止爪
4fの側縁部が窩所6の側壁部6wへ係止してそれ以上
の回転を阻止することになる。また、キー4の外側端部
は内向き段付の係止爪4fに形成されてステータコア2
の側端縁2eへ係止するので、振動などによりステータ
コア2の内部へ入り込むおそれはない。
【0010】
【発明の効果】本発明に係る水中モータにおけるステー
タコアの回り止め構造によれば、モータフレーム外周面
からの貫通孔の穿設を必要としないため、作業性および
防水性に優れているという利点がある。
タコアの回り止め構造によれば、モータフレーム外周面
からの貫通孔の穿設を必要としないため、作業性および
防水性に優れているという利点がある。
【図1】 本発明の回り止め構造を備えた水中モータの
要部縦断側面図である。
要部縦断側面図である。
【図2】 図1のA−A線における断面図である。
【図3】 図1のB−B線における断面図である。
【図4】 図1にB−B線における断面図であって、モ
ータ駆動時におけるステータコアの回転が防止される状
態を示す。
ータ駆動時におけるステータコアの回転が防止される状
態を示す。
【図5】 図1におけるモータフレーム部分の要部縦断
側面図である。
側面図である。
【図6】 図1におけるステータコア部分の要部縦断側
面図である。
面図である。
【図7】 図5のC−C線矢示方向から見たモータフレ
ームの要部内面図であって、係止体の内端側から不貫通
状に窩所が穿設されている事例を示す。
ームの要部内面図であって、係止体の内端側から不貫通
状に窩所が穿設されている事例を示す。
【図8】 モータフレームの要部内面図であって、係止
体の内端側から外端側へ貫通状に窩所が穿設されている
事例を示す。
体の内端側から外端側へ貫通状に窩所が穿設されている
事例を示す。
【図9】 従来の回り止め構造を施した水中モータの要
部縦断側面図であって、モータフレーム外周面から穿設
された貫通孔よりステータコア内へ達するピンを打込ん
だ事例を示す。
部縦断側面図であって、モータフレーム外周面から穿設
された貫通孔よりステータコア内へ達するピンを打込ん
だ事例を示す。
【図10】 従来の回り止め構造を施した水中モータの
要部縦断側面図であって、モータフレーム外周面から穿
設された貫通孔よりステータコア内へボルトを螺装させ
た事例を示す。
要部縦断側面図であって、モータフレーム外周面から穿
設された貫通孔よりステータコア内へボルトを螺装させ
た事例を示す。
1 モータフレーム 2 ステータコア 2e ステータコアの側端縁 3 キー溝 4 キー 4f 係止爪 5 係止体 6 窩所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H002 AA07 AB04 AC01 AC06 5H605 AA02 AA08 BB06 CC01 CC03 CC10 GG04
Claims (1)
- 【請求項1】 モータフレームの内周面と嵌合するステ
ータコアの外周面に軸方向へ伸延されたキー溝を凹設
し、該キー溝に嵌挿されたキーの外側端部を前記ステー
タコアの側端縁へ係止する内向き段付の係止爪に形成
し、該係止爪の係合する窩所を保有して余部が前記ステ
ータコアの側端縁へ当接する係止体をモータフレームの
内周面に凸設し、前記係止爪が窩所へ係合するようステ
ータコアをモータフレーム内へ圧入することにより、モ
ータ駆動時の反力で回転しようとするステータコアと一
体構成の係止爪が窩所内で係止するよう構成したことを
特徴とする、水中モータにおけるステータコアの回り止
め構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001147320A JP2002345183A (ja) | 2001-05-17 | 2001-05-17 | 水中モータにおけるステータコアの回り止め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001147320A JP2002345183A (ja) | 2001-05-17 | 2001-05-17 | 水中モータにおけるステータコアの回り止め構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002345183A true JP2002345183A (ja) | 2002-11-29 |
Family
ID=18992823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001147320A Pending JP2002345183A (ja) | 2001-05-17 | 2001-05-17 | 水中モータにおけるステータコアの回り止め構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002345183A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112072806A (zh) * | 2020-08-27 | 2020-12-11 | 李电豹 | 一种三相电机定子及电机 |
CN112436621A (zh) * | 2019-08-26 | 2021-03-02 | 东芝三菱电机产业系统株式会社 | 定子扭矩传递构造、电动机驱动系统及定子扭矩传递构造的组装方法 |
-
2001
- 2001-05-17 JP JP2001147320A patent/JP2002345183A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112436621A (zh) * | 2019-08-26 | 2021-03-02 | 东芝三菱电机产业系统株式会社 | 定子扭矩传递构造、电动机驱动系统及定子扭矩传递构造的组装方法 |
CN112436621B (zh) * | 2019-08-26 | 2023-11-03 | 东芝三菱电机产业系统株式会社 | 定子扭矩传递构造、电动机驱动系统及定子扭矩传递构造的组装方法 |
CN112072806A (zh) * | 2020-08-27 | 2020-12-11 | 李电豹 | 一种三相电机定子及电机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100519 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100525 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100928 |