JP2021034609A - 圧粉磁心およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い透磁率と高い耐電圧とを両立する圧粉磁心を提供する。【解決手段】圧粉磁心は、軟磁性組成物の粉末を含む圧粉磁心であって、球状の粉末104と表面平滑性が1.7以上、2.5以下であり、かつ、偏平度が3.0以上、6.0以下である楕円体状の粉末105と、表面平滑性が3.4以上であり、かつ、偏平度が6.0より大きい鱗片状の粉末106と、を含む。製造方法は、軟磁性組成物を互いに摩擦させることにより、楕円体状の粉末および鱗片状の粉末を作製する工程と、楕円体状の粉末および鱗片状の粉末をバインダーと混合し、造粒粉を作製する工程と、造粒粉を、所定の金型に充填し、加圧成形して圧粉体を得る工程と、圧粉体を、バインダーが硬化する温度で加熱する工程を有する。【選択図】図1C

Description

本開示は、圧粉磁心およびその製造方法に関する。
近年、電動化車両の普及が急速に進んでいる。電動化車両としては、例えば、ハイブリッド自動車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド自動(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、電気自動車(EV:Electric Vehicle)などが挙げられる。このような電動化車両では、更なる燃費(電費)向上のために、様々な電子部品やシステムの小型化および軽量化が求められている。
また、電動化車両の市場拡大に牽引されて、チョークコイル、リアクトル、トランスなどで使用される軟磁性粉末およびそれを用いた圧粉磁心に対して、ますます高い性能が要求されている。
この軟磁性粉末を用いた圧粉磁心では、高い透磁率が求められるが、そのためには、軟磁性粉末を高密度に充填することが必要である。
例えば、特許文献1には、薄板状の粉砕粉末と、アトマイズ法による球状粉末とを混合することによって、軟磁性粉末を高密度に充填する方法が開示されている。
図6Aおよび図6Bに、特許文献1に開示されているFe系アモルファス合金薄帯の粉砕粉を示す。粉砕粉とは、薄帯を砕いた粉である。本明細書では、粉砕粉のことを「粉末」または「粒子」とも呼ぶ。
図6Aは、粒径50μm以上の粉砕粉1を示す図である。図6Bは、粒径50μm以下の粉砕粉2を示す図である。
特許文献1には、Fe系アモルファス合金薄帯(以下、単に「薄帯」という)の粉砕粉と、Fe系アモルファス合金アトマイズ球状粉(以下、単に「アトマイズ球状粉」という)とを主成分とする圧粉磁心とが開示されている。
図6Aに示す粉砕粉1の粒径は、薄帯の厚さの2倍(厚さ25μm×2=50μm)以上、6倍(厚さ25μm×6=150μm)以下である。また、粉砕粉1は、全粉砕粉の80質量%以上である。
図6Bに示す粉砕粉2の粒径は、薄帯の厚さの2倍(厚さ25μm×2=50μm)以下である。また、粉砕粉2は、全粉砕粉の20質量%以下である。
なお、特許文献1では、粉砕粉1、2の粒径は、薄板状に粉砕された粉の主面の面方向の最小値とされている。
また、アトマイズ球状粉の粒径は、3μm以上、薄帯の厚さの1/2(厚さ25μm×1/2=12.5μm)以下である。
特許第4944971号公報
圧粉磁心を構成する軟磁性粉末を高密度に充填するためには、圧粉磁心の作製時に、高い圧力で加圧成形する必要がある。しかし、軟磁性粉末同士が接触して粉末間の絶縁が保てないために、耐電圧性能が低下する。
特に、特許文献1に開示されているような鋭利なエッジを有する薄板状の粉末を加圧した場合、鋭利なエッジが隣接する粉末に食い込むことにより、粉末間が導通してしまう。その結果、耐電圧性能の低下が顕著になり、高密度に充填することが困難となる。
また、特許文献1では、全粉砕粉のうち、50μm以上の粉砕粉1が全粉砕粉の80質量%以上を占め、粉末の内部抵抗が小さくなる。そのため、50μm以上の粉砕粉1に電圧印加時の電荷が集中して耐電圧性能が低下する。その結果、高密度に充填することが困難となる。
また、薄板状の粉末は、加圧成形時に流れ方向に配向してしまう。そのため、薄板状の粉末を、特許文献1に開示されているような球状粉末と組み合わせた場合、球状粉末間の隙間を埋め難くなり、必ずしも高い充填密度が得られるわけではない。
すなわち、特許文献1の方法では、高い透磁率と高い耐電圧とを両立した圧粉磁心を得ることはできなかった。
本開示の一態様の目的は、高い透磁率と高い耐電圧とを両立する圧粉磁心およびその製造方法を提供することである。
本開示の一態様に係る圧粉磁心は、軟磁性組成物の粉末を含む圧粉磁心であって、前記軟磁性組成物の粉末は、偏平度が3.0以上、6.0以下である楕円体状の粉末を含む。
本開示の一態様に係る圧粉磁心は、軟磁性組成物の粉末を含む圧粉磁心であって、前記軟磁性組成物の粉末は、表面平滑性が1.7以上、2.5以下であり、かつ、偏平度が3.0以上、6.0以下である楕円体状の粉末を含む。
本開示の一態様に係る圧粉磁心は、軟磁性組成物の粉末を含む圧粉磁心であって、前記軟磁性組成物の粉末は、偏平度が3.0以上、6.0以下である楕円体状の粉末と、偏平度が6.0より大きい鱗片状の粉末と、を含む。
本開示の一態様に係る圧粉磁心は、軟磁性組成物の粉末を含む圧粉磁心であって、前記軟磁性組成物の粉末は、表面平滑性が1.7以上、2.5以下であり、かつ、偏平度が3.0以上、6.0以下である楕円体状の粉末と、表面平滑性が3.4以上であり、かつ、偏平度が6.0より大きい鱗片状の粉末と、を含む。
本開示の一態様に係る圧粉磁心の製造方法は、軟磁性組成物を互いに摩擦させることにより、楕円体状の粉末を作製する工程と、前記楕円体状の粉末をバインダーと混合し、造粒粉を作製する工程と、前記造粒粉を、所定の金型に充填し、加圧成形して圧粉体を得る工程と、前記圧粉体を、前記バインダーが硬化する温度で加熱する工程と、を含み、前記楕円体状の粉末の偏平度は、3.0以上、6.0以下である。
本開示の一態様に係る圧粉磁心の製造方法は、軟磁性組成物を互いに摩擦させることにより、楕円体状の粉末を作製する工程と、前記楕円体状の粉末をバインダーと混合し、造粒粉を作製する工程と、前記造粒粉を、所定の金型に充填し、加圧成形して圧粉体を得る工程と、前記圧粉体を、前記バインダーが硬化する温度で加熱する工程と、を含み、前記楕円体状の粉末の表面平滑性は、1.7以上、2.5以下であり、前記楕円体状の粉末の偏平度は、3.0以上、6.0以下である。
本開示の一態様に係る圧粉磁心の製造方法は、軟磁性組成物を互いに摩擦させることにより、楕円体状の粉末および鱗片状の粉末を作製する工程と、前記楕円体状の粉末および前記鱗片状の粉末をバインダーと混合し、造粒粉を作製する工程と、前記造粒粉を、所定の金型に充填し、加圧成形して圧粉体を得る工程と、前記圧粉体を、前記バインダーが硬化する温度で加熱する工程と、を含み、前記楕円体状の粉末の偏平度は、3.0以上、6.0以下であり、前記鱗片状の粉末の偏平度は、6.0より大きい。
本開示の一態様に係る圧粉磁心の製造方法は、軟磁性組成物を互いに摩擦させることにより、楕円体状の粉末および鱗片状の粉末を作製する工程と、前記楕円体状の粉末および前記鱗片状の粉末をバインダーと混合し、造粒粉を作製する工程と、前記造粒粉を、所定の金型に充填し、加圧成形して圧粉体を得る工程と、前記圧粉体を、前記バインダーが硬化する温度で加熱する工程と、を含み、前記楕円体状の粉末の表面平滑性は、1.7以上、2.5以下であり、前記楕円体状の粉末の偏平度は、3.0以上、6.0以下であり、前記鱗片状の粉末の表面平滑性は、3.4以上であり、前記鱗片状の粉末の偏平度は、6.0より大きい。
本開示によれば、高い透磁率と高い耐電圧とを両立する圧粉磁心を提供できる。
本開示の実施の形態に係る軟磁性粉末の製造過程を模式的に示す図 本開示の実施の形態に係る軟磁性粉末の製造過程を模式的に示す図 本開示の実施の形態に係る軟磁性粉末の製造過程を模式的に示す図 本開示の実施例に係るサイクロンミルの構成の一例を模式的に示す図 本開示の実施例に係る軟磁性粉末のSEM画像を示す図 本開示の実施例に係る軟磁性粉末の粒度分布を示す図 本開示の実施の形態に係る圧粉磁心の断面のSEM画像を示す図 特許文献1に開示されているFe系アモルファス合金薄帯の粉砕粉(粒径50μm以上)を示す図 特許文献1に開示されているFe系アモルファス合金薄帯の粉砕粉(粒径50μm以下)を示す図
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<本開示の実施の形態に係る圧粉磁心の特徴>
本開示の実施の形態に係る圧粉磁心は、偏平度が3.0以上、6.0以下である楕円体状の粉砕粉の混合物である、軟磁性組成物の粉末(以下、軟磁性粉末ともいう)を含む。
または、本開示の実施の形態に係る圧粉磁心は、表面平滑性が1.7以上、2.5以下かつ偏平度が3.0以上、6.0以下である楕円体状の粉砕粉の混合物である、軟磁性組成物の粉末を含む。
なお、軟磁性組成物は、例えば、金属、合金、ケイ素鋼板、アモルファス、ナノ結晶合金など、軟磁性特性を示すものであればよい。また、軟磁性組成物の粉末には、楕円体状の粉砕粉が少なくとも含まれていればよく、これらに相当しない成分(例えば、鱗片状の粉砕粉)が一部に含まれていてもよい。
<軟磁性組成物の粉末の表面平滑性>
上述したように、軟磁性組成物の粉末は、少なくとも楕円体状の粉砕粉を含む。楕円体状の粉砕粉の表面平滑性は、1.7以上、2.5以下であり、好ましくは1.7以上、2.2以下である。また、軟磁性組成物の粉末に鱗片状の粉砕粉が含まれている場合では、鱗片状の粉砕粉の表面平滑性は、3.4以上であることが好ましい。
表面平滑性とは、粒子の実際の表面積S1を、その粒子と同じ体積相当径Dであり、かつ表面粗さが0である完全に平滑な表面の真球状粒子の表面積S2で割った値である。表面平滑性が1に近いほど表面が平滑な粒子となる。実際の粒子の表面積S1は、例えばガス吸着式の比表面積計で測定することができる。また、真球状粒子の表面積S2は、体積相当径Dを直径とする球の表面積を算出することにより得られる。
軟磁性組成物の粉末に含まれる楕円体状の粉砕粉の表面平滑性を小さくすることで、圧粉磁心を作製する際の粒子間の摩擦抵抗が低減され、良好な流動性が得られる。特に軟磁性組成物の粉末をバインダー(例えば、熱硬化性樹脂)と混合して形成する際に、粉砕粉の表面の微細な凹凸に入り込んで流動に寄与しなくなる樹脂量が低減する。したがって、より少量のバインダーで加圧成形することが可能となる。その結果、圧粉磁心における軟磁性組成物の粉末の充填密度を高くできる。よって、単位体積当たりの軟磁性組成物の粉末の割合が増加し、圧粉磁心の飽和磁束密度、透磁率といった軟磁気特性を向上させることができる。
なお、表面平滑性を小さくすることによって充填密度を高める効果は、楕円体状の粉砕粉では、表面平滑性が2.5以下であれば、十分に得ることができる。
<軟磁性組成物の粉末の扁平度>
軟磁性組成物の粉末に含まれる楕円体状の粉砕粉の扁平度は、3.0以上、6.0以下であり、好ましくは3.0以上、4.0以下である。さらに、鱗片状の粉砕粉が含まれていてよい。鱗片状の粉砕粉の扁平度は、6.0より大きいものをメイン成分とするのが好ましい。
偏平度とは、軟磁性組成物の粉末(特に、楕円体状の粉砕粉)の3つの半軸のうち、最大半軸(長半軸)を最小半軸(短半軸)で割った値である。偏平度が1.0であるほど球に近い形状となる。
後述するように、圧粉磁心を製造する際、軟磁性組成物の粉末を含む造粒粉を加圧成形する。このとき、偏平度が1.2以上である楕円体状の粉砕粉は、粉末の流れ方向に沿って配向しやすい。そして、粉砕粉がこのように配向すると、上流から観察したときの投影面積が球形に比べ小さくなる。したがって、流動抵抗が低減する。すなわち、全粉砕粉において楕円体状の粉砕粉を一定量含むように構成することにより、加圧成形時の圧力を低減することができる。その結果、樹脂量および溶剤量を少なくすることが可能であり、さらには粘度が高くても成形可能となる。したがって、圧粉磁心における軟磁性組成物の粉末の充填密度を高くできる。
また、平面平滑性が大きい(つまり、表面平滑性が比較的低い)楕円体状の粉砕粉の偏平度を大きくすることで、バインダーの良好な流動性が得られやすくなる。よって、単位体積当たりの軟磁性組成物の粉末の割合が増加し、圧粉磁心の飽和磁束密度、透磁率といった軟磁気特性を向上させることができる。
<軟磁性組成物の粉末の粒径>
軟磁性組成物の粉末に含まれる楕円体状の粉砕粉の平均粒径は、10μm以上、20μm以下であることが好ましい。鱗片状の粉砕粉の平均粒径は、4μm以上、12μm以下であることが好ましい。これらの平均粒径は、それぞれ、マイクロトラックMT3000IIシリーズにより測定される、累積粒度分布のD50%の数値である。
ここで、軟磁性組成物の粉末に含まれる楕円体状の粉砕粉および鱗片状の粉砕粉の粒径は、32μm以下であることが好ましい。粉末の粒径が32μm以下であるか否かについては、粉末がふるい等における32μmの開口を通るか否かで判断することができる。
<軟磁性粉末の製造方法>
本開示の実施の形態に係る軟磁性粉末の製造方法について説明する。
まず、合金組成物を、高周波加熱などによって融解した後、液体急冷法により冷却することにより、アモルファス層の薄帯または薄片を作製する(工程1)。
液体急冷法の実施の際には、例えば、Fe基アモルファス薄帯の製造などに使用される単ロール式のアモルファス製造装置や、双ロール式のアモルファス製造装置を使用することができる。
なお、以下では、アモルファス層の薄帯(以下、単に「薄帯」という)を作製した場合を例に挙げて説明するが、薄片を作製した場合にも下記説明が当てはまることは言うまでもない。
次に、工程1で得られた薄帯を粉砕し、粉砕粉を得る(工程2)。
薄帯の粉砕方法としては、例えば、サイクロンミルを用いて薄帯同士が摩擦し合うようにする方法が挙げられる。この方法の詳細については、図2を用いて後述する。
一般的に、粉砕前に薄帯を加熱し結晶化させると、薄帯が脆くなり、粉砕しやすくなることが知られている。その一方で、加熱すると薄帯の硬度が高くなるため、薄帯を小さく粉砕することが困難となる。その結果、全粉砕粉のうち、粒径が小さい粉砕粉の割合が少なくなる。
そこで、本実施の形態では、工程2において、薄帯を未加熱のまま粉砕する方法を採る。これにより、薄帯の硬度が低くなるため、小さく粉砕することができる。その結果、全粉砕粉のうち、粒径が小さい粉砕粉の割合を増やすことができる。
なお、工程2により得られた粉砕粉を、例えばふるいや分級機等を用いて分級する。これにより、所望の粒度分布を有する粉砕粉を得ることができる。
例えば、32μmの開口が形成されたふるいを用いて、工程2により得られた粉砕粉のうち、32μm以下の粉砕粉を得てもよい。また、気流式の分級機を用いて、工程2により得られた粉砕粉のうち、32μm以下の粉砕粉を得てもよい。
次に、工程2により得られた粉砕粉を熱処理して、粉砕による内部ひずみを取り除いたり、αFe結晶層を析出させたりする(工程3)。
工程3で用いる熱処理装置としては、例えば、熱風炉、ホットプレス、ランプ、シースヒーター(シーズヒーターともいう)、セラミックヒーター、ロータリーキルンなどを使用できる。
なお、工程3において粉砕粉を加熱する温度は、内部ひずみを取り除いたり、αFe結晶層を析出させたりすることが可能な温度であれば、特に制限はない。
以上説明した工程1〜3により、アモルファス層の薄帯の粉砕粉、すなわち軟磁性粉末を製造することができる。
<粉砕粉の製造メカニズム>
ここで、図1A〜図1Cを用いて、上記工程2における粉砕粉の製造メカニズムについて説明する。
図1Aに示す軟磁性薄帯101(軟磁性組成物の一例)は、例えば、金属、合金、ケイ素鋼板、アモルファス、またはナノ結晶合金などの、軟磁性特性を備えるものであればよい。
サイクロンミルを使用した場合、図1Aに示す軟磁性薄帯101が気流に乗り、軟磁性薄帯101同士が摩擦し合う。これにより、軟磁性薄帯101の表面が削り取られ、図1Bに示すように、粒径の大きい粉末102および粒径の小さい粉末103が生成される。
さらに、粉砕を継続することで、粉末102および粉末103も気流に乗り、それら粉末同士が摩擦し合う。これにより、粉末102の表面が削り取られ、図1Cに示す球状の粉末104および鱗片状の粉末106が生成される。また、粉末103の表面が削り取られ、図1Cに示す楕円体状の粉末105および鱗片状の粉末106が生成される。粉末106は、粉末102または粉末103から削り取られた削りカスである。
以上、粉砕粉の製造メカニズムについて説明した。
<サイクロンミルによる粉砕メカニズム>
図2を用いて、サイクロンミルによる粉砕メカニズムについて説明する。図2は、本実施の形態で用いるサイクロンミル200の構成の一例を模式的に示す図である。
サイクロンミル200は、粉砕室201、原料投入口202、回転翼203、204、排出口205、回転軸208、駆動源209を有する。
原料投入口202は、原料206が投入される開口部であり、粉砕室201に連通している。原料206は、例えば、図1Aに示した軟磁性薄帯101である。
排出口205は、粉砕室201に連通しており、粉砕室201で生成された原料粒子207が排出される開口部である。排出口205の外部には、吸引装置(図示略)が設けられている。
粉砕室201は、原料206の粉砕が行われる空間である。
粉砕室201には、回転翼203、204が設けられている。回転翼203、204は、それぞれ、回転軸208に固定されている。回転軸208は、駆動源209(例えば、モータ)により回転力を付与され、矢印aに示すように回転する。これにより、回転翼203、204も同様に回転する。
回転翼203、204が回転すると、気流210および循環流211、212が定常的に発生する。
気流210は、粉砕室201の入口側から粉砕室201内を経て粉砕室201の出口側へ向かう気流である。
循環流211は、回転翼203の表面に沿って循環する気流である。
循環流212は、回転翼204の表面に沿って循環する気流である。
このような構成を有するサイクロンミル200に原料206を投入して、図1Cに示した各種粉末を得る流れについて、以下に説明する。
原料投入口202から投入された原料206は、気流210に乗って粉砕室201へ流入する。
粉砕室201に流入した原料206の一部は、循環流211または循環流212に乗って、粉砕室201内を移動する。このとき、循環流211に乗った原料206と、循環流212に乗った原料206とは、互いに摩擦し合い、粉砕される。これにより、各原料206の表面が削り取られ、図1Cに示した粉末104、105、106が生成される。
微粉である粉末106(図2に示す原料粒子207)は、回転軸208の軸方向(回転翼203、204の中心部)に集まり、気流210に乗って粉砕室201から流出し、吸引装置(図示略)の吸引力により排出口205から排出される。このようにして、一定粒度の粉末106のみを連続的に回収することができる。回収された粉末106は、例えば鱗片状である。
一方、粉末106より大きい粉末104、105は、循環流211または循環流212に乗って表面を削り取られながら、粉砕室201内に滞留する。なお、この滞留の間にも、粉末104、105から粉末106が生成される。この粉末106も、上記同様に、排出口205から排出される。
そして、粉砕の実行が終了した際には、粉砕室201内に、角のない球状の粉末104と、角のない楕円体状の粉末105とが残る。
次に、粉砕室201内に残った粉末104、105をふるい等により分級することで、粉末105のみを得る。なお、ここで得られた粉末105に、排出口205から回収された粉末106を混ぜてもよい。
サイクロンミル200における粉砕の実行時間は、所望の形状や粒径に応じて適宜選択される。なお、後述の実施例では、粉砕の実行時間は20分とした。
また、後述の実施例では、サイクロンミル200として、株式会社静岡プラント製150BMS、シングルモータのものを使用した。このサイクロンミル200において、回転数は11000〜15000rpmが好ましく、最適値は15000rpmである。よって、後述の実施例では、回転数15000rpmを用いた。
なお、遊星ボールミル、アトライタ、サンプルミル、または振動ミルを用いた場合では、薄帯において粒子の角がとれず、楕円体状の粉末を形成できない。さらに、形成される粉末の平均粒径は、20μmを超える。ミキサーミルを用いた場合では、粉末の平均粒径は10μm〜20μmとなるが、薄帯において粒子の角がとれず、楕円体状の粉砕粉を形成できない。また、ジェットミルでは、粉砕ができない。
<圧粉磁心の製造方法>
本実施の形態の圧粉磁心は、上述した軟磁性粉末のうち、楕円体状の粉末105のみで製造されてもよいし、楕円体状の粉末105にバインダーまたはその他の成分(例えば、燐片状の粉砕粉106)を混ぜて製造されてもよい。本実施の形態の圧粉磁心の形状や大きさは、その用途に応じて適宜選択される。よって、本実施の形態の圧粉磁心は、一般的な圧粉磁心の形状や大きさと同様とすることができる。
以下、本実施の形態に係る圧粉磁心の製造方法について説明する。
まず、上記工程1〜3により製造した軟磁性粉末と、バインダーとを混合して造粒粉を作製する(工程11)。
バインダーとしては、絶縁性が良好で耐熱性が高い樹脂(例えば、フェノール樹脂またはシリコーン樹脂など)を用いることができる。
造粒粉を作製する際に使用するバインダーの量は、軟磁性粉末の量100質量部に対して、1〜8質量部であることが好ましく、1〜3質量部であることがより好ましい。
次に、工程11で得られた造粒粉を、所望の形状を有する耐熱性が高い金型に充填し、加圧成形して圧粉体を得る(工程12)。
加圧成形時の圧力や、加圧形成を実行する時間は、バインダーの量や必要とされる圧粉磁心の強度等に応じて適宜選択される。加圧成形は、一般的なプレス装置を用いて行うことができる。
次に、工程12で得られた圧粉体を、バインダーが硬化する温度で加熱する(工程13)。
加熱するときの温度は、バインダーの種類に応じて適宜選択される。
以上説明した工程11〜13により、高周波領域で損失が小さく、高い透磁率を有する圧粉磁心を製造することができる。
(実施例)
上述した本実施の形態の軟磁性粉末の製造方法および圧粉磁心の製造方法を具体的に実施した実施例について、以下に説明する。
本実施例では、まず、急冷単ロール法により作製したFe73.5−Cu1−Nb3−Si13.5−B9(元素記号の後の数値は、原子%を表す)のFe系アモルファス合金薄帯を、サイクロンミルを用いて20分間粉砕し、アモルファス層の軟磁性粉末を得た。さらに、得られた軟磁性粉末を分級し、粒径32μm以下の軟磁性粉末を処理対象として摘出した。
次に、軟磁性粉末に対して熱処理を行い、粉砕による内部ひずみを取り除くとともに、αFe結晶層を析出させた。熱処理としては、ホットプレスを用いて、570℃で10秒間加熱する処理を行った。
次に、熱処理済みの軟磁性粉末に、バインダーとしてのシリコーン樹脂を混合して造粒を行い、造粒粉を作製した。シリコーン樹脂は、軟磁性粉末100質量部に対して、3重量部程度とした。
次に、造粒粉を金型に投入し、プレス機を用いて、成形圧4トン/cmの圧力で加圧成形を行い、バインダーを硬化させて圧粉磁心を作製した。
<耐電圧の評価>
上述のようにして得られた圧粉磁心の耐電圧を測定した。耐電圧は、圧粉磁心の上下から電圧を印加したとき流れる電流が一定量を超える電圧である。測定した耐電圧は、比較対象とした球状の粉末104および楕円体状の粉末105を含む軟磁性粉末と比較して、約20%向上した。つまり、耐電圧が高い圧粉磁心を得ることができた。
<軟磁性粉末の形状>
本実施例で得られた軟磁性粉末(圧粉磁心を作製する前の粉末)の形状について、図3を用いて説明する。図3は、本実施例に係る軟磁性粉末のSEM(Scanning Electron Microscope)画像を示す図である。
図3において、粉末301は、図1Cに示した粉末105に相当する。上述した粉砕メカニズムと分級により、図3に示す粉末301は、粒径が32μm以下である楕円体状の粉末となっている。
<軟磁性粉末の粒度分布>
本実施例の軟磁性粉末の粒度分布を図4に示す。図4に示す粒度分布は、マイクロトラックMT3000IIシリーズにより測定した。図4において、横軸は粒径を示し、縦軸は各粒径の軟磁性粉末が存在する頻度を示している。
図4に示すように、軟磁性粉末の平均粒径は17.4μmであった。ここでいう平均粒径は、マイクロトラックMT3000IIシリーズにより、粉末の粒度分布を測定したときの累積粒度分布のD50%の数値である。
また、32μm以下である軟磁性粉末の表面平滑性は、2.138であった。つまり、32μm以下である軟磁性粉末には、表面平滑性が1.7以上、2.5以下であり、かつ、偏平度が3.0以上6.0以下である楕円体状の粉末105が含まれていることが明らかである。
なお、サイクロンミル200において粉砕の実行時間を20分よりも長くした場合では、楕円体状の粉末105の偏平度は大きく変わらないが、粉末同士の衝突により表面が少しずつ削れていくため、楕円体状の粉末105の表面平滑性は小さくなる。圧粉磁心を作製するにあたっては、表面平滑性よりも偏平度の方が、バインダーの良好な流動性を得るために重要である。
<圧粉磁心の断面>
本実施例の軟磁性粉末を用いて製造された圧粉磁心の断面のSEM画像を図5に示す。
図5に示す断面501は、図1Cに示した粉末105の断面である。
また、サイクロンミル200を使用して、軟磁性組成物の粉末を滞留させ、粉末同士を衝突させることにより、粉末表面の温度が上昇し、粉末表面にFe酸化膜が形成される。Fe酸化膜の厚みは、酸素濃度を0.1%(N2パージ)として粉砕を行った場合、20nm以下であった。Fe酸化膜の厚みは、少なくとも3nm以上であればよい。
サイクロンミル200の粉砕方式は、粉末同士を衝突させる方式であるので、羽根やボールなどに衝突させる粉砕方式よりも、粉末表面のFe酸化膜厚を小さくすることができる。さらに、低酸素濃度中で粉砕を行うことにより、Fe酸化膜厚を薄くすることができ、圧粉磁心の軟磁気特性を向上させることができる。
<効果>
本実施の形態および本実施例におけるサイクロンミル200を用いた摩擦粉砕によれば、粒径が32μm以下の楕円体状の粉末105のみが存在するように、または、粒径が32μm以下である楕円体状の粉末105および粒径が32μm以下である鱗片状の粉末106が存在するように、軟磁性粉末の粒度分布を容易に制御することができる。
これにより、圧粉磁心の作製時において、少量のバインダーで良好な流動性が得られ、鱗片状の粉末106は、楕円体状の粉末105の間に入り込むことができる。よって、圧粉磁心内における軟磁性粉末の充填密度を高くできる。したがって、単位体積当たりの軟磁性粉末の割合が増加し、圧粉磁心の飽和磁束密度、透磁率といった軟磁気特性を向上させることができる。
さらに、本実施の形態において、楕円体状の粉末105は、エッジのような角部を有していない。そのため、粉末105が隣接する粉末に食い込むことにより粉末間が導通することがなく、耐電圧性能を向上させることができる。また、鱗片状の粉末106は、角部を有する場合もあるが、粒径が小さい。そのため、粉末106が隣接する粉末に食い込んで電界集中が起こり、耐電圧性能を低下させることはない。さらに、楕円体状の粉末105および鱗片状の粉末106は、粒子サイズが小さく、内部抵抗が高いため、電圧印加時の電荷が分散され、耐電圧性能を向上させることができる。
以上のことからに、本実施の形態および本実施例では、軟磁性粉末間の絶縁性を確保しつつ、軟磁性粉末を高密度に充填することができる。したがって、高い透磁率と高い耐電圧を両立した圧粉磁心を提供することができる。
なお、本開示は、上記実施の形態の説明に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
本開示の圧粉磁心およびその製造方法は、チョークコイル、リアクトル、トランス等のインダクタで使用される軟磁性粉末を用いた圧粉磁心に有用である。
1、2 粉砕粉
101 軟磁性薄帯
102、103、104、105、106 粉末
201 粉砕室
202 原料投入口
203、204 回転翼
205 排出口
206 原料
207 原料粒子
301 粉末
501 断面

Claims (12)

  1. 軟磁性組成物の粉末を含む圧粉磁心であって、
    前記軟磁性組成物の粉末は、
    偏平度が3.0以上、6.0以下である楕円体状の粉末を含む、
    圧粉磁心。
  2. 軟磁性組成物の粉末を含む圧粉磁心であって、
    前記軟磁性組成物の粉末は、
    表面平滑性が1.7以上、2.5以下であり、かつ、偏平度が3.0以上、6.0以下である楕円体状の粉末を含む、
    圧粉磁心。
  3. 軟磁性組成物の粉末を含む圧粉磁心であって、
    前記軟磁性組成物の粉末は、
    偏平度が3.0以上、6.0以下である楕円体状の粉末と、
    偏平度が6.0より大きい鱗片状の粉末と、を含む、
    圧粉磁心。
  4. 軟磁性組成物の粉末を含む圧粉磁心であって、
    前記軟磁性組成物の粉末は、
    表面平滑性が1.7以上、2.5以下であり、かつ、偏平度が3.0以上、6.0以下である楕円体状の粉末と、
    表面平滑性が3.4以上であり、かつ、偏平度が6.0より大きい鱗片状の粉末と、を含む、
    圧粉磁心。
  5. 前記鱗片状の粉末の平均粒径は、4μm以上、12μm以下である、
    請求項3または4に記載の圧粉磁心。
  6. 前記楕円体状の粉末の平均粒径は、10μm以上、20μm以下である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の圧粉磁心。
  7. 前記軟磁性組成物の粉末は、粒径が32μm以下の粉末のみを含む、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の圧粉磁心。
  8. 前記楕円体状の粉末の表面に20nm以下のFe酸化膜を有する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の圧粉磁心。
  9. 軟磁性組成物を互いに摩擦させることにより、楕円体状の粉末を作製する工程と、
    前記楕円体状の粉末をバインダーと混合し、造粒粉を作製する工程と、
    前記造粒粉を、所定の金型に充填し、加圧成形して圧粉体を得る工程と、
    前記圧粉体を、前記バインダーが硬化する温度で加熱する工程と、を含み、
    前記楕円体状の粉末の偏平度は、3.0以上、6.0以下である、
    圧粉磁心の製造方法。
  10. 軟磁性組成物を互いに摩擦させることにより、楕円体状の粉末を作製する工程と、
    前記楕円体状の粉末をバインダーと混合し、造粒粉を作製する工程と、
    前記造粒粉を、所定の金型に充填し、加圧成形して圧粉体を得る工程と、
    前記圧粉体を、前記バインダーが硬化する温度で加熱する工程と、を含み、
    前記楕円体状の粉末の表面平滑性は、1.7以上、2.5以下であり、
    前記楕円体状の粉末の偏平度は、3.0以上、6.0以下である、
    圧粉磁心の製造方法。
  11. 軟磁性組成物を互いに摩擦させることにより、楕円体状の粉末および鱗片状の粉末を作製する工程と、
    前記楕円体状の粉末および前記鱗片状の粉末をバインダーと混合し、造粒粉を作製する工程と、
    前記造粒粉を、所定の金型に充填し、加圧成形して圧粉体を得る工程と、
    前記圧粉体を、前記バインダーが硬化する温度で加熱する工程と、を含み、
    前記楕円体状の粉末の偏平度は、3.0以上、6.0以下であり、
    前記鱗片状の粉末の偏平度は、6.0より大きい、
    圧粉磁心の製造方法。
  12. 軟磁性組成物を互いに摩擦させることにより、楕円体状の粉末および鱗片状の粉末を作製する工程と、
    前記楕円体状の粉末および前記鱗片状の粉末をバインダーと混合し、造粒粉を作製する工程と、
    前記造粒粉を、所定の金型に充填し、加圧成形して圧粉体を得る工程と、
    前記圧粉体を、前記バインダーが硬化する温度で加熱する工程と、を含み、
    前記楕円体状の粉末の表面平滑性は、1.7以上、2.5以下であり、
    前記楕円体状の粉末の偏平度は、3.0以上、6.0以下であり、
    前記鱗片状の粉末の表面平滑性は、3.4以上であり、
    前記鱗片状の粉末の偏平度は、6.0より大きい、
    圧粉磁心の製造方法。
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