JP2021034331A - スイッチユニット - Google Patents

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【課題】ケース内に実装した押圧スイッチの確実な防滴が図れ、また押圧スイッチと共に他の電子部品の防滴もコンパクトに図ることができるスイッチユニットを提供する。【解決手段】ケース10内に押圧スイッチAを実装したスイッチユニット1である。押圧スイッチAは、固定接点となるスイッチパターン51を形成したフレキシブル回路基板40と、スイッチパターン51に対向する位置に配置される可動接点97を設けた押圧部93を上下動自在に保持する押圧作動体90と、押圧作動体90の押圧部93を除くその周囲の部分を覆うカバー110とを具備して構成されている。押圧スイッチA(カバー110)の外周側面と、押圧スイッチAの周囲のフレキシブル回路基板40の表面とを防滴板60で覆う。押圧スイッチAの他に他の電子部品150を設置し、他の電子部品150のケース10への実装面を押圧スイッチAのケース10への実装面よりも高い位置にする。【選択図】図2

Description

本発明は、押圧スイッチを実装したスイッチユニットに関し、特にその防滴に用いて好適なスイッチユニットに関するものである。
従来、押圧スイッチは、他の各種電子部品を搭載したスイッチユニット内に設置される場合がある。そしてこのスイッチユニットを防滴する場合は、例えば特許文献1,2に示すように、排水構造を設ける構成のものや、特許文献3に示すように、きょう体(1)の下面周囲から突出させたリブ(6)を、キーシートスイッチ(3)の周囲に設けた係合突条(12)の溝(13)内に係合させる構成のものなどがあった。
実開平5−31046号公報 特開平8−180760号公報 実開平5−8836号公報
しかし、特許文献1,2のように排水構造を設けた場合は、排水経路が詰まるなどの不備が生じた場合に、容易に浸水が生じてしまう虞があった。
また特許文献3に示すキーシートスイッチ(3)の場合は、もしもプリント板(7)にキーシートスイッチ(3)で覆われない部分があってその上に他の各種電子部品が設置されていたような場合は、当該他の電子部品を防滴できず、当該他の電子部品を防滴しようとした場合は別個の防滴機構を設置しなければならず、部品点数が増加して組み立ても煩雑になり、また装置の大型化を招く虞もあった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、実装した押圧スイッチの防滴を図ることができ、また押圧スイッチと共に他の電子部品の防滴もコンパクトに図ることができるスイッチユニットを提供することにある。
本発明は、ケース内に押圧スイッチを実装したスイッチユニットにおいて、前記押圧スイッチは、固定接点となるスイッチパターンを形成した回路基板と、前記スイッチパターンに対向する位置に配置される可動接点を上下動させる押圧部を上下動自在に保持する押圧作動体と、当該押圧作動体の押圧部を除くその周囲の部分を覆うカバーと、を具備して構成され、前記押圧スイッチの外周側面と、前記押圧スイッチの周囲の回路基板の表面とを、防滴部材で覆ったことを特徴としている。
押圧スイッチの部分のみでなく、さらに押圧スイッチの周囲の回路基板の表面も防滴部材で覆ったので、ケース内に浸入した液体が押圧スイッチ内部へ浸入することを、より効果的に防滴することができる。特にケース内に水が溜まったような場合であっても、押圧スイッチの確実な防滴を図ることができる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記押圧スイッチの他に他の電子部品を設置し、当該他の電子部品の前記ケースへの実装面が前記押圧スイッチの前記ケースへの実装面よりも高い位置にあることを特徴としている。
押圧スイッチの実装面に比べて、他の電子部品の実装面を、高い位置としたので、ケース内に水が溜まったような場合であっても、他の電子部品の浸水を防止することができる。このため、他の電子部品に別途防滴構造を設ける必要がなくなり(または簡易な防滴構造で済むようになり)、構造の簡素化、組み立ての容易化を図ることができる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記押圧スイッチの周囲の回路基板の表面を覆う防滴部材は、その上面が押え部材で覆われていることを特徴としている。
押え部材を設置することで、弾性を有する防滴部材の位置決め・固定を確実に行うことができる。また例えば、樹脂製のケースから突出する突起を、防滴部材と押え部材にそれぞれ設けた孔に通して押え部材の上面側で当該突起の先端を熱カシメするような場合、その熱カシメを確実に行うことができる(防滴部材は弾性を有するので、押え部材を設置しないで防滴部材の表面で直接前記突起を熱カシメしようとした場合、熱カシメした部分が防滴部材から外れてしまい、防滴部材の確実な固定が行えなくなる虞がある)。
また本発明は、上記特徴に加え、前記押圧スイッチの他に前記回路基板に接続する他の電子部品を設置し、前記押圧スイッチと前記他の電子部品を収納する前記ケースの外周縁部の上に、前記防滴部材の周囲を囲んで当該防滴部材と一体に形成される防滴挟持用縁部が載置されていることを特徴としている。
本発明によれば、押圧スイッチを防滴する1枚の防滴部材によって、ケース内に浸入した液体のケース外部への漏洩を確実に防滴することができる。
本発明によれば、ケース内に実装した押圧スイッチの確実な防滴を図ることができ、また押圧スイッチと共に他の電子部品の防滴もコンパクトに図ることができる。
スイッチユニット1の斜視図である。 スイッチユニット1の要部断面図(図1のC−C概略断面図)である。 スイッチユニット1の下側部分の分解斜視図である。 スイッチユニット1の上側部分の分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の1実施形態に係るスイッチユニット1の斜視図、図2は要部断面図(図1のC−C概略断面図)、図3,図4はスイッチユニット1の分解斜視図であり、図3はその下側部分の分解斜視図、図4はその上側部分の分解斜視図である。これらの図に示すように、スイッチユニット1は、ケース10内に、回路基板(以下「フレキシブル回路基板」という)40と、防滴部材(以下「防滴板」という)60と、押圧作動体90と、カバー110と、押え部材(以下「押え板」という)130と、他の電子部品150と、を収納・設置して構成されている。なお以下の説明において、「上」とはケース10から防滴板60を見る方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする。
ケース10は、合成樹脂を略矩形板状に成形して構成されており、その上面には略矩形凹状の収納部11が形成されている。収納部11は、深さの深い略矩形状の第1収納部(押圧スイッチ収納部)13と、深さの浅い略矩形状の第2収納部(他の電子部品収納部)14とを有し、両者のそれぞれ外周の1辺を接続して構成されている。
第1収納部13の底面の所定位置(押圧スイッチを設置する位置)には、複数本(3本)の小突起からなる固定部15が突設されている。また第1収納部13の底面の他の所定の位置には、複数(4つ)の小突起からなる固定部17が突設されている。固定部17は、大径円柱状の根元部分171の上面中央から小径柱状の先端部分173を突出して構成されている。第1収納部13の外周の所定位置には、その内底面から内側面にわたって貫通する基板挿通部19が形成されている。
第2収納部14の底面の所定位置には、複数本(4本)の小突起からなる固定部21が突設されている。また第1収納部13と第2収納部14とを接続した部分の略中央位置には、第1収納部13の底面から第2収納部14の底面まで斜めに上昇していく傾斜面からなる基板ガイド部23が形成されている。
またケース10の外周は外周縁部25となっており、その上面の所定位置には、一対の小突起からなる取付部27が形成されている。
フレキシブル回路基板40は、可撓性を有する合成樹脂製フィルムの表面に、所望の回路パターンを形成して構成されており、前記ケース10の第1スイッチ収納部13に設置される第1回路基板部41と、前記ケース10の第2収納部14に設置される第2回路基板部43と、第1収納部13の外周の所定位置から突出するように形成される出力引出部45と、を具備している。
第1回路基板部41は、略矩形状であって前記第1収納部13の底面に載置される形状寸法に形成されており、前記ケース10の複数本(3本)の固定部15に対向する位置にはそれぞれこれらを挿通する小孔からなる挿通部47が形成され、また前記ケース10の4つの固定部17の内の3つに対向する位置にはそれぞれその根元部分171を挿通する円形孔からなる挿通部49が形成されている。そして複数本の挿通部47の中央部分上面には、一対のスイッチパターン51,51が形成されている。これらスイッチパターン51,51には図示しない回路パターンが接続されており、前記引出部45に引き出されている。
第2回路基板部43は、連結部53を介して第1回路基板部41に連結されており、その表面には図示しない所望の回路パターンが形成されている。第2回路基板部43の連結部53に連結したその左右両側位置(2つの固定部21に対向する位置)には、小孔からなる取付部55が形成されている。
引出部45はこの例では帯状であって、前記第1回路基板部41と前記第2回路基板部43からの出力やこれらへの入力を行う回路パターンが形成されている。この引出部45は、前記ケース10の基板挿通部19に対向する位置において前記第1回路基板部41に接続されている。
防滴板60は、ゴム状弾性体を略矩形状に成型して構成されており、その外形は、前記ケース10の上面全体を覆う形状寸法に形成されている。防滴板60の前記ケース10の第1収納部13に対向する部分は、当該第1収納部13の底面から内側壁のほぼ全面に当接して覆う形状寸法の基板当接部62に形成されている。一方、防滴板60の前記ケース10の第2収納部14に対向する部分は、開口61としている。そして防滴板60の外周部分全体は、前記ケース10の外周縁部25上面に対向する防滴挟持用縁部(外周縁部)63となっている。
防滴板60の前記ケース10の複数の固定部15に対向する位置には、これら複数の固定部15をまとめて挿入する寸法形状の矩形状の貫通孔からなる押圧スイッチ挿通部65が形成されている。押圧スイッチ挿通部65の周囲を囲む上面には、上方向に向かって突出する防滴用凸部67が矩形環状に形成されている。防滴用凸部67の上辺からは小突起状のカバー圧接部69が矩形環状に形成されている。また防滴板60の前記ケース10の4つの固定部17に対向する位置にはそれぞれその根元部分171を挿通する円形孔からなる挿入部71が形成されている。防滴板60の前記ケース10の一対の取付部27に対向する位置には、これら取付部27を貫通する小孔からなる挿通係止部73が形成されている。
押圧作動体90はゴム状弾性材の成形品であり、円形リング状の作動体基部91と、円柱状の押圧部93と、前記作動体基部91に対して前記押圧部93をその中央上部に位置させるように保持する薄板円錐状の変形部95とを具備して構成されている。押圧部93の下面には可動接点97が形成されている。
カバー110は、合成樹脂の成形品であり、略矩形板状に形成され、その中央には円形の貫通孔からなる作動体挿通部111が形成されている。作動体挿通部111の周囲を囲む複数個所(3か所)には、前記ケース10の各固定部15を挿入する取付部113が形成されている。カバー110下面の作動体挿通部111の周囲の面からは、下方向に向かって円形筒状の支持部115が突出している。支持部115の内径寸法は、前記押圧作動体90の作動体基部91の外径寸法とほぼ同一に形成されている。
押え板130は板金製であり、前記ケース10の第1収納部13内に収納できる寸法形状に形成され、前記ケース10の各固定部17の先端部分173を挿入する寸法形状の小孔からなる板取付部131と、前記カバー110が対向する部分を切り欠くように形成されるカバー挿通部133とを有して構成されている。
他の電子部品150は、図示は簡略化して示しているが、例えばスライド式スイッチや揺動式スイッチや押圧スイッチなどの各種電子部品である。他の電子部品150の下部には、取付板151が設けられ、その所望位置には小孔からなる複数(4つ、図では3つのみ示す)の取付部153が形成されている。各取付部153は、前記ケース10の各固定部21に対向する位置に、各固定部21を挿入可能な寸法形状で形成されている。
そしてスイッチユニット1を組み立てるには、まず、ケース10の第1収納部13と第2収納部14に、それぞれフレキシブル回路基板40の第1回路基板部41と第2回路基板部43を設置し、同時に、フレキシブル回路基板40の引出部45をケース10の基板挿通部19に挿入してケース10の外方に引き出す。このとき、ケース10に設けた各固定部15をフレキシブル回路基板40に設けた各挿通部47に挿入し、同時にケース10に設けた各固定部17をフレキシブル回路基板40に設けた各挿通部49に挿入し、同時にケース10に設けた2つの固定部21(基板ガイド部23の両側のもの)をフレキシブル回路基板40に設けた各取付部55に挿入する。
次に、前記フレキシブル回路基板40の上に、防滴板60を載置する。このとき、押圧スイッチパターン51,51は押圧スイッチ挿通部65内に位置し、ケース10の各固定部17はその根元部分171まで挿入部71に挿入され、またケース10の各取付部27は挿通係止部73に挿入される。またケース10の第2収納部14は、防滴板60の開口61内に露出している。
次に、前記フレキシブル回路基板40の一対のスイッチパターン51,51上に、押圧作動体90を載置し、その上にカバー110を被せる。このときカバー110の作動体挿通部111に押圧作動体90の上部を貫通させ、同時にカバー110の各取付部113にケース10の各固定部15を挿入する。そしてカバー110の上面に突出する各固定部15の先端を熱カシメする。これによって、押圧スイッチAが完成する。図2に示すように、押圧スイッチAは、フレキシブル回路基板40上の一対のスイッチパターン51,51上に、押圧作動体90の可動接点97を所定距離離して対向させている。また、カバー110の支持部115内に押圧作動体90の作動体基部91を収納している。また、カバー110の下面外周近傍の全周部分と、フレキシブル回路基板40の間は、防滴板60の防滴用凸部67(そのカバー圧接部69)が弾設されている。
次に、前記防滴板60の基板当接部62の上に、押え板130を載置する。このとき、ケース10の各固定部17の先端部分173を、押え板130の各板取付部131に挿入し、押え板130の上面から突出する先端部分173を熱カシメする。これによって防滴板60の上面を覆う(押える)ように押え板130が取り付けられる。
次に、前記防滴板60の開口61内に露出したケース10の第2収納部14上に、他の電子部品150を設置し、その際、他の電子部品150の各取付部153に、前記ケース10の各固定部21を挿入して、取付板151の上面から突出する各固定部21の先端を熱カシメし、これによって他の電子部品150を固定する。これによって図1,図2に示すスイッチユニット1が完成する。なお上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない。
以上のように構成されたスイッチユニット1は、その上に例えば図示しない外装ケースなどが設置される。その際、外装ケースに上下動自在に取り付けた図示しない押釦つまみの下端部を押圧作動体90の押圧部93の上面に当接する。またその際、前記他の電子部品150の上部の部分を外装ケースに設けた開口から露出する。またケース10の第1収納部13内の押圧スイッチA周囲の空き空間B(図2参照)には、図示しない他の各種部品を設置(収納)しても良い。外装ケースが、防滴板60の全周にわたって防滴挟持用縁部63に当接することで、当該当接部分での液体の浸入・滲出が防止されている。
そして、前記外装ケースの上部に露出している前記図示しない押釦つまみを押下すれば、その下端部が押圧スイッチAの押圧部93を押圧してこれを下降させ(このとき変形部95は変形する)、その下面に形成した可動接点97を一対のスイッチパターン51,51に当接させ、スイッチをオンする。前記押圧を解除すれば、変形していた変形部95の自動復帰力によって押圧部93及びその上の押釦つまみが上昇し、スイッチをオフする。一方、他の電子部品150は、適宜、外装ケースの上部から操作などできる。
ところで、このスイッチユニット1の上部を覆う外装ケースなどの隙間から液体(以下「水」という)が当該スイッチユニット1内に浸入してきたとする。浸入した水は、主として、高さの低いケース10の第1収納部13内に移動するが、第1収納部13の表面は防滴板60によって覆われている。このため、フレキシブル回路基板40の防滴板60によって覆われている表面には水は浸入しない。またカバー110の下面外周近傍の全周部分とフレキシブル回路基板40の間は防滴用凸部67が挟持されているので、カバー110や防滴板60の上面側にある水が、押圧スイッチAの内部(スイッチパターン51,51などの電気的に機能する部分、以下同様)に浸入することもない。さらに、カバー110の作動体挿通部111と押圧作動体90の外周面との間の隙間から水が浸入しようとするが、押圧作動体90の作動体基部91がカバー110とフレキシブル回路基板40の間に挟持されているので、この隙間からの水の浸入も防止できる。
以上のように、押圧スイッチAは、この押圧スイッチAの部分のみでなく、さらに押圧スイッチAの周囲のフレキシブル回路基板40の表面も防滴板60で覆ったので、ケース10内に浸入した水が押圧スイッチA内部へ浸入することを、より効果的に防滴することができる。特にケース10の第1収納部13内に水が溜まったような場合であっても、押圧スイッチA内部の確実な防滴を図ることができる。
また、ケース10への押圧スイッチAの実装面に比べて、ケース10への他の電子部品150の実装面を高い位置としたので、ケース10内に水が溜まったような場合であっても、他の電子部品150の浸水を防止することができる。言い換えれば、他の電子部品150に別途防滴構造を設ける必要がなくなり(または簡易な防滴構造で済むようになり)、構造の簡素化、組み立ての容易化を図ることができる。
また、押圧スイッチAの周囲のフレキシブル回路基板40の表面を覆う防滴板60は、その上面が押え板130によって覆われているので、弾性を有する防滴板60の位置決め・固定を確実に行うことができる。またこの実施形態のように、樹脂製のケース10から突出する固定部17を、防滴部材60と押え板130にそれぞれ設けた孔からなる挿入部71と板取付部131に通して押え部材130の上面側で当該固定部17の先端を熱カシメする場合、その熱カシメを確実に行うことができる。即ち、防滴板60は弾性を有するので、押え部材130を設置しないで防滴板60の表面で直接前記固定部17の先端を熱カシメしようとした場合、熱カシメした部分が防滴板60から外れてしまい、防滴板60の確実な固定が行えない虞がある。
また本スイッチユニット1によれば、押圧スイッチAの他にフレキシブル回路基板40に接続する他の電子部品150を設置し、押圧スイッチAと他の電子部品150を収納するケース10の外周縁部25の上に、防滴板60の周囲を囲んで当該防滴板60と一体に形成される防滴挟持用縁部63が載置されているので、押圧スイッチAを防滴する1枚の防滴板60によって、ケース10内に浸入した水のケース10外部への漏洩も確実に防滴することができる。
なお上記実施形態では、押圧作動体90は、押圧部93と変形部95と作動体基部91が一体に形成されているが、押圧部を別部品として構成し、この押圧部を可動接点97上に設置し、例えば押圧部の外周に設けたつば部をカバー110の作動体挿通部111の下面側に配置してその抜け止めを行い、これによって押圧部を押圧することで可動接点が上下動するように構成しても良い。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、回路基板はフレキシブル回路基板に限定されず、硬質の回路基板であってもよい。また場合によっては、防滴板を押え板によって覆わなくても良く、また他の電子部品を設置しなくても良いなど、種々の変更が可能である。また、上記記載及び各図の記載内容は、その一部であっても、それぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は上記記載及び各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1 スイッチユニット
10 ケース
25 外周縁部
40 フレキシブル回路基板(回路基板)
51 スイッチパターン(固定接点)
60 防滴板(防滴部材)
63 外周縁部(防滴挟持用縁部)
90 押圧作動体
93 押圧部
97 可動接点
110 カバー
A 押圧スイッチ
130 押え板(押え部材)
150 他の電子部品

Claims (4)

  1. ケース内に押圧スイッチを実装したスイッチユニットにおいて、
    前記押圧スイッチは、固定接点となるスイッチパターンを形成した回路基板と、前記スイッチパターンに対向する位置に配置される可動接点を上下動させる押圧部を上下動自在に保持する押圧作動体と、当該押圧作動体の押圧部を除くその周囲の部分を覆うカバーと、を具備して構成され、
    前記押圧スイッチの外周側面と、前記押圧スイッチの周囲の回路基板の表面とを、防滴部材で覆ったことを特徴とするスイッチユニット。
  2. 請求項1に記載のスイッチユニットであって、
    前記押圧スイッチの他に他の電子部品を設置し、当該他の電子部品の前記ケースへの実装面が前記押圧スイッチの前記ケースへの実装面よりも高い位置にあることを特徴とするスイッチユニット。
  3. 請求項1または2に記載のスイッチユニットであって、
    前記押圧スイッチの周囲の回路基板の表面を覆う防滴部材は、その上面が押え部材で覆われていることを特徴とするスイッチユニット。
  4. 請求項1に記載のスイッチユニットであって、
    前記押圧スイッチの他に前記回路基板に接続する他の電子部品を設置し、
    前記押圧スイッチと前記他の電子部品を収納する前記ケースの外周縁部の上に、前記防滴部材の周囲を囲んで当該防滴部材と一体に形成される防滴挟持用縁部が載置されていることを特徴とするスイッチユニット。
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