JP2021033616A - 現金取扱装置、自動販売機およびサービス提供方法 - Google Patents

現金取扱装置、自動販売機およびサービス提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サービスの提供に係る送出データを低減する。【解決手段】本発明に係る現金取扱装置1は、自動販売機100に取付可能な現金取扱装置1であって、サービスの提供の対価に係る決済を実行したことを示す証憑41を発行可能な証憑発行部4と、決済を実行したときに、証憑発行部4に証憑41を発行させる制御部5と、証憑41の発行を検知可能な検知部6と、証憑41の発行を、ネットワークNを経由してサービスの提供者に通知可能な通知部7と、を備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、現金取扱装置、自動販売機、および、これを用いたサービス提供方法に関する。
従来、飲料などの商品を販売可能な自動販売機が知られている。自動販売機は、その筐体内に商品を貯蔵し、顧客からの購買要求に応じて、商品に係る決済を実行するとともに、当該商品を顧客に提供する。
自動販売機の利便性を向上するため、特開2018−205919号公報(特許文献1)では、商品の提供に加えて、外部装置への注文機能を実行可能に構成された自動販売機が開示されている。特許文献1の自動販売機では、たとえば、飲料を販売するとともに、弁当の注文を受け付けることができる。すなわち、筐体内に貯蔵された商品に加えて、自動販売機の外部から供給される商品を販売できる。
特開2018−205919号公報
しかし、特許文献1の技術では、所定の期間内に自動販売機において販売された複数の商品に係る販売データを外部装置に送信し、かかる外部装置において弁当の注文に係る販売データを抽出する処理を行う必要があった。そのため、自動販売機から送出されるデータに、実際には使用されないデータが含まれる場合があった。
そこで、サービスの提供に係る送出データを低減できる現金取扱装置、自動販売機およびサービス提供方法の実現が求められる。
本発明に係る現金取扱装置は、自動販売機に取付可能な現金取扱装置であって、サービスの提供の対価に係る決済を実行したことを示す証憑を発行可能な証憑発行部と、前記決済を実行したときに、前記証憑発行部に前記証憑を発行させる制御部と、前記証憑の発行を検知可能な検知部と、前記証憑の発行を、ネットワークを経由して前記サービスの提供者に通知可能な通知部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る自動販売機は、前記現金取扱装置を備え、前記サービスの利用を希望する顧客からの申込を受付可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明に係るサービス提供方法は、サービスの利用を希望する顧客からの申込を、自動販売機により受け付ける入力工程と、前記サービスの提供の対価に係る決済を、前記自動販売機に搭載された現金取扱装置により実行する決済工程と、前記決済を実行したことを示す証憑を、前記現金取扱装置により発行する証憑発行工程と、前記証憑の発行を、前記現金取扱装置により検知する検知工程と、前記現金取扱装置が、前記証憑の発行を、ネットワークを経由して前記サービスの提供者に通知する通知工程と、前記提供者が、前記証憑の発行に基づいて前記サービスの提供を実行するサービス工程と、を備えることを特徴とする。
これらの構成によれば、サービスの提供に係る送出データを低減できる。そのため、データの送出に係る通信量およびサービス発注数の特定に要する演算量を低減できる。また、上記の構成の現金取扱装置によれば、既存の自動販売機の現金取扱装置を交換するだけで、サービスの提供に係る機能を追加することができる。
以下、本発明の好適な態様について説明する。ただし、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定されるわけではない。
本発明に係る現金取扱装置は、一態様として、前記制御部は、前記自動販売機が前記サービスの利用を希望する顧客からの申込を受け付けた際に、前記証憑発行部に対して前記証憑の発行を指示する信号を発信し、前記検知部は、前記信号を検出する信号検出部を有し、当該信号検出部が検出した信号を検知することによって前記証憑の発行を検知可能であることが好ましい。
この構成によれば、証憑の発行と一対一に対応する信号の検知数によって証憑の発行数を特定できるので、証憑の発行数を特定する精度を高めやすい。
本発明に係る現金取扱装置は、一態様として、硬貨を授受可能な硬貨授受部を備え、前記証憑は、硬貨状の形状を有し、前記証憑発行部は、前記硬貨授受部と一体に構成されていることが好ましい。
この構成によれば、公知の硬貨授受部を証憑の授受に共用できる。
本発明に係る現金取扱装置は、一態様として、前記証憑を受容可能に構成され、かつ、前記証憑を受容したときに、実行される決済に係る費用を割り引く割引処理を実行することが好ましい。
この構成によれば、証憑が自動販売機と顧客との間で還流しやすい。これによって、自動販売機の管理者による証憑を補充する作業の頻度を低減しうる。
本発明に係る現金取扱装置は、一態様として、前記通知部は、前記証憑の発行の都度、前記証憑の発行を前記サービスの提供者に通知することが好ましい。
この構成によれば、サービスの提供者が、サービスが発注されたことを、その発注と同時に認識できる。
本発明に係る自動販売機は、一態様として、前記サービスは、弁当配達サービスであることが好ましい。
この構成によれば、自動販売機による簡単な操作で弁当の配達を発注できる。
本発明に係る自動販売機は、一態様として、顧客からの、商品の購入の申込を受付可能な商品販売入力部と、前記商品を授受可能な商品授受部と、をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、サービスと商品とを同時に販売できる。
本発明に係る自動販売機は、一態様として、前記商品は、飲料であることが好ましい。
この構成によれば、本発明に係る自動販売機を、広く普及している飲料の自動販売機に適用できる。
本発明のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
本発明の実施形態に係る自動販売機の正面図 本発明の実施形態に係る自動販売機の構成図 本発明の実施形態に係る硬貨取扱部の概略図 本発明の実施形態に係る弁当配達サービスの提供方法のフロー図
本発明に係る現金取扱装置、自動販売機およびサービス提供方法の実施形態について、図面を参照して説明する。以下では、弁当配達サービス(サービスの例)の提供の対価に係る決済を実行可能な現金取扱装置1を搭載し、弁当配達サービスの利用に係る申込の受付および決済を実行可能に構成された自動販売機100について説明する。
〔本実施形態に係る自動販売機の構成〕
まず、本実施形態に係る自動販売機100の構成について説明する。図1および図2に示すように、本実施形態に係る自動販売機100は、入力部110、販売制御部120、飲料授受部130(商品授受部の例)、および現金取扱装置1を備える。
入力部110は、顧客からの注文の入力を受付可能である。すなわち、入力部110は、弁当配達サービスの提供および飲料の購入を希望する顧客からの購入申込を受付可能である。具体的には、顧客が弁当ボタン111を押す操作が、弁当配達サービスの提供を希望する旨の入力操作となる。同様に、顧客が飲料ボタン112を押す操作が、各ボタンに対応する飲料の購入を希望する旨の入力操作となる。弁当ボタン111および飲料ボタン112の入力操作は、販売制御部120に入力される。なお、弁当ボタン111および飲料ボタン112のそれぞれの傍には、各ボタンに対応するサービスまたは商品の提供を受けるために必要な対価の額が記載されている。
販売制御部120は、入力部110に対する顧客からの入力操作に基づいて顧客から受容するべき対価の額を特定し、当該対価の額に関する情報を現金取扱装置1の現金取扱制御部5に渡す。
飲料授受部130は、自動販売機100の前面に開口する飲料排出部131と、自動販売機100の筐体内に収容された飲料貯蔵部(不図示)と、を有する。飲料授受部130は、顧客が飲料ボタン112を操作し、決済が成立すると、操作された飲料ボタン112に対応する飲料を飲料貯蔵部から飲料排出部131に排出する。
〔本実施形態に係る現金取扱装置の構成〕
次に、本実施形態に係る現金取扱装置1の構成について説明する。図2に示すように、本実施形態に係る現金取扱装置1は、硬貨取扱部2、紙幣取扱部3、証憑発行部4、現金取扱制御部5(制御部の例)、検知部6、および通知部7を備える。現金取扱装置1は、自動販売機100に取付可能であって、弁当配達サービスの提供および飲料の販売に係る対価の決済を実行可能である。
硬貨取扱部2は、硬貨授受部21および硬貨貯蔵部22を有する。硬貨授受部21は、硬貨受容部211および硬貨排出部212を具備する。硬貨受容部211から投入された硬貨Cは、硬貨貯蔵部22に貯蔵される。また、硬貨排出部212は、硬貨貯蔵部22から釣銭として排出された硬貨Cを顧客に提供する。
紙幣取扱部3は、紙幣受容部31および紙幣貯蔵部32を有する。紙幣受容部31から投入された紙幣は、紙幣貯蔵部32に貯蔵される。
証憑発行部4は、弁当配達サービスの提供に係る決済が実行されたことを示す証憑41を、顧客に対して発行する。また、証憑発行部4は、証憑貯蔵部42に証憑41を貯蔵する。本実施形態では、証憑41は硬貨状の形状を有し、その授受経路として硬貨授受部21を共用可能である。したがって、証憑貯蔵部42は硬貨貯蔵部22と同様の形状を有し、硬貨授受部21(硬貨受容部211および硬貨排出部212)に接続されている。さらに、証憑発行部4は、現金取扱制御部5からの信号を受信可能な証憑排出制御部43を有する。
図3に示すように、硬貨貯蔵部22a〜22dおよび証憑貯蔵部42は、上下方向に延在する管状部材として形成され、その上部に硬貨受容部211が設けられ、その下部に硬貨排出部212が設けられている。
硬貨受容部211は、自動販売機100の前面に開口する硬貨投入口211aと、自動販売機100の筐体内に収容された硬貨選別部211bとを具備する。硬貨選別部211bは、硬貨投入口211aに投入された硬貨Cまたは証憑41について、重量、直径、厚さ、および厚さの分布に基づいてその種類を識別し、投入された硬貨Cまたは証憑41の種類に対応する硬貨貯蔵部22a〜22dおよび証憑貯蔵部42に振り分ける。
硬貨排出部212は、自動販売機の前面に開口する硬貨排出口212aと、自動販売機100の筐体内に収容された排出硬貨選択部212bと、を具備する。排出硬貨選択部212bは、現金取扱制御部5からの制御信号に基づいて、硬貨貯蔵部22a〜22dから硬貨Cを排出し、顧客に釣銭を提供する。また、排出硬貨選択部212bは、証憑排出制御部43が現金取扱制御部5から証憑41を発行させる信号を受信したときに、証憑貯蔵部42から証憑41を排出し、これを顧客に提供する。
上記のように、商品代金として顧客から受容した硬貨Cは、硬貨貯蔵部22a〜22dに貯蔵され、やがて釣銭として顧客に提供される。そのため、硬貨貯蔵部22a〜22dが満杯になる前に硬貨Cを回収したり、釣銭を提供できなくなる前に硬貨Cを補充したりする作業の頻度を低減できる。なお、この利点は、証憑41についても利用できる。
現金取扱制御部5は、顧客から受容した硬貨Cおよび紙幣の額と、販売制御部120が特定した対価の額と、に基づき、当該対価の受容の成否を判定する。そして、決済が成功したと判定すると、証憑発行部4(証憑排出制御部43)に対して、証憑41の発行を指示する信号を発信する。これらの信号通信のため、現金取扱制御部5は、通信ケーブルによって販売制御部120および証憑発行部4と接続されている。以降の説明のため、証憑発行部4と現金取扱制御部5とを接続する通信ケーブルをケーブル51という。
検知部6は、現金取扱制御部5から証憑発行部4(証憑排出制御部43)に対して送信される信号を検知する信号検出部61を有する。信号検出部61は、現金取扱制御部5と証憑排出制御部43とを接続するケーブル51の中途に設けられている。信号検出部61は、ケーブル51を通じて伝送される信号を検出すると、その旨を通知部7に通知する。
通知部7は、ネットワークN(インターネットなど)と接続可能に構成されている。通知部7は、信号を検出した旨の通知を検知部6(信号検出部61)から受けると、証憑41が発行されたことを、ネットワークNを経由して弁当配達サービスの提供者に通知する。すなわち、通知部7は、証憑41の発行の都度、証憑41が発行されたことを弁当配達サービスの提供者に通知する。
〔本実施形態のサービス提供方法〕
次に、本実施形態に係る自動販売機100を用いた弁当配達サービスの提供方法について説明する(図4)。
弁当配達サービスの提供を希望する顧客は、現金取扱装置1に現金を投入し、続いて弁当ボタン111を押す(S11、S12)。販売制御部120は、弁当ボタン111が操作された旨の信号を現金取扱制御部5に送信する。現金取扱制御部5は、投入された現金の額と、販売制御部120が特定する弁当配達サービスの提供に係る対価(以下、弁当代金という。)とを比較する(S21)。投入された現金の額が弁当代金以上である場合、現金取扱制御部5は対価の受容に成功したと判定する。なおここで、投入された現金の額が弁当代金を超える場合は、現金取扱制御部5は、差額に相当する硬貨Cを排出させる指示する信号を、排出硬貨選択部212bに送信する。
決済が成功すると、現金取扱制御部5は、証憑発行部4(証憑排出制御部43)に対して証憑41の発行を指示する信号を発信する。証憑排出制御部43は、かかる信号を受信すると、証憑貯蔵部42から証憑41を排出させる信号を排出硬貨選択部212bに送信する。排出硬貨選択部212bは、証憑排出制御部43からの指示信号に従って証憑41を排出(発行)する(S22)。
現金取扱制御部5から証憑発行部4に送信される信号は、現金取扱制御部5と証憑発行部4とを接続するケーブル51を通じて伝送される。検知部6はケーブル51に設けた信号検出部61により、当該信号を検出する。通知部7は、信号を検出した旨の通知を検知部6から受けると、証憑41が発行されたことを、ネットワークNを経由して弁当配達サービスの提供者に通知する(S23)。
通知部7から弁当配達サービスの提供者に送信される通知には、顧客が購入を申し込んだ弁当の種類および弁当の配達先である自動販売機100の設置場所に関する情報が含まれる。弁当配達サービスの提供者は、通知部7からの通知に基づいて弁当を用意し、これを顧客のもとへ配達する(S31)。また、弁当配達サービスの提供者は、通知部7からの通知に基づいて所定期間内の弁当の提供数を計数し、その対価を自動販売機100の管理者に請求する。自動販売機100の管理者は、自動販売機100が受容した現金を回収し、弁当提供の対価に相当する金額を弁当配達サービスの提供者に支払う。なお、自動販売機100からの現金の回収と、弁当配達サービスの提供者への支払いとの先後は問わない。
なお、本実施形態に係る自動販売機100を用いた飲料の販売方法は、公知の自動販売機による飲料の販売方法と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態において証憑41は2つの意義を有する。1つ目の意義は、顧客に対して、自動販売機100を介した弁当の注文処理が正常に実行されたことを示す証憑としての意義である。自動販売機100において飲料を販売する場合は、決済が完了次第、飲料排出部131から顧客が指定した飲料が排出されるので、顧客は取引が成功したことを明らかに認識できる。一方、本実施形態に係る弁当の提供サービスでは、決済の完了と弁当の提供の実行との間に時間の隔たりがあり、決済完了時点では顧客に対して何らの商品も提供されない。そこで、決済の完了とともに顧客に証憑41を提供することで、取引が成功したことを顧客が認識する手段を提供できる。
2つ目の意義は、証憑41が割引券としての効果を有することにある。現金とともに証憑41を硬貨投入口211aに投入した顧客は、弁当配達サービスまたは飲料の割引を受けることができる。これにより、自動販売機100による配達サービスおよび飲料の販売を促進するとともに、自動販売機100から排出された証憑41が顧客の手により再び自動販売機100に戻るように促すことができる。
〔その他の実施形態〕
最後に、本発明に係る現金取扱装置、自動販売機、およびサービス提供方法のその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
上記の実施形態では、現金取扱装置1が自動販売機100に取り付けられている構成について説明した。ここで、本発明において、現金取扱装置を自動販売機に取り付ける時期は、特に限定されない。すなわち、自動販売機の製造段階において本発明に係る現金取扱装置が取り付けられてもよいし、稼働中の自動販売機に取り付けられている他の現金取扱装置を本発明に係る現金取扱装置に交換してもよい。なお、稼働中の自動販売機の現金取扱装置を交換する場合、稼働中の自動販売機に対してサービス提供機能を追加できる。
上記の実施形態では、証憑41が硬貨状の形状を有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明に係る証憑は、紙幣状、カード状、チケット状、棒状、球状、缶状、ボトル状など、自動販売機により収容および授受可能な形状である限り、いかなる形状であってもよい。
上記の実施形態では、証憑41の受容および発行の経路として、硬貨Cの受容および提供の経路を共用する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明における証憑発行部は、決済部と独立して備えられうる。この場合、証憑貯蔵部は、硬貨貯蔵部と異なる形状であってもよい。また、証憑発行部を構成する機器の形態は、選択される証憑の形態に応じて適宜設定されうる。
上記の実施形態では、1種類の証憑41が顧客と自動販売機との間で取り扱われる構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明において、複数の種類の証憑が取り扱われてもよい。なお、本発明において複数の証憑が取り扱われる場合、証憑発行部は、複数の種類の証憑を種類別に貯蔵する複数の証憑貯蔵部を有しうる。このとき、複数の種類の証憑がいずれも硬貨状の形状を有する場合は、複数の証憑貯蔵部は、たとえば、上記の実施形態における証憑貯蔵部42と同様の管状部材の設置数を増やすことによって設けられてもよいし、硬貨貯蔵部22a〜22dのいずれかが証憑貯蔵部に転用されてもよい。
上記の実施形態では、自動販売機100が弁当配達サービスの申込受付および決済を実行可能である構成を例として説明した。しかし、本発明に係る自動販売機において申込受付および決済を実行可能なサービスは、弁当配達サービスに限定されない。かかるサービスとしては、宿泊施設の予約、レンタカーの予約、送迎サービスなどが例示される。
上記の実施形態では、自動販売機100が飲料を販売可能である構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明に係る自動販売機は、菓子、パン、煙草、生活用品、切符、おもちゃ、雑誌、新聞などの商品を販売可能に構成されてもよいし、サービスの申込受付および決済のみを実行可能に構成されてもよい。
上記の実施形態では、現金取扱制御部5から証憑発行部4(証憑排出制御部43)に対して送信される、証憑41の発行を指示する信号を検出することによって、証憑41が発行されたことを検知する構成を例として説明した。しかし、本発明に係る検知部が証憑の発行を検知する方法は、上記の方法に限定されない。かかる検知方法としては、発行された証憑が通過する経路に物理センサを設ける方法、貯蔵されている証憑の重量の増減を監視する方法、貯蔵されている証憑の増減を画像認識により監視する方法などが例示される。
上記の実施形態では、証憑発行部4と現金取扱制御部5とがケーブル51により接続されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明に係る証憑発行部と制御部とは、有線または無線の公知の方法で通信可能に接続されうる。
上記の実施形態では、通知部7が、証憑41の発行の都度、証憑41が発行されたことを弁当配達サービスの提供者に通知する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明に係る通知部は、たとえば、所定の期間に発行された証憑の数を定期的にサービスの提供者に通知するように構成されてもよい。
上記の実施形態では、現金取扱装置1が硬貨および紙幣を取扱可能である構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明に係る現金取扱装置は、硬貨のみ取扱可能な構成や、紙幣のみ取扱可能な構成など、任意の構成でありうる。ただし、本発明に係る現金取扱装置が自動販売機に搭載可能であること、および、自動販売機において主として用いられる現金が硬貨である実情、に鑑みると、本発明に係る現金取扱装置は、少なくとも硬貨を取扱可能であることが好ましい。
上記の実施形態では、現金取扱装置1が、現金による決済のみを実行可能に構成された例について説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明に係る現金取扱装置は、現金決済、電子マネー決済、二次元バーコード決済など、公知の決済方法を実行可能に構成されてよい。また、本発明に係る決済部は、複数の決済方法を実行可能に構成されてよい。
上記の実施形態では、証憑41が割引券としての効果を有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明に係る証憑は、少なくとも証憑としての効果を有せば足り、必ずしも割引券としての効果を有さなくてもよい。なお、本発明に係る証憑は、たとえば、景品引換券、記念品、蒐集物などとしての効果を有してもよい。ただし、上記の例のように、自動販売機が証憑を受容した場合に決済費用を割り引く処理を実行するように構成すると、証憑が自動販売機と顧客との間で還流しやすく、これによって自動販売機の管理者による証憑を補充する作業の頻度を低減しうる点で好ましい。
その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、たとえば弁当配達サービスの申込受付および決済を実行可能な自動販売機に利用することができる。
1 :現金取扱装置
2 :硬貨取扱部
21 :硬貨授受部
211 :硬貨受容部
211a :硬貨投入口
211b :硬貨選別部
212 :硬貨排出部
212a :硬貨排出口
212b :排出硬貨選択部
22 :硬貨貯蔵部
3 :紙幣取扱部
31 :紙幣受容部
32 :紙幣貯蔵部
4 :証憑発行部
41 :証憑
42 :証憑貯蔵部
43 :証憑排出制御部
5 :現金取扱制御部
51 :ケーブル
6 :検知部
61 :信号検出部
7 :通知部
100 :自動販売機
110 :入力部
111 :弁当ボタン
112 :飲料ボタン
120 :販売制御部
130 :飲料授受部
131 :飲料排出部
C :硬貨
N :ネットワーク

Claims (10)

  1. 自動販売機に取付可能な現金取扱装置であって、
    サービスの提供の対価に係る決済を実行したことを示す証憑を発行可能な証憑発行部と、
    前記決済を実行したときに、前記証憑発行部に前記証憑を発行させる制御部と、
    前記証憑の発行を検知可能な検知部と、
    前記証憑の発行を、ネットワークを経由して前記サービスの提供者に通知可能な通知部と、を備える現金取扱装置。
  2. 前記制御部は、前記自動販売機が前記サービスの利用を希望する顧客からの申込を受け付けた際に、前記証憑発行部に対して前記証憑の発行を指示する信号を発信し、
    前記検知部は、前記信号を検出する信号検出部を有し、当該信号検出部が検出した信号を検知することによって前記証憑の発行を検知可能である請求項1に記載の現金取扱装置。
  3. 硬貨を授受可能な硬貨授受部を備え、
    前記証憑は、硬貨状の形状を有し、
    前記証憑発行部は、前記硬貨授受部と一体に構成されている請求項1または2に記載の現金取扱装置。
  4. 前記証憑を受容可能に構成され、かつ、
    前記証憑を受容したときに、実行される決済に係る費用を割り引く割引処理を実行する請求項1〜3のいずれか1項に記載の現金取扱装置。
  5. 前記通知部は、前記証憑の発行の都度、前記証憑の発行を前記サービスの提供者に通知する請求項1〜4のいずれか1項に記載の現金取扱装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の現金取扱装置を備え、前記サービスの利用を希望する顧客からの申込を受付可能に構成された自動販売機。
  7. 前記サービスは、弁当配達サービスである請求項6に記載の自動販売機。
  8. 顧客からの、商品の購入の申込を受付可能な商品販売入力部と、
    前記商品を授受可能な商品授受部と、をさらに備える請求項6または7に記載の自動販売機。
  9. 前記商品は、飲料である請求項8に記載の自動販売機。
  10. サービスの利用を希望する顧客からの申込を、自動販売機により受け付ける入力工程と、
    前記サービスの提供の対価に係る決済を、前記自動販売機に搭載された現金取扱装置により実行する決済工程と、
    前記決済を実行したことを示す証憑を、前記現金取扱装置により発行する証憑発行工程と、
    前記証憑の発行を、前記現金取扱装置により検知する検知工程と、
    前記現金取扱装置が、前記証憑の発行を、ネットワークを経由して前記サービスの提供者に通知する通知工程と、
    前記提供者が、前記証憑の発行に基づいて前記サービスの提供を実行するサービス工程と、を備えるサービス提供方法。
JP2019152820A 2019-08-23 2019-08-23 現金取扱装置、自動販売機およびサービス提供方法 Pending JP2021033616A (ja)

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