JP2021033429A - 無線タグ書込装置、キャリブレーション方法及びプログラム - Google Patents

無線タグ書込装置、キャリブレーション方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線タグの書き込み条件を効率的に導出することが可能な無線タグ書込装置、キャリブレーション方法及びプログラムを提供する。【解決手段】無線タグが設けられた用紙を搬送する搬送手段と、前記用紙の搬送経路上に配置され、前記無線タグと交信するための第1の電波を送信する送信手段と、前記第1の電波に応答した前記無線タグから送信される第2の電波を受信する受信手段と、前記搬送手段により前記用紙を所定量搬送させる毎に、前記送信手段が送信可能な複数レベルの電波強度のうち、最小レベルを除いた特定レベルの電波強度から、前記受信手段が受信する前記第2の電波の電波強度が閾値未満となるレベルの電波強度まで低下させ、前記第1の電波の電波強度と前記第2の電波の電波強度との組を取得する測定手段と、前記用紙の搬送位置毎に取得された前記第1の電波の電波強度と前記第2の電波の電波強度との組に基づいて、前記無線タグの書き込みに係る書き込み条件を導出する導出手段と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、無線タグ書込装置、キャリブレーション方法及びプログラムに関する。
RFID(Radio Frequency Identification)タグ等の無線タグが付されたラベル用紙に印刷を行うプリンタ装置では、無線タグの書き込み条件を決める場合、以下の処理を実行する。まず、実際に使用する無線タグを一定の搬送ピッチで搬送する。各搬送位置での停止時に複数の電波強度で電波を順次送信し、無線タグから受信した応答波の電波強度を送信時に使用した電波強度と対応付けて記録する。そして、各搬送位置での記録結果から、無線タグへの書き込み条件として、無線タグに書き込みを行う際のラベル用紙の位置(書き込み位置)や、無線タグに書き込みを行う際の電波強度等を決めている。
例えば、従来、上述した書き込み条件の設定に係る処理をキャリブレーションとして実行する技術が提案されている。
ところで、最適な書き込み条件を求めるためには、書き込み対象の無線タグ以外の他の無線タグへの書き込みを防ぐため、送信時の電波強度と各無線タグから送信される応答波の電波強度との関係を精査する必要がある。そのため、従来では、少なくとも無線タグ1枚分の範囲を、低出力から高出力までの全ての電波強度を用いて無線タグを探索することが行われている。
しかしながら、上述した従来の手法では、無線タグから応答がないことが予測されるレベルの電波強度についても電波を送信することになるため、時間がかかり非効率的であるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、無線タグの書き込み条件を効率的に導出することが可能な無線タグ書込装置、キャリブレーション方法及びプログラムを提供することである。
実施形態の無線タグ書込装置は、搬送手段と、送信手段と、受信手段と、測定手段と、導出手段とを備える。搬送手段は、無線タグが設けられた用紙を搬送する。送信手段は、前記用紙の搬送経路上に配置され、前記無線タグと交信するための第1の電波を送信する。受信手段は、前記第1の電波に応答した前記無線タグから送信される第2の電波を受信する。測定手段は、前記搬送手段により前記用紙を所定量搬送させる毎に、前記送信手段が送信可能な複数レベルの電波強度のうち、最小レベルを除いた特定レベルの電波強度から、前記受信手段が受信する前記第2の電波の電波強度が閾値未満となるレベルの電波強度まで低下させ、前記第1の電波の電波強度と前記第2の電波の電波強度との組を取得する。導出手段は、前記用紙の搬送位置毎に取得された前記第1の電波の電波強度と前記第2の電波の電波強度との組に基づいて、前記無線タグの書き込みに係る書き込み条件を導出する。
図1は、実施形態に係るラベル用紙の一例を示す模式図である。 図2は、図1に示したラベル用紙のA−A断面の拡大図である。 図3は、実施形態に係るラベルプリンタの構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係るラベルプリンタのハードウェア構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るラベルプリンタの機能構成の一例を示す図である。 図6は、実施形態のラベルプリンタが行うキャリブレーション処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態のラベルプリンタが行うラベル印刷処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、無線タグ書込装置の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の無線タグ書込装置をプリンタ装置に適用した例である。
まず、本実施形態で使用されるロール紙1について、図1及び図2を用いて説明する。ここで、図1は、ラベル用紙の一例を示す模式図である。また、図2は、図1に示したラベル用紙のA−A断面の拡大図である。
図1に示すように、ロール紙1は、帯状の台紙2と、当該台紙2の表面に等間隔で貼付されたラベル用紙3とを有する。台紙2は剥離紙等であり、台紙2からラベル用紙3を剥離することが可能となっている。
ラベル用紙3は、台紙2の長手方向に等間隔で貼付されている。各ラベル用紙3は、図2に示すように、それぞれラベルシートの裏面側(台紙2との接着面側)に無線タグ4が封入されている。無線タグ4は、RFIDタグやICタグ等とも呼ばれ、ICチップ5とアンテナ6とを薄いフィルムに内蔵した構造を有している。そして、ラベル用紙3の表面は、可視情報の印刷面となる。
無線タグ4のICチップ5には、電源生成部、復調部、変調部、メモリ部及び制御部等が設けられている。電源生成部は、アンテナ6で受信した電波に相当する信号の整流と安定化とを行うことによりICチップ5の各部に電源を供給する。復調部は、アンテナ6で受信した電波に相当する信号を復調して制御部へ送出する。変調部は、制御部から送出されたデータを変調してアンテナ6から発信させる。制御部は、復調部で復調されたデータのメモリ部への書き込みや、メモリ部からデータを読み出して変調部へ送出する。
メモリ部は、データを書き換え不能に記憶保持する設定エリアと、任意のデータを書き込み可能なユーザエリアとか構成されている。そして、設定エリアには、予めIDコードが書き込まれている。IDコードは、各無線タグ4を個々に識別するために設定された無線タグ固有のコードである。
次に、ラベル用紙3の無線タグ4に無線通信を利用して非接触でタグデータを書き込むとともに、そのラベル用紙3の表面(印刷面)に文字列等の可視情報を印刷するラベルプリンタについて説明する。
図3は、本実施形態に係るラベルプリンタの構成の一例を示す図である。ラベルプリンタ10は、ロール状に巻回されたロール紙1を保持するためのラベルホルダ(図示せす)を備える。ラベルプリンタ10は、ラベルホルダから繰り出されるロール紙1の先端を、所定の搬送経路に沿って搬送させながら、当該ロール紙1の台紙2に貼付されたラベル用紙3に対しタグデータの書き込みと可視情報の印刷とを行う。
ロール紙1の搬送経路上には、搬送方向(図中矢印C方向)の上流側から下流側に向けて、搬送ローラ11と、ラベルセンサ12、リーダ・ライタ13のアンテナ14及び印刷ヘッド15が設けられている。ここで、ラベルセンサ12及び印刷ヘッド15は、搬送経路の上部に設けられている。アンテナ14は、搬送経路の下部に設けられている。また、搬送経路を挟んで印刷ヘッド15と対向する位置にプラテンローラ16が設けられている。なお、搬送経路の上部にアンテナ14を設けてもよい。
搬送ローラ11は、ロール紙1を挟持し、反時計周りに回転することで挟持したロール紙1を搬送方向に搬送する。
ラベルセンサ12は、ロール紙1に設けられたラベル用紙3の検出を行う。具体的には、ラベルセンサ12は、ラベル用紙3の先端エッジを光学的に検知することによって、搬送経路上を搬送されるラベル用紙3を検出する。ラベルセンサ12の検出信号は、センサ信号入力部21を介して後述するコントローラ18に供給されるようになっている。
ラベルセンサ12は、反射型の光電センサや透過型の光電センサによって実現することができる。例えば、反射型の光電センサの場合、ラベルセンサ12は、台紙2のラベル用紙3の先端エッジ部分等に予め印刷された基準位置を示す黒マーク等を検出する。また、例えば、透過型の光電センサの場合、ラベルセンサ12は、ロール紙1を挟んで対向配置される発行部と受光部とで構成される。この場合、発光部が発する光は台紙2又は台紙2とラベル用紙3とを透過して受光部に検知される。受光部が検知する光の強度は台紙2のみを透過する場合に比べて台紙2及びラベル用紙3を透過する場合の方が小さくなる。つまり、受光部が検知する光の強度が小から大に切り替わる位置がラベル用紙3の先端エッジに対応し、受光部が検知する光の強度が大から小に切り替わる位置がラベル用紙3の後端エッジに対応する。
アンテナ14は、搬送経路の搬送面から至近距離に設けられている。そして、直上(アンテナ14が搬送経路の上側に設けられている場合は直下)の搬送面に向けて強い指向性を有している。アンテナ14は、リーダ・ライタ13の制御により電波(第1の電波)を送信し、この電波を受信した無線タグ4から送信される応答波(第2の電波)を受信する。ここで、応答波には、送信元の無線タグ4のIDコードが含まれる。
リーダ・ライタ13は、アンテナ14から送信される電波の交信領域内に存在する無線タグ4に対してタグデータの書き込み又は読み取りを行う。なお、リーダ・ライタ13及びアンテナ14は、送信手段及び受信手段の一例である。
印刷ヘッド15は、ヘッド駆動部17により駆動され、プラテンローラ16上に位置するラベル用紙3の表面に種々の可視情報を印刷する。印刷ヘッド15は、例えばサーマルヘッド等を使用することができる。なお、印刷ヘッド15とラベル用紙3との間にインクリボンが介在してもよい。
リーダ・ライタ13とヘッド駆動部17とは、それぞれコントローラ18に接続される。コントローラ18には、その他に、操作パネル19、通信インタフェース20、センサ信号入力部21、搬送部22等が接続される。
操作パネル19は、各種キーや表示部等を有する。操作パネル19は、各種パラメータの設定やキャリブレーション等の操作指示を受け付ける。
通信インタフェース20は、上位機器とのインタフェース機能を有する。通信インタフェース20には、例えばパソコン等のホスト機器が通信回線を介して接続される。ラベルプリンタ10は、通信インタフェース20を介してラベル用紙3の無線タグ4に書込むタグデータや、そのラベル用紙3の印刷面に印刷する文字等の印刷データ等をホスト機器から受信する。また、ホスト機器からは操作パネル19と同様に、各種パラメータの設定やキャリブレーションの実行等、ラベルプリンタ10の動作を指示(制御)することができる。
センサ信号入力部21には、ラベルセンサ12を含む各種センサからの信号が入力される。各種センサには、ロール紙1を交換するために開閉される部材、例えばカバー、扉、蓋等の開閉を検出するための、非図示の開閉センサ等も含まれる。
搬送部22は、モータ等の駆動源を有し、制御部30の制御の下、搬送ローラ11及びプラテンローラ16を回転させる。具体的には、搬送部22は、搬送ローラ11及びプラテンローラ16を、反時計回りに回転させる。この回転により、ロール紙1(ラベル用紙3)は、矢印Cの搬送方向に搬送される。なお、搬送部22は、搬送ローラ11やプラテンローラ16とともに搬送手段の一例として機能する。
次に、図4を参照して、ラベルプリンタ10のハードウェア構成について説明する。図4は、ラベルプリンタ10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4に示すように、ラベルプリンタ10は、制御部30と、記憶部32と、コントローラ18とを備える。
制御部30は、CPU(Central Processing Unit)30aと、ROM(Read Only Memory)30bと、RAM(Random Access Memory)30cと、を備えた一般的なコンピュータの構成を有する。CPU30aは、ROM30bや記憶部32に記憶された各種プログラムやデータファイル等を読み出して、RAM30cに展開する。CPU30aは、RAM30cに展開された各種プログラムやデータファイル等と協働することで、ラベルプリンタ10の動作を統括的に制御する。
制御部30は、内部バス31を介して、記憶部32と、コントローラ18と、それぞれ接続されている。
記憶部32は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の記憶装置を有する。記憶部32は、CPU30aが実行する各種のプログラムや各種の設定情報を記憶する。
コントローラ18は、制御部30と、ラベルプリンタ10の各種設定及び動作制御等を行う入出力機器とを接続する。具体的には、コントローラ18は、リーダ・ライタ13(アンテナ14)と、ヘッド駆動部17(印刷ヘッド15)と、操作パネル19と、通信インタフェース20と、センサ信号入力部21(ラベルセンサ12)と、搬送部22と、接続される。
ここで、操作パネル19は、表示部19aと操作部19bとを備える。表示部19aは、制御部30の制御の下、各種の表示画面を表示する。操作部19bは、操作者の操作情報を検出して制御部30に送信する。
次に、図5を参照して、ラベルプリンタ10の機能構成について説明する。図5は、ラベルプリンタ10の機能構成の一例を示す図である。
図5に示すように、ラベルプリンタ10は、書込処理部301と、印刷制御部302と、キャリブレーション処理部303とを機能部として備える。これら機能部の一部又は全ては、プロセッサ(CPU30a)とメモリ(ROM30b、記憶部32)に記憶されたプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよいし、専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
書込処理部301は、リーダ・ライタ13を制御することで、ラベル用紙3の無線タグ4に対しタグデータの書き込みを行う。具体的には、書込処理部301は、後述するキャリブレーション処理部303で設定された書き込み条件に基づき、リーダ・ライタ13の動作を制御することで、無線タグ4に対するタグデータの書き込みを実行する。
印刷制御部302は、印刷ヘッド15を制御することで、搬送経路Lを搬送されるラベル用紙3の表面に可視情報を印刷する。具体的には、書込処理部301は、書込処理部301によってタグデータが書き込まれたラベル用紙3の表面に可視情報を印刷する。
キャリブレーション処理部303は、無線タグ4の書き込みに係る各種パラメータ(以下、書き込み条件ともいう)を調整するキャリブレーション処理を実行する。
ここで、書き込み条件は、例えば、無線タグ4にタグデータを書き込む際の、アンテナ14に対するラベル用紙3(無線タグ4)の位置(書き込み位置)、無線タグ4にタグデータを書き込む際の電波強度(以下、送信強度ともいう)等を含む。また、無線タグ4の書き込み条件は、書込対象である無線タグ4からの応答波と書込対象以外の無線タグ4からの応答波とを判別する閾値を含む。
ところで、最適な書き込み条件を求めるためには、書き込み対象となる無線タグ以外の他の無線タグへの書き込みを防ぐため、アンテナ14から送信する電波の送信強度と、無線タグ4から受信する応答波の電波強度(以下、受信強度ともいう)との関係を精査する必要がある。ここで、応答波の受信強度は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)等の測定値である。
従来では、少なくとも無線タグ4が存在する範囲を一定の搬送ピッチで移動しながら、低出力から高出力までの全ての出力強度を用いて無線タグを検索することが行われている。例えば、出力強度が10段階にレベル分けされている場合、最小出力の1レベルから最大出力の10レベルまでの出力強度で電波を順次送信し、応答した無線タグ4の受信強度をレベル毎に記録している。
しかしながら、上述の手法では、無線タグから応答がないことが予測されるレベルの電波強度についても電波を送信することになるため、時間がかかり非効率的であるという問題があった。
そこで、本実施形態のキャリブレーション処理部303では、アンテナ14から送信可能な送信強度のうち、無線タグ4の応答波の受信強度が所定の閾値未満となることが予測される送信強度での送信を抑制することで、無線タグ4に送信する電波の送信回数及び送信時間の削減を図る。以下、キャリブレーション処理部303の詳細について説明する。
図5に示すように、キャリブレーション処理部303は、情報取得部3031と、位置決定部3032と、測定部3033と、条件導出部3034とを有する。ここで、情報取得部3031は、取得手段の一例である。位置決定部3032は、決定手段の一例である。測定部3033は、測定手段の一例である。
情報取得部3031は、ロール紙1上でのラベル用紙3の配置位置、及びラベル用紙3上での無線タグ4の配置位置を示す配置位置情報を取得する。具体的には、情報取得部3031は、ロール紙1に貼付されたラベル用紙3の搬送方向の長さ(以下、ラベル長という)、ラベル用紙3間の間隔(以下、用紙ピッチという)、ラベル用紙3に設けられた無線タグ4の搬送方向(矢印C)の長さ(以下、タグ長という)等を配置位置情報として取得する。
また、情報取得部3031は、ラベルセンサ12のセンサ種別を取得する。かかるセンサ種別は、ラベルセンサ12が反射型センサ及び透過型センサの何れであるかを示す情報である。
配置位置情報及びセンサ種別の取得方法は特に問わず、種々の形態を採用することが可能である。例えば、情報取得部3031は、操作パネル19が備える各種操作スイッチ、またはラベルプリンタ10に接続されたホスト装置から、操作者が入力した、配置位置情報やセンサ種別を取得してもよい。また、例えば、情報取得部3031は、設定情報として記憶部32等に予め記憶された配置位置情報やセンサ種別を取得してもよい。
位置決定部3032は、情報取得部3031が取得した配置位置情報に基づき、後述する測定部3033の処理対象となるラベル用紙3上での測定範囲を規定する、キャリブレーションの開始位置と終了位置とを決定する。
具体的には、位置決定部3032は、情報取得部3031が取得したラベル長、用紙ピッチ及びタグ長等に基づき、このラベル長+用紙ピッチの範囲内から、キャリブレーションの開始位置と終了位置とを決定する。ここで、キャリブレーションの開始位置及び終了位置は、例えばラベル用紙3の先端エッジからの距離によって定義することができる。
なお、キャリブレーションの開始位置及び終了位置によって規定される測定範囲は、少なくともタグ長よりも大きいサイズを有し、無線タグ4が設けられた範囲を包含することが好ましい。また、位置決定部3032は、情報取得部3031が取得したセンサ種別に応じて、キャリブレーションの開始位置及び終了位置を調整してもよい。
このように、位置決定部3032は、ラベル用紙3上での無線タグ4の配置位置に基づき測定範囲を決定するため、後述する測定部3033において、書き込み条件の導出に係る無線タグ4のスキャンを効率的に行うことができる。また、位置決定部3032は、後述する測定部3033が行う搬送ピッチ毎の移動範囲を、ラベル用紙3上での無線タグ4が設けられた範囲又は当該範囲を包含するラベル用紙3の範囲に制限することができる。したがって、位置決定部3032は、測定部3033が行う処理精度の向上を図るとともに、書き込み条件導出の効率化を図ることができる。
測定部3033は、位置決定部3032が設定したキャリブレーションの開始位置及び終了位置で定義される測定範囲内を、複数の出力強度の無線を用いて応答波の受信強度を測定する。
具体的には、測定部3033は、ラベルセンサ12でラベル用紙3の先端が検出されると、搬送部22を制御することで、当該ラベル用紙3をキャリブレーションの開始位置まで搬送する。次いで、測定部3033は、キャリブレーションの開始位置から終了位置までの間、ラベル用紙3を所定の搬送ピッチ単位で搬送方向に搬送させる。ここで、搬送ピッチは、タグ長よりも小さく、例えばタグ長Pを複数分割(10分割等)した値であってもよい。また、測定部3033は、搬送ピッチ単位の搬送を間欠的に行うことが好ましい。
また、測定部3033は、ラベル用紙3が搬送ピッチ分搬送される毎に、リーダ・ライタ13を制御することで、複数の送信強度の電波をアンテナ14から順次送信させる。そして、測定部3033は、リーダ・ライタ13を介して、無線タグ4から受信される応答波の受信強度を取得すると、ラベル用紙3の搬送位置に対応付けて、送信強度(又はレベル)と受信強度との組を記録する。
ここで、測定部3033は、リーダ・ライタ13が送信可能な送信強度のレベルのうち、送信強度が最小の最小レベルを除いた残りのレベルの中から、何れか一の特定レベル(以下、開始レベルという)を選択する。開始レベルは、任意に設定することが可能であるとするが、リーダ・ライタ13が送信可能な複数レベルの送信強度のうち、送信強度が中間の中間レベルよりも上位のレベル(送信強度が大きいレベル)を設定することが好ましい。
測定部3033は、開始レベルを設定すると、その開始レベルから順に送信強度のレベルを低下させながら電波を送信させる。そして、測定部3033は、無線タグ4の応答波の受信強度が閾値未満になると、レベルの低下動作を停止するとともに、電波の送信を停止させる。ここで、レベルを低下させる際の刻み幅は1に限らないものとする。例えば、開始レベルから2レベルずつ低下させる等、複数レベルおきに低下させていってもよい。また、受信強度の閾値は、任意に設定することが可能であるとするが、書き込み条件を決定する上で、考慮の必要のない受信強度の値を閾値とすることが好ましい。例えば、無線タグ4から応答がないことを規定する値を閾値に設定してもよい。
なお、開始レベル又は電波の送信を停止したレベルよりも上位のレベルにおいて、電波が未送信のレベルが存在する場合、測定部3033はこれら未送信のレベル各々の送信強度で電波を送信させ、各レベルでの応答波の受信強度を取得する。これにより、測定部3033は、リーダ・ライタ13が送信可能な送信強度のうち、受信強度が閾値以上となる送信強度の電波を網羅的に送信することができる。この場合、未送信のレベルで電波を送信する順序は特に問わず、上位のレベルから順に送信させてもよいし、下位のレベルから順に送信させてもよい。
以下、測定部3033の動作例について説明する。以下では、リーダ・ライタ13が、レベルL1〜L10までの10段階の送信強度で電波を送信することが可能であるとする。なお、レベルLnのn(nは整数)の値が大きいほど送信強度が大きいものとする。
まず、一例として、送信強度が最大のレベルL10を開始レベルに設定した例について説明する。この場合、測定部3033は、アンテナ14から送信する電波の送信強度をレベルL10から1レベルずつ低下させていき、各レベルで受信された応答波の受信強度を取得する。そして、例えば、レベルL4で応答波の受信強度が閾値未満になると、測定部3033は、L3以降(L1〜L3)の送信強度では、応答波の受信強度が閾値未満になると見なし、レベルの低下及び電波の送信を停止する。また、この場合、開始レベル(レベルL10)より上位のレベルは存在しないため、測定部3033は、搬送部22を制御することで、ラベル用紙3を搬送ピッチ分搬送させた後、電波の送信を開始レベルから再度開始する。
かかる動作例によれば、測定部3033は、リーダ・ライタ13が送信可能な送信強度のうち、受信強度が閾値以上となる送信強度の電波を網羅的に送信することができる。また、測定部3033は、送信強度のレベルを開始レベル(最大レベル)から順次低下させていく一方向のレベル制御を行うことになるため、レベルの切り替えに係る制御を容易且つ効率的に行うことができる。
次に、他の例として、レベルL6を開始レベルに設定した例について説明する。この場合、測定部3033は、アンテナ14から送信する電波の送信強度をレベルL6から1レベルずつ低下させていき、各レベルで受信された応答波の受信強度を取得する。そして、例えば、L4で応答波の受信強度が閾値未満になると、測定部3033は、L3以降(L1〜L3)の送信強度では、応答波の受信強度が閾値未満になると見なし、レベルの低下及び電波の送信を停止する。また、この場合、開始レベルより上位のレベルが存在するため、測定部3033は、レベルL7〜L10の各々で電波を送信させて、各レベルで受信された応答波の受信強度をそれぞれ取得する。そして、測定部3033は、搬送部22を制御することで、ラベル用紙3を搬送ピッチ分搬送させた後、電波の送信を開始レベルから開始する。
かかる動作例によれば、測定部3033は、リーダ・ライタ13が送信可能な送信強度のうち、受信強度が閾値以上となる送信強度の電波を網羅的に送信することができる。また、測定部3033は、最大レベルを開始レベルとする上記動作例と比較し、受信強度が閾値未満となる送信強度のレベルを高速に特定することができる。また、測定部3033は、開始レベルを、中間レベルよりも上位のレベルに設定することで、送信強度のレベルを開始レベルから順次低下させていく一方向のレベル制御を行う期間が長くなるため、レベルの切り替えに係る制御を容易且つ効率的に行うことができる。
測定部3033は、キャリブレーションの開始位置から終了位置までのあいだ、ラベル用紙3を搬送ピッチ毎に搬送させ、各搬送位置で取得した送信強度及び受信強度の各組を測定結果として取得する。より具体的には、測定部3033は、応答波を返した無線タグ4の固有IDとその応答波の出力強度とを、送信強度と対応付けて記録する。なお、複数の無線タグ4が応答波を返した場合には、それぞれの無線タグ4に係る固有ID及び出力強度を全て記録する。
このように、測定部3033は、アンテナ14から送信可能な電波の電波強度のうち、送信強度が最小のレベルを除いた一のレベルを開始レベルとし、当該開始レベルからレベルを下げながら電波の送信を順次行う。そして、測定部3033は、或るレベルで応答波の受信強度が閾値未満になると、そのレベル以降の低下及び電波の送信を停止する。これにより、測定部3033は、応答波の受信強度が閾値未満となることが予測される送信強度の電波の送信を抑制することができるため、アンテナ14から送信する電波の送信回数及び送信時間を削減することができる。
条件導出部3034は、測定部3033が取得した測定結果に基づいて書き込み条件を導出する。具体的には、条件導出部3034は、無線タグ4に書き込む際のラベル用紙3の書き込み位置、送信強度、書込対象の無線タグ4と他の無線タグ4とを判別するための閾値等を導出する。そして、条件導出部3034は、導出した書き込み条件を設定情報として記憶部32等に記憶させることで、ラベルプリンタ10に書き込み条件を設定する。なお、書き込み条件の導出方法は特に問わず、公知の導出方法を用いることができる。
次に、図6を参照し、ラベルプリンタ10が行うキャリブレーション処理の流れについて説明する。ここで、図6は、ラベルプリンタ10が行うキャリブレーション処理の一例を示すフローチャートである。キャリブレーション処理は、例えば、ラベルプリンタ10の使用を開始する際やロール紙1を取り替える際にユーザ操作に応じて開始される。なお、本処理では、リーダ・ライタ13が送信可能な送信強度のレベルのうち、最大レベルを開始レベルとした場合の処理例について説明する。
まず、情報取得部3031は、ラベル長や用紙ピッチ、タグ長等の配置位置情報と、センサ種別とを取得する(ステップS11)。次いで、位置決定部3032は、ステップS11で取得された配置位置情報及びセンサ種別に基づき、キャリブレーションの開始位置と終了位置とを決定する(ステップS12)。
続いて、測定部3033は、ラベルセンサ12の検出結果に基づき、ステップS12で決定されたキャリブレーションの開始位置にラベル用紙3を搬送させる(ステップS13)。次いで、測定部3033は、送信強度のレベルを表すインデックスiの値を、最大強度のレベル値を表すn(nは整数)に設定する(ステップS14)。
続いて、測定部3033は、リーダ・ライタ13を制御し、インデックスiの送信強度Liでアンテナ14から電波を送信させる(ステップS15)。次いで、測定部3033は、無線タグ4から送信される応答波の受信強度が閾値以上か否かを判定する(ステップS16)。
ここで、応答波の受信強度が閾値以上である場合(ステップS16;Yes)、測定部3033は、送信強度Liと受信強度との組を、ラベル用紙3の搬送位置に対応付けて記録する(ステップS17)。次いで、測定部3033は、インデックスiの値を1デクリメントし(ステップS18)、ステップS15に処理を戻す。なお、ステップS18でインデックスiをデクリメントできない場合、つまりインデックスiが最小強度のレベルを表す値(例えば1等)である場合には、ステップS16で受信強度が閾値以上であっても、ステップS19に移行させるものとする。
一方、ステップS16で、応答波の受信強度が閾値未満であった場合(ステップS16;No)、測定部3033は、電波の送信を停止し(ステップS19)、ステップS20に移行する。
ステップS20では、測定部3033は、ラベル用紙3がキャリブレーションの終了位置に到達したか否かを判定する。ここで、ラベル用紙3がキャリブレーションの終了位置に到達してない場合には(ステップS20;No)、測定部3033は、ラベル用紙3を搬送ピッチ分搬送させ(ステップS21)、ステップS14に処理を戻す。また、ラベル用紙3がキャリブレーションの終了位置に到達した場合には(ステップS20;Yes)、測定部3033は、ステップS22に処理を移行させる。
続いて、条件導出部3034は、ステップS13〜ステップS21の処理で取得(記録)された測定結果に基づき、書き込み条件を導出する(ステップS22)。そして、条件導出部3034は、導出した書き込み条件をラベルプリンタ10に設定し(ステップS23)、本処理を終了する。
キャリブレーション処理部303は、上述のキャリブレーション処理を実行することで、ラベル用紙3(無線タグ4)へのデータ書き込みに好適な書き込み条件をラベルプリンタ10に設定することができる。そして、書込処理部301は、ラベルプリンタ10に設定された書き込み条件に基づきリーダ・ライタ13の動作を制御することで、無線タグ4へのデータ書き込みを実行する。
なお、図6の処理では、一つのラベル用紙3から取得した測定結果に基づき書き込み条件を導出する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、複数のラベル用紙3に対しステップS13〜ステップS21の処理をそれぞれ実行し、ラベル用紙3の各々から取得された測定結果から書き込み条件を導出する構成としてもよい。
次に、図7を参照し、ラベルプリンタ10が行うラベル印刷処理の流れについて説明する。ここで、図7は、ラベルプリンタ10が行うラベル印刷処理の一例を示すフローチャートである。
まず、制御部30は、搬送部22を制御し、ラベル用紙3(ロール紙1)を搬送させる(ステップS31)。
続いて、書込処理部301は、キャリブレーション処理で設定された書き込み条件に基づき、無線タグ4に対するタグデータの書き込みを行う(ステップS32)。具体的には、書込処理部301は、ラベルセンサ12の検出結果に基づき、ラベル用紙3が書き込み条件に設定されたタグデータの書込位置に到達したことを検知すると、書き込み条件に設定された出力強度でタグデータを書き込む。次いで、印刷制御部302は、搬送方向に搬送されるタグデータ書き込み後のラベル用紙3に対し可視情報の印刷を行う(ステップS33)。
続いて、制御部30は、必要な枚数分のラベル用紙3を処理(タグデータの書き込み及び可視情報の印刷)したか否かを判定する(ステップS34)。ここで、必要な枚数分のラベル用紙3を処理していない場合(ステップS34:No)、制御部30は、ステップS31に処理を戻す。
また、必要な枚数のラベル用紙3を処理した場合(ステップS34:Yes)、制御部30は、ラベル用紙3の搬送を停止し、本処理を終了する。
以上のように、ラベルプリンタ10は、無線タグ4の書き込み条件を決める場合、無線タグ4が設けられたラベル用紙3を所定の搬送ピッチずつ搬送させる毎に、アンテナ14から送信可能な電波の電波強度のうち、送信強度が最小のレベルを除いた一のレベルを開始レベルとし、当該開始レベルからレベルを下げながら電波の送信を順次行う。そして、ラベルプリンタ10は、或るレベルで応答波の受信強度が閾値未満になると、そのレベル以降の低下及び電波の送信を停止する。
これにより、ラベルプリンタ10は、応答波の受信強度が閾値未満となることが予測される送信強度の電波の送信を抑制することができるため、アンテナ14から送信する電波の送信回数及び送信時間を削減することができる。したがって、ラベルプリンタ10は、無線タグ4の書き込み条件を効率的に導出することができる。
なお、上述した実施形態は、ラベルプリンタ10が有する構成又は機能の一部を変更することで、適宜に変形して実施することも可能である。そこで、以下では、上述した実施形態に係るいくつかの変形例を他の実施形態として説明する。なお、以下では、上述した実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については詳細な説明を省略する。また、以下で説明する変形例は、個別に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
[変形例1]
上述の実施形態では、搬送ピッチ毎の各搬送位置において、電波を送信する開始レベルを固定としたが、これに限らず動的に変動させてもよい。例えば、測定部3033は、前回の搬送位置で受信強度が閾値を下回ったレベルを、今回の開始レベルに設定する形態としてもよい。また、例えば、測定部3033は、直近数回分の各搬送位置で受信強度が下回ったレベルの増減傾向から、今回の開始レベルに設定するレベルを決定する形態としてもよい。
これにより、ラベルプリンタ10は、搬送ピッチ毎の搬送時における応答波の受信状況から、開始レベルを動的に切り替えることができるため、書き込み条件導出の効率化を図ることができる。
[変形例2]
上述の実施形態では、ラベルプリンタ10で書き込み条件の導出を行う形態としたが、これに限らないものとする。例えば、ラベルプリンタ10に接続されたホスト装置等の情報処理装置で書き込み条件を導出する形態としてもよい。
この場合、情報処理装置は、自装置のプロセッサ(CPU)と記憶装置に記憶されたプログラムとの協働により、キャリブレーション処理部303(位置決定部3032、測定部3033、及び条件導出部3034)の機能を実現する。そして、情報処理装置は、ラベルプリンタ10の各部を制御することで、上述したキャリブレーション処理を実行し、導出した書き込み条件をラベルプリンタ10に設定する。
これにより、情報処理装置は、ラベルプリンタ10の外部で書き込み条件を導出することができるため、ラベルプリンタ10のCPUパワーやメモリ容量を考慮することなく書き込み条件を導出することができる。
なお、上述した実施形態のラベルプリンタ10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、上述した実施形態のラベルプリンタ10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述した実施形態のラベルプリンタ10で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、上述した実施形態のラベルプリンタ10で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例示であり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 ロール紙
2 ラベル台紙
3 ラベル用紙
4 無線タグ
10 ラベルプリンタ
11搬送ローラ
12 ラベルセンサ
13 アンテナ
14 リーダ・ライタ
15 印刷ヘッド
16 プラテンローラ
30 制御部
301 書込処理部
302 印刷制御部
303 キャリブレーション処理部
3031 情報取得部
3032 位置決定部
3033 測定部
3034 条件設定部
特開2014−32491号公報

Claims (6)

  1. 無線タグが設けられた用紙を搬送する搬送手段と、
    前記用紙の搬送経路上に配置され、前記無線タグと交信するための第1の電波を送信する送信手段と、
    前記第1の電波に応答した前記無線タグから送信される第2の電波を受信する受信手段と、
    前記搬送手段により前記用紙を所定量搬送させる毎に、前記送信手段が送信可能な複数レベルの電波強度のうち、最小レベルを除いた特定レベルの電波強度から、前記受信手段が受信する前記第2の電波の電波強度が閾値未満となるレベルの電波強度まで低下させ、前記第1の電波の電波強度と前記第2の電波の電波強度との組を取得する測定手段と、
    前記用紙の搬送位置毎に取得された前記第1の電波の電波強度と前記第2の電波の電波強度との組に基づいて、前記無線タグの書き込みに係る書き込み条件を導出する導出手段と、
    を備える無線タグ書込装置。
  2. 前記測定手段は、前記送信手段が送信可能な複数レベルの電波強度のうち、最大レベルの電波強度から、前記受信手段が受信する前記第2の電波の電波強度が閾値未満となるレベルの電波強度まで低下させる請求項1に記載の無線タグ書込装置。
  3. 前記測定手段は、前記送信手段が送信可能な複数レベルの電波強度のうち、中間レベルよりも上位の特定レベルの電波強度から、前記受信手段が受信する前記第2の電波の電波強度が閾値未満となるレベルの電波強度まで低下させる請求項1に記載の無線タグ書込装置。
  4. 前記測定手段は、前記特定レベル又は前記第2の電波の電波強度が閾値未満となったレベルよりも上位のレベルに前記第1の電波を未送信のレベルが存在する場合、当該未送信のレベルの電波強度で前記第1の電波を送信させ、当該第1の電波の電波強度と前記第2の電波の電波強度との組を取得する請求項3に記載の無線タグ書込装置。
  5. 無線タグが設けられた用紙を搬送する搬送手段と、前記用紙の搬送経路上に配置され、前記無線タグと交信するための第1の電波を送信する送信手段と、前記第1の電波に応答した前記無線タグから送信される第2の電波を受信する受信手段とを備える無線タグ書込装置、又は当該無線タグ書込装置の動作を制御する情報処理装置で実行されるキャリブレーション方法であって、
    前記搬送手段により前記用紙を所定量搬送させる毎に、前記送信手段が送信可能な複数レベルの電波強度のうち、最小レベルを除いた特定レベルの電波強度から、前記受信手段が受信する前記第2の電波の電波強度が閾値未満となるレベルの電波強度まで低下させ、前記第1の電波の電波強度と前記第2の電波の電波強度との組を取得する測定工程と、
    前記用紙の搬送位置毎に取得された前記第1の電波の電波強度と前記第2の電波の電波強度との組に基づいて、前記無線タグの書き込みに係る書き込み条件を導出する導出工程と、
    を含むキャリブレーション方法。
  6. 無線タグが設けられた用紙を搬送経路上で搬送させる搬送手段と、前記搬送経路上に配置され、前記無線タグと交信するための第1の電波を送信させる送信手段と、前記第1の電波に応答した前記無線タグから送信される第2の電波を受信する受信手段と、を備える無線タグ書込装置のコンピュータ、又は当該無線タグ書込装置の動作を制御する情報処理装置のコンピュータを、
    前記搬送手段により前記用紙を所定量搬送させる毎に、前記送信手段が送信可能な複数レベルの電波強度のうち、最小レベルを除いた特定レベルの電波強度から、前記受信手段が受信する前記第2の電波の電波強度が閾値未満となるレベルの電波強度まで低下させ、前記第1の電波の電波強度と前記第2の電波の電波強度との組を取得する測定手段と、
    前記用紙の搬送位置毎に取得された前記第1の電波の電波強度と前記第2の電波の電波強度との組に基づいて、前記無線タグの書き込みに係る書き込み条件を導出する導出手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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