JP3867085B2 - 無線通信装置、rfタグリーダ/ライタおよびプリンタ - Google Patents

無線通信装置、rfタグリーダ/ライタおよびプリンタ Download PDF

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Description

本発明は、RFタグの読み込み/書き込みを行う無線通信装置、RFタグリーダ/ライタおよびプリンタに関する。
近年、RFID(Radio Frequency IDentification)と称される技術において用いられるものであり、ICタグとも呼ばれているRFタグが広く普及しつつある。このようなRFタグは、電波を利用することにより非接触でデータを読み書きすることができるとともに、そのタグ自体が隠れていても読み書きすることができることから、各種分野において使用されている。
このようなRFタグとしては、印字可能なラベルに内蔵されたラベルタイプのものが知られている。特許文献1には、このようなラベルタイプのRFタグ内に無線通信により情報を読み込み/書き込みする機能と、RFタグを内蔵したラベル表面に印字を行う機能を備えているRFタグラベルプリンタが記載されている。
特開2001−96814公報
ところで、RFタグを内蔵したラベルは、台紙に連続して貼り付けられており、各ラベルに内蔵されているRFタグの間隔は狭くなっている。そのため、RFタグリーダ/ライタのアンテナから放射する電波の電力を強くすると、所望のRFタグに隣接するRFタグと通信してしまうという問題がある。また、このような事態を回避すべくRFタグリーダ/ライタのアンテナから放射する電波の電力を弱くしてしまうと、所望のRFタグと通信できないという問題もある。
本発明は、台紙に連続して貼り付けられているラベルに内蔵されているRFタグと通信を行うような場合に、所望のRFタグとだけ確実に通信を行うことができる無線通信装置、RFタグリーダ/ライタおよびプリンタを提供することを目的とする。
本発明は、紙に備えられたRFタグの読み込み/書き込みを行う無線通信装置において、前記用紙が搬送される搬送面を形成する搬送板と、電波を放射する放射面を形成する放射素子を有し、前記用紙に備えられた前記RFタグが通過する領域に対向する位置に前記放射素子を配置して電波の送受信を行うアンテナと、このアンテナを介して前記RFタグとの通信を行う送受信部と、前記搬送板の前記放射素子に対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記放射素子から放射される電波を通過させるスリットと、前記RFタグが通過する領域を挟んで前記アンテナと対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記アンテナの前記放射素子から放射された電波を、前記RFタグが通過する領域に向けて反射する反射手段と、を備え、前記アンテナの放射面は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/2の整数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置に配置され、前記RFタグが通過する領域は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/4の奇数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置とした。
したがって、放射素子から放射される電波の波長の1/2の整数倍の距離だけ反射手段の反射面から離れた位置にアンテナを配置すると、アンテナから放射された電波が反射手段で極性を反転して反射され、極性が反転した電波を再度アンテナで反射することにより、放射素子から放射される電波の波長の1/4の奇数倍の距離だけ反射手段から離れた位置の電界強度を強くすることが可能になる。このような放射素子から放射される電波の波長の1/4の奇数倍の距離だけ反射手段の反射面から離れた位置をRFタグが通過する領域とすることで、通過するRFタグに電界強度の強い電波を浴びせることが可能になることにより、台紙に連続して貼り付けられているラベルに内蔵されているRFタグと通信を行うような場合に、所望のRFタグとだけ確実に通信を行うことが可能になる。
本発明は、紙に備えられたRFタグの読み込み/書き込みを行う無線通信装置において、前記用紙が搬送される搬送面を形成する搬送板と、電波を放射する放射面を形成する放射素子を有し、前記用紙に備えられた前記RFタグが通過する領域に対向する位置に前記放射素子を配置して電波の送受信を行うアンテナと、このアンテナを介して前記RFタグとの通信を行う送受信部と、前記搬送板の前記放射素子に対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記放射素子から放射される電波を通過させるスリットと、前記RFタグが通過する領域を挟んで前記アンテナと対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記アンテナの前記放射素子から放射された電波を、前記RFタグが通過する領域に向けて反射する反射手段と、を備え、前記アンテナの放射面は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/2の整数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置に配置され、前記RFタグが通過する領域は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/12〜5/12の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置とした。
したがって、放射素子から放射される電波の波長の1/2の整数倍の距離だけ反射手段の反射面から離れた位置にアンテナを配置すると、アンテナから放射された電波が反射手段で極性を反転して反射され、極性が反転した電波を再度アンテナで反射することにより、放射素子から放射される電波の波長の1/12〜5/12の距離だけ反射手段から離れた位置の電界強度を、反射手段を設けない場合に比べて強くすることが可能になる。このような放射素子から放射される電波の波長の1/12〜5/12の距離だけ反射手段の反射面から離れた位置をRFタグが通過する領域とすることで、通過するRFタグに電界強度の強い電波を浴びせることが可能になることにより、台紙に連続して貼り付けられているラベルに内蔵されているRFタグと通信を行うような場合に、所望のRFタグとだけ確実に通信を行うことが可能になる。
本発明は、紙に備えられたRFタグの読み込み/書き込みを行う無線通信装置において、前記用紙が搬送される搬送面を形成する搬送板と、電波を放射する放射面を形成する放射素子を有し、前記用紙に備えられた前記RFタグが通過する領域に対向する位置に前記放射素子を配置して電波の送受信を行うアンテナと、このアンテナを介して前記RFタグとの通信を行う送受信部と、前記搬送板の前記放射素子に対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記放射素子から放射される電波を通過させるスリットと、前記RFタグが通過する領域を挟んで前記アンテナと対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記アンテナの前記放射素子から放射された電波を、前記RFタグが通過する領域に向けて反射する反射手段と、を備え、前記アンテナの放射面は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/2の整数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置に配置され、前記RFタグが通過する領域は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/12〜5/12の値に半波長の整数倍を加えた距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置とした。
したがって、放射素子から放射される電波の波長の1/2の整数倍の距離だけ反射手段の反射面から離れた位置にアンテナを配置すると、アンテナから放射された電波が反射手段で極性を反転して反射され、極性が反転した電波を再度アンテナで反射することにより、放射素子から放射される電波の波長の1/12〜5/12の値に半波長の整数倍を加えた距離だけ反射手段から離れた位置の電界強度を、反射手段を設けない場合に比べて強くすることが可能になる。このような放射素子から放射される電波の波長の1/12〜5/12の値に半波長の整数倍を加えた距離だけ反射手段の反射面から離れた位置をRFタグが通過する領域とすることで、通過するRFタグに電界強度の強い電波を浴びせることが可能になることにより、台紙に連続して貼り付けられているラベルに内蔵されているRFタグと通信を行うような場合に、所望のRFタグとだけ確実に通信を行うことが可能になる。
本発明は、紙に備えられたRFタグの読み込み/書き込みを行う無線通信装置において、前記用紙が搬送される搬送面を形成する搬送板と、電波を放射する放射面を形成する放射素子を両面に配置して電波の送受信を行うアンテナと、このアンテナを介して前記RFタグとの通信を行う送受信部と、前記搬送板の前記放射素子に対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記放射素子から放射される電波を通過させるスリットと、前記アンテナを挟んで前記RFタグが通過する領域と対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記アンテナの前記放射素子から放射された電波を、当該アンテナに向けて反射する反射手段と、を備え、前記アンテナの放射面は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/4の整数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置に配置され、前記RFタグが通過する領域は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/2の奇数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置とした。
したがって、放射素子から放射される電波の波長の1/4の整数倍の距離だけアンテナの一方の放射面から離れた位置に反射手段の反射面を配置すると、アンテナの一方の放射面から放射された電波が反射手段で極性を反転して反射され、極性が反転した電波をアンテナの他方の放射面から放射された電波と合成することにより、アンテナの放射素子から放射される電波の波長の1/2の奇数倍の距離だけ反射手段の反射面から離れた位置の電界強度を強くすることが可能になる。このような放射素子から放射される電波の波長の1/2の奇数倍の距離だけ反射手段の反射面から離れた位置をRFタグが通過する領域とすることで、通過するRFタグに電界強度の強い電波を浴びせることが可能になることにより、台紙に連続して貼り付けられているラベルに内蔵されているRFタグと通信を行うような場合に、所望のRFタグとだけ確実に通信を行うことが可能になる。
本発明は、紙に備えられたRFタグの読み込み/書き込みを行う無線通信装置において、前記用紙が搬送される搬送面を形成する搬送板と、電波を放射する放射面を形成する放射素子を両面に配置して電波の送受信を行うアンテナと、このアンテナを介して前記RFタグとの通信を行う送受信部と、前記搬送板の前記放射素子に対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記放射素子から放射される電波を通過させるスリットと、前記アンテナを挟んで前記RFタグが通過する領域と対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記アンテナの前記放射素子から放射された電波を、当該アンテナに向けて反射する反射手段と、を備え、前記アンテナの放射面は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/4の整数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置に配置され、前記RFタグが通過する領域は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/3〜2/3の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置とした。
したがって、放射素子から放射される電波の波長の1/4の整数倍の距離だけアンテナの一方の放射面から離れた位置に反射手段の反射面を配置すると、アンテナの一方の放射面から放射された電波が反射手段で極性を反転して反射され、極性が反転した電波をアンテナの他方の放射面から放射された電波と合成することにより、アンテナの放射素子から放射される電波の波長の1/3〜2/3の距離だけ離れた位置の電界強度を、反射手段を設けない場合に比べて強くすることが可能になる。このような放射素子から放射される電波の波長の1/3〜2/3の距離だけ反射手段の反射面から離れた位置をRFタグが通過する領域とすることで、通過するRFタグに電界強度の強い電波を浴びせることが可能になることにより、台紙に連続して貼り付けられているラベルに内蔵されているRFタグと通信を行うような場合に、所望のRFタグとだけ確実に通信を行うことが可能になる。
本発明は、紙に備えられたRFタグの読み込み/書き込みを行う無線通信装置において、前記用紙が搬送される搬送面を形成する搬送板と、電波を放射する放射面を形成する放射素子を両面に配置して電波の送受信を行うアンテナと、このアンテナを介して前記RFタグとの通信を行う送受信部と、前記搬送板の前記放射素子に対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記放射素子から放射される電波を通過させるスリットと、前記アンテナを挟んで前記RFタグが通過する領域と対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記アンテナの前記放射素子から放射された電波を、当該アンテナに向けて反射する反射手段と、を備え、前記アンテナの放射面は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/4の整数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置に配置され、前記RFタグが通過する領域は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/3〜2/3の値に半波長の整数倍を加えた距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置とした。
したがって、放射素子から放射される電波の波長の1/4の整数倍の距離だけアンテナの一方の放射面から離れた位置に反射手段の反射面を配置すると、アンテナの一方の放射面から放射された電波が反射手段で極性を反転して反射され、極性が反転した電波をアンテナの他方の放射面から放射された電波と合成することにより、アンテナの放射素子から放射される電波の波長の1/3〜2/3の値に半波長の整数倍を加えた距離だけ離れた位置の電界強度を、反射手段を設けない場合に比べて強くすることが可能になる。このような放射素子から放射される電波の波長の1/3〜2/3の値に半波長の整数倍を加えた距離だけ反射手段の反射面から離れた位置をRFタグが通過する領域とすることで、通過するRFタグに電界強度の強い電波を浴びせることが可能になることにより、台紙に連続して貼り付けられているラベルに内蔵されているRFタグと通信を行うような場合に、所望のRFタグとだけ確実に通信を行うことが可能になる。
本発明によれば、台紙に連続して貼り付けられているラベルに内蔵されているRFタグと通信を行うような場合に、所望のRFタグとだけ確実に通信を行うことができる。
[第一の実施の形態]
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図9に基づいて説明する。本実施の形態のプリンタは、ラベルプリンタに適用されている。
ここで、図1は第一の実施の形態のラベルプリンタ1の構造を概略的に示す縦断側面図、図2はラベルプリンタ1の各部の電気的接続を示すブロック図である。図1に示すように、ラベルプリンタ1には、ロール状に巻回されたラベル用紙2をロール状態から搬送方向Aに向けて引き出して搬送するプラテンローラ3、インクリボン4、プラテンローラ3に対向して配設されてロール状態から引き出されたラベル用紙2に対してインクリボン4を介して所定事項を印字する印字ヘッドでありライン状に配列された多数の抵抗発熱体(図示せず)を有するサーマルヘッド5などが配置されている。インクリボン4はサーマルヘッド5に圧接するように配設されていて、ラベル用紙2を間にしてプラテンローラ3に圧接する。
このようなラベルプリンタ1には、図2に示すように、各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)11が備えられており、このCPU11からのシステムバス12には、フラッシュメモリで構成されたROM(Read Only Memory)13が接続されている。このROM13には、ラベルプリンタ1を動作させるための各種のプログラムが記憶されている。すなわち、ROM13はプログラムを記憶する記憶媒体である。加えて、CPU11からのシステムバス12には、ROM13に記憶されているプログラムを展開する等の各種作業エリアとして機能する記憶部であるRAM(Random Access Memory)14も接続されている。すなわち、CPU11は、ROM13に格納されたプログラムに従い、RAM14をワークエリアとして利用しつつ各種の処理を実行する。また、CPU11からのシステムバス12には、サーマルヘッド5、無線通信装置である無線通信部7、プラテンローラ3を回転させてラベル用紙2を搬送するとともにインクリボン4を搬送するためのステッピングモータ15、外部機器から出力された印字データやRFタグTに記憶する記憶データを入力するための通信インタフェース(I/F)16も接続されている。
次に、ラベルプリンタ1に使用されるラベル用紙2について説明する。ここで、図3はラベル用紙2を示す斜視図、図4はその断面図である。図3に示すように、ラベル用紙2は、台紙2a上に多数の印字ラベル2bを有しており、このような台紙2aはコア2cに巻装されておりロール状に形成されている。また、図4に示すように、ラベル用紙2に保持される印字ラベル2bには、RFタグTが埋め込まれている。RFタグTと印字ラベル2bは一体になっており、印字後に台紙2aから剥がすことが可能であり、剥がした後に他の物に貼り付けることができるようになっている。このようなRFタグTは、RFID(Radio Frequency IDentification)と称される技術において用いられるものであり、ICタグとも呼ばれているものである。RFタグTは、特に図示しないが、IDやその他のデータを記憶する記憶部を含むICチップと、データを無線で送信できるアンテナとを主体に構成されている。なお、無線通信部7との間の無線通信方式としては、静電結合方式、電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式等、いずれの方式であってもよい。
このようなラベルプリンタ1のCPU11による基本的な処理動作について簡単に説明する。CPU11は、通信I/F16を介して入力された印字データに従いサーマルヘッド5のライン状に配列された抵抗発熱体を選択的に通電加熱してインクリボン4のインクを溶融又は昇華することでラベル用紙2の印字ラベル2bに対する主走査方向の印字を行い、ステッピングモータ15の駆動によるプラテンローラ3の回転に伴うラベル用紙2の搬送方向Aに向けた搬送によって生ずるサーマルヘッド5に対するラベル用紙2の移動によって副走査方向の印字を行う。また、CPU11は、インクリボン4をステッピングモータ15からの駆動力により回転駆動させ、使用済のインクリボン4を巻取軸4aで巻き取るようにしている。すなわち、プラテンローラ3とインクリボン4とサーマルヘッド5とにより、印字部が構成されている。また、プラテンローラ3とステッピングモータ15とにより、用紙搬送手段が構成されている。
また、このようにしてステッピングモータ15の駆動に従って搬送方向Aに向けて送り出されて印字処理されるラベル用紙2は、その搬送途中で無線通信部7を通過する。この際、CPU11は、通信I/F16を介して入力されたRFタグTに記憶する記憶データを、無線通信部7により印字ラベル2bに埋め込まれているRFタグTに書き込む。
次に、無線通信部7について詳述する。無線通信部7は、一般的には、アンテナ7aと送受信部7b(図2参照)で構成されており、送受信部7bはCPU11付近にあってもよいし、アンテナ7a付近にあってもよい。ここで、図5は無線通信部7のアンテナ7a付近の構成を示す分解斜視図、図6は無線通信部7のアンテナ7aとラベル用紙2上のRFタグTとの関係を示す平面図、図7は無線通信部7のアンテナ7a付近を構成するアンテナ7aと搬送板8と反射板9との位置関係を示す断面図である。図5に示すように、無線通信部7のアンテナ7a付近は、アンテナ7aと、搬送板8と、反射手段である反射板9とで構成されている。図6に示すように、ラベル用紙2の台紙2aは、搬送板8上を搬送される。この搬送板8の略中央部には、アンテナ7aの外形と略同形状のスリットSが形成されている。そして、このスリットSの下方には、アンテナ7aが配置されている。このアンテナ7aは、搬送面を搬送されるラベル用紙2に備えられたRFタグTが通過する領域に対向する位置に配置されて電波の送受信を行うものである。すなわち、アンテナ7aは、出力される電波が強くなる方向を、搬送板8上を搬送されるラベル用紙2に備えられたRFタグTに向けて備えられている。
無線通信部7のアンテナ7aは、平面パッチアンテナであって、アンテナの下面は全面グランドになっている。アンテナ7aは、放射面である上面の放射素子21から電波を放射し、上方に電波を強く出力する特性がある。このアンテナ7a上面の放射素子21の端部の給電点Xには、同軸ケーブル20の芯線が接続されており、下面のグランドには同軸ケーブル20の外部導体が接続されている。この同軸ケーブル20のもう一方の端は、通信制御等を行う送受信部7bに接続されている。なお、アンテナ7aのグランド部分を頑強にして、ラベルプリンタ1の機械的な強度を保つための支柱と兼用してもよい。
搬送板8は金属により形成されており、この搬送板8の略中央部にはスリットSが形成されている。このスリットSは、アンテナ7aに対向する位置に形成されている。すなわち、アンテナ7aに対して送受信される電波は、搬送板8のスリットSを通過する。
反射板9は、金属により形成されている。この反射板9は、アンテナ7aに対向する面は鏡面状の平面になっている。この反射板9は、搬送板8の上方に設けられており、アンテナ7aに対して平行に配置されている。このようにアンテナ7aに対して平行に配置するのは、アンテナ7aが放射面に垂直に最も強く電波を放射するためである。なお、反射板9は、アンテナ7aに向いた平行な面があれば、ラベルプリンタ1の機械的な強度を保つための支柱と兼用してもよい。
このような構成においては、アンテナ7aから上方に放射される電波はRFタグTに供給されることになるが、RFタグTで消費されなかった電波は、さらに上方にある反射板9に到達し、反射板9で下方に反射される。すなわち、反射板9も無線通信部7の構成要素の1つである。
図7に示すように、アンテナ7aの放射面である上面の放射素子21とRFタグTとの間隔は、使用する電波の1/4波長の距離であり、反射板9の下面(反射面)とRFタグTとの間隔も使用する電波の1/4波長の距離である。以下において、その理由を説明する。
図8は電波の進行波と反射板9で反射された反射波とその合成波を示すグラフである。図8においては横軸の右端に反射板9があり、反射板9からλ距離だけ離れた所で、位相が45°のときを示している。ここで、λは1波長としている。縦軸は電波の振幅を示しており、進行波の最大振幅を1としている。進行波は、図8の左から右に進んでいく。そのときの位相の変化を点線で示している。進行波が反射板9に達すると極性が反転し、反射波として図8の右から左に進む。反射波の位相を一点鎖線で示している。進行波と反射波は合成され、実線で示した合成波となる。
図9は合成波の時間的な変化を示すグラフである。グラフの軸は図8と同じであり、図8では反射板9からλすなわち1波長の距離が離れたところで位相が45°のときを示したが、図9では位相が0°、45°、90°、135°、180°のときの合成波をそれぞれ示す。電波は0°から45°、90°となるように、時間と共に位相が変化しており、位相が0°から360°に変化するまでの時間は電波の周波数によって決まっている。合成波の振幅が最大となる位置は、反射板9からλ/4と3λ/4の位置であり、進行波の2倍の振幅になる。電波の振幅が大きいことは、電界強度が強いことと同等である。そのため、反射板9からλ/4の位置にRFタグTを配置すれば、RFタグTに電界強度の強い電波を浴びせることができる。
なお、図9においては、反射板9からの距離を1波長分だけ示したが、それ以上離れた場合もこの1波長分を繰り返し、λ/4、3λ/4、5λ/4、7λ/4と振幅が大きくなるところが現れる。すなわち、λ/4の奇数倍の位置で電界強度が強くなる。また、図8と図9では、反射板9を反射による損失の無い完全反射体として説明したが、反射による損失がある場合でも、λ/4の奇数倍の位置に振幅が大きくなる極大点が現れる。このときの極大点の振幅は、完全反射のときの振幅より小さくなる。
また、反射板9からλ/2の位置に無線通信部7のアンテナ7aを配置すると、アンテナ7aから放射された電波が反射板9で極性を反転して反射され、極性が反転した電波を再度アンテナ7aで反射することにより、反射板9からλ/4離れた位置の電界強度を強くすることができる。図9に示したように、完全反射体の壁面では振幅が0になる。振幅が0になる位置に無線通信部7のアンテナ7aを配置し、再反射を行わせればよい。振幅が0になる位置は、反射板からλ/2、λ、3λ/2、2λ離れた位置になる。すなわち、無線通信部7のアンテナ7aを反射板9からλ/2の整数倍の位置に配置し、RFタグTを反射板9からλ/4の奇数倍の位置に配置すれば、RFタグTに浴びせる電波の電界強度を強くすることができる。
このように本実施の形態によれば、アンテナ7aから放射される電波の波長の1/2の整数倍の距離だけ反射板9の反射面から離れた位置にアンテナ7aを配置すると、アンテナ7aから放射された電波が反射板9で極性を反転して反射され、極性が反転した電波を再度アンテナ7aで反射することにより、放射素子21から放射される電波の波長の1/4の奇数倍の距離だけ反射板9から離れた位置の電界強度を強くすることが可能になる。このような放射素子21から放射される電波の波長の1/4の奇数倍の距離だけ反射板9の反射面から離れた位置をRFタグTが通過する領域とすることで、通過するRFタグTに電界強度の強い電波を浴びせることが可能になることにより、台紙2aに連続して貼り付けられている印字ラベル2bに内蔵されているRFタグTと通信を行うような場合に、所望のRFタグTとだけ確実に通信を行うことが可能になる。
なお、RFタグTと反射板9の距離はλ/4とすることが好ましいが、その位置にラベルプリンタ1のインクリボン4が配置されている等の要因がある場合は、RFタグTと反射板9の距離を3λ/4以上にしてもよい。
また、RFタグTの位置を反射板9からλ/4離れた位置としたが、図9に示すλ/4の付近の値からわかるように、sinカーブの極大点付近は、少しずれても振幅が大きく変化しないため、λ/4の近傍であれば同様の効果が得られることがわかる。
さらに、図9に示すように、反射板9を使用する場合、反射板9からの距離がλ/12から5λ/12の間で電波の最大振幅値が1以上になる。反射板9を使用しない場合の電波の最大振幅値は1である。したがって、反射板9を使用する場合、反射板9とRFタグTの距離をλ/12から5λ/12までの間にすると、反射板9を設けたことにより、反射板9を設けない場合に比べてRFタグTに浴びせる電波の電界強度を強くすることができる。また、図9に示すように、反射板9とRFタグTの距離を7λ/12から11λ/12までの間にした場合にも、同様の効果が得られる。図9に示すように、反射板9の距離と電波の振幅は、λ/2すなわち半波長ごとに周期的になるため、RFタグTは、反射板9からλ/12から5λ/12の値に半波長の整数倍を加えた距離に配置すれば、反射板9を設けたことによる効果を得ることができる。
なお、本実施の形態においては、無線通信部7のアンテナ7aが放射面に垂直に最も強く電波を放射するため、無線通信部7のアンテナ7aと反射板9を平行に配置したが、これに限るものではない。無線通信部7のアンテナ7aから放射する電波が、放射面に垂直ではない方向で強くなる場合は、電波の放射が強くなる方向に無線通信部7のアンテナ7aを向けてもよい。
また、本実施の形態においては、無線通信部7のアンテナ7aを搬送されるRFタグTの下方に配置して電波を上方に放射し、反射板9をRFタグTの上方に配置して電波を下方に反射するようにしたが、無線通信部7のアンテナ7aを搬送されるRFタグTの上方に配置して電波を下方に放射し、反射板9をRFタグTの下方に配置して電波を上方に反射するようにしてもよい。
[第二の実施の形態]
次に、本発明の第二の実施の形態を図10に基づいて説明する。なお、前述した第一の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。本実施の形態は、前述した第一の実施の形態とは、無線通信部7のアンテナ7a付近の構成が異なるものである。
図10は本発明の第二の実施の形態の無線通信部7のアンテナ7a付近の構成を示す断面図である。図10に示すように、本実施の形態は、アンテナ7aと搬送されるRFタグTとの間に誘電体31を設け、反射板9と搬送されるRFタグTとの間にも誘電体32を設けている。アンテナ7a上に設けられる誘電体31は、搬送板8のスリットSに挿入されており、誘電体31の上面が搬送板8の上面と同一平面になるようになっている。すなわち、誘電体31の上面も搬送板8の上面と同様、ラベル用紙2の台紙2aの搬送面を形成することになる。このようにすることにより、ラベル用紙2の台紙2aの搬送面に凹凸を無くすことができ、ラベル用紙2の台紙2aが引っかかったり、曲がったりすることを防止することができる。
電波は、自由空間における波長より、誘電体31,32内における波長のほうが短くなる特性を持っている。一般的に、誘電体31,32内の波長λは次の式(1)によって表されている。
Figure 0003867085
ここで、λ0は自由空間の波長であり、μRは比透磁率であり、εRは比誘電率である。例えば、電波の周波数を2450MHzとする場合、自由空間の波長λ0は122.5mmである。無線通信部7のアンテナ7aとRFタグTの間が空気の場合は、無線通信部7のアンテナ7aとRFタグTの距離を、λ0/4である30mm程度離さなければならない。比透磁率μR=1、比誘電率εR=4の誘電体を誘電体31として使用すると、波長λは61.2mmとなり、無線通信部7のアンテナ7aとRFタグTの距離を15mm程度にすることができる。
また、誘電体32を設けることにより、反射板9とRFタグTとの間も空気のみのときより距離を短くできる。ただし、RFタグTが移動するため、RFタグTと誘電体32の間に隙間を設けておく必要があるため、15mmよりは離れることになる。そのため、図10中においては、RFタグTと反射板9の距離を、λ´/4で示してある。さらに、RFタグTと反射板9に接する誘電体32の間にインクリボン4がある場合は、さらに距離が離れるが、空気のみのときよりは近くなっている。
このように本実施の形態によれば、無線通信部7のアンテナ7aとRFタグTの距離及び反射板9とRFタグTの距離を縮めることができ、RFタグTへの書き込みと読み取りを行う部分を小型化することができる。
[第三の実施の形態]
次に、本発明の第三の実施の形態を図11ないし図13に基づいて説明する。なお、前述した第一の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。本実施の形態は、前述した第一の実施の形態とは、無線通信部7のアンテナ7a付近の構成が異なるものである。
図11は、本発明の第三の実施の形態の無線通信部7のアンテナ7a付近の構成を示す分解斜視図である。図11に示すように、本実施の形態の無線通信部7のアンテナ7a付近は、アンテナ7aと、搬送板8と、反射板9とで構成されている。第一の実施の形態と異なる点は、アンテナ7aを搬送板8と反射板9との間に配置した点である。すなわち、アンテナ7aから見て反射板9側とは反対側にRFタグTの書き込み/読み取り位置がある。また、本実施の形態のアンテナ7aは、プリントダイポールアンテナであり、放射素子21は実線で記載した上面の銅箔パターンと、点線で記載した下面の銅箔パターンにより構成される。放射素子21の銅箔パターンの端部は同軸ケーブル20に接続されており、上面の銅箔パターンの端部には同軸ケーブル20の芯線が接続されており、下面の銅箔パターンの端部には同軸ケーブル20の外部導体が接続されている。このアンテナ7aは、電波を上方向にも下方向にも放射する。
このような構成においては、アンテナ7aの上方向に放射された電波は搬送板8に形成されたスリットSを通過して、RFタグTの書き込み/読み取り位置に達する。一方、アンテナ7aの下方向に放射された電波は、反射板9によって反射され、上方向に進む電波となり、搬送板8に形成されたスリットSを通過してRFタグTの書き込み/読み取り位置に達する。
また、図11に示すように、RFタグTの書き込み/読み取り位置はアンテナ7aからλ/4の距離にあり、反射板9の位置はアンテナ7aから逆方向にλ/4の距離にある。以下において、その理由を説明する。
図12は電波の進行波と反射板9で反射された反射波とその合成波を示すグラフである。図12においては横軸の右端に反射板9があり、反射板9からλ/4の位置にアンテナ7aがある。アンテナ7aから放射された電波は、反射板9の方向とそれと反対側の方向への進行波となる。反射板9に向かった電波は、反射板9に到達すると極性が反転し、反射波として図12の右から左に進む。位相が45°のときの進行波を実線で示し、反射波を一点鎖線で示し、そのときの合成波を点線で示している。反射板からλ/4までは合成波の振幅は無いが、λ/4より遠ざかると振幅が現れ、λ/2のときに最大値となる。
図13は合成波の時間的な変化を示すグラフである。グラフの軸は図12と同じであり、図12では位相が45°のときを示したが、図13では位相が0°、45°、90°、135°、180°のときの合成波をそれぞれ示す。合成波の振幅が最大となる位置は、反射板9からλ/2とλの距離であり、アンテナ7aからはλ/4と3λ/4の距離になる。電波の振幅が大きいことは、電界強度が強いことと同等である。そのため、反射板9からλ/2の位置をRFタグTの書き込み/読み取り位置とすれば、RFタグTに電界強度の強い電波を浴びせることができる。
このように本実施の形態によれば、放射素子21から放射される電波の波長の1/4の整数倍の距離だけアンテナ7aの一方の放射面から離れた位置に反射板9の反射面を配置すると、アンテナ7aの一方の放射面から放射された電波が反射板9で極性を反転して反射され、極性が反転した電波をアンテナ7aの他方の放射面から放射された電波と合成することにより、アンテナ7aの放射素子21から放射される電波の波長の1/2の奇数倍の距離だけ反射板9の反射面から離れた位置の電界強度を強くすることが可能になる。このような放射素子21から放射される電波の波長の1/2の奇数倍の距離だけ反射板9の反射面から離れた位置をRFタグTが通過する領域とすることで、通過するRFタグTに電界強度の強い電波を浴びせることが可能になることにより、台紙2aに連続して貼り付けられている印字ラベル2bに内蔵されているRFタグTと通信を行うような場合に、所望のRFタグTとだけ確実に通信を行うことが可能になる。
また、図13に示すように、反射板9を使用する場合、反射板9からの距離がλ/3から2λ/3の間で電波の最大振幅値が1以上になる。反射板9を使用しない場合の電波の最大振幅値は1である。したがって、反射板9を使用する場合、反射板9からの距離をλ/3から2λ/3の間にすると、反射板9を設けたことにより、反射板9を設けない場合に比べてRFタグTに浴びせる電波の電界強度を強くすることができる。また、図9に示すように、反射板9とRFタグTの距離を5λ/6から7λ/6までの間にした場合にも、同様の効果が得られる。図13に示すように、反射板9の距離と電波の振幅は、λ/2すなわち半波長ごとに周期的になるため、RFタグTは、反射板9からλ/3から2λ/3の値に半波長の整数倍を加えた距離に配置すれば、反射板9を設けたことによる効果を得ることができる。
また、第二の実施の形態に示したように、アンテナ7aと反射板9の間に誘電体をおき、アンテナ7aと搬送板8の間に誘電体を置くことにより、アンテナ7aと反射板9の距離及びアンテナ7aとRFタグTの距離を縮めることができ、RFタグTへの書き込みと読み取りを行う部分を小型化することができる。
[第四の実施の形態]
次に、本発明の第四の実施の形態を図14に基づいて説明する。なお、前述した第一の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。本実施の形態は、前述した第一の実施の形態とは、無線通信部7のアンテナ7a付近の構成が異なるものである。
図14は、本発明の第四の実施の形態の無線通信部7のアンテナ7a付近の構成を示す断面図である。図14に示すように、本実施の形態の無線通信部7は、アンテナ7aと、搬送板8と、反射板9とで構成されている。第一の実施の形態と異なる点は、反射板9の断面形状が円弧状に形成されている点である。そして、反射板9の反射面は、RFタグTの中心から等距離に形成されている。すなわち、反射板9のアンテナ7aの偏波方向と直交する方向の形状は、反射板9の反射面の中心上に印字ラベル2bに備えられたRFタグTの中心が位置した状態で当該RFタグTの中心位置から略等距離に形成されている。
このような構成の無線通信部7においては、アンテナ7aから上方に放射される電波はRFタグTに供給されることになるが、RFタグTで消費されなかった電波は、さらに上方にある反射板9に到達し、反射板9で下方に反射される。反射板9によって反射された電波は、反射板9の反射面がRFタグTの中心から等距離に形成されていることから、アンテナ7aの放射素子21面の中心上にRFタグTの中心が位置した状態ではRFタグTの中心に向かう。そのため、RFタグTの付近に電波が集まることになる。これにより、所望のRFタグT付近の電界強度を強くすることができるので、効率良く所望のRFタグTに対する確実な書き込みと読み取りを行うことができる。
なお、各実施の形態においては、搬送板8のスリットS上にRFタグTを配置したときに、無線通信部7がRFタグTの読み取りと書き込みを行う形態を説明したが、これに限るものではない。無線通信部7のアンテナ7aと所望のRFタグTの位置関係が本実施の形態のようであれば、搬送板8の無い部分でRFタグTの読み取りと書き込みを行うようにしてもよい。
また、各実施の形態においては、無線通信部7を備えるラベルプリンタ1について説明したが、これに限るものではない。印字部を備えずに、RFタグTを備えている用紙を搬送する用紙搬送手段と無線通信部7とを備えるRFタグリーダ/ライタであっても良い。
本発明の第一の実施の形態のラベルプリンタの構造を概略的に示す縦断側面図である。 ラベルプリンタの各部の電気的接続を示すブロック図である。 ラベル用紙を示す斜視図である。 その断面図である。 無線通信部のアンテナ付近の構成を示す分解斜視図である。 無線通信部のアンテナとラベル用紙上のRFタグとの関係を示す平面図である。 アンテナと搬送板と反射板との位置関係を示す断面図である。 電波の進行波と反射板で反射された反射波とその合成波を示すグラフである。 合成波の時間的な変化を示すグラフである。 本発明の第二の実施の形態の無線通信部のアンテナ付近の構成を示す断面図である。 本発明の第三の実施の形態の無線通信部のアンテナ付近の構成を示す分解斜視図である。 電波の進行波と反射板で反射された反射波とその合成波を示すグラフである。 合成波の時間的な変化を示すグラフである。 本発明の第四の実施の形態の無線通信部のアンテナ付近の構成を示す断面図である。
符号の説明
1…プリンタ、2…用紙、3,4,5…印字部、3,15…用紙搬送手段、7…無線通信装置、7a…アンテナ、9…反射手段、7b…送受信部、31,32…誘電体、21…放射素子、T…RFタグ

Claims (12)

  1. 紙に備えられたRFタグの読み込み/書き込みを行う無線通信装置において、
    前記用紙が搬送される搬送面を形成する搬送板と、
    電波を放射する放射面を形成する放射素子を有し、前記用紙に備えられた前記RFタグが通過する領域に対向する位置に前記放射素子を配置して電波の送受信を行うアンテナと、
    このアンテナを介して前記RFタグとの通信を行う送受信部と、
    前記搬送板の前記放射素子に対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記放射素子から放射される電波を通過させるスリットと、
    前記RFタグが通過する領域を挟んで前記アンテナと対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記アンテナの前記放射素子から放射された電波を、前記RFタグが通過する領域に向けて反射する反射手段と、
    を備え、
    前記アンテナの放射面は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/2の整数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置に配置され、前記RFタグが通過する領域は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/4の奇数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置とした、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 紙に備えられたRFタグの読み込み/書き込みを行う無線通信装置において、
    前記用紙が搬送される搬送面を形成する搬送板と、
    電波を放射する放射面を形成する放射素子を有し、前記用紙に備えられた前記RFタグが通過する領域に対向する位置に前記放射素子を配置して電波の送受信を行うアンテナと、
    このアンテナを介して前記RFタグとの通信を行う送受信部と、
    前記搬送板の前記放射素子に対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記放射素子から放射される電波を通過させるスリットと、
    前記RFタグが通過する領域を挟んで前記アンテナと対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記アンテナの前記放射素子から放射された電波を、前記RFタグが通過する領域に向けて反射する反射手段と、
    を備え、
    前記アンテナの放射面は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/2の整数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置に配置され、前記RFタグが通過する領域は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/12〜5/12の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置とした、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  3. 紙に備えられたRFタグの読み込み/書き込みを行う無線通信装置において、
    前記用紙が搬送される搬送面を形成する搬送板と、
    電波を放射する放射面を形成する放射素子を有し、前記用紙に備えられた前記RFタグが通過する領域に対向する位置に前記放射素子を配置して電波の送受信を行うアンテナと、
    このアンテナを介して前記RFタグとの通信を行う送受信部と、
    前記搬送板の前記放射素子に対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記放射素子から放射される電波を通過させるスリットと、
    前記RFタグが通過する領域を挟んで前記アンテナと対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記アンテナの前記放射素子から放射された電波を、前記RFタグが通過する領域に向けて反射する反射手段と、
    を備え、
    前記アンテナの放射面は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/2の整数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置に配置され、前記RFタグが通過する領域は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/12〜5/12の値に半波長の整数倍を加えた距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置とした、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  4. 前記反射手段の反射面と前記RFタグが通過する領域との間に誘電体を設けた、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の無線通信装置。
  5. 紙に備えられたRFタグの読み込み/書き込みを行う無線通信装置において、
    前記用紙が搬送される搬送面を形成する搬送板と、
    電波を放射する放射面を形成する放射素子を両面に配置して電波の送受信を行うアンテナと、
    このアンテナを介して前記RFタグとの通信を行う送受信部と、
    前記搬送板の前記放射素子に対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記放射素子から放射される電波を通過させるスリットと、
    前記アンテナを挟んで前記RFタグが通過する領域と対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記アンテナの前記放射素子から放射された電波を、当該アンテナに向けて反射する反射手段と、
    を備え、
    前記アンテナの放射面は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/4の整数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置に配置され、前記RFタグが通過する領域は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/2の奇数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置とした、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  6. 紙に備えられたRFタグの読み込み/書き込みを行う無線通信装置において、
    前記用紙が搬送される搬送面を形成する搬送板と、
    電波を放射する放射面を形成する放射素子を両面に配置して電波の送受信を行うアンテナと、
    このアンテナを介して前記RFタグとの通信を行う送受信部と、
    前記搬送板の前記放射素子に対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記放射素子から放射される電波を通過させるスリットと、
    前記アンテナを挟んで前記RFタグが通過する領域と対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記アンテナの前記放射素子から放射された電波を、当該アンテナに向けて反射する反射手段と、
    を備え、
    前記アンテナの放射面は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/4の整数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置に配置され、前記RFタグが通過する領域は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/3〜2/3の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置とした、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  7. 紙に備えられたRFタグの読み込み/書き込みを行う無線通信装置において、
    前記用紙が搬送される搬送面を形成する搬送板と、
    電波を放射する放射面を形成する放射素子を両面に配置して電波の送受信を行うアンテナと、
    このアンテナを介して前記RFタグとの通信を行う送受信部と、
    前記搬送板の前記放射素子に対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記放射素子から放射される電波を通過させるスリットと、
    前記アンテナを挟んで前記RFタグが通過する領域と対向する位置に設けられ、前記送受信部の動作に従い前記アンテナの前記放射素子から放射された電波を、当該アンテナに向けて反射する反射手段と、
    を備え、
    前記アンテナの放射面は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/4の整数倍の距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置に配置され、前記RFタグが通過する領域は、前記放射素子から放射される電波の波長の1/3〜2/3の値に半波長の整数倍を加えた距離だけ前記反射手段の反射面から離れた位置とした、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  8. 前記アンテナの放射面と前記反射手段の反射面との間に誘電体を設けた、
    ことを特徴とする請求項5ないし7のいずれか一記載の無線通信装置。
  9. 前記アンテナの放射面と前記RFタグが通過する領域との間に誘電体を設けた、
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一記載の無線通信装置。
  10. 前記反射手段の前記アンテナの偏波方向と直交する方向の形状は、前記反射手段の反射面の中心上に前記用紙に備えられた前記RFタグの中心が位置した状態で当該RFタグの中心位置から略等距離に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一記載の無線通信装置。
  11. RFタグを備えている用紙を搬送する用紙搬送手段と、
    この用紙搬送手段により搬送される前記用紙に備えられた前記RFタグの読み込み/書き込みを行う請求項1ないし10のいずれか一記載の無線通信装置と、
    を備えることを特徴とするRFタグリーダ/ライタ。
  12. RFタグを備えている用紙を搬送する用紙搬送手段と、
    前記用紙に対して印字を行う印字部と、
    前記用紙搬送手段により搬送される前記用紙に備えられた前記RFタグの読み込み/書き込みを行う請求項1ないし10のいずれか一記載の無線通信装置と、
    を備えることを特徴とするプリンタ。
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