JP2021031099A - マチ付きパウチ - Google Patents

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宏樹 田中
隆裕 安海
Takahiro Yasuumi
隆裕 安海
雅浩 竹中
Masahiro Takenaka
雅浩 竹中
黒沢 高博
Takahiro Kurosawa
高博 黒沢
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【課題】簡素な構成で、充填前の癖付けを良好にしつつも落下強度を向上するマチ付きパウチを提供すること。【解決手段】トップシール部70が、マチ領域21においてトップシール基部71から下方に向けて膨出する左右のシール膨出部72を有し、シール膨出部72の癖付けガイド縁部72aが、マチ領域21の左右方向内縁51またはマチ領域21の左右方向内縁51の近傍から、上下方向に対して40〜50°の角度を成すように、下方に向かうに従って左右方向外側に寄るように斜めに延び、シール膨出部72が、表裏方向に見た場合に、左右方向両側において表側フィルム30と裏側フィルム40とマチ部用フィルム50とを接続する左右の側方フィルム接続部62の内側縁と、トップシール基部71の下端縁とに内接する仮想内接円Sの外側に形成されているマチ付きパウチ10。【選択図】図1

Description

本発明は、マチ付きパウチに関する。
従来、ゼリー状飲料等の流動性を有した内容物を収容する容器として、フィルムを熱溶着することで製袋され、左右両側にマチ部(ガゼット部)を有したマチ付きパウチが一般に用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
このようなマチ付きパウチにおいては、パウチ内に内容物を充填する前に、スパウトからパウチ内にエアー等の気体を吹き込みパウチを膨らませることで、予めパウチを構成する各フィルムに癖付けを行うことも公知である。
ところが、特許文献1に開示されるマチ付きパウチでは、パウチ内へのエアー吹き込み時に、パウチを構成するフィルムの剛性等によっては、トップシール部やサイドシール部によって各フィルムの動きが規制される内容物収容部内の上方角部において、予定外の態様で各フィルムにシワ等の変形が生じ、当該変形に起因して、内容物収容部内の下方部においても表側フィルムや裏側フィルムにシワ等の予定外の変形が生じてしまうことがある。
そこで、上記の問題を回避するための1つの手法として、図5に示すように、左右のマチ領域121において、トップシール基部171から下方に向けて膨出する左右のシール膨出部172を形成し、当該シール膨出部172の内側縁を、パウチ内へのエアー吹き込み時に上方角部における各フィルムの態様を制御するための癖付けガイド縁部172aとして利用することが考えられる。
具体的には、癖付けガイド縁部172aを、マチ領域121の左右方向内縁151またはマチ領域121の左右方向内縁151の近傍から、上下方向に対して40〜50°の角度θを成すように斜めに延びるように形成した場合、パウチ内へのエアー吹き込み時に、実質閉塞してしまうデッドスペースを設けることなく、また、上方角部における各フィルムの予定外の変形を抑制し、内容物収容部112を良好に膨らませることができる。
特開2015−040057号公報
ところが、本出願人が図5に示すようなマチ付きパウチの落下強度を確認するための落下実験を重ねたところ、図5に示すシール膨出部の箇所A付近を起点として表側フィルム130または裏側フィルム140とマチ部用フィルム150のいずれか又は全部が破れてしまい、内容物漏出が生じてしまうケースが認められた。
そこで、本発明は、これらの問題点を解決するものであり、簡素な構成で、充填前の癖付けを良好にしつつも落下強度を向上するマチ付きパウチを提供することを目的とするものである。
本発明は、左右両側において表側フィルムと裏側フィルムとの間にマチ部用フィルムが折り畳まれた状態で配置され、その頂部側に形成されるトップシール部において前記表側フィルムと前記裏側フィルムとの間にスパウトが装着されたマチ付きパウチであって、前記トップシール部は、左右方向に沿って延びるトップシール基部と、前記マチ部用フィルムが配置された左右のマチ領域において、前記トップシール基部から下方に向けて膨出する左右のシール膨出部とを有し、前記シール膨出部は、内容物収容部側に面する内側縁側に、前記トップシール基部の下端縁から下方に向けて延びる癖付けガイド縁部を有し、前記癖付けガイド縁部は、前記マチ領域の左右方向内縁または前記マチ領域の左右方向内縁の近傍から、上下方向に対して40〜50°の角度を成すように、下方に向かうに従って左右方向外側に寄るように斜めに延び、前記シール膨出部は、表裏方向に見た場合に、左右方向両側において前記表側フィルムと前記裏側フィルムと前記マチ部用フィルムとを接続する左右の側方フィルム接続部の内側縁と、前記トップシール基部の下端縁とに内接する仮想内接円の外側に形成されていることにより、前記課題を解決するものである。
本発明によれば、シール膨出部の癖付けガイド縁部を、マチ領域の左右方向内縁またはマチ領域の左右方向内縁の近傍から、上下方向に対して40〜50°の角度を成すように、下方に向かうに従って左右方向外側に寄るように斜めに延びるように形成することにより、充填前の癖付けを良好にしつつ、シール膨出部が、表裏方向に見た場合に、左右方向両側において表側フィルムと裏側フィルムとマチ部用フィルムとを接続する左右の側方フィルム接続部の内側縁と、トップシール基部の下端縁とに内接する仮想内接円の外側に形成されていることにより、シール膨出部の内側縁が、表側フィルムまたは裏側フィルムとマチ部用フィルムのいずれか又は全部が破れてしまうことを抑制するため、マチ付きパウチの落下強度を向上させることができる。
すなわち、内容物が入った状態のマチ付きパウチを床面等に落下させてしまった場合には、内容物収容部の中心付近から放射状に衝撃が広がることになるが、本発明では、シール膨出部を前記仮想内接円の外側に形成されていることにより、前記衝撃を側方フィルム接続部の内側縁やスパウトによって受けた後に、シール膨出部の内側縁に前記衝撃が伝わることになるため、シール膨出部の内側縁が、表側フィルムまたは裏側フィルムとマチ部用フィルムとの間の剥離の開始点になってしまうことを抑制できる。
本発明の一実施形態に係るマチ付きパウチを示す説明図。 トップシール部の一例を示す説明図。 マチ付きパウチを床面等に落下させた時の破袋の有無との関係を確認するために行った実験例 マチ付きパウチの変形例を示す説明図。 マチ付きパウチの参考例を示す説明図。
以下に、本発明の一実施形態に係るマチ付きパウチ10について、図面に基づいて説明する。
マチ付きパウチ10は、図1に示すように、注出口として機能するスパウト80を可撓性の樹脂フィルムから成るパウチ本体20に装着して構成され、ゼリー状飲料等の内容物(内容液)を収容するものである。
パウチ本体20は、図1に示すように、左右方向の両側にマチ部(ガゼット部)が形成された所謂横ガゼット型のパウチとして構成され、具体的には、対向して配置される表側フィルム30および裏側フィルム40と、左右方向の両側において表側フィルム30および裏側フィルム40の間に2つ折り状態で折り畳まれた状態で配置されるマチ部用フィルム50とから構成され、その外周部に各フィルム30、40、50間を熱圧着した製袋用のシール部60を形成することで、袋状に形成されている。
シール部60は、図1に示すように、パウチ本体20の頂部側に形成されたトップシール部70と、パウチ本体20の底部側に形成されたボトムシール部61と、パウチ本体20の左右両側に形成されたサイドシール部62とを有している。
ボトムシール部61においては、表側フィルム30と裏側フィルム40とが熱圧着されている。
サイドシール部62においては、表側フィルム30とマチ部用フィルム50との間および裏側フィルム40とマチ部用フィルム50との間が熱圧着されている。
なお、表側フィルム30と裏側フィルム40との間にマチ部用フィルム50が配置された領域において、任意の箇所でマチ部用フィルム50を部分的に除去することで、表側フィルム30と裏側フィルム40との間を熱溶着してもよく、また、任意の箇所で2つ折りにされたマチ部用フィルム50の内面同士を部分的に熱溶着してもよい。
サイドシール部62の内容物収容部12側の内側縁は、図1に示すように、上下方向に沿って直線状に延びている。
また、本実施形態では、サイドシール部62が、左右方向両側において表側フィルム30と裏側フィルム40とマチ部用フィルム50とを接続した左右の側方フィルム接続部62になる。
トップシール部70は、図1に示すように、左右方向に沿って帯状に延びるトップシール基部71と、マチ部用フィルム50が配置された左右のマチ領域21において、左右方向に沿って(直線状に)延びるトップシール基部71の下端縁から下方に向けて膨出する左右のシール膨出部72とを有している。
シール膨出部72は、図1に示すように、表裏方向に見た場合(マチ付きパウチ10を平面視した場合)に、左右方向両側において表側フィルム30と裏側フィルム40とマチ部用フィルム50とを接続する左右の側方フィルム接続部62(サイドシール部62)の内側縁と、トップシール基部71の下端縁(すなわち、スパウト取付部82の下面)とに内接する仮想内接円Sの外側(外周側)に形成されている。
シール膨出部72は、内容物収容部12側に面する内側縁として、図2に示すように、トップシール基部71の下端縁から直線状に斜めに延びる直線部72bと、直線部72bの下端から連続して仮想内接円Sから遠ざかるように湾曲した湾曲部72cと、湾曲部72cの他端(左右方向外側の端部)から左右方向に沿って直線状に延びる第2直線部72dを有している。
直線部72bは、図1に示すように、その上下方向に対する傾斜角度θが、40〜50°に設定されている。
また、湾曲部72cのうち(後述する癖付けガイド縁部72aとして機能する)直線部72b側の一部は、その上下方向に対する傾斜角度θ(接線の傾斜角度θ)が、40〜50°に設定されている。なお、本実施形態では、湾曲部72cの曲率半径が、20mmで設定されているが、湾曲部72cの曲率半径は、任意に設定すればよい。また、本実施形態では、湾曲部72cが、シール膨出部72の内容物収容部12側の内側縁のうち、仮想内接円Sに最も近接する部位として設定されている。
直線部72bと湾曲部72cと第2直線部72dとは、相互間に角を形成しないように、滑らかに連続して形成されている。
シール膨出部72は、図1に示すように、内容物収容部12側に面する内側縁側に、トップシール基部71の下端縁から下方に向けて延びる癖付けガイド縁部72aを有しており、本実施形態では、癖付けガイド縁部72aは、直線部72bと、湾曲部72cの直線部72b側の一部とから構成されている。
この癖付けガイド縁部72aは、図1に示すように、マチ領域21の左右方向内縁51(すなわち、マチ部用フィルム50の折り目線51)から、上下方向に対して40〜50°の角度θを成すように、下方に向かうに従って左右方向外側に寄るように斜めに延びている。これにより、癖付けガイド縁部72aは、内容物を充填する前にスパウト90からパウチ本体20内にエアーを吹き込んだ時に、パウチに所定の内容量を収容するため、パウチがフィルムの反力で閉じようとすることをなくすように、各フィルム30、40、50に、折り癖を形成するための部位として機能する。
なお、癖付けガイド縁部72aは、内容物の注出時に、内容物収容部12内の内容物をスパウト80に向けてガイドするための部位としても機能する。
スパウト80は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系の合成樹脂等から形成され、図1に示すように、パウチ本体20に装着されるスパウト本体81と、スパウト本体81に着脱可能にねじ係合によって取り付けられるキャップ部(図示しない)とから構成されている。
スパウト本体81は、図1に示すように、表側フィルム30と裏側フィルム40との間に配置されてフィルム30、40に熱圧着されるスパウト取付部82と、スパウト取付部82から上方に向けて延びる注出筒部83と、スパウト取付部82から下方に向けて延びパウチ本体20の内側に配置される下方延設部84とを一体に有している。
また、スパウト取付部82は、その断面形状が舟形(具体的には、円筒状の部分の左右方向の両端付近から左右方向の外側に向けて突出する略三角形状の突出部が形成された形状)に形成されている。
次に、シール膨出部72の態様と、マチ付きパウチ10を床面等に落下させた時の破袋の有無との関係を確認するために行った実験例について、図3に基づいて以下に説明する。
まず、本実験例では、湾曲部72cの形成条件(湾曲部72cの曲率半径、仮想内接円Sに対する湾曲部72cの位置)を異ならせた試験品1〜4を3つずつ用意し、各試験品1〜4内に180gの水を充填し、5℃で24時間保管した後、120cmの高さから、各試験品1〜4を10回ずつ水平落下(すなわち、フィルム30、40を床面にほぼ平行にした姿勢で落下)させて、シール膨出部72の内側縁を起点とした破袋が生じるかを確認した。
試験品1〜4の構成については、以下の通りである。
<試験品1〜4に共通の構成>
パウチ態様:図1に示す態様と同様に、横ガゼット型のマチ付きパウチ
各フィルム30、40、50の層構成:外側から順に、PET(12μm(厚み:以下同様))/アルミ箔(7μm)/ナイロン(15μm)/ポリエチレン(LLDPE)(60μm)
シール膨出部72の内側縁の構成:図1に示す態様と同様に、直線部72b、湾曲部72c、第2直線部72d
<試験品1>
湾曲部72cの曲率半径が20mmに設定され、湾曲部72cが仮想内接円Sから内側に4mm離れた位置に位置している(すなわち、湾曲部72cのうち仮想内接円Sの径方向において最も内側に位置する部分が、仮想内接円Sから内側に4mm離れた位置に位置している)。
<試験品2>
湾曲部72cの曲率半径が5mmに設定され、湾曲部72cが仮想内接円Sから内側に1mm離れた位置に位置している(すなわち、湾曲部72cのうち仮想内接円Sの径方向において最も内側に位置する部分が、仮想内接円Sから内側に1mm離れた位置に位置している)。
<試験品3>
湾曲部72cの曲率半径が20mmに設定され、湾曲部72cが仮想内接円Sに外接している(すなわち、仮想内接円Sに対する湾曲部72cの距離が0mmに設定されている)。
<試験品4>
湾曲部72cの曲率半径が5mmに設定され、湾曲部72cが仮想内接円Sから外側に3mm離れた位置に設定されている(すなわち、湾曲部72cのうち仮想内接円Sの径方向において最も内側に位置する部分が、仮想内接円Sから外側に3mm離れた位置に位置している)。
上記の通りに実施した本実験例では、試験品1、2では、3つ用意した試験品のうち1つにおいて、湾曲部72cを起点とした破袋が確認された。
また、試験品3、4では、湾曲部72cを起点とした破袋は確認されなかった。
このことから、湾曲部72cの曲率半径の設定(5mm、20mm)に関わらず、シール膨出部72(湾曲部72c)が仮想内接円Sの外側に形成されている場合に、シール膨出部72(湾曲部72c)の内側縁を起点とした破袋を回避できることが分かった。
本試験例では、上記の層構成による試験品1〜4で試験を行ったが、以降の段落に示す各種フィルムを任意に組み合わせたパウチでも、各フィルムの剛性値等を勘案すると、同様の結果が得られると考えられる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
例えば、パウチ本体20を構成する各フィルム30、40、50の具体的態様については、低密度ポリエチレンやポリプロピレンのオレフィン系やPETなどのポリエステル系等の熱溶着性を有する層を少なくとも片面に有するものであれば、熱溶着層の単膜又は熱溶着層に任意の層を積層してもよい。積層を構成する素材は如何なるものでもよく、公知のポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチレン、ボリブチレンテレフタレート、アルミ箔等を積層することで任意に形成すればよい。
また、上述した実施形態では、マチ付きパウチ10が、その左右両側にマチ部を形成した所謂横ガゼット型のパウチとして形成されているものとして説明したが、マチ付きパウチ10の具体的態様は上記に限定されず、例えば、マチ付きパウチ10の底部側にもマチ部を形成してもよい。
また、上述した実施形態では、図4(a)に示すように、表側フィルム30、裏側フィルム40、マチ部用フィルム50が、それぞれ別の部材であるものとして説明したが、図4(b)や図4(c)や図4(d)や図4(e)に示すように、マチ部用フィルム50の少なくとも一方は、表側フィルム30、裏側フィルム40の少なくとも一方と連続した1枚のフィルムとしてもよい。あるいは、図4(c)に示すように、表側フィルム30、裏側フィルム40、およびマチ部用フィルム50は、連続した1枚のフィルムであってもよい。
すなわち、マチ付きパウチ10は、表側フィルム30または裏側フィルム40の少なくとも一方の一部を内側に折り畳んでマチ部(マチ部用フィルム50に相当)を形成し、フィルムの接続箇所を溶着してシール部を形成したものとすることもできる。
図4(b)や図4(c)や図4(d)や図4(e)に示した例では、左右方向外側において、連続した1枚のフィルムを折り曲げた箇所が、表側フィルム30と裏側フィルム40とマチ部用フィルム50とを接続した側方フィルム接続部62になる。
また、本明細書内では、「頂部」「底部」「左右両側」「トップシール部」「サイドシール部」「ボトムシール部」等の上下左右を示す用語を使用しているが、これら用語は、使用時や陳列時や運搬時等におけるマチ付きパウチ10の設置の向きを限定するものではない。
また、上述した実施形態では、図1に示すように、癖付けガイド縁部72aの上端が、マチ領域21の左右方向内縁51上に設定されているものとして説明したが、癖付けガイド縁部72aの上端を、マチ領域21の左右方向内縁51の近傍(すなわち、左右方向内縁51から左右方向に±2mm以内でずらした位置)に設定してもよい。
また、上述した実施形態では、癖付けガイド縁部72aが、直線部72bと湾曲部72cの一部とから構成されているものとして説明した。しかしながら、癖付けガイド縁部72aの具体的態様は、マチ領域21の左右方向内縁51またはマチ領域21の左右方向内縁51の近傍から、上下方向に対して40〜50°の角度を成すように、下方に向かうに従って左右方向外側に寄るように斜めに延びるものであれば、例えば、直線部と湾曲部とを任意の態様で組み合わせて構成したものや、異なる曲率半径の複数の湾曲部を組み合わせて構成したもの等、如何なるものでもよい。
10 ・・・ マチ付きパウチ
11 ・・・ パウチ中間体
12 ・・・ 内容物収容部
20 ・・・ パウチ本体
21 ・・・ マチ領域
30 ・・・ 表側フィルム
40 ・・・ 裏側フィルム
50 ・・・ マチ部用フィルム
51 ・・・ 折り目線(マチ領域の左右方向内縁)
60 ・・・ シール部
61 ・・・ ボトムシール部
62 ・・・ サイドシール部(側方フィルム接続部)
70 ・・・ トップシール部
71 ・・・ トップシール基部
72 ・・・ シール膨出部
72a ・・・ 癖付けガイド縁部
72b ・・・ 直線部
72c ・・・ 湾曲部
80 ・・・ スパウト
81 ・・・ スパウト本体
82 ・・・ スパウト取付部
83 ・・・ 注出筒部
84 ・・・ 下方延設部
S ・・・ 仮想内接円

Claims (3)

  1. 左右両側において表側フィルムと裏側フィルムとの間にマチ部用フィルムが折り畳まれた状態で配置され、その頂部側に形成されるトップシール部において前記表側フィルムと前記裏側フィルムとの間にスパウトが装着されたマチ付きパウチであって、
    前記トップシール部は、左右方向に沿って延びるトップシール基部と、前記マチ部用フィルムが配置された左右のマチ領域において、前記トップシール基部から下方に向けて膨出する左右のシール膨出部とを有し、
    前記シール膨出部は、内容物収容部側に面する内側縁側に、前記トップシール基部の下端縁から下方に向けて延びる癖付けガイド縁部を有し、
    前記癖付けガイド縁部は、前記マチ領域の左右方向内縁または前記マチ領域の左右方向内縁の近傍から、上下方向に対して40〜50°の角度を成すように、下方に向かうに従って左右方向外側に寄るように斜めに延び、
    前記シール膨出部は、表裏方向に見た場合に、左右方向両側において前記表側フィルムと前記裏側フィルムと前記マチ部用フィルムとを接続する左右の側方フィルム接続部の内側縁と、前記トップシール基部の下端縁とに内接する仮想内接円の外側に形成されていることを特徴とするマチ付きパウチ。
  2. 前記癖付けガイド縁部は、前記トップシール基部の下端縁から直線状に斜めに延びる直線部と、前記直線部の下端から連続して前記仮想内接円から遠ざかるように湾曲した湾曲部とを有し、
    前記湾曲部が、前記シール膨出部の前記内容物収容部側の縁部のうち、前記仮想内接円に最も近接する部位であることを特徴とする請求項1に記載のマチ付きパウチ。
  3. 前記側方フィルム接続部は、左右方向両側において前記表側フィルムと前記裏側フィルムと前記マチ部用フィルムとを熱溶着したサイドシール部であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマチ付きパウチ。
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