JP2021029139A - 根菜類収穫機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 根菜類収穫機の利便性を向上させるようにした根菜類収穫機を提供する。【解決手段】選別搬送部(E)から放出される人参を収容する収容部(G)を備える根菜類収穫機において、収容部(G)は、根菜を収容する収容袋(P)を載置可能な載置台(g1)と、載置台(g1)を略前後方向に回動可能とする姿勢切替機構(g3)と、載置台(g1)を略左右方向に回動可能に機体に取り付ける取付機構(g5)と、姿勢切替機構(g3)の回動を制御する制御装置(M)とを備え、制御装置(M)は、載置台(g1)の載置面(g11)が略鉛直となる収納姿勢を収納姿勢検知部材(g55)によって検知し、載置台(g1)が収納姿勢の場合、姿勢切替機構(g3)による回動を停止することを特徴とする根菜類収穫機の提供によって、上記課題が解決される。【選択図】 図1

Description

本発明は、人参等の根菜を収穫する根菜類収穫機に関する。
特許文献1には、収穫部によって収穫した根菜を、機体の左右一端側から他端側へ搬送し、収容部に収容する根菜類収穫機が開示されている。この収容部には、根菜を収容する収容袋を載置する載置台が設けられている。
この載置台は、収容袋を載置して収穫作業を行う際は、載置面を水平とする水平姿勢となっているが、収穫作業を終えて収容袋を機体から降ろす際は、前方に向けて下る前傾姿勢に変更し、収容袋を自重で滑り下ろすことができるよう構成されている。これにより、作業者は、収容袋を滑り下ろして載置台の前端において接地させた後、根菜類収穫機の機体を後進させることにより、収容袋を機体から圃場へ完全に降ろすことが可能となっている。
特開2005−333917号公報
しかしながら、特許文献1に開示された根菜類収穫機によれば、例えば、圃場の端部のように機体の後進が制限される場所においては、載置台を傾斜させて収容袋を滑り下ろして接地させたとしても、機体が後進できないことにより、収容袋を機体から圃場へ完全に降ろすことが困難である。このように、載置台の一方向から収容袋を機外に降ろす構成によれば、機体の移動が制限されるような場所で、収容袋を機外に降ろそうとすると不都合が生じる場合がある。その場合、作業者は、機体を自由に移動できる場所へ移動させてから、収容袋を機体から圃場に降ろさなければならず、不便であった。
そこで、本発明は、このような従来の問題点を解消し、根菜類収穫機の利便性を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、機体を走行させる走行部(A)と、作業者が搭乗する操縦部(B)と、機体の左右一端側で圃場から根菜類を収穫して機体後方かつ上方へ搬送するとともに茎葉部を切断して根菜類の根部を収穫する収穫部(C)と、前記収穫部(C)により収穫された根菜類を引き継いで機体の左右一端側から左右他端側へ搬送し、搬送中の根菜類を補助作業者が選別可能とする選別搬送部(E)と、選別搬送部(E)から放出される人参を収容する収容部(G)とを備える根菜類収穫機において、前記収容部(G)は、根菜を収容する収容袋(P)を載置可能な載置台(g1)と、前記載置台(g1)を略前後方向に回動可能とする姿勢切替機構(g3)と、前記載置台(g1)を略左右方向に回動可能に機体に取り付ける取付機構(g5)と、前記姿勢切替機構(g3)の回動を制御する制御装置(M)とを備え、前記制御装置(M)は、前記載置台(g1)の載置面(g11)が略鉛直となる収納姿勢を収納姿勢検知部材(g55)によって検知し、前記載置台(g1)が収納姿勢の場合、前記姿勢切替機構(g3)による回動を停止することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の根菜類収穫機において、前記載置台(g1)は、機体側から略左右方向に延びる載置台回動軸(g2)に回動自在に軸支され、前記制御装置(M)は、前記載置台(g1)の載置面(g11)が水平となる水平姿勢を検知する水平姿勢検知部材(g54)によって検知し、前記姿勢切替機構(g3)による前記載置台(g1)の回動中に、前記載置台(g1)が水平姿勢となると、前記載置台(g1)の回動を一時停止するよう構成され、前記載置台回動軸(g2)よりも前方における機体と前記載置台(g1)との間に前記水平姿勢検知部材(g54)及び前記収納姿勢検知部材(g55)が設けられたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の根菜類収穫機において、前記載置台(g1)は、機体の側方に配され、かつ、前記載置台(g1)の機体側の端部が、後方から前方に向かうほど機体から離間するように設けられ、前記取付機構(g5)は、載置台(g1)を前後方向に回動する際の回動軸である収納回動軸(g52)を有し、前記収納回動軸(g52)は、前記載置台回動軸(g2)よりも上方に配設されたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の根菜類収穫機において、前記載置台(g1)は、機体側後部に可撓性を有する挟み込み防止部材(g4)が垂設され、前記挟み込み防止部材(g4)は、後方に向かうほど上下幅が狭く設けられた傾斜部(g42)を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の根菜類収穫機において、
前記収穫部(C)は昇降可能に構成されるとともに、搬送中の根菜(W)を撮影する撮像装置(K)を備え、前記制御装置(M)は、前記収穫部(C)の昇降を制御可能に構成され、前記撮像装置(K)よって撮影された画像データにおける根菜(W)の茎葉部(W1)の領域の面積が所定の閾値より小さい、または、茎部(W2)の領域の面積が所定の閾値より大きい場合、前記収穫部(C)を下降するよう制御し、前記画像データにおける根菜(W)の茎葉部(W1)の領域の面積が所定の閾値より大きい、または、茎部(W2)の領域の面積が所定の閾値より小さい、または、夾雑物の領域の面積が所定の閾値より大きい場合、前記収穫部(C)を上昇するよう制御することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、載置台(g1)を略前後方向に回動可能とする姿勢切替機構(g3)によって、収容袋(P)を降ろす方向を前後選択でき、これにより、機体の移動が制限されるような場所においても、円滑に収容袋(P)を機外に降ろすことができ、その結果、根菜類収穫機の利便性が向上し、作業者の作業負担が軽減され、作業能率が向上する。加えて、制御装置(M)は、載置台(g1)の載置面(g11)が略鉛直となる収納姿勢を収納姿勢検知部材(g55)によって検知し、載置台(g1)が収納姿勢の場合、姿勢切替機構(g3)による回動を停止することにより、これにより、載置台(g1)の収納姿勢時において、誤操作により載置台(g1)が回動して不具合が生じることが防止される。
加えて、前記載置台(g1)が、機体の側方に配され、かつ、前記載置台(g1)の機体側の端部が、後方から前方に向かうほど機体から離間するように設けられたことにより、収容袋(P)と機体との接触が防止されて、収容袋(P)に収容された根菜の傷つきが防止される。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、載置台(g1)が水平姿勢となると、前記載置台(g1)の回動を一時停止するよう構成されたため、載置台(g1)を水平姿勢に設定することが容易となり作業能率が向上するとともに、誤操作の防止や安全性の向上を図ることができる。また、載置台回動軸(g2)よりも前方における機体と前記載置台(g1)との間に水平姿勢検知部材(g54)及び収納姿勢検知部材(g55)が設けられたことにより、水平検知スイッチ(g54)及び格納検知スイッチ(g55)が、外部と接触することや、泥が付着することがさらに良好に防止される。また、機体側の主要電線に近い位置に水平検知スイッチ(g54)及び格納検知スイッチ(g55)を配設できるため、メンテナンス性も向上する。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加え、
載置台(g1)の機体側の端部が、後方から前方に向かうほど機体から離間するように設けられたため、収容袋(P)と機体との接触が防止されて、収容袋(P)に収容された根菜の傷つきが防止される。取付機構(g5)は、載置台(g1)を前後方向に回動する際の回動軸である収納回動軸(g52)を有し、収納回動軸(g52)は、載置台回動軸(g2)よりも上方に配設されたため、載置台(g1)の収納姿勢への切り替えを良好に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加え、挟み込み防止部材(g4)によって、載置台(g1)が回動する際、選別作業者が、機体フレーム(a1)と載置台(g1)との間に足を挟むことを防止され、安全性が向上する。また、後方に向かうほど上下幅が狭く設けられた傾斜部(g42)により、これにより、載置台(g1)の後傾姿勢時において、挟み込み防止部材g4が圃場と接触することが防止され、また、仮に、挟み込み防止部材g4が圃場と接触したとしても、挟み込み防止部材g4は可撓性を有するため、外力に応じて屈曲し、載置台(g1)の回動を妨げず良好に回動させことができる。加えて、挟み込み防止部材(g4)自体の破損を防止できる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加え、撮像装置(K)よって撮影された画像データに基づき、前記収穫部(C)を昇降するよう制御することで、作業者が、人参Wの搬送状態を視認しながら操作スイッチの操作により手動で掘起し深さを調節する手間が省かれ、これにより、作業負担が軽減され、作業性が向上する。
図1は、本発明の好ましい実施形態にかかる根菜類収穫機の平面図である。 図2は、図1の根菜類収穫機の右側面図である。 図3は、図1の根菜類収穫機の左側面図である。 図4は、図1の根菜類収穫機の背面図である。 図5は、図1の根菜類収穫機の引継搬送部及び選別搬送部の平面図である。 図6は、図1の根菜類収穫機の載置台の斜視図である。 図7は、図6の取付機構周辺の部分拡大平面図である。 図8は、図7のI−I断面を矢印方向に見た断面図である。 図9(A)は、図6の載置台g1が展開状態の場合の取付機構周辺の部分拡大正面図であり、図9(B)は、図6の載置台g1が収納状態の場合の取付機構周辺の部分拡大正面図である。 図10は、図10(A)は、図6の載置台の前傾姿勢を示す右側面図であり、図10(B)は、図6の載置台の後傾姿勢を示す右側面図である。 図11は、図1の根菜類収穫機の制御装置の制御ブロック図である。 図12は、図1の根菜類収穫機の撮像装置の配設位置を説明するための略斜視図である。 図13は、図12の撮像装置により取得された画像データの演算処理ユニットによる処理を説明する説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態につき詳細に説明する。なお、実施例の説明においては、機体の前進方向Fに向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後というが、本発明の構成を限定するものではない。また、以下においては、本発明の実施例の一つとして、人参を収穫する根菜類収穫機について説明する。
<全体構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る根菜類収穫機の平面図であり、図2は右側面図であり、図3は左側面図であり、図4は背面図である。
根菜類収穫機1は、機体を走行させる走行部Aと、作業者が搭乗する操縦部Bと、機体の左右一端側(左側)で圃場から人参を引き抜いて機体後方かつ上方へ搬送するとともに茎葉部を切断して人参の根部を収穫する収穫部Cと、該収穫部Cの後部から落下した人参を受けて残葉を処理しながら機体の左右一端側(左側)から左右他端側(右側)へ搬送する引継搬送部Dと、該引継搬送部Dから人参を引き継いで機体の左右一端側(左側)から左右他端側(右側)へ搬送し、搬送中の人参を補助作業者が選別可能とする選別搬送部Eと、選別搬送部Eによって搬送された人参を受けて収容袋P内に収容する収容部Gとから構成される。以下、各部の詳細を具体的に記載する。
<走行部>
まず、走行部Aの構成について説明する。
走行部Aは、図2から図4に示されるように、機体を構成する機体フレームa1の下方に、左右一対の走行クローラa2(a2L,a2R)を備えている。この走行クローラa2(a2L,a2R)は、それぞれ、左右駆動スプロケットa3,a3、左右従動輪a4,a4、複数の転輪a5,a5・・・に巻回された左右ベルトa6,a6が、左右駆動スプロケットa3,a3の駆動により回動して機体を走行させるよう構成されている。なお、この左右駆動スプロケットa3,a3は、図1に示されるように、エンジンa7の動力が伝動されるミッションケースa8から左右両側に延出させた左右ドライブシャフトa9,a9に取り付けられて、エンジンa7の動力が伝動される。
<操縦部>
次に、操縦部Bの構成について説明する。
図1及び図2に示されるように、操縦部Bは、機体フレームa1の上部右側に、エンジンa7が内蔵されたエンジンカバーb1が配設され、エンジンカバーb1の上部に操縦座席b2が取り付けられている。また、操縦座席b2前方には、走行速度を切り換える変速操作レバーb3、機体の左右旋回操作及び後述する収穫部Cの作業高さを操作する機体操作レバーb4、後述する選別搬送部E及び後述する収容部Gを操作する作業操作レバーb5、各種の操作スイッチb6が配設される。
<収穫部>
次に、収穫部Cの構成について説明する。
収穫部Cは、図1に示されるように、機体左側に位置しており、走行車体Aの前側に位置する搬送始端側T1には、図2に示されるように、圃場に生えている人参の茎葉を引起す多数のラグc1を備える縦回り引起し装置c2と横回り引起し装置c3、圃場に埋まっている人参の根部の周辺を上下方向に揺動して人参を掘起す一対の掘起し刃c4(掘起部)、そして掘起し刃c4で掘起した人参Wの茎葉部W1を挟持して圃場から引き抜いて斜め後方に搬送する一対の第一挟持搬送ベルトc5を備えている。
さらに、図1に示されるように、機体の後方側に位置する搬送終端側T2には、第一挟持搬送ベルトc5から人参Wを引き継ぎ後方に搬送する一対の第二挟持搬送ベルトc6が設けられ、図2及び図3に示されるように、この第二挟持搬送ベルトc6の下方に人参の茎葉部W1の左右切断位置を揃える左右位置揃装置c7と、茎葉部W1を切断する一対のカッターc8が設けられ、第二挟持搬送ベルトc6の終端部には、カッターc8で切断された茎葉部を受けて圃場に落下させる排葉シュータc9が設けられている。搬送終端側T2において、カッターc8で切断した茎葉部W1が切断された人参Wは、カッターc8の下方に配設された引継搬送部Dに落下供給される。このような構成によって、収穫部Cは、圃場から人参Wを引き抜いて、機体後方へと搬送し、人参Wの茎葉部W1を切断し、引継搬送部Dに落下供給する。
また、収穫部Cには、第一挟持搬送ベルトc5の前端から後端の範囲に亘って上方及び左右側方を覆う収穫部カバーc10が設けられている。
ここで、収穫部Cは、図3に示されるように、後述する制御装置Mによって伸縮が制御可能に構成された収穫部昇降シリンダc41を備えており、この収穫部昇降シリンダc41の伸縮動作と連動して収穫部Cを昇降できるよう構成されている。これにより、掘起し刃c4の高さを上下に調節して、人参Wの掘起し深さLを調節できるよう構成されている。さらに、後述する制御装置Mは、操作スイッチb6が操作されると、この操作情報を取得して、収穫部昇降シリンダc41の伸長または短縮を制御するよう構成されており、その結果、作業者が操作スイッチb6の操作により収穫部Cを昇降できるように構成されている。これにより、作業者は、収穫作業において、操作スイッチb6を操作することで、所望の掘起し深さLを設定できる。
<引継搬送部>
次に、引継搬送部Dの構成について説明する。
図5は、図1の根菜類収穫機1の引継搬送部D及び選別搬送部Eの平面図である
引継搬送部Dは、図5に示されるように、収穫部Cから落下供給される人参Wを受け、これを機体右方側に向けて搬送する第一コンベアd1と、第一コンベアd1の搬送経路上に、カッターc8で切断されずに残った人参Wの茎葉部W1を切除する残葉処理ローラd2とを備えている。
第1コンベアd1は、駆動ローラd11と従動ローラd12に、ゴムやウレタン等で形成された無端ベルトd13を巻回し、その上面側(搬送面側)が、機体右方に向けて移動するよう構成されている。また、第1コンベアd1は、第二挟持搬送ベルトc6によって搬送されて、カッターc8で茎葉部W1が切断された人参Wの落下供給を受けるため、収穫部Cの第二挟持搬送ベルトc6及びカッターc8の下方に配設されている。
残葉処理ローラd2は、図示されていないが、第1コンベアd1の上面側(搬送面側)との間に、人参Wの根部が通過できない程度の隙間を設けて配設されており、第1コンベアd1の上面側(搬送面側)と対向する下面側が、機体右方に向けて移動するよう構成されている。これにより、カッターc8によって切断されなかった人参Wの茎葉部W1の残葉を、第一コンベアd1の上面と残葉処理ローラd2の下面との間に引き込んで引きちぎり、除去することができる。
さらに、残葉処理ローラd2は、機体の前後方向に対して前端が機体右方側、後端が機体左方側を向くように傾斜して配設されており、これにより、第1コンベアd1の摩擦力によって搬送されて残葉処理ローラd2に当接した人参Wを機体の前方へと案内し、第1コンベアd1の前方に並列するようにして配設された選別搬送部Eの搬送コンベアe1に移送するよう構成されている。このように構成された引継搬送部Dは、収穫部Cから人参Wを引き継いで、人参Wの残葉を処理しながら選別搬送部Eに移送する。
<選別搬送部>
次に、選別搬送部Eの構成について説明する。
搬送選別部Eは、図1に示されるように、操縦部Bの後方に位置し、機体の左右方向にわたって一続きの搬送コンベアe1と、選別作業者を搭乗可能とするため、機体フレームa1の上部に設けられたステップフロアe2と、ステップフロアe2上に設けられた選別作業座席e3を備えている。
搬送コンベアe1は、図5に示されるように、搬送始端側S1が機体の左方側となっており、搬送終端側S2が機体の右方側となっており、搬送始端側S1で引継搬送部Dから人参Wを引き継いで、機体右方へと搬送し、搬送終端側S2で搬送コンベアe1の右端である搬送終端部e125から後述する収容部Gに人参Wを放出する。この搬送コンベアe1は、機能の異なる清掃コンベアe11と、回動コンベアe12とが左右方向に一体として連結されて構成されており、清掃コンベアe11は、搬送始端側S1に配設され、回動コンベアe12は搬送終端側S2に配設されている。なお、引継搬送部Dの右端近傍に位置する搬送コンベアe1の中途部S3が、清掃コンベアe11の搬送終端となっており、かつ、回動コンベアe12の搬送始端となっている。
図1に示されるように、回動コンベアe12の後方に選別作業座席e3が配設されており、選別作業者は、ステップフロアe2から乗車して選別作業座席e3に着座し、搬送コンベアe1上を搬送される人参Wのうち、例えば、損傷や形が悪い等の理由によって不良品と判断される人参Wを、手作業で選別する選別作業が行えるように構成されている。
清掃コンベアe11は、左右方向に所定間隔で配設された複数の搬送ローラe111…によって引継搬送部Dから引き継いだ人参Wを機体右方へと搬送しながら、搬送ローラe111同士の隙間から、人参の茎葉や付着していた土、折れた人参の破片等の夾雑物を落下させて除去する。さらに、搬送ローラe111…同士の隙間から落下した夾雑物は、搬送ローラe111…に下方を覆うように配設された廃棄シュータe112によって回収されて、左方の走行クローラa2Lの上方近傍から圃場に廃棄される。なお、清掃コンベアe11の左端部は、収穫部Cの第一挟持搬送ベルトc5の下方に位置しており、これにより、カッターc8の手前で第一挟持搬送ベルトc5から落下してしまった人参Wを受けて搬送経路上に復帰させることができる。さらに、清掃コンベアe11の左端部の前方には、清掃コンベアe11よりも前方で第一挟持搬送ベルトc5から落下してしまった人参Wや夾雑物を受けて清掃コンベアe11に移動させる回収シュータe113が設けられている。
回動コンベアe12は、清掃コンベアe11から人参Wを引き継いで、左右方向に所定間隔で配設された複数の搬送ローラe121…によって、機体右方へと人参Wを搬送し、搬送終端側S2の搬送終端部e125から収容部Gに放出する。この複数の搬送ローラ搬送ローラe121…は、数本ずつの間隔で人参の搬送方向上手側への逆流を防止する複数の搬送ラグe122…が設けられており、これにより、回動コンベアe12は、人参Wを搬送方向上手側への逆流を防止しながら搬送可能となっている。
また、回動コンベアe12は、図4に示されるように、左方側に設けられたコンベア回動軸e124を支点として右方側が回動可能に設けられており、さらに、右方側がステップフロアe2上に設けられた電動式の昇降シリンダe123と連結されて支持されている。これにより、回動コンベアe12は、昇降シリンダe123の伸縮によって右方側を回動して、回動コンベアe12の右端の搬送終端部e125を昇降し、人参Wを収容部Gに放出して収容袋Pに収容する際の高さ位置を変更できるよう構成されている。また、選別作業座席e3の下方近傍には、昇降シリンダe123の伸長を操作する操作ペダルe4が設けられており、これにより、選別作業者は、操作ペダルe4を足で踏んで操作することによって、昇降シリンダe123を伸長させ、搬送終端部e125を上昇できるよう構成されている。このような構成により、作業の進行によって収容袋Pに収容された人参Wが増加するにつれて、選別作業者が操作ペダルe4を足で踏んで操作し、搬送終端部e125を下方から徐々に上昇させることで、人参Wが搬送終端部e125から収容袋P内に落下する際の落下距離を最小限に抑え、落下衝撃による人参Wの傷つきを良好に防止することができる。
回動コンベアe12の搬送終端部e125には、支持アームe126,e126が連結されており、この支持アームe126,e126に吊下げハンガーe127,e127が取り付けられている。この吊下げハンガーe127,e127は、収容袋Bの上側開口部を広く開放した状態で支持し、これにより、回動コンベアe12の搬送終端部e125から放出される人参Wを適確に収容袋P内に収容できる。
<収容部の全体構成>
次に、収容部Gの構成について説明する。
図1に示されるように、収容部Gは、収容袋Pを載置する載置台g1と、この載置台g1を、機体に取り付けるとともに後述する展開状態と収納状態とに切替可能とする取付機構g5と、後述する前傾姿勢と後傾姿勢とに切替可能とする姿勢切替機構g3と、を備えている。
<載置台>
図6は、図1の根菜類収穫機1の載置台g1の斜視図である。図6に示されるように、この載置台g1は、載置台回動軸g2に挿通されて回動自在に軸支されており、この載置台回動軸g2は、後述する取付機構g5に取り付けられている。
載置台g1は、収容袋Pを載置する載置面g11を備え、この載置面g11は、平面視で略前後方向を長手方向とする矩形状に形成されている。この載置面g11の左右両側縁部には、載置面g11よりも所定の高さ上方へと張り出した左右の側壁部g12(g12L,g12R)が設けられている。この左右の側壁部g12(g12L,g12R)によって、収容袋Pが載置面g11の左右から脱落する事態を防止し、かつ、載置面g11を傾けて収容袋Pを滑動させる際に、収容袋Pを案内できる。また、左右の側壁部g12は、左右にそれぞれ、上方へとさらに延設された略台形状の延設部g13(g13L,g13R)を備えている。この延設部g13(g13L,g13R)によって、収容袋Pが、載置面g11の左右から脱落することがさらに良好に防止され、また、載置面g11を傾けて収容袋Pを滑動させる際に、収容袋Pをさらに良好に案内できる。加えて、収容袋Pが、エンジンカバーb1、後述する取付機構g2及び姿勢切替機構g3と接触することが防止される。
ここに、載置台回動軸g2は、載置台g1の略前後方向における中央位置を通過するようにして載置台g1を軸支しており、これにより、載置台回動軸g2よりも前方の載置台g1の前部と、載置台回動軸g2よりも後方の載置台g1の後部の前後左右幅が略同一となるように構成されている。このように構成することで、載置台g1を取り付けた際の機体の重量バランスが良好となり、また、後述する姿勢切替機構g3により、載置台g1を前傾姿勢と後傾姿勢とに姿勢変更する際、安定して載置台g1を回動できる。
<載置台の取付機構>
次に、機体フレームa1に対する載置台g1の取付機構g5について、詳細を説明する。図1において、載置台g1は、載置面g11が略水平となる水平姿勢の状態であり、説明のため、載置台g1の短手方向DR1、長手方向DR2、機体の前後方向DR3をそれぞれ図示している。ここに、載置台g1は、図1に示されるように、平面視で、機体の前後方向DR3に対して、載置台g1の長手方向DR2が所定角度φだけ傾斜を有するように配設されており、これにより、載置台g1の左端は、後方から前方に向かうほど機体から離間するように設けられている。このように載置台g1を配設することで、機体前方で右方に張り出したエンジンカバーb1と載置台g1の左端との間に接触を防止するための適切な距離を確保し、さらに、作業時に収容袋Pがエンジンカバーb1と接触することを防止できる。その結果、収容袋P内に収容した人参が接触によって傷つくことを好適に防止できる。なお、載置台g1の短手方向DR1は、載置台回動軸g2の軸線方向と平行となっている。
また、載置台g1の長手方向DR2が、所定角度φだけ傾斜を有するように配設されたことで、後述する水平検知スイッチg54及び格納検知スイッチg55を配設するスペースを、載置台回動軸g2の前方において、機体と載置台g1との間に設けることができる。その結果、水平検知スイッチg54及び格納検知スイッチg55が作業者の足等の外部と接触することが防止され、故障が防止される。また、載置台g1において機体側に位置するように設けられた左の側壁部g12L及び延設部g13Lによって、これらがカバーの役割を果たし、水平検知スイッチg54及び格納検知スイッチg55が、外部と接触することや、泥が付着することがさらに良好に防止される。また、機体側の主要電線に近い位置に水平検知スイッチg54及び格納検知スイッチg55を配設できるため、メンテナンス性も向上する。
図7は、取付機構g5周辺の部分拡大平面図であり、図8は、図7のI−I断面を矢印方向に見た断面図である。
図7に示されるように、取付機構g5は、機体の一部を構成する走行フレームa11に取り付けられた固定プレートg51と、この固定プレートg51と連結された収納回動軸g52と、この収納回動軸g52に回動可能に取り付けられた回動プレートg53と、この回動プレート3に取り付けられた水平検知スイッチg54及び格納検知スイッチg55と、を備えて構成されている。
固定プレートg51は、機体側の端部が走行フレームa11に係止され、ボルトg56により固定され、載置台g1側の端部に収納回動軸g52が設けられている。なお、走行フレームa11は、前後方向を長手方向とする断面矩形のフレーム材であって、機体フレームa1の右端側の適宜の位置に設けられている。
収納回動軸g52は、略前後方向に延びる軸部材であり、固定プレートg51を水平に挿通するようにして連結されている。
回動プレートg53は、垂直方向に延びる前板部g531及び後板部g532と、前板部g531及び後板部g532を連結するように水平方向に延びる水平板部g533と、前板部g531の前方に設けられた水平検知スイッチg54及び格納検知スイッチg55の格納部g534と、を備えている。図8に示されるように、前板部g531及び後板部g532の上端が収納回動軸g52に挿通され、これにより、回動プレートg53は、収納回動軸g52に回動可能に支持されている。また、後板部g532の背面には、載置台回動軸g2及び後述する取付ステーg32が固定されている。
格納部g534は、前板部g531と一体形成されており、水平検知スイッチg54及び格納検知スイッチg55が設置される設置面g5341と、水平検知スイッチg54及び収納検知スイッチg55を保護する周壁面g5342とを備え、周壁面g5342に囲まれるようにして設置面g5341上に水平検知スイッチg54及び収納検知スイッチg55が格納されている。
図9(A)は、載置台g1が展開状態の場合の取付機構g5周辺の部分拡大正面図であり、図9(B)は、載置台g1が収納状態の場合の部分拡大正面図である。図9(A)、図9(B)に示されるように、収容部Gは、取付機構g5の収納回動軸g52を中心に載置台g51を略左右方向に回動することで、すなわち、略前後方向に沿う軸線を中心として回動することで展開状態と収納状態とを切替可能となっている。ここに、収納回動軸g52は、載置台回動軸g2よりも上方に配設されたため、載置台g1の収納姿勢への切り替えを良好に行うことができる。
載置台g1の展開状態は、載置面g11が正面視で略水平となった状態であり、展開状態においては、収容袋Pを安定して載置することができる。このとき、前板部g531及び後板部g532の機体側の端部が、走行フレームa11と当接して、取付機構g5及び載置台g1が固定支持されている(図7参照)。一方、載置台g1の収納状態は、展開状態から載置台g1の右端が上方へと向かうようにして機体側へと回動され、載置面g11は、正面視で略鉛直となった状態である。これにより、載置台g1の非使用時は、載置台g1は収納状態として機体の車幅をコンパクトにすることができる。
また、載置台g1の展開状態においては、周壁面g5342から突き出た格納検知スイッチg55の先端部分が走行フレームa11に当接するよう構成されており、収納状態においては離間するように構成されている。これにより、収納検知スイッチg55は、載置台g1の展開状態及び収納状態を検知可能となっている。また、水平検知スイッチg54は、載置台g1が後述する水平姿勢にあるとき、載置台g1の左端と接触するよう構成されており、これにより、載置台g1の水平姿勢の状態にあることを検知可能となっている。
<載置台の姿勢切替機構>
続いて、載置台g1の姿勢を切替える姿勢切替機構g3について説明する。
図10(A)は、図6の載置台g1の前傾姿勢を示す右側面図であり、図10(B)は、図6の載置台g1の後傾姿勢を示す右側面図である。この姿勢切替機構g3は、載置台g1を、載置面g11が水平となる水平姿勢の状態から、載置台回動軸g2を軸として略前後方向に回動し、すなわち、略左右方向に沿う軸線を中心として回動し、その結果、載置面g11が前傾斜となる前傾姿勢または後傾斜となる後傾姿勢に切替可能とするものである。
姿勢切替機構g3は、載置台g1の右側方に配された電動式油圧シリンダg31の伸縮によって載置台g1を略前後方向に回動するように構成されており、その詳細な構成は、図6に示されるように、載置台g1の下方に所定間隔を設けて配設された取付ステーg32の一端側(左端)が取付機構g5に固定され、他端側(右端)に略鉛直方向に起立した板状の取付プレートg34が固定されている。この取付プレートg34は、載置台g1の右端と干渉しないよう所定の隙間を有して載置台g1の右方に配されており、上部に載置台回動軸g2が挿通されて固定されている。
この取付プレートg34の上部右側方に、起立した板状の電動式油圧シリンダ取付部材g35が固定されている。この電動式油圧シリンダ取付部材g35は、下部に載置台回動軸g2が挿通されて、取付プレートg34とともに機体フレームa1に固定されている。
取付プレートg34の上端には、蝶番機構g36を介して電動式油圧シリンダg31の後端が連結されており、これにより電動式油圧シリンダg31は、取付プレートg34の上端を中心として回動可能となっている。また、電動式油圧シリンダg31の前端部g37は、載置台g1の右方の側壁部g12Rと回動可能に連結(ピン結合)されている。
このように構成された姿勢切替機構g3は、図10(a)に示されるように、載 置台回動軸g2による回動支点O1と、蝶番機構g36による回動支点O2と、及び電動式油圧シリンダg31の前端部g37による回動支点O3とを有する3節連鎖のリンク機構を構成する。このような構成によって、載置台g1は、電動式油圧シリンダg31の伸縮によって、載置台回動軸g2(O1)を軸として回動可能に設けられており、電動式油圧シリンダg31が伸縮しない固定状態においては、機体フレームa1に固定されて姿勢を維持することが可能となっている。
すなわち、図10(A)に示されるように、載置台g1は、電動式油圧シリンダg31が伸長すると、載置台g1の前端部が下方へと回動し、前傾姿勢(位置D)となる。ここに、載置台g1の載置面g11の水平姿勢(位置S)から前傾姿勢(位置D)に至る回動角度θは、前傾姿勢時に載置台g1の前端部が地面(圃場)GLに接地する角度に設定される。
また、図10(B)に示されるように、電動式油圧シリンダg31が短縮すると、載置台g1の後端部が下方へと回動し、後傾姿勢(位置U)となる。ここに、載置台回動軸g2よりも前方の載置台g1の前部と、載置台回動軸g2よりも後方の載置台g1の後部の前後幅は、略同一となるように構成されているから、載置台g1の載置面g11の水平姿勢(位置S)から前傾姿勢(位置D)に至る回動角度θ´は、後傾姿勢時に載置台g1の後端部が地面(圃場)GLに接地する角度に設定され、回動角度θと回動角度θ´の大きさは略同一となる。
このような構成によって、載置台g1は、姿勢切替機構g3により、載置面g11が水平となる水平姿勢(位置S)、前傾となる前傾姿勢(位置D)、後傾となる後傾姿勢(位置U)を相互に切替可能となっている。すなわち、載置台g1が水平姿勢のとき、載置台g1は、収容袋Pを安定して載置しながら、収容袋P内に人参Wを収容でき、収容袋Pが人参Wで満杯となった際は、載置台g1を水平姿勢から前傾姿勢または後傾姿勢とすることにより、収容袋Pを、載置台g1上を滑らせて地面GLまで移動させることができ、その結果、収容袋Pを地面に降ろす作業を容易に行うことができる。さらに、載置台g1を前傾姿勢として収容袋Pを接地させた場合は機体を後進させ、また、載置台g1を後傾姿勢として収容袋Pを接地させた場合は機体を前進させることで収容袋Pを載置台g1から完全に離して地面に起立させることができる。
また、図6、図10(A)及び図10(B)に示されるように、載置台g1の左端後部には、可撓性を有する板状部材で形成された略台形形状の挟み込み防止部材g4が垂設されている。この挟み込み防止部材g4によって、載置台g1が回動する際、選別作業者が、機体フレームa1と載置台g1との間に足を挟むことを防止され、安全性が向上する。
また、挟み込み防止部材g4は、図6に示されるように、蝶番部材g41によって、回動可能に載置台g1に取り付けられており、これにより、挟み込み防止部材g4の非使用時には、折り畳んでコンパクト化することが可能となっている。
また、挟み込み防止部材g4は、後方に向かうほど上下幅が狭く設けられた傾斜部g42を有しており、これにより、図10(B)に示される載置台g1の後傾姿勢時において、挟み込み防止部材g4が圃場と接触することが防止されている。また、仮に、挟み込み防止部材g4が圃場と接触したとしても、挟み込み防止部材g4は可撓性を有するため、外力に応じて屈曲し、載置台g1の回動を妨げず良好に回動できるよう構成されている。加えて、圃場との接触による挟み込み防止部材g4自体の破損を防止できるよう構成されている。
図11は、根菜類収穫機1の制御装置Mの制御に関する制御ブロック図である。
制御装置Mは、CPU、主記憶装置、補助記憶装置等を含んで構成された情報処理装置である。図10に示されるように、根菜類収穫機1の制御装置Mは、入力側に操作スイッチb6、作業操作レバーb5及び操作ペダルe4が接続され、これらの操作に関する情報を取得可能となっており、また、適宜の箇所に設けられて載置台g1の回動角度を検出可能な傾斜センサM1に接続され、傾斜センサM1の検出情報を取得することにより、載置台g1の回動角度を判断可能となっている。
また、制御装置Mは、出力側に接続された収穫部昇降シリンダc41の制御により収穫部Cを昇降し、これにより、掘起部c4の高さを上下に調節可能となっている。また、昇降シリンダe123の制御により回動コンベアe12の回動を制御し、電動式油圧シリンダg31の制御により載置台g1の回動を制御することが可能となっている。さらに、出力側には、スピーカ等によって音声や警報の出力を行い、作業者に各種情報を報知可能な報知装置M2が接続されている。また、制御装置Mは、掘起部c4の高さを自動で調節・設定するための演算処理ユニットUと、情報を送受可能に構成されている。
次に、制御装置Mの具体的な制御について説明する。
制御部Mは、操作スイッチb6の操作情報を取得し、取得した操作情報に基づいて、出力側に接続された掘起部上下シリンダc41を制御し、掘起部c4の高さを上下に調節する。また、操作スイッチb6の所定の操作により、掘起部c4の高さを手動で調節することなく自動で調節・設定可能な掘起部高さ自動調節モードに切替え可能となっている。掘起部高さ自動調節モードについては、後述する。
ここに、作業操作レバーb5は、前入力、後入力、左入力、右入力の四方向の入力が可能となっており、制御装置Mは、昇降シリンダe123を制御し、作業操作レバーb5が右入力されると、回動コンベアe12を下方へと回動し、左入力されると、上方へと回動する。また、制御装置Mは、作業操作レバーb5が前入力されると、入力中は、傾斜センサM1の検出情報を取得しながら電動式油圧シリンダg31を伸長するよう制御し、載置台g1の前部を下方へと回動する。さらに、載置台g1が前傾姿勢となったと判断すると載置台g1の回動を停止する。また、作業操作レバーb5が後入力されると、入力中は、傾斜センサM1の検出情報を取得しながら電動式油圧シリンダg31を短縮するよう制御し、載置台g1の後部を下方へと回動する。さらに、載置台g1が後傾姿勢となったと判断すると載置台g1の回動を停止する。
このような構成によって、作業者は、作業操作レバーb5を操作して載置台g1を前傾姿勢または後傾姿勢を選択し、載置台g1の前方または後方のいずれかに、人参が収容された収容袋Pを自在に降ろすことができる。これによって、例えば、根菜類収穫機1の後進が困難な圃場端などの場所で収容袋Pを載置台g1から降ろしたい場合、載置台g1を後傾姿勢として、載置台g1の後方に収容袋Pを降ろした後、機体を前進させることで、載置台g1から収容袋Pを完全に離して起立させることができる。逆に、前進が困難な圃場端で収容袋Pを載置台g1から降ろしたい場合は、載置台g1を前傾姿勢とすればよい。このようにして、作業者は、根菜類収穫機1の前方または後方の移動が制限される場所においても、載置台g1の前傾姿勢または後傾姿勢の選択によって、円滑に収容袋Pを載置台g1から機外に降ろすことができ、その結果、収容袋Pを載置台g1から降ろすための余計な移動が省かれて、作業負担が軽減され、作業能率が向上し、その結果、根菜類収穫機1の利便性が向上する。
また、制御装置Mは、作業操作レバーb5の操作に応じて、電動式油圧シリンダg31を伸縮制御し、作業操作レバーb5の前入力により、載置台g1の前部を下方へと回動し、後入力により載置台g1の後部を下方へと回動するように構成されているが、操作の途中で、水平検知スイッチg54が載置台g1の水平姿勢を検知することによって、載置台g1が回動中に水平姿勢になったと判断すると、載置台g1の回動を一時停止し、作業操作レバーb5の再度の入力がなされるまで、載置台g1を回動しないよう構成されている。このように、載置台g1を水平姿勢で一時停止する構成により、載置台g1を水平姿勢に設定することが容易となり作業能率が向上するとともに、誤操作の防止や安全性の向上を図ることができる。
また、制御装置Mは、収納検知スイッチg55が、載置台g1の収納状態を検知しているとき、作業操作レバーb5が操作されても、電動式油圧シリンダg31を伸縮する制御を行わず、これにより、載置台g1の回動を停止するよう構成されている。その結果、載置台g1の収納姿勢時において、誤操作により載置台g1が回動して不具合が生じることが防止される。
また、制御装置Mは、操作ペダルe4が押圧操作されると、その操作情報を取得して、
昇降シリンダe123を制御し、回動コンベアe12を上方へと回動するよう構成されている。これにより、選別作業者は、選別作業を両手で行いながら、収容袋P内への人参の収容状況を確認し、人参Wが収容袋Pの上側開口部附近まで収容されたら、操作ペダルe4を足で操作して、回動コンベアe12の搬送終端部e125を上昇操作できるため、作業能率が向上する。また、この操作ペダルe4は上昇操作のみを行うので、操作が単純で選別作業中でも容易に且つ迅速に操作でき、操作性、作業性が良好となる。
<掘起部高さ自動調節モード>
制御装置Mは、作業者によって操作スイッチb6が所定の操作を受け付けると、演算処理ユニットUにより、掘起部c4の掘起し深さLを自動で調節する自動調節モードを実行する。
演算処理ユニットUは、CPU 、RAM 、ROM
、インターフェイス回路等から構成された電子回路ユニットである。この演算処理ユニットUは、実装されたプログラム等により実現される機能として、画像処理部u1と、茎葉部抽出部u2と、根部抽出部u3と、夾雑物抽出部u4と、掘起し深さ決定部u5と、を備えている。
図12に示されるように、収穫部Cの第一挟持搬送ベルトc5によって搬送中の人参Wを撮影するカメラK(撮像装置)が、収穫部Cの適宜の箇所に設けられており、画像処理部u1は、所定の時間間隔毎に、カメラK(撮像装置)による撮影で得た画像データ(画像の大きさをX×Y画素とする。)を取得し、画像処理により所定のノイズ成分を取り除く処理を行い、茎葉部抽出部u2、根部抽出部u3及び夾雑物抽出部u4に、ノイズ成分を取り除いた画像データを渡す。ノイズ成分を取り除いた画像ノイズ成分を取り除いた画像
図13は、撮像装置Kにより取得された画像データの演算処理ユニットUによる処理を説明する説明図である。
図13に示されるように、茎葉部抽出部u2は、画像処理部u1から画像データを取得し、各画素に付与されたRGB値や色相・彩度・明度の値を用いて所定の領域抽出処理により、X×Y画素における人参Wの茎葉部W1の領域Dw1を抽出し、さらに、X×Y画素における人参Wの茎葉部W1の面積を算出する。また、茎葉部W1の領域Dw1から茎葉部W1の上端Tw1と下端Bw1を算出し、茎葉部W1の上下幅を算出する。なお、人参Wの茎葉部W1の面積及び上下幅は、画像データに含まれる人参Wの総和で計算されても、画像データに含まれる人参Wの個数で除した平均値で計算されてもよい。
根部抽出部u3は、画像処理部u1から画像データを取得し、各画素に付与されたRGB値や色相・彩度・明度の値を用いて所定の領域抽出処理により、X×Y画素における人参Wの根部W2の領域Dw2を抽出し、さらに、X×Y画素における人参Wの根部W2の面積を算出する。また、茎葉部W1の領域Dw2から根部W2の上端Tw2と下端Bw2を算出し、根部W2の上下幅を算出する。なお、人参Wの根部W2の面積及び上下幅は、画像データに含まれる人参Wの総和で計算されても、画像データに含まれる人参Wの個数で除した平均値で計算されてもよい。
夾雑物抽出部u4は、画像処理部u1から画像データを取得し、各画素に付与されたRGB値や色相・彩度・明度の値を用いて所定の領域抽出処理により、X×Y画素における夾雑物(例えば、土など)の領域Dkを抽出し、さらに、X×Y画素における人参Wの夾雑物の面積を算出する。
掘起部深さ決定部u5は、茎葉部抽出部u2、根部抽出部u3及び夾雑物抽出部u4の算出結果を取得し、これに基づき、制御装置Mを介して収穫部Cを昇降することによって掘起部c4を上下に位置調節し、掘起し深さLを調節する。なお、かかる処理は、1つの算出結果を基に行われてもよく、また、複数の算出結果から平均値を算出することにより行われてもよい。さらに、畦の往復工程ごとに、複数の算出結果から平均値を算出し、掘起し深さLを調節するようにしてもよい。また、複数の算出結果を比較して、算出結果の値の変化率から掘起し深さLを調節するようにしてもよい。
具体的には、掘起部深さ決定部u5は、茎葉部抽出部u2によって算出されたX×Y画素における人参Wの茎葉部W1の面積が、所定の閾値以上のとき、収穫部Cを下降させ、掘起部c4を現在位置から下方へと位置調節する。これは、人参Wの茎葉部W1の面積が、所定の閾値以上のとき、収穫部Cの第一挟持搬送ベルトc5で搬送中の人参Wが、切断に適した位置よりも茎葉部W1の上方側を挟持されている状態と判断されるためであり、掘起部c4を現在位置から下方へと位置調節することによって、人参Wの茎葉部W1の下方側を挟持させて、カッターc8に確実に茎葉部W1を根元から切断させ、残葉を減らし作業負担を軽減するためである。反対に、掘起部深さ決定部u5は、X×Y画素における人参Wの茎葉部W1の面積が、所定の閾値より小さいとき、第一挟持搬送ベルトc5が、切断に適した位置よりも茎葉部W1の下方側を挟持している状態と判断し、適切な茎葉部W1の挟持位置を実現するため、掘起部c4を現在位置から上方へと位置調節する。
また、掘起部深さ決定部u5は、茎葉部抽出部u2によって抽出された人参Wの茎葉部W1の領域が、所定の閾値以上の上下幅を有するとき、収穫部Cを下降させ、掘起部c4を現在位置から下方へと位置調節する。これは、上記同様に、収穫部Cの第一挟持搬送ベルトc5で搬送中の人参Wが、切断に適した位置よりも茎葉部W1の上方側を挟持されている状態と判断されるためである。反対に、掘起部深さ決定部u5は、X×Y画素における人参Wの茎葉部W1の面積が、所定の閾値より小さいとき、掘起部c4を上方へと位置調節する。
また、掘起部深さ決定部u5は、茎葉部抽出部u2によって抽出された人参Wの茎葉部W1の領域と、根部抽出部u3によって抽出された人参Wの根部W2の領域とを比較し、茎葉部W1の領域と根部W2の領域との隙間が所定の閾値以上であるとき、収穫部Cを下降させ、掘起部c4を現在位置よりも下方へと位置調節する。これは、上記同様に、収穫部Cの第一挟持搬送ベルトc5で搬送中の人参Wが茎葉部W1の上方側を挟持している状態と判断されるためである。他方で、茎葉部W1の領域と根部W2の領域との隙間が所定値より小さいとき、掘起部c4を現在位置よりも上方へと位置調節する。
また、掘起部深さ決定部u5は、夾雑物抽出部u4によって算出されたX×Y画素における夾雑物Kzの面積が、所定の閾値以上のとき、収穫部Cを上昇させ、掘起部c4を現在位置よりも上方へと位置調節する。これは、茎葉部W1や根部W2以外の色味を有する夾雑物(例えば、土など)が画像中に認識される場合、掘起し深さLが深すぎるため、土等を持ち上げて搬送している状態と判断されるためである。
このように、制御装置M及び演算処理ユニットUが、撮像装置Kにより取得された画像データに基づいて収穫部Cを昇降させ、掘起部c4の掘起し深さLを自動で調節する自動調節モードによれば、作業者が、人参Wの搬送状態を視認しながら操作スイッチb6の操作により手動で掘起し深さLを調節する手間が省かれ、これにより、作業負担が軽減され、作業性が向上する。
本発明は、以上の実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
図11において、制御装置M及び演算処理ユニットUを別々に設ける構成を示したが、これらを一体として設け、演算処理ユニットUの機能を制御装置Mが発揮するように構成してもよい。
A 走行部
a1 機体フレーム
a2 走行クローラ
a3 左右駆動スプロケット
a4 左右従動輪
a5 転輪
a6 左右ベルト
a7 エンジン
a8 ミッションケース
a9 左右ドライブシャフト
B 操縦部
b1 エンジンカバー
b2 操縦座席
b3 変速操作レバー
b4 機体操作レバー
b5 作業操作レバー
b6 操作スイッチ
C 収穫部
c1 ラグ
c2 縦回り引起し装置
c3 横回り引起し装置
c4 掘起し刃
c5 第一挟持搬送ベルト
c6 第二挟持搬送ベルト
c7 左右位置揃装置
c8 カッター
c9 排葉シュータ
c41 収穫部昇降シリンダ
D 引継搬送部
d1 第一コンベア
d11 駆動ローラ
d12 従動ローラ
d13 無端ベルト
d2 残葉処理ローラ
E 選別搬送部
e1 搬送コンベア
e11 清掃コンベア
e12 回動コンベア
e111 搬送ローラ
e112 廃棄シュータ
e113 回収シュータ
e121 搬送ローラ
e122 搬送ラグ
e123 昇降シリンダ
e124 コンベア回動軸
e125 搬送終端部
e126 支持アーム
e127 吊下げハンガー
e2 ステップフロア
e3 選別作業座席
e4 操作ペダル
G 収容部
g1 載置台
g11 載置面
g12 側壁部
g2 載置台回動軸
g3 姿勢切替機構
g4 挟み込み防止部材
g31 電動式油圧シリンダ
g32 取付ステー
g33 ステー取付部
g34 取付プレート
g35 電動式油圧シリンダ取付部材
g36 蝶番機構
g4 挟み込み防止部材
g5 構取付機構
g51 固定プレート
g52 収納回動軸
g53 回動プレート
g54 水平検知スイッチ
g55 格納検知スイッチ
M 制御装置
M1 傾斜センサ
M2 報知装置
T1 搬送始端側
T2 搬送終端側
S1 搬送始端側
S2 搬送終端側

Claims (5)

  1. 機体を走行させる走行部(A)と、
    作業者が搭乗する操縦部(B)と、
    機体の左右一端側で圃場から根菜類を収穫して機体後方かつ上方へ搬送するとともに茎葉部を切断して根菜類の根部を収穫する収穫部(C)と、
    前記収穫部(C)により収穫された根菜類を引き継いで機体の左右一端側から左右他端側へ搬送し、搬送中の根菜類を補助作業者が選別可能とする選別搬送部(E)と、
    選別搬送部(E)から放出される人参を収容する収容部(G)とを備える根菜類収穫機において、
    前記収容部(G)は、根菜を収容する収容袋(P)を載置可能な載置台(g1)と、
    前記載置台(g1)を略前後方向に回動可能とする姿勢切替機構(g3)と、
    前記載置台(g1)を略左右方向に回動可能に機体に取り付ける取付機構(g5)と、
    前記姿勢切替機構(g3)の回動を制御する制御装置(M)とを備え、
    前記制御装置(M)は、前記載置台(g1)の載置面(g11)が略鉛直となる収納姿勢を収納姿勢検知部材(g55)によって検知し、前記載置台(g1)が収納姿勢の場合、前記姿勢切替機構(g3)による回動を停止することを特徴とする根菜類収穫機。
  2. 前記載置台(g1)は、機体側から略左右方向に延びる載置台回動軸(g2)に回動自在に軸支され、
    前記制御装置(M)は、前記載置台(g1)の載置面(g11)が水平となる水平姿勢を検知する水平姿勢検知部材(g54)によって検知し、前記姿勢切替機構(g3)による前記載置台(g1)の回動中に、前記載置台(g1)が水平姿勢となると、前記載置台(g1)の回動を一時停止するよう構成され、
    前記載置台回動軸(g2)よりも前方における機体と前記載置台(g1)との間に前記水平姿勢検知部材(g54)及び前記収納姿勢検知部材(g55)が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の根菜類収穫機。
  3. 前記載置台(g1)は、機体の側方に配され、かつ、前記載置台(g1)の機体側の端部が、後方から前方に向かうほど機体から離間するように設けられ、
    前記取付機構(g5)は、載置台(g1)を前後方向に回動する際の回動軸である収納回動軸(g52)を有し、
    前記収納回動軸(g52)は、前記載置台回動軸(g2)よりも上方に配設されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の根菜類収穫機。
  4. 前記載置台(g1)は、機体側後部に可撓性を有する挟み込み防止部材(g4)が垂設され、前記挟み込み防止部材(g4)は、後方に向かうほど上下幅が狭く設けられた傾斜部(g42)を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の根菜類収穫機。
  5. 前記収穫部(C)は昇降可能に構成されるとともに、搬送中の根菜(W)を撮影する撮像装置(K)を備え、
    前記制御装置(M)は、前記収穫部(C)の昇降を制御可能に構成され、
    前記撮像装置(K)よって撮影された画像データにおける根菜(W)の茎葉部(W1)の領域の面積が所定の閾値より小さい、または、茎部(W2)の領域の面積が所定の閾値より大きい場合、前記収穫部(C)を下降するよう制御し、
    前記画像データにおける根菜(W)の茎葉部(W1)の領域の面積が所定の閾値より大きい、または、茎部(W2)の領域の面積が所定の閾値より小さい、または、夾雑物の領域の面積が所定の閾値より大きい場合、前記収穫部(C)を上昇するよう制御することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の根菜類収穫機。
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