JP2021028974A - チップ部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】素子の小型化とキャパシタ部の大容量化とを両立することができるチップ部品を提供する。【解決手段】チップ部品は、基板2と、基板2の一部を利用して第1面3側に形成され、一端部9Aおよび他端部を有し、かつ複数の柱単位13で形成された複数の壁部9と、基板2の一部を利用して壁部9の周囲に形成され、少なくとも壁部9の一端部9Aおよび他端部の一方に連結された支持部10(第1支持部11)と、壁部9の表面に倣って形成されたキャパシタ部とを含み、各柱単位13は、平面視において、中央部14と、中央部14から互いに異なる3方向に延びる3つの凸部15とを含み、壁部9は、隣り合う柱単位13の凸部15同士の連結によって形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、キャパシタ部を有するチップ部品に関する。
特許文献1は、基板と、基板上に形成された第1導電体膜および第1パッド膜と、第1導電体膜上および第1パッド膜上に形成された誘電体膜と、誘電体膜上に形成され、第2接続領域および第2コンデンサ形成領域を含む第2導電体膜とを備える、チップコンデンサを開示している。第1導電体膜は、第1接続領域および第1コンデンサ形成領域を含む。第1導電体膜の第1接続領域には、第1外部電極が接合されており、第2導電体膜の第2接続領域には、第2外部電極が接合されている。
特開2017−195322号公報
特許文献1のチップコンデンサは、所定容量のキャパシタ領域を有している。このキャパシタ領域を形成する構造は、基板上に形成された第1導電体膜、誘電体膜および第2導電体膜の積層膜である。そのため、キャパシタ領域の容量が基板の平面サイズに制約される。したがって、素子の小型化の維持とキャパシタの大容量化とを両立することが難しい。
本発明の目的は、素子の小型化とキャパシタ部の大容量化とを両立することができるチップ部品を提供することである。
本発明の一の局面に係るチップ部品は、第1面およびその反対側の第2面を有する基板と、前記基板の一部を利用して前記第1面側に形成され、一端部および他端部を有し、かつ複数の柱単位で形成された複数の壁部と、前記基板の一部を利用して前記壁部の周囲に形成され、少なくとも前記壁部の前記一端部および前記他端部の一方に連結された支持部と、前記壁部の表面に倣って形成されたキャパシタ部とを含み、各前記柱単位は、平面視において、中央部と、前記中央部から互いに異なる3方向に延びる3つの凸部とを含み、前記壁部は、隣り合う前記柱単位の前記凸部同士の連結によって形成されている。
本発明の一の局面に係るチップ部品によれば、基板に形成された壁部は、複数の柱単位で形成されている。各柱単位は、平面視において、中央部と、中央部から互いに異なる3方向に延びる3つの凸部とを含んでいる。これにより、壁部が、たとえば四角柱等の柱単位の連結によって構成される場合に比べて、壁部の表面積を広くすることができる。そして、キャパシタ部が壁部の表面に倣って形成されているので、キャパシタ部の容量が基板の平面サイズに制約されず、壁部の高さを高くすることで大容量化を達成することができる。つまり、基板の平面サイズが小さくてもキャパシタ部の容量を大きく確保できるので、素子の小型化とキャパシタ部の大容量化とを両立することができる。
また、複数の柱単位を連結して形成された壁部であれば、互いに独立した柱単位に比べて安定性に優れる。さらに、壁部の一端部および他端部の少なくとも一方が、壁部の周囲の支持部に連結されている。これにより、少なくとも壁部を側方から片持ち支持することができるので、壁部に対して加わる横方向の力に対する補強をすることができる。その結果、壁部の高さを高くしても壁部の安定性を維持することができるので、素子の信頼性を向上させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るチップ部品の模式的な斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るチップ部品の模式的な平面図である。 図3は、前記チップ部品の内部構造を示す平面図である。 図4は、図3のチップ部品の要部拡大図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係るチップ部品の模式的な断面図である。 図6Aは、本発明の第1実施形態に係るチップ部品の製造工程の一部を示す図である。 図6Bは、図6Aの次の工程を示す図である。 図6Cは、図6Bの次の工程を示す図である。 図6Dは、図6Cの次の工程を示す図である。 図6Eは、図6Dの次の工程を示す図である。 図6Fは、図6Eの次の工程を示す図である。 図6Gは、図6Fの次の工程を示す図である。 図6Hは、図6Gの次の工程を示す図である。 図6Iは、図6Hの次の工程を示す図である。 図6Jは、図6Iの次の工程を示す図である。 図6Kは、図6Jの次の工程を示す図である。 図6Lは、図6Kの次の工程を示す図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係るチップ部品の要部拡大図である。 図8は、図7の二点鎖線VIIIで囲まれた部分の拡大図である。 図9Aは、本発明の第2実施形態に係るチップ部品の製造工程の一部を示す図である。 図9Bは、図9Aの次の工程を示す図である。 図9Cは、図9Bの次の工程を示す図である。 図9Dは、図9Cの次の工程を示す図である。 図9Eは、図9Dの次の工程を示す図である。 図9Fは、図9Eの次の工程を示す図である。 図10は、本発明の第3実施形態に係るチップ部品の模式的な断面図である。
<本発明の実施形態>
まず、本発明の実施形態を列記して説明する。
本発明の一実施形態に係るチップ部品は、第1面およびその反対側の第2面を有する基板と、前記基板の一部を利用して前記第1面側に形成され、一端部および他端部を有し、かつ複数の柱単位で形成された複数の壁部と、前記基板の一部を利用して前記壁部の周囲に形成され、少なくとも前記壁部の前記一端部および前記他端部の一方に連結された支持部と、前記壁部の表面に倣って形成されたキャパシタ部とを含み、各前記柱単位は、平面視において、中央部と、前記中央部から互いに異なる3方向に延びる3つの凸部とを含み、前記壁部は、隣り合う前記柱単位の前記凸部同士の連結によって形成されている。
この構成によれば、基板に形成された壁部は、複数の柱単位で形成されている。各柱単位は、平面視において、中央部と、中央部から互いに異なる3方向に延びる3つの凸部とを含んでいる。これにより、壁部が、たとえば四角柱等の柱単位の連結によって構成される場合に比べて、壁部の表面積を広くすることができる。そして、キャパシタ部が壁部の表面に倣って形成されているので、キャパシタ部の容量が基板の平面サイズに制約されず、壁部の高さを高くすることで大容量化を達成することができる。つまり、基板の平面サイズが小さくてもキャパシタ部の容量を大きく確保できるので、素子の小型化とキャパシタ部の大容量化とを両立することができる。
また、複数の柱単位を連結して形成された壁部であれば、互いに独立した柱単位に比べて安定性に優れる。さらに、壁部の一端部および他端部の少なくとも一方が、壁部の周囲の支持部に連結されている。これにより、少なくとも壁部を側方から片持ち支持することができるので、壁部に対して加わる横方向の力に対する補強をすることができる。その結果、壁部の高さを高くしても壁部の安定性を維持することができるので、素子の信頼性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、各前記柱単位において、各前記凸部は、隣り合う前記凸部との間に120°の角度を形成し、かつ前記隣り合う前記凸部と前記中央部で交差していてもよい。
この構成によれば、壁部に対して如何なる方向から力が加わっても、3つの凸部の少なくとも1つの凸部が、壁部の倒壊を防止する控え壁の役割を担うことができる。その結果、壁部の安定性を一層向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、複数の前記壁部のうちの第1壁部は、第1方向に延び、かつ前記支持部に連結された第1主部と、前記第1方向に交差する第2方向に延び、前記第1方向に沿って櫛歯状に配列された第1枝部とを含み、各前記第1枝部は、前記第1壁部の各前記柱単位の前記凸部のうちの第1凸部によって形成されていてもよい。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、前記第1壁部の各前記柱単位の前記凸部は、前記第1凸部以外の第2凸部および第3凸部を含み、前記第1主部は、隣り合う前記柱単位の前記第2凸部と前記第3凸部との連結によって形成されていてもよい。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、複数の前記壁部は、前記第1壁部に隣り合う第2壁部を含み、前記第2壁部は、前記第1方向に延び、かつ前記支持部に連結された第2主部と、前記第1主部に向かって延び、前記櫛歯状の第1枝部に噛み合う櫛歯状の第2枝部とを含み、各前記第2枝部は、前記第2壁部の各前記柱単位の前記凸部のうちの第4凸部によって形成されていてもよい。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、前記第2壁部の各前記柱単位の前記凸部は、前記第4凸部以外の第5凸部および第6凸部を含み、前記第2主部は、隣り合う前記柱単位の前記第5凸部と前記第6凸部との連結によって形成されていてもよい。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、前記壁部の高さHに対する前記柱単位の前記凸部の幅Wの比(W/H)は、2/50〜2/100であってもよい。
この構成によれば、壁部の高さが比較的高いので、キャパシタ部の容量を一層大きくすることができる。しかも、壁部の高さをこのように高くしても、壁部が支持部で支持されているため、壁部の安定性も維持することができる。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、前記支持部は、前記複数の壁部を取り囲む環状に形成されており、前記壁部は、前記支持部に連結された一端部および他端部を含んでいてもよい。
この構成によれば、壁部の一端部および他端部の両方が支持部に連結されており、壁部が側方から両持ち支持されている。その結果、壁部の安定性を一層向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るチップ部品は、前記壁部の表面に形成された絶縁膜を含み、前記キャパシタ部は、前記絶縁膜上に形成された下部電極と、前記下部電極上に形成された容量膜と、前記容量膜上に形成された上部電極とを含んでいてもよい。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、前記上部電極は、隣り合う前記壁部の間の空間に埋め込まれた埋め込み電極を含んでいてもよい。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、前記下部電極および前記上部電極は、ポリシリコン電極を含み、前記容量膜は、酸化膜を含んでいてもよい。
本発明の一実施形態に係るチップ部品は、前記基板上に形成され、前記下部電極に電気的に接続された第1電極膜と、前記基板上に形成され、前記上部電極に電気的に接続された第2電極膜と、前記第1電極膜および前記第2電極膜を覆う表面絶縁膜と、前記表面絶縁膜上に形成され、前記表面絶縁膜を貫通して前記第1電極膜に電気的に接続された第1外部電極と、前記表面絶縁膜上に形成され、前記表面絶縁膜を貫通して前記第2電極膜に電気的に接続された第2外部電極とを含んでいてもよい。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、前記第1電極膜は、前記第1外部電極の直下の領域で前記下部電極に接続されていてもよい。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、前記第2電極膜は、前記第2外部電極の直下の領域で前記上部電極に接続されていてもよい。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、前記第1電極膜および前記第2電極膜は、アルミニウム電極膜を含んでいてもよい。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、前記第1外部電極および前記第2外部電極は、めっき成長によって形成されためっき層を含んでいてもよい。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、前記壁部は、前記第1外部電極と前記第2外部電極との間の領域、かつ前記第1外部電極および前記第2外部電極の直下の領域に形成されていてもよい。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、前記下部電極は、前記容量膜との接触面に凹凸構造を有していてもよい。
この構成によれば、下部電極に凹凸構造が形成されているので、下部電極の表面積を増加させることができる。その結果、上部電極に対して、下部電極を広い面積で対向させることができ、キャパシタ部の容量を一層大きくすることができる。
本発明の一実施形態に係るチップ部品では、前記基板は、半導体基板を含んでいてもよい。
<本発明の実施形態の詳細な説明>
次に、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るチップ部品1の模式的な斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態に係るチップ部品1の模式的な平面図である。図3は、チップ部品1の内部構造を示す平面図である。図4は、図3のチップ部品1の要部拡大図である。図5は、本発明の第1実施形態に係るチップ部品1の模式的な断面図である。
なお、図5は、チップ部品1の特定の切断面における断面構造を示しているのではなく、チップ部品1の構造を理解し易くするため、チップ部品1の要部の断面構造を示している。
チップ部品1は、キャパシタ構造が単独で搭載されたチップコンデンサであり、チップ本体を構成する略直方体形状の基板2を含む。基板2は、シリコン基板等の半導体基板であってもよく、その他、セラミックス基板、ガラス基板等の絶縁性基板であってもよい。また、半導体基板である場合、基板2は、p型基板であってもよいし、n型基板であってもよい。
基板2の長手方向に沿う長辺の長さLは、たとえば0.4mm〜2mmである。短手方向に沿う短辺の長さDは、たとえば0.2mm〜2mmである。基板2の厚さTは、たとえば0.1mm〜0.5mmである。
基板2は、第1面3と、その反対側に位置する第2面4と、第1面3および第2面4を接続する第3面5とを有している。基板2の第1面3および第2面4は、それらの法線方向から見た平面視(以下、単に「平面視」という。)において長方形状に形成されている。
基板2の第1面3、第2面4および第3面5は、それぞれ、基板2の表面、裏面および側面と称されてもよい。また、第3面5は、この実施形態では、基板2が平面視長方形状に形成されている関係上、基板2の長手方向に対向する1対の面と、基板2の短手方向に対向する1対の面との合計4つの面に区画されている。一方で、第3面5は、たとえば、基板2が平面視円形、平面視楕円形、または平面視長方形であっても各角部が面取りされている場合(図2に示すように、ラウンド形状のコーナー部6を有する場合)には、図1とは異なり、明確に複数の面に区画されていなくてもよい。
基板2の第1面3上には第1外部電極7と、第2外部電極8とが形成されている。第1外部電極7は、基板2の長手方向の一方側端部に配置されている。第2外部電極8は、基板2の長手方向の他方側端部に配置されている。第1外部電極7および第2外部電極8は、いずれも、基板2の短手方向に沿う一対の長辺を有する平面視長方形状に形成されている。
図3および図5に示すように、このチップ部品1では、基板2の第1面3側の部分が選択的に除去されることによって、基板2の残りの部分が複数の壁部9および支持部10を形成している。
複数の壁部9は、それぞれ、基板2の短手方向D(第1方向)に延びている。この実施形態では、基板2の長手方向D(第2方向)に沿う一対の周縁部(第3面5に近い部分)の一方から他方まで延びている。また、複数の壁部9は、基板2の長手方向Dにおいて、互いに間隔を空けて配列されている。これにより、図3に示すように、複数の壁部9は、平面視でストライプ状に形成されている。
また、この実施形態では、ストライプ状の壁部9は、図3に示すように、第1外部電極7と第2外部電極8との間の領域、かつ第1外部電極7および第2外部電極8の直下の領域に形成されている。したがって、基板2の厚さ方向において、ストライプ状の壁部9のいくつかは第1外部電極7および第2外部電極8に対向しておらず、残りは第1外部電極7および第2外部電極8に対向している。なお、ストライプ状の壁部9は、第1外部電極7と第2外部電極8との間の領域のみに形成されていてもよい。この場合、第1外部電極7および第2外部電極8の直下の領域の基板2の第1面3は、平坦面であってもよい。
一方、支持部10は、この実施形態では、複数の壁部9の周囲に形成された基板2の残りの部分である。この実施形態では、基板2の第3面5に沿って環状(枠状)に形成された部分全体を支持部10と称しているが、支持部10は環状である必要はない。たとえば、基板2の長手方向Dに沿う一対の第3面5,5を含む部分であり、各壁部9の長手方向(延出方向)一端部9Aおよび/または他端部9Bに連結された部分のみを支持部10と称してもよい。
図3を参照して、支持部10は、相対的に狭い幅を有する第1支持部11と、第1支持部11に比べて相対的に広い幅を有する第2支持部12とを一体的に含む。この実施形態では、第1支持部11が基板2の長手方向Dに沿う一対の部分であり、第2支持部12が基板2の短手方向Dに沿う一対の部分であるが、これらは互いに逆に配置されていてもよい。
次に、図4および図5を参照して、壁部9の構造を具体的に説明する。
図4を参照して、壁部9は、複数の柱単位13で形成されている。ここで、「壁部9が複数の柱単位13で形成されている」とは、たとえば、平面視において、互いに同一形状の柱状物(この実施形態では、柱単位13)が連なってライン状の壁部9を形成していることを意味していてもよい。言い換えれば、壁部9自体は柱状に形成されていないが、図4に破線で示すように、壁部9を仮想線によって互いに同一形状の柱単位13に分割することができる。したがって、互いに隣り合う柱単位13の凸部15同士の境界部において、基板2の素材部分(この実施形態では、半導体部分)が連続している。これにより、隣り合う凸部15同士が、基板2の素材部分を介して一体的に繋がっている。
各柱単位13は、平面視において、中央部14と、中央部14から互いに異なる3方向に延びる3つの凸部15とを含む。壁部9は、隣り合う柱単位13の凸部15同士の連結によって形成されている。より具体的には、各柱単位13において、各凸部15は、隣り合う凸部15との間に120°の角度θ,θ,θを形成し、かつ中央部14において隣り合う凸部15と交差している。
なお、角度θ,θ,θは、この実施形態では、互いに120°で等しいが、これらは互いに異なっていてもよい。たとえば、後述する第2凸部21と第3凸部22との間の角度θが160°であり、第1凸部20と第2凸部21との間の角度θおよび第1凸部20と第3凸部22との間の角度θが共に100°であってもよい。
また、この実施形態では、複数の壁部9のうち、互いに隣り合う一対の壁部9を第1壁部16および第2壁部17と称してもよい。
第1壁部16は、基板2の短手方向Dに延び、かつ支持部10(第1支持部11)に連結された第1主部18と、基板2の長手方向Dに延び、基板2の短手方向Dに沿って櫛歯状に配列された第1枝部19とを含む。各第1枝部19は、第1壁部16の各柱単位13の凸部15のうちの第1凸部20によって形成されている。
一方、第1壁部16の各柱単位13の凸部15は、第1凸部20以外の第2凸部21および第3凸部22を含んでいる。第1主部18は、隣り合う柱単位13の第2凸部21と第3凸部22との連結によって形成されている。つまり、この実施形態では、基板2の短手方向Dに沿って第2凸部21および第3凸部22が交互に配置され、全体として、平面視において波形(ジグザグ形)の第1主部18が形成されている。
第1主部18の一端部9Aおよび他端部9B(図4では図示せず)を形成する凸部15は、支持部10(第1支持部11)に連結されている。より具体的には、支持部10と第1主部18との境界部において、基板2の素材部分(この実施形態では、半導体部分)が連続している。これにより、支持部10と第1主部18が、基板2の素材部分を介して一体的に繋がっている。
第2壁部17は、基板2の短手方向Dに延び、かつ支持部10(第1支持部11)に連結された第2主部23と、第1主部18に向かって延び、櫛歯状の第1枝部19に噛み合う櫛歯状の第2枝部24とを含む。各第2枝部24は、第2壁部17の各柱単位13の凸部15のうちの第4凸部によって形成されている。
一方、第2壁部17の各柱単位13の凸部15は、第4凸部25以外の第5凸部26および第6凸部27を含んでいる。第2主部23は、隣り合う柱単位13の第5凸部26と第6凸部27との連結によって形成されている。つまり、この実施形態では、基板2の短手方向Dに沿って第5凸部26および第6凸部27が交互に配置され、全体として、平面視において波形(ジグザグ形)の第2主部23が形成されている。
第2主部23の一端部9Aおよび他端部9B(図4では図示せず)を形成する凸部15は、支持部10(第1支持部11)に連結されている。より具体的には、支持部10と第2主部23との境界部において、基板2の素材部分(この実施形態では、半導体部分)が連続している。これにより、支持部10と第2主部23が、基板2の素材部分を介して一体的に繋がっている。
そして、この実施形態では、櫛歯状に噛み合う第1壁部16および第2壁部17からなる一対の壁部9が、基板2の長手方向Dに沿って順に形成されている。つまり、基板2の長手方向Dに沿って、第1壁部16および第2壁部17が交互に配列されている。第1壁部16と第2壁部17との間には、隙間28が形成されている。隙間28は、基板2の素材が除去された部分であって、壁部9および支持部10に囲まれた部分である。隙間28の幅Wは、たとえば、2μm〜8μmであってもよい。なお、図3および図4では、明瞭化のため、隙間28にハッチングを付している。
隙間28は、この実施形態では、第1隙間29および第2隙間30を含んでいてもよい。第1隙間29は、櫛歯状に噛み合う第1壁部16と第2壁部17との間に形成され、かつ葛折状に形成されていてもよい。第2隙間30は、櫛歯と反対側の面を介して対向する第1壁部16と第2壁部17との間に形成され、かつ波形(ジグザグ形)に形成されていてもよい。
また、この実施形態では、図5に示すように、壁部9の高さH(隙間28の深さ)に対する柱単位13の凸部15の幅Wの比(W/H)は、2/50〜2/100であってもよい。凸部15の幅Wは、図4に示すように、各凸部15の中央部14からの延出方向に対して直交する方向における幅と定義してもよい。
具体的には、柱単位13の凸部15の幅Wは、たとえば、2μm〜8μmであってもよい。一方、壁部9の高さHは、50μm〜400μmであってもよい。
図3を参照して、支持部10のうち、壁部9に沿って形成された第2支持部12には、壁部9に向かって突出する複数の凸部31が形成されていてもよい。複数の凸部31は、壁部9に向かって延び、櫛歯状の第1枝部19もしくは第2枝部24(図3では図示せず)に噛み合う櫛歯状に配列されていてもよい。
図1および図5に示すように、基板2の第1面3には、当該基板2の第1面3全域を覆うように絶縁膜32が形成されている。絶縁膜32は、基板2の平坦面である第1面3に加え、壁部9の表面(上面34および側面35)全体にも形成されている。絶縁膜32は、基板2の第3面5に一致する端面を有している。絶縁膜32は、たとえば、SiO膜やSiN膜であってもよい。絶縁膜32の厚さは、たとえば、20000Å〜40000Å(2μm〜4μm)であってもよい。
この絶縁膜32上に、キャパシタ部33が形成されている。キャパシタ部33は、壁部9の上面34および側面35に倣って形成されている。他の言い方では、キャパシタ部33は、少なくとも、壁部9の幅方向および高さ方向それぞれにおける凹凸形状に一致する下部電極36を有している。この実施形態では、下部電極36は、絶縁膜32上に形成されており、壁部9の上面34および側面35に接する一方面と、壁部9の上面34および側面35から等距離にある他方面とを有する電極膜として形成されている。言い換えれば、下部電極36は、壁部9の上面34および側面35に沿って一定の厚さを有している。
そして、下部電極36上に容量膜37が形成され、容量膜37上に上部電極38が形成されている。
下部電極36は、壁部9の上面34および側面35に対向し、上部電極38に対する対向電極を含む第1部分39と、第1部分39から基板2の第1面3上に引き出され、第1外部電極7に対するコンタクト部分を含む第2部分40とを一体的に含む。下部電極36の第1部分39および第2部分40は、それぞれの役割に応じて、下部電極36のキャパシタ領域およびコンタクト領域と称してもよい。下部電極36の第2部分40のコンタクト領域は、上部電極38よりも外側に引き出され、基板2の厚さ方向において上部電極38と対向していない。
また、下部電極36は、たとえば、ポリシリコン等の半導体材料であってもよいし、CuやAlを含む金属材料であってもよい。金属材料の場合、たとえば、Cu、Al、AlSiまたはAlCuからなっていてもよい。また、下部電極36の厚さは、たとえば、4000Å〜6000Å(400nm〜600nm)であってもよい。
容量膜37は、下部電極36の形状に倣って形成されており、壁部9の幅方向および高さ方向それぞれにおける凹凸形状に一致している。容量膜37は、少なくとも下部電極36の第1部分39を覆っていればよい。
また、容量膜37は、たとえば、SiO膜やSiN膜であってもよいし、これらの積層膜であってもよい。たとえば、SiO/SiN積層膜、SiO/SiN/SiO積層膜であってもよい。さらに、容量膜37は、高誘電材料(High−k材料)からなる絶縁膜であってもよい。高誘電材料としては、たとえば、五酸化タンタル(Ta)、酸化ハフニウム(HfO)の他、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)、チタン酸バリウムストロンチウム(BaSr1−x)TiO等のペロブスカイト化合物が挙げられる。また、容量膜37の厚さは、たとえば、100Å〜1000Å(10nm〜100nm)であってもよい。
上部電極38は、隙間28に埋め込まれ、かつ基板2の第1面3に沿って形成されている。上部電極38は、隙間28に埋め込まれた第1部分41と、第1部分41の上端に連結され、基板2の第1面3に沿って平坦に形成された第2部分42とを一体的に含む。上部電極38の第1部分41および第2部分42は、それぞれの形態に応じて、上部電極38の埋め込み部分および平坦部分と称してもよい。
第1部分41の全体および第2部分42のうち下部電極36に対向する部分は、上部電極38のキャパシタ領域43である。また、第2部分42のうち壁部9の形成領域から基板2の第1面3上に引き出された領域は、第2外部電極8に対するコンタクト領域44である。図5に示すように、上部電極38のコンタクト領域44は、下部電極36の第2部分40の一部(コンタクト領域を除く部分)と、容量膜37を介して対向していてもよい。これにより、この積層構造部もキャパシタとして使用することができるので、キャパシタ部33の容量を一層大きくすることができる。
また、上部電極38は、たとえば、ポリシリコン等の半導体材料であってもよいし、CuやAlを含む金属材料であってもよい。金属材料の場合、たとえば、Cu、Al、AlSiまたはAlCuからなっていてもよい。また、上部電極38(第2部分42)の厚さは、たとえば、5000Å〜10000Å(500nm〜1000nm)であってもよい。
基板2上には、さらに、第1絶縁膜45および第2絶縁膜46が形成されている。第1絶縁膜45は、絶縁膜32および上部電極38を覆い、かつこれらの上に積層されている。第2絶縁膜46は、第1絶縁膜45上に積層されている。第1絶縁膜45および第2絶縁膜46は、基板2の第3面5に一致する端面を有している。したがって、絶縁膜32、第1絶縁膜45および第2絶縁膜46は、図5に示す断面視において、基板2の第3面5の延長線上において露出する積層界面を有していてもよい。
第1絶縁膜45および第2絶縁膜46には、下部電極36の第2部分40(コンタクト領域)を露出させる第1コンタクト孔47と、上部電極38のコンタクト領域44を露出させる第2コンタクト孔48とが形成されている。第1コンタクト孔47および第2コンタクト孔48は、それぞれ、第1外部電極7および第2外部電極8の直下の領域に形成されている。また、第1コンタクト孔47および第2コンタクト孔48は、それぞれ、基板2の短手方向Dに沿って延びるライン状に形成されている。
なお、第1コンタクト孔47および第2コンタクト孔48の形成位置や形状は、下部電極36および上部電極38を露出させることができれば、特に制限されない。たとえば、第1コンタクト孔47および第2コンタクト孔48は、それぞれ、第1外部電極7と第2外部電極8との間の領域に形成されていてもよい。また、第1コンタクト孔47および第2コンタクト孔48は、それぞれ、円形、四角形等の形状で形成されていてもよい。
主に図2および図5を参照して、第2絶縁膜46上には、第1電極膜49および第2電極膜50が互いに間隔を空けて形成されている。
第1電極膜49は、第1外部電極7の直下に配置され、第1外部電極7に対向する第1パッド部51と、第1パッド部51から基板2の第1面3に沿って第2外部電極8側に引き出され、第1外部電極7と第2外部電極8との間に形成された第1引き出し部52とを一体的に含む。第1パッド部51は、第1コンタクト孔47に入り込み、下部電極36に接続されている。
第2電極膜50は、第2外部電極8の直下に配置され、第2外部電極8に対向する第2パッド部53と、第2パッド部53から基板2の第1面3に沿って第1外部電極7側に引き出され、第1外部電極7と第2外部電極8との間に形成された第2引き出し部54とを一体的に含む。第2パッド部53は、第2コンタクト孔48に入り込み、上部電極38に接続されている。
図2に示すように、第1電極膜49および第2電極膜50は、これらの間の隙間55(たとえば、2μm程度)の領域を除いて、全体として、基板2の第1面3のほぼ全体に形成されている。これにより、基板2の第1面3のほぼ全域が電極膜49,50で覆われるので、第1面3に加わる外力を均等に分散させることができ、衝撃を緩和することができる。
また、第1電極膜49および第2電極膜50は、その電極材料として、Alを含む材料が適用されてもよい。そのような材料としては、たとえば、AlCu、AlSiCu等が挙げられるが、AlCuが好ましい。
また、図2では、第2電極膜50が、第1電極膜49よりも大きく形成されており、平面視において、ストライプ状の壁部9の大部分を覆っている(図3参照)。しかしながら、第1電極膜49および第2電極膜50の大小関係は特に制限されず、たとえば隙間55の位置や形状を適宜設定することによって変更してもよい。たとえば、第1電極膜49が、第2電極膜50よりも大きくてもよい。
基板2上には、さらに、表面絶縁膜56が形成されている。表面絶縁膜56は、第1電極膜49および第2電極膜50を覆っている。表面絶縁膜56は、たとえば、SiO膜やSiN膜であってもよい。表面絶縁膜56の厚さは、たとえば、10000Å〜15000Å(1μm〜1.5μm)であってもよい。
また、表面絶縁膜56は、基板2の第1面3上の領域を覆う第1部分57と、基板2の第3面5を覆う第2部分58とを一体的に含む。これにより、基板2は、第2面4が露出する面である一方、その他の面全体が表面絶縁膜56によって覆われている。
表面絶縁膜56の第1部分57上には、表面保護膜59が形成されている。表面保護膜59は、たとえば、ポリイミド膜等の樹脂膜であってもよい。表面保護膜59の厚さは、たとえば、20000Å〜100000Å(2μm〜10μm)であってもよい。
また、表面保護膜59は、第1外部電極7と第2外部電極8との間において、基板2の長手方向Dの中央部が上方(基板2の第1面3から離れる方向)に膨らむように形成されている。
表面絶縁膜56および表面保護膜59には、第1パッド部51を露出させる第1パッド開口60が形成されている。また、表面絶縁膜56および表面保護膜59には、第2パッド部53を露出させる第2パッド開口61が形成されている。
第1パッド開口60内には、第1外部電極7が形成されている。第1外部電極7は、第1パッド開口60内において第1パッド部51に電気的に接続されている。これにより、第1外部電極7は、第1電極膜49を介して下部電極36に電気的に接続されている。
第2パッド開口61内には、第2外部電極8が形成されている。第2外部電極8は、第2パッド開口61内において第2パッド部53に電気的に接続されている。これにより、第2外部電極8は、第2電極膜50を介して上部電極38に電気的に接続されている。
第1外部電極7および第2外部電極8は、それぞれ、表面保護膜59の表面から突出した第1突出部62および第2突出部63を有している。
第1突出部62は、第1パッド開口60から基板2の第1面3に沿って第2外部電極8側に引き出され、第1外部電極7と第2外部電極8との間に形成された引き出し部を有している。同様に、第2突出部63は、第2パッド開口61から基板2の第1面3に沿って第1外部電極7側に引き出され、第1外部電極7と第2外部電極8との間に形成された引き出し部を有している。
また、第1外部電極7および第2外部電極8は、たとえば、基板2側から順に積層されたNi膜と、Pd膜と、Au膜とを含むNi/Pd/Au積層膜であってもよい。また、これらの積層膜は、めっき成長によって形成されためっき層であってもよい。
そして、このチップ部品1によれば、基板2に形成された壁部9は、複数の柱単位13で形成されている。各柱単位13は、平面視において、中央部14と、中央部14から互いに異なる3方向に延びる3つの凸部15とを含んでいる。これにより、壁部9が、たとえば四角柱等の柱単位の連結によって構成される場合に比べて、壁部9の表面積を広くすることができる。
そして、下部電極36、容量膜37および上部電極38が壁部9の上面34および側面35に倣って形成されているので、キャパシタ部33の容量が基板2の平面サイズに制約されず、壁部9の高さHを高くすることで大容量化を達成することができる。つまり、基板2の平面サイズが小さくてもキャパシタ部33の容量を大きく確保できるので、素子の小型化とキャパシタ部33の大容量化とを両立することができる。
また、複数の柱単位13を連結して形成された壁部9であれば、互いに独立した柱単位13に比べて安定性に優れる。さらに、壁部9の一端部9Aおよび他端部9Bが、壁部9の周囲の支持部10に連結されている。これにより、壁部9を側方から両持ち支持することができるので、壁部9に対して加わる横方向の力に対する補強をすることができる。その結果、壁部9の高さHを高くしても壁部9の安定性を維持することができるので、素子の信頼性を向上させることができる。
より具体的には、壁部9の高さH(隙間28の深さ)に対する柱単位13の凸部15の幅Wの比(W/H)は、2/50〜2/100であってもよい。壁部9の高さHをこのように高くしても、壁部9が支持部10で支持されているため、壁部9の安定性も維持することができる。
また、各柱単位13において、各凸部15は、隣り合う凸部15との間に120°の角度θ,θ,θを形成し、かつ隣り合う凸部15と中央部14で交差している。そのため、壁部9に対して如何なる方向から力が加わっても、3つの凸部15の少なくとも1つの凸部15が、壁部9の倒壊を防止する控え壁の役割を担うことができる。その結果、壁部9の安定性を一層向上させることができる。
図6A〜図6Lは、本発明の第1実施形態に係るチップ部品1の製造工程の一部を示す図である。
チップ部品1を製造するには、まず、図6Aに示すように、基板2の元となるウエハ73が準備される。そして、ウエハ73の第1面3が、たとえば熱酸化されることによって、SiOからなるマスク74(ハードマスク)が形成される。次に、マスク74上に、レジスト75が塗布される。
次に、図6Bに示すように、レジスト75およびマスク74に開口76が形成された後、マスク74を介してウエハ73が第1面3側から選択的にエッチングされる。これにより、ウエハ73の除去された部分に隙間28が形成され、かつ隙間28を除く部分に壁部9および支持部10が形成される。エッチング方法としては、ドライエッチングを採用することが好ましい。ドライエッチングによって、壁部9の高さHに対する柱単位13の凸部15の幅Wの比(W/H)を高く(高アスペクト比)にすることができる。
次に、図6Cに示すように、ウエハ73の第1面3、壁部9の上面34および側面35が、たとえば熱酸化されることによって、SiOからなる絶縁膜32が形成される。次に、たとえばCVD法によって、下部電極36、容量膜37および上部電極38が順に形成される。下部電極36、容量膜37および上部電極38の成膜プロセスでは、それぞれに応じた原料ガスがCVD装置のチャンバ内に供給される。
次に、図6Dに示すように、上部電極38、容量膜37および下部電極36が順にパターニングされることによって、上部電極38、容量膜37および下部電極36が選択的に除去される。除去された領域には、絶縁膜32が露出する。
次に、図6Eに示すように、たとえばCVD法によって、第1絶縁膜45が形成される。
次に、図6Fに示すように、たとえばCVD法によって、第2絶縁膜46が形成される。次に、第2絶縁膜46および第1絶縁膜45がパターニングされることによって、第2絶縁膜46および第1絶縁膜45が選択的に除去される。これにより、第1コンタクト孔47および第2コンタクト孔48が形成される。次に、たとえばスパッタ法によって、第1電極膜49および第2電極膜50の材料が成膜された後、パターニングされることによって、第1電極膜49および第2電極膜50が形成される。
次に、図6Gに示すように、マスク(図示せず)を介したプラズマエッチングによって、ウエハ73が選択的に除去される。これにより、隣り合う素子領域(個々のチップ部品1が形成される領域)の間の境界領域においてウエハ73の材料が除去される。その結果、ウエハ73の第1面3からウエハ73の厚さ途中まで到達する所定深さの溝77が形成される。溝77は、互いに対向する1対の側面(チップ部品1の第3面5)と、当該1対の第3面5の下端(ウエハ73の第2面4側の端)の間を結ぶ底面78とによって区画されている。たとえば、ウエハ73の第1面3を基準とした溝77の深さは約100μmであり、溝77の幅(対向する第3面5の間隔)は約20μmであって、深さ方向全域にわたって一定であってもよい。
次に、図6Hに示すように、たとえばCVD法によって、表面絶縁膜56の材料がウエハ73の第1面3の全域にわたって形成される。このとき、溝77の内面(第3面5および底面78)の全域にも表面絶縁膜56が形成される。
次に、図6Iに示すように、表面保護膜59の材料(たとえば、ポリイミドからなる感光性樹脂の液体)が、ウエハ73に対して、表面絶縁膜56の上からスプレー塗布されて、感光性樹脂の表面保護膜59が形成される。この際、当該液体が溝77内に入り込まないように、平面視で溝77だけを覆うパターンを有するマスク(図示せず)越しに、当該液体がウエハ73に対して塗布される。その結果、当該液状の感光性樹脂は、ウエハ73上だけに形成され、ウエハ73上において、表面保護膜59となる。
なお、当該液体が溝77内に入り込んでいないので、溝77内には、表面保護膜59が形成されていない。また、感光性樹脂の液体をスプレー塗布する以外に、当該液体をスピン塗布したり、感光性樹脂からなるシートをウエハ73の第1面3に貼り付けたりすることによって、表面保護膜59を形成してもよい。
次に、表面保護膜59に熱処理(キュア処理)が施される。これにより、表面保護膜59の厚みが熱収縮するとともに、表面保護膜59が硬化して膜質が安定する。
次に、図6Jに示すように、たとえば、フォトリソグラフィプロセスを用い、たとえばRIE(Reactive Ion Etching:反応性イオンエッチング)等のドライエッチングによって表面保護膜59が選択的に除去されてパターニングされる。これにより、第1パッド開口60および第2パッド開口61が同時に形成される。
次に、図6Kに示すように、たとえば無電解めっきによって、Ni、PdおよびAuを積層するによって、第1外部電極7および第2外部電極8が同時に形成される。
次に、図6Lに示すように、ウエハ73が第2面4から研削される。具体的には、溝77を形成した後に、たとえばPET(ポリエチレンテレフタレート)からなる薄板状であって粘着面を有する支持テープ(図示せず)が、第1外部電極7および第2外部電極8側(つまり、第1面3)に貼着される。そして、ウエハ73が支持テープに支持された状態で、ウエハ73を第2面4側から研削する。研削によって、溝77の底面78に達するまでウエハ73が薄化されると、隣り合うチップ部品1を連結するものがなくなるので、溝77を境界としてウエハ73が分割され、チップ部品1の完成品となる。つまり、溝77(換言すれば、境界領域)においてウエハ73が切断(分断)され、これによって、個々のチップ部品1が切り出される。なお、ウエハ73を第2面4側から溝77の底面78までエッチングすることによってチップ部品1を切り出しても構わない。
なお、完成したチップ部品1における基板2の第2面4を研磨やエッチングすることによって鏡面化して第2面4を綺麗にしてもよい。
[第2実施形態]
図7は、本発明の第2実施形態に係るチップ部品101の要部拡大図である。なお、第2実施形態において、前述の第1実施形態と共通する部分には、それぞれ、図1〜図5の場合と同一の参照符号を付し説明を省略する。
チップ部品101は、図7に示すように、前述の下部電極36および容量膜37それぞれに代えて、下部電極102および容量膜103を備えている。下部電極102が絶縁膜32上に形成され、この下部電極102上に容量膜103が形成されている。容量膜103上には、前述の上部電極38が形成されている。
下部電極102は、容量膜103との接触面に凹凸構造104を有している。凹凸構造104は、図7に示すように、容量膜103との接触面の全体にわたって形成されている。凹凸構造104は、壁部9の上面34および側面35に沿って、凹部105および凸部106が交互に繰り返されることによって形成されていてもよい。
また、下部電極102は、絶縁膜32に接する第1層107と、第1層107上に形成され、容量膜103に接する第2層108とを備えていてもよい。凹凸構造104は、図7に示すように、第2層108の厚さ方向途中まで形成されていてもよい。つまり、第1層107が一方面および他方面ともに平坦な膜状であり、第2層108は、一方面(第1層107に接する面)が平坦であり、他方面(容量膜103に接する面)に凹凸構造104を有する膜状であってもよい。
第1層107は、たとえば、ポリシリコン等の半導体材料であってもよいし、CuやAlを含む金属材料であってもよい。金属材料の場合、たとえば、Cu、Al、AlSiまたはAlCuからなっていてもよい。また、第1層107の厚さは、たとえば、1000Å〜10000Å(100nm〜1000nm)であってもよい。
第2層108は、たとえば、ポリシリコン等の半導体材料であってもよいし、CuやAlを含む金属材料であってもよい。金属材料の場合、たとえば、Cu、Al、AlSiまたはAlCuからなっていてもよい。とりわけ、凹凸構造104が、図8に示す構造である場合、第2層108は、アモルファスポリシリコンであることが好ましい。また、第2層108の厚さは、たとえば、10Å〜1000Å(1nm〜100nm)であってもよい。
図8は、図7の二点鎖線VIIIで囲まれた部分の拡大図である。次に、凹凸構造104の具体例を、図8を参照して説明する。なお、凹凸構造104は、図8に示す構造に限られない。
図8を参照して、下部電極102(この実施形態では、第2層108)は、互いに間隔を空けて形成された山状の複数の凸部109と、隣り合う凸部109の間の凹部111に形成された球状部110とを有している。
凸部109は、球状部110の高さ方向(下部電極102の厚さ方向)途中に位置する頂部112を有していてもよい。頂部112は、図8に示すように、平坦な面であってもよいし、尖っていてもよい。凸部109の頂部112同士を連続して繋ぐことによって、図8に一点鎖線で示すように、下部電極102のベース面113が構成されている。
球状部110は、隣り合う凸部109の間の各凹部111に1つずつ配置されており、凹部111の底部に一体的に形成されている。球状部110は、図8では、断面視正円形状に示されているが、たとえば、球状部110の形成条件により、各凹部111の底部から延びるキノコ状に形成されていてもよい。この場合、球状部110に代えて、凹部111から延びる延出部と称してもよい。また、球状部110は、各凹部111から外側に突出するサイズで形成されている。この実施形態では、球状部110の上側約半分の半球状部分がベース面113よりも突出している。
これにより、下部電極102(第2層108)の容量膜103との接触面には、ベース面113から突出する半球状の凸部106と、隣り合う凸部106および凸部109の頂部112で囲まれた凹部105とを含む、凹凸構造104が形成されている。このような凹凸構造104を有する下部電極102(第2層108)は、たとえば、半球状グレインを有するシリコン層(Hemi-Spherical-Grained Silicon)と称してもよい。
容量膜103は、この実施形態では、凹凸構造104の凹部105に入り込む凸部114を有している。凸部114は、凹部105に入り込み、かつ、球状部110と凹部111との間の隙間部分115に入り込んでいてもよい。
以上、第2実施形態のチップ部品101によれば、下部電極102に凹凸構造104が形成されているので、下部電極102の表面積を増加させることができる。その結果、上部電極38に対して、下部電極102を広い面積で対向させることができ、キャパシタ部33の容量を一層大きくすることができる。
図9A〜図9Fは、本発明の第2実施形態に係るチップ部品101の製造工程の一部を示す図である。
チップ部品101を製造するには、前述のように、図6A〜図6Bに示すように、ウエハ73に隙間28が形成され、かつ隙間28を除く部分に壁部9および支持部10(図示せず)が形成される。
次に、図9Aに示すように、ウエハ73の第1面3、壁部9の上面34および側面35が、たとえば熱酸化されることによって、SiOからなる絶縁膜32が形成される。
次に、図9Bに示すように、たとえばCVD法によって、下部電極102の第1層107が形成される。
次に、図9Cおよび図9Dに示すように、凹凸構造104を有する下部電極102の第2層108が形成される。第2層108は、たとえば、次の手順によって形成することができる。まず、図9Cに示すように、Siガスを用いたLPCVD法によって、アモルファスシリコン層116が形成される。アモルファスシリコン層116は、たとえば、800Å〜1200Å(80nm〜120nm)の厚さを有していてもよい。次に、アモルファスシリコン層116の表面をフッ酸(HF)水溶液で処理することによって、アモルファスシリコン層116の表面に形成された自然酸化膜が除去される。その後、アニール処理を経ることによって、アモルファスシリコン層116の表面でSi原子が結晶成長し、図9Dおよび図8に示す凹凸構造104が形成される。
次に、図9Eおよび図9Fに示すように、たとえばCVD法によって、容量膜103および上部電極38が順に形成される。
その後は、図6D〜図6Lに示す工程を経ることによって、チップ部品101が得られる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、キャパシタ部33は、1層の容量膜37を挟む下部電極36および上部電極38からなる構造を有していたが、2層以上の容量膜と、当該各容量膜を挟む電極を備える構造であってもよい。壁部9および隙間28の寸法は、容量膜および電極の数によって適宜調整してもよい。
また、下部電極36は、導電膜である必要はなく、基板2の一部であってもよい。たとえば、図10に示すように、基板2の表面部に、壁部9の上面34および側面35に倣って高濃度の不純物領域(たとえば、p型領域)を形成することによって、これを下部電極79として使用してもよい。この場合、絶縁膜32を省略することができる。
また、前述の実施形態では、チップ部品1は、キャパシタ構造が単独で搭載されたチップコンデンサであったが、ダイオード、ヒューズ等の他の素子用の領域を基板2に設定することによって、複合素子としてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 チップ部品
2 基板
3 第1面
4 第2面
7 第1外部電極
8 第2外部電極
9 壁部
9A 一端部
9B 他端部
10 支持部
11 第1支持部
12 第2支持部
13 柱単位
14 中央部
15 凸部
16 第1壁部
17 第2壁部
18 第1主部
19 第1枝部
20 第1凸部
21 第2凸部
22 第3凸部
23 第2主部
24 第2枝部
25 第4凸部
26 第5凸部
27 第6凸部
28 隙間
29 第1隙間
30 第2隙間
32 絶縁膜
33 キャパシタ部
34 (壁部の)上面
35 (壁部の)側面
36 下部電極
37 容量膜
38 上部電極
49 第1電極膜
50 第2電極膜
56 表面絶縁膜
101 チップ部品
102 下部電極
103 容量膜

Claims (19)

  1. 第1面およびその反対側の第2面を有する基板と、
    前記基板の一部を利用して前記第1面側に形成され、一端部および他端部を有し、かつ複数の柱単位で形成された複数の壁部と、
    前記基板の一部を利用して前記壁部の周囲に形成され、少なくとも前記壁部の前記一端部および前記他端部の一方に連結された支持部と、
    前記壁部の表面に倣って形成されたキャパシタ部とを含み、
    各前記柱単位は、平面視において、中央部と、前記中央部から互いに異なる3方向に延びる3つの凸部とを含み、
    前記壁部は、隣り合う前記柱単位の前記凸部同士の連結によって形成されている、チップ部品。
  2. 各前記柱単位において、各前記凸部は、隣り合う前記凸部との間に120°の角度を形成し、かつ前記隣り合う前記凸部と前記中央部で交差している、請求項1に記載のチップ部品。
  3. 複数の前記壁部のうちの第1壁部は、第1方向に延び、かつ前記支持部に連結された第1主部と、前記第1方向に交差する第2方向に延び、前記第1方向に沿って櫛歯状に配列された第1枝部とを含み、
    各前記第1枝部は、前記第1壁部の各前記柱単位の前記凸部のうちの第1凸部によって形成されている、請求項1または2に記載のチップ部品。
  4. 前記第1壁部の各前記柱単位の前記凸部は、前記第1凸部以外の第2凸部および第3凸部を含み、
    前記第1主部は、隣り合う前記柱単位の前記第2凸部と前記第3凸部との連結によって形成されている、請求項3に記載のチップ部品。
  5. 複数の前記壁部は、前記第1壁部に隣り合う第2壁部を含み、
    前記第2壁部は、前記第1方向に延び、かつ前記支持部に連結された第2主部と、前記第1主部に向かって延び、前記櫛歯状の第1枝部に噛み合う櫛歯状の第2枝部とを含み、
    各前記第2枝部は、前記第2壁部の各前記柱単位の前記凸部のうちの第4凸部によって形成されている、請求項3または4に記載のチップ部品。
  6. 前記第2壁部の各前記柱単位の前記凸部は、前記第4凸部以外の第5凸部および第6凸部を含み、
    前記第2主部は、隣り合う前記柱単位の前記第5凸部と前記第6凸部との連結によって形成されている、請求項5に記載のチップ部品。
  7. 前記壁部の高さHに対する前記柱単位の前記凸部の幅Wの比(W/H)は、2/50〜2/100である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のチップ部品。
  8. 前記支持部は、前記複数の壁部を取り囲む環状に形成されており、
    前記壁部は、前記支持部に連結された一端部および他端部を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のチップ部品。
  9. 前記壁部の表面に形成された絶縁膜を含み、
    前記キャパシタ部は、前記絶縁膜上に形成された下部電極と、前記下部電極上に形成された容量膜と、前記容量膜上に形成された上部電極とを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のチップ部品。
  10. 前記上部電極は、隣り合う前記壁部の間の空間に埋め込まれた埋め込み電極を含む、請求項9に記載のチップ部品。
  11. 前記下部電極および前記上部電極は、ポリシリコン電極を含み、
    前記容量膜は、酸化膜を含む、請求項9または10に記載のチップ部品。
  12. 前記基板上に形成され、前記下部電極に電気的に接続された第1電極膜と、
    前記基板上に形成され、前記上部電極に電気的に接続された第2電極膜と、
    前記第1電極膜および前記第2電極膜を覆う表面絶縁膜と、
    前記表面絶縁膜上に形成され、前記表面絶縁膜を貫通して前記第1電極膜に電気的に接続された第1外部電極と、
    前記表面絶縁膜上に形成され、前記表面絶縁膜を貫通して前記第2電極膜に電気的に接続された第2外部電極とを含む、請求項9〜11のいずれか一項に記載のチップ部品。
  13. 前記第1電極膜は、前記第1外部電極の直下の領域で前記下部電極に接続されている、請求項12に記載のチップ部品。
  14. 前記第2電極膜は、前記第2外部電極の直下の領域で前記上部電極に接続されている、請求項12または13に記載のチップ部品。
  15. 前記第1電極膜および前記第2電極膜は、アルミニウム電極膜を含む、請求項12〜14のいずれか一項に記載のチップ部品。
  16. 前記第1外部電極および前記第2外部電極は、めっき成長によって形成されためっき層を含む、請求項12〜15のいずれか一項に記載のチップ部品。
  17. 前記壁部は、前記第1外部電極と前記第2外部電極との間の領域、かつ前記第1外部電極および前記第2外部電極の直下の領域に形成されている、請求項12〜16のいずれか一項に記載のチップ部品。
  18. 前記下部電極は、前記容量膜との接触面に凹凸構造を有している、請求項9〜17のいずれか一項に記載のチップ部品。
  19. 前記基板は、半導体基板を含む、請求項1〜18のいずれか一項に記載のチップ部品。
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