JP2021027079A - 基板及び電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品の破損を抑制すること。【解決手段】第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、を有する基板であって、前記第1面に設けられ、半導体チップが接合される複数の半導体チップ用ランドと、前記第2面に設けられ、本体部と前記本体部に密着した端子電極を含む電子部品の前記端子電極が前記本体部に密着した箇所で半田接合される複数の電子部品用ランドと、を備え、前記複数の電子部品用ランドは、前記基板の平面視で前記電子部品が前記半導体チップの外周部分に配置されるように、前記複数の半導体チップ用ランドに対して配置され、前記複数の電子部品用ランドは第1電子部品用ランドと第2電子部品用ランドを含み、前記第1電子部品用ランドの幅の少なくとも一部は前記第2電子部品用ランドの幅よりも狭い、基板。【選択図】図6

Description

本発明は、基板及び電子装置に関する。
半導体チップ等を基板に実装するために、ランドを備える基板が用いられている。例えば、方形領域に格子状に配列された複数のランドを備える基板において、複数のランドのうちの方形領域の角部に位置するランドを長方形の角を直線的に除去した形状とすることが知られている(例えば特許文献1)。これにより、ランドが基板から剥離することを抑制できるとされている。例えば、ランドの幅をランドに接続される電子部品の幅の1.0〜1.2倍とすることが知られている(例えば特許文献2)。これにより、電子部品の端子電極近傍に亀裂が入り難くできるとされている。
特開2006−210851号公報 特開平9−237962号公報
基板の第1面に半導体チップが実装され、基板の第1面とは反対側の第2面に半導体チップの外周部分に位置して電子部品が実装される場合に、電子部品にクラックが生じて破損することがある。
1つの側面では、電子部品の破損を抑制することを目的とする。
1つの態様では、第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、を有する基板であって、前記第1面に設けられ、半導体チップが接合される複数の半導体チップ用ランドと、前記第2面に設けられ、本体部と前記本体部に密着した端子電極を含む電子部品の前記端子電極が前記本体部に密着した箇所で半田接合される複数の電子部品用ランドと、を備え、前記複数の電子部品用ランドは、前記基板の平面視で前記電子部品が前記半導体チップの外周部分に配置されるように、前記複数の半導体チップ用ランドに対して配置され、前記複数の電子部品用ランドは第1電子部品用ランドと第2電子部品用ランドを含み、前記第1電子部品用ランドの幅の少なくとも一部は前記第2電子部品用ランドの幅よりも狭い、基板である。
1つの態様では、基板と、前記基板の第1面に設けられた複数の半導体チップ用ランドに接合された半導体チップと、前記基板の前記第1面とは反対側の第2面に設けられた複数の電子部品用ランドに接合された電子部品と、本体部と前記本体部に密着した複数の端子電極を含む前記電子部品の前記複数の端子電極を前記本体部に密着した箇所で前記複数の電子部品用ランドに接合する複数の半田と、を備え、前記電子部品は、前記基板を平面視で透視したときに前記半導体チップの外周部分に配置され、前記複数の電子用部品ランドは第1電子部品用ランドと第2電子部品用ランドとを含み、前記第1電子部品用ランドの幅の少なくとも一部は前記第2電子部品用ランドの幅よりも狭い、電子装置である。
1つの側面として、電子部品の破損を抑制することができる。
図1は、実施例1に係る電子装置の断面図である。 図2は、実施例1に係る電子装置において、基板の第1面側から基板を透視して半導体チップと電子部品とを図示した平面図である。 図3(a)は、実施例1における基板の第1面を示す平面図、図3(b)は、第2面を示す平面図である。 図4は、実施例1における電子部品の斜視図である。 図5(a)は、実施例1における電子部品の平面図、図5(b)は、図5(a)のA−A間の断面図である。 図6は、実施例1における電子部品に接合する電子部品用ランドの平面図である。 図7(a)は、比較例における電子部品の斜視図、図7(b)は、電子部品に接合する電子部品用ランドの平面図である。 図8(a)及び図8(b)は、比較例に係る電子装置で生じる課題を説明する図である。 図9(a)は、シミュレーションを行ったモデルの斜視図、図9(b)は、基板の第2面の平面図である。 図10(a)は、実施例1における電子部品の斜視図、図10(b)は、実施例1における電子部品のシミュレーション結果を示す図、図10(c)は、図10(b)の領域Xの拡大図である。 図11(a)は、比較例における電子部品の斜視図、図11(b)は、比較例における電子部品のシミュレーション結果を示す図、図11(c)は、図11(b)の領域Xの拡大図である。 図12(a)は、実施例1における電子部品用ランドと端子電極の位置関係を示す平面図、図12(b)は、実施例1の変形例1における電子部品用ランドと端子電極の位置関係を示す平面図である。 図13は、実施例2に係る電子装置において、基板の第1面側から基板を透視して半導体チップと電子部品を図示した平面図である。 図14は、実施例3に係る電子装置において、基板の第1面側から基板を透視して半導体チップと電子部品を図示した平面図である。 図15は、実施例4における電子部品に接合する電子部品用ランドの平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図1は、実施例1に係る電子装置100の断面図である。図1のように、電子装置100は、基板10と、半導体チップ30と、放熱部品40と、電子部品50a及び50bと、を備える。基板10は、例えばエポキシ樹脂等の樹脂層と配線層とを含むパッケージ基板であるが、その他の場合でもよい。基板10は、例えば平面視で40mm×40mm以上の大きさの矩形状をしている。
半導体チップ30は、基板10の第1面11に実装されている。半導体チップ30は、例えばLSI(Large Scale Integration)等の集積回路チップであるが、その他の場合でもよい。半導体チップ30は、例えば平面視で20mm×20mm以上の大きさの矩形状をしている。
放熱部品40は、半導体チップ30を覆って設けられ、半導体チップ30の周囲で基板10の第1面11に接着剤41で接合されている。放熱部品40は、例えばヒートスプレッダであり、半導体チップ30に直接又は熱伝導グリースを介して接し、半導体チップ30で発生した熱を放熱させる。放熱部品40は、例えば銅等の熱伝導率の高い金属で形成されている。接着剤41は、例えばシリコーン樹脂又はエポキシ樹脂等を含む樹脂系接着剤であり、熱伝導性接着剤であってもよい。
電子部品50a及び50bは、基板10の第1面11とは反対側の第2面12に実装されている。電子部品50a及び50bは、例えば抵抗、キャパシタ、又はインダクタ等のチップ部品である。
図2は、実施例1に係る電子装置100において、基板10の第1面11側から基板10を透視して半導体チップ30と電子部品50a及び50bを図示した平面図である。図2のように、半導体チップ30は、平面視で矩形状をしていて、4つの外周辺33a、33b、33c、及び33dを有する。電子部品50a、50bは、半導体チップ30の外周部分に位置して基板10の第2面12に実装されている。例えば、電子部品50aは半導体チップ30の外周辺33aを跨いで基板10の第2面12に実装され、電子部品50bは半導体チップ30の外周辺33cを跨いで基板10の第2面12に実装されている。
電子部品50a及び50bは、平面視で半導体チップ30よりも小さく例えば長方形状をしている。電子部品50aは、電子部品50aの長手の方向が半導体チップ30の外周辺のうちの電子部品50aに最も近い外周辺33aに交差して半導体チップ30の外周部分に配置されている。電子部品50bは、電子部品50bの長手の方向が半導体チップ30の外周辺のうちの電子部品50bに最も近い外周辺33cに交差して半導体チップ30の外周部分に配置されている。実施例1では、電子部品50aの長手の方向が半導体チップ30の外周辺33aに直交し、電子部品50bの長手の方向が半導体チップ30の外周辺33cに直交している場合を例に説明する。なお、電子部品50a及び50bは、平面視で長方形状をしている場合に限られず、正方形状をしている場合でもよい。
図3(a)は、実施例1における基板10の第1面11を示す平面図である。図3(a)では、半導体チップ30の外形を点線で図示し、放熱部品40が接着剤41によって基板10の第1面11に接合する領域を接合領域13として破線で図示している。図1及び図3(a)のように、基板10の第1面11には、半導体チップ30の複数の端子電極31が接合される複数の半導体チップ用ランド14が設けられている。半導体チップ30は、例えば半田ボールである複数の端子電極31が格子状に並んだBGA(Ball Grid Array)である。複数の半導体チップ用ランド14は、格子状に並んだ複数の端子電極31に接合するように格子状に配列されている。複数の半導体チップ用ランド14は、接合領域13よりも内側に位置している。言い換えると、接合領域13は、複数の半導体チップ用ランド14をまとめて囲んでいる。半導体チップ30と基板10との間にはアンダーフィル材32が充填されていてもよいし、充填されていなくてもよい。なお、半導体チップ用ランド14の平面形状が円状である場合を例に示しているが、楕円状又は矩形状等、その他の形状をしていてもよい。
図3(b)は、実施例1における基板10の第2面12を示す平面図である。図3(b)では、電子部品50a、50bの外形を点線で図示している。図1及び図3(b)のように、基板10の第2面12には、電子部品50a及び50b各々の複数の端子電極が半田53によって接合される複数の電子部品用ランド15が設けられている。
図4は、実施例1における電子部品50aの斜視図である。図5(a)は、実施例1における電子部品50aの平面図、図5(b)は、図5(a)のA−A間の断面図である。図6は、実施例1における電子部品50aに接合する電子部品用ランド15の平面図である。図5(a)では、図の明瞭化のために、半田53にハッチングを付している。図6では、電子部品50aの外形を破線で図示している。図4、図5(a)、及び図5(b)のように、電子部品50aは、例えばセラミック等の弾性率の高い(例えばヤング率が100GPa以上)材料で形成された本体部51と、本体部51に設けられた複数の端子電極52と、を備える。電子部品50aは、6個以上の端子電極52を備え、一例として14個の端子電極52を備える。複数の端子電極52はそれぞれ同じ大きさで同じ形状をしている。端子電極52は、本体部51の表面に密着して形成されている。例えば、端子電極52は、本体部51の表面のうちの電子部品用ランド15に対向する下面から側面を経由して上面に延びて設けられ、本体部51の下面、側面、及び上面に密着している。このように、電子部品50aは、端子電極52全体が本体部51に密着した電子部品である。電子部品50aは、複数の端子電極52それぞれが基板10の第2面12に設けられた複数の電子部品用ランド15それぞれに半田53で接合されることで、基板10の第2面12に表面実装される。半田53は、図5(b)のように、電子部品用ランド15のうちの電子部品50aの直下に位置する部分(言い換えると、電子部品50aと重なる部分)と端子電極52との間にも入り込んでいる。
図6のように、複数の電子部品用ランド15は、幅寸法が異なる電子部品用ランド15aと電子部品用ランド15bを含む。例えば、複数の電子部品用ランド15は、1個の電子部品用ランド15aと13個の電子部品用ランド15bで構成されている。複数の電子部品用ランド15は、各々が接合する端子電極52が設けられた電子部品50aの側面に交差(例えば直交)する方向の長さと、長さ方向に交差する方向の幅と、を有する。複数の電子部品用ランド15は、最大長さ寸法が最大幅寸法よりも大きくなっている。電子部品用ランド15aは、平面視で矩形状であり、W1の幅寸法を有する。電子部品用ランド15bは、平面視で矩形状であり、W2の幅寸法を有する。電子部品用ランド15aの幅寸法W1は、電子部品用ランド15bの幅寸法W2よりも小さい。電子部品用ランド15a、15bは、同じ長さ寸法L1を有する。長さ寸法L1は、幅寸法W2よりも長い。
電子部品用ランド15aは電子部品用ランド15bよりも幅が狭いため、電子部品用ランド15aに供給される半田量は電子部品用ランド15bに供給される半田量よりも少ない。このため、図4のように、電子部品用ランド15aと端子電極52とを接合させる半田53の端子電極52での幅寸法Waは、電子部品用ランド15bと端子電極52とを接合させる半田53の端子電極52での幅寸法Wbよりも小さくなる。言い換えると、電子部品用ランド15aと端子電極52とを接合させる半田53と端子電極52の接合面積は、電子部品用ランド15bと端子電極52とを接合させる半田53と端子電極52の接合面積よりも小さくなる。なお、電子部品50aを基板10に実装する際に、電子部品用ランド15に形成されている半田53は端子電極52を濡れ広がることが起こる。しかしながら、電子部品用ランド15aに供給される半田量が電子部品用ランド15bに供給される半田量よりも少ないため、電子部品用ランド15aが接合する端子電極52では半田53の濡れ広がりが小さい。よって、電子部品用ランド15aと端子電極52とを接合させる半田53の端子電極52での幅寸法Waは、電子部品用ランド15bと端子電極52とを接合させる半田53の端子電極52での幅寸法Wbよりも小さくなる。なお、電子部品用ランド15bの幅は、端子電極52の幅と同じ大きさである場合を例に示しているが、端子電極52の幅よりも大きい場合でもよいし、小さい場合でもよい。電子部品用ランド15aの幅は、端子電極52の幅よりも大きい場合でもよいが、後述するクラックの抑制のためには小さい場合が好ましい。
ここで、比較例に係る電子装置について説明する。比較例の電子装置は、電子部品用ランドの形状が異なる点以外は、実施例1の電子装置100と同じ構成をしている。図7(a)は、比較例における電子部品150aの斜視図、図7(b)は、電子部品150aに接合する電子部品用ランド115の平面図である。図7(a)及び図7(b)のように、比較例では、複数の電子部品用ランド115は全て同じ大きさで同じ形状をしている。すなわち、複数の電子部品用ランド115は全て同じ幅寸法W3及び同じ長さ寸法L2を有する。例えば、複数の電子部品用ランド115は全て、実施例1の電子部品用ランド15bと同じ大きさで同じ形状をしている。したがって、電子部品用ランド115の幅寸法W3は、電子部品用ランド15bの幅寸法W2と同じである。電子部品用ランド115の長さ寸法L2は、電子部品用ランド15bの長さ寸法L1と同じである。よって、電子部品用ランド115と端子電極152を接合させる半田153の端子電極152での幅寸法Wcは、実施例1の電子部品用ランド15bと端子電極52を接合させる半田53の端子電極52での幅寸法Wbと同程度である。
図8(a)及び図8(b)は、比較例に係る電子装置で生じる課題を説明する図である。基板10と半導体チップ30はそれぞれ異なる線膨張係数を有する。一例として、基板10が有機材料、半導体チップ30がシリコンで形成される場合、それぞれの線膨張係数は12〜15ppm/℃、3ppm/℃程度である。このため、基板10の第1面11に半導体チップ30を実装するためのリフロー等を行うと、線膨張係数の差によって基板10に反り18が生じる。なお、図8(a)では、基板10に生じる反り18を分かり易くするために、反り18を誇張したイメージとして図示している。基板10の反り18は、半導体チップ30が基板10にしっかりと固定されていることから、半導体チップ30の外周部分で大きくなる。すなわち、電子部品150a、150bは基板10の反り18が大きい部分に実装される。
また、半導体チップ30を覆う放熱部品40が半導体チップ30の周囲で基板10に固定されている。この場合、基板10の反り18は、半導体チップ30と放熱部品40の基板10の接合部分との間で大きく、半導体チップ30及び放熱部品40の基板10との接合部分で小さくなるような波状となる。
基板10に実装された半導体チップ30及び電子部品150a、150b等の電気的特性を測定するために、基板10の第2面12にプローブ60を配置し、放熱部品40の上面側から基板10をプローブ60に押さえ付けることが行われる。これにより、基板10には反り18を戻す方向の力が加えられることがあり、基板10の反り18が大きい箇所に実装されている電子部品150a、150bに大きな曲げ応力が加わることがある。電子部品150a、150bの長手の方向が半導体チップ30の外周辺に交差している場合では、電子部品150a、150bに加わる曲げ応力は更に大きくなる。これにより、図8(b)のように、電子部品150a、150bの本体部151にクラック154が発生することがある。
発明者が行ったシミュレーションについて説明する。図9(a)は、シミュレーションを行ったモデルの斜視図である。図9(a)のように、基板10の1/4の領域に対してシミュレーションを行った。基板10の第1面11には、半導体チップ30と半導体チップ30を覆う放熱部品40が実装されている。基板10の第2面12には、半導体チップ30の外周部分に、長手の方向が半導体チップ30の外周辺に直交した電子部品50a、150aが実装されている。シミュレーションでは、基板10は配線が形成されたエポキシ樹脂基板とし、その大きさは長さ×幅×厚さが70mm×60mm×1.5mmであるとした。半導体チップ30はシリコンで形成され、その大きさは長さ×幅×厚さが30mm×25mm×0.6mmであるとした。放熱部品40は銅で形成され、長さ×幅が60mm×48mmであるとし、半導体チップ30上での厚さが3mm、基板10と接合する箇所での厚さが3.6mmであるとした。電子部品50a、150aは、本体部51、151がチタン酸バリウムで形成され、端子電極52、152が銅で形成されているとした。本体部51、151の大きさは長さ×幅×厚さが2mm×1.2mm×0.5mmとした。端子電極52、152の大きさは長さ×幅×厚さが0.17mm×0.25mm×0.015mmとした。端子電極52、152の個数は14個とした。電子部品用ランド15aの幅は0.15mmとし、長さは0.35mmとした。電子部品用ランド15b、115の幅は0.25mmとし、長さは0.35mmとした。なお、図9(a)では、半導体チップ30が設けられている領域34を破線で図示している(後述の図9(b)においても同じ)。
図9(b)は、基板10の第2面12の平面図である。放熱部品40表面の厚さ方向の変位を拘束した上で、図9(b)のように、一点鎖線の領域61内(ハッチング部分)にプローブ60の押し当てに相当する合計25Nの負荷を加え、そのときの電子部品50a、150aに掛かる応力を計算した。
図10(a)は、実施例1における電子部品50aの斜視図、図10(b)は、実施例1における電子部品50aのシミュレーション結果を示す図、図10(c)は、図10(b)の領域Xの拡大図である。図11(a)は、比較例における電子部品150aの斜視図、図11(b)は、比較例における電子部品150aのシミュレーション結果を示す図、図11(c)は、図11(b)の領域Xの拡大図である。図10(b)及び図10(c)並びに図11(b)及び図11(c)では、電子部品に生じた応力が大きいほどハッチングの網目を小さくして図示している。
図11(b)及び図11(c)のように、比較例の電子部品150aでは、矢印Aで示す箇所の応力が最も大きくなり、その値は140MPa程度であった。図10(b)及び図10(c)のように、実施例1の電子部品50aでは、比較例の電子部品150aで最大応力値を示した矢印Aの箇所での応力値は75MPa程度に減少した。最大応力を示す箇所は矢印A以外の別の箇所に移動し、最大応力値は120MPa程度であった。
このように、実施例1の電子部品50aでは、比較例の電子部品150aに比べて応力が低減した。この理由は以下のように考えられる。電子部品50a、150aは、半田53、153が基板10の形状変化に引っ張られることで応力が発生すると考えられる。比較例では、複数の電子部品用ランド115は実施例1の電子部品用ランド15bと同じ幅寸法となっている。このため、複数の端子電極152での半田153の幅寸法Wcは、実施例1で電子部品用ランド15bと端子電極52を接合する半田53の幅寸法Wbと同程度の大きさとなり比較的長くなっている。半田153の幅寸法Wcが長いと、端子電極152と半田153の接合面積が大きくなるため、本体部151が基板10の形状変化に引っ張られ易くなると考えられる。このため、電子部品150aに生じる応力が大きくなり、特に隣り合う端子電極152と本体部151との境界近傍で応力が大きくなったと考えられる。
一方、実施例1では、複数の電子部品用ランド15は幅の狭い電子部品用ランド15aを含むため、電子部品用ランド15aと端子電極52を接合する半田53の幅寸法Waは短い。このため、電子部品用ランド15aと端子電極52を接合する半田53近傍では、電子部品50aに生じる応力が小さくなると考えられる。電子部品50aでは、電子部品150aにおいて最大応力が発生した箇所に近い電子部品用ランドを幅の狭い電子部品用ランド15aとしているため、矢印Aの箇所(隣り合う端子電極52と本体部51との境界近傍)での応力が低減したものと考えられる。
ここで、複数の電子部品用ランド15のうちのいずれの電子部品用ランド15を幅の狭い電子部品用ランド15aとするかを決定する方法の一例を説明する。まず、配線CADで半導体チップ、放熱部品、及び電子部品等の取り付け位置及び取り付けの向きを決定する。次いで、構造シミュレーション(応力シミュレーション)を行い、クラックが発生する恐れのある電子部品の特定及びクラックの発生位置の特定を行う。次いで、配線CADで複数の電子部品用ランド15のうちのクラックが発生する箇所に位置する電子部品用ランド15を特定し、この電子部品用ランド15を幅の狭い電子部品用ランド15aとする。すなわち、複数の電子部品用ランド15のうちの電子部品に加わる応力が大きい箇所の端子電極に対応する電子部品用ランド15を幅の狭い電子部品用ランド15aとする。なお、複数の電子部品用ランド15のうち幅の狭い電子部品用ランド15aとするのは、応力が最も大きい箇所に対応する1つの電子部品用ランド15に限らず、応力が所定値以上となる箇所に対応する複数の電子部品用ランド15でもよい。
実施例1によれば、図3(a)のように、基板10は第1面11に半導体チップ30が接合される複数の半導体チップ用ランド14を備える。図3(b)及び図4のように、基板10は第2面12に電子部品50aの本体部51に密着した複数の端子電極52が本体部51に密着した箇所で半田53により接合される複数の電子部品用ランド15を備える。電子部品用ランド15は、基板10の平面視で電子部品50aが半導体チップ30の外周部分に配置されるように、半導体チップ用ランド14に対して配置されている。図6のように、複数の電子部品用ランド15は電子部品用ランド15aと電子部品用ランド15bを含み、電子部品用ランド15aの幅の少なくとも一部は電子部品用ランド15bの幅よりも狭くなっている。これにより、図10(a)から図10(c)で説明したように、基板10の形状変化に起因して電子部品50aに発生する応力を低減することができる。よって、電子部品50aにクラックが発生することを抑制でき、電子部品50aの破損を抑制できる。また、電子部品用ランド15aよりも幅の広い電子部品用ランド15bを備えることで、電子部品50aの基板10への良好な実装性を確保することができる。
実施例1の電子装置100は、図1のように、基板10の第1面11に半導体チップ30が実装されている。基板10の第2面12には電子部品50aが実装されている。電子部品50aは、図4のように、本体部51に密着した複数の端子電極52が本体部51に密着した箇所で基板10の第2面12に設けられた複数の電子部品用ランド15に半田53で接合されている。電子部品50aは、図2のように、基板10を平面視で透視したときに半導体チップ30の外周部分に配置されている。複数の電子部品用ランド15は、図6のように、電子部品用ランド15aと電子部品用ランド15bを含み、電子部品用ランド15aの幅の少なくとも一部は電子部品用ランド15bの幅よりも狭くなっている。これにより、図10(a)から図10(c)で説明したように、基板10の形状変化に起因して電子部品50aに発生する応力を低減することができる。よって、電子部品50aにクラックが発生することを抑制でき、電子部品50aの破損を抑制できる。
基板10の形状変化を半田53が電子部品50aに伝えることで、電子部品50aに応力が発生すると考えられる。端子電極52の幅と半田53の幅が同じである場合、電子部品50aの本体部51と端子電極52との界面近傍で応力が大きくなり易い。したがって、電子部品用ランド15aと端子電極52を接合する半田53の幅は、端子電極52の幅よりも狭いことが好ましい。
図6のように、電子部品用ランド15bは矩形状をしている。電子部品用ランド15aは電子部品用ランド15bよりも幅が狭い矩形状をしている。これにより、電子部品用ランド15aと端子電極52を接合する半田53の端子電極52での幅寸法Wa(図4参照)を効果的に小さくすることができる。よって、電子部品50aの損傷を効果的に抑制できる。なお、電子部品用ランド15a及び15bの矩形状には、完全な矩形状の場合の他に、頂点が丸みを帯びている場合又は各辺が丸みを帯びている場合等が含まれる。
図2のように、電子部品50aは、基板10を平面視で透視したときに、電子部品50aの長手の方向が半導体チップ30の外周辺33aに交差して半導体チップ30の外周部分に配置されている。したがって、複数の電子部品用ランド15は、基板10の平面視で電子部品50aの長手の方向が半導体チップ30の外周辺33aに交差して半導体チップ30の外周部分に配置されるように、複数の半導体チップ用ランド14に対して配置されている。この場合、基板10の形状変化に起因して電子部品50aに加わる曲げ応力が大きくなり易く、電子部品50aにクラックが入り易い。したがって、このような場合に、複数の電子部品用ランド15に電子部品用ランド15aを含ませることが好ましい。
図2のように、電子部品50aは、基板10を平面視で透視したときに、半導体チップ30の外周辺33aを跨いで基板10の第2面12に実装されている。この場合、基板10の形状変化に起因して電子部品50aに加わる曲げ応力が大きくなり、電子部品50aにクラックが入り易い。したがって、このような場合に、複数の電子部品用ランド15に電子部品用ランド15aを含ませることが好ましい。
図1のように、半導体チップ30を覆って配置され、半導体チップ30の周囲で基板10の第1面11に接合された放熱部品40を備える。したがって、図3(a)のように、複数の半導体チップ用ランド14は、基板10の第1面11のうちの半導体チップ30を覆う放熱部品40が接合される接合領域13よりも内側に設けられている。この場合、図8のように、基板10の反り18は半導体チップ30と放熱部品40の基板10の接合部分との間で大きくなり、半導体チップ30及び放熱部品40の基板10との接合部分で小さくなるような波状となる。基板10の反り18がこのような波状となる場合、半導体チップ30の外周部分に配置された電子部品50aにクラックが入り易くなる。したがって、このような場合に、複数の電子部品用ランド15に電子部品用ランド15aを含ませることが好ましい。
図12(a)は、実施例1における電子部品用ランド15aと端子電極52の位置関係を示す平面図、図12(b)は、実施例1の変形例1における電子部品用ランド15aと端子電極52の位置関係を示す平面図である。図12(a)のように、実施例1では、電子部品用ランド15aは、端子電極52よりも幅寸法が小さく、端子電極52の幅方向の中央に設けられている。電子部品用ランド15aは、例えば端子電極52の幅方向の中央に対して線対称に設けられている。これにより、半田53は端子電極52の幅方向の中央から左右均等に形成され易い。よって、端子電極52の幅方向の両脇に位置する本体部51に掛かる応力が均等に低減され、端子電極52の両脇に位置する本体部51にクラックが発生することを均等に抑制できる。
図12(b)のように、実施例1の変形例1では、電子部品用ランド15aは、端子電極52よりも幅寸法が小さく、端子電極52の幅方向の一方の端に寄って設けられている。これにより、端子電極52の幅方向の他方の端側には半田53が形成され難くなる。よって、端子電極52の幅方向の他方の端側の本体部51にクラックが発生し易いことが構造シミュレーションで事前に分かっている場合に、電子部品用ランド15aを端子電極52の幅方向の一方の端に寄って設けることが好ましい。これにより、本体部51にクラックが発生することを抑制できる。
図12(a)及び図12(b)のように、端子電極52の幅寸法W4に対する電子部品用ランド15aの幅寸法W1の割合(W1/W4)は、40%以上且つ85%以下の場合が好ましい。40%よりも小さくなると、電子部品用ランド15aと端子電極52を接合する半田53の量が少なくなり、電気的な接続信頼性が低下してしまう。85%よりも大きくなると、電子部品50aの本体部51にクラックが発生することの抑制が難しくなる。この観点から、端子電極52の幅寸法W4に対する電子部品用ランド15aの幅寸法W1の割合は、45%以上且つ80%以下の場合がより好ましく、50%以上且つ75%以下の場合が更に好ましい。
図13は、実施例2に係る電子装置において、基板10の第1面11側から基板10を透視して半導体チップ30と電子部品50a及び50bを図示した平面図である。図13のように、実施例2では、電子部品50aは電子部品50aの長手の方向が半導体チップ30の外周辺33aに対して傾いて半導体チップ30の外周部分に配置されている。同様に、電子部品50bは電子部品50bの長手の方向が半導体チップ30の外周辺33cに対して傾いて半導体チップ30の外周部分に配置されている。電子部品50aの長手の方向と半導体チップ30の外周辺33aとの間の角度θ1は80°以上100°以下である。同様に、電子部品50bの長手の方向と半導体チップ30の外周辺33cとの間の角度θ2は80°以上100°以下である。その他の構成は、実施例1の電子装置100と同じであるため説明を省略する。
実施例2のように、電子部品50a、50bは、長手の方向が半導体チップ30の外周辺33a、33cに対して傾いて半導体チップ30の外周部分に配置されていてもよい。この場合、角度θ1、θ2は80°以上且つ100°以下である。このような場合でも、基板10の形状変化に起因して電子部品50a、50bに加わる曲げ応力が大きくなり易いため、複数の電子部品用ランド15に電子部品用ランド15aを含ませることが好ましい。
図14は、実施例3に係る電子装置において、基板10の第1面11側から基板10を透視して半導体チップ30と電子部品50a及び50bを図示した平面図である。図14のように、実施例3では、電子部品50a、50bは、長手の方向が半導体チップ30の外周辺33a、33cに交差しているが、半導体チップ30の外周辺33a、33cから離れて基板10の第2面12に実装されている。例えば、電子部品50aは、全体が半導体チップ30と重ならずに基板10の第2面12に実装されている。電子部品50bは、全体が半導体チップ30と重なって基板10の第2面12に実装されている。電子部品50aと半導体チップ30の外周辺33aとの間の距離Bは、電子部品50aの長さ寸法Aの1/2未満であり、例えば0.5mm未満である。同様に、電子部品50bと半導体チップ30の外周辺33cとの間の距離Dは、電子部品50bの長さ寸法Cの1/2未満であり、例えば0.5mm未満である。その他の構成は、実施例1の電子装置100と同じであるため説明を省略する。
実施例1及び実施例2では、電子部品50a、50bが半導体チップ30の外周辺33a、33cを跨いで基板10の第2面12に実装されている場合を例に示したが、この場合に限られる訳ではない。実施例3のように、電子部品50a、50bは、基板10を平面視で透視したときに、半導体チップ30の外周辺33a、33cから離れて基板10の第2面12に実装されていてもよい。この場合、電子部品50aと半導体チップ30の外周辺33aとの間の距離Bが電子部品50aの長さ寸法Aの1/2未満である場合に、基板10の形状変化に起因して電子部品50aにクラックが発生し易い。同様に、電子部品50bと半導体チップ30の外周辺33cとの間の距離Dが電子部品50bの長さ寸法Cの1/2未満である場合に、基板10の形状変化に起因して電子部品50bにクラックが発生し易い。したがって、このような場合に、複数の電子部品用ランド15に電子部品用ランド15aを含ませることが好ましい。
距離B、Dが短くなるほど、基板10の形状変化に起因して電子部品50a、50bにクラックが発生し易くなる。したがって、距離B、Dが長さ寸法A、Cの1/3未満である場合に複数の電子部品用ランド15に電子部品用ランド15aを含ませることが好ましく、1/4未満である場合に電子部品用ランド15aを含ませることがより好ましい。例えば、距離B、Dが0.4mm未満の場合に複数の電子部品用ランド15に電子部品用ランド15aを含ませることが好ましく、0.3mm未満の場合に電子部品用ランド15aを含ませることがより好ましい。
実施例4の電子装置は、電子部品用ランドの形状が異なる点以外は、実施例1の電子装置100と同じ構成をしている。図15は、実施例4における電子部品50aに接合する電子部品用ランド15の平面図である。図15では、電子部品50aの外形を破線で図示している。図15のように、実施例4では、複数の電子部品用ランド15は、電子部品用ランド15bと電子部品用ランド15cと電子部品用ランド15dを含む。例えば、複数の電子部品用ランド15は、1個の電子部品用ランド15cと1個の電子部品用ランド15dと12個の電子部品用ランド15bで構成されている。
電子部品用ランド15bは、実施例1で説明したように、幅寸法がW2の矩形状をしている。電子部品用ランド15cは、電子部品用ランド15bよりも幅が狭い領域16aと、領域16aよりも幅が広い領域16bと、を有する。領域16aは、領域16b以上の長さであってもよいし、領域16b未満の長さであってもよい。領域16bの幅寸法W5は、例えば電子部品用ランド15bの幅寸法W2と同じである。電子部品用ランド15dは、電子部品用ランド15bよりも幅が狭い領域17aと、領域17aよりも幅が広い領域17bと、を有する。領域17aは、領域17b以上の長さであってもよいし、領域17b未満の長さであってもよい。領域17bの幅寸法W6は、例えば電子部品用ランド15bの幅寸法W2と同じである。
実施例4によれば、複数の電子部品用ランド15は、電子部品用ランド15bと、電子部品用ランド15bの幅よりも少なくとも一部で幅が狭い電子部品用ランド15c、15dと、を含む。電子部品用ランド15cは、電子部品用ランド15bよりも幅が狭い領域16aと、領域16aよりも幅が広い領域16bと、を有する。電子部品用ランド15dは、電子部品用ランド15bよりも幅が狭い領域17aと、領域17aよりも幅が広い領域17bと、を有する。電子部品用ランド15c、15dが電子部品用ランド15bよりも幅が狭い領域16a、17aを有することで、基板10の形状変化に起因して電子部品50aに生じる応力を低減でき、電子部品50aにクラックが発生することを抑制できる。また、電子部品用ランド15c、15dが領域16a、17aよりも幅が広い領域16b、17bを有することで、電子部品用ランド15c、15dに供給可能な半田量を増やすことができる。よって、電子部品用ランド15c、15dと端子電極52を接合する半田53の量が多くなり、電気的な接続信頼性を向上させることができる。
電子部品用ランド15cは、電子部品用ランド15cの長さ方向に領域16aと領域16bが接続している。領域16aは、領域16bの中央に接続している。これにより、領域16aに接合する半田53は端子電極52の幅方向の中央から左右均等に形成され易い。よって、電子部品50aは端子電極52の幅方向の両脇に位置する本体部51に掛かる応力が均等に低減され、端子電極52の両脇に位置する本体部51にクラックが発生することを均等に抑制できる。
電子部品用ランド15dは、電子部品用ランド15dの長さ方向に領域17aと領域17bが接続している。領域17aは、領域17bの一方の端によって領域17bに接続している。これにより、端子電極52のうちの領域17aとは反対側に位置する箇所には半田53が形成され難くなる。よって、端子電極52の幅方向の片方の端側で本体部51にクラックが発生し易いことが構造シミュレーションで事前に分かっている場合に、領域17aをクラックが発生し易い方とは反対側で領域17bに接続させることが好ましい。これにより、本体部51にクラックが発生することを抑制できる。
電子部品用ランド15c、15dは、電子部品50aの端子電極52に対向する部分が幅の狭い領域16a、17aとなっている。電子部品50aは、基板10に対向する面にクラックが発生することがある。したがって、電子部品用ランド15c、15dの幅の狭い領域16a、17aは、端子電極52に対向する箇所に位置していてもよい。
実施例4では、複数の電子部品用ランド15は、電子部品用ランド15cと電子部品用ランド15dの両方を有する場合を例に示したが、電子部品用ランド15cと電子部品用ランド15dのいずれか一方を有する場合でもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、を有する基板であって、前記第1面に設けられ、半導体チップが接合される複数の半導体チップ用ランドと、前記第2面に設けられ、本体部と前記本体部に密着した端子電極を含む電子部品の前記端子電極が前記本体部に密着した箇所で半田接合される複数の電子部品用ランドと、を備え、前記複数の電子部品用ランドは、前記基板の平面視で前記電子部品が前記半導体チップの外周部分に配置されるように、前記複数の半導体チップ用ランドに対して配置され、前記複数の電子部品用ランドは第1電子部品用ランドと第2電子部品用ランドを含み、前記第1電子部品用ランドの幅の少なくとも一部は前記第2電子部品用ランドの幅よりも狭い、基板。
(付記2)前記第2電子部品用ランドは矩形状であり、前記第1電子部品用ランドは前記第2電子部品用ランドよりも幅が狭い矩形状である、付記1記載の基板。
(付記3)前記第1電子部品用ランドは、前記第2電子部品用ランドよりも幅が狭い第1領域と、前記第1領域よりも幅が広い第2領域と、を有する、付記1記載の基板。
(付記4)前記第1電子部品用ランドは、前記第1電子部品用ランドの長さ方向に前記第1領域と前記第2領域が接続し、前記第1領域は、前記第2領域の中央に接続する、付記3記載の基板。
(付記5)前記第1電子部品用ランドは、前記第1電子部品用ランドの長さ方向に前記第1領域と前記第2領域が接続し、前記第1領域は、前記第2領域の一方の端に寄って前記第2領域に接続する、付記3記載の基板。
(付記6)前記第1電子部品用ランドは、前記電子部品に対向する領域が前記第1領域である、付記3から5のいずれか一項記載の基板。
(付記7)前記複数の半導体チップ用ランドは、前記第1面のうちの前記半導体チップを覆う放熱部品が接合される接合領域よりも内側に設けられている、付記1から6のいずれか一項記載の基板。
(付記8)前記複数の電子部品用ランドは、前記基板の平面視で前記電子部品の長手の方向が前記半導体チップの外周辺のうちの前記電子部品に最も近い外周辺に交差して前記電子部品が前記半導体チップの外周部分に配置されるように、前記複数の半導体チップ用ランドに対して配置される、付記1から7のいずれか一項記載の基板。
(付記9)基板と、前記基板の第1面に設けられた複数の半導体チップ用ランドに接合された半導体チップと、前記基板の前記第1面とは反対側の第2面に設けられた複数の電子部品用ランドに接合された電子部品と、本体部と前記本体部に密着した複数の端子電極を含む前記電子部品の前記複数の端子電極を前記本体部に密着した箇所で前記複数の電子部品用ランドに接合する複数の半田と、を備え、前記電子部品は、前記基板を平面視で透視したときに前記半導体チップの外周部分に配置され、前記複数の電子用部品ランドは第1電子部品用ランドと第2電子部品用ランドとを含み、前記第1電子部品用ランドの幅の少なくとも一部は前記第2電子部品用ランドの幅よりも狭い、電子装置。
(付記10)前記半導体チップを覆って配置され、前記半導体チップの周囲で前記基板の前記第1面に接合された放熱部品を備える、付記9記載の電子装置。
(付記11)前記電子部品は、前記基板を平面視で透視したときに、前記電子部品の長手の方向が前記半導体チップの外周辺のうちの前記電子部品に最も近い外周辺に交差して前記半導体チップの外周部分に配置されている、付記9または10記載の電子装置。
(付記12)前記電子部品は、前記基板を平面視で透視したときに、前記半導体チップの外周辺を跨いで配置されている、付記9から11のいずれか一項記載の電子装置。
(付記13)前記電子部品は、前記基板を平面視で透視したときに、前記半導体チップの外周辺から離れて配置され、前記半導体チップの外周辺のうちの前記電子部品に最も近い外周辺と前記電子部品との間の距離は前記電子部品の長さ寸法の1/2未満である、付記9から11のいずれか一項記載の電子装置。
10 基板
11 第1面
12 第2面
13 接合領域
14 半導体チップ用ランド
15、15a、15b、15c、15d 電子部品用ランド
16a、16b 領域
17a、17b 領域
18 反り
30 半導体チップ
31 端子電極
32 アンダーフィル材
33a〜33d 外周辺
34 領域
40 放熱部品
41 接着剤
50a、50b 電子部品
51 本体部
52 端子電極
53 半田
60 プローブ
61 領域
100 電子装置
115 電子部品用ランド
150a、150b 電子部品
151 本体部
152 端子電極
153 半田
154 クラック

Claims (9)

  1. 第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、を有する基板であって、
    前記第1面に設けられ、半導体チップが接合される複数の半導体チップ用ランドと、
    前記第2面に設けられ、本体部と前記本体部に密着した端子電極を含む電子部品の前記端子電極が前記本体部に密着した箇所で半田接合される複数の電子部品用ランドと、を備え、
    前記複数の電子部品用ランドは、前記基板の平面視で前記電子部品が前記半導体チップの外周部分に配置されるように、前記複数の半導体チップ用ランドに対して配置され、
    前記複数の電子部品用ランドは第1電子部品用ランドと第2電子部品用ランドを含み、
    前記第1電子部品用ランドの幅の少なくとも一部は前記第2電子部品用ランドの幅よりも狭い、基板。
  2. 前記第2電子部品用ランドは矩形状であり、
    前記第1電子部品用ランドは前記第2電子部品用ランドよりも幅が狭い矩形状である、請求項1記載の基板。
  3. 前記第1電子部品用ランドは、前記第2電子部品用ランドよりも幅が狭い第1領域と、前記第1領域よりも幅が広い第2領域と、を有する、請求項1記載の基板。
  4. 前記第1電子部品用ランドは、前記第1電子部品用ランドの長さ方向に前記第1領域と前記第2領域が接続し、
    前記第1領域は、前記第2領域の中央に接続する、請求項3記載の基板。
  5. 前記第1電子部品用ランドは、前記第1電子部品用ランドの長さ方向に前記第1領域と前記第2領域が接続し、
    前記第1領域は、前記第2領域の一方の端に寄って前記第2領域に接続する、請求項3記載の基板。
  6. 前記第1電子部品用ランドは、前記電子部品に対向する領域が前記第1領域である、請求項3から5のいずれか一項記載の基板。
  7. 前記複数の半導体チップ用ランドは、前記第1面のうちの前記半導体チップを覆う放熱部品が接合される接合領域よりも内側に設けられている、請求項1から6のいずれか一項記載の基板。
  8. 前記複数の電子部品用ランドは、前記基板の平面視で前記電子部品の長手の方向が前記半導体チップの外周辺のうちの前記電子部品に最も近い外周辺に交差して前記電子部品が前記半導体チップの外周部分に配置されるように、前記複数の半導体チップ用ランドに対して配置される、請求項1から7のいずれか一項記載の基板。
  9. 基板と、
    前記基板の第1面に設けられた複数の半導体チップ用ランドに接合された半導体チップと、
    前記基板の前記第1面とは反対側の第2面に設けられた複数の電子部品用ランドに接合された電子部品と、
    本体部と前記本体部に密着した複数の端子電極を含む前記電子部品の前記複数の端子電極を前記本体部に密着した箇所で前記複数の電子部品用ランドに接合する複数の半田と、を備え、
    前記電子部品は、前記基板を平面視で透視したときに前記半導体チップの外周部分に配置され、
    前記複数の電子用部品ランドは第1電子部品用ランドと第2電子部品用ランドとを含み、
    前記第1電子部品用ランドの幅の少なくとも一部は前記第2電子部品用ランドの幅よりも狭い、電子装置。
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