JP2021026605A - 商品販売データ処理装置及びプログラム - Google Patents

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Hiroyuki Oki
裕之 沖
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Abstract

【課題】釣準備金の入金額の変更を効率的に行えるようにする。【解決手段】貨幣の入金と出金とが行われる釣銭機と接続された商品販売処理装置について、前記釣銭機に釣準備金としての貨幣が入金されたか否かについて判定する入金判定手段と、前記入金判定手段により判定された結果に基づいて報知を行う報知手段とを備えて構成する。【選択図】図8

Description

本発明は、商品販売データ処理装置及びプログラムに関する。
POSターミナル(POSレジスタ)と入出金機(釣銭機)とを接続して構成されるPOSシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−210029号公報
例えば1営業日の開始にあたり、店員が釣銭機に釣準備金を入金しておくようにして運用される場合がある。
この場合において、店員が誤って設定金額と異なる釣準備金を入金してしまう可能性がある。釣準備金の入金額が設定金額に対して誤っている状態のままPOSシステムが稼働した場合には、最終的に売り上げ実績に応じた釣銭機内に格納されている貨幣の金額との間に違算が生じ得るなどの不具合が生じ得ることから、設定金額となるように変更する必要がある。店員の業務負担等を考慮すると、このような釣準備金の入金額の変更について効率的に行えるようにすることが好ましい。
本願発明はこのような事情に鑑みて為されたもので、釣準備金の入金額の変更を効率的に行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、貨幣の入金と出金とが行われる釣銭機と接続された商品販売処理装置であって、前記釣銭機に釣準備金としての貨幣が入金されたか否かについて判定する入金判定手段と、前記入金判定手段により判定された結果に基づいて報知を行う報知手段とを備える商品販売データ処理装置である。
第1実施形態におけるPOSシステムの構成例を示す図である。 第1実施形態におけるPOSレジスタの外観例を示す図である。 第1実施形態におけるPOSレジスタの外観例を示す図である。 第1実施形態におけるPOSレジスタの構成例を示す図である。 第1実施形態における未入金報知画面の一態様例を示す図である。 第1実施形態におけるPOSレジスタが未入金報知画面の表示に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第1実施形態における入金画面の一態様例を示す図である。 第1実施形態における返金画面の一態様例を示す図である。 第1実施形態におけるPOSレジスタが入金額の変更に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第1実施形態の変形例における返金画面の一態様例を示す図である。 第2実施形態における入金額エラー報知画面の一態様例を示す図である。 第2実施形態におけるPOSレジスタが入金額の変更に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の一実施形態としてのPOSシステムの構成例を示している。
同図のPOSシステム1は、3台のPOSレジスタ3と、ストアコントローラ4と、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network;LAN)5とを含む。3台のPOSレジスタ3とストアコントローラ4とは、LAN5を介してそれぞれ接続されている。なお、図1には、3台のPOSレジスタ3の例を示すが、POSレジスタ3の台数は3台に限られるものではない。
POSレジスタ3は、顧客の買上対象の商品の商品登録処理を実行する商品登録処理部と、商品登録処理部で登録された商品販売データに基づいて会計処理(精算処理)を実行する会計処理部とを備えるキャッシュレジスタ端末である。
POSシステム1において、POSレジスタ3は店舗内のチェックアウトコーナに設置され、ストアコントローラ4は店舗のバックヤード(事務所等)に設置される。
続いて、図2〜図4を参照して、POSレジスタ3の構成例について説明する。
図2、図3は、POSレジスタの外観例を示している。図2(A)は、POSレジスタ3等を客側から見た斜視図である。図2(B)は、POSレジスタ3等を店員側から見た斜視図である。図2(A)に示すように客側から見てPOSレジスタ3の右側にカウンタが置かれている。図3(A)は、POSレジスタ3について客側から正面を見た正面図である。図3(B)は、POSレジスタ3について店員側から正面を見た斜視図である。図4は、POSレジスタ3の構成例を示す図である。図3及び図4において、同一部分には同一符号を付している。
以下、図3を参照しつつ、図4に示したPOSレジスタ3の構成例を説明する。POSレジスタ3は、CPU3001と、ROM3002と、RAM3003と、ハードディスク3004と、客側表示部3005と、客側スキャナ部3006と、カード決済部3008と、自動釣銭機3009と、店員側表示部3010と、キー操作部3011と、店員側スキャナ部3012と、印刷部3013と、音声出力部3014と、通信部3015とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU3001は、中央演算処理装置であり、ROM3002に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、POSレジスタ3の動作を制御する。
ROM3002は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU3001が利用する各種の情報を記憶する。
RAM3003は、読み出し書き込みメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、RAM3003は、外部から取得した情報(例えば、店舗管理サーバ500、回収管理サーバ200、客端末装置300等から取得した情報)や、処理において生成した情報(例えば、登録処理において生成した登録情報、精算処理において生成した精算情報等)を記憶する。なお、以下の説明において、登録情報と精算情報のいずれか一方又は両方を取引情報と称する場合がある。
ハードディスク3004は、種々の情報を記憶する。ハードディスク3004は、例えば、ROM3002に代えて、CPU3001が実行するプログラム等を記憶してもよい。また、RAM3003に代えて、外部から取得した情報や、処理において生成した情報を記憶してもよい。
客側表示部3005は、客用のタッチディスプレイであり、客に種々の情報を表示するとともに、客から種々の入力を受け付ける。
客側スキャナ部3006は、客用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコード(商品コード等)等を光学的に読み取る。
なお、客側スキャナ部3006は、客が商品を登録する際に用いられるが、客は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、客側表示部3005に、商品の注文ボタン等が表示されている場合、客は、注文ボタンを操作(押下)し、商品を登録することができる。
カード決済部3008は、各種カード(クレジットカード、交通系カード等)による決済機構である。本実施形態のカード決済部3008は、カード認識部(読取部)や表示部や操作部を備えるが、少なくとも、カード認識部を備えるものであればよい。例えば、カード決済部3008のカードリーダは、会員証としてのカードやポイントカードとしてのカードを読み取り可能とされてよい。あるいは、カード決済部3008とは別に、会員証としてのカードやポイントカードとしてのカードを読み取り可能なカードリーダがPOSレジスタ3に備えられてもよい。
自動釣銭機3009は、現金による決済機構であり、紙幣や硬貨の投入口、紙幣や硬貨の排出口を有し、投入口への投入金額を算出し、投入金額と買上金額の差分である釣銭金額を算出し、釣り銭を排出口から排出する。
店員側表示部3010は、店員用のタッチディスプレイであり、店員に種々の情報を表示するとともに、店員から種々の入力を受け付ける。
キー操作部3011は、各種のキー(ボタン)から構成され、店員から種々の入力を受け付ける。
店員側スキャナ部3012は、店員用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコード(商品コード等)や店員の名札に付された店員コード等を光学的に読み取る。
なお、店員側スキャナ部3012は、店員が商品を登録する際に用いられるが、店員は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、キー操作部3011に、商品に対応するキー(例えば、スポーツ新聞に対応するキー等)が配置されている場合、店員は、当該キーを操作(押下)し、当該商品を登録することができる。また、店員側表示部3010に、商品に対応するプリセットキーが表示されている場合、店員は、当該プリセットキーを操作し、当該商品を登録することができる。
印刷部3013は、媒体を排出する印刷部であり、例えば、レシート等の種々の媒体を印刷、発行する。印刷部3013は、店員側から客側、客側から店員側に向き(媒体発行口の方向)を回転自在に変更可能な1台の印刷部である。印刷部の向きは、手動で変更してもよいし、例えば動作モードの移行に応じて自動的に変更(メカ的に制御等)してもよい。なお、印刷部の向きの正誤をセンサなどで検出してもよい。
音声出力部3014は、音声を出力する。例えば、音声出力部3014は、音声ガイダンス等を出力する。
通信部3015は、同一の店舗ST内において店舗内のネットワークで接続された他の装置や、ネットワークNTと接続された他の装置と通信を実行する。
上記構成によるPOSレジスタ3は、店員が商品登録操作と精算に対応する操作とを行うようにされる第1会計モードと、店員が商品登録操作を行い、客が精算に対応する操作を行うようにされる第2会計モードと、客が商品登録操作と精算に対応する操作とを行うようにされる第3会計モードとで切り替えが可能とされる。
本実施形態のPOSレジスタ3は自動釣銭機3009を備えている。このようなPOSレジスタ3において、例えば営業の開始に際して自動釣銭機3009に収納されている貨幣枚数によっては、想定していたよりも早く釣銭が不足してしまい客の預かり金に対して釣銭をはらい出せない状況となる可能性がある。そこで、本実施形態のPOSレジスタ3については、例えば営業日の開始に先だって、自動釣銭機3009の自動釣銭機3009に釣準備金としての所定金額に応じた貨幣を入金しておくようにされる。
釣準備金は、営業日に関わらず一定の金額が定められてもよいし、例えば特売日、週末等の営業日の属性に応じてそれぞれ適切な金額が定められてもよい。
また、釣準備金は、定められた金額における金種ごとの枚数の内訳(金種内訳)も定められている。
本実施形態においては、例えば1営業日の開始に先立って、担当の店員が、現営業日の釣準備金として定められた金額と金種内訳を確認のうえ、確認した金種内訳の貨幣を、例えば金庫から取り出すなどして用意し、POSレジスタ3に赴く。
POSレジスタ3に赴いた店員は、POSレジスタ3に対して所定の操作(入金宣言操作)を行うことで、釣準備金の入金を受付可能なモード(釣準備金入金モード)を設定したうえで、用意した貨幣を自動釣銭機3009の貨幣投入口17bに投入する。このようにして、釣準備金が自動釣銭機3009に収納される。つまり、POSレジスタ3に入金しておくべき釣準備金が用意されたことになる。
しかしながら、担当の店員が釣準備金の用意をし忘れたりするなどして、POSレジスタ3に釣準備金が入金されない状態のまま営業日が開始されてしまう場合がある。営業日が開始されてからも釣準備金を入金しないままの状態でPOSレジスタ3を操作する店員が客に応対して精算を行っていくと、想定よりも早いうちに釣銭が不足して客に釣銭を渡すことができないという不具合が生じる。
そこで、本実施形態のPOSレジスタ3は、釣準備金が入金されていない状態のまま、営業に対応する稼働状態となった場合には、所定の状態となったタイミング(報知タイミング)で、店員に向けて、釣準備金が入金されていないことを警告する報知(未入金報知)を行うようにされる。
未入金報知は、タッチパネル付表示部14にて表示により行われるようにされてもよいし、音声の出力により行われるようにされてもよい。
また、未入金報知の報知タイミングとしては、例えば、営業に対応する稼働に応じてPOSレジスタ3が起動されたタイミングであってもよい。
また、未入金報知の報知タイミングは、店員がPOSレジスタ3にログインするための操作(一例として、店員証のコード情報を読み取らせる操作)が行われたタイミングであってもよい。
また、未入金報知の報知タイミングは、一取引に対応する商品の登録開始に応じた所定操作が行われたタイミングであってもよい。また、未入金報知の報知タイミングは、一取引に対応する商品の登録の終了に応じたタイミングであってもよい。
また、未入金報知の報知タイミングは、POSレジスタ3が待機中の状態となったタイミングであってもよい。
図5は、表示による未入金報知の一態様例を示している。同図においては、未入金報知画面が示されている。このような未入金報知画面は、例えばこれまで表示されていた画面(例えば、待機画面、商品登録画面等)上に重畳されるようにして表示されるダイアログウィンドウの形式であってよい。
このような未入金報知画面が表示されることにより、POSレジスタ3を操作する店員は、POSレジスタ3にまだ釣準備金が入金されていないことを把握できる。
同図の未入金報知画面においては、「釣準備」ボタンBT1と「後で」ボタンBT2とが配置されている。
店員は、これからすぐに釣準備金をPOSレジスタ3に入金する場合には、「釣準備」ボタンBT1に対する操作を行う。「釣準備」ボタンBT1に対する操作は、入金宣言操作の一例である。入金宣言操作が行われたことに応じて、POSレジスタ3は、釣準備金の入金を受け付ける釣準備金入金モードを設定する。店員は、釣準備金入金モードが設定されたPOSレジスタ3に対して釣準備金を入金する。つまり、釣準備金として用意した貨幣を自動釣銭機3009の貨幣投入口17bに投入していく。
一方、例えば、店員が客とすぐに応対しなければならないなど、釣準備金の入金は後回しにしたいような場合がある。このような場合、店員は、「後で」ボタンBT2に対する操作(入金保留宣言操作)を行う。入金保留宣言操作が行われた場合、POSレジスタ3は、未入金報知画面の表示を消去して、所定の状態(例えば、待機状態、商品登録モード等)を維持する。この場合、以降において、POSレジスタ3が、例えば、商品登録が開始に応じた操作が行われるなどして、報知タイミングに対応する状態となったことに応じて、再度、未入金報知画面が表示されるようにしてよい。
図6のフローチャートを参照して、POSレジスタ3が未入金報知画面の表示に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS101:POSレジスタ3は、未入金報知の報知タイミングとなるのを待機する。POSレジスタ3は、自己が所定の状態となったことに応じて、未入金報知の報知タイミングに至ったと判定する。
ステップS102:POSレジスタ3は、ステップS101にて未入金報知の報知タイミングに至ったことが判定されると、さらに、現営業日による営業に対応してPOSレジスタ3に釣準備金の入金が行われたことを示す履歴(入金履歴)が記憶されているか否かについて判定する。釣準備金の入金履歴は、POSレジスタ3が記憶してもよいし、ストアコントローラ4等の上位装置が記憶してもよい。
入金履歴が記憶されていた場合には、同図の処理が終了されてよい。
ステップS103:一方、入金履歴が記憶されていなかった場合、POSレジスタ3は、タッチパネル付表示部14に未入金報知画面を表示させる。
ステップS104:未入金報知画面に対しては、入金宣言操作と入金保留宣言操作とのうちのいずれかが行われる。そこで、POSレジスタ3は、入金宣言操作と入金保留宣言操作とのうち、入金宣言操作が行われたか否かについて判定する。
ステップS105:入金宣言操作が行われた場合、POSレジスタ3は、釣準備金入金モードを設定する。釣準備金入金モードの設定にあたり、POSレジスタ3は、これまで表示させていた未入金報知画面を消去し、釣準備金の入金に対応する操作や案内等が行われる入金画面を表示させる。
ステップS106:入金宣言操作ではなく入金保留宣言操作が行われた場合、POSレジスタ3は、これまで表示させていた未入金報知画面を消去し、例えば未入金報知画面の表示開始に応じた状態を維持する。
前述の営業日の開始前において釣準備金入金モードを設定する操作、もしくは未入金報知画面に対する入金宣言操作が行われたことに応じて、POSレジスタ3は、入金モードを設定し、タッチパネル付表示部14に入金画面を表示させる。
図7は、入金画面の一態様例を示している。同図の入金画面においては、貨幣の金種ごとに入金が受け付けられた枚数(入金枚数)と、金種ごとの入金枚数に応じた合計金額とが示されるようになっている。
店員は、入金画面が表示された状態のもとで、釣準備金として用意した貨幣を、自動釣銭機3009の貨幣投入口17bに投入していく。貨幣が貨幣投入口17bに投入されていくごとに、金種ごとの枚数の表示が、投入された貨幣の金種と枚数とに応じて変化していく。また、金種ごとの枚数の表示の変化に伴って、合計金額も増加していくように変化する。つまり、店員は、貨幣投入口17bに釣準備金としての貨幣を投入していきながら、入金画面を見ることで、現在における金種ごとの入金枚数と、金種ごとの入金枚数に応じた合計金額とを把握することができる。
店員は、釣準備金の入金を終えると、入金画面を見て、入金額が現営業日に応じて設定された釣準備金の金額(設定金額)と同じであるかどうかを確認する。そして、入金額と設定金額とが同じであることが確認された場合、店員は、入金画面において配置される「実行」ボタンBT11に対する操作(入金確定操作)を行う。
入金確定操作が行われたことに応じて、POSレジスタ3は、現時点までにおいて入金された貨幣に応じた金額を現営業日に対応する釣準備金の入金額として確定させる処理(入金確定処理)を実行する。入金確定処理に際して、POSレジスタ3は、今回の釣準備金の入金結果を示す入金履歴を例えばハードディスク3004や上位装置等に記憶させるようにする。
しかしながら、店員が誤って、設定金額を越える金額を入金してしまう場合がある。同図では、具体的に、このように設定金額を越えて入金が行われた場合として、設定金額が65円であるのに対して、1円超過した66円が入金されてしまった例が示されている。同図の例では、入金された66円の金種ごとの内訳として、10円硬貨が1枚、5円硬貨が5枚、1円硬貨が51枚である例が示されている。
店員は、設定金額よりも多い金額を入金してしまったことに気付いた場合には、設定金額に対する超過額を自動釣銭機3009から返金(排出)させるため、以下の操作を行うことができる。なお、以下の説明では、図7の例と同様に、設定金額が65円である場合に、1円超過して66円が入金された場合の例を挙げる。
店員は、まず、同図の入金画面に配置されている「返金」ボタンBT12に対する操作(返金宣言操作)を行う。返金宣言操作が行われたことに応じて、POSレジスタ3は、釣準備金に対する超過額の返金(以下、単に「返金」とも記載する)を行うための返金モードに遷移する。POSレジスタ3は、返金モードに遷移したことに応じて、返金に関する返金画面をタッチパネル付表示部14に表示する。
図8は、返金画面の一例を示している。図8(A)は、返金モードに遷移したことに応じて最初に表示される、初期状態の返金画面の態様例を示している。
返金画面においては、金種ごとに、「返金枚数」、「入金枚数」、及び「釣準備枚数」が示されるようになっている。「返金枚数」は、対応の金種の「入金枚数」のうちから返金(返却)すべきとして入力された貨幣の枚数を示す。「入金枚数」は、対応の金種について店員により実際に入金された枚数を示す。「釣準備枚数」は、対応の金種についての「入金枚数」について、「返金枚数」により指定される枚数を返却した場合の、変更(訂正)後の貨幣の枚数を示す。
また、返金画面においては、「返金額」、「入金額」、「釣準備金額」が示される。「返金額」は、金種ごとに指定された「返金枚数」に対応して算出される返金額の総額を示す。「入金額」は、金種ごとの「入金枚数」に対応して算出される入金額の総額を示す。「釣準備金額」は、金種ごとの「釣準備枚数」に対応して算出される釣準備金の総額を示す。
同図の初期状態の返金画面においては、「入金枚数」について、実際に入金された66円の入金額についての金種ごとの内訳が示されている。つまり、入金された66円の内訳としては、10円硬貨が1枚、5円硬貨が1枚、1円硬貨が51枚であったことが示されている。また、初期状態の段階では店員は、まだ「返金枚数」を指定する操作を行っていないことから、各金種に応じた「返金枚数」の領域は、それぞれ「0枚」を示している。また、各金種に応じた「返金枚数」が「0枚」とされて、いずれの金種についても「返金枚数」の指定がない状態であることに応じて、「釣準備枚数」は、それぞれの金種ごとに「入金枚数」と同じになっている。
また、上記の「入金枚数」、「返金枚数」、「釣準備枚数」の内訳に対応して、「返金額」は「0(円)」、「入金額」は「66(円)」、「釣準備金額」は「66(円)」を示している。
同図に示される返金画面は、返金すべき金種枚数を指定する操作として、「返金枚数」を変更する操作が可能とされた例を示している。同図の金種ごとの「返金枚数」の領域は、例えば他の「入金枚数」や「釣準備枚数」の領域に対して異なる背景色が設定されるなどして、操作によりパラメータを変更可能な領域であることを店員が視覚的に把握できるようになっている。
店員は、同図の返金画面を見ることで、65円の設定金額に対する1円の超過額を返金するためには、1円の金種の「返金枚数」について「1枚」を指定すればよいことを把握できる。
そこで、店員は、同図の1円の金種に対応する「返金枚数」について、「0枚」から「1枚」に変更する操作(金種枚数指定操作)を行う。この場合の金種枚数指定操作としては、例えば1円の金種に対応する「返金枚数」の領域を操作対象として指定したうえで「1」を入力する数値入力操作を行うようにすればよい。また、数値入力操作は、例えば1円の金種に対応する「返金枚数」の領域に対してタッチ操作が行われることに応じて数値を選択するプルダウンメニューが表示されるようにしたうえで、表示されたプルダウンメニューから目的の数値を選択するという操作であってよい。あるいは、数値入力操作は、変更対象の金種に対応する「返金枚数」の領域を、例えばタップ操作により操作対象として指定したうえで、キー操作部3011において配置される数値キー、あるいは返金画面に重畳表示された数値キーのうちから目的の数値の数値キーを操作するというものであってよい。
店員が1円の金種に対応する「返金枚数」を「0枚」から「1枚」に変更したことにより、返金画面は、図8(A)から図8(B)に示す状態に遷移する。つまり、金種ごとに対応する「返金枚数」の領域のうち、1円の金種に対応する「返金枚数」の領域が「0枚」から「1枚」に変更されている。また、1円の金種に対応する「返金枚数」の領域が「0枚」から「1枚」に変更されたことに伴い、1円の金種に対応する「入金枚数」が「51枚」であるのに対して、「釣準備枚数」は「51枚」から「50枚」に変更されている。
また、上記のように1円の金種に対応する「返金枚数」と「釣準備枚数」とが変更されたことに伴い、「返金額」は「0(円)」から「1(円)」に変更され、「釣準備金額」は「66枚」から「65枚」に変更される。「入金額」については「66枚」で変更されない。
このような返金画面の表示を見ることで、店員は、1円の返金により設定金額を65円とするように、自分が正しく操作を行ったことを確認できる。そして、店員は、POSレジスタ3に1円の返金を実行させるために、返金画面にて配置されている「実行」ボタンBT21に対する操作を行う。
なお、「実行」ボタンBT21については、図8(A)のように、まだ「返金枚数」の指定が行われていない状態のもとでは、操作が行われても意味がないことから、操作不可の状態とされてよい。また、「実行」ボタンBT21は、操作不可の状態においては、例えばグレーアウトとして操作が不可であることを店員が把握できるようにされてよい。あるいは、「返金枚数」の指定が行われていない状態のもとでは、「実行」ボタンBT21は非表示の状態とされてよい。
「実行」ボタンBT21が操作されたことに応じて、POSレジスタ3は、返金画面において「返金枚数」として指定された1枚の1円硬貨を、自動釣銭機3009の貨幣排出口から排出させるための制御を実行する。
また、POSレジスタ3は、今回の釣準備金の超過金額の返金に伴い、釣準備金としての入金額が65円であるとして管理する。
このようにして、本実施形態においては、釣準備金について設定金額を超過した金額を入金してしまった場合であっても、店員は、POSレジスタ3に超過金額に応じた貨幣の返金(返却)を実行させるための操作を行うことができる。これにより、POSレジスタ3に設定金額と同じ金額の釣準備金が入金された状態となるように修正することができる。また、本実施形態の場合、店員が行う超過金額の返金のための操作は、図8に例示したような返金画面を利用したものであり、分かりやすく簡単な操作となっている。
図9のフローチャートを参照して、本実施形態のPOSレジスタ3が入金額の変更に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS201:POSレジスタ3は、入金宣言操作が行われることを待機している。ここで待機される入金宣言操作は、1つには、1営業日の開始前の段階において店員がPOSレジスタ3を釣準備金入金モードとするための所定の手順による操作が含まれてよい。また、もう1つには、営業日に応じて稼働している状態において表示された未入金報知画面の「釣準備」ボタンBT1に対する操作が含まれてよい。
ステップS202:POSレジスタ3は、入金宣言操作が行われたことに応じて、釣準備金入金モードを設定する。
ステップS203:POSレジスタ3は、釣準備金入金モードの設定に応じて、入金画面をタッチパネル付表示部14に表示させる。
ステップS204:釣準備金入金モードのもとで入金画面が表示されている際、POSレジスタ3は、自動釣銭機3009に対する釣準備金としての貨幣の入金を受付可能な状態とする。店員は、自動釣銭機3009の貨幣投入口17bに釣準備金としての貨幣を入金していく作業を行う。POSレジスタ3は、入金された貨幣を受け付ける。この際、POSレジスタ3は、入金された貨幣の金種と枚数とを認識し、認識結果に基づいて、入金画面における金種ごとの入金枚数や合計金額等の表示を変更させていく。
ステップS205:釣準備金入金モードにおいて、POSレジスタ3は、入金画面における「実行」ボタンBT11に対する操作(入金確定操作)が行われた否かについて判定する。
ステップS206:ステップS205にて入金確定操作の行われたことが判定された場合、POSレジスタ3は、入金確定処理を実行する。POSレジスタ3は、入金確定処理として、釣準備金入金モードにおいてこれまでに入金された貨幣の金種枚数と、金種枚数に応じた合計金額を、釣準備金の入金額として確定させる。この際、POSレジスタ3は、今回の釣準備金の入金結果が示される釣準備金入金履歴を生成し、ハードディスク3004もしくは上位装置等に記憶させる。
入金確定処理が実行されたことに応じて、ステップS202にて設定された釣準備金入金モードが解除される。
ステップS207:ステップS205にて入金確定操作が行われなかったことが判定された場合、POSレジスタ3は、入金画面に配置されている「返金」ボタンBT12に対する操作(返金宣言操作)が行われたか否かについて判定する。前述のように、店員は、設定金額を超える金額を入金してしまった場合に、入金額が設定金額に等しくなるようにPOSレジスタ3に返金させるため、返金宣言操作を行う。
返金宣言操作が行われないと判定された場合には、ステップS204に処理が戻される。
ステップS208:ステップS207にて返金宣言操作の行われたことが判定された場合、POSレジスタ3は、ステップS202にて設定された釣準備金入金モードを解除し、返金モードを設定する。
ステップS209:POSレジスタ3は、返金モードの設定に応じて、これまでの入金画面の表示に代えて、返金画面をタッチパネル付表示部14に表示させる。
ステップS210:店員は、返金画面に対して金種枚数指定操作を行う。POSレジスタ3は、返金画面に対して行われる金種枚数指定操作を受け付ける。金種枚数指定操作を受け付けることにより、返金画面は、図8(A)から図8(B)への遷移として例示したようにして表示が変更される。
ステップS211:店員は、金種枚数指定操作を行ったうえで、「実行」ボタンBT21を操作する。「実行」ボタンBT21が操作されたことに応じて、POSレジスタ3は、金種枚数指定操作により指定された金種枚数の返金を確定させる処理(返金確定処理)を実行する。
返金確定処理として、POSレジスタ3は、金種枚数指定操作により返金すべきことが指定された金種枚数による貨幣を、自動釣銭機3009の貨幣排出口から排出させる制御を実行する。また、POSレジスタ3は、釣準備金としての入金額について、返金された金種枚数の貨幣の金額に応じて減額した値に変更する。
返金確定処理の終了に伴い、POSレジスタ3は、ステップS208にて設定された返金モードを解除する。
<第1実施形態の変形例>
第1実施形態の変形例について説明する。本変形例では、返金画面において返金すべき金種枚数を指定する操作が可能な領域は、「返金枚数」に代えて「釣準備枚数」の領域となる。
図10(A)は、本変形例に対応する初期状態の返金画面の一態様例を示している。同図において示される金種ごとの「返金枚数」、「入金枚数」、「釣準備枚数」、「返金額」、「入金額」、「釣準備金額」については、図8(A)と同様の例を挙げている。
そのうえで、同図では、返金すべき金種枚数を指定する操作が「釣準備枚数」に対して可能とされていることに応じて、「釣準備枚数」の領域について、「返金枚数」や「入金枚数」に対して異なる背景色が設定された状態が示されている。
この場合の店員は、設定金額に対する1円の超過金額を返金させるために、同図の1円の金種に対応する「釣準備枚数」について、「51枚」から「50枚」に変更する操作を行う。このための操作としても、例えば1円の金種に対応する「釣準備枚数」の領域を操作対象として指定したうえで「50」を入力する数値入力操作を行うようにすればよい。
店員が1円の金種に対応する「釣準備枚数」を「51枚」から「50枚」に変更したことにより、返金画面は、図10(A)から図10(B)に示す状態に遷移する。つまり、金種ごとに対応する「釣準備枚数」の領域のうち、1円の金種に対応する「釣準備枚数」の領域が「51枚」から「50枚」に変更されている。「入金枚数」については、実際に入金された枚数を示すことから「51枚」のままでよい。
また、1円の金種に対応する「釣準備枚数」の領域が「51枚」から「50枚」に変更されたことに伴い、1円の金種に対応する「返金枚数」は「0枚」から「1枚」に変更されている。
また、上記のように1円の金種に対応する「釣準備枚数」と「返金枚数」とが変更されたことに伴い、「返金額」は「0(円)」から「1(円)」に変更され、「釣準備金額」は「66枚」から「65枚」に変更される。「入金額」については「66枚」のままで変更されない。
このような返金画面の表示を見ることによっても、店員は、1円の返金により設定金額を65円とするように、自分が正しく操作を行ったことを確認できる。そして、この場合にも、店員は、POSレジスタ3に1円の返金を実行させるために、返金画面にて配置されている「実行」ボタンBT21に対する操作を行う。
このような本変形例によっても、店員は、設定金額を超過した金額を入金してしまった場合には、返金画面に対する分かりやすい操作によって、設定金額の通りに釣準備金が入金された状態とするように操作を行うことができる。
<第2実施形態>
続いて、第2実施形態について説明する。第1実施形態においては、釣準備金が設定金額通りに入金されているか否かの判断については、店員が入金画面にて表示される金種枚数や合計金額等を確認することで行われていた。
これに対して、本実施形態においては、POSレジスタ3が、釣準備金として入金された貨幣の金額(入金額)が設定金額と一致しているか否かについて判定する。
入金額が設定金額と一致しているか否かの判定のために、POSレジスタ3は、設定金額を取得する。
本実施形態においては、店員は、例えばストアコントローラ4等の上位装置に対して営業日ごとに設定金額を対応付けて登録する操作を行うことができる。POSレジスタ3は、所定のタイミングで、当日の営業日に対応して登録された設定金額を取得するようにされる。あるいは、営業日ごとの設定金額は、例えば系列店舗を管理するサーバなどから取得されるようにしてもよい。
本実施形態において、釣準備金の入金については第1実施形態と同様に、例えば1営業日の開始前の段階にて行われるようにされてよい。
そのうえで、本実施形態のPOSレジスタ3は、釣準備金の入金が行われて後の所定のタイミングで、入金額が設定額と異なっている場合には、入金額が設定額と異なっていることの報知(入金額エラー報知)を店員に向けて行うようにされる。
また、入金額エラー報知の報知タイミングとしては、例えば、第1実施形態における未入金報知のタイミングに準ずればよい。本実施形態としては、例えば、第1実施形態と同様のタイミングで、まず入金履歴の有無について判定し、入金履歴が有るとの判定が得られた場合に、入金額が設定額と異なっているか否かについて判定するようにされてよい。
入金額エラー報知は、表示によって行われてもよいし、音声出力によって行われてもよい。
図11は、入金額エラー報知を表示により行う場合において、タッチパネル付表示部14に表示される入金額エラー報知画面の一態様例を示している。
図11(A)は、入金額が設定額と異なる場合として、入金額が設定額を超過している場合に対応して表示される入金額エラー報知画面を示している。同図の入金額エラー報知画面においては、入金額が設定額を超過していることを店員に報知するとともに、今から超過金額の返金のための操作を行うか否かの確認を求めるメッセージが表示されている。なお、このようなメッセージにより入金額が設定額を超過していることを店員に報知するにあたっては、入金額と設定額との差分の金額(超過金額)を併せて報知するようにされてよい。
このような入金額エラー報知画面が表示されることで、店員は、現営業日に対応して釣準備金の入金は行われたが、設定金額を超過する金額が入金されたままの状態であることを把握することができる。
また、入金額エラー報知画面においては、「返金する」ボタンBT31と「後で」ボタンBT32とが配置されている。
店員は、今から返金のための操作を行う場合には、「返金する」ボタンBT31に対する操作(返金宣言操作)を行う。「返金する」ボタンBT31に対する操作が行われたことに応じて、POSレジスタ3は、返金モードを設定する。返金モードのもとでは、POSレジスタ3は、入金額エラー報知画面を消去し、第1実施形態と同様の返金画面(図10)を表示する。そのうえで、POSレジスタ3は、金種枚数指定操作等の店員による操作を受け付けることで、指定された金種枚数の返金や、返金に応じた入金額の変更等の返金モード対応処理を実行する。返金モード対応処理に際しては、返金に応じたレシートが発行されてよい。
一方、返金のための操作を後で行いたい場合、店員は、「後で」ボタンBT32に対する操作(返金保留宣言操作)を行う。返金保留宣言操作が行われた場合、POSレジスタ3は、入金額エラー報知画面を消去し、例えば商品登録モードや待機モードなどの所定の状態に戻す。
図11(B)は、入金額が設定額と異なる場合として、入金額が設定額に対して不足している場合に対応して表示される入金額エラー報知画面を示している。同図の入金額エラー報知画面においては、入金額が設定額に対して不足していることを店員に報知するとともに、今から不足金額を補充(入金)するための操作を行うか否かの確認を求めるメッセージが表示されている。なお、このようなメッセージにより入金額が設定額に対して不足していることを店員に報知するにあたっては、入金額と設定額との差分の金額(不足金額)や、不足している金種ごとの枚数の内訳等を併せて報知するようにされてよい。
このような入金額エラー報知画面が表示されることで、店員は、現営業日に対応して釣準備金の入金は行われたが、設定金額に対して入金額が不足しているままの状態であることを把握することができる。
また、入金額エラー報知画面においては、「補充する」ボタンBT41と「後で」ボタンBT42とが配置されている。
店員は、今から不足金額を補充するための操作を行う場合には、「補充する」ボタンBT41に対する操作(補充宣言操作)を行う。「補充する」ボタンBT41に対する操作が行われたことに応じて、POSレジスタ3は、補充モードを設定する。
補充モードのもとでは、POSレジスタ3は、入金額エラー報知画面を消去し、補充画面を表示する。補充画面は、不足金額の補充に対応する案内、操作が行われる画面である。補充画面においても、返金画面の態様に準じて、入金額についての情報として、例えば金種ごとの入金枚数等の情報が表示されてよい。
一例として、補充画面は、図7の入金画面に準じた態様であってよい。あるいは、補充画面は、図8の返金画面に準じた態様であってよい。このような態様による補充画面では、例えば補充作業を行う店員が、釣準備金の合計金額や、金種ごとの枚数も確認することができる。
この場合、店員は、不足金額に対応する金種枚数による貨幣を、自動釣銭機3009の貨幣投入口17bに投入(入金)する。POSレジスタ3は入金を受け付け、不足金額に一致する金額が入金されたことに応じて、入金額の変更等を行う。
一方、不足金額補充のための操作を後で行いたい場合、店員は、「後で」ボタンBT42に対する操作(補充保留宣言操作)を行う。補充保留宣言操作が行われた場合、POSレジスタ3は、入金額エラー報知画面を消去し、例えば商品登録モードや待機モードなどの所定の状態に戻す。
図12のフローチャートを参照して、本実施形態のPOSレジスタ3が入金額の変更に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS301:POSレジスタ3は、未入金報知の報知タイミングとなったか否かについて判定する。なお、同図の説明においては、入金額エラー報知の報知タイミングは、未入金報知と同じとした場合を例に挙げる。
ステップS302:POSレジスタ3は、ステップS301にて未入金報知の報知タイミングに至ったことが判定されると、さらに、現営業日に対応する入金履歴が記憶されているか否かについて判定する。
ステップS303:ステップS302にて入金履歴が記憶されていないことが判定された場合、POSレジスタ3は、タッチパネル付表示部14に未入金報知画面を表示させる。当該ステップS303は、図6のステップS103の処理に対応する。従って、この場合のPOSレジスタ3は、ステップS303の処理を実行して同図の処理を終了した後、ステップS104〜S106の処理を実行する。
ステップS304:一方、ステップS302にて入金履歴が記憶されていることが判定された場合、POSレジスタ3は、設定金額と、入金履歴において示される入金額とを比較する。
ステップS305:POSレジスタ3は、ステップS304による比較の結果、設定金額と入金額とが一致しているか否かについて判定する。
設定金額と入金額とが一致していることが判定された場合、POSレジスタ3は、同図に示す処理を終了する。これにより、ステップS301にて報知タイミングに至ったとされた際のPOSレジスタ3の状態が維持される。
ステップS306:ステップS305にて設定金額と入金額とが一致していないと判定された場合、設定金額と入金額とが一致していない状態として、入金額が設定金額を超過しているか否かについて判定する。
ステップS307:ステップS306にて入金額が設定金額を超過していることが判定された場合、POSレジスタ3は、入金額超過に対応する入金額エラー報知画面(図11(A))をタッチパネル付表示部14に表示させる。
ステップS308:入金額超過に対応する入金額エラー報知画面が表示された状態のもとで、POSレジスタ3は、以下の判定を実行する。つまり、POSレジスタ3は、入金額エラー報知画面における「返金する」ボタンBT31に対する操作(返金宣言操作)と「後で」ボタンBT32に対する操作(返金保留宣言操作)のうち、返金宣言操作が行われたか否かについて判定する。
返金保留宣言操作の行われたことが判定された場合には、同図の処理が終了され、入金額エラー報知画面は消去される。
ステップS309:一方、ステップS308にて返金宣言操作の行われたことが判定された場合、POSレジスタ3は、返金モード対応処理を実行する。返金モード対応処理は、図9のステップS208〜S211と同様の処理であってよい。
ステップS310:ステップS306にて入金額が設定金額に対して不足していることが判定された場合、POSレジスタ3は、入金額不足に対応する入金額エラー報知画面(図11(B))をタッチパネル付表示部14に表示させる。
ステップS311:入金額不足に対応する入金額エラー報知画面が表示された状態のもとで、POSレジスタ3は、以下の判定を実行する。つまり、POSレジスタ3は、入金額エラー報知画面における「補充する」ボタンBT41に対する操作(補充宣言操作)と「後で」ボタンBT42に対する操作(補充保留宣言操作)のうち、補充宣言操作が行われたか否かについて判定する。
補充保留宣言操作の行われたことが判定された場合には、同図の処理が終了され、入金額エラー報知画面は消去される。
ステップS312:一方、ステップS311にて補充宣言操作の行われたことが判定された場合、POSレジスタ3は、補充モード対応処理を実行する。補充モード対応処理として、POSレジスタ3は、例えば、補充モードを設定し、補充画面を表示する。そのうえで、POSレジスタ3は、不足金額の補充として行われる入金を受け付け、入金額が設定金額と一致するように補充された状態のもとで、例えば店員による確定操作を受け付ける。確定操作が行われたことに応じて、POSレジスタ3は、釣準備金としての入金額を補充された金額に応じて変更する。
<第2実施形態の変形例>
以下に、第2実施形態に対応する変形例について説明する。
[変形例1]
入金額が設定金額を超過していた場合、POSレジスタ3は、返金モードとされたことに応じて、超過分の金額を算出し、算出された金額の貨幣を自動釣銭機3009の貨幣排出口から排出させるように制御してもよい。
[変形例2]
図12に示した処理は、例えば、ステップS304にて入金額と比較するために利用する設定金額として、設定金額そのものの値が取得されていれば実現可能とされている。
これに対して、本変形例では、POSレジスタ3は、金種ごとの枚数の内訳を示す設定金額を利用する。また、入金履歴は、釣準備金としての入金額についての金種後との枚数の内訳を示す情報が含まれるようにする。
これにより、POSレジスタ3は、ステップS304による比較の処理として、入金額について、設定金額において定められた金種ごとに枚数が一致しているか否かを判定することができる。この場合、入金額としての金額自体が設定金額と一致していても、金種枚数のうちのいずれかが一致していなければ、入金額は設定金額に対して不一致であると判定される。
このような本変形例の場合の返金モード対応処理(ステップS309)または補充モード対応処理(ステップS312)では、金種ごとに、設定金額として設定された金種枚数に対する過不足の枚数が、返金画面、補充画面にて示されるようにしてよい。
この場合、店員は、返金または補充に対応する作業として、入金した枚数が超過している金種については、超過分が返金されるように枚数を指定する操作を行い。また、店員は、入金した枚数が不足している金種については、貨幣を不足分に応じた枚数の貨幣を入金する操作を行う。
これにより、設定金額と異なる入金額の釣準備金が入金された場合に、例えば店員自身が設定金額における金種枚数の内訳を把握していなくとも、設定金額において設定された金種ごとの枚数に確実に一致させるようにして入金額を変更することができる。
[変形例3]
また、上記の変形例2のように、設定金額として金種ごとの枚数が定められている場合において、以下の条件が満たされる場合がある。つまり、入金額が設定金額を超過しており、かつ、入金額における枚数のほうが設定金額の枚数に対して不足している金種がない、という条件である。この条件が満たされる場合、入金額の金種枚数の内訳を、設定金額に一致させるにあたっては、枚数が不一致の金種は、いずれも入金額の枚数のほうが設定金額の枚数を超過している。
そこで、本変形例としては、上記の条件が満たされた場合には、POSレジスタ3が、超過分の金種ごとの枚数を特定し、特定した金種ごとの枚数による貨幣が返金されるように制御を行うようにされてよい。
なお、上述のPOSレジスタ3、ストアコントローラ4等の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述のPOSレジスタ3、ストアコントローラ4等の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
<実施形態の総括>
(1)以上説明したように、本実施形態の一態様は、貨幣の入金と出金とが行われる釣銭機(例えば、自動釣銭機3009)に対して行われた釣準備金の入金に関する入金情報(例えば、返金画面において示される金種ごとの入金枚数等)を出力する入金情報出力手段と、前記入金情報出力手段によって出力された入金情報について行われた変更(例えば、返金画面における返金枚数の変更(図8)、もしくは釣準備枚数の変更(図10))に基づいて、釣準備金としての入金額を変更する変更手段とを備える商品販売データ処理システム(少なくともPOSレジスタ3を含んで構成されるPOSシステム)である。
上記構成によれば、POSレジスタ3は、店員が釣準備金としての貨幣を入金した結果が示される入金情報の内容が反映された返金画面を表示させることが可能となる。そして、POSレジスタ3は、返金画面に対入金情報の変更のための操作が行われたことに応じて、設定金額を超えて入金された超過金額を自動釣銭機3009から排出させるようにして返金することが可能になる。これにより、店員は、返金画面、補充画面等に対する分かりやすい操作によって、釣準備金の入金額の変更を効率的に行えるようになる。
(2)本実施形態の一態様は、上記の商品販売データ処理システムであって、前記変更手段は、前記入金情報出力手段によって出力された入金情報において示される、入金された貨幣の内訳(金種枚数)についての変更が行われることに応じて、釣準備金としての入金額を変更する。
上記構成によれば、釣準備金として入金された金種ごとの貨幣の枚数(金種枚数)を変更するという分かりやすい操作によって、釣準備金としての入金額を変更することが可能となる。
(3)本実施形態の一態様は、上記の商品販売データ処理システムであって、釣準備金として入金すべき金額として予め定められた設定金額を記憶する記憶手段と、釣準備金としての入金額と、前記記憶手段に記憶された設定金額とが一致してない場合に報知を行う報知手段をさらに備える。
上記構成によれば、店員が設定金額を把握したうえで、設定金額と入金金額とが一致している否かを特に確認するようなことをしなくとも、入金額が設定金額に対して異なっていた場合には、POSレジスタ3により店員に向けて報知が行われるようにすることができる。これにより、店員が勘違いや入金額の変更を忘れたりすることなどによって、設定金額に対して入金額が異なっている状態のままとなってしまうことを防ぐことができる。
(4)本実施形態の一態様は、上記の商品販売データ処理システムであって、商品販売データ処理システムが営業に対応して稼働する状態のもとで、所定のタイミングで報知を行う。
上記構成によれば、POSレジスタ3が営業日に応じて稼働されている状態のもとで、例えば店員が入金額変更の操作を行いやすいようなタイミングで、店員に向けて設定金額に対して入金額が異なっていることを適切に報知できるようになる。
(5)本実施形態の一態様は、商品販売データ処理システムが備えるコンピュータを、貨幣の入金と出金とが行われる釣銭機に対して行われた釣準備金の入金に関する入金情報を出力する入金情報出力手段、前記入金情報出力手段によって出力された入金情報に対して行われた変更に基づいて、釣準備金としての入金額を変更する変更手段として機能させるためのプログラムである。
1 POSシステム、3 POSレジスタ、3A 本体部、4 ストアコントローラ、5 LAN、3001 CPU、3002 ROM、3003 RAM、3004 ハードディスク、3005 客側表示部、3006 客側スキャナ部、3008 カード決済部、3009 自動釣銭機、3010 店員側表示部、3011 キー操作部、3012 店員側スキャナ部、3013 印刷部、3014 音声出力部、3015 通信部

Claims (5)

  1. 貨幣の入金と出金とが行われる釣銭機と接続された商品販売処理装置であって、
    前記釣銭機に釣準備金としての貨幣が入金されたか否かについて判定する入金判定手段と、
    前記入金判定手段により判定された結果に基づいて報知を行う報知手段と
    を備える商品販売データ処理装置。
  2. 釣準備金の入金に関する入金情報を出力する入金情報出力手段と、
    前記入金情報出力手段によって出力された入金情報について行われた変更に基づいて、釣準備金としての入金額を変更する変更手段とを更に備える
    請求項1に記載の商品販売データ処理装置。
  3. 釣準備金として入金すべき金額として予め定められた設定金額を記憶する記憶手段を更に備え、
    前記報知手段は、釣準備金としての入金額と、前記記憶手段に記憶された設定金額とが一致してない場合に報知を行う
    請求項1または2に記載の商品販売データ処理装置。
  4. 前記報知手段は、
    商品販売データ処理装置が営業に対応して稼働する状態のもとで、所定のタイミングで報知を行う
    請求項1から3のいずれか一項に記載の商品販売データ処理装置。
  5. 貨幣の入金と出金とが行われる釣銭機と接続された商品販売処理装置としてのコンピュータを、
    前記釣銭機に釣準備金としての貨幣が入金されたか否かについて判定する入金判定手段、
    前記入金判定手段により判定された結果に基づいて報知を行う報知手段
    として機能させるためのプログラム。
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