JP6311783B2 - Posシステム、商品登録装置およびプログラム - Google Patents
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Description
図1は、本発明によるPOSシステムの一実施形態の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態において、POSシステム1は、ストアコントローラ10と、2台の商品登録装置20と、4台の精算装置30とを含んで構成されている。ストアコントローラ10と、2台の商品登録装置20と、4台の精算装置30とは、有線又は無線接続のLAN(Local Area Network)11で相互に接続されている。
また、商品登録装置20が有する客側に向けられた表示部に、送信先の精算装置30を示す案内を表示するようにしてもよい。また、該当する精算装置30を案内するレシート(例えば、精算装置30の番号が印字された番号札レシート等)を発行し客に手渡すようにしてもよい。
Frequency)リーダ(例えば電子マネー用)などの決済用の機器を備えている。
タッチするまでは画面に何も表示しないか、上記の報知例のように例えば番号のみ表示しておく。あるいは、精算装置30は、人感知センサを用いて客が近づいたか否かを検知して、精算処理を開始してもよい。この場合にも、検知するまでは、画面を無表示としたり、番号表示としたりすることができる。精算装置30は、人感知センサで人の接近を検知したら精算処理を開始する。あるいは、人感知センサの代わりにカメラを使用することもできる。例えば、精算装置30と商品登録装置20にカメラを設置し、顔認識で同一人物が近づいた場合のみ精算処理を開始するようにしてもよい。
CPU201は、中央演算処理装置であり、ROM202に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、商品登録装置20の動作を制御する。例えば、CPU(取得手段)201は、通信部207を介して、精算装置30から、精算装置30において発生した障害に関する情報を受信して取得する。本実施形態における、障害に関する情報は、精算装置30が有する自動釣銭機における紙幣または硬貨の入金あるいは出金が不可であることを示す入出金不可情報である。また、CPU(禁止手段)201は、障害に関する情報を受信すると、当該障害の発生した精算装置30への取引に関するデータの送信を禁止する。また、CPU(解除手段)201は、障害の発生した精算装置30から、障害が解消されたことを示す信号を受信すると、当該精算装置30への取引に関するデータの送信の禁止を解除する。また、CPU(表示手段)201は、障害が発生した精算装置30において過不足する紙幣または硬貨の金種と、各精算装置30が有する自動釣銭機に収容されている紙幣または硬貨の枚数に関する情報とを表示部(店員用)205に表示する。
RAM203は、随時読み出し書き込みメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、RAM203は、商品マスタや、各精算装置30が有する自動釣銭機に収容されている紙幣および硬貨の枚数を金種毎に示す釣銭情報ファイル、自装置が商品を登録した取引に関するデータである登録データファイル、自装置の商品登録装置番号などを記憶する。商品登録装置番号は、各商品登録装置20を識別する番号である。また、例えば、RAM203は、操作ボタンが操作された履歴を記憶してもよい。
ブザー208は、店員が操作を確認することが必要な場合などに、ブザー音を発生させる。
CPU301は、中央演算処理装置であり、ROM302に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、精算装置30の動作を制御する。
表示部305は、表面にタッチパネルを有するディスプレイであり、CPU301からの制御に応じて、種々の情報を画面に表示する。また、表示部305は、画面に表示した操作ボタンが操作された履歴(例えば、操作回数、操作順など)を、操作ボタン毎にRAM303に記憶させる。
通信部307は、LAN11を介して、他の装置と通信する。例えば、ストアコントローラ10と接続して、ストアコントローラ10から最新の商品マスタを取得する。
印刷部309は、精算処理(すなわち商品の買上金額の決済)が終了した場合、客が持ち帰る精算済みレシートを印刷して発行する。
人感知センサ312は、精算装置30の正面の所定圏内に人物(客)がいることを検知するセンサである。
図示するように、閾値データファイルは、ニアエンドと、ニアフルとの各項目を有する。ニアエンドは、自動釣銭機に収容された紙幣または硬貨の不足を判定するための閾値である。また、ニアフルは、自動釣銭機に収容された紙幣または硬貨の過剰を判定するための閾値である。閾値データファイルには、紙幣および硬貨の金種毎に、ニアエンドと、ニアフルの枚数とが記憶されている。
図示するように、釣銭情報ファイルには、各精算装置番号に対応する精算装置30の自動釣銭機それぞれに収容されている紙幣または硬貨の枚数が金種毎に記憶されている。
図6は、商品登録装置20が表示する登録画面の一例を示すイメージ図である。
本図に示す登録画面は、商品登録装置20が商品の登録をするときに表示される画面である。本例では、商品選択用の(この例では野菜の)アイコンや、金額、個数などを示す情報とともに、精算装置30を指定するための精算装置キー501と、各精算装置30が有する自動釣銭機に収容されている紙幣または硬貨の過不足(過剰または不足)を表示するための過不足情報キー505とが表示されている。以下、説明の便宜を図るため、精算装置番号が「1」である精算装置30(以下、1番の精算装置30とする。)に対応する精算装置キー501を精算装置キー501aとし、精算装置番号が「2」である精算装置30(以下、2番の精算装置30とする。)に対応する精算装置キー501を精算装置キー501bとし、精算装置番号が「3」である精算装置30(以下、3番の精算装置30とする。)に対応する精算装置キー501を精算装置キー501cとし、精算装置番号が「4」である精算装置30(以下、4番の精算装置30とする。)に対応する精算装置キー501を精算装置キー501dとする。精算装置キー501には、対応する精算装置30の精算装置番号が表示される。店員は、精算装置キー501のうちいずれかを押下することにより、登録中の取引を精算する精算装置30を選択(指定)する。また、精算装置キー501は、商品の登録が完了したことを宣言するボタンを兼ねている。このため、商品登録装置20は、精算装置キー501が押下されると、当該取引における商品の登録を終了し、押下された精算装置キー501に対応する精算装置30に、登録した商品の取引に関する情報を送信する。
本図に示す過不足情報画面は、図6に示す登録画面において過不足情報キー505が押下されたときに表示される。過不足情報画面は、各精算装置30が有する自動釣銭機における紙幣または硬貨の過不足を表示する画面である。過不足情報画面には、紙幣または硬貨の過不足を通知する表示701と、各精算装置30が収容する紙幣または硬貨の枚数を金種毎に通知する表示702とが表示される。本図に示す例では、過不足情報画面には、3番の精算装置30において1円硬貨が不足していることを示す「1円:不足」の表示701と、4番の精算装置30における1円硬貨の枚数「1円:80枚」の表示702とが表示されている。店員は、過不足情報画面を確認することにより、どの精算装置30においてどの金種が過剰または不足であるかを確認することができる。本例では、店員は、3番の精算装置30において1円硬貨が不足していることを知ることができるため、1円硬貨が多く収容されている4番の精算装置30から1円硬貨を3番の精算装置30に移動させればよいと判断することができる。
まず、CPU301は、決済部310から、決済部310の自動釣銭機が収容する紙幣および硬貨の枚数を金種毎に取得する(ステップS101)。
続いて、CPU301は、通信部307を介して、ステップS101において取得した枚数を示す釣銭情報を商品登録装置20に送信する(ステップS102)。釣銭情報には、自装置の精算装置番号と、紙幣または硬貨の金種毎の枚数が含まれる。
また、CPU301は、金種毎に、取得した枚数と閾値データファイルに記憶されているニアフルとを比較し、取得した枚数がニアフル以上である金種を過剰と判定する。CPU301は、いずれの紙幣および硬貨にも過不足がない場合(ステップS103:No)は、本過不足判定処理を終了する。
一方、CPU301は、いずれかの紙幣または硬貨に過不足がある場合(ステップS103:Yes)は、通信部307を介して、入出金不可情報を商品登録装置20に送信する(ステップS104)。入出金不可情報には、自装置の精算装置番号と、いずれの金種に過剰または不足があるかを示す情報と、その金種の収容枚数とが含まれる。
そして、CPU301は、自装置における精算処理を中止する(ステップS105)。例えば、CPU301は、紙幣または硬貨の過不足を示す表示(例えば、「1円硬貨が不足しています。」等)を表示部305にするとともに、次の客の精算処理を開始しない。
続いて、CPU301は、自動釣銭機における紙幣または硬貨の過不足が解消したか否か判定する(ステップS106)。具体的には、まず、CPU301は、自動釣銭機に収容されている紙幣または硬貨の枚数を金種毎に取得する。続いて、CPU301は、金種毎に、取得した枚数がニアエンドより多くニアフルより少ない場合に、紙幣または硬貨の過不足が解消したと判定する。CPU301は、紙幣または硬貨の過不足が解消していない場合(ステップS106:No)、ステップS106の処理に戻る。
一方、CPU301は、紙幣または硬貨の過不足が解消した場合(ステップS106:Yes)は、通信部307を介して、紙幣または硬貨の過不足が解消したことを示す入出金不可解除情報を商品登録装置20に送信する(ステップS107)。入出金不可解除情報には、自装置の精算装置番号が含まれる。
そして、CPU301は、中止していた自装置の精算処理を再開する(ステップS108)。例えば、CPU301は、紙幣または硬貨の過不足を示す表示を表示部305から消去するとともに、次の客の精算処理を開始する。そして、本過不足判定処理を終了する。
まず、CPU201は、精算装置30から釣銭情報を受信したか否かを判定する(ステップS201)。CPU201は、釣銭情報を受信していない場合(ステップS201:No)は、ステップS203の処理に進む。
一方、CPU201は、釣銭情報を受信した場合(ステップS201:Yes)は、受信した釣銭情報を、RAM203が記憶する釣銭情報ファイルに記憶する(ステップS202)。具体的には、CPU201は、釣銭情報ファイルにおいて、受信した釣銭情報の送信元の精算装置30に対応するレコードに、受信した釣銭情報を上書きする。
一方、CPU201は、入出金不可情報を受信した場合(ステップS203:Yes)は、登録画面(図6参照)において、入出金不可情報の送信元の精算装置30の選択(指定)を禁止する(ステップS204)。すなわち、CPU201は、入出金不可情報の送信元の精算装置30への取引に関するデータの送信を禁止する。具体的には、CPU201は、登録画面において、入出金不可情報の送信元の精算装置30に対応する精算装置キー501をグレー表示するとともに、当該精算装置キー501の選択を不可にする。これにより、登録画面において、取引を精算する精算装置30として、入出金不可情報の送信元の(障害が発生している)精算装置30を選択することを防ぐことができる。
一方、CPU201は、入出金不可解除情報を受信した場合(ステップS205:Yes)は、登録画面(図6参照)において、入出金不可解除情報の送信元の精算装置30の選択禁止を解除し(ステップS206)、ステップS201へ戻る。すなわち、CPU201は、入出金不可解除情報の送信元の精算装置30への取引に関するデータの送信の禁止を解除する(送信を可能にする。)。具体的には、CPU201は、登録画面において、入出金不可解除情報の送信元の精算装置30に対応する精算装置キー501を通常表示するとともに、当該精算装置キー501の選択を可にする。これにより、取引を精算する精算装置30として、入出金不可解除情報の送信元の(障害から復旧した)精算装置30を選択することができる。
また、上述した実施形態では、過不足情報画面(図7参照)において、4番の精算装置30における1円硬貨の枚数のみを表示しているが、これに限らず、例えば、過不足情報画面において、全ての精算装置30における全ての金種それぞれの枚数を表示してもよい。また、上述した実施形態では、過不足情報画面において、3番の精算装置30の1円硬貨が不足していることのみを表示しているが、不足している金種(本例では1円硬貨)の枚数を不足していることと併せて表示してもよい。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
(付記A1)購入する商品を登録し、当該登録した商品の取引に関するデータを複数の精算装置のうちいずれかに送信する商品登録装置と、前記取引に関するデータに基づき精算する複数の前記精算装置とを有するPOSシステムであって、前記商品登録装置は、前記取引に関するデータを前記精算装置で精算が可能なように送信する送信キーと、前記精算装置において発生した障害に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段が障害に関する情報を取得すると、当該障害の発生した前記精算装置への前記取引に関するデータの送信を禁止する禁止手段と、前記障害に関する情報の詳細情報を表示させるためキーと、前記送信キーと、を同一画面に表示する表示手段と、を備え、前記精算装置は、前記取引に関するデータを受信する受信手段と、前記受信手段が前記取引に関するデータを受信したときに点灯又は点滅するランプと、前記受信した取引に関するデータについて、精算可能なように決済方法を表示し、決済が実行されて前記受信した取引に関するデータの精算が終了すると、空き状態となるよう制御する制御手段と、を備えることを特徴とするPOSシステムである。
(付記A2)付記A1において、前記商品登録装置は、前記表示手段に、前記キーの押下により前記取引に関するデータを送信した先の前記精算装置を示す案内表示を行うことを特徴とする。
(付記A3)購入する商品を登録し、当該登録した商品の取引に関するデータを複数の精算装置のうちいずれかに送信する商品登録装置と、前記取引に関するデータに基づき精算する複数の前記精算装置とを有するPOSシステムにおける商品登録装置であって、前記取引に関するデータを前記精算装置で精算が可能なように送信する送信キーと、前記精算装置において発生した障害に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段が障害に関する情報を取得すると、当該障害の発生した前記精算装置への前記取引に関するデータの送信を禁止する禁止手段と、前記障害に関する情報の詳細情報を表示させるためキーと、前記送信キーと、を同一画面に表示する表示手段と、を備えることを特徴とする商品登録装置である。
(付記A4)購入する商品を登録し、当該登録した商品の取引に関するデータを複数の精算装置のうちいずれかに送信する商品登録装置と、前記取引に関するデータに基づき精算する複数の前記精算装置とを有するPOSシステムにおける商品登録装置のコンピュータを、前記精算装置において発生した障害に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段が障害に関する情報を取得すると、当該障害の発生した前記精算装置への前記取引に関するデータの送信を禁止する禁止手段と、前記障害に関する情報の詳細情報を表示させるためキーと、前記取引に関するデータを前記精算装置で精算が可能なように送信する送信キーと、を同一画面に表示する表示手段と、して機能させるためのプログラムである。
Claims (4)
- 購入する商品を登録し、当該登録した商品の取引に関するデータを複数の精算装置のうちいずれかに送信する商品登録装置であって、
前記取引に関するデータを前記精算装置で精算が可能なように送信する送信キーと、
前記精算装置において発生した障害に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が障害に関する情報を取得すると、当該障害の発生した前記精算装置への前記取引に関するデータの送信を禁止する禁止手段と、
登録した商品の登録点数及び合計金額の少なくとも一方と、前記障害に関する情報の詳細情報を表示させるためのキーと、前記送信キーと、を含み、前記精算装置で精算が可能なように前記送信キーによって前記取引に関するデータを送信可能な画面を表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする商品登録装置。 - 前記障害に関する情報は、前記精算装置において過不足する金種及び前記精算装置の自動釣銭機に収容されている紙幣または硬貨の枚数の少なくとも一方に関する情報であることを特徴とする請求項1に記載の商品登録装置。
- 請求項1に記載の商品登録装置と、取引に関するデータに基づき精算する複数の精算装置とを有するPOSシステムであって、
前記精算装置は、当該精算装置において発生した障害に関する情報を前記商品登録装置に送信するとともに、当該精算装置において障害が発生していることをサインポールで報知することを特徴とするPOSシステム。 - 購入する商品を登録し、当該登録した商品の取引に関するデータを複数の精算装置のうちいずれかに送信するとともに、前記取引に関するデータを前記精算装置で精算が可能なように送信する送信キーを備えた商品登録装置としてのコンピュータに、
前記精算装置において発生した障害に関する情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップが障害に関する情報を取得すると、当該障害の発生した前記精算装置への前記取引に関するデータの送信を禁止する禁止ステップと、
登録した商品の登録点数及び合計金額の少なくとも一方と、前記障害に関する情報の詳細情報を表示させるためキーと、前記送信キーと、を含み、前記精算装置で精算が可能なように前記送信キーによって前記取引に関するデータを送信可能な画面を表示する表示ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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