JP2021026409A - 予約システム、予約方法及び予約プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも順番待ちが発生していない場合に、外部端末経由での順番待ち予約が抑止される新規な予約システムを提供する。
【解決手段】順番待ち予約対象の施設の受付端末経由で順番待ち予約を受け付けると共に、受付端末とは別の外部端末経由での順番待ち予約の受付状態に応じて、受付端末に加え、外部端末経由での順番待ち予約を受け付け、少なくとも順番待ちが発生していない場合又は、施設の空席が所定数以上の場合に、外部端末経由での順番待ち予約が抑止される。順番待ち予約を行っている利用者が事前に定義された任意組数であると判断される場合又は、施設の空席が所定数に満たない場合、外部端末経由での順番待ち予約の受付状態を許可に変更し、外部端末経由での順番待ち予約が許可されない場合に、少なくとも前記施設を指定する情報及び前記利用者に通知を行う為の連絡先情報を外部端末経由で受け付け、利用者に対して通知を行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、施設に対する順番待ち予約を管理する為の予約システム、予約方法及び予約プログラムに関する。
従来から、飲食店、携帯電話ショップ等の窓口業務を行う店舗、理容所・美容院、病院等の施設において、サービス提供までの利用者の順番待ちや、一般的な予約、時間指定を伴った順番待ちを管理する為の技術が提供されている。
なお、予約の類型としては、例えば、時間指定を伴って申し込まれ、指定の時間に案内又はサービスの提供を受ける一般的な予約、申し込みを受けることで、行列の最後尾に並ぶように予約の登録を受け付ける順番待ち(順番待ち予約)、時間指定を伴って申し込まれ、指定の時間に、行列中の優先した順位を確保する時間指定順番待ち(時間指定を伴った順番待ち予約)が挙げられる。
例えば、施設における順番待ち(順番待ち予約)の登録を受け付ける受付端末と、受付端末、又は通信回線を介して接続された他の端末装置から登録された順番待ち組の順番待ち状況を管理する順番管理サーバと、を備え、受付端末は、現在の順番待ち組数を表示する順番待ち状況表示部を備え、順番待ち状況表示部には、登録されている順番待ち組が全て他の端末装置から登録された順番待ち組である場合には、順番待ち組数をゼロ組と表示すると共に、優先案内対象の組が、登録されている順番待ち組数だけ存在することを表示する順番管理システムが知られている(特許文献1)。
また、施設内に設置された端末及び、施設外にあるユーザ端末から入力された順番待ち予約を受け付け、予約(順番待ち予約)の登録を行う受付手段と、登録された予約(順番待ち予約)に基づいて、順番待ち予約に関する処理を行う受付管理手段と、を備え、受付手段は、待ち行列の順番待ち顧客がいない状況下でユーザ端末を介して入力された第1の順番待ち予約を受け付け、予約(順番待ち予約)の登録を行い、受付管理手段は、第1の順番待ち予約が登録された場合、少なくとも他のユーザ端末を予約経路とした第2以降の順番待ち予約の受付抑止処理を行う予約システムが知られている(特許文献2)。
特許第6302112号公報 特許第6402237号公報
しかしながら、順番待ちがない状態で外部端末を介して順番待ち予約を受け付ける場合、外部端末経由での順番待ち予約を行った利用者が到着するまで順番に並んだ未案内の利用者が存在することとなる。そのため、利用者からのクレームの原因となるリスクが生じる。
例えば、利用者を、順番待ちの順番通りに順次案内する運用の場合、未到着の利用者が先の順番であるために、すでに施設に来訪しており、目の前に空席があるにもかかわらず案内されないことに対する後順番の利用者によるクレームが生じ得る。未到着の利用者のために席を確保して、後順番の利用者を案内する場合、施設にとって回転効率が落ちてしまうこととなる。
更に、クレーム対応のためには、施設のスタッフから利用者に対する予約システムの機能説明が必要になる場合があるが、システムが複雑化することによって、利用者側の理解が得られない可能性が高まると共に、スタッフに対する教育が必須になる為、施設側への負担が増大してしまう。
一方で、順番待ちがない状態で外部端末を介して順番待ち予約を受け付けない場合、順番待ちの受付画面に外部端末よりアクセスして順番待ち予約を試みた利用者は、順番待ちに並ぶことができず、直接施設に赴く必要がある。外部端末より閲覧される受付画面を介して、今現在は順番待ちがないことが把握できる一方、利用者が受付画面を介して得た「順番待ちがない」、「順番待ち予約不可」という情報を信じて施設に移動し、到着した際に行列が形成されてしまっており、その最後尾で待たされる場合がある。
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたものであり、外部端末経由での順番待ち予約の受付状態に応じて、外部端末経由での順番待ち予約が抑止される新規な予約システムを提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、順番待ち予約の対象となる施設に設置された受付端末経由での順番待ち予約を受け付けると共に、前記受付端末とは別の外部端末経由での順番待ち予約の受付状態に応じて、前記受付端末に加え、前記外部端末経由での順番待ち予約を受け付ける順番待ち予約受付手段を備え、少なくとも順番待ちが発生していない場合又は、施設の空席が所定数以上の場合に、前記外部端末経由での順番待ち予約が抑止される予約システムであって、
順番待ち予約を行っている利用者が事前に定義された1組又は2組以上の任意組数であると判断される場合又は、施設の空席が所定数に満たない場合、前記外部端末経由での順番待ち予約の受付状態を許可に変更する判断手段と、
前記外部端末経由での順番待ち予約が許可されない場合に、少なくとも前記施設を指定する情報及び前記利用者に通知を行う為の連絡先情報を前記外部端末経由で受け付け、利用者に対して前記外部端末経由での順番待ち予約の受付状態について通知を行う為の通知希望データを格納する通知希望受付手段と、
前記外部端末経由での順番待ち予約が許可された受付状態において、前記通知希望データを用いて通知を行う通知手段と、を備える。
また、本発明は、順番待ち予約の対象となる施設に設置された受付端末経由での順番待ち予約を受け付けると共に、前記受付端末とは別の外部端末経由での順番待ち予約の受付状態に応じて、前記受付端末に加え、前記外部端末経由での順番待ち予約を受け付けるステップを順番待ち予約受付手段が実行し、少なくとも順番待ちが発生していない場合又は、施設の空席が所定数以上の場合に、前記外部端末経由での順番待ち予約が抑止される予約方法であって、
順番待ち予約を行っている利用者が事前に定義された1組又は2組以上の任意組数であると判断される場合又は、施設の空席が所定数に満たない場合、前記外部端末経由での順番待ち予約の受付状態を許可に変更するステップと、
前記外部端末経由での順番待ち予約が許可されない場合に、少なくとも前記施設を指定する情報及び前記利用者に通知を行う為の連絡先情報を前記外部端末経由で受け付け、利用者に対して前記外部端末経由での順番待ち予約の受付状態について通知を行う為の通知希望データを格納するステップと、
前記外部端末経由での順番待ち予約が許可された受付状態において、前記通知希望データを用いて通知を行うステップと、を有する。
また、本発明は、順番待ち予約の対象となる施設に設置された受付端末経由での順番待ち予約を受け付けると共に、前記受付端末とは別の外部端末経由での順番待ち予約の受付状態に応じて、前記受付端末に加え、前記外部端末経由での順番待ち予約を受け付ける順番待ち予約受付手段を備えたコンピュータに、少なくとも順番待ちが発生していない場合又は、施設の空席が所定数以上の場合に、前記外部端末経由での順番待ち予約を抑止させる予約プログラムであって、
前記コンピュータを、順番待ち予約を行っている利用者が事前に定義された1組又は2組以上の任意組数であると判断される場合又は、施設の空席が所定数に満たない場合、前記外部端末経由での順番待ち予約の受付状態を許可に変更する判断手段と、
前記外部端末経由での順番待ち予約が許可されない場合に、少なくとも前記施設を指定する情報及び前記利用者に通知を行う為の連絡先情報を前記外部端末経由で受け付け、利用者に対して前記外部端末経由での順番待ち予約の受付状態について通知を行う為の通知希望データを格納する通知希望受付手段と、
前記外部端末経由での順番待ち予約が許可された受付状態において、前記通知希望データを用いて通知を行う通知手段と、として機能させる。
順番待ちがない状態で外部端末を介して順番待ち予約を受け付けない場合、順番待ちがない状態で外部端末より閲覧される受付画面からは、今現在は順番待ちがないことが把握できるのみであり、利用者が受付画面を介して得た「順番待ちがない」、「順番待ち予約不可」という情報を信じて施設に移動し、到着した際に行列が形成されてしまっており、その最後尾で待たされる場合がある。このような構成とすることで、既存のオペレーションを変更することなく、上記のような利用者が外部端末から受付画面を確認して施設への移動を開始した後到着前において、施設で順番待ちが発生した場合に、速やかにその旨を連絡し、利用者に外部端末経由の順番待ち予約を行うように促すことができる。その時点で利用者が外部端末経由で順番待ち予約の申し込みを行った場合、施設への到着時において、0又は少ない待ち人数、待ち時間とすることができる。それにより、少なくとも順番待ちが発生していない状態での施設の利用を促進させる新規な予約システムを提供することができる。
本発明の好ましい形態では、前記通知希望受付手段は、複数の通知方法のうち、指定された連絡先種別に関する前記連絡先情報を受け付け、前記通知希望データを格納する。
このような構成とすることで、利用者の所持する外部端末の種別に応じて、利用者が所望する通知方法にて通知を実現することができる。
本発明の好ましい形態では、前記通知希望データには通知希望の利用者を特定する識別情報が対応付けられ、
順番待ち予約受付手段が、前記通知希望データに対応付けられた前記識別情報と、同様の識別情報が対応付けられた順番待ち予約を受け付けた場合、前記通知希望データを用いた通知は、終了する。
このような構成とすることで、順番待ち予約を行った後の利用者の外部端末に、通知が届くことを制限できる。
本発明の好ましい形態では、希望条件毎に、前記外部端末経由での順番待ち予約が許可された受付状態において順番待ち予約の申し込みを受け付け、前記外部端末経由での順番待ち予約が許可されない場合に通知希望の申込を受け付ける為の受付画面を表示処理し、表示処理結果を送信する表示手段を備え、
前記順番待ち予約受付手段が利用者による前記希望条件の選択を伴って申し込まれた順番待ち予約を受け付けることで、前記希望条件別に順番待ちが形成され、
前記通知希望受付手段は、更に、前記希望条件の選択を受け付けて通知希望データを格納し、
前記判断手段は、前記希望条件ごとに、前記外部端末経由での順番待ち予約を許可して、前記通知手段による通知が行われる。
このような構成とすることで、順番待ち予約が、利用者の希望する商品・サービス内容、席種等の利用者の希望条件の選択を伴って行われる場合であっても、好適に通知を実現することができる。
本発明の好ましい形態では、前記通知希望データには通知の実施状況が対応付けられ、
前記通知が1回又は2回以上の任意回数実施された通知希望データによる通知は、終了する。
このような構成とすることで、通知の回数により、通知を終了することができる。
本発明の好ましい形態では、前記通知希望データには通知希望を受け付けた日付及び/又は時間が対応付けられ、
前記日付及び/又は時間に基づいて、前記通知希望データによる通知は終了する。
利用者が、順番待ちが形成されていないとの情報を見て施設へ来訪する場合、情報の確認から数分〜数時間程度の近い将来に訪問を行う。そのため、通知希望を受け付けた日時から長時間経過した後や営業終了時間を跨いだ後に通知を行う必要は、一般にない。このような構成とすることで、通知の行われる期間に応じて、通知を終了することができる。
本発明の好ましい形態では、前記表示手段は、前記外部端末経由での順番待ち予約が許可されない場合に通知希望の申込を受け付ける為の受付画面において、前記通知希望受付手段により登録された通知希望データの件数に基づいて、他の利用者による通知希望の登録状況を表示処理する。
このような構成とすることで、通知を希望する利用者の組数を可視化することができる。例えば、通知希望を行っている利用者の組数が不明な場合、利用者が通知を受けて受付画面にアクセスした際に、更に素早く受付画面にアクセスして順番待ち予約を申し込んだ他の利用者によって、利用者が予期しない順番待ちが形成されている可能性があり、クレームにつながる恐れがある。通知希望を行っている利用者の組数を可視化することで、この順番待ちの組数に予測可能性を与えることができる。また、直接施設へ来訪する利用者に対しては、通知希望を行ってる利用者の有無や数等を知らせることで、施設へいち早く向かう動機づけを与えることができる。
本発明によれば、外部端末経由での順番待ち予約の受付状態に応じて、外部端末経由での順番待ち予約が抑止される新規な予約システムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る予約システムの機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る予約管理装置のハードウェア構成図である。 本発明の実施形態に係る順番待ちデータの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る受付端末及び、外部端末における受付画面の画面表示例である。 本発明の実施形態に係る順番待ち予約を行う際のフローチャートである。 本発明の実施形態に係る外部端末経由での順番待ち予約の可否判断のフローチャートである。 本発明の実施形態に係る通知希望の受付のフローチャートである。 本発明の実施形態に係る通知希望データの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る通知に関するフローチャートである。
以下、図面を用いて、本発明に関する予約システムについて説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではなく、様々な構成を採用することもできる。
例えば、本実施形態では予約システムの構成、動作等について説明するが、同様の構成の方法、情報処理装置、コンピュータプログラム、記録媒体等も、同様の作用効果を奏することができる。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータに前記プログラムをインストールすることができる。ここで、前記プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD−ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
本実施形態では、飲食店の利用に際して、利用者からの順番待ち予約の受付を行う場合について例示する。なお、本発明は、飲食店、理容院・美容院、商業施設、病院、診療所(クリニック)、公共施設、ゲームセンターや体験型アトラクションを提供するアミューズメント施設等の種々の施設において、利用者からの順番待ち予約を受け付ける場合に利用することが可能であり、利用される施設やサービスの形態には、特に制限はない。
本実施形態では、順番待ち予約を、順番待ち予約の対象である施設に設置された受付端末を介して受け付ける場合及び、利用者が所有する外部端末から受付画面を介して受け付ける場合について例示する。なお、任意の端末より、順番待ち予約に加えて、他の類型の予約が受け付け可能に構成されてよい。本実施形態では、外部端末からは、順番待ち予約に加えて、時間指定を伴った順番待ち予約が受け付け可能に構成されている。
なお、順番待ち予約の申込経路はこれらに限られず、例えば、IVR(Interactive Voice Response)システムを経由して行われた電話受付や、外部端末を含む所定の情報処理装置よりAPI(Application Programming Interface)を経由して行われた申込等、種々の経路より行われても構わない。
スタッフは施設端末を確認して順番待ち予約を行っている利用者を把握し、順番となった利用者を案内する。順番待ち予約を行い、施設を訪問した利用者は、自身の順番が回ってきた際に、施設のスタッフや機械音声によって、受付番号や自身の名前を呼び出される。そして、利用者は、スタッフに案内されて座席やカウンターに移動して、現実のサービス提供を受ける。
図1は、本発明の実施形態における予約システムの概要を示す機能ブロック図である。予約システム1は、予約管理装置2と、飲食店に設置され、店頭での順番待ち予約の受付に利用される受付端末20と、受付端末20からの要求に基づいて、順番待ち予約を行った利用者に対して順番待ちの案内番号(受付番号、呼出番号)等を印字した印刷物を提供する為のプリンタ30と、利用者が操作し、順番待ち予約の受け付けに利用される外部端末40と、を備えている。
予約管理装置2、受付端末20及び、外部端末40は、ネットワークNWを介して通信可能に構成されている。受付端末20は、プリンタ30と有線又は無線によって、通信可能に構成されている。
予約システム1は、予約管理装置2、受付端末20、プリンタ30及び、外部端末40をそれぞれ、1又は複数台備えている。また、受付端末20及びプリンタ30は、必ずしも施設ごとに1台である必要はなく、1施設で複数台が利用されてもよい。更に、予約システム1は、順番待ちを行っている利用者、案内の対象となる利用者をスタッフに伝達するための施設端末を、1又は複数備えていてもよい。また、予約管理装置2又は受付端末20が施設端末を兼ねてもよく、順番待ちを行っている利用者、案内の対象となる利用者が、予約管理装置2又は受付端末20を介してスタッフに伝達されてもよい。
本実施形態では、施設に来訪した利用者は、スタッフの指示を仰ぎ、受付端末20での順番待ち予約の要否について確認する。順番待ちすることなく案内可能な利用者は、そのまま施設でのサービスの提供を受ける。順番待ちが必要な場合は、受付端末20を操作し、順番待ち予約を行う。ここで、順番待ちを行っている利用者の有無にかかわらず、受付端末20で順番待ち予約の受付を行ってもよい。
更に、利用者は、施設外に存在するスマートフォン、パーソナルコンピュータなどの外部端末40を介して、順番待ち予約を行うことができる。ただし、少なくとも順番待ちが発生していない場合には、外部端末40経由での順番待ち予約が抑止される。本実施形態では、空席を集計することなく、施設でのオペレーションにより、受付端末20を介した順番待ち予約の申込が行われることで、順番待ちが発生する。また、空席数又は満席状態を把握して外部端末40経由での順番待ち予約を抑止する場合には、少なくとも順番待ちが発生していない場合又は、施設の空席が所定数以上の場合に、外部端末40経由での順番待ち予約が抑止されてよい。
空席数は、例えば、施設の総席数を登録すると共に、案内済みかつ退店前のステータスのデータ(=席を利用中の顧客(グループ))の数を集計することや、各席への着座の有無をセンシングすることで、把握される。また、満席は、例えば、空席数が1に満たない場合(空席数が0の場合)又は、施設のスタッフにより、受付端末20やスタッフが使用する施設端末を介して、予約管理装置2に満席である旨が登録された場合に把握される。
なお、例えば、予約管理装置2と双方向通信が可能なキオスク端末やデジタルサイネージ等、一部の外部端末40経由であれば、少なくとも順番待ちが発生していない場合において、順番待ち予約を受け付け可能な構成としてもよい。
図2は、予約管理装置2のハードウェア構成を示す図である。予約管理装置2は、演算装置(CPU201)と、主記憶装置(RAM202)と、HDDやSSD、フラッシュメモリ等の補助記憶装置(記録装置203)と、外部の装置とネットワークNWを介して通信を行うためのインタフェースである通信装置204と、入力装置205と、出力装置206と、を備えている。また、記録装置203は、オペレーティングシステム207と、オペレーティングシステム207と協調してその機能を発揮する予約プログラム208等が記録されている。
受付端末20及び、外部端末40は、CPU等の演算装置(プロセッサ)、RAM等の主記憶装置、HDDやSSD、フラッシュメモリ等の補助記憶装置、ネットワークNWへの接続手段を含む各種の入出力装置等を備えた、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等の汎用的なコンピュータ装置を用いることができる。受付端末20は入力部21と表示部22としてのタッチパネルを備え、外部端末40は入力部41と表示部42を備えている。
受付端末20は、受付端末20経由で順番待ち予約を行う為のウェブページ(受付画面)を利用する為のウェブブラウザアプリケーションを記憶している。受付端末20は、ウェブブラウザアプリケーションに替えて、又は加えて、施設の順番待ち予約を行う為の予約アプリケーションを記憶していても構わない。
プリンタ30は、受付端末20と有線又は無線によって接続されており、受付端末20からの印刷要求に基づいて、発券部31での紙面への印刷を行う。
外部端末40は、外部端末40経由で順番待ち予約を行う為のウェブページ(受付画面)を利用する為のウェブブラウザアプリケーションを記憶している。外部端末40は、ウェブブラウザアプリケーションに替えて、又は加えて、施設の順番待ち予約を行う為の予約アプリケーションを記憶していても構わない。
予約管理装置2は、記憶部10と、順番待ち予約受付手段3と、表示手段4と、判断手段5と、通知希望受付手段6と、通知手段7と、を備える。ここで、本実施形態において予約管理装置2に含まれる機能構成を実現する為の各処理手段は、必ずしも1台の情報処理装置に含まれる必要はなく、複数のコンピュータに備えられた構成であってもよい。
記憶部10は、予約システム1で利用される情報を記憶している。本実施形態では、記憶部10は、順番待ち予約を管理するための順番待ちデータと、予約システムに事前に登録された利用者の会員情報と、施設情報と、表示処理に際して使用される表示データと、後述する通知を管理するための通知希望データと、を有している。
図3は、本実施形態における順番待ちデータの一例を示す図である。図示例に示すように、順番待ちデータは、順番待ち予約の受付IDと、順番待ち予約を行った利用者の識別情報としての会員IDと、予約された施設の施設IDと、順番待ち予約を受け付けた日時を示す受付日時と、順番待ち予約の人数と、順番待ち予約を希望する希望条件(以降、希望条件は部門と称してもよい。図示例では、「部門1」としての席種:「禁煙」/「喫煙」/「どちらでも」)と、電話番号と、順番待ちデータの状態を示す予約状況(図示例では、「ステータス」として「案内前」/「案内済」/「不在」/「キャンセル」)と、順番待ち予約の申込経路(図示例では、「受付端末」/「ウェブ(即ち、外部端末経由)」)と、施設にて利用者の呼出等に利用される受付番号と、を有する。
希望条件(部門)とは、施設によって提供される商品やサービスを示す内容又は、施設における席種や場所を示す提供要素に対する利用者の希望を示す。例えば、内容に係る部門としては、「個別注文」、「コース」、「食べ放題」、「飲み放題」、「コース+飲み放題」、「食べ放題+飲み放題」といった内容が定義され、利用者によって選択される。提供要素に係る部門としては、「カウンター」、「テーブル」、「テラス」、「希望なし(どちらでも)」といった内容が定義され、利用者によって選択される。図示例では、順番待ちデータに対して1つの部門が指定されるのみであるが、複数の部門が指定可能に構成され、データに対応づけられていてもよい。部門の有無、数、及び設定される項目は、施設やサービスの提供形態に応じて、適宜選択することができる。
順番待ち予約受付手段3は、利用者より申し込まれた順番待ち予約を受け付け、記憶部10に順番待ちデータを格納する。外部端末40からの順番待ち予約の可否は、後述の順番待ち予約の受付状態に応じて決定される。順番待ち予約受付手段3は、受付端末20経由での順番待ち予約を受け付けると共に、外部端末40経由での順番待ち予約についての受付状態に応じて、受付端末20に加え、外部端末40経由での順番待ち予約を受け付ける。受付状態は、外部端末40経由での順番待ち予約が許可された状態及び、抑止された状態を有する。
表示手段4は、受付端末20や外部端末40より要求された画面を表示する為に、記憶部10に格納された情報に基づく表示処理を行い、表示処理結果を送信する。本実施形態では、少なくとも、受付端末20や外部端末40に受付画面を表示する為に、受付画面を表示処理し、表示処理結果を送信する。部門毎に順番待ち予約の申し込みを受け付ける場合、表示手段4は、外部端末40からの受付画面の表示要求に対して、外部端末40経由での順番待ち予約が許可された受付状態において順番待ち予約の申し込みを受け付け、外部端末40経由での順番待ち予約が許可されない場合に通知希望の申込を受け付ける為の受付画面を表示処理し、表示処理結果を送信する。
図4は、受付端末及び、外部端末における受付画面の画面表示例である。図4(a)は、受付端末20における受付画面の画面表示例である。本実施形態における受付端末20は、施設を訪問した利用者からの順番待ち予約や、順番待ち予約を行ったユーザの順番確認等に際して利用される。
受付画面W20は、順番待ち受付ボタンW21と、第1の部門表示部W22と、第2の部門表示部W23と、を備える。第1の部門表示部W22及び、第2の部門表示部W23とには、順番待ち予約の部門ごと(図示例では、「テーブル」及び「カウンター」)に、待ち時間並びに待ち組数が表示されている。利用者が施設に赴き、順番待ち受付ボタンW21を押下すると、表示手段4により表示処理された受付画面等が表示される。利用者は、部門の選択や、人数の入力等を行い、順番待ち予約を行う。
図4(b)は、外部端末40における受付画面W40の画面表示例である。受付画面W40は、施設情報表示部W41と、順番待ち状況表示部W42と、順番待ち受付ボタンW43と、日時指定予約受付ボタンW45と、を備える。順番待ち状況表示部W42には、受付端末20又は、他の外部端末40から順番待ち予約され、案内前の待ち組数が表示されている。
図5は、受付画面を介して順番待ち予約を行う際のフローチャートである。ここでは、利用者が、受付端末20における受付画面W20を介して順番待ち予約を申し込む場合について説明する。施設に来訪し、順番待ち予約を行う利用者は、順番待ち受付ボタンW21を押下する(ステップS10)。次いで、表示手段4によって表示処理された人数入力画面に遷移し、順番待ち予約を行う人数を選択する(ステップS11)。更に、表示手段4によって表示処理された部門選択画面に受付画面W20から遷移し、順番待ち予約を行う部門を選択する(ステップS12)。
ステップS13において、表示手段4によって表示処理された最終確認画面に人数入力画面から遷移し、入力内容の最終確認を行う。ステップS11〜S12にて入力した内容を確認して入力内容を確定する場合(ステップS14でYES)、確定ボタンを押下(ステップS15)する。入力内容を変更する場合(ステップS14でNO)、ステップS11に戻る。ステップS15において確定ボタンが押下されることで、順番待ち予約の申し込みが行われ、順番待ち予約受付手段3が受け付けた順番待ちデータを記憶部10に格納することで順番待ち予約がなされる。受付端末20からの順番待ち予約の申込後、受付端末20からプリンタ30へ印刷要求が送信される。プリンタ30は、印刷要求に基づいて、発券部31での紙面への印刷を行い、順番待ち予約の受付番号が印字された印刷物が利用者に提供される。
なお、外部端末40における受付画面W40を介して順番待ち予約を行う場合についても、ステップS10において、順番待ち受付ボタンW43を押下することで、およそ同様の手続きによって、順番待ち予約が可能である。また、日時指定予約受付ボタンW45が押下されることにより、時間指定を伴った順番待ち予約の受付画面が表示処理される。
受付端末20経由及び、外部端末40経由で順番待ち予約を行う際に、事前登録された会員情報に基づいて利用者がサービスにログインした状態で、申し込みが行われた場合は、順番待ちデータに、利用者IDが対応付けて格納される。ただし、サービスへのログインは、本実施形態における予約システム1の利用に際して、必ずしも必須ではない。会員情報は、利用者を識別するためのIDと、1又は複数の連絡先が対応付けられるものとする。
本実施形態における連絡先は、連絡先の種別が対応付けられた連絡先を示す文字列である。連絡先の種別は、SMS、電子メール、電話及び、LINE(登録商標)等の特定のアプリケーションに対するメッセージ送信(以降、アプリと呼称する)であり、文字列は、電話番号、メールアドレス、アプリの会員ID等である。
外部端末40経由での順番待ち予約は、少なくとも順番待ちが発生していない場合に抑止される。判断手段5は、順番待ち予約の受付状態に基づいて、外部端末40経由での順番待ち予約の可否を判断する。ここで、順番待ちを行っている利用者が、事前に定義された1組又は2組以上の任意の組数であると判断される場合又は、施設の空席が所定数に満たない場合に、外部端末40経由での順番待ち予約の受付状態を許可に変更する。任意の組数は、施設の業態や利用者の平均滞在時間、受け付け時間帯、地域における同系列施設の密集度合などに応じて、施設毎等に定義されて構わない。
本実施形態では、順番待ち予約が部門を指定して行われる為、順番待ちも施設で定義された部門ごとに形成される。そのため、判断手段5は、部門ごとに、外部端末40経由での順番待ち予約の受付状態を許可に変更する。
本実施形態では、判断手段5によって外部端末40経由での順番待ち予約の受付状態が許可に変更される場合、表示手段4によって表示される受付画面W40の表示内容を変化させる。表示手段4は、外部端末40からの表示要求に応じて順番待ち予約の受付画面W40を表示処理し、表示処理結果を送信する。表示手段4は、順番待ち予約が許可される場合には、順番待ち予約の申し込みが可能に構成された受付画面W40を表示処理し、順番待ち予約が抑止される場合には、順番待ち予約の申し込みが不可能となり、後述する通知希望の申し込みが可能に構成された受付画面W40を表示処理する。これにより外部端末40経由での順番待ち予約の受付/抑止が機能制限される。例えば、順番待ち予約受付手段3において、順番待ち予約の受付の機能を制御するなど、別の手法により、外部端末40経由での順番待ち予約の受付/抑止が機能制限されてもかまわない。
通知希望受付手段6は、外部端末40経由での順番待ち予約が許可されない場合に、少なくとも順番待ち予約の対象となる施設を指定する情報及び、利用者に通知を行う為の連絡先情報を受け付け、外部端末40経由での順番待ち予約が許可された場合に、利用者に対して外部端末40経由での順番待ち予約の受付状態について通知を行う為の通知希望データを、記憶部10に格納する。連絡先情報は、連絡先そのものであってもよいし、予め会員情報として登録された連絡先を指定するための情報であってもよい。複数の通知方法のうち、指定された連絡先種別に関する連絡先情報を受け付け、通知希望データを格納する。
図6は、外部端末40経由での順番待ち予約の可否判断のフローチャートである。本実施形態では、事前に待ち組数の閾値n(n=1,2,・・・,N)が定義され、待ち組数がn組以上の順番待ちが発生している場合に、外部端末経由での順番待ち予約が許可され、待ち組数がn組に満たない場合に、外部端末経由での順番待ち予約が抑止される施設について説明する。
図6のステップS20において、表示手段4は、外部端末40より受付画面W40の表示要求を受け付ける。ここで、当該施設が部門を区別して順番待ち予約を受けず、1列の順番待ちが定義される場合(ステップS21でNO)、判断手段5は、形成され得る1列の順番待ちについて、待ち組数に基づく判断を行い(ステップS22)、ステップS24に進む。
一方、当該施設が部門を区別して順番待ち予約を受け付け、部門毎に複数列の順番待ちが定義される場合(ステップS21でYES)、判断手段5は、形成され得る部門毎の順番待ちそれぞれについて、待ち組数に基づく判断を行い(ステップS23)、ステップS24に進む。
本実施形態では、外部端末40より受付画面W40の表示要求を受け付けたことを契機として、ステップS22、S23における判断を実施しているが、事前にステップS22、S23による判断を実施しておき、外部端末40より受付画面W40の表示要求を受け付けた際(ステップS20)に判断結果を利用する構成としてもかまわない。
ここで、待ち組数がn組以上の順番待ちが発生している場合(ステップS24でYES)、外部端末40経由での順番待ち予約が許可される。この場合、図4(b)に示す外部端末40経由での順番待ち予約が許可される場合の受付画面W40を表示処理し(ステップS26)、表示処理結果が外部端末40に返送される。
一方、順番待ちが発生していない場合又は、n組に満たない待ち組数が順番待ちを行っている場合(ステップS24でNO)、外部端末40経由での順番待ち予約の受付が抑止される。この場合、外部端末40経由での順番待ち予約が抑止される場合の受付画面W40を表示処理し(ステップS25)、表示処理結果が外部端末40に返送される。
図4(c)は、外部端末40経由での順番待ち予約が抑止される場合の受付画面W40における順番待ち状況表示部W42の画面表示例である。外部端末40経由での順番待ち予約が抑止される場合の受付画面W40における順番待ち状況表示部W42は、順番待ち受付ボタンW43に代えて、通知希望受付ボタンW44を備える。
なお、複数の部門を区別して順番待ち予約を受け付ける場合(ステップS21でYES)には、図4(b)に示す順番待ち受付ボタンW43を部門ごとに表示させたり、図4(b)に示す順番待ち受付ボタンW43を押下後、表示される画面において、部門を選択可能に構成してよい。
複数の部門のうち、一部の部門について順番待ち予約が抑止される場合には、部門ごとに表示させていた順番待ち受付ボタンW43の一部を通知希望受付ボタンW44に変更したり、図4(b)に示すように順番待ち受付ボタンW43表示させ、順番待ち受付ボタンW43が押下された後に表示される画面において、抑止される一部の部門を選択不可能として、順番待ち予約可能な部門を制限する構成としてよい。
また、複数の部門のうち、全部の部門について順番待ち予約が抑止される場合には、部門ごとに表示させていた順番待ち受付ボタンW43を、全部、通知希望受付ボタンW44に変更したり、図4(c)に示すように通知希望受付ボタンW44表示させ、通知希望受付ボタンW44が押下された後に表示される画面において、通知希望の部門について選択を受け付ける構成としてよい。
通知希望受付手段6は、外部端末40経由での順番待ち予約が許可されない場合に、少なくとも順番待ち予約の対象となる施設を指定する情報及び、連絡先情報を受け付け、通知希望データを記憶部10に格納する。利用者が通知を希望する場合(ステップS27でYES)、ステップS28に進み、通知希望を受け付ける。複数の部門を区別して順番待ち予約を受け付ける場合には、通知希望データには、更に、利用者が指定した部門が対応付けられる。
なお、空席数又は満席状態を把握して外部端末40経由での順番待ち予約を許可/抑止する場合、空席数の閾値e(e=1,・・・,E)や、施設に対応付けて設定可能な満席であるか否かを示すステータスが事前に定義される。ステップS22、S23において、判断手段5は、待ち組数に代えて、空席数がeに満たない場合や満席である旨のステータスが登録された場合に、外部端末40経由での順番待ち予約を許可し、空席数がe以上の場合や満席である旨のステータスが登録されていない場合に、外部端末40経由での順番待ち予約を抑止する。その結果、ステップS25、S26において表示される受付画面が変更される。
図7は、通知希望の受付に係るフローチャートである。外部端末40経由での順番待ち予約が抑止される場合、図7のステップS30において、受付画面W40の通知希望受付ボタンW44を押下することで、利用者は通知希望の申し込みを行うことできる。
ステップS31において、事前登録された会員情報に基づく、利用者のログインの有無が判断される。ログインを行わずに、通知希望の申し込みを行う場合(ステップS31でYES)、ステップS32において、通知希望に関するデータに、利用者(非会員)を定義するための一時IDの割り振りを行う。
次いで、ステップS33において、表示手段4によって表示処理された連絡先種別選択画面に受付画面W40から遷移し、通知を希望する連絡先の種別を選択する。なお、通知希望受付ボタンW44を押下した後、利用者のログイン又は会員情報の新規登録を行う場合は、適宜ログイン画面や会員情報登録画面に遷移してかまわない。
ステップS33において、連絡先の種別を選択後、表示手段4によって表示処理された連絡先入力画面に連絡先種別選択画面から遷移し、選択した連絡先の種別に応じて、連絡先の入力を行う(ステップS34)。
ステップS35において、表示手段4によって表示処理された最終確認画面に連絡先入力画面から遷移し、入力内容の最終確認を行う。ステップS33〜S34にて入力した内容を確認して入力内容を確定する場合(ステップS36でYES)、確定ボタンを押下し(ステップS37)する。入力内容を変更する場合(ステップS36でNO)、ステップS33に戻る。ステップS37において確定ボタンが押下されることで、通知希望の申し込みが行われ、通知希望受付手段6が通知希望データを記憶部10に格納する。
一方、ステップS31において、ログインを行った状態で通知希望の申し込みを行う場合(ステップS31でYES)、ステップS38に進む。ステップS38において、会員情報として既に登録済みの連絡先を使用する場合(ステップS38でYES)、即ち、登録済みの連絡先に対して通知希望を行う場合、ステップS39において、登録済みの1又は複数の連絡先の中から、通知を希望する連絡先を選択し、ステップS35に進む。ステップS35以降は、ログインを行わずに通知希望の申し込みを行う場合(ステップS31でYES)と同様の手順にて、通知希望の申し込みを行う。
ここで、ステップS38において、会員情報として登録済みの連絡先を使用しない場合(ステップS38でNO)、即ち、登録済みの連絡先とは別の連絡先に対して通知希望を行う場合、ステップS33に進む。ステップS33以降は、ログインを行わずに通知希望の申し込みを行う場合(ステップS31でYES)と同様の手順にて、連絡先の入力を行い、通知希望の申し込みを行う。
図8は、本実施形態における通知希望データの一例を示す図である。図示例に示すように、通知希望データは、受け付けた通知希望を識別するための通知希望IDと、通知希望を行った利用者の識別情報としての会員ID又は非会員の利用者に付加された一時IDと、連絡先と、順番待ち予約(通知希望)の対象となる施設の施設IDと、順番待ち予約が部門毎に行われる場合に通知を希望する部門(図示例では「部門1」)と、通知希望を受け付けた日時を示す通知希望受付日時と、通知の実施状況(図示例では「通知済FLG(フラッグ)」)と、通知が行われた日時を示す通知日時と、を有する。なお、通知希望を受け付けた日時に代えて、日付又は時間が対応付けられてよい。
通知手段7は、外部端末40経由での順番待ち予約が許可された場合に、通知希望データを用いて利用者への通知を行う。通知手段7は、1回又は2回以上の任意回数(m=1,2,・・・,M)通知を実施する。つまり、予約管理装置2は、通知の実施状況に基づいて、m回通知が実施された通知希望データによる通知を終了する。通知が実施されたならば、通知手段7は、通知希望データの編集又は削除(通知済FLGの変更及び、通知日時の記録)を行う。
通知の回数(m=2,3,・・・,M の場合)は、n組以上の順番待ちが発生して1回通知が行われた後、その順番待ちの待ち組数がnを下回ることなく維持された間に、一定の時間間隔等、任意のタイミングで行われる通知の最大数であってよい。換言するならば、通知は、いまだm回通知していなくとも順番待ちの待ち組数が一度nを下回った場合、終了されてもよい。
また、通知の回数(m=2,3,・・・,M の場合)は、n組以上の順番待ちが維持された間に、1又は複数回の通知が行われた後、その順番待ちの待ち組数がnを下回り、更にその後、新たなn組以上の順番待ちが発生する都度、1又は複数回の通知を行い、合計m回に至るまで通知を続ける数又は、最大数であってよい。n組以上の順番待ちが発生した場合に1度ずつ通知を行う構成とするならば、利用者は、通知によりn組以上の順番待ちの発生を、最大m回まで把握できる。
図9は、通知手段7による通知に関するフローチャートである。図9(a)は、通知希望データによる通知の流れを示すフローチャートである。ステップS40では、待ち組数がn組以上の順番待ちが発生したか否かが判断される。発生した場合(ステップS40でYES)、即ち、外部端末40経由での順番待ち予約が許可された場合、ステップS41において、通知希望データによる通知を行うか判断する。通知回数がm回未満と判断される実施状況の通知希望データが存在する場合(ステップS41でYES)、ステップS42において、当該通知希望データに含まれた通知先に対して、種別に応じた方法にて、通知を行う。ステップS42において、通知手段7が通知を行ったならば、通知回数を付加する等して通知の実施状況に応じた通知希望データの更新(編集、削除等)を行う。
通知の終了は、例えば、通知手段7によって、通知の回数に応じて通知対象に加入するか否か決定したり、m回通知を行った通知希望データを削除する等により、適宜実行される。ここで、図8に示す通知希望データは、m=1の場合であって、通知済FLGによって通知手段7が、通知対象への加入/除外を決定するものである。
また、判断手段5は、部門ごとに外部端末40経由での順番待ち予約を許可し、通知手段7は、通知希望データに含まれた部門に応じて、部門ごとに通知を行う。そのためステップS42では、判断手段5が、外部端末40経由での順番待ち予約の可否を判断した施設及び部門を対象とし、尚且つ通知回数がm回未満と判断される実施状況の通知希望データにより、通知が実行される。
ここで、ある施設において、利用者により択一的に選択される3以上の部門(例えば「テーブル」、「カウンター」、「希望なし」)を含み、この中に、複数の部門の集合を指定する部門(例えば複数の部門「テーブル」+「カウンター」を指定する部門「希望なし」)が1又は複数含まれた場合、通知希望受付手段6は、複数の部門の集合を指定する部門を選択した通知希望データを受け付けてもよい。
ここで、複数の部門の集合を指定する希望条件(部門)を複合希望条件(複合部門)と称し、複合希望条件(複合部門)に含まれ得る個別の希望条件(部門)を複合希望条件(複合部門)と区別するために個別希望条件(個別部門)と称する。なお、複合部門は、指定する複数の個別部門の全てについて通知希望の申し込みが可能な状態(外部端末40経由での順番待ち予約が抑止された受付状態)において、通知希望の申込時に指定可能となる。
ここで、個別部門(例えば「テーブル」、「カウンター」)を指定した通知希望データに基づく通知は、当該個別部門を指定した順番待ち予約が外部端末40より許可となった場合に通知される。一方、複合部門(例えば「テーブル」、「カウンター」を含む「希望なし」)の場合は、当該複合部門(例えば「希望なし」)を指定した順番待ち予約が外部端末40より許可となった場合に通知されるものでなくてもよく、当該複合部門が指定した個別部門のうち、何れかを指定した順番待ち予約が外部端末40より許可された場合に通知されてよい。ただし、複合部門を指定した順番待ち予約が外部端末40より許可された場合に、複合部門を指定した順番待ち予約が許可された旨の通知は行われてよい。
例えば、複合部門が選択された通知希望データによって、ある個別部門についての通知が行われる場合、当該複合部門に含まれた残りの個別部門についての順番待ち予約の受付状態に基づいて、通知内容を変化させて良い。複合部門(例えば「テーブル」、「カウンター」を含む「希望なし」の部門)を指定した通知希望データにより、ある個別部門(例えば「テーブル」)の順番待ちに関する通知を行う際に、複合部門に含まれた残りの全ての個別部門(例えば「カウンター」)の受付状態が、同様に外部端末40より順番待ち予約が可能な受付状態であれば、複合部門を指定した順番待ち予約が可能になった旨を通知する。一方、複合部門に含まれた残りの個別部門が、外部端末40より順番待ち予約が抑止された状態の場合、ある個別部門を指定した順番待ち予約が可能になった旨を通知する。
通知希望データが複合部門(例えば「希望なし」)を含み、当該複合部門によって指定される何れかの個別部門(例えば「テーブル」又は「カウンター」のうち、「テーブル」)について、判断手段5が外部端末40経由での順番待ち予約の受付状態を許可に変更した場合、通知手段7は、複合部門(例えば「希望なし」)を選択した通知希望データ及び、判断された個別部門(例えば「テーブル」)を選択した希望通知データにより通知を行い、当該通知希望データについての通知の実施状況を更新する。本実施形態では、通知手段7が当該通知希望データの通知済FLGを立てる処理により、通知の実施状況を更新する。ここで、通知手段7は、複合部門(例えば「希望なし」)を選択した通知希望データについても、判断手段5が外部端末40経由での順番待ち予約の受付状態を許可に変更した部門(例えば「テーブル」)について、順番待ち予約が許可された旨を通知するのが好ましい。
本実施形態では、複合部門が選択された通知希望データの場合、複合部門が指定する複数の個別部門の何れかに対する通知が、合計でm回行われた場合に、当該通知希望データによる通知は終了する。なお、図8に示す通知希望データは、m=1のため、指定する複数の個別部門の何れかに対して通知を行うことで、通知が終了する。例えば、通知手段7により、複合部門によって指定されるそれぞれの個別部門(例えば「テーブル」又は「カウンター」)への通知最大回数をmとし、各個別部門へそれぞれm回ずつ通知を行った際に、通知を終了する構成としてもよい。
また、通知手段7は、通知希望データに含まれた通知希望を受け付けた日付及び/又は時間及び、予め定義された期間pに基づいて、通知希望データによる通知を終了する。本実施形態では、通知手段7は、通知希望データの通知希望受付日時に基づいて、毎日所定の時刻に、バッチ処理により記憶部10に格納された通知希望データを削除することで、日付及び/又は時間に基づく通知の終了が行われる。
図9(b)は、通知希望データに含まれた日付及び/又は時間に基づく、通知の終了に関するフローチャートである。ステップS50において、開始時psに期間pが開始される。その後、通知希望受付手段6によって、通知希望データが登録される。そして、ステップS51で、時間経過により終了時peに到達し、期間pが終了する。期間pが終了したなら、ステップS52において、終了した期間pに受け付けた通知希望データを削除することで、日付及び/又は時間に基づく通知の終了が行われる。
なお、通知手段7は、必ずしも通知希望データを削除することで日付及び/又は時間に基づく通知処理を終了する必要はなく、通知希望を受け付けた日付及び/又は時間に基づいて、通知対象に加入するか否か判断してもよい。
また、日付及び/又は時間に基づく通知処理の終了を、複数の通知希望データに対して一括で管理していたが、個別の通知希望データ毎に管理してもかまわない。そのため、所定の起算日、起算時又は、起算日時を開始時psとし、開始時psから数えて、所定の期間pが経過後に、終了時peを設定してもよい。例えば、通知希望受付日時(ps)から起算して、3時間(p)経過した通知希望データを削除する又は、通知対象に加入しないことで、通知を終了してよい。
本実施形態では、図8に示すように、異なる施設における通知希望データをテーブルにまとめて管理しているが、施設毎又は、任意の単位で管理してもよい。順番待ちデータの管理に関しても同様である。
また、本実施形態では、外部端末40経由での通知希望及び順番待ち予約を、受付画面W40(ウェブページ)を介して受け付けているが、例えば、外部端末40からの電話やアプリによるデータ送信、メール送信等、受付の手段は問わない。
また、外部端末40からの通知希望の申し込みを受け付けるための受付画面W40において、表示手段4は、記憶部10に格納された通知希望データの件数に基づいて、次回n組以上の順番待ちが形成された場合に通知対象となる通知希望データの登録数等、通知を希望する利用者の登録状況を表示処理してもよい。
順番待ちがない状態で外部端末を介して順番待ち予約を受け付けない場合、順番待ちがない状態で外部端末より閲覧される受付画面からは、今現在は順番待ちがないことが把握できるのみであり、利用者が受付画面を介して得た「順番待ちがない」、「順番待ち予約不可」という情報を信じて施設に移動し、到着した際に行列が形成されてしまっており、その最後尾で待たされる場合がある。本発明によれば、既存のオペレーションを変更することなく、上記のような利用者が外部端末から受付画面を確認して施設への移動を開始した後到着前において、施設で順番待ちが発生した場合に、速やかにその旨を連絡し、利用者に外部端末経由の順番待ち予約を行うように促すことができる。その時点で利用者が外部端末経由で順番待ち予約の申し込みを行った場合、施設への到着時において、0又は少ない待ち人数、待ち時間とすることができる。それにより、少なくとも順番待ちが発生していない状態での施設の利用を促進させる新規な予約システムを提供することができる。
また、順番待ち予約が、利用者の希望する商品・サービス内容、席種等の希望条件の選択を伴って行われる場合であっても、好適に通知を実現することができる。
また、利用者の所持する外部端末の種別に応じて、所望の通知方法にて通知を実現することができる。更に、通知、通知の回数・期間を制限し、利用者によって好適な通知を実現することができる。また、通知希望データの登録数等、通知を希望する利用者の登録状況を可視化し、好適に通知希望の申し込みを行うことができる。
1 :予約システム
2 :予約管理装置
3 :順番待ち予約受付手段
4 :表示手段
5 :判断手段
6 :通知希望受付手段
7 :通知手段
10 :記憶部
20 :受付端末
21 :入力部
22 :表示部
30 :プリンタ
31 :発券部
40 :外部端末
41 :入力部
42 :表示部
201 :CPU
202 :RAM
203 :記録装置
204 :通信装置
205 :入力装置
206 :出力装置
207 :オペレーティングシステム
208 :予約プログラム
NW :ネットワーク
W20 :受付画面
W21 :順番待ち受付ボタン
W22 :第1の部門表示部
W23 :第2の部門表示部
W40 :受付画面
W41 :施設情報表示部
W42 :状況表示部
W43 :順番待ち受付ボタン
W44 :通知希望受付ボタン
W45 :日時指定予約受付ボタン

Claims (9)

  1. 順番待ち予約の対象となる施設に設置された受付端末経由での順番待ち予約を受け付けると共に、前記受付端末とは別の外部端末経由での順番待ち予約の受付状態に応じて、前記受付端末に加え、前記外部端末経由での順番待ち予約を受け付ける順番待ち予約受付手段を備え、少なくとも順番待ちが発生していない場合又は、施設の空席が所定数以上の場合に、前記外部端末経由での順番待ち予約が抑止される予約システムであって、
    順番待ち予約を行っている利用者が事前に定義された1組又は2組以上の任意組数であると判断される場合又は、施設の空席が所定数に満たない場合、前記外部端末経由での順番待ち予約の受付状態を許可に変更する判断手段と、
    前記外部端末経由での順番待ち予約が許可されない場合に、少なくとも前記施設を指定する情報及び前記利用者に通知を行う為の連絡先情報を前記外部端末経由で受け付け、利用者に対して前記外部端末経由での順番待ち予約の受付状態について通知を行う為の通知希望データを格納する通知希望受付手段と、
    前記外部端末経由での順番待ち予約が許可された受付状態において、前記通知希望データを用いて通知を行う通知手段と、を備えた予約システム。
  2. 前記通知希望受付手段は、複数の通知方法のうち、指定された連絡先種別に関する前記連絡先情報を受け付け、前記通知希望データを格納する請求項1に記載の予約システム。
  3. 前記通知希望データには通知希望の利用者を特定する識別情報が対応付けられ、
    順番待ち予約受付手段が、前記通知希望データに対応付けられた前記識別情報と、同様の識別情報が対応付けられた順番待ち予約を受け付けた場合、前記通知希望データを用いた通知は、終了する請求項1又は請求項2に記載の予約システム。
  4. 希望条件毎に、前記外部端末経由での順番待ち予約が許可された受付状態において順番待ち予約の申し込みを受け付け、前記外部端末経由での順番待ち予約が許可されない場合に通知希望の申込を受け付ける為の受付画面を表示処理し、表示処理結果を送信する表示手段を備え、
    順番待ち予約受付手段が利用者による前記希望条件の選択を伴って申し込まれた順番待ち予約を受け付けることで、前記希望条件別に順番待ちが形成され、
    前記通知希望受付手段は、更に、前記希望条件の選択を受け付けて通知希望データを格納し、
    前記判断手段は、前記希望条件ごとに、前記外部端末経由での順番待ち予約を許可して、前記通知手段による通知が行われる請求項1〜3の何れかに記載の予約システム。
  5. 前記通知希望データには通知の実施状況が対応付けられ、
    前記通知が1回又は2回以上の任意回数実施された通知希望データによる通知は、終了する請求項1〜4の何れかに記載の予約システム。
  6. 前記通知希望データには通知希望を受け付けた日付及び/又は時間が対応付けられ、
    前記日付及び/又は時間に基づいて、前記通知希望データによる通知は終了する請求項1〜5の何れかに記載の予約システム。
  7. 前記表示手段は、前記外部端末経由での順番待ち予約が許可されない場合に通知希望の申込を受け付ける為の受付画面において、前記通知希望受付手段により登録された通知希望データの件数に基づいて、他の利用者による通知希望の登録状況を表示処理する請求項4に記載の予約システム。
  8. 順番待ち予約の対象となる施設に設置された受付端末経由での順番待ち予約を受け付けると共に、前記受付端末とは別の外部端末経由での順番待ち予約の受付状態に応じて、前記受付端末に加え、前記外部端末経由での順番待ち予約を受け付けるステップを順番待ち予約受付手段が実行し、少なくとも順番待ちが発生していない場合又は、施設の空席が所定数以上の場合に、前記外部端末経由での順番待ち予約が抑止される予約方法であって、
    順番待ち予約を行っている利用者が事前に定義された1組又は2組以上の任意組数であると判断される場合又は、施設の空席が所定数に満たない場合、前記外部端末経由での順番待ち予約の受付状態を許可に変更するステップと、
    前記外部端末経由での順番待ち予約が許可されない場合に、少なくとも前記施設を指定する情報及び前記利用者に通知を行う為の連絡先情報を前記外部端末経由で受け付け、利用者に対して前記外部端末経由での順番待ち予約の受付状態について通知を行う為の通知希望データを格納するステップと、
    前記外部端末経由での順番待ち予約が許可された受付状態において、前記通知希望データを用いて通知を行うステップと、を有する予約方法。
  9. 順番待ち予約の対象となる施設に設置された受付端末経由での順番待ち予約を受け付けると共に、前記受付端末とは別の外部端末経由での順番待ち予約の受付状態に応じて、前記受付端末に加え、前記外部端末経由での順番待ち予約を受け付ける順番待ち予約受付手段を備えたコンピュータに、少なくとも順番待ちが発生していない場合又は、施設の空席が所定数以上の場合に、前記外部端末経由での順番待ち予約を抑止させる予約プログラムであって、
    前記コンピュータを、順番待ち予約を行っている利用者が事前に定義された1組又は2組以上の任意組数であると判断される場合又は、施設の空席が所定数に満たない場合、前記外部端末経由での順番待ち予約の受付状態を許可に変更する判断手段と、
    前記外部端末経由での順番待ち予約が許可されない場合に、少なくとも前記施設を指定する情報及び前記利用者に通知を行う為の連絡先情報を前記外部端末経由で受け付け、利用者に対して前記外部端末経由での順番待ち予約の受付状態について通知を行う為の通知希望データを格納する通知希望受付手段と、
    前記外部端末経由での順番待ち予約が許可された受付状態において、前記通知希望データを用いて通知を行う通知手段と、として機能させる予約プログラム。
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