JP2021026349A - 作業車両 - Google Patents

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Daisuke Sakuma
大輔 佐久間
楫野 豊
Yutaka Kajino
楫野  豊
勝野 志郎
Shiro Katsuno
勝野  志郎
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Abstract

【課題】障害物検知精度の低下を抑える作業車両を提供する。【解決手段】作業車両1は、走行車体2と、走行車体の後部に昇降可能に装着される作業機Wに設けられ、作業機の後方の障害物を検知する後方センサ22とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、作業車両に関する。
従来、作業車両には、走行車体に測位装置を搭載し、走行車体の位置を測定しつつ自律走行するものがある。このような作業車両には、機体周辺の障害物を検知するセンサを備え、所定の作業エリア内は感度を高く、作業エリア外は感度を低くすることで、作業に関与しない物体を障害物として検知(すなわち、誤検知)するのを防ぐものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2015−191592号公報
ところで、農用トラクタなどの作業車両においては、走行車体の後部に昇降自在な作業機が装着されることがある。作業機は、複数種類あり、作業内容ごとに付け替えるものである。上記したような従来の作業車両では、機体後方の障害物を検知するセンサの検知領域に作業機が入り込み作業機を障害物として誤検知するなど、障害物検知精度が低下することがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、障害物検知精度の低下を抑えることができる作業車両を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態の一態様に係る作業車両(1)は、走行車体(2)と、走行車体(2)の後部に昇降可能に装着される作業機(W)に設けられ、作業機(W)の後方の障害物を検知する後方センサ(22)とを備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、障害物検知精度の低下を抑えることができる。
図1は、実施形態に係る作業車両の説明図である。 図2は、障害物検知を含む制御系の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る障害物検知処理を説明するフローチャートである。 図4は、変形例に係る作業車両の概略平面図である。
以下、添付図面を参照して本願の開示する作業車両の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、図1を参照して実施形態に係る作業車両1の全体構成について説明する。図1は、実施形態に係る作業車両1の説明図であり、作業車両1の概略左側面図である。なお、以下では、作業車両1としてトラクタを例に説明する。
作業車両であるトラクタ1は、自走しながら圃場などで作業を行う農業用トラクタである。また、トラクタ1は、操縦者(作業者ともいう。)が搭乗して圃場内を走行しながら所定の作業を実行する他、後述する制御装置40(図2参照)を中心とする制御系による各部の制御により、圃場内を自動走行しながら所定の作業を実行する。
また、以下において、前後方向とは、トラクタ1の直進時における進行方向であり、進行方向の前方側を「前」、後方側を「後」と規定する。トラクタ1の進行方向とは、直進時において、後述する操縦席8からステアリングホイール9に向かう方向である。
左右方向とは、前後方向に対して水平に直交する方向である。以下では、「前」側へ向けて左右を規定する。すなわち、トラクタ1の操縦者が操縦席8に着席して前方を向いた状態で、左手側が「左」、右手側が「右」である。
上下方向とは、鉛直方向に平行する方向である。前後方向、左右方向および上下方向は互いに直交する。なお、各方向は説明の便宜上定義したものであり、これらの方向によって本発明が限定されるものではない。また、以下では、トラクタ1を指して「機体」という場合がある。
図1に示すように、トラクタ1は、走行車体2と、作業機Wとを備える。走行車体2は、車体フレーム3と、前輪4と、後輪5と、ボンネット6と、エンジンEと、操縦部7と、ミッションケース10とを備える。車体フレーム3は、走行車体2のメインフレームである。
前輪4は、左右一対であり、主に操舵用の車輪(操舵輪)となる。後輪5は、左右一対であり、主に駆動用の車輪(駆動輪)となる。トラクタ1は、後輪5が駆動する二輪駆動(2WD)と、前輪4および後輪5が共に駆動する四輪駆動(4WD)とを切り替え可能に構成されてもよい。この場合、駆動輪は、前輪4および後輪5の両方である。なお、走行車体2は、車輪(前輪4および後輪5)に代えてクローラ装置を備えてもよい。この場合、走行クローラが駆動輪である。
ボンネット6は、走行車体2の前部において開閉自在に設けられる。ボンネット6は、後部を回動中心として上下方向に回動(開閉)可能である。ボンネット6は、閉じた状態で、車体フレーム3上に搭載されたエンジンEを覆う。エンジンEは、トラクタ1の駆動源であり、ディーゼル機関やガソリン機関などの熱機関である。
操縦部7は、走行車体2の上部に設けられ、操縦席8やステアリングホイール9などを備える。操縦部7は、走行車体2の上部に設けられたキャビン7aに覆われることで形成されてもよい。操縦席8は、操縦者の座席である。ステアリングホイール9は、操舵輪である前輪4を操舵する場合に操縦者により操作される。なお、操縦部7は、ステアリングホイール9の前方に、各種情報を表示する表示部(メータパネル)を備える。
また、操縦部7は、前後進レバー、アクセルレバー、主変速レバー、副変速レバーなどの各種操作レバーや、アクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダルなどの各種操作ペダルを備える。
ミッションケース10は、トランスミッション(変速機構)を収容している。トランスミッションは、エンジンEから伝達される動力(回転動力)を適宜減速して駆動輪である後輪5や、PTO(Power Take-off)軸へ伝達する。
走行車体2の後部には、圃場内で作業を行う作業機Wが連結され、作業機Wを駆動する動力を伝達するPTO軸がミッションケース10から後方へ突出している。PTO軸は、トランスミッションによって適宜減速された回転動力を、走行車体2の少なくとも後部に装着された作業機Wへ伝達する。なお、作業機Wは、PTO軸から回転動力が伝達されない作業機であってもよい。
また、走行車体2の後部には、作業機Wを昇降させる昇降装置12が設けられる。昇降装置12は、作業機Wを上昇させることで、作業機Wを非作業位置に移動させる。非作業位置は、例えば、走行車体2が後退する場合や、走行車体2が旋回する場合に、作業機Wを上昇させる位置である。非作業位置は、例えば、作業機Wを最も高い位置まで上昇させる最上げ位置である。また、昇降装置12は、作業機Wを下降させることで、作業機Wを対地作業位置に移動させる。昇降装置12は、油圧式の昇降シリンダ121と、リフトアーム122と、リフトロッド123と、ロアリンク124と、トップリンク125とを備える。
リフトアーム122は、昇降シリンダ121に作動油が供給されると、回動支点となる軸AXまわりに作業機Wを上昇させるように回動し、昇降シリンダ121から作動油が排出されると、軸AXまわりに作業機Wを下降させるように回動する。なお、リフトアーム122の基部(軸AX付近)には、リフトアーム122の回動角度を検知するリフトアームセンサ26が設けられる。作業機Wの高さは、リフトアームセンサ26の検知結果や、作業機Wに基づいて算出される。
また、リフトアーム122は、リフトロッド123を介してロアリンク124に連結される。このように、昇降装置12は、ロアリンク124とトップリンク125とで、走行車体2に対して作業機Wを昇降可能に連結する。
作業機Wは、圃場内で作業を行う機械である。図1に示す例では、作業機Wは、圃場において耕耘作業を行うロータリ耕耘機である。ロータリ耕耘機は、PTO軸から伝達された動力によって耕耘爪61が回転することで、圃場面(土壌)を耕耘する。
また、トラクタ1は、制御装置40(図2参照)を備える。制御装置40は、エンジンEを制御するとともに、走行車体2の走行速度を制御する。また、制御装置40は、作業機Wを制御する。
また、トラクタ1は、測位装置30を備える。測位装置30は、走行車体2の上部に設けられ、走行車体2の位置を測定する。測位装置30は、たとえば、GNSS(Global Navigation Satellite System)であり、上空を周回している航法衛星Sからの電波を受信して測位および計時を行うことができる。
また、トラクタ1は、作業者による情報処理端末(タブレット端末などの携帯端末)100の操作によって、特定の圃場における各種作業の設定などを行うことができる。情報処理端末100は、たとえば、ハードディスク、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などで構成される記憶部と、タッチパネルにより構成される表示部および操作部とを備える。なお、操作部として、各種キーやボタンなどが別に設けられてもよい。
また、トラクタ1は、障害物センサ20を備える。障害物センサ20は、前方センサ21と、後方センサ22とを備える。前方センサ21は、たとえば、ボンネット6の前方に設けられたセンサ取付ステー13に取り付けられるなど、走行車体2の前部に配置され、走行車体2の前方に存在する障害物(人や、物体)を検知する。
後方センサ22は、作業機Wに取り付けられる。たとえば、後方センサ22は、作業機Wの上部に取り付けられ、走行車体2の後方に存在する障害物を検知する。後方センサ22は、作業機Wを非作業位置に上昇させた状態で、走行車体2の後方に存在する障害物を検知するように取り付けられる。なお、後方センサ22は、複数設けられてもよい。例えば、後方センサ22は、作業機Wの左右方向の端にそれぞれ設けられてもよい。後方センサ22は、作業機Wと一体的に設けられてもよく、作業機Wに脱着可能に設けられてもよい。
また、前方センサ21および後方センサ22は共に、中距離センサであり、好ましくは赤外線センサである。前方センサ21および後方センサ22は、赤外線ビームを放射し、障害物からの反射光を検知する。前方センサ21は、前方に延びる検知領域を有する。また、後方センサ22は、後方へ延びる検知領域を有する。後方センサ22の検知領域は、作業機Wを障害物として検知しないように設定される。
前方センサ21および後方センサ22は、たとえば、赤外線ビームを放射した後、障害物からの反射光を検知するまでの時間を測定することで、障害物までの距離を検知することができる。赤外線センサである前方センサ21および後方センサ22は、障害物を2次元的に検知し、たとえば、数メートルから数10メートル程度の検知領域である。なお、障害物センサ20として、赤外線センサ以外の他の中距離センサを用いることも可能である。
次に、図2を参照して制御装置40を中心とする作業車両(トラクタ)1の制御系について説明する。図2は、障害物検知を含む制御系の一例を示すブロック図である。図2に示すように、制御装置40は、エンジンECU(Electronic Control Unit)41と、走行系ECU42と、作業機昇降系ECU43とを備える。エンジンECU41は、エンジンEの回転数を制御する。走行系ECU42は、駆動輪の回転を制御することで、走行車体2(図1参照)の走行速度を制御する。作業機昇降系ECU43は、昇降装置12を制御して作業機Wを昇降制御する。
制御装置40は、電子制御によって各部を制御することが可能であり、CPU(Central Processing Unit)などを有する処理部をはじめ、各種プログラムや圃場ごとに予め設定された走行車体2の予定走行経路などの必要なデータ類が記憶される記憶部などを備える。
図2に示すように、制御装置40には、測位装置(GNSS)30、エンジン回転センサ23、車速センサ24、切れ角センサ25、障害物センサ20(前方センサ21および後方センサ22)、リフトアームセンサ26などの各種センサ類が接続される。なお、エンジン回転センサ23は、エンジンEの回転数を検知する。車速センサ24は、走行車体2(図1参照)の走行速度(車速)を検知する。切れ角センサ25は、操舵輪である前輪4(図1参照)の切れ角を検知する。切れ角センサ25は、機体の旋回を検知する。
後方センサ22は、制御装置40とCAN通信や、無線通信(例えば、Wi-Fi(登録商標))などによって接続される。
制御装置40には、測位装置30から圃場などにおける走行車体2の位置情報、エンジン回転センサ23からエンジンEの回転数、車速センサ24から走行車体2の走行速度、切れ角センサ25から前輪4の切れ角がそれぞれ入力される。制御装置40は、トラクタ1を自律走行させる場合、切れ角センサ25の検知結果を用いて、前輪4の切れ角をフィードバックしながらステアリングホイール9に連結されたステアリングシリンダを制御することで、ステアリングホイール9を自動操舵する。
また、制御装置40には、エンジンECU41がエンジンEに接続され、走行系ECU42が、操舵装置51、変速装置52および制動装置53などに接続され、作業機昇降系ECU43が昇降装置12に接続される。
このうち、作業機昇降系ECU43は、昇降装置12に向けて作業機昇降信号を出力する。昇降装置12は、作業機昇降系ECU43から出力された作業機昇降信号に基づいて作業機Wを昇降駆動する。
また、制御装置40は、トラクタ1が自律走行しつつ作業を行うモードである「自動運転モード」を有する。制御装置40は、自動運転モードにおいては、作業機Wによる作業内容に応じた予定走行経路が予め圃場ごとに定められ、データ化されて記憶部に記憶され、測位装置30の測定結果に基づいて、記憶された予定走行経路に沿って走行するように、エンジンE、操舵装置51、変速装置52、制動装置53および昇降装置12などの各部を制御する。なお、予定走行経路は、圃場の形状、大きさ、圃場内に形成された畝の幅、長さおよび本数、さらには作物の種類などに応じて設定される。
また、制御装置40は、たとえば、作業者が携行可能な情報処理端末100と無線接続される。制御装置40は、作業者の操作による情報処理端末100からの指示信号に基づいてトラクタ1の各部を制御する。また、制御装置40は、トラクタ1の機体情報データベースを保持し、型式などの情報の受け渡しを情報処理端末100などからも行うことができるように構成してもよい。
また、制御装置40は、後進時に後方センサ22による障害物の検知を開始する。具体的には、制御装置40は、後進時に作業機Wが非作業位置に上昇すると、後方センサ22による障害物の検知を開始する。また、制御装置40は、作業機Wが対地作業位置に降下すると、後方センサ22による障害物の検知を終了する。すなわち、制御装置40は、作業機Wが非作業位置となっている間、後方センサ22による障害物の検知を実行する。例えば、制御装置40は、作業機Wが非作業位置に上昇すると後方センサ22をオンとし、後方センサ22による障害物の検知を開始する。また、制御装置40は、作業機Wが対地作業位置に降下すると後方センサ22をオフにし、後方センサ22による障害物の検知を終了する。
なお、制御装置40は、作業機Wの位置にかかわらず、後方センサ22による障害物検知を実行してもよい。
また、制御装置40は、前方センサ21、または後方センサ22によって障害物が検知された場合には、走行車体2を停止させる。また、制御装置40は、前方センサ21、または後方センサ22によって障害物が検知された場合には、エンジンEを停止させたり、PTO軸への回転動力の伝達を中止させたりする。また、制御装置40は、制御装置40は、前方センサ21、または後方センサ22によって障害物が検知された場合には、警報器(不図示)を作動させて、障害物が検知されたことを報知してもよい。
次に、実施形態に係る障害物検知処理について図3を参照し説明する。図3は、実施形態に係る障害物検知処理を説明するフローチャートである。なお、ここでは、後方センサ22における障害物検知処理について説明する。
制御装置40は、作業機Wが非作業位置に上昇したか否かを判定する(S100)。制御装置40は、作業機Wが非作業位置に上昇していない場合には(S100:No)、今回の処理を終了する。
制御装置40は、作業機Wが非作業位置に上昇した場合には(S100:Yes)、後方センサ22による障害物の検知を開始する(S101)。
制御装置40は、作業機Wが対地作業位置に降下したか否かを判定する(S102)。制御装置40は、作業機Wが対地作業位置に降下していない場合には(S102:No)、後方センサ22による障害物の検知を継続する(S101)。
制御装置40は、作業機Wが対地作業位置に降下した場合には(S102:Yes)、後方センサ22による障害物の検知を終了する(S103)。
次に、実施形態に係るトラクタ1の効果について説明する。
トラクタ1は、走行車体2と、走行車体2の後部に昇降可能に装着される作業機Wに設けられ、作業機Wの後方の障害物を検知する後方センサ22とを備える。
これにより、トラクタ1は、作業機Wに設けられた後方センサ22によって作業機Wよりも後方の障害物を検知することで、作業機Wを障害物として誤検知するのを防止することができる。そのため、トラクタ1は、障害物検知を安定して行うことができ、障害物検知精度の低下を抑えることができる。
また、トラクタ1は、後進する場合に後方センサ22による障害物の検知を開始する。 これにより、変形例に係るトラクタ1は、後方センサ22による障害物検知を必要なときのみ行うことができる。これにより、トラクタ1は、障害物検知を効率的に行うことができる。
また、トラクタ1は、作業機Wが非作業位置まで上昇した場合に後方センサ22による障害物の検知を開始する。
トラクタ1では、後進する場合には作業機Wが非作業位置まで上昇される。従って、トラクタ1は、作業機Wが非作業位置まで上昇するタイミングで後方センサ22による障害物の検知を開始し、後進時の障害物検知を自動的に行うことができる。
次に、変形例に係るトラクタ1について説明する。
変形例に係るトラクタ1では、作業機Wを障害物として検知しないように、後方センサ22を作業機Wの後部側に設けてもよい。例えば、後方センサ22は、前後方向における作業機Wの中心よりも後部側に設けられる。
これにより、変形例に係るトラクタ1は、作業機Wを障害物として誤検知するのをさらに確実に防止することができる。
また、変形例に係るトラクタ1は、図4に示すように、作業機Wの左右方向の両端に前方センサ21を設けてもよい。図4は、変形例に係るトラクタ1の概略平面図である。
これにより、変形例に係るトラクタ1は、作業機Wの左右方向の長さが、走行車体2の左右方向の長さよりも長い場合であっても、前方センサ21によって作業機Wの前方の障害物を検知することができる。そのため、変形例に係るトラクタ1は、障害物を正確に検知することができる。
なお、変形例に係るトラクタ1は、走行車体2の前部に加え、作業機Wの左右方向の両端に、前方センサ21を設けてもよい。
また、変形例に係るトラクタ1は、作業機Wを上昇させている場合、例えば、作業機Wを非作業位置に上昇させている場合と、作業機Wを降下させている場合、例えば、作業機Wを対地作業位置に降下させている場合とにおいて、前方センサ21の検知領域を変更してもよい。具体的には、変形例に係るトラクタ1は、前方センサ21に障害物検知距離を変更する。
これにより、変形例に係るトラクタ1は、作業機Wの昇降位置にかかわらず、障害物を検出することができ、また、障害物の誤検出を抑制することができる。
また、変形例に係るトラクタ1は、作業機Wを水平にするための水平シリンダの位置(ストローク量)に応じて、作業機Wに取り付けられた前方センサ21、および後方センサ22の検知領域を変更してもよい。水平シリンダの位置は、ストロークセンサなどによって検出される。
例えば、変形例に係るトラクタ1は、圃場に近くなる側に設けられた前方センサ21、および後方センサ22における障害物検知距離を短くする。
これにより、変形例に係るトラクタ1は、作業機Wが左右方向に傾いた場合であっても、障害物の誤検知を抑制することができる。
また、変形例に係るトラクタ1は、後方センサ22を走行車体2の下方側に取り付けてもよい。変形例に係るトラクタ1は、後方センサ22による障害物検知距離を、所定の範囲(たとえば、5〜7m)とする。
これにより、変形例に係るトラクタ1は、後方において障害物を検知する場合に、作業機Wを障害物として誤検知するのを防止することができる。
なお、変形例に係るトラクタ1は、所定の範囲よりも走行車体2側で後方センサ22が物体を検出した場合には、その物体を作業機Wと判定する。これにより、変形例に係るトラクタ1は、作業機Wを障害物として誤検知するのを防止することができる。
上記実施形態に係るトラクタ1、および変形例に係るトラクタ1は、適宜組み合わせてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 トラクタ(作業車両)
2 走行車体
12 昇降装置
21 前方センサ
22 後方センサ
40 制御装置
W 作業機

Claims (4)

  1. 走行車体と、
    前記走行車体の後部に昇降可能に装着される作業機に設けられ、前記作業機の後方の障害物を検知する後方センサと
    を備えることを特徴とする作業車両。
  2. 前記後方センサは、
    前記作業機の後部に設けられること
    を特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記走行車体が後進する場合に前記後方センサによる障害物の検知を開始する制御装置
    を備えること
    を特徴とする請求項1または2に記載の作業車両。
  4. 前記制御装置は、
    前記作業機が非作業位置まで上昇された場合に前記後方センサによる障害物の検知を開始すること
    を特徴とする請求項3に記載の作業車両。
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