JP2021026285A - 情報提示システム、情報提示方法、サーバ装置およびそのプログラム - Google Patents

情報提示システム、情報提示方法、サーバ装置およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】情報媒体に記載された情報に加えさらに有用な情報を提示できるようにする。【解決手段】名刺受領ユーザがユーザ端末により、上記名刺に印刷されたQRコードを読み取ってWebサーバに対しアクセスすると、Webサーバから名刺提供ユーザの顔の3Dモデルデータ、自己紹介メッセージおよび動画像ファイルがWeb電話帳情報と共にダウンロードされ、これらの3Dモデルデータおよび自己紹介メッセージが、カメラにより撮像された名刺の現実映像に重畳され、AR映像として表示される。またその際、上記名刺提供ユーザのWeb電話帳情報に含まれる各電話番号、メールアドレスおよびURLにリンク付けされたアイコンが、上記AR映像に重畳されて表示され、このアイコンを選択操作することで電話発信等が行われる。【選択図】図10

Description

この発明の実施形態は、例えば名刺を介して情報を提示するために使用される情報提示システム、情報提示方法、サーバ装置およびそのプログラムに関する。
名刺を介して情報を提示する技術としては、例えば、名刺にその持ち主の個人情報を表す識別コードを二次元コードとして印刷しておき、名刺を受け取った者が端末装置を用いて上記二次元コードを読み取ることで、名刺の持ち主の人物の詳細な情報を取得可能とした技術が知られている。
また、拡張現実(Augmented Reality;AR)の技術を応用した名刺情報の提示技術も提案されている。例えば、名刺の持ち主の顔画像等を含むARコンテンツを事前に生成してWeb上のサーバ装置等に記憶しておく。そして、名刺に印刷された二次元コードを端末装置で読み取ることにより上記サーバ装置から対応する名刺の持ち主のARコンテンツを取得し、当該ARコンテンツを名刺の撮像画像に位置やサイズ等を調整して合成することで、名刺の持ち主の顔画像を確認できるようにするものである(例えば特許文献1を参照)。
特開2017−33129号公報
特許文献1に記載された技術によれば、名刺を受け取ったユーザは名刺に記載された情報に加え、ARコンテンツにより名刺の持ち主の顔画像を確認することが可能となる。しかし、特許文献1に記載された技術は、ARコンテンツにより単に持ち主の顔画像を表示するものに過ぎない。このため、さらなる改善が要望されていた。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、情報媒体に表示された情報に加えてさらに有用な情報を提示できるようにする技術を提供しようとするものである。
上記課題を解決するためにこの発明に係る情報提示システムおよび情報提示方法の第1の態様は、第1の提示情報と、当該第1の提示情報の管理者に対応する管理者識別コードおよび前記第1の提示情報と関連性を有する第2の提示情報の保管場所を表す保管場所コードを含む二次元コードが表示された情報媒体を撮像するカメラを備える端末装置と、前記端末装置との間で通信が可能なサーバ装置とを具備するシステムおよび方法において、前記端末装置が、前記カメラにより撮像された前記二次元コードに含まれる保管場所コードに基づいて、前記二次元コードに含まれる前記管理者識別コードを含むアクセス要求を前記サーバ装置に向け送信する。前記サーバ装置は、前記保管場所コードおよび前記管理者識別コードに関連付けて前記第2の提示情報を記憶する第1の記憶部と、前記管理者識別コードに関連付けて前記管理者に対する連絡先情報と当該連絡先情報に対応付けられたアイコンとを含む第3の提示情報を記憶する第2の記憶部とを備え、前記端末装置から前記アクセス要求を受信した場合に、当該アクセス要求に含まれる前記管理者識別コードに基づいて対応する第2の提示情報を前記第1の記憶部から取得すると共に、受信された前記アクセス要求に含まれる前記管理者識別コードに基づいて対応する前記第3の提示情報を前記第2の記憶部から取得し、取得された前記第2および第3の提示情報を前記アクセス要求の送信元となる前記端末装置へ送信する。これに対し端末装置は、前記サーバ装置から送信された第2および第3の提示情報を受信すると、前記カメラにより撮像された前記第1の提示情報と、受信された前記第2の提示情報と、前記第3の提示情報に含まれるアイコンとを合成して拡張現実映像を生成し、生成された拡張現実映像を表示部に表示させ、この状態で前記拡張現実映像に含まれる前記アイコンが選択指定された場合に、当該アイコンに対応付けられている前記管理者の連絡先情報に基づいて、前記管理者に向けた発信処理を行うように構成される。
この発明に係る情報提示システムおよび情報提示方法の一態様によれば、端末装置からのアクセス要求に対し、サーバ装置から、情報媒体に表示されている第1の提示情報と関連する第2の提示情報に加えて、上記管理者への連絡先情報とそれに対応するアイコンを含む第3の提示情報が送られ、端末装置において上記第1の提示情報の撮像映像に上記第2および第3の提示情報が合成された拡張現実映像が生成されて表示される。従って、ユーザは端末装置において、拡張現実映像により第1の提示情報と共に第2および第3の提示情報を確認することが可能となる。さらに、ユーザが第3の提示情報のアイコンを選択指定すると、当該アイコンに対応付けられている連絡先情報に基づいて管理者に対し自動的に発信される。このため、ユーザは、例えば管理者に問合せ等のために発信しようとする場合に、ダイヤル番号やアドレス等の入力操作を行うことなく簡単に発信することができる。
すなわち、この発明の一態様によれば、情報媒体に表示された情報に加えて、さらに有用な情報を提示可能な技術を提供することができる。
図1は、この発明の第1の実施形態に係る情報提示システムの全体構成を示す図である。 図2は、図1に示した情報提示システムのWebサーバおよびWeb電話帳APIサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、図1に示した情報提示システムのユーザ端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、図1に示した情報提示システムのWebサーバのソフトウェア構成を示すブロック図である。 図5は、図1に示した情報提示システムのユーザ端末のソフトウェア構成を示すブロック図である。 図6は、図1に示した情報提示システムの動作シーケンスの前半部分を示す図である。 図7は、図1に示した情報提示システムの動作シーケンスの後半部分を示す図である。 図8は、図1に示した情報提示システムの利用例を説明するための図である。 図9は、図1に示した情報提示システムで使用される名刺の一例を示す図である。 図10は、図5に示したユーザ端末における名刺の撮像映像とWebコンテンツとを合成したAR映像の表示例を示す図である。 図11は、この発明の第2の実施形態に係る情報提示システムのWebサーバのソフトウェア構成を示すブロック図である。 図12は、この発明の第2の実施形態に係る情報提示システムのユーザ端末のソフトウェア構成を示すブロック図である。 図13は、図11および図12に示したWebサーバおよびユーザ端末の動作シーケンスの前半部分を示す図である。 図14は、図11および図12に示したWebサーバおよびユーザ端末の動作シーケンスの後半部分を示す図である。 図15は、この発明の第2の実施形態に係る情報提示システムの利用例を説明するための図である。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
(構成例)
(1)システム
図1は、この発明の第1の実施形態に係る情報提示システムの全体構成を示す図である。この例では、情報提示システムは、情報提示のための主要な役割を担うWebサーバSV1を備え、ユーザ端末ET,UTが、上記WebサーバSV1との間で、インターネットを含むネットワークNWを介して情報通信を行えるようにしたものである。
なお、ネットワークNWには、アクセス網として、有線および無線の公衆ネットワーク、有線および無線のLAN(Local Area Network)、CATV(Cable Television)ネットワーク、Bluetooth(登録商標)等の小電力無線データ通信規格を採用した無線ネットワークの少なくとも1つが含まれる。
また情報提示システムは、Web電話帳を管理するAPI(Application Programming Interface)サーバを備える。このAPIサーバSV2は、WebサーバSV1からの要求に応じてWeb電話帳情報をネットワークNWを介してWebサーバSV1に返送する機能を有する。なお、APIサーバSV2に記憶されているWeb電話帳情報は、WebサーバSV1に記憶・管理されていてもよく、この場合APIサーバSV2はシステムから不要となる。
(2)装置
(2−1)ユーザ端末ET
ユーザ端末ETは、情報媒体としての名刺を渡す側のユーザ(以後名刺提供ユーザと称し、第1、第2および第3の提示情報の管理者に対応する)が使用する、例えばパーソナルコンピュータ、またはスマートフォン等の携帯情報端末により構成される。なお、このユーザ端末ETのハードウェア構成は、後述するユーザ端末UTにおいて説明するものと同一なので説明を省略し、ここではユーザ端末ET特有のソフトウェア構成について説明する。
ユーザ端末ETは、この発明の第1の実施形態に係る制御処理機能として、顔画像データ生成部と、メッセージ生成部と、データ登録部と、二次元コード生成部とを備えている。これらの制御処理機能は、何れもアプリケーション・プログラムをCPU等のハードウェアプロセッサに実行させることにより実現される。
顔画像データ生成部は、名刺提供ユーザの顔を含む上半身の写真データをカメラまたはスキャナ等から取り込み、この写真データをもとに名刺提供ユーザの三次元顔画像データ(3Dモデルデータ)を生成する。また顔画像データ生成部は、名刺提供ユーザの顔画像の3Dモデルデータの代わりに、或いはそれに加えて名刺提供ユーザの動画像ファイルを生成または取り込む機能を有していてもよい。
なお、上記顔画像データ生成部の機能は、必ずしもユーザ端末ETに備えなくてもよく、例えばWeb上で同様の3D顔画像生成機能を提供しているサービスサイトを利用し、当該サービスサイトから名刺提供ユーザの3D顔画像データを取得するようにしてもよい。
メッセージ生成部は、例えば、名刺に記載された名刺提供ユーザの名前および所属組織名等を含む撮像画像データをカメラから取得し、この撮像画像データから名刺提供ユーザの名前および所属組織名等を認識してテキストデータを生成する機能を有する。その際、メッセージ生成部は、テキストデータを音声合成により音声メッセージに変換する機能を有していてもよい。またメッセージ生成部は、入力部から例えば名刺提供ユーザの自由な自己紹介メッセージのテキストデータまたは音声データを取り込む機能を有していてもよい。
データ登録部は、上記顔画像データ生成部により生成された名刺提供ユーザの3Dモデルデータと、上記メッセージ生成部により生成された名刺提供ユーザのメッセージとを、名刺提供ユーザのユーザIDと関連付けてWebサーバSV1へアップロードする機能を有する。
二次元コード生成部は、WebサーバSV1にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)と、名刺提供ユーザのユーザIDとを含むQRコード(登録商標)を生成し、このQRコードを記憶部に保存する機能を有する。このQRコードは、拡張現実(Augmented Reality:AR)マーカと共に、ユーザ端末ETからプリンタに転送することで、名刺または当該名刺に貼付するための紙片或いはシールに印刷することが可能である。
なお、この二次元コード生成部の機能も、ユーザ端末ETに備えなくてもよく、例えばWeb上で同様の二次元コード生成機能を提供するサービスが存在する場合には、当該サービスサイトから名刺提供ユーザのQRコードおよびARマーカを表すデータを取得するようにしてもよい。
(2−2)ユーザ端末UT
図3および図5は、それぞれユーザ端末UTのハードウェア構成およびソフトウェア構成を示すブロック図である。
ユーザ端末UTは、名刺を受け取った側のユーザ(以後名刺受領ユーザと称する)が使用するもので、例えばスマートフォンやタブレット端末等の携帯情報端末により構成される。ユーザ端末UTは、例えば図3に示すように、Central Processing Unit(CPU)等のハードウェアプロセッサを有する制御部5を備え、この制御部5に対し、記憶部6と、通信インタフェース(通信I/F)7と、表示画面上に入力シートを重ねて配置したタブレット型の入力部8Aおよび表示部8Bと、カメラ9を、バスを介して接続したものとなっている。なお、上記制御部5に、各種スイッチやマイクロフォン、スピーカ等の他のユーザインタフェース用のデバイスが接続されていることは言うまでもない。
記憶部6は、記憶媒体として例えばSolid State Drive(SSD)等の随時書込みおよび読出しが可能な不揮発性メモリを用いたもので、プログラム記憶領域とデータ記憶領域とを有する。プログラム記憶領域には、ユーザ端末UTの動作を実現するための各種アプリケーション・プログラムが格納される。
データ記憶領域には、提示情報記憶部61が設けられている。提示情報記憶部61は、後述するWebサーバSV1からダウンロードされた提示情報を保存するために使用される。提示情報の詳細については後述する。なお、記憶媒体としては、他にRead Only Memory(ROM)やRandom Access Memory(RAM)等を併用することも可能である。
通信I/F7は、アンテナ7aを有し、制御部5の制御の下、例えば公衆無線ネットワークまたは無線LANを介してWebサーバSV1との間でデータの送受信を行う。なお、通信I/F7は、公衆有線ネットワークや有線LAN、CATVネットワーク等の有線ネットワークを介してWebサーバSV1との間でデータの送受信を行う機能を有していてもよい。
ユーザ端末UTは、この発明の第1の実施形態に係る制御処理機能として、例えば図5に示すように二次元コード解析部51と、アクセス要求送信処理部52と、提示情報受信処理部53と、AR映像生成表示処理部54と、カメラ映像取得処理部55と、発信処理部56とを備えている。これらの処理機能は、何れもプログラム記憶領域に格納されたアプリケーション・プログラムを、制御部5のハードウェアプロセッサに実行させることにより実現される。
二次元コード解析部51は、カメラ9により撮像された名刺の画像データからQRコードを認識し、当該QRコードを解読してアクセス先のURLと名刺提供ユーザのユーザIDを出力する機能を有する。
アクセス要求送信処理部52は、上記QRコードから解読されたアクセス先URLおよび名刺提供ユーザのユーザIDをもとに、WebサーバSV1に対しWebアクセス要求を送信する。
提示情報受信処理部53は、上記Webアクセス要求に対し、WebサーバSV1からダウンロードされた、上記名刺提供ユーザに関する提示情報を通信I/F7を介して受信し、当該提示情報を記憶部6内の提示情報記憶部61に保存する機能を有する。
カメラ映像取得処理部55は、例えば名刺受領ユーザの操作に応じてカメラ9を起動し、カメラ9により撮像された名刺の画像データを取得する機能を有する。この画像データは動画像が望ましいが、静止画でもよい。
AR映像生成表示処理部54は、上記名刺の画像データからARマーカを検出する。そして、上記名刺の画像データのARマーカの検出位置に、上記提示情報記憶部61から読み出した提示情報を合成してAR画像データを生成し、このAR画像データを表示部8Bに表示させる機能を有する。
発信処理部56は、上記AR画像データが表示されている状態で、当該AR画像データに含まれるアイコンが入力部8aにおいてタップ(クリック)操作された場合に、当該アイコンに対応するアプリケーション・プログラムを起動する。このとき起動されるアプリケーション・プログラムとしては、例えば電話発信用プログラム、メーラ、ブラウザ、動画再生用プログラムが含まれる。これらのアプリケーション・プログラムは、ユーザの操作に応じて、それぞれ発信処理、メール作成送信処理、Webアクセス処理、動画再生処理を実行する。
(2−3)WebサーバSV1
図2および図4は、それぞれWebサーバSV1のハードウェア構成およびソフトウェア構成を示すブロック図である。
WebサーバSV1は、中央処理ユニット(Central Processing Unit:CPU)等のハードウェアプロセッサを有する制御部1を備え、この制御部1に対しバス4を介して記憶部2および通信インタフェース(通信I/F)3を接続したものとなっている。
記憶部2は、例えば、主記憶媒体としてHDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等の随時書込みおよび読出しが可能な不揮発性メモリを有する。なお、記憶媒体としては、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を有していてもよい。上記記憶媒体の記憶領域には、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とが設けられている。プログラム記憶領域には、OS(Operating System)等のミドルウェアに加えて、この発明の第1の実施形態に係る各種制御処理を実行するために必要なプログラムが格納される。
データ記憶領域には、コンテンツ情報記憶部21が設けられている。このコンテンツ情報記憶部21には、上記ユーザ端末ETから送られた、名刺提供ユーザの顔の3Dモデルデータおよび名刺提供ユーザのメッセージが、名刺提供ユーザIDと関連付けて記憶される。
通信I/F3は、制御部1の制御の下、ネットワークNWを介して上記ユーザ端末ET,UTおよびWeb電話帳APIサーバSV2との間でデータの送受信を行うもので、例えば有線ネットワーク用のインタフェースが用いられる。
制御部1は、この発明の第1の実施形態に係る制御処理機能として、アクセス要求受信処理部11と、電話帳情報取得処理部12と、提示情報生成処理部13と、提示情報送信処理部14とを備えている。これらの処理部11〜14は、何れも記憶部2内のプログラム記憶領域に格納されたプログラムをハードウェアプロセッサに実行させることにより実現される。
アクセス要求受信処理部11は、名刺受領ユーザが使用するユーザ端末UTからHTTPアクセス要求が送られた場合に、当該HTTPアクセス要求を通信I/F3を介して受信する。
電話帳情報取得処理部12は、上記ユーザ端末UTからHTTPアクセス要求を受信した場合に、当該アクセス要求に含まれる名刺提供ユーザのユーザIDに基づいて、Web電話帳APIサーバSV2に対しAPIリクエストを送信する。そして、Web電話帳APIサーバSV2からAPIレスポンスとして返信される、上記名刺提供ユーザに対応するWeb電話帳データを、通信I/F3を介して受信する。なお、APIリクエストとしては、例えばHTTP−REST型のリクエストが用いられるが、Web電話帳の仕様によって設定される。
提示情報生成処理部13は、上記記憶部2のコンテンツ情報記憶部21から、上記名刺提供ユーザIDに関連付けて記憶されている名刺提供ユーザの顔の3Dモデルデータおよびメッセージを読み出す。そして、この名刺提供ユーザの顔の3Dモデルデータおよびメッセージと、上記取得されたWeb電話帳情報と、この電話帳情報に含まれる電話番号やメールアドレス、URLアドレス等にそれぞれリンク付けされたアイコンを含む提示情報を生成する。なお、提示情報の具体例は後述する。
提示情報送信処理部14は、上記生成された提示情報を、アクセス要求元のユーザ端末UTへ通信I/F3からHTTPレスポンスとして返送する。
(動作例)
次に、以上のように構成されたシステムによる名刺コンテンツ提示動作の一例を説明する。
(1)名刺提供ユーザの3Dモデルデータおよびメッセージの登録
名刺提供ユーザは、例えば自身の顔を含む上半身の写真をカメラにより撮像し、その画像データを自身のユーザ端末ETに入力する。なお、ユーザ端末ETにカメラが備えられている場合には、このカメラを使用して自身の顔を含む上半身の画像データを得るようにしてもよい。
ユーザ端末ETは、上記名刺提供ユーザの画像データが得られると、名刺提供ユーザの操作に応じて顔画像データ生成部を起動し、この顔画像データ生成部の制御の下、上記名刺提供ユーザの画像データをもとに3Dモデルデータを生成する。この3Dモデルデータはユーザ端末ET内の記憶部に一旦保存される。なお、上記3Dモデルデータに代えて、或いは加えて名刺提供ユーザの動画像ファイルを、記憶部に保存するようにしてもよい。
またユーザ端末ETは、名刺提供ユーザの操作に応じてメッセージ生成部を起動する。そして、このメッセージ生成部の制御の下、例えば、名刺に記載された名刺提供ユーザの名前および所属組織名等を含む撮像画像データをカメラにより取得し、この撮像画像データから名刺提供ユーザの名前および所属組織名等を認識して、自己紹介メッセージを表すテキストデータを生成する。なお、名刺提供ユーザが、入力部から自由文を入力した場合には、この自由文のテキストデータを上記自己紹介メッセージとしてもよい。さらに上記テキストデータの代わりに、或いはそれに加えて自己紹介メッセージの音声データを生成するようにしてもよい。上記生成された自己紹介メッセージはユーザ端末ET内の記憶部に一旦保存される。
この状態で、名刺提供ユーザがユーザ端末ETにおいてメッセージの登録操作を行うと、ユーザ端末ETはデータ登録部を起動し、このデータ登録部の制御の下、上記記憶部から名刺提供ユーザの3Dモデルデータおよび自己紹介メッセージを読み出し、これらの3Dモデルデータおよび自己紹介メッセージの登録要求を、名刺提供ユーザのユーザIDと共にWebサーバSV1へ送信する。
WebサーバSV1は、ユーザ端末ETから上記登録要求が送られると、当該登録要求に従い、名刺提供ユーザの3Dモデルデータおよび自己紹介メッセージを、名刺提供ユーザのユーザIDと関連付けて、記憶部2のコンテンツ情報記憶部21に記憶させる。なお、登録要求した名刺提供ユーザが複数の場合には、名刺提供ユーザごとに、そのユーザIDに関連付けて名刺提供ユーザの3Dモデルデータおよび自己紹介メッセージがコンテンツ情報記憶部21に記憶される。
(2)名刺の作成
名刺提供ユーザが、自身のユーザ端末ETにおいて二次元コードを生成するための操作を行うと、ユーザ端末ETは二次元コード生成部の制御の下、WebサーバSV1にアクセスするためのURLと、名刺提供ユーザのユーザIDとを含むQRコードを生成する。このQRコードは、ARマーカと共に、ユーザ端末ETからプリンタに転送され、当該名刺に貼付するための紙片或いはシールに印刷される。
名刺提供ユーザは、上記印刷されたQRコードとARマーカを、名刺の余白に貼付する。なお、上記QRコードとARマーカは、名刺に直接印刷されるようにしてもよい。図9は、名刺CDの一例を示すもので、QC、MKはそれぞれQRコードおよびARマーカを示している。
(3)名刺受領ユーザに対する名刺提供ユーザのWeb情報の提示
名刺提供ユーザは、上記QRコードQCおよびARマーカMKが貼付または印刷された名刺CDを、例えば図8に示すように名刺交換の際に相手ユーザ等に手渡しする。
名刺CDを受け取った名刺受領ユーザは、後日、上記受け取った名刺CDに貼付または印刷されたQRコードQCをもとに、名刺提供ユーザに関するコンテンツ情報をWebサーバSV1からダウンロードして確認することが可能となる。以下、その動作を説明する。図6および図7は、ユーザ端末UT、WebサーバSV1,SV2の動作手順と動作内容を示すシーケンス図である。
(3−1)Webアクセス
名刺受領ユーザが、ユーザ端末UTの二次元コード解析部51を起動した状態で、ユーザ端末UTのカメラ9を使用して名刺の表面を撮像すると、二次元コード解析部51は、図6のステップS10において、上記カメラ9により撮像された名刺の画像データをスキャンしてQRコードを認識し、当該QRコードからアクセス先となるWebサーバSV1のURLと名刺提供ユーザのユーザIDを解読する。
ユーザ端末UTは、続いてアクセス要求送信処理部52の制御の下、ステップS11において、上記QRコードから解読したアクセス先URLおよび名刺提供ユーザのユーザIDに基づいて、WebサーバSV1に対しWebアクセス(HTTPアクセス)要求を送信する。
(3−2)Webコンテンツの生成およびダウンロード
ユーザ端末UTから送信されたWebアクセス要求を、アクセス要求受信処理部11により受信すると、WebサーバSV1は電話帳情報取得処理部12の制御の下、ステップS12により、上記Webアクセス要求に含まれる名刺提供ユーザのユーザIDに基づいて、Web電話帳APIサーバSV2に対しAPIリクエストを送信する。
上記APIリクエストを受信するとAPIサーバSV2は、当該APIリクエストに含まれる名刺提供ユーザのユーザIDに基づいて、予め登録されている名刺提供ユーザのWeb電話帳情報TPを読み出し、このWeb電話帳情報TPをリクエスト元のWebサーバSV1にAPIレスポンスとして返送する。このときWeb電話帳情報TPには、例えば、名刺提供ユーザの氏名、部署名、役職、代表電話番号、直通電話番号、携帯電話番号、メールアドレスおよびWebサイトのURLが含まれる。
WebサーバSV1の電話帳情報取得処理部12は、上記APIサーバSV2から返送されたWeb電話帳情報TPをステップS14により受信すると、当該Web電話帳情報TPを名刺提供ユーザのユーザIDに関連付けて、記憶部2のコンテンツ情報記憶部21に保存する。
続いてWebサーバSV1は、提示情報生成処理部13の制御の下、ステップS15において、コンテンツ情報記憶部21から名刺提供ユーザの顔の3Dモデルデータ、自己紹介メッセージおよびWeb電話帳情報を読み出し、名刺提供ユーザに関する提示情報ACを生成する。
例えば、提示情報生成処理部13は、名刺提供ユーザの3Dモデルデータに、自己紹介メッセージを表示した吹き出し画像を重畳し、さらにWeb電話帳情報TPに含まれる代表電話番号、直通電話番号、携帯電話番号、メールアドレス、URLにそれぞれリンク付けされたアイコンを重畳することで、提示用のWebコンテンツを生成する。そして、このWebコンテンツを、上記Web電話帳情報と共にWebアクセス元のユーザ端末UTへ返送する。なお、提示情報記憶部61に名刺提供ユーザの動画像ファイルが記憶されている場合には、この動画像ファイルも上記Webコンテンツに含めて送信される。
上記WebサーバSV1から、WebコンテンツおよびWeb電話帳情報を含む提示情報ACが送られると、ユーザ端末UTは提示情報受信処理部53の制御の下、ステップS16において、上記提示情報ACを記憶部6の提示情報記憶部61に記憶する。
(3−3)提示情報(ARコンテンツ)の表示
上記提示情報ACが受信されるとユーザ端末UTは、AR映像生成表示処理部54の制御の下、先ずステップS17によりカメラ9が起動しているか否を判定する。この判定の結果、カメラ9が起動していれば、ステップS18において、カメラ映像取得処理部55によりカメラ9から取り込まれた名刺の現実映像に、上記提示情報記憶部61から読み出したWebコンテンツの画像を合成することによりARコンテンツ映像を生成し、このARコンテンツ映像を表示部8Bに表示させる。
図10は上記ARコンテンツ映像の表示例を示すものである。同図に示すようにユーザ端末UTの表示部8Bには、例えば、名刺の現実映像上に、名刺提供ユーザの3DモデルMVと、自己紹介メッセージを表示する吹き出し画像TDと、複数のアイコンICが重畳されたARコンテンツの映像が表示される。なお、上記名刺の現実映像上における3DモデルMVの表示位置と表示向きは、名刺の現実映像から検出されるARマーカMKの位置及び向きに応じて制御される。
従って、名刺受領ユーザは、会議や会合等で受け取った名刺を、後日自身のユーザ端末UTにより撮像することで、名刺提供ユーザの顔の3Dモデルおよび自己紹介メッセージを、名刺の撮像映像上に合成された状態で確認することが可能となる。しかも、上記ARコンテンツ映像の表示は、ユーザ端末UT(例えばスマートフォン)が通常備えている、カメラ9や二次元コード解析部51、AR映像生成表示処理部54、表示部8Bを使用することで、新たな機能を追加することなく実現できる利点がある。
(3−4)名刺提供ユーザへの発信
名刺受領ユーザは、上記ARコンテンツ映像が表示された状態で当該ARコンテンツ中のアイコンICをタップ(クリック)することで、名刺提供ユーザに対し発信することが可能である。
すなわち、アイコンICがタップ(クリック)されると、ユーザ端末UTは発信処理部56の制御の下、ステップS19において、上記タップ(クリック)されたアイコンICの種類に対応するアプリケーション・プログラムを起動し、このアプリケーション・プログラムにより発信処理が行われる。
例えば、代表電話番号、直通電話番号又は携帯電話番号に対応するアイコンがタップ(クリック)された場合には、ステップS191により上記アイコンの種別が判定され、ステップS192により電話発信用のアプリケーション・プログラムが起動される。そして、この電話発信用のアプリケーション・プログラムの制御の下、上記ARコンテンツと共にWebサーバSV1から受信したWeb電話帳情報に含まれる代表電話番号、直通電話番号又は携帯電話番号に従い、発信処理が行われる。この結果、名刺受領ユーザは、名刺提供ユーザの電話番号を手操作で入力することなく、名刺相手ユーザに対し電話発信することが可能となる。
また、メールに対応するアイコンがタップ(クリック)された場合には、ステップS193により上記アイコンの種別が判定され、ステップS194によりメール送信用のアプリケーション・プログラム、つまりメーラが起動される。そして、このメーラの制御の下、上記ARコンテンツと共にWebサーバSV1から受信したWeb電話帳情報に含まれる名刺提供ユーザのメールアドレスを宛先とするメール送信画面が表示部8Bに表示され、名刺受領ユーザはこのメール送信画面において入力部8Aにより送信文を入力することで、名刺提供ユーザ宛にメールを送信することができる。すなわち、名刺受領ユーザは、名刺提供ユーザのメールアドレスを手操作で入力することなく、メールの送信操作を行うことが可能となる。
さらに、Webアクセス用のアイコンがタップ(クリック)された場合には、ステップS195により上記アイコンの種別が判定され、ステップS196によりWebアクセス用のアプリケーション・プログラム、つまりブラウザが起動される。そして、このブラウザにより、名刺提供ユーザに関する詳細な情報が管理されているURLに対しアクセスされ、その情報がダウンロードされる。従って、この場合も名刺受領ユーザは、URLを手操作で入力することなくWebアクセスすることができる。
さらに、動画画面がクリックされた場合には、ステップS197により上記動画画面の選択操作が判定され、ステップS198により動画再生用のアプリケーション・プログラムが起動される。そして、このアプリケーション・プログラムにより、上記WebサーバSV1からARコンテンツと共に受信された動画像ファイルが再生され、表示部8Bに表示される。この結果、名刺受領ユーザは名刺提供ユーザの顔や自己紹介メッセージを動画により確認することが可能となる。また、その際上記動画像ファイルと共に音声ファイルが受信された場合には、上記動画像により名刺提供ユーザの顔を見ながら、名刺提供ユーザの自己紹介メッセージ等を音声により聞くことが可能となる。
(作用・効果)
以上のように、第1の実施形態では、WebサーバSV1に対し、名刺提供ユーザのユーザ端末ETから名刺提供ユーザの3Dモデルデータ、自己紹介メッセージおよび動画像ファイル等をアップロードして名刺提供ユーザIDと関連付けて登録しておくと共に、ユーザ端末ETにおいて上記WebサーバSV1に対するアクセス用URLと名刺提供ユーザのユーザIDを表すQRコードQCを、ARマーカMKと共に名刺提供ユーザの名刺に印刷または貼付しておく。そして、名刺受領ユーザがユーザ端末UTにより、上記名刺に印刷されたQRコードQCを読み取ってWebサーバSV1に対しアクセスすると、WebサーバSV1から名刺提供ユーザの顔の3Dモデルデータ、自己紹介メッセージおよび動画像ファイルがWeb電話帳情報と共にダウンロードされ、これらの3Dモデルおよび自己紹介メッセージが、カメラ9により撮像された名刺の現実映像に重畳され、ARコンテンツ映像として表示される。またその際、上記名刺提供ユーザのWeb電話帳情報に含まれる各電話番号、メールアドレスおよびURLにリンク付けされたアイコンが、上記ARコンテンツ映像に重畳されて表示される。
従って、名刺受領ユーザは、受け取った名刺に記載されたQRコードに基づいてWebサーバSV1に対しアクセスすることで、名刺提供ユーザの顔の3Dモデルおよび自己紹介メッセージを含むARコンテンツを、名刺の現実映像上に重畳された状態で、確認することが可能となる。しかも、上記ARコンテンツは、ユーザ端末UT(例えばスマートフォン)が通常備えている、カメラ9や二次元コード解析部51、AR映像生成表示処理部54、表示部8Bを使用することで、新たな機能を追加することなく表示できる利点がある。
さらに、AR映像には、名刺提供ユーザのWeb電話帳情報に含まれる各電話番号、メールアドレスおよびURLにリンク付けされたアイコンが重畳されて表示される。このため、名刺受領ユーザは、名刺提供ユーザの電話番号、メールアドレスおよびURLを手操作で入力することなく、簡易な操作で名刺相手ユーザに対し電話発信、メール送信およびWebアクセスすることが可能となる。さらに、動画画面をクリックすることで、3Dモデルに代えて名刺提供ユーザを動画像により確認することが可能となる。
[第2の実施形態]
この発明の第2の実施形態は、管理者としての名刺提供ユーザが名刺を他者に渡す前に、例えば図15に示すように名刺CDのQRコードを自身のユーザ端末ETによりスキャンすることにより、名刺の交換日時と位置を表す情報をユーザ端末ETからWebサーバSV1′に登録する。そして、名刺受領ユーザが名刺CDのQRコードを自身のユーザ端末UTによりスキャンしてWebサーバSV1に対しアクセスすることで、WebサーバSV1′から、名刺提供ユーザの顔の3Dモデルや自己紹介メッセージ等と共に、上記名刺の交換日時および位置を表す情報をダウンロードして、名刺受領ユーザのユーザ端末UTに表示させるようにしたものである。
なお、第2の実施形態において、システムの全体構成、WebサーバSV1′およびユーザ端末ET,UTのハードウェア構成は、図1乃至図3と同一なので説明を省略する。また、ユーザ端末UTのソフトウェア構成についても、図5と同一なので再度の説明を省略する。
(構成例)
(1)装置
(1−1)ユーザ端末ET
図12は、第2の実施形態に係るユーザ端末ETのソフトウェア構成を示すブロック図である。
名刺提供ユーザが使用するユーザ端末ETは、第2の実施形態に係る制御処理機能として、第1の実施形態において述べた顔画像データ生成部、メッセージ生成部、データ登録部および二次元コード生成部に加え、二次元コード解析部57と、日付・位置登録処理部58と、アクティベーション要求送信処理部59をさらに備えている。これらの制御処理機能は、何れもアプリケーション・プログラムをCPU等のハードウェアプロセッサに実行させることにより実現される。
二次元コード解析部57は、カメラ9により撮像された名刺CDの画像データからQRコードを認識し、当該QRコードを解読してアクセス先のURLと名刺提供ユーザのユーザIDを出力する機能を有する。
日付・位置登録処理部58は、GPS(Global Positioning System)センサ10からユーザ端末ETの現在位置を示す緯度経度情報と現在の日時を示す情報を取得する。また日付・位置登録処理部58は、上記取得された緯度経度情報と、予め記憶部6に記憶されている地図情報とをもとに、ユーザ端末ETが現在存在する場所を表す情報を求める機能を有する。現在存在する場所を表す情報としては、例えばビル名や施設名、会社名等の具体的な場所を表す情報が用いられる。
なお、日付・位置登録処理部58は、GPSセンサ10による日付・位置情報の取得処理に先立ち、GPS情報の取得の許否を確認するためのメッセージを表示部8Bに表示し、ユーザがGPS情報の取得を承諾する旨を入力した場合に、GPSセンサ10による日付・位置情報の取得処理を実行する機能を有していてもよい。この機能を有することで、ユーザのプライバシーを考慮した日付・位置情報の取得処理が可能となり、セキュリティを高めることができる。なお、GPS情報の取得に対しユーザが許諾しない場合には、ユーザ端末ETが内蔵している時計機能から日付情報を取得すればよい。また、ユーザ端末ETが無線LANの送受信機能を備え、かつユーザ端末ETが位置情報送信機能を有する無線LANのサービスエリアに存在する場合には、当該無線LANのアクセスポイントから位置情報を取得するようにしてもよい。
アクティベーション要求送信処理部59は、上記二次元コード解析部57から名刺提供ユーザのユーザIDが出力された場合に、上記日付・位置登録処理部58により得られた現在の場所および日時を表す情報を、上記名刺提供ユーザのユーザIDと共に、アクティベーション要求としてWebサーバSV1′へ送信する機能を有する。
(1−2)WebサーバSV1′
図11は、第2の実施形態に係るWebサーバSV1′のソフトウェア構成を示すブロック図である。なお、同図において前記図4と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
制御部1′は、第2の実施形態に係る制御処理機能として、アクセス要求受信処理部11、電話帳情報取得処理部12、提示情報生成処理部13および提示情報送信処理部14に加え、アクティベーション要求受信処理部15と、日付・位置登録処理部16とをさらに備えている。これらの処理部15,16も、記憶部2内のプログラム記憶領域に格納されたプログラムをハードウェアプロセッサに実行させることにより実現される。
アクティベーション要求受信処理部15は、上記ユーザ端末ETからアクティベーション要求が送られた場合に、当該要求と共に送られる現在の場所および日時を表す情報と、名刺提供ユーザのユーザIDを受信する機能を有する。
日付・位置登録処理部16は、上記受信された名刺提供ユーザのユーザIDに基づいて、同時に受信されたユーザ端末ETの現在の場所および日時を表す情報を、コンテンツ情報記憶部21の該当する領域に追加記憶する処理を行う。
(動作例)
次に、以上のように構成されたシステムによる名刺コンテンツ提示動作の一例を説明する。図13および図14は、第2の実施形態に係るシステムの動作手順と動作内容を示すシーケンス図である。なお、同図において、図6および図7と同一部分には同一符号を付してある。
第2の実施形態では、名刺提供ユーザの顔の3Dモデルおよび自己紹介メッセージがWebサーバSV1′に登録され、さらに名刺提供ユーザの名刺には図9に示したようにQRコードQCおよびARマーカMKが印刷または貼付されているものとているものとして説明を行う。但し、QRコードQCには、WebサーバSV1′のURLおよび名刺提供ユーザのユーザIDに加えて、例えば名刺交換毎に異なる識別コード、例えば名刺交換の通し番号(1回、2回、…)を示す番号が付与される。
(1)名刺交換の日付および場所の登録
名刺交換に先立ち名刺提供ユーザは、ユーザ端末ETにおいて、これから行う予定の名刺交換固有の識別コードを含むQRコードを生成してこれを名刺に印刷または貼付する。そして、名刺提供ユーザは、ユーザ端末ETの二次元コード解析部57を起動した状態で、ユーザ端末ETのカメラ9を使用して名刺の表面を撮像する。
そうすると、ユーザ端末ETの二次元コード解析部57は、図13のステップS20において、上記カメラ9により撮像された名刺の画像データをスキャンしてQRコードを認識し、当該QRコードからアクセス先となるWebサーバSV1′のURL、名刺提供ユーザのユーザIDおよび名刺交換固有の識別コードを解読する。
ユーザ端末ETは、次に日付・位置登録処理部58の制御の下、GPSセンサ10からユーザ端末ETの現在位置を示す緯度経度情報と現在の日時(タイムスタンプ)を示す情報を取得する。そして、上記取得された緯度経度情報と、予め記憶部6に記憶されている地図情報をもとに、ユーザ端末ETが現在存在する場所を表す情報を検索する。例えば、名刺提供ユーザがいま名刺を受け渡ししようとしているビル名、施設名、会場名または会社名を検索する。なお、緯度経度情報に基づく場所名の検索処理は、例えばWeb上の地図サービスサイトを利用して行ってもよい。
続いてユーザ端末ETは、アクティベーション要求送信処理部59の制御の下、ステップS21において、上記QRコードから解読したアクセス先URLおよび名刺提供ユーザのユーザIDに基づいて、WebサーバSV1′に対し、上記検索された場所名および日時を表す情報と、上記QRコードから解読した名刺交換固有の識別コードとを含むアクティベーション要求を送信する。
これに対しWebサーバSV1′は、上記ユーザ端末ETからアクティベーション要求が送られると、アクティベーション要求受信処理部15の制御の下、上記アクティベーション要求を受信し、先ずステップS22によりアクティベーション済か否かを判定する。この判定は、アクティベーション要求に含まれる名刺提供ユーザのユーザIDおよび名刺交換固有の識別コードをもとに、コンテンツ情報記憶部21における対応領域を検索することによりなされる。
この判定の結果、まだアクティベーションが済んでいなければ、WebサーバSV1′は日付・位置登録処理部58の制御の下、ステップS23において、上記アクティベーション要求と共に受信された場所および日時を示す情報を、名刺提供ユーザのユーザIDおよび名刺交換固有の識別コードに紐づけてコンテンツ情報記憶部21の対応領域に記憶させる。この結果、記憶部2のコンテンツ情報記憶部21には、名刺提供ユーザの顔の3Dモデルおよび自己紹介メッセージに加え、これから名刺交換をしようとしている場所名および日時を示す情報が、今回の名刺交換固有の識別コードと共に記憶される。
上記場所および日時を示す情報の登録が終了すると、WebサーバSV1′の日付・位置登録処理部58は、アクティベーション完了通知を要求元のユーザ端末ETへ返送する。ユーザ端末ETでは、上記アクティベーション完了通知を受信すると、その旨のメッセージが表示部8Bに表示される。
なお、上記ステップS22による判定の結果、既にアクティベーション済であれば、日付・位置登録処理部16は、上記名刺CDは既に使用済みであると見なし、要求元のユーザ端末ETにその旨のメッセージを送信した後、処理を終了する。
(2)名刺受領ユーザに対する名刺提供ユーザのWeb情報の提示
名刺提供ユーザは、名刺交換に際し、当該名刺交換固有の識別コードを含むQRコードが印刷または貼付され、かつ名刺交換の場所名および日時の登録が終了した名刺CDを、例えば図15に示すように相手ユーザに渡す。
上記名刺CDを受け取った名刺受領ユーザは、後日、上記受け取った名刺CDに貼付または印刷されたQRコードQCをもとに、名刺提供ユーザに関するコンテンツ情報をWebサーバSV1′からダウンロードして確認することが可能となる。以下その動作を説明する。
(2−1)Webアクセス
名刺受領ユーザが、ユーザ端末UTの二次元コード解析部51を起動した状態で、ユーザ端末UTのカメラ9を使用して名刺の表面を撮像すると、二次元コード解析部51は、図13のステップS10において、上記カメラ9により撮像された名刺の画像データをスキャンしてQRコードを認識し、当該QRコードからアクセス先となるWebサーバSV1′のURL、名刺提供ユーザのユーザIDおよび名刺交換固有の識別コードを解読する。
ユーザ端末UTは、続いてアクセス要求送信処理部52の制御の下、ステップS11において、上記QRコードから解読したアクセス先URL、名刺提供ユーザのユーザIDおよび名刺交換固有の識別コードに基づいて、WebサーバSV1′に対しWebアクセス(HTTPアクセス)要求を送信する。
(2−2)Webコンテンツの生成およびダウンロード
ユーザ端末UTから送信されたWebアクセス要求を、アクセス要求受信処理部11により受信すると、WebサーバSV1′は電話帳情報取得処理部12の制御の下、ステップS12により、上記Webアクセス要求に含まれる名刺提供ユーザのユーザIDに基づいて、Web電話帳APIサーバSV2に対しAPIリクエストを送信する。
上記APIリクエストを受信するとAPIサーバSV2は、当該APIリクエストに含まれる名刺提供ユーザのユーザIDに基づいて、予め登録されている名刺提供ユーザのWeb電話帳情報TPを読み出し、このWeb電話帳情報TPをリクエスト元のWebサーバSV1′にAPIレスポンスとして返送する。このときWeb電話帳情報TPには、例えば、名刺提供ユーザの氏名、部署名、役職、代表電話番号、直通電話番号、携帯電話番号、メールアドレスおよびWebサイトのURLが含まれる。
WebサーバSV1′の電話帳情報取得処理部12は、上記APIサーバSV2から返送されたWeb電話帳情報TPをステップS14により受信すると、当該Web電話帳情報TPを名刺提供ユーザのユーザIDに関連付けて、記憶部2のコンテンツ情報21に保存する。
続いてWebサーバSV1′は、提示情報生成処理部13の制御の下、ステップS15において、コンテンツ情報記憶部21から名刺提供ユーザの顔の3Dモデルデータ、自己紹介メッセージ、Web電話帳情報および名刺交換の場所と日時を示す情報を読み出し、名刺提供ユーザに関する提示情報ACを生成する。
例えば、提示情報生成処理部13は、名刺提供ユーザの3Dモデルデータに、自己紹介メッセージおよび名刺交換の場所名と日時を表す文章を表示した吹き出し画像を重畳する。なお、名刺交換の場所名と日時を表す情報は自己紹介メッセージとは別に3Dモデルデータに重畳するようにしてもよい。提示情報生成処理部13は、さらにWeb電話帳情報TPに含まれる代表電話番号、直通電話番号、携帯電話番号、メールアドレスおよびURLにそれぞれリンク付けされたアイコンを、上記3Dモデルデータに重畳することで、提示用のWebコンテンツを生成する。そして、このWebコンテンツを、上記Web電話帳情報と共にWebアクセス元のユーザ端末UTへ返送する。なお、提示情報記憶部61に名刺提供ユーザの動画像ファイルが記憶されている場合には、この動画像ファイルも上記Webコンテンツに含めて送信される。
上記WebサーバSV1′から、WebコンテンツおよびWeb電話帳情報を含む提示情報ACが送られると、ユーザ端末UTは提示情報受信処理部53の制御の下、ステップS16において、上記提示情報ACを記憶部6の提示情報記憶部61に記憶する。
(2−3)提示情報(ARコンテンツ)の表示
上記提示情報ACが受信されるとユーザ端末UTは、AR映像生成表示処理部54の制御の下、先ずステップS17によりカメラ9が起動しているか否を判定する。この判定の結果、カメラ9が起動していれば、ステップS18において、カメラ映像取得処理部55によりカメラ9から取り込まれた名刺の現実映像に、上記提示情報記憶部61から読み出したWebコンテンツの画像を合成することによりARコンテンツ映像を生成し、このARコンテンツ映像を表示部8Bに表示させる。なお、上記名刺の現実映像上における3Dモデルの表示位置と表示向きは、名刺の現実映像から検出されるARマーカの位置及び向きに追従して制御される。
従って、名刺受領ユーザは、会議や会合等で受け取った名刺のQRコードを、後日自身のユーザ端末UTによりスキャンすることで、名刺提供ユーザの顔の3Dモデル、自己紹介メッセージおよび名刺交換の場所名と日時を、名刺の現実映像上に合成された状態で確認することが可能となる。しかも、上記ARコンテンツ映像の表示は、ユーザ端末UT(例えばスマートフォン)が通常備えている、カメラ9や二次元コード解析部51、AR映像生成表示処理部54、表示部8Bを使用することで、新たな機能を追加することなく実現できる。
なお、上記ARコンテンツ映像が表示された状態で当該ARコンテンツ中のアイコンICがタップ(クリック)された場合に、名刺提供ユーザに対しユーザ端末UTから自動発信が行われる点は、第1の実施形態と同様である。
(作用・効果)
以上述べたように第2の実施形態では、名刺交換毎にその固有識別コードが含まれるQRコードが印刷または貼付された名刺を用意し、名刺交換に先立ち当該名刺のQRコードをユーザ端末ETでスキャンすることで、名刺交換の場所名および日時を示す情報が、上記QRコードに含まれるユーザIDおよび名刺交換固有の識別コードと共に、ユーザ端末ETからWebサーバSV1′へ送信され、先に登録されている名刺提供ユーザの顔の3Dモデルおよび自己紹介メッセージに追加して登録される。そして、名刺受領ユーザが、受け取った名刺のQRコードをユーザ端末UTによりスキャンすると、WebサーバSV1′から、対応する名刺提供ユーザの顔の3Dモデルと、自己紹介メッセージと、名刺交換した場所名および日時を示す情報とを含むWebコンテンツがダウンロードされ、このWebコンテンツが名刺の撮像映像に重畳されてARコンテンツ映像として表示される。
従って、名刺受領ユーザは、受け取った名刺に記載されたQRコードに基づいてWebサーバSV1′に対しアクセスすることで、名刺提供ユーザの顔の3Dモデル、自己紹介メッセージおよび名刺交換の場所名と日時を含むARコンテンツを、名刺の撮像映像上に重畳された状態で、確認することが可能となる。
[その他の実施形態]
(1)例えば、名刺提供ユーザが名刺受領ユーザに名刺を渡した場合に、名刺受領ユーザのユーザ端末UT(第2の端末装置)の識別情報(例えばURLアクセスする際に使用する送信元情報)(配布先識別情報)を名刺提供ユーザのユーザ端末ET(第1の端末装置)により取得して、この情報を名刺提供ユーザのユーザIDと関連づけてWebサーバSV1′に記憶させる。そして、名刺受領ユーザのユーザ端末UTから上記名刺提供者の名刺のQRコードによるアクセス要求が発生した場合に、WebサーバSV1′によりそのユーザ端末UTの送信元情報が名刺提供ユーザのユーザIDに関連づけられて記憶されているか否かを判定し、関連づけられている場合にのみ名刺提供ユーザのARコンテンツを名刺受領ユーザのユーザ端末UTにダウンロードし表示させるようにしてもよい。なお、送信元情報が未登録のユーザ端末からアクセス要求が発生した場合には、その送信元情報を名刺提供ユーザのユーザ端末ETに通知し注意を促す。
このように構成すると、例えば第三者が、拾った名刺のQRコードをもとにWebサーバSV1にアクセスしたとしても、名刺提供ユーザのARコンテンツのダウンロードを拒否することができる。
(2)前記第1および第2の実施形態では、名刺を情報媒体とし、この名刺にQRコードを印刷または貼付して、このQRコードをユーザ端末UTでスキャンしてWebサーバSV1,SV1′にアクセスすることで、WebサーバSV1,SV1′から名刺提供ユーザの顔の3Dモデル、自己紹介メッセージ等をダウンロードし、名刺の現実映像に合成してARコンテンツ映像として表示する場合を例にとって説明した。しかし、この発明はそれに限定されるものではない。
例えば、情報媒体としてパンフレットやカタログ、チラシ等のその他の印刷物にQRコードを印刷または貼付し、このQRコードをスキャンしてWebサーバSV1,SV1′にアクセスすることで、上記パンフレットやカタログ、チラシ等の管理者(イベントの主催者、共催者、イベントへの参加者等を含む)に関する経歴情報や紹介メッセージ、さらに詳細なテキストデータや映像等の追加情報をWebサーバSV1,SV1′からユーザ端末UTにダウンロードし、AR表示するようにしてもよい。
(3)また、以上の説明では名刺やパンフレット、カタログ、チラシ等の印刷物にQRコードを印刷または貼付し、このQRコードをユーザ端末UTでスキャンしてWebサーバSV1,SV1′にアクセスする場合を例にとって説明した。しかし、この発明はそれに限定されるものではない。
例えば、情報媒体として、電子メールの署名欄、Webページの掲載元欄、通販サイトの表示画面における商品やメーカ、販売者の紹介欄、およびテレビジョン放送やインターネット放送の番組の表示画面等の、種々の電子画面を情報媒体として用いる。そして、これらの電子画面に二次元コードを表示させ、ユーザがこの二次元コードをユーザ端末によりスキャンしてWebサーバにアクセスすることで、電子画面に表示されている情報に関連する種々の情報等をWebサーバからユーザ端末にダウンロードし、AR表示するようにしてもよい。
このように構成すると、例えば電子メールの送信元やWebページの作成者または管理者、通販サイトで紹介される商品やそのメーカ、販売者、放送番組の登場人物やスポンサ等に関する属性情報や紹介メッセージ、さらに詳細なテキストデータや映像等の追加情報をユーザ端末に表示させることができる。
(4)その他、二次元コードを表示する情報媒体の種類や、サーバ装置および各ユーザ端末の種類や構成、ARコンテンツの構成、処理手順および処理内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
ET…名刺提供ユーザのユーザ端末
UT…名刺受領ユーザのユーザ端末
SV1,SV1′…Webサーバ
SV2…Web電話帳APIサーバ
CD…名刺
QC…QRコード
MK…ARマーカ
MV…顔の3Dモデル画像
TD…自己紹介メッセージの吹き出し画像
IC…アイコン
TP…名刺提供ユーザのWeb電話帳情報
AC…名刺提供ユーザに関する提示情報
1,1′,5,5′…制御部
2,6…記憶部
3,7…通信I/F
7a…アンテナ
8A…入力部
8B…表示部
9…カメラ
10…GPSセンサ
11…アクセス要求受信処理部
12…電話帳情報取得処理部
13…提示情報生成処理部
14…提示情報送信処理部
15…アクティベーション要求受信処理部
16…日付・位置登録処理部
21…コンテンツ情報記憶部
51…二次元コード解析部
52…アクセス要求送信処理部
53…提示情報受信処理部
54…AR映像生成表示処理部
55…カメラ映像取得処理部
56…発信処理部
57…二次元コード解析部
58…日付・位置登録処理部
59…アクティベーション要求送信処理部
61…提示情報記憶部

Claims (11)

  1. 第1の提示情報と、当該第1の提示情報の管理者に対応する管理者識別コードおよび前記第1の提示情報と関連性を有する第2の提示情報の保管場所を表す保管場所コードを含む二次元コードが表示された情報媒体を撮像するカメラを備える第1の端末装置と、前記第1の端末装置との間で通信が可能なサーバ装置とを具備し、
    前記第1の端末装置は、
    前記カメラにより撮像された前記二次元コードに含まれる保管場所コードに基づいて、前記二次元コードに含まれる前記管理者識別コードを含むアクセス要求を、前記サーバ装置に向け送信するアクセス要求部を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記保管場所コードおよび前記管理者識別コードに関連付けて、前記第2の提示情報を記憶する第1の記憶部と、
    前記管理者識別コードに関連付けて、前記管理者に対する連絡先情報と当該連絡先情報に対応付けられたアイコンとを含む第3の提示情報を記憶する第2の記憶部と、
    前記第1の端末装置から前記アクセス要求を受信した場合に、当該アクセス要求に含まれる前記管理者識別コードに対応する前記第2の提示情報を前記第1の記憶部から取得する第1の取得部と、
    受信された前記アクセス要求に含まれる前記管理者識別コードに基づいて、対応する前記第3の提示情報を前記第2の記憶部から取得する第2の取得部と、
    取得された前記第2および第3の提示情報を、前記アクセス要求の送信元となる前記第1の端末装置へ送信する送信処理部と
    を備え、
    前記第1の端末装置は、
    前記サーバ装置から送信された前記第2および第3の提示情報を受信する受信処理部と、
    前記カメラにより撮像された前記第1の提示情報と、受信された前記第2の提示情報と、前記第3の提示情報に含まれるアイコンとを合成して拡張現実映像を生成し、生成された拡張現実映像を表示部に表示させる表示処理部と、
    前記拡張現実映像に含まれる前記アイコンが選択指定された場合に、当該アイコンに対応付けられている前記管理者の連絡先情報に基づいて、前記管理者に向けた発信処理を行う発信処理部と
    を備える情報提示システム。
  2. 前記第3の提示情報は、前記連絡先情報として、前記管理者に対応付けられた代表電話番号、直通電話番号、携帯電話番号、メールアドレスおよびWebアドレスのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の情報提示システム。
  3. 前記第2の提示情報は、前記管理者の顔写真をもとに生成された三次元モデル画像と、前記管理者のメッセージを表すテキストデータと、前記メッセージを表す音声データとのうち、少なくとも三次元モデル画像を含む、請求項1に記載の情報提示システム。
  4. 前記表示処理部は、前記情報媒体に表示マーカが表示されている場合に、前記カメラにより撮像された前記情報媒体の映像に含まれる前記表示マーカに基づいて、前記第2の提示情報の表示位置、表示向きおよび表示サイズを制御する、請求項1に記載の情報提示システム。
  5. 前記サーバ装置との間で通信が可能な、前記管理者が使用する第2の端末装置を、さらに具備し、
    前記第2の端末装置は、
    前記二次元コードが前記情報媒体を識別する情報媒体識別コードを含む場合に、前記二次元コードに含まれる前記管理者識別コードおよび前記情報媒体識別コードと、前記情報媒体の配布予定日時および配布予定場所の少なくとも一方を表す配布予定情報とを含む第1の登録要求を、前記サーバ装置に向け送信する第1の登録要求部を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記第2の端末装置から前記第1の登録要求を受信した場合に、当該第1の登録要求に含まれる前記管理者識別コードおよび前記情報媒体識別コードに関連付けて、前記第1の登録要求に含まれる配布予定情報を前記第2の提示情報に含めて前記第1の記憶部に記憶させる第1の登録処理部を、さらに備え、
    前記サーバ装置の前記第1の取得部は、前記第1の端末装置から受信された前記アクセス要求が前記管理者識別コードおよび前記情報媒体識別コードを含む場合に、当該管理者識別コードおよび情報媒体識別コードに対応する前記配布予定情報を含む前記第2の提示情報を前記第1の記憶部から取得する、
    請求項1に記載の情報提示システム。
  6. 前記サーバ装置との間で通信が可能な、前記管理者が使用する第2の端末装置を、さらに具備し、
    前記第2の端末装置は、
    前記二次元コードに含まれる前記管理者識別コードと、前記情報媒体の配布先となるユーザまたは当該ユーザが使用する前記第1の端末装置に対応付けられた配布先識別情報を含む第2の登録要求を、前記サーバ装置に向け送信する第2の登録要求部を、さらに備え、
    前記サーバ装置は、
    前記第2の端末装置から前記第2の登録要求を受信した場合に、当該第2の登録要求に含まれる前記管理者識別コードに関連付けて、前記第2の登録要求に含まれる前記配布先識別情報を第3の記憶部に記憶させる第2の登録処理部と、
    前記第1の端末装置から受信された前記アクセス要求が前記管理者識別コードおよび前記配布先識別情報を含む場合に、当該アクセス要求に含まれる前記管理者識別コードおよび前記配布先識別情報が前記第3の記憶部に記憶されているか否かを判定する判定部と
    を、さらに備え、
    前記第1の取得部は、前記判定部により前記アクセス要求に含まれる前記管理者識別コードおよび前記配布先識別情報が前記第3の記憶部に記憶されていると判定された場合に、前記第2の提示情報を前記第1の記憶部から取得する、
    請求項1に記載の情報提示システム。
  7. 第1の提示情報と、当該第1の提示情報の管理者に対応する管理者識別コードおよび前記第1の提示情報と関連性を有する第2の提示情報の保管場所を表す保管場所コードを含む二次元コードが表示された情報媒体を撮像するカメラを備える端末装置との間で通信が可能なサーバ装置であって、
    前記保管場所コードおよび前記管理者識別コードに関連付けて、前記第2の提示情報を記憶する第1の記憶部と、
    前記管理者識別コードに関連付けて、前記管理者に対する連絡先情報と当該連絡先情報に対応付けられたアイコンとを含む第3の提示情報を記憶する第2の記憶部と、
    前記端末装置から前記管理者識別コードを含むアクセス要求を受信した場合に、当該アクセス要求に含まれる前記管理者識別コードに対応する前記第2の提示情報を前記第1の記憶部から取得する第1の処理部と、
    受信された前記アクセス要求に含まれる前記管理者識別コードに基づいて、対応する前記第3の提示情報を前記第2の記憶部から取得する第2の処理部と、
    取得された前記第2および第3の提示情報を、前記端末装置においてカメラにより撮像される前記情報媒体の第1の提示情報と合成して拡張現実映像を生成するためのコンテンツ情報として、前記アクセス要求の送信元となる前記端末装置へ送信する第3の処理部と
    を具備するサーバ装置。
  8. 前記第1の記憶部は、前記保管場所コード、前記管理者識別コードおよび前記情報媒体を識別する情報媒体識別コードに関連付けて、前記情報媒体の配布予定日時および配布予定場所の少なくとも一方を表す配布予定情報を前記第2の提示情報に含めて記憶し、
    前記第1の処理部は、前記端末装置から前記管理者識別コードおよび前記情報媒体識別コードを含むアクセス要求を受信した場合に、当該アクセス要求に含まれる管理者識別コードおよび情報媒体識別コードに対応する、前記配布予定情報を含む前記第2の提示情報を前記第1の記憶部から取得する、
    請求項7に記載のサーバ装置。
  9. 前記管理者識別コードに関連付けて、前記情報媒体の配布先となるユーザまたは当該ユーザが使用する端末装置に対応付けられた配布先識別情報を記憶する第3の記憶部と、
    前記端末装置から前記管理者識別コードおよび配布先識別情報を含むアクセス要求を受信した場合に、当該アクセス要求に含まれる管理者識別コードおよび前記配布先識別情報が前記第3の記憶部に記憶されているか否かを判定する第4の処理部と
    を、さらに具備し、
    前記第1の処理部は、前記第3の処理部により前記アクセス要求に含まれる管理者識別コードおよび前記配布先識別情報が前記第3の記憶部に記憶されていると判定された場合に、前記管理者識別コードに対応する第2の提示情報を前記第1の記憶部から取得する、
    請求項7に記載のサーバ装置。
  10. 第1の提示情報と、当該第1の提示情報の管理者に対応する管理者識別コードおよび前記第1の提示情報と関連性を有する第2の提示情報の保管場所を表す保管場所コードを含む二次元コードが表示された情報媒体を撮像するカメラを備える端末装置と、前記端末装置との間で通信が可能なサーバ装置が実行する情報提示方法であって、
    前記端末装置が、前記カメラにより撮像された前記二次元コードに含まれる保管場所コードに基づいて、前記二次元コードに含まれる前記管理者識別コードを含むアクセス要求を、前記サーバ装置に向け送信する過程と、
    前記サーバ装置が、前記保管場所コードおよび前記管理者識別コードに関連付けて、前記第2の提示情報を第1の記憶部に記憶させる過程と、
    前記サーバ装置が、前記管理者識別コードに関連付けて、前記管理者に対する連絡先情報と当該連絡先情報に対応付けられたアイコンとを含む第3の提示情報を第2の記憶部に記憶させる過程と、
    前記サーバ装置が、前記端末装置から前記アクセス要求を受信した場合に、当該アクセス要求に含まれる前記管理者識別コードに基づいて、対応する第2の提示情報を前記第1の記憶部から取得する過程と、
    前記サーバ装置が、前記受信されたアクセス要求に含まれる前記管理者識別コードに基づいて、対応する前記第3の提示情報を前記第2の記憶部から取得する過程と、
    前記サーバ装置が、前記取得された第2および第3の提示情報を、前記アクセス要求の送信元となる前記端末装置へ送信する過程と、
    前記端末装置が、前記サーバ装置から送信された第2および第3の提示情報を受信する過程と、
    前記端末装置が、前記カメラにより撮像された前記第1の提示情報と、前記受信された第2の提示情報と、前記第3の提示情報に含まれるアイコンとを合成して拡張現実映像を生成し、生成された拡張現実映像を表示部に表示させる過程と、
    前記端末装置が、前記拡張現実映像に含まれる前記アイコンが選択指定された場合に、当該アイコンに対応付けられている前記管理者の連絡先情報に基づいて、前記管理者に向けた発信処理を行う過程と
    を具備する情報提示方法。
  11. 請求項7乃至9のいずれかに記載のサーバ装置が具備する前記各処理部の処理を、前記サーバ装置が備えるプロセッサに実行させるプログラム。
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