JP2021026072A - マルチディスプレイシステム、表示装置、映像表示制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】マルチディスプレイシステムにおける表示装置の故障時に、途切れた映像が再表示されるまでの時間を短縮することが可能なマルチディスプレイシステム、表示装置、映像表示制御方法を提供する。【解決手段】デイジーチェーン接続された複数の表示装置の各々は、外部装置から入力される第1の映像信号に基づく第1の映像の表示に関する異常を検出する検出部と、異常の検出結果に基づき第1の映像の表示と他の表示装置から入力される第2の映像信号に基づく第2の映像の表示とを制御する表示制御部と、を備え、スレーブ表示装置では検出部が異常を検出した際に異常の検出に関する検出情報を出力し、マスター表示装置では検出部が検出情報に基づきスレーブ表示装置の異常を検出し、表示制御部は異常が検出された表示装置の第1の映像信号が入力されている表示装置における第1の映像と第2の映像の表示を制御する、マルチディスプレイシステム。【選択図】図3
Description
本発明は、マルチディスプレイシステム、表示装置、映像表示制御方法に関する。
近年、マルチディスプレイシステムを構成する複数の表示装置を接続する方法の1つとして、デイジーチェーン接続が知られている。デイジーチェーン接続されたマルチディスプレイシステムでは、映像信号が先頭の表示装置から次の表示装置へと順次受け渡され、各表示装置で映像が表示される。そのため、表示装置の故障やケーブルの断線等の異常が生じると、異常の発生箇所で映像信号が途絶え、異常の発生箇所より下流側の表示装置では映像が表示されなくなってしまう。そこで、異常の発生時、異常の発生箇所よりも下流側の表示装置で映像を継続して表示することができるマルチディスプレイシステムが各種提案されている。
例えば、下記特許文献1のマルチディスプレイ装置は、複数の表示装置の各々が2つの供給ポートを有し、一方の供給ポートへ上流側から映像信号が供給されている際に表示装置の故障を検出すると、もう一方の供給ポートへ下流側から映像信号を供給させる。これにより、特許文献1のマルチディスプレイ装置は、表示装置の故障やケーブルの断線等の異常が生じた場合、異常の発生箇所よりも下流側の表示装置における映像の表示を継続することができる。
しかしながら、特許文献1の技術では、表示装置が故障した場合、故障した表示装置で表示されていた映像は、故障した表示装置が修理または交換されるまで表示されず途切れたままとなる。表示装置の修理や交換は人為的に行われるため、途切れた映像が再表示されるまでに時間を要してしまう。そのため、マルチディスプレイシステムが例えば監視用途(交通システム、公共放送等の監視や警備等)に用いられている場合、映像が途切れている間に監視対象に生じた問題の発見が遅れる恐れがある。
上述の課題を鑑み、本発明の目的は、マルチディスプレイシステムにおける表示装置の故障時に、途切れた映像が再表示されるまでの時間を短縮することが可能なマルチディスプレイシステム、表示装置、映像表示制御方法を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明の一態様に係るマルチディスプレイシステムは、複数の表示装置がデイジーチェーン接続されたマルチディスプレイシステムであって、前記複数の表示装置の各々は、外部装置から入力される第1の映像信号に基づく第1の映像の表示に関する異常を検出する検出部と、前記異常の検出結果に基づき、前記第1の映像の表示と、他の表示装置から入力される第2の映像信号に基づく第2の映像の表示とを制御する表示制御部と、を備え、前記複数の表示装置のうちスレーブである表示装置において、前記検出部は、前記異常を検出した際に前記異常の検出に関する検出情報を出力し、前記複数の表示装置のうちマスターである表示装置において、前記検出部は、前記検出情報に基づき、前記スレーブである表示装置における前記異常を検出し、前記表示制御部は、前記異常が検出された表示装置における前記第1の映像信号が入力されている表示装置に、前記第1の映像と前記第2の映像の両方を表示させる、または、前記第1の映像と前記第2の映像を所定の時間間隔で交互に切り替えて表示させる。
本発明の一態様に係る表示装置は、複数の表示装置がデイジーチェーン接続されたマルチディスプレイシステムにおけるマスターである表示装置であって、外部装置から入力される第1の映像信号に基づく第1の映像の表示に関する異常を検出する検出部と、前記異常の検出結果に基づき、前記第1の映像の表示と、他の表示装置から入力される第2の映像信号に基づく第2の映像の表示とを制御する表示制御部と、を備え、前記検出部が、前記複数の表示装置のうちスレーブである表示装置が前記異常を検出した際に出力する前記異常の検出に関する検出情報に基づき、前記スレーブである表示装置における前記異常を検出した場合、前記表示制御部は、前記異常が検出された表示装置における前記第1の映像信号が入力されている表示装置に、前記第1の映像と前記第2の映像の両方を表示させる、または、前記第1の映像と前記第2の映像を所定の時間間隔で交互に切り替えて表示させる。
本発明の一態様に係る表示装置は、複数の表示装置がデイジーチェーン接続されたマルチディスプレイシステムにおけるスレーブである表示装置であって、外部装置から入力される第1の映像信号に基づく第1の映像の表示に関する異常を検出し、前記異常を検出した際に前記異常の検出に関する検出情報を出力する検出部と、前記異常の検出結果に基づき、前記第1の映像の表示と、他の表示装置から入力される第2の映像信号に基づく第2の映像の表示とを制御する表示制御部と、を備え、前記スレーブである表示装置へ前記第1の映像信号を出力している表示装置にて前記異常が検出された場合、前記表示制御部は、前記スレーブである表示装置に、前記第1の映像と前記第2の映像の両方を表示させる、または、前記第1の映像と前記第2の映像を所定の時間間隔で交互に切り替えて表示させる。
本発明の一態様に係る映像表示制御方法は、複数の表示装置がデイジーチェーン接続されたマルチディスプレイシステムにおける映像表示制御方法であって、前記複数の表示装置の各々が、外部装置から入力される第1の映像信号に基づく第1の映像の表示に関する異常を検出することと、前記異常の検出結果に基づき、前記第1の映像の表示と、他の表示装置から入力される第2の映像信号に基づく第2の映像の表示とを制御することと、前記複数の表示装置のうちスレーブである表示装置が、前記異常を検出した際に前記異常の検出に関する検出情報を出力することと、前記複数の表示装置のうちマスターである表示装置が、前記検出情報に基づき、前記スレーブである表示装置における前記異常を検出することと、前記異常が検出された表示装置における前記第1の映像信号が入力されている表示装置に、前記第1の映像と前記第2の映像の両方を表示させること、または、前記第1の映像と前記第2の映像を所定の時間間隔で交互に切り替えて表示させることと、を含む。
本発明によれば、マルチディスプレイシステムにおける表示装置の故障時に、途切れた映像が再表示されるまでの時間を短縮することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の各実施形態について詳しく説明する。まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
<<第1の実施形態>>
<マルチディスプレイシステムの構成例>
図1は、本発明の一実施形態に係るマルチディスプレイシステム1の構成例を示す図である。本実施形態に係るマルチディスプレイシステム1は、映像を表示可能な複数の表示装置(第1表示装置10−1〜第4表示装置10−4)で構成される。以下では、表示装置が4台のモニタである例について説明する。なお、表示装置の台数はかかる例に限定されず、少なくとも2台以上の表示装置があればよい。
<マルチディスプレイシステムの構成例>
図1は、本発明の一実施形態に係るマルチディスプレイシステム1の構成例を示す図である。本実施形態に係るマルチディスプレイシステム1は、映像を表示可能な複数の表示装置(第1表示装置10−1〜第4表示装置10−4)で構成される。以下では、表示装置が4台のモニタである例について説明する。なお、表示装置の台数はかかる例に限定されず、少なくとも2台以上の表示装置があればよい。
複数の表示装置は、例えば、図1の左側の図に示す第1表示装置10−1、第2表示装置10−2、第3表示装置10−3、および第4表示装置10−4の4台の表示装置である。複数の表示装置の各々は、外部装置から入力される映像信号(第1の映像信号)に基づき、映像(第1の映像)を表示する。例えば、図1の左側の図に示すように、第1表示装置10−1は、外部装置から入力される映像信号Aに基づき、映像Aを表示する。また、第2表示装置10−2は、外部装置から入力される映像信号Bに基づき、映像Bを表示する。また、第3表示装置10−3は、外部装置から入力される映像信号Cに基づき、映像Cを表示する。また、第4表示装置10−4は、外部装置から入力される映像信号Dに基づき、映像Dを表示する。
これら複数の表示装置がデイジーチェーン接続されたものが図1の右側の図に示すマルチディスプレイシステム1である。複数の表示装置は、ケーブル(例えばLAN(Local Area Network)ケーブル)によって数珠つなぎ状にデイジーチェーン接続される。なお、デイジーチェーン接続された複数の表示装置のうち、先頭の表示装置は、マスターである表示装置(以下、「マスター表示装置」とも称される)として機能する。一方、マスター表示装置以外の表示装置は、スレーブである表示装置(以下、「スレーブ表示装置」とも称される)として機能する。
本実施形態では、複数の表示装置のうち、第1表示装置10−1は、先頭に配置されてマスター表示装置として機能する。また、第1表示装置10−1以外の表示装置は、第2表示装置10−2、第3表示装置10−3、第4表示装置10−4の順にデイジーチェーン接続され、それぞれスレーブ表示装置として機能する。なお、マスター表示装置またはスレーブ表示装置として機能する表示装置はかかる例に限定されない。第1表示装置10−1がスレーブ表示装置として機能するように配置されてもよいし、第2表示装置10−2〜第4表示装置10−4のいずれかの表示装置がマスター表示装置として機能するように配置されてもよい。
デイジーチェーン接続された第1表示装置10−1〜第4表示装置10−4において、映像信号や各種情報は第1表示装置10−1から第4表示装置10−4の方向へ流れるように入出力される。そのため、以下では、デイジーチェーン接続された第1表示装置10−1〜第4表示装置10−4のそれぞれの表示装置において、映像信号や各種情報を入力する他の表示装置が接続される側は「上流側」、映像信号や各種情報が出力される他の表示装置が接続される側は「下流側」とも称される。一例として、第3表示装置10−3において、上流側には第2表示装置10−2が接続され、下流側には第4表示装置10−4が接続される。なお、第4表示装置10−4の下流側には、第1表示装置10−1が接続される。
複数の表示装置の各々は、ケーブルを介して、各表示装置間で情報の送受信を行うことができる。情報の一例として、検出情報と補正情報が挙げられる。
検出情報は、各表示装置における異常の検出に関する情報であり、各表示装置が異常を検出した際に出力される。検出情報には、例えば、異常が検出された表示装置のIDと表示エラーコマンドが含まれる。マスター表示装置は、LANケーブルを介して、異常が検出された表示装置から検出情報を受信する。これにより、マスター表示装置は、検出情報に含まれるIDと表示エラーコマンドに基づき、どの表示装置で異常が生じたかを検出することができる。
補正情報は、異常を補正させる指示に関する情報であり、検出情報を受信したマスター表示装置により他の表示装置へ送信される。補正情報には、例えば、エラー補正コマンドが含まれる。マスター表示装置は、LANケーブルを介して、異常が生じた表示装置よりも下流側のスレーブ表示装置へ補正情報を送信する。これにより、マスター表示装置は、スレーブ表示装置に対して、複数の表示装置のいずれかで異常が生じていることを知らせ、当該異常を補正させることができる。また、補正情報を受信したスレーブ表示装置は、上流側の表示装置で異常が生じていることを知ることと、映像の表示を制御して異常を補正することができる。ここでいう補正とは、異常が生じたことによって非表示となった映像信号に基づく映像を、いずれかの表示装置に表示させる処理である。
さらに、複数の表示装置の各々は、ケーブル(例えば映像ケーブル)によって他の表示装置と接続される。これにより、複数の表示装置の各々は、ケーブルを介して、ケーブルによって接続された表示装置間で映像信号を入出力できる。また、複数の表示装置の各々は、ケーブル(例えば映像ケーブル)によって外部装置とも接続される。これにより、外部装置は、複数の表示装置の各々へ映像信号を入力することができる。なお、図1の右側の図に示す例では、複数の表示装置が縦に2台、横に2台並べて配置されているが、複数の表示装置の配置はかかる例に限定されない。
ここで、図2を参照しながら、複数の表示装置における接続関係と入出力関係について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る複数の表示装置における接続関係と入出力関係を示す図である。以下では、複数の表示装置が、映像ケーブルによって外部装置と接続され、映像ケーブルおよびLANケーブルによって他の表示装置と接続される例について説明する。なお、各ケーブルの種類はかかる例に限定されない。
複数の表示装置の各々は、複数の映像ケーブル(映像ケーブル20−1〜映像ケーブル20−4)によって外部装置(図示しない)と接続されている。これにより、各表示装置は、映像ケーブルを介して外部装置から入力される映像信号に基づく映像を表示することができる。
例えば、第1表示装置10−1は、映像ケーブル20−1によって外部装置と接続され、映像ケーブル20−1を介して入力される映像信号Aに基づく映像Aを表示する。
また、第2表示装置10−2は、映像ケーブル20−2によって外部装置と接続され、映像ケーブル20−2を介して入力される映像信号Bに基づく映像Bを表示する。
また、第3表示装置10−3は、映像ケーブル20−3によって外部装置と接続され、映像ケーブル20−3を介して入力される映像信号Cに基づく映像Cを表示する。
また、第4表示装置10−4は、映像ケーブル20−4によって外部装置と接続され、映像ケーブル20−4を介して入力される映像信号Dに基づく映像Dを表示する。
なお、各表示装置は、外部装置から入力される映像信号に基づく映像をメインに表示する。よって、以下では、外部装置から入力される映像信号は「メイン映像信号」とも称され、メイン映像信号に基づき表示される映像は「メイン映像」とも称される。
例えば、第1表示装置10−1は、映像ケーブル20−1によって外部装置と接続され、映像ケーブル20−1を介して入力される映像信号Aに基づく映像Aを表示する。
また、第2表示装置10−2は、映像ケーブル20−2によって外部装置と接続され、映像ケーブル20−2を介して入力される映像信号Bに基づく映像Bを表示する。
また、第3表示装置10−3は、映像ケーブル20−3によって外部装置と接続され、映像ケーブル20−3を介して入力される映像信号Cに基づく映像Cを表示する。
また、第4表示装置10−4は、映像ケーブル20−4によって外部装置と接続され、映像ケーブル20−4を介して入力される映像信号Dに基づく映像Dを表示する。
なお、各表示装置は、外部装置から入力される映像信号に基づく映像をメインに表示する。よって、以下では、外部装置から入力される映像信号は「メイン映像信号」とも称され、メイン映像信号に基づき表示される映像は「メイン映像」とも称される。
また、複数の表示装置の各々は、図2に示すように、複数の映像ケーブル(映像ケーブル30−1〜映像ケーブル30−4)によって他の表示装置とも接続されている。これにより、各表示装置は、映像ケーブルを介して、他の表示装置へメイン映像信号を入力することができる。
例えば、第1表示装置10−1は、映像ケーブル30−1によって第2表示装置10−2と接続され、映像ケーブル30−1を介して第2表示装置10−2へ映像信号Aを入力する。
また、第2表示装置10−2は、映像ケーブル30−2によって第3表示装置10−3と接続され、映像ケーブル30−2を介して第3表示装置10−3へ映像信号Bを入力する。
また、第3表示装置10−3は、映像ケーブル30−3によって第4表示装置10−4と接続され、映像ケーブル30−3を介して第4表示装置10−4へ映像信号Cを入力する。
また、第4表示装置10−4は、映像ケーブル30−4によって第1表示装置10−1と接続され、映像ケーブル30−4を介して第1表示装置10−1へ映像信号Dを入力する。
例えば、第1表示装置10−1は、映像ケーブル30−1によって第2表示装置10−2と接続され、映像ケーブル30−1を介して第2表示装置10−2へ映像信号Aを入力する。
また、第2表示装置10−2は、映像ケーブル30−2によって第3表示装置10−3と接続され、映像ケーブル30−2を介して第3表示装置10−3へ映像信号Bを入力する。
また、第3表示装置10−3は、映像ケーブル30−3によって第4表示装置10−4と接続され、映像ケーブル30−3を介して第4表示装置10−4へ映像信号Cを入力する。
また、第4表示装置10−4は、映像ケーブル30−4によって第1表示装置10−1と接続され、映像ケーブル30−4を介して第1表示装置10−1へ映像信号Dを入力する。
また、複数の表示装置の各々は、映像ケーブルを介して他の表示装置から入力される映像信号(第2の映像信号)に基づき、映像(第2の映像)を表示することもできる。
例えば、第1表示装置10−1は、映像ケーブル30−4を介して第4表示装置10−4から入力される映像信号Dに基づき、映像Dを表示する。
また、第2表示装置10−2は、映像ケーブル30−1を介して第1表示装置10−1から入力される映像信号Aに基づき、映像Aを表示する。
また、第3表示装置10−3は、映像ケーブル30−2を介して第2表示装置10−2から入力される映像信号Bに基づき、映像Bを表示する。
また、第4表示装置10−4は、映像ケーブル30−3を介して第3表示装置10−3から入力される映像信号Cに基づき、映像Cを表示する。
なお、以下では、他の表示装置から入力される映像信号は「バックアップ映像信号」とも称され、バックアップ映像信号に基づき表示される映像は「バックアップ映像」とも称される。
例えば、第1表示装置10−1は、映像ケーブル30−4を介して第4表示装置10−4から入力される映像信号Dに基づき、映像Dを表示する。
また、第2表示装置10−2は、映像ケーブル30−1を介して第1表示装置10−1から入力される映像信号Aに基づき、映像Aを表示する。
また、第3表示装置10−3は、映像ケーブル30−2を介して第2表示装置10−2から入力される映像信号Bに基づき、映像Bを表示する。
また、第4表示装置10−4は、映像ケーブル30−3を介して第3表示装置10−3から入力される映像信号Cに基づき、映像Cを表示する。
なお、以下では、他の表示装置から入力される映像信号は「バックアップ映像信号」とも称され、バックアップ映像信号に基づき表示される映像は「バックアップ映像」とも称される。
また、複数の表示装置の各々は、複数のLANケーブル(LANケーブル40−1〜LANケーブル40−4)によって他の表示装置と接続されている。これにより、各表示装置は、LANケーブルを介して、他の表示装置と情報の送受信を行うことができる。
例えば、第1表示装置10−1は、LANケーブル40−1によって第2表示装置10−2と接続され、LANケーブル40−1を介して第2表示装置10−2へ情報を送信する。
また、第2表示装置10−2は、LANケーブル40−2によって第3表示装置10−3と接続され、LANケーブル40−2を介して第3表示装置10−3へ情報を送信する。
また、第3表示装置10−3は、LANケーブル40−3によって第4表示装置10−4と接続され、LANケーブル40−3を介して第4表示装置10−4へ情報を送信する。
また、第4表示装置10−4は、LANケーブル40−4によって第1表示装置10−1と接続され、LANケーブル40−4を介して第1表示装置10−1へ情報を送信する。
例えば、第1表示装置10−1は、LANケーブル40−1によって第2表示装置10−2と接続され、LANケーブル40−1を介して第2表示装置10−2へ情報を送信する。
また、第2表示装置10−2は、LANケーブル40−2によって第3表示装置10−3と接続され、LANケーブル40−2を介して第3表示装置10−3へ情報を送信する。
また、第3表示装置10−3は、LANケーブル40−3によって第4表示装置10−4と接続され、LANケーブル40−3を介して第4表示装置10−4へ情報を送信する。
また、第4表示装置10−4は、LANケーブル40−4によって第1表示装置10−1と接続され、LANケーブル40−4を介して第1表示装置10−1へ情報を送信する。
なお、本実施形態では、デイジーチェーン接続された複数の表示装置の各々に入力される各メイン映像信号は、互いに異なる映像信号である。そのため、各表示装置に入力される各バックアップ映像信号も、互いに異なる映像信号である。また、各表示装置に入力されるメイン映像信号とバックアップ映像信号は、互いに異なる映像信号である。そのため、各表示装置に表示されるメイン映像とバックアップ映像も、互いに異なる映像である。
<表示装置の構成例>
以上、マルチディスプレイシステム1の構成例について説明した。続いて、表示装置の構成例について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。なお、第2表示装置10−2の下流側には第3表示装置10−3(図示しない)が接続され、第3表示装置10−3の下流側には第4表示装置10−4(図示しない)が接続され、第4表示装置10−4の下流側には第1表示装置10−1が接続されているものとする。
以上、マルチディスプレイシステム1の構成例について説明した。続いて、表示装置の構成例について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。なお、第2表示装置10−2の下流側には第3表示装置10−3(図示しない)が接続され、第3表示装置10−3の下流側には第4表示装置10−4(図示しない)が接続され、第4表示装置10−4の下流側には第1表示装置10−1が接続されているものとする。
複数の表示装置の各々は、図3に示すように、第1信号入力部100、第2信号入力部110、通信部120、制御部130、信号出力部140、および表示部150を備える。なお、第1表示装置10−1〜第4表示装置10−4は、それぞれ同一の構成要素を有する。
(第1信号入力部100)
第1信号入力部100は、外部装置から入力される映像信号をメイン映像信号として受信する機能を有する。例えば、第1表示装置10−1の第1信号入力部100は、映像ケーブル20−1を介して外部装置から入力される映像信号Aを、メイン映像信号として受信する。また、第2表示装置10−2の第1信号入力部100は、映像ケーブル20−2を介して外部装置から入力される映像信号Bを、メイン映像信号として受信する。メイン映像信号の受信後、第1信号入力部100は、受信したメイン映像信号を制御部130へ出力する。
第1信号入力部100は、外部装置から入力される映像信号をメイン映像信号として受信する機能を有する。例えば、第1表示装置10−1の第1信号入力部100は、映像ケーブル20−1を介して外部装置から入力される映像信号Aを、メイン映像信号として受信する。また、第2表示装置10−2の第1信号入力部100は、映像ケーブル20−2を介して外部装置から入力される映像信号Bを、メイン映像信号として受信する。メイン映像信号の受信後、第1信号入力部100は、受信したメイン映像信号を制御部130へ出力する。
(第2信号入力部110)
第2信号入力部110は、他の表示装置から入力される映像信号をバックアップ映像信号として受信する機能を有する。例えば、第1表示装置10−1の第2信号入力部110は、映像ケーブル30−4を介して第4表示装置10−4から入力される映像信号Dを、バックアップ映像信号として受信する。また、第2表示装置10−2の第2信号入力部110は、映像ケーブル30−1を介して第1表示装置10−1から入力される映像信号Aを、バックアップ映像信号として受信する。バックアップ映像信号の受信後、第2信号入力部110は、受信したバックアップ映像信号を制御部130へ出力する。
第2信号入力部110は、他の表示装置から入力される映像信号をバックアップ映像信号として受信する機能を有する。例えば、第1表示装置10−1の第2信号入力部110は、映像ケーブル30−4を介して第4表示装置10−4から入力される映像信号Dを、バックアップ映像信号として受信する。また、第2表示装置10−2の第2信号入力部110は、映像ケーブル30−1を介して第1表示装置10−1から入力される映像信号Aを、バックアップ映像信号として受信する。バックアップ映像信号の受信後、第2信号入力部110は、受信したバックアップ映像信号を制御部130へ出力する。
(通信部120)
通信部120は、他の表示装置と通信を行い、情報の送受信を行う機能を有する。本実施形態の通信部120は、LANケーブルにより他の表示装置の通信部120と接続され、Ethernet(登録商標)を用いた有線通信を行う。なお、通信手段はかかる例に限定されず、通信部120は、例えば無線通信を行ってもよい。
通信部120は、他の表示装置と通信を行い、情報の送受信を行う機能を有する。本実施形態の通信部120は、LANケーブルにより他の表示装置の通信部120と接続され、Ethernet(登録商標)を用いた有線通信を行う。なお、通信手段はかかる例に限定されず、通信部120は、例えば無線通信を行ってもよい。
・情報の受信
マスター表示装置の通信部120は、他の表示装置から情報を受信し、受信した情報を制御部130へ出力する。例えば、第1表示装置10−1の通信部120は、LANケーブル40−4を介して第4表示装置10−4から受信した検出情報Dを、制御部130へ出力する。
マスター表示装置の通信部120は、他の表示装置から情報を受信し、受信した情報を制御部130へ出力する。例えば、第1表示装置10−1の通信部120は、LANケーブル40−4を介して第4表示装置10−4から受信した検出情報Dを、制御部130へ出力する。
スレーブ表示装置の通信部120は、他の表示装置から情報を受信する。例えば、スレーブ表示装置の通信部120は、検出情報または補正情報を受信する。検出情報の受信の一例として、第3表示装置10−3の通信部120は、LANケーブル40−2を介して第2表示装置10−2の通信部120から検出情報Bを受信する。補正情報の受信の一例として、第2表示装置10−2の通信部120は、LANケーブル40−1を介して第1表示装置10−1の通信部120から補正情報を受信する。
・情報の送信
マスター表示装置の通信部120は、制御部130から入力される情報を他の表示装置の通信部120へ送信する。例えば、第1表示装置10−1の通信部120は、制御部130から入力される補正情報を、LANケーブル40−1を介して第2表示装置10−2の通信部120へ送信する。
マスター表示装置の通信部120は、制御部130から入力される情報を他の表示装置の通信部120へ送信する。例えば、第1表示装置10−1の通信部120は、制御部130から入力される補正情報を、LANケーブル40−1を介して第2表示装置10−2の通信部120へ送信する。
スレーブ表示装置の通信部120は、制御部130から入力される情報を他の表示装置の通信部120へ送信する。例えば、第2表示装置10−2の通信部120は、制御部130から入力された検出情報Bを、LANケーブル40−2を介して第3表示装置10−3の通信部120へ送信する。
スレーブ表示装置の通信部120は、他の表示装置から受信する情報を他の表示装置の通信部120へ送信する。例えば、スレーブ表示装置の通信部120は、上流側の表示装置から受信した検出情報を下流側の表示装置の通信部120へ送信する。一例として、第3表示装置10−3の通信部120は、LANケーブル40−2を介して第2表示装置10−2の通信部120から受信した検出情報Bを、LANケーブル40−3を介して第4表示装置10−4の通信部120へ送信する。さらに、第4表示装置10−4の通信部120は、受信した検出情報Bを、LANケーブル40−4を介して第1表示装置10−1の通信部120へ送信する。このように、いずれかのスレーブ表示装置から出力された検出情報は、各スレーブ表示装置の通信部120を介して、マスター表示装置の通信部120まで送信される。これにより、マスター表示装置は、各スレーブ表示装置で出力された検出情報を取得することができる。
また、スレーブ表示装置の通信部120は、上流側の表示装置から受信した補正情報も同様に、下流側の表示装置の通信部120へ送信する。一例として、第1表示装置10−1が補正情報を第3表示装置10−3へ送信する場合、第2表示装置10−2の通信部120は、第1表示装置10−1から受信した補正情報を第3表示装置10−3の通信部120へ送信する。このように、マスター表示装置から送信される補正情報は、各スレーブ表示装置の通信部120を介して、補正情報の送信先となっているスレーブ表示装置の通信部120まで送信される。これにより、各スレーブ表示装置は、マスター表示装置から送信される補正情報を取得することができる。
(制御部130)
制御部130は、表示装置の動作全般を制御する機能を有する。制御部130は、例えば、表示装置がハードウェアとして備えるCPU(Central Processing Unit)にプログラムを実行させることによって実現される。当該機能を実現するために、制御部130は、信号処理部132、検出部134、および表示制御部136を備える。
制御部130は、表示装置の動作全般を制御する機能を有する。制御部130は、例えば、表示装置がハードウェアとして備えるCPU(Central Processing Unit)にプログラムを実行させることによって実現される。当該機能を実現するために、制御部130は、信号処理部132、検出部134、および表示制御部136を備える。
・信号処理部132
信号処理部132は、メイン映像信号とバックアップ映像信号に対する処理を行う機能を有する。第1信号入力部100からメイン映像信号が入力された場合、信号処理部132は、入力されたメイン映像信号を表示制御部136および信号出力部140へ出力する。例えば、第1表示装置10−1の信号処理部132は、第1信号入力部100から入力される映像信号Aを表示制御部136および信号出力部140へ出力する。第2信号入力部110からバックアップ映像信号が入力された場合、信号処理部132は、入力されたバックアップ映像信号を表示制御部136へ出力する。例えば、第1表示装置10−1の信号処理部132は、第2信号入力部110から入力される映像信号Dを表示制御部136へ出力する。
信号処理部132は、メイン映像信号とバックアップ映像信号に対する処理を行う機能を有する。第1信号入力部100からメイン映像信号が入力された場合、信号処理部132は、入力されたメイン映像信号を表示制御部136および信号出力部140へ出力する。例えば、第1表示装置10−1の信号処理部132は、第1信号入力部100から入力される映像信号Aを表示制御部136および信号出力部140へ出力する。第2信号入力部110からバックアップ映像信号が入力された場合、信号処理部132は、入力されたバックアップ映像信号を表示制御部136へ出力する。例えば、第1表示装置10−1の信号処理部132は、第2信号入力部110から入力される映像信号Dを表示制御部136へ出力する。
なお、信号処理部132は、外部装置から入力されたメイン映像信号がそのまま他の表示装置へ出力(スルーアウト)されるように、出力を制御する。例えば、第1表示装置10−1の信号処理部132は、第1信号入力部100から入力された映像信号Aを、信号出力部140にそのまま第2表示装置10−2へ出力させる。これにより、複数の表示装置の各々は、それぞれの表示装置の上流側に接続された表示装置におけるメイン映像信号のバックアップを保持することができる。さらに、上流側の表示装置から映像信号を入力された表示装置は、入力された映像信号に基づき、上流側の表示装置にてメイン映像として表示されていた映像をバックアップ映像として表示することができる。
・検出部134
検出部134は、映像の表示に関する異常を検出する機能を有する。例えば、検出部134は、メイン映像信号に基づくメイン映像の表示に関する異常を検出する。メイン映像の表示に関する異常とは、例えば、表示装置におけるメイン映像の表示を妨げる要因となる異常であり、具体的には表示装置の液晶パネルの異常等が挙げられる。液晶パネルの異常の検出にあたり、検出部134は、例えば、表示装置の液晶パネルへ供給される電源電圧の異常(電源異常)、表示装置のバックライトを構成するLED(Light Emitting Diode)やコンバータの異常(パネル異常)を監視する。なお、検出部134は、異常の検出のための監視を常時行っていてもよいし、所定の時間間隔で行ってもよい。
異常を検出した場合、検出部134は、検出情報を表示制御部136へ出力する。
検出部134は、映像の表示に関する異常を検出する機能を有する。例えば、検出部134は、メイン映像信号に基づくメイン映像の表示に関する異常を検出する。メイン映像の表示に関する異常とは、例えば、表示装置におけるメイン映像の表示を妨げる要因となる異常であり、具体的には表示装置の液晶パネルの異常等が挙げられる。液晶パネルの異常の検出にあたり、検出部134は、例えば、表示装置の液晶パネルへ供給される電源電圧の異常(電源異常)、表示装置のバックライトを構成するLED(Light Emitting Diode)やコンバータの異常(パネル異常)を監視する。なお、検出部134は、異常の検出のための監視を常時行っていてもよいし、所定の時間間隔で行ってもよい。
異常を検出した場合、検出部134は、検出情報を表示制御部136へ出力する。
マスター表示装置の検出部134は、自装置と他の表示装置のそれぞれにおける異常を検出する。例えば、第1表示装置10−1の検出部134は、自装置の電源異常やパネル異常を監視することで、自装置における異常を検出する。自装置における異常を検出した場合、第1表示装置10−1の検出部134は、自装置で異常を検出した旨を示す情報を表示制御部136へ出力する。
また、第1表示装置10−1の検出部134は、通信部120が受信する検出情報に基づき、スレーブ表示装置における異常を検出する。一例として、第1表示装置10−1の通信部120が受信した検出情報が第2表示装置10−2から出力された検出情報である場合、第1表示装置10−1の検出部134は、第2表示装置10−2で異常が生じたことを検出する。なお、通信部120が受信した検出情報がどのスレーブ表示装置から出力されたものであるかは、検出情報に含まれる表示装置のIDに基づき判定される。スレーブ表示装置における異常を検出した場合、第1表示装置10−1の検出部134は、スレーブ表示装置で異常を検出した旨を示す情報を表示制御部136へ出力する。
スレーブ表示装置の検出部134は、自装置における異常のみを検出する。例えば、第2表示装置10−2の検出部134は、自装置の電源異常やパネル異常を監視することで、自装置における異常を検出する。自装置における異常を検出した場合、第2表示装置10−2の検出部134は、検出情報を通信部120へ出力する。
・表示制御部136
表示制御部136は、映像の表示に関する処理を行う機能を有する。例えば、表示制御部136は、検出部134における異常の検出結果に基づき、表示部150における映像の表示を制御する。
表示制御部136は、映像の表示に関する処理を行う機能を有する。例えば、表示制御部136は、検出部134における異常の検出結果に基づき、表示部150における映像の表示を制御する。
本実施形態では、表示部150における映像の表示を制御する表示処理の例として、3つの表示処理が挙げられる。1つ目は、メイン映像のみを表示部150に表示させる第1表示処理である。2つ目は、メイン映像とバックアップ映像の両方を表示部150に表示させる第2表示処理である。3つ目は、メイン映像とバックアップ映像を所定の時間間隔で交互に切り替えて表示部150に表示させる第3表示処理である。表示制御部136は、検出部134における検出結果に基づき、第1表示処理〜第3表示処理のうちのどの表示処理を実行するかを判定する。
検出部134にて異常が検出されていない場合、表示制御部136は、第1表示処理を実行する。一方、検出部134にて異常が検出された場合、表示制御部136は、第2表示処理または第3表示処理を実行する。なお、検出部134にて異常が検出された際の各表示装置における映像の表示は、マスター表示装置の表示制御部136により制御される。具体的に、マスター表示装置の表示制御部136は、どの表示装置にて生じた異常を検出したかに基づき、各表示装置における映像の表示を制御する。より具体的に、マスター表示装置の表示制御部136は、異常が検出された表示装置におけるメイン映像信号が入力されている表示装置の表示制御部136に、第2表示処理または第3表示処理を実行させる。この時、マスター表示装置の表示制御部136は、異常が検出された表示装置におけるメイン映像信号が入力されている表示装置へ補正情報を送信する。これにより、マスター表示装置は、スレーブ表示装置に対して、複数の表示装置のいずれかで異常が生じていることを知らせることができる。
マスター表示装置の検出部134がマスター表示装置にて生じた異常を検出した場合、マスター表示装置の表示制御部136は、マスター表示装置の下流側に接続されているスレーブ表示装置の表示制御部136に、第2表示処理または第3表示処理を実行させる。この時、マスター表示装置の表示制御部136は、LANケーブルを介して、下流側に接続されているスレーブ表示装置へ補正情報を送信することで、スレーブ表示装置における映像の表示を制御する。一例として、第1表示装置10−1が自装置における異常を検出した場合、第1表示装置10−1の表示制御部136は、第2表示装置10−2へ補正情報を送信することで、第2表示装置10−2の表示制御部136に、第2表示処理または第3表示処理を実行させる。
マスター表示装置の検出部134がスレーブ表示装置にて生じた異常を検出した場合、マスター表示装置の表示制御部136は、異常が検出されたスレーブ表示装置の下流側に接続されている表示装置の表示制御部136に、第2表示処理または第3表示処理を実行させる。この時、マスター表示装置の表示制御部136は、LANケーブルを介して、下流側に接続されているスレーブ表示装置へ補正情報を送信することで、スレーブ表示装置における映像の表示を制御する。一例として、第1表示装置10−1が第2表示装置10−2における異常を検出した場合、第1表示装置10−1の表示制御部136は、第3表示装置10−3へ補正情報を送信することで、第3表示装置10−3の表示制御部136に、第2表示処理または第3表示処理を実行させる。
マスター表示装置から補正情報を受信したスレーブ表示装置の表示制御部136は、表示設定が設定されているか否かに応じて第2表示処理または第3表示処理を実行する。
表示設定が設定されている場合、表示制御部136は、第2表示処理を実行する。表示設定の一例として、PBP(Picture By Picture)やSBS(Side By Side)等の複数の映像を表示させる設定が挙げられる。一方、表示設定が設定されていない場合、表示制御部136は、第3表示処理を実行する。
なお、異常が検出されたスレーブ表示装置の下流側にマスター表示装置が接続されている場合、マスター表示装置の表示制御部136が第2表示処理または第3表示処理を実行する。一例として、第1表示装置10−1が第4表示装置10−4における異常を検出した場合、第1表示装置10−1の表示制御部136は、第2表示処理または第3表示処理を実行する。なお、マスター表示装置の表示制御部136は、スレーブ表示装置の表示制御部136と同様に、表示設定が設定されているか否かに応じて第2表示処理または第3表示処理を実行する。
表示制御部136は、解像度の変換や複数の映像の複合により表示部150へ出力する映像信号を生成するスケーラとしての機能も有する。表示処理の実行時、表示制御部136は、実行する表示処理に応じた映像信号を表示部150へ出力する。
第1表示処理を実行する場合、表示制御部136は、信号処理部132から入力されたメイン映像信号をそのまま表示部150へ出力する。一例として、第3表示装置10−3の表示制御部136は、信号処理部132から入力された映像信号Cをそのまま表示部150へ出力する。
第2表示処理を実行する場合、表示制御部136は、信号処理部132から入力されたメイン映像信号とバックアップ映像信号を複合した映像信号を生成して表示部150へ出力する。一例として、第3表示装置10−3の表示制御部136は、信号処理部132から入力された映像信号Cと映像信号Bを複合した映像信号を生成して表示部150へ出力する。
第3表示処理を実行する場合、表示制御部136は、信号処理部132から入力されたメイン映像信号とバックアップ映像信号をそのまま表示部150へ出力する。この時、表示制御部136は、メイン映像信号とバックアップ映像信号の出力を所定の時間間隔で交互に切り替える。一例として、第3表示装置10−3の表示制御部136は、信号処理部132から入力された映像信号Cと映像信号Bを、所定の時間間隔で交互に切り替えて表示部150へ出力する。
ここで、図4および図5を参照して、異常の検出時における映像の表示例について説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る第2表示処理の実行時の映像の表示例を示す図である。図5は、本発明の一実施形態に係る第3表示処理の実行時の映像の表示例を示す図である。以下では、第2表示装置10−2にて異常が検出された時の第3表示装置10−3における映像の表示例について説明する。
図4および図5に示すマルチディスプレイシステム1の複数の表示装置は、それぞれ映像ケーブル(映像ケーブル20−1〜映像ケーブル20−4)を介してメイン映像信号(映像信号A〜D)を入力されている。また、複数の表示装置は、それぞれ映像ケーブル(映像ケーブル30−1〜映像ケーブル30−4)を介してメイン映像信号を他の表示装置へ出力している。また、複数の表示装置は、それぞれLANケーブル(LANケーブル40−1〜LANケーブル40−4)を介して情報を他の表示装置へ送信している。
第2表示装置10−2にて異常が生じると、第2表示装置10−2は、当該異常を検出し、第1表示装置10−1へ検出情報を送信する。当該検出情報は、LANケーブル40−2〜40−4を介して第1表示装置10−1へ送信される。検出情報を受信した第1表示装置10−1は、受信した検出情報に基づき、第2表示装置10−2で異常が生じたことを検出し、第3表示装置10−3へ補正情報を送信する。当該補正情報は、LANケーブル40−1およびLANケーブル40−2を介して第3表示装置10−3へ送信される。補正情報を受信した第3表示装置10−3は、異常の検出時における表示設定に基づき、第2表示処理または第3表示処理を実行する。
表示設定が設定されている場合、表示制御部136は、第2表示処理を実行する。一例として、図4に示すように、第3表示装置10−3の表示制御部136は、メイン映像Cとバックアップ映像Bの両方を並べて表示部150に表示させる。なお、表示部150に表示されるメイン映像とバックアップ映像の位置は、図4に示す例に限定されない。例えば、メイン映像とバックアップ映像の位置が図4に示す例とは逆であってもよいし、メイン映像とバックアップ映像が上下に並べられてもよい。表示部150(表示画面)に表示されるメイン映像とバックアップ映像の位置は、例えば表示制御部136により決定される。
一方、表示設定が設定されていない場合、表示制御部136は、第3表示処理を実行する。一例として、図5に示すように、第3表示装置10−3の表示制御部136は、メイン映像Cとバックアップ映像Bを所定の時間間隔で交互に切り替えて表示部150に表示させる。なお、所定の時間間隔として設定される時間は特に限定されない。例えば、メイン映像が表示される時間とバックアップ映像が表示される時間に同一の時間が設定されてもよいし、それぞれ異なる時間が設定されてもよい。所定の時間間隔は、例えば表示制御部136により決定される。
かかる構成により、表示装置の故障時、故障した表示装置で表示されていた映像は、各表示装置の制御部130の制御により自動で他の表示装置にて再表示される。これにより、ユーザは、故障した表示装置の修理や交換をすることなく途切れた映像を確認することができる。そのため、故障した表示装置の修理や交換に要する時間の分だけ、途切れた映像が再表示されるまでにかかる時間が短縮される。よって、本実施形態に係るマルチディスプレイシステム1は、表示装置の故障時に、途切れた映像が再表示されるまでの時間を短縮することができる。
なお、各表示装置の表示制御部136は、自装置で異常が検出された際に、エラー処理を実行する。例えば、マスター表示装置が自装置で異常を検出した場合、マスター表示装置の表示制御部136は、下流側に接続されているスレーブ表示装置へ補正情報を送信した後にエラー処理を実行する。一方、スレーブ表示装置が自装置で異常を検出した場合、スレーブ表示装置の表示制御部136は、検出情報が送信された後にエラー処理を実行する。
(信号出力部140)
各々の表示装置の信号出力部140は、他の表示装置へ映像信号を出力する機能を有する。例えば、信号出力部140は、他の表示装置に対して、信号処理部132から入力されるメイン映像信号を出力する。一例として、第1表示装置10−1の信号出力部140は、映像ケーブル30−1を介して、映像信号Aを第2表示装置10−2へ出力する。また、第2表示装置10−2の信号出力部140は、映像ケーブル30−2を介して、映像信号Bを第3表示装置10−3へ出力する。
各々の表示装置の信号出力部140は、他の表示装置へ映像信号を出力する機能を有する。例えば、信号出力部140は、他の表示装置に対して、信号処理部132から入力されるメイン映像信号を出力する。一例として、第1表示装置10−1の信号出力部140は、映像ケーブル30−1を介して、映像信号Aを第2表示装置10−2へ出力する。また、第2表示装置10−2の信号出力部140は、映像ケーブル30−2を介して、映像信号Bを第3表示装置10−3へ出力する。
(表示部150)
表示部150は、映像を表示する機能を有する。表示部150は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等によって実現される。表示部150は、表示制御部136から入力される映像信号に基づき映像を表示する。
表示部150は、映像を表示する機能を有する。表示部150は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等によって実現される。表示部150は、表示制御部136から入力される映像信号に基づき映像を表示する。
メイン映像信号のみが入力された場合、表示部150は、メイン映像を表示する。一例として、第3表示装置10−3の表示部150は、表示制御部136から入力された映像信号Cに基づき映像Cをメイン映像として表示する。
バックアップ映像信号のみが入力された場合、表示部150は、バックアップ映像を表示する。メイン映像とバックアップ映像を所定の時間間隔で交互に切り替えて表示する場合、バックアップ映像を表示する時にバックアップ映像信号のみが入力され得る。一例として、第3表示装置10−3の表示制御部136は、信号処理部132から入力された映像信号Bに基づき映像Bをバックアップ映像として表示する。
メイン映像信号とバックアップ映像信号が複合された映像信号が入力された場合、表示部150は、メイン映像とバックアップ映像が複合された映像を表示する。一例として、第3表示装置10−3の表示制御部136は、映像信号Cと映像信号Bが複合された映像信号に基づき映像Cと映像Bが複合された映像を表示する。
<マルチディスプレイシステム1における処理の流れ>
以上、表示装置の構成例について説明した。続いて、本実施形態に係るマルチディスプレイシステム1における処理の流れについて説明する。以下では、マスター表示装置における処理とスレーブ表示装置における処理とを分けて説明する。
以上、表示装置の構成例について説明した。続いて、本実施形態に係るマルチディスプレイシステム1における処理の流れについて説明する。以下では、マスター表示装置における処理とスレーブ表示装置における処理とを分けて説明する。
(マスター表示装置における処理の流れ)
図6は、本発明の一実施形態に係るマスター表示装置における処理の流れの例を示すフローチャートである。以下では、マスター表示装置である第1表示装置10−1における処理の流れの例について説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係るマスター表示装置における処理の流れの例を示すフローチャートである。以下では、マスター表示装置である第1表示装置10−1における処理の流れの例について説明する。
まず、第1表示装置10−1は、外部装置から入力されたメイン映像信号(映像信号A)に基づきメイン映像(映像A)を表示する(S102)。次いで、第1表示装置10−1は、異常の検出処理を行う。
まず、第1表示装置10−1は、第1表示装置10−1における異常の検出判定を行う(S104)。第1表示装置10−1にて異常が検出された場合(S104/YES)、第1表示装置10−1は、第2表示装置10−2へエラー補正コマンドを送信する(S106)。エラー補正コマンドの送信後、第1表示装置10−1は、エラー処理を実行し(S108)、処理を終了する。
第1表示装置10−1にて異常が検出されなかった場合(S104/NO)、第1表示装置10−1は、第2表示装置10−2における異常の検出判定を行う(S110)。第2表示装置10−2にて異常が検出された場合(S110/YES)、第1表示装置10−1は、第3表示装置10−3へエラー補正コマンドを送信する(S112)。エラー補正コマンドの送信後、第1表示装置10−1は、S104から処理を繰り返す。
第2表示装置10−2にて異常が検出されなかった場合(S110/NO)、第1表示装置10−1は、第3表示装置10−3における異常の検出判定を行う(S114)。第3表示装置10−3にて異常が検出された場合(S114/YES)、第1表示装置10−1は、第4表示装置10−4へエラー補正コマンドを送信する(S116)。エラー補正コマンドの送信後、第1表示装置10−1は、S104から処理を繰り返す。
第3表示装置10−3にて異常が検出されなかった場合(S114/NO)、第1表示装置10−1は、第4表示装置10−4における異常の検出判定を行う(S118)。第4表示装置10−4にて異常が検出された場合(S118/YES)、第1表示装置10−1は、異常検出時の表示設定がPBPであるか否かを判定する(S120)。
表示設定がPBPである場合(S120/YES)、第1表示装置10−1は、メイン映像(映像A)と、第4表示装置10−4から入力されるバックアップ映像信号(映像信号D)に基づくバックアップ映像(映像D)とをPBPで表示する(S122)。映像の表示後、第1表示装置10−1は、S104から処理を繰り返す。
表示設定がPBPでない場合(S120/NO)、第1表示装置10−1は、メイン映像(映像A)とバックアップ映像(映像D)とを所定の時間間隔で交互に切り替えて表示する(S124)。映像の表示後、第1表示装置10−1は、S104から処理を繰り返す。
第4表示装置10−4にて異常が検出されなかった場合(S118/NO)、第1表示装置10−1は、S104から処理を繰り返す。
なお、第1表示装置10−1は、S108の処理の実行後にS104から処理を繰り返してもよい。また、第1表示装置10−1は、S112、S116、S122、またはS124のいずれかの処理の実行後に処理を終了してもよい。
(スレーブ表示装置における処理の流れ)
図7は、本発明の一実施形態に係るスレーブ表示装置における処理の流れの例を示すフローチャートである。以下では、スレーブ表示装置である第2表示装置10−2〜第4表示装置10−4のうち、第2表示装置10−2における処理の流れの例について説明する。なお、第3表示装置10−3および第4表示装置10−4における処理の流れは、以下で説明する第2表示装置10−2の処理の流れと同様であるため、その説明を省略する。
図7は、本発明の一実施形態に係るスレーブ表示装置における処理の流れの例を示すフローチャートである。以下では、スレーブ表示装置である第2表示装置10−2〜第4表示装置10−4のうち、第2表示装置10−2における処理の流れの例について説明する。なお、第3表示装置10−3および第4表示装置10−4における処理の流れは、以下で説明する第2表示装置10−2の処理の流れと同様であるため、その説明を省略する。
まず、第2表示装置10−2は、外部装置から入力されたメイン映像信号(映像信号B)に基づきメイン映像(映像B)を表示する(S202)。次いで、第2表示装置10−2は、自装置における異常の検出判定を行う(S204)。第2表示装置10−2にて異常が検出された場合(S204/YES)、第2表示装置10−2は、自装置のIDと表示エラーコマンドを送信する(S206)。IDと表示エラーコマンドの送信後、第2表示装置10−2は、エラー処理を実行し(S208)、処理を終了する。
第2表示装置10−2にて異常が検出されなかった場合(S204/NO)、第2表示装置10−2は、マスター表示装置から送信されるエラー補正コマンドの受信判定を行う(S210)。マスター表示装置からエラー補正コマンドを受信した場合(S210/YES)、第2表示装置10−2は、異常検出時の表示設定がPBPであるか否かを判定する(S212)。
表示設定がPBPである場合(S212/YES)、第2表示装置10−2は、メイン映像(映像B)と、第1表示装置10−1から入力されるバックアップ映像信号(映像信号A)に基づくバックアップ映像(映像A)とをPBPで表示する(S214)。映像の表示後、第2表示装置10−2は、S204から処理を繰り返す。
表示設定がPBPでない場合(S212/NO)、第2表示装置10−2は、メイン映像(映像B)とバックアップ映像(映像A)とを所定の時間間隔で交互に切り替えて表示する(S216)。映像の表示後、第2表示装置10−2は、S204から処理を繰り返す。
マスター表示装置からエラー補正コマンドを受信しなかった場合(S210/NO)、第2表示装置10−2は、S204から処理を繰り返す。
なお、第2表示装置10−2は、S214またはS216の一方の処理の実行後に処理を終了してもよい。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
<<第2の実施形態>>
図8は、本発明の第2の実施形態に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。第2の実施形態に係るマルチディスプレイシステム1は、デイジーチェーン接続された複数の表示装置(第1表示装置10−1〜第4表示装置10−4)で構成される。なお、第2表示装置10−2の下流側には第3表示装置10−3(図示しない)が接続され、第3表示装置10−3の下流側には第4表示装置10−4(図示しない)が接続され、第4表示装置10−4の下流側には第1表示装置10−1が接続されているものとする。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。第2の実施形態に係るマルチディスプレイシステム1は、デイジーチェーン接続された複数の表示装置(第1表示装置10−1〜第4表示装置10−4)で構成される。なお、第2表示装置10−2の下流側には第3表示装置10−3(図示しない)が接続され、第3表示装置10−3の下流側には第4表示装置10−4(図示しない)が接続され、第4表示装置10−4の下流側には第1表示装置10−1が接続されているものとする。
複数の表示装置の各々は、図8に示すように、少なくとも検出部134および表示制御部136を備えていればよい。なお、第1表示装置10−1〜第4表示装置10−4は、それぞれ同一の構成要素を有する。
検出部134は、メイン映像信号に基づくメイン映像の表示に関する異常を検出する。マスター表示装置である第1表示装置10−1の検出部134は、検出情報に基づき、スレーブ表示装置における異常を検出する。スレーブ表示装置である第2表示装置10−2〜第4表示装置10−4の検出部134は、異常を検出した際に検出情報を出力する。
表示制御部136は、異常の検出結果に基づき、メイン映像の表示とバックアップ映像の表示とを制御する。マスター表示装置である第1表示装置10−1の表示制御部136は、異常が検出された表示装置におけるメイン映像信号が入力されている表示装置に、第2表示処理または第3表示処理を実行させる。スレーブ表示装置である第2表示装置10−2〜第4表示装置10−4の表示制御部136は、上流側の表示装置で異常が検出された場合、第2表示処理または第3表示処理を実行する。
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。以上説明したように、各実施形態に係るマルチディスプレイシステム1は、マスター表示装置が各表示装置における異常の発生を監視し、異常の検出時に異常が検出された表示装置の下流側に接続された表示装置における映像の表示を制御する。例えば、マスター表示装置は、異常が検出された表示装置の下流側の表示装置に、メイン映像とバックアップ映像の両方を表示させたり、メイン映像とバックアップ映像を所定の時間間隔で交互に切り替えて表示させたりする。
これにより、各実施形態に係るマルチディスプレイシステム1は、表示装置の故障時、故障した表示装置で表示されていた映像を他の表示装置に表示させることができる。そのため、ユーザは、故障した表示装置を修理や交換することなく、途切れた映像を他の表示装置で確認することができる。そのため、故障した表示装置の修理や交換にかかる時間を要することなく、途切れた映像を表示することができる。よって、本実施形態に係るマルチディスプレイシステム1は、表示装置の故障時に、途切れた映像が再表示されるまでの時間を短縮することができる。
また、各実施形態に係るマルチディスプレイシステム1は、途切れた映像が再表示されるまでの時間を短縮することができるため、映像が途切れている間に監視対象に生じた問題を発見するまでの時間も短縮することができる。
以上、本発明の各実施形態について説明した。なお、上述した各実施形態におけるマルチディスプレイシステム1の全部または一部の機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1…マルチディスプレイシステム、10−1…第1表示装置、10−2…第2表示装置、10−3…第3表示装置、10−4…第4表示装置、20−1〜20−4…映像ケーブル、30−1〜30−4…映像ケーブル、40−1〜40−4…LANケーブル、100…第1信号入力部、110…第2信号入力部、120…通信部、130…制御部、132…信号処理部、134…検出部、136…表示制御部、140…信号出力部、150…表示部
Claims (10)
- 複数の表示装置がデイジーチェーン接続されたマルチディスプレイシステムであって、
前記複数の表示装置の各々は、
外部装置から入力される第1の映像信号に基づく第1の映像の表示に関する異常を検出する検出部と、
前記異常の検出結果に基づき、前記第1の映像の表示と、他の表示装置から入力される第2の映像信号に基づく第2の映像の表示とを制御する表示制御部と、
を備え、
前記複数の表示装置のうちスレーブである表示装置において、
前記検出部は、前記異常を検出した際に前記異常の検出に関する検出情報を出力し、
前記複数の表示装置のうちマスターである表示装置において、
前記検出部は、前記検出情報に基づき、前記スレーブである表示装置における前記異常を検出し、
前記表示制御部は、前記異常が検出された表示装置における前記第1の映像信号が入力されている表示装置に、前記第1の映像と前記第2の映像の両方を表示させる、または、前記第1の映像と前記第2の映像を所定の時間間隔で交互に切り替えて表示させる、マルチディスプレイシステム。 - 前記マスターである表示装置における前記表示制御部は、前記異常が検出された表示装置における前記第1の映像信号が入力されている表示装置へ、前記異常を補正させる指示に関する補正情報を送信する、請求項1に記載のマルチディスプレイシステム。
- 前記複数の表示装置の各々における前記表示制御部は、前記第1の映像と前記第2の映像の両方を表示する際の表示画面における各映像の位置を決定する、請求項1または2に記載のマルチディスプレイシステム。
- 前記複数の表示装置の各々における前記表示制御部は、前記所定の時間間隔を決定する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のマルチディスプレイシステム。
- 前記複数の表示装置の各々に入力される前記第1の映像信号は、互いに異なる映像信号である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のマルチディスプレイシステム。
- 前記第1の映像と前記第2の映像は、互いに異なる映像である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のマルチディスプレイシステム。
- 前記複数の表示装置の各々は、信号処理部をさらに備え、
前記信号処理部は、前記第1の映像信号を前記他の表示装置へ出力させる、請求項1〜6のいずれか1項に記載のマルチディスプレイシステム。 - 複数の表示装置がデイジーチェーン接続されたマルチディスプレイシステムにおけるマスターである表示装置であって、
外部装置から入力される第1の映像信号に基づく第1の映像の表示に関する異常を検出する検出部と、
前記異常の検出結果に基づき、前記第1の映像の表示と、他の表示装置から入力される第2の映像信号に基づく第2の映像の表示とを制御する表示制御部と、
を備え、
前記検出部が、前記複数の表示装置のうちスレーブである表示装置が前記異常を検出した際に出力する前記異常の検出に関する検出情報に基づき、前記スレーブである表示装置における前記異常を検出した場合、
前記表示制御部は、前記異常が検出された表示装置における前記第1の映像信号が入力されている表示装置に、前記第1の映像と前記第2の映像の両方を表示させる、または、前記第1の映像と前記第2の映像を所定の時間間隔で交互に切り替えて表示させる、表示装置。 - 複数の表示装置がデイジーチェーン接続されたマルチディスプレイシステムにおけるスレーブである表示装置であって、
外部装置から入力される第1の映像信号に基づく第1の映像の表示に関する異常を検出し、前記異常を検出した際に前記異常の検出に関する検出情報を出力する検出部と、
前記異常の検出結果に基づき、前記第1の映像の表示と、他の表示装置から入力される第2の映像信号に基づく第2の映像の表示とを制御する表示制御部と、
を備え、
前記スレーブである表示装置へ前記第1の映像信号を出力している表示装置にて前記異常が検出された場合、
前記表示制御部は、前記スレーブである表示装置に、前記第1の映像と前記第2の映像の両方を表示させる、または、前記第1の映像と前記第2の映像を所定の時間間隔で交互に切り替えて表示させる、表示装置。 - 複数の表示装置がデイジーチェーン接続されたマルチディスプレイシステムにおける映像表示制御方法であって、
前記複数の表示装置の各々が、
外部装置から入力される第1の映像信号に基づく第1の映像の表示に関する異常を検出することと、
前記異常の検出結果に基づき、前記第1の映像の表示と、他の表示装置から入力される第2の映像信号に基づく第2の映像の表示とを制御することと、
前記複数の表示装置のうちスレーブである表示装置が、
前記異常を検出した際に前記異常の検出に関する検出情報を出力することと、
前記複数の表示装置のうちマスターである表示装置が、
前記検出情報に基づき、前記スレーブである表示装置における前記異常を検出することと、
前記異常が検出された表示装置における前記第1の映像信号が入力されている表示装置に、前記第1の映像と前記第2の映像の両方を表示させること、または、前記第1の映像と前記第2の映像を所定の時間間隔で交互に切り替えて表示させることと、
を含む、映像表示制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019142318A JP2021026072A (ja) | 2019-08-01 | 2019-08-01 | マルチディスプレイシステム、表示装置、映像表示制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019142318A JP2021026072A (ja) | 2019-08-01 | 2019-08-01 | マルチディスプレイシステム、表示装置、映像表示制御方法 |
Publications (1)
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JP2021026072A true JP2021026072A (ja) | 2021-02-22 |
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ID=74663812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019142318A Pending JP2021026072A (ja) | 2019-08-01 | 2019-08-01 | マルチディスプレイシステム、表示装置、映像表示制御方法 |
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JP (1) | JP2021026072A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024106254A1 (ja) * | 2022-11-14 | 2024-05-23 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 表示装置、コントローラ及びシステム |
-
2019
- 2019-08-01 JP JP2019142318A patent/JP2021026072A/ja active Pending
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