JP2021025908A - 電子時計 - Google Patents

電子時計 Download PDF

Info

Publication number
JP2021025908A
JP2021025908A JP2019144897A JP2019144897A JP2021025908A JP 2021025908 A JP2021025908 A JP 2021025908A JP 2019144897 A JP2019144897 A JP 2019144897A JP 2019144897 A JP2019144897 A JP 2019144897A JP 2021025908 A JP2021025908 A JP 2021025908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
battery voltage
battery
power generation
electronic clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019144897A
Other languages
English (en)
Inventor
彬允 関根
Akimasa Sekine
彬允 関根
明日美 木戸口
Asumi Kidoguchi
明日美 木戸口
加藤 明
Akira Kato
加藤  明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP2019144897A priority Critical patent/JP2021025908A/ja
Publication of JP2021025908A publication Critical patent/JP2021025908A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】電池を効率的に充電でき、理想状態で時計動作できること。【解決手段】電子時計は、時刻を示す表示部を備え、充電可能な電池により動作する。充電部は、電池電圧を検出する電池電圧検出部によって検出された電池電圧が、所定の期間に所定値以上増加した場合、通常使用時よりも充電電流が小さくなるよう制限した電池電圧の変化特性701による充電を行う。例えば、充電部は、高照度で充電開始する際、電池の分極により急激な電圧上昇Vkが生じる変化特性703となることを防ぎ、検出した電池電圧に対応する充電電流となる抵抗値の抵抗に切り替えた充電を行うことで、なだらかな電池電圧の変化特性701を得ることができ、効率的に充電できる。【選択図】図7

Description

この発明は、充電可能な電池によって動作する電子時計に関する。
二次電池等の充電可能な電池によって動作する電子時計においては、ソーラーセル等の発電部から電力を供給されることにより電池を充電することが可能である。ここで、充電可能な電池においては、充電時に分極と呼ばれる現象が発生することが知られている。分極とは、充電時において電池の両端子間の電圧差(電池電圧)が非充電時と比較して大きくなってしまうことであり、電池の内部抵抗および充電時に電池に流れる電流(充電電流)に起因する。また、従来の充電制御として、電池電圧が所定以上に上昇すると、二次電池への充電を禁止し、過充電を防止する技術が知られている(例えば、下記特許文献1参照。)。
特開2003−307577号公報
従来技術では、劣化した電池を充電する場合及び発電部からの充電電流が大きい場合に、分極の影響が大きくなるため、1.電池電圧に対する容量不足や、2.充電効率の低下といった課題が生じる。なお、劣化した電池というのは内部抵抗が大きい電池のことであり、充電電流が大きい場合というのは、例えば、発電部がソーラーセルである電子時計においては、ソーラーセルが高照度を受光して充電する場合である。
1.について具体的には、電池電圧を検出することで電池容量を算出している時計において、充電時に分極の影響が大きいと、電池電圧と実際の電池容量との相対関係が崩れてしまう。そのため、例えば時計が、電池容量が少なく時計機能を停止している状態から充電して通常動作に復帰する時、電池電圧だけで通常動作への復帰を判断すると、実際には電池容量が十分に溜まっていないため、その後高速運針や受信等の重負荷を行うと時計が電池容量不足によりシステムダウンする恐れがある。2.について具体的には、充電時に分極の影響が大きいと、充電時に電池電圧が急激に上昇するため、実際には電池容量が十分に溜まっていないにもかかわらず、過充電を防止するための上限電圧(過充電防止電圧)を上回ってしまうことがある。その場合、所定の電池電圧検出周期(例えば5秒)で充電→充電禁止→充電→充電禁止…を繰り返すことになるため、充電効率が悪くなってしまう。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、劣化した電池や充電電流が大きい場合に、電池電圧に対する分極の影響を抑えることにより電池を効率的に充電でき、理想状態で時計動作できる電子時計を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる電子時計は、時刻を示す表示部と、充電可能な電池と、電池電圧を検出する電池電圧検出部を備える電子時計において、前記電池電圧検出部によって検出された前記電池電圧が、所定の期間に所定値以上増加した場合、通常使用時よりも充電電流が小さくなるよう制限した充電を行う充電部、を備える。
これにより、例えば、充電時の電池電圧が所定の期間に所定以上増加した場合、電池の分極に対応して、通常使用時よりも充電電流が小さくなるよう制限した充電を行う。電池の分極時には、充電電圧が急激に増加する特性を有するが、充電電流を制限することで、充電電圧が急激に増加することなく、緩やかに増加し、過充電防止電圧への到達を防ぐため、結果的に効率的な充電が行えるようになる。
この発明の一側面によれば、電池を効率的に充電でき、理想状態で時計動作できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる電子時計の一例を示す正面図である。 図2は、実施の形態にかかる電子時計の一例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態にかかる電子時計のハードウェア構成例を示す図である。 図4は、実施の形態にかかる電子時計の充電部の回路構成例を示す図である。 図5Aは、実施の形態における充電部の抵抗の設定例を示す図表である。(その1) 図5Bは、実施の形態における充電部の抵抗の設定例を示す図表である。(その2) 図5Cは、実施の形態における充電部の抵抗の設定例を示す図表である。(その3) 図6Aは、実施の形態における充電電流制限の処理例を示すフローチャートである。 図6Bは、実施の形態における充電部のレベル判断に用いる電池電圧レベルの設定例を示す図表である。 図6Cは、実施の形態における充電電流制限解除の処理例を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態にかかる充電制御による効果を説明する図表である。
以下に図面を参照して、この発明にかかる電子時計の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる電子時計の一例を示す正面図である。電子時計110は、外装(電子時計ケース)である胴内に、文字板111と、指針112(時針112a、分針112bおよび秒針112c)と、小窓113と、を備える。電子時計110の外装はベゼルと胴の二体物から構成されてもよい。
指針112(時針112a、分針112bおよび秒針112c)は、文字板111に対する相対的な位置により時刻を表示する。また、例えば秒針112cは、時刻とは異なる情報の表示にも用いられてもよい。小窓113は、日付や曜日等を表示する表示窓である。
また、電子時計110は、胴の側面に、電子時計110のユーザが種々の操作を行うための操作部として、リュウズ(竜頭)114およびプッシュボタン115が配置されている。リュウズ114は、ユーザによる引き出し操作が可能な操作部である。図1に示す例では、リュウズ114は、引き出されていない状態(0段引き)と、1段引き出された状態(1段引き)と、2段引き出された状態(2段引き)と、に変位可能である。さらに、リュウズ114は、ユーザによる回転操作が可能であってもよい。図1に示す例では、リュウズ114は3時側に配置されている。プッシュボタン115は、ユーザによる押下操作が可能な操作部である。図1に示す例では、プッシュボタン115は4時側に配置されている。
電子時計110の胴には、文字板111を覆うようにガラス等の透明材料により形成された風防が取り付けられている。また、電子時計110における風防の反対側には胴に裏蓋が取り付けられている。また、電子時計110は、太陽などの光エネルギーを動力源とする電子時計であってもよい。その場合、例えば、文字板111の裏側にはソーラーセルが配置され、電子時計110の表側から入光した光によりソーラーセルにおいて発電がなされる。そのため、文字板111はある程度光線を透過する材質で形成される。ソーラーセルによって発電された電力は二次電池に蓄積され、二次電池に蓄積された電力は電子時計110の電源として使用される。二次電池は、例えばリチウムイオン電池等により実現することができる。
図2は、実施の形態にかかる電子時計の一例を示すブロック図である。図2において、図1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図2に示すように、電子時計110は、指針211と、操作部212と、制御回路214と、充電部218と、を備える。
指針211は、例えば図1に示した時針112a、分針112bおよび秒針112cを含む。操作部212は、例えば図1に示したリュウズ114およびプッシュボタン115を含む。
制御回路214は、電子時計110の動作を制御する。制御回路214は、例えばCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)やメモリを一つのLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)チップに集積したマイクロコンピュータ等により実現することができる。例えば、制御回路214は、表示制御部215を備える。
表示制御部215は、指針211による時刻の表示や、指針211による電子時計110の各状態の表示等を制御する。
充電部218は、電池219と、発電部220と、電池電圧検出部221と、を含む。電池219は、例えば、上述したリチウムイオン電池等の充電可能な二次電池であり、電子時計110を動作させる駆動源である。電子時計110は、発電部220を有し、この発電部220で発電された電力を電池219に充電する。充電時の制御は制御回路214によって行われる。発電部220の発電状態(発電電圧)は、制御回路214に出力される。発電部220は、例えば、上述した文字板111の裏側に配置されたソーラーセルであり、電子時計110の表側から入光した光により発電を行う。電池電圧検出部221は、電池219の電圧を検出し、検出した電圧を制御回路214に出力する。
図3は、実施の形態にかかる電子時計のハードウェア構成例を示す図である。図2に示した電子時計110は、例えば、図3に示すハードウェアで構成することができる。
例えば、電子時計110は、CPU301、記憶部としてのメモリ302、記録媒体I/F304、記録媒体305、を含む。符号300は各部を接続するバスである。
CPU301は、電子時計110の全体の制御を司る制御部として機能する演算処理装置である。メモリ302は、不揮発性メモリおよび揮発性メモリを含む。不揮発性メモリは、例えば、CPU301のプログラムを格納するROM(Read Only Memory)や、MONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Silicon)などのフラッシュメモリである。揮発性メモリは、例えば、CPU301のワークエリアとして使用されるDRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等である。
記録媒体I/F304は、CPU301が処理した情報を記録媒体305との間で読み書きするためのインタフェースである。記録媒体305は、メモリ302を補助する記録装置であり、フラッシュメモリ等を用いることができる。
メモリ302または記録媒体305に記録された特定のプログラムをCPU301が実行することにより、図2に示した電子時計110の各機能を実現する。
図2において、電子時計110の制御回路214は、例えば図3のCPU301により実現することができる。
図4は、実施の形態における電子時計の充電部の回路構成例を示す図である。図2に示した充電部218の回路構成例を示す。充電部218は、電池219と、発電部220と、抵抗切替部401と、が閉回路で接続された回路構成からなり、発電部220の発電電力を電池219に充電する。なお、電池219に充電された電力は、電子時計110の各構成部、例えば、指針211の駆動源や、制御回路214(CPU301等)等に供給される。
抵抗切替部401は、それぞれ抵抗値が異なる複数の抵抗(R0,R1,R2)と、閉回路に対し並列接続された複数の抵抗R0,R1,R2のいずれかを接続するスイッチSWとを有する。スイッチSWは、充電制御部402により切り替え制御される。スイッチSWを切り替えることにより、発電部220からの電池219に充電される充電電流を変更することができる。この充電制御部402は、CPU301のプログラムを実行することにより実現できる。また、この充電制御部402は、制御回路214の機能の一部として構成することもできる。
図5A〜図5Cは、実施の形態における充電部の抵抗の設定例を示す図表である。図4では、抵抗(R0,R1,R2)の3つしか図示していないが、図5A〜図5Cでは、抵抗R0〜R5の6つを用いた場合について説明する。図5Aには、所定の期間(例えば5秒)で検出された電池電圧の増加量に対応して6つの異なる抵抗R0〜R5に切り替える際の設定例を示す。図5Bには、電池電圧が2.35[V]の場合に、抵抗R0〜R5をそれぞれ切り替えた際の各抵抗値[kΩ]、および各抵抗値に対応する充電電流[μA]を示す。
図5Aに示すように、例えば、充電制御部402は、電池電圧の増加量が最も小さい50mV未満のときに抵抗R0を選択する。すなわち、抵抗R0は分極の影響がほとんどない通常時に選択される抵抗である。図5Bに示すように、この抵抗R0の抵抗値は最も小さい23.5[kΩ]であり、抵抗R0を選択した時の充電電流は、最も大きい100[μA]となる。
図5Aに示すように、抵抗R5は、例えば、電池電圧の増加量が最も大きい250mV以上に対応して設定される。図5Bに示すように、この抵抗R5の抵抗値は最も大きい235[kΩ]であり、抵抗R5を選択した時の充電電流は、最も小さい10[μA]となる。
すなわち、充電制御部402は、電池電圧の変化が大きいほど抵抗値の大きな抵抗に切り替え、充電電流が小さくなるように制御している。電池電圧の変化が大きいということは、発電部220からの充電電流の急激な上昇が発生し分極が大きくなったことにより、本来の電池219の容量に対応する電圧よりも検出される電圧が大きくなってしまっていることを意味する。そのため、電池219に流れる充電電流が小さくなるように制御し、分極が小さくなるようにしている。
また、図5Cには、実施の形態における電子時計110の使用開始からの経過年数を考慮した抵抗の設定例を示す。図5Cに示す例では、電子時計110の使用開始からの経過年数及び検出された電池電圧の増加量に応じて、抵抗R0〜R7を設定している。図5Cに示す例では、経過年数が10年までの間であれば、図5A同様の設定を用いる。そして、経過年数が多くなるほど、電池219が劣化していると考えられるため、抵抗値が大きな抵抗を用い、充電電流をより制限する。
図5Cの設定例では、例えば、電子時計110の使用開始からの経過年数が10年〜20年の場合、最も小さい抵抗値23.5[kΩ]の抵抗R0を用いず、抵抗値29.5[kΩ]の抵抗R1〜抵抗値235[kΩ]の抵抗R5、および抵抗R5よりさらに大きな抵抗値の抵抗R6を用いる。また、電子時計110の使用開始からの経過年数が20年以上の場合、抵抗R0,R1を用いず、抵抗値39[kΩ]の抵抗R2〜抵抗値235[kΩ]の抵抗R5、および抵抗R5よりさらに大きな抵抗値の抵抗R6,R7を用いる。
これら図5A〜図5Cの設定表に示す設定情報は、上記のメモリ302に記憶しておくことができる。また、図5Cの設定表に示した電子時計110の使用の経過年数は、MONOS等のメモリ302に記憶しておくことができる。経過年数のカウントについては、例えば、CPU301のタイマ計時において、年を超えた際にカウンタを1つ増やすように更新し、記憶しておくことができる。
図6Aは、実施の形態における充電電流制限の処理例を示すフローチャートである。図6Aにおいて説明する充電時の充電電流制限の処理では、電池219の電圧の増加量が、所定値以上の場合、通常使用時よりも充電電流が小さくなるよう制限する処理を行っている。通常使用時とは、電池219の充電時に分極がほとんど生じていない状態を意味する。
はじめに、充電制御部402は、所定の発電量検出タイミングまで待機し(ステップS601:Noのループ)、発電量検出タイミング(例えば5秒周期)のとき(ステップS601:Yes)、発電部220の発電量を検出する(ステップS602)。
ここで、充電制御部402は、発電部220の発電量を複数レベルで判断する。ソーラーセルからなる発電部220の場合、受光量に応じて発電量が異なり、この発電量を例えば6段階で判断する。
そして、充電制御部402は、今回の発電量検出タイミングで検出した発電量が、前回の発電量検出タイミング時に検出した発電量より所定レベル(例えば2レベル)以上増えたか否かを判断する(ステップS603)。発電量の増加が所定レベル未満であれば(ステップS603:No)、充電制御部402は、ステップS601の処理に戻り、発電量の増加が所定レベル以上であれば(ステップS603:Yes)、ステップS604の電圧検出結果の確認を行う。ここでは、電圧検出結果の確認は、少なくとも発電量が所定レベル以上増えた期間に対して行う。
発電量が所定レベル以上増加する場合というのは、発電部220がソーラーセルの場合、例えば、使用者が電子時計110を充電するために、電子時計110を室内の暗い場所から窓際などの日の当たる場所に移動させた場合である。
ステップS604では、充電制御部402は、電池219の電池電圧の検出結果を確認する(ステップS604)。そして、充電制御部402は、今回の電圧検出タイミングで検出した電池電圧が、前回の電圧検出タイミング時に検出した電池電圧より所定レベル(例えば2レベル)以上増えたか否かを判断する(ステップS605)。
図6Bは、実施の形態における充電部のレベル判断に用いる電池電圧レベルの設定例を示す図表である。図示の例では、電池電圧をレベル0〜レベル5の6段階(6レベル)に分け、レベル0の電池電圧は2V〜2.1V、レベル1の電池電圧は2.1V〜2.2V、…、レベル5の電池電圧は2.5V〜とした。
そして、電池電圧が所定レベル(例えば2レベル)以上増加した場合(ステップS605:Yes)、充電制御部402は、電池219の分極が大きいと判断し、電池分極フラグを1に設定し(ステップS606)、ステップS608の処理に移行する。
一方、電池電圧が所定レベル(例えば2レベル)未満の変化の場合(ステップS605:No)、充電制御部402は、電池219に分極はほとんど生じていないと判断し、電池分極フラグ=0に設定し(ステップS607)、以上の処理を終了する。
ステップS608では、充電制御部402は、充電電流を制限する処理を行い(ステップS608)、以上の処理を終了する。このステップS608では、充電制御部402は、分極判断時の電池電圧の増加量に対応した抵抗を選択し、充電電流を制限する。
このように、充電制御部402は、電池219の電池電圧の増加量に基づき、電池219の分極状態を判断し、分極が大きいほど、高い抵抗値を選択し充電電流をより制限するように制御する。
これにより、電池219の分極が大きい(電池が劣化している状態かつ高照度で充電している状態)場合であっても、発電部220から電池に入力される充電電流を制限することで、分極を小さくできるため、効率的に充電が行えるようになる。また、電池219に対する充電時の負担を掛けず、理想状態で電子時計110の時計動作が可能となる。
図6Cは、実施の形態における充電電流制限解除の処理例を示すフローチャートである。はじめに、充電制御部402は、所定の発電量検出タイミングまで待機し(ステップS611:Noのループ)、発電量検出タイミングのとき(ステップS611:Yes)、発電部220の発電量を検出する(ステップS612)。
この発電量検出タイミングは、例えば、所定周期(例えば5秒)毎のタイミングとして実行する。
ここで、充電制御部402は、発電部220の発電量を複数レベル(例えば、上記同様に6段階)で判断する。そして、充電制御部402は、今回の発電量検出タイミングで検出した発電量が、前回の発電量検出タイミング時に検出した発電量より所定レベル以上減少したか否かを判断する(ステップS613)。ここでは、図6Aの処理で所定レベルが2レベルの変化(増加)と判断した場合、対応する所定レベルとして2レベルの変化(減少)であるか否かを判断する。
そして、発電量の減少が所定レベル未満であれば(ステップS613:No)、充電制御部402は、ステップS611の処理に戻り、発電量の減少が所定レベル以上であれば(ステップS613:Yes)、ステップS614以下の充電電流制限解除の処理を実施する。
充電制御部402は、電池分極フラグを0に設定し(ステップS614)、充電電流制限解除の処理(ステップS615)を実行し、以上の処理を終了する。このステップS615により、図6Aの処理で電池219への充電電流を制限した充電を解除し、図6Aの処理開始当初の状態に戻すことができる。
上述した図6Aの充電電流制限と、図6Cの充電電流制限解除の処理の説明では、充電制御部402は、主に図5Aに示した電池電圧の電圧変化に基づき抵抗を選択し充電電流を制御する例を説明した。これに限らず、充電制御部402は、図5Cに示した電子時計110の使用の経過年数も踏まえて抵抗を選択し充電電流を制御してもよい。
図7は、実施の形態にかかる充電制御による効果を説明する図表である。上述した実施の形態による充電制御時の特性と、対比参考のために既存の充電制御による特性を示す。この図7には、実施の形態による充電時の電池電圧の変化特性701と、充電による電池容量の変化特性702を示す。また、既存の充電制御による充電時の電池電圧の変化特性703と、充電による電池容量の変化特性704を示す。電池容量の変化特性については、t=0の際の電池容量に対する増加量を縦軸とした。
既存の技術では、例えば、5秒周期の電圧検出タイミングで電池219の電圧を検出し、充電を開始する。この充電時に高照度の場合、電池219が経年劣化している場合等に分極が大きくなり、図示の電池電圧の変化特性703の如く、充電開始時に急激な電圧上昇(Vk)が生じる。この急激な電圧上昇により、電池電圧が所定の過充電防止電圧Vhに短時間で到達してしまう。電池電圧が所定の過充電防止電圧Vhに到達すると充電を禁止させるため、所定周期(5秒)毎に同様の電池電圧の変化特性703を有して、充電と充電禁止を繰り返す。図示の場合、5秒周期で充電と充電禁止とを繰り返すため、充電効率が半減してしまう。
このような既存の充電制御では、電池容量の変化特性704についても、所定の容量まで電池容量を溜めるのに時間がかかった。図示のように、例えば、所定の容量(例えば、0.005mAh)付近まで充電するのに25秒かかっている。
これに対し、実施の形態によれば、劣化した電池219を高照度で充電開始するとき等、分極の発生要因を有する状況を充電開始時の電池電圧の変動に基づき判断し、分極判断時には、充電電流を制限するため、電池電圧の変化特性701が急にならず、なだらかに上昇させることができる。この電池電圧の変化特性701は、既存技術の電池電圧の変化特性703のような急激な電圧上昇(Vk)を生じることがない。また、過充電防止電圧Vhに短時間で到達することによる充電と停止の繰り返しの発生を防ぎ、安定した充電を継続できるようになる。
これにより、実施の形態によれば、電池容量の変化特性702についても、所定の容量まで電池容量を溜める時間を、既存の技術よりも短時間で済ませることができる。図示の例では、0.005mAhまで充電するのに15秒で済み、既存の技術よりも期間tx(10秒)分、短時間で充電できるようになる。
上述した実施の形態では、充電制御部402は、複数の異なる抵抗値の抵抗を切り替えて充電電流を変更する例について説明した。これに限らず、発電部220のソーラーセルの発電セル毎にスイッチを設け、充電制御部402は、スイッチ選択でセル段数を切り替えることにより充電電流を変更してもよい。
また、充電制御部402は、発電部220のソーラーセルの動作を確認する構成としてもよい。ソーラーセルが複数のセルからなる場合、充電制御部402は、例えば、定期的に、各セルを個別にON/OFF制御し、ON時の発電電圧および電流をそれぞれ基準電圧、電流と比較するチェックを行ってもよい。これにより、セル毎のソーラーセルの動作状態を確認できる。例えば、故障判断時には、該当セルの故障を文字板111上の指針112を用いた表示等により、ユーザに知らせることができる。
また、発電部220のソーラーセルの表側に配置される文字板111として、透過率を変更自在なものを用い、充電制御部402は、文字板111の透過率を制御して充電電流を変更してもよい。
また、充電制御部402は、電子時計110に対するユーザ操作、例えば、リュウズ114やプッシュボタン115の操作、あるいは外部の情報端末のユーザ操作により、充電量制御を行う構成としてもよい。例えば、この充電量制御は、ユーザ操作により上記充電タイミングの開始操作、充電時に制限する充電電流の可変操作、充電電流の制限状態の解除操作等がある。
また、上述した各実施の形態では、電子時計110が腕電子時計である構成について説明したが、このような構成に限らない。例えば、電池219の充電により動作する電子時計110であれば、他の懐中電子時計、置き電子時計、掛け電子時計などの電子時計であってもよい。また、電子時計110が指針により時刻を表示するアナログ電子時計である構成について説明したが、このような構成に限らない。例えば、電子時計110は、ディスプレイにより時間を表示するデジタル電子時計、または音声によって時間を通知する音声電子時計などであってもよい。
以上説明した実施の形態によれば、電子時計は、時刻を示す表示部と、充電可能な電池と、電池電圧を検出する電池電圧検出部を備える電子時計において、電池電圧検出部によって検出された電池電圧が、所定の期間に所定値以上増加した場合、通常使用時よりも充電電流が小さくなるよう制限した充電を行う充電部を備える。これにより、充電時の電池電圧が所定の期間に所定値以上増加した場合、電池が分極に対応して、通常使用時よりも充電電流が小さくなるよう制限した充電を行う。電池の分極時には、充電電圧が急激に増加する特性を有するが、充電電流を制限することで、充電電圧が急激に増加することなく、緩やかに増加し、過充電防止電圧への到達を防ぐため、結果的に効率的な充電が行えるようになる。
また、光の受光により発電する発電部を備え、充電部は、発電部の発電により電池を充電する構成としてもよい。これにより、発電部の発電による充電が行える。例えば、発電部は、電子時計に内蔵したソーラーセルを用いることができ、小型軽量な腕電子時計等に適用できる。
また、発電部の発電量を検出し、検出された発電量が、所定の期間に所定値以上増加した場合、電池電圧の結果を確認する構成としてもよい。これによって発電部であるソーラーセルの発電量が増加して高照度時となったタイミングで充電を開始することで、充電に必要な電力を供給できるようになる。
また、充電部は、複数の異なる抵抗値の抵抗と、スイッチとを有し、充電部は、所定の期間における電池電圧の増加量に対応してスイッチを切り替え、異なる抵抗を介した充電を行う構成としてもよい。高照度時の充電時、電池に分極が生じていると急激に電池電圧が増加する特性を有するが、充電部が所定の期間における電池電圧の増加量に対応してスイッチを切り替え、分極が生じた電池の特性に適合した抵抗を介した充電電流での充電を行うことで、充電電圧が急激に増加することなく、緩やかに増加し、過充電防止電圧への到達を防ぐため、結果的に効率的な充電が行えるようになる。
また、電池電圧は、電圧の大きさによって複数の電池電圧レベルに分けられ、予め電池電圧レベルの変化量と、複数の異なる抵抗値の抵抗と、の対応関係が記憶されたメモリを有し、充電部は、メモリを参照し、所定の期間における電池電圧の増加量を複数の電池電圧レベルで検出し、検出した電池電圧レベルの増加量に対応してスイッチを切り替え、異なる抵抗を介した充電を行う構成としてもよい。これにより、充電部は、メモリにアクセスすることで、スイッチ切り替えを簡単に制御できるようになる。また、所定の期間における電池電圧の増加量を複数の電池電圧レベルで検出し、検出した電池電圧レベルの増加量に対応して充電電流を複数段階で制限でき、分極が生じた電池の特性に適合した充電電流での充電を行うことができるようになる。
また、発電部は、複数のセルが選択可能なソーラーセルであり、充電部は、電池電圧の増加量に対応した個数のセルにより発電した充電を行う構成としてもよい。これにより、電池電圧の増加量に対応した個数のソーラーセルからの発電により充電電流を複数段階にでき、分極が生じた電池の特性に適合した充電電流での充電を行うことができるようになる。
また、発電部は、ソーラーセルであり、ソーラーセルの表面に光の透過量を可変自在な透過板を有し、充電部は、電池電圧の増加量に対応して透過板の光の透過量を可変させた充電を行う構成としてもよい。電池電圧の増加量に対応して透過板の透過量を可変させることにより、充電電流を可変させ、分極が生じた電池の特性に適合した充電電流での充電を行うことができるようになる。
また、充電部は、発電量が所定の期間に所定値以上減少したとき、充電電流の制限を解除する構成としてもよい。これにより、電流制限した充電状態を適切なタイミングで解除できるようになる。例えば、ソーラーセルでの光の受光状態が所定レベル以下の低照度に変化し、充電時の電池の電圧の変化量が所定レベル以上減少したときに充電電流の制限を解除することで、電池の分極状態の影響を受けずに電池を効率的に充電できるようになる。
また、充電部は、電池電圧が所定の期間に所定値以上減少したとき、充電電流の制限を解除する構成としてもよい。例えば、電池電圧が充電開始時のレベルに戻ったとき充電電流の制限を解除することで、電池の分極状態の影響を受けずに電池を効率的に充電できるようになる。
これらにより、実施の形態によれば、電池の分極の発生状態に応じて充電電流を制限した充電を行うことができ、効率的な充電が行えるようになる。例えば、満充電までの時間を短時間で行えるようになる。また、電池を効率的に充電できるため、非充電時および充電時(充電開始〜充電中〜充電終了)の全期間において、電池が適切な充電容量を有することとなり、電子時計を常に理想状態で計時動作できるようになる。
以上のように、この発明は、充電可能な電池により計時動作する電子時計の技術に有用であり、特に、内部に電池を有する腕電子時計等の電子時計に適している。
110 電子時計
111 文字板
112,211 指針
112a 時針
112b 分針
112c 秒針
113 小窓
114 リュウズ
115 プッシュボタン
212 操作部
214 制御回路
215 表示制御部
218 充電部
219 電池
220 発電部
221 電池電圧検出部
301 CPU
302 メモリ
305 記録媒体
401 抵抗切替部
402 充電制御部
701 実施の形態の充電時の電池電圧の変化特性
702 実施の形態の充電による電池容量の変化特性
703 既存の技術による充電時の電池電圧の変化特性
704 既存の技術の充電による電池容量の変化特性
R(R0,R1,R2,…) 抵抗
SW スイッチ

Claims (9)

  1. 時刻を示す表示部と、充電可能な電池と、電池電圧を検出する電池電圧検出部を備える電子時計において、
    前記電池電圧検出部によって検出された前記電池電圧が、所定の期間に所定値以上増加した場合、通常使用時よりも充電電流が小さくなるよう制限した充電を行う充電部、
    を備えたことを特徴とする電子時計。
  2. 光の受光により発電する発電部を備え、
    前記充電部は、前記発電部の発電により前記電池を充電することを特徴とする請求項1に記載の電子時計。
  3. 前記発電部の発電量を検出し、検出された前記発電量が、所定の期間に所定値以上増加した場合、前記電池電圧の結果を確認することを特徴とする請求項2に記載の電子時計。
  4. 前記充電部は、複数の異なる抵抗値の抵抗と、スイッチとを有し、
    前記充電部は、所定の期間における前記電池電圧の増加量に対応して前記スイッチを切り替え、異なる前記抵抗を介した充電を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子時計。
  5. 前記電池電圧は、電圧の大きさによって複数の電池電圧レベルに分けられ、
    予め前記電池電圧レベルの変化量と、前記複数の異なる抵抗値の抵抗と、の対応関係が記憶されたメモリを有し、
    前記充電部は、前記メモリを参照し、前記所定の期間における電池電圧の増加量を複数の前記電池電圧レベルで検出し、検出した前記電池電圧レベルの増加量に対応して前記スイッチを切り替え、異なる前記抵抗を介した充電を行うことを特徴とする請求項4に記載の電子時計。
  6. 前記発電部は、複数のセルが選択可能なソーラーセルであり、
    前記充電部は、前記電池電圧の増加量に対応した個数の前記セルにより発電した充電を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の電子時計。
  7. 前記発電部は、ソーラーセルであり、
    前記ソーラーセルの表面に光の透過量を可変自在な透過板を有し、
    前記充電部は、前記電池電圧の増加量に対応して前記透過板の光の透過量を可変させた充電を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の電子時計。
  8. 前記充電部は、前記発電量が所定の期間に所定値以上減少したとき、前記充電電流の制限を解除することを特徴とする請求項3に記載の電子時計。
  9. 前記充電部は、前記電池電圧が所定の期間に所定値以上減少したとき、前記充電電流の制限を解除することを特徴とする請求項8に記載の電子時計。
JP2019144897A 2019-08-06 2019-08-06 電子時計 Pending JP2021025908A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019144897A JP2021025908A (ja) 2019-08-06 2019-08-06 電子時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019144897A JP2021025908A (ja) 2019-08-06 2019-08-06 電子時計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021025908A true JP2021025908A (ja) 2021-02-22

Family

ID=74662984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019144897A Pending JP2021025908A (ja) 2019-08-06 2019-08-06 電子時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021025908A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5043227U (ja) * 1973-08-18 1975-05-01
JP2008256453A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Seiko Epson Corp 発電機能付き電子時計
JP2011053097A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Panasonic Corp 放電管理回路、及び電池パック
JP2015011406A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 大日本印刷株式会社 充電装置、充電システム及び充電方法並びに充電用プログラム
JP2015104139A (ja) * 2013-11-20 2015-06-04 株式会社Wave Technology 二次電池の充電方法およびそれを用いた充電装置
JP2016518807A (ja) * 2013-05-17 2016-06-23 ハー−テク アーゲー 再充電可能電池に充電するための方法と装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5043227U (ja) * 1973-08-18 1975-05-01
JP2008256453A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Seiko Epson Corp 発電機能付き電子時計
JP2011053097A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Panasonic Corp 放電管理回路、及び電池パック
JP2016518807A (ja) * 2013-05-17 2016-06-23 ハー−テク アーゲー 再充電可能電池に充電するための方法と装置
JP2015011406A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 大日本印刷株式会社 充電装置、充電システム及び充電方法並びに充電用プログラム
JP2015104139A (ja) * 2013-11-20 2015-06-04 株式会社Wave Technology 二次電池の充電方法およびそれを用いた充電装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5510606B1 (ja) 内部ショート判定回路、内部ショート判定回路を内蔵する携帯機器、内部ショート検出方法及び内部ショート検出プログラム
EP2073031A2 (en) Battery pack, portable device, internal short detecting method, and internal short detecting program
JP4375318B2 (ja) バッテリー装置
TW312056B (ja)
JP5119307B2 (ja) バッテリーパックの充電制御方法
JP2010124640A5 (ja)
TW200531398A (en) Battery pack, battery protection processing apparatus, and startup control method of the battery protection processing apparatus
TW200531397A (en) Battery pack, battery protection processing apparatus, and control method of the battery protection processing apparatus
TW202013853A (zh) 電池管理方法以及電源系統
JP5544922B2 (ja) 保護回路及び電子機器
US20160013521A1 (en) Storage battery, control method of storage battery, control device, and control method
JP2005269760A (ja) 充電電池あるいは充電電池パック
JP2002359009A (ja) 充電器
JPWO2015056634A1 (ja) 蓄電システム
JPH07321360A (ja) 太陽電池の発電能力検出装置及び太陽電池を用いる装置
JP2011017619A (ja) 電池パック、半導体装置、携帯機器、通知方法、通知プログラム
JP2021025908A (ja) 電子時計
JP3919604B2 (ja) 組電池の電池管理方法とシステム
JP3174481B2 (ja) 二次電池の急速充電方法
JPH1062571A (ja) 充電式電子時計
TWI362802B (en) Battery protector with compensated internal impedance
WO2006134722A1 (ja) 充電方法及び充電装置
JP5601214B2 (ja) 電池容量補正装置及び電池容量補正方法
WO1997028491A1 (fr) Montre electronique possedant une fonction de generation d'electricite
JP5953722B2 (ja) 電子時計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230725