JP2021025678A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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洋真 黒柳
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Abstract

【課題】貯湯タンク内の中温水を給湯に利用する機会を増やすことと、給湯温度の変動を抑制することとを両立する上で有利になる貯湯式給湯装置を提供する。【解決手段】貯湯式給湯装置の制御部24は、浴槽給湯混合弁11に対する給湯設定温度である湯はり設定温度と、一般給湯混合弁7に対する給湯設定温度である一般給湯設定温度との双方の温度よりも低い値となる中温取出許可温度を設定する。制御部24は、中温水経路30の中温水の温度が中温取出許可温度に比べて低い場合には中温取出切替弁28を中温位置とし、そうでない場合には中温取出切替弁28を低温位置とする。制御部24は、浴槽湯はり動作が発生するかどうかを予想し、浴槽湯はり動作が発生しないと予想されるときの中温取出許可温度が、浴槽湯はり動作が発生すると予想されるときの中温取出許可温度よりも高い温度になるように、中温取出許可温度を設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯式給湯装置に関する。
貯湯タンクに貯えた湯を、蛇口、シャワー、浴槽などの給湯先へ供給する貯湯式給湯装置が広く用いられている。貯湯タンクの中間部に溜まる中温水は、沸き上げ効率を低下させる要因になる。沸き上げ効率の低下を抑制するために、貯湯タンクの中間部から中温水を取り出して給湯に利用可能とする中温取出切替弁を備えた貯湯式給湯装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−046879号公報
タンク中間部から取り出される中温水の温度は、タンク上部から取り出される高温水の温度よりも変動しやすい。このため、中温水を利用した給湯中には給湯温度が変動する可能性がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、貯湯タンク内の中温水を給湯に利用する機会を増やすことと、給湯温度の変動を抑制することとを両立する上で有利になる貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯装置は、貯湯タンクと、貯湯タンクの上部から取り出される湯である高温湯が通る高温湯経路と、貯湯タンクの上部と下部との間の中間部から取り出される中温水が通る中温水経路と、中温水が流入する中温入口と、中温水よりも温度の低い低温水が流入する低温入口と、水出口とを有し、中温入口を水出口へ連通させる中温位置と、低温入口を水出口へ連通させる低温位置とに流路を切り替え可能な中温取出切替弁と、高温湯経路から供給される高温湯と、中温取出切替弁の水出口から供給される水とを混合することにより、給湯先へ供給される湯の温度を調整する混合弁と、混合弁及び中温取出切替弁を制御する制御部と、中温水の温度である中温水温度を検出する中温水温度検出手段と、を備える貯湯式給湯装置において、混合弁は、浴槽へ給湯する浴槽給湯混合弁と、浴槽以外の一般給湯先へ給湯する一般給湯混合弁とを含み、制御部は、浴槽給湯混合弁に対する給湯設定温度である湯はり設定温度と、一般給湯混合弁に対する給湯設定温度である一般給湯設定温度との双方の温度よりも低い値となる中温取出許可温度を設定し、制御部は、中温水温度が中温取出許可温度に比べて低い場合には中温取出切替弁を中温位置とし、そうでない場合には中温取出切替弁を低温位置とし、制御部は、浴槽給湯混合弁を用いて浴槽へ湯を供給する動作である浴槽湯はり動作が発生するかどうかを予想し、浴槽湯はり動作が発生しないと予想されるときの中温取出許可温度が、浴槽湯はり動作が発生すると予想されるときの中温取出許可温度よりも高い温度になるように、中温取出許可温度を設定するものである。
本発明によれば、貯湯タンク内の中温水を給湯に利用する機会を増やすことと、給湯温度の変動を抑制することとを両立する上で有利になる貯湯式給湯装置を提供することが可能となる。
実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す図である。 実施の形態1による貯湯式給湯装置の制御動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、共通する説明を簡略化または省略する。
図1は、実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の貯湯式給湯装置は、水を加熱する加熱手段であるヒートポンプユニット2と、貯湯タンク1を有する貯湯ユニット40とを備える。ヒートポンプユニット2と、貯湯ユニット40との間は、HP往き配管48と、HP戻り配管49と、電気配線(図示省略)とを介して接続されている。ヒートポンプユニット2内には、圧縮機、給湯用熱交換器、膨張弁、空気熱交換器を順次冷媒配管で接続したヒートポンプ回路が備えられている。
本実施の形態の貯湯式給湯装置は、制御部24を備えている。制御部24は、少なくとも一つのメモリと少なくとも一つのプロセッサとを有している。制御部24は、後述する各種アクチュエータ及び各種センサと電気的に接続されている。貯湯式給湯装置の運転動作は、制御部24により制御される。制御部24は、日時を管理するカレンダー機能を有している。制御部24は、運転動作の履歴を日時とともにメモリに記憶できる。制御部24は、単一の制御装置により構成されるものに限らず、複数の制御装置が連携して制御する構成にしてもよい。
貯湯タンク1は、湯水を貯留する。貯湯タンク1の内部では、温度による水の密度の差によって、上側が高温で下側が低温になる温度成層を形成することができる。本実施の形態における貯湯タンク1は、タンクを一つのみ備える。変形例として、貯湯タンク1は、直列に接続された複数のタンクを備えたものでもよい。直列に接続された複数のタンクでは、上位側のタンクの下部と、当該タンクに対して下位側となる次のタンクの上部とが管を介して順次連結される。以下の説明において、貯湯タンク1における上下方向の位置に関して言及するが、直列に接続された複数のタンクを貯湯タンク1が備える場合には、それらの複数のタンクを含む貯湯タンク1全体での階層において、上下方向の位置が特定されるものとする。
貯湯タンク1の外面には、貯湯タンク1の最上部からの容積が例えば0L、50L、100L、150L、170L、220Lとなる高さの位置に、第1の温度センサ5a、第2の温度センサ5b、第3の温度センサ5c、第4の温度センサ5d、第5の温度センサ5e、及び第6の温度センサ5fがそれぞれ設けられており、各位置で水温を検出する。これらの貯湯温度センサによって鉛直方向の水温の分布を検出することにより、貯湯タンク1内の残湯量及び蓄熱量を検出することができる。HP往き配管48には、ヒートポンプユニット2への入水温度を検出する第7の温度センサ5gが設けられている。
貯湯ユニット40内には、循環ポンプ4、一般給湯混合弁7、高温湯経路8、給水管9、浴槽給湯混合弁11、風呂用電磁弁13、風呂循環ポンプ14、入水切替弁17、給湯用流量センサ19、給湯用温度センサ20、風呂用流量センサ21、風呂用温度センサ22、給水温度センサ23、出湯切替弁26、中温戻し切替弁27、中温取出切替弁28、中温水経路30などがさらに備えられている。
給水管9の上流は、例えば水道のような水源に接続されている。給水管9の下流側は、給水管9a及び給水管9bに分岐している。給水管9aは、貯湯タンク1の下部に接続されている。水源から供給される低温水が給水管9aから貯湯タンク1の下部に流入することで、貯湯タンク1内は満水状態に維持される。
中温取出切替弁28は、中温入口28a、低温入口28b、及び水出口28cを有する。低温入口28bに給水管9bが接続されている。中温入口28aに中温水経路30の一端が接続されている。高温湯経路8の上流部は、貯湯タンク1の上部にある上部口1aにて貯湯タンク1内に連通する。中温水経路30の他端は、中温水口1bにて貯湯タンク1内に連通する。中温水口1bは、貯湯タンク1の上部と下部との間の高さとなる中間部に設けられている。
貯湯タンク1から中温水経路30を通って供給される中温水が中温入口28aに流入可能である。当該中温水よりも温度の低い低温水が低温入口28bに流入可能である。本実施の形態では、水源から給水管9bを通って供給される低温水が低温入口28bに流入する。中温取出切替弁28は、「中温位置」と「低温位置」とに流路を切り替え可能である。「中温位置」では、中温入口28aが水出口28cへ連通し、低温入口28bが遮断される。「中温位置」のときには、中温水経路30からの中温水が水出口28cへ流れる。「低温位置」では、低温入口28bが水出口28cへ連通し、中温入口28aが遮断される。「低温位置」のときには、給水管9bからの低温水が水出口28cへ流れる。
本実施の形態の貯湯式給湯装置は、給湯先へ供給される湯の温度を調整する混合弁を有している。この混合弁は、貯湯タンク1から高温湯経路8を通って供給される高温湯と、中温取出切替弁28の水出口28cから供給される水とを混合する。本実施の形態では、混合弁として、一般給湯混合弁7及び浴槽給湯混合弁11が設けられている。浴槽給湯混合弁11は、浴室の浴槽(図示省略)へ給湯する。浴槽以外の給湯先を以下「一般給湯先」と称する。一般給湯先は、例えば蛇口、シャワーなどである。一般給湯混合弁7は、一般給湯先へ給湯する。
一般給湯混合弁7は、湯側入口7a、水側入口7b、及び湯出口7cを備える。浴槽給湯混合弁11は、湯側入口11a、水側入口11b、及び湯出口11cを備える。高温湯経路8の下流部は、湯側入口7a及び湯側入口11aのそれぞれに連通している。中温取出切替弁28の水出口28cは、水側入口7b及び水側入口11bのそれぞれに連通している。
第一給湯管10の一端は、湯出口7cに接続されている。一般給湯混合弁7は、高温湯経路8からの高温湯と、中温取出切替弁28の水出口28cからの水とを混合し、温度調節する。その温度調節された湯は、第一給湯管10に流入する。第一給湯管10を通る湯は、一般給湯先に供給される。
第二給湯管18の一端は、湯出口11cに接続されている。浴槽給湯混合弁11は、高温湯経路8からの高温湯と、中温取出切替弁28の水出口28cからの水とを混合し、温度調節する。その温度調節された湯は、第二給湯管18に流入する。
給水管9には、給水温度センサ23が設けられている。給水温度センサ23は、給水管9を流れる水の温度である給水温度を検出する。第一給湯管10には、給湯用流量センサ19及び給湯用温度センサ20が設けられている。給湯用流量センサ19は、第一給湯管10を流れる湯の流量を検出する。以下の説明では、第一給湯管10を流れる湯の温度、すなわち一般給湯混合弁7から流出する湯の温度を「一般給湯温度」と称する。給湯用温度センサ20は、一般給湯温度を検出する一般給湯温度検出手段に相当する。
第二給湯管18には、風呂用電磁弁13、風呂用流量センサ21、及び風呂用温度センサ22が設けられている。風呂用電磁弁13は、第二給湯管18を開閉する開閉弁に相当する。風呂用流量センサ21は、第二給湯管18を流れる湯の流量を検出する。以下の説明では、第二給湯管18を流れる湯の温度、すなわち浴槽給湯混合弁11から流出する湯の温度を「浴槽給湯温度」と称する。風呂用温度センサ22は、浴槽給湯温度を検出する。
第二給湯管18は、風呂側循環回路12に接続されている。貯湯ユニット40内には熱交換器15が配置されている。風呂側循環回路12は、浴槽から浴水を引き込み、熱交換器15を経由した浴水を浴槽内に戻すことのできる経路である。風呂側循環回路12の途中に接続された風呂循環ポンプ14を運転すると、浴槽から浴水が風呂側循環回路12を通過して浴槽に戻るように循環する。
熱交換器15は、風呂側循環回路12により循環する浴水と、熱媒体との間で熱を交換する。当該熱媒体は、貯湯タンク1またはヒートポンプユニット2から循環する湯水である。
以下の説明では、浴槽給湯混合弁11を用いて浴槽へ湯を供給する動作を「浴槽湯はり動作」と称する。制御部24は、浴槽に湯を溜めるときに浴槽湯はり動作を実行する。制御部24が風呂用電磁弁13を開くと、浴槽給湯混合弁11で温度調節された湯が、第二給湯管18及び風呂側循環回路12を通って、浴槽に流入する。制御部24は、浴槽湯はり動作を終了するときには風呂用電磁弁13を閉じる。
入水切替弁17は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポートとを有する流路切替手段である。入水切替弁17は、a−c、b−cの2つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
出湯切替弁26は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポート及びdポートとを有する流路切替手段である。出湯切替弁26は、a−c、a−d、b−c、b−dの4つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
中温戻し切替弁27は、入口となるaポートと、出口となるbポート、cポート、及びdポートとを有する流路切替手段である。中温戻し切替弁27は、a−b、a−c、a−dの3つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
貯湯ユニット40は、低温配管41、第一送水配管42、第一温水配管43、第二温水配管44、第三温水配管45、第四温水配管46、第五温水配管47を有している。低温配管41は、貯湯タンク1の下部と入水切替弁17のaポートとの間を接続する。第一送水配管42は、入水切替弁17のcポートと循環ポンプ4の入口との間を接続する。HP往き配管48は、循環ポンプ4の出口と、ヒートポンプユニット2の入口との間を接続する。HP戻り配管49は、ヒートポンプユニット2の出口と出湯切替弁26のbポートとの間を接続する。第一温水配管43は、出湯切替弁26のdポートと、中温戻し切替弁27のaポートとの間を接続する。第三温水配管45は、中温戻し切替弁27のbポートと、貯湯タンク1の上部の温水導入出口1cとの間を接続する。第四温水配管46は、中温戻し切替弁27のdポートと、高温湯経路8の途中の位置との間を接続する。第五温水配管47は、中温戻し切替弁27のcポートと、貯湯タンク1の中間部に設けられた温水導入口1dとの間を接続する。
温水導入出口1cの近くに上部温度センサ6が設けられている。上部温度センサ6は、ヒートポンプユニット2によって加熱されて貯湯タンク1の上部に戻される湯の温度を検出する。
第一タンク循環配管16は、第三温水配管45の途中の位置と、熱交換器15の熱媒体の入口との間を接続する。第二タンク循環配管50は、熱交換器15の熱媒体の出口と、入水切替弁17のbポートとの間を接続する。第二送水配管51は、HP往き配管48における循環ポンプ4とヒートポンプユニット2の入口との間から分岐し、出湯切替弁26のaポートに接続される。風呂熱回収配管31は、第二タンク循環配管50の途中の位置から分岐して、中温水経路30の途中の位置に接続されている。
制御部24と、リモコン25との間は、有線通信または無線通信により、双方向に通信可能である。制御部24と、リモコン25とが、ネットワークを介して通信可能でもよい。リモコン25は、ユーザーインターフェースの例である。リモコン25は、ユーザーが操作する操作部と、情報を表示する表示部25aとを有する。リモコン25は、操作部及び表示部25aの両方の機能を有するタッチスクリーンを備えてもよい。ユーザーは、リモコン25を操作することで、貯湯式給湯装置を遠隔操作し、各種の設定などを行うことが可能である。リモコン25の表示部25aは、ユーザーに情報を報知する報知手段としての機能を有する。本実施の形態におけるリモコン25は、表示部25aを報知手段として備えるが、変形例として、例えば音声案内装置のような他の報知手段を備えてもよい。
本実施の形態において、リモコン25は、例えば台所、リビング、浴室などの壁に設置されたものでもよい。複数のリモコン25が制御部24に対して通信可能でもよい。リモコン25に代えて、またはリモコン25に加えて、例えばスマートフォンのような携帯端末をユーザーインターフェースとして使用できるように構成してもよい。
以下の説明では、一般給湯混合弁7に対する給湯設定温度を「一般給湯設定温度」と称し、浴槽給湯混合弁11に対する給湯設定温度を「湯はり設定温度」と称する。一般給湯設定温度と湯はり設定温度とは、別々の値に設定することが可能である。ユーザーは、リモコン25を操作することで、一般給湯設定温度及び湯はり設定温度のそれぞれの値を変更することができる。
本実施の形態の貯湯式給湯装置は、ヒートポンプユニット2で加熱された湯を貯湯タンク1に流入させる貯湯運転を実行できる。貯湯運転では、以下のようになる。ヒートポンプユニット2及び循環ポンプ4が運転される。貯湯タンク1の下部から取り出された水が、低温配管41、入水切替弁17、第一送水配管42、循環ポンプ4、及びHP往き配管48を通ってヒートポンプユニット2内に導かれる。ヒートポンプユニット2内で加熱された高温の湯は、HP戻り配管49、出湯切替弁26、第一温水配管43、中温戻し切替弁27、及び第三温水配管45を通って、温水導入出口1cから貯湯タンク1に流入する。貯湯運転は、典型的には、深夜電力時間帯を中心に実施され、翌日に使用される分の湯を貯湯タンク1に貯える。
給湯用流量センサ19が水流を検出すると、制御部24は、給湯用温度センサ20で検出される一般給湯温度が一般給湯設定温度に等しくなるように、一般給湯混合弁7での混合比を調整する。風呂用流量センサ21が水流を検出すると、制御部24は、風呂用温度センサ22で検出される浴槽給湯温度が湯はり設定温度に等しくなるように、浴槽給湯混合弁11での混合比を調整する。
中温取出切替弁28が低温位置にあるときには、水源からの低温水と、貯湯タンク1の上部からの高温湯とが、一般給湯混合弁7及び浴槽給湯混合弁11にて混合され、給湯に利用される。中温取出切替弁28が中温位置にあるときには、貯湯タンク1から中温水経路30へ流出した中温水と、貯湯タンク1の上部からの高温湯とが、一般給湯混合弁7及び浴槽給湯混合弁11にて混合され、給湯に利用される。本実施の形態であれば、貯湯タンク1から中温水経路30へ流出する中温水を給湯に利用可能であるので、貯湯タンク1内の中温水の量を低減できる。このため、ヒートポンプユニット2への入水温度を低くすることができ、ヒートポンプユニット2の運転効率を向上できる。以下の説明では、中温取出切替弁28を中温位置とすることで中温水を給湯に利用することを「中温水利用」と呼ぶ。
制御部24は、中温水利用が可能かどうかを判断し、中温取出切替弁28に対して動作指示を送る。以下の説明では、貯湯タンク1から中温水経路30へ供給される中温水の温度を「中温水温度」と称する。制御部24は、中温水温度に基づいて、中温水利用が可能かどうかを判断する。
第4の温度センサ5dは、中温水口1bと同じ高さの位置にある。よって、第4の温度センサ5dで検出される温度は、貯湯タンク1から中温水経路30へ供給される中温水の温度に等しいと考えられる。すなわち、第4の温度センサ5dは、中温水温度を検出する中温水温度検出手段に相当する。
制御部24は、中温取出許可温度を設定する。中温取出許可温度は、湯はり設定温度よりも低く、かつ一般給湯設定温度よりも低い値である。そして、制御部24は、第4の温度センサ5dにより検出される中温水温度が中温取出許可温度に比べて低い場合には中温取出切替弁28を中温位置とし、中温水利用を許可する。これに対し、中温水温度が中温取出許可温度に比べて低くない場合には、制御部24は、中温取出切替弁28を低温位置とし、中温水利用を禁止する。
以下の説明では、第一給湯管10あるいは第二給湯管18を流れる湯の温度が時間的に変動することを「給湯温度変動」と称する。給湯温度変動が発生すると、ユーザーの快適性が低下する可能性がある。特に、第一給湯管10から供給される湯は、人体に触れている可能性があるため、給湯温度変動を十分に抑制することが望ましい。
中温水利用のときに貯湯タンク1の中間部から中温水経路30へ中温水が流出すると、貯湯タンク1の中間部の水温が変化する可能性がある。このため、中温水経路30を流れる中温水の温度は、時間的に変動する可能性がある。中温取出許可温度の値が一般給湯設定温度あるいは湯はり設定温度に近すぎると、一般給湯設定温度あるいは湯はり設定温度に近い温度の中温水が中温水経路30を流れる。このため、中温水経路30を流れる中温水の温度が時間的に変動したときに給湯温度変動が発生しやすい。したがって、給湯温度変動を確実に予防する観点からは、中温取出許可温度を、一般給湯設定温度と湯はり設定温度とのうちの低い方の温度よりも十分に低い値に設定することが望ましい。しかしながら、中温取出許可温度が低いほど、中温水利用が可能となる機会が減るため、貯湯タンク1内の中温水が消費されにくくなる結果、中温水利用による効率向上効果が低下する。
制御部24は、湯はり設定温度と一般給湯設定温度とのうちの低い方の温度から安全マージン温度を差し引いた値を中温取出許可温度として設定する。この安全マージン温度は、上述した給湯温度変動を抑制することと、中温水利用の機会がなるべく多くなることとをバランスできるような値として、予め決められている。
以下の説明では、中温水利用の状態で浴槽給湯混合弁11及び一般給湯混合弁7の双方から同時に給湯していることを「同時給湯」と称する。また、中温水利用の状態で浴槽給湯混合弁11から給湯せずに一般給湯混合弁7から給湯していることを「単独給湯」と称する。中温取出許可温度が同じである場合、同時給湯のときの方が単独給湯のときよりも給湯温度変動が発生しやすいという傾向がある。
本実施の形態において、制御部24は、今後の時間帯に浴槽湯はり動作が発生するかどうかを予想し、浴槽湯はり動作が発生しないと予想されるときの中温取出許可温度が、浴槽湯はり動作が発生すると予想されるときの中温取出許可温度よりも高い温度になるように、中温取出許可温度を設定する。これにより、以下の効果が得られる。
浴槽湯はり動作が発生しないと予想される場合には、同時給湯も発生しないと予想できる。この場合には、単独給湯だけに対処すればよいので、制御部24は、中温取出許可温度を比較的高い値に設定する。単独給湯は同時給湯よりも給湯温度変動が発生しにくいので、中温取出許可温度を比較的高い値にしても、給湯温度変動を十分に抑制できる。
これに対し、浴槽湯はり動作が発生すると予想される場合には、同時給湯が発生する可能性があると予想できる。この場合には、同時給湯に対処する必要があるので、制御部24は、中温取出許可温度を比較的低い値に設定する。これにより、同時給湯のときでも給湯温度変動を十分に抑制できる。
本実施の形態であれば、浴槽湯はり動作が発生しないと予想される場合には、中温取出許可温度が比較的高い値に設定されるので、中温水利用の機会を増やすことができる。その結果、貯湯タンク1内の中温水の消費を促進することができ、中温水利用による効率向上効果を向上できる。
制御部24は、当日を含む過去所定期間(例えば、過去2週間)の間に浴槽湯はり動作を実行したかどうかの情報を記憶できる。制御部24は、その情報に基づいて、今後の時間帯に浴槽湯はり動作が発生するかどうかを予想してもよい。例えば、以下の例のようにしてもよい。
(例1)制御部24は、当日の浴槽湯はり動作がまだ実行されていない場合には浴槽湯はり動作が発生すると予想し、当日の浴槽湯はり動作がすでに終了しているときには浴槽湯はり動作が発生しないと予想してもよい。多くの家庭では、浴槽に湯を溜めるのは1日に1回だけであるので、浴槽湯はり動作は1日に1回だけ実行される。したがって、当日の浴槽湯はり動作がすでに終了しているときには、その後の時間帯には浴槽湯はり動作が発生しないと予想できる。これに対し、当日の浴槽湯はり動作がまだ実行されていない場合には、その後の時間帯に浴槽湯はり動作が発生すると予想できる。
(例2)制御部24は、前日までの過去所定期間に浴槽湯はり動作を実行したかどうかによって浴槽湯はり動作が発生するかどうかを予想してもよい。例えば、浴槽に湯を溜めることをせず、毎日シャワーだけで済ませる家庭もあると考えられる。そこで、制御部24は、前日までの過去所定期間に浴槽湯はり動作が1回も実行されていない場合には、当日の浴槽湯はり動作が発生しないと予想してもよい。
(例3)制御部24は、前日までの過去所定期間のうちで浴槽湯はり動作が実行された日数が閾値以上である場合には当日の浴槽湯はり動作が発生すると予想し、そうでない場合には当日の浴槽湯はり動作が発生しないと予想してもよい。
(例4)例えば一日おきに浴槽に湯を溜めるような家庭もあると考えられる。そのようなパターンが前日までの過去所定期間の情報から検出された場合において、制御部24は、当日が浴槽に湯を溜めるパターンの日に該当する場合には浴槽湯はり動作が発生すると予想し、当日が浴槽に湯を溜めないパターンの日に該当する場合には浴槽湯はり動作が発生しないと予想してもよい。
制御部24は、上述した例のうちの2以上を組み合わせて、浴槽湯はり動作が発生するかどうか予想してもよい。例えば、前日までの過去所定期間の情報から当日の浴槽湯はり動作が発生すると制御部24が予想した日において、実際に浴槽湯はり動作が終了した場合には、制御部24はその後の時間帯には浴槽湯はり動作が発生しないと予想してもよい。
また、制御部24は、過去所定期間に浴槽湯はり動作を実行したかどうかの情報以外の情報に基づいて、予想を行ってもよい。例えば、ユーザーがリモコン25を操作することで、指定の時刻に浴槽に湯を溜めることを予約できるように構成された貯湯式給湯装置において、その予約が設定されている場合には、制御部24は、浴槽湯はり動作が発生すると予想してもよい。
図2は、実施の形態1による貯湯式給湯装置の制御動作を示すフローチャートである。制御部24は、図2のフローチャートの処理を周期的に実行する。以下、図2に基づいて、本実施の形態についてさらに説明する。
図2のステップS1として、制御部24は、当日中の今後の時間帯に浴槽湯はり動作が発生するかどうかを前述したようにして予想する。浴槽湯はり動作が発生すると予想された場合には、ステップS1からステップS2へ進む。ステップS2で、制御部24は、湯はり設定温度と一般給湯設定温度とのうちの低い方の温度から第一の安全マージン温度Aを差し引いた値を第一の中温取出許可温度として算出し、この第一の中温取出許可温度を中温取出許可温度として設定する。第一の安全マージン温度Aは、同時給湯のときでも給湯温度変動を抑制できる程度に大きい値となるように、予め定められている。
ステップS2からステップS3へ進み、制御部24は、中温水利用の同時給湯が実行中であるかどうかを判断する。中温水利用の同時給湯が実行中でない場合には今回の処理を終了する。中温水利用の同時給湯が実行中である場合には、ステップS3からステップS4へ進み、制御部24は、給湯用温度センサ20により検出された一般給湯温度が、一般給湯設定温度に所定温度αを加算した温度以下であるかどうかを判断する。一般給湯温度が、一般給湯設定温度に所定温度αを加算した温度以下のときには、ステップS4からステップS5へ進み、制御部24は、第一の中温取出許可温度の値が上昇するように補正する補正処理を行う。このステップS5の補正処理では、例えば、第一の中温取出許可温度の値が1℃上昇するように補正される。
これに対し、ステップS4で、給湯用温度センサ20により検出された一般給湯温度が、一般給湯設定温度に所定温度αを加算した温度よりも高いときには、制御部24は、ステップS6へ進み、第一の中温取出許可温度の値が低下するように補正する補正処理を行う。このステップS6の補正処理では、例えば、第一の中温取出許可温度の値が1℃低下するように補正される。
同時給湯の最中には貯湯タンク1の中間部の水温が変化する可能性があるので、第一の中温取出許可温度の適正値が変化する可能性がある。本実施の形態であれば、同時給湯の最中に検出された一般給湯温度が、一般給湯設定温度に所定温度αを加算した温度よりも高いときには、ステップS6の補正処理により、第一の中温取出許可温度の値が低下するように補正される。このため、同時給湯の最中に一般給湯温度が一般給湯設定温度を大きく超えてしまうことをより確実に防止できる。また、同時給湯の最中に検出された一般給湯温度が、一般給湯設定温度に所定温度αを加算した温度以下のときには、ステップS5の補正処理により、第一の中温取出許可温度の値が上昇するように補正される。このため、第一の中温取出許可温度の値が低くなりすぎることをより確実に防止できる。その結果、中温水利用の機会が減少することをより確実に抑制できる。
一方、ステップS1で浴槽湯はり動作が発生しないと予想された場合には、ステップS7へ進む。ステップS7で、制御部24は、湯はり設定温度と一般給湯設定温度とのうちの低い方の温度から第二の安全マージン温度Bを差し引いた値を第二の中温取出許可温度として算出し、この第二の中温取出許可温度を中温取出許可温度として設定する。第二の安全マージン温度Bは、第一の安全マージン温度Aよりも小さい値である。したがって、第二の中温取出許可温度は、第一の中温取出許可温度よりも高い温度になる。その結果、中温水利用の機会を増やすことができる。
ステップS7からステップS8へ進み、制御部24は、中温水利用の単独給湯が実行中であるかどうかを判断する。中温水利用の単独給湯が実行中でない場合には今回の処理を終了する。中温水利用の単独給湯が実行中である場合には、ステップS8からステップS9へ進み、制御部24は、給湯用温度センサ20により検出された一般給湯温度が、一般給湯設定温度に所定温度βを加算した温度以下であるかどうかを判断する。一般給湯温度が、一般給湯設定温度に所定温度βを加算した温度以下のときには、ステップS9からステップS10へ進み、制御部24は、第二の中温取出許可温度の値が上昇するように補正する補正処理を行う。このステップS10の補正処理では、例えば、第二の中温取出許可温度の値が1℃上昇するように補正される。
これに対し、ステップS9で、給湯用温度センサ20により検出された一般給湯温度が、一般給湯設定温度に所定温度βを加算した温度よりも高いときには、制御部24は、ステップS11へ進み、第二の中温取出許可温度の値が低下するように補正する補正処理を行う。このステップS11の補正処理では、例えば、第二の中温取出許可温度の値が1℃低下するように補正される。
単独給湯の最中にも貯湯タンク1の中間部の水温が変化する可能性がある。例えば、追い焚き運転の熱媒体として熱交換器15に供給された温水が第五温水配管47を通って温水導入口1dから貯湯タンク1に流入すると、貯湯タンク1の中間部の水温が変化する。このため、単独給湯の最中に第二の中温取出許可温度の適正値が変化する可能性がある。本実施の形態であれば、単独給湯の最中に検出された一般給湯温度が、一般給湯設定温度に所定温度βを加算した温度よりも高いときには、ステップS11の補正処理により、第二の中温取出許可温度の値が低下するように補正される。このため、単独給湯の最中に一般給湯温度が一般給湯設定温度を大きく超えてしまうことをより確実に防止できる。また、単独給湯の最中に検出された一般給湯温度が、一般給湯設定温度に所定温度βを加算した温度以下のときには、ステップS10の補正処理により、第二の中温取出許可温度の値が上昇するように補正される。このため、第二の中温取出許可温度の値が低くなりすぎることをより確実に防止できる。その結果、中温水利用の機会が減少することをより確実に抑制できる。
上述した所定温度α及び所定温度βのそれぞれの値は、配管放熱による誤判定を防止するため、配管放熱により生じる温度変化よりも高い温度となるように設定される。所定温度α及び所定温度βのそれぞれの値は、例えば3℃でもよい。所定温度α及び所定温度βの値は、互いに等しくてもよいし異なっていてもよい。
制御部24は、一般給湯混合弁7及び浴槽給湯混合弁11の少なくとも一方から給湯する動作の実行中においても第一の中温取出許可温度と第二の中温取出許可温度との間の切り替えを許可することが好ましい。これにより、ユーザーの給湯使用状況の変化に応じて、より適切な中温取出許可温度を即時に設定できる。例えば、制御部24は、浴槽湯はり動作が発生しないとの予想の下で第二の中温取出許可温度を設定しているときに、予想に反して浴槽湯はり動作が発生した場合には、給湯動作の実行中においても第二の中温取出許可温度から第一の中温取出許可温度への切り替えを実行してもよい。
図2のフローチャートの処理が繰り返し実行されると、ステップS5またはステップS6の補正処理が繰り返されることで、第一の中温取出許可温度の値が上昇または低下していく場合がある。そのような場合において、現在の第一の中温取出許可温度の値から、第一の中温取出許可温度の初期値を差し引いた値を以下「補正量」と称する。制御部24は、この補正量が閾値を超えないように制限することが望ましい。これにより、第一の中温取出許可温度が不適切な値になることをより確実に防止できる。
例えば、制御部24は、上記閾値として、上限値を補正量に対して設定し、補正量が上限値を超える場合には、上限値に等しい値を補正量として第一の中温取出許可温度の値を決定する。これにより、一般給湯温度が高温となることを確実に防止できる。この上限値は、第1の温度センサ5aにより検出される貯湯タンク1の上部からの高温湯の温度から、第一の中温取出許可温度の初期値を差し引いた値としてもよい。
また、制御部24は、上記閾値として、負の値である下限値を補正量に対して設定し、補正量が下限値を下回る場合には、下限値に等しい値を補正量として第一の中温取出許可温度の値を決定する。この下限値は、給水温度センサ23により検出される給水温度から第一の中温取出許可温度の初期値を差し引いた値としてもよい。
制御部24は、上記と同様にして、第二の中温取出許可温度についても、その補正量が閾値を超えないように制限することが望ましい。
湯はり設定温度と一般給湯設定温度との少なくとも一方の値が変更された場合には、制御部24は、上述した補正量を初期化し、補正量をゼロに戻す。これにより、湯はり設定温度または一般給湯設定温度が変更された後に、第一の中温取出許可温度あるいは第二の中温取出許可温度が不適切な値に設定されることをより確実に防止できる。
一般給湯設定温度が、その設定可能範囲のうちの最高設定温度に等しい場合には、制御部24は、図2のステップS5、ステップS6、ステップS10及びステップS11の補正処理の実施を禁止し、それらの補正処理を行わないようにすることが望ましい。そのようにすることで、一般給湯温度の変動をより確実に予防でき、一般給湯温度が最高設定温度よりも高くなることをより確実に回避できる。
中温取出許可温度を、浴槽湯はり動作が発生すると予想されるときの値に一律に固定することをユーザーが設定可能とする設定手段を貯湯式給湯装置が備えるように構成してもよい。例えばリモコン25が上記設定手段に相当してもよい。ユーザーは、給湯温度変動の発生をより確実に防止することを望む場合には、上記設定手段により、中温取出許可温度を、浴槽湯はり動作が発生すると予想されるときの値である第一の中温取出許可温度に一律に固定することができる。これにより、第二の中温取出許可温度が設定されなくなり、安全マージンの大きい第一の中温取出許可温度が常に設定されるので、給湯温度変動の発生をより確実に防止できる。
制御部24は、浴槽湯はり動作と、一般給湯動作との少なくとも一方に影響する異常が検出された場合には、上述した補正量を初期化し、補正量をゼロに戻す。例えば、制御部24は、一般給湯混合弁7、浴槽給湯混合弁11、及び中温取出切替弁28のいずれかに部品故障エラーが発生した場合には、上述した補正量を初期化し、補正量をゼロに戻す。これにより、故障した部品が修理により交換された後の使用時に、中温取出許可温度が不適切な値に設定されることをより確実に防止できる。
1 貯湯タンク、 1a 上部口、 1b 中温水口、 1c 温水導入出口、 1d 温水導入口、 2 ヒートポンプユニット、 4 循環ポンプ、 7 一般給湯混合弁、 7a 湯側入口、 7b 水側入口、 7c 湯出口、 8 高温湯経路、 9,9a,9b 給水管、 10 第一給湯管、 11 浴槽給湯混合弁、 11a 湯側入口、 11b 水側入口、 11c 湯出口、 12 風呂側循環回路、 13 風呂用電磁弁、 14 風呂循環ポンプ、 15 熱交換器、 17 入水切替弁、 18 第二給湯管、 19 給湯用流量センサ、 20 給湯用温度センサ、 21 風呂用流量センサ、 22 風呂用温度センサ、 23 給水温度センサ、 24 制御部、 25 リモコン、 25a 表示部、 26 出湯切替弁、 27 中温戻し切替弁、 28 中温取出切替弁、 28a 中温入口、 28b 低温入口、 28c 水出口、 30 中温水経路、 31 風呂熱回収配管、 40 貯湯ユニット、 48 HP往き配管、 49 HP戻り配管

Claims (14)

  1. 貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクの上部から取り出される湯である高温湯が通る高温湯経路と、
    前記貯湯タンクの上部と下部との間の中間部から取り出される中温水が通る中温水経路と、
    前記中温水が流入する中温入口と、前記中温水よりも温度の低い低温水が流入する低温入口と、水出口とを有し、前記中温入口を前記水出口へ連通させる中温位置と、前記低温入口を前記水出口へ連通させる低温位置とに流路を切り替え可能な中温取出切替弁と、
    前記高温湯経路から供給される前記高温湯と、前記中温取出切替弁の前記水出口から供給される水とを混合することにより、給湯先へ供給される湯の温度を調整する混合弁と、
    前記混合弁及び前記中温取出切替弁を制御する制御部と、
    前記中温水の温度である中温水温度を検出する中温水温度検出手段と、
    を備える貯湯式給湯装置において、
    前記混合弁は、浴槽へ給湯する浴槽給湯混合弁と、前記浴槽以外の一般給湯先へ給湯する一般給湯混合弁とを含み、
    前記制御部は、前記浴槽給湯混合弁に対する給湯設定温度である湯はり設定温度と、前記一般給湯混合弁に対する給湯設定温度である一般給湯設定温度との双方の温度よりも低い値となる中温取出許可温度を設定し、
    前記制御部は、前記中温水温度が前記中温取出許可温度に比べて低い場合には前記中温取出切替弁を前記中温位置とし、そうでない場合には前記中温取出切替弁を前記低温位置とし、
    前記制御部は、前記浴槽給湯混合弁を用いて前記浴槽へ湯を供給する動作である浴槽湯はり動作が発生するかどうかを予想し、前記浴槽湯はり動作が発生しないと予想されるときの前記中温取出許可温度が、前記浴槽湯はり動作が発生すると予想されるときの前記中温取出許可温度よりも高い温度になるように、前記中温取出許可温度を設定する貯湯式給湯装置。
  2. 前記制御部は、過去所定期間において前記浴槽湯はり動作を実行したかどうかを記憶した情報に基づいて、前記浴槽湯はり動作が発生するかどうかを予想可能である請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記制御部は、前記湯はり設定温度と前記一般給湯設定温度とのうちの低い方の温度から所定の安全マージン温度を差し引いた値を第一の中温取出許可温度として算出可能であり、
    前記制御部は、前記浴槽湯はり動作が発生すると予想されるときには、前記第一の中温取出許可温度を前記中温取出許可温度として設定する請求項1または請求項2に記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記一般給湯混合弁から流出する湯の温度である一般給湯温度を検出する一般給湯温度検出手段を備え、
    前記中温水を用いて前記浴槽給湯混合弁及び前記一般給湯混合弁の双方から同時に給湯している最中に検出された前記一般給湯温度が、前記一般給湯設定温度に所定温度を加算した温度よりも高いときには、前記制御部は、前記第一の中温取出許可温度の値が低下するように補正する補正処理を行う請求項3に記載の貯湯式給湯装置。
  5. 前記一般給湯混合弁から流出する湯の温度である一般給湯温度を検出する一般給湯温度検出手段を備え、
    前記中温水を用いて前記浴槽給湯混合弁及び前記一般給湯混合弁の双方から同時に給湯している最中に検出された前記一般給湯温度が、前記一般給湯設定温度に所定温度を加算した温度以下のときには、前記制御部は、前記第一の中温取出許可温度の値が上昇するように補正する補正処理を行う請求項3または請求項4に記載の貯湯式給湯装置。
  6. 前記制御部は、前記湯はり設定温度と前記一般給湯設定温度とのうちの低い方の温度から、前記安全マージン温度よりも小さい第二の安全マージン温度を差し引いた値を第二の中温取出許可温度として算出可能であり、
    前記制御部は、前記浴槽湯はり動作が発生しないと予想されるときには、前記第二の中温取出許可温度を前記中温取出許可温度として設定する請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  7. 前記一般給湯混合弁から流出する湯の温度である一般給湯温度を検出する一般給湯温度検出手段を備え、
    前記浴槽給湯混合弁から給湯せずに前記中温水を用いて前記一般給湯混合弁から給湯している最中に検出された前記一般給湯温度が、前記一般給湯設定温度に所定温度を加算した温度よりも高いときには、前記制御部は、前記第二の中温取出許可温度の値が低下するように補正する補正処理を行う請求項6に記載の貯湯式給湯装置。
  8. 前記一般給湯混合弁から流出する湯の温度である一般給湯温度を検出する一般給湯温度検出手段を備え、
    前記浴槽給湯混合弁から給湯せずに前記中温水を用いて前記一般給湯混合弁から給湯している最中に検出された前記一般給湯温度が、前記一般給湯設定温度に所定温度を加算した温度以下のときには、前記制御部は、前記第二の中温取出許可温度の値が上昇するように補正する補正処理を行う請求項6または請求項7に記載の貯湯式給湯装置。
  9. 前記制御部は、前記混合弁から給湯する動作の実行中においても前記第一の中温取出許可温度と前記第二の中温取出許可温度との間の切り替えを許可する請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  10. 前記湯はり設定温度と前記一般給湯設定温度との少なくとも一方の値が変更された場合には、前記制御部は、前記補正処理による補正量を初期化する請求項4、請求項5、請求項7、及び請求項8のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  11. 前記制御部は、前記補正処理による補正量が閾値を超えないように制限する請求項4、請求項5、請求項7、及び請求項8のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  12. 前記一般給湯設定温度が、設定可能範囲のうちの最高設定温度に等しい場合には、前記制御部は、前記補正処理を実施しない請求項4、請求項5、請求項7、及び請求項8のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  13. 前記中温取出許可温度を、前記浴槽湯はり動作が発生すると予想されるときの値に一律に固定することをユーザーが設定可能とする設定手段を備える請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  14. 前記制御部は、前記浴槽湯はり動作と、前記一般給湯混合弁から給湯する一般給湯動作との少なくとも一方に影響する異常が検出された場合には、前記補正処理による補正量を初期化する請求項4、請求項5、請求項7、及び請求項8のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
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