JP2021025279A - 建具 - Google Patents
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通気枠2は、内周側に窓枠1との係止部20と窓枠1とのねじ止め部21とアングル部22とが形成されており、係止部20を窓枠1に係止し、ねじ止め部21を窓枠1にねじ止めして、窓枠1に取付けてある。通気枠2と窓枠1との隙間は、室外側からシール材23を充填してシールしてある。アングル部22は、額縁24にねじ止めしてある。通気枠2の外周側には、アンカー25の係止部26を有し、該係止部26に係止したアンカー25により通気枠2が躯体27に固定されている。通気枠2と躯体27との隙間は、室外側からシール材28を充填してシールしてある。
上通気枠4は、図1に示すように、矩形の中空部29a,29bが室内外方向に並べて形成してあり、室内側の中空部29bの内周側壁34の左右両端部に、図2に示すように、縦通気枠3の室内側の中空部18bと連通する通気口35が設けてある。さらに、上通気枠4の室内側の中空部29bの内周側壁34には、図1,2に示すように、内外障子14,15のガラス8より室内側に、室内(中間層)に通じる室内側通気口7が形成してある。室内側通気口7は、下向きに開口している。
これにより通気枠2は、縦通気枠3の室外側通気口6と縦通気枠3の中空部18a,18bと上通気枠4の中空部29bと上通気枠4の室内側通気口7とで、室内外に連通する通気経路9を形成している。
上枠36の上部には、換気ブレス41を備えている。換気ブレス41は、室外側と室内側の見付面に多数の通気口42を設け、中間層17から室内空間に連通する通気部43が設けてある。通気部43の室内側には、埃や花粉等の侵入を防ぐフィルタ44が設けてある。
このように、中間層17内を外窓13と内窓14に沿うように迂回して空気が流れることで、室内から室外に伝わる熱を空気の流れによって回収し、室内に戻すことで、室内から室外への熱の損失がほとんどなくなるので、非常に高い断熱性が得られる。また、外気を暖めて室内に採り込めるので、室内に居る人が冷たい風を感じることがなく、暖房効率も良い。
下通気枠5は、図3に示すように、外周側に室内外方向の全長にわたる中空部46を有し、その中空部46の室外側壁47に室外に通じる室外側通気口6が設けてある。室外側通気口6は、下通気枠5の中空部46に浸入した雨水を室外に排水するために下通気枠5の左右両端部に設けられる水抜き孔と兼用とすることができる。必要な通気量を確保するために、必要に応じて室外側通気口6を水抜き孔とは別に適宜設けることができる。室外側通気口6には、防虫網(図示省略)を取付けることで虫の侵入を防止することができる。その中空部46の内周側壁48の左右両端部には、図4に示すように、通気口49が形成してあり、通気口49により下通気枠5の中空部46と縦通気枠3の中空部50とが連通している。
上通気枠4は、図3,4に示すように、室内側の中空部29bの内周側壁34の左右両端部に、縦通気枠3の中空部50と連通する通気口35が設けてある。さらに、上通気枠4の室内側の中空部29bの内周側壁34には、ガラス8より室内側に室内(中間層)に通じる室内側通気口7が形成してある。室内側通気口7は、下向きに開口している。
これにより通気枠2は、下通気枠5の室外側通気口6と下通気枠5の中空部46と縦通気枠3の中空部50と上通気枠4の中空部29bと上通気枠4の室内側通気口7とで、室内外に連通する通気経路を形成している。
上枠11は、図5に示すように、矩形の中空部57a,57bを室内外方向に並べて2つ有しており、室外側の中空部57aの内周側壁59のガラス8より室内側に、室内(中間層)に通じる室内側通気口7が下向きに開口して設けてある。室内側通気口7には、埃や花粉等の侵入を防ぐフィルタ60が取付けてある。室内側通気口7の室内側には、垂下片61が上枠11と一体で設けてある。垂下片61は、下部が室外側に向けて少し曲がっている。
このように本窓枠1は、縦枠10の室外側通気口6と縦枠10の中空部52a,52bと上枠11の中空部57aと上枠11の室内側通気口7とで、室外から室内(中間層)に連通する通気経路9を形成している。
また、縦枠10と上枠11とで通気経路9を構成したことで、通気経路9の長さが長くなるため、その通気経路9を空気が流れることで、空気の流れる方向と逆方向の熱輸送が妨げられることによる断熱効果が向上する。
一つの窓枠1にガラス8,40を配置して中間層17を形成したので、外窓13と内窓14で二重窓を構成するよりもコストを削減でき、且つ窓の見込寸法を抑えられる。
窓枠1自体に通気経路9を形成したので、別体の通気枠2を設ける場合よりもコストを削減できる。
縦枠10は、図8に示すように、複数の中空部71a,71b,71cが室内外方向に並べて設けてあり、室外側の中空部71aの内周側壁73には、図7に示すように、上枠11の室外側の中空部57aに通じる通気口58が設けてあり、これにより縦枠10の中空部71aと上枠11の中空部57aとが連通している。
上枠11は、図7に示すように、矩形の中空部57a,57bを室内外方向に並べて2つ有しており、室外側の中空部57aの内周側壁59のガラス8より室内側に、室内(中間層)に通じる室内側通気口7が下向きに開口して設けてある。室内側通気口7には、埃や花粉等の侵入を防ぐフィルタ60が取付けてある。室内側通気口7の室内側には、垂下片61が上枠と一体で設けてある。
このように本窓枠1は、下枠12の室外側通気口6と下枠12の中空部67a,67bと縦枠10の中空部71aと上枠11の中空部57aと上枠11の室内側通気口7とで、室外から室内(中間層)に連通する通気経路9を形成している。
また、下枠12と縦枠10と上枠11とで通気経路9を構成したことで、通気経路9の長さがさらに長くなるため、その通気経路9を空気が流れることで、空気の流れる方向と逆方向の熱輸送が妨げられることによる断熱効果がより一層向上する。
一つの窓枠1にガラス8,40を配置して中間層17を形成したので、外窓13と内窓14で二重窓を構成するよりもコストを削減でき、且つ窓の見込寸法を抑えられる。
窓枠1自体に通気経路9を形成したので、別体の通気枠2を設ける場合よりもコストを削減できる。
縦枠10の内周側壁81(図10参照)の下端部には、図9に示すように、下枠12の中空部76に通じる通気口82が設けてあり、通気口82により下枠12の中空部76と縦枠10の中空部83とが連通している。また、縦枠10の内周側壁81の上端部には、上枠11の室外側の中空部57aに通じる通気口58が設けてあり、通気口58により縦枠10の中空部83と上枠11の室外側の中空部57aとが連通している。
上枠11は、室外側の中空部57aの内周側壁59のガラス8より室内側に、室内(中間層)に通じる室内側通気口7が下向きに開口して設けてある。室内側通気口7の室内側には、垂下片61が上枠と一体で設けてある。
このように本窓枠1は、下枠12の室外側通気口6と下枠12の中空部76と縦枠10の中空部83と上枠11の中空部57aと上枠11の室内側通気口7とで、室外から室内(中間層)に連通する通気経路9を形成している。
図1に示す第1実施形態、図3に示す第2実施形態においても、第3・4実施形態と同様に、室内側通気口7の室内側に垂下片61を設けることができる。この場合には、整流板45を省略することもできる。
2 通気枠
3 縦通気枠
4 上通気枠
5 下通気枠
6 室外側通気口(通気口)
7 室内側通気口(通気口)
8 ガラス
9 通気経路
10 縦枠
11 上枠
12 下枠
Claims (4)
- 窓枠と、窓枠の外周側に設けた通気枠とを備え、通気枠は、縦通気枠と上通気枠とを有し、縦通気枠に室外に通じる通気口が設けてあり、上通気枠に室内に通じる通気口がガラスより室内側に設けてあり、縦通気枠の通気口と縦通気枠の中空部と上通気枠の中空部と上通気枠の通気口とで室内外に連通する通気経路を形成してあることを特徴とする建具。
- 窓枠と、窓枠の外周側に設けた通気枠とを備え、通気枠は、縦通気枠と上通気枠と下通気枠とを有し、下通気枠に室外に通じる通気口が設けてあり、上通気枠に室内に通じる通気口がガラスより室内側に設けてあり、下通気枠の通気口と下通気枠の中空部と縦通気枠の中空部と上通気枠の中空部と上通気枠の通気口とで室内外に連通する通気経路を形成してあることを特徴とする建具。
- 窓枠を備え、窓枠の縦枠は、室外に通じる通気口が設けてあり、窓枠の上枠は、ガラスより室内側に室内に通じる通気口が設けてあり、縦枠の通気口と縦枠の中空部と上枠の中空部と上枠の通気口とで室内外に連通する通気経路を形成してあることを特徴とする建具。
- 窓枠を備え、窓枠の下枠は、室外に通じる通気口が設けてあり、窓枠の上枠は、ガラスより室内側に室内に通じる通気口が設けてあり、下枠の通気口と下枠の中空部と縦枠の中空部と上枠の中空部と上枠の通気口とで室内外に連通する通気経路を形成してあることを特徴とする建具。
Priority Applications (1)
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JP2019143448A JP7242468B2 (ja) | 2019-08-05 | 2019-08-05 | 建具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP7242468B2 JP7242468B2 (ja) | 2023-03-20 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5873892U (ja) * | 1981-11-13 | 1983-05-19 | 日本建鐵株式会社 | サツシの換気構造 |
JPH09250281A (ja) * | 1996-03-15 | 1997-09-22 | Shin Nikkei Co Ltd | 窓枠用換気装置 |
JPH11324523A (ja) * | 1998-05-18 | 1999-11-26 | Fujisash Co | 建物の開口部の通気構造 |
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2019
- 2019-08-05 JP JP2019143448A patent/JP7242468B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5873892U (ja) * | 1981-11-13 | 1983-05-19 | 日本建鐵株式会社 | サツシの換気構造 |
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JPH11324523A (ja) * | 1998-05-18 | 1999-11-26 | Fujisash Co | 建物の開口部の通気構造 |
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