JP2021024635A - 緩衝部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立て作業や梱包作業が容易な緩衝部材を提供する。【解決手段】緩衝部材1は、被梱包物3が収容される本体部20と、前記本体部20と梱包箱5との間に配置される緩衝部21と、を備え、前記本体部20と前記緩衝部21とが、1枚のシート材料を折り曲げて形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、被梱包物と梱包箱との間に配置される緩衝部材に関する。
被梱包物と梱包箱との間に配置される緩衝部材は、例えば、特許文献1及び2に開示されている。特許文献1に開示されている支持部材(緩衝部材)は、支持部材本体と、支持部材本体に取り付けられる一対の側壁と、支持部材本体に収容される物品(被梱包物)の上部を覆う天板と、を備えている。特許文献2に開示されている支持部材(緩衝部材)も、支持部材本体と、支持部材本体に取り付けられる左右一対の端部材と、を備えている。
特開2009−107674号公報 特開2009−107675号公報
しかしながら、上記の特許文献1及び2に開示されている支持部材(緩衝部材)は、複数個の部材で形成されている。言い換えると、複数枚のシート材料を折り曲げて個々の部材を形成し、これらの部材を組み合わせて1つの緩衝部材を形成している。このため、折り曲げ工程や組合せ工程の数が増加して緩衝部材の組み立て作業や被梱包物の梱包作業に時間を要したり、不要な材料が発生したりしてしまう。
そこで本発明は上記事情を考慮し、組み立て作業や梱包作業が容易な緩衝部材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の緩衝部材は、被梱包物が収容される本体部と、前記本体部と梱包箱との間に配置される緩衝部と、を備え、前記本体部と前記緩衝部とが、1枚のシート材料を折り曲げて形成されていることを特徴とする。
本発明の緩衝部材において、前記本体部は、矩形状の底板と、一対の側板と、一対の端板と、蓋板と、を有し、前記緩衝部は、前記底板から下方に突出する第1突出部と、前記一対の側板のそれぞれから外方向に突出する第2突出部と、前記一対の端板のそれぞれから外方向に突出する第3突出部と、前記蓋板から上方に突出する第4突出部と、を有していることを特徴としてもよい。
本発明の緩衝部材において、前記第3突出部は、互いにクロスさせて係合させることで形成される一対の折り曲げ部を含んでいることを特徴としてもよい。
本発明の緩衝部材において、前記一対の折り曲げ部には、緩衝能力を可変する切込みが形成されていることを特徴としてもよい。
本発明の緩衝部材において、前記蓋板は、前記一対の側板の一方に折り曲げ線を介して連接されていることを特徴としてもよい。
本発明の緩衝部材において、前記1枚のシート材料は、矩形状の底面部と、前記底面部の互いに平行な一対の第1辺に上方に折り曲げ可能に連接される一対の側面部と、前記一対の側面部のそれぞれの、前記底面部とは反対側の辺の両端部に折り曲げ可能に連接される一対の折り曲げ部と、前記底面部の前記第1辺と直交する互いに平行な一対の第2辺に下方に折り曲げ可能に連接されると共に前記第2辺に沿って前記底面部の両側に延設され、さらに、前記第2辺と平行な辺に沿って、前記底面部よりも下方で内側に四角筒状に折り曲げられる一対の端面部と、前記一対の端面部のそれぞれの前記底面部とは反対側の辺の中央部に連接される、前記底面部を貫通して上方に突出する差し込み部、及び、前記差し込み部の両側の一対の立ち上がり部と、前記一対の側面部の一方の前記側面部の上辺に沿って内側に折り曲げ可能に連接されて、他方の前記側面部と連結される蓋面部と、前記蓋面部の折り曲げによって切り起こされる切り起こし部と、を有し、前記本体部は、前記底面部と、前記一対の差し込み部と、前記蓋面部とによって画定され、前記緩衝部の前記第1突出部は、四角筒状に折り曲げられる前記一対の端面部で形成され、前記緩衝部の前記第2突出部は、四角筒状に折り曲げられる前記一対の端面部と、前記一対の立ち上がり部とで形成され、前記緩衝部の前記第3突出部は、四角筒状に折り曲げられる前記一対の端面部と、前記底面部及び前記一対の側面部の前記第1辺に沿う方向における両端部と、斜め下方に折り曲げられて、互いにクロスさせて係合した前記一対の折り曲げ部と、で形成され、前記緩衝部の前記第4突出部は、前記切り起こし部で形成されることを特徴としてもよい。
本発明によれば、被梱包物を収容する本体部と、緩衝部とが、1枚の段ボールシートを組み立てることで形成される。したがって、緩衝部材の組み立て作業、緩衝部材を用いた被梱包物の梱包作業、使用後の緩衝部材の解体作業等を簡易化できる。
本発明の一実施形態に係る緩衝部材、梱包箱、定着装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る緩衝部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る緩衝部材を形成する段ボールシートの展開図である。 本発明の一実施形態に係る緩衝部材の正面図である。 本発明の一実施形態に係る緩衝部材の側面図である。 本発明の一実施形態に係る緩衝部材の変形例を形成する段ボールシートの一部を示す展開図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態に係る緩衝部材について説明する。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係る緩衝部材1は、被梱包物である定着装置3と梱包箱5との間に介装される。図1は、緩衝部材、定着装置、梱包箱を示す斜視図である。
定着装置3は、横長の略直方体形状を有し、定着ローラー、加圧ローラー、定着ローラー及び加圧ローラーの回転機構、加熱部材、及び、これらが収容されるハウジングを備えている。ハウジングの一方の端面には、回転機構に含まれるギアの突起3aが突出している。図1に示されるX方向、Y方向、Z方向を、それぞれ定着装置3の長手方向、短手方向、高さ方向とする。
梱包箱5は、矩形状の底板11と、底板11の一対の長辺から立ち上がる一対の側板13と、底板11の一対の短辺から立ち上がる一対の端板15と、によって、横長の直方体状の収容空間を形成している。さらに、梱包箱5は、一対の側板13に折り曲げ線を介して接続された一対の外フラップ17と、一対の端板15に折り曲げ線を介して接続された一対の内フラップ19と、を有している。一対の内フラップ19を内側に折り曲げた後、一対の外フラップ17を内側に折り曲げることで、収容空間の上面の開口が閉止される。
次に、緩衝部材1について、図2も参照して説明する。図2は、緩衝部材を示す斜視図である。図2のカッコ内に記された符号は、後述する段ボールシート30の各部位を示す。緩衝部材1は、定着装置3を収容可能な横長の直方体状の収容空間を有する本体部20と、本体部20と梱包箱5との間に緩衝用の空間を形成して、本体部20を浮いた状態で梱包箱5に支持する緩衝部21と、を有している。
本体部20は、矩形状の底板23(図2参照)と、一対の側板25と、一対の端板27(図2参照)と、一対の側板25のうちの一方の側板に接続される蓋板29と、を有している。底板23と、一対の側板25と、一対の端板27とで囲まれる直方体の収容空間に定着装置3が収容され、収容空間の上面の開口が蓋板29によって開閉される。
緩衝部21は、本体部20の6つの外面と、本体部20の6つの外面と対向する梱包箱5の6つの内面との間に配置される。詳細には、緩衝部21は、本体部20の底板23から梱包箱5の底板11に向けて突出する第1突出部21Aと、本体部20の一対の側板25から梱包箱5の一対の側板13に向けて突出する第2突出部21Bと、本体部20の一対の端板27から梱包箱5の一対の端板15に向けて突出する第3突出部21Cと、本体部20の蓋板29から梱包箱5の外フラップ17及び内フラップ19に向けて突出する第4突出部21Dと、を有している。
本体部20と緩衝部21とは、1枚のシート材料としての段ボールシートから形成される。
次に、図2及び図3を参照して、段ボールシート30について説明する。図3は段ボールシートの展開図である。図3の点線は山折り線を示し、二点鎖線は谷折り線を示す。便宜的に、図3の上下方向及び左右方向を、それぞれ段ボールシート30の上下方向及び左右方向とする。段ボールシート30の波目の方向は、図3の上下方向である。
段ボールシート30は、左右方向に長い矩形状の底面部31と、底面部31の一方の長辺(上辺、第1辺)に第1折り曲げ線B1を介して連接された第1側面部33と、底面部31の他方の長辺(下辺、第1辺)に第2折り曲げ線B2を介して連設された第2側面部35と、底面部31の両短辺(左右の辺、第2辺)に第3折り曲げ線B3を介して連接された端面部36と、を有している。端面部36は、第1端面部37と、第1端面部37の底面部31とは反対側の辺に第4折り曲げ線B4を介して連接された第2端面部39と、第2端面部39の第1端面部37とは反対側の辺に第5折り曲げ線B5を介して連接された第3端面部41と、を有している。上記の底面部31、第1側面部33、第2側面部35、第1端面部37、第2端面部39、第3端面部41、及び、それらの一部を、段ボールシート30の折り曲げ片とも言う。
底面部31は、前述のように左右方向に長い矩形状であり、左右方向の長さLは、定着装置3の長手方向(図1のX方向)の長さよりも長く、上下方向の長さL2は、定着装置3の短手方向(図1のY方向)の長さとほぼ等しい。底面部31の左右方向における両端部には、定着装置3の長手方向(図1のX方向)の長さの間隔を開けて、差し込み孔45が上下方向(底面部31の短辺と平行な方向)に沿って形成されている。両差し込み孔45の間の部分を本体部側領域31A、両差し込み孔45の外側の部分を緩衝部側領域31Bとする。各差し込み孔45の幅は、段ボールシート30の厚さよりもやや広い。本体部側領域31A及び緩衝部側領域31Bを、段ボールシート30の折り曲げ片とも言う。
第1側面部33は、左右方向に長い矩形状であり、左右方向の長さL1は、底面部31の左右方向の長さL1と同じであり、上下方向の長さL3は、定着装置3の高さ方向(図1のZ方向)の長さとほぼ等しい。
第1側面部33の左右方向の両端部には、所定の深さの第1切り欠き溝47が、定着装置3の長手方向の長さの間隔を開けて、底面部31とは反対側の辺(上辺)から上下方向に沿って形成されている。第1切り欠き溝47の深さは、一例で、第1側面部33の上下方向の長さの1/3程度である。両第1切り欠き溝47は、底面部31の両差し込み孔45と、上下方向において整列している。両第1切り欠き溝47の間の部分を本体部側領域33A、両第1切り欠き溝47の外側の部分を緩衝部側領域33Bとする。
第1側面部33の本体部側領域33Aには、底面部31とは反対側の辺(上辺)に、蓋面部49が、左右方向に沿う2本の第6折り曲げ線B6と第1切込み線51とを介して連接されている。蓋面部49は、左右方向に長い矩形状であり、上下方向の長さL4は、底面部31の上下方向の長さL2よりも、段ボールシート30の厚さ程度だけ長い。蓋面部49の左右方向の長さは、第1側面部33の本体部側領域33Aの左右方向の長さよりも短い。
第1切込み線51は、2本の第6折り曲げ線B6の間に、蓋面部49を貫通するように略コの字状に切り込まれている。第6折り曲げ線B6に沿って蓋面部49を第1側面部33に対して折り曲げると、第1切込み線51で囲まれた第1切り起こし片(切り起こし部)53が、折り曲げ方向と反対方向に立ち上がるようになっている。
蓋面部49には、第1側面部33とは反対側の辺に、折り重ね片56が、左右方向に沿う2本の第7折り曲げ線B7と第2切込み線55とを介して連接されている。折り重ね片56は、左右方向に長い矩形状で、上下方向の長さは第1側面部33の上下方向の長さL3よりも短く、左右方向の長さは第1側面部33の本体部側領域33Aの左右方向の長さとほぼ等しい。
第2切込み線55は、2本の第7折り曲げ線B7の間に、蓋面部49を貫通するように略コの字状に切り込まれている。第7折り曲げ線B7に沿って折り重ね片56を蓋面部49に対して折り曲げると、第2切込み線55で囲まれた第2切り起こし片(切り起こし部)57が、折り曲げ方向と反対方向に立ち上がるようになっている。第2切り起こし片57の上下方向の長さL5は、第1切り起こし片53の上下方向の長さL5と同じである。
また、折り重ね片56は、蓋面部49とは反対側の長(上辺)の中央部から延設された台形状の突部56aを有している。
第1側面部33の両緩衝部側領域33Bには、底面部31とは反対側の辺(上辺)に、第1折り曲げ片(折り曲げ部)59が、第8折り曲げ線B8を介して連接されている。各第1折り曲げ片59は、上下方向に長い矩形状を有している。両第1折り曲げ片59の先端部寄りの部分には、第1差し込み溝61が、内側の縁から左右方向に沿って形成されている。
第2側面部35は、左右方向に長い矩形状であり、左右方向の長さL1は、底面部31の左右方向の長さL1と同じであり、上下方向の長さL3は、第1側面部33の上下方向の長さL3、すなわち、定着装置3の高さ方向(図1のZ方向)の長さとほぼ等しい。
第2側面部35の左右方向の両端部には、所定の深さの第2切り欠き溝63が、定着装置3の長手方向の長さの間隔を開けて、底面部31とは反対側の辺(下辺)から上下方向に沿って形成されている。第2切り欠き溝63の深さは、一例で、第2側面部35の上下方向の長さの1/3程度である。両第2切り欠き溝63は、底面部31の両差し込み孔45と、上下方向において整列している。両第2切り欠き溝63の間の部分を本体部側領域35A、両第2切り欠き溝63の外側の部分を緩衝部側領域35Bとする。
本体部側領域35Aは、底面部31とは反対側の辺(下辺)の中央部から下方に延在する突片65を有している。突片65は左右方向に長い矩形状で、両下角はテーパー状に形成されている。突片65の左右方向の長さL6は、第1及び第2切り起こし片53及び57の左右方向の長さL6とほぼ同じであり、上下方向の長さL7は、第1及び第2切り起こし片53及び57の上下方向の長さL5よりもやや短い。
両緩衝部側領域35Bには、底面部31とは反対側の辺(下辺)に、第2折り曲げ片(折り曲げ部)67が、第9折り曲げ線B9を介して連接されている。各第2折り曲げ片67は、上下方向に長い矩形状を有している。両第2折り曲げ片67の先端部寄りの部分には、第2差し込み溝69が、外側の縁から左右方向に沿って形成されている。
次に、第1〜第3端面部37、39、41について説明する。底面部31の左側の短辺に連接された第1〜第3端面部37、39、41と、右側の短辺に連接された第1〜第3端面部37、39、41は左右逆の形状であるので、ここでは底面部31の左側の短辺に連接された第1〜第3端面部37、39、41について説明する。
第1端面部37は、上下方向に長い矩形状であり、上下方向(底面部31の短辺に沿う方向)の長さL8は、底面部31の短辺の長さよりも長く、左右方向の長さL9は、底面部31の緩衝部側領域31Bの左右方向の長さL9と同等である。また、第1端面部37は、上下方向(底面部31の短辺に沿う方向)において底面部31の両外側に延設されている。
第2端面部39は、第1端面部37と同じ矩形状を有し、上下方向の長さL8は、底面部31の短辺の長さよりも長く、左右方向の長さL9は、底面部31の緩衝部側領域31Bの左右方向の長さL9と同等である。また、第2端面部39は、上下方向において底面部31の両外側に延設されている。
第3端面部41は、第1端面部37と同じ矩形状を有し、上下方向の長さL8は、底面部31の短辺の長さよりも長く、左右方向の長さL9は、底面部31の緩衝部側領域31Bの左右方向の長さL9と同等である。また、第3端面部41は、上下方向において底面部31の両外側に延設されている。
第3端面部41は、第2端面部39とは反対側の辺(左辺)の中央部から外方向(左方向)に突出する差し込み片(差し込み部)71を有している。差し込み片71は、上下方向に長い矩形状であり、両角は円弧状に形成されている。差し込み片71は、底面部31と左右方向において対応するように設けられ、差し込み片71の上下方向の長さL10は、底面部31の上下方向の長さL2、すなわち、差し込み孔45の上下方向の長さよりもやや短い。
さらに、第3端面部41は、第2端面部39とは反対側の辺(左辺)の両端部から外方向(左方向)に突出する2つの立ち上がり片(立ち上がり部)73を有している。2つの立ち上がり片73は、差し込み片71よりも突出長さ(左右方向の長さ)が長い矩形状を有している。差し込み片71と、2つの立ち上がり片73との間には、段ボールシート30の厚さ程度の一対の溝75が開いている。両立ち上がり片73には、先端部の内縁から内方向にやや突き出た突部77が形成されている。
上記構成を有する段ボールシート30から緩衝部材1を組み立てる手順の一例について、図2及び図3と、図4及び図5も参照して説明する。図4は、梱包箱に収容された緩衝部材を示す正面図、図5は、梱包箱に収容された緩衝部材を示す側面図である。図4及び図5のカッコ内に記された符号は、段ボールシート30の各部位を示す。
まず、第1及び第2折り曲げ線B1及びB2に沿って、第1側面部33と第2側面部35とを、底面部31に対して直角に山折りする。そして、蓋面部49を、第6折り曲げ線B6に沿って第1側面部33に対して直角に山折りする。すると、第1切り起こし片53が切り起こされる。次に、折り重ね片56を、第7折り曲げ線B7に沿って蓋面部49に対して山折りしながら、第2側面部35の外側に重ねる。すると、第2切り起こし片57が切り起こされると共に、第2切り起こし片57の切り起こしによって形成された開口に、第2側面部35の突片65が差し込まれる。折り重ね片56が第2側面部35に重ねられると、第2切り起こし片57が突片65に重ねられて、折り重ね片56が第2側面部35に係止される。
この結果、蓋面部49、第1側面部33、底面部31、第2側面部35が四角筒状に折り曲げられて、緩衝部材1の本体部20の一部と端面側突出部23Cとを形成する。詳細には、底面部31の本体部側領域31Aが底板23を形成し、第1及び第2側面部33及び35の本体部側領域33A及び35Aが一対の側板25を形成し、蓋面部49が蓋板29を形成する。言い換えると、本体部20は、底面部31と、一対の差し込み片71と、蓋面部49とによって画定される。また、底面部31の緩衝部側領域31Bと第1及び第2側面部33及び35の緩衝部側領域33B及び35Bが、端面側突出部23Cを形成する。さらに、第1及び第2切り起こし片53及び57は、蓋面部49から上方向に突出して、第4突出部21Dを形成する。
次に、第1及び第2折り曲げ片59及び67を、第8及び第9折り曲げ線B8及びB9に沿って、第1及び第2側面部33及び35に対して鋭角に折り曲げ、第1差し込み溝61と第2差し込み溝69とを係合させる。これにより、第1折り曲げ片59と第2折り曲げ片67とは、ほぼ直角に交差する。この直角に交差した第1及び第2折り曲げ片59及び67が、第3突出部21Cを形成する。
次に、第3折り曲げ線B3に沿って、第1端面部37を底面部31に対して直角に谷折りし、第4折り曲げ線B4に沿って、第2端面部39を第1端面部37に対して直角に谷折りし、第5折り曲げ線B5に沿って、第3端面部41を第2端面部39に対して直角に谷折りする。これにより、第1〜第3端面部37、39、41は、互いに直角にコの字状に折り曲げられる。そして、差し込み片71を、底面部31の差し込み孔45に差し込む。また、一対の溝75に、第1側面部33及び第2側面部35が入り込み、2つの立ち上がり片73は、第1及び第2側面部33及び35の外側の面に沿って立ち上がる。差し込み片71は、底面部31に対してほぼ直角に突出する。さらに、2つの立ち上がり片79の突部83を、第1及び第2側面部33及び35の第1及び第2切り欠き溝47及び63に係合させることで、2つの立ち上がり片73が、第1及び第2側面部33及び35に固定される。
この結果、2つの差し込み片71が、緩衝部材1の一対の端板27を形成する。また、底面部31の緩衝部側領域31Bと、コの字状に折り曲げられた第1〜第3端面部37、39、41によって、底面部31よりも下方に、底面部31の両外側に延在する四角筒状部が形成される。この四角筒状部が、第1突出部21A兼第2突出部21B兼第3突出部21Cを形成する。さらに、立ち上がった2つの立ち上がり片73も、第2突出部21Bを形成する。
次に、このように組み立てられた緩衝部材1を介して定着装置3を梱包箱5に梱包する手順の一例を説明する。まず、緩衝部材1の蓋板29を開いて、本体部20の底板23、一対の側板25、一対の端板27で囲まれる収容空間に、定着装置3を収容する。この際、定着装置3の突起3aは、端板27(差し込み片71)の上方を通って第3突出部21C(交差した第1及び第2折り曲げ片59及び67)よりも上方に突出しており、緩衝部材1と干渉しないようになっている。その後、蓋板29を閉じる。これにより、定着装置3が本体部20に収容される。
次に、この緩衝部材1を梱包箱5に収容する。この際、図4及び図5に示されるように、第1突出部21Aを介して、本体部20の底板23と梱包箱5の底板11との間に緩衝用の空間が形成される。また、第2突出部21Bを介して、本体部20の一対の側板25と梱包箱5の一対の側板13との間に緩衝用の空間が形成される。さらに、第3突出部21Cを介して、本体部20の一対の端板27と梱包箱5の端板15との間に緩衝用の空間が形成される。
次に、梱包箱5の一対の内フラップ19と一対の外フラップ17を閉じる。すると、第4突出部21Dによって、本体部20の蓋板29と梱包箱5の外フラップ17との間に、緩衝用の空間が形成される。梱包箱5が落下したり梱包箱5に衝撃が加わったりした場合には、緩衝部21が変形することで衝撃を緩衝するので、本体部20が衝撃に対して保護される。
開梱する際には、まず、梱包箱5の一対の外フラップ17と一対の内フラップ19とを外方向に折り曲げる。次に、本体部20の蓋板29を開く。ここで、第2切り起こし片57の上下方向に沿った長さ(高さ)L5は、突片65の上下方向に沿った長さ(高さ)L7よりも高いので、突片65よりも上方に突出している第2切り起こし片57の頂部を指でつまんで、蓋板29を開く。すると、折り重ね片56は、第2突出部21Bによって形成された緩衝用の空間を通って第2側面部35から離間する。その後、本体部20から定着装置3を取り出す。
上記説明したように、本発明の緩衝部材1は、被梱包物(定着装置3)を収容する本体部20と、緩衝部21と、が、1枚の段ボールシート30を組み立てることで形成される。したがって、緩衝部材1の組み立て作業、緩衝部材1を用いた被梱包物の梱包作業、使用後の緩衝部材1の解体作業等を簡易化できる。
また、被梱包物である定着装置3の全ての外面が、緩衝部21によって保護されるので、いずれの方向から梱包箱5に衝撃が加わっても、被梱包物を保護できる。
定着装置3の端面には、前述の突起3aのような突出物が形成されている場合が多い。このため、一対の端板27は高さが低く形成されていると共に、第3突出部21Cが、第1及び第2折り曲げ片59及び67を交差して形成されている。このように、第3突出部21Cが定着装置3の端面と接触する面積が狭いので、突出物と第3突出部21Cとの干渉を回避することができる。ただし、このように、第3突出部21Cと定着装置3の端面の接触面積が狭い場合でも、第3突出部21Cは、第1及び第2折り曲げ片59及び67を交差して互いに係合することで形成されているので、第3突出部21Cに剛性を持たせることができる。
また、蓋板29(蓋面部49)は、一方の側板25(第1側面部33)に第6折り曲げ線B6を介して連接されているので、開梱時には、第2折り返し片57を持って蓋板29を第6折り曲げ線B6に沿って折り返すことで、本体部20の収容空間が開放される。つまり、緩衝部材1を梱包箱5から降り外さなくとも、蓋板29を開くことで定着装置3を梱包箱5から取り出すことができる。したがって、開梱作業を簡易化できる。
さらに、第4突出部21Dは、蓋板29(蓋面部49)に形成された第1及び第2切り起こし片53及び57で形成されている。つまり、蓋板29(蓋面部49)を第6折り曲げ線B6に沿って折り曲げ、折り重ね片56を第7折り曲げ線B7に沿って折り曲げることで、第1及び第2切り起こし片53及び57が自動的に切り起こされる。したがって、段ボールシート30の組立作業がより容易となる。
さらに、底面部31の緩衝部側領域31B、第1端面部37、第2端面部39、第3端面部41を、四角筒状に折り曲げ、差し込み片71を差し込み孔45に差し込むことで、四角筒状の緩衝部側領域31B、第1端面部37、第2端面部39、第3端面部41が、第1突出部21Aと側面側突出部Bと端面側突出部Cを形成し、差し込み片71が、端板27を形成する。したがって、段ボールシート30の組立作業がより容易となる。また、第1突出部21Aと第2突出部21Bと第3突出部21Cが四角筒状であるので、剛性を持たせることができる。
次に、本実施形態の変形例を、図6を参照して説明する。図6は段ボールシートの一部を示す展開図である。
変形例においては、第1及び第2折り曲げ片59及び67に、左右方向に沿った複数個(この例では7個)の切込み91が形成されている。第3突出部21Cは、交差する第1及び第2折り曲げ片59及び67で形成されており、剛性が高くなる。そこで、各折り曲げ片に切込み91を形成することで、剛性を弱めて緩衝能力を高めることができる。切込み91の数が多いほど、緩衝能力が高くなる。なお、切込み91の方向は、左右方向に限らない。また、切込み91は、第1及び第2折り曲げ片59及び67を貫通していても、貫通していなくてもよい。なお、緩衝部材1の第1突出部21Aも、四角筒状であり剛性が高いので、第1突出部21Aを形成する第1〜第3端面部37、39、41に、緩衝能力を高めるために切込みを形成してもよい。
また、本実施形態では、被梱包物が定着装置3である緩衝部材1について説明したが、他にも、産業機器や家電製品の緩衝部材としても適用できる。
本発明は特定の実施形態について記載されてきたが、本発明は上記実施形態に限定されない。本発明の範囲及び主旨を逸脱しない限りにおいて、当業者は上記実施形態を改変可能である。
1 緩衝部材
3 定着装置(被梱包物)
5 梱包箱
20 本体部
21 緩衝部
21A 第1突出部
21B 第2突出部
21C 第3突出部
21D 第4突出部
23 底板
25 側板
27 端板
29 蓋板
30 段ボールシート(シート材料)
31 底面部
33、35 側面部
36 端面部
49 蓋面部
53、57 切り起こし片(切り起こし部)
59、67 折り曲げ片(折り曲げ部)
71 差し込み片(差し込み部)
73 立ち上がり片(立ち上がり部)
91 切込み

Claims (6)

  1. 被梱包物が収容される本体部と、
    前記本体部と梱包箱との間に配置される緩衝部と、を備え、
    前記本体部と前記緩衝部とが、1枚のシート材料を折り曲げて形成されていることを特徴とする緩衝部材。
  2. 前記本体部は、矩形状の底板と、一対の側板と、一対の端板と、蓋板と、を有し、
    前記緩衝部は、前記底板から下方に突出する第1突出部と、前記一対の側板のそれぞれから外方向に突出する第2突出部と、前記一対の端板のそれぞれから外方向に突出する第3突出部と、前記蓋板から上方に突出する第4突出部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の緩衝部材。
  3. 前記第3突出部は、互いにクロスさせて係合させることで形成される一対の折り曲げ部を含んでいることを特徴とする請求項2に記載の緩衝部材。
  4. 前記一対の折り曲げ部には、緩衝能力を可変する切込みが形成されていることを特徴とする請求項3に記載の緩衝部材。
  5. 前記蓋板は、前記一対の側板の一方に折り曲げ線を介して連接されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の緩衝部材。
  6. 前記1枚のシート材料は、
    矩形状の底面部と、
    前記底面部の互いに平行な一対の第1辺に上方に折り曲げ可能に連接される一対の側面部と、
    前記一対の側面部のそれぞれの、前記底面部とは反対側の辺の両端部に折り曲げ可能に連接される一対の折り曲げ部と、
    前記底面部の前記第1辺と直交する互いに平行な一対の第2辺に下方に折り曲げ可能に連接されると共に前記第2辺に沿って前記底面部の両側に延設され、さらに、前記第2辺と平行な辺に沿って、前記底面部よりも下方で内側に四角筒状に折り曲げられる一対の端面部と、
    前記一対の端面部のそれぞれの前記底面部とは反対側の辺の中央部に連接される、前記底面部を貫通して上方に突出する差し込み部、及び、前記差し込み部の両側の一対の立ち上がり部と、
    前記一対の側面部の一方の前記側面部の上辺に沿って内側に折り曲げ可能に連接されて、他方の前記側面部と連結される蓋面部と、
    前記蓋面部の折り曲げによって切り起こされる切り起こし部と、を有し、
    前記本体部は、
    前記底面部と、前記一対の差し込み部と、前記蓋面部とによって画定され、
    前記緩衝部の前記第1突出部は、四角筒状に折り曲げられる前記一対の端面部で形成され、
    前記緩衝部の前記第2突出部は、四角筒状に折り曲げられる前記一対の端面部と、前記一対の立ち上がり部とで形成され、
    前記緩衝部の前記第3突出部は、四角筒状に折り曲げられる前記一対の端面部と、前記底面部及び前記一対の側面部の前記第1辺に沿う方向における両端部と、斜め下方に折り曲げられて、互いにクロスさせて係合した前記一対の折り曲げ部と、で形成され、
    前記緩衝部の前記第4突出部は、前記切り起こし部で形成されることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の緩衝部材。
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