JP2021023118A - 収穫機 - Google Patents

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Abstract

【課題】刈取部の軽量化やコスト低減を図ることが要望されていた。【解決手段】刈取部における刈取部フレーム27が、入口が形成され且つ搬送部に連結される背面部31と、刈刃の後側に位置して刈取穀稈を受止め案内する底面部32と、後端部が背面部31に連結されかつ下端部が底面部32に連結されるとともに、分草具23を支持する左右の側壁部33と、を有し、左右の側壁部33は、上部側箇所及び前部側箇所に左右方向外方側に向けてL字状に折り返された上側折り返し部38及び前側折り返し部39を有する単板フレーム構造にて構成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、コンバイン等の収穫機に関し、詳しくは、機体前部に位置して植立穀稈を刈り取る刈取部が備えられている収穫機に関する。
この種の収穫機では、刈取部に、植立穀稈の株元を切断する刈刃と、刈り取った穀稈を搬送部への入口に向けて左右方向に移送するオーガとが備えられ、刈刃やオーガを支持する刈取部フレームが、後方の搬送部に連結される背面部と、刈刃の後側に位置して刈取穀稈を受止め案内する底面部と、分草具を支持する左右の側壁部と、を有する構成となっている。そして、従来では、左右の側壁部は、上部及び下部に前後方向に延びる角筒状あるいは略U字状の断面形状を有するフレーム部材が備えられ、そのフレーム部材に対して側板が支持されている。さらに、側板の外面に上下方向に延びる角筒状あるいは略U字状の断面形状を有する補強部材が備えられていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−49094号公報
上記従来構成では、刈取部における左右の側壁部は、大型で重量も大となるフレーム部材や補強部材を有しており、構造が複雑となっていた。その結果、刈取部全体の重量が増大する不利や、部材点数が多く、しかも、加工の手間がかかることからコスト高を招く不利な面があった。
そこで、刈取部の軽量化やコスト低減を図ることが要望されていた。
本発明に係るコンバインの特徴構成は、機体前部に位置して植立穀稈を刈り取る刈取部と、前記刈取部の後部に連結されかつ前記刈取部にて刈り取られた穀稈を後方に搬送する搬送部とが備えられ、前記刈取部に、植立穀稈を分草する左右の分草具と、植立穀稈の株元を切断する刈刃と、刈り取った穀稈を前記搬送部への入口に向けて左右方向に移送するオーガと、前記刈刃と前記オーガとを支持する刈取部フレームとが備えられ、前記刈取部フレームは、前記入口が形成されるとともに前記搬送部に連結される背面部と、前記刈刃の後側に位置して刈取穀稈を受止め案内する底面部と、後端部が前記背面部に連結されかつ下端部が前記底面部に連結されるとともに、前記左右の分草具を支持する左右の側壁部と、を有し、前記左右の側壁部は、上部側箇所に左右方向外方側に向けてL字状に折り返された上側折り返し部を有するとともに、前部側箇所に左右方向外方側に向けてL字状に折り返された前側折り返し部を有する単板フレーム構造にて構成されている点にある。
本発明によれば、左右の側壁部が、単板フレーム構造にて構成されているから、大型で重量も大となる角形のフレーム部材や補強部材を有するものに比べて軽量化を図ることが可能であるとともに、加工の手間を減らしてコスト低減も可能となる。ところで、左右の側壁部が、例えば、単板フレーム構造の一枚板の側板だけであれば、刈刃やオーガを支持するための支持強度が低下するおそれがあるが、本発明では、左右の側壁部の上部側箇所及び前部側箇所に、左右方向外方側に向けてL字状に折り返された上側折り返し部及び前側折り返し部を有するので、刈刃やオーガを支持するのに必要な支持強度を確保することが可能である。
従って、充分な支持強度を有するものでありながら、左右の側壁部の構成を簡素化することにより、刈取部全体の軽量化やコスト低減を図ることが可能となった。
本発明においては、前記刈取部に、刈取穀稈を後方に掻き込む回転リールと、前記回転リールを昇降可能に支持するリールフレームと、前記側壁部の上部と前記リールフレームとにわたって設けられ、前記リールフレームを昇降操作する昇降操作機構とが備えられ、前記上側折り返し部における水平姿勢の上面部に、前記昇降操作機構の端部を支持する支持ブラケットが載置支持されていると好適である。
本構成によれば、昇降操作機構の端部が側壁部の上部に支持されているので、例えば、側壁部の上下中間部に設けた支持ブラケットにて支持する構成に比べて、昇降操作機構の上下方向の長さをコンパクトにすることができる。側壁部の上部は、L字状に折り返された形状となっており、回転リールを支持するための支持強度を確保することが可能である。
本発明においては、前記上側折り返し部における水平姿勢の上面部と縦向き姿勢の側壁本体部とにわたり、縦向き姿勢の板体からなる縦向き補強部材が備えられていると好適である。
本構成によれば、縦向き補強部材によって上側折り返し部の支持強度を向上させることができ、上側折り返し部が下方へ折れ曲がり変形することを防止できる。
本発明においては、前記縦向き補強部材が前後方向に間隔をあけて複数備えられ、複数の前記縦向き補強部材の下端縁を繋ぐとともに前記側壁部に連結された横向き姿勢の板体からなる横向き補強部材が備えられ、前記横向き補強部材は、最も前側に位置する前記縦向き補強部材よりも前方に延び、かつ、最も後側に位置する前記縦向き補強部材よりも後方に延び、前記横向き補強部材の前後両側部が、前記上側折り返し部に連結されていると好適である。
本構成によれば、複数の縦向き補強部材によって支持強度を高めることができ、さらに、複数の縦向き補強部材の下端縁を連結するとともに、前後方向に長く延びて上側折り返し部に連結される横向き補強部材が備えられることによって、側壁部全体の剛性を高めることができる。
本発明においては、前記前側折り返し部に前記分草具が連結されていると好適である。
本構成によれば、支持強度の大きい前側折り返し部によって分草具を良好に支持することができる。
本発明においては、前記分草具の後端部から後方に向けて延び且つ後部にフランジ部を有する棒状の分草フレームが備えられ、前記前側折り返し部に、前記分草フレームが前後方向に挿通する分草用開口が形成され、前記分草用開口を通して前記分草フレームが差し込まれ且つ前記フランジ部が前記前側折り返し部の前面部に面当たり姿勢で対向する状態で、前記フランジ部が前記前側折り返し部に連結されていると好適である。
本構成によれば、分草具を取り付けるときに、分草用開口を通して棒状の分草フレームを差し込んでフランジ部を連結するので、位置合わせが容易に行うことができ、組み付け性が向上する。また、上記構成によれば、分草用開口や取付用の挿通孔を大きめにして、分草具の位置変更可能な構成にすることを容易に対応できる等の利点がある。
本発明においては、前記前側折り返し部のうちの前記フランジ部と対向する部位に、面当たり姿勢で対向する状態で、平面視L字形の前部補強部材が備えられ、前記前部補強部材が、前記フランジ部及び前記前側折り返し部と共締め状態で連結されていると好適である。
本構成によれば、前部補強部材を共締めすることで、フランジ部の前側折り返し部に対する連結箇所の支持強度を高めることができる。
本発明においては、前記側壁部の前部下側箇所に、前記側壁部から横側外方に向けて立設されかつ前後方向に延びる状態で、側部補強部材が備えられ、前記側壁部の下端に連結されるとともに、横側外方に向けて立設されかつ前記前部下側箇所の下端に沿う板状の前部底板部が備えられ、前記前部底板部は、側面視において前記前側折り返し部の下端部と前記底面部の前端部とに亘っていると好適である。
本構成によれば、刈取部の前部下側の箇所には刈刃が備えられ、刈刃は左右両側の側壁部にわたって支持される。そこで、側壁部の前部下側箇所に側部補強部材を備えることで、刈取作業に伴って負荷がかかる箇所の剛性を高めることができる。又、前部底板部を備えることにより、側壁部の前部下側箇所が、刈取作業に伴って地面に接触して摩耗することを前部底板部で防御することができる。
本発明においては、機体側から伝達された動力により前記刈刃を駆動する刈刃駆動部が、前記側部補強部材に支持される状態で備えられ、前記側部補強部材と前記前側折り返し部の下端部とにわたって連結補強部材が備えられていると好適である。
本構成によれば、側部補強部材を利用して刈刃駆動部を合理的に支持することができる。刈刃駆動部を支持することにより側部補強部材にかかる荷重負担を、連結補強部材を介して前側折り返し部にて支持することができ、側壁部全体の支持強度を高めることができる。
本発明においては、前記側壁部に、前記オーガの回転軸が挿通するためにオーガ用開口が形成され、前記側壁部の横外側に、前記オーガ用開口を覆うとともに、前記回転軸を回転可能に支持する軸受部を有する支持板が備えられ、前記回転軸に設けられ且つ駆動用の動力が伝達される駆動輪体と、前記駆動輪体に巻回される動力伝達用の無端回動体と、前記無端回動体に緊張力を付与する緊張用輪体と、緊張力を変更すべく前記緊張用輪体を位置変更可能に支持する位置調節部とが備えられ、前記位置調節部が前記支持板に支持されていると好適である。
本構成によれば、オーガの回転軸を支持するために備えられる支持板を利用して、位置調節部を支持する。このように位置調節部を支持板に支持することにより、側壁部に緊張用輪体の位置調節のために、開口や切欠き等を設ける必要がなく、単板フレーム構造の側壁部の剛性の低下を防止できる。
コンバインの全体側面図である。 コンバインの全体平面図である。 刈取部の平面図である。 刈取部とフィーダとの接続部の縦断側面図である。 オーガの展開図である。 刈取部の側面図である。 刈取部の一部縦断正面図である。 側壁部の斜視図である。 位置調節部の横断平面図である。 オーガ回転軸の支持部の縦断正面図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、矢印「F」の方向を「機体前側」(図1及び図2参照)、矢印「B」の方向を「機体後側」(図1及び図2参照)、矢印「L」の方向を「機体左側」(図2参照)、矢印「R」の方向を「機体右側」(図2参照)とする。
〔コンバインの全体の構成〕
図1及び図2にコンバインの一例である普通型コンバインを示している。このコンバインは、植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部1、キャビン2にて覆われた運転部3、刈取搬送部1にて刈り取られた穀稈の脱穀処理を行う脱穀装置4、その脱穀装置4にて脱穀処理されて得られた穀粒を貯留する穀粒タンク5、動力源としてのエンジン6を有する原動部7、操向不能で且つ回転駆動される左右一対の前車輪8、操向操作可能な左右一対の後車輪9等を備えている。穀粒タンク5の左側には、貯留している穀粒を機体外部に搬送するスクリューコンベア式の穀粒排出装置10が備えられている。
刈取搬送部1は、機体前部に備えられ、植立する植立穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈を刈幅方向の中央部に寄せ集める刈取部11と、刈り取られて中央に寄せ集められた穀稈を機体後方の脱穀装置4に向けて搬送する搬送部としてのフィーダ12とを備えている。フィーダ12の後端部は横軸芯周りで上下揺動可能に機体に支持されている。そして、アクチュエータとしての刈取昇降用の油圧シリンダ(以下、刈取昇降シリンダという)13によってフィーダ12と刈取部11とを含む刈取搬送部1全体が揺動昇降操作可能に構成されている。刈取部11は、刈取搬送部1が刈取昇降シリンダ13にて揺動昇降操作されることによって、地面の近くに下降した下降作業状態と、地面から高い位置に上昇した上昇非作業状態とにわたって上下昇降操作される。
フィーダ12は、図4に示すように、筒状の搬送ケース17内に、前後の輪体18にわたって複数の無端回動チェーン19が巻回張設され、複数の無端回動チェーン19にわたり係止搬送体20を架設した搬送コンベアが備えられ、刈取部11から受け渡された刈取穀稈を後方上方に向けて搬送するように構成されている。
脱穀装置4は、機体左右方向中央部の低い位置にあり、脱穀装置4の上方において穀粒タンク5とエンジン6とが備えられている。具体的には、機体前部側に穀粒タンク5が位置し、機体後部側にエンジン6が位置する状態で、穀粒タンク5とエンジン6とが前後方向に並ぶ方向で備えられている。脱穀装置4の左右両側外方側が外装カバー21によって覆われている。
図1に示すように、機体下部には、機体前後方向に延びる左右一対の主フレーム22が備えられている。左右の主フレーム22は機体全体を支持している。左右の主フレーム22は、断面形状が略向きU字形に形成され、機体前部から機体後部にわたって前後方向に長く設けられている。左右の主フレーム22よりも低い位置に左右の前車輪8及び左右の後車輪9の車軸が備えられ、左右の前車輪8及び左右の後車輪9は、左右の主フレーム22夫々の機体左右方向外方側に位置する状態で備えられ、左右の主フレーム22は左右の前車輪8及び左右の後車輪9に支持されている。
〔刈取部〕
図1,2に示すように、刈取部11に、刈取り対象穀稈を分草案内する分草具23、刈取対象となる植立穀稈の穂先側を後方に向けて掻込む回転リール24、植立穀稈の株元を切断して刈り取るバリカン型の刈刃25、刈り取った穀稈を刈幅方向の中央部に寄せ集めるオーガ26が備えられている。
図3,6に示すように、刈取部11には、回転リール24、刈刃25、オーガ26等を支持する刈取部フレーム27と、刈取部フレーム27に対して回転リール24を昇降可能に支持するリールフレーム28と、刈取部フレーム27の上部とリールフレーム28とにわたって設けられ、リールフレーム28を昇降操する昇降操作機構としてのリール昇降用油圧シリンダ(以下、リールシリンダと称する)29とが備えられている。
図3に示すように、刈取部フレーム27は、フィーダ12に対する搬送用の入口30(図4参照)が形成されかつフィーダ12に連結される背面部31と、刈刃25の後側に位置して刈取穀稈を受止め案内する底面部32と、刈取部11の左右両端部に位置する左右の側壁部33とを有している。左右の側壁部33は、後端部が背面部31に連結されかつ下端部が底面部32に連結されるとともに、前端部にて分草具23を支持している。
図3,4に示すように、オーガ26は、底面部32の上方に近接させた状態で位置しており、左右の側壁部33に亘って架設される状態で備えられている。オーガ26は、大径のオーガドラム34の外周に、その回転に伴ってフィーダ12の前端部に向けて、横幅方向中央側へ寄せ集めるように横送りする左右一対のスクリュー羽根35が備えられるとともに、フィーダ12の前端入口に臨む箇所にオーガドラム34から出退する棒状の掻込み体36が周方向の複数箇所に備えられている。
図3,5に示すように、掻込み体36は、オーガドラム34の回転軸芯に対して偏芯した位置にて位置固定状態で支持される支持軸37に対してオーガドラム34の回転に伴って回動自在に支持されており、オーガドラム34の回転に伴ってオーガドラム34の外周からの突出量が変化するように構成されている。
図3に示すように、フィーダ12は背面部31の略左右方向中央位置に接続されている。従って、複数の掻込み体36は、オーガ26の左右方向の中央位置付近に設けられ、複数の掻込み体36の左右両側に位置する左右のスクリュー羽根35は、略同じ搬送長さを有している。
図4に示すように、掻込み体36は、支持軸37の周方向に約90度ずつの間隔をあけた状態で支持されており、同一位相に対応する箇所に軸芯方向に間隔をあけて4本ずつ備えられている。従って、掻込み体36は、合計16本備えられている。
左右の側壁部33は、上部側箇所及び前部側箇所に左右方向外方側に向けてL字状に折り返された上側折り返し部38及び前側折り返し部39を有する単板フレーム構造にて構成されている。
説明を加えると、側壁部33は、図6,7,8に示すように、側壁部33の略全域にわたって縦向き姿勢でかつ一枚板構成の側壁本体部40を備えている。その側壁本体部40の上縁部に、前後方向全域にわたって左右方向外方側に向けてL字状に折り返された上側折り返し部38が一体的に形成されている。又、側壁本体部40の前縁部に、上下方向全域にわたって左右方向外方側に向けてL字状に折り返された前側折り返し部39が一体的に形成されている。
上側折り返し部38における水平姿勢の上面部に、リールシリンダ29の下端部を支持する支持ブラケット41が載置支持されている。支持ブラケット41は正面視略U字状に形成され、下面側が上側折り返し部38の上面部に溶接固定されている。リールシリンダ29の下端部が、支持ブラケット41の左右中間部に入り込み、支持ブラケット41の左右両側部にわたって挿通するピン42により前後揺動可能に、支持ブラケット41に枢支連結されている。
上側折り返し部38における下側面と縦向き姿勢の側壁本体部40とにわたり、縦向き姿勢の板体からなる縦向き補強部材43が備えられている。縦向き補強部材43は前後に離間する状態で2個備えられている。この2個の縦向き補強部材43は、板体を側面視で逆U字状に曲げ形成されたU字状部材44を用いて構成されている。U字状部材44は、背板部44aと前後の縦板部44bとを有しており、前後の縦板部44bが下向きに延びる状態で、背板部44aが上側折り返し部38の下面部に一体的に連結されている。2個の縦向き補強部材43は、U字状部材44の前後の縦板部44bによって構成され、リールシリンダ29を支持する支持ブラケット41の取り付け箇所に対応する位置に設けられている。
2個の縦向き補強部材43の下端縁を繋ぐとともに側壁本体部40に一体的に連結された横向き姿勢の板体からなる横向き補強部材45が備えられている。横向き補強部材45は、前側に位置する縦向き補強部材43よりも前方に延び、かつ、後側に位置する縦向き補強部材43よりも後方に延びている。横向き補強部材45の前後両側部が上側折り返し部38に一体的に連結されている。また、横向き補強部材45の左右方向内方側端縁が前後方向の全域にわたり側壁本体部40に溶接等により一体的に連結されている。このように構成することで、1枚板の簡単な構成でありながら、回転リール24を支持するための支持強度を高めることができる。
図8に示すように、分草具23には、下部に位置して前後方向に延びる棒状の分草フレーム46と、前後方向の中間部に分草フレーム46に一体的に連結されて上方に延びるアングル材からなる縦フレーム47とが備えられている。分草具23は、分草フレーム46と縦フレーム47とにより全体が支持されている。
左右の分草具23は、それぞれ、左右の側壁部33における前側折り返し部39に連結されて支持されている。分草具23の後端部から後方に向けて分草フレーム46が一体的に延びている。分草フレーム46の後部にはフランジ部48が備えられている。前側折り返し部39には、分草フレーム46が前後方向に挿通する分草用開口49が形成されている。分草用開口49を通して分草フレーム46が差し込まれ且つフランジ部48が前側折り返し部39の前面部に面当たり姿勢で対向する状態で、フランジ部48が前側折り返し部39にボルト連結されている。又、縦フレーム47の上部から後方に連結ブラケット50が延設され、連結ブラケット50の後端部が前側折り返し部39にボルト連結されている。
前側折り返し部39のうちのフランジ部48と対向する部位に、面当たり姿勢で対向する状態で平面視L字形の下側前部補強部材51が備えられ、下側前部補強部材51が、フランジ48部及び前側折り返し部39と共締め状態でボルト連結されている。
前側折り返し部39のうちの連結ブラケット50と対向する部位にも、同様に、面当たり姿勢で対向する状態で平面視L字形の上側前部補強部材52が備えられている。上側前部補強部材52は、連結ブラケット50及び前側折り返し部39と共締め状態でボルト連結されている。
分草具23を前側折り返し部39に支持する構成において、前側折り返し部39に形成される分草用開口49、及び、フランジ部48に形成されるボルト挿通孔を、ボルトの外径よりも大きな大径の孔に形成するようにしてもよい。このように構成することにより、側壁部33に対して分草具23の取付位置を上下左右に位置変更調節することが可能となる。前側折り返し部39は、上方側ほど前側に位置する傾斜姿勢に形成されている。従って、上下方向に位置変更することで分草具23の前後方向の位置を変更することもできる。
図6,8に示すように、側壁部33の前部下側箇所に、側壁部33から横側外方に向けて立設されかつ前後方向に延びる板状の側部補強部材53が備えられている。側部補強部材53は、前端が前側折り返し部39の上下中間部に一体的に連結され、後端が側壁本体部40の下端縁の前後中間部まで延びている。側部補強部材53の左右方向内方側端縁が前後方向の全域にわたり側壁本体部40に溶接等により一体的に連結されている。
そして、側部補強部材53により支持される状態で、機体側から伝達された動力により刈刃25を駆動する刈刃駆動部54が備えられている。刈刃駆動部54は、ケーシングの内部にギア式の伝動機構が内装されている。刈刃駆動部54は、側部補強部材53に形成された開口55を通して上方から差し込み装着され、ケーシングに設けられたフランジ部56がボルトにより側部補強部材53に連結されている。
機体側からの動力が、図示しない伝動機構を介して、左側の側壁部33の後部に備えられた中継伝動軸57に伝達される。図6に示すように、中継伝動軸57から刈刃25に対して動力を伝達する刈刃伝動機構58が備えられる。刈刃伝動機構58には、中継伝動軸57に備えられた駆動輪体59と、刈刃駆動部54に備えられた入力用輪体(図示せず)と、駆動輪体59と入力用輪体とにわたって巻回された伝動ベルト61とが備えられている。
詳述はしないが、刈刃駆動部54は、横軸芯周りの回転動力を上下軸芯周りの回転動力に変換し、偏心カム機構とスライド機構等からなる周知構成の刈刃操作機構62を介して刈刃25に伝達して、刈刃25を往復移動操作するように構成されている。
図8に示すように、側壁部33の下端に連結されるとともに、横側外方に向けて立設されかつ前部下側箇所の下端に沿う板状の前部底板部63が備えられている。前部底板部63は、側面視において前側折り返し部39の下端部と底面部32の前端部とに亘っている。前部底板部63の前端部は、フランジ部48に連なるように、前側折り返し部39の下端部に当て付けた状態で、下側前部補強部材51と共締めされる状態でボルト連結されている。前部底板部63の後端部は、側部補強部材53の縦向き姿勢の後端部にボルト連結されている。
側部補強部材53と前側折り返し部39の下端部とにわたって板状の連結補強部材64が備えられている。連結補強部材64の上端部は、側部補強部材53の前後中間部に一体的に連結され、連結補強部材64の下端部は、前側折り返し部39の下端部に一体的に連結されている。連結補強部材64には、刈刃操作機構62を外方側から覆うカバー体65が取り付けられている。
図10に示すように、側壁部33に、オーガ26の回転軸66が挿通するためにオーガ用開口67が形成されている。側壁部33の横外側に、オーガ用開口67を覆うとともに、回転軸66を回転可能に支持する軸受部68を有する支持板69が備えられている。支持板69は、側面視で長方形状に形成され、複数箇所がボルトにより側壁部33(側壁本体部40)に固定されている。
図8に示すように、中継伝動軸57からオーガ26に対して動力を伝達するオーガ伝動機構71が備えられる。オーガ伝動機構71には、中継伝動軸57に備えられたスプロケット72と、オーガ26の回転軸66に備えられたスプロケット73(駆動輪体の一例)と、各スプロケット72,73にわたって巻回された無端回動チェーン74(無端回動体の一例)と、無端回動チェーン74に緊張力を付与する緊張用輪体75と、緊張力を変更すべく緊張用輪体75を位置変更可能に支持する位置調節部76とが備えられている。
図9に示すように、位置調節部76は、支持板69に対して一体的に固定される平面視U字形の固定支持部材77と、固定支持部材77に対して上下方向にスライド可能に支持される平面視U字形の可動部材78とを備えている。可動部材78に設けられた支軸79により緊張用輪体75が回動可能に支持されている。従って、位置調節部76は支持板69に支持される構成となっている。
固定支持部材77は背板部が左右方向内方側に位置し、可動部材78は背板部が左右方向外方側に位置して、可動部材78が固定支持部材77に嵌り合う構成となっている。可動部材78と固定支持部材77とは、前後方向に挿通する複数のボルトBoの締結によって固定される。ボルトは前後両側にそれぞれ上下箇所形成されている。固定支持部材77に形成されるボルト挿通孔が上下方向に長い長孔に構成されている。ボルトの締結を緩めると、長孔の範囲内で可動部材78が上下位置を変更可能であり、任意の位置でボルトBoを締結することで緊張用輪体75を位置固定できる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、上側折り返し部38の上面部にリールシリンダ29の端部を支持する支持ブラケット41が載置支持される構成としたが、この構成に代えて、リールシリンダ29の端部を側壁部33のうちの側壁本体部40の上下中間位置にて支持する構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、縦向き補強部材や横向き補強部材が備えられる構成としたが、このような補強部材を備えない構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、側部補強部材や前部底板部が備えられる構成としたが、このような補強部材を備えない構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、分草具にフランジ部を有する棒状の分草フレームが備えられ、フランジ部が前側折り返し部に面当たり状態でボルト連結される構成としたが、この構成に代えて、分草具の後部に縦向き姿勢の壁面を形成して、この壁面を前側折り返し部に面当たり状態でボルト連結する構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、緊張用輪体を位置変更可能に支持する位置調節部が支持板に支持される構成としたが、この構成に代えて、位置調節部を側壁部に支持する構成としてもよい。
本発明は、機体前部に位置して植立穀稈を刈り取る刈取部が備えられている収穫機に適用できる。
11 刈取部
12 搬送部
23 分草具
24 回転リール
25 刈刃
26 オーガ
27 刈取部フレーム
28 リールフレーム
29 リールシリンダ(昇降操作機構)
30 入口
31 背面部
32 底面部
33 側壁部
38 上側折り返し部
39 前側折り返し部
40 側壁本体部
41 支持ブラケット
43 縦向き補強部材
45 横向き補強部材
46 分草フレーム
48 フランジ部
49 分草用開口
51 前部側補強部材
53 側部補強部材
63 前部底板部
64 連結補強部材
66 回転軸
68 軸受部
69 支持板
73 駆動輪体
74 無端回動体
75 緊張用輪体
76 位置調節部

Claims (10)

  1. 機体前部に位置して植立穀稈を刈り取る刈取部と、前記刈取部の後部に連結され、かつ、前記刈取部にて刈り取られた穀稈を後方に搬送する搬送部とが備えられ、
    前記刈取部に、刈取り対象穀稈を分草案内する分草具と、植立穀稈の株元を切断する刈刃と、刈り取った穀稈を前記搬送部への入口に向けて左右方向に移送するオーガと、前記刈刃と前記オーガとを支持する刈取部フレームとが備えられ、
    前記刈取部フレームは、前記入口が形成され且つ前記搬送部に連結される背面部と、前記刈刃の後側に位置して刈取穀稈を受止め案内する底面部と、後端部が前記背面部に連結されかつ下端部が前記底面部に連結されるとともに、前記分草具を支持する左右の側壁部と、を有し、
    前記左右の側壁部は、上部側箇所及び前部側箇所に左右方向外方側に向けてL字状に折り返された上側折り返し部及び前側折り返し部を有する単板フレーム構造にて構成されているコンバイン。
  2. 前記刈取部に、刈取穀稈を後方に掻き込む回転リールと、前記回転リールを昇降可能に支持するリールフレームと、前記側壁部の上部と前記リールフレームとにわたって設けられ、前記リールフレームを昇降操作する昇降操作機構とが備えられ、
    前記上側折り返し部における水平姿勢の上面部に、前記昇降操作機構の端部を支持する支持ブラケットが載置支持されている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記上側折り返し部における水平姿勢の上面部と縦向き姿勢の側壁本体部とにわたり、縦向き姿勢の板体からなる縦向き補強部材が備えられている請求項1又は2に記載のコンバイン。
  4. 前記縦向き補強部材が前後方向に間隔をあけて複数備えられ、
    複数の前記縦向き補強部材の下端縁を繋ぐとともに前記側壁部に連結された横向き姿勢の板体からなる横向き補強部材が備えられ、
    前記横向き補強部材は、最も前側に位置する前記縦向き補強部材よりも前方に延び、かつ、最も後側に位置する前記縦向き補強部材よりも後方に延び、
    前記横向き補強部材の前後両側部が、前記上側折り返し部に連結されている請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記前側折り返し部に前記分草具が連結されている請求項1から4のいずれか1項に記載のコンバイン。
  6. 前記分草具の後端部から後方に向けて延び且つ後部にフランジ部を有する棒状の分草フレームが備えられ、
    前記前側折り返し部に、前記分草フレームが前後方向に挿通する分草用開口が形成され、
    前記分草用開口を通して前記分草フレームが差し込まれ且つ前記フランジ部が前記前側折り返し部の前面部に面当たり姿勢で対向する状態で、前記フランジ部が前記前側折り返し部に連結されている請求項5に記載のコンバイン。
  7. 前記前側折り返し部のうちの前記フランジ部と対向する部位に、面当たり姿勢で対向する状態で、平面視L字形の前部補強部材が備えられ、
    前記前部補強部材が、前記フランジ部及び前記前側折り返し部と共締め状態で連結されている請求項6に記載のコンバイン。
  8. 前記側壁部の前部下側箇所に、前記側壁部から横側外方に向けて立設されかつ前後方向に延びる状態で、側部補強部材が備えられ、
    前記側壁部の下端に連結されるとともに、横側外方に向けて立設されかつ前記前部下側箇所の下端に沿う板状の前部底板部が備えられ、
    前記前部底板部は、側面視において前記前側折り返し部の下端部と前記底面部の前端部とに亘っている請求項1から7のいずれか1項に記載のコンバイン。
  9. 機体側から伝達された動力により前記刈刃を駆動する刈刃駆動部が、前記側部補強部材に支持される状態で備えられ、
    前記側部補強部材と前記前側折り返し部の下端部とにわたって連結補強部材が備えられている請求項8に記載のコンバイン。
  10. 前記側壁部に、前記オーガの回転軸が挿通するためにオーガ用開口が形成され、
    前記側壁部の横外側に、前記オーガ用開口を覆うとともに、前記回転軸を回転可能に支持する軸受部を有する支持板が備えられ、
    前記回転軸に設けられ且つ駆動用の動力が伝達される駆動輪体と、前記駆動輪体に巻回される動力伝達用の無端回動体と、前記無端回動体に緊張力を付与する緊張用輪体と、緊張力を変更すべく前記緊張用輪体を位置変更可能に支持する位置調節部とが備えられ、
    前記位置調節部が前記支持板に支持されている請求項1から9のいずれか1項に記載のコンバイン。
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