JP2021022414A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高品質な半導体記憶装置を提供する。【解決手段】実施形態の半導体記憶装置1は、メモリセルアレイ11と、前記メモリセルアレイに対する第1動作WOを実行中に、前記第1動作を中断して前記メモリセルアレイに対する第1読出し動作を開始し、前記第1読出し動作の開始後に、前記中断された第1動作を再開し、第1コマンドXXhを受け取ると、前記中断された第1動作を、前記第1コマンドとは異なる第2コマンド48hを受け取ることに応じて再開するか否かを切り替えるように構成される、制御回路とを備える。【選択図】図7A
Description
実施形態は、半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置としてNAND型フラッシュメモリが知られている。
高品質な半導体記憶装置を提供する。
実施形態の半導体記憶装置は、メモリセルアレイと、前記メモリセルアレイに対する第1動作を実行中に、前記第1動作を中断して前記メモリセルアレイに対する第1読出し動作を開始し、前記第1読出し動作の開始後に、前記中断された第1動作を再開し、第1コマンドを受け取ると、前記中断された第1動作を、前記第1コマンドとは異なる第2コマンドを受け取ることに応じて再開するか否かを切り替えるように構成される、制御回路とを備える。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一の機能および構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。また、共通する参照符号を有する複数の構成要素を区別する場合、当該共通する参照符号に添え字を付して区別する。なお、複数の構成要素について特に区別を要さない場合、当該複数の構成要素には、共通する参照符号のみが付され、添え字は付さない。
<第1実施形態>
以下に、第1実施形態に係る半導体記憶装置1について説明する。
以下に、第1実施形態に係る半導体記憶装置1について説明する。
[構成例]
(1)メモリシステム
図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1を含むメモリシステム3の構成の一例を示すブロック図である。
(1)メモリシステム
図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1を含むメモリシステム3の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示されるように、メモリシステム3は、半導体記憶装置1およびメモリコントローラ2を含み、ホスト装置4により制御される。メモリシステム3は、例えば、SSD(solid state drive)またはSDTMカード等である。
半導体記憶装置1は、メモリコントローラ2により制御される。メモリコントローラ2は、ホスト装置4から命令を受け取り、当該受け取った命令に基づいて半導体記憶装置1を制御する。
メモリコントローラ2は、ホストインタフェース回路21、CPU(central processing unit)22、RAM(random access memory)23、ROM(read only memory)24、およびメモリインタフェース回路25を含む。メモリコントローラ2は、例えばSoC(System-on-a-chip)として構成される。
ROM24はファームウェア(プログラム)を格納する。RAM23は、当該ファームウェアを保持可能であり、CPU22の作業領域として使用される。RAM23はさらに、データを一時的に保持し、バッファおよびキャッシュとして機能する。ROM24に格納されていてRAM23上にロードされたファームウェアがCPU22により実行される。これにより、メモリコントローラ2は、後述する書込み動作および読出し動作等を含む種々の動作、ならびに、ホストインタフェース回路21およびメモリインタフェース回路25の機能の一部を実行する。
ホストインタフェース回路21は、バスを介してホスト装置4に接続され、メモリコントローラ2とホスト装置4との間の通信を司る。例えば、ホストインタフェース回路21は、ホスト装置4からの命令を受け取る。メモリインタフェース回路25は、メモリバスを介して半導体記憶装置1に接続され、メモリコントローラ2と半導体記憶装置1との間の通信を司る。例えば、メモリインタフェース回路25は、ホスト装置4からの命令に基づいて、コマンドおよびアドレス情報を含むコマンドシーケンスを発行して半導体記憶装置1に送信する。メモリバスは、例えば、チップイネーブル信号CEn、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号WEn、リードイネーブル信号REn、ライトプロテクト信号WPn、レディ/ビジー信号R/Bn、および信号DQを伝送する。
(2)半導体記憶装置
図2は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1の構成の一例を示すブロック図である。第1実施形態に係る半導体記憶装置1は、例えば、データを不揮発に記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリである。
図2は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1の構成の一例を示すブロック図である。第1実施形態に係る半導体記憶装置1は、例えば、データを不揮発に記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリである。
図2に示されるように、半導体記憶装置1は、メモリセルアレイ11、センスアンプモジュール12、ロウデコーダモジュール13、入出力回路14、レジスタ15、ロジック制御回路16、シーケンサ17、レディ/ビジー制御回路18、および電圧生成回路19を含む。半導体記憶装置1では、書込みデータDATをメモリセルアレイ11に記憶させる書込み動作、読出しデータDATをメモリセルアレイ11から読み出す読出し動作等の、各種動作が実行される。
メモリセルアレイ11は、ブロックBLK0〜BLKn(nは1以上の整数)を含む。ブロックBLKは、ビット線およびワード線に関連付けられた複数の不揮発性メモリセルを含み、例えばデータの消去単位となる。半導体記憶装置1では、例えばSLC(Single-Level Cell)方式またはMLC(Multi-Level Cell)方式を適用可能である。SLC方式では、各メモリセルに1ビットデータが保持され、MLC方式では、各メモリセルに2ビットデータが保持される。なお、3ビット以上のデータが各メモリセルに保持されるようにしてもよい。
入出力回路14は、メモリコントローラ2との信号DQの入出力を制御する。信号DQは、コマンドCMD、データDAT、アドレス情報ADD、およびステータス情報STS等を含む。コマンドCMDは、例えば、ホスト装置4からの命令を実行するための命令を含む。データDATは、書込みデータDATまたは読出しデータDATを含む。アドレス情報ADDは、例えば、カラムアドレスおよびロウアドレスを含む。ステータス情報STSは、例えば、書込み動作および読出し動作に関する半導体記憶装置1のステータスに関する情報を含む。
より具体的には、入出力回路14は、入力回路および出力回路を備え、入力回路および出力回路が次に述べる処理を行う。入力回路は、メモリコントローラ2から、書込みデータDAT、アドレス情報ADD、およびコマンドCMDを受信する。入力回路は、受信した書込みデータDATをセンスアンプモジュール12に転送し、受信したアドレス情報ADDおよびコマンドCMDをレジスタ15に転送する。出力回路は、レジスタ15からステータス情報STSを受け取り、センスアンプモジュール12から読出しデータDATを受け取る。出力回路は、受け取ったステータス情報STSおよび読出しデータDATを、メモリコントローラ2に送信する。ここで、入出力回路14とセンスアンプモジュール12は、データバスを介して接続される。データバスは、例えば、信号DQ0〜DQ7に対応する8本のデータ線IO0〜IO7を含む。なお、データ線IOの本数は、8本に限定されるものではなく、例えば16本または32本であってもよく、任意に設定可能である。
レジスタ15は、ステータスレジスタ151、アドレスレジスタ152、およびコマンドレジスタ153を含む。
ステータスレジスタ151は、ステータス情報STSを保持し、当該ステータス情報STSを、シーケンサ17の指示に基づいて入出力回路14に転送する。
アドレスレジスタ152は、入出力回路14から転送されるアドレス情報ADDを保持し、アドレス情報ADDをシーケンサ17に転送する。また、アドレスレジスタ152は、アドレス情報ADD中のカラムアドレスをセンスアンプモジュール12に転送し、アドレス情報ADD中のロウアドレスをロウデコーダモジュール13に転送する。
コマンドレジスタ153は、入出力回路14から転送されるコマンドCMDを保持し、コマンドCMDをシーケンサ17に転送する。
ロジック制御回路16は、メモリコントローラ2から、例えば、チップイネーブル信号CEn、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号WEn、リードイネーブル信号REn、およびライトプロテクト信号WPnを受信する。ロジック制御回路16は、受信される信号に基づいて、入出力回路14およびシーケンサ17を制御する。
チップイネーブル信号CEnは、半導体記憶装置1をイネーブルにするために使用される信号である。コマンドラッチイネーブル信号CLEは、半導体記憶装置1に入力される信号DQがコマンドCMDであることを入出力回路14に通知するために使用される信号である。アドレスラッチイネーブル信号ALEは、半導体記憶装置1に入力される信号DQがアドレス情報ADDであることを入出力回路14に通知するために使用される信号である。ライトイネーブル信号WEnおよびリードイネーブル信号REnはそれぞれ、例えば信号DQの入力および出力を入出力回路14に対して命令するために使用される信号である。ライトプロテクト信号WPnは、データの書込みおよび消去の禁止を半導体記憶装置1に指示するために使用される信号である。
シーケンサ17は、コマンドCMDおよびアドレス情報ADDを受け取り、当該受け取ったコマンドCMDおよびアドレス情報ADDにしたがって半導体記憶装置1全体の動作を制御する。例えば、シーケンサ17は、センスアンプモジュール12、ロウデコーダモジュール13、および電圧生成回路19等を制御して、書込み動作および読出し動作等の各種動作を実行する。
レディ/ビジー制御回路18は、シーケンサ17による制御にしたがってレディ/ビジー信号R/Bnを生成し、生成したレディ/ビジー信号R/Bnをメモリコントローラ2に送信する。レディ/ビジー信号R/Bnは、半導体記憶装置1がメモリコントローラ2からの命令を受け付けるレディ状態にあるか、あるいは命令を受け付けないビジー状態にあるかを通知するために使用される信号である。
電圧生成回路19は、シーケンサ17による制御に基づいて各種電圧を生成し、当該生成した電圧を、メモリセルアレイ11、センスアンプモジュール12、およびロウデコーダモジュール13等に供給する。例えば、電圧生成回路19は、読出しおよび書込み等の動作で後述のワード線等に印加する各種電圧を生成する。電圧生成回路19は、生成したワード線に印加する各種電圧をロウデコーダモジュール13に供給する。
センスアンプモジュール12は、アドレスレジスタ152からカラムアドレスを受け取り、受け取ったカラムアドレスをデコードする。センスアンプモジュール12は、当該デコードの結果に基づいて、以下のようにメモリコントローラ2とメモリセルアレイ11との間でのデータDATの転送動作を実行する。すなわち、センスアンプモジュール12は、メモリセルアレイ11内のメモリセルトランジスタの閾値電圧をセンスして読出しデータDATを生成し、生成した読出しデータDATを、入出力回路14を介してメモリコントローラ2に出力する。また、センスアンプモジュール12は、メモリコントローラ2から入出力回路14を介して書込みデータDATを受け取り、受け取った書込みデータDATを、メモリセルアレイ11に転送する。
ロウデコーダモジュール13は、アドレスレジスタ152からロウアドレスを受け取り、受け取ったロウアドレスをデコードする。ロウデコーダモジュール13は、当該デコードの結果に基づいて、読出し動作および書込み動作等の各種動作を実行する対象のブロックBLKを選択する。ロウデコーダモジュール13は、当該選択したブロックBLKに、電圧生成回路19から供給される電圧を転送可能である。
(3)メモリセルアレイ
図3は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1中のメモリセルアレイ11の回路構成の一例を示す図である。メモリセルアレイ11の回路構成の一例として、メモリセルアレイ11に含まれる複数のブロックBLKのうち1つのブロックBLKの回路構成の一例が示されている。例えば、メモリセルアレイ11に含まれる複数のブロックBLKの各々は、図3に示される回路構成を有する。
図3は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1中のメモリセルアレイ11の回路構成の一例を示す図である。メモリセルアレイ11の回路構成の一例として、メモリセルアレイ11に含まれる複数のブロックBLKのうち1つのブロックBLKの回路構成の一例が示されている。例えば、メモリセルアレイ11に含まれる複数のブロックBLKの各々は、図3に示される回路構成を有する。
図3に示されるように、ブロックBLKは、例えば4つのストリングユニットSU0〜SU3を含む。各ストリングユニットSUは、複数のNANDストリングNSを含む。各NANDストリングNSは、ビット線BL0〜BL(m−1)(mは1以上の整数)のうち対応するビット線BLに接続され、例えばメモリセルトランジスタMT0〜MT7ならびに選択トランジスタST1およびST2を含む。各メモリセルトランジスタMTは、制御ゲートおよび電荷蓄積層を含んでおり、データを不揮発に記憶する。選択トランジスタST1およびST2の各々は、各種動作時における、当該選択トランジスタST1およびST2を含むNANDストリングNSの選択に使用される。
各NANDストリングNSの選択トランジスタST1のドレインは、上記対応するビット線BLに接続される。選択トランジスタST1のソースと、選択トランジスタST2のドレインとの間に、メモリセルトランジスタMT0〜MT7が直列接続される。選択トランジスタST2のソースは、ソース線CELSRCに接続される。
同一のストリングユニットSUjに含まれる複数のNANDストリングNSの選択トランジスタST1のゲート(制御ゲート)は、セレクトゲート線SGDjに共通して接続される。ここで、図3の例では、jは0から3の整数のいずれかである。同一のブロックBLKに含まれる複数のNANDストリングNSの選択トランジスタST2のゲートは、セレクトゲート線SGSに共通して接続される。同一のブロックBLKに含まれる複数のNANDストリングNSのメモリセルトランジスタMTkの制御ゲートは、ワード線WLkに共通して接続される。ここで、図3の例では、kは0から7の整数のいずれかである。
各ビット線BLは、各ストリングユニットSUに含まれる対応するNANDストリングNSの選択トランジスタST1のドレインに共通して接続される。ソース線CELSRCは、複数のストリングユニットSU間で共有される。
1つのストリングユニットSU中の、或るワード線WLに共通して接続される複数のメモリセルトランジスタMTの集合は、例えばセルユニットCUと称される。例えば、セルユニットCU内のメモリセルトランジスタMTの各々に保持される同位ビットの集合を、例えば「1ページ」と呼ぶ。
以上でメモリセルアレイ11の回路構成について説明したが、メモリセルアレイ11の回路構成は上述したものに限定されない。例えば、各ブロックBLKが含むストリングユニットSUの個数を任意の個数に設計することが可能である。また、各NANDストリングNSが含むメモリセルトランジスタMTならびに選択トランジスタST1およびST2の各々を任意の個数に設計することが可能である。ワード線WLならびにセレクトゲート線SGDおよびSGSの本数の各々は、NANDストリングNS中のメモリセルトランジスタMTならびに選択トランジスタST1およびST2の個数に基づいて変更される。
(4)メモリセルトランジスタの閾値電圧分布
図4は、図3に示したメモリセルアレイ11中の各メモリセルトランジスタMTが2ビットデータを保持する場合の、閾値電圧分布、データの割当て、読出し電圧、およびベリファイ電圧の一例を示す図である。以下では、書込み対象または読出し対象のメモリセルトランジスタMTのことを、選択メモリセルトランジスタMTと称する。
図4は、図3に示したメモリセルアレイ11中の各メモリセルトランジスタMTが2ビットデータを保持する場合の、閾値電圧分布、データの割当て、読出し電圧、およびベリファイ電圧の一例を示す図である。以下では、書込み対象または読出し対象のメモリセルトランジスタMTのことを、選択メモリセルトランジスタMTと称する。
メモリセルトランジスタMTは、そのメモリセルトランジスタMTをオフ状態からオン状態に切り替えることを可能とするゲート・ソース間の電位差(以下では、閾値電圧と称する。)に基づいて、上記2ビットデータを保持する。書込み動作では、選択メモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層に電子を注入することにより当該選択メモリセルトランジスタMTの閾値電圧を上昇させるプログラム動作が行われる。
図4は、メモリセルトランジスタMTに2ビットデータを保持させる場合のこのような閾値電圧の制御の結果として形成される4つの閾値電圧分布を示している。図4に示す閾値電圧分布では、縦軸がメモリセルトランジスタMTの個数に対応し、横軸がメモリセルトランジスタMTの閾値電圧Vthに対応している。横軸では、一例として、メモリセルトランジスタMTのソースに例えば基準電圧が印加される場合に、そのメモリセルトランジスタMTをオフ状態からオン状態に切り替えることを可能とする、当該メモリセルトランジスタMTのゲートに印加する電圧が示されている。
例えば、メモリセルトランジスタMTの閾値電圧がこの4つの閾値電圧分布のいずれに含まれるかに応じて、そのメモリセルトランジスタMTが“Er”ステート、“A”ステート、“B”ステート、および“C”ステートのいずれかに属するものとして区別する。メモリセルトランジスタMTの属するステートが“Er”ステート、“A”ステート、“B”ステート、“C”ステートとなる順に、そのメモリセルトランジスタMTの閾値電圧が高くなる。例えば、“Er”ステートに“11”(“上位ビット/下位ビット”)データが割り当てられ、“A”ステートに“01”データが割り当てられ、“B”ステートに“00”データが割り当てられ、“C”ステートに“10”データが割り当てられる。メモリセルトランジスタMTの属するステートに割り当てられたデータが、そのメモリセルトランジスタMTに記憶されているデータである。
書込み動作では、選択メモリセルトランジスタMTの閾値電圧が所定の電圧を超えたか否かを確認するベリファイ動作が行われる。当該ベリファイ動作において使用されるベリファイ電圧が設定される。具体的には、“A”ステートに対応してベリファイ電圧AVが設定され、“B”ステートに対応してベリファイ電圧BVが設定され、“C”ステートに対応してベリファイ電圧CVが設定される。
例えば、ベリファイ電圧AVが印加された場合、オン状態になるメモリセルトランジスタMTは“Er”ステートに属し、オフ状態になるメモリセルトランジスタMTは“A”ステート以上のいずれかのステートに属することが分かる。これにより、例えば“01”データの書込み動作の結果、書込み対象のメモリセルトランジスタMTの閾値電圧が“A”ステート以上の閾値電圧分布に含まれるようになったか否かを確認することが可能となる。その他のベリファイ電圧BVおよびCVについても同様である。
また、選択メモリセルトランジスタMTがどのステートに属するかを判定する読出し動作において使用される読出し電圧が設定される。具体的には、“A”ステートに対応して読出し電圧ARが設定され、“B”ステートに対応して読出し電圧BRが設定され、“C”ステートに対応して読出し電圧CRが設定される。
例えば、読出し電圧ARが印加された場合、オン状態になるメモリセルトランジスタMTは“Er”ステートに属し、オフ状態になるメモリセルトランジスタMTは“A”ステート以上のいずれかのステートに属することが分かる。これにより、メモリセルトランジスタMTが“Er”ステートに属するのか“A”ステート以上に属するのかを判定することが可能となる。その他の読出し電圧BRおよびCRについても同様である。
なお、読出し動作を実行する際には、メモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層に蓄積された電子の一部が時間の経過とともに電荷蓄積層から抜け、これにより当該メモリセルトランジスタMTの閾値電圧が下がっていることがある。このような閾値電圧の低下に対処するため、読出し電圧はベリファイ電圧より低く設定される。すなわち、読出し電圧ARはベリファイ電圧AVよりも低く、読出し電圧BRはベリファイ電圧BVよりも低く、読出し電圧CRはベリファイ電圧CVよりも低い。
さらに、最も高い“C”ステートに属するメモリセルトランジスタMTの閾値電圧より常に高くなるように、読出しパス電圧VREADが設定される。読出しパス電圧VREADがゲートに印加されたメモリセルトランジスタMTは、記憶するデータにかかわらずオン状態になる。
なお、以上で説明した1つのメモリセルトランジスタMTに記憶するデータのビット数と、上記閾値電圧分布に対するデータの割当てはあくまで一例に過ぎず、これに限定されない。
(5)センスアンプモジュール
図5は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1のセンスアンプモジュール12の構成の一例を示すブロック図である。なお、以下で詳細に説明するセンスアンプモジュール12の構成は一例に過ぎず、センスアンプモジュール12としては種々の構成が適用可能である。
図5は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1のセンスアンプモジュール12の構成の一例を示すブロック図である。なお、以下で詳細に説明するセンスアンプモジュール12の構成は一例に過ぎず、センスアンプモジュール12としては種々の構成が適用可能である。
図5に示されるように、センスアンプモジュール12は、例えばビット線BL毎に設けられるm個のセンスアンプユニットSAU0〜SAU(m−1)を含む。
各センスアンプユニットSAUは、例えば、センスアンプ回路SA、ならびに、ラッチ回路ADL、BDL、CDL、およびXDLを含む。各センスアンプユニットSAUに含まれるラッチ回路の数は、例えば、各メモリセルトランジスタMTが保持するデータのビット数に基づく。
センスアンプ回路SAは、対応するビット線BLに接続される。センスアンプ回路SA、ならびに、ラッチ回路ADL、BDL、CDL、およびXDLは、互いにデータを送受信可能なようにバスDBUSを介して接続される。
センスアンプ回路SAは、読出し動作において、対応するビット線BLに流れる電流に基づいて、または、当該ビット線BLの電位に基づいて選択メモリセルトランジスタMTの閾値電圧をセンスすることによりデータを読み出す。また、センスアンプ回路SAは、書込み動作において、対応するビット線BLに電圧を印加する。すなわち、センスアンプ回路SAは、対応するビット線BLを直接的に制御する。読出し動作においては、センスアンプ回路SAに、例えばシーケンサ17により制御信号STBが供給される。センスアンプ回路SAは、制御信号STBがアサートされるタイミングで読出しデータを確定させ、当該読出しデータを、例えばラッチ回路ADL、BDL、CDL、およびXDLのいずれかに転送する。
ラッチ回路ADL、BDL、およびCDLは、読出しデータおよび書込みデータを一時的に保持する。
ラッチ回路XDLは、対応するセンスアンプユニットSAUと入出力回路14との間でのデータの送受信を可能にする。すなわち、例えばメモリコントローラ2等から受信したデータは、先ずラッチ回路XDLに保持され、その後、ラッチ回路ADL、BDL、およびCDL、あるいはセンスアンプ回路SAに転送される。逆もまた同じであり、ラッチ回路ADL、BDL、およびCDL、あるいはセンスアンプ回路SA中のデータは、先ずラッチ回路XDLに転送されて保持され、その後、入出力回路14に転送された後に半導体記憶装置1の外部に出力される。
このように、ラッチ回路XDLは、入出力回路14とセンスアンプ回路SAとの間に直列に接続された、半導体記憶装置1のキャッシュメモリとして機能する。したがって、半導体記憶装置1は、ラッチ回路XDLが空いていれば(開放された状態であれば)、他のラッチ回路が使用中であったとしてもレディ状態となることが可能である。
[動作例]
以下では、第1実施形態に係る半導体記憶装置1において、実行中の書込み動作が中断されて読出し動作が実行され、当該読出し動作の完了後に、中断された書込み動作が再開される、いくつかの動作例について詳細に説明する。以下、このように実行される読出し動作のことを、サスペンドリード動作とも称する。
以下では、第1実施形態に係る半導体記憶装置1において、実行中の書込み動作が中断されて読出し動作が実行され、当該読出し動作の完了後に、中断された書込み動作が再開される、いくつかの動作例について詳細に説明する。以下、このように実行される読出し動作のことを、サスペンドリード動作とも称する。
なお、以下では、中断される動作として書込み動作が実行される場合の例について説明するが、本実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、中断される動作は消去動作であってもよい。
以下では、説明の便宜上、書込み動作としてキャッシュプログラム動作が実行される場合の例について説明する。キャッシュプログラム動作では、レディ/ビジー信号R/Bnは、ラッチ回路XDLに入力された書込みデータが他のラッチ回路(例えば、ラッチ回路ADL等)に転送されるまではロー(L)レベル(ビジー状態)にされるが、転送された後はハイ(H)レベル(レディ状態)にされる。しかしながら、本実施形態はこれに限定されるものではない。書込み動作としては、例えば、ラッチ回路XDLに入力された書込みデータが他のラッチ回路に転送された後も継続して半導体記憶装置1がビジー状態となる書込み動作も適用可能である。
さらに、以下では、実行中の書込み動作が中断コマンドを必要とせずに中断されるように半導体記憶装置1が構成されている場合の例について説明を行うが、本実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、半導体記憶装置1は、実行中の書込み動作が中断コマンドに応じて中断されるように構成されていてもよい。
半導体記憶装置1は、中断された書込み動作の再開に関して、次の2つのモードのいずれかに設定可能である。第1のモードは、当該書込み動作が例えばコマンド“48h”のような再開コマンドを必要とせずに再開(以下では、オートで再開とも言う。)されるモードである。以下では、説明を簡潔にする目的で、これを“オートレジュームモード”と称する。一方、第2のモードは、当該書込み動作が例えば上述した再開コマンドに応じて再開(以下では、マニュアルで再開とも言う。)されるモードである。以下では、説明を簡潔にする目的で、これを“マニュアルレジュームモード”と称する。
半導体記憶装置1は、設定変更によって上記2つのモードを途中で切り替えて動作することも可能である。以下では、先ず、半導体記憶装置1が終始“オートレジュームモード”に設定されている場合の動作例と、半導体記憶装置1が終始“マニュアルレジュームモード”に設定されている場合の動作例とを説明する。次に、半導体記憶装置1が“オートレジュームモード”と“マニュアルレジュームモード”との間での設定変更を伴って動作する場合の動作例について説明する。
(1)オートレジュームモードでの動作例
図6Aは、第1実施形態に係る半導体記憶装置1において実行されるサスペンドリード動作に係るコマンドシーケンスとレディ/ビジー信号R/Bnの時間変化とを示すタイミングチャートの一例を示す図である。図6Aの例では、半導体記憶装置1は“オートレジュームモード”に設定されている。以下では、参照を容易にするため、図2を参照して説明した書込みデータDATおよび読出しデータDATをそれぞれ、書込みデータDinおよび読出しデータDoutと称する。
図6Aは、第1実施形態に係る半導体記憶装置1において実行されるサスペンドリード動作に係るコマンドシーケンスとレディ/ビジー信号R/Bnの時間変化とを示すタイミングチャートの一例を示す図である。図6Aの例では、半導体記憶装置1は“オートレジュームモード”に設定されている。以下では、参照を容易にするため、図2を参照して説明した書込みデータDATおよび読出しデータDATをそれぞれ、書込みデータDinおよび読出しデータDoutと称する。
半導体記憶装置1がレディ状態であるときに、メモリコントローラ2は、コマンド“80h”を発行して半導体記憶装置1に送信する。コマンド“80h”は、書込み動作を実行するように半導体記憶装置1に命令するために使用されるコマンドである。
また、メモリコントローラ2は、アドレス情報ADDを例えば5サイクルにわたり発行して半導体記憶装置1に送信する。5サイクルにわたるアドレス情報ADDは、例えば、書込み対象のブロックBLK、および当該ブロックBLKの或る領域を指定するものである。シーケンサ17は、当該アドレス情報ADDに基づいて、メモリセルアレイ11のうちのデータが書き込まれる領域を特定する。なお、アドレス情報ADDは、5サイクルにわたるものに限らず、任意のサイクル数にわたるものが適用可能である。
続いて、メモリコントローラ2は、書込みデータDinを半導体記憶装置1に送信する。シーケンサ17は、当該データDinを、メモリセルアレイ11のうちのデータが書き込まれる領域に対応するラッチ回路XDLに入力する。
さらに、メモリコントローラ2は、コマンド“15h”を発行して半導体記憶装置1に送信する。コマンド“15h”は、半導体記憶装置1に、コマンド“80h”の受信以降に受け取ったアドレス情報ADDおよびデータDinに基づいて、書込み動作としてキャッシュプログラム動作を実行させるために使用されるコマンドである。
シーケンサ17は、コマンド“15h”を受け取ることに応じて、レディ/ビジー制御回路18に、レディ/ビジー信号R/BnをLレベルでメモリコントローラ2へ送信させる。これにより、メモリコントローラ2は、半導体記憶装置1がビジー状態であることを通知される。シーケンサ17は、電圧生成回路19、センスアンプモジュール12、およびロウデコーダモジュール13等を制御して、書込み動作WOを開始する。その後、シーケンサ17は、データDinを、ラッチ回路XDLから他のラッチ回路(例えば、ラッチ回路ADL)に移動させる。これによりラッチ回路XDLが解放されると、シーケンサ17は、レディ/ビジー制御回路18に、レディ/ビジー信号R/BnをHレベルでメモリコントローラ2へ送信させる。これにより、メモリコントローラ2は、半導体記憶装置1がレディ状態であることを通知される。
半導体記憶装置1において書込み動作WOの実行中に、メモリコントローラ2は、例えば、ホスト装置4から優先度の高い読出し動作の実行命令を受ける。
メモリコントローラ2は、コマンド“00h”を発行して半導体記憶装置1に送信する。コマンド“00h”は、読出し動作を実行するように半導体記憶装置1に命令するために使用されるコマンドである。また、メモリコントローラ2は、アドレス情報ADDを例えば5サイクルにわたり発行して半導体記憶装置1に送信する。5サイクルにわたるアドレス情報ADDは、例えば、読出し対象のブロックBLK、および当該ブロックBLKの或る領域を指定するものである。さらに、メモリコントローラ2は、コマンド“30h”を発行して半導体記憶装置1に送信する。コマンド“30h”は、半導体記憶装置1に、コマンド“00h”の受信以降に受け取ったアドレス情報ADDに基づいて読出し動作を実行させるために使用されるコマンドである。これにより、シーケンサ17は、実行中の書込み動作を、例えばプログラム動作が完了したタイミングで中断させ、読出し動作を割り込ませる動作を開始する。
シーケンサ17は、コマンド“30h”を受け取ることに応じて、レディ/ビジー制御回路18に、レディ/ビジー信号R/BnをLレベルでメモリコントローラ2へ送信させる。これにより、メモリコントローラ2は、半導体記憶装置1がビジー状態であることを通知される。シーケンサ17は、実行中の書込み動作WOを中断させ、読出し動作を開始するための設定の切替えを行う。この後に、シーケンサ17は、読出し動作ROを開始する。なお、以降の説明における読出し動作ROは、メモリセルアレイ11から読み出されたデータをラッチ回路XDLに転送する動作を含むが、当該データをラッチ回路XDLからメモリコントローラ2に出力する動作を含まないものとする。
読出し動作ROが完了した後、シーケンサ17は、レディ/ビジー制御回路18に、レディ/ビジー信号R/BnをHレベルでメモリコントローラ2へ送信させる。これにより、メモリコントローラ2は、半導体記憶装置1がレディ状態であることを通知される。メモリコントローラ2は、コマンド“05h”、アドレス情報ADD、およびコマンド“E0h”を発行して半導体記憶装置1に送信する。コマンド“05h”およびコマンド“E0h”は、半導体記憶装置1に、読出し動作により読み出された(ラッチ回路XDLに転送された)読出しデータDoutをメモリコントローラ2へ出力させるために使用されるコマンドである。シーケンサ17は、コマンド“E0h”を受け取ることに応じて、読出し動作ROにより読み出されたデータDoutをメモリコントローラ2へ出力させる。なお、上述したコマンド“05h”、アドレス情報ADD、およびコマンド“E0h”は、必ずしも発行されなくてもよい。この場合、半導体記憶装置1は、例えばリードイネーブル信号REnのトグルをトリガとしてデータDoutをメモリコントローラ2へ出力してもよい。以下も同様である。
ここで、読出し動作ROの完了に伴って、シーケンサ17は、中断された書込み動作WOをオートで再開する。当該再開は、例えば、上述したデータDoutをメモリセルアレイ11からラッチ回路XDLに転送する動作の後、メモリセルアレイ11にアクセスする動作が行われていないため可能である。再開後の書込み動作WOでは、例えば完了しているプログラム動作に続くベリファイ動作が実行される。なお、書込み動作WOが中断された際の中断情報は、例えばシーケンサ17内のレジスタに保持され、シーケンサ17は、当該レジスタに保持される中断情報に基づいて、書込み動作WOを再開する。
このように、“オートレジュームモード”に設定されている半導体記憶装置1は、サスペンドリード動作の完了に伴って、中断された書込み動作をオートで再開する。半導体記憶装置1は、当該再開後の書込み動作を、例えば、当該サスペンドリード動作により読み出されたデータの出力と並行して実行する。
(2)マニュアルレジュームモードでの動作例
図6Bは、第1実施形態に係る半導体記憶装置1において実行される2回のサスペンドリード動作に係るコマンドシーケンスとレディ/ビジー信号R/Bnの時間変化とを示すタイミングチャートの一例を示す図である。図6Bの例では、半導体記憶装置1は、“マニュアルレジュームモード”に設定されている。
図6Bは、第1実施形態に係る半導体記憶装置1において実行される2回のサスペンドリード動作に係るコマンドシーケンスとレディ/ビジー信号R/Bnの時間変化とを示すタイミングチャートの一例を示す図である。図6Bの例では、半導体記憶装置1は、“マニュアルレジュームモード”に設定されている。
書込み動作WOが開始され、その後書込み動作WOが中断されて読出し動作RO1が実行されるまでの、コマンドシーケンスとレディ/ビジー信号R/Bnの時間変化は、図6Aを参照して説明した、書込み動作WOが開始され、その後書込み動作WOが中断されて読出し動作ROが実行されるものと同様である。
読出し動作RO1が完了した後、シーケンサ17は、レディ/ビジー制御回路18に、レディ/ビジー信号R/BnをHレベルでメモリコントローラ2へ送信させる。これにより、メモリコントローラ2は、半導体記憶装置1がレディ状態であることを通知される。メモリコントローラ2は、コマンド“05h”、アドレス情報ADD、およびコマンド“E0h”を発行して半導体記憶装置1に送信する。シーケンサ17は、コマンド“E0h”を受け取ることに応じて、読出し動作RO1により読み出されたデータDout1をメモリコントローラ2へ出力させる。
ここで、“マニュアルレジュームモード”に設定されている半導体記憶装置1は、図6Aを用いて説明した“オートレジュームモード”に設定されている半導体記憶装置1とは異なり、読出し動作RO1の完了に伴って書込み動作WOをオートで再開することはしない。その代わりに、半導体記憶装置1は、データDout1をメモリセルアレイ11からラッチ回路XDLに転送する動作の完了に伴って、すなわち、読出し動作RO1の完了に伴って、メモリセルアレイ11にアクセスする動作(図では、コア動作と称している。)を、当該アクセスを実行させるコマンドを受け取るまで待機状態とする。図6Bの例では、データDout1のメモリコントローラ2への出力後に、メモリコントローラ2は再度、コマンド“00h”、アドレス情報ADD、およびコマンド“30h”を発行して半導体記憶装置1に送信する。シーケンサ17は、コマンド“30h”を受け取ることに応じて、レディ/ビジー制御回路18に、レディ/ビジー信号R/BnをLレベルでメモリコントローラ2へ送信させる。これにより、メモリコントローラ2は、半導体記憶装置1がビジー状態であることを通知される。シーケンサ17は、読出し動作RO2を開始する。
読出し動作RO2が完了した後、シーケンサ17は、レディ/ビジー制御回路18に、レディ/ビジー信号R/BnをHレベルでメモリコントローラ2へ送信させる。これにより、メモリコントローラ2は、半導体記憶装置1がレディ状態であることを通知される。半導体記憶装置1は、読出し動作RO2の完了に伴って、メモリセルアレイ11にアクセスする動作を、当該アクセスを実行させるコマンドを受け取るまで待機状態とする。メモリコントローラ2は、コマンド“05h”、アドレス情報ADD、およびコマンド“E0h”を発行して半導体記憶装置1に送信する。シーケンサ17は、コマンド“E0h”を受け取ることに応じて、読出し動作RO2により読み出されたデータDout2をメモリコントローラ2へ出力させる。
その後、メモリコントローラ2は、コマンド“48h”を発行して半導体記憶装置1に送信する。コマンド“48h”は、中断された書込み動作WOを再開するように半導体記憶装置1に命令するために使用されるコマンドである。シーケンサ17は、コマンド“48h”を受け取ることに応じて、中断された書込み動作WOを再開する。再開後の書込み動作WOでは、例えば完了しているプログラム動作に続くベリファイ動作が実行される。
なお、上記では、“マニュアルレジュームモード”に設定されている半導体記憶装置1において、書込み動作の中断中に読出し動作が2回続けて実行される場合の例を示した。しかしながら、“マニュアルレジュームモード”に設定されている半導体記憶装置1の動作はこれに限定されず、当該半導体記憶装置1では、書込み動作の中断中に読出し動作を任意の回数続けて実行することが可能である。
このように、“マニュアルレジュームモード”に設定されている半導体記憶装置1は、中断された書込み動作をサスペンドリード動作の完了に伴ってオートで再開することはせず、当該サスペンドリード動作の完了に伴って、メモリセルアレイ11にアクセスする動作を待機状態とする。その後、半導体記憶装置1は、当該中断された書込み動作をマニュアルで再開可能である。“マニュアルレジュームモード”に設定されている半導体記憶装置1は、サスペンドリード動作を完了してから、中断された書込み動作をマニュアルで再開するまでの間に、上述したように他のサスペンドリード動作も実行可能である。
(3)オートレジュームモードからマニュアルレジュームモードへの設定変更を伴う動作例
図7Aは、第1実施形態に係る半導体記憶装置1において実行される2回のサスペンドリード動作に係るコマンドシーケンスとレディ/ビジー信号R/Bnの時間変化とを示すタイミングチャートの別の例を示す図である。図7Aの例では、図6Aの例と同様に、半導体記憶装置1は、予め“オートレジュームモード”に設定されている。
図7Aは、第1実施形態に係る半導体記憶装置1において実行される2回のサスペンドリード動作に係るコマンドシーケンスとレディ/ビジー信号R/Bnの時間変化とを示すタイミングチャートの別の例を示す図である。図7Aの例では、図6Aの例と同様に、半導体記憶装置1は、予め“オートレジュームモード”に設定されている。
書込み動作WOが開始されるまでのコマンドシーケンスとレディ/ビジー信号R/Bnの時間変化は、図6Aを参照して説明したのと同様である。
ここで、書込み動作WOが実行されている間に、メモリコントローラ2は、コマンド“XXh”を発行して半導体記憶装置1に送信する。コマンド“XXh”は、“オートレジュームモード”と“マニュアルレジュームモード”との間で半導体記憶装置1の設定を変更するために使用されるコマンドである。例えば、シーケンサ17は、コマンド“XXh”を受け取ることに応じて、“オートレジュームモード”に設定されていた半導体記憶装置1を“マニュアルレジュームモード”に設定変更する。
続いて、メモリコントローラ2は、コマンド“00h”、アドレス情報ADD、コマンド“30h”を発行して半導体記憶装置1に送信する。これにより、シーケンサ17は、実行中の書込み動作WOを、例えばプログラム動作が完了したタイミングで中断させ、読出し動作を割り込ませる動作を開始する。この動作以降のコマンドシーケンスとレディ/ビジー信号R/Bnの時間変化は、図6Bを参照して説明した、“マニュアルレジュームモード”に設定されている半導体記憶装置1の動作と同様である。
なお、半導体記憶装置1がコマンド“XXh”を受け取るタイミングは上述したものに限定されない。例えば、コマンド“XXh”は、半導体記憶装置1がビジー状態であっても受け付けることが可能なコマンドである。例えば、データDout1の出力の開始までに半導体記憶装置1がコマンド“XXh”を受け取れば、半導体記憶装置1は、図6Bを参照して説明したように、中断された書込み動作WOを読出し動作RO1の完了に伴ってオートで再開することはせず、読出し動作RO1の完了後から当該中断された書込み動作WOをマニュアルで再開可能である。
(4)マニュアルレジュームモードからオートレジュームモードへの設定変更を伴う動作例
図7Bは、第1実施形態に係る半導体記憶装置1において実行されるサスペンドリード動作に係るコマンドシーケンスとレディ/ビジー信号R/Bnの時間変化とを示すタイミングチャートの別の例を示す図である。図7Bの例では、図6Bの例と同様に、半導体記憶装置1は予め“マニュアルレジュームモード”に設定されている。
図7Bは、第1実施形態に係る半導体記憶装置1において実行されるサスペンドリード動作に係るコマンドシーケンスとレディ/ビジー信号R/Bnの時間変化とを示すタイミングチャートの別の例を示す図である。図7Bの例では、図6Bの例と同様に、半導体記憶装置1は予め“マニュアルレジュームモード”に設定されている。
書込み動作WOが開始され、その後書込み動作WOが中断されて読出し動作ROが開始されるまでの、コマンドシーケンスとレディ/ビジー信号R/Bnの時間変化は、図6Bを参照して説明した、書込み動作WOが開始され、その後書込み動作WOが中断されて読出し動作RO1が実行されるものと同様である。
ここで、読出し動作ROが実行されている間に、メモリコントローラ2は、コマンド“XXh”を発行して半導体記憶装置1に送信する。例えば、シーケンサ17は、コマンド“XXh”を受け取ることに応じて、“マニュアルレジュームモード”に設定されていた半導体記憶装置1を“オートレジュームモード”に設定変更する。読出し動作ROの完了以降のコマンドシーケンスとレディ/ビジー信号R/Bnの時間変化は、図6Aを参照して説明した、“オートレジュームモード”に設定されている半導体記憶装置1の動作と同様である。
なお、半導体記憶装置1がコマンド“XXh”を受け取るタイミングは上述したものに限定されない。例えば、読出し動作ROにより読み出されるデータDoutの出力の開始までに半導体記憶装置1がコマンド“XXh”を受け取れば、半導体記憶装置1は、図6Aを参照して説明したように、読み出し動作ROの完了に伴って、中断された書込み動作WOをオートで再開する。
図7Aおよび図7Bに関連する説明では、コマンド“XXh”に応じて半導体記憶装置1が一度設定変更される場合の例について説明した。しかしながら、本実施形態はこれに限定されず、半導体記憶装置1は、コマンド“XXh”を複数回受け取り、コマンド“XXh”を受け取る度に上述したように“オートレジュームモード”と“マニュアルレジュームモード”との間で設定変更されるものであってもよい。
上記では、半導体記憶装置1の上述したような設定変更等にコマンド“XXh”のようなコマンドを用いる場合の例を説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではない。例えばセットフィーチャコマンドを用いて半導体記憶装置1の各種動作を規定するパラメータを変更することにより、半導体記憶装置1の上述したような設定変更等を実現してもよい。
上記では、半導体記憶装置1が“オートレジュームモード”と“マニュアルレジュームモード”との間での設定変更を伴って動作する場合の例について説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、半導体記憶装置1は、中断された書込み動作の再開に関して、上記で詳細に説明した“オートレジュームモード”および“マニュアルレジュームモード”以外の他のモードに設定可能であってもよい。この場合、例えば、半導体記憶装置1は、このようなモードのうちの或る1つのモードから他の1つのモードへの設定変更を伴って動作するものであってもよい。
上記では、半導体記憶装置1が、或るプログラム動作が完了したタイミングで書込み動作を中断し、サスペンドリード動作の完了後に書込み動作を、当該プログラム動作に続くベリファイ動作から再開する場合を例として挙げた。しかしながら、本実施形態はこれに限定されるものではない。
半導体記憶装置1は、或るプログラム動作を実行中に書込み動作を中断し、サスペンドリード動作の完了後に書込み動作を、当該プログラム動作の最初から再開するものであってもよい。また、半導体記憶装置1は、或るプログラム動作を実行中に書込み動作を中断し、サスペンドリード動作の完了後に書込み動作を、当該プログラム動作の続きから再開するものであってもよい。さらに、半導体記憶装置1は、或るプログラム動作を実行中に書込み動作を中断し、サスペンドリード動作の完了後に書込み動作を、当該プログラム動作に続くベリファイ動作から再開するものであってもよい。これらの場合および図6Aから図7Bの場合は、半導体記憶装置1は、例えば、上記中断の直前に実行中のプログラム動作を実行中に、コマンド“30h”を受け取る。
あるいは、半導体記憶装置1は、或るベリファイ動作が完了したタイミングで書込み動作を中断し、サスペンドリード動作の完了後に書込み動作を、当該ベリファイ動作に続くプログラム動作から再開するものであってもよい。また、半導体記憶装置1は、或るベリファイ動作を実行中に書込み動作を中断し、サスペンドリード動作の完了後に書込み動作を、当該ベリファイ動作の続きから再開するものであってもよい。これらの場合、半導体記憶装置1は、例えば、上記中断の直前に実行中のベリファイ動作を実行中にコマンド“30h”を受け取る。
[効果]
図6Aを参照して説明したように、終始“オートレジュームモード”に設定されている半導体記憶装置1は、サスペンドリード動作ROの完了に伴って、中断された書込み動作WOをオートで再開し、当該再開後の書込み動作を、例えば、データDoutの出力と並行して実行する。また、図6Bを参照して説明したように、終始“マニュアルレジュームモード”に設定されている半導体記憶装置1は、サスペンドリード動作ROの完了に伴って、メモリセルアレイ11にアクセスする動作を待機状態とする。その後、半導体記憶装置1は、データDoutをメモリコントローラ2へ出力した後、コマンド“48h”を受け取ることに応じて、中断された書込み動作WOを再開する。
図6Aを参照して説明したように、終始“オートレジュームモード”に設定されている半導体記憶装置1は、サスペンドリード動作ROの完了に伴って、中断された書込み動作WOをオートで再開し、当該再開後の書込み動作を、例えば、データDoutの出力と並行して実行する。また、図6Bを参照して説明したように、終始“マニュアルレジュームモード”に設定されている半導体記憶装置1は、サスペンドリード動作ROの完了に伴って、メモリセルアレイ11にアクセスする動作を待機状態とする。その後、半導体記憶装置1は、データDoutをメモリコントローラ2へ出力した後、コマンド“48h”を受け取ることに応じて、中断された書込み動作WOを再開する。
サスペンドリード動作の完了後に後続するサスペンドリード動作が存在しない場合には、速やかに書込み動作が再開されることが望ましい。このような場合には、半導体記憶装置1が“マニュアルレジュームモード”よりも“オートレジュームモード”に設定されている方が望ましい。一方、サスペンドリード動作の完了後に後続するサスペンドリード動作が存在する場合には、書込み動作が再開されることなく、速やかに後続するサスペンドリード動作が実行されることが望ましい。このような場合には、半導体記憶装置1が、“オートレジュームモード”よりも、コマンド“48h”を受け取る前にサスペンドリード動作RO1およびRO2を続けて実行可能な“マニュアルレジュームモード”に設定されている方が望ましい。
第1実施形態に係る半導体記憶装置1は、コマンド“XXh”に応じて、“オートレジュームモード”と“マニュアルレジュームモード”との間で設定変更されることが可能である。したがって、例えば、半導体記憶装置1にサスペンドリード動作を複数回実行させる際には、半導体記憶装置1が“オートレジュームモード”に設定されている場合であっても、半導体記憶装置1を“マニュアルレジュームモード”に設定変更する。これにより、上述したように半導体記憶装置1に、書込み動作を再開させることなく複数のサスペンドリード動作を続けて実行させることが可能である。また、例えば、半導体記憶装置1にサスペンドリード動作を1回だけ実行させる際、あるいは、半導体記憶装置1が実行しているサスペンドリード動作が最後のサスペンドリード動作であることが分かる際には、半導体記憶装置1が“マニュアルレジュームモード”に設定されている場合であっても、半導体記憶装置1を“オートレジュームモード”に設定変更する。これにより、当該サスペンドリード動作を完了後、速やかに書込み動作を再開させることが可能となる。
<他の実施形態>
本明細書において、同一、一致、一定、および維持等の表記を用いている場合には、設計の範囲での誤差が含まれている場合を含んでいてもよい。
本明細書において、同一、一致、一定、および維持等の表記を用いている場合には、設計の範囲での誤差が含まれている場合を含んでいてもよい。
また、或る電圧を印加または供給すると表記している場合、当該電圧を印加または供給するような制御を行うことと、当該電圧が実際に印加または供給されることとのいずれをも含む。さらに、或る電圧を印加または供給することは、例えば0Vの電圧を印加または供給することを含んでいてもよい。
本明細書において“接続”とは、電気的な接続のことを示しており、例えば間に別の素子を介することを除外しない。
上記ではいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態およびその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…半導体記憶装置、11…メモリセルアレイ、12…センスアンプモジュール、13…ロウデコーダモジュール、14…入出力回路、15…レジスタ、151…ステータスレジスタ、152…アドレスレジスタ、153…コマンドレジスタ、16…ロジック制御回路、17…シーケンサ、18…レディ/ビジー制御回路、19…電圧生成回路、BLK…ブロック、SU…ストリングユニット、NS…NANDストリング、CU…セルユニット、BL…ビット線、WL…ワード線、SGD,SGS…セレクトゲート線、CELSRC…ソース線、MT…メモリセルトランジスタ、ST…選択トランジスタ、SAU…センスアンプユニット、SA…センスアンプ回路、ADL,BDL,CDL,XDL…ラッチ回路、DBUS…バス、2…メモリコントローラ、21…ホストインタフェース回路、22…CPU、23…RAM、24…ROM、25…メモリインタフェース回路、3…メモリシステム、4…ホスト装置。
Claims (12)
- メモリセルアレイと、
前記メモリセルアレイに対する第1動作を実行中に、前記第1動作を中断して前記メモリセルアレイに対する第1読出し動作を開始し、前記第1読出し動作の開始後に、前記中断された第1動作を再開し、
第1コマンドを受け取ると、前記中断された第1動作を、前記第1コマンドとは異なる第2コマンドを受け取ることに応じて再開するか否かを切り替える
ように構成される、制御回路と
を備える、
半導体記憶装置。 - 前記制御回路は、前記第1コマンドを、前記第1読出し動作において読み出される第1データの前記半導体記憶装置の外部への出力の開始までに受け取るように構成される、請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記制御回路は、前記第1コマンドを、前記第1動作の開始以降に受け取るように構成される、請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記制御回路は、前記中断された第1動作を、前記第2コマンドを受け取ることに応じて再開する場合、前記第2コマンドを、前記第1読出し動作において読み出される第1データの前記半導体記憶装置の外部への出力の完了後に受け取るように構成される、請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記制御回路は、
前記中断された第1動作を、前記第2コマンドを受け取ることに応じて再開する場合、前記中断された第1動作を、前記第1データの前記出力の完了後に再開し、
前記中断された第1動作を、前記第2コマンドを受け取ることに応じて再開しない場合、前記中断された第1動作を、前記第1データの前記出力の完了以前に再開する、
ように構成される、請求項4に記載の半導体記憶装置。 - 前記制御回路は、前記中断された第1動作を、前記第2コマンドを受け取ることに応じて再開する場合、
前記第1読出し動作に続いて第2読出し動作を開始し、
前記第2読出し動作の開始後に前記第2コマンドを受け取る
ように構成される、請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 前記制御回路は、
前記第1動作の中断後、前記第1読出し動作を開始する前に第3読出し動作をさらに実行し、
前記第3読出し動作により読み出される第2データの前記半導体記憶装置の外部への出力の完了後に前記第1コマンドを受け取り、前記第1コマンドに応じて、前記中断された第1動作を、前記第2コマンドを受け取ることに応じて再開しないように前記切り替えを行い、
前記中断された第1動作を、前記第1データの前記出力の完了以前に再開する
ように構成される、請求項2に記載の半導体記憶装置。 - 前記第1動作は書込み動作または消去動作である、請求項1に記載の半導体記憶装置。
- メモリセルアレイと制御回路とを備える半導体記憶装置であって、
前記制御回路は、
前記メモリセルアレイに対する第1動作を実行中に、前記第1動作を中断して前記メモリセルアレイに対する第1読出し動作を開始し、前記第1読出し動作の開始後に条件が満たされると、前記中断された第1動作を再開し、
前記第1読出し動作において読み出される第1データの前記半導体記憶装置の外部への出力の開始までに第1コマンドを受け取ると、前記条件を、第1条件と、前記第1条件とは異なる第2条件との間で切り替える
ように構成される、
半導体記憶装置。 - 前記制御回路は、前記第1コマンドを、前記第1動作の開始以降に受け取るように構成される、請求項9に記載の半導体記憶装置。
- 前記第1条件は、前記第1コマンドとは異なる第2コマンドを受け取ることを含む、請求項9に記載の半導体記憶装置。
- 前記第2条件は、前記第2コマンドを受け取ることを含まない、請求項11に記載の半導体記憶装置。
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