JP2021021958A - パターン形成方法、リソグラフィ装置、および物品製造方法 - Google Patents

パターン形成方法、リソグラフィ装置、および物品製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021021958A
JP2021021958A JP2020183809A JP2020183809A JP2021021958A JP 2021021958 A JP2021021958 A JP 2021021958A JP 2020183809 A JP2020183809 A JP 2020183809A JP 2020183809 A JP2020183809 A JP 2020183809A JP 2021021958 A JP2021021958 A JP 2021021958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
pattern
mark
original plate
lithography apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020183809A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7022807B2 (ja
Inventor
泰智 吉岡
Yasutomo Yoshioka
泰智 吉岡
裕介 栗田
Yusuke Kurita
裕介 栗田
鈴木 徹
Toru Suzuki
徹 鈴木
守孝 岩越
Moritaka Iwakoshi
守孝 岩越
大蔵 川田
Daizo Kawada
大蔵 川田
弘典 岡積
Hironori Okazumi
弘典 岡積
俊介 唐木
Shunsuke Karaki
俊介 唐木
隆行 橋本
Takayuki Hashimoto
隆行 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2020183809A priority Critical patent/JP7022807B2/ja
Publication of JP2021021958A publication Critical patent/JP2021021958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7022807B2 publication Critical patent/JP7022807B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

【課題】小フットプリント化と高スループット化の両立に有利なパターン形成方法を提供する。【解決手段】リソグラフィ装置100を用いて、原版3のパターンを基板6に形成するパターン形成を行うパターン形成方法が提供される。前記パターン形成方法は、前記基板6に設けられたマークを検出する検出工程と、他のリソグラフィ装置による前記マークの検出結果を示すマーク位置情報を取得する取得工程と、前記検出工程における前記マークの検出結果と、前記取得工程において取得された、前記他のリソグラフィ装置による前記マークの検出結果に基づいて、パターン形成を行うパターン形成工程と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、パターン形成方法、リソグラフィ装置、および物品製造方法に関する。
液晶表示体等の電子デバイスを製造するリソグラフィ工程では、マスクなどの原版とガラスプレートなどの基板を同期して投影光学系に対して相対走査しつつ露光を行うステップ・アンド・スキャン方式の走査型投影露光装置が用いられている。
近年、特に液晶表示体デバイスにおいては基板サイズが大型化しており、基板を無駄なく利用するために、1枚の基板に複数の異なるサイズのデバイスを製造することが行われている。一方、露光領域サイズも大型化しているため、1つの原版に複数の異なるサイズのパターンを作成することが困難となっている。そのため、1枚の基板に対して複数の原版を用いてデバイスを製造することになるが、スループットを向上させるために、複数台の露光装置を用いて異なる原版パターンを1枚の基板に対して転写することが行われている。
また、露光装置のスループットを向上させる技術として、露光装置とは独立したマーク計測機を用意し、露光装置で計測する前に、予め外部の計測機を用いて計測し、露光装置の計測工程を省略する方法が提案されている(特許文献1)。
特開2001−274073号公報
1枚の基板に対し複数の露光装置を用いてパターンを転写する製造ラインでは、複数の露光装置のそれぞれでパターンを転写するレイアウトが異なるため、各装置間でスループットの差が生じ、製造ラインの生産性は最も処理が遅い装置に律速する。そのため、製造ラインの生産性を向上させるためには、最も処理が遅い装置のスループットを向上させる必要がある。
特許文献1に記載された技術では、マーク計測時間を短縮することで露光装置のスループットを向上させることは可能となるが、露光装置とは別の計測機が必要になるため、設置面積(フットプリント)の増加を招く。
本発明は、例えば、小フットプリント化と高スループット化の両立に有利なパターン形成方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、リソグラフィ装置を用いて、原版のパターンを基板に形成するパターン形成を行うパターン形成方法であって、前記基板に設けられたマークを検出する検出工程と、他のリソグラフィ装置による前記マークの検出結果を示すマーク位置情報を取得する取得工程と、前記検出工程における前記マークの検出結果と、前記取得工程において取得された、前記他のリソグラフィ装置による前記マークの検出結果に基づいて、パターン形成を行うパターン形成工程と、を有することを特徴とするパターン形成方法が提供される。
本発明によれば、例えば、小フットプリント化と高スループット化の両立に有利なパターン形成方法を提供することができる。
実施形態に係る露光装置の構成を示す図。 実施形態に係る製造ラインの構成を示す図。 実施形態に係る製造プロセスの原版と基板のレイアウトの例を示す図。 第1露光装置による露光方法を示すフローチャート。 第1露光装置のアライメント検出部およびオフアクシス検出部の構成と、原版および基板に配置される計測マークの例を示す図。 ショットの補正成分を示す図。 第2露光装置による露光方法を示すフローチャート。 第2露光装置のアライメント検出部と、原版および基板に配置される計測マークの例を示す図。 変形例に係る第2露光装置による露光方法を示すフローチャート。 第2露光装置のアライメント検出部の構成と原版および基板に配置される計測マークの例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の実施形態は本発明の実施の具体例を示すにすぎないものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決のために必須のものであるとは限らない。
本発明は、基板にパターンを形成するリソグラフィ装置に関するものである。リソグラフィ装置としては、原版のパターンを投影光学系を介して基板に転写する露光装置や、型を用いて基板の上のインプリント材にパターン形成を行うインプリント装置等がある。以下の実施形態では、リソグラフィ装置の一例として、露光装置について説明するが、露光装置やインプリント装置に適用可能である。図1は、本実施形態に係るリソグラフィ装置の一例である露光装置の概略構成図である。
図1において、露光装置100は、原版3のパターンを、投影光学系5を介して基板6上における複数のショット領域の各々に転写するステップ・アンド・スキャン方式の露光装置である。露光装置100は、例えば、照明光学系1と、アライメント検出部2と、原版ステージ4と、投影光学系5と、オフアクシス検出部8と、基板ステージ7と、制御部9とを含みうる。制御部9は、例えばCPUやメモリを有し、露光装置100の各部を制御する。
光源(不図示)から射出された光は、照明光学系1に入射し、例えば円弧状の露光領域を原版3(例えば、マスク)上に形成する。原版3および基板6(例えばガラスプレート)はそれぞれ、原版ステージ4および基板ステージ7によって保持されており、投影光学系5を介して光学系にほぼ共役な位置(投影光学系5の物体面および像面)に配置される。投影光学系5は、例えば、複数のミラーによって構成されたミラープロジェクション方式の投影光学系であり、所定の投影倍率(例えば1倍や1/2倍)を有し、原版3に形成されたパターンを基板6に投影する。原版ステージ4および基板ステージ7は、投影光学系5の光軸方向(Z方向)に直交する方向に、互いに同期しながら、投影光学系5の投影倍率に応じた速度比で走査する。これにより、原版3に形成されたパターンを、基板6上におけるショット領域に転写することができる。そして、このような走査露光を、基板ステージ7をステップ移動させながら、基板6上における複数のショット領域の各々について順次繰り返すことにより、1枚の基板6における露光処理を完了することができる。
基板6上の各ショット領域に原版3のパターンを転写する際には、パターンが形成された原版3の領域と当該ショット領域とのアライメント(位置合わせ)が行われる。本実施形態の露光装置100は、アライメント検出部2とオフアクシス検出部8とを併用することによって各ショット領域に設けられた複数の計測マークの検出を行う。アライメント検出部2は、原版3の計測マークと基板6の計測マークとを原版3および投影光学系5を介して同時に観察する。オフアクシス検出部8は、原版3を介さずに基板6の計測マークを直接観察する。そして、制御部9は、アライメント検出部2とオフアクシス検出部8で検出された結果を用いて、ショット毎の補正量を算出する。更に、制御部9は、算出されたショット毎の補正量から走査露光時の基板ステージ7の駆動量および投影光学系5内の光学素子の駆動量を算出し、走査露光時に基板ステージ7および投影光学系5を制御しながら露光を行う。
次に、本実施形態における製造ライン(リソグラフィシステム)について説明する。本製造ラインは、複数の露光装置(複数のリソグラフィ装置)を用いて、異なる複数の原版のパターンを1枚の基板6上の異なる位置に順次転写するものである。図2は、本実施形態における製造ラインの構成概略図である。図2において、製造ラインは、例えば、それぞれが図1に示した露光装置100と同じ構成を備える隣接した2台の第1露光装置100a(第1リソグラフィ装置)および第2露光装置100b(第2リソグラフィ装置)を含みうる。また、製造ラインは、基板を搬送する第1搬送部11aおよび第2搬送部11bと、1枚または2枚以上の基板を保管しうる基板ストッカ12を含みうる。第1搬送部11aは基板ストッカ12と第1露光装置100aとの間での基板の搬送を行い、第2搬送部11bは基板ストッカ12と第2露光装置100bとの間での基板の搬送を行う。製造ラインは更に、バッファ装置10を含みうる。バッファ装置10は、例えばHDDやSSDを有し、第1露光装置100aおよび第2露光装置100bの制御部9と接続されており、第1露光装置100aおよび第2露光装置100bの各種データを記憶する。図2ではバッファ装置10は、第1露光装置100aと第2露光装置100bとの間で独立した装置として示されているが、バッファ装置10の機能は、第1露光装置100aまたは第2露光装置100bの制御部9における記憶装置によって実現されてもよい。あるいは、バッファ装置10の機能は、製造ラインの動作を統括的に制御する不図示の統括制御部や、第1露光装置100aおよび第2露光装置100bにネットワークを介して接続された外部のサーバ装置等によって実現されてもよい。
第1搬送部11aは、第1露光装置100aのインターフェイス開口部の前に位置し、基板6を第1露光装置100aの基板ステージ7に搬入する。また、第1搬送部11aは、第1露光装置100aで処理された基板6を第1露光装置100aの基板ステージ7から搬出し、基板ストッカ12に収める。第2搬送部11bは、基板6を基板ストッカ12から取り出し、第2露光装置100bの基板ステージ7に搬入し、第2露光装置100bで処理された後に基板6を第2露光装置100bの基板ステージ7から搬出する。
図3は、本実施形態における製造プロセスにおける原版3と基板6のレイアウト概略図である。第1露光装置100aは、(a)に示される第1原版3aのパターンAを、(c)に示される基板6上の特定の複数のショット領域61,62の各々に順次転写する。次に、第2露光装置100bは、(b)に示される、第2原版3bのパターンBを、(c)に示される基板6上の第1露光装置100aで露光されたショット領域とは異なる特定の複数のショット領域63,64,65,66の各々に順次転写する。
<第1露光装置による露光処理>
以下、図4および図5を参照して、第1露光装置100aによる露光処理を説明する。図4は、第1露光装置100aによる露光方法のフローチャートである。また、図5は、第1露光装置100aのアライメント検出部2およびオフアクシス検出部8の構成と、第1原版3aおよび基板6に配置される計測マークの例を示す図である。図5(b)に示されるように、第1原版3aには、X方向においてパターン部を挟むように、一対の計測マーク32a,35a(以下「原版側マーク」という。)が配置されている。これに対応して、アライメント検出部2は、図5(a)に示されるように、一対の原版側マーク32a,35aを検出する2系統のアライメント検出部21,22を含んでいる。また、図5(c)に示されるように、基板6の複数のショット領域は、第1露光装置100aで第1原版3aを用いてパターン形成を行うことが予定されている一部のショット領域61,62を含む。この一部のショット領域61,62に関しては、611〜626で示される複数の計測マーク(第1基板側マーク)が配置されている。また、基板6の複数のショット領域は、第2露光装置100bで第2原版3bを用いてパターン形成を行うことが予定されている一部のショット領域63,64,65,66を含む。このショット領域63〜66に関しては、631〜656で示される複数の計測マーク(第2基板側マーク)が配置されている。これに対応して、オフアクシス検出部8は、図5(c)に示されるように、基板側マーク611〜656を検出する6系統のオフアクシス検出部81,82,83,84,85,86を含んでいる。
S101で、第1露光装置100aの制御部9は、第1搬送部11aを制御して基板6を基板ステージ7上に搭載する。
S102で、制御部9は、原版側マーク32a,35aとショット領域61の基板側マーク612,615とがアライメント検出部21,22によって検出されるように、基板ステージ7および原版ステージ4を制御する。
S103では、制御部9は、アライメント検出部21,22にマークを検出させ、第1原版3aに対する第1基板側マーク612,615(基準マーク)の位置を求める。その結果を(Ax612, Ay612),(Ax615, Ay615)とする。
S104では、制御部9は、計測を行う基板側マーク(例えば第1基板側マーク611,614)を、図5(c)に示されたオフアクシス検出部81,82によって検出されるように、基板ステージ7を制御する。
S105では、制御部9は、オフアクシス検出部81,82に基板側マークをそれぞれ計測させ、基板側マークの位置を求める。その結果を、(Ox6ij, Oy6ij)(i=1〜2, j=1〜6)と表す。
S106では、制御部9は、第1露光装置100aで処理するショット領域61,62の全てのマークを計測したかどうかを判定し、計測が終了していない場合には、未計測のマークについてS104およびS105での計測を繰り返す。全てのマークの計測を終えたら、処理はS107に進む。このように、S104〜S106では、第1露光装置100aで第1原版3aを用いてパターン形成を行うことが予定されている一部のショット領域に関して配置されている複数の第1基板側マークを検出する第1工程が実施される。
S107では、制御部9は、計測を行う基板側マーク(例えば基板側マーク631,634、641,644)を、オフアクシス検出部83,84、85,86によって検出されるように、基板ステージ7を制御する。
S108では、制御部9は、オフアクシス検出部83,84、85,86に基板側マークをそれぞれ計測させ、基板側マークの位置を求める。その結果を、(Ox6ij, Oy6ij)(i=3〜6, j=1〜6)とする。
S109では、第1露光装置100aでは露光処理を行わないショット領域63,64,65,66の全てのマークを計測したかどうかを判定し、計測が終了していない場合には、未計測のマークについてS107およびS108での計測を繰り返す。全てのマークの計測を終えたら、処理はS110に進む。このように、S107〜S109では、第2露光装置100bで第2原版3bを用いてパターン形成を行うことが予定されているショット領域とは異なる他のショット領域に関して配置されている複数の第2基板側マークを検出する第2工程が実施される。
S110では、S108で取得された第2基板側マークの検出結果の情報を他のリソグラフィ装置である第2露光装置100bで利用可能になるように出力する第3工程が実施される。例えば、制御部9は、S108で計測した結果をバッファ装置10に保存する。
S111では、制御部9は、露光時の補正量を算出する。補正量を算出は以下のように行われる。例えば、制御部9は、S103でのアライメント検出部による計測結果と、S105でのオフアクシス検出部による計測結果とに基づいて、第1原版3aに対する基板側マークの位置を求める。第1原版3aに対する基板側マークの位置を(x6ij, y6ij)とすると、第1原版3aに対する基板側マークの位置は、式(1),(2)により求められる。
j≦3のとき、
(x6ij, y6ij)= (Ox6ij + Ax612 - Ox612, Oy6ij + Ay612 - Oy612) (1)
j>3のとき、
(x6ij, y6ij)= (Ox6ij + Ax615 - Ox615, Oy6ij + Ay615 - Oy615) (2)
式(1),(2)で求められた値に基づいて、図6(a)〜(d)で示されるショットの補正成分は、式(3)〜(14)で求められる。
DR1 = (x6i1 - x6i4) ÷ 2 (3)
DR2 = (x6i2 - x6i5) ÷ 2 (4)
DR3 = (x6i3 - x6i6) ÷ 2 (5)
MX1 = (x6i1 - x6i4) (6)
MX2 = (x6i2 - x6i5) (7)
MX3 = (x6i3 - x6i6) (8)
MY1 = (y6i1 - y6i4) ÷ 2 (9)
MY2 = (y6i2 - y6i5) ÷ 2 (10)
MY3 = (y6i3 - y6i6) ÷ 2 (11)
Yaw1 = (y6i1 - y6i4) (12)
Yaw2 = (y6i2 - y6i5) (13)
Yaw3 = (y6i3 - y6i6) (14)
式(3)〜(14)で求めた値に基づいて、露光時の基板ステージ7の駆動量が算出される。基板ステージ7がY方向に走査露光する際の位置をYsとすると、基板ステージ7の駆動量(Xcomp, Ycomp, θcomp)は、式(15)〜(20)に求められる。
Ys≧Y6i2のとき、
Xcomp = (DR1 - DR2)÷(Y6i1 - Y6i2) × (Ys - Y6i2) + DR2 (15)
Ycomp = (MY1 - MY2)÷(Y6i1 - Y6i2) × (Ys - Y6i2) + MY2 (16)
θcomp = (Yaw1 - Yaw2)÷(Y6i1 - Y6i2) × (Ys - Y6i2) + Yaw2 (17)
Ys<Y6i2のとき、
Xcomp = (DR3 - DR2)÷(Y6i3 - Y6i2) × (Ys - Y6i2) + DR2 (18)
Ycomp = (MY3 - MY2)÷(Y6i3 - Y6i2) × (Ys - Y6i2) + MY2 (19)
θcomp = (Yaw3 - Yaw2)÷(Y6i3 - Y6i2) × (Ys - Y6i2) + Yaw2 (20)
式(3)〜(14)で求められた値に基づいて、投影光学系内にある光学素子の駆動量が算出される。基板ステージ7がY方向に走査する際の位置をYsとすると、光学素子の駆動量Ocompは、式(21),(22)で求められる。
Ys≧Y6i2のとき、
Ocomp = (MX1 - MX2)÷(Y6i1 - Y6i2) × (Ys - Y6i2) + MX2 (21)
Ys<Y6i2のとき、
Ocomp = (MX3 - MX2)÷(Y6i3 - Y6i2) × (Ys - Y6i2) + MX2 (22)
S112で、制御部9は、S111で求められた基板ステージ7の駆動量(Xcomp, Ycomp, θcomp)と光学素子の駆動量Ocompに基づいて原版ステージ4と基板ステージ7を同期させて走査露光を行う。
S113では、制御部9は、第1露光装置100aで処理すべき全てのショット領域61,62が露光されたかを確認する。未露光ショットがある場合は、制御部9は、その未露光ショットについてS111,S112を繰り返し行う。このように、S111〜S113では、第1基板側マークの検出結果に基づいて、ショット領域61,62について第1原版3aとの位置合わせを行いながら露光処理(パターン形成)を行う第4工程が実施される。こうして基板6に対し露光処理を終えると、制御部9は、第1搬送部11aを制御して、処理済みの基板6を基板ステージ7から搬出し、基板ストッカ12に収める。
以上のように、本実施形態によれば、第1露光装置100aは、第1露光装置100aで処理するショット領域のマークを計測すると共に、第1露光装置100aで処理しないショット領域のマークを事前に計測する。第1露光装置100aで処理しないショット領域とは、例えば第2露光装置100bで処理されるべきショット領域であり、第1露光装置100aが第2露光装置100bのショット領域のマーク計測を肩代わりする。これにより、複数の露光装置を用いて製造するプロセスにおいて、後に処理する露光装置処理の一部を前倒しすることができ、後に処理する露光装置のスループットを向上することができる。
上記の実施形態では、第1露光装置100aで処理するショット領域61,62の基板側マークを計測する第1工程(S104〜S106)を実施した。そしてその後で、第1露光装置100aで処理しないショット領域63〜66の基板側マークを計測する第2工程(S107〜S109)を実施した。しかし、第1工程と第2工程の実施順序は入れ替えてもよい。例えば、第2工程を先に実施し、その後に第1工程を実施してもよい。また、例えば、基板ステージ7の駆動量が最小となるよう順序で第1工程および第2工程を実施してもよい。また、第1露光装置100aで処理するショット領域61,62の基板側マークと第1露光装置100aで処理しないショット領域63〜66の基板側マークがオフアクシス検出部8で同時に検出可能であれば、同時に検出するようにしてもよい。
また、本実施形態では、S107〜S109にて第1露光装置100aで処理しないショット領域63〜66の基板側マークの全てを計測したが、必ずしも全てを計測する必要はなく、一部の基板側マークだけを計測するようにしてもよい。
<第2露光装置による露光処理>
次に、図7および図8を参照して、第2露光装置100bにおける露光処理を説明する。図7は、第2露光装置100bによる露光方法のフローチャートである。また、図8は、第2露光装置100bのアライメント検出部2の構成と第2原版3bおよび基板6に配置される計測マークの例を示す図である。図8(b)に示されるように、第2原版3bには、X方向においてパターン部を挟むように、一対の計測マーク32b,35b(原版側マーク)が配置されている。これに対応して、アライメント検出部2は、図8(a)に示されるように、原版側マーク32b,35bを検出する2系統のアライメント検出部21,22を含む。基板6は、図5(c)で示したのと同様の複数の基板側マークが配置されうるが、ここでは、とりわけ図8(c)に示されるような、ショット領域63の基板側マーク632,635が使用される。
S201で、第2露光装置100bの制御部9は、第2搬送部11bを制御して、第1露光装置100aで処理された基板6を基板ストッカ12から取り出し、第2露光装置100bの基板ステージ7に搬入し、その基板6を基板ステージ7上に搭載する。
S202で、制御部9は、計測対象のショット領域63の基板側マーク632,635と原版側マーク32b,35bがアライメント検出部21,22によって検出されるように、基板ステージ7および原版ステージ4を制御する。
S203では、制御部9は、アライメント検出部21,22にマークを計測させ、第2原版3bに対する基板側マーク632,635の位置を求める。その結果を(Ax632, Ay632),(Ax635, Ay635)とする。
S204では、制御部9は、第1露光装置100aで計測された結果(S110で保存された計測結果)を、バッファ装置10から読み出す。その読み出した結果を(Ox6ij, Oy6ij)(i=3〜6, j=1〜6)とする。
S205では、制御部9は、露光時の補正量を算出する。補正量の算出は以下のように行われる。例えば、制御部9は、図8(c)に示されている基板側マーク632,635のS203での計測結果と、S204で読み出した計測結果とに基づいて、第2原版3bに対する基板側マークの位置を求める。第2原版3bに対する基板側マークの位置を(x6ij, y6ij)とすると、第2原版3bに対する基板側マークの位置は、式(23)、(24)で求められる。
j≦3のとき、
(x6ij, y6ij)= (Ox6ij + Ax632 - Ox632, Oy6ij + Ay632 - Oy632) (23)
j>3のとき、
(x6ij, y6ij)= (Ox6ij + Ax635 - Ox635, Oy6ij + Ay635 - Oy635) (24)
制御部9は、式(23),(24)で求められた値に基づいて、図6(a)〜(d)で示されるショットの補正成分を求める。以降の計算はS111での式(3)〜(22)と同様に実施し、基板ステージ7の駆動量(Xcomp, Ycomp, θcomp)と光学素子の駆動量Ocompを求める。
S206では、制御部9は、S205で求めた基板ステージ7の駆動量(Xcomp, Ycomp, θcomp)と光学素子の駆動量Ocompに基づいて原版ステージ4と基板ステージ7を同期させて走査露光を行う。
S207では、制御部9は、第2露光装置100bで処理すべき全てのショット領域63,64,65,66が露光されたかを確認する。未露光ショットがある場合は、制御部9は、その未露光ショットについてS205,S206を繰り返し行う。
以上のように、本実施形態によれば、第2露光装置100bは、第1露光装置100aにおいて第2露光装置100bで処理するショット領域のマークを事前に計測した結果を用いて、第2露光装置100bで処理するショット領域の位置合わせを行う。第2露光装置100bは、例えば、アライメント検出部2を用いて基準マークとして基板側マーク632,635だけを計測し、他の基板側マークについては基準マークの計測結果を基準として補正することでそれらの位置を求める。このように、マークの計測の一部を省略することにより、複数の露光装置を用いて製造するプロセスにおいて第2露光装置100bのスループットを向上することができる。また、専用の計測ステーションを設ける必要もない。したがって、小フットプリント化と高スループット化の両立を図ることができる。
なお、本実施形態において、第1露光装置100aと第2露光装置100bは同じ構成の露光装置であるから、両者の機能を相互に入れ替え可能である。複数の露光装置のうち、どの露光装置が第1露光装置100aとして機能し、どの露光装置が第2露光装置100bとして機能するのかは、例えば制御部9が管理する露光のレシピに指定されている。
<第2露光装置による露光処理の変形例>
図9および図10を参照して、第2露光装置100bによる露光処理の変形例を説明する。図9は、第2露光装置100bによる露光処理のフローチャートである。また、図10は、第2露光装置100bのアライメント検出部2の構成と第2原版3bおよび基板6に配置される計測マークの例を示す図である。図9と図7のフローを比較すると、図9のS308、S309、S310は、図7にはない処理である。
S301で、第2露光装置100bの制御部9は、第2搬送部11bを制御して、第1露光装置100aで処理された基板6を基板ストッカ12から取り出し、第2露光装置100bの基板ステージ7に搬入し、その基板6を基板ステージ7上に搭載する。
S302で、制御部9は、計測対象のショット領域63の基板側マーク632,635と原版側マーク32b,35bがアライメント検出部21,22によって検出されるように、基板ステージ7および原版ステージ4を制御する。
S303では、制御部9は、アライメント検出部21,22にマークを計測させ、第2原版3bに対する基板側マーク632,635の位置を求める。その結果を(Ax632, Ay632),(Ax635, Ay635)とする。
S304では、制御部9は、第1露光装置100aで計測された結果(S110で保存された計測結果)を、バッファ装置10から読み出す。その読み出した結果を(Ox6ij, Oy6ij)(i=3〜6, j=1〜6)とする。
S308では、制御部9は、計測対象のショット領域65の基板側マーク652,655と原版側マーク32b,35bが、図10(a)に示されているアライメント検出部21,22によって検出されるように基板ステージ7と原版ステージ4を制御する。
S309では、制御部9は、アライメント検出部21,22にマークを計測させ、第2原版3bに対する基板側マークの位置を求める。その結果を(Ax652, Ay652)、(Ax655, Ay655)とする。
S310では、制御部9は、露光時の補正量を算出する。補正量の算出は以下のように行われる。例えば、制御部9は、図10(c)に示されている基板側マーク632,635、652,655の計測結果(S303,S309)と、S304で読み出し計測結果とに基づいて、第2原版3bに対する基板側マークの位置を求める。ここで、例えば基板6の温度変化により現在の基板6の倍率と事前計測したときの基板6の倍率が変化している可能性がある。そこで、制御部9は、図10(c)に示す基板側マークを計測した結果(S303,S309とS304)に基づいて、基板倍率変化を求める。基板倍率変化を(MagX6ij, MagY6ij)とすると、基板倍率変化は、式(25)、(26)で求められる。なお、(Dx6ik, Dy6ik)(i=3〜6, k=1〜3)は、S303の計測ショット(63)の計測マーク2点の中心位置から各ショットの計測マーク2点の中心位置までの符号付き距離とする。
MagX6ik = (Ax652+Ax655)÷((Ox652 + Ax632 - Ox632)+(Ox655 + Ax635 - Ox635))×Dx6ik÷Dx652 (25)
MagY6ik = (Ay652+Ay655)÷((Oy652 + Ay632 - Oy632)+(Oy655 + Ay635 - Oy635))×Dy6ik÷Dy652 (26)
制御部9は、式(25)、(26)に基づいて、第2原版3bに対する基板側マークの位置を算出する。第2原版3bに対する基板側マーク位置を(x6ij, y6ij)とすると、基板倍率変化を補正した第2原版3bに対する基板側マークの位置は、式(27)、(28)で求められる。
j≦3のとき、
(x6ij, y6ij)=((Ox6ij + Ax632 - Ox632) × MagX6ij, (Oy6ij + Ay632 - Oy632) × MagY6ij) (27)
j>3のとき、
(x6ij, y6ij)=((Ox6ij + Ax635 - Ox635) × MagX6i(j-3), (Oy6ij + Ay635 - Oy635)× MagY6i(j-3)) (28)
制御部9は、式(27),(28)で求められた値に基づいて、図6(a)〜(d)で示されるショットの補正成分を求める。以降の計算はS110での式(3)〜(22)と同様に実施し、基板ステージ7の駆動量(Xcomp, Ycomp, θcomp)と光学素子の駆動量Ocompを求める。
S306では、制御部9は、S310で求めた基板ステージ7の駆動量(Xcomp, Ycomp, θcomp)と光学素子の駆動量Ocompに基づいて原版ステージ4と基板ステージ7を同期させて走査露光を行う。
S307では、制御部9は、第2露光装置100bで処理すべき全てのショット領域63,64,65,66が露光されたかを確認する。未露光ショットがある場合は、制御部9は、その未露光ショットについてS310,S306を繰り返し行う。
以上のように、この変形例によれば、第2露光装置110bは、この第2露光装置110bで処理するショット領域のマークの計測を最低2点で実施する。したがって、基板6の現在の倍率を算出することが可能になり、事前に計測した基板側マークの位置結果からの基板6の倍率変化を補正することができる。これにより、第2露光装置110bで処理するショット領域のマークの計測の一部を省略による重ね合わせ精度の低下を防ぐことができる。
<物品製造方法の実施形態>
本発明の実施形態に係る物品製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品製造方法は、基板に塗布された感光剤に上記のパターン形成方法あるいはリソグラフィ装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板を露光する工程)と、かかる工程で潜像パターンが形成された基板を加工(現像)する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
(他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100a:第1露光装置、100b:第2露光装置、10:バッファ装置、11a:第1搬送部、11b:第2搬送部、12:基板ストッカ

Claims (11)

  1. リソグラフィ装置を用いて、原版のパターンを基板に形成するパターン形成を行うパターン形成方法であって、
    前記基板に設けられたマークを検出する検出工程と、
    他のリソグラフィ装置による前記マークの検出結果を示すマーク位置情報を取得する取得工程と、
    前記検出工程における前記マークの検出結果と、前記取得工程において取得された、前記他のリソグラフィ装置による前記マークの検出結果に基づいて、パターン形成を行うパターン形成工程と、
    を有することを特徴とするパターン形成方法。
  2. 第1リソグラフィ装置と第2リソグラフィ装置とを含む複数のリソグラフィ装置を用いて、第1原版のパターンと前記第1原版とは異なる第2原版のパターンを基板に形成するパターン形成を行うパターン形成方法であって、
    前記第1リソグラフィ装置において、
    前記基板に設けられたマークを検出する工程と、
    前記マークの検出結果を示す情報を前記第2リソグラフィ装置で利用可能になるように出力する工程と、
    を有し、
    前記第2リソグラフィ装置において、
    前記マークを検出する検出工程と、
    前記第1リソグラフィ装置から出力された前記マークの検出結果を示す情報を取得する取得工程と、
    前記検出工程における前記マークの検出結果と、前記取得工程において取得された、前記第1リソグラフィ装置による前記マークの検出結果に基づいて、パターン形成を行うパターン形成工程と、
    を有することを特徴とするパターン形成方法。
  3. 原版のパターンを基板に形成するパターン形成を行うリソグラフィ装置であって、
    前記基板に設けられたマークを検出する検出部と、
    前記検出部での検出結果に基づいてパターン形成を制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    他のリソグラフィ装置による前記マークの検出結果を示すマーク位置情報を取得し、
    前記検出部による前記マークの検出結果と前記他のリソグラフィ装置による前記マークの検出結果に基づいてパターン形成を行う、
    ことを特徴とするリソグラフィ装置。
  4. リソグラフィ装置を用いて、原版のパターンを基板に形成するパターン形成を行うパターン形成方法であって、
    前記基板の複数のショット領域のうち、前記リソグラフィ装置でパターン形成を行うことが予定されている少なくとも1つのショット領域における原版との位置合わせのために設けられた第1基板側マークを検出する第1工程と、
    前記複数のショット領域のうち、他のリソグラフィ装置でパターン形成を行うことが予定されている少なくとも1つのショット領域における原版との位置合わせのために設けられた第2基板側マークを検出する第2工程と、
    前記第2基板側マークの検出結果の情報を前記他のリソグラフィ装置で利用可能になるように出力する第3工程と、
    前記第1基板側マークの検出結果に基づいて、前記基板のショット領域と原版との位置合わせを行ってパターン形成を行う第4工程と、
    を有することを特徴とするパターン形成方法。
  5. リソグラフィ装置を用いて、原版のパターンを基板に形成するパターン形成を行うパターン形成方法であって、
    前記基板の複数のショット領域のうち前記リソグラフィ装置で前記パターン形成を行うことが予定されている少なくとも1つのショット領域における原版との位置合わせのために設けられた基板側マークを検出する検出工程と、
    他のリソグラフィ装置による前記基板側マークの検出結果を示すマーク位置情報を取得する取得工程と、
    前記検出工程において検出された前記基板側マークの検出結果によって補正された前記マーク位置情報に基づいて、前記基板のショット領域と原版との位置合わせを行ってパターン形成を行う工程と、
    を有することを特徴とするパターン形成方法。
  6. 第1リソグラフィ装置と第2リソグラフィ装置とを含む複数のリソグラフィ装置を用いて、第1原版のパターンと前記第1原版とは異なる第2原版のパターンを基板に形成するパターン形成を行うパターン形成方法であって、
    前記第1リソグラフィ装置において、
    前記基板の複数のショット領域のうち、前記第1リソグラフィ装置で前記第1原版を用いてパターン形成を行うことが予定されている少なくとも1つのショット領域における前記第1原版との位置合わせのために設けられた第1基板側マークを検出する工程と、
    前記複数のショット領域のうち、前記第2リソグラフィ装置で前記第2原版を用いてパターン形成を行うことが予定されている少なくとも1つのショット領域における前記第2原版との位置合わせのために設けられた第2基板側マークを検出する工程と、
    前記第2基板側マークの検出結果を示すマーク位置情報を前記第2リソグラフィ装置で利用可能になるように出力する工程と、
    前記第1基板側マークの検出結果に基づいて、前記基板のショット領域と前記第1原版との位置合わせを行ってパターン形成を行う工程と、
    を有し、
    前記第2リソグラフィ装置において、
    前記第2基板側マークを検出する検出工程と、
    前記第1リソグラフィ装置から出力された前記マーク位置情報を取得する取得工程と、
    前記検出工程において検出された前記第2基板側マークの検出結果によって補正された前記マーク位置情報に基づいて、前記基板のショット領域と前記第2原版との位置合わせを行って前記パターン形成を行う工程と、
    を有することを特徴とするパターン形成方法。
  7. 原版のパターンを基板に形成するパターン形成を行うリソグラフィ装置であって、
    前記基板のショット領域における前記原版との位置合わせのために設けられたマークを検出する検出部と、
    前記検出部での検出結果に基づいて前記ショット領域と前記原版との位置合わせおよび前記パターン形成を制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記基板の複数のショット領域のうち、前記リソグラフィ装置で第1原版を用いてパターン形成を行うことが予定されている少なくとも1つのショット領域における前記第1原版との位置合わせのために設けられた第1基板側マークを検出するとともに、前記複数のショット領域のうち、他のリソグラフィ装置で前記第1原版とは異なる第2原版を用いてパターン形成を行うことが予定されている少なくとも1つのショット領域における前記第2原版との位置合わせのために設けられた第2基板側マークを検出するよう前記検出部を制御し、
    前記第2基板側マークの検出結果の情報を、前記他のリソグラフィ装置で利用可能になるように出力し、
    前記第1基板側マークの検出結果に基づいて、ショット領域と前記第1原版との位置合わせを行ってパターン形成を行う、
    ことを特徴とするリソグラフィ装置。
  8. 原版のパターンを基板に形成するパターン形成を行うリソグラフィ装置であって、
    前記基板のショット領域における前記原版との位置合わせのために設けられたマークを検出する検出部と、
    前記検出部での検出結果に基づいて前記ショット領域と前記原版との位置合わせおよび前記パターン形成を制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記基板の複数のショット領域のうち、前記リソグラフィ装置でパターン形成を行うことが予定されている少なくとも1つのショット領域における前記原版との位置合わせのために設けられた基板側マークを検出し、
    他のリソグラフィ装置による前記基板側マークの検出の結果を示すマーク位置情報を取得し、
    前記基板側マークの検出結果によって補正された前記マーク位置情報に基づいて、前記基板のショット領域と前記原版との位置合わせを行って前記パターン形成を行う、
    ことを特徴とするリソグラフィ装置。
  9. 前記リソグラフィ装置は、前記原版のパターンを、投影光学系を介して前記基板に転写する露光装置であることを特徴とする請求項7または8に記載のリソグラフィ装置。
  10. 前記リソグラフィ装置は、型を用いて基板の上のインプリント材に前記パターン形成を行うインプリント装置であることを特徴とする請求項7または8に記載のリソグラフィ装置。
  11. 物品を製造する物品製造方法であって、
    請求項2または6に記載のパターン形成方法を用いて基板にパターンを形成する工程と、
    前記工程でパターンが形成された基板を加工する工程と、
    を含み、
    前記加工された基板から物品を製造することを特徴とする物品製造方法。
JP2020183809A 2020-11-02 2020-11-02 パターン形成方法、リソグラフィ装置、および物品製造方法 Active JP7022807B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020183809A JP7022807B2 (ja) 2020-11-02 2020-11-02 パターン形成方法、リソグラフィ装置、および物品製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020183809A JP7022807B2 (ja) 2020-11-02 2020-11-02 パターン形成方法、リソグラフィ装置、および物品製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017169606A Division JP6788559B2 (ja) 2017-09-04 2017-09-04 パターン形成方法、リソグラフィ装置、および物品製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021021958A true JP2021021958A (ja) 2021-02-18
JP7022807B2 JP7022807B2 (ja) 2022-02-18

Family

ID=74574246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020183809A Active JP7022807B2 (ja) 2020-11-02 2020-11-02 パターン形成方法、リソグラフィ装置、および物品製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7022807B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01112725A (ja) * 1987-10-27 1989-05-01 Canon Inc 位置合わせ方法
JPH04352410A (ja) * 1991-05-30 1992-12-07 Canon Inc 半導体製造装置
WO2000067302A1 (fr) * 1999-04-28 2000-11-09 Nikon Corporation Procede d'exposition, dispositif d'exposition, systeme d'exposition, masque et procede de fabrication de composants
JP2007199711A (ja) * 2005-12-28 2007-08-09 Nikon Corp 露光システム、デバイス製造システム、露光方法及びデバイスの製造方法
JP2016072508A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 キヤノン株式会社 パターン形成方法、および物品の製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01112725A (ja) * 1987-10-27 1989-05-01 Canon Inc 位置合わせ方法
JPH04352410A (ja) * 1991-05-30 1992-12-07 Canon Inc 半導体製造装置
WO2000067302A1 (fr) * 1999-04-28 2000-11-09 Nikon Corporation Procede d'exposition, dispositif d'exposition, systeme d'exposition, masque et procede de fabrication de composants
JP2007199711A (ja) * 2005-12-28 2007-08-09 Nikon Corp 露光システム、デバイス製造システム、露光方法及びデバイスの製造方法
JP2016072508A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 キヤノン株式会社 パターン形成方法、および物品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7022807B2 (ja) 2022-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060166453A1 (en) Method and apparatus for forming patterned photosensitive material layer
JP2018072541A (ja) パターン形成方法、基板の位置決め方法、位置決め装置、パターン形成装置、及び、物品の製造方法
JP3595707B2 (ja) 露光装置および露光方法
JP2013055157A (ja) インプリント装置及び物品の製造方法
US8555208B2 (en) Systems and methods for implementing and manufacturing reticles for use in photolithography tools
JPH10303115A (ja) 露光装置およびデバイス製造方法
JP2021006893A (ja) パターン形成方法、パターン形成装置及び物品の製造方法
KR102566155B1 (ko) 패턴 형성 방법, 리소그래피 장치, 및 물품 제조 방법
JP7330777B2 (ja) ステージ装置、制御方法、基板処理装置、および物品の製造方法
JPH11143087A (ja) 位置合わせ装置及びそれを用いた投影露光装置
JPH1145851A (ja) 露光方法及び半導体デバイスの製造方法
CN111290223A (zh) 成型方法、系统、光刻装置、物品的制造方法及存储介质
JP7022807B2 (ja) パターン形成方法、リソグラフィ装置、および物品製造方法
JP2004103822A (ja) 露光装置のパラメータの値を最適化する方法及びシステム、露光装置及び露光方法
JP2007509500A (ja) ウェーハアラインメントマークを付加するための方法及び装置
JP7330778B2 (ja) ステージ装置、制御方法、基板処理装置、および物品の製造方法
WO2015152106A1 (en) Pattern forming method, exposure appratus, and method of manufacturing article
JP3576722B2 (ja) 走査型露光装置及びそれを用いたデバイス製造方法
JP7336201B2 (ja) 形成方法、パターン形成システム、および物品の製造方法
JP7426845B2 (ja) 計測方法、露光方法、物品の製造方法、プログラム及び露光装置
KR20210001968A (ko) 패턴 형성 방법 및 물품의 제조 방법
JPH11265844A (ja) 露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
JP2023180035A (ja) 露光装置、露光方法及び物品の製造方法
JP2018151577A (ja) 露光装置、露光方法、プログラム、決定方法及び物品の製造方法
JP2005285916A (ja) アライメントマークの位置測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201124

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20210103

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220207

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7022807

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151