JP2021021779A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力ポートの増加を招くことなく、画像形成装置のメンテナンスに関連した二つの検知信号を区別可能な画像形成装置を提供すること。【解決手段】第一生成回路は画像形成に関与する部材について第一の異常に係わる第一信号を生成する。第二生成回路は画像形成に関与する部材について第二の異常に係わる第二信号を生成する。制御回路は第一信号と第二信号とが入力される単一のポートを有する。制御回路は、ポートに入力された信号の特徴に基づき第一信号と第二信号とを識別する。【選択図】図2

Description

本発明は画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置で画像形成に関与する部材は清掃や交換が必要になることがある。たとえば、コロナ放電を行う帯電器に、紙粉またはトナーが付着するとリーク放電が発生することがある。特許文献1によれば、リーク電流が検知されるとリーク電流が継続的に流れることを抑制するため過電流保護回路が提案されている。このようなリーク放電は、コロナ放電用のワイヤを清掃することにより、発生しにくくなる。
特開2000−330431号公報
ところで、帯電器にも設計寿命が存在するため、寿命が尽きた帯電器は交換されなければならない。たとえば、設計寿命が尽きたワイヤはコロナ放電によって断線してしまう。特許文献1によれば電流検知回路によってリーク電流が検知されるが、ワイヤの断線を検知する回路が存在しない。そこで、ワイヤの断線を検知する回路を追加すれば、メンテナンス担当者は、帯電器の清掃が必要なのか、帯電器の交換が必要なのかを容易に判断できるようになろう。しかし、二つの回路からそれぞれ出力された検知信号を受信するためには、コントローラに二つの入力ポートが必要になってしまう。コントローラのCPUまたはASICにポートを追加することは、CPUまたはASICの全面的な刷新が必要となるため、製造コストの大幅な上昇を招く。そこで、本発明は、入力ポートの増加を招くことなく、画像形成装置のメンテナンスに関連した二つの検知信号を区別可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、たとえば、
シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段において画像形成に関与する部材について、第一の異常に係わる第一信号を生成する第一生成回路と、
前記第一の異常とは異なる第二の異常に係わる第二信号であって、前記第一信号とは時間軸方向または周波数方向における特徴が異なる第二信号を生成する第二生成回路と、
前記第一信号と前記第二信号とが入力される単一のポートを有する制御回路と、を有し、
前記制御回路は、前記ポートに入力された信号の特徴に基づき前記第一信号と前記第二信号とを識別するように構成されていることを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、画像形成装置のメンテナンスに関連した二つの検知信号を区別可能な画像形成装置が提供される。
画像形成装置を示す図 コントローラと電源装置を示す図 交流電源回路を示す図 帯電電圧などの波形を示す図 第一生成回路を示す図 検知信号などの波形を示す図 直流電源回路を示す図 第二生成回路を示す図 検知信号などの波形を示す図 信号識別処理を示すフローチャート 第二生成回路を示す図 信号識別処理を示すフローチャート
以下、添付図面を参照して実施形態が詳しく説明される。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一または同様の構成には同一の参照番号が付され、重複した説明は省略される。
本発明の実施例に係る画像形成装置を一例に挙げて説明する。図1に示す画像形成装置100の本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kを備える。4個のプロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kは同一構造であるが、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)といった異なる色のトナーにより画像を形成する点で相違する。以降、各色個別の説明をする場合を除きYMCKの符号は省略する。
プロセスカートリッジ5は、像担持体である感光ドラム1、帯電器である帯電ローラ2、現像器である現像ローラ3を有する。プロセスカートリッジ5の下方に設けられたレーザユニット7は、スキャナモータの駆動/停止やレーザビームの点灯をコントローラ25の指示にしたがって制御する光学系制御部である。感光ドラム1は、帯電ローラ2により所定の負極性の電位に帯電された後、レーザビームにより静電潜像が形成される。静電潜像は現像ローラ3により反転現像されて負極性のトナーを付着され、その結果、感光ドラム1にトナー像が形成される。
中間転写ベルトユニットは、中間転写ベルト8と、中間転写ベルト8を駆動する駆動ローラ9と、中間転写ベルト8に従動して回転する従動ローラ10を有している。中間転写ベルト8はベルト状の中間転写体であるが、ドラム状の中間転写体が採用されてもよい。感光ドラム1に対向して、中間転写ベルト8の内側に一次転写ローラ6が配設されている。感光ドラム1上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ6によって中間転写ベルト8上に一次転写される。中間転写ベルト8上に4色のトナー像が多重転写されて形成された多色のトナー像は二次転写ローラ11まで搬送される。
給送装置12は、シートPを収納する給紙カセット13からシートPを給紙する給紙ローラ14と、給紙されたシートPを搬送する搬送ローラ対15とを有する。給送装置12から搬送されたシートPはレジストローラ対16により二次転写ローラ11に搬送される。二次転写ローラ11は、搬送されてきたシートPに対して、中間転写ベルト8上のトナー像を二次転写する。トナー像転写後のシートPは定着装置17に搬送され、定着フィルム18と加圧ローラ19とによって加熱および加圧されて表面にトナー像を定着される。トナー像が定着したシートPは排紙ローラ対20によって排出される。
ポスト帯電器21は電源装置26からポスト帯電電圧を供給される帯電器である。ポスト帯電器21はワイヤを有し、ワイヤにポスト帯電電圧が印加されることでワイヤと感光ドラム1との間でコロナ放電が発生する。これにより、感光ドラム1上のトナーの帯電量が目標範囲内の帯電量に維持される。図1によれば、YMCKのそれぞれにポスト帯電器21が設けられているが、ブラックに対してだけポスト帯電器21が設けられてもよい。
<コントローラと電源装置>
図2はコントローラ25と電源装置26を示している。コントローラ25はCPU200を有しており、画像形成装置100の各部を統括的に制御している。CPU200は、メモリ205のROM領域に記憶された制御プログラムを実行することで、画像形成装置100を制御する。CPU200は、制御プログラムを実行することでタイマー201、カウンタ202、識別部203、および通知部204として機能するプロセッサ回路である。これらの機能の一部またはすべてはASICやFPGAなどのハードウエアにより実現されてもよい。ASICは特定用途集積回路の略称である。FPGAはフィールドプログラマブルゲートアレイの略称である。タイマー201は所定時間を計時する計時回路である。カウンタ202はパルス数などをカウントする計数回路である。識別部203は電源装置26が出力する複数の信号を識別する回路である。通知部204は、識別部203により識別された信号に対応するメッセージなどの情報を表示装置27に表示させる回路である。CPU200は、電源装置26を駆動するための複数の駆動信号CLK_A、CLK_B、CLK_Cおよび設定信号SETを生成して出力する。出力ポート206は駆動信号CLK_Aを出力する。出力ポート207は駆動信号CLK_Bを出力する。出力ポート208は駆動信号CLK_Cを出力する。出力ポート209は設定信号SETを出力する。入力ポート210は第一信号SG1と第二信号SG2とのいずれかであるエラー信号ERRを電源装置26から入力される。識別部203は、第一信号SG1の特徴と第二信号SG2の特徴とに基づき第一信号SG1と第二信号SG2とを識別する。ここで、特徴とは時間軸方向または周波数軸方向における信号の特徴である。たとえば、特徴は、信号の周期や所定期間におけるパルスの数などである。
電源装置26は、ポスト帯電器21のワイヤ28に印加される帯電電圧Voutを生成する。ここで、帯電電圧Voutは帯電交流電圧Vacに帯電直流電圧Vdcを重畳させることで生成される。交流電源回路211は、駆動信号CLK_A、CLK_Bに応じた帯電交流電圧Vacを生成し、直流電源回路221から出力される帯電直流電圧Vdcに帯電交流電圧Vacを重畳して帯電電圧Voutを生成してもよい。交流検知回路212は、交流電源回路211が負荷(ポスト帯電器21)に供給する交流電流を検知する回路である。第一生成回路213は、交流検知回路212により検知された交流電流に基づき過電流の有無(リーク電流の有無)を検知する。第一生成回路213は、過電流を検知したことを示す第一信号SG1をCPU200に出力する。第一生成回路213は、過電流を検知すると、交流電源回路211の動作を制限してもよい(過電流保護)。
直流電源回路221は、CPU200から出力される駆動信号CLK_Cと設定信号SETに基づき、ポスト帯電器21のワイヤ28に印加される帯電直流電圧Vdcを生成する。直流電圧の値は設定信号SETにより決定される。帯電直流検知回路222は、負荷(ワイヤ28)に印加される直流電圧を検知する。第二生成回路223は、直流検知回路222により検知された直流電圧に基づき、過電圧の発生の有無(ワイヤ28の断線の有無)を検知する。第二生成回路223は、過電圧が発生したことを示す第二信号SG2を生成し、CPU200へ出力する。第二生成回路223は、過電圧が発生すると、直流電源回路221の動作を制限してもよい(過電圧保護)。
入力ポート210に第一信号SG1が入力されたことを識別部203が識別すると、通知部204は、ポスト帯電器21について第一のメンテナンスが必要であることを示すメッセージ(例:エラーコード)を表示装置27に出力してもよい。このメッセージはワイヤ28におけるリーク電流の発生を示すメッセージであってもよい。また、第一のメンテナンスは、ポスト帯電器21の清掃であってもよい。
入力ポート210に第二信号SG2が入力されたことを識別部203が識別すると、通知部204は、ポスト帯電器21について第二のメンテナンスが必要であることを示すメッセージ(例:エラーコード)を表示装置27に出力してもよい。このメッセージはワイヤ28における断線の発生を示すメッセージであってもよい。また、第二のメンテナンスは、ポスト帯電器21の修理または交換であってもよい。
なお、第一信号SG1はダイオードD302を介して入力ポート210に接続されている。より具体的には、ダイオードD302のカソードが第一生成回路213に接続されている。ダイオードD302のアノードがダイオードD402のアノード、入力ポート210およびプルアップ抵抗R501の一端に接続されている。プルアップ抵抗R501の他端は3.3V電源に接続されている。第二信号SG2はダイオードD402を介して入力ポート210に接続されている。より具体的には、ダイオード4302のカソードが第二生成回路223に接続されている。ダイオードD402のアノードがダイオードD302のアノード、入力ポート210およびプルアップ抵抗R501の一端に接続されている。ダイオードD302は第二信号SG2が第一生成回路213に印加されることを制限する。ダイオードD402は第一信号SG1が第二生成回路223に印加されることを制限する。入力ポート210は、プルアップ抵抗R501を介して3.3V電源に接続されている。つまり、入力ポート210に検知信号が入力されていない場合、入力ポート210のレベルはHiに維持される。以下では、入力ポート210に印加される検知信号はエラー信号ERRと表記される。エラー信号ERRは、第一信号SG1または第二信号SG2である。
[実施例1]
●交流電源回路
図3は交流電源回路211の詳細を示している。図4は各種の波形を示している。なお、VDSはドレインとソース間の電圧を示している。交流電源回路211は、トランス駆動部301、DCDCコンバータ302、電圧検知回路303、ACトランスT301を有している。トランス駆動部301は、ACトランスT301を駆動するための回路であり、ダンピング抵抗R301、R302、プルダウン抵抗R303、R304、FET Q301、FET Q302、コンデンサC301を有している。FET Q301は、ダンピング抵抗R301を介して入力された駆動信号CLK_Aにしたがってスイッチング動作を実行する。FETQ302は、ダンピング抵抗R302を介して入力された駆動信号CLK_Bにしたがってスイッチング動作を実行する。図4が示すように、駆動信号CLK_AがHi(3.3V)のときにFET Q301がオンする。駆動信号CLK_BがHi(3.3V)のときにFET Q302がオンする。駆動信号CLK_AがHiとなるオン期間の長さはT1である。駆動信号CLK_BがHiとなるオン期間の長さもT1である。駆動信号CLK_AがLowとなるオフ期間の長さはT2である。駆動信号CLK_BがLowとなるオフ期間の長さもT2である。駆動信号CLK_Aと駆動信号CLK_Bとは基本的に逆位相の信号であるため、FET Q301とFET Q302とが交互にオン/オフを繰り返す。FET Q301とFET Q302とが同時にオンすると貫通電流が流れてFET Q301とFET Q302とが破損しうる。そこで、FET Q301とFET Q302とが同時にオフになっている期間であるデッドタイムT3が設けられている。
DCDCコンバータ302は帯電電圧Voutの交流成分である帯電交流電圧Vacが所定値となるようにトランスT301に入力される電圧を所定値Vin1に制御する回路である。電圧検知回路303は帯電交流電圧Vacを検知する回路であり、ダイオードD301とコンデンサC302を有している。ACトランスT301の補助巻線には、ACトランスT301の二次側巻線に生じ二次側電圧に比例した電圧が生じる。そこで、ACトランスT301の補助巻線に生じる電圧が電圧検知回路303により検知され、DCDCコンバータ302にフィードバックされている。帯電交流電圧Vacが所定値(例:5500Vpp)となるときに、DCDCコンバータ302には基準電圧Vcnt_acに等しい電圧が電圧検知回路303から入力される。つまり、DCDCコンバータ302は、電圧検知回路303から入力電圧が基準電圧Vcnt_acに等しくなるように定電圧制御を実行する。ACトランスT301はトランス駆動部301によって生成された交流の駆動パルスを交流の高電圧に変換し、ポスト帯電器21に供給する。図4が示すような電圧Q301_VDS、Q302_VDSがACトランスT301の一次側に印加されると、ACトランスT301の二次側に、約5500Vppの交流電圧が生成される。
交流検知回路212は、コンデンサC303を介して入力される帯電電圧Voutの交流成分を直流の電圧信号に変換する回路である。交流検知回路212から出力される電圧信号は第一生成回路213のa端子に入力される。
図5が示す第一生成回路213は、第一信号SG1を生成する機能に加え、過電流から電源装置26を保護する機能を有している。コンパレータIC300は、プラス入力端子に入力される電圧とマイナス入力端子に入力される電圧とを比較し、比較結果を出力する回路である。図5によれば、交流検知回路212から入力される検知信号Visns1は、ダイオードD303を介して分圧回路に入力される。検知信号Visns1は、ダイオードD303を通過するため、所定の順方向電圧(例:0.6V)だけ低下する。分圧回路は抵抗R303、R304'により構成されている。これにより、検知信号Visns1は検知信号Visns2に変換される。プラス入力端子には過電流保護のための閾値電圧Vocpth1が入力される。抵抗R304、R305は分圧回路を形成しているが、ここでは、電源電圧(例:24V)から閾値電圧Vocpth1を生成する。コンパレータIC300の出力端子とプラス入力端子と間には抵抗R306が接続されている。
図6(A)および図6(B)は検知信号Visns2と閾値電圧Vocpth1との関係と、エラー信号ERRと電圧Verr_i1との関係を示している。電圧Verr_i1はコンパレータIC300の比較結果に相当する電圧である。電圧V2はポスト帯電器21に正常レベルの帯電電流が流れているときの検知信号Visns2に相当する。閾値電圧Vocpth1は電圧V3である。電圧V2は電圧V3よりも低いため、コンパレータIC300の出力端子はオープンコレクタとなる。したがって、コンパレータIC300の出力端子の電圧Verr_i1は電圧V4となる。電圧V4は3.3Vよりも大きな値となるように設定されている。そのため、電圧Verr_i1が電圧V4であるときに、エラー信号ERRの信号レベルは3.3V(Hi)となる。
CPU200はエラー信号ERRの論理レベルをモニタしている。画像形成動作中においてエラー信号ERRがHiを継続している場合に、CPU200は、帯電交流電圧Vacが正常に出力されていると判定する。
図5において、トランジスタQ303、Q304、抵抗R307、R308、R309、R310、R311は過電流保護回路500を形成している。過電流保護回路500は過電流が検知されると、トランス駆動部301のスイッチング動作を停止させる回路である。電圧Verr_i1が電圧V4であるときに、トランジスタQ303はオンとなり、トランジスタQ304はオフとなる。そのため、トランス駆動部301のFET Q301、Q302にはそれぞれ対応する駆動信号CLK_A、CLK_Bが供給される。この場合、FET Q301、Q302がスイッチング動作を実行するため、帯電電圧Voutが生成される。
図6(A)が示すように、過電流が発生すると、検知信号Visns2が閾値電圧Vocpth1(=V3)に到達する。このとき、コンパレータIC300のプラス入力端子の電圧よりもマイナス入力端子の電圧が低い。検知信号Visns2が閾値電圧Vocpth1(=V3)を超えると、コンパレータIC300の出力端子はショート状態となる。そのため、出力端子の電圧Verr_i1は0Vとなる。これに伴って閾値電圧Vocpth1が過電流保護のための電圧V3から保護解除のための電圧V1に切り替わる。電圧V1は、24Vの電源電圧と、抵抗R304、R305、R306とによって形成される分圧回路により設定される電圧である。電圧Verr_i1が0Vのときに、エラー信号ERRは、電圧Verr_i1からダイオードD302の順方向電圧(例:約0.6V)を差し引いた電圧(Lowレベル)となる。
CPU200はエラー信号ERRの論理レベルをモニタしている。画像形成動作中にエラー信号ERRがHiレベルからLowレベルに変化すると、CPU200は、状態判別処理を実行する。
図5に示された過電流保護回路500において電圧Verr_i1が0Vであるときに、トランジスタQ303がオフとなり、トランジスタQ304がオンとなる。これにより、トランス駆動部301のFET Q301に供給される駆動信号CLK_Aと、FET Q302に供給される駆動信号CLK_Bとがともに遮断される。よって、交流電源回路211は、帯電交流電圧Vacの出力を停止する。なお、トランジスタQ304がオンになると、第一生成回路213のb端子の出力は第二生成回路223のe端子にも接続されているので、駆動信号CLK_Cも遮断される。その結果、過電流保護において交流電源回路211の出力が停止されると、直流電源回路221の出力も停止される。
帯電交流電圧Vacの出力が停止した場合、ワイヤ28には電流が流れなくなる。そのため、検知信号Visns2は電圧V3よりも低い電圧に変化する。検知信号Visns2の低下は、コンデンサC304に蓄積された電荷を抵抗R304'で放電することにより実現される。検知信号Visns2が電圧V3から電圧V1まで低下するのに要する時間T2_Lは、コンデンサC304の容量と抵抗R304'の抵抗値で決定される。つまり、コンデンサC304と抵抗R304'は時定数回路を形成している。時間T2_Lはこの時定数回路の時定数に依存している。
検知信号Visns2が電圧V1以下になると、コンパレータIC300の出力端子はオープン状態となる。よって、出力端子の電圧Verr_i1は電圧V4となり、閾値電圧Vocpth1は電圧V1から電圧V3に戻る。電圧Verr_i1が電圧V4となった場合、トランジスタQ303はオンとなり、トランジスタQ304はオフとなる。よって、トランス駆動部301のFET Q301、Q302にはそれぞれ駆動信号CLK_A、CLK_Bが再び供給され、FET Q301、Q302がスイッチング動作を再開する。これにより、交流電源回路211は、帯電交流電圧Vacの出力を再開する。帯電交流電圧Vacの出力が再開されたときに、ポスト帯電器21がリーク状態である場合、検知信号Visns2は再び電圧V3まで上昇するため、帯電交流電圧Vacの出力が再び停止される。なお、検知信号Visns2が電圧V1から電圧V3へ上昇するのに要する時間は、図6(A)が示すように、時間T2_Hである。時間T2_Hは、抵抗R303を介してコンデンサC304を充電するのに要する時間である。つまり、時間T2_Hは、抵抗R303とコンデンサC304とで構成される時定数回路の時定数に依存する。時間T2_HはコンデンサC304の容量と抵抗R303の抵抗値で決定される。このように、ポスト帯電器21がリーク状態を継続している間は、時間T2_Hと時間T2_Lとを合わせた周期で交流電源回路211が間欠的に動作する。これは、間欠保護動作と呼ばれてもよい。
図6(B)は、リーク電流が発生して帯電交流電圧Vacの出力が停止してから時間T2_Lが経過したときに、リーク電流が解消したケースを示している。リーク電流は、ワイヤ28に紙屑などが付着したときに発生する。したがって、紙屑などが除去されると、リーク電流が解消する。リーク電流が解消して交流電源回路211の動作が再開すると、検知信号Visns2は電圧V2となる。
●直流電源回路
図7が示すように、直流電源回路221は、平滑部401、定電流制御部402、整流部403、トランス駆動部404、電流検知回路405を有している。直流電源回路221はCPU200から駆動信号CLK_Cを供給されることにより、帯電電圧Voutの直流成分である帯電直流電圧Vdcを生成して出力する。
平滑部401は、抵抗R401とコンデンサC401から構成されるローパスフィルタであり、CPU200から入力されるPWM信号(DC設定信号)を所定のカットオフ周波数にてDC電圧に変換する。CPU200はPWM信号のデューティ比を変えることで帯電直流電圧Vdcを変えることができる。デューティ比が88%(3.0V)の場合、帯電直流電圧Vdcに基づく電流は0[uA]である。デューティ比が0%(0V)の場合、帯電直流電圧Vdcに基づく電流は−350[uA]である。
定電流制御部402は、オペアンプIC401、コンデンサC402、トランジスタQ401および電解コンデンサC403で構成される。オペアンプIC401のマイナス入力端子には平滑部401から出力されたDC電圧が入力される。プラス入力端子には、電流検知回路405から出力される検知結果がフィードバックされる。オペアンプIC401は、プラス入力端子の電圧とマイナス入力端子の電圧とが一致するように出力電圧を調整する反転増幅回路である。コンデンサC402は増幅回路の出力電圧を安定化させるためのコンデンサである。オペアンプIC401の出力端子はコレクタ接地のトランジスタQ401のベースに接続されている。トランジスタQ401のエミッタの電圧は、オペアンプIC401の出力端子の電圧よりも、トランジスタQ401のベースエミッタ間電圧(約0.6V)だけ低い。トランジスタQ401のエミッタには電圧安定化のための電解コンデンサC403が接続されている。
トランス駆動部404はDCトランスT401を駆動する回路である。DCトランスT401はトランジスタQ401のエミッタの電圧を昇圧するトランスである。トランス駆動部404は、プルダウン抵抗R402、ダンピング抵抗R403、FET Q402により構成されている。駆動信号CLK_CにしたがってFET Q402のオンとオフを繰り返す。たとえば、駆動信号CLK_Cの周波数は50kHzであり、デューティ比は25%であってもよい。これによりDCトランスT401の動作開始と停止とが制御される。
整流部403は、ダイオードD401とコンデンサC404から構成されている。整流部403は、DCトランスT401から出力される交流電圧を整流および平滑化して、負の直流(例:0[uA]〜−350[uA])を出力する。抵抗R404は、コンデンサC404に蓄積された電荷を放電するための抵抗である。
直流検知回路222は帯電直流電圧Vdcを検知信号Vvsns1に変換する回路である。直流検知回路222は、分圧回路などの電圧変換回路である。直流検知回路222によって生成された検知信号Vvsns1は第二生成回路223の端子dに入力される。
図8は第二生成回路223の回路図である。図9(A)は検知信号Vvsns2と閾値電圧Vovpth1との関係と、エラー信号ERRと電圧Verr_v1との関係を示している。コンパレータIC400のマイナス入力端子には検知信号Vvsns2が入力される。ダイオードD403、抵抗R405、R406で構成された電圧変換回路により検知信号Vvsns1は検知信号Vvsns2に変換される。コンパレータIC400のプラス入力端子には過電圧保護のための閾値電圧Vovpth1が入力される。閾値電圧Vovpth1は、たとえば、抵抗R407と抵抗R408とにより構成された分圧回路により24Vを分圧することで生成される(Vovpth1=V7)。あるいは、閾値電圧Vovpth1は、たとえば、抵抗R407、抵抗R408および抵抗R409により構成された分圧回路により24Vを分圧することで生成される(Vovpth1=V5)。図9(A)において電圧V6はポスト帯電器21に正常な帯電電圧Voutが印加されているときの検知信号Vvsns2である。この場合、検知信号Vvsns2は閾値電圧Vovpth1(=V7)よりも低いため、コンパレータIC400の出力端子はオープンコレクタとなる。よって、出力端子の電圧Verr_v1は電圧V8となる。電圧V8は3.3Vよりも大きな値となるように設定されている。そのため、電圧Verr_v1が電圧V8であるときに、エラー信号ERRの信号レベルは3.3V(Hi)である。CPU200は画像形成動作中にエラー信号ERRがHiであれば、帯電電圧Voutは正常であると判定する。
図8が示す過電圧保護回路700はトランジスタQ403、Q404、抵抗R410、R411、R412、R413、R414で構成される。ワイヤ28が断線して過電圧が発生すると、過電圧保護回路700はトランス駆動部404のスイッチング動作を停止させる。これにより、直流電源回路221が過電圧から保護される。
過電圧が発生していなければ、電圧Verr_v1が電圧V6となる。したがって、トランジスタQ403はオンとなり、トランジスタQ404はオフとなる。その結果、トランス駆動部404のFET Q402には駆動信号CLK_Cが供給される。トランス駆動部404のFET Q402がスイッチング動作を実行することで、直流電源回路221は帯電直流電圧Vdcを生成する。
図9(A)において電圧V7は過電圧保護のために閾値電圧Vovpth1に設定される電圧である。検知信号Vvsns2が閾値電圧Vovpth1(=V7)を超えた場合、コンパレータIC400の出力端子はショート状態となる。そのため、出力端子の電圧Verr_v1は0Vとなる。これに伴って閾値Vovpth1が電圧V7から保護解除のための電圧V5に切り替わる。電圧Verr_v1が0Vであるときに、エラー信号ERRはLowレベルになる。CPU200はエラー信号ERRがHiレベルからLowレベルに変化したことを検知すると、状態判別処理を実行する。
電圧Verr_v1が0Vであるときに、過電圧保護回路700のトランジスタQ403はオフとなり、トランジスタQ404はオンとなる。その結果、トランス駆動部404のFET Q402へ供給されていた駆動信号CLK_Cが遮断される。その結果、トランジスタQ402のスイッチング動作が停止するため、直流電源回路221の動作も停止する。なお、第二生成回路223のe端子の出力は、第一生成回路のb端子にも接続されているので、トランジスタQ404がオンになると、駆動信号CLK_A,CLK_Bも遮断される。その結果、過電圧保護により直流電源回路221の動作が停止すると交流電源回路211の動作も停止する。帯電直流電圧Vdcの出力が停止すると、検知信号Vvsns2が電圧V7から低下する。検知信号Vvsns2の低下はコンデンサC404に蓄積された電荷を抵抗R404で放電することにより行われる。検知信号Vvsns2が電圧V7から電圧V5まで抵抗するのに要する時間T3_Lは、コンデンサC404と抵抗R404とにより構成される時定数回路の時定数に依存する。つまり、時間T3_Lは、コンデンサC404の容量と抵抗R404の抵抗値で決定される。
検知信号Vvsns2が電圧V5以下になった場合、コンパレータIC400の出力端子はオープン状態となる。図9(A)が示すように、電圧Verr_v1は電圧V8となるため、閾値電圧Vovpth1は電圧V5から電圧V7に切り替わる。電圧Verr_v1が電圧V8となった場合、トランジスタQ403はオンとなり、トランジスタQ404はオフとなる。その結果、FET Q402への駆動信号CLK_Cの供給が再開されるため、FET Q402はスイッチング動作を再開する。よって、直流電源回路221は直流成分の生成を再開する。
帯電直流電圧Vdcの生成が再開されたときに、ポスト帯電器21のワイヤ28が断線している場合、検知信号Vvsns2は再び電圧V7まで上昇するため、直流電源回路221は直流成分の生成を停止する。コンデンサC404が抵抗R405を介して充電されることで、検知信号Vvsns2が電圧V5から電圧V7まで上昇する。したがって、検知信号Vvsns2が電圧V5から電圧V7まで上昇するのに要する時間T3_HはコンデンサC404の容量と抵抗R405の抵抗値で決定される。時間T3_HはコンデンサC404と抵抗R405と構成される時定数回路の時定数に依存している。第二生成回路223は、時間T3_Hに時間T3_Lを合わせた周期で間欠的に過電圧保護を実行する。
<フローチャート>
図10はCPU200が制御プログラムにしたがって実行する信号識別処理を示すフローチャートである。CPU200は、ユーザにより画像形成の実行を指示されると以下の処理を実行する。
S1001でCPU200は電源装置26を制御して帯電電圧Voutの出力を開始する。たとえば、CPU200は駆動信号CLK_A、CLK_B、CLK_Cの出力を開始する。電源装置26は駆動信号CLK_A、CLK_B、CLK_Cにしたがって帯電電圧Voutを生成して、ワイヤ28に帯電電圧Voutを印加する。CPU200はエラー信号ERRのモニタを開始する。
S1002でCPU200(識別部203)はエラー信号ERRの論理がLowになっているかを判定する。エラー信号ERRの論理は、通常、Hiである。上述したように、ワイヤ28でリークが発生すると第一信号SG1が出力されるため、エラー信号ERRの論理がLowになる。同様に、ワイヤ28で断線が発生すると第二信号SG2が出力されるため、エラー信号ERRの論理がLowになる。一方で、エラー信号ERRの論理がLowになっていなければ、CPU200は処理をS1010に進める。S1010でCPU200は終了条件が満たされたかを判定する。終了条件とは、ユーザにより指示された画像形成が終了したことである。画像形成が終了すると、CPU200は処理をS1011に進める。S1011でCPU200は画像形成装置100をスタンバイモードに遷移させる。一方で、S1010で終了条件が満たされていなければ、CPU200は処理をS1002に進める。S1002でエラー信号ERRの論理がLowになっていれば、CPU200は処理をS1003に進める。
S1003でCPU200は、タイマー201をスタートさせる。S1004でCPU200(カウンタ202)は、エラー信号ERRに含まれるパルスの数Nのカウントを開始する。たとえば、カウンタ202は、パルスの立ち上がりまたはパルスの立下りを検知するたびに、カウント値に1を加算する。
S1005でCPU200は、タイマー201が計時を開始してから所定時間Taが経過したかどうかを判定する。つまり、CPU200は、タイマー201の計時時間が所定時間Taになったかどうかを判定する。所定時間Taが経過したかどうかを判定する。所定時間Taが経過していなければ、カウンタ202は、パルスのカウントを継続する。所定時間Taが経過していれば、CPU200は処理をS1006に進める。
S1006とS1008でCPU200はカウント値N(パルス数)に基づきERR信号として第一信号SG1が出力されたのか、それとも第二信号SG2が出力されたのかを判定する。この判定処理は、第一のメンテナンス(例:ワイヤ28の清掃)が必要とされているのか、それとも第二のメンテナンス(例:ポスト帯電器21の修理もしくは交換)が必要とされているのかを判定する処理である。つまり、この判定処理は、ワイヤ28にリークが発生しているのか、それとも断線が発生しているのかを判定する処理に相当する。
S1006でCPU200(識別部203)は、カウント値Nが閾値th1以上であるかどうかを判定する。図6(A)の事例によれば、リークが発生すると、所定時間Ta内に二つのパルスが出力されている。図9(A)の事例によれば、断線が発生すると、所定時間Ta内に五つのパルスが出力されている。この場合、th1に3を設定することで、リーク(第一信号SG1)と断線(第二信号SG2)とを識別することが可能となる。カウント値Nが閾値th1以上であれば、CPU200は処理をS1007に進める。カウント値Nが閾値th1以上でなければ、CPU200は処理をS1008に進める。
S1007でCPU200(通知部204)は表示装置27に第二のメンテナンスメッセージを出力する。第二のメンテナンスメッセージは、ポスト帯電器21の修理または交換が必要であることを示すメンテナンス情報を含んでもよい。第二のメンテナンスメッセージは、ワイヤ28が断線したこと(ポスト帯電器21が故障したこと)を示す状態情報を含んでもよい。第二のメンテナンスメッセージはエラーコードなどであってもよい。その後、CPU200は、駆動信号CLK_A、CLK_B、CLK_Cの出力を停止し、かつ、画像形成装置100の画像形成動作を中止する。
S1008でCPU200(識別部203)は、カウント値Nが閾値th2を超えているかどうかを判定する。ここで、閾値th2は閾値th1よりも小さい。図6(A)の事例によれば、閾値th1には1が設定される。つまり、パルスNが2であれば、リークが発生していることがわかる。図6(B)の事例によれば、パルスNが1であれば、リークが途中で解消したことがわかる。カウント値Nが閾値th2を超えていれば、CPU200は処理をS1009に進める。カウント値Nが閾値th2を超えていなければ、CPU200は処理をS1002に進める。
S1009でCPU200(通知部204)は表示装置27に第一のメンテナンスメッセージを出力する。第一のメンテナンスメッセージは、ワイヤ28の清掃が必要であることを示すメンテナンス情報を含んでもよい。第一のメンテナンスメッセージは、ワイヤ28にゴミが付着していることを示す状態情報を含んでもよい。第一のメンテナンスメッセージはエラーコードなどであってもよい。その後、CPU200は、駆動信号CLK_A、CLK_B、CLK_Cの出力を停止し、かつ、画像形成装置100の画像形成動作を中止する。
[実施例2]
図11は実施例2における第二生成回路223を示している。図9(B)は検知信号Vvsns2と閾値電圧Vovpth2との関係と、エラー信号ERRと電圧Verr_v2との関係を示している。実施例1においてすでに説明された要素には同一の参照符号が付与されている。実施例1と比較して実施例2では、コンパレータIC400の閾値電圧Vovpth2は抵抗R1103とR1104と24V電源の電圧によって設定される。抵抗R409が存在しないため、閾値電圧Vovpth2は固定値である。さらに、コンパレータIC400の出力側にラッチ回路1100が設けられている。ラッチ回路1100は、コンパレータIC400によって出力されるワイヤ28が断線したことを示す比較結果をラッチする。つまり、ワイヤ28が断線すると、コンパレータIC400の比較結果を示す電圧Verr_v2はLowレベルにラッチされる。また電圧Verr_v2はLowレベルにラッチされるため、過電圧保護回路700は、過電圧保護状態を維持する。つまり、過電圧保護回路700は駆動信号CLK_Cを遮断する。
ワイヤ28が断線した場合はポスト帯電器21が帯電器として機能できない。また、断線したワイヤ28の一部が、画像形成装置100の筐体や他のプリント基板に接触するかもしれない。また、断線したワイヤ28が元に戻ることはなく、交換されなければならない。そこで、過電圧が検知されたときは、継続的に、帯電電圧Voutの出力が停止される。
ラッチ回路1100は、トランジスタQ1101,Q1102,抵抗R1105、R1106、R1107、R1108、コンデンサC1102およびダイオードD1102により構成されている。
図9(B)において電圧V9はポスト帯電器21に正常レベルの帯電電圧Voutが印加されているときの検知信号Vvsns2である。この場合、検知信号Vvsns2(=V9)が、コンパレータIC400のプラス入力端子に印加されている。マイナス入力端子には閾値電圧Vovpth2(=V10)が印加されている。図9(B)が示すように電圧V9は電圧V10よりも低いため、コンパレータIC400の出力端子はショートとなっている。つまり、出力端子は0Vになっている。ラッチ回路1100におけるトランジスタQ1101、Q1102は共にオフである。よって、出力端子eの電圧Verr_v2は電圧V11となる。電圧V11は3.3Vよりも大きな値となるように抵抗R1107などにより設定されている。電圧Verr_v2が電圧V11であるときに、エラー信号ERR(第二信号SG2)の信号レベルは3.3V(Hi)である。CPU200はエラー信号ERRの論理レベルがHiであることを認識すると、電源装置26が正常に帯電電圧Voutを出力していると判定する。
過電圧保護回路700は、電圧Verr_v2が電圧V11であるときに、駆動信号CLK_Cのトランス駆動部404への供給を許可する。これにより、トランス駆動部404がスイッチング動作を実行し、直流電源回路221は帯電電圧Voutの直流成分を出力する。
検知信号Vvsns2が閾値電圧Vovpth2を超えた場合、コンパレータIC400の出力端子がオープン状態となる。このとき24V電源から抵抗R1105およびダイオードD1102を介してトランジスタQ1101にベース電流が流れる。これにより、トランジスタQ1101がオンする。トランジスタQ1101がオンすると、トランジスタQ1102にベース電流が流れる。よって、トランジスタQ1102もオンする。トランジスタQ1102がオンすると、トランジスタQ1102のコレクタからトランジスタQ1101にベース電流が供給される。よって、トランジスタQ1101もオン状態を保持する。このようにトランジスタQ1101、Q1102が共にオンしているときには、電圧Verr_v2が0Vになる。電圧Verr_v2が0Vであるときに、エラー信号ERRはダイオードD402の順方向電圧(約0.6V)となるため、エラー信号ERRはLowレベルである。
CPU200ではエラー信号ERRの論理レベルをモニタしており、画像形成動作中に信号レベルがLowを検知した場合、後述する異常状態判別処理の実行を開始する。
過電圧保護回路700は、電圧Verr_v2が0Vであるときに、駆動信号CLK_Cを遮断する。これにより、トランス駆動部404がスイッチング動作を停止し、直流電源回路221は帯電電圧Voutの直流成分の出力を停止する。
ところで、帯電電圧Voutの出力が停止すると、検知信号Vvsns1の電圧レベルが低下するため、検知信号Vvsns2の電圧レベルも低下する。検知信号Vvsns2は、閾値電圧Vovpth2(=V10)よりも低くなる。よって、コンパレータIC4000の出力端子はショートとなる。コンパレータIC400の出力端子は0Vになっているため、24V電源から抵抗R1105を介してトランジスタQ1101にはベース電流が流れない。しかし、トランジスタQ1101はトランジスタQ1102のコレクタからベース電流を供給されているため、トランジスタQ1101はオン状態を保持している。このように実施例2ではコンパレータIC400の出力端子が一度オープン状態になると、エラー信号ERRがLowレベルを維持し、過電圧保護回路700も保護状態を継続する。
<フローチャート>
図12は実施例2における信号識別処理を示すフローチャートである。実施例2において実施例1と共通するステップには同一の参照符号が付与されている。なお、図10に示されたS1004、S1006、S1008がS1201、S1202、S1203に置換されている。CPU200はS1003の次に処理をS1201に進める。
S1201でCPU200は、エラー信号ERRの立ち上りエッジのカウントを開始する。カウンタ202は、立ち上りエッジを検知するたびに、カウント値Mに1を加算する。図9(B)が示すように、エラー信号ERRが立ち下がると、カウンタ202は、カウントを開始する。S1005でタイマー201が所定時間Taを計時し終えるまで、カウンタ202は計数を継続する。所定時間Taが経過すると、CPU200は処理をS1202に進める。
S1202でCPU200(識別部203)は、立ち上りエッジのカウント値Mが0かどうかを判定する。図9(B)が示すように、ワイヤ28の断線が発生すると、ラッチ回路1100のラッチ作用によって、エラー信号ERRがLowレベルを維持する。したがって、エラー信号ERRが、ワイヤ28の断線に起因した第二信号SG2である限り、カウント値Mは0となる。カウント値Mが0であれば、CPU200は処理をS1007に進める。一方で、カウント値Mが0でなければ、CPU200(識別部203)は処理をS1203に進める。
S1203でCPU200は、立ち上りエッジのカウント値Mが1を超えているかどうかを判定する。図6(A)が示すように、所定時間Taは、リークに起因した二つの立ち上りエッジが発生するように、予め設定されている。つまり、リークが発生している場合、カウント値Mが1を超えるように、所定時間Taが設定されている。このようにエラー信号ERRが第一信号SG1であれば、カウント値Mが1を超える。この場合、CPU200は処理をS1009に進める。なお、図6(B)が示すように、カウント値Mが1であれば、リークが解消したことを示している。この場合、CPU200は処理をS1002に進める。
<実施例から導き出される技術思想>
[観点1]
プロセスカートリッジ5などはシートPに画像を形成する画像形成手段として機能する。第一生成回路213は画像形成手段において画像形成に関与する部材についての第一の異常に係わる第一信号を生成してもよい。また、第一生成回路213は画像形成手段において画像形成に関与する部材(例:ポスト帯電器21のワイヤ28)について、第一のメンテナンスが必要であることを示す第一信号を生成する第一生成回路の一例である。第二生成回路223は第一の異常とは異なる第二の異常に係わる第二信号であって、第一信号とは時間軸方向または周波数方向における特徴が異なる第二信号を生成してもよい。第二の異常も画像形成に関与する部材についての異常である。また、第二生成回路223は画像形成手段において画像形成に関与する部材について、第一のメンテナンスとは異なる第二のメンテナンスが必要であることを示す第二信号を生成する第二生成回路の一例である。第一生成回路213は、画像形成に関与する部材が第一エラー状態にあることを示す第一信号SG1を生成してもよい。第二生成回路223は、画像形成に関与する部材が第一エラー状態とは異なる第二エラー状態にあることを示す第二信号を生成してもよい。コントローラ25およびCPU200は、第一信号と第二信号とが入力される単一のポート(例:入力ポート210)を有する制御回路の一例である。制御回路は、ポートに入力された信号の特徴であって時間軸方向または周波数方向における特徴(例:パルスの数や立ち上がりエッジの数)に基づき第一信号と第二信号とを識別するように構成されている。これにより、画像形成装置のメンテナンスに関連した二つの検知信号を区別可能な画像形成装置が提供される。
[観点2]
図6(A)、図9(A)などが示すように、第一信号の周期と第二信号の周期と異なっていてもよい。制御回路は、第一信号の周期と第二信号の周期との違いに着目することで、第一信号と第二信号とを容易に識別できるであろう。第一信号の周期が第二信号の周期よりも長くてもよいし、第一信号の周期が第二信号の周期よりも短くてもよい。
[観点3]
制御回路は、ポートに入力された信号の立下りまたは立ち上がりのうちの一方をカウントするカウンタ202有してもよい。制御回路は、ポートに信号が入力されると計時を開始するタイマー201と、タイマー201が所定時間Taを計時するまでにポートに入力された信号の立下りまたは立ち上がりのうちの一方をカウントするカウンタ202を有有してもよい。識別部203は、カウンタ202のカウント値(例:立ち上がりエッジの数M)に基づき第一信号と第二信号とを識別する識別回路の一例である。このように比較的に簡単な構成により、第一信号と第二信号とを識別することが可能となる。
[観点4]
図6(A)、図9(A)などが示すように、第一信号と第二信号とはそれぞれパルス信号であってもよい。この場合、第一信号についての単位時間当りのパルス数と、第二信号についての単位時間当りのパルス数とが異なっている。これにより、第一信号と第二信号とが識別されてもよい。
[観点5]
制御回路はポートに入力された信号のパルスの数をカウントするカウンタ202を有していてもよい。カウンタ202は、タイマーが所定時間を計時するまでにポートに入力された信号のパルスの数をカウントしてもよい。識別部203は、カウンタ202のカウント値(例:パルス数N)に基づき第一信号と第二信号とを識別する識別回路の一例である。このように比較的に簡単な構成により、第一信号と第二信号とを識別することが可能となる。
[観点6]
交流電源回路211は、制御回路から出力される駆動信号(例:CLK_A、CLK_B)に応じて交流電圧を生成して負荷に供給する交流電源回路の一例である。第一生成回路213は、負荷に供給される電流を検知する交流検知回路212と、交流検知回路により過電流が検知されると、第一信号を生成する信号生成回路(例:コンパレータIC300)とを有してもよい。過電流保護回路500は、交流検知回路により過電流が検知されると、交流電源回路の動作を制限する第一制限回路の一例である。このように、ワイヤ28の清掃の必要性を検知しつつ、過電流からワイヤ28および電源装置26を保護することが可能となる。
[観点7]
第一制限回路は、制御回路から交流電源回路への駆動信号の供給を断続させる回路であってもよい。たとえば、過電流保護回路500と同様に、第一制限回路は、駆動信号CLK_A、CLK_Bの供給を許可したり、遮断したりしてもよい。これにより、過電流からワイヤ28および電源装置26を保護することが可能となる。
[観点8]
直流電源回路221は、制御回路から出力される駆動信号に応じて直流電圧を生成して負荷に供給する直流電源回路の一例である。第二生成回路は、直流電源回路から負荷に供給される直流電流または直流電圧を検知する直流検知回路(例:222)を有してもよい。コンパレータIC400などは、直流検知回路により過電圧が検知されると、第二信号を生成する信号生成回路として機能してもよい。過電圧保護回路700は、直流検知回路により過電圧が検知されると、直流電源回路の動作を制限する第二制限回路として機能してもよい。これにより、過電圧から、直流電源回路221を保護することが可能となる。
[観点9]
過電圧保護回路700などの第二制限回路は、制御回路から直流電源回路への駆動信号の供給を断続させる回路であってもよい。たとえば、過電圧保護回路700は、駆動信号CLK_Cの供給を許可したり、遮断したりしてもよい。これにより、過電圧から電源装置26を保護することが可能となる。
[観点10]
第二制限回路は、制御回路から直流電源回路への駆動信号の供給を遮断する回路であってもよい。たとえば、過電圧保護回路700は、駆動信号CLK_Cの供給を遮断してもよい。これにより、過電圧から電源装置26を保護することが可能となる。
[観点11]
実施例2で説明されたように、第二制限回路は、直流検知回路により過電圧が検知されると、制御回路から直流電源回路への駆動信号の供給を遮断状態に維持するラッチ回路1100を有してもよい。ワイヤ28が断線すると、ポスト帯電器21の交換が必要となる。したがって、駆動信号の供給を遮断状態に維持することで、安定期に、過電圧から電源装置26を保護することが可能となる。
[観点12]
画像形成に関与する部材は、感光体に担持されているトナーの帯電量を目標範囲内の帯電量に維持するための帯電器(例:ポスト帯電器21)であってもよい。これにより、帯電器に関するメンテナンスを適切に実行することが可能となろう。
[観点13]
第一信号は第一のメンテナンスが必要であることを示す信号であってもよい。この場合、第一のメンテナンスとは帯電器の清掃であってもよい。たとえば、ワイヤ28に紙屑などが付着すると、リーク電流が発生する。したがって、ワイヤ28を清掃することで、リーク電流が解消するであろう。
[観点14]
第一信号SG1は、帯電器に設けられたワイヤであってコロナ放電により像担持体を帯電させるワイヤにおいてリーク電流が発生したことを示す信号であってもよい。これにより、制御回路は、ワイヤ28にリーク電流が発生したことを認識できるようになろう。
[観点15]
第二信号は第二のメンテナンスが必要であることを示す信号であってもよい。この場合、第二のメンテナンスとは帯電器の修理または交換であってもよい。たとえば、ワイヤ28が断線すると、ポスト帯電器21の修理または交換が必要となる。したがって、ポスト帯電器21の修理または交換することで、画像形成装置100は再び画像を形成できるようになろう。
[観点16]
第二信号SG2は、帯電器に設けられたワイヤであってコロナ放電により像担持体を帯電させるワイヤ28が断線したことを示す信号であってもよい。これにより、制御回路は、ワイヤ28が断線したことを認識できるようになろう。
[観点17]
第一生成回路は、第一信号の周期を決定する第一時定数回路を有していてもよい。図5が示すように、第一時定数回路は、コンデンサC304と抵抗R304'、R303により構成されてもよい。これにより、比較的に安定して、第一信号の周期を確定することが可能となろう。
[観点18]
第二生成回路は、第二信号の周期を決定する第二時定数回路を有していてもよい。第二時定数回路は、コンデンサC404と抵抗R405、R406により構成されてもよい。これにより、比較的に安定して、第二信号の周期を確定することが可能となろう。
[観点19]
通知部204および表示装置27は、第一メッセージ(例:第一のメンテナンスメッセージ)をまたは第二メッセージ(例:第二のメンテナンスメッセージ)を出力する出力手段として機能してもよい。出力手段は、識別回路が第一信号を識別すると、第一信号に対応する第一メッセージを出力する。出力手段は、識別回路が第二信号を識別すると、第二信号に対応する第二メッセージを出力する。これによりユーザまたはメンテナンス担当者はどのようなメンテナンスが必要であるかを容易に理解できよう。
[観点20]
帯電ローラ2は像坦持体を帯電する帯電手段の一例である。電源装置26は、帯電手段に直流電圧と交流電圧とを重畳した帯電電圧を供給する電源手段として機能する。第一生成回路213は、電源手段において、直流電圧に係わる第一異常を検出し、第一異常を検出すると第一パターンを有する第一信号を生成してもよい。第二生成回路223は、電源手段において、交流電圧に係わる第二異常を検出し、第二異常を検出すると第一パターンとは異なる第二パターンを有する第二信号を生成してもよい。コントローラ25およびCPU200は、第一信号と第二信号とが入力される単一のポートを有する制御回路の一例である。コントローラ25およびCPU200は、ポートに入力された信号のパターンに基づき第一信号と第二信号とを識別してもよい。
実施例1、2では、所定時間T1におけるエラー信号Errのパルス数または立ち上がりエッジの数をカウントしているが、エラー信号Errにおけるパルスの周期が計時されてもよい。実施例1、2では、電源装置26が交流電源回路211と直流電源回路221とを有している。しかし、電源装置26が、交流成分のみからなる帯電電圧Voutを生成する電源回路を有していてもよい。また、電源装置26が、直流成分のみからなる帯電電圧Voutを生成する電源回路を有していてもよい。これらの場合にも第一生成回路213と第二生成回路223は適用可能である。
また、第二のメンテナンスメッセージは、ワイヤ28の断線を示すまたは示唆するメッセージであるが、電源装置26の出力部からポスト帯電器21までの給電経路に断線が発生したことを示す情報が含まれてもよい。給電経路のどこかに非導通部分が発生すると、ワイヤ28の断線と同様に第二信号SG2が生成されるからである。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
5:プロセスカートリッジ、213:第一生成回路、223:第二生成回路、25:コントローラ

Claims (20)

  1. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段において画像形成に関与する部材について、第一の異常に係わる第一信号を生成する第一生成回路と、
    前記第一の異常とは異なる第二の異常に係わる第二信号であって、前記第一信号とは時間軸方向または周波数方向における特徴が異なる第二信号を生成する第二生成回路と、
    前記第一信号と前記第二信号とが入力される単一のポートを有する制御回路と、を有し、
    前記制御回路は、前記ポートに入力された信号の特徴に基づき前記第一信号と前記第二信号とを識別するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第一信号の周期は前記第二信号の周期とは異なっていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御回路は、
    前記ポートに入力された信号の立下りまたは立ち上がりのうちの一方をカウントするカウンタと、
    前記カウンタのカウント値に基づき前記第一信号と前記第二信号とを識別する識別回路と
    を有していることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第一信号と前記第二信号とはそれぞれパルス信号であり、
    前記第一信号についての単位時間当りのパルス数と、前記第二信号についての単位時間当りのパルス数とが異なっていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御回路は、
    前記ポートに入力された信号のパルスの数をカウントするカウンタと、
    前記カウンタのカウント値に基づき前記第一信号と前記第二信号とを識別する識別回路と
    を有していることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御回路から出力される駆動信号に応じて交流電圧を生成して負荷に供給する交流電源回路をさらに有し、
    前記第一生成回路は、
    前記負荷に供給される電流を検知する交流検知回路と、
    前記交流検知回路により過電流が検知されると、前記第一信号を生成する信号生成回路と
    前記交流検知回路により過電流が検知されると、前記交流電源回路の動作を制限する第一制限回路と
    を有していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第一制限回路は、前記制御回路から前記交流電源回路への前記駆動信号の供給を断続させる回路であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御回路から出力される駆動信号に応じて直流電圧を生成して負荷に供給する直流電源回路をさらに有し、
    前記第二生成回路は、
    前記直流電源回路から前記負荷に供給される直流電圧を検知する直流検知回路と、
    前記直流検知回路により過電圧が検知されると、前記第二信号を生成する信号生成回路と
    前記直流検知回路により過電圧が検知されると、前記直流電源回路の動作を制限する第二制限回路と
    を有していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第二制限回路は、前記制御回路から前記直流電源回路への前記駆動信号の供給を断続させる回路であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記第二制限回路は、前記制御回路から前記直流電源回路への前記駆動信号の供給を遮断する回路であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記第二制限回路は、前記直流検知回路により過電圧が検知されると、前記制御回路から前記直流電源回路への前記駆動信号の供給を遮断状態に維持するラッチ回路を有していることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記画像形成に関与する部材は、感光体に担持されているトナーの帯電量を目標範囲内の帯電量に維持するための帯電器であることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記第一信号は第一のメンテナンスが必要であることを示す信号であり、
    前記第一のメンテナンスとは前記帯電器の清掃であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記第一信号は、前記帯電器に設けられたワイヤであってコロナ放電により像担持体を帯電させる前記ワイヤにおいてリーク電流が発生したことを示す信号であることを特徴とする請求項12または13に記載の画像形成装置。
  15. 前記第二信号は第二のメンテナンスが必要であることを示す信号であり、
    前記第二のメンテナンスとは前記帯電器の修理または交換であることを特徴とする請求項12または13に記載の画像形成装置。
  16. 前記第二信号は、前記帯電器に設けられたワイヤであってコロナ放電により像担持体を帯電させる前記ワイヤが断線したことを示す信号であることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記第一生成回路は、前記第一信号の周期を決定する第一時定数回路を有していることを特徴とする請求項1ないし16のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  18. 前記第二生成回路は、前記第二信号の周期を決定する第二時定数回路を有していることを特徴とする請求項1ないし17のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  19. 前記制御回路が前記第一信号を識別すると、前記第一信号に対応する第一メッセージを出力し、前記制御回路が前記第二信号を識別すると、前記第二信号に対応する第二メッセージを出力する出力手段をさらに有することを特徴とする請求項1ないし18のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  20. 像坦持体を帯電する帯電手段と、
    前記帯電手段により帯電された像担持体にトナー像を形成する画像形成手段と、
    前記帯電手段に直流電圧と交流電圧とを重畳した帯電電圧を供給する電源手段と、
    前記電源手段において、前記直流電圧に係わる第一異常を検出し、前記第一異常を検出すると第一パターンを有する第一信号を生成する第一生成回路と、
    前記電源手段において、前記交流電圧に係わる第二異常を検出し、前記第二異常を検出すると前記第一パターンとは異なる第二パターンを有する第二信号を生成する第二生成回路と、
    前記第一信号と前記第二信号とが入力される単一のポートを有する制御回路と、を有し、
    前記制御回路は、前記ポートに入力された信号のパターンに基づき前記第一信号と前記第二信号とを識別するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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