JP2021021697A - 検体収容袋および袋体シート - Google Patents

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Abstract

【課題】検体を封入した封入容器が運搬中に破損してしまうことを抑制し得る検体収容袋を提案する。【解決手段】袋表紙片と袋裏紙片との互いの紙片側縁部を夫々接着した左右の接着側部26,27によって、封入容器51を収容可能な内部収容域6が規定されたものであって、少なくとも一方の接着側部26が、紙片側縁部よりも内方に設けられた拡幅接着部26bを備えた構成とした。かかる構成によれば、内部収容域6が幅狭の収容域部6a,6bを有することから、該内部収容域6に収容された封入容器51の動きが抑制され、運搬中等で該封入容器51に破損が生ずることを抑制できる。【選択図】図6

Description

本発明は、検体を封入した封入容器を移送する際に用いられる検体収容袋、および該検体収容袋が複数連成された袋体シートに関するものである。
例えば、健康診断では、健診の受診者が検尿や検便などの検体を所定の封入容器に封入し、さらに該封入容器を所定の検体収容袋に封緘して、健診機関まで運搬する。そして、封入容器と検体収容袋とには、健診機関で検体の取り間違いを防ぐために、患者を識別するための識別情報が夫々表示される。この識別情報として、例えば、患者氏名や生年月日等が記載されたり、識別用の光学コード(例えば、バーコード等)が印字されたりしている。こうした検体収容袋としては、例えば特許文献1の構成が提案されている。
前述したように、健康診断では、健診の受診者が自宅などで検尿や検便を採取することから、検体を封入した封入容器を検体収容袋に入れて封緘する作業は、通常、健診の受診者が自ら行う。そのため、検体収容袋は、健診の受診者が封入容器を入れ易いように、該封入容器を入れる開口部と該封入容器を収容する内部収容域とが、該封入容器のサイズに比して著しく大きく形成されている。
こうした従来の検体収容袋は、矩形状の表面シートと裏面シートとが重ね合わされて、互いの左右のシート側縁部とシート底縁部とが接着されてなり、該シート底縁部を接着した袋底部に対向して開口部が形成されている。ここで、表面シートと裏面シートとが、前記シート側縁部とシート底縁部とに細幅帯状で夫々設けられた接着剤層を介して接着されることにより、幅広の開口部と内部収容域とが形成される。
特開2004−125691号公報
従来構成の検体収容袋にあっては、前述したように、封入容器を入れ易くするために内部収容域が封入容器のサイズに比して著しく大きく設けられている。そのため、内部収容域に封入容器を収容して封緘された状態で、該封入容器が動き易く安定しない。具体的に言えば、細長い筒状の封入容器を収容する検体収容袋が、該封入容器の長さと略同じ左右方向幅の内部収容域を備えた構成であると、該内部収容域に収容した状態で、封入容器が左右方向へ大きく移動したり回転したりする。このように封入容器が内部領域で動き易いと、健診の受診者が健診機関へ運ぶまでの間で、封入容器が破損してしまう虞があった。
また、検体収容袋の内部収容域で封入容器が動き易いと、該封入容器の収容状態(位置や角度など)が様々に変化する。そのため、健診機関で封入容器を取り出す際に、該封入容器の収容状態によっては該封入容器を検体収容袋から取り出し難くなってしまう。
本発明は、前述した従来の問題点を解決し得るものであって、収容した封入容器の破損を抑制し得ると共に、該封入容器の取り出し作業を容易に実施し得る検体収容袋、および該検体収容袋が連成された袋体シートを提案するものである。
本発明の第一発明は、矩形状の袋表紙片と袋裏紙片とが重ね合わされて、互いの左右の紙片側縁部と紙片底縁部とが接着剤層を介して夫々接着されてなり、前記紙片底縁部を接着した接着底部と対向状に設けられ、検体を封入する封入容器を入出可能な開口部と、前記封入容器を、前記開口部を介して収容可能な内部収容域とを有する検体収容袋であって、前記内部収容域が、前記袋表紙片と袋裏紙片との各紙片側縁部を夫々接着した左右の接着側部と前記接着底部とにより規定され、前記左右の接着側部の少なくとも一方が、紙片側縁部よりも内方に設けられた拡幅接着部を備えていることを特徴とする検体収容袋である。
かかる構成にあっては、少なくとも一方の接着側部に設けられた拡幅接着部によって、該拡幅接着部と他方の接着側部との間の間隔が短くなることから、内部収容域が、該拡幅接着部と他方の接着側部との間に幅狭の収容域部(後述する実施例1,2の第二収容域部に相当)を有する。こうした幅狭の収容域部を内部収容域が有することにより、該内部収容域に封入容器が収容された状態で、該封入容器の左右方向への移動や回転を抑制することができる。そのため、健診の受診者による運搬の際に、封入容器に破損が生ずることを可及的に抑制できる。また、内部収容域に収容された封入容器は、該内部収容域に挿入された状態からの動きが抑制されることから、健診機関などで封入容器を取り出し易い。具体的に言えば、内部収容域に収容された封入容器が、該内部収容域に挿入された状態からほとんど動かず、当該状態で保たれれば、該封入容器を内部収容域から容易に取り出すことができる。このように本構成は、内部収容域に収容された封入容器の動きが抑制されることにより、前述した従来構成に比して、該封入容器の取り出し作業の作業性を向上でき得る。
前述した本発明の検体収容袋にあって、接着側部の拡幅接着部は、対向する他方の接着側部との間隔が開口部の開口幅に比して短くなるように設けられたものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、開口部の開口幅が、内部収容域に設けられた前記幅狭の収容域部に比して幅広であることから、封入容器を該開口部を介して内部収容域へ挿入し易く、さらに内部収容域から該封入容器を取り出し易い。したがって、本構成によれば、封入容器の内部収容域へ入出し易さを保ちつつ、該内部収容域に収容した封入容器の破損発生を抑制するという前記作用効果が発揮され得る。
前述した本発明の検体収容袋にあって、接着側部の拡幅接着部は、所定長さで設けられた一定幅の定拡幅部を備えたものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、拡幅接着部の定拡幅部によって、内部収容域に、幅狭の収容域部が所定長さで設けられることから、該内部収容域に収容された封入容器の動きを抑制し易く、該収容した状態で安定して保ち易い。そのため、運搬の際に破損が生ずることを一層抑制できると共に、封入容器の取り出し作業を一層容易に行い得る。
前述した本発明の検体収容袋にあって、袋表紙片と袋裏紙片との互いに対向する重合せ面同士が、該袋表紙片の重合せ面に設けられた接着剤層により接着されたものであって、 前記袋表紙片は、前記袋裏紙片との接着により拡幅接着部を備えた接着側部が形成される部位に、切取線により囲繞されたラベル部を備え、前記袋裏紙片は、前記袋表紙片のラベル部と対向する部位の重合せ面に、前記接着剤層と剥離可能な剥離層が設けられたものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、拡幅接着部を備えた接着側部にラベル部を設けたものであるから、該ラベル部が識別情報を印字できる十分な大きさで形成できる。そして、ラベル部は、切取線により袋表紙片から切り離して、封入容器に貼り付けることができる。こうしたことから、本構成は、袋表紙片(及び/又は、袋裏紙片)とラベル部とに識別情報を印字でき、健診機関などで、検体収容袋に印字された識別情報と封入容器のラベル部に印字された識別情報とに基づいて、該封入容器内の検体を正しく管理できる。
また、本構成は、袋表紙片と袋裏紙片とを重ね合わせ、かつ該袋表紙片の一部によりラベル部を構成したものであるから、部分的な厚み差による段差を有しない。これにより、プリンタによる印字の際に、印字位置のズレ等の印字不具合が発生することを抑制でき、所望の識別情報を袋表紙片(又は袋裏紙片)とラベル部とに安定して印字できる。
前述した本発明の検体収容袋にあって、袋表紙片は、紙片底縁部の端縁と該紙片底縁部に対向する紙片頭縁部の端縁との少なくとも一方に、袋裏紙片が重ね合わされない非重ね端部を備えたものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、袋表紙片の非重ね端部に、袋裏紙片と接着するための接着剤層を要しない。このように接着剤層を有しない非重ね端部を設けることにより、接着された袋表紙片と袋裏紙片とがカールしてしまうことを抑制できる。特に、袋表紙片と袋裏紙片とを異なる用紙とした場合には、前記カールを生じ易くなるものの、本構成によれば、こうした場合にも該カールの発生を抑制できる。
一方、本発明の第二発明は、前述した検体収容袋が易切断線を介して左右方向に複数連成された矩形状の袋体シートであって、複数の袋表紙片が連成された表紙片シートと、複数の袋裏紙片が連成された裏紙片シートとが接着されてなり、前記易切断線に沿う方向の両側端に、前記表紙片シートのみで構成される非重ね連端部が夫々設けられたものであることを特徴とする袋体シートである。
かかる構成は、易切断線で切断することにより検体収容袋を切り離すことができ、該検体収容袋を使用できる。すなわち、例えば健康診断では、検体収容袋を切り離して健診の受診者に配布され、該検体収容袋が、該受診者による封入容器の運搬に用いられる。
また、本構成は、表紙片シートが、両側の非重ね連端部の幅分だけ裏紙片シートよりも長く、該非重ね連端部には裏紙片シートと接着するための接着剤層を要しない。このように非重ね連端部を両側端に設けたことにより、接着された表紙片シートと裏紙片シートとがカールしてしまうことを抑制できる。これにより、本構成によれば、カールが抑制された複数の容器収容袋を提供できる。そして、本構成は、前述と同様に、表紙片シートと裏紙片シートとで異なる用紙を用いた構成にあっても、カールの発生を抑制できる。
本発明の検体収容袋は、前述したように、接着側部の拡幅接着部と他方の接着側部とによって、内部収容域に幅狭の収容域部が形成されることから、該内部収容域に収容された封入容器の動きを抑制でき、運搬時に該封入容器に破損が生じてしまうことを可及的に抑制できる。また、内部収容域に収容された状態で封入容器の動きが抑制されることにより、該封入容器を取り出し易く、該取り出し作業の作業性を向上できる。
また、本発明の検体シートによれば、カールの発生を抑制できると共に、前述した作用効果を奏する検体収容袋を安定して提供できる。
実施例1の検体収容袋1の、(A)正面図と、(B)背面図である。 (A)図1中のM−M線断面図と、(B)図1中のN−N線断面図である。 袋表紙片11の、(A)表面と、(B)重合せ面11aとを示す説明図である。 袋裏紙片12の、(A)裏面と、(B)重合せ面12aとを示す説明図である。 検体収容袋1から切り離したラベル部15を、封入容器51に貼り付ける態様を示す説明図である。 封入容器51を、検体収容袋1の内部収容域6へ挿入する態様を示す説明図である。 封入容器51を内部収容域6に挿入した状態を示す説明図である。 封入容器51を検体収容袋1に収容した状態を示す説明図である。 袋体シート71の正面図である。 袋体シート71の背面図である。 実施例2の検体収容袋101の、(A)正面図と、(B)背面図である。 封入容器51を検体収容袋101に収容した状態を示す説明図である。 実施例3の検体収容袋121の、(A)正面図と、(B)背面図である。 別例の検体収容袋141の、(A)正面図と、(B)背面図である。
本発明にかかる実施形態を添付図面に従って以下に説明する。
図1に、実施例1の検体収容袋1の正面図と背面図とを示す。本実施例の検体収容袋1は、健康診断での検尿を移送するために用いられるものであって、検尿を封入した封入容器51(図5参照)が収容される。
前記の封入容器51は、図5,6に示すように、細長い有底円筒状の容器本体52と、該容器本体52の開口部(図示せず)を閉鎖する蓋体53とから構成されている。ここで、容器本体52は、半透明な樹脂から成形されている。また、蓋体53は、弾性変形可能な樹脂から成形され、容器本体52の開口部に嵌め合わされることによって該開口部を密閉できる。このように開口部を蓋体53で閉鎖することにより、容器本体52内からの液漏れを防止できる。
実施例1の検体収容袋1は、図1に示すように、正面視で長方形状を成し、長手方向(図1における横方向)に袋主体部2と封緘部3とが連成されている。袋主体部2には、前記封入容器51を収容可能な内部収容域6と、該内部収容域6に該封入容器51を入出可能な開口部5とが設けられており、該開口部5が、検体収容袋1の短手方向(図1における上下方向)に沿って開口形成されている。また、封緘部3は、前記開口部5を介して袋主体部2に連成されている。尚、前記短手方向が本発明にかかる左右方向に相当することから、以下では、短手方向を左右方向として説明する。
検体収容袋1は、図1,2に示すように、長方形状の袋表紙片11と袋裏紙片12とから構成され、該袋表紙片11と袋裏紙片12とが重ね合わされて接着されてなるものである。前記袋表紙片11と袋裏紙片12とは、互いに対向する夫々の重合せ面11a,12aが、該袋表紙片11の重合せ面11aに設けられた接着剤層34(図3参照)により接着され、検体収容袋1の袋主体部2と封緘部3とを形成する。こうした検体収容袋1には、袋表紙片11の接着剤層34により該袋表紙片11と袋裏紙片12とが接着された接着部18と、袋表紙片11と袋裏紙片12とが接着されない非接着部19とが形成される。ここで、非接着部19には、袋表紙片11と袋裏紙片12との間に、前記内部収容域6が形成される。そして、この内部収容域6が開口部5により開放されている。
尚、本実施例にあって、袋表紙片11と袋裏紙片12とは、それぞれ一枚の用紙により形成されている。
前記接着部18は、前記袋主体部2の袋底縁部に設けられた接着底部25と、該袋主体部2の左右両側縁に沿って夫々設けられた左右の接着側部26,27と、封緘部3に設けられた接着頭部28とから構成されている。そして、本実施例にあっては、接着部18が非接着部19を囲むように設けられており、該非接着部19に設けられた前記内部収容域6が、前記接着底部25と左右の接着側部26,27とにより規定されている。
尚、後述するように、袋表紙片11と袋裏紙片12とは、接着部18の前記接着底部25と左右の接着側部26,27とで剥離不能に接着されている一方、接着頭部28で袋裏紙片12の剥離層48により剥離可能に仮接着されている。
袋表紙片11は、図3に示すように、前記袋主体部2を構成する矩形状の主表紙片部21と、前記封緘部3を構成する綴じ代部22とが、左右方向の折返線8を介して長手方向に連成されてなる。そして、袋表紙片11の重合せ面11aには、袋裏紙片12の重合せ面12a(図4参照)と接着するための所定の接着剤が塗布された接着剤層34が設けられている。この接着剤層34は、主表紙片部21の紙片底縁部に設けられた底層部35と、主表紙片部21の左右両側縁に沿って夫々設けられた左右の側層部36,37と、綴じ代部22に設けられた頭層部38とから構成されている。
接着剤層34を構成する底層部35は、主表紙片部21の紙片底縁部に、長手方向幅の短い帯状で形成されている。この底層部35を介して、袋表紙片11の紙片底縁部と袋裏紙片12の紙片底縁部とが接着されることによって、前記した接着部18の接着底部25(図1参照)が形成される。こうして形成された接着底部25は、前記底層部35によって、長手方向幅の短い帯状に形成される。
前記接着剤層34を構成する一方の側層部36は、主表紙片部21の一方の紙片側縁部に形成され、さらに、該紙片側縁部から内方へ拡幅されて形成されている。すなわち、本実施例の側層部36は、主表紙片部21の一方の紙片側縁部に形成された帯状部36aと、該帯状部36aから内方へ延成された略台形状の拡幅部36bとにより構成される。この側層部36を介して、袋表紙片11と袋裏紙片12とが接着されることによって、前記した接着部18の一方の接着側部26(図1参照)が形成される。こうして形成された一方の接着側部26は、側層部36の帯状部36aにより接着されてなる側縁接着部26aと、該側層部36の拡幅部36bにより接着されてなる拡幅接着部26bとにより構成され、後述する他方の接着側部27よりも左右方向幅が広く形成されている。
尚、一方の側層部36の拡幅部36bは、前記折返線8から紙片底縁部へ向かって左右方向幅が徐々に広がる第一拡幅部39aと、左右方向幅が一定の第二拡幅部39bとが長手方向に連成されてなる。そして、一方の接着側部26の拡幅接着部26bは、図1に示すように、第一拡幅部39aにより接着された略三角形状の第一拡幅接着部29aと、第二拡幅部39bにより接着された略四角形状の第二拡幅接着部29bとが連成された構成となる。
前記接着剤層34を構成する他方の側層部37は、図3に示すように、主表紙片部21の他方の紙片側縁部に、左右方向幅の短い帯状で形成されている。この側層部37を介して、袋表紙片11の他方の紙片側縁部と袋裏紙片12の他方の紙片側縁部とが接着されることによって、前記した接着部18の他方の接着側部27(図1参照)が形成される。こうして形成された接着側部27は、前記側層部37によって、左右方向幅の短い帯状に形成され、前記した一方の接着側部26よりも左右方向幅が短い。尚、他方の側層部37は、その左右方向幅が、前記一方の側層部36を構成する帯状部36aと略同じである。そのため、他方の接着側部27は、その左右方向幅が、一方の接着側部26の側縁接着部26aと略同じである。
前記接着剤層34を構成する頭層部38は、前記紙片底縁部に対向する紙片頭縁部を除く綴じ代部22の略全域に設けられている。そして、綴じ代部22は、前記頭層部38が設けられていない紙片頭縁部により、非重ね端部33が構成されている。この非重ね端部33は、紙片頭縁部に、長手方向幅の狭い帯状に設けられている。
こうした袋表紙片11の主表紙片部21には、前記接着剤層34の一方の側層部36が形成された部位に、切取線16により囲繞されたラベル部15が設けられている。切取線16は、主表紙片部21を内外方向に貫通するように切り込まれた線であり、ラベル部15は、この切取線16により袋表紙片11から容易に切り離すことができる。ここで、ラベル部15は、左右方向幅の広い側層部36に設けられていることから、比較的大きなサイズで形成でき、後述するように識別情報を印字または記入するための十分な領域を有する。
尚、袋表紙片11の重合せ面11aには、前記接着剤層34を設けない部位が該接着剤層34により囲繞されている。
一方、袋裏紙片12は、図4に示すように、前記袋表紙片11の主表紙片部21に重ね合わされる主裏紙片部41と、前記綴じ代部22の頭層部38に重ね合わされる離型紙部42とが、左右方向に沿った切取線45を介して長手方向に連成されている。ここで、主裏紙片部41は、主表紙片部21と略同一の矩形状に形成される一方、離型紙部42は、綴じ代部22よりも非重ね端部33分だけ長手方向幅の短い矩形状に形成されている。
さらに、袋裏紙片12の重合せ面12aには、袋表紙片11に重ね合わされた状態で、主表紙片部21のラベル部15に対向する部位に、前記接着剤層34と剥離可能に仮接着される剥離層47が設けられている。この剥離層47は、ラベル部15と略同じ寸法形状で設けられており、該ラベル部15に重ね合わされる。また、袋裏紙片12の重合せ面12aには、離型紙部42に、前記接着剤層34の頭層部38と剥離可能に仮接着される剥離層48が設けられている。これら剥離層47,48は、前記接着剤層34を形成する接着剤と剥離可能に仮接着される所定の離型剤が塗布されることにより形成される。
前述した袋表紙片11と袋裏紙片12とが、互いの重合せ面11a,12aとを重ね合わせて、該袋表紙片11の重合せ面11aに設けられた接着剤層34によって一体的に接着されることにより、前記した袋主体部2と封緘部3とからなる検体収容袋1が形成される(図1参照)。ここで、袋表紙片11と袋裏紙片12とは、前述したように、該袋表紙片11の主表紙片部21に設けられた接着剤層34の底層部35および左右の側層部36,37が、袋裏紙片12の重合せ面12aに剥離不能に接着されると共に、袋表紙片11の綴じ代部22に設けられた接着剤層34の頭層部38が、袋裏紙片12の離型紙部42に剥離可能に仮接着される。そして、袋表紙片11の主表紙片部21と袋裏紙片12の主裏紙片部41とによって前記袋主体部2が構成され、該袋表紙片11の綴じ代部22と袋裏紙片12の離型紙部42とによって前記封緘部3が構成される。また、袋表紙片11の非重ね端部33は、袋裏紙片12と重ね合わされない。そのため、検体収容袋1は、袋底縁に対向する袋頭縁に沿って前記非重ね端部33が設けられたものである。
さらに、検体収容袋1は、袋表紙片11の折返線8と袋裏紙片12の切取線45とが表裏で重ね合わされており、切取線45によって、袋裏紙片12の主裏紙片部41と離型紙部42とが切断される。こうした切取線45の切断により、前記内部収容域6を開放する開口部5が形成され、この開口部5を介して、前記封入容器51を内部収容域6に入出することができる(図6,7参照)。
こうした検体収容袋1は、前述したように、袋表紙片11に設けられた接着剤層34の底層部35および左右の側層部36,37と袋裏紙片12とが接着されて、接着部18の接着底部25と接着側部26,27とが形成される。そして、開口部5、接着底部25、および接着側部26,27により囲まれた非接着部19によって、前記内部収容域6が形成されている。換言すれば、内部収容域6は、接着部18の接着底部25と接着側部26,27とによって規定されるものである。
ここで、接着部18の接着底部25は、接着剤層34の底層部35により形成されることから、図1に示すように、検体収容袋1の袋底縁部に長手方向幅の短い帯状で形成され、同様に、他方の接着側部27は、接着剤層34の他方の側層部37により形成されることから、該検体収容袋1の他方の袋側縁部に左右方向幅の短い帯状で形成される。また、接着部18の一方の接着側部26は、接着剤層34の一方の側層部36(帯状部36aおよび拡幅部36b)により形成されることから、検体収容袋1の一方の袋側縁部に形成された側縁接着部26aと該側縁接着部26aから内方へ延出された拡幅接着部26bとから構成される。そのため、一方の接着側部26は、その左右方向幅が、他方の接着側部27の左右方向幅と接着底部25の長手方向幅とのいずれよりも広い。さらに、一方の接着側部26の拡幅接着部26bは、略三角形状の第一拡幅接着部29aと略四角形状の第二拡幅接着部29bとが連成されてなることから、該第一拡幅接着部29aと他方の接着側部27との間隔、および該第二拡幅接着部29bと他方の接着側部27との間隔が、前記開口部5の開口幅(左右方向の幅)よりも短い。尚、第一拡幅接着部29aと他方の接着側部27との間隔は、開口部5から袋底縁部に向かって徐々に短くなる一方、第二拡幅接着部29bと該接着側部27との間隔は、長手方向で一定である。
こうした接着部18により規定される内部収容域6は、一方の接着側部26の前記第一拡幅接着部29aと他方の接着側部27とにより規定される第一収容域部6aと、第二拡幅接着部29bと該接着側部27とにより規定される第二収容域部6bとが長手方向に連成されてなる。そして、第一収容域部6aは、その左右方向幅が開口部5の開口幅よりも狭く、かつ該左右方向幅が開口部5から袋底部に向かって徐々に狭くなる。一方、第二収容域部6bは、その左右方向幅が開口部5の開口幅よりも狭く且つ長手方向で一定である。
尚、本実施例にあっては、開口部5の開口幅が、封入容器51の最大外径の2倍〜4倍の範囲で形成され、内部収容域6の第二収容域部6bの左右方向幅が、封入容器51の1.2倍〜2倍の範囲で形成されている。こうした開口部5と内部収容域6とにより、封入容器51を該開口部5から入出し易く、且つ該内部収容域6に封入容器51を収容した状態で左右方向への動きと回動とを抑制できる。
さらに、一方の接着側部26には、前記ラベル部15が設けられている。このラベル部15は、切取線16により囲繞され且つ袋裏紙片12の前記剥離層47に剥離可能の仮接着されていることから、検体収容袋1から容易に切り離すことができる。そして、切り離したラベル部15は、その背面に設けられた接着剤層(前記接着剤層34の一部)によって、前記封入容器51の表面に貼付できる(図5参照)。また、検体収容袋1の封緘部3は、綴じ代部22と離型紙部42とが仮接着されていることから、該離型紙部42を剥離可能であり、該離型紙部42を剥離することによって、綴じ代部22に設けられた接着剤層34の頭層部38が露出する。そして、離型紙部42を剥離した後に、綴じ代部22を前記折返線8で裏面側へ折り返して袋裏紙片12に接着することによって、開口部5を閉じて内部収容域6を封緘できる。
本実施例の検体収容袋1は、図1に示すように、袋表紙片11の表面に、健康診断を受診する健診者の識別情報(氏名、生年月日、性別など)を印字または記入する識別情報表示部(図示せず)が設けられている。さらに、ラベル部15の表面には、前記健診者の識別情報を印字または記入するラベル表示部(図示せず)が設けられている。本実施例にあっては、識別情報表示部とラベル表示部とに、プリンタにより識別情報を印字する。さらに、識別情報表示部とラベル表示部とには、前記健診者の識別情報が記録されたQRコード(登録商標)が、プリンタにより印字される。
尚、本実施例にあっては、QRコードを印字したが、光学的に読取可能な他の読取コード(例えば、バーコード等)を印字した構成としても良い。また、QRコードや読取コードを印字しない構成であっても良い。
このように本実施例の検体収容袋1は、その表面(袋表紙片11の表面)に識別情報とQRコードとを印字することから、袋表紙片11に、プリンタの印字に適したインクジェット用紙が用いられ、袋裏紙片12に、上質紙が適用されている。ここで、本実施例にあっては、袋表紙片11のインクジェット用紙に、A判連量が55kgの用紙を用い、袋裏紙片12の上質紙に、A判連量が55kgの用紙を用いた。尚、袋表紙片11のインクジェット用紙には、A判連量が55kg〜70kgの用紙を用いることが好適であり、袋裏紙片12の上質紙には、A判連量が55kg〜70kgの用紙を用いることが好適である。
次に、前述した検体収容袋1がミシン目78を介して複数連成された袋体シート71について説明する。尚、以下で、袋体シート71の説明に用いる長手方向は、前記検体収容袋1の長手方向を示し、該袋体シート71の説明に用いた左右方向は、前記検体収容袋1の左右方向を示している。
袋体シート71は、図9,10に示すように、検体収容袋1の長手方向に沿ったミシン目78を介して複数の検体収容袋1が左右方向に連成された袋群シート部72と、左右方向に沿ったミシン目79を介して該袋群シート部72の各検体収容袋1の袋底縁に連成された予備シート部73とから構成される。こうした袋体シート71は、例えば、袋群シート部72を構成する各検体収容袋1の前記識別情報表示部およびラベル表示部に識別情報を印字した後に、前記ミシン目78とミシン目79とを切断することにより、検体収容袋1を切り離して使用できる。
袋体シート71は、矩形状の表紙片シート81と裏紙片シート91とが重ね合わされて接着されてなる。表紙片シート81は、図9に示すように、前記袋表紙片11が左右方向に複数連成された表紙片群部82と前記予備シート部73を構成する予備表紙部83とが長手方向に連成されて構成されている。そして、表紙片群部82には、各袋表紙片11に前記した接着剤層34が夫々設けられると共に、予備表紙部83には、裏紙片シート91と対向する重合せ面に、所定の接着剤が塗布された接着剤層(図示せず)が設けられている。ここで、予備表紙部83の接着剤層は、前記接着剤層34と同じ接着剤が塗布され、該接着剤層34と同じ層厚で形成されている。
また、裏紙片シート91は、図10に示すように、前記袋裏紙片12が左右方向に複数連成された裏紙片群部92と前記予備シート部73を構成する予備裏紙部93とが長手方向に連成されて構成されている。そして、裏紙片群部92の各袋裏紙片12には、剥離層47,48が夫々設けられている。
さらに、裏紙片シート91の予備裏紙部93は、長手方向の幅が、前記表紙片シート81の予備表紙部83よりも短い。そして、前述したように、袋裏紙片12の離型紙部42は、袋表紙片11の綴じ代部22よりも長手方向の幅が短いことから、裏紙片群部92は、前記表紙片群部82よりも長手方向の幅が短い。
こうした表紙片シート81と裏紙片シート91とが、該表紙片シート81の各袋表紙片11の接着剤層34と予備表紙部83の接着剤層とによって一体的に接着される。ここで、表紙片シート81と裏紙片シート91とは、表紙片群部82の各袋表紙片11と裏紙片群部92の各袋裏紙片12とが夫々に重ね合わされると共に、予備表紙部83と予備裏紙部93とが重ね合わされる。そして、前述したように裏紙片シート91が表紙片シート81よりも長手方向の幅が短いことから、該長手方向の両側縁では、図10に示すように、裏紙片シート91が表紙片シート81と重ならず、該表紙片シート81のみからなる非重ね連端部88,89が形成される。表紙片群部82のみからなる一方の非重ね連端部88は、各検体収容袋1の非重ね端部33が前記ミシン目78を介して左右方向に連成されたものである。
前述したように表紙片シート81と裏紙片シート91とが接着された後に、前記ミシン目78,79を形成すると共に、該裏紙片シート91に前記切取線45を形成し、さらに該表紙片シート81に前記切取線16を形成する。こうして本実施例の袋体シート71を得る。尚、前記切取線45が形成されることによって、袋体シート71の各検体収容袋1に開口部5が形成され、前記切取線16が形成されることによって、各検体収容袋1にラベル部15が形成される。
尚、本実施例の袋体シート71にあっては、表紙片シート81に前記インクジェット用紙が用いられ、裏紙片シート91に前記上質紙が用いられる。
次に、前記袋体シート71と検体収容袋1との使用について説明する。
例えば、健康診断を実施する健診機関では、袋体シート71を構成する各検体収容袋1の前記識別情報表示部およびラベル表示部に、健診受診者の識別情報を印字する。ここで、識別情報として、健診受診者の氏名、性別、年齢などが印字される。さらに、本実施例にあっては、健診受診者の識別情報(氏名、性別、年齢、生年月日、IDなど)が記録されたQRコードが、識別情報表示部とラベル表示部とに夫々印字される。
本実施例では、前記識別情報の印字をプリンタにより実施できる。袋体シート71は、前述したように表紙片シート81がインクジェット用紙であることから、各検体収容袋1の識別情報表示部およびラベル表示部に識別情報をはっきりと印字できる。さらに、袋体シート71は、表紙片シート81と裏紙片シート91とが重ね合わされてなるものであるから、前記識別情報表示部およびラベル表示部に段差が生じていない。そのため、印刷不具合(印字不良や紙送り不良など)の発生を可及的に抑制できる。したがって、本実施例の袋体シート71には、プリンタにより正確かつ安定して印字できる。
健診機関では、前記識別情報の印字後にミシン目78,79を切断して検体収容袋1を得る。そして、検体収容袋1と封入容器51とを健診受診者に送付する。尚、検体収容袋1と共に、使用方法などが記載された説明書や、健診の注意事項が記載された書類などを送付する。
健診受診者は、検体収容袋1と封入容器51とを受け取ると、前記説明書に従って、検尿を採取して該封入容器51に封入する。そして、図5に示すように、検体収容袋1からラベル部15を切り取って、封入容器51の表面に貼付した後に、図6,7に示すように、該封入容器51を、検体収容袋1の内部収容域6に挿入する。ここで、検体収容袋1は、開口部5の開口幅が封入容器51に比して十分に広いことから、該封入容器51を開口部5から挿入し易い。さらに、内部収容域6は、その第二収容域部6bの左右方向幅が狭いことから、該内部収容域6に収容された封入容器51が左右方向へほとんど動くことができず、回動することもできない。そのため、封入容器51は、内部収容域6に挿入されて収容されると、該収容された状態で保たれ得る。
封入容器51を内部収容域6に挿入後、離型紙部42を綴じ代部22から剥離し、該綴じ代部22を、折返線8で袋裏紙片12側へ折り返して、該綴じ代部22を該袋裏紙片12の主裏紙片部41の裏面に接着する。これにより、図8に示すように、内部収容域6に封入容器51を収容した状態で封緘される。健診受診者は、このように封緘された検体収容袋1を、健診機関に運搬または送付する。この検体収容袋1は、前述したように、封入容器51が内部収容域6内で動き難いことから、運搬中または送付中に該封入容器51が破損してしまうことを抑制できる。
健診機関では、健診受診者から前記検体収容袋1を受け取ると、開封して内部収容域6から封入容器51を取り出す。この際に、検体収容袋1の識別情報表示部と封入容器51のラベル部15とに記載された識別情報を照合する。そして、検体収容袋1から取り出した後は、ラベル部15の識別情報によって、封入容器51に封入された検体を正確かつ容易に管理できる。また、検体収容袋1の運搬中や送付中では、前述したように、内部収容域6に収容した封入容器51が、該内部収容域6に挿入された状態からほとんど動かずに該状態で保たれ得ることから、封緘した開口部5を開放することによって、該封入容器51を容易に取り出すことができる。
本実施例の検体収容袋1は、前述したように、内部収容域6を規定する一方の接着側部26が、該内部収容域6の左右方向幅を開口部5の開口幅よりも短くする略台形状の拡幅接着部26bを備えた構成としたものである。かかる内部収容域6は、前記接着側部26により、開口部5から袋底縁部に向かって左右方向幅が徐々に短くなる第一収容域部6aと、該左右方向幅が一定の第二収容域部6bとが長手方向に連成された構成である。
本実施例の検体収容袋1によれば、内部収容域6に封入容器51が収容された状態で、該封入容器51の左右方向への動きや回動を抑制できる。これにより、検体収容袋1の運搬中または送付中に、該検体収容袋1に収容した封入容器51に破損が生ずることを可及的に抑制でき、該封入容器51内の検尿を健診機関へ確実に運搬または送付できる。
また、検体収容袋1は、開口部5の開口幅が内部収容域6の左右方向幅に比して広いことから、封入容器51を内部収容域6に入出させ易い。さらに、内部収容域6は、開口部5に連通する第一収容域部6aが袋底部に向かって徐々に狭くなるように形成されていることから、前記封入容器51の入出を一層容易に行い得る。こうしたことから、健診受診者が封入容器51を内部収容域6に挿入し易いと共に、該封入容器51を内部収容域6から取り出し易い。
このように本実施例の検体収容袋1によれば、内部収容域6に収容された封入容器51の破損を抑制する作用効果と、該内部収容域6に封入容器51を入出し易いという作用効果とを両立できる。
さらに、本実施例の検体収容袋1は、前記接着側部26に剥離可能なラベル部15が設けられたものであり、該ラベル部15を取り外して封入容器51に貼り付けることによって、検体を封入した封入容器51を正確かつ容易に管理できる。ここで、ラベル部15は、前記拡幅接着部26bを備えた接着側部26に設けられていることから、比較的大きいサイズで形成できる。これにより、ラベル部15は、所望の識別情報を十分に印字可能なサイズで形成できることから、印字された識別情報を視認し易く、前記照合作業や管理作業の作業性を向上できる。さらに、ラベル部15が比較的大きいサイズであることから、本実施例のように識別情報とQRコードとを印字できる。このようにQRコードを印字することにより、前記照合作業や管理作業を一層正確かつ容易に行うことができる。
一方、本実施例の袋体シート71は、前述したように、複数の検体収容袋1がミシン目78を介して連成されたものであり、該ミシン目78,79が切断されることによって、各検体収容袋1を使用可能とするものである。
かかる袋体シート71は、一枚のインクジェット用紙からなる表紙片シート81と一枚の上質紙からなる裏紙片シート91とを重ね合わせてなるものであるから、プリンタによる印字領域(識別情報表示部やラベル部)に比較的大きな厚み差や段差などを生じない。そのため、各検体収容袋1の表面にプリンタにより識別情報やQRコードを印字する際に、印字不良や紙送り不良の発生を抑制でき、該識別情報やQRコードを安定して印字できる。
さらに、裏紙片シート91の長手方向の長さを、表紙片シート81に比して若干短くしたことにより、袋体シート71は、長手方向の両端に、該表紙片シート81のみからなる非重ね連端部88,89が形成されたものである。このように長手方向の両端に非重ね連端部88,89を設けることによって、インクジェット用紙と上質紙という異なる用紙を接着した場合にもカールの発生を抑制できる。これは、カール発生の始点となる両端を、表紙片シート81のみとし且つ接着剤を塗布しないことによって、該端部によるカールの発生を抑制できることに因る。
このように袋体シート71でカールの発生が抑制されることにより、検体収容袋1を切り離した後も、該検体収容袋1でカールの発生が抑制される。
尚、本実施例にあって、一方の接着側部26を構成する拡幅接着部26bの第二拡幅接着部29bが、本発明にかかる定拡幅部に相当する。また、袋体シート71のミシン目78が、本発明にかかる易切断線に相当する。また、袋体シート71にあって、長手方向が、本発明にかかる易切断線に沿う方向に相当する。
実施例2の検体収容袋101は、図11に示すように、接着部108を構成する左右の接着側部116,116が左右対称に設けられたものであり、各接着側部116が側縁接着部116aと拡幅接着部116bとから構成されてなる。尚、実施例2の検体収容袋101は、前記接着部108を構成する左右の接着側部116,116と内部収容域106とが異なる以外は前記実施例1と同じであることから、同じ構成要素には同じ符号を記し、その説明を適宜省略した。
前記接着部108の各接着側部116,116は、検体収容袋101の左右の袋側縁部に形成された側縁接着部116a,116aと各側縁接着部116a,116aから内方へ夫々延成された略台形状の拡幅接着部116b、116bとから構成される。ここで、側縁接着部116aは、前述した実施例1と同様に、長手方向幅の短い帯状に形成される。一方、拡幅接着部116bは、略三角形状の第一拡幅接着部119aと略四角形状の第二拡幅接着部119bとが連成された構成である。本実施例は、こうした拡幅接着部116b,116bが左右対称に設けられた構成であることから、左右の第一拡幅接着部119a,119a間では、開口部5から袋底部に向かって左右方向の間隔が徐々に短くなり、左右の第二拡幅接着部119b,119b間では、左右方向の間隔が長手方向で一定となる。
こうした接着部108により規定される内部収容域106は、左右の第一拡幅接着部119a,119aにより規定される第一収容域部106aと、左右の第二拡幅接着部119b,119bにより規定される第二収容域部106bとが長手方向に連成されてなる。そして、第一収容域部106aは、その左右方向幅が開口部5の開口幅よりも狭く、かつ該左右方向幅が開口部5から袋底部に向かって徐々に狭くなる。一方、第二収容域部106bは、その左右方向幅が開口部5の開口幅よりも狭く且つ長手方向で一定である。
尚、本実施例にあっては、開口部5の開口幅が、封入容器51の最大外径の2倍〜4倍の範囲で形成され、第二収容域部106bの左右方向幅が、封入容器51の1.2倍〜2倍の範囲で形成されている。こうした開口部5と第二収容域部106bとにより、封入容器51を該開口部5から入出し易く、且つ内部収容域106に収容した状態で左右方向への動きと回動とを抑制できる。
さらに、検体収容袋101の表面には、左右の接着側部116,116の一方に、切取線114に囲繞されたラベル部115が形成されている。そして、検体収容袋101の表面には、前述した実施例1と同様に、識別情報を印字又は記載するための識別情報表示部が設けられると共に、ラベル部115に、識別情報を印字又は記載するためのラベル表示部が設けられている。
また、実施例2の検体収容袋101にあっても、前述した実施例1と同様に、袋表紙片11と袋裏紙片12とを重ね合わせて構成されてなる。そして、袋表紙片11は主表紙片部21と綴じ代部22とが折返線8を介して長手方向に連成され、袋裏紙片12は主裏紙片部41と離型紙部42とが切取線45を介して長手方向に連成されてなる。袋表紙片11には、重合せ面11aに、前記接着部108を形成する接着剤層(図示せず)が設けられている。そして、袋表紙片11には、左右の接着側部116,116が夫々形成された部位の一方に、切取線114に囲繞されたラベル部115が形成されている。一方、袋裏紙片12には、前記ラベル部115と対向する部位に離型層(図示せず)が形成されると共に、離型紙部42に剥離層48が形成されている。
こうした実施例2の検体収容袋101は、実施例1と同様に、図示しない袋体シートから切り離すことにより使用されるものである。ここで、袋体シートは、複数の検体収容袋101がミシン目78を介して左右方向に連成された袋群シート部と、ミシン目79を介して該袋群シート部に連成された予備シート部とから構成されたものであり、該ミシン目78,79を切断することによって検体収容袋101を切り離すことができる。そして、この袋体シートは、実施例1と同様に、前記袋表紙片11を左右方向に複数連成された表紙片シートと、前記袋裏紙片12を左右方向に複数連成された裏紙片シートとが、該袋表紙片11に設けられた接着剤層(図示せず)により接着された後に、ミシン目78,79と切取線45,114とが形成されることにより製造される。尚、実施例2の袋体シートにあっても、実施例1と同様に、表紙片シートに前記インクジェット用紙が用いられ、裏紙片シートに前記上質紙が用いられる。
この袋体シートは、前述した実施例1と同様に、例えば健診機関でプリンタにより識別情報やQRコードが印字される。そして、ミシン目78,79の切断により得られた実施例2の検体収容袋101が、健診の受信者に送付される。受信者は、検尿を封入した封入容器51を、検体収容袋101の内部収容域106に収容した封緘し(図12)、この検体収容袋101を健診機関に運搬または送付する。
実施例2の検体収容袋101は、内部収容域106を規定する左右の接着側部116,116が該内部収容域6の左右方向幅を開口部5の開口幅よりも短くする略台形状の拡幅接着部116b,116bを夫々備えた構成である。かかる構成にあっては、内部収容域106が、開口部5の開口幅よりも短い左右方向幅の第一収容域部106aと第二収容域部106bとにより構成されることから、封入容器51を収容した状態で該封入容器51の左右方向の動きや回動を抑制できるため、運搬中や送付中に該封入容器51の破損発生を可及的に抑制できる。さらに、実施例2の構成によれば、封入容器51を内部収容域146に入出し易いという作用効果、ラベル部115を比較的大きなサイズで形成できることによって照合作業や管理作業を正確かつ容易に実行できるという作用効果、プリンタによる印字する際に印字不良や紙送り不良の発生を抑制できるという作用効果、および袋体シートの両端に非重ね連端部を設けることによってカールの発生を抑制できるという作用効果を、前述した実施例1と同様に生じ得る。
実施例3の検体収容袋121は、図13に示すように、接着部128を構成する一方の接着側部136が側縁接着部136aと一定幅の拡幅接着部136bとを備えた構成であり、該拡幅接着部136bが側縁接着部136aに亘って設けられている。尚、実施例3の検体収容袋121は、前記接着部128を構成する一方の接着側部136と内部収容域126とが異なる以外は前記実施例1と同じであることから、同じ構成要素には同じ符号を記し、その説明を適宜省略した。
前記接着側部136は、検体収容袋121の左右一方の袋側縁部に形成された側縁接着部136aと、該側縁接着部136aから内方へ延成された略長方形状の拡幅接着部136bとから構成される。そして、拡幅接着部136bは、袋側縁部(側縁接着部136a)の長手方向に亘って形成されていることから、一方の接着側部136は、その左右方向幅が他方の接着側部27に比して広い。そのため、左右の接着側部27,136の間隔は、長手方向で同じであり且つ開口部125の開口幅と略同じである。尚、実施例3にあっては、拡幅接着部136bが、本発明にかかる定拡幅部に相当する。
ここで、本実施例にあって、開口部125の開口幅が、封入容器51の最大外径の2倍〜3倍の範囲で形成されており、一方の接着側部136を構成する拡幅接着部136bと他方の接着側部27との間隔が同様に定まる。こうした開口部125と内部収容域126とより、封入容器51を該開口部125から入出し易く、且つ該内部収容域126に収容した状態で左右方向への動きと回動を抑制できる。
さらに、検体収容袋121の表面には、一方の接着側部136に、切取線16により囲繞されたラベル部15が形成されている。そして、検体収容袋121の表面には、前述の実施例1と同様に、識別情報を印字又は記載するための識別情報表示部が設けられると共に、ラベル部15に、識別情報を印字又は記載するためのラベル表示部が設けられている。
また、実施例3の検体収容袋121にあっても、前述した実施例1と同様に、袋表紙片11と袋裏紙片12とを重ね合わせて構成されてなる。そして、袋表紙片11は主表紙片部21と綴じ代部22とが折返線8を介して長手方向に連成され、袋裏紙片12は主裏紙片部41と離型紙部42と切取線45を介して長手方向に連成されてなる。袋表紙片11には、重合せ面11aに、前記接着部128を形成する接着剤層(図示せず)が設けられている。そして、袋表紙片11には、一方の接着側部136が形成された部位に、切取線16に囲繞されたラベル部15が形成されている。一方、袋裏紙片12には、前記ラベル部15と対向する部位に剥離層47が形成されると共に、離型紙部42に剥離層48が形成されている。
こうした実施例3の検体収容袋121は、実施例1と同様に、図示しない袋体シートから切り離すことにより使用されるものである。ここで、袋体シートは、複数の検体収容袋121がミシン目78を介して左右方向に連成された袋群シート部と、ミシン目79を介して該袋群シート部に連成された予備シート部とから構成されたものであり、該ミシン目78,79を切断することによって検体収容袋121を切り離すことができる。そして、この袋体シートは、実施例1と同様に、前記袋表紙片11を左右方向に複数連成された表紙片シートと、前記袋裏紙片12を左右方向に複数連成された裏紙片シートとが、該袋表紙片11に設けられた接着剤層(図示せず)により接着された後に、ミシン目78,79と切取線16,45とが形成されることにより製造される。尚、実施例3の袋体シートにあっても、実施例1と同様に、表紙片シートに前記インクジェット用紙が用いられ、裏紙片シートに前記上質紙が用いられる。
この袋体シートは、前述した実施例1と同様に、例えば健診機関でプリンタにより識別情報やQRコードが印字される。そして、ミシン目78,79の切断により得た実施例3の検体収容袋121が、健診の受信者に送付される。受信者は、検尿を封入した封入容器51を、検体収容袋121の内部収容域126に収容した封緘し、この検体収容袋121を健診機関に運搬または送付する。
実施例3の検体収容袋121は、一方の接着側部136が袋側縁の長手方向に亘って略長方形状の拡幅接着部136bを備えた構成である。かかる構成にあっては、一方の接着側部136が、他方の接着側部27よりも左右方向幅が広いことから、左右の接着側部27,136により定まる内部収容域126の左右方向幅が短い。これにより、封入容器51を収容した状態で該封入容器51の左右方向の動きや回動を抑制できるため、運搬中や送付中に該封入容器51の破損発生を可及的に抑制できる。さらに、開口部125は、封入容器51を入出し易い開口幅により形成され、且つ該開口幅が内部収容域126の左右方向幅と略同じとなっている。したがって、実施例3の検体収容袋121によれば、開口部125を介して封入容器51を入出し易いと共に、該封入容器51の破損発生を抑制するという前記作用効果を奏し得る。尚、実施例3の構成は、内部収容域126と開口部125とが同じ幅であることから、該開口部125から封入容器51を入出し易いように、該内部収容域126の幅が、前述した実施例1,2(各内部収容域の第二収容域部)に比して広くなる。そのため、封入容器51の動きを抑制する作用効果が低減するものの、前述した従来構成に比して、前記した封入容器51の破損発生を抑制する効果が得られる。
また、実施例3の構成にあって、ラベル部15を比較的大きなサイズで形成できることによって照合作業や管理作業を正確かつ容易に実行できるという作用効果、プリンタによる印字する際に印字不良や紙送り不良の発生を抑制できるという作用効果、および袋体シートの両端に非重ね連端部88,89を設けることによってカールの発生を抑制できるという作用効果を、前述した実施例1と同様に生じ得る。
本発明にあっては、前述した実施例1〜3に限定されるものではなく、上述した実施例1〜3以外であっても本発明の趣旨の範囲内で適宜変更した構成を実施可能である。
例えば、図14に示すように、接着部148を構成する一方の接着側部156が、側縁接着部156aと略四角形状の拡幅接着部156bとから構成され、該拡幅接着部156bが側縁接着部156aの長手方向の一部から内方へ延成された構成としても良い。かかる接着側部156を備えた検体収容袋141では、内部収容域146が、一方の接着側部156の側縁接着部156aと他方の接着側部27との間に形成される第一収容域部146aと、一方の接着側部156の拡幅接着部156bと他方の接着側部27との間に形成される第二収容域部146bとを長手方向に連成した構成となる。そして、第一収容域部146aは、その左右方向幅が開口部5の開口幅と略同じである一方、第二収容域部146bは、その左右方向幅が該開口部5の開口幅よりも広い。この別例の構成によれば、開口部5を介して封入容器を入出し易いと共に、第二収容域部146bによって該封入容器の左右方向への動きと回動を抑制でき、該封入容器の破損発生を抑制できる。また、この別例の構成にあっては、前記拡幅接着部156bにラベル部15を配設することにより、前述した実施例と同様に、ラベル部15を比較的大きなサイズで形成できることによって照合作業や管理作業を正確かつ容易に実行できるという作用効果を奏する。さらに、実施例1〜3と同様、袋体シートを構成することによって、カールの発生を抑制できる。
また、こうした別例の接着側部を左右両側に設ける構成とすることもできる。この構成にあっても、封入容器を入出し易く且つ該封入容器の破損発生を抑制できるという作用効果を奏する。
また、前記した実施例1,2の構成は、左右の接着側部の一方または両方が略台形状の拡幅接着部を備えた構成であるが、その他の構成として、少なくとも一方の接着側部が略三角形状の拡幅接着部を備えた構成とすることもできる。ここで、略三角形状の拡幅接着部は、袋側縁の長手方向に亘って形成されていても良いし、該長手方向一部に設けられていても良い。こうした構成にあっても、開口部から封入容器を入出し易いという作用効果と、該封入容器の動きを抑制するという作用効果とを奏し得る。そして、拡幅接着部にラベル部を配設することによって、前述した実施例と同様に、ラベル部を比較的大きなサイズで形成できることによって照合作業や管理作業を正確かつ容易に実行できるという作用効果を奏する。さらに、実施例1〜3と同様、袋体シートを構成することによって、カールの発生を抑制できる。
また、前記した実施例3の構成は、左右の接着側部の一方のみが拡幅接着部を備えた構成であるが、該拡幅接着部が左右両方の接着側部に設けられた構成とすることもできる。
また、実施例1〜3の袋体シートは、ミシン目78を介して複数の検体収容袋を連成したものであるが、これに限らず、ハーフカット線を介して複数の検体収容袋が連成された構成とすることもできる。同様に、ミシン目79に代えてハーフカット線が設けられた構成とすることも可能である。
1,101,121 検体収容袋
5,125 開口部
6,106 内部収容域
11 袋表紙片
11a 重合せ面
12 袋裏紙片
12a 重合せ面
15,115 ラベル部
16,114 切取線
25 接着底部
26,27,116,136 接着側部
26b,116b,136b 拡幅接着部
29b,119b 第二拡幅接着部(定拡幅部)
33 非重ね端部
34 接着剤層
47 剥離層
51 封入容器
71 袋体シート
78 ミシン目(易切断線)
81 表紙片シート
88 非重ね連端部
91 裏紙片シート





Claims (6)

  1. 矩形状の袋表紙片と袋裏紙片とが重ね合わされて、互いの左右の紙片側縁部と紙片底縁部とが接着剤層を介して夫々接着されてなり、
    前記紙片底縁部を接着した接着底部と対向状に設けられ、検体を封入する封入容器を入出可能な開口部と、
    前記封入容器を、前記開口部を介して収容可能な内部収容域と
    を有する検体収容袋であって、
    前記内部収容域が、前記袋表紙片と袋裏紙片との各紙片側縁部を夫々接着した左右の接着側部と前記接着底部とにより規定され、
    前記左右の接着側部の少なくとも一方が、紙片側縁部よりも内方に設けられた拡幅接着部を備えていることを特徴とする検体収容袋。
  2. 接着側部の拡幅接着部は、対向する他方の接着側部との間隔が開口部の開口幅に比して短くなるように設けられたものであることを特徴とする請求項1に記載の検体収容袋。
  3. 接着側部の拡幅接着部は、所定長さで設けられた一定幅の定拡幅部を備えたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に検体収容袋。
  4. 袋表紙片と袋裏紙片との互いに対向する重合せ面同士が、該袋表紙片の重合せ面に設けられた接着剤層により接着されたものであって、
    前記袋表紙片は、前記袋裏紙片との接着により拡幅接着部を備えた接着側部が形成される部位に、切取線により囲繞されたラベル部を備え、
    前記袋裏紙片は、前記袋表紙片のラベル部と対向する部位の重合せ面に、前記接着剤層と剥離可能な剥離層が設けられたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の検体収容袋。
  5. 袋表紙片は、紙片底縁部の端縁と該紙片底縁部に対向する紙片頭縁部の端縁との少なくとも一方に、袋裏紙片が重ね合わされない非重ね端部を備えたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の検体収容袋。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の検体収容袋が易切断線を介して左右方向に複数連成された矩形状の袋体シートであって、
    複数の袋表紙片が連成された表紙片シートと、複数の袋裏紙片が連成された裏紙片シートとが接着されてなり、
    前記易切断線に沿う方向の両側端に、前記表紙片シートのみで構成される非重ね連端部が夫々設けられたものであることを特徴とする袋体シート。
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