JP2021021212A - 排水弁装置、洗浄水タンク装置および水洗大便器 - Google Patents

排水弁装置、洗浄水タンク装置および水洗大便器 Download PDF

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Abstract

【課題】弁体の動作不良を抑制して排水口の開閉を安定させること。【解決手段】実施形態の一態様に係る排水弁装置は、弁体と、フロートと、台座と、複数の柱部と、を備える。弁体は、洗浄水タンクの底面に形成された排水口の上方に配置され上下方向に移動して排水口を開閉する。フロートは、洗浄水タンク内の水位の低下に連動して弁体を下降させる。台座は、排水口の上方に配置され、底面に対して排水口近傍の複数の固定位置において締結により固定される。台座は、リブを有する。リブは、台座の下面の周縁部に下方に向けて突出する。リブには切り欠き部が形成される。複数の柱部は、台座の上面における弁体の外周部に所定間隔をあけて配置され弁体の移動をガイドする。【選択図】図5

Description

開示の実施形態は、排水弁装置、洗浄水タンク装置および水洗大便器に関する。
従来、便器本体を洗浄する洗浄水を貯留する洗浄水タンク装置には、洗浄水タンク内の排水口を開閉する排水弁装置が設けられる。排水弁装置には、排水口に対して弁体が上下方向に移動(上下動)する、いわゆる直動式のものがある(たとえば、特許文献1参照)。
このような排水弁装置は、台座と、オーバーフロー管とを備える。台座は、排水口の略直上に配置される。台座は、所定間隔をあけて、排水口の中心に対して同心円状に並んだ複数の柱部を備える。複数の柱部は、排水口を開閉する弁体の外側部に配置され、弁体の上下動をガイドする。オーバーフロー管は、円筒状であり、台座の側方に配置され、洗浄水タンク内の水位が上端開口の高さを超えた場合には洗浄水を排水口に排出する。
特開2017−133246号公報
ところで、上記したような排水弁装置には、排水口の外側部の複数箇所においてねじを締め付けて台座を排水口に固定するものがある。
しかしながら、たとえば、ねじで台座を固定する場合、ねじの締め付けによって柱部が弁体の軸心に向けて倒れ込むことがある。柱部が倒れ込むと、複数の柱部の間が狭くなり上下動する弁体が複数の柱部の間に引っ掛かるなど、弁体の動作不良が発生して排水口の安定的な開閉を行えないことがあった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、弁体の動作不良を抑制して排水口の開閉を安定させることができる排水弁装置、洗浄水タンク装置および水洗大便器を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る排水弁装置は、洗浄水が貯留される洗浄水タンクの底面に形成された排水口の上方に配置され上下方向に移動して前記排水口を開閉する弁体と、前記洗浄水タンク内の水位の低下に連動して前記弁体を下降させるフロートと、前記排水口の上方に配置され、前記底面に対して前記排水口近傍における複数の固定位置において締結により固定される台座と、前記台座の上面における前記弁体の外周部に所定間隔をあけて配置され前記弁体の移動をガイドする複数の柱部と、を備え、前記台座の下面の周縁部に下方に向けて突出するリブを有し、前記リブには切り欠き部が形成される。
このような構成によれば、台座のリブに切り欠き部が形成されることで、洗浄水タンクの底面に台座を固定する場合、固定位置における締結により、柱部が弁体の軸心に向けて倒れ込むのを抑えることができる。これにより、複数の柱部の間が一定の間隔に維持され、柱部が弁体の上下方向の移動(上下動)を妨げないため、弁体の動作不良を抑制することができ、排水口の開閉を安定させることができる。
また、上記した排水弁装置では、前記切り欠き部は、前記固定位置を避けて形成される。このような構成によれば、底面に固定された台座の剛性は維持しつつ、柱部の弁体の軸心に向けた倒れ込みを抑えることができる。
また、上記した排水弁装置では、前記台座は、前記下面の周縁部におけるリブの内側に円環状のシール部材によるシール面を有する。このような構成によれば、切り欠き部があることで、シール面の変形を抑えることができる。これにより、シール性の低下を抑制することができる。
また、上記した排水弁装置では、前記洗浄水タンクは、陶器製である。このような構成によれば、うねりが形成されやすい陶器製の洗浄水タンクにおいて底面に台座を固定する場合、固定位置における締結により柱部が弁体の軸心に向けて倒れ込むのを抑えることができる。
実施形態の一態様に係る洗浄水タンク装置は、上記した排水弁装置と、前記排水弁装置が取り付けられる前記洗浄水タンクと、を備える。
このような構成によれば、排水弁装置において、洗浄水タンクの底面に台座を固定する場合の固定位置における締結により、柱部が弁体の軸心に向けて倒れ込むのを抑えることができる。これにより、複数の柱部の間が一定の間隔に維持され、柱部が弁体の上下動を妨げないため、弁体の動作不良を抑制することができ、排水口の開閉を安定させることができる。
実施形態の一態様に係る水洗大便器は、上記した洗浄水タンク装置と、前記洗浄水タンクから洗浄水が供給される便器本体と、を備える。
このような構成によれば、洗浄水タンク装置に取り付けられる排水弁装置において、洗浄水タンクの底面に台座を固定する場合の固定位置における締結により、柱部が弁体の軸心に向けて倒れ込むのを抑えることができる。これにより、複数の柱部の間が一定の間隔に維持され、柱部が弁体の上下動を妨げないため、弁体の動作不良を抑制することができ、排水口の開閉を安定させることができる。
実施形態の一態様によれば、弁体の動作不良を抑制して排水口の開閉を安定させることができる。
図1は、実施形態に係る水洗大便器を示す概略側断面図である。 図2は、実施形態に係る洗浄水タンク装置を示す概略側断面図である。 図3Aは、実施形態に係る排水弁装置を示す側面図(その1)である。 図3Bは、図3AにおけるB部の拡大図である。 図4は、実施形態に係る排水弁装置を示す側面図(その2)である。 図5は、実施形態に係る排水弁装置を示す斜視図(その1)である。 図6は、実施形態に係る排水弁装置を示す斜視図(その2)である。 図7Aは、洗浄水タンクの底面の説明図(その1)である。 図7Bは、洗浄水タンクの底面の説明図(その2)である。 図8Aは、実施形態に係る排水弁装置の取り付け状態を示す側面図である。 図8Bは、比較例に係る排水弁装置の取り付け状態を示す側面図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する排水弁装置、洗浄水タンク装置および水洗大便器の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<水洗大便器>
まず、図1を参照して実施形態に係る水洗大便器1の一例について説明する。図1は、実施形態に係る水洗大便器1を示す概略側断面図である。
なお、図1には、鉛直上向き(上方)を正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を示している。以下では、X軸の正方向を右方、X軸の負方向を左方、Y軸の正方向を前方、Y軸の負方向を後方と規定し、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向という場合がある。直交座標系は、他の図においても示している場合がある。
図1に示すように、水洗大便器1は、便器本体2と、洗浄水タンク装置4とを備える。便器本体2は、トイレ室の床面に設置される。なお、便器本体2は、床面に設置される床置き式に限定されず、壁面に設置される壁掛け式でもよい。
便器本体2は、ボウル部6と、導水路8と、排水トラップ管路10とを備える。ボウル部6は、使用者の汚物を受ける。ボウル部6は、リム部12と、第1吐水口7と、第2吐水口16とを備える。
リム部12は、ボウル部6の上縁部において、ボウル部6の平面視における中心側となる内側にオーバーハングしている。第1吐水部7は、リム部12における左側に設けられ、後述する導水路8から供給される洗浄水を前方に向けて吐出する。第2吐水部16は、後述する溜め水面の上方に設けられ、導水路8から供給される洗浄水を左右方向に吐出する。
導水路8は、後述する洗浄水タンク装置4から供給される洗浄水をボウル部6へ導く。排水トラップ管路10は、ボウル部6の下部に入口が接続され、ボウル部6内の汚物を便器本体2の外部排水管(図示せず)に排出する。
また、排水トラップ管路10は、入口から上方に延びる上昇路部分と、上昇路部分から下方に延びて外部排水管に接続される下降路部分とを有する。この場合、ボウル部6から排水トラップ管路10の上昇路部分にかけては、水封状態を形成するための洗浄水が貯留される。なお、貯留された洗浄水を「溜め水」といい、溜め水の水面が溜め水面である。
洗浄水タンク装置4は、便器本体2の後部上方に設置され、便器本体2に供給される洗浄水を貯留する。なお、洗浄水タンク装置4の詳細な構成については、図2を用いて後述する。
上記した水洗大便器1は、ボウル部6内の洗浄水の落差による流水作用で汚物を押し流す、いわゆる洗い落し式である。洗い落し式の水洗大便器1では、第1吐水口7から前方に吐出された洗浄水が旋回しながら下降してボウル部6を洗浄し、第2吐水口16から吐出された洗浄水が縦方向に旋回し、汚物を攪拌しながら排水トラップ管路10に押し出す。なお、水洗大便器1は、洗い落とし式に限定されず、サイホン式などでもよい。
<洗浄水タンク装置>
次に、図2を参照して実施形態に係る洗浄水タンク装置4の一例について説明する。図2は、実施形態に係る洗浄水タンク装置4を示す概略側断面図である。詳細には、図2は、図1におけるA−A線断面図である。なお、図2は、洗浄水タンク装置4の一例を示しているため、洗浄水タンク18内に設置される排水弁装置24の向きなどは必ずしもこの図のとおりというものではない。
図2に示すように、洗浄水タンク装置4は、洗浄水タンク18と、蓋部20(図1参照)と、給水装置22と、排水弁装置24とを備える。洗浄水タンク18は、陶器製である。なお、洗浄水タンク18は、陶器製の他、たとえば、樹脂製のもの、陶器および樹脂を組み合わせて製造されたものでもよい。洗浄水タンク18は、上部に開口を有する、たとえば、略矩形の容器である。
蓋部20は、洗浄水タンク18の上部に取り付けられ、上部の開口を閉鎖する。なお、図2では、蓋部20を省略している。
また、洗浄水タンク装置4は、レバーハンドル26と、スピンドル28とを備える。レバーハンドル26は、洗浄水タンク18の外側面に配置され、基部26aの軸まわりに回動可能に設けられる。スピンドル28は、レバーハンドル26の回動軸に対して同軸に連結され、洗浄水タンク18内において略水平に延出している。スピンドル28は、レバーハンドル26の回動操作により、図中の手前側および奥側に回動する。
スピンドル28の先端部は、排水弁装置24の略直上に位置している。また、スピンドル28の先端部には、連結部材である玉鎖30の一端が接続される。玉鎖30の他端は、排水弁装置の後述するフロート48に接続される。
洗浄水タンク18の底面18aには、略円形に開口する排水口32が形成される。排水口32は、便器本体2の導水路8(図1参照)に連通し、導水路8に洗浄水を供給する。排水口32は、排水弁装置により開閉される。
また、洗浄水タンク装置4は、給水装置22を備える。給水装置22は、給水管34と、小タンク36と、給水用フロート38とを備える。給水管34は、洗浄水タンク18の外部給水源(図示せず)に接続されるとともに、洗浄水タンク18の底面18aから上方に向けて延びている。
給水管34の下部には、洗浄水タンク18内に洗浄水を供給する給水口34aが設けられる。給水管34の上部には、ダイヤフラム式の給水弁(図示せず)が設けられる。給水弁は、給水管34から供給される洗浄水の給水および止水を切り替える。
小タンク36は、給水管34の側方に着脱自在に設けられる。小タンク36は、内部に貯水領域を有する略矩形の容器である。小タンク36には、底面に形成された開口(図示せず)を開閉する逆止弁(図示せず)が設けられる。給水用フロート38は、小タンク36内に配置され、小タンク36内の洗浄水の水位に応じて上下動する。
給水用フロート38は、揺動体40を介して給水弁(図示せず)に接続され、上下動によって給水弁を開閉する。具体的には、給水用フロート38は、小タンク36内に貯留された洗浄水が小タンク36の底面の開口から排水されることで、小タンク36内の水位の下降に連動して下降する。給水弁は、給水用フロート38が下降することで開放され、給水口34aから洗浄水タンク18内に洗浄水を供給する。
<排水弁装置>
次に、実施形態に係る排水弁装置24について説明する。まず、図2〜図6を参照して実施形態に係る排水弁装置24の構成について説明する。図3Aは、実施形態に係る排水弁装置24を示す側面図である。図3Bは、図3AにおけるB部の拡大図である。
図4は、実施形態に係る排水弁装置24を示す側面図である。なお、図4には、図3Aに示す側面図とは異なる方向の側面図を示している。図5および図6は、実施形態に係る排水弁装置24を示す斜視図である。なお、図5には、上方から排水弁装置24を見た場合を示し、図6には、下方から排水弁装置24を見た場合を示している。
図2に示すように、排水弁装置24は、洗浄水タンク18の排水口32の上方に配置される。排水弁装置24は、後述する弁体42が上下方向に移動(上下動)して排水口32を開閉する、いわゆる直動式である。図2〜図6に示すように、排水弁装置24は、台座部44と、オーバーフロー管46とを備える。
台座部44は、排水口32の略直上に配置される。台座部44は、弁体42の上下の移動範囲を規制している。台座部44は、台座441と、複数の柱部442とを備える。
台座441は、排水口32の上方、具体的には、排水口32の略直上に配置される。台座441は、円板状であり、中央部に形成された開口(中央開口)443(図6参照)を有する。台座441の中央開口443が弁体42で閉鎖されることで、排水口32が閉鎖される。
複数の柱部442は、台座441の上面444に設けられる。複数の柱部442は、台座441の上面444において、中央開口443の周縁(外周縁)部にそれぞれ所定間隔をあけて、中央開口443の中心(排水口32の中心でもある)に対して同心円状に並んで配置される。すなわち、複数の柱部442は、中央開口443を閉鎖する弁体42の外周部にそれぞれ所定間隔をあけて、排水口32の中心に対して同心円状に並んでいる。このように配置された複数の柱部442は、弁体42の上下動をガイドする。
台座441の下部には、排水口32に連通する排水空間44cが形成される。洗浄水タンク18内の洗浄水は、柱部442と柱部442との間の開口44dから排水空間44cを通過した後、排水口32から排水される。また、台座441は、台座441の下面445にリブ446を有する。リブ446は、台座441の下面445の周縁部に設けられ、下面445から下方に向けて突出している。リブ446には、後述する切り欠き部447が形成される。
台座441は、洗浄水タンク18の底面18a(図2参照)に対して排水口32の外周縁部などの排水口32近傍における複数の固定位置P(図7A参照)において、ねじなどの締結部材448で締結することにより固定される。このように、台座441が洗浄水タンク18の底面18aに固定されることで、排水弁装置24が洗浄水タンク18内に取り付けられる。
台座441の下面445に形成されたリブ446は、リブ446の一部が切り欠かれることで形成された切り欠き部447を有する。図5および図6に示すように、切り欠き部447は、台座441の下面445の周縁部における締結部材447を避けて形成される。すなわち、切り欠き部447は、排水弁装置24が設置された場合の複数の固定位置Pを避けて形成される。
図6に示すように、切り欠き部447は、角度θが80°〜45°の範囲内でリブ446を残すように切り欠かれることが好ましい。切り欠き部447は、45°の範囲内でリブ446を残すように切り欠かれることがより好ましい。また、図3Bに示すように、切り欠き部447は、リブ446との接合部分446aに面取り加工が施されることが好ましい。
また、台座441は、シール面449を有する。図6に示すように、シール面449は、台座441の下面445に配置されたシール部材450により形成される。シール部材450は、たとえば、ゴム製の部材である。シール部材450は、円環状に形成される。シール部材450は、台座441の下面445の周縁(内周縁)部におけるリム446の内側に配置される。シール部材450は、リム446と、中央開口443の周縁部から下方に突出する周壁451との間で保持される。
オーバーフロー管46は、台座部44の側方において台座部44と一体的に設けられる。オーバーフロー管46は、円筒状に形成される。オーバーフロー管46は、一端開口(上端開口)を上方に向けて配置される。また、オーバーフロー管46は、上端開口とは略直行して他端開口(下端開口)が配置され、下端開口を排水空間44cに連通させている。
オーバーフロー管46は、洗浄水タンク18から洗浄水が溢れることを防止するために設けられる。オーバーフロー管46では、洗浄水タンク18内の水位が上端開口の高さを超えた場合には洗浄水がオーバーフロー管46内に流入して排水口32に排出される。
また、排水弁装置24は、弁体42と、フロート48とを備える。弁体42は、洗浄水タンク18の底面18aに形成された排水口32の上方に位置している。弁体42は、上下動して排水口32を開閉する。フロート48は、弁体42に取り付けられる。フロート48は、洗浄水タンク18内の水位の低下に連動して、上昇した弁体42を下降させる。
弁体42は、レバーハンドル26の回動操作に伴うスピンドル28(図2参照)の回動により上昇し、排水弁32を開放する。また、弁体42は、フロート48と共に水位の低下に連動して下降し、排水弁32を閉鎖する。弁体42は、上記したように、複数の柱部442により上下動がガイドされる。
弁体42は、円板状に形成される。弁体42は、排水口32と対向する下面にゴム製のシール部42aを有する。また、弁体42は、台座部44において所定の範囲内で上下動可能に設けられる。言い換えると、台座部44は、弁体42の上下動を所定の範囲内に規制する。
弁体42は、可動範囲の最下位置において台座441に当接することにより排水口32を閉鎖する。また、弁体42は、フランジ部42bを有する。フランジ部42bは、上記したシール部42aと共に円環状のシール面を形成している。
フロート48は、内筒48aと、外筒48bとを備える。内筒48aは、上端が閉鎖された円筒状に形成される。外筒48bは、上端が開放された円筒状に形成され、内筒48aの外側に配置される。内筒48aおよび外筒48bの下端は下面48cにより閉鎖され、内筒48aおよび外筒48bは、弁体42に接続されるとともに弁体32と一体的に設けられる。
フロート48は、洗浄水タンク18内の水位WL(図2参照)が低下して所定の高さに達すると、その後の水位WLの低下に連動して下降する。フロート48の内筒48aは、下部が開口されるように形成される。これにより、フロート48は、洗浄水が周囲に存在する状態において、フロート48の内部空間に貯留する空気により上向きの浮力を受ける。
このように、フロート48は、排水時に所定の大きさの浮力を生じさせ、洗浄水タンク18内の水位WLが低下して所定高さに達するとその後の水位WLの低下に連動して下降するため、所定の高さに設定された死水水位まで排水を行うことができる。
ここで、排水弁装置24の固定時に複数の柱部442が弁体42の軸心Lに向けて倒れ込む事象が発生した。柱部442が弁体42の軸心Lに向けて倒れ込むと、図3Aに示すように、対向する柱部442の間隔Dが弁体42のフランジ部42bの径よりも狭くなり、柱部442が弁体42の上下動を妨げてしまう。弁体42の上下動が妨げられると、弁体42が上下方向の途中位置に固定されるなど、弁体42の開閉が安定しない。
本願の発明者等は、柱部442が倒れ込む原因について検討した結果、洗浄水タンク18の底面18aのうねりにあることがわかった。次に、図7Aおよび図7Bを参照して柱部442の倒れ込みの原因について説明する。図7Aおよび図7Bは、洗浄水タンク18の底面18aの説明図である。なお、図7Aは、底面18aのうねりを示す模式平面図であり、図7Bは、底面18aのうねりを示す模式側面図である。
図7Aおよび図7Bに示すように、洗浄水タンク18の底面18aには、高い部分181および低い部分182が混在することによるうねりが形成される。なお、図7Aには、ドットの疎密で高い部分181と低い部分182を示している。図7Aでは、高い部分181を密、低い部分182を疎で示している。
洗浄水タンク18が陶器製である場合はとくに製造時においてこのようなうねりが形成されてしまう。そして、排水弁装置24が排水口32近傍の複数(2つ)の固定位置Pで締結により固定されると、台座441(図3Aなど参照)が変形し、台座441の変形により柱部442が倒れ込むことがわかった。
なお、底面18aのうねりが大きいほど、すなわち、高い部分181と低い部分182の高低差が大きいほど、台座441の変形量が大きくなる。また、底面18aのうねりと共に経年変化も台座441の変形に影響する。
本実施形態では、リブ446に切り欠き部447を形成することで、上記したような台座441の変形を抑えて柱部442の倒れ込みを抑えることができる。
次に、図8Aおよび図8Bを参照して実施形態に係る排水弁装置24の取り付け状態において台座441の変形を抑える作用について説明する。図8Aは、実施形態に係る排水弁装置24の取り付け状態を示す側面図である。図8Bは、比較例に係る排水弁装置24Aの取り付け状態を示す側面図である。なお、図8Bに示す、比較例としての排水弁装置24は、リブ446には切り欠き部447が形成されていないものである。
図8Aに示すように、うねりがある底面18aに排水弁装置24を取り付ける場合、締結により台座441の下面445と底面18aとが徐々に近づいても、切り欠き部447がうねりを吸収して台座441の変形が抑えられる。
図8Bに示すように、うねりがある底面18aに切り欠き部447のない排水弁装置24Aを取り付ける場合、締結により台座441の下面445と底面18aとが近づくと、図中の矢印で示すように、台座441がうねりに追随し、台座441が変形する。
図8Bに示す例では、台座441は、底面18aの高い部分181に位置する部分は上方に浮き上がり、低い部分182に位置する部分は下方に沈み、二点破線で示すように、内側に向けて反る。台座441が内側に反ると、二点破線で示すように、柱部447が内側に倒れ込む。
上記した実施形態に係る排水弁装置24によれば、台座441のリブ446に切り欠き部447が形成されることで、洗浄水タンク18の底面18aに台座441を固定する場合、固定位置Pにおける締結により、柱部447が弁体42の軸心Lに向けて倒れ込むのを抑えることができる。これにより、複数の柱部447の間が一定の間隔に維持され、柱部447が弁体42の上下動を妨げないため、弁体42の動作不良を抑制することができ、排水口32の開閉を安定させることができ、止水不良を抑制することができる。
また、切り欠き部447が固定位置Pを避けて形成されることで、底面18aに固定された台座441の剛性は維持しつつ、柱部447の倒れ込みを抑えることができる。
また、切り欠き部447があることで、シール面449の変形を抑えることができる。これにより、シール性の低下を抑制することができる。
また、うねりが形成されやすい陶器製の洗浄水タンク18において底面18aに台座441を固定する場合、固定位置Pにおける締結により柱部447が弁体42の軸心Lに向けて倒れ込むのを抑えることができる。
上記した実施形態に係る洗浄水タンク装置18によれば、排水弁装置24において、洗浄水タンク18の底面18aに台座441を固定する場合の柱部447の倒れ込みを抑えることができるため、複数の柱部447の間が一定の間隔に維持され、柱部447が弁体42の上下動を妨げない。このため、弁体42の動作不良を抑制することができ、排水口32の開閉を安定させることができ、止水不良を抑制することができる。
上記した実施形態に係る水洗大便器1によれば、洗浄水タンク装置4に取り付けられる排水弁装置24において、洗浄水タンク18の底面18aに台座441を固定する場合の柱部447の倒れ込みを抑えることができるため、複数の柱部447の間が一定の間隔に維持され、柱部447が弁体42の上下動を妨げない。このため、弁体42の動作不良を抑制することができ、排水口32の開閉を安定させることができ、止水不良を抑制することができる。
なお、上記した実施形態では、切り欠き部447は、固定位置Pに配置されるリブ446を残すように、この部分のリブ446以外が全体的に切り欠かれているが、これに限定されず、間欠的に切り欠かれてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 水洗大便器
2 便器本体
4 洗浄水タンク装置
18 洗浄水タンク
18a 底面
24 排水弁装置
32 排水口
42 弁体
48 フロート
441 台座
442 柱部
444 上面
445 下面
446 リブ
447 切り欠き部
449 シール面
450 シール部材
P 固定位置
WL 水位

Claims (6)

  1. 洗浄水が貯留される洗浄水タンクの底面に形成された排水口の上方に配置され上下方向に移動して前記排水口を開閉する弁体と、
    前記洗浄水タンク内の水位の低下に連動して前記弁体を下降させるフロートと、
    前記排水口の上方に配置され、前記底面に対して前記排水口近傍における複数の固定位置において締結により固定される台座と、
    前記台座の上面における前記弁体の外周部に所定間隔をあけて配置され前記弁体の移動をガイドする複数の柱部と、
    を備え、
    前記台座の下面の周縁部に下方に向けて突出するリブを有し、前記リブには切り欠き部が形成される、排水弁装置。
  2. 前記切り欠き部は、前記固定位置を避けて形成される、請求項1に記載の排水弁装置。
  3. 前記台座は、前記下面の周縁部におけるリブの内側に円環状のシール部材によるシール面を有する、請求項1または2に記載の排水弁装置。
  4. 前記洗浄水タンクは、陶器製である、請求項1〜3のいずれか一つに記載の排水弁装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の排水弁装置と、
    前記排水弁装置が取り付けられる前記洗浄水タンクと、
    を備える、洗浄水タンク装置。
  6. 請求項5に記載の洗浄水タンク装置と、
    前記洗浄水タンクから洗浄水が供給される便器本体と、
    を備える、水洗大便器。
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