JP2021018970A - 照明システム、照明器具の制御方法および照明器具の制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザに対して高照度光照射を行う照明器具を備えた照明システムにおいて、電力消費を抑えつつ、高照度光照射による不快感を抑える。【解決手段】本照明システムは、ユーザUに光を照射する照明器具2と、照明器具2による光照射スケジュールを記憶する記憶部14と、光照射スケジュールに従って、照明器具2を制御する制御部15と、ユーザUの睡眠状態を検出する睡眠センサ部3と、光照射スケジュールに従った所定期間における照明器具2による光照射が、高照度光照射を含む場合、睡眠センサ部3の出力を用いて、光照射によるユーザUの睡眠状態の変化を認識し、認識した変化に関する情報をユーザ情報として出力する出力部152とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザに対して高照度光を照射可能な照明器具を備えた照明システムに関するものである。
人間は生体リズムと呼ばれる体内時計を持っており、この生体リズムに影響を与える要素の中で一番大きいものが光であるといわれている。光を浴びる機会が少なくなることにより、本来の生体リズムに狂いが生じてしまう場合がある。この狂いには振幅が小さく(メリハリが少なく)なる、位相がずれる(時間がずれる)といったパターンが見られる。
一方、生体に光が及ぼす影響として、起床前の漸増光は快適な目覚めに効果的であること、午前中の高照度光の付加は人間の生活リズムを整える効果があること、高色温度光は低色温度光よりも生理的覚醒作用があること、就寝前の低照度・低色温度光は誘眠効果が
あること、深夜の低照度光は中途覚醒を防ぐ効果があることなどが知られている。
あること、深夜の低照度光は中途覚醒を防ぐ効果があることなどが知られている。
特許文献1では、人間の生体リズムにとって好ましい光環境を、一日を通して生成することができる技術が開示されている。
ところで、高照度光(例えば、照度が1000(lx)以上の光)を浴びた場合、生体リズムの改善度合いは個人差がある。このため、高照度光の効果が薄い、すなわち、高照度光を浴びても生活リズムが改善されにくいユーザに対して、高照度光を照射し続けると、その眩しさによって、ユーザに対して不快感を与えることがある上に、余分な電力消費に繋がる。
そこで、本発明は、ユーザに対して高照度光照射を行う照明器具を備えた照明システムにおいて、電力消費を抑えつつ、高照度光照射による不快感を抑えることができる照明システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る照明システムは、ユーザに光を照射する照明器具と、前記照明器具による光照射スケジュールを記憶する記憶部と、前記光照射スケジュールに従って、前記照明器具を制御する制御部と、前記ユーザの睡眠状態を検出する睡眠センサ部と、前記光照射スケジュールに従った所定期間における前記照明器具による光照射が、高照度光照射を含む場合、前記睡眠センサ部の出力を用いて、前記光照射による前記ユーザの睡眠状態の変化を認識し、認識した変化に関する情報をユーザ情報として出力する出力部とを備えるとを備える。
本発明によると、ユーザに対して高照度光照射を行う照明器具を備えた照明システムにおいて、電力消費を抑えつつ、高照度光照射による不快感を抑えることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(照明システムの全体構成)
図1は本実施形態に係る照明システムのブロック図を示す。図2は本照明システムが適用された例を示す図である。
図1は本実施形態に係る照明システムのブロック図を示す。図2は本照明システムが適用された例を示す図である。
図1に示すように、本照明システムは、照明制御装置1と、照明器具2と、睡眠センサ部3とを備える。図2に示すように、本照明システムは、例えば、高齢者施設等の部屋Rに適用される。
照明制御装置1は、部屋Rに設置された照明器具2の調光調色(照明器具2の光源(図示は省略する)の発光強度、色温度等)を制御する。具体的に、照明制御装置1は、例えば、高齢者施設等における部屋Rに位置する睡眠センサ部3(詳しくは後述する)により検出されたユーザUの睡眠情報に基づいて、照明制御信号を生成する。照明制御信号は、照明器具2の調光調色(照明器具2の光源の発光強度、色温度等)を示す制御値を含む。そして、照明制御装置1は、有線又は無線により、生成した照明制御信号を照明器具2に送信する。
照明器具2は、例えば、ハロゲンランプ、蛍光灯およびLED(Light Emitting Diode)等で構成された光源を有する照明器具であり、照明制御装置1から送信される照明制御信号に従って、自己の光源の調光調色を制御する。なお、本実施形態では、照明器具2は、ユーザUに対して高照度光(例えば、照度が1000(lx)以上の光)を照射することができるものである。
睡眠センサ部3は、部屋Rに存在するユーザUの睡眠状態を検出する。睡眠センサ部3は、例えば、部屋R内に設置されたマット状のセンサ、カメラ、熱画像センサ、電波等を用いたドップラーセンサ等で構成されており、ユーザUの体動、脈拍、心拍、体温、脳波等のいずれか1つもしくはこれらの組み合わせを睡眠情報として検出する。そして、睡眠センサ部3は、検出した睡眠情報に基づいて、ユーザUの睡眠状態を出力する。例えば、睡眠センサ部3は、検出した睡眠情報に基づいて、ユーザUの睡眠効率、睡眠時間、入眠時刻、仮眠時間(夜間以外の睡眠時間)等のいずれか1つもしくはこれらの組み合わせをユーザUの睡眠状態として検出し、照明制御装置1(制御部15)に出力する。なお、ユーザUの睡眠効率は、就床時間(就床時刻から起床時刻までの時間)に対する睡眠時間(実際に眠っている時間)の割合(%)で求められる。また、睡眠センサ部3は、ユーザUに取り付けられたウェアラブルデバイス等で構成されてもよい。
(照明制御装置の構成)
照明制御装置1は、入力部12と、表示部13と、記憶部14と、制御部15とを備える。
照明制御装置1は、入力部12と、表示部13と、記憶部14と、制御部15とを備える。
入力部12は、照明制御装置1のオペレータから操作入力を受け付ける。入力部12は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、フェーダ等で構成される。入力部12は、オペレータから受け付けた操作入力に応じた信号を制御部15に入力する。また、入力部12は、照明制御装置1のオペレータから、後述する光照射スケジュールの設定を受け付ける。
表示部13は、例えば、ディスプレイ等で構成され、制御部15から出力されるユーザ情報(詳しくは後述する)を表示する。
記憶部14は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)およびSSD(Solid State Drive)等によって構成された記憶媒体である。記憶部14には、照明器具2の調光を制御するために必要なプログラムが記憶されている。
また、記憶部14には、光照射スケジュールが記憶されている。光照射スケジュールには、所定時刻における照明器具2の調光調色を示す制御値が含まれている。例えば、光照射スケジュールには、照明器具2が光照射を行う照射時刻と、照射時刻における照明器具2の照射光の照度とが含まれている。
制御部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)および半導体メモリ等を含むマイクロコンピュータで構成される。制御部15は、記憶部14に記憶されたプログラムを実行することにより、照明器具2の調光調色を制御する。
また、制御部15は、信号生成部151と、出力部152と、スケジュール設定部153とを備える。
信号生成部151は、照明制御信号を生成する。具体的に、信号生成部151は、記憶部14から光照射スケジュールを読み出す。そして、信号生成部151は、光照射スケジュールにおいて現在時刻に定められた照明器具2の照射光の照度に対応する照明器具2の光源の発光強度を、制御値として含む照明制御信号を生成する。例えば、記憶部14には、照明器具2の照射光の照度と照明器具2の光源の発光強度とが対応付けられた照明制御テーブルが記憶されており、信号生成部151は、照明制御テーブルから、光照射スケジュールの現在時刻に定められた照明器具2の照射光の照度に対応する照明器具2の光源の発光強度を取得する。信号生成部151は、取得した照明器具2の光源の発光強度を制御値として含む照明制御信号を生成する。制御部15は、信号生成部151が生成した照明制御信号を照明器具2に送信する。
出力部152は、睡眠センサ部3により検出されたユーザUの睡眠状態に基づいて、ユーザ情報を表示部13に出力する。
スケジュール設定部153は、記憶部14に記憶された光照射スケジュールの更新を行う。例えば、スケジュール設定部153は、入力部12が光照射スケジュールの設定を受け付けたとき、記憶部14に記憶された光照射スケジュールを、入力部12が受け付けた光照射スケジュールに更新する。
(出力部の機能について)
図3は本実施形態に係る照明システムにおける光照射スケジュールを説明するための図である。本実施形態における照明システムでは、光照射スケジュールによって、照明器具2が高照度光照射(例えば、1000(lx)以上の光)を行う時間が定められている。図3では、光照明システムによって、照明器具2がユーザUに対して高照度光照射を行う照射時刻が年月日ごとに定められている。
図3は本実施形態に係る照明システムにおける光照射スケジュールを説明するための図である。本実施形態における照明システムでは、光照射スケジュールによって、照明器具2が高照度光照射(例えば、1000(lx)以上の光)を行う時間が定められている。図3では、光照明システムによって、照明器具2がユーザUに対して高照度光照射を行う照射時刻が年月日ごとに定められている。
また、図3では、睡眠センサ部3により、ユーザUの睡眠効率(%)がユーザUの睡眠状態として、検出されている。また、ユーザUの睡眠状態(睡眠効率)は、睡眠センサ部3により、年月日ごとに検出されている。
図3では、2019年1月1日〜2019年1月7日の間である第1期間において、照明器具2がユーザUに対して高照度光(1000(lx))を照射しており、この間のユーザUの平均睡眠効率は77%である。また、2019年1月8日〜2019年1月14日である第2期間においても、同様に照明器具2がユーザUに対して高照度光(1000(lx))を照射しており、この間のユーザUの平均睡眠効率は48%である。
ここで、高照度光を浴びることによる生活リズムへの影響は、高照度光を浴びた直後ではなく、高照度光を所定期間(例えば、1週間程度)浴びることにより現れる。このため、図3では、第1期間(所定期間)においてユーザUが高照度光を浴びた効果が、第1期間より後の第2期間におけるユーザUの平均睡眠効率に現れていると考えられる。
図3では、第2期間におけるユーザUの平均睡眠効率が、第1期間におけるユーザUの平均睡眠効率よりも低くなっている。すなわち、出力部152は、第1期間から第2期間にかけて、ユーザUの睡眠効率が低下しているため、高照度光照射を含む光照射によって、ユーザUの睡眠効率が改善されなかったと判断して、高照度光照射によってユーザUの睡眠効率が低下していることを示す警告をユーザ情報として出力する。
なお、出力部152は、第2期間におけるユーザUの平均睡眠効率が所定閾値以上(例えば、80%以上)である場合、ユーザUの睡眠効率が高止まりしていることを示す情報を、ユーザ情報として出力する。また、出力部152は、第2期間におけるユーザUの平均睡眠効率が所定閾値以下(例えば、60%以下)である場合、ユーザUの睡眠効率が下げ止まっていることを示す情報を、ユーザ情報として出力する。
すなわち、出力部152は、光照射スケジュールに従った所定期間(第1期間)における照明器具2による光照射が、高照度光照射を含む場合、睡眠センサ部3の出力(ユーザUの睡眠状態)を用いて、光照射によるユーザUの睡眠状態の変化(例えば、第1期間と第2期間との間に生じたユーザUの睡眠効率の変化)を認識し、認識した変化に関する情報をユーザ情報として出力する。
(照明システムの動作)
図1〜図4を参照しつつ、本照明システムの動作を説明する。図4は照明システムの動作を示すフローチャートである。
図1〜図4を参照しつつ、本照明システムの動作を説明する。図4は照明システムの動作を示すフローチャートである。
ステップS11において、睡眠センサ部3は、ユーザUの睡眠状態を検出する。例えば、睡眠センサ部3は、ユーザUの体動、脈拍、心拍、体温、脳波等に基づいて、ユーザUの睡眠効率を、ユーザUの睡眠状態として検出する。睡眠センサ部3は、検出したユーザUの睡眠状態を照明制御装置1(制御部15)に出力する。
ステップS12において、出力部152は、ユーザUの睡眠効率が改善されているか否かを判定する。例えば、第1期間(所定期間)においてユーザUに対して高照度光照射を行った場合、第1期間より後の第2期間におけるユーザUの睡眠効率に、第1期間における高照度光照射の効果が現れる。このため、出力部152は、第2期間におけるユーザUの平均睡眠効率が、第1期間におけるユーザUの平均睡眠効率よりも高い場合は、ユーザUに対して高照度光照射を行うことによって、ユーザUの睡眠効率が改善されていると判定する(ステップS12のYes)。一方、出力部152は、第2期間におけるユーザUの平均睡眠効率が、第1期間におけるユーザUの平均睡眠効率よりも低い場合、ユーザUに対する高照度光照射を行うことによって、ユーザUの睡眠効率が改善されていないと判定する(ステップS12のNo)。この場合、出力部152は、高照度光照射によりユーザUの睡眠効率が改善されなかったことを示す警告をユーザ情報として表示部13に出力する(ステップS13)。
ステップS14において、表示部13は、出力部152から出力されたユーザ情報(高照度光照射によりユーザUの睡眠効率が改善されなかったことを示す警告)を表示する。
以上の構成により、本実施形態に係る照明システムは、ユーザUに光を照射する照明器具2と、照明器具2による光照射スケジュールを記憶する記憶部14と、光照射スケジュールに従って、照明器具2を制御する制御部15と、ユーザUの睡眠状態を検出する睡眠センサ部3と、光照射スケジュールに従った所定期間(第1期間)における照明器具2による光照射が、高照度光照射を含む場合、睡眠センサ部3の出力(ユーザUの睡眠状態)を用いて、光照射によるユーザUの睡眠状態の変化を認識し、認識した変化に関する情報をユーザ情報として出力する出力部152とを備える。すなわち、出力部152は、照明器具2による高照度光照射によって、ユーザUの睡眠状態に生じた変化をユーザ情報として出力する。これにより、オペレータは、高照度光照射によってユーザUに生じた変化を知ることができるため、例えば、出力部152から、高照度光照射によってユーザUの睡眠効率が低下していることを示すユーザ情報が出力された場合、ユーザUに対する高照度光照射を停止させる等の措置をとることができる。したがって、ユーザUに対して高照度光照射を行う照明器具を備えた照明システムにおいて、電力消費を抑えつつ、高照度光照射による不快感を抑えることができる。
また、出力部152は、ユーザUに高照度光照射を行った第1期間におけるユーザUの平均睡眠効率に対して、高照度光照射の効果がユーザUに生じると考えられる第2期間におけるユーザUの平均睡眠効率が低い場合、ユーザ情報として警告を出力する。すなわち、出力部152は、ユーザUの睡眠効率が、高照度光照射を含む光照射によって改善されなかったとき、ユーザ情報として警告を出力する。これにより、オペレータに対して、高照度光照射によりユーザUの睡眠効率を改善することができないことを知らせることができる。
(その他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態について説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態について説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
図5は本実施形態に係る照明システムの他の例を示すブロック図である。図5では、照明制御装置1を外部から操作するための操作端末4が設けられている。具体的に、操作端末4は、入力部41と、CPUおよび半導体メモリ等を含むマイクロコンピュータで構成された制御部42と、表示部43とを備える。図5では、入力部41および表示部43が、図1における入力部12および表示部13にそれぞれ相当する。図5では、照明制御装置1の制御部15(出力部152)から出力されたユーザ情報が、表示部43にされる。また、スケジュール設定部153は、入力部41が受け付けた光照射スケジュールを受け付けた場合、記憶部14に記憶された光照射スケジュールを、入力部41が受け付けた光照射スケジュールに更新する。すなわち、図1における入力部12および表示部13の全部を照明制御装置1の外部に設けてもよいし、入力部12および表示部13の一部を照明制御装置1の外部に設けてもよい。
また、上記実施形態において、睡眠センサ部3は、ユーザUの睡眠時間、入眠時刻および仮眠時間のいずれか1つを、ユーザUの睡眠状態として検出してもよい。例えば、出力部152は、睡眠センサ部3によりユーザUの睡眠時間が検出された場合、第2期間におけるユーザUの平均睡眠時間が、第1期間におけるユーザUの平均睡眠時間よりも短いとき、高照度光照射によりユーザUの睡眠時間が改善されなかったことを示す警告をユーザ情報として出力してもよい。また、出力部152は、睡眠センサ部3によりユーザUの入眠時刻が検出された場合、第2期間におけるユーザUの平均入眠時刻が、第1期間におけるユーザUの平均入眠時刻よりも遅いとき、高照度光照射によりユーザUの入眠時刻が改善されなかったことを示す警告をユーザ情報として出力してもよい。また、出力部152は、睡眠センサ部3によりユーザUの仮眠時間が検出された場合、第2期間におけるユーザUの平均仮眠時間が、第1期間におけるユーザUの平均仮眠時間よりも長いとき、高照度光照射によりユーザUの生活リズムが改善されなかったことを示す警告をユーザ情報として出力してもよい。
また、上記実施形態において、出力部152は、第2期間におけるユーザUの平均睡眠効率が、第1期間におけるユーザUの平均睡眠効率よりも所定閾値以上(例えば、10%以上)低いとき、高照度光照射によりユーザUの睡眠効率が十分改善されなかったことを示す警告をユーザ情報として出力してもよい。また、出力部152は、第2期間におけるユーザUの平均睡眠時間が、第1期間におけるユーザUの平均睡眠時間よりも所定閾値以上(例えば、2時間以上)短いとき、高照度光照射によりユーザUの睡眠時間が十分改善されなかったことを示す警告をユーザ情報として出力してもよい。また、出力部152は、第2期間におけるユーザUの平均入眠時刻が、第1期間におけるユーザUの平均入眠時刻よりも所定閾値以上(例えば、2時間以上)遅いとき、高照度光照射によりユーザUの入眠時刻が十分改善されなかったことを示す警告をユーザ情報として出力してもよい。また、出力部152は、第2期間におけるユーザUの平均仮眠時間が、第1期間におけるユーザUの平均仮眠時間よりも所定閾値以上(例えば、2時間以上)長いとき、高照度光照射によりユーザUの生活リズムが十分改善されなかったことを示す警告をユーザ情報として出力してもよい。
また、上記実施形態において、スケジュール設定部153は、入力部12が光照射スケジュールを受け付けた場合、照明器具2が消灯状態または常夜灯の状態であるときに、記憶部14に記憶された光照射スケジュールを更新してもよいし、午後9時から午前6時までの間に、記憶部14に記憶された光照射スケジュールを更新してもよい。
また、上記実施形態において、スケジュール設定部153は、睡眠センサ部3が検出したユーザUの睡眠状態に基づいて、記憶部14に記憶された光照射スケジュールを更新してもよい。図6は光照射スケジュールにおける照明器具2の照射光の照度と時刻との関係を示すグラフである。図6(a)〜図6(c)にかけて、照明器具2の高照度光の照射時間(照明器具2の照度が最も高い時間)が延びている。例えば、スケジュール設定部153は、記憶部14に図6(a)に示す光照射スケジュールが記憶されているときに、出力部152からユーザ情報が出力された場合、記憶部14に記憶された光照射スケジュールを、図6(b)に示す光照射スケジュールに更新してもよい。すなわち、スケジュール設定部153は、出力部152からユーザ情報が出力された場合、照明器具2が高照度光を照射する時間が延びるように、光照射スケジュールを更新してもよい。
また、上記実施形態において、制御部15(信号生成部151)は、出力部152からユーザ情報として警告が出力された場合、照明器具2から所定照度以下(例えば、1000(lx)以下)の光が照射されるように照明器具2の調光を制御してもよいし、照明器具2が高照度光を照射しないように照明器具2の調光を制御してもよいし、照明器具2が高照度光を照射する時間を短くしてもよい。
また、上記実施形態において、第1期間および第2期間は、それぞれ、7日以上であってもよいし、7日以下であってもよい。
また、上記実施形態において、照明制御装置1(制御部15)は、照明器具2の調光調色を制御しているが、調光のみを制御してもよい。
また、上記実施形態において、光照射スケジュールは、照明器具2の高照度照射が午前中を中心とした時間帯に行われるように設定されていることが好ましい。また、光照射スケジュールは、夕方を中心とした時間帯において、照明器具2から照射される光の照度および色温度が低下していくように設定されていることがさらに好ましい。これにより、ユーザUに対する生体リズムの調整効果を高めることができる。
1 照明制御装置
2 照明器具
3 睡眠センサ部
12 入力部
13 表示部
14 記憶部
15 制御部
151 信号生成部
152 出力部
153 スケジュール設定部
2 照明器具
3 睡眠センサ部
12 入力部
13 表示部
14 記憶部
15 制御部
151 信号生成部
152 出力部
153 スケジュール設定部
Claims (12)
- ユーザに光を照射する照明器具と、
前記照明器具による光照射スケジュールを記憶する記憶部と、
前記光照射スケジュールに従って、前記照明器具を制御する制御部と、
前記ユーザの睡眠状態を検出する睡眠センサ部と、
前記光照射スケジュールに従った所定期間における前記照明器具による光照射が、高照度光照射を含む場合、前記睡眠センサ部の出力を用いて、前記光照射による前記ユーザの睡眠状態の変化を認識し、認識した変化に関する情報をユーザ情報として出力する出力部とを備える
ことを特徴とする照明システム。 - 請求項1記載の照明システムにおいて、
前記睡眠センサ部は、前記ユーザの睡眠状態として前記ユーザの睡眠効率を検出し、
前記出力部は、前記睡眠センサ部の出力に基づいて、前記ユーザの睡眠効率が前記光照射によって十分に改善されなかったとき、前記ユーザ情報として警告を出力することを特徴とする照明システム。 - 請求項1または2記載の照明システムにおいて、
前記睡眠センサ部は、前記ユーザの睡眠状態として前記ユーザの睡眠効率を検出し、
前記出力部は、前記睡眠センサ部の出力に基づいて、前記ユーザ情報として、前記睡眠効率の低下、高止まり、および、下げ止まりのうち少なくとも1つを、出力することを特徴とする照明システム。 - 請求項1〜3のいずれか1項記載の照明システムにおいて、
前記睡眠センサ部は、前記ユーザの睡眠効率、睡眠時間、入眠時刻および仮眠時間の少なくともいずれか1つを、前記ユーザの睡眠状態として検出することを特徴とする照明システム。 - 請求項1〜4のいずれか1項記載の照明システムにおいて、
オペレータからの前記光照射スケジュールの設定を受け付ける入力部をさらに備え、
前記制御部は、前記入力部が前記光照射スケジュールの設定を受け付けた場合、前記照明器具が消灯または常夜灯の状態であるときに、前記記憶部に記憶された光照射スケジュールを、前記入力部が受け付けた前記光照射スケジュールに更新することを特徴とする照明システム。 - 請求項1〜5のいずれか1項記載の照明システムにおいて、
オペレータからの前記光照射スケジュールの設定を受け付ける入力部をさらに備え、
前記制御部は、前記入力部が前記光照射スケジュールの設定を受け付けた場合、午後9時から午前6時までの間に、前記記憶部に記憶された光照射スケジュールを、前記入力部が受け付けた前記光照射スケジュールに更新することを特徴とする照明システム。 - 請求項1〜6のいずれか1項記載の照明システムにおいて、
前記制御部は、前記ユーザの睡眠状態に基づいて、前記記憶部に記憶された前記光照射スケジュールを更新することを特徴とする照明システム。 - 請求項2〜7のいずれか1項記載の照明システムにおいて、
前記制御部は、前記出力部から前記ユーザ情報として前記警告が出力されたとき、前記照明器具から照射される前記高照度光の照度が所定照度以下となるように、前記照明器具を制御することを特徴とする照明システム。 - 請求項2〜8のいずれか1項記載の照明システムにおいて、
前記制御部は、前記出力部から前記ユーザ情報として前記警告が出力されたとき、前記照明器具における前記高照度光の照射時間を短くすることを特徴とする照明システム。 - 請求項2〜9のいずれか1項記載の照明システムにおいて、
前記制御部は、前記出力部から前記ユーザ情報として前記警告が出力されたとき、前記照明器具が前記ユーザに対して前記高照度光を照射しないように、前記照明器具を制御することを特徴とする照明システム。 - ユーザに光を照射する照明器具の制御方法であって、
記憶部に記憶された光照射スケジュールに従って、前記照明器具を制御し、
前記光照射スケジュールに従った所定期間における前記照明器具による光照射が、高照度光照射を含む場合、前記ユーザの睡眠状態を検出する睡眠センサ部の出力を用いて、前記光照射による前記ユーザの睡眠状態の変化を認識し、認識した変化に関する情報をユーザ情報として出力する
ことを特徴とする照明器具の制御方法。 - コンピュータを、ユーザに光を照射する照明器具を制御する照明制御装置として機能させるために実行される制御プログラムであって、
前記コンピュータに、
記憶部に記憶された光照射スケジュールに従って、前記照明器具を制御するステップと、
前記光照射スケジュールに従った所定期間における前記照明器具による光照射が、高照度光照射を含む場合、前記ユーザの睡眠状態を検出する睡眠センサ部の出力を用いて、前記光照射による前記ユーザの睡眠状態の変化を認識し、認識した変化に関する情報をユーザ情報として出力するステップとを実行させる
ことを特徴とする照明器具の制御プログラム。
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2019
- 2019-07-24 JP JP2019135953A patent/JP2021018970A/ja active Pending
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