JP4561278B2 - 照明制御システム - Google Patents

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Description

この発明は、居住者に対して高照度光を照射する照明装置を用いて、居住者の目に光を供給することで覚醒度の上昇や生体リズムの調整を促す照明制御システムに関するものである。
光には人の生体リズムを調整したり、即効的に覚醒度を上昇させたりする作用があることが広く知られている。具体的な活用法としては、オフィスワーカーをはじめとした居住者の覚醒度を上昇させる手段や、睡眠障害患者に対する治療(光療法)などが挙げられる。
照明手法としては、部屋の天井に設けられた全般照明器具を用いる場合や発光面が設けられた卓上型の照明器具が用いられる場合が一般的な方法であり、専用の照明制御装置・照明器具も市販されている。従来の技術では、例えば高照度から通常照度に変化させるときのフェード時間においては、所定領域の照度を作業等に最低限必要な照度を保ちながら人が認識できない程度に減少させることで、視対象の所定領域の照度に支障をきたすことなく省エネルギーを図っている。また、通常照度から高照度に変化させるときのフェード時間においては、人が認識できるように大きく照度を変化させて、照度変化による刺激によって人を覚醒させている(特許文献1参照)。
特開2002−43070号公報
しかし、従来の技術では、それぞれの照明条件に移行する際のフェード時間に特別な工夫がされておらず、改善の余地があると考えられる。
すなわち、フェード時間が短いと照明システムの消費エネルギーは削減できるが、居住者に不快感を与える傾向にある。一方で、フェード時間が長いと居住者の不快感は削減できるが、照明制御システムの消費エネルギーが増加する傾向にある。よって、適度なフェード時間で変化させることで、消費エネルギーを削減しかつ居住者に与える不快感を抑制できる照明制御システムを提供することが可能となる。
しかし、これまでのフェード時間に関する従来技術の多くが、照度が変化していることに気がつくかどうかといった認知に関するものであったのに対して、変化していることに気がついた(認知できる)上で、許容できるかどうかという点を基準にしているものはなかったので、省エネルギーと快適性を効率良く得ることはできなかった。
したがって、この発明の目的は、人間の生体リズムにとって好ましい光環境を提供する際において、省エネルギーと快適性を両立させることが可能な照明制御システムを提供することである。
上記課題を解決するためにこの発明の照明制御システムは、照明器具の出力が、所定の机上面照度の値が通常照度(750lx程度)と覚醒効果のある高照度(1500〜2500lx)になるようにタイムスケジュールされた照明制御システムにおいて、高照度から通常照度に変化させるときのフェード時間を、単位時間当たりの光量変化を略一定にした上で、4〜13分の間に設定した。
この発明の照明制御システムによれば、高照度(1500〜2500lx)から通常照度(750lx程度)に変化させるときのフェード時間を、単位時間当たりの光量変化を略一定にした上で、4〜13分の間に設定したので、徐々に照度が下降する際に、居住者に不快感を与えず、かつ省エネルギーの効果も得ることが可能となる。
このように、本発明は高照度(1500〜2500lx)から通常照度(750lx程度)に変化させるという極めて特殊な条件に成り立つものである。また、これまで従来技術の多くが、照度が変化していることに気がつくかどうかといった認知に関するものであったのに対して、本発明では変化していることに気がついた(認知できる)上で、許容できるかどうかという点を基準にして上記のようにフェード時間を4〜13分の間に設定している。このため、省エネルギーと快適性を効率良く得ることができる。
以下、本発明の実施形態の照明制御システムを図1〜図8に基づいて説明する。
この照明制御システムは、照明器具の出力が、所定の机上面照度の値が通常照度(750lx程度)と覚醒効果のある高照度(1500〜2500lx)になるようにタイムスケジュールされ、通常照度から高照度に変化させるとき、および高照度から通常照度に変化させるときのフェード時間を、単位時間当たりの光量変化を一定にした上で、所定時間に設定している。
今回、最適フェード時間を導出するために、実験を実施した。実験に用いた実験室と照明制御システムの概要を図1に示し、実験条件を以下に示す。
図1に示すように、実験場所は自然光の入射しない無窓実験室1である。この実験室1は、間口4000mm、奥行3000mm、天井高2650mmであり、パソコンあるいは書籍5を載せるデスク2および被験者6が座る椅子3が設置してある。デスク2の高さは750mmである。また、天井に連続調光型照明器具4が21台設置してある。照明器具4は調光信号線7により相互に接続され、かつ照明制御ソフトを有するパソコン8に接続されている。被験者6は、20〜50代の男女20名(平均年齢37歳)である。作業内容は、液晶パソコン操作(10名)、学会誌通読(10名)である。
照明制御の条件は下記の18条件である。
机上面照度750lxから2500lxへ移行:フェード時間(3秒、10秒、30秒、60秒、120秒、180秒、300秒、600秒、900秒)
机上面照度2500lxから750lxへ移行:フェード時間(3秒、10秒、30秒、60秒、120秒、180秒、300秒、600秒、900秒)
また、評価方法は主観評価(変化に気がつかない、気にならない、気になる、不快である、耐えられない)である。
今回の発明のベースとなる実験結果を図2、図3に示す。図2(a)は居住者の許容可能なフェード時間と出現率の関係(通常照度から高照度に変化させる場合)を示す図、(b)はその出現率75%、90%、95%のフェード時間を示す説明図、図3(a)は居住者の許容可能なフェード時間と出現率の関係(高照度から通常照度に変化させる場合)を示す図、(b)はその出現率75%、90%、95%のフェード時間を示す説明図である。
図2、図3で区分けしている「許容できる人」とは、「変化に気がつかない」「気にならない」と感じた被験者を累計したものであり、「許容できない人」とは、「気になる」「不快である」「耐えられない」と感じた被験者を累計したものである。図2、図3によると、フェード時間が長くなる程、「許容できる人」の割合が上昇し、フェード時間が短くなる程、「許容できない人」の割合が上昇することがわかる。
図2、図3において、居住者の75%が許容できると判断した時間を照明制御システムの「許容できるフェード時間」と定義し、95%が許容できると判断した時間を「省エネルギー効果が期待できる最長時間」と定義し、その範囲のフェード時間を求める。すなわち、図2(a)に示すように750lxから2500lxへ移行した場合、上記範囲のフェード時間は120〜600秒(2〜10分)であり、図3(a)に示すように2500lxから750lxへ移行した場合、上記範囲のフェード時間は240〜780秒(4〜13分)となる。
したがって、通常照度(750lx程度)から高照度(1500〜2500lx)に変化させるときのフェード時間を、単位時間当たりの光量変化を一定にした上で、2〜10分の間に設定している。また、高照度(1500〜2500lx)から通常照度(750lx程度)に変化させるときのフェード時間を、単位時間当たりの光量変化を一定にした上で、4〜13分の間に設定している。
なお、「単位時間あたりの光量変化を一定にした上で」としたが、いわゆる1次関数的な変化でなくてもよい。例えば、人間の目の感度特性に近い対数関数的な変化であっても、単位時間あたりの光量変化が略一定であれば本発明の効果を得ることは可能である。1次関数と対数関数的な変化をさせたものの一例を、それぞれ図4、図5に示す。
図6は本発明の実施形態の照明制御システムの構成図、図7はその照明制御システムを用いた執務室(オフィス)の概念図である。
図6および図7に示すように、この照明制御システムは、タイマー機能を有したタイマー制御装置10と、省エネルギー効果を狙った照度センサ11と、複数の連続調光型照明器具12とから構成されている。制御装置10、照度センサ11および照明器具12は調光信号線13により接続されている。14はデスク、15はパソコンあるいは書籍、16は椅子、17は人である。任意の時間になると制御装置10から照度センサ11に信号が送られ、それにより照度センサ11が時間を認識し、事前に設定した照明器具12に調光信号が送られるようになっている。本発明の技術はこの照度センサ11から照明器具12に送られる調光信号出力パターンに採用されており、その調光信号出力パターンを図8に示す。
図8(a)は本発明の実施形態におけるオフィスを想定した調光信号出力パターン図、(b)はその時間軸拡大図である。この場合、上記実験において90%の居住者が満足するフェード時間を採用している。図2(b)および図3(b)から、90%の居住者が満足するフェード時間に基づいて、図8に示すように、750lxから2500lxに変化させるときのフェード時間を4分に設定し、2500lxから750lxに変化させるときのフェード時間を9分に設定している。
以上のように本実施形態によれば、通常照度(750lx程度)から高照度(1500〜2500lx)に変化させるときのフェード時間を、単位時間当たりの光量変化を略一定にした上で、2〜10分の間に設定したので、徐々に照度が上昇する際に、居住者に不快感を与えず、かつ省エネルギーの効果も得ることが可能となる。また、高照度(1500〜2500lx)から通常照度(750lx程度)に変化させるときのフェード時間を、単位時間当たりの光量変化を略一定にした上で、4〜13分の間に設定したので、徐々に照度が下降する際に、居住者に不快感を与えず、かつ省エネルギーの効果も得ることが可能となる。
本発明の実施形態において実験に用いた実験室と照明制御システムの概要を示す図である。 (a)は居住者の許容可能なフェード時間と出現率の関係(通常照度から高照度に変化させる場合)を示す図、(b)はその出現率75%、90%、95%のフェード時間を示す説明図である。 (a)は居住者の許容可能なフェード時間と出現率の関係(高照度から通常照度に変化させる場合)を示す図、(b)はその出現率75%、90%、95%のフェード時間を示す説明図である。 フェードパターンの一例(1次関数的変化の場合)を示す図である。 フェードパターンの一例(対数関数的変化の場合)を示す図である。 本発明の実施形態の照明制御システムの構成図である。 本発明の実施形態の照明制御システムを用いた執務室(オフィス)の概念図である。 (a)は本発明の実施形態におけるオフィスを想定した調光信号出力パターン図、(b)はその時間軸拡大図である。
符号の説明
2,14 デスク
4,12 連続調光型照明器具
10 タイマー制御装置
11 照度センサ

Claims (1)

  1. 照明器具の出力が、所定の机上面照度の値が通常照度と覚醒効果のある高照度とになるようにタイムスケジュールされた照明制御システムにおいて、高照度から通常照度に変化させるときのフェード時間を、単位時間当たりの光量変化を略一定にした上で、4〜13分の間に設定したことを特徴とする照明制御システム。
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