JP2021017250A - 紙製重箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性を向上させるとともに、外観の品質及びデザイン性に優れた紙製重箱を提供する。【解決手段】複数の身部2・3を有してなり、最上段の身部2の開口端に蓋部4が印籠嵌合される紙製重箱1において、所定形状の原紙Aがボックス状に折り曲げられて形成される内箱5A・5B・5Cと、長尺状の原紙Bが上下端部をV字状の折曲溝21・23に沿って内側に折り畳められ、さらに左右端部26・26をV字状の折曲溝25に沿って角環状に折り曲げられて形成される外枠体6A・6Bと、で構成され、身部2・3は、上面開放した状態の内箱5A・5Bの外周に外枠体6Aが接着嵌合され、開口端にて内箱5A・5Bの周壁12の上端部が外枠体6Aより上方に突出される。【選択図】図2

Description

本発明は、紙製重箱の技術に関し、より詳細には、一つ又は複数の身部を有してなり、最上段の身部の開口端に蓋部が印籠嵌合される紙製重箱に関する。
従来、仕出しやおせち料理等の調理した料理を収容するための容器や、菓子や葉巻等の贈答向け商品を収容するための容器として、一つ又は複数の身部を有してなり、最上段の身部の開口端に蓋部が印籠嵌合される重箱が多く用いられている。この種の重箱は、化粧箱としての清潔感や高級感が求められることから木製のものが多く用いられてきたが、近年では、質感が木製のものにも劣らない紙製のものも提案されるようになっている。
従来の紙製重箱としては、例えば、特許文献1に開示されるように、側板及び底板にて形成される外箱と、上面開放した状態の外箱の内側に固定され、開口端にて上端部が上方に突出される内枠体とを具備してなる構成が提案されている。かかる紙製重箱では、長尺状の原紙の上下端部をV字状の折曲溝に沿ってそれぞれ内側に折り畳み、さらにその左右端部をV字状の折曲溝に沿って角環状に折り曲げて形成される側板が用いられることで、角が立った溝の無い外観の重箱を得ることができ、質感に優れた仕上がりとすることができる。
しかしながら、上述した従来の紙製重箱の構成では、外箱において側板の下端部に底板を嵌合させて組み付けるものであったため、底板の取付強度が低く耐久性に劣るとともに、側板に底板を組み付ける際に余剰の接着剤が漏出してしまい外観品質を損なう場合があった。また、近年では製品の価値を高める主な要素の一つとしてデザインの重要性が高まっているところ、従来の紙製重箱の構成では、底板を近傍位置に形成された底板取付溝に嵌合させるものであったため、外箱において底板を側板の下端面と下面とが同一平面上に位置するように取り付けることが困難であり、バリエーションが限定され、新たなデザインニーズに応えることができないという問題があった。
登録実用新案第3104832号公報
そこで、本発明では、紙製重箱に関し、前記従来の課題を解決するもので、耐久性を向上させるとともに、外観の品質及びデザイン性に優れた紙製重箱を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、一つ又は複数の身部を有してなり、最上段の身部の開口端に蓋部が印籠嵌合される紙製重箱において、所定形状の原紙がボックス状に折り曲げられて形成される内箱と、長尺状の原紙が上下端部をV字状の折曲溝に沿って内側に折り畳められ、さらに左右端部をV字状の折曲溝に沿って角環状に折り曲げられて形成される外枠体と、で構成され、前記身部は、上面開放した状態の前記内箱の外周に前記外枠体が接着嵌合され、開口端にて前記内箱の周壁の上端部が前記外枠体より上方に突出されるものである。
請求項2においては、前記身部は、前記内箱の底板が前記外枠体の端板より上方に位置されるものである。
請求項3においては、前記身部は、前記内箱の底板が前記外枠体の端板と同一平面上に位置されるものである。
請求項4においては、前記蓋部は、下面開放した状態の前記内箱の外周に前記外枠体が接着嵌合され、開口端にて前記外枠体の下端部が前記内箱より下方に突出されるとともに、前記内箱の底板が前記外枠体の端板と同一平面上に位置されるものである。
請求項5においては、前記内箱は、底板の各周辺より周壁が立設され、前記底板及び周壁の外面が上貼紙にて貼り包まれた貼箱が用いられるものである。
本発明の効果として、耐久性を向上できるとともに、外観の品質及びデザイン性に優れた重箱とすることができる。
本発明の一実施例に係る紙製重箱の全体的な構成を示した斜視図である。 身部及び蓋部を印籠嵌合させる様子を示した斜視図である。 内箱を構成する原紙及び上貼紙の展開図である。 上貼紙にて原紙を貼り包む様子を示した斜視図である。 外枠体を構成する原紙を折り畳む様子を示した平面図である。 外枠体を構成する原紙を折り畳む様子を示した側面図である。 外枠体を組み立てる様子を示した斜視図である。 身箱を組み立てる様子を示した斜視図である。 身箱を組み立てる様子を示した斜視図である。 蓋箱を組み立てる様子を示した斜視図である。 身箱及び蓋箱の断面図である。 別実施例の蓋箱を組み立てる様子を示した斜視図である。
次に、発明を実施するための形態を説明する。
図1及び図2に示すように、本実施例の紙製重箱1は、複数の身部2・3を有してなり、最上段の身部の身部2の開口端に蓋部4が印籠嵌合される重箱として構成されており、本実施例では、最上段の身部2と、底箱を形成する身部3と、蓋部4とがそれぞれ印籠嵌合にて重ねられた直方体の二段重として構成されている。具体的には、身部2・3及び蓋部4は、所定形状の原紙Aがボックス状に折り曲げられてなる内箱5A・5B・5Cと、長尺状の原紙Bが折り畳まれ、角環状に折り曲げられてなる外枠体6A・6B等とで構成されている。
内箱5A・5B・5C及び外枠体6A・6Bは、それぞれシート状の原紙A及び原紙Bを用いて形成され、原紙A及び原紙Bの素材としては、厚紙やボール紙等の実用可能な程度の強度と厚さを有するものが用いられる。
図2乃至図4に示すように、内箱5A・5B・5Cは、原紙Aを所定の折目線に沿って折り曲げて底板10の各周辺より周壁12が立設されたボックス形状とされ、さらに底板10及び周壁12の外面が上貼紙Cにて貼り包まれた貼箱として構成されている。原紙Aは、平面視四角形の底板10と、底板10の四周辺に折目線11を介して連設される周壁12とが設けられており、各周壁12が折目線11に沿って折り曲げられて立設され、四隅に角止テープ13が貼着されることで仮止めされる。
上貼紙Cは、原紙Aの底板10及び周壁12に対応する底板対応部14及び周壁対応部15が設けられており、周壁対応部15には原紙Aの周壁12を乗り越えて貼り包む延長部16が設けられており、上貼紙Cの上に原紙Aを重ね合わせた状態で、上貼紙Cの周壁対応部15が原紙Aの周壁に対して延長部16の分だけ幅広に形成されている。周壁対応部15の対向する一対には、原紙Aのコーナーを包むラップ部17が設けられており、ラップ部17にて原紙Aを貼り包む際に内箱5の4隅の強度が高められている。また、延長部16の対向する一対には、周壁12の内側に当接される補強片18が設けられている。
内箱5A・5B・5Cの組み立ては、まず、原紙Aにおいて各周壁12が折目線11に沿って折り曲げられ、四隅に角止テープ13が貼着されて仮止めされた状態で、表面に接着剤を塗布した上貼紙C上に載置される(図4(a)参照)。次いで、上貼紙Cのラップ部17を有する周壁対応部15を立ち上げて原紙Aの周壁12に貼り付けるとともに、ラップ部17を折り曲げて隣接する周壁12に貼り付け、補強片18を折り畳みながら周壁12を越えて延長部16を折り曲げることで、原紙Aが貼り包められる(図4(b)参照)。そして、残りの周壁対応部15を立ち上げて原紙Aの残りの周壁12に貼り付けるとともに、周壁12を越えて延長部16を折り曲げることで、補強片18とともに原紙Aが貼り包められる(図2及び図4(c)参照)。
本実施例の紙製重箱1では、内箱5A・5B・5Cは、対応する身部2、身部3及び蓋部4に用いられ、それぞれ周壁12の上下方向長さ(深さD)が異なるように形成されている(図8乃至図10参照)。具体的には、内箱5Aの周壁12の上下方向長さをD1、内箱5Bの周壁12の上下方向長さをD2、内箱5Cの周壁12の上下方向長さをD3とすると、内箱5Bは、内箱5Aの上下方向長さよりも長くなるように形成され(D1<D2)、内箱5Cは、内箱5Aの上下方向長さよりも短くなるように形成されている(D3<D1)。
図2、図5乃至図7に示すように、外枠体6A・6Bは、原紙Bを所定の折曲溝に沿って折り曲げて角環状に接合された枠形状とされている。原紙Bは、横方向に長尺の長板状に形成されており、平面視長形の外壁20と、外壁20の上下辺に設けられたV字状の折曲溝21を介して連設される端板22と、端板22の上下辺に設けられたV字状の折曲溝23を介して連設される内壁24とが設けられている。折曲溝21・23は、原紙Bにおいて外壁20・端板22・内壁24を区画するようにして横方向に沿って刻設されている(図5(a)参照)。
外枠体6A・6Bの組み立ては、原紙Bにおいて上下端部を折曲溝21・23に沿って内側に折り畳み、具体的には、折曲溝21に沿って端板22を折り曲げて直角に立設させ、更に折曲溝23に沿って内壁24を折り曲げて外壁20に当接させることで、原紙Bが帯状に折り畳められる(図5(b)及び図6参照)。原紙Bが帯状に折り畳められた状態では、内壁24・24は、端部同志が当接部25にて当接されて外壁20に面接されている。
次いで、帯状に折り畳められた原紙Bの内壁24・24側に、V字状の折曲溝26がそれぞれ等間隔となるように上下方向に沿って三箇所に刻設されるとともに、左右端部27・27がテーパ状に切断される(図5(c)参照)。そして、折曲溝26に沿って左右端部27・27を近接する方向に角環状に折り曲げて、左右端部27・27を接合させる(図2及び図7参照)。
本実施例の紙製重箱1では、外枠体6A・6Bは、対応する身部2、身部3及び蓋部4に用いられ、それぞれ外壁20の上下方向長さ(高さH)が異なるように構成されている(図8乃至図10参照)。具体的には、外枠体6Aの外壁20の上下方向長さをH1、外枠体6Bの外壁20の上下方向長さをH2とすると、外枠体6Bは、外枠体6Aの上下方向長さよりも短くなるように形成されている(H2<H1)。
次に、身部2、身部3及び蓋部4の構成について、以下に詳述する。
図8及び図11(a)に示すように、身部2は、上面開放した状態の内箱5Aの周壁12の外周に外枠体6Aが接着嵌合されて形成されている。具体的には、身部2は、内箱5Aの外周に沿って帯状に折り畳められた原紙Bを角環状に折り曲げ、左右端部27・27を接合して外枠体6Aとすることで形成され、内箱5Aの各周壁12に外枠体6Aの対応する内壁24が接着剤や接着テープ等を介して固着される。身部2は、内箱5Aによって外枠体6Aの当接部25が覆い隠されて外部に露出しないため、見栄えよく外観品質が確保されている。
身部2は、内箱5Aの底板10が外枠体6Aの下方の端板22より上方に位置された上げ底型に形成されており、他の身部2や身部3と印籠嵌合されて、複数段に重ね合わせることができるように構成されている(図2参照)。特に、本実施例の内箱5Aは、周壁12の上下方向長さD1が外枠体6Aの外壁20の上下方向長さH1と同じ長さに形成されており(D1=H1)、底板10が外枠体6Aの下方の端板22より上方に位置される分だけ、開口端にて内箱5Aの周壁12の上端部が上方に突出されている。
図9及び図11(b)に示すように、身部3は、上面開放した状態の内箱5Bの周壁12の外周に外枠体6Aが接着嵌合されて形成されている。身部3は、身部2と同様に、内箱5Bの外周に沿って帯状に折り畳められた原紙Bを角環状に折り曲げ、左右端部27・27を接合して外枠体6Aとすることで形成され、内箱5Bの各周壁12に外枠体6Aの対応する内壁24が接着剤や接着テープ等を介して固着されるとともに、内箱5Bによって外枠体6Aの当接部25が覆い隠されている。
身部3は、内箱5Bの底板10が外枠体6Aの下方の端板22と同一平面上に位置された平底型に形成されており、主に重箱の底箱として使用される(図2参照)。本実施例の内箱5Bは、周壁12の上下方向長さD2が外枠体6Aの外壁20の上下方向長さH1よりも長く形成されており(D2>H1)、底板10が外枠体6Aの下方の端板22と同一平面上に位置された状態で、開口端にて内箱5Bの周壁12の上端部が上方に突出されている。
図10及び図11(c)に示すように、蓋部4は、下面開放した状態の内箱5Cの周壁12の外周に外枠体6Bが接着嵌合されて形成されている。蓋部4は、身部2と同様に、内箱5Cの外周に沿って帯状に折り畳められた原紙Bを角環状に折り曲げ、左右端部27・27を接合して外枠体6Bとすることで形成され、内箱5Cの各周壁12に外枠体6Bの対応する内壁24が接着剤や接着テープ等を介して固着されるとともに、内箱5Cによって外枠体6Bの当接部25が覆い隠されている。
蓋部4は、内箱5Cの底板10が外枠体6Bの上方の端板22と同一平面上に位置された平天面型に形成されており、主に重箱の蓋箱として使用される(図2参照)。本実施例の内箱5Cは、周壁12の上下方向長さD3が外枠体6Bの外壁20の上下方向長さH2よりも短く形成されており(D3<H2)、底板10が外枠体6Bの上方の端板22と同一平面上に位置された状態で、開口端にて外枠体6Bの外壁20(内壁24)の下端部が周壁12より下方に突出される。
そして、図2に示したように、紙製重箱1は、身部2、身部3及び蓋部4がそれぞれ印籠嵌合にて重ねられた二段重として構成されており、最上段の身部2より突出された周壁12に蓋部4を嵌合し、身部2の上方の端板22と蓋部4の下方の端板22とを突き合わせることで身部2の開口端が印籠式に封緘される。また、底箱の身部3より突出された周壁12に身部2を嵌合し、身部3の上方の端板22と身部2の下方の端板22とを突き合わせることで身部3の開口端が印籠式に封緘される。
本実施例の紙製重箱1は、上述したように身部2、身部3及び蓋部4がそれぞれ印籠嵌合されることで、各外壁20にて段差のない面一状とされるとともに、身部3にて内箱5Bの底板10が外枠体6Aの下方の端板22と同一平面上に位置された平底型に形成され、蓋部4にて内箱5Cの底板10が外枠体6Bの上方の端板22と同一平面上に位置された平天面型に形成されることで、紙製重箱1の全体として各面が平面状の直方体形状とされている(図1参照)。
以上のように、本実施例の紙製重箱1は、複数の身部2・3を有してなり、最上段の身部2の開口端に蓋部4が印籠嵌合される紙製重箱1において、所定形状の原紙Aがボックス状に折り曲げられて形成される内箱5A・5B・5Cと、長尺状の原紙Bが上下端部をV字状の折曲溝21・23に沿って内側に折り畳められ、さらに左右端部26・26をV字状の折曲溝25に沿って角環状に折り曲げられて形成される外枠体6A・6Bと、で構成され、身部2・3は、上面開放した状態の内箱5A・5Bの外周に外枠体6Aが接着嵌合され、開口端にて内箱5A・5Bの周壁12の上端部が外枠体6Aより上方に突出されるものであるため、耐久性を向上できるとともに、外観の品質及びデザイン性に優れた重箱とすることができる。
すなわち、本実施例の紙製重箱1は、身部2・3において、所定形状の原紙Aがボックス状に折り曲げられて形成される内箱5A・5Bに長尺状の原紙Bが角環状に折り曲げられて形成される外枠体6Aが接着嵌合されて形成されるものであるため、外枠体6Aに対する内箱5A・5Bの取付強度が高く、底板10の耐久性に優れるとともに、外枠体6Aにて角が立った溝の無い外観の重箱を得ることができ、質感に優れた仕上がりとすることができる。また、外枠体6Aに対する内箱5A・5Bの取付位置の変更が容易であるため、例えば、底板10と端板22とを同一平面上に配置できる等、多様なデザインのバリエーションが可能となる。
特に、身部2は、内箱5Aの底板10が外枠体6Aの端板22より上方に位置されるため、複数の身部2を印籠嵌合にて重ねることができ、多段重箱として多様なデザインのバリエーションが可能となる。
また、身部3は、内箱5Bの底板10が外枠体6Aの端板22と同一平面上に位置されるため、身部3を底箱として使用することで、全体として各面が平面状の直方体形状としたデザイン性により優れた重箱とすることができる。
また、蓋部4は、下面開放した状態の内箱5Cの外周に外枠体6Bが接着嵌合され、開口端にて外枠体6Bの下端部が内箱5Cより下方に突出されるとともに、内箱5Cの底板10が外枠体6Bの端板22と同一平面上に位置されるため、蓋部4において、外枠体6Bにて角が立った溝の無い外観の重箱を得ることができ、質感に優れた仕上がりとすることができるとともに、全体として各面が平面状の直方体形状としたデザイン性により優れた重箱とすることができる。
また、内箱5A・5B・5Cは、底板10の各周辺より周壁12が立設され、底板10及び周壁12の外面が上貼紙Cにて貼り包まれた貼箱が用いられるため、内箱5A・5B・5Cの組み立てが容易であるとともに、剛性が高くより質感に優れた仕上がりとすることができる。
なお、紙製重箱1の構成としては、上述した実施例に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
すなわち、上述した実施例の紙製重箱1では、最上段の身部2と、底箱を形成する身部3と、蓋部4とがそれぞれ印籠嵌合にて重ねられた直方体の二段重として形成される構成について説明したが、例えば、二個以上の複数の身部2を用いた多段重として形成したり、身部2又は身部3のみを用いた一段重として形成したりしてもよい。また、多角形を底面とする柱体形状となるように形成してもよい。
また、上述した実施例では、蓋部4において、下面開放した状態の内箱5Cの周壁12の外周に外枠体6Bが接着嵌合されて形成される構成について説明したが、かかる蓋部4の構成についてはこれに限定されず、例えば、図12に示す実施例のように、下面開放した状態の内箱5Cの周壁12の外周に外枠体6Bが接着嵌合されるとともに、内箱5Cの底板10と同形状の天板7を天面に配設して構成してもよい。天板7としては、内箱5Cの原紙Aよりも厚手の厚紙やボール紙等により形成される。このように天板7を用いて、蓋部4を天板7が外枠体6Bの上方の端板22と同一平面上に位置された平天面型に形成することで、耐久性と外観品質により優れた重箱を得ることができる。
また、上述した実施例では、内箱5A・5B・5Cにおいて、底板10及び周壁12の外面が上貼紙Cにて貼り包まれた貼箱が用いられる構成について説明したが、かかる内箱5A・5B・5Cの構成はこれに限定されず、公知の折箱や組箱等として形成してもよい。
1 紙製重箱
2 身部
3 身部
4 蓋部
5A・5B・5C 内箱
6A・6B 外枠体
10 底板
12 周壁
20 外壁
22 端板
24 内壁
25 当接部

Claims (5)

  1. 一つ又は複数の身部を有してなり、最上段の身部の開口端に蓋部が印籠嵌合される紙製重箱において、
    所定形状の原紙がボックス状に折り曲げられて形成される内箱と、
    長尺状の原紙が上下端部をV字状の折曲溝に沿って内側に折り畳められ、さらに左右端部をV字状の折曲溝に沿って角環状に折り曲げられて形成される外枠体と、
    で構成され、
    前記身部は、上面開放した状態の前記内箱の外周に前記外枠体が接着嵌合され、開口端にて前記内箱の周壁の上端部が前記外枠体より上方に突出される、
    ことを特徴とする紙製重箱。
  2. 前記身部は、前記内箱の底板が前記外枠体の端板より上方に位置される請求項1に記載の紙製重箱。
  3. 前記身部は、前記内箱の底板が前記外枠体の端板と同一平面上に位置される請求項1又は請求項2に記載の紙製重箱。
  4. 前記蓋部は、下面開放した状態の前記内箱の外周に前記外枠体が接着嵌合され、開口端にて前記外枠体の下端部が前記内箱より下方に突出されるとともに、前記内箱の底板が前記外枠体の端板と同一平面上に位置される請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の紙製重箱。
  5. 前記内箱は、底板の各周辺より周壁が立設され、前記底板及び周壁の外面が上貼紙にて貼り包まれた貼箱が用いられる請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の紙製重箱。
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