JP2021015545A - プリセット情報の表示方法および情報処理装置 - Google Patents

Abstract

【課題】ユーザの利便性を高めることができるプリセット情報の表示方法を得る。【解決手段】本発明のプリセット情報の表示方法は、第１の印刷処理を行う際に使用した第１のプリセット情報と第１の印刷処理の結果を示す第１の画像情報とを関連づけてデータベースに登録する第１の登録処理と、第１のプリセット情報を含む１または複数のプリセット情報のリストを含み、プリセット情報の選択操作を受け付ける選択画面において、第１のプリセット情報と、データベースにおいて第１のプリセット情報と関連づけられた第１の画像情報とを対応づけて表示する表示処理とを含む。【選択図】図１

Description

本発明は、プリンタドライバにおけるプリセット情報の表示方法およびそのような表示方法を用いた情報処理装置に関する。

プリンタドライバでは、様々な印刷設定項目の設定値を含むプリセット情報の選択操作に基づいて、印刷データが生成されることがある（例えば特許文献１）。

特開２００３−２４１９４７号公報

ところで、プリンタドライバの印刷設定では、一般にユーザの利便性が高いことが望まれており、さらなるユーザの利便性の向上が期待されている。

ユーザの利便性を高めることができるプリセット情報の表示方法および情報処理装置を提供することが望ましい。

本発明の一実施の形態におけるプリセット情報の表示方法は、第１の印刷処理を行う際に使用した第１のプリセット情報と第１の印刷処理の結果を示す第１の画像情報とを関連づけてデータベースに登録する第１の登録処理と、第１のプリセット情報を含む１または複数のプリセット情報のリストを含み、プリセット情報の選択操作を受け付ける選択画面において、第１のプリセット情報と、データベースにおいて第１のプリセット情報と関連づけられた第１の画像情報とを対応づけて表示する表示処理とを含む。

本発明の一実施の形態における情報処理装置は、表示処理部を備えている。表示処理部は、第１の印刷処理を行う際に使用した第１のプリセット情報を含む１または複数のプリセット情報のリストを含み、プリセット情報の選択操作を受け付ける選択画面において、第１のプリセット情報と、第１の印刷処理の結果を示す第１の画像情報とを対応づけて表示させるように構成される。第１のプリセット情報は、第１の画像情報と関連づけられてデータベースに登録されるように構成される。表示処理部は、第１のプリセット情報と、データベースにおいて第１のプリセット情報と関連づけられた第１の画像情報とを対応付けて表示させるように構成される。

本発明の一実施の形態におけるプリセット情報の表示方法および情報処理装置によれば、プリセット情報の選択操作を受け付ける選択画面において、第１の印刷処理を行う際に使用した第１のプリセット情報と第１の印刷処理の結果を示す第１の画像情報とを対応づけて表示したので、ユーザの利便性を高めることができる。

一実施の形態に係る画像処理システムの一構成例を表すブロック図である。 図１に示したお気に入りデータの一例を表す説明図である。 図１に示した履歴データの一例を表す説明図である。 図１に示した画像情報データの一例を表す説明図である。 図１に示した情報処理装置における処理の一例を表すフローチャートである。 図５に示した処理における表示画面の一例を表す画像図である。 図１に示した情報処理装置における処理の一例を表す他のフローチャートである。 図７に示した処理における表示画面の一例を表す画像図である。 図１に示したクラウドストレージにおける処理の一例を表すフローチャートである。 図１に示した携帯端末およびクラウドストレージにおける処理の一例を表すシーケンス図である。 図１０に示した処理における表示画面の一例を表す画像図である。 図１０に示した処理における表示画面の一例を表す他の画像図である。 変形例に係る画像処理システムの一構成例を表すブロック図である。 図１３に示した情報処理装置における処理の一例を表すフローチャートである。 図１３に示した情報処理装置における処理の一例を表す他のフローチャートである。 図１３に示した情報処理装置および携帯端末における処理の一例を表すシーケンス図である。 他の変形例に係る画像処理システムの一構成例を表すブロック図である。 図１７に示した情報処理装置における処理の一例を表すフローチャートである。 図１７に示したクラウドストレージにおける処理の一例を表すフローチャートである。 他の変形例に係る情報処理装置における処理の一例を表すフローチャートである。 図２０に示した処理における表示画面の一例を表す画像図である。 他の変形例に係る画像処理システムの処理における表示画面の一例を表す画像図である。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。

＜実施の形態＞
［構成例］
図１は、本発明の一実施の形態に係るプリセット情報の表示方法が用いられる画像処理システム１の一構成例を表すものである。画像処理システム１は、複数の情報処理装置１００（この例では３つの情報処理装置１００Ａ，１００Ｂ，１００Ｃ）と、複数の画像形成装置２００（この例では３つの画像形成装置２００Ａ，２００Ｂ，２００Ｃ）と、携帯端末３００と、クラウドストレージ４００とを備えている。画像処理システム１において、複数の情報処理装置１００、複数の画像形成装置２００、携帯端末３００、およびクラウドストレージ４００は、例えば、有線ＬＡＮ（Local Area Network）、無線ＬＡＮなどのネットワークＮＥＴを介して互いに通信を行うようになっている。

複数の情報処理装置１００のそれぞれは、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータであり、ユーザの操作に基づいて、様々な処理を行うように構成される。情報処理装置１００には、例えば、オペレーティングシステムＯＳ（後述）、アプリケーションソフトウェアＡＰ１（後述）、および印刷データを生成するプリンタドライバＰＤ（後述）がインストールされている。印刷データは、印刷すべき画像についての情報と、印刷処理において使用すべき、様々な印刷設定項目の設定値とを含んでいる。そして、情報処理装置１００は、ユーザの操作に基づいて、この印刷データを画像形成装置２００に送信するようになっている。このプリンタドライバＰＤには、様々な印刷設定項目についての、ユーザによりカスタマイズされた設定値を含むお気に入りデータＤを登録することができる。情報処理装置１００は、登録された複数のお気に入りデータＤのうち、ユーザの決定操作により決定されたお気に入りデータＤに基づいて、印刷データを生成するようになっている。情報処理装置１００Ａの端末名は“ＰＣ００１”であり、情報処理装置１００Ｂの端末名は“ＰＣ００２”であり、情報処理装置１００Ｃの端末名は“ＰＣ００３”である。

複数の画像形成装置２００のそれぞれは、いわゆるプリンタであり、情報処理装置１００から送信された印刷データに基づいて、トナーなどの現像剤を用いて画像形成動作を行うことにより、紙などの記録媒体に白黒画像やカラー画像を形成するように構成される。画像形成装置２００Ａのプリンタ名は“プリンタＡ”であり、画像形成装置２００Ｂのプリンタ名は“プリンタＢ”であり、画像形成装置２００Ｃのプリンタ名は“プリンタＣ”である。

携帯端末３００は、例えばスマートフォンやタブレット端末であり、ユーザの操作に基づいて、様々な処理を行うように構成される。この例では、携帯端末３００は、ユーザの操作に基づいて、画像形成装置２００が記録媒体に形成した画像を撮像し、その撮像結果を示す画像データＰＩＣをクラウドストレージ４００に送信し、クラウドストレージ４００に登録させる処理を行うようになっている。

クラウドストレージ４００は、例えば、いわゆるサーバであり、様々な要求を受け付けるとともに情報処理装置１００および携帯端末３００から送信された様々なデータを記憶するように構成される。クラウドストレージ４００には、例えば、携帯端末３００から送信された画像データＰＩＣなどが記憶されている。

この画像処理システム１では、情報処理装置１００は、使用するお気に入りデータＤに基づいて印刷データを生成し、画像形成装置２００は、その印刷データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成する。携帯端末３００は、ユーザの操作に基づいて、例えば画像形成装置２００が記録媒体に形成した画像を撮像することにより画像データＰＩＣを生成し、この画像データＰＩＣをクラウドストレージ４００に登録させる。このようにして、クラウドストレージ４００には、多くの画像データＰＩＣが蓄積される。その後、情報処理装置１００は、アプリケーションソフトウェアＡＰ１を実行し、ユーザの操作に基づいて印刷の設定を行うための印刷設定画面ＳＣを表示する。情報処理装置１００は、印刷設定画面ＳＣにおけるユーザの操作に基づいて、プリンタドライバＰＤに登録されたお気に入りデータＤの選択肢を示すお気に入り名リストＬＩを表示する。お気に入り名リストＬＩは、お気に入りデータＤに対応するお気に入り名のリストである。情報処理装置１００は、ユーザの選択操作に基づいて、お気に入りデータＤを選択することにより、クラウドストレージ４００から、選択されたお気に入りデータＤに対応する画像データＰＩＣを取得する。情報処理装置１００は、選択されたお気に入りデータＤに対応するお気に入り名とともに、取得した画像データＰＩＣを表示する。情報処理装置１００は、ユーザの決定操作に基づいて、使用するお気に入りデータＤを決定することにより、印刷データを生成する。画像形成装置２００は、この印刷データに基づいて画像形成動作を行う。これにより、画像処理システム１では、ユーザの利便性を高めることができるようになっている。

（情報処理装置１００）
情報処理装置１００は、通信部１１０と、入力部１２０と、表示部１３０と、記憶部１４０と、制御部１５０とを有している。

通信部１１０は、複数の画像形成装置２００、携帯端末３００、およびクラウドストレージ４００と通信を行うように構成される。

入力部１２０は、例えば、マウスやキーボードであり、ユーザの操作を受け付けるように構成される。

表示部１３０は、例えば、液晶ディスプレイであり、制御部１５０が行う処理の結果を表示するように構成される。具体的には、表示部１３０は、アプリケーションソフトウェアＡＰ１の処理内容を示す情報や、プリンタドライバＰＤの処理内容を示す情報などを表示するようになっている。

記憶部１４０は、例えば、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）やＳＳＤ（Solid State Drive）などであり、各種プログラム、各種設定、文書データなどの様々なデータを記憶するように構成される。

制御部１５０は、各種プログラムを実行することにより、そのプログラムに応じた処理を行うように構成される。制御部１５０は、例えば、プログラムを実行可能なプロセッサやＲＡＭ（Random Access Memory）を用いて構成することができる。制御部１５０は、オペレーティングシステムＯＳと、アプリケーションソフトウェアＡＰ１と、プリンタドライバＰＤとを実行することができるようになっている。

オペレーティングシステムＯＳは、情報処理装置１００の基本的な制御を行うように構成される。例えば、制御部１５０は、このオペレーティングシステムＯＳを実行することにより、メモリ管理、タスクのプロセス管理などハードウェアの各リソースを効率的に管理する処理を行うようになっている。オペレーティングシステムＯＳは、印刷制御部１５１を有している。印刷制御部１５１は、アプリケーションソフトウェアＡＰ１などの指示に基づいて、プリンタドライバＰＤを呼び出すように構成される。

アプリケーションソフトウェアＡＰ１は、この例では、ユーザの操作に応じて画像編集処理を行うように構成される。例えば、制御部１５０は、このアプリケーションソフトウェアＡＰ１を実行することにより、このアプリケーションソフトウェアＡＰ１に応じた処理を行うようになっている。

プリンタドライバＰＤは、いわゆるデバイスドライバであり、印刷データを生成するように構成される。また、プリンタドライバＰＤは、クラウドストレージ４００から画像データＰＩＣを取得する動作や、ジョブデータＪＤをクラウドストレージ４００に送信する動作をも行うようになっている。プリンタドライバＰＤは、例えばＣＤ−ＲＯＭ（Compact Disc - Read Only Memory）などの媒体に記録されており、ユーザの操作に基づいて情報処理装置１００にインストールされる。もしくは、プリンタドライバＰＤは、ユーザの操作に基づいて、インターネットを介してダウンロードされ、情報処理装置１００にインストールされる。プリンタドライバＰＤには、お気に入りデータＤＡが登録されている。

図２は、お気に入りデータＤＡの一例を表すものである。お気に入りデータＤＡは、１または複数のお気に入りデータＤを含む。お気に入りデータＤは、お気に入り名と、様々な印刷設定項目についての設定値である設定情報とを含む。お気に入り名は、お気に入りデータＤの名称であり、文字、数値、記号の組合せで表され、ユーザにより任意に設定される。設定情報において、印刷設定項目は、例えば、“用紙サイズ”、“用紙種類”、“カラーモード”、“解像度”などの項目である。“用紙サイズ”は、記録媒体のサイズである。“用紙種類”は、記録媒体の種類である。“カラーモード”は、白黒画像を形成するかカラー画像を形成するかなどの選択種別である。“解像度”は、画像の粗さを表す指標である。例えば、“お気に入り名”が“イベントクーポン２０１７”である場合、“用紙サイズ”、“用紙種類”、“カラーモード”、“解像度”の設定値はそれぞれ“１２０×６０ｍｍ”、“普通紙”、“カラー印刷”、“１２００ｄｐｉ”である。

制御部１５０は、プリンタドライバＰＤを実行することにより、ユーザの操作に基づいて、印刷設定画面ＳＣを表示するように表示部１３０に指示する。また、制御部１５０は、ユーザの操作に基づいて、お気に入り名リストＬＩを表示するように表示部１３０に指示する。また、制御部１５０は、通信部１１０を介して、クラウドストレージ４００から履歴データＨＡ（後述）を取得する。また、制御部１５０は、ユーザによるお気に入りデータＤの選択操作および履歴データＨＡに基づいて、通信部１１０を介して、クラウドストレージ４００から、選択されたお気に入りデータＤに対応する画像データＰＩＣを取得する。そして、制御部１５０は、選択されたお気に入りデータＤに対応するお気に入り名とともに、取得した画像データＰＩＣを表示するように表示部１３０に指示する。また、制御部１５０は、使用するお気に入りデータＤの決定操作を受け付けたかどうかを判定する。そして、制御部１５０は、お気に入りデータＤの決定結果に基づいて、使用するお気に入りデータＤの設定情報を読み込み、その設定情報に基づいて印刷ジョブに係る印刷データを生成する。そして、制御部１５０は、この印刷データを画像形成装置２００に送信するように通信部１１０に指示する。また、制御部１５０は、印刷日時、使用したお気に入りデータＤのお気に入り名、画像形成動作を行うプリンタ名についての情報を含む、この印刷ジョブについてのジョブデータＪＤを生成し、このジョブデータＪＤをクラウドストレージ４００に送信するように通信部１１０に指示するようになっている。

（画像形成装置２００）
画像形成装置２００は、通信部２１０と、画像形成部２２０と、制御部２３０とを有している。通信部２１０は、複数の情報処理装置１００および携帯端末３００と通信を行うように構成される。画像形成部２２０は、制御部２３０の指示に基づいて、記録媒体にトナーなどの現像剤を用いて画像形成動作を行うように構成される。制御部２３０は、通信部２１０が情報処理装置１００から送信された印刷データに基づいて、画像形成部２２０における画像形成動作を制御するように構成される。

（携帯端末３００）
携帯端末３００は、通信部３１０と、入力部３２０と、表示部３３０と、撮像部３４０と、記憶部３５０と、制御部３６０とを有している。

通信部３１０は、複数の情報処理装置１００、複数の画像形成装置２００、およびクラウドストレージ４００と通信を行うように構成される。

入力部３２０は、ユーザの操作を受け付けるように構成される。入力部３２０は、例えば、各種ボタンやタッチパネルなどを用いて構成される。

表示部３３０は、例えば、液晶ディスプレイであり、制御部３６０が行う処理の結果を表示するように構成される。具体的には、表示部３３０は、例えば、管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２（後述）の処理内容を示す情報などを表示するようになっている。

撮像部３４０は、撮像動作を行うことにより画像データを生成するように構成される。この例では、撮像部３４０は、記録媒体に形成された画像を撮像することにより、画像データＰＩＣを生成するようになっている。撮像部３４０は、例えば、光学レンズ、ＣＭＯＳ（Complementary Metal Oxide Semiconductor）撮像素子などを用いて構成される。

記憶部３５０は、例えば、ＨＤＤやＳＳＤなどであり、各種プログラム、各種設定、画像データＰＩＣなどの様々なデータを記憶するように構成される。

制御部３６０は、各種プログラムを実行することにより、そのプログラムに応じた処理を行うように構成される。制御部３６０は、例えば、プログラムを実行可能なプロセッサやＲＡＭを用いて構成することができる。制御部３６０は、管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２を実行することができる。管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２は、ユーザの選択操作に基づいて、クラウドストレージ４００に送信するデータを選択するように構成される。例えば、制御部３６０は、管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２を実行することにより、クラウドストレージ４００から送信された履歴データＨＡ（後述）を受信するように通信部３１０に指示し、ユーザの操作に基づいて、クラウドストレージ４００に送信するデータを選択するための登録画面ＰＨ２を表示するように表示部３３０に指示する。また、制御部３６０は、ユーザの選択操作に基づいて、クラウドストレージ４００に送信する画像データＰＩＣ、および履歴データＨＡのうちの画像データＰＩＣに対応づける履歴データＨ（後述）を選択する。そして、制御部３６０は、ユーザの選択操作により選択された、履歴データＨおよび画像データＰＩＣをクラウドストレージ４００に送信するように通信部３１０に指示するようになっている。

（クラウドストレージ４００）
クラウドストレージ４００は、通信部４１０と、記憶部４２０と、制御部４３０とを有している。

通信部４１０は、複数の情報処理装置１００および携帯端末３００と通信を行うように構成される。

記憶部４２０は、例えば、ＨＤＤやＳＳＤなどであり、様々なデータを記憶するように構成される。記憶部４２０は、履歴データＨＡと、画像情報データＩＡとを記憶している。履歴データＨＡは、複数の画像形成装置２００における画像形成動作の履歴を示すデータベースである。画像情報データＩＡは、画像データＰＩＣについての情報である画像情報データＩを登録するデータベースである。

図３は、履歴データＨＡの一例を表すものである。履歴データＨＡは、１または複数の履歴データＨ（この例では履歴データＨ１〜Ｈ５）を含む。履歴データＨは、通信部４１０を介して、情報処理装置１００から送信されたジョブデータＪＤに応じたものであり、“履歴識別子”、“印刷を指示した端末”、“印刷したプリンタ”、“印刷日時”、“お気に入り名”、および“画像識別子”についての情報を含む。“履歴識別子”は、履歴データＨを識別する情報である。“印刷を指示した端末”は、例えば、画像形成装置２００に対して印刷データを送信した情報処理装置１００の端末名である。“印刷したプリンタ”は、例えば、画像形成動作を行った画像形成装置２００のプリンタ名である。“印刷日時”は、例えば、情報処理装置１００が印刷データを画像形成装置２００に送信した日時である。“お気に入り名”は、例えば、使用したお気に入りデータＤのお気に入り名である。“画像識別子”は、その履歴データＨに対応する画像データＰＩＣを示す情報である。この例では、履歴データＨ１の“画像識別子”は未登録である。また、履歴データＨ２の“画像識別子”は“ＩＭＧ０５３”であり、履歴データＨ３の“画像識別子”は“ＩＭＧ０５２”であり、履歴データＨ４の“画像識別子”は“ＩＭＧ０５０”であり、履歴データＨ５の“画像識別子”は“ＩＭＧ０５１”である。

図４は、画像情報データＩＡの一例を表すものである。画像情報データＩＡは、１または複数の画像情報データＩ（この例では画像情報データＩ１〜Ｉ５）を含む。画像情報データＩは、例えば、“画像識別子”、“登録日時”、“画像データ”、および“履歴識別子”についての情報を含む。“画像識別子”は、画像データＰＩＣを識別する情報である。“登録日時”は、例えば、画像情報データＩを画像情報データＩＡに登録した日時である。“画像データ”は、例えば、携帯端末３００から送信された画像データＰＩＣである。“履歴識別子”は、その画像情報データＩに対応する履歴データＨを示す情報である。

履歴データＨＡにおける履歴データＨ（図３）、および画像情報データＩＡにおける画像情報データＩ（図４）は、“履歴識別子”および“画像識別子”を用いて、互いに対応づけられている。具体的には、例えば、履歴データＨ２の“画像識別子”は“ＩＭＧ０５３”であり、画像情報データＩ１の“画像識別子”は“ＩＭＧ０５３”であるので、履歴データＨ２は画像情報データＩ１に対応づけられている。同様に、履歴データＨ３の“画像識別子”は“ＩＭＧ０５２”であり、画像情報データＩ２の“画像識別子”は“ＩＭＧ０５２”であるので、履歴データＨ３は画像情報データＩ２に対応づけられている。履歴データＨ４の“画像識別子”は“ＩＭＧ０５０”であり、画像情報データＩ４の“画像識別子”は“ＩＭＧ０５０”であるので、履歴データＨ４は画像情報データＩ４に対応づけられている。履歴データＨ５の“画像識別子”は“ＩＭＧ０５１”であり、画像情報データＩ３の“画像識別子”は“ＩＭＧ０５１”であるので、履歴データＨ５は画像情報データＩ３に対応づけられている。

制御部４３０は、クラウドストレージ４００内の各ブロックの動作を制御することによりクラウドストレージ４００の全体動作を制御するように構成される。制御部４３０は、管理部４３１を有している。管理部４３１は、記憶部４２０に記憶された履歴データＨＡおよび画像情報データＩＡを管理するように構成される。具体的には、例えば、制御部４３０は、情報処理装置１００から送信されたジョブデータＪＤを受信するように通信部４１０に指示し、管理部４３１が、このジョブデータＪＤを履歴データＨとして履歴データＨＡに登録する。また、制御部４３０は、携帯端末３００から送信された画像データＰＩＣを受信するように通信部４１０に指示し、管理部４３１が、この画像データＰＩＣに基づいて画像情報データＩを生成し、生成した画像情報データＩを画像情報データＩＡに登録する。また、管理部４３１は、情報処理装置１００の指示に基づいて、ユーザの選択操作により選択されたお気に入りデータＤに対応する画像データＰＩＣを特定し、制御部４３０は、この画像データＰＩＣを情報処理装置１００に送信するように通信部４１０に指示するようになっている。

ここで、履歴データＨＡおよび画像情報データＩＡは、本発明における「データベース」の一具体例に対応する。お気に入りデータＤは、本発明における「第１のプリセット情報」、「第２のプリセット情報」の一具体例に対応する。お気に入り名リストＬＩは、本発明における「リスト」の一具体例に対応する。画像データＰＩＣは、本発明における「第１の画像情報」、「第２の画像情報」、「第３の画像情報」の一具体例に対応する。情報処理装置１００は、本発明における「情報処理装置」の一具体例に対応する。クラウドストレージ４００は、本発明における「記憶装置」の一具体例に対応する。制御部１５０は、本発明における「表示処理部」の一具体例に対応する。

［動作および作用］
続いて、本実施の形態の画像処理システム１の動作および作用について説明する。

（全体動作概要）
まず、図１〜４を参照して、画像処理システム１の全体動作概要を説明する。この画像処理システム１では、情報処理装置１００は、使用するお気に入りデータＤに基づいて印刷データを生成し、画像形成装置２００は、その印刷データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成する。携帯端末３００は、ユーザの操作に基づいて、例えば画像形成装置２００が記録媒体に形成した画像を撮像することにより画像データＰＩＣを生成し、画像データＰＩＣをクラウドストレージ４００に登録させる処理を行う。クラウドストレージ４００は、携帯端末３００から送信された画像データＰＩＣを受信することにより、画像データＰＩＣを含む画像情報データＩを画像情報データＩＡに登録する。情報処理装置１００は、アプリケーションソフトウェアＡＰ１を実行し、ユーザの操作に基づいて印刷の設定を行うための印刷設定画面ＳＣを表示する。情報処理装置１００は、印刷設定画面ＳＣにおけるユーザの操作に基づいて、お気に入り名リストＬＩを表示する。情報処理装置１００は、クラウドストレージ４００から履歴データＨＡを取得する。情報処理装置１００は、ユーザによるお気に入りデータＤの選択操作および履歴データＨＡに基づいて、クラウドストレージ４００から、選択されたお気に入りデータＤに対応する、画像情報データＩの画像データＰＩＣを取得する。情報処理装置１００は、選択されたお気に入りデータＤに対応するお気に入り名とともに、取得した画像データＰＩＣを表示する。情報処理装置１００は、ユーザの決定操作に基づいて、使用するお気に入りデータＤの決定操作を受け付けたかどうかを判定し、決定操作を受け付けた場合、お気に入りデータＤの決定結果に基づいて、使用するお気に入りデータＤの設定情報を読み込む。情報処理装置１００は、ユーザの操作に基づいて、印刷データを生成し、画像形成装置２００にこの印刷データを送信する。画像形成装置２００は、この印刷データに基づいて、画像形成動作を行う。

（詳細動作）
以下に、画像処理システム１における印刷処理および登録処理について、詳細に説明する。

（印刷処理）
図５は、情報処理装置１００における印刷処理の一動作例を表すものである。ユーザは、例えばアプリケーションソフトウェアＡＰ１を操作することにより画像データを編集する。そして、ユーザが、印刷を指示する操作を行うことにより、アプリケーションソフトウェアＡＰ１は、そのユーザの操作に基づいて、プリンタドライバＰＤを呼び出すように印刷制御部１５１に指示する。表示部１３０は、呼び出されたプリンタドライバＰＤの指示に基づいて、印刷を行うための印刷画面を表示し、処理が開始する。以下に、この動作について詳細に説明する。

まず、表示部１３０は、印刷画面におけるユーザの操作に基づいて、印刷の設定を行うための印刷設定画面ＳＣを表示する（ステップＳ１０１）。具体的には、例えば、入力部１２０は、印刷画面においてユーザの操作を受け付ける。プリンタドライバＰＤは、ユーザの操作に基づいて、印刷設定画面ＳＣを表示するように表示部１３０に指示する。そして、表示部１３０は、プリンタドライバＰＤの指示に基づいて、印刷設定画面ＳＣを表示する。

図６は、ステップＳ１０１における印刷設定画面ＳＣを表すものである。印刷設定画面ＳＣは、設定切替タブＴＡＢと、お気に入りフィールドＦＬ１と、設定入力フィールドＦＬ２と、ＯＫボタンＢ１と、キャンセルボタンＢ２と、適用ボタンＢ３と、ヘルプボタンＢ４とを有している。

設定切替タブＴＡＢは、設定項目の表示を切り替えるためのスイッチである。ユーザは、例えば、“基本設定”を選択することにより、用紙設定などの基本的な設定項目が表示される。

お気に入りフィールドＦＬ１は、お気に入りデータＤＡのうち、使用するお気に入りデータＤを選択するためのフィールドである。お気に入りフィールドＦＬ１は、プルダウンメニューＳＷ１と、登録ボタンＢ５と、管理ボタンＢ６とを含む。プルダウンメニューＳＷ１は、お気に入り名リストＬＩを表示するとともにユーザの選択操作を受け付けるように構成される。また、プルダウンメニューＳＷ１は、ユーザの決定操作を受け付けた場合に、ユーザにより決定されたお気に入り名を表示するようになっている。登録ボタンＢ５は、例えば、お気に入りデータＤをお気に入りデータＤＡに登録するためのボタンである。管理ボタンＢ６は、例えば、お気に入りデータＤＡを管理するためのボタンである。

設定入力フィールドＦＬ２は、様々な印刷設定項目についての設定値を設定するためのフィールドである。この例では、ユーザは、設定入力フィールドＦＬ２において、“用紙設定”、“印刷の向き”、“部数”などの設定値を設定することができる。

ＯＫボタンＢ１は、様々な印刷設定項目の設定値を印刷データに反映させ、印刷画面に戻るためのボタンである。キャンセルボタンＢ２は、様々な印刷設定項目の設定値を印刷データに反映させず、印刷設定画面ＳＣの表示を終了させるためのボタンである。適用ボタンＢ３は、様々な印刷設定項目の設定値を印刷データに反映させるためのボタンである。ヘルプボタンＢ４は、印刷設定画面ＳＣにおける様々な印刷設定項目の設定値についての説明を表示させるためのボタンである。

次に、表示部１３０は、ユーザの操作に基づいて、お気に入り名リストＬＩを表示する（ステップＳ１０２）。具体的には、例えば、入力部１２０は、印刷設定画面ＳＣにおけるユーザのプルダウンメニューＳＷ１に対するユーザの操作を受け付ける。プリンタドライバＰＤは、このユーザの操作に基づいて、お気に入りデータＤＡに含まれるすべてのお気に入りデータＤに対応するお気に入り名を取得する。この例では、プリンタドライバＰＤは、お気に入り名である“イベントクーポン２０１７”、“イベントクーポン２０１８”、“チケット０１”、“チケット０２”、“チケット０３”、“チケット０４”、“ラベル００１”、“ラベル００２（星形）”、“ラベル００３”、“ラベル００４（丸型）”、“ラベル００５”、および“ラベル００６”を取得する。プリンタドライバＰＤは、これらのお気に入り名を含むお気に入り名リストＬＩを表示するように表示部１３０に指示する。そして、表示部１３０は、プリンタドライバＰＤの指示に基づいて、お気に入り名リストＬＩを表示する。

次に、プリンタドライバＰＤは、使用するお気に入りデータＤを決定する決定処理を行う（ステップＳ１０３）。

図７は、ステップＳ１０３における決定処理の一動作例を表すものである。以下に、この決定処理について詳細に説明する。

まず、プリンタドライバＰＤは、通信部１１０を介して、クラウドストレージ４００から履歴データＨＡを取得する（ステップＳ２０１）。この例では、プリンタドライバＰＤは、クラウドストレージ４００から履歴データＨ１〜Ｈ５を取得する。

次に、入力部１２０は、お気に入り名リストＬＩにおけるユーザの選択操作を受け付ける（ステップＳ２０２）。具体的には、例えば、入力部１２０は、ユーザが、お気に入り名リストＬＩに含まれる複数のお気に入り名のうちのいずれかのお気に入り名の位置にカーソルＣＵＲを移動することにより、お気に入り名に対応するお気に入りデータＤを選択する選択操作を受け付ける。

次に、プリンタドライバＰＤは、ユーザによるお気に入りデータＤの選択操作および履歴データＨＡに基づいて、クラウドストレージ４００から、選択されたお気に入りデータＤに対応する画像データＰＩＣを取得する（ステップＳ２０３）。具体的には、例えば、プリンタドライバＰＤは、履歴データＨＡに、ユーザの選択操作により選択されたお気に入りデータＤのお気に入り名を含む履歴データＨがあるかどうかを判定する。履歴データＨＡに、選択されたお気に入りデータＤのお気に入り名を含む履歴データＨがある場合には、プリンタドライバＰＤは、この履歴データＨに含まれる画像識別子を取得する。例えば、履歴データＨＡに、選択されたお気に入りデータＤのお気に入り名を含む履歴データＨが複数ある場合には、プリンタドライバＰＤは、そのような履歴データＨのうちの、印刷日時が最新の履歴データＨに含まれる画像識別子を取得する。プリンタドライバＰＤは、通信部１１０を介して、クラウドストレージ４００の画像情報データＩＡにおいて、この画像識別子を含む画像情報データＩを検索し、この画像情報データＩの画像データＰＩＣを取得する。

次に、表示部１３０は、プリンタドライバＰＤの指示に基づいて、選択されたお気に入りデータＤに対応する画像データＰＩＣを表示する（ステップＳ２０４）。具体的には、例えば、プリンタドライバＰＤは、選択されたお気に入りデータＤに対応するお気に入り名とともに、ステップＳ２０３において取得した画像データＰＩＣを表示するように表示部１３０に指示する。そして、表示部１３０は、プリンタドライバＰＤの指示に基づいて、選択されたお気に入りデータＤに対応する画像データＰＩＣを表示する。

図８は、ステップＳ２０４における印刷設定画面ＳＣを表すものである。印刷設定画面ＳＣは、お気に入り名リストＬＩと、画像フィールドＩＦＬ１とを有している。画像フィールドＩＦＬ１は、選択されたお気に入りデータＤに対応する画像データＰＩＣを表示するためのフィールドである。この例では、お気に入り名リストＬＩとともに“標準設定”、“現在の設定（標準設定）”も表示されている。入力部１２０は、この例では、ユーザがカーソルＣＵＲを“ラベル００４（丸型）”の位置に移動することにより、“ラベル００４（丸型）”に対応するお気に入りデータＤを選択する選択操作を受け付ける。そして、プリンタドライバＰＤは、履歴データＨＡに含まれる複数の履歴データＨ（この例では履歴データＨ１〜Ｈ５）のうち、選択されたお気に入りデータＤに対応する履歴データＨ２の画像識別子である“ＩＭＧ０５３”を取得する。プリンタドライバＰＤは、画像情報データＩＡにおいて、画像識別子が“ＩＭＧ０５３”である画像情報データＩ１の画像データＰＩＣを取得する。そして、表示部１３０は、画像フィールドＩＦＬ１にこの画像データＰＩＣを表示する。なお、この例では、プリンタドライバＰＤは、選択されたお気に入りデータＤに対応する履歴データＨ２の画像識別子である“ＩＭＧ０５３”を取得したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、プリンタドライバＰＤは、選択されたお気に入りデータＤに対応する他の履歴データＨの画像識別子を取得してもよい。

次に、プリンタドライバＰＤは、入力部１２０がお気に入りデータＤの決定操作を受け付けたかどうかを判定する（ステップＳ２０５）。具体的には、例えば、入力部１２０がマウスである場合には、プリンタドライバＰＤは、ユーザのクリック操作により、使用するお気に入りデータＤの決定操作を受け付けたかどうかを判定する。ユーザが決定操作を行った場合には、プリンタドライバＰＤは、選択されたお気に入り名に対応するお気に入りデータＤの決定操作を受け付けたと判定する。入力部１２０がお気に入りデータＤの決定操作を受け付けた場合（ステップＳ２０５で“Ｙ”）、この処理は終了する。入力部１２０がお気に入りデータＤの決定操作を受け付けていない場合（ステップＳ２０５で“Ｎ”）、ステップＳ２０２の処理に戻る。以上で、このフローは終了する。

次に、図５に示したように、プリンタドライバＰＤは、お気に入りデータＤの決定結果に基づいて、使用するお気に入りデータＤの設定情報を読み込む（ステップＳ１０４）。具体的には、例えば、プリンタドライバＰＤは、お気に入りデータＤの決定結果に基づいて、お気に入りデータＤＡから、使用するお気に入りデータＤの設定情報を読み込む。そして、プリンタドライバＰＤは、プルダウンメニューＳＷ１に表示されているお気に入りデータＤのお気に入り名を、使用するお気に入りデータＤのお気に入り名に切り替え、設定入力フィールドＦＬ２に表示されている各設定値を、使用するお気に入りデータＤの各設定値に切り替える。

次に、プリンタドライバＰＤは、使用するお気に入りデータＤの設定情報に基づいて、印刷データを生成する（ステップＳ１０５）。具体的には、例えば、入力部１２０は、印刷設定画面ＳＣにおけるＯＫボタンＢ１に対するユーザの操作を受け付ける。これにより、印刷設定画面ＳＣは閉じる。そして、入力部１２０がさらに印刷画面におけるユーザの操作を受け付けることにより、プリンタドライバＰＤは、印刷データを生成する。

次に、通信部１１０は、プリンタドライバＰＤの指示に基づいて、印刷データを画像形成装置２００に送信する（ステップＳ１０６）。これにより、画像形成装置２００は、この印刷データに基づいて画像を形成する。

次に、プリンタドライバＰＤは、ジョブデータＪＤを生成する（ステップＳ１０７）。具体的には、例えば、プリンタドライバＰＤは、送信した印刷データに係る印刷ジョブについての情報であるジョブデータＪＤを生成する。ジョブデータＪＤは、この例では、印刷を指示した端末、印刷したプリンタ、印刷日時、および使用したお気に入りデータＤのお気に入り名についての情報を含む。

次に、通信部１１０は、プリンタドライバＰＤの指示に基づいて、ジョブデータＪＤをクラウドストレージ４００に送信する（ステップＳ１０８）。

以上で、このフローは終了する。

図９は、クラウドストレージ４００における処理の一動作例を表すものである。ステップＳ１０８において、クラウドストレージ４００が情報処理装置１００から送信されたジョブデータＪＤを受信した場合の処理について、以下に説明する。

まず、通信部４１０は、情報処理装置１００から送信されたジョブデータＪＤを受信する（ステップＳ３０１）。次に、管理部４３１は、通信部４１０が受信したジョブデータＪＤに基づいて、ジョブデータＪＤを記憶部４２０の履歴データＨＡに登録する（ステップＳ３０２）。具体的には、例えば、管理部４３１は、ジョブデータＪＤに履歴識別子を付与し、このジョブデータＪＤおよび履歴識別子を、履歴データＨとして履歴データＨＡに登録する。以上で、このフローは終了する。

（登録処理）
図１０は、携帯端末３００およびクラウドストレージ４００における登録処理の一動作例を表すものである。登録処理では、図５に示した印刷処理により記録媒体に形成された画像を撮像することにより生成された画像データＰＩＣに基づいて画像情報データＩを生成し、この画像情報データＩを、印刷結果として画像情報データＩＡに登録する。以下に、この動作について詳細に説明する。

まず、携帯端末３００は、ユーザの操作に基づいて、印刷結果の登録要求をクラウドストレージ４００に行うための登録画面ＰＨ１を表示する（ステップＳ４０１）。具体的には、例えば、管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２は、ユーザの操作に基づいて、登録画面ＰＨ１を表示するように表示部３３０に指示する。そして、表示部３３０は、管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２の指示に基づいて登録画面ＰＨ１を表示する。

図１１は、登録画面ＰＨ１を表すものである。登録画面ＰＨ１は、ヘッダ表示フィールドＦＬ３と、開始ボタンＢ７とを有している。ヘッダ表示フィールドＦＬ３は、登録画面ＰＨ１の画面タイトルなどの情報を表示するためのフィールドである。開始ボタンＢ７は、印刷結果の登録要求をクラウドストレージ４００に行うためのボタンである。

次に、携帯端末３００は、ユーザの操作に基づいて、印刷結果の登録要求をクラウドストレージ４００に送信する（ステップＳ４０２）。具体的には、例えば、入力部３２０は、登録画面ＰＨ１における開始ボタンＢ７に対するユーザの操作を受け付ける。管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２は、このユーザの操作に基づいて、印刷結果の登録要求をクラウドストレージ４００に送信するように通信部３１０に指示する。そして、通信部３１０は、管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２の指示に基づいて、印刷結果の登録要求をクラウドストレージ４００に送信する。クラウドストレージ４００の通信部４１０は、この印刷結果の登録要求を受信する。

次に、クラウドストレージ４００は、印刷結果の登録要求に基づいて、履歴データＨＡを携帯端末３００に送信する（ステップＳ４０３）。具体的には、例えば、制御部４３０は、受信した印刷結果の登録要求に基づいて、履歴データＨＡを携帯端末３００に送信するように通信部４１０に指示する。そして、通信部４１０は、制御部４３０の指示に基づいて、履歴データＨＡを携帯端末３００に送信する。携帯端末３００の通信部３１０は、この履歴データＨＡを受信する。

次に、携帯端末３００は、履歴データＨＡに基づいて、クラウドストレージ４００に送信するデータを選択するための登録画面ＰＨ２を表示する（ステップＳ４０４）。具体的には、例えば、管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２は、履歴データＨＡに基づいて、クラウドストレージ４００に送信するデータを選択するための登録画面ＰＨ２を表示するように表示部３３０に指示する。そして、表示部３３０は、登録画面ＰＨ２を表示する。

図１２は、登録画面ＰＨ２を表すものである。登録画面ＰＨ２は、ヘッダ表示フィールドＦＬ４と、画像フィールドＩＦＬ２と、選択ボタンＢ８と、撮像ボタンＢ９と、選択フィールドＦＬ５と、登録ボタンＢ１０とを有している。ヘッダ表示フィールドＦＬ４は、登録画面ＰＨ２の画面タイトル、サブタイトルなどの情報を表示するためのフィールドである。画像フィールドＩＦＬ２は、クラウドストレージ４００に送信する画像データＰＩＣを表示するためのフィールドである。選択ボタンＢ８は、記憶部３５０に記憶されている画像データＰＩＣから、クラウドストレージ４００に送信する画像データＰＩＣを選択する際に操作するボタンである。撮像ボタンＢ９は、クラウドストレージ４００に送信する画像データＰＩＣを撮像部３４０により生成する際に操作するボタンである。選択フィールドＦＬ５は、ステップＳ４０３で通信部３１０が受信した履歴データＨＡを表示するとともに、クラウドストレージ４００に送信する画像データＰＩＣに対応づける履歴データＨを選択するためのフィールドである。登録ボタンＢ１０は、クラウドストレージ４００に、ユーザの選択操作により選択された、履歴データＨおよび画像データＰＩＣを送信するためのボタンである。なお、登録画面ＰＨ２の表示時点では、例えば、画像データＰＩＣは選択されていないので、画像フィールドＩＦＬ２には画像データＰＩＣは表示されておらず、選択フィールドＦＬ５では、履歴データＨは選択されていないので、履歴データＨの反転表示は行われていない。

次に、携帯端末３００は、ユーザの選択操作に基づいて、携帯端末３００がクラウドストレージ４００に送信する画像データＰＩＣを選択する（ステップＳ４０５）。具体的には、例えば、入力部３２０が選択ボタンＢ８に対するユーザの操作を受け付けた場合、管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２は、記憶部３５０に記憶されている画像データＰＩＣの一覧を表示するように表示部３３０に指示する。そして、表示部３３０は、画像データＰＩＣの一覧を表示する。管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２は、画像データＰＩＣの一覧におけるユーザの選択操作に基づいて、クラウドストレージ４００に送信する画像データＰＩＣを選択する。そして、表示部３３０は、画像フィールドＩＦＬ２に選択された画像データＰＩＣを表示する。また、例えば、入力部３２０が撮像ボタンＢ９に対するユーザの操作を受け付けた場合、管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２は、ユーザの操作に基づいて、記録媒体に形成された画像を撮像することにより、画像データＰＩＣを生成するように撮像部３４０に指示する。そして、撮像部３４０は、クラウドストレージ４００に送信する画像データＰＩＣを生成する。そして、表示部３３０は、画像フィールドＩＦＬ２に撮像された画像データＰＩＣを表示する。このように、管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２は、携帯端末３００がクラウドストレージ４００に送信する画像データＰＩＣを選択する。

次に、携帯端末３００は、ユーザの選択操作に基づいて、画像データＰＩＣに対応づける履歴データＨを選択する（ステップＳ４０６）。具体的には、例えば、入力部３２０は、選択フィールドＦＬ５における履歴データＨに対するユーザの選択操作を受け付ける。管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２は、このユーザの選択操作に基づいて、選択された履歴データＨを反転表示するように表示部３３０に指示する。そして、表示部３３０は、選択された履歴データＨを反転表示する。このように、管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２は、受け付けたユーザの選択操作に基づいて、画像データＰＩＣに対応づける履歴データＨを選択する。

次に、携帯端末３００は、選択された履歴データＨと選択された画像データＰＩＣをクラウドストレージ４００に送信する（ステップＳ４０７）。具体的には、例えば、入力部３２０は、登録画面ＰＨ２における登録ボタンＢ１０に対するユーザの操作を受け付ける。管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２は、このユーザの操作に基づいて、選択された画像データＰＩＣと選択された履歴データＨをクラウドストレージ４００に送信するように通信部３１０に指示する。そして、通信部３１０は、管理アプリケーションソフトウェアＡＰ２の指示に基づいて、選択された履歴データＨと選択された画像データＰＩＣをクラウドストレージ４００に送信する。クラウドストレージ４００の通信部４１０は、選択された画像データＰＩＣと選択された履歴データＨを受信する。

次に、クラウドストレージ４００は、選択された画像データＰＩＣを画像情報データＩＡに登録する（ステップＳ４０８）。具体的には、例えば、管理部４３１は、選択された画像データＰＩＣに画像識別子を付与する。管理部４３１は、この画像識別子、画像データＰＩＣ、および選択された履歴データＨの履歴識別子に基づいて画像情報データＩを生成し、この画像情報データＩを画像情報データＩＡに登録する。この画像情報データＩの登録において、管理部４３１は、さらにその時の日時をこの画像情報データＩの登録日時に登録する。

次に、クラウドストレージ４００は、履歴識別子に対応する画像識別子を履歴データＨに登録する（ステップＳ４０９）。具体的には、例えば、管理部４３１は、履歴データＨＡにおける複数の履歴データＨのうちの、選択された履歴データＨと同じデータを検索する。そして、管理部４３１は、ステップＳ４０８で管理部４３１が付与した画像識別子を、履歴データＨＡにおける検索された履歴データＨの画像識別子に登録する。

以上で、このフローは終了する。

このように、画像処理システム１では、印刷処理を行う際に使用したお気に入りデータＤと印刷処理の結果を示す画像データＰＩＣとを関連づけて履歴データＨＡおよび画像情報データＩＡに登録した。そして、お気に入りデータＤの選択操作を受け付ける印刷設定画面ＳＣにおいて、お気に入りデータＤと、そのお気に入りデータＤと関連づけられた画像データＰＩＣとを対応づけて表示した。これにより、画像処理システム１では、登録されたお気に入りデータＤの数が多くなった場合でも、ユーザは、過去に使用したお気に入りデータＤを容易に把握することができる。よって、例えば、過去にあるお気に入りデータＤを使用して印刷したものと同じようなものを新たに印刷したい場合に、ユーザは、過去に使用したそのお気に入りデータＤを容易に知ることができるので、使用すべきお気に入りデータＤを容易に見つけることができる。これにより、画像処理システム１では、ユーザの利便性を高めることができる。

特に、画像処理システム１では、印刷設定画面ＳＣにおいて、お気に入りデータＤの選択操作を受け付け、選択されたお気に入りデータＤと、選択されたお気に入りデータＤと関連づけられた画像データＰＩＣとを対応づけて表示した。これにより、例えば、選択されたお気に入りデータＤに関連づけられた画像データＰＩＣを大きく表示することができるので、ユーザは、印刷結果を把握しやすくなるため、ユーザの利便性を高めることができる。

また、画像処理システム１では、クラウドストレージ４００が、履歴データＨＡおよび画像情報データＩＡを記憶するようにした。これにより、例えば、履歴データＨＡは、複数の情報処理装置１００から送信されたジョブデータＪＤについての情報を含むことができ、例えば、画像情報データＩＡは、複数の情報処理装置１００における印刷結果（画像データＰＩＣ）を含むことができる。よって、例えば、ユーザが、情報処理装置１００Ａを操作することによりお気に入りデータＤを選択する場合に、例えば情報処理装置１００Ａの印刷結果に係る画像データＰＩＣだけでなく、情報処理装置１００Ｂの印刷結果に係る画像データＰＩＣを表示することができるので、使用すべきお気に入りデータＤをより容易に見つけることができる。

［効果］
以上のように本実施の形態では、印刷処理を行う際に使用したお気に入りデータと印刷処理の結果を示す画像データとを関連づけて履歴データおよび画像情報データに登録し、お気に入りデータの選択操作を受け付ける印刷設定画面において、お気に入りデータと、お気に入りデータと関連づけられた画像データとを対応づけて表示した。これにより、登録されたお気に入りデータの数が多くなった場合でも、使用すべきお気に入りデータを容易に見つけることができるので、ユーザの利便性を高めることができる。

本実施の形態では、印刷設定画面において、お気に入りデータの選択操作を受け付け、選択されたお気に入りデータと、選択されたお気に入りデータと関連づけられた画像データとを対応づけて表示するようにしたので、例えば、選択されたお気に入りデータに関連づけられた画像データを大きく表示することができるので、ユーザの利便性を高めることができる。

本実施の形態では、クラウドストレージが、履歴データおよび画像情報データを記憶するようにしたので、例えば、履歴データは、複数の情報処理装置から送信されたジョブデータについての情報を含むことができ、例えば、画像情報データは、複数の情報処理装置における印刷結果を含むことができるため、使用すべきお気に入りデータをより容易に見つけることができる。

［変形例１］
上記実施の形態では、画像情報データＩＡおよび履歴データＨＡをクラウドストレージ４００の記憶部４２０に記憶したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、情報処理装置の記憶部に記憶してもよい。以下に、本変形例に係る画像処理システム１Ａについて詳細に説明する。

図１３は、画像処理システム１Ａの一構成例を表すものである。画像処理システム１Ａは、複数の情報処理装置５００（情報処理装置５００Ａ，５００Ｂ，５００Ｃ）と、複数の画像形成装置２００と、携帯端末３００とを備えている。情報処理装置５００は、記憶部５４０と、制御部５５０とを有している。記憶部５４０は、画像情報データＩＡと、履歴データＨＡとを記憶している。制御部５５０は、プリンタドライバＰＤＡを実行することができる。プリンタドライバＰＤＡは、印刷データを生成するように構成される。このプリンタドライバＰＤＡは、管理部５３１を有している。管理部５３１は、記憶部５４０に記憶された履歴データＨＡおよび画像情報データＩＡを管理するように構成される。

図１４は、情報処理装置５００における印刷処理の一動作例を表すものである。ステップＳ１０１，Ｓ１０２，Ｓ１０４〜Ｓ１０７の処理は、上記実施の形態（図５）と同様である。

まず、表示部１３０は、印刷画面におけるユーザの操作に基づいて、印刷の設定を行うための印刷設定画面ＳＣを表示する（ステップＳ１０１）。次に、表示部１３０は、ユーザの操作に基づいて、お気に入り名リストＬＩを表示する（ステップＳ１０２）。次に、プリンタドライバＰＤＡは、使用するお気に入りデータＤを決定する決定処理を行う（ステップＳ１０３Ａ）。

図１５は、ステップＳ１０３Ａにおける決定処理の一動作例を表すものである。ステップＳ２０２，Ｓ２０４，Ｓ２０５の処理は、上記実施の形態（図７）と同様である。

まず、プリンタドライバＰＤＡは、記憶部５４０から履歴データＨＡを取得する（ステップＳ２０１Ａ）。次に、入力部１２０は、お気に入り名リストＬＩにおけるユーザの選択操作を受け付ける（ステップＳ２０２）。次に、プリンタドライバＰＤＡは、ユーザによるお気に入りデータＤの選択操作および履歴データＨＡに基づいて、記憶部５４０から、選択されたお気に入りデータＤに対応する画像データＰＩＣを取得する（ステップＳ２０３Ａ）。次に、表示部１３０は、プリンタドライバＰＤＡの指示に基づいて、選択されたお気に入りデータＤに対応する画像データＰＩＣを表示する（ステップＳ２０４）。次に、プリンタドライバＰＤＡは、入力部１２０がお気に入りデータＤの決定操作を受け付けたかどうかを判定する（ステップＳ２０５）。入力部１２０がお気に入りデータＤの決定操作を受け付けた場合（ステップＳ２０５で“Ｙ”）、この処理は終了する。入力部１２０がお気に入りデータＤの決定操作を受け付けていない場合（ステップＳ２０５で“Ｎ”）、ステップＳ２０２の処理に戻る。以上で、このフローは終了する。

次に、図１４に示したように、プリンタドライバＰＤＡは、お気に入りデータＤの決定結果に基づいて、使用するお気に入りデータＤの設定情報を読み込む（ステップＳ１０４）。次に、プリンタドライバＰＤＡは、使用するお気に入りデータＤの設定情報に基づいて、印刷データを生成する（ステップＳ１０５）。次に、通信部１１０は、プリンタドライバＰＤＡの指示に基づいて、印刷データを画像形成装置２００に送信する（ステップＳ１０６）。次に、プリンタドライバＰＤＡは、ジョブデータＪＤを生成する（ステップＳ１０７）。次に、管理部５３１は、ジョブデータＪＤを記憶部５４０の履歴データＨＡに登録する（ステップＳ１０８Ａ）。具体的には、例えば、管理部５３１は、ジョブデータＪＤに履歴識別子を付与し、このジョブデータＪＤおよび履歴識別子を、履歴データＨとして記憶部５４０の履歴データＨＡに登録する。以上で、このフローは終了する。

図１６は、情報処理装置５００および携帯端末３００における登録処理の一動作例を表すものである。ステップＳ４０４〜Ｓ４０６の処理は、上記実施の形態（図１０）と同様である。

まず、携帯端末３００は、ユーザの操作に基づいて、印刷結果の登録要求を情報処理装置５００に行うための登録画面ＰＨ１を表示する（ステップＳ４０１Ａ）。次に、携帯端末３００は、ユーザの操作に基づいて、印刷結果の登録要求を情報処理装置５００に送信する（ステップＳ４０２Ａ）。次に、情報処理装置５００は、印刷結果の登録要求に基づいて、履歴データＨＡを携帯端末３００に送信する（ステップＳ４０３Ａ）。次に、携帯端末３００は、履歴データＨＡに基づいて、登録画面ＰＨ２を表示する（ステップＳ４０４）。次に、携帯端末３００は、ユーザの選択操作に基づいて、携帯端末３００が情報処理装置５００に送信する画像データＰＩＣを選択する（ステップＳ４０５）。次に、携帯端末３００は、ユーザの選択操作に基づいて、画像データＰＩＣに対応づける履歴データＨを選択する（ステップＳ４０６）。次に、携帯端末３００は、選択された履歴データＨと選択された画像データＰＩＣを情報処理装置５００に送信する（ステップＳ４０７Ａ）。次に、情報処理装置５００は、選択された画像データＰＩＣを画像情報データＩＡに登録する（ステップＳ４０８Ａ）。次に、情報処理装置５００は、履歴識別子に対応する画像識別子を履歴データＨに登録する（ステップＳ４０９Ａ）。以上で、このフローは終了する。

このように、画像処理システム１Ａでは、情報処理装置５００が履歴データＨＡおよび画像情報データＩＡを記憶したので、通信部１１０を介さずに選択されたお気に入りデータＤに対応する画像データＰＩＣを取得することができる。その結果、例えば、ネットワークＮＥＴの接続状態が不安定でも支障なく画像データＰＩＣを表示することができるので、ユーザの利便性を高めることができる。

［変形例２］
上記実施の形態では、画像形成装置２００により記録媒体に形成された画像を撮像することにより画像データＰＩＣを生成したが、これに限定されるものではなく、印刷結果を示す画像データであればどのようなものを生成してもよい。例えば、情報処理装置は、印刷データを生成する際に、記録媒体に形成されるべき、ユーザが視認可能な画像を示すデータを生成することができる。以下に、本変形例に係る画像処理システム１Ｂについて詳細に説明する。

図１７は、画像処理システム１Ｂの一構成例を表すものである。画像処理システム１Ｂは、複数の情報処理装置６００（情報処理装置６００Ａ，６００Ｂ，６００Ｃ）と、複数の画像形成装置２００と、クラウドストレージ７００とを備えている。

情報処理装置６００は、制御部６５０を有している。制御部６５０は、プリンタドライバＰＤＢを実行することができる。プリンタドライバＰＤＢは、印刷データを生成するように構成される。また、プリンタドライバＰＤＢは、ジョブデータＪＤおよび画像データＰＩＣ２をクラウドストレージ７００に送信する動作や、クラウドストレージ７００から画像データＰＩＣ２を取得する動作をも行うようになっている。

クラウドストレージ７００は、記憶部７２０と、制御部７３０とを有している。記憶部７２０は、画像情報データＩＡ２を記憶している。画像情報データＩＡ２は、画像データＰＩＣ２についての情報である画像情報データＩを登録するデータベースである。制御部７３０は、管理部７３１を有している。管理部７３１は、記憶部７２０に記憶された履歴データＨＡおよび画像情報データＩＡ２を管理するように構成される。

図１８は、情報処理装置６００における印刷処理および登録処理の一動作例を表すものである。ステップＳ１０１〜Ｓ１０７の処理は、上記実施の形態（図５）と同様である。

ステップＳ１０７において、情報処理装置６００がジョブデータＪＤを生成した後に、プリンタドライバＰＤＢは、ユーザの操作に基づいて、クラウドストレージ７００が画像データＰＩＣ２を登録するかどうかを判定する。クラウドストレージ７００が画像データＰＩＣ２を登録しない場合（ステップＳ１２１Ｂにおいて“Ｎ”）、通信部１１０は、プリンタドライバＰＤＢの指示に基づいて、ジョブデータＪＤをクラウドストレージ７００に送信する（ステップＳ１２４Ｂ）。そして、この処理は終了する。

次に、クラウドストレージ７００が画像データＰＩＣ２を登録する場合（ステップＳ１２１Ｂにおいて“Ｙ”）、プリンタドライバＰＤＢは、印刷データに基づいて、画像データＰＩＣ２を生成する（ステップＳ１２２Ｂ）。具体的には、例えば、プリンタドライバＰＤＢは、印刷プレビューデータなどの、画像形成装置２００が印刷データに基づいて記録媒体に形成する画像を視覚的に示すデータを画像データＰＩＣ２として生成する。

次に、通信部１１０は、プリンタドライバＰＤＢの指示に基づいて、ジョブデータＪＤと画像データＰＩＣ２をクラウドストレージ７００に送信する（ステップＳ１２３Ｂ）。以上で、このフローは終了する。

図１９は、クラウドストレージ７００における処理の一動作例を表すものである。ステップＳ１２３Ｂにおいて、クラウドストレージ７００がジョブデータＪＤと画像データＰＩＣ２を受信した場合、またはステップＳ１２４Ｂにおいて、クラウドストレージ７００がジョブデータＪＤを受信した場合の処理について説明する。

まず、制御部７３０は、通信部４１０が情報処理装置６００から送信されたジョブデータＪＤと画像データＰＩＣ２を受信したかどうかを判定する（ステップＳ１３１Ｂ）。通信部４１０がジョブデータＪＤと画像データＰＩＣ２を受信していない場合（ステップＳ１３１Ｂにおいて“Ｎ”）、管理部７３１は、ジョブデータＪＤを記憶部７２０の履歴データＨＡに登録する（ステップＳ１３５Ｂ）。具体的には、例えば、管理部７３１は、通信部４１０が受信したジョブデータＪＤに履歴識別子を付与し、このジョブデータＪＤおよび履歴識別子を、履歴データＨとして履歴データＨＡに登録する。そして、この処理は終了する。

次に、通信部４１０がジョブデータＪＤと画像データＰＩＣ２を受信した場合（ステップＳ１３１Ｂにおいて“Ｙ”）、管理部７３１は、ジョブデータＪＤを記憶部７２０の履歴データＨＡに登録する（ステップＳ１３２Ｂ）。具体的には、例えば、管理部７３１は、通信部４１０が受信したジョブデータＪＤに履歴識別子を付与し、このジョブデータＪＤおよび履歴識別子を、履歴データＨとして履歴データＨＡに登録する。

次に、管理部７３１は、画像データＰＩＣ２を記憶部７２０の画像情報データＩＡ２に登録する（ステップＳ１３３Ｂ）。具体的には、例えば、管理部７３１は、通信部４１０が受信した画像データＰＩＣ２に画像識別子を付与する。管理部７３１は、この画像識別子、画像データＰＩＣ２、およびステップＳ１３２Ｂで管理部７３１が付与した履歴識別子に基づいて画像情報データＩを生成し、この画像情報データＩを画像情報データＩＡ２に登録する。この画像情報データＩの登録において、管理部７３１は、さらにその時の日時をこの画像情報データＩの登録日時に登録する。

次に、クラウドストレージ７００は、履歴識別子に対応する画像識別子を記憶部７２０の履歴データＨに登録する（ステップＳ１３４Ｂ）。具体的には、例えば、管理部７３１は、履歴データＨＡにおける複数の履歴データＨのうちの、ステップＳ１３２Ｂで管理部７３１が付与した履歴識別子を含む履歴データＨを検索する。そして、管理部７３１は、ステップＳ１３３Ｂで管理部７３１が付与した画像識別子を、履歴データＨＡにおける検索された履歴データＨの画像識別子に登録する。以上で、このフローは終了する。

このように、画像処理システム１Ｂでは、印刷処理の後に、情報処理装置６００が印刷データに基づいて、画像データＰＩＣ２を生成したので、より少ない操作手数で画像データＰＩＣ２をクラウドストレージ７００に登録することができるため、ユーザの利便性を高めることができる。

［変形例３］
上記実施の形態では、情報処理装置１００は、選択されたお気に入りデータＤに対応するお気に入り名とともに、選択されたお気に入りデータＤに対応する画像データＰＩＣを表示したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、複数のお気に入りデータＤにそれぞれ対応する複数のお気に入り名とともに、それらのお気に入りデータＤにそれぞれ対応する複数の画像データＰＩＣを表示してもよい。以下に、本変形例について詳細に説明する。

図２０は、本変形例に係るプリンタドライバＰＤＣの決定処理の一動作例を表すものである。以下に、この決定処理について詳細に説明する。

まず、プリンタドライバＰＤＣは、クラウドストレージ４００から履歴データＨＡを取得する（ステップＳ２０１）。

次に、プリンタドライバＰＤＣは、履歴データＨＡに基づいて、クラウドストレージ４００から、複数のお気に入りデータＤにそれぞれ対応する複数の画像データＰＩＣを取得する（ステップＳ２０３Ｃ）。具体的には、例えば、プリンタドライバＰＤＣは、お気に入りデータＤＡに含まれる複数のお気に入りデータＤのお気に入り名のうちのいずれかを含む履歴データＨを特定し、特定された履歴データＨに含まれる画像識別子を取得する。プリンタドライバＰＤＣは、通信部１１０を介して、クラウドストレージ４００の画像情報データＩＡにおいて、これら画像識別子を含む画像情報データＩを検索し、検索された画像情報データＩの画像データＰＩＣを取得する。

次に、表示部１３０は、プリンタドライバＰＤＣの指示に基づいて、複数のお気に入りデータＤにそれぞれ対応する複数の画像データＰＩＣを表示する（ステップＳ２０４Ｃ）。具体的には、例えば、プリンタドライバＰＤＣは、お気に入りデータＤＡに含まれる複数のお気に入りデータＤにそれぞれ対応するお気に入り名とともに、それらのお気に入りデータＤにそれぞれ対応する複数の画像データＰＩＣを表示するように表示部１３０に指示する。そして、表示部１３０は、プリンタドライバＰＤＣの指示に基づいて、複数のお気に入りデータＤにそれぞれ対応する複数の画像データＰＩＣを表示する。

図２１は、ステップＳ２０４Ｃにおける印刷設定画面ＳＣの一例を表すものである。印刷設定画面ＳＣは、お気に入り名リストＬＩと、画像フィールドＩＦＬ３とを有している。この例では、お気に入り名リストＬＩは、“チケット０２”、“ラベル００２（星形）”、および“ラベル００４（丸型）”を含む。画像フィールドＩＦＬ３は、お気に入りデータＤＡに含まれる複数のお気に入りデータＤにそれぞれ対応する複数の画像データＰＩＣを表示するためのフィールドである。プリンタドライバＰＤＣは、お気に入り名が“チケット０２”、“ラベル００２（星形）”、“ラベル００４（丸型）”であるお気に入りデータＤに対応する複数の履歴データＨの画像識別子をそれぞれ取得する。これにより、プリンタドライバＰＤＣは、画像識別子が“ＩＭＧ０５２”である画像データＰＩＣ、画像識別子が“ＩＭＧ０５１”である画像データＰＩＣ、および画像識別子が“ＩＭＧ０５３”である画像データＰＩＣをそれぞれ取得する。そして、表示部１３０は、お気に入り名に対応するように、画像フィールドＩＦＬ３にこれら３つの画像データＰＩＣを表示している。

次に、プリンタドライバＰＤＣは、入力部１２０がお気に入りデータＤの決定操作を受け付けたかどうかを判定する（ステップＳ２０５）。入力部１２０がお気に入りデータＤの決定操作を受け付けた場合（ステップＳ２０５で“Ｙ”）、この処理は終了する。入力部１２０がお気に入りデータＤの決定操作を受け付けていない場合（ステップＳ２０５で“Ｎ”）、ステップＳ２０３Ｃの処理に戻る。以上で、このフローは終了する。

この例では、印刷設定画面ＳＣにおいて、複数のお気に入りデータＤと、これらの複数のお気に入りデータＤとそれぞれ関連づけられた複数の画像データＰＩＣとを対応づけて表示した。これにより、ユーザは、複数のお気に入りデータＤのそれぞれを用いて、どのような印刷結果が得られたかを効率的に把握することができる。これにより、ユーザは、使用すべきお気に入りデータＤをより容易に見つけることができるため、ユーザの利便性を高めることができる。

［変形例４］
上記実施の形態では、情報処理装置１００は、選択されたお気に入りデータＤに対応するお気に入り名とともに、選択されたお気に入りデータＤに対応する画像データＰＩＣを表示したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、選択されたお気に入りデータＤに対応する複数の画像データＰＩＣを表示してもよい。以下に、本変形例について詳細に説明する。

図２２は、本変形例に係る印刷設定画面ＳＣの一例を表すものである。印刷設定画面ＳＣは、画像フィールドＩＦＬ４を有している。画像フィールドＩＦＬ４は、選択されたお気に入りデータＤに対応する複数の画像データＰＩＣを表示するためのフィールドである。この例では、表示部１３０は、画像フィールドＩＦＬ４に、お気に入り名が“ラベル００４（丸型）”であるお気に入りデータＤに対応する２つの画像データＰＩＣを表示している。

この例では、印刷設定画面ＳＣにおいて、お気に入りデータＤと、そのお気に入りデータＤと関連づけられた複数の画像データＰＩＣとを対応づけて表示したので、ユーザは、選択されたお気に入りデータＤを用いて得られた複数の印刷結果を把握することができる。これにより、ユーザは、使用すべきお気に入りデータＤをより容易に見つけることができるため、ユーザの利便性を高めることができる。

［その他の変形例］
また、これらの変形例のうちの２以上を組み合わせてもよい。

以上、実施の形態およびいくつかの変形例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。

上記実施の形態では、サーバを用いてクラウドストレージ４００を構成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、ＮＡＳ（Network Attached Storage）を用いてクラウドストレージを構成してもよい。

１，１Ａ，１Ｂ…画像処理システム、１００，１００Ａ，１００Ｂ，１００Ｃ，５００，５００Ａ，５００Ｂ，５００Ｃ，６００，６００Ａ，６００Ｂ，６００Ｃ…情報処理装置、１１０，２１０，３１０，４１０…通信部、１２０，３２０…入力部、１３０，３３０…表示部、１４０，３５０，４２０，５４０，７２０…記憶部、１５０，２３０，３６０，４３０，５５０，６５０，７３０…制御部、１５１…印刷制御部、２００，２００Ａ，２００Ｂ，２００Ｃ…画像形成装置、２２０…画像形成部、３００…携帯端末、３４０…撮像部、４００，７００…クラウドストレージ、４３１，５３１，７３１…管理部、ＡＰ１…アプリケーションソフトウェア、ＡＰ２…管理アプリケーションソフトウェア、Ｂ１…ＯＫボタン、Ｂ２…キャンセルボタン、Ｂ３…適用ボタン、Ｂ４…ヘルプボタン、Ｂ５，Ｂ１０…登録ボタン、Ｂ６…管理ボタン、Ｂ７…開始ボタン、Ｂ８…選択ボタン、Ｂ９…撮像ボタン、ＣＵＲ…カーソル、Ｄ，ＤＡ…お気に入りデータ、ＦＬ１…お気に入りフィールド、ＦＬ２…設定入力フィールド、ＦＬ３，ＦＬ４…ヘッダ表示フィールド、ＦＬ５…選択フィールド、Ｈ，Ｈ１，Ｈ２，Ｈ３，Ｈ４，Ｈ５，ＨＡ…履歴データ、Ｉ，Ｉ１，Ｉ２，Ｉ３，Ｉ４，Ｉ５，ＩＡ，ＩＡ２…画像情報データ、ＩＦＬ１，ＩＦＬ２，ＩＦＬ３，ＩＦＬ４…画像フィールド、ＪＤ…ジョブデータ、ＬＩ…お気に入り名リスト、ＮＥＴ…ネットワーク、ＯＳ…オペレーティングシステム、ＰＤ，ＰＤＡ，ＰＤＢ，ＰＤＣ…プリンタドライバ、ＰＨ１，ＰＨ２…登録画面、ＰＩＣ，ＰＩＣ２…画像データ、ＳＣ…印刷設定画面、ＳＷ１…プルダウンメニュー、ＴＡＢ…設定切替タブ。

Claims (10)

1. 第１の印刷処理を行う際に使用した第１のプリセット情報と前記第１の印刷処理の結果を示す第１の画像情報とを関連づけてデータベースに登録する第１の登録処理と、
   前記第１のプリセット情報を含む１または複数のプリセット情報のリストを含み、プリセット情報の選択操作を受け付ける選択画面において、前記第１のプリセット情報と、前記データベースにおいて前記第１のプリセット情報と関連づけられた前記第１の画像情報とを対応づけて表示する表示処理と
   を含むプリセット情報の表示方法。
2. 前記選択画面において、前記選択操作を受け付ける第１の入力処理をさらに含み、
   前記第１のプリセット情報は、前記選択操作により選択された情報である
   請求項１に記載のプリセット情報の表示方法。
3. 第２の印刷処理を行う際に使用した第２のプリセット情報と前記第２の印刷処理の結果を示す第２の画像情報とを関連づけて前記データベースに登録する第２の登録処理をさらに含み、
   前記１または複数のプリセット情報は、前記第２のプリセット情報を含み、
   前記表示処理は、前記選択画面において、前記第２のプリセット情報と、前記データベースにおいて前記第２のプリセット情報と関連づけられた前記第２の画像情報とを対応づけて表示する処理を含む
   請求項１に記載のプリセット情報の表示方法。
4. 第３の印刷処理を行う際に使用した前記第１のプリセット情報と前記第３の印刷処理の結果を示す第３の画像情報とを関連づけて前記データベースに登録する第３の登録処理をさらに含み、
   前記表示処理は、前記選択画面において、前記第１のプリセット情報と、前記データベースにおいて前記第１のプリセット情報と関連づけられた前記第３の画像情報とを対応づけて表示する処理をさらに含む
   請求項１に記載のプリセット情報の表示方法。
5. 前記第１の画像情報は、前記第１の印刷処理の結果を撮像した画像情報である
   請求項１から請求項４のいずれか一項に記載のプリセット情報の表示方法。
6. 前記第１の印刷処理を行う際に、前記第１の画像情報を生成する画像生成処理をさらに含む
   請求項１から請求項４のいずれか一項に記載のプリセット情報の表示方法。
7. 情報処理装置が前記表示処理を行い、
   記憶装置が前記データベースを記憶する
   請求項１から請求項６のいずれか一項に記載のプリセット情報の表示方法。
8. 情報処理装置が、前記表示処理を行うとともに、前記データベースを記憶する
   請求項１から請求項６のいずれか一項に記載のプリセット情報の表示方法。
9. 前記選択画面において、前記第１のプリセット情報の決定操作を受け付ける第２の入力処理と、
   前記決定操作により前記第１のプリセット情報に基づいて、印刷データを生成する印刷データ生成処理と
   をさらに含む
   請求項１から請求項８のいずれか一項に記載のプリセット情報の表示方法。
10. 第１の印刷処理を行う際に使用した第１のプリセット情報を含む１または複数のプリセット情報のリストを含み、プリセット情報の選択操作を受け付ける選択画面において、前記第１のプリセット情報と、前記第１の印刷処理の結果を示す第１の画像情報とを対応づけて表示させる表示処理部を備え、
    前記第１のプリセット情報は、前記第１の画像情報と関連づけられてデータベースに登録され、
    前記表示処理部は、前記第１のプリセット情報と、前記データベースにおいて前記第１のプリセット情報と関連づけられた前記第１の画像情報とを対応付けて表示させる
    情報処理装置。
    

Images