JP2021014724A - 壁高欄の補修方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】補修された壁高欄の耐久性を向上させることができる壁高欄の補修方法を提供する。【解決手段】鉄筋2及びコンクリート3が劣化した既設の壁高欄1を補修するための壁高欄の補修方法において、斫工程により、既設の壁高欄1の表層部4が斫り取られ、打設工程により、斫工程で斫り取った壁高欄1の表層部4に耐久性に優れる繊維補強コンクリート20が打設されるため、補修された壁高欄1の耐久性を向上させることができる。【選択図】図5

Description

本発明は、壁高欄の補修方法に関するものである。
道路橋の壁高欄では、凍結防止剤の散布等によって壁高欄の表面から塩化物イオン等の劣化因子が侵入し、壁高欄の鉄筋及びコンクリートが劣化することがある。このため、例えば、特許文献1には、既設の壁高欄の補修方法が開示されている。特許文献1の技術では、既設の壁高欄の補修される箇所の表層部が斫り取られる。表層部を斫り取られた壁高欄から間隔を空けてプレキャストコンクリートから形成された修復パネルが設置される。表層部を斫り取られた壁高欄と修復パネルとの間にモルタルが充填され、モルタルが固化することにより、壁高欄が補修される。
特許第5688937号公報
ところで、補修後の壁高欄の耐久性については、さらなる向上が要求されている。
そこで本発明は、補修された壁高欄の耐久性を向上させることができる壁高欄の補修方法を提供することを目的とする。
本発明は、既設の壁高欄の表層部を斫り取る斫工程と、斫工程で斫り取った壁高欄の表層部に繊維補強コンクリートを打設する打設工程とを備えた壁高欄の補修方法である。
この構成によれば、斫工程により、既設の壁高欄の表層部が斫り取られ、打設工程により、斫工程で斫り取った壁高欄の表層部に耐久性に優れる繊維補強コンクリートが打設されるため、補修された壁高欄の耐久性を向上させることができる。
この場合、斫工程で斫り取られた壁高欄の表層部に鉄筋を配筋する配筋工程をさらに備え、打設工程では、配筋工程で鉄筋が配筋された壁高欄の表層部に、繊維補強コンクリートを打設することが好適である。
この構成によれば、配筋工程により、斫工程で斫り取られた壁高欄の表層部に鉄筋が配筋され、打設工程では、配筋工程で鉄筋が配筋された壁高欄の表層部に繊維補強コンクリートが打設されるため、補修された壁高欄の耐荷力をさらに向上させることができる。
また、打設工程では、車線の幅方向に平行な縦断面による断面視で、路面に対して上方に第1角度をなしつつ上方に延在する第1面と、第1面の上端部から屈曲して路面に対して上方に第1角度より大きい第2角度をなしつつ上方に延在する第2面とを有する壁高欄を形成するように、壁高欄の表層部に繊維補強コンクリートを打設してもよい。
この構成によれば、打設工程では、車線の幅方向に平行な縦断面による断面視で、路面に対して上方に第1角度をなしつつ上方に延在する第1面と、第1面の上端部から屈曲して路面に対して上方に第1角度より大きい第2角度をなしつつ上方に延在する第2面とを有する壁高欄を形成するように、壁高欄の表層部に繊維補強コンクリートが打設されるため、車両が壁高欄に接触したときの接触のエネルギーを低減でき、車両を再び車線に誘導できる可能性を高めることができる。
また、斫工程では、壁高欄の表層部の一部を斫り取り、斫工程で斫り取った壁高欄の表層部の一部と、斫工程で斫り取られていない壁高欄の表層部の他部との境界部は、壁高欄の表面から垂直に壁高欄の内部に至る方向及び鉛直方向のいずれかの方向に対して傾斜しつつ延在する冗長部を含むように、壁高欄の表層部を斫り取ってもよい。
この構成によれば、斫工程では、壁高欄の表層部の一部が斫り取られるが、斫工程で斫り取った壁高欄の表層部の一部と、斫工程で斫り取られていない壁高欄の表層部の他部との境界部は、壁高欄の表面から垂直に壁高欄の内部に至る方向及び鉛直方向のいずれかの方向に対して傾斜しつつ延在する冗長部を含むように、壁高欄の表層部が斫り取られるため、水等が侵入する経路を長くし、補修された壁高欄の耐久性をさらに向上させることができる。
また、斫工程では、壁高欄の表層部の一部を斫り取り、斫工程で斫り取った壁高欄の表層部の一部と、斫工程で斫り取られていない壁高欄の表層部の他部との境界部に樹脂を塗布する塗布工程をさらに備え、打設工程では、塗布工程で境界部に樹脂が塗布された壁高欄の表層部の一部に繊維補強コンクリートを打設してもよい。
この構成によれば、斫工程では、壁高欄の表層部の一部が斫り取られるが、塗布工程により、斫工程で斫り取った壁高欄の表層部の一部と、斫工程で斫り取られていない壁高欄の表層部の他部との境界部に樹脂が塗布され、打設工程では、塗布工程で境界部に樹脂が塗布された壁高欄の表層部の一部に繊維補強コンクリートが打設されるため、水等が侵入する経路の耐水性を高め、補修された壁高欄の耐久性をさらに向上させることができる。
本発明の壁高欄の補修方法によれば、補修された壁高欄の耐久性を向上させることができる。
実施形態に係る壁高欄の補修方法が行われる壁高欄を示す車線の幅方向に平行な縦断面による斜視断面図である。 図1に示す壁高欄に斫工程が行われた状態を示す斜視断面図である。 図2に示す壁高欄に配筋工程が行われた状態を示す斜視断面図である。 図3に示す壁高欄に塗布工程が行われた状態を示す斜視断面図である。 図4に示す壁高欄に打設工程が行われた状態を示す斜視断面図である。 図1に示す壁高欄の天端の全面にも斫工程が行われた状態を示す斜視断面図である。 図6に示す壁高欄に配筋工程、塗布工程及び打設工程が行われた状態を示す斜視断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る壁高欄の補修方法の実施形態について詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態の壁高欄の補修方法が行われる壁高欄1は、道路橋における床版30の車線100の幅方向Yの両端部に設けられている。壁高欄1のコンクリート3の内部には、鉄筋2が配筋されている。壁高欄1の表面14は、車線100の幅方向Yに平行な縦断面による断面視で、図中に破線で示す床版30の上に舗装面が形成された場合の路面110に対して垂直な角度をなしつつ上方に延在している。つまり、壁高欄1は直壁型である。
本実施形態では、凍結防止剤の散布等によって壁高欄1の表面から塩化物イオン等の劣化因子が侵入し、壁高欄1の鉄筋2及びコンクリート3が劣化し、壁高欄1の一部が補修される際に適用される。なお、以下の説明及び図1〜5において、車線方向X、車線100の幅方向Y及び鉛直方向Zが示される。
まず、電子線マイクロアナライザ(EPMA:Electoron Probe MicroAnalyzer)試験及びコア抜き試験等により、壁高欄1の劣化の度合が診断され、壁高欄1の補修される箇所及び補修される車線100の幅方向Yの厚さが設定される。図2に示すように、既設の壁高欄1の表層部4を斫り取る斫工程が行われる。斫工程は、例えば、ウォータージェット等により行われる。斫工程では、壁高欄1の表層部4の一部11が斫り取られる。斫り取られた壁高欄1の表層部4の一部11は、設定された壁高欄1の補修される箇所を含み、設定された補修される車線100の幅方向Yの厚さ以上に斫り取られている。
斫工程では、斫工程で斫り取った壁高欄1の表層部4の一部11と、斫工程で斫り取られていない壁高欄1の表層部4の他部12との境界部13は、壁高欄1の表面14から垂直に壁高欄1の内部に至る方向(例えば、車線100の幅方向Y)及び鉛直方向Zに対して傾斜しつつ延在する冗長部15を含むように、壁高欄1の表層部4が斫り取られる。つまり、境界部13の冗長部15は、壁高欄1の表面14から垂直に壁高欄1の内部に至る方向及び鉛直方向Zに沿った最短距離で延在していない。本実施形態では、冗長部15は、ウォータージェットにより斫り取られたことによる不規則な凹凸面を有する。
なお、冗長部15は、壁高欄1の表面14から垂直に壁高欄1の内部に至る方向及び鉛直方向Zのいずれかのみに対して傾斜しつつ延在してもよい。また、冗長部15は境界部13の一部にのみ含まれていてもよい。また、冗長部15は、壁高欄1の表面14から垂直に壁高欄1の内部に至る方向及び鉛直方向Zのいずれかに対して傾斜している平面でもよい。また、冗長部15は、壁高欄1の表面14から垂直に壁高欄1の内部に至る方向及び鉛直方向Zのいずれかに対して傾斜している部位を含む規則的な形状を有していてもよい。
図3に示すように、斫工程で斫り取られた壁高欄1の表層部4に鉄筋5,6を配筋する配筋工程が行われる。配筋工程では、後述する打設工程で打設されるコンクリートの硬化後の形状に合わせて配筋が行われる。鉄筋5,6は、床版30の中に埋設されるアンカー筋となる部位を含む。なお、説明の簡略化のために、一部の鉄筋5,6のみが図示される。また、既設の鉄筋2及び配筋工程で配筋された鉄筋5,6の表面にエポキシ樹脂等の樹脂が塗布されてもよい。また、配筋工程では、炭素繊維強化プラスチック(CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastics)から形成された補強筋等が配筋されてもよい。
図4に示すように、斫工程で斫り取った壁高欄1の表層部4の一部11と、斫工程で斫り取られていない壁高欄1の表層部4の他部12との境界部13に樹脂16を塗布する塗布工程が行われる。樹脂16には、例えば、エポキシ樹脂を適用できる。なお、配筋工程と塗布工程とは、いずれが先に行われ、いずれが後に行われてもよい。また、一部11を連続した境界部13が囲繞するように斫工程が行われ、当該境界部13に塗布工程が行われてもよい。
図5に示すように、斫工程で斫り取った壁高欄1の表層部4に繊維補強コンクリート20を打設する打設工程が行われる。繊維補強コンクリート20は、合成繊維及び鋼繊維等が複合されたコンクリートである。打設工程は、例えば、左官工事及び吹付工事等により行われる。打設工程では、配筋工程で鉄筋5,6が配筋された壁高欄1の表層部4に、繊維補強コンクリートが打設される。打設工程では、塗布工程で境界部13に樹脂16が塗布された壁高欄1の表層部4の一部11に繊維補強コンクリート20が打設される。
繊維補強コンクリート20には、例えば、超高強度繊維補強コンクリート(UFC;Ultrahigh strength Fiber reinforcedConcrete)が適用されてもよい。超高強度繊維補強コンクリートの性状の一例を以下説明する。この超高強度繊維補強コンクリートは、例えば、セメントと、骨材と、練混ぜ水と、コンクリート用化学混和剤と、補強用繊維とを含む混合物が硬化してなるものである。上記のセメントは、例えば、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメント、又は低熱ポルトランドセメントである。
一例として、上述の骨材は、粒径2.5mm以下、絶乾密度2.5g/cm以上、吸水率3.0%以下、粘土塊量1.0%以下、微粒分量2.0%以下、NaCl含有量0.02%以下、の骨材である。この骨材は、JISA 1105に規定された細骨材の有機不純物試験方法による有機不純物の試験結果が「淡い」とされたものである。また、この骨材は、JIS A 1122に規定された硫酸ナトリウムでの骨材の安定性試験方法による安定性が10%以下であって、更にJISA 5308付属書1に規定されたアルカリシリカ反応性による区分が区分Aである骨材である。
上述の練混ぜ水は、例えば、JSCE−B 101−2005に規定された回収水以外の練混ぜ水である。上述のコンクリート用化学混和剤は、JISA 6204に規定された高性能減水剤である。また、上述の補強用繊維は、直径0.1〜0.25mm、長さ10〜24mm、及び引張強度2×10N/mm以上の繊維である。上述の補強用繊維は、例えば、鋼繊維、高強度アラミド繊維、高密度ポリエチレン繊維、又は炭素繊維であってもよい。
超高強度繊維補強コンクリートは、例えば、マトリクスが、ポルトランドセメント、ポゾラン材、及びエトリンガイド生成系材料から成る結合材、粒径2.5mm以下の骨材、水、並びに減水剤によって構成されている。また、補強用繊維は、直径0.2mm、長さ15mm(製造誤差±2mm未満)、及び引張強度2×10N/mm以上の鋼繊維と、直径0.2mm、長さ22mm(製造誤差±2mm未満)、及び引張強度2×10N/mm以上の鋼繊維とを混合したものを1.75vol.%混入させたものであってもよい。また、超高強度繊維補強コンクリートの硬化後の特性値は、圧縮強度150N/mm以上、ひび割れ発生強度4N/mm以上、引張強度5N/mm以上、透水係数1×10-11cm/s未満、塩化物イオン拡散係数0.14cm/年未満、すり減り係数240mm/cm未満であることが好ましい。
超高強度繊維補強コンクリートの標準示方配合は、フロー値250±20mm、結合材に対する練混ぜ水の比率が15%、空気量2.0%、練混ぜ水195kg/m、結合材1287kg/m、骨材905kg/m、高性能減水剤32.2kg/m、及び補強用繊維137.4kg/m(1.75vol.%)とすることができる。
打設工程では、車線100の幅方向Yに平行な縦断面による断面視で、路面110に対して上方に第1角度θ1をなしつつ上方に延在する第1面21と、第1面21の上端部22から屈曲して路面110に対して上方に第1角度θ1より大きい第2角度θ2をなしつつ上方に延在する第2面23とを有する壁高欄1を形成するように、壁高欄1の表層部4に繊維補強コンクリート20が打設される。つまり、本実施形態では、直壁型からフロリダ型への壁高欄の改修が行われる。
本実施形態によれば、斫工程により、既設の壁高欄1の表層部4が斫り取られ、打設工程により、斫工程で斫り取った壁高欄1の表層部4に耐久性に優れる繊維補強コンクリート20が打設されるため、補修された壁高欄1の耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、配筋工程により、斫工程で斫り取られた壁高欄1の表層部4に鉄筋5,6が配筋され、打設工程では、配筋工程で鉄筋5,6が配筋された壁高欄1の表層部4に繊維補強コンクリート20が打設されるため、補修された壁高欄1の耐荷力をさらに向上させることができる。
また、本実施形態によれば、打設工程では、車線100の幅方向Yに平行な縦断面による断面視で、路面110に対して上方に第1角度θ1をなしつつ上方に延在する第1面21と、第1面21の上端部22から屈曲して路面110に対して上方に第1角度θ1より大きい第2角度θ2をなしつつ上方に延在する第2面23とを有する壁高欄1を形成するように、壁高欄1の表層部4に繊維補強コンクリート20が打設されるため、車両が壁高欄1に接触したときの接触のエネルギーを低減でき、車両を再び車線100に誘導できる可能性を高めることができる。
また、本実施形態によれば、斫工程では、壁高欄1の表層部4の一部11が斫り取られるが、斫工程で斫り取った壁高欄1の表層部4の一部11と、斫工程で斫り取られていない壁高欄1の表層部4の他部12との境界部13は、壁高欄1の表面14から垂直に壁高欄1の内部に至る方向及び鉛直方向Zのいずれかの方向に対して傾斜しつつ延在する冗長部15を含むように、壁高欄1の表層部4が斫り取られるため、水等が侵入する経路を長くし、補修された壁高欄1の耐久性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態によれば、斫工程では、壁高欄1の表層部4の一部11が斫り取られるが、塗布工程により、斫工程で斫り取った壁高欄1の表層部4の一部11と、斫工程で斫り取られていない壁高欄1の表層部4の他部12との境界部13に樹脂16が塗布され、打設工程では、塗布工程で境界部13に樹脂16が塗布された壁高欄1の表層部4の一部に繊維補強コンクリート20が打設されるため、水等が侵入する経路の耐水性を高め、補修された壁高欄1の耐久性をさらに向上させることができる。
本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。また、上述した実施形態に記載されている技術的事項を利用して変形例を構成することも可能である。例えば、配筋工程及び塗布工程のいずれかが省略されてもよい。また、斫工程では、壁高欄の表層部の全部が斫り取られて、打設工程では、壁高欄の表層部の全部に繊維補強コンクリートが打設されてもよい。また斫工程において、冗長部15は設けられなくてもよい。また、本実施形態の壁高欄1の補修方法が行われる前の壁高欄1が直壁型であり、本実施形態の壁高欄1の補修方法が行われた後の壁高欄1が直壁型でもよい。また、本実施形態の壁高欄1の補修方法が行われる前の壁高欄1がフロリダ型であり、本実施形態の壁高欄1の補修方法が行われた後の壁高欄1がフロリダ型でもよい。本実施形態の壁高欄1の補修方法が行われる前の壁高欄1がフロリダ型であり、本実施形態の壁高欄1の補修方法が行われた後の壁高欄1が直壁型でもよい。また、図6に示すように、壁高欄1の天端の全面にも上記実施形態と同様に斫工程が行われ、図7に示すように、天端の全面にも斫工程が行われた壁高欄1に上記実施形態と同様に配筋工程、塗布工程及び打設工程が行われてもよい。
1…壁高欄、2…鉄筋、3…コンクリート、4…表層部、5,6…鉄筋、11…一部、12…他部、13…境界部、14…表面、15…冗長部、16…樹脂、20…繊維補強コンクリート、21…第1面、22…上端部、23…第2面、30…床版、100…車線、110…路面、X…車線方向、Y…幅方向、Z…鉛直方向、θ1…第1角度、θ2…第2角度。

Claims (5)

  1. 既設の壁高欄の表層部を斫り取る斫工程と、
    前記斫工程で斫り取った前記壁高欄の前記表層部に繊維補強コンクリートを打設する打設工程と、
    を備えた壁高欄の補修方法。
  2. 前記斫工程で斫り取られた前記壁高欄の前記表層部に鉄筋を配筋する配筋工程をさらに備え、
    前記打設工程では、前記配筋工程で前記鉄筋が配筋された前記壁高欄の前記表層部に、前記繊維補強コンクリートを打設する、請求項1に記載の壁高欄の補修方法。
  3. 前記打設工程では、車線の幅方向に平行な縦断面による断面視で、路面に対して上方に第1角度をなしつつ上方に延在する第1面と、前記第1面の上端部から屈曲して前記路面に対して上方に前記第1角度より大きい第2角度をなしつつ上方に延在する第2面とを有する前記壁高欄を形成するように、前記壁高欄の前記表層部に前記繊維補強コンクリートを打設する、請求項1又は2に記載の壁高欄の補修方法。
  4. 前記斫工程では、
    前記壁高欄の前記表層部の一部を斫り取り、
    前記斫工程で斫り取った前記壁高欄の前記表層部の一部と、前記斫工程で斫り取られていない前記壁高欄の前記表層部の他部との境界部は、前記壁高欄の表面から垂直に前記壁高欄の内部に至る方向及び鉛直方向のいずれかの方向に対して傾斜しつつ延在する冗長部を含むように、前記壁高欄の表層部を斫り取る、請求項1〜3のいずれか1項に記載の壁高欄の補修方法。
  5. 前記斫工程では、前記壁高欄の前記表層部の一部を斫り取り、
    前記斫工程で斫り取った前記壁高欄の前記表層部の一部と、前記斫工程で斫り取られていない前記壁高欄の前記表層部の他部との境界部に樹脂を塗布する塗布工程をさらに備え、
    前記打設工程では、前記塗布工程で前記境界部に樹脂が塗布された前記壁高欄の前記表層部の一部に前記繊維補強コンクリートを打設する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の壁高欄の補修方法。
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