JP2015071907A - コンクリート壁高欄の取付け構造 - Google Patents

コンクリート壁高欄の取付け構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2015071907A
JP2015071907A JP2013208270A JP2013208270A JP2015071907A JP 2015071907 A JP2015071907 A JP 2015071907A JP 2013208270 A JP2013208270 A JP 2013208270A JP 2013208270 A JP2013208270 A JP 2013208270A JP 2015071907 A JP2015071907 A JP 2015071907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
concrete wall
wall rail
anchor bolt
bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013208270A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5968846B2 (ja
Inventor
西山 宏一
Koichi Nishiyama
宏一 西山
敏之 石井
Toshiyuki Ishii
敏之 石井
昇平 川口
Shohei Kawaguchi
昇平 川口
中山 壮一郎
Soichiro Nakayama
壮一郎 中山
篤志 真藤
Atsushi Shindo
篤志 真藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Okumura Corp
Original Assignee
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Okumura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd, Ishikawajima Construction Materials Co Ltd, Okumura Corp filed Critical Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Priority to JP2013208270A priority Critical patent/JP5968846B2/ja
Publication of JP2015071907A publication Critical patent/JP2015071907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5968846B2 publication Critical patent/JP5968846B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】車両が衝突した際の衝突エネルギーを緩和した状態でコンクリート床版に伝えて、コンクリート床版が破損するの回避できるようにするコンクリート壁高欄の取付け構造を提供する。
【解決手段】コンクリート壁高欄12は、壁本体部13に地覆部14を一体成形したプレキャストコンクリート部材であり、コンクリート壁高欄12の下端部分には、ボルト挿通孔15及び締着凹部16が形成されている。地覆部14の内側下端部には、スプリング構造定着金具17が取り付けられている。スプリング構造定着金具17の埋設鉄筋19a,19bは、壁高欄12の鉄筋と接合されることなくコンクリート壁高欄12に埋設される。外側アンカーボルト20aの先端を締着凹部16に締着させると共に、内側アンカーボルト20bの先端をスプリング構造定着金具17の張出し定着部18bに締着させて、コンクリート壁高欄12がコンクリート床版11の側縁部に設置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート壁高欄の取付け構造に関し、特にコンクリート床版の側縁部に沿って設置されるコンクリート壁高欄の取付け構造に関する。
例えば道路橋や高架道路等における幅員方向の側縁部には、当該側縁部に沿って、主として走行車両の運転者の視線を誘導したり、走行車両が道路の外側に逸脱するのを防止したりするための、コンクリート製の壁高欄が設置されている。
コンクリート製の壁高欄は、一般に現場打ちコンクリートによって、コンクリート床版の側縁部に沿って形成されており、また走行車両が衝突して破損したり、老朽化したりすることで取り替える必要が生じた際にも、現場打ちコンクリートによって形成し直すのが一般的であったが、現場打ちコンクリートによってコンクリート製の壁高欄を形成する場合、鉄筋や型枠の組立作業や、コンクリートの打設作業や養生等に多くの手間を要することになる。
このため、予め工場等で製造されたプレキャストコンクリート製の壁高欄を用いて、効率良く簡易に壁高欄を新設したり取り替えたりできるようにする技術が種々開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。ここで、特許文献1の橋梁用高欄では、プレキャストコンクリート製の壁高欄に、コンクリート床版に向けて突出する接合棒を2列に設け、これらの接合棒をコンクリート床版の側縁部に形成された取付孔に挿入すると共に、グラウトを充填して固化させることによって、プレキャストコンクリート製の壁高欄をコンクリート床版に固着するようになっている。また、特許文献2の橋梁壁高欄の接合工法では、コンクリート床版の上面に露出させた接合用の鉄筋に、機械継手用の鉄筋と、プレキャストコンクリート製の壁高欄の下端に露出させた閉合鉄筋とを重ね合わせ、これらの重ね合わせた鉄筋による継手内に、橋軸方向に連続する複数の補強筋を配筋した後に、無収縮性のモルタルを打設することによって、コンクリート床版に壁高欄を接合するようになっている。
特開2001−193015号公報 特開2013−36205号公報
しかしながら、上記従来の壁高欄をコンクリート床版の側縁部に沿って設置する技術によれば、プレキャストコンクリート製の壁高欄を、コンクリート床版に強固に接合一体化することができる一方で、走行車両が壁高欄に衝突した際の衝突エネルギーが、緩和されることなく、壁高欄からそのままコンクリート床版に伝わることになって、コンクリート床版を破損しやすくなる。コンクリート床版は、例えば道路橋や高架道路の本体部分を構成するものであることから、コンクリート床版が破損すると、付帯構造物である壁高欄が破損した場合と比較して、その修復に多くの手間とコストがかかることになる。
このため、プレキャストコンクリート製の壁高欄を、コンクリート床版に安定した状態で取り付けることを可能にすると共に、走行車両が壁高欄に衝突した際の衝突エネルギーを、緩和した状態でコンクリート床版に伝えることを可能にして、コンクリート床版が大規模に破損するの回避できるようにする新たな技術の開発が望まれている。
本発明は、プレキャストコンクリート製の壁高欄を、コンクリート床版に安定した状態で取り付けることができると共に、走行車両が壁高欄に衝突した際の衝突エネルギーを、緩和した状態でコンクリート床版に伝えることを可能にして、コンクリート床版が大規模に破損するの効果的に回避することのできるコンクリート壁高欄の取付け構造を提供することを目的とする。
本発明は、コンクリート床版の側縁部に沿って設置されるコンクリート壁高欄の取付け構造であって、前記コンクリート壁高欄は、壁本体部に、傾斜した乗上げ面を有する地覆部を一体成形したプレキャストコンクリート部材として形成されており、前記コンクリート壁高欄の下端部分には、前記コンクリート床版の上面から突出する外側アンカーボルトを挿通させるボルト挿通孔と、該ボルト挿通孔の上端部が開口すると共に前記乗上げ面に開口する締着凹部とが、前記コンクリート壁高欄の長さ方向に間隔をおいて複数箇所に形成されており、前記地覆部の内側下端部には、スプリング構造定着金具が、コンクリート壁高欄の長さ方向に間隔をおいて複数箇所に取り付けられており、前記スプリング構造定着金具は、ボルト締着孔が形成された張出し定着部を有する底面プレート部と、該底面プレート部に一端部が接合されると共に、他端側が前記地覆部の内部に斜めに延設して、前記コンクリート壁高欄の鉄筋と接合されることなく、前記コンクリート壁高欄に埋設される埋設鉄筋とからなり、前記コンクリート床版の上面から突出する外側アンカーボルトの先端を前記地覆部の前記締着凹部に締着させると共に、内側アンカーボルトの先端を前記スプリング構造定着金具の前記張出し定着部に締着させて、前記コンクリート壁高欄を前記コンクリート床版の側縁部に沿って設置するコンクリート壁高欄の取付け構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明のコンクリート壁高欄の取付け構造は、前記スプリング構造定着金具の前記底面プレート部が、当該底面プレート部から立設して配置された複数のリブプレートを含んで形成されており、前記埋設鉄筋は、一端部が前記底面プレート部に接合されて他端側が斜めに延設する下段埋設鉄筋と、一端部が前記リブプレートの上部に接合されて他端側が斜めに延設する上段埋設鉄筋とからなることが好ましい。
また、本発明のコンクリート壁高欄の取付け構造は、上端部が前記締着凹部に開口する前記ボルト挿通孔が、前記外側アンカーボルトの太さの2倍以上の内径を備えるように形成されており、前記ボルト挿通孔の内径よりも大きな外径を有する座金部材を介在させて、前記外側アンカーボルトの先端が前記締着凹部に締着されていることが好ましい。
本発明のコンクリート壁高欄の取付け構造によれば、プレキャストコンクリート製の壁高欄を、コンクリート床版に安定した状態で取り付けることができると共に、走行車両が壁高欄に衝突した際の衝突エネルギーを、緩和した状態でコンクリート床版に伝えることを可能にして、コンクリート床版が大規模に破損するの効果的に回避することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係るコンクリート壁高欄の取付け構造の構成を説明する、(a)は図2のA−Aに沿った略示断面図、(b)は図2のB−Bに沿った略示断面図である。 コンクリート壁高欄を内側から見た、アンカーボルト及び締付けナットを除いた状態で示す正面図である。 コンクリート壁高欄の、アンカーボルト及び締付けナットを除いた状態で示す上面図である。 スプリング構造定着金具の、(a)は側面図、(b)は上面図である。 スプリング構造定着金具の埋設鉄筋がコンクリート壁高欄に埋設された状態を説明する略示断面図である。 ボルト挿通孔及び座金部材の形状を説明する締着凹部の略示下面図である。 コンクリート壁高欄の他の形態を例示する略示断面図である。 スプリング構造定着金具の他の形態を例示する、(a)は略示上面図、(b)は略示側面図である。
本発明の好ましい一実施形態に係るコンクリート壁高欄の取付け構造10は、図1(a)、(b)に示すように、例えば道路橋を新設する際に、コンクリート床版11の側縁部に沿って、プレキャストコンクリート製の部材であるコンクリート壁高欄12を、簡易に且つ安価に設置できるようにするための構造として採用されたものである。また、本実施形態の取付け構造10は、形成したコンクリート壁高欄12に交通事故等によって走行車両が衝突した際に、衝突エネルギーを緩和した状態でコンクリート床版11に伝えることで、コンクリート床版11が大規模に破損するのを回避できるようにする機能を備えている。
そして、本実施形態のコンクリート壁高欄の取付け構造10は、コンクリート床版11の側縁部に沿ってコンクリート壁高欄12を設置するための取付け構造であって、図2及び図3にも示すように、コンクリート壁高欄12は、壁本体部13に、傾斜した乗上げ面14aを有する地覆部14を一体成形したプレキャストコンクリート部材として形成されており、コンクリート壁高欄12の下端部分には、コンクリート床版11の上面から突出する外側アンカーボルト20aを挿通させるボルト挿通孔15(図1(b)参照)と、ボルト挿通孔15の上端部が開口すると共に乗上げ面14aに開口する締着凹部16とが、コンクリート壁高欄12の長さ方向に間隔をおいて複数箇所に形成されており、地覆部14の内側下端部には、スプリング構造定着金具17が、コンクリート壁高欄12の長さ方向に間隔をおいて複数箇所に取り付けられている。スプリング構造定着金具17は、図4(a)、(b)及び図5に示すように、ボルト締着孔18aが形成された張出し定着部18bを有する底面プレート部18と、底面プレート部18に一端部が接合されると共に、他端側が地覆部14の内部に斜めに延設して、コンクリート壁高欄12の鉄筋と接合されることなく、コンクリート壁高欄12に埋設される埋設鉄筋19a,19bとからなる。図1(a)、(b)に示すように、コンクリート床版の上面から突出する外側アンカーボルト20aの先端を地覆部14の締着凹部16に締着させると共に、内側アンカーボルト20bの先端をスプリング構造定着金具17の張出し定着部18bに締着させて、コンクリート壁高欄12をコンクリート床版11の側縁部に沿って設置するようになっている。
また、本実施形態では、図4(a)、(b)及び図5に示すように、スプリング構造定着金具17の底面プレート部18は、当該底面プレート部18から立設して配置された複数のリブプレート18c,18dを含んで形成されており、埋設鉄筋19a,19bは、一端部が底面プレート部18に接合されて他端側が斜めに延設する下段埋設鉄筋19aと、一端部がリブプレート18c,18dの上部に接合されて他端側が斜めに延設する上段埋設鉄筋19bとからなる。
本実施形態では、コンクリート壁高欄12は、図1〜図3に示すように、予め工場等において、いわゆるフロリダ型の壁高欄として、壁本体部13と地覆部14とが一体となったプレキャストコンクリート製の鉄筋コンクリート部材として製造される。コンクリート壁高欄12は、例えば高さが995mm程度、長さが1990mm程度の矩形の正面形状を有すると共に、厚さが200〜300mm程度の縦長偏平な略直角台形状の壁本体部13の下端部分から、地覆部14を内側に突出させることで、395mm程度の底面幅となった断面形状を有する、角部が面取りされた厚板形状に形成されている。コンクリート壁高欄12は、コンクリート床版11の側縁部に沿って、例えば無収縮モルタル等による10mm程度の幅の目地部21を介在させた状態で(図2、図3参照)、長さ方向に複数連設配置されることで、コンクリート床版11の側縁部に沿って延設する一連の壁体を構成する。これらの複数連設配置されたコンクリート壁高欄12は、例えば長さ方向に貫通させて上部に埋設したシース管22に、PC鋼線等を挿通することによって、連設方向に互いに連結しておくことが好ましい。
また、本実施形態では、コンクリート壁高欄12の地覆部14は、縦長偏平な略直角台形状の壁本体部13の斜めに切り立った内側面における、コンクリート壁高欄12の底面から265mm程度の高さ位置から、斜め下方に傾斜する乗上げ面14aを内側に張り出させると共に、乗上げ面14aの先端部分を85mm程度の高さの垂直面14bに接続した断面形状を備えるように、壁本体部13の内側に突出させて壁本体部13と一体として設けられている。
コンクリート壁高欄12に、乗上げ面14aを有する地覆部14が設けられていることにより、走行車両がコンクリート壁高欄12に衝突する際に、地覆部14の乗上げ面14aに車輪を乗り上げさせてから、壁本体部13に車両を衝突させることで、コンクリート壁高欄12に負荷される衝突時のエネルギーを、効果的に緩和することが可能になる。
さらに、本実施形態では、コンクリート壁高欄12の下端部分には、地覆部14の乗上げ面14aに開口させて、複数の締着凹部16が、直立した外側面側に向けて横方向に窪んで形成されており、これらの締着凹部16の各々の下面16aに上端開口を開口させて、ボルト挿通孔15が、縦方向に延設して形成されている。またコンクリート壁高欄12の天面及び底面には、吊上げ用のインサートアンカー23が、2箇所づつ埋め込み配置されて取り付けられている。
締着凹部16は、本実施形態では、締付けナット24(図1(b)参照)の締付け作業を内部で行える大きさとして、例えば高さ115mm、幅130mm程度の大きさの矩形の正面形状を備えると共に(図2参照)、下面16aに沿った深さが194mm程度となるように、横方向に窪んで形成されている。締着凹部16は、本実施形態では、コンクリート壁高欄12の長さ方向に例えば500mm程度の中心間ピッチで、3箇所に形成されている。
ボルト挿通孔15は、本実施形態では、長径が100mm程度、短径が60mm程度の大きさの、長円の断面形状を有しており(図3、図6参照)、長径及び短径のいずれもが、例えばボルト径が20mm程度の外側アンカーボルト20aの太さの2倍以上の内径を備えている。ボルト挿通孔15は、下端開口をコンクリート壁高欄12の底面に開口させると共に、上端開口を締着凹部16の下面16aに開口させて、締着凹部16と同様に、例えば500mm程度の中心間ピッチで、縦方向に延設して3箇所に形成されている。
コンクリート床版11の側縁部に沿ってコンクリート壁高欄12を取り付ける際に、各々のボルト挿通孔15には、例えば打込み式のケミカルアンカーとしてコンクリート床版11の上面から突出して固定された外側アンカーボルト20aが挿通されると共に、締着凹部16の下面16aから突出する外側アンカーボルト20aの先端雄ネジ部に、ボルト挿通孔15の内径である当該ボルト挿通孔15の短径よりも大きな外径を有する座金部材25を介在させて、締付けナット24を締め付けることにより、外側アンカーボルト20aの先端が締着凹部16に締着されるようになっている。
ここで、座金部材25は、例えば厚さが12mm程度の金属プレートからなり、図6に示すように、ボルト挿通孔15の短径よりも大きく長径よりも小さな、例えば直径が88mm程度の円形座金となっている。座金部材25の中央部分には、例えば短径が23mm程度、長径が60mm程度の大きさの、縦長の長円形状のボルト締着孔25aが開口形成されている。座金部材25は、ボルト挿通孔15の短径方向に跨るように配置されて、短径方向両側の周縁部分をボルト締着孔25aの開口周縁部分に係止した状態で、ボルト締着孔25aに挿通された外側アンカーボルト20aの先端雄ネジ部に締付けナット24を締め付けさせることにより、ボルト挿通孔15の内径よりも相当程度小さな太さの外側アンカーボルト20aの先端を、当該座金部材25を介して、締着凹部16の下面16aに安定した状態で締着させることができるようになっている。
地覆部14の内側下端部に取り付けられるスリング構造定着金具17は、図4(a)、(b)に示すように、張出し定着部18bを有する底面プレート部18と、底面プレート部18に一端部が接合される埋設鉄筋19a,19bとからなる。スプリング構造定着金具17は、コンクリート壁高欄12を予め工場等においてプレキャストコンクリート製の鉄筋コンクリート部材として製造する際に、コンクリートを流し込む型枠の所定の位置に配設しておくことにより、張出し定着部18b以外の部分をコンクリートの内部に埋め込んだ状態で、コンクリート壁高欄12に一体として取り付けることができる(図5参照)。スプリング構造定着金具17は、本実施形態では、例えば500mm程度の中心間ピッチで、隣接する締着凹部16の間の中間位置、及びコンクリート壁高欄12の長手方向両側の端部と締着凹部16との間の中間位置に配置されて、4箇所に取り付けられている(図2、図3参照)。
スプリング構造定着金具17の底面プレート部18は、本実施形態では、例えば幅が300mm程度、長さが160mm程度の略矩形の平面形状を備える、厚さが9mm程度の鋼製プレートに、折曲げ加工等を施すことによって、複数のリブプレート18c,18dを含んだ形状に形成される。すなわち、底面プレート部18には、上述の鋼製プレートの幅方向両側の略50mm幅の部分を垂直に折り曲げて立設させることで、側面リブプレート18cが形成されると共に、両側の側面リブプレート18dの間の中央部分を横断するようにして、中央リブプレート18dが、溶接等によって底面プレート部18に接合されて、側面リブプレート18cと平行に立設して形成される。これらのリブプレート18c,18dは、張出し定着部18b側から埋設鉄筋19a,19b側に向けて高さが高くなるように、上端面を斜めに傾斜させて形成することが好ましい。
また、底面プレート部18には、図4(a)、(b)における右側略半分の領域を、張出し定着部18bとして、この張出し定着部18bの中央リブプレート18dを挟んだ両側部分に、例えば短径が30mm程度、長径が60mm程度の大きさの、横長の長円形状のボルト締着孔18aが各々開口形成されている。
コンクリート床版11の側縁部に沿ってコンクリート壁高欄12を取り付ける際に、各々のボルト締着孔18aには、例えば打込み式のケミカルアンカーとしてコンクリート床版11の上面から突出して固定された内側アンカーボルト20bが挿通されると共に、ボルト締着孔18aから突出する内側アンカーボルト20bの先端雄ネジ部に、好ましくは座金部材を介在させて、締付けナット24を締め付けることにより、内側アンカーボルト20bの先端が張出し定着部18bに締着される。
スプリング構造定着金具17の埋設鉄筋19a,19bは、例えばD13程度の太さの異形鉄筋からなる。埋設鉄筋19a,19bは、一端部の接合基端部19a’,19b’から、他端部側の埋設本体部19a”,19b”が斜めに折れ曲がった形状を有している。本実施形態では、上述のように、下段埋設鉄筋19aの接合基端部19a’を、側面リブプレート18cや中央リブプレート18dの立設基部に沿って、溶接等により底面プレート部18に接合することで、3本の下段埋設鉄筋19aが、スプリング構造定着金具17に、埋設本体部19a”を底面プレート部18に対して斜めに延設させた状態で取り付けられている。また上段埋設鉄筋19bの接合基端部19b’を、側面リブプレート18cや中央リブプレート18dの上端部に沿って、溶接等により接合することで、3本の上段埋設鉄筋19bが、スプリング構造定着金具17に、埋設本体部19b”を底面プレート部18に対して斜めに延設させた状態で取り付けられている。これらによって、下段埋設鉄筋19a及び上段埋設鉄筋19bは、埋設本体部19a”,19b”を、高さが異なるように上下に2段に延設させた状態で、底面プレート部18に一体として接合されることになる。
また、埋設鉄筋19a,19bは、コンクリート壁高欄12が予め工場等においてプレキャストコンクリート製の鉄筋コンクリート部材として製造される際に、図5に示すように、他端側の埋設本体部19a”,19b”を、地覆部14の鉄筋、及び壁本体部13の鉄筋の内側まで斜めに延設させた状態で、コンクリート壁高欄12の鉄筋と接合されることなく、コンクリート壁高欄12に埋設されることになる。
本実施形態の取付け構造10によって、上述の構成を備えるコンクリート壁高欄12をコンクリート床版11の側縁部に沿って設置するには、例えば吊上げ用のインサートアンカー24を介して各々のコンクリート壁高欄12を吊上げて、コンクリート床版11の側縁部に沿った所定の位置に据え付ける。コンクリート壁高欄12のコンクリート床版11の側縁部への取り付けは、打込み式のケミカルアンカーとしてコンクリート床版11の上面に打ち込まれて固定されている外側アンカーボルト20aを、締着凹部16に開口するボルト挿通孔15に挿通すると共に、同じく打込み式のケミカルアンカーとしてコンクリート床版11の上面に打ち込まれて固定されている内側アンカーボルト20bを、スプリング構造定着金具17の張出し定着部18bに開口するボルト締着孔18aに挿通した状態で、コンクリート壁高欄12を、例えば壁本体部13の外側面をコンクリート床版11の端面と面一に配置して位置決めする。
また、本実施形態では、コンクリート床版11の側縁部にコンクリート壁高欄12を据え付ける際に、コンクリート床版11の上面とコンクリート壁高欄12の底面との間に例えば無収縮性グラウト材26を、例えば20mm程度の厚さで充填することで、無収縮性グラウト材26を介在させた状態で、コンクリート壁高欄12がコンクリート床版11の側縁部に沿って設置されるようになっている。無収縮性グラウト材26を介在させることにより、コンクリート床版11の側縁部の上面の不陸を整正して、コンクリート壁高欄12をより安定した状態で設置することが可能になる。
なお、本実施形態では、例えば道路橋にコンクリート壁高欄12を新設する際の取付け構造10として、本発明を説明しているが、破損したり老朽化したコンクリート壁高欄を取り替える際にも、古いコンクリート壁高欄を撤去した部分のコンクリート床版の上面と、コンクリート壁高欄の底面との間に好ましくは無収縮性グラウト材を介在させることによって、コンクリート床版の上面の不陸を整正して、コンクリート壁高欄をより安定した状態で設置することが可能になる。また、無収縮性グラウト材26は、例えばコンクリート壁高欄12の底面とコンクリート床版11の側縁部の上面との間に、コンクリート壁高欄12の底面の両側の縁部に沿って配置した棒状のスペーサ部材を介在させて、当該底面を無収縮性グラウト材26の厚さ分浮かせた状態で、コンクリート壁高欄12を所定の位置に据え付けた後に、両側のスペーサ部材を型枠代わりとして、コンクリート壁高欄12の底面とコンクリート床版11の上面との間の隙間に無収縮性グラウト材26を送り込むことによって、これらの間の無収縮性グラウト材26を介在させることができる。
各々のコンクリート壁高欄12を吊上げて、コンクリート床版11の側縁部に沿った所定の位置に据え付けたら、上述のようにボルト挿通孔15に挿通されて締着凹部16の下面16aから突出する外側アンカーボルト20aの先端雄ネジ部に、座金部材25を介在させて締付けナット24を締め付けることにより、外側アンカーボルト20aの先端を締着凹部16に締着させると共に、張出し定着部18bのボルト締着孔18aに挿通されて当該ボルト締着孔18aから突出する内側アンカーボルト20bの先端雄ネジ部に、適宜座金部材を介在させて締付けナット24を締め付けることにより、内側アンカーボルト20bの先端をスプリング構造定着金具17の張出し定着部18bに締着させる。これらによって、各々のコンクリート壁高欄12が、コンクリート壁高欄を現場打ちコンクリートによって形成する場合と比較して、簡易に且つ容易に、コンクリート床版11の側縁部に沿って安定した状態で設置することが可能になる。
そして、上述の構成を備える本実施形態のコンクリート壁高欄の取付け構造10によれば、プレキャストコンクリート製の壁高欄12を、コンクリート床版11に安定した状態で取り付けることが可能になると共に、走行車両が壁高欄に衝突した際の衝突エネルギーを、緩和した状態でコンクリート床版に伝えるようにして、コンクリート床版が大規模に破損するの効果的に回避することが可能になる。
すなわち、本実施形態の取付け構造10によれば、コンクリート壁高欄12は、壁本体部13に傾斜した乗上げ面14aを有する地覆部14を一体成形したプレキャストコンクリート部材として形成されており、コンクリート壁高欄12の下端部分には、コンクリート床版11の上面から突出する外側アンカーボルト20aを挿通させるボルト挿通孔15と、ボルト挿通孔15の上端部が開口すると共に乗上げ面14aに開口する締着凹部16とが、コンクリート壁高欄12の長さ方向に間隔をおいて複数箇所に形成されており、地覆部14の内側下端部には、スプリング構造定着金具17が、コンクリート壁高欄12の長さ方向に間隔をおいて複数箇所に取り付けられているので、コンクリート床版11の上面から突出する外側アンカーボルト20aの先端を地覆部14の締着凹部16に締着させると共に、内側アンカーボルト20bの先端をスプリング構造定着金具17の張出し定着部18bに締着させることにより、コンクリート壁高欄12を、コンクリート床版11の側縁部に沿って簡易に且つ安定した状態で取り付けることが可能になる。
また、地覆部14の内側下端部に取り付けられたスプリング構造定着金具17は、ボルト締着孔18aが形成された張出し定着部18bを有する底面プレート部18と、底面プレート部18に一端部が接合されると共に、他端側が地覆部14の内部に斜めに延設して、コンクリート壁高欄12の鉄筋と接合されることなくコンクリート壁高欄12に埋設される埋設鉄筋19a,19bとからなり、内側アンカーボルト20bは、地覆部14の内側に張り出した張出し定着部18bのボルト締着孔18aに締着されるようになっているので、スプリング構造定着金具17は、埋設鉄筋19a,19bがコンクリート壁高欄12の鉄筋と接合されていなことと相俟って、特に底面プレート部18の張出し定着部18bの、地覆部14の垂直面14bによる先端とボルト締着孔18aとの間の部分が塑性変形することで、走行車両が壁高欄12に衝突して壁本体部13が外側に傾く方向の衝突エネルギーを効果的に吸収することが可能になると共に、衝突エネルギーを効率良く緩和した状態でコンクリート床版に伝えることが可能になる。これらによって、コンクリート床版が大規模に破損するの効果的に回避することが可能になる。
さらに、本実施形態では、上端部が締着凹部16に開口するボルト挿通孔15は、外側アンカーボルト20aの太さの2倍以上の内径を備えるように形成されていて、ボルト挿通孔15の内径よりも大きな外径を有する座金部材25を介在させて、外側アンカーボルト20aの先端が締着凹部16に締着されているので、締着された外側アンカーボルト20aの周囲には、ボルト挿通孔15の内周面との間に相当の幅の隙間が保持されることで、走行車両が壁高欄12に衝突した際に、張出し定着部18bを塑性変形させつつコンクリート壁高欄12が外側に傾く動きを外側アンカーボルト20aが阻害し難くなることによって、衝突エネルギーをさらに効率良く緩和した状態でコンクリート床版11に伝えることが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の取付け構造によってコンクリート床版の側縁部に沿って設置されるコンクリート壁高欄は、フロリダ型の壁高欄である必要は必ずしも無く、例えば図7に示すような、壁本体部13’が直壁となった壁高欄12’等の、その他の種々の形状の、乗上げ面を有する地覆部を壁本体部に一体成形したプレキャストコンクリート製の壁高欄であっても良い。また、スプリング構造定着金具は、上記実施形態の形状のものに限定されることなく、コンクリート壁高欄の形状や大きさ等に応じて、種々の形状のものを採用することができる。例えば図8(a)、(b)に示すように、中央リブプレートを設けることなく、両側の側面リブプレート18c’のみを底面プレート部18’から立設させて、スプリング構造定着金具17’とすることもでき、リブプレートを設けることなく、埋設鉄筋を1段のみ延設させて、スプリング構造定着金具とすることもできる。
10 コンクリート壁高欄の取付け構造
11 コンクリート床版
12 コンクリート壁高欄
13 壁本体部
14 地覆部
14a 傾斜した乗上げ面
15 ボルト挿通孔
16 締着凹部
16a 下面
17 スプリング構造定着金具
18 底面プレート部
18a ボルト締着孔
18b 張出し定着部
18c 側面リブプレート
18d 中央リブプレート
19a 下段埋設鉄筋
19b 上段埋設鉄筋
20a 外側アンカーボルト
20b 内側アンカーボルト
24 締付けナット
25 座金部材

Claims (3)

  1. コンクリート床版の側縁部に沿って設置されるコンクリート壁高欄の取付け構造であって、
    前記コンクリート壁高欄は、壁本体部に、傾斜した乗上げ面を有する地覆部を一体成形したプレキャストコンクリート部材として形成されており、
    前記コンクリート壁高欄の下端部分には、前記コンクリート床版の上面から突出する外側アンカーボルトを挿通させるボルト挿通孔と、該ボルト挿通孔の上端部が開口すると共に前記乗上げ面に開口する締着凹部とが、前記コンクリート壁高欄の長さ方向に間隔をおいて複数箇所に形成されており、
    前記地覆部の内側下端部には、スプリング構造定着金具が、コンクリート壁高欄の長さ方向に間隔をおいて複数箇所に取り付けられており、
    前記スプリング構造定着金具は、ボルト締着孔が形成された張出し定着部を有する底面プレート部と、該底面プレート部に一端部が接合されると共に、他端側が前記地覆部の内部に斜めに延設して、前記コンクリート壁高欄の鉄筋と接合されることなく、前記コンクリート壁高欄に埋設される埋設鉄筋とからなり、
    前記コンクリート床版の上面から突出する外側アンカーボルトの先端を前記地覆部の前記締着凹部に締着させると共に、内側アンカーボルトの先端を前記スプリング構造定着金具の前記張出し定着部に締着させて、前記コンクリート壁高欄を前記コンクリート床版の側縁部に沿って設置するコンクリート壁高欄の取付け構造。
  2. 前記スプリング構造定着金具の前記底面プレート部は、当該底面プレート部から立設して配置された複数のリブプレートを含んで形成されており、前記埋設鉄筋は、一端部が前記底面プレート部に接合されて他端側が斜めに延設する下段埋設鉄筋と、一端部が前記リブプレートの上部に接合されて他端側が斜めに延設する上段埋設鉄筋とからなる請求項1記載のコンクリート壁高欄の取付け構造。
  3. 上端部が前記締着凹部に開口する前記ボルト挿通孔は、前記外側アンカーボルトの太さの2倍以上の内径を備えるように形成されており、前記ボルト挿通孔の内径よりも大きな外径を有する座金部材を介在させて、前記外側アンカーボルトの先端が前記締着凹部に締着されている請求項1又は2記載のコンクリート壁高欄の取付け構造。
JP2013208270A 2013-10-03 2013-10-03 コンクリート壁高欄の取付け構造 Active JP5968846B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013208270A JP5968846B2 (ja) 2013-10-03 2013-10-03 コンクリート壁高欄の取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013208270A JP5968846B2 (ja) 2013-10-03 2013-10-03 コンクリート壁高欄の取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015071907A true JP2015071907A (ja) 2015-04-16
JP5968846B2 JP5968846B2 (ja) 2016-08-10

Family

ID=53014453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013208270A Active JP5968846B2 (ja) 2013-10-03 2013-10-03 コンクリート壁高欄の取付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5968846B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106835977A (zh) * 2017-03-07 2017-06-13 郑州大学 一种预制拼装的防撞护栏
JP2017115347A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 阪神高速技研株式会社 鉄筋コンクリート製壁高欄およびその製造方法
JP2017133186A (ja) * 2016-01-26 2017-08-03 株式会社奥村組 鋼製地覆部の取付け構造
JP2017133184A (ja) * 2016-01-26 2017-08-03 株式会社奥村組 コンクリート壁高欄の取付け構造
JP2017193887A (ja) * 2016-04-21 2017-10-26 株式会社奥村組 コンクリート壁の解体改修工法
CN108560417A (zh) * 2018-05-24 2018-09-21 中交路桥华南工程有限公司 护栏的快速施工方法及定位胎架
CN109750598A (zh) * 2018-12-18 2019-05-14 中交第一航务工程局有限公司 一种易拆除的新泽西护栏结构及施工方法
CN109826139A (zh) * 2019-03-25 2019-05-31 沈阳建筑大学 一种轻质装配式rpc防撞墙墙体及其施工方法
CN110258337A (zh) * 2019-05-17 2019-09-20 河南省公路工程局集团有限公司 一种桥梁混凝土防撞护栏的施工方法
CN111927199A (zh) * 2020-08-04 2020-11-13 黄强微 一种水泥建筑预制件
JP2021014724A (ja) * 2019-07-12 2021-02-12 鹿島建設株式会社 壁高欄の補修方法
CN114277696A (zh) * 2022-01-24 2022-04-05 杭州江润科技有限公司 现浇钢筋混凝土可拆卸组合式护栏及施工方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109056520A (zh) * 2018-09-07 2018-12-21 上海建工材料工程有限公司 一种预制高架防护栏板的螺栓连接工艺

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63130507U (ja) * 1987-02-19 1988-08-26
JPH09296414A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Nippon Samikon Kk コンクリート製壁高欄及び路側壁
JP2013011143A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 East Japan Railway Co 鉄筋ダンパー定着構造及び耐震工法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63130507U (ja) * 1987-02-19 1988-08-26
JPH09296414A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Nippon Samikon Kk コンクリート製壁高欄及び路側壁
JP2013011143A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 East Japan Railway Co 鉄筋ダンパー定着構造及び耐震工法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017115347A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 阪神高速技研株式会社 鉄筋コンクリート製壁高欄およびその製造方法
JP2017133186A (ja) * 2016-01-26 2017-08-03 株式会社奥村組 鋼製地覆部の取付け構造
JP2017133184A (ja) * 2016-01-26 2017-08-03 株式会社奥村組 コンクリート壁高欄の取付け構造
JP2017193887A (ja) * 2016-04-21 2017-10-26 株式会社奥村組 コンクリート壁の解体改修工法
CN106835977B (zh) * 2017-03-07 2018-09-28 郑州大学 一种预制拼装的防撞护栏
CN106835977A (zh) * 2017-03-07 2017-06-13 郑州大学 一种预制拼装的防撞护栏
CN108560417A (zh) * 2018-05-24 2018-09-21 中交路桥华南工程有限公司 护栏的快速施工方法及定位胎架
CN108560417B (zh) * 2018-05-24 2024-02-06 中交路桥华南工程有限公司 护栏的快速施工方法及定位胎架
CN109750598A (zh) * 2018-12-18 2019-05-14 中交第一航务工程局有限公司 一种易拆除的新泽西护栏结构及施工方法
CN109826139A (zh) * 2019-03-25 2019-05-31 沈阳建筑大学 一种轻质装配式rpc防撞墙墙体及其施工方法
CN110258337A (zh) * 2019-05-17 2019-09-20 河南省公路工程局集团有限公司 一种桥梁混凝土防撞护栏的施工方法
JP2021014724A (ja) * 2019-07-12 2021-02-12 鹿島建設株式会社 壁高欄の補修方法
JP7263164B2 (ja) 2019-07-12 2023-04-24 鹿島建設株式会社 壁高欄の補修方法
CN111927199A (zh) * 2020-08-04 2020-11-13 黄强微 一种水泥建筑预制件
CN114277696A (zh) * 2022-01-24 2022-04-05 杭州江润科技有限公司 现浇钢筋混凝土可拆卸组合式护栏及施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5968846B2 (ja) 2016-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5968846B2 (ja) コンクリート壁高欄の取付け構造
KR102108417B1 (ko) 시설물 설치를 위한 콘크리트 구조물의 기초 앵커 설치용 자력식 지그 및 그 지그를 이용한 콘크리트 구조물 시공방법
KR101765762B1 (ko) 교량 캔틸레버부 및 그 시공방법
KR101339946B1 (ko) 프리캐스트 조립식 교각
KR20150078249A (ko) 교량의 캔틸레버 시공구조 및 그 시공방법
KR101638093B1 (ko) 힌지 거동형 pc 벽체를 이용한 라멘교 및 이 시공 방법
KR101101208B1 (ko) 캔틸레버부 시공을 위한 프리캐스트 데크플레이트 및 이를 이용한 교량 슬래브 시공방법
KR101129698B1 (ko) 캔틸레버 시공용 행거식 가설재 및 그를 이용한 캔틸레버부 시공방법
JP5386379B2 (ja) 橋梁に於けるプレキャスト床版の継手
KR101750177B1 (ko) 절단 브리지형 펀칭전단 보강재 및 이를 이용한 기초판의 시공방법
KR101395129B1 (ko) 교량 슬래브용 프리캐스트 패널 및 이를 이용한 교량 슬래브 시공방법
KR20180010685A (ko) 투시형 벽돌벽 및 그 시공방법
KR101639592B1 (ko) 교량용 조립형 경량거더 및 이를 이용한 교량의 시공방법
KR20160015101A (ko) 보수, 보강 또는 리모델링시에 보의 단부에 작용하는 부모멘트에 대한 단면 내력을 증가시키는 방법
KR101124820B1 (ko) 슬래브 구축용 결합구조
KR101714159B1 (ko) 전도방지장치가 구비된 휨모멘트 전달 분리장치 및 이를 이용한 라멘교
KR101165972B1 (ko) 파일과 상부 구조물의 결합에 따른 직립 구조물
JP2010121434A (ja) 道路橋用幅員拡張材の設置方法
JP6652755B2 (ja) 道路床版とPCa壁高欄との接合構造および接合方法
KR101482523B1 (ko) 안전휀스 설치 구성을 가지는 조립식 노듈러 거더, 이를 이용한 교량 및 그 시공방법
JP5041481B2 (ja) 既設支承装置の更新方法及び更新構造
KR101427008B1 (ko) 매립형 고정 지그를 갖는 합벽 지지대 고정장치
KR200460577Y1 (ko) 난간 지주
KR20170123371A (ko) 철골-콘크리트 하이브리드 상하 pc기둥 간 강접합 조인트 결합구조와 고정식 플레이트를 이용한 철골-콘크리트 하이브리드 pc기둥 및 pc보의 강접합 조인트 결합구조
KR200421858Y1 (ko) 지주보강부재

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150804

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5968846

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250